JPH09110184A - 給紙カセット - Google Patents

給紙カセット

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JPH09110184A
JPH09110184A JP7293812A JP29381295A JPH09110184A JP H09110184 A JPH09110184 A JP H09110184A JP 7293812 A JP7293812 A JP 7293812A JP 29381295 A JP29381295 A JP 29381295A JP H09110184 A JPH09110184 A JP H09110184A
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Mitsuyo Koizumi
光代 小泉
Masami Sakuma
政美 佐久間
Akio Sakurai
櫻井  紀生
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 できるだけ多種類の用紙サイズに対応できる
コンパクトで堅固な給紙カセットを提供する。 【解決手段】 給紙カセット1は、上板7および底板8
からなる二重構造の主容器2を有し、この二重構造で形
成された空間に、副容器3が摺動自在に挿入されてい
る。副容器3は主容器2に対して摺動自在であり、かつ
後端ガイド部材21が副容器3上の摺動面22に沿って
摺動自在であるので、これらの位置を調整することによ
り、種々の用紙サイズに対応できる。主容器2に対する
副容器3の位置は、底板8に設けられたレールの凹部に
係合する副容器3の係合部材によって、該凹部が形成さ
れた予定位置に調整できる。主容器2の上板7には、副
容器3を主容器2に押し込んだ際の逃げ部23が設けら
れるが、底板8によって主容器3の強度は確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の画像記録装置に設けられる給
紙カセットに関し、特に、ひとつで複数のサイズに対応
することができる給紙カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】サイズが異なる種々の用紙に画像を記録
することができる画像記録装置において、各サイズの用
紙毎に専用の給紙カセットを設け、記録画像に合わせて
給紙カセットを選択するようにした方式がある。この方
式では、多数の給紙カセットを必要とするため、給紙装
置が大型化し、かつ給紙経路も複雑となるという欠点が
ある。このような欠点をなくするため、ひとつの汎用給
紙カセットで各種サイズの用紙に対応することができる
ようにした画像記録装置が知られている。前記汎用給紙
カセットは最大サイズの用紙を収容できるように筐体の
サイズが決定されており、この筐体を、任意に位置調整
できる仕切部材で区切って各種サイズの用紙が収容でき
るようにしている。
【0003】ところで、給紙カセットよりも奥行きが短
く設計された画像記録装置では、該記録装置本体から給
紙カセットの一部が突出している状態で使用される場合
がある。このために、汎用給紙カセットのように筐体の
サイズが大きいと、中小サイズの用紙を使用する場合で
も、前記突出の量は最大サイズのときのままであり、使
い勝手が悪いという不具合が生じる。
【0004】このような不具合を解消するため、中小サ
イズの用紙を使用するときには、前記突出の量が小さく
なるように、伸縮自在にした給紙カセットが提案されて
いる(実開昭63−197229号公報)。図11は、
伸縮自在に構成された給紙カセットの斜視図である。同
図において、給紙カセット100は、本体101と、該
本体101の裏面に設けられたガイド102に摺動自在
に設けられた案内板103と、該案内板103の上面に
形成されたガイド104に摺動自在に設けられた調整板
105とからなる。本体101には該給紙カセット10
0が縮小状態になったときに、ガイド104や調整板1
05の基部106が本体101と干渉しないようにする
ための逃げ部107が設けられている。
【0005】また、給紙カセットには、小さいサイズの
用紙が収容されたときに該用紙の幅に合わせて幅規制板
(原稿ガイド)を設けることがある。例えば、実開平4
−96438号公報に開示された原稿ガイドは、前記給
紙カセットの本体101に相当する部材(原稿台)を、
ばねと原稿ガイドとで挟持しており、用紙のサズに合わ
せて前記原稿ガイドを原稿台上で摺動させて位置合わせ
