JP4153684B2 - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープを巻装した単一のリールが上ハーフと下ハーフとからなるカートリッジケース内に回転可能に収容された磁気テープカートリッジに関し、特に、前記上ハーフの構造と前記磁気テープを引き出すための開口部を開閉するスライドドアを閉方向に付勢するバネ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンピュータ等のデータバックアップ用の外部記録媒体として用いられる磁気テープカートリッジにおいては、磁気テープを巻装した単一のリールが下ハーフと上ハーフとからなるほぼ正方形の扁平なカートリッジケース内に回転可能に収容されている。この磁気テープカートリッジを使用する際には、記録再生装置がカートリッジケースから磁気テープを引き出して、記録再生装置に設けられたリールに巻き取ることにより磁気テープを走行させる。そのため、この種の単一のリールが収められている磁気テープカートリッジは、磁気テープの先端を引き出すための開口部がカートリッジケースの側壁に設けられている。この開口部は通常、塵埃が入らないように閉じられており、記録再生装置により記録若しくは再生される際に開かれる。
【0003】
このような磁気テープカートリッジのうち、LTO(Linear Tape Open)規格に代表される磁気テープカートリッジにおいては、前記開口部が前記カートリッジケースの側壁内側に沿ってスライドするスライドドアにより開閉されるように構成されている。スライドドアは、上ハーフ及び下ハーフに設けられたガイド溝に嵌められることにより、スムーズにスライド動作できるように構成され、使用時以外は閉じるように、バネ部材により閉方向に付勢されている。
【0004】
このような磁気テープカートリッジの構造としては、図17に示すように、下ハーフ101に、その側壁101aに沿う浅いガイド溝101bが形成され、かつ、その側壁101aより内側に設けられるリブ101cに溝状のバネ掛け部101dが形成されている構造がある。この構造では、バネ部材102の一方のバネ腕102aがバネ掛け部101dに取り付けられ、その他方のバネ腕102bがスライドドア103の開方向側に開口したコの字形の切欠き部103aに取り付けられることにより、このスライドドア103が閉方向に付勢されている。そのため、このバネ部材102の一方のバネ腕102aの先端部102cは、バネ掛け部101dに引っ掛かりやすいように、このバネ掛け部101dが形成されているリブ101cと直交するように折り曲げられている。また、このバネ部材102の他方のバネ腕102bの先端部102dは、スライドドア103の切欠き部103aを押圧するために、このスライドドア103の面と直交するように折り曲げられるとともに、さらに、その先端が閉方向に向かって折り曲げられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の磁気テープカートリッジでは、下ハーフ101のバネ掛け部101dにバネ部材102の一方のバネ腕102aを取り付けてからスライドドア103を取り付けていた。そのため、このスライドドア103は、バネ部材102の全長とスライドドア103の全長との関係から、図18(a)に示すように、その開方向側が下方に傾けられてガイド溝101bに嵌め込まれていた。
このような方法では、スライドドア103の下端が、図18(b)に示すように、バネ部材102の他方のバネ腕102bの先端部102dに引っ掛かるため、バネ部材102の他方側を作業者が指でつまんで持ち上げる必要があった。そのため、バネ部材とスライドドアの取り付け作業に手間が掛かり、磁気テープカートリッジの生産ラインを自動化することが困難であった。
【0006】
また、図19に示すような構造の磁気テープカートリッジを組み立てる場合には、次のようにして行っていた。
まず、リールや誤消去防止爪等の各部品を下ハーフの所定の位置にセットして組み立てる。そして、図19に示すように、バネ部材201とスライドドア202を下ハーフ203のガイド溝203aにセットする。このとき、バネ部材201はスライドドア202を常時閉方向に付勢するように突張り状態でセットされる。ところが、上ハーフ(図示せず)を下ハーフ203に嵌め合わせる前においては、スライドドア202の閉方向側の端を支持する下ハーフ203の側壁の当接部204がスライドドア202の下方の約5分の1程度を支持しているにすぎず、スライドドア202の上方が開放されていることから、バネ部材201がスライドドア202の上部を閉方向に付勢することによりスライドドア202がその閉方向の下端を中心に回転して浮き上がる傾向がある。そのため、そのまま上ハーフを下ハーフ203に嵌め合わせようとすると、スライドドア202が収まるべき上ハーフ若しくは下ハーフ203のガイド溝にうまく嵌まらないという問題がある。そして、このような問題により、磁気テープカートリッジの生産ラインを自動化することが困難になっている。
