JP4153029B2 - 多数の成分を含有する滅菌剤のための滅菌装置および方法 - Google Patents

多数の成分を含有する滅菌剤のための滅菌装置および方法 Download PDF

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Description

発明の背景
発明の分野
本発明は一般に滅菌の方法に関する。詳しくは、1つの成分が水である多数の成分を含有する気相の滅菌剤を使用して物品を滅菌する方法に関する。
発明の背景の説明
空気圧により駆動される外科用または歯科用器具、もしくは細長い内腔および他の凹部を有する内視鏡などの器具の除染はいつでも難題である。これらの器具を除染するために様々な方法が用いられている。例えば、酸化エチレン、蒸気、ホルムアルデヒドと蒸気との混合物、乾燥した熱風、または液体への浸漬などがある。しかし、このタイプの器具は、従来の除染システムでは高熱および/または湿気により非常に損傷し易い。
歯科医院では、器具を1日に数回は異なる患者に対して使用する必要があるため、相互汚染を防ぐために患者が変わる度に器具を滅菌することだけではなく、器具に損傷を与えずに迅速におよび経済的に器具を滅菌することが重要である。
長い内腔または表面に凹部を有する器具を滅菌するとき特に問題となることは、滅菌剤をこれら到達し難い領域まで確実に送り込んで効果的に接触させることである。滅菌剤が入り込むのを妨げるエアーシールドを作り出すエアポケットが形成され得る。
蒸気滅菌システムでは、空気を除去するためにチャンバーを予め調整することが知られている。予め調整する方法としては、チャンバーの空気抜きおよび加圧がある。米国特許第4,164,538号、第4,335,071号、および第4,687,635号が代表的である。蒸気滅菌では、強い熱および湿気により損傷が生じ得るため、これらの方法は多くの器具を滅菌するのには適していない。
空気抜きしたチャンバーに滅菌剤の蒸気を注入する、過酸化水素の蒸気を用いた滅菌システムがいくつか記載されている。米国特許第4,956,145号に開示された方法の1つの実施態様では、閉鎖したチャンバーに過酸化水素の蒸気を導入する前にチャンバーから空気を抜く。この後で、断続的な補給注入を様々な量で行うことによって、チャンバー内の滅菌剤の蒸気の濃度を各注入の直後でも飽和限界より低いレベルに維持する。チャンバーはサイクルの間中、密封される。仕上げ注入の量を様々に変える理由は、プロセスが進行するにつれ相対湿度が上昇するからである。
米国特許第4,909,999号では、空気を担体として使用する連続的な貫流滅菌サイクルにおいて、過酸化水素の蒸気をチャンバーに吸引しチャンバー内を貫流させる方法が開示されている。滅菌剤の蒸気を運ぶ空気流を導入する前に、チャンバーから環境空気が吸引される。
これら参考文献のいずれも細長い内腔を有する器具を滅菌するとき生じる問題に焦点を当ててはいない。医科用、外科用および歯科用器具の到達し難い内腔および凹部を滅菌剤と確実に接触させ得る滅菌方法が必要とされる。さらに、器具に損傷を与えない、労力および時間を節約し得る、経済的な低温での滅菌方法が必要とされる。
最後に、使用者が有害な化学滅菌剤の残留物に曝される危険のない設置条件で操作し得る、滅菌方法が必要とされる。
発明の簡単な要旨
本発明は、チャンバー内の圧力を第1の大気圧以下のレベルに下げる工程と、該チャンバー内の圧力を第2の大気圧以下のレベルに上げるのに十分な第1の期間の間、該チャンバーに滅菌剤の蒸気を注入する工程と、該滅菌剤の蒸気を該チャンバー内に行き渡らせる工程とを包含する滅菌方法を提供する。この後で、該チャンバー内の圧力を第3の大気圧以下のレベルに上げるのに十分な第2の期間の間、該チャンバーに滅菌剤の蒸気を流す。さらに、該チャンバー内の圧力を第4の大気圧以下のレベルで維持するのに十分な第3の期間の間、滅菌剤の蒸気を該チャンバーへ流し、該チャンバー内で貫流させて排出する。この第4の大気圧以下のレベルは好ましくは該第3の大気圧以下のレベルより高いかまたはこれに等しい。次に、チャンバー内の滅菌剤の蒸気をほぼ該第4のレベルで第4の期間の間保持するために、該チャンバーへの滅菌剤の蒸気の流入および貫流ならびに該チャンバーからの排出を停止する。この第4の期間は、滅菌剤の蒸気が該チャンバーに行き渡り、滅菌される物品と効果的に接触するのに十分な時間である。後の滅菌剤を流す工程と滅菌剤の流れを停止する工程とは、チャンバー内の物品の滅菌が完了するまで複数回連続して交互に繰り返される。
