JP2614710B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
- Publication number
- JP2614710B2 JP2614710B2 JP8164397A JP16439796A JP2614710B2 JP 2614710 B2 JP2614710 B2 JP 2614710B2 JP 8164397 A JP8164397 A JP 8164397A JP 16439796 A JP16439796 A JP 16439796A JP 2614710 B2 JP2614710 B2 JP 2614710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- slider
- disk
- cartridge
- head insertion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、光ディ
スク等の情報記録ディスクが収納されたディスクカート
リッジに関する。 【0002】 【従来の技術】内側にディスク収納空間を形成し、所定
の位置にヘッド挿入口を有するカートリッジケースと、
そのカートリッジケースのディスク収納空間に回転可能
に収納された情報記録ディスクと、そのカートリッジケ
ースの前面に沿って移動することにより前記ヘッド挿入
口を開閉するシャッタと、そのシャッタを常に閉成方向
に弾性付勢するばねとを備えたディスクカートリッジに
ついて、従来より種々の提案がなされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが従来のディス
クカートリッジは、シャッタを開位置から閉位置に移行
する際にシャッタがカートリッジケースの一部に引っ掛
かり、摺動がスムーズでないことがある。 【0004】すなわち従来のディスクカートリッジは、
シャッタの端部に連結されているばねの姿勢・位置がシ
ャッタの移行に伴って変化し、それによりシャッタに対
するばね力の作用方向も変化して、シャッタが移行中に
傾くことがある。そのため特にシャッタを開位置から閉
位置に移行する際に、シャッタが傾きその端縁がカート
リッジケースのヘッド挿入口の端縁に当接して、シャツ
タの摺動がスムーズでないことがある。 【0005】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、シャツタの摺動がスムーズな動作性に優れ
たディスクカートリッジを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、内側にディスク収納空間を形成し、所定
の位置にヘッド挿入口を有するカートリッジケースと、
そのカートリッジケースのディスク収納空間に回転可能
に収納された情報記録ディスクと、そのカートリッジケ
ースの前面に沿って移動することにより、前記ヘッド挿
入口を開閉するシャッタと、そのシャッタを常に閉成方
向に弾性付勢するためのばねとを備えたディスクカート
リッジを対象とするものである。 【0007】そして前記シャッタにシャッタ移動方向に
沿ってほぼ直線状に延びたスライダが連結され、前記カ
ートリッジケースの前面に沿ってほぼ直線状に延びるス
ライダガイド部が、前記ヘッド挿入口を間にしてカート
リッジケースの両側にそれぞれ形成されて、そのスライ
ダガイド部に前記スライダが移動可能に配置され、前記
シャッタがヘッド挿入口に対して開位置にあるときで
も、シャッタより突出したスライダの一端が、ヘッド挿
入口を介してシャッタとは反対側のスライダガイド部と
係合するように、スライダがシャッタより突出している
ことを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ディスクカートリッジを図に基づいて説明する。図1は
下ケース側の要部を示す平面図、図2は断面部分を含む
正面図、図3は断面部分を含む側面図、図4はシャッタ
が開かれた状態を示す要部平面図、図5はカートリッジ
ケースの展開図、図6はシャッタとスライダを分解した
一部斜視図である。 【0009】これらの図において、50は上ケース、5
1は下ケース、これらが重ね合わされて内部に図示しな
いディスク、例えば磁気ディスクが収納される収納空間
が形成される。上ケース50、下ケース51は図5にも
示すように、中央部にディスク駆動装置(図示せず)の
駆動軸が挿入される穴52,53を有し、ディスク収納
用の凹部54,55と、略長方形のヘッド挿入口56,
57を備え、外表面のヘッド挿入口56,57の近傍に