【0007】
そこで、本発明の課題は、バネ部材とスライドドアの取り付け作業を容易にすることで、生産ラインの自動化にも容易に対応しうる磁気テープカートリッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明のうちの請求項1に記載の発明は、カートリッジケースの一側壁に設けられたテープ引出用の開口部を開閉するスライドドアが、この一側壁に沿って設けられたガイド部でスライド自在に案内支持されるとともに、このガイド部上に配置されたバネ部材で閉方向に付勢されている磁気テープカートリッジであって、前記スライドドアの開方向側端部に前記バネ部材が載置される切り欠き部が形成され、前記切り欠き部の下側の先端部には、開方向側に向かって下り勾配となる傾斜面が設けられるとともに、前記傾斜面の開方向側の端から前記ガイド部に向かって延びる先端面が設けられ、前記バネ部材の片端部には、この片端部をスライドドアの前記切り欠き部に誘導する誘導部が設けられており、前記誘導部は、閉方向に向かうほど前記ガイド部から離れるように前記バネ部材の片端部を折り曲げて成ることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、バネ部材が配置されたカートリッジケースのガイド部にスライドドアを取り付けるときに、バネ部材の片端部(前端)に設けられる誘導部によって、その片端部がスライドドアのバネ係合部に誘導される。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明に係る磁気テープカートリッジの詳細について説明する。
図1に示すように、磁気テープカートリッジは、カートリッジケース1となる下ハーフ(他方のハーフ)2及び上ハーフ(一方のハーフ)3の内部に、コイルスプリング4、磁気テープTが巻装されたリール5、誤消去防止爪6、スライドドア7、バネ部材8、ICチップ9が収納されて構成されている。そして、このカートリッジケース1には、磁気テープTを引き出すための開口部11が、下ハーフ2の側壁(一側壁)21と上ハーフ3の側壁(一側壁)31とに跨って形成されている。
【0011】
下ハーフ2は、カートリッジケース1の下半分を形成するポリカーボネイト等からなる樹脂のケースであり、薄肉の底壁22及び四方の側壁21,23,24,25に、補強用のリブ26・・・がリール5と干渉しない位置に形成されている。そして、この下ハーフ2の底壁22には、図2に示すように、開口部11が設けられる側壁21に沿うようにガイド溝(ガイド部)22aが形成されている。このガイド溝22aの近傍に形成されているリブ26には、上方に開口したスリット状となるバネ掛け部26aが形成されている。
【0012】
スライドドア7は、従来と同様に、ガイド溝22aの幅とほぼ同一の厚さの板体であり、その閉方向側が開口部11を覆う主面部71となり、その開方向側に切欠き部(バネ係合部)72が形成されている。そして、この切欠き部72の上側はバネ部材8と干渉しないように主面部71より一段低く形成される突出部73となり、その下側は先端部が楔状となる楔部74となっている。
主面部71の閉方向側の側面71aの中央部には、スライドドア7をスライド操作させるためのつまみ部71bが形成されている。
切欠き部72によって形成される面のうち、開閉方向に直交する面がバネ部材8によって押圧される押圧面72aとなっている。この押圧面72aの下端には、この押圧面72aと直交するとともに、バネ部材8を載置させるための面が、楔部74の上面74aとして設けられている。この上面74aの開方向側の端には開方向側に向かって下り勾配となる傾斜面74bが設けられ、この傾斜面74bの開方向側の端には下方に向かって延びる先端面74cが設けられている。
【0013】