滅菌される商品が少なくとも2つの開口端部とこれら開口端部の間の流体流路とを有する物品を含む場合は、該方法はまた、各物品の一方の端部を該チャンバーの該排気ポートまたは該入口ポートのいづれかに流体接続させる工程と、滅菌剤の蒸気を各物品の流体流路に通して該排気ポートから排出させる工程とをさらに包含する。滅菌される物品の型に応じて、該方法は、該チャンバー内の圧力を該第1の大気圧以下のレベルに下げる工程の前に該物品を暖める工程を包含し得る。この暖める段階の間、暖かい空気が該チャンバーを通しておよび該物品の周りおよび/またはこれを通して送られる。
本発明はまた、少なくとも2つの開口端部と該端部の間の流体流路とを有する物品を滅菌するための装置を提供する。該装置は、本発明の方法を実施するのに特に適しているが、他の滅菌方法も使用し得る。該装置は、入力ポートと排気ポートとを有するチャンバーと、該排気ポートまたは入口ポートの一方に流体接続された多岐管手段とを備える。該多岐管手段は、複数の物品の流体流路に流体接続するための複数の座部を有する。該排気ポートより下流に負の圧力差を形成する手段が提供される。該装置はまた、該入口ポートの上流側に、液状滅菌剤の供給源と、該液状滅菌剤を蒸発させる蒸発手段と、該液状供給源と該蒸発手段との間に位置して、液状滅菌剤の連続した増分量を該蒸発手段にパルス駆動により送るバルブ手段と、流体接続手段とを備える。該流体接続手段は、前述のすべての構成部品と、該蒸発手段と該流体接続手段のうちの該蒸発手段から該チャンバーに至る部分を通る空気流路とを流体接続させる。
空気タービンまたはモータを有する滅菌される物品を多岐管に接続することにより、滅菌段階において滅菌剤の流れが該タービンまたはモータを作動させ、これによりすべての表面が滅菌剤に曝される。滅菌剤は、該チャンバーを通っておよび滅菌される装置の周りおよびこれを通って流れた後、触媒コンバータを通って排出される。同じ滅菌剤が装置およびチャンバーを通って再還流されることはない。
滅菌剤が存在するときチャンバーおよび装置は真空状態にあるため、凹部および閉塞内腔への貫入が向上する。滅菌剤の拡散を防ぐために、存在する空気分子の量は少なくされる。ユニットに入る空気のすべては、HEPAフィルタにより濾過され、滅菌チャンバー内で触媒作用により滅菌剤を破壊し得る粒子を取り除く。
装置の流体流れラインに取り外し可能に接続するために個別のカセットまたはモデュールを有する実施態様が提供される。カセットは、ハンドピースを保持するための方法に類似した方法で内視鏡を保持するために有用である。
【図面の簡単な説明】
本発明は以下の図面を参照することによってさらによく理解され得る。これら図面では類似した要素は類似の参照番号を有する。
図1は、本発明の滅菌サイクルの1つの実施態様を示すグラフである。
図2は、図1のグラフの一部拡大図である。
図3は、本発明の滅菌サイクルの別の実施態様を示すグラフである。
図4は、本発明の方法を実施し得る滅菌装置の概略図である。
図5は、本発明の滅菌サイクルの第3の実施態様を示すグラフである。
図6は、多数の滅菌カセットを使用し得る、本発明の滅菌装置の正面図である。
図7は、図6の滅菌装置の側面図である。
図8は、単一のカセットを使用し得る、本発明の滅菌装置の別の実施態様の正面図である。
図9は、図8の滅菌装置の側面図である。
図10は、滅菌チャンバーとしてカセットを利用する、本発明の滅菌装置の1つの実施態様の分解斜視図である。
図11は、図6〜図10の滅菌装置およびカセットの分解断面図である。
図12は、本発明の方法を1〜4個のカセットを用いて実施し得る滅菌装置の概略図である。
図13は、本発明の方法を1〜4個のカセットを用いて実施し得る滅菌装置の変形実施態様の概略図である。
図14は、滅菌剤の流れおよび圧力を示す、本発明の滅菌装置の概略図である。
好適な実施態様の詳細な説明
図1〜図3および図5は、本発明の滅菌サイクルの3つの実施態様を示す。サイクルは、1つの成分が、好ましくは水である多数の成分からなる蒸気を用いて実施されるように設計されている。好適な滅菌剤は、30重量%の過酸化水素の水溶液から生成される過酸化水素の蒸気である。他の濃度の過酸化水素および過酢酸もまた、本発明の方法を実施する適切な滅菌剤として機能し得る。
図4は、本発明の方法を実施し得る滅菌装置10を示す。滅菌装置10は一般に、チャンバー12、液状滅菌剤の供給源14、真空ポンプ16、蒸発装置52、および4つのバルブ34、44、46および48を含む。
