JP4154605B2 - 熱伝導性シリコーン放熱用組成物及び放熱構造の製造方法 - Google Patents

熱伝導性シリコーン放熱用組成物及び放熱構造の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱伝導性充填材を混合したシリコーン放熱用組成物に関し、特に発熱性電子部品の放熱のために、発熱性電子部品の熱境界面とヒートシンク又は回路基板などの熱放散部材との間に介装する熱伝達材料として有効な熱伝導性シリコーン放熱用組成物及び放熱構造の製造方法に関する。
電子機器に使用されるCPU、ドライバICやメモリー等の電子部品は、高性能化・高速化・小型化・高集積化に伴い、それ自身が大量の熱を発生するようになり、その熱によるチップの温度上昇はチップの動作不良、破壊を引き起こす。そのため、動作中の電子部品の温度上昇を抑制するための多くの放熱方法及びそれに使用する放熱部材が提案されている。
従来、電子機器等においては、動作中の電子部品の温度上昇を抑えるために、アルミニウムや銅等の熱伝導率の高い金属板を用いたヒートシンク等の熱放散部材が使用されている。
ここで、電子部品から発生する熱を熱放散部材に効率よく伝えるために、柔軟性を有するシートや、グリースを発熱性電子部品と熱放散部材との間に介装させ、このシート又はグリースを介して発熱性電子部品からヒートシンク等の熱放散部材への熱伝導を実現している。
これらシート及びグリースは、熱放散部材が電子部品及びその近傍に固定され、押し付けられている状態で用いられる場合には非常に有効であるが、発熱性電子部品と熱放散部材との間に広い間隙が存在する場合には問題があった。
このような電子部品と熱放散部材との間に広い間隙が存在する場合、グリースではこの間隙を埋めるだけの量を塗布することが困難であり、塗布できたとしても、形状を保持できずに流れ出してしまうという問題があった。
また、ゴムシートを用いることによりこの間隙は容易に埋めることができるが、環境温度や振動により電子部品と放熱部材の間隙が狭くなるような場合、発熱性電子部品にかかる応力が大きすぎて発熱性電子部品を破損するおそれがあった。
なお、本発明に関連する公知文献としては、下記のものがある。
特開2002−33427号公報 特開2002−261206号公報
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、発熱性電子部品等の被放熱物と熱放散部材との間にある変位性の間隙を埋めることができ、良好な放熱特性を有する熱伝導性シリコーン放熱用組成物及び放熱構造の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、(a)アルケニル基を有するオルガノポリシロキサン、(b)熱伝導性充填材、(c)ケイ素原子に直接結合した水素原子を分子中に平均で2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(c)成分中のケイ素原子に直接結合した水素原子/(a)成分中のアルケニル基がモル比で0.6を超え10.0未満となる量、(d)白金族系付加反応触媒、及び(e)脂肪族不飽和基を含有する揮発性反応制御剤:(c)成分中のケイ素原子に直接結合した水素原子/[(a)成分中のアルケニル基+(e)成分中の不飽和基]がモル比で0.05〜0.5となる量を含有する熱伝導性シリコーン放熱用組成物を、発熱性電子部品等の被放熱物と熱放散部材との間隙に装着した後、放熱用組成物を加熱した場合、(e)成分が該放熱用組成物の表面から揮発することにより、その表面が硬化して形状を保持し、また中心部は未硬化の状態であるため、被放熱物と熱放散部材との間隙が変位してもその変位に沿うように変形し、過剰な応力がかかることがなく、これにより良好な放熱特性が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記に示す熱伝導性シリコーン放熱用組成物及び放熱構造の製造方法を提供する。
〔1〕発熱性電子部品と熱放散部材との間隙に装着され、発熱性電子部品の熱を熱放散部材に放熱する放熱材用の熱伝導性シリコーン放熱用組成物であって、
(a)1分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
(b)熱伝導性充填材:300〜5,000質量部、
(c)ケイ素原子に直接結合した水素原子を分子中に平均で2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン(c)成分中のケイ素原子に直接結合した水素原子/(a)成分中のアルケニル基がモル比で0.6を超え10.0未満となる量
(d)白金族金属系付加反応触媒:(a)成分に対する白金族金属元素の質量換算で0.1〜1,000ppm、
(e)脂肪族不飽和基を有する窒素化合物、脂肪族不飽和基を有するイオウ化合物、脂肪族不飽和基を有するリン化合物、及びアセチレンアルコール化合物から選ばれ、60℃以上の沸点を持ち、150℃での蒸気圧が1hPa以上であり、(a)成分中のアルケニル基と(c)成分中のSi−H基との付加反応を抑制する揮発性反応制御剤(c)成分中のケイ素原子に直接結合した水素原子/[(a)成分中のアルケニル基+(e)成分中の不飽和基]がモル比で0.1〜0.5となる量