バネ部材8は、開閉方向に隣接する二つのコイル部81,81と、これらのコイル部81,81の一端を接続する接続部82と、開方向側のコイル部81の他端から延びる固定用バネ腕83と、閉方向側のコイル部81の他端から延びる押圧用バネ腕84とから構成されている。そして、固定用バネ腕83の先端(後端)には、下ハーフ2のリブ26に形成されるバネ掛け部26aに係合させるために、このリブ26に直交するように折り曲げられた爪部83aが形成されている。また、押圧用バネ腕84の先端には、スライドドア7の押圧面72aを押圧するために、その主面部71と直交するように折り曲げられるとともに、さらに、その先端が閉方向に向かって折り曲げられる先端部(片端部、前端)84aが形成されている。さらに、この先端部84aの先端には、上方および開方向に向かって円弧状に折り曲げられる誘導部84bが形成されている。
【0014】
次に、下ハーフ2にスライドドア7とバネ部材8を取り付ける方法について説明する。
まず、図3(a)に示すように、下ハーフ2のリブ26に形成されるバネ掛け部26aに、バネ部材8の固定用バネ腕83の爪部83aを上方から係合させ、ガイド溝22a上にバネ部材8の押圧用バネ腕84の先端部84aを載置させておく。そして、スライドドア7を、その突出部73および楔部74を下方に傾けた状態で、閉方向側の上方から開方向側の下方に向かってガイド溝22a内に挿入させる。このガイド溝22a内に楔部74の先端面74cの下部が挿入されたら、このスライドドア7を開方向側へスライドさせるとともに、その主面部71を下方へ押し下げていく。
【0015】
ガイド溝22aに挿入された楔部74の先端面74cが押圧用バネ腕84の円弧状の誘導部84bに接触すると、図3(b)に示すように、この先端面74cの上端が誘導部84bの下側に潜り込んでいく。そのため、この誘導部84bは先端面74cの上端で持ち上げられて、バネ部材8全体が固定用バネ腕83の爪部83aを中心として回転する。さらに、スライドドア7を移動させていくと、この先端面74cの上端で持ち上げられた誘導部84bは、この先端面74cの上端の傾斜面74bに沿って持ち上げられていく。
【0016】
傾斜面74bに沿って持ち上げられていく誘導部84bの下部が傾斜面74bの上端に到達すると、図3(c)に示すように、この誘導部84bの下部に形成されている先端部84aが楔部74の上面74a上に載り上がる。この上面74a上に載った先端部84aは、スライドドア7を移動させることにより、上面74a上を滑って押圧面72aに近づいていく。さらに、このスライドドア7を移動させて、その主面部71の下部を完全にガイド溝22a内に挿入させると、バネ部材8はその押圧用バネ腕84の誘導部84bでスライドドア7の押圧面72aを閉方向に押圧した状態でスライドドア7の切欠き部72に取り付けられる。
【0017】
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
バネ部材8の押圧用バネ腕84の先端部84aに設けられる誘導部84bでその先端部84aがスライドドア7の切欠き部72に誘導されるので、従来のようにバネ部材の先端がスライドドアに引っ掛かることがなくなる。そのため、バネ部材とスライドドアの取り付け作業において、作業者によってバネ部材を持ち上げる作業をなくすことができ、磁気テープカートリッジの生産ラインの自動化に容易に対応することができる。
【0018】
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施形態では、バネ部材の誘導部を円弧状にしたが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図4に示すように、誘導部84cが押圧用バネ腕84の先端部84aの先端から上方および閉方向に向かって直線状に折り曲げられ、その先端がさらに上方に折り曲げられる形状であってもよい。
また、本実施形態では、バネ部材を隣接する二つのコイル部からバネ腕が伸びるものとしたが、本発明はバネ部材の片端部に誘導部が設けられていればよく、バネ部材の形状や材質等は適宜変更可能であることは言うまでもない。
さらに、本実施形態では、誘導部を押圧用バネ腕の先端部の先端を折り曲げることによって形成させたが、本発明はこれに限定されず、誘導部はバネ部材の片端部をスライドドアのバネ係合部に誘導するものであればどのようなものでもよい。たとえば、押圧用バネ腕の先端部に樹脂等で形成された本実施形態の誘導部と同形状となるキャップを被せることによって、このキャップを誘導部としてもよい。
また、スライドドアの楔部74の先端に明確に平面部が形成されておらず、楔部74の先端が丸みをおびている場合や尖っている場合等でも、同様にバネ部材の誘導部が作用して、磁気テープカートリッジの組み付けが容易になることは言うまでもない。