は凹部58,59が形成されている。 【0010】60はヘッド挿入口56,57を開閉する
シャッタで、図3に示すように、一対の対向した平板部
61,62と、その平板部61,62の端部どうしを連
結する端板部 を有して全体の基本的断面形状がコ字
状をしており、平板部61,62が上,下ケース50,
51の凹部58、59が摺動可能に装着される。シャッ
タ60は図1に示すように、ケース50,51の前面5
0a,51aに位置する上下、左右部分に舌片63を備
えている。 【0011】64はケース50,51の前面50a,5
1aに沿う方向に摺動可能な帯板状のスライダで、ケー
ス50,51の前面壁90と、その前面壁90と対向し
て且つヘッド挿入口56,57の前方左右に突設された
立ち上り部81R,81Lとで構成されたスライダガイ
ド溝65,66に収納され、シャッタ60が装着されて
いる部分の断面の基本形状は上下方向に突出する突出部
67を有するT字形で、それ以外の部分の断面の基本形
状は矩形になっている。また図1に示す如く右方部分に
段部68を有し、図2に示すようにこの段部68が下ケ
ース51のスライダガイド溝66に形成された段部69
に係合可能になっている。 【0012】シャッタ60はスライダ64をケース5
0,51のスライダガイド溝65,66に収納した状態
で装着されるが、この場合スライダ64の突出部67を
このシャッタ60の平板部61,62が乗り越えるよう
にしてケース50,51の凹部58,59方向に押し込
まれ、舌片63が突出部67を乗り越えると装着が完了
する。このとき舌片63の先端面が突出部67に当接し
て、シャッタ60の抜け止めがなされる。 【0013】図1に示すように、スライダ64のシャッ
タ移動方向の長さL1はシャッタ60ののシャッタ移動
方向の幅L2よりも十分に長く設計されている(本実施
の形態では、L1はL2の約4倍)。 【0014】70は下ケース51の前面角部のデットス
ペースに配置されシャッタ60と連動する方向変換部材
としてのレバーで、例えば下ケース51側に配置され、
一方の端部71がピン72によってスライダ64の段部
68近傍の端部73に回動可能に連結され、他方の端部
74に下ケース51の側面75によってケース51の内
方に入り込むことを防ぐように係止された操作部77を
備え、レバー70の中央部に突起78を有している。 【0015】79はばねで、レバー70の突起78に胴
部が保持され、一端がレバー70に係着され、他端が下
ケース51に設けられた突起80に係着され、レバー7
0が突起80と突起78間の一定距離をもって遊動し、
スライダ46を介してシャッタ60を閉じ方向(H方
向)に常時付勢するとともに、前記レバー70の他端
(操作部77)が常に下ケース51の側面75に当接し
て移動するように付勢している。 【0016】なお、下ケース51の溝66に形成する立
上り部81にはスライダ64の端部73側に位置する部
分に高さの低い部分82を有し、レバー70の端部71
がこの部分82を越えてスライダ64の端部73に連結
される。 【0017】図1、図4の二点鎖線で示す83はディス
ク駆動装置に設けられた案内部材、84は案内部材83
の一部を切り起こして形成され、レバー70の操作部7
7に係合する係止部材である。また下ケース51の図面
に向かって右側角部側面には、ディスクカートリッジの
挿入方向Aに延びた凹部91が形成され、レバー70の
操作部77がこの凹部91内に臨んでいる。 【0018】この実施の形態ではスライダ64、レバー
70、ばね79等を下ケース51に組み込み、下ケース
51の凹部55にディスクを収納し、上ケース50を下
ケース51に組み合せ、シャッタ60を装着し、ねじ等
により上ケース50、下ケース51を締結して一体化し
ている。 【0019】ディスクカートリッジの不使用時には、図
1に示すようにばね79の付勢力によりレバー70を介
してスライダ64の段部68が下ケース51の段部69
と係合し、スライダ64と連結しているシャッタ60は
ヘッド挿入口56、57を閉塞している。 【0020】この状態からディスクカートリッジをディ
スク駆動装置の案内部材83に沿って図1の矢印A方向
に挿入すると、係止部材84が凹部91内に挿入されて
レバー70の操作部77と当接し、引き続いてディスク
カートリッジを押し込むことによりレバー70がばねの
力に抗して矢印Bの方向に移動し、これによりスライダ
64が矢印C方向に摺動し、シャッタ60も矢印D方向
に摺動して、ディスクカートリッジの挿入終了時点では
図4のようにヘッド挿入口56,57が開放する。図4