を含有してなることを特徴とする60〜150℃雰囲気に1分〜12時間放置することにより上記(e)成分が表面から揮発して表面部分が(a)成分と(c)成分との付加反応により硬化した状態となり、かつ中心部は未硬化の状態となる伝導性シリコーン放熱用組成物。
〔2〕揮発性反応制御剤(e)が、アセチレンアルコール化合物であることを特徴とする〔1〕記載の熱伝導性シリコーン放熱用組成物。
〔3〕熱伝導性充填材(b)が、金属、酸化物、窒化物、炭化物及び人工ダイヤモンドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕記載の熱伝導性シリコーン放熱用組成物。
〔4〕〔1〕,〔2〕又は〔3〕記載の熱伝導性シリコーン放熱用組成物を発熱性電子部品と熱放散部材との間隙に装着した後、放熱用組成物を60〜150℃に1分〜12時間加熱し、該放熱用組成物中の(e)成分を放熱用組成物表面から揮発させて(a)成分と(c)成分とを付加反応させることにより、その表面を硬化させ、かつ中心部を未硬化の状態とした、発熱性電子部品の熱を熱放散部材に放熱する放熱材を形成することを特徴とする放熱構造の製造方法
なお、本発明において、変位とは、被放熱物と熱放散部材との間隙が環境温度や振動により広がったり、狭まったりすることを意味する。
本発明の熱伝導性シリコーン放熱用組成物は、これを発熱性電子部品等の被放熱物と熱放散部材との間にある変位性の間隙に装着した後、加熱して表面のみを硬化した場合、垂れ落ちることがなく、間隙の変位に対しても被放熱物から剥がれたり、被放熱物に対して過剰な応力がかかることなく、良好な放熱特性を示すものである。
本発明に用いられる(a)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中に好ましくは2個以上のアルケニル基を有するものであり、通常は、主鎖部分が基本的にジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなるものが好ましい。(a)成分の具体例としては、下記一般式(1)〜(3)で表されるものが挙げられる。
Figure 0004154605
(式中、R1は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非置換又は置換の1価炭化水素基であり、Xはアルケニル基であり、a,bは0又は0を超える正数、c,dは正数である。)
上記式中、R1の脂肪族不飽和結合を含有しない非置換又は置換の1価炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、ビフェニリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、メチルベンジル基等のアラルキル基、並びにこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部又は全部が、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、シアノ基などで置換された基、例えば、クロロメチル基、2−ブロモエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、クロロフェニル基、フルオロフェニル基、シアノエチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基等の炭素原子数が1〜10、特に炭素原子数が1〜6のものが挙げられ、これらの中でも好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、クロロメチル基、ブロモエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノエチル基等の炭素原子数1〜3の非置換又は置換のアルキル基、及びフェニル基、クロロフェニル基、フルオロフェニル基等の非置換又は置換のフェニル基である。また、R1は全てが同一であっても、異なっていてもよい。
Xのアルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基等の通常、炭素原子数2〜8程度のものが挙げられ、中でもビニル基、アリル基等の低級アルケニル基が好ましく、特にはビニル基が好ましい。
式中、aは0又は0を超える正数であるが、10≦a≦10,000を満たす正数であることが好ましく、より好ましくは50≦a≦2,000を満たす正数であり、更に好ましくは100≦a≦1,000を満たす正数である。bは0又は0を超える正数であるが、望ましくは0≦b/(a+b)≦0.5であり、更に望ましくは0≦b/(a+b)≦0.1である。cは正数であるが、望ましくは0<c/(a+c)≦0.5であり、更に望ましくは0<c/(a+c)≦0.1である。dは正数であるが、望ましくは0<d/(a+d)≦0.5であり、更に望ましくは0<d/(a+d)≦0.1である。
このオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用しても、複数の異なるものを併用しても構わない。また、このオルガノポリシロキサンは、JIS Z 8803により測定した25℃における粘度が0.5〜10,000mm2/sであることが好ましく、1.0〜1,000mm2/sであることがより好ましい。
本発明に用いられる(b)成分の熱伝導性充填材は、非磁性の銅、アルミニウム等の金属、アルミナ、シリカ、マグネシア、ベンガラ、ベリリア、チタニア、ジルコニア等の金属酸化物、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素等の金属窒化物、人工ダイヤモンドあるいは炭化ケイ素等、一般に熱伝導性充填材とされる物質を用いることができる。
これら熱伝導性充填材は、平均粒径が0.1〜100μm、望ましくは0.5〜50μm、更に望ましくは0.5〜30μmのものを用いることができる。0.1μm未満であると組成物の粘度が高くなりすぎ、取り扱い性に劣る場合があり、100μmを超えると組成物の粘りがなくなり、多少の変位で崩れる場合がある。これら充填材は1種単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。また、平均粒径の異なる粒子を2種以上用いることも可能である。なお、本発明において、平均粒径は、例えばレーザー光回折法等による重量平均値(又はメディアン径)等として求めることができる。
熱伝導性充填材の配合量は、(a)成分100質量部に対して300〜5,000質量部であることが好ましく、より好ましくは500〜3,000質量部である。熱伝導性充填材の配合量が5,000質量部を超えると、間隙に変位が起きた際に被放熱体への応力が大きくなりすぎるおそれがあり、300質量部未満であると所望の熱伝導性を得ることができない場合がある。
本発明に用いられる(c)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、分子中に平均2個以上のケイ素原子に直接結合した水素原子(Si−H基)を有するものであり、このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、下記平均構造式(4)〜(6)で表される単一又は混合物を用いることができる。
Figure 0004154605
(式中、R2は脂肪族不飽和結合を含有しない非置換又は置換の1価炭化水素基であり、eは0又は正数,fは2以上の正数,gは1以上の正数,hは0又は正数である。)
式(4)〜(6)中、R2の脂肪族不飽和結合を含有しない非置換又は置換の1価炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基などのアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、ビフェニリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、メチルベンジル基等のアラルキル基、並びにこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部又は全部が、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、シアノ基などで置換された基、例えば、クロロメチル基、2−ブロモエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、クロロフェニル基、フルオロフェニル基、シアノエチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基等が挙げられ、代表的なものは炭素原子数が1〜10、特に代表的なものは炭素原子数が1〜6のものであり、好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、クロロメチル基、ブロモエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノエチル基等の炭素原子数1〜3の非置換又は置換のアルキル基、及びフェニル基、クロロフェニル基、フルオロフェニル基等の非置換又は置換のフェニル基である。また、R2は全てが同一であることを限定するものではない。式(4)〜(6)中のeは0又は正数であり、は2以上の正数、gは1以上の正数、hは0又は正数である。
(c)成分の配合量は、(c)成分中のSi−H基/(a)成分中のアルケニル基がモル比で0.6を超え10.0未満となる量であり、好ましくは1.0〜5.0となる量である。0.6以下であると組成物表面の硬化が不十分となり、10.0以上であると内部まで硬化してしまう。