【0019】
〔第2の実施形態〕
以下に、本発明に係る磁気テープカートリッジにおける第2の実施形態について説明する。この実施形態は第1の実施形態の構造を一部変更したものなので、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0020】
図5に示すように、下ハーフ2のリブ26にはバネ掛け部26bが形成され、このバネ掛け部26bは下ハーフ2の底壁22からリブ26の高さのほぼ半分の高さに相当する位置まで形成されている。
【0021】
スライドドア7’は、従来と同様に、ガイド溝22aの幅とほぼ同一の厚さの板体となっている。このスライドドア7’の閉方向側(以下、「前方」という。)が開口部11を覆う大きさとなっており、その開方向側(以下、「後方」という。)がバネ部材8と干渉しないように一段低く切り欠かれている。そして、このスライドドア7’の後方の下部近傍にバネ部材8を取り付けるための取付孔7a’が設けられている。また、この取付孔7a’は、スライドドア7’をガイド溝22a上にセットしたときにこのスライドドア7’の前側に接する側壁25の当接部27の上端より低い位置に設けられている。
【0022】
バネ部材8は、前後方向に隣接する二つのコイル部81,81と、これらのコイル部81,81の一端を接続する接続部82と、後側のコイル部81の他端から延びる固定用バネ腕85と、前側のコイル部81の他端から延びる押圧用バネ腕86とから構成されている。そして、固定用バネ腕85の先端には、下ハーフ2のリブ26に形成されるバネ掛け部26bに係合させるために、このリブ26に直交するように折り曲げられた爪部85aが形成されている。また、押圧用バネ腕86の先端には、スライドドア7’の取付孔7a’に係合させるために、このスライドドア7’に直交するように折り曲げられた先端部86aが形成されている。さらに、固定用バネ腕85の爪部85aをリブ26のバネ掛け部26bに係合させ、かつ、押圧用バネ腕86の先端部86aを下ハーフ2のガイド溝22a上に載置されるスライドドア7’の取付孔7a’に係合させたときに、隣接する二つのコイル部81,81がほぼ水平になるように、この押圧用バネ腕86が、固定用バネ腕85よりも少し長くなっている。
【0023】
次に、下ハーフ2にスライドドア7’とバネ部材8を取り付ける方法について説明する。
スライドドア7’の取付孔7a’にバネ部材8の押圧用バネ腕86の先端部86aを係合させておく。そして、下ハーフ2のリブ26に形成されるバネ掛け部26bに、バネ部材8の固定用バネ腕85の爪部85aを上方から係合させるとともに、スライドドア7’を後方に移動させてバネ部材8を押し曲げながら、スライドドア7’をガイド溝22a上に下ろす。そして、このスライドドア7’を前方へスライドさせ、スライドドア7’の前側の下部を下ハーフ2の側壁25の当接部27に当接させることにより、図6に示すように、下ハーフ2のガイド溝22a内にスライドドア7’が完全に嵌め込まれる。
【0024】
このようにガイド溝22a内に嵌め込まれたスライドドア7’により縮んでいるバネ部材8は、その爪部85aがリブ26のバネ掛け部26bに支持されることによって、スライドドア7’を前方に付勢することになる。このとき、下ハーフ2の側壁25の当接部27の上端より低い位置に位置するスライドドア7’下部の取付孔7a’にバネ部材8の先端部86aが係合していて、この先端部86aよりも高い位置でバネ部材8の爪部85aがリブ26のバネ掛け部26bで支持されている。そのため、このバネ部材8の爪部85a側から前方および下方に向かう付勢力がスライドドア7’の取付孔7a’に加えられた状態で、スライドドア7’とバネ部材8が下ハーフ2に取り付けられる。
【0025】
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
下ハーフ2に取り付けられたスライドドア7’には、側壁25の当接部27の上端より低い位置に位置する取付孔7a’にバネ部材8の爪部85a側から前方および下方に向かう付勢力が加えられているので、このスライドドア7’が下方に押し付けられ、その前側の下端を中心に回転して浮き上がることがなくなる。したがって、スライドドア7’とバネ部材8の取り付け作業および下ハーフ2と上ハーフ3の組み合わせ作業が容易になり、生産ラインの自動化にも容易に対応することができる。
【0026】