滅菌チャンバー12は入口ポート22と出口ポート24とを含む。出口ポート24は多岐管26によりチャンバー12内の複数のハンドピースコネクタ30(3本を図示)に流体接続する。少なくとも2つの開口端部とこれらの間を貫く流路とを有する医科用、歯科用もしくは外科用器具、またはハンドピースを、各コネクタ30に取り付けまたは載置して滅菌を行う。
各ハンドピースコネクタ30のオリフィスは、ハンドピース(または他の器具)の流体抵抗より大きいまたはこれに等しい流体抵抗を与える大きさとされる。これにより、流体が分配されてハンドピースおよびコネクタを流れ、各々のコネクタにほぼ等しい流量が与えられる。流体抵抗により、処理されるハンドピースの数量または載置場所に関係なく、全流量の少なくとも20%であり全流量の50%を超えない流量が確実に各コネクタ30を通って流れる。いずづれにせよ、ハンドピースをコネクタ30に載置すると滅菌剤が確実にハンドピースに到達しこれを貫流するのに十分な流量が与えられる。図14に示すように、各々が流体抵抗R1、R2およびR3を有するハンドピース31または他の器具を受容し得る、同じ流体抵抗Rcを有する3つのコネクタ30のオリフィスが並列に接続されているとする。また、流量絞り50が流体抵抗Rinを有するとすると、以下の式が適用される。
Figure 0004153029
ここで、Rc=各コネクタ30の流体抵抗
Rin=流量絞り50の流体抵抗
ΔP=PUP-PChamber
i=全流量
PChamber12=i Rin
PUP=(i Rin+ΔP)=真空ポンプ入口への圧力
Figure 0004153029
である場合、これらの等式により以下の結果が得られる。
Figure 0004153029
固定された排気真空ポンプ16が一定の全流量iを与えるため、チャンバー12の圧力(真空)は定数である。ハンドピース31の圧力低下は各々の流速が変動すると変動する。しかし、最大流量はiの1/2を超えることはなく、また最小流量はiの1/5より少ないことはない。(注:コネクタのオリフィスの流体抵抗の値がRc=R1,R2&R3であるとき、流量はi1=i2=i3=1/3iである。)
8.3リットル入りチャンバーに対しては、直径1/16インチのオリフィスで十分に補償されることが分かっている。もしくは、プロセスリリーフバルブによる圧力補償を行う流量制御装置または他の適切な流量制御装置などの、直列型流量制御装置(図示せず)を、ハンドピース31およびコネクタ30における圧力降下の変動に対して補償するために使用し得る。
チャンバー12はまた、ヒータ28、ならびに、ここでは参照番号32として集合的に示される適切な既知の温度センサおよび圧力センサを含む。バルブ34は出口ポート24とポンプ16との間の排気ラインに配備される。ポンプ16の出口端部は、適切な導管を介して触媒コンバータ36の入口35に流体接続される。コンバータ36は、滅菌剤の減成のための広い表面積を有する、流体抵抗の低い曲がりくねった流路を形成する複数の球体を収納する。滅菌剤が過酸化水素の蒸気であるときは、これら球体は好ましくは、銅、または触媒として過酸化水素を減成することが知られている他の物質により覆われるかまたは全体がこれら物質により形成される。触媒コンバータ36の出口37は音響排気出口フィルター38に流体接続される。
好ましくは2段階のオイルレス真空ポンプであるポンプ16により、液状滅菌剤は供給源14から粒子フィルター40を通して3方向注入バルブ44のポートAに吸引される。バルブ44は、開口しているときは空気注入バルブ46と交互に連続的にパルス駆動されるため、安定した流れに近い断続的な増分量の液体がバルブ44の流路A→Cを流れる。空気はHEPAフィルター42を通って、空気注入バルブ46からバルブ44のポートBに入り流路B→Cへ、またはエアーブレイクソレノイドバルブ48を通ってバルブ44を迂回して直接蒸発チャンバー52の入口53へ吸引される。流量絞り(ベンチュリ管)50が入口53の上流側に直列に配備され、これにより、空気または空気と滅菌剤との混合物が流量絞り50を通って蒸発チャンバー52の入口53に流れる。
蒸発チャンバー52の表面は電気バンドヒータ18などの適切なヒータによって加熱される表面を有する。蒸発チャンバー52の温度は、過酸化水素を蒸発させるために使用するときは、約60〜150℃(140〜302°F)である。バルブ44の流路A→Cがパルス駆動により瞬間的に開口すると、液状滅菌剤が空気と共に、連続的であるが断続的なパルスによる増分量だけ蒸発チャンバー52に吸引される。増分量の液体はここで蒸発し、適切な導管を介して蒸発チャンバー52の出口54を通る空気によって運ばれ滅菌チャンバー12の入口22に送られる。この導管はまた絶対フィルター(図示せず)を含み得る。フィルターは蒸気が通過するときこの蒸気によってその位置で滅菌される。この導管およびフィルターは絶縁および/または加熱され、蒸発チャンバー52に送られる前に滅菌剤が凝縮されるのを防ぐ。蒸発チャンバー52とコンバータ36は個別のユニットであり得る。または、米国特許第4,909,999号に記載されているように単一のユニットに収納され得る。この特許は本明細書において参考のため援用される。