本発明に用いられる(d)成分の白金族金属系硬化触媒は、(a)成分中のアルケニル基と、(c)成分中のSi−H基との付加反応を促進するための触媒であり、ヒドロシリル化反応に用いられる触媒として周知の触媒が挙げられる。その具体例としては、例えば、白金(白金黒を含む)、ロジウム、パラジウム等の白金族金属単体、H2PtCl4・nH2O、H2PtCl6・nH2O、NaHPtCl6・nH2O、KHPtCl6・nH2O、Na2PtCl6・nH2O、K2PtCl4・nH2O、PtCl4・nH2O、PtCl2、Na2HPtCl4・nH2O(但し、式中、nは0〜6の整数であり、好ましくは0又は6である)等の塩化白金、塩化白金酸及び塩化白金酸塩、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとのコンプレックス、白金黒、パラジウム等の白金族金属をアルミナ、シリカ、カーボン等の担体に担持させたもの、ロジウム−オレフィンコンプレックス、クロロトリス(トリフェニルフォスフィン)ロジウム(ウィルキンソン触媒)、塩化白金、塩化白金酸又は塩化白金酸塩とビニル基含有シロキサン、特にビニル基含有環状シロキサンとのコンプレックスなどが挙げられる。
(d)成分の使用量は、所謂触媒量でよく、通常、成分(a)に対する白金族金属元素の質量換算で、0.1〜1,000ppm、望ましくは0.5〜500ppm、更に望ましくは1.0〜200ppm程度がよい。0.1ppm未満では、組成物表面が硬化しない場合があり、1,000ppmを超えると経済的に不利である。
(e)成分の脂肪族不飽和基を有する揮発性反応制御剤は、(d)成分の存在下で進行する(a)成分中のアルケニル基と(c)成分中のSi−H基との付加反応を抑制するためのものであるが、所望の表面硬化性を実現するためには、据付工程中での加熱や発熱性電子部品の動作により揮発する必要がある。必要とされる揮発性は、150℃での蒸気圧が1hPa以上である。蒸気圧の上限は特に制限はないが、配合する際に室温で液体及び結晶であることが必要であるため、60℃以上の沸点を持つことが望ましい。蒸気圧が150℃で1hPa未満の場合は、所望の表面硬化性が得られないおそれがあり、60℃で1024hPaを超えると配合時に揮発してしまい、所定の配合ができなくなるおそれがある。
(e)成分の具体例としては、脂肪族不飽和基を有する窒素化合物、脂肪族不飽和基を有するイオウ化合物、脂肪族不飽和基を有するリン化合物、アセチレンアルコール化合物などが挙げられるが、その中でも、金属への腐食性の無いアセチレンアルコールが好ましい。
(e)成分の使用量は、(c)成分中のSi−H基/[(a)成分中のアルケニル基+(e)成分中の不飽和基]がモル比で0.1〜0.5となる量である。(c)成分中のケイ素原子に直接結合した水素原子/[(a)成分中のアルケニル基+(e)成分中の不飽和基]が0.5を超えると、組成物を被放熱部位に設置した後、内部まで硬化してしまう。また、0.05未満の場合には、組成物を被放熱部位に設置後、据付工程中での加熱や発熱性電子部品の動作により発泡したり、余剰の(e)成分が揮発することによる組成物の収縮がおこり、組成物にクラックなどが発生する。
本発明の熱伝導性シリコーン放熱用組成物には、この他に、熱伝導性充填材の表面処理剤、着色のための顔料・染料、難燃性付与剤、内添離型剤等、機能を向上させるための様々な添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加することが可能である。
(a)〜(e)成分を混練することにより、所望のシリコーン放熱用組成物を得ることができる。混練には、プラネタリミキサ、品川式万能攪拌器、ミックスマーラー、ニーダー、二本ロール、三本ロール等、粉体と液体とを混練せしめる際に用いられるミキサを用いることができる。
このようにして得られる本発明の熱伝導性シリコーン放熱用組成物は、発熱性電子部品とヒートシンク等の熱放散部材との間隙に装着し、その後に加熱することにより、反応制御剤が揮発した表面部分のみが硬化して形状を保持し、被放熱物と熱放散部材との間隙が変位しても、その変位に沿うように変形するため、発熱性電子部品等に応力をかけることなく良好な放熱特性を示す。
なお、加熱条件は一般的なシリコーンRTVゴムの硬化条件と同様の条件とすることができるが、被放熱素子の動作時に発生する熱でも表面硬化が可能である。積極的に加熱する場合、60〜150℃雰囲気に1分〜12時間放置することが望ましい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において、粘度はJIS Z 8803により測定した25℃における値を示し、平均粒径はレーザー光回折法により測定した値を示す。
[実施例1]
10,000mm2/sの粘度を持ち、両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(Vi基含有量:0.00525mol/100g)100g、1μmの平均粒径をもつアルミナ500gを品川式万能攪拌機に仕込み、60分間混合せしめた後、塩化白金酸の2−エチル−ヘキサノール溶液(白金元素量で2.0質量%)0.2g、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノールのトルエン溶液(50質量%)4.0g、下記式(7)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(Si−H基量:0.00184mol/g)5.0gを添加、混合10分をそれぞれの添加物について行い、最後に−700mmHgの減圧条件下で10分間混合せしめて組成物aを得た。