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施形態では、下ハーフのガイド溝よりも高い位置にバネ掛け部を設ける構造としたが、本発明はこれに限定されず、バネ部材の後端がその前端よりも高い位置に位置する構造であればどのような構造でもよい。たとえば、図7に示すように、上下に屈曲し、この屈曲した部分にコイル部B11を有するねじりコイルバネB1を用いる場合は、下ハーフ2のリブ26の上部にこのねじりコイルバネB1の後端を支持するバネ掛け孔26cを設ける構造であってもよい。この場合では、ねじりコイルバネB1の後端がバネ掛け孔26cで支持され、その前端がガイド溝22a上に載置されてスライドドアD1の下部を押圧する。
また、スライドドアやバネ部材等の形状や材質等は適宜に変更可能であることはいうまでもない。
【0027】
〔第3の実施形態〕
以下に、本発明に係る磁気テープカートリッジにおける第3の実施形態について説明する。この実施形態は第1の実施形態の構造を一部変更したものなので、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0028】
図8に示すように、バネ部材8の固定用バネ腕83の先端には、その先端から上方に折り曲げられるとともに、さらに、その先端から上方および前方に向かって円弧状に折り曲げられる屈曲部(被支持部、被押圧手段)83bが形成されている。
【0029】
上ハーフ3は、図9に示すように、下ハーフ2と同様の樹脂のケースであり、薄肉の底壁32には、開口部11が設けられる側壁31や補強用のリブ33等が下ハーフ2の側壁21やリブ26等に対応した位置に形成されている。この上ハーフ3の底壁32には、側壁31とこの側壁31に沿うように形成されるリブ33との間に、下ハーフ2と同じ長さおよび幅となるガイド溝(ガイド部)32aが形成されている。このガイド溝32aの後端には、上ハーフ3の開口部11が開口している方向に突起する突起部(バネ支持部)34が形成されている。
ここで、図9においては説明の便宜上、この上ハーフ3の開口部11が開口している方向を上方、その反対方向を下方とする。なお、この上ハーフ3を下ハーフ2に組み付けるときには、これらの方向が逆転することは言うまでもない。
【0030】
突起部34は、ガイド溝32aの幅とほぼ同一の厚さとなる板体となっている。この突起部34の上方に位置する上端面34aの前端には、前方および下方に向かって傾斜する傾斜面34bが設けられ、この傾斜面34bの前端には、下方に向かって延びる支持面(バネ支持部)34cが設けられている。
【0031】
次に、カートリッジケース1内にスライドドア7とバネ部材8を取り付ける方法について説明する。
まず、図10(a)に示すように、あらかじめスライドドア7の切欠き部72にバネ部材8の押圧用バネ腕84の先端を係合させた状態で、下ケース2のガイド溝22a内にこれらのスライドドア7およびバネ部材8を配置させる。このとき、バネ部材8とスライドドア7を下ハーフ2の側壁25側へ寄せることにより、バネ部材8の固定用バネ腕83の屈曲部83bとリブ26との間に、隙間が設けられる。
【0032】
次に、図10(b)に示すように、スライドドア7とバネ部材8とが配置された下ハーフ2の上方から、上ハーフ3を下降させていく。上ハーフ3の突起部34の傾斜面34bがバネ部材8の屈曲部83bに当接すると、この屈曲部83bが傾斜面34bにより前方に押圧されて移動する。そして、この屈曲部83bの移動によりバネ部材8が縮む。
【0033】
さらに、上ハーフ3を下方へ押し込んでいくと、図10(c)に示すように、バネ部材8の屈曲部83bが突起部34の傾斜面34bに沿って前方に移動していき、屈曲部83bの上下方向に平行な部分が突起部34の支持面34cに接する。この支持面34cによりバネ部材8が屈曲部83bを介して支持されて、スライドドア7を前方に所定の力で付勢することになる。そして、上ハーフ3を下ハーフ2に完全に嵌め合わせて、上ハーフ3と下ハーフ2の組み付け作業が完了する。
【0034】
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
バネ部材8の固定用バネ腕83に形成される屈曲部83bに上ハーフ3に形成される突起部34の傾斜面34bが係合することにより、屈曲部83bがバネ部材8を押圧し、このバネ部材8がスライドドア7を前方に付勢させることができる。そのため、下ハーフ2にバネ部材8とスライドドア7を取り付けるときには、スライドドア7を前方に付勢させる必要がなくなり、バネ部材8の付勢力によるスライドドア7の浮き上がりを防止して、スライドドア7とバネ部材8の取り付け作業を容易にすることができる。