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記給紙カセットや原
稿ガイドの調整機構には次のような問題点がある。ま
ず、伸縮自在の給紙カセット100においては、極めて
小さいサイズから極めて大きいサイズの用紙まで、幅広
く対応できるようにすることが困難である。例えば、前
記案内板103と調整板105を本体101側へ押し込
んで給紙カセット100を最大限縮小することにより、
本体101の奥行と略同一サイズの用紙に対応できる
が、これよりもさらに小さいサイズの用紙を適切に収容
することができない。
【0007】また、前記案内板103と調整板105を
引き出して給紙カセット100を拡張した場合、つまり
図11の状態の場合には、案内板103や調整板105
の基部106は側壁のない平板状となるため剛性が小さ
いという問題点がある。さらに、引き出された部分に側
壁がないことや、本体101には逃げ部107が設けら
れていること等から、該給紙カセット100に収容され
た用紙が空気中にさらされる部分が大きくなり、用紙が
吸湿しやすいという問題点もある。
【0008】一方、原稿ガイドの調整機構においては、
ばねが原稿台の案内面に押圧されているので、該ばねと
案内面との摩擦抵抗が大きく、原稿ガイドを摺動させる
ためには大きい操作力が必要となり操作性が悪いという
問題点がある。また、摺動時にもばねは一定圧で案内面
に押圧されているため、摺動していて原稿ガイドが予定
のサイズに合ったときの手応えがない、つまりいわゆる
クリック感がないため、原稿ガイドが予定位置に合った
のかどうかの判断がしにくく、調整の操作性が悪いとい
う問題点がある。なお、前記クリック感がないという点
では、前記給紙カセット100に摺動自在に設けている
案内板103や基部106を押し込んだり引き出したり
する場合も同様の問題点がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解消し、種々のサ
イズの用紙に対応することができ、かつ調整の操作性を
向上させることができるとともに、剛性を大きくするこ
とができる給紙カセットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、上板および底板を有する
二重構造からなる主容器と、該主容器の二重構造で形成
された空間に摺動自在に挿入された副容器と、前記副容
器内に設けられ、該副容器に対して該副容器の摺動方向
と同一方向に摺動自在に取り付けられた用紙後端規制部
材とを具備した点に第1の特徴があり、この特徴によ
り、副容器を最大限主容器に挿入して給紙カセットを縮
小した後、さらに、用紙後端規制部材を摺動させて、よ
り小さいサイズの用紙の収容に対応できる。
【0011】また、本発明は、前記主容器に対する副容
器の位置、ならびに該副容器に対する前記用紙後端規制
部材の位置をそれぞれ予定位置に保持するための係止手
段を具備した点に第2の特徴がある。
【0012】また、本発明は、前記主容器の底板に設け
られ、前記予定位置に対応して凹部が形成されたレール
と、前記副容器と一体的に形成され、前記レールに対し
て弾力的に押圧された状態で摺動自在であり、かつその
摺動面に前記凹部に係合する突起部が形成された弾圧部
材とから前記係止手段が構成された点に第3の特徴があ
り、前記突起部に代えてころを配置した点に第4の特徴
がある。
【0013】この第3および第4の特徴によれば、突起
部ないしころが凹部に係合して、前記副容器の摺動時に
いわゆるクリック感が得られ、該副容器を予定位置に容
易に保持することができる。
【0014】また、本発明は、前記レールに形成された
凹部が、前記副容器の摺動方向の一方では該摺動方向に
対して大きい角度をなす壁面を有し、他方では該摺動方
向に対して前記角度より小さい角度をなす壁面を有する
点に第5の特徴がある。
【0015】また、本発明は、前記副容器に形成された
弾圧部材が、前記レールを挟んで対向配置された一対の
片持支持レバーであり、一方の片持支持レバーの根元部
および先端部と他方の片持支持レバーの根元部および先
端部の位置関係が点対称となっている点に第6の特徴が
ある。この特徴によれば、主容器に対する副容器の出し
入れの際の操作力がその出し入れ方向に関係なく一定に
することができる。
【0016】また、本発明は、用紙を載置するためのプ
レートに対して前記用紙の供給方向と直角方向に移動自
在に設けられた用紙幅規制部材と、前記用紙幅規制部材
の移動方向に沿って前記プレートの複数の予定位置に形
成された凹部と、前記用紙幅規制部材に一体的に形成さ
れ、前記プレートに対して弾力的に押圧された状態で摺