Figure 0004154605
[比較例1]
10,000mm2/sの粘度を持ち、両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(Vi基含有量:0.00525mol/100g)100g、1μmの平均粒径をもつアルミナ500gを品川式万能攪拌機に仕込み、60分間混合せしめた後、塩化白金酸の2−エチル−ヘキサノール溶液(白金元素量で2.0質量%)0.2g、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノールのトルエン溶液(50質量%)0.1g、上記式(7)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン5.0gを添加、混合10分をそれぞれの添加物について行い、最後に−700mmHgの減圧条件下で10分間混合せしめて組成物bを得た。
[比較例2]
10,000mm2/sの粘度をもち、両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(Vi基含有量:0.00525mol/100g)100g、1μmの平均粒径をもつアルミナ500gを品川式万能攪拌機に仕込み、60分間混合せしめた後、塩化白金酸の2−エチル−ヘキサノール溶液(白金元素量で2.0質量%)0.2g、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノールのトルエン溶液(50質量%)30g、上記式(7)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン5.0gを添加、混合10分をそれぞれの添加物について行い、最後に−700mmHgの減圧条件下で10分間混合せしめて組成物cを得た。
[実施例2]
10,000mm2/sの粘度を持ち、両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(Vi基含有量:0.00525mol/100g)100g、1μmの平均粒径をもつアルミナ500gを品川式万能攪拌機に仕込み、60分間混合せしめた後、塩化白金酸の2−エチル−ヘキサノール溶液(白金元素量で2.0質量%)0.2g、反応制御剤として3−メチル−1−ブチン−3−オール4.0g、上記式(7)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン5.0gを添加、混合10分をそれぞれの添加物について行い、最後に−700mmHgの減圧条件下で10分間混合せしめて組成物dを得た。
[比較例3]
10,000mm2/sの粘度を持ち、両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(Vi基含有量:0.00525mol/100g)100g、1μmの平均粒径をもつアルミナ500gを品川式万能攪拌機に仕込み、60分間混合せしめた後、塩化白金酸の2−エチル−ヘキサノール溶液(白金元素量で2.0質量%)0.2g、反応制御剤として3−メチル−1−ブチン−3−オール0.1g、上記式(7)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン5.0gを添加、混合10分をそれぞれの添加物について行い、最後に−700mmHgの減圧条件下で10分間混合せしめて組成物eを得た。
[比較例4]
10,000mm2/sの粘度を持ち、両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(Vi基含有量:0.00525mol/100g)100g、1μmの平均粒径をもつアルミナ500gを品川式万能攪拌機に仕込み、60分間混合せしめた後、塩化白金酸の2−エチル−ヘキサノール溶液(白金元素量で2.0質量%)0.2g、反応制御剤として3−メチル−1−ブチン−3−オール30g、上記式(7)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン5.0gを添加、混合10分をそれぞれの添加物について行い、最後に−700mmHgの減圧条件下で10分間混合せしめて組成物fを得た。
[比較例5]
10,000mm2/sの粘度を持ち、両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(Vi基含有量:0.00525mol/100g)100g、1μmの平均粒径をもつアルミナ500gを品川式万能攪拌機に仕込み、60分間混合せしめた後、最後に−700mmHgの減圧条件下で10分間混合せしめて組成物gを得た。
上記実施例1,2及び比較例1〜5で得られた組成物a〜gを用いて、下記に示す方法により、熱抵抗、ボイドの有無、垂れ性、剥離性、圧縮応力を測定した。これらの結果を表1に示す。
《熱抵抗》