【0035】
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
(1)本実施形態は、バネ支持部である傾斜面を有する突起部と、被支持部および被押圧手段である屈曲部とで構成される構造としたが、本発明はこれに限定されず、バネ支持部だけで構成される構造としてもよい。
たとえば、図11に示すように、バネ支持部として上ハーフ3のガイド溝32aの後部から下方に突起する四角柱状の突起部P1だけを設ける構造であってもよい。この場合では、従来より周知である波状に折り曲げられた薄板バネB2と、全体が長方形の板形状となるスライドドアD2とを用いることが望ましい。この構造における磁気テープカートリッジの組み立て方法は、まず、下ハーフ2のガイド溝22a上に薄板バネB2とスライドドアD2をセットしておく。そして、薄板バネB2の後側の上部から後方へ下り勾配となる勾配部B21を突起部P1の角で下方に押圧することにより、薄板バネB2の勾配部B21の下端が前方に移動する。この勾配部B21の下端の移動により薄板バネB2が縮み、この薄板バネB2がスライドドアD2を前方へ付勢することができる。
【0036】
また、図12に示すように、従来より周知である上下に往復して屈曲し、この屈曲した部分に3つのコイル部B31を有するねじりコイルバネB3と、全体が長方形の板形状でありねじりコイルバネB3の前端を支持するバネ掛け孔D21を有するスライドドアD2とを用いることで、バネ支持部だけを設ける構造にしてもよい。この場合、バネ支持部は、上ハーフ3のガイド溝32aの後部から下方に突起するように設けた突起部P2と、この突起部P2の下面に形成するスリット状のバネ掛け部P21と、このバネ掛け部P21にねじりコイルバネB2の後端を案内させる案内面P22とで構成される。この構造における磁気テープカートリッジの組み立て方法は、まず、ねじりコイルバネB3とスライドドアD2をあらかじめ組み付けた状態で下ハーフ2のガイド溝22a上にセットしておく。そして、ねじりコイルバネB3の後端を突起部P2のバネ掛け部P21に掛けて上ハーフ3を下方へ押し込んでいくと、ねじりコイルバネB3の後端が下方へ移動する。このねじりコイルバネB3の後端の移動によりねじりコイルバネB3が縮み、このねじりコイルバネB3がスライドドアD2を前方へ付勢することができる。
【0037】
さらに、図13に示すように、従来より周知である全体が長方形の板形状となるスライドドアD2と、このスライドドアD2から後方に向けて突出したバネ部材支持軸Jと、このバネ部材支持軸Jに巻き付くコイル状のバネ部材B4とを用い、バネ支持部を、前記実施形態と同様の突起部34と同じ平面形状のものを、バネ部材支持軸Jを挟み、かつバネ部材B4の後端を係合できる幅で2枚並べるように設けてもよい。この構造における磁気テープカートリッジの組み立て方法は、まず、下ハーフ2のガイド溝22a上に、バネ部材B4がバネ部材支持軸Jに取り付けられたスライドドアD2をセットしておく。そして、2枚の突起部34,34の間にバネ部材支持軸Jを係合させながら上ハーフ3を下方へ押し込んでいくと、バネ部材B4の後端が突起部34,34の傾斜面34b,34bと係合して前方へ押圧されていく。このバネ部材B4が押圧されることによりバネ部材B4が縮み、このバネ部材B4がスライドドアD2を前方へ付勢することができる。
【0038】
(2)本実施形態では、バネ支持部を上ハーフのガイド溝から下ハーフ側に突起する突起部としたが、本発明はこれに限定されず、バネ部材を支持するものであれば上ハーフから突起していなくてもよい。
たとえば、図14に示すように、従来より周知である上下に往復して屈曲し、この屈曲した部分に2つのコイル部B51を有するバネ部材B5と、全体が長方形の板形状でありバネ部材B5の前端を支持するバネ掛け孔D21を有するスライドドアD2とを用いた場合では、上ハーフ3のガイド溝32aに沿ったリブ33に上方および前方へ向かって傾斜する傾斜面33bを有するスリット33aを形成し、このスリット33aをバネ支持部としてもよい。この構造における磁気テープカートリッジの組み立て方法は、まず、バネ部材B5とスライドドアD2をあらかじめ組み付けた状態で下ハーフ2のガイド溝22a上にセットする。そして、上ハーフ3のリブ33に形成される傾斜面33bにバネ部材B5の後端を係合させながら上ハーフ3を下方へ押し込んでいくと、バネ部材B5の後端が傾斜面33bで押圧されることにより前方へ移動していき、スリット33a内に嵌まる。このバネ部材B5の後端の移動により縮んだバネ部材B5がスリット33aで支持されることにより、このバネ部材B5がスライドドアD2を前方へ付勢することができる。