動自在であり、かつその摺動面側に前記凹部に係合する
ころを設けた弾圧部材とを具備した点に第7の特徴があ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図3は本発明の一実施形態に係る給紙
カセットが画像記録装置に装着されている状態を示す斜
視図である。同図において、給紙カセット1の主容器2
は画像記録装置としてのプリンタ4の下部開口に挿入さ
れて予定位置に保持されている。さらに前記主容器2に
対して伸縮自在に副容器3が設けられる。図3は、前記
副容器3が主容器2から引き出されていて長いサイズの
用紙5が収容されている拡張状態を示し、用紙5は矢印
6の方向に給送される。
【0018】続いて、前記給紙カセット1のさらに詳細
な構成を説明する。図1は副容器3を主容器2から引き
出した状態つまり拡張状態の給紙カセット1の斜視図で
あり、図2は図1のA−A位置での断面図である。図1
および図2において、主容器2は上板7と底板8とを有
する二重構造であり、該上板7および底板8の間には空
間が形成されている。副容器3は前記上板7および底板
8間の空間に差し込まれていて、主容器2に対して矢印
9の方向に出し入れできるように組み付けられている。
【0019】前記上板7と底板8とはそれぞれの一方に
設けられた突起を他方に設けられた孔に嵌め込むことに
よって位置合わせがされている。例えば、図2におい
て、底板8の突起10、11が上板7の孔12、13に
嵌め込まれている一方で、上板7の突起14、15が底
板8の孔16、長孔17に嵌め込まれている。さらに、
前記突起や孔で位置合わせしたのち、いわゆるスナップ
フィットにより上板7と底板8とが結合される。該スナ
ップフィットは、上板7に設けられる部材18と底板8
に設けられる部材(レール19、20と一体的に設けら
れる後述の部材37,38)とからなり、両部材を互い
に押圧することで部材18が部材37または38で押し
広げられ、部材18に部材37,38が嵌まって両者が
係合する。
【0020】副容器3を主容器2に対して用紙のサイズ
に合わせた予定の位置に案内して固定するためのレール
19および20が底板8に形成されている。該レール1
9および20ならびに該レーレ19、20に係合する副
容器3の部分の形状は図6,7等に関してさらに後述す
る。
【0021】底板8上には用紙後端の位置を規制する後
端ガイド部材21が設けられ、該後端ガイド部材21は
底板8の摺動面22に摺動自在に係合させる。この摺動
機構については図4、図5に関してさらに後述する。上
板7には、前記摺動面22を受け入れるための逃げ部2
3が形成されている。この逃げ部23は先に従来技術の
項で説明した逃げ部107と同様の機能を果たすが、該
実施形態では底板8を有することにより、前記逃げ部1
07の欠点、つまり剛性の低下は回避されている。
【0022】上板7には段差24が設けられていて、該
段差24を利用してカバー25がかぶせられている。該
カバー25は副容器3の端部取っ手部分3aの上面をも
覆うことができるだけの長さを有し、副容器3を主容器
2に出し入れするのに伴い、該カバー25の下端面は前
記段差24上を摺動する。したがって、カバー25は、
副容器3を最大限押し込んだ時に段差24の終端壁24
aにカバー25の端部が当接しない範囲で奥行寸法を決
定するのがよい。
【0023】なお、図2では、該実施形態の理解を容易
にするため、直接に用紙を載置するために設けられる板
部材(プレート)を取り除いた状態を示す。凹凸パター
ン26および27は前記プレートを上方へ弾力的に押圧
するために用いられるコイルばね(図示せず)を受ける
ための座である。
【0024】次に、前記後端ガイド部材の摺動機構を詳
細に説明する。図4は、副容器3を主容器2に最大限押
し込んだときの状態を示す給紙カセット1の斜視図、図
5は後端ガイド部材と摺動面との係合状態を示す正面図
であり、図1と同符号は同一または同等部分を示す。図
4および図5において、後端ガイド部材21は底板8の
摺動面22を上下から挟み込んだ状態で矢印28の方向
に摺動自在となっている。後端ガイド部材21はガイド
部21aと1組の撓み部21bを有していて、該撓み部
21bはヒンジ部29により可撓性を持たせてある。し
たがって、1組の撓み部21bの上部を指でつまんて前
記ヒンジ部29を中心にして撓ませたり、指を放して撓
みをなくして元に復帰させたりすることにより、該撓み
部21bの下部先端に設けられた爪21cを摺動面22
の溝30に対して脱着させることができる。溝30は用
紙のサイズに合わせて複数組(図示の例では7組)設け