組成物a〜gそれぞれを、熱電対を挿入したアルミブロック上に適量載せ、2SD923型トランジスタを組成物の上から載せて、図1に示すように、組成物が1mmの厚みになるように固定し、トランジスタからはみ出した部分を取り除いた。これを120℃の雰囲気下に5分放置したのち、2SD923型トランジスタに10Wの電力を印加した。電力印加開始10分後の2SD923型トランジスタの温度T1(℃)とアルミブロックの温度T2(℃)から以下の計算式により各組成物の熱抵抗を計算した。
計算式:熱抵抗(℃/W)=[T1(℃)−T2(℃)]/10(W)
《ボイドの有無》
組成物a〜gそれぞれを5cm角のガラス板の上に1.0g載せ、これを120℃の雰囲気下に5分放置したのち、ボイド発生の有無を目視で確認した。
《垂れ性》
組成物a〜gそれぞれを5cm角のガラス板の上に1.0g載せ、1mmのスペーサーを設置して別の同じ大きさのガラス板ではさんで固定した。これを120℃の雰囲気下に5分放置したのち、垂直に立てて24時間放置し、垂れ性を確認した。
《剥離性》
組成物a〜gそれぞれを5cm角のガラス板の上に1.0g載せ、1mmのスペーサーを設置して別の同じ大きさのガラス板ではさんで固定した。これを120℃の雰囲気下に5分放置したのち、ガラス板の隙間を1.2mm迄拡げて、組成物がガラスから剥離するかを確認した。
《圧縮応力》
組成物a〜gそれぞれを5cm角のアルミ板の上に1.0g載せ、1mmのスペーサーを設置して別の同じ大きさのアルミ板ではさんで固定した。これを120℃の雰囲気下に5分放置したのち、スペーサーを外し、島津製作所製オートグラフAG−1を用いて、0.8mmまで0.5mm/minの速度で圧縮し、10分後の応力を測定した。
Figure 0004154605
*1:オルガノハイドロジェンポリシロキサン中のケイ素原子に直接結合した水素原子モル量/ビニル基含有ジメチルポリシロキサン中のビニル基モル量
*2:オルガノハイドロジェンポリシロキサン中のケイ素原子に直接結合した水素原子モル量/[ビニル基含有ジメチルポリシロキサン中のビニル基モル量+反応制御剤の不飽和基モル量]
*3:制御剤の沸点
エチニルシクロヘキサノール:沸点180℃
3−メチル−1−ブチン−3−オール:沸点102−105℃
本発明の熱伝導性シリコーン放熱用組成物は、間隙に装着した際、良好な放熱特性を示し、垂れ落ちることがなく、間隙の変位に対しても被放熱物から剥がれたり、被放熱物に対して過剰な応力がかからないことが確認された。
本発明の実施例における熱抵抗測定の説明図である。
符号の説明
1 2SD923型トランジスタ
2 アルミブロック
3 熱電対(トランジスタ:T1)
4 熱電対(アルミブロック:T2)
5 放熱組成物

Claims (4)

  1. 発熱性電子部品と熱放散部材との間隙に装着され、発熱性電子部品の熱を熱放散部材に放熱する放熱材用の熱伝導性シリコーン放熱用組成物であって、
    (a)1分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (b)熱伝導性充填材:300〜5,000質量部、
    (c)ケイ素原子に直接結合した水素原子を分子中に平均で2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン(c)成分中のケイ素原子に直接結合した水素原子/(a)成分中のアルケニル基がモル比で0.6を超え10.0未満となる量
    (d)白金族金属系付加反応触媒:(a)成分に対する白金族金属元素の質量換算で0.1〜1,000ppm、
    (e)脂肪族不飽和基を有する窒素化合物、脂肪族不飽和基を有するイオウ化合物、脂肪族不飽和基を有するリン化合物、及びアセチレンアルコール化合物から選ばれ、60℃以上の沸点を持ち、150℃での蒸気圧が1hPa以上であり、(a)成分中のアルケニル基と(c)成分中のSi−H基との付加反応を抑制する揮発性反応制御剤(c)成分中のケイ素原子に直接結合した水素原子/[(a)成分中のアルケニル基+(e)成分中の不飽和基]がモル比で0.1〜0.5となる量
    を含有してなることを特徴とする60〜150℃雰囲気に1分〜12時間放置することにより上記(e)成分が表面から揮発して表面部分が(a)成分と(c)成分との付加反応により硬化した状態となり、かつ中心部は未硬化の状態となる伝導性シリコーン放熱用組成物。
  2. 揮発性反応制御剤(e)が、アセチレンアルコール化合物であることを特徴とする請求項1記載の熱伝導性シリコーン放熱用組成物。
  3. 熱伝導性充填材(b)が、金属、酸化物、窒化物、炭化物及び人工ダイヤモンドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載の熱伝導性シリコーン放熱用組成物。
  4. 請求項1,2又は3記載の熱伝導性シリコーン放熱用組成物を発熱性電子部品と熱放散部材との間隙に装着した後、放熱用組成物を60〜150℃に1分〜12時間加熱し、該放熱用組成物中の(e)成分を放熱用組成物表面から揮発させて(a)成分と(c)成分とを付加反応させることにより、その表面を硬化させ、かつ中心部を未硬化の状態とした、発熱性電子部品の熱を熱放散部材に放熱する放熱材を形成することを特徴とする放熱構造の製造方法
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