【0039】
(3)本実施形態では、被押圧手段をバネ部材の固定用バネ腕の先端に形成する屈曲部としたが、本発明はこれに限定されず、バネ支持部と係合することによりバネ部材を前方に移動させるものであればどのようなものでもよい。たとえば、バネ部材の固定用バネ腕の先端に樹脂等で形成された本実施形態の屈曲部と同形状となるキャップを被せることによって、このキャップを被押圧手段としてもよい。また、図15に示すように、従来より周知である2つのコイル部B61が隣接して設けられるバネ部材B6の固定用バネ腕B62の後端側にガイド溝22a上をスライド可能に移動するスライダSを被押圧手段としてもよい。そして、このスライダSに、上ハーフ3に形成される突起部34の傾斜面34bと平行な傾斜面S1を形成させる。この場合では、突起部34の傾斜面34bがスライダSの傾斜面S1に係合することにより、このスライダSが前方に移動する。そして、このスライダSの移動によりバネ部材B6が縮み、このバネ部材B6がスライドドア7を前方に付勢させることができる。
ただし、製造コストの関係上、本実施形態のように被押圧手段をバネ部材と一体的に形成させるものが望ましい。
【0040】
(4)本実施形態では、被押圧手段である屈曲部の形状を固定用バネ腕の先端から上方に折り曲げて、さらに、その先端から上方および前方に向かって円弧状に折り曲げることによって形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、本実施形態で円弧状に折り曲げた部分を突起部の傾斜面に平行に折り曲げるようにしてもよい。
【0041】
(5)本実施形態では、バネ部材を隣接する二つのコイル部からバネ腕が伸びるものとしたが、本発明はバネ部材の一方の被支持部に被押圧手段が設けられていればよいため、バネ部材の形状や材質等は適宜変更可能であることは言うまでもない。さらに、スライドドアの形状やガイド溝の形状等も適宜変更可能である。
【0042】
(6)本実施形態では、突起部を上ハーフのガイド溝の後端に形成させる構造としたが、本発明はこれに限定されず、突起部の傾斜面が被押圧手段と係合する位置に突起部が形成されていればどのような構造でもよい。また、突起部の形状は任意に変更可能であり、たとえば、突起部の傾斜面を曲面状に形成してもよい。さらに、突起部を上ハーフと一体的に形成させなくてもよく、別部材として上ハーフに取り付けるようにしてもよい。
【0043】
(7)本実施形態では、バネ支持部がバネ部材の後端を支持する構造としたが、本発明はこれに限定されず、バネ部材の一方の被支持部を支持するものであればバネ部材の後端を支持しない構造であってもよい。たとえば、図16に示すように、波状に折り曲げられた薄板バネB7の前方の凸部(被支持部)B71を、この凸部B71より少し前側に位置する突起部P3に形成される凸部B71と係合する凹部P31で支持させる構造にしてもよい。この場合、突起部P3の凹部P31がバネ支持部として機能する。このような薄板バネB7の前方の凸部B71を支持する構造では、下ハーフ2のガイド溝22a上でスライドするスライドドアD3と下ハーフ2のリブ26との間に薄板バネB7を配置させる。そして、この薄板バネB7の全長の約2倍の長さとなるスライドドアD3の後部にリブ26側に向かって突出する突出部D31を設け、この突出部D31に薄板バネB7の後端を取り付ける。この構造における磁気テープカートリッジの組み立て方法は、まず、薄板バネB7とスライドドアD3をあらかじめ組み付けた状態で下ハーフ2のガイド溝22a上にセットする。そして、上ハーフ3に形成される突起部P3の凹部P31に薄板バネB7の凸部B71を係合させながら上ハーフ3を下方へ押し込んでいくと、薄板バネB7の凸部61が突起部P3の凹部P31で押圧されることにより前方へ移動していく。この薄板バネB7の凸部B71の移動により薄板バネB7が伸び、この薄板バネB7がスライドドアD3を前方へ引っ張って付勢することができる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、バネ部材の片端部に設けられる誘導部でその片端部がスライドドアのバネ係合部に誘導されるので、従来のようにバネ部材の片端部がスライドドアに引っ掛かることがなくなる。したがって、バネ部材とスライドドアの取り付け作業を容易に行うことができ、生産ラインの自動化にも容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気テープカートリッジを示した分解斜視図である。