られていて、これらそれぞれの溝に前記爪21cを嵌合
できる位置に前記後端ガイド部材21を摺動させて位置
合わせを行う。図4の例では、後端ガイド部材21は手
前から2番目の溝30に爪21cが係合している。
【0025】次に、主容器2に対する副容器3の相対位
置を決定するための案内機構について説明する。図6
は、上板7および後端ガイド部材21を取外した状態の
給紙カセットの斜視図であり、図7は案内機構部分の拡
大平面図である。図6、図7において、下板8の上面に
レール19、20が形成されている。該レール19、2
0は全体としては副容器3の出入方向に延びていて、そ
の外面には位置決め用の凹部31、32が形成されてい
る。なお、凹部を示す符号は図面の繁雑を避けるため1
か所のみ記載したが、レール19および20の周囲に複
数設けられているのは図面から理解される。
【0026】一方、副容器3には、レール19を挟むよ
うに片持ち支持された湾曲レバー33、34が形成さ
れ、レール20を挟むように湾曲レバー35、36が形
成されている。各湾曲レバー33、34、35、36に
は突起33a、34a、35a、36aが形成されてい
る。そうして、副容器3を出し入れすると、前記突起3
3a、34a、35a、36aはレール19、20の外
面をそれぞれ摺動し、該突起33a、34a、35a、
36aが凹部31、32に嵌まるたびに、いわゆるクリ
ック感が得られる。したがって、その位置で副容器3の
出し入れ操作をやめれば、該当する凹部31、32の位
置で副容器3と主容器2との位置が定まり、該位置で決
定されるサイズの用紙を収容することができる。副容器
3を最も引き出した状態では、前記突起33a、34
a、35a、36aは前記凹部31、32のうち、副容
器3の引出方向の最も端部に設定されたものに嵌まって
いる。なお、前記レール19および20の内側には前記
スナップフィットを構成する一方の部材37、38なら
びに上板7の前記突起14、15が嵌まる孔16および
長孔17が形成されている。
【0027】前記凹部31、32は、副容器3を主容器
2に対して抜き差しするときにその操作に要する力が小
さくてすむように、かつ該凹部31、32に突起33
a、34a、35a、36aが嵌まったときに確実に副
容器3の位置決めがされるように形状が決定されてい
る。
【0028】例えば、湾曲レバー33、34と凹部31
との関係において、突起33a、34aが凹部31に嵌
まった状態で該凹部31の壁面を突起33a,34aが
乗り越える場合を想定する。この場合、副容器3の抜き
差し方向によって凹部31の壁面を乗り越える力が相違
する。すなわち、副容器3を矢印39の方向に引き出す
ときと、矢印39の反対方向に押し込むときとでは、前
記凹部31に嵌まった突起33a,34aが凹部31の
壁面を乗り越えるための力は、後者の方が小さくてす
む。これは、突起33a、34aに対していずれの方向
から力が加わるかによって、湾曲レバー33、34を撓
ませる力に寄与する大きさが異なるからである。
【0029】以上の観点から、本実施の形態では、図7
に示すように、凹部31の角度θaは角度θbより大き
くしてあり、角度θcは角度θdより大きく設定してあ
る。すなわち、突起33a、34aの、湾曲レバー3
3、34先端側が当接する凹部31の壁面では角度を大
きくし、湾曲レバー33、34根元側が当接する凹部3
1の壁面では角度を小さくしている。このような角度設
定によって、突起33a、34aが凹部31からいずれ
の方向に抜け出すように副容器3を移動させる場合で
も、ほぼ同様の、小さい力で操作が可能である。
【0030】また、前記角度の小さい方の壁面は点対称
に配置されていて、該壁面で突起33aおよび34aを
挟み込むことによって位置決めが確実に行えるようにし
ている。さらに、角度の大きい方の壁面と突起33a、
34aとの間には前記位置決めに影響を与えないように
クリアランスを設けてある。なお、上記の力関係や壁面
の角度設定は、湾曲レバー35、36と凹部32との関
係においても同様である。
【0031】図8は、副容器3を主容器2に押し込んだ
状態の給紙カセット1の斜視図であり、副容器3は主容
器2に対して最も押し込まれていて、給紙カセット1は
最小サイズになっている。この状態では、前記湾曲レバ
ー33、34、35、36の突起33a、34a、35
a、36aは前記凹部31、32のうち、副容器3の押
込方向の最も端部に設定されたものに嵌まっている。
【0032】次に、前記レールおよび湾曲レバーの他の
実施形態を説明する。図9において、レール19を摺動