に示すようにこの開放状態においても、スライダ64は
前面壁90と左右の立上り部81R,81Lと係合して
いる。すなわちシャッタ60がヘッド挿入口56,57
に対して開位置にあるときでも、シャッタ60より突出
したスライダ64の一端64aが、ヘッド挿入口56,
57を介してシャッタ60とは反対側のスライダガイド
部(立上り部81L、前面壁90)と係合するように、
スライダ64がシャッタ60より突出している。 【0021】そしてヘッド挿入口56あるいはヘッド挿
入口57を通して磁気ヘッドがディスクカートリッジ内
に進入して磁気ディスクと接触し、所望の記録再生がな
される。 【0022】ディスクカートリッジを図4のE方向に移
動させてディスク駆動装置から取り出すと、係止部材8
4と係合している操作部77はばね79の力によってケ
ース50,51の突起部76,側面75に沿って移動を
始め、レバー70が矢印F方向に、スライダ64が矢印
G方向に摺動し、シャッタ60が矢印H方向に移動して
ヘッド挿入口56,57が閉塞される。 【0023】この実施の形態では組み立てに際し、下ケ
ース51にスライダ64、レバー70、ばね79等を装
着して、次の組み込み工程に送られてディスクの収納、
上ケース50の重ね合わせ等が行われるが、スライダ6
4は直線的な摺動操作を行うので可撓性である必要はな
い。 【0024】また、スライダ64は長い帯板状であるた
め摺動動作が安定し、シャッタ60の安定した開閉動作
が行われる。 【0025】また、ディスク駆動装置の係止部材84は
磁気ヘッド装置から十分に離れた位置に設けることがで
き、従って部品配置に対する制約が緩和され、ディスク
駆動装置の構造が簡単になる。 【0026】 【発明の効果】本発明は前述のように、内側にディスク
収納空間を形成し、所定の位置にヘッド挿入口を有する
カートリッジケースと、そのカートリッジケースのディ
スク収納空間に回転可能に収納された情報記録ディスク
と、そのカートリッジケースの前面に沿って移動するこ
とにより前記ヘッド挿入口を開閉するシャッタと、その
シャッタを常に閉成方向に弾性付勢するばねとを備えた
ディスクカートリッジにおいて、前記シャッタにシャッ
タ移動方向に沿ってほぼ直線状に延びたスライダが連結
され、前記カートリッジケースの前面に沿ってほぼ直線
状に延びるスライダガイド部が、前記ヘッド挿入口を間
にしてカートリッジケースの両側にそれぞれ形成され
て、そのスライダガイド部に前記スライダが移動可能に
配置され、前記シャッタがヘッド挿入口に対して開位置
にあるときでも、シャッタより突出したスライダの一端
が、ヘッド挿入口を介してシャッタとは反対側のスライ
ダガイド部と係合するように、スライダがシャッタより
突出している。 【0027】そのためシャッタを開位置から閉位置に移
行する際にも、スライダの一端がシャッタとは反対側の
スライダガイド部と係合しているため、スライダの戻り
の動作が確実かつスムーズであり、動作信頼性に優れて
いる。
スク等の情報記録ディスクが収納されたディスクカート
リッジに関する。 【0002】 【従来の技術】内側にディスク収納空間を形成し、所定
の位置にヘッド挿入口を有するカートリッジケースと、
そのカートリッジケースのディスク収納空間に回転可能
に収納された情報記録ディスクと、そのカートリッジケ
ースの前面に沿って移動することにより前記ヘッド挿入
口を開閉するシャッタと、そのシャッタを常に閉成方向
に弾性付勢するばねとを備えたディスクカートリッジに
ついて、従来より種々の提案がなされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが従来のディス
クカートリッジは、シャッタを開位置から閉位置に移行
する際にシャッタがカートリッジケースの一部に引っ掛
かり、摺動がスムーズでないことがある。 【0004】すなわち従来のディスクカートリッジは、
シャッタの端部に連結されているばねの姿勢・位置がシ
ャッタの移行に伴って変化し、それによりシャッタに対
するばね力の作用方向も変化して、シャッタが移行中に
傾くことがある。そのため特にシャッタを開位置から閉
位置に移行する際に、シャッタが傾きその端縁がカート
リッジケースのヘッド挿入口の端縁に当接して、シャツ
タの摺動がスムーズでないことがある。 【0005】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、シャツタの摺動がスムーズな動作性に優れ
たディスクカートリッジを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、内側にディスク収納空間を形成し、所定