滅菌装置の第1の変形実施態様では、取り外し可能なカセットをチャンバーに挿入、またはチャンバーの代わりに使用し得る。図6〜図13に示す本発明の装置の第2の変形実施態様では、チャンバー12は複数の個別のカセット112、212または312を受容するように適合され得る。カセットは1つ以上の器具を保持し得、個別に装着、滅菌、曝気、および脱着し得る。滅菌される器具または商品は使用される直前までカセットに保管されるか、または直ちに取り出してカセットを再利用し得る。個々のカセットが「チャンバー」すなわちその中で滅菌が行われる囲いを形成し得る。カセットの「チャンバー」は入口および排気ポート22および24に流体接続する。カセットは滅菌中はチャンバー12またはこれと同等の構造物に受容および収納され得る。この場合には、カセットは、真空および加圧の物理的応力に耐えるチャンバーに必要とされる構造上の基準に適合する必要はない。
滅菌プロセス中は堅固なチャンバー12内に収納されるため、カセットは軽い材料により製造され得る。もしくは、カセット自体が取り外し可能ではあるが完全な滅菌チャンバーとして機能し得る。つまり、カセットは別のチャンバーに挿入される必要はなく、例えば図10に示すように、それ自体でチャンバーを形成する。この場合には、カセットは真空および加圧下におかれる従来のチャンバーのすべての構造上の安全基準に適合しなければならない。このようなチャンバーのための構造上の必要条件は当該分野では既知であるため本発明の一部を形成するものでない。
図6および図7は、3つのカセット112を収納する装置110を示す。各カセット112は装置110の前面に位置する対応する開口部114に摺動により挿入され得る。図8および図9は、もっと大きな単一のカセット212を受容するためのもっと大きな開口部214を備えた同様の装置210を示す。図10は2つのカセット312を受容するようにされた持ち運び可能な装置310を示す。これら実施態様の各々において、カセット112、212または312は、例えば図11に示すような同じ方法で各々の装置110、210または310に流体接続する。
図11は、2つの雄型延長部120、140を有するカセット112、212または312を示す。延長部120は入口オリフィス122を有するシール部材116を備えている。延長部140は出口オリフィス124を有するシール部材118を備える。各オリフィス122、124はカセット112、212または312へ開口する。図11はまた、各々雄型延長部120および140を受容する大きさを有し、カセットを各々の装置110、210または310に流体接続させる雌型チャネル150および160も示している。各チャネル150、160はシール170、270、370、好ましくはOリングシール、ばね部材180、雄型延長部120、140の端部を摺動により受容する受容部材190、作動部材230およびブロック部材250を備えている。各作動部材230は対応する受容部材190の長軸F−Fにわたって延びており、受容部材190と共に、延長部120、140の端部を受容するための輪形のすきまを形成する。受容部材190、作動部材230およびブロック部材250は作動可能に結合し、これにより、受容部材がチャネル150または160の奥部に移動するときこれらは一致して移動する。迂回導管273はチャネル272を介してチャネル150および160と流体接続する。
例えば、カセット112を装置110に接続させるとき、延長部120、140はチャネル150、160に各々挿入される。延長部120、140の端部はチャネル150および160に滑り込んで、受容部材190のフランジ192に当接し、受容部材190をチャネル150、160のさらに奥部に押し入れる。作動部材230は受容部材190と共に移動し、次にブロック部材250が迂回導管273のチャネル272を超えた位置まで移動してチャネル150と160との間の流体接続を妨げる。