する前記突起33a、34aに代えて、湾曲レバー3
3、34にころ33c、34cを設ける。このころ33
c、34cでレール19上を摺動させることによって、
副容器3の出し入れに関し、一層円滑な摺動性を得るこ
とができる。
【0033】上述のような、クリック感を持たせた調整
機構は、用紙の幅方向のガイドにも適用することができ
る。図10は、用紙幅ガイドの一例を示す斜視図であ
る。同図において、上板7には幅ガイド43、44が摺
動自在に設けられていて、該幅ガイド43、44はラッ
ク46、47の上面に固定されている。また、上板7に
は前記ラック47に沿ってその上方に開口されたスリッ
ト40を有する。該スリット40と同様のスリット(図
示せず)がラック46の上方にも形成されている。ラッ
ク46、47の上面には図示しない案内部材が設けられ
ていて、該案内部材が前記スリット40等に嵌まり、幅
ガイド43、44の摺動方向を決定している。
【0034】前記ラック46、47の背側には、湾曲レ
バー48、49が設けられ、該湾曲レバー48、49に
取り付けられたころ48a、49aは、上板7の裏面に
取り付けられたリブ41、42の縁を摺動する。湾曲レ
バー48、49は例えばばね材やプラスチック材料等で
形成され、ころ48a,49aが弾力的にリブ41、4
2の縁に押圧される。リブ41、42の縁にはラック4
6、47の長手方向に沿って凹部が形成されていて、前
記ころ48a、49aが該凹部に嵌まるたびにいわゆる
クリック感が得られる。前記凹部は種々の用紙幅に対応
して幅ガイド43、44の位置決めができるように形成
位置が決定されている。
【0035】さらに、前記ラック46、47は、前記下
板8に対して回転自在に軸支されているピニオン50と
噛み合っている。したがって、ラック46および47の
一方の動きは互いに他方の動きと連関し、一方の動きに
他方が追従するように構成されている。
【0036】以上説明したように、本実施形態では、副
容器3が主容器2に出し入れ可能であり、かつ収容する
用紙のサイズに対応して設けられた主容器2側のレール
19、20の凹部31、32に、副容器3側の突起を嵌
まり込ませることで、給紙カセット1のサイズを予定の
大きさに設定できる。また、副容器3の摺動面22上を
摺動させて予定位置で保持できる後端ガイド部材21を
利用することにより、さらに多段階で、用紙のサイズに
対応することができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし7の発明によれば、主容器が二重構造をなして
いるので、副容器を引き出した状態での強度が大きく、
しかも吸湿を抑制することもできる。特に、請求項1の
発明によれば、最大限縮小した状態の給紙カセットより
もさらに小さいサイズの用紙を適正に収容することがで
きる。また、請求項2ないし4の発明によれば、前記主
容器に対する副容器の位置を安定的に調整することがで
きる。特に、請求項3および4の発明によれば、突起部
ないしころが凹部に係合して、前記副容器の摺動時にい
わゆるクリック感が得られ、該副容器を予定位置に容易
に保持することができる。
【0038】また、請求項5または6の発明によれば、
主容器に対する副容器の出し入れの際の操作力をその出
し入れ方向に関係なく一定にすることができるので、操
作性が向上する。さらに、請求項7または8の発明によ
れば、用紙幅規制部材の調整に際しても、いわゆるクリ
ック感が得られ、前記用紙幅規制部材を予定位置に容易
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視
図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る給紙カセットの断面
図である。
【図3】 画像記録装置に装着した状態における給紙カ
セットの斜視図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視
図である。
【図5】 後端ガイド部材の正面図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る給紙カセットの分解
斜視図である。
【図7】 本発明の実施形態に係る給紙カセットの要部
拡大図である。
【図8】 本発明の実施形態に係る給紙カセットの分解
斜視図である。
【図9】 本発明の他の実施形態に係る給紙カセットの
要部拡大図である。
【図10】 本発明の他の実施形態に係る給紙カセット
の要部斜視図である。
【図11】 従来の給紙カセットの斜視図である。
【符号の説明】
1…給紙カセット、 2…主容器、 3…副容器、 7