の位置にヘッド挿入口を有するカートリッジケースと、
そのカートリッジケースのディスク収納空間に回転可能
に収納された情報記録ディスクと、そのカートリッジケ
ースの前面に沿って移動することにより、前記ヘッド挿
入口を開閉するシャッタと、そのシャッタを常に閉成方
向に弾性付勢するためのばねとを備えたディスクカート
リッジを対象とするものである。 【0007】そして前記シャッタにシャッタ移動方向に
沿ってほぼ直線状に延びたスライダが連結され、前記カ
ートリッジケースの前面に沿ってほぼ直線状に延びるス
ライダガイド部が、前記ヘッド挿入口を間にしてカート
リッジケースの両側にそれぞれ形成されて、そのスライ
ダガイド部に前記スライダが移動可能に配置され、前記
シャッタがヘッド挿入口に対して開位置にあるときで
も、シャッタより突出したスライダの一端が、ヘッド挿
入口を介してシャッタとは反対側のスライダガイド部と
係合するように、スライダがシャッタより突出している
ことを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ディスクカートリッジを図に基づいて説明する。図1は
下ケース側の要部を示す平面図、図2は断面部分を含む
正面図、図3は断面部分を含む側面図、図4はシャッタ
が開かれた状態を示す要部平面図、図5はカートリッジ
ケースの展開図、図6はシャッタとスライダを分解した
一部斜視図である。 【0009】これらの図において、50は上ケース、5
1は下ケース、これらが重ね合わされて内部に図示しな
いディスク、例えば磁気ディスクが収納される収納空間
が形成される。上ケース50、下ケース51は図5にも
示すように、中央部にディスク駆動装置(図示せず)の
駆動軸が挿入される穴52,53を有し、ディスク収納
用の凹部54,55と、略長方形のヘッド挿入口56,
57を備え、外表面のヘッド挿入口56,57の近傍に
は凹部58,59が形成されている。 【0010】60はヘッド挿入口56,57を開閉する
シャッタで、図3に示すように、一対の対向した平板部
61,62と、その平板部61,62の端部どうしを連
結する端板部 を有して全体の基本的断面形状がコ字
状をしており、平板部61,62が上,下ケース50,
51の凹部58、59が摺動可能に装着される。シャッ
タ60は図1に示すように、ケース50,51の前面5
0a,51aに位置する上下、左右部分に舌片63を備
えている。 【0011】64はケース50,51の前面50a,5
1aに沿う方向に摺動可能な帯板状のスライダで、ケー
ス50,51の前面壁90と、その前面壁90と対向し
て且つヘッド挿入口56,57の前方左右に突設された
立ち上り部81R,81Lとで構成されたスライダガイ
ド溝65,66に収納され、シャッタ60が装着されて
いる部分の断面の基本形状は上下方向に突出する突出部
67を有するT字形で、それ以外の部分の断面の基本形
状は矩形になっている。また図1に示す如く右方部分に
段部68を有し、図2に示すようにこの段部68が下ケ
ース51のスライダガイド溝66に形成された段部69
に係合可能になっている。 【0012】シャッタ60はスライダ64をケース5
0,51のスライダガイド溝65,66に収納した状態
で装着されるが、この場合スライダ64の突出部67を
このシャッタ60の平板部61,62が乗り越えるよう
にしてケース50,51の凹部58,59方向に押し込
まれ、舌片63が突出部67を乗り越えると装着が完了
する。このとき舌片63の先端面が突出部67に当接し
て、シャッタ60の抜け止めがなされる。 【0013】図1に示すように、スライダ64のシャッ
タ移動方向の長さL1はシャッタ60ののシャッタ移動
方向の幅L2よりも十分に長く設計されている(本実施
の形態では、L1はL2の約4倍)。 【0014】70は下ケース51の前面角部のデットス
ペースに配置されシャッタ60と連動する方向変換部材
としてのレバーで、例えば下ケース51側に配置され、
一方の端部71がピン72によってスライダ64の段部
68近傍の端部73に回動可能に連結され、他方の端部
74に下ケース51の側面75によってケース51の内
方に入り込むことを防ぐように係止された操作部77を
備え、レバー70の中央部に突起78を有している。 【0015】79はばねで、レバー70の突起78に胴
部が保持され、一端がレバー70に係着され、他端が下
ケース51に設けられた突起80に係着され、レバー7
0が突起80と突起78間の一定距離をもって遊動し、