これによりカセット112は装置110、210、310の流体の流れラインに流体接続する。例えば、チャネル150は、カセットを導管部材120およびオリフィス122を通して入口ポート22に流体接続させる。蒸発チャンバー52からの滅菌剤の蒸気はチャネル150を通ってオリフィス122へ、そしてカセットへ流れる。チャネル160はカセット112を延長部140およびオリフィス124を通してポート24に流体接続させ、カセットの排気を行う。延長部120、140はチャネル150、160内に堅く保持される。しかし、例えばクランプ(図示せず)などの手段をさらに配備してカセットを定位置に固定し、操作中の流体接続を維持し、またプロセス中にカセットが不測に外れるのを防止し得る。
上述のように、1つ、2つ、3つまたはそれ以上のカセットと、カセットを装置の流体流路に流体接続する手段とが装備され得る。各カセットは一対の延長部120、140を有し、カセットが装着される装置は、対応するカセットの延長部対120、140を受容するための、1対、2対またはそれ以上の対の流体接続チャネル150、160を有する。
カセット112、212または312を装置から取り外すときは、ばね部材180が受容部材190およびこれと共にブロック部材250を外向きに迂回導管273から離れる方向に付勢する。これにより迂回導管273により一対のチャネル150、160が流体接続し、1方のチャネルに流れる流体は、迂回導管273を通って同じ対のもう1方のチャネルに流れ排出される。シール270および370はこの流れが対応するチャネル150および160から外部に漏れるのを防ぐ。複数のカセットを収納するのに適した実施態様では、流れは連続し得る。滅菌プロセスの作動中に、利用可能な接続チャネル対150および160のすべてがカセットに流体接続しているわけではない場合は、使用されていない接続チャネル対150および160は上述の方法でブロックされる。
2つ以上のカセットを有する実施態様では、装置のポート22、24は各カセットを装置の流体の流れラインに流体接続させるために必要な補完的な接続部を有する多岐管に接続される。多岐管の各接続部は好ましくは、各カセットへの蒸気/空気流および各カセットから送られる排気ガスを個別に制御するバルブを各々備える。このような蒸気/空気流のバルブは図4に示す3方向バルブ44に置き換わり得る。個々の排気バルブは図4に示すバルブ34に置き換わり得る。図12および図13は、各々、個別に制御された流量をカセットに供給するための変形配置例を示す。図12に示すように、単一の真空ポンプ16を使用して、流体が合計4つの独立したカセット(図示せず)に流れるようにされる。接続チャネル150、160および迂回導管273が示されている。真空ポンプ16に流れた空気は好ましくは、蒸発チャンバー52に再び送入される前に空気出口フィルター460により濾過される。ソレノイド注入バルブV1、V2、V3およびV4は、回路が各々滅菌段階または曝気段階のいずれかであるように個別に制御される。注入制御は4つの独立したシステムによって、図4に示す装置に関して述べたように制御され得る。もしくは、単一の空気ポンプ400ならびに差動圧力スイッチ410および411を使用して液状滅菌剤の注入を制御する。詳述すれば、空気ポンプ400はHEPAフィルター42を通して空気を吸引し、これを図12に示すように適切な導管を通して滅菌剤供給源14に送る。空気が滅菌剤供給源14に吸引されると、液状滅菌剤は供給導管408を通って粒子フィルター40にそして次にバルブV1、V2、V3およびV4に流れる。空気ポンプ400はまた、過剰の空気流を適切な導管404を通して蒸発チャンバー52に送る。好ましくは、制御された空気圧を滅菌剤供給源14に供給するために、直列型リリーフバルブ406が配備される。圧力スイッチ410および411は蒸発チャンバー52および滅菌剤供給導管408と連通し、これにより空気と滅菌剤の適切な混合物が蒸発チャンバー52に確実に送られる。4つの個別の同じ注入オリフィス420もまた用いられる。
カセットのチャネル150、160は全てのカセットにおいて類似した圧力差を生成するように使用され、この結果、かなり均一な空気流の分布が提供され得る。また、圧力差動スイッチ412は好ましくは、カセットのチャネル150および160の圧力差を測定するために使用される。
図12に示す実施態様は、真空バルブ430と圧力スイッチ411とを用いて注入装置の詰まりをチェックする。このチェックを行うためには、滅菌装置全体の空気抜きを幾分かは行わなければならない。従って、これは好ましくは滅菌サイクルが進行中でないときに行われる。真空バルブ430はまた、図4のバルブ48と同様の方法で機能する。
オプションとしての絞りオリフィス480は蒸発装置内およびカセット内の