…上板、 8…底板、19,20…レール、 21…後
端ガイド部材、 22…摺動面、 23…逃げ部、 3
1,32…凹部、 33,34,35,36…湾曲レバ
ー、 33a,34a,35a,36a…突起部、 3
3c,34c,48a,49a…ころ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録装置に供給される用紙を収容す
    るための給紙カセットにおいて、 上板および底板からなる二重構造をなし、前記画像記録
    装置に装着される主容器と、 前記主容器の二重構造で形成された空間に摺動自在に挿
    入され、前記主容器によって摺動方向が規制された副容
    器と、 前記副容器内に設けられ、該副容器に対して該副容器の
    摺動方向と同一方向に摺動自在に取り付けられた用紙後
    端規制部材とを具備したことを特徴とする給紙カセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記主容器に対する副容器の位置、なら
    びに該副容器に対する前記用紙後端規制部材の位置をそ
    れぞれ予定位置に保持するための係止手段を具備したこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙カセット。
  3. 【請求項3】 前記主容器に対する副容器の位置を複数
    の予定位置に保持するための係止手段が、 前記主容器の底板に設けられ、前記予定位置に対応して
    凹部が形成されたレールと、 前記副容器と一体的に形成され、前記レールに対して弾
    力的に押圧された状態で摺動自在であり、かつその摺動
    面に前記凹部に係合する突起部が形成された弾圧部材と
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の給紙カセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記主容器に対する副容器の位置を複数
    の予定位置に保持するための係止手段が、 前記主容器の底板に設けられ、前記予定位置に対応して
    凹部が形成されたレールと、 前記副容器と一体的に形成され、前記レールに対して弾
    力的に押圧された状態で摺動自在であり、かつその摺動
    面側に前記凹部に係合するころを設けた弾圧部材とを具
    備したことを特徴とする請求項2記載の給紙カセット。
  5. 【請求項5】 前記レールに形成された凹部が、 前記副容器の摺動方向の一方では該摺動方向に対して大
    きい角度をなす壁面を有し、他方では該摺動方向に対し
    て前記角度より小さい角度をなす壁面を有することを特
    徴とする請求項3または4記載の給紙カセット。
  6. 【請求項6】 前記副容器に形成された弾圧部材が、 前記レールを挟んで対向配置された一対の片持支持レバ
    ーであり、一方の片持支持レバーの根元部および先端部
    と他方の片持支持レバーの根元部および先端部の位置関
    係が点対称となっていることを特徴とする請求項5記載
    の給紙カセット。
  7. 【請求項7】 前記主容器の上板の上に配置されたプレ
    ートと、 前記プレートに対して前記副容器の摺動方向と直角方向
    に移動自在に設けられた用紙幅規制部材と、 前記用紙幅規制部材の移動方向に沿って前記プレートの
    複数の予定位置に形成された凹部と、 前記用紙幅規制部材に一体的に形成され、前記プレート
    に対して弾力的に押圧された状態で摺動自在であり、か
    つその摺動面側に前記凹部に係合するころを設けた弾圧
    部材とを具備したことを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載の給紙カセット。
  8. 【請求項8】 画像記録装置に供給される用紙を収容す
    るための給紙カセットにおいて、 用紙を載置するためのプレートと、 前記プレートに対して前記用紙の供給方向と直角方向に
    移動自在に設けられた用紙幅規制部材と、 前記用紙幅規制部材の移動方向に沿って前記プレートの
    複数の予定位置に形成された凹部と、 前記用紙幅規制部材に一体的に形成され、前記プレート
    に対して弾力的に押圧された状態で摺動自在であり、か
    つその摺動面側に前記凹部に係合するころを設けた弾圧
    部材とを具備したことを特徴とする給紙カセット。
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