スライダ46を介してシャッタ60を閉じ方向(H方
向)に常時付勢するとともに、前記レバー70の他端
(操作部77)が常に下ケース51の側面75に当接し
て移動するように付勢している。 【0016】なお、下ケース51の溝66に形成する立
上り部81にはスライダ64の端部73側に位置する部
分に高さの低い部分82を有し、レバー70の端部71
がこの部分82を越えてスライダ64の端部73に連結
される。 【0017】図1、図4の二点鎖線で示す83はディス
ク駆動装置に設けられた案内部材、84は案内部材83
の一部を切り起こして形成され、レバー70の操作部7
7に係合する係止部材である。また下ケース51の図面
に向かって右側角部側面には、ディスクカートリッジの
挿入方向Aに延びた凹部91が形成され、レバー70の
操作部77がこの凹部91内に臨んでいる。 【0018】この実施の形態ではスライダ64、レバー
70、ばね79等を下ケース51に組み込み、下ケース
51の凹部55にディスクを収納し、上ケース50を下
ケース51に組み合せ、シャッタ60を装着し、ねじ等
により上ケース50、下ケース51を締結して一体化し
ている。 【0019】ディスクカートリッジの不使用時には、図
1に示すようにばね79の付勢力によりレバー70を介
してスライダ64の段部68が下ケース51の段部69
と係合し、スライダ64と連結しているシャッタ60は
ヘッド挿入口56、57を閉塞している。 【0020】この状態からディスクカートリッジをディ
スク駆動装置の案内部材83に沿って図1の矢印A方向
に挿入すると、係止部材84が凹部91内に挿入されて
レバー70の操作部77と当接し、引き続いてディスク
カートリッジを押し込むことによりレバー70がばねの
力に抗して矢印Bの方向に移動し、これによりスライダ
64が矢印C方向に摺動し、シャッタ60も矢印D方向
に摺動して、ディスクカートリッジの挿入終了時点では
図4のようにヘッド挿入口56,57が開放する。図4
に示すようにこの開放状態においても、スライダ64は
前面壁90と左右の立上り部81R,81Lと係合して
いる。すなわちシャッタ60がヘッド挿入口56,57
に対して開位置にあるときでも、シャッタ60より突出
したスライダ64の一端64aが、ヘッド挿入口56,
57を介してシャッタ60とは反対側のスライダガイド
部(立上り部81L、前面壁90)と係合するように、
スライダ64がシャッタ60より突出している。 【0021】そしてヘッド挿入口56あるいはヘッド挿
入口57を通して磁気ヘッドがディスクカートリッジ内
に進入して磁気ディスクと接触し、所望の記録再生がな
される。 【0022】ディスクカートリッジを図4のE方向に移
動させてディスク駆動装置から取り出すと、係止部材8
4と係合している操作部77はばね79の力によってケ
ース50,51の突起部76,側面75に沿って移動を
始め、レバー70が矢印F方向に、スライダ64が矢印
G方向に摺動し、シャッタ60が矢印H方向に移動して
ヘッド挿入口56,57が閉塞される。 【0023】この実施の形態では組み立てに際し、下ケ
ース51にスライダ64、レバー70、ばね79等を装
着して、次の組み込み工程に送られてディスクの収納、
上ケース50の重ね合わせ等が行われるが、スライダ6
4は直線的な摺動操作を行うので可撓性である必要はな
い。 【0024】また、スライダ64は長い帯板状であるた
め摺動動作が安定し、シャッタ60の安定した開閉動作
が行われる。 【0025】また、ディスク駆動装置の係止部材84は
磁気ヘッド装置から十分に離れた位置に設けることがで
き、従って部品配置に対する制約が緩和され、ディスク
駆動装置の構造が簡単になる。 【0026】 【発明の効果】本発明は前述のように、内側にディスク
収納空間を形成し、所定の位置にヘッド挿入口を有する
カートリッジケースと、そのカートリッジケースのディ
スク収納空間に回転可能に収納された情報記録ディスク
と、そのカートリッジケースの前面に沿って移動するこ
とにより前記ヘッド挿入口を開閉するシャッタと、その
シャッタを常に閉成方向に弾性付勢するばねとを備えた
ディスクカートリッジにおいて、前記シャッタにシャッ
タ移動方向に沿ってほぼ直線状に延びたスライダが連結
され、前記カートリッジケースの前面に沿ってほぼ直線
状に延びるスライダガイド部が、前記ヘッド挿入口を間
にしてカートリッジケースの両側にそれぞれ形成され
て、そのスライダガイド部に前記スライダが移動可能に
配置され、前記シャッタがヘッド挿入口に対して開位置
にあるときでも、シャッタより突出したスライダの一端
が、ヘッド挿入口を介してシャッタとは反対側のスライ