【図2】図1の下ハーフ、スライドドアおよびバネ部材を示した要部拡大図である。
【図3】本実施形態の下ハーフにバネ部材が取り付けられた状態を示した断面図(a)と、バネ部材の誘導部をスライドドアの傾斜面で持ち上げた状態を示した断面図(b)と、スライドドアが完全にガイド溝内に取り付けられた状態を示した断面図(c)である。
【図4】本発明を適用したバネ部材の他の実施形態を示した正面図である。
【図5】第2の実施形態の下ハーフ、スライドドアおよびバネ部材を示した要部拡大図である。
【図6】図5の下ハーフのガイド溝内にバネ部材とスライドドアが完全に取り付けられた状態を示した断面図である。
【図7】本発明を適用した磁気テープカートリッジの他の実施形態を示した断面図である。
【図8】第3の実施形態の上ハーフ、下ハーフ、スライドドアおよびバネ部材を示した要部拡大図である。
【図9】上ハーフの内面側を示した要部拡大図である。
【図10】下ハーフにスライドドアおよびバネ部材が配置された状態を示した断面図(a)と、上ハーフの突起部の傾斜面にバネ部材の屈曲部が係合した状態を示した断面図(b)と、上ハーフと下ハーフが完全に組み付けられた状態を示した断面図(c)である。
【図11】本発明を適用した磁気テープカートリッジの他の形態を示した断面図である。
【図12】本発明を適用した磁気テープカートリッジの他の形態を示した断面図である。
【図13】本発明を適用した磁気テープカートリッジの他の形態を示した断面図である。
【図14】本発明を適用した磁気テープカートリッジの他の形態を示した断面図である。
【図15】本発明を適用した磁気テープカートリッジの他の形態を示した断面図である。
【図16】本発明を適用した磁気テープカートリッジの他の形態を示した断面図である。
【図17】従来の磁気テープカートリッジの構造を示した要部拡大図である。
【図18】図17の下ハーフにバネ部材が取り付けられた状態を示した断面図(a)と、スライドドアにバネ部材が引っ掛かっている状態を示した断面図(b)である。
【図19】従来の磁気テープカートリッジの構造を示した要部拡大図である。
【符号の説明】
1 カートリッジケース
11 開口部
2 下ハーフ
21 側壁(一側壁)
22a ガイド溝(ガイド部)
25 側壁
27 当接部
3 上ハーフ
31 側壁(一側壁)
32a ガイド溝(ガイド部)
34 突起部(バネ支持部)
34a 上端面
34b 傾斜面
34c 支持面(バネ支持部)
7,7’ スライドドア
72 切欠き部(バネ係合部)
73 突出部
74 楔部
74a 上面
74b 傾斜面
74c 先端面
8 バネ部材
83b 屈曲部(被支持部、被押圧手段)
84a 先端部(片端部)
84b,84c 誘導部
85a 爪部
86a 先端部
T 磁気テープ
P1,P2,P3 突起部(バネ支持部)
P21 バネ掛け部(バネ支持部)
P31 凹部(バネ支持部)
33a スリット(バネ支持部)
33b 傾斜面(バネ支持部)
S スライダ(被押圧手段)
S1 傾斜面
B71 凸部(被支持部)

Claims (1)

  1. カートリッジケースの一側壁に設けられたテープ引出用の開口部を開閉するスライドドアが、この一側壁に沿って設けられたガイド部でスライド自在に案内支持されるとともに、このガイド部上に配置されたバネ部材で閉方向に付勢されている磁気テープカートリッジであって、
    前記スライドドアの開方向側端部に前記バネ部材が載置される切り欠き部が形成され、
    前記切り欠き部の下側の先端部には、開方向側に向かって下り勾配となる傾斜面が設けられるとともに、前記傾斜面の開方向側の端から前記ガイド部に向かって延びる先端面が設けられ、
    前記バネ部材の片端部には、この片端部をスライドドアの前記切り欠き部に誘導する誘導部が設けられており、
    前記誘導部は、閉方向に向かうほど前記ガイド部から離れるように前記バネ部材の片端部を折り曲げて成ることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
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