ダガイド部と係合するように、スライダがシャッタより
突出している。 【0027】そのためシャッタを開位置から閉位置に移
行する際にも、スライダの一端がシャッタとは反対側の
スライダガイド部と係合しているため、スライダの戻り
の動作が確実かつスムーズであり、動作信頼性に優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの下ケース側の要部を示す平面図である。 【図2】そのディスクカートリッジの断面部分を含む正
面図である。 【図3】そのディスクカートリッジの断面部分を含む側
面図である。 【図4】そのディスクカートリッジのシャッタが開かれ
た状態を示す下ケース側の要部を示す平面図である。 【図5】そのディスクカートリッジにおける上,下ケー
スの展開図である。 【符号の説明】 50 上ケース 51 下ケース 50a,50b 前面 56,57 ヘッド挿入口 60 シャッタ 64 スライダ 65,66 溝 67 突出部 79 ばね 81R,81L 立上り部
ジの下ケース側の要部を示す平面図である。 【図2】そのディスクカートリッジの断面部分を含む正
面図である。 【図3】そのディスクカートリッジの断面部分を含む側
面図である。 【図4】そのディスクカートリッジのシャッタが開かれ
た状態を示す下ケース側の要部を示す平面図である。 【図5】そのディスクカートリッジにおける上,下ケー
スの展開図である。 【符号の説明】 50 上ケース 51 下ケース 50a,50b 前面 56,57 ヘッド挿入口 60 シャッタ 64 スライダ 65,66 溝 67 突出部 79 ばね 81R,81L 立上り部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 内側にディスク収納空間を形成し、所定の位置にヘッド
挿入口を有するカートリッジケースと、 そのカートリッジケースのディスク収納空間に回転可能
に収納された情報記録ディスクと、 そのカートリッジケースの前面に沿って移動することに
より前記ヘッド挿入口を開閉するシャッタと、 そのシャッタを常に閉成方向に弾性付勢するばねとを備
えたディスクカートリッジにおいて、 前記シャッタにシャッタ移動方向に沿ってほぼ直線状に
延びたスライダが連結され、 前記カートリッジケースの前面に沿ってほぼ直線状に延
びるスライダガイド部が、前記ヘッド挿入口を間にして
カートリッジケースの両側にそれぞれ形成されて、 そのスライダガイド部に前記スライダが移動可能に配置
され、 前記シャッタがヘッド挿入口に対して開位置にあるとき
でも、シャッタより突出したスライダの一端が、ヘッド
挿入口を介してシャッタとは反対側のスライダガイド部
と係合するように、スライダがシャッタより突出してい
ることを特徴とするディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8164397A JP2614710B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8164397A JP2614710B2 (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ディスクカートリッジ |
Related Parent Applications (1)
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Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP2001250360A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-09-14 | Sony Corp | ディスクカートリッジ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6098175U (ja) * | 1983-12-06 | 1985-07-04 | 松下電器産業株式会社 | デイスクジヤケツト |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP8164397A patent/JP2614710B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08306151A (ja) | 1996-11-22 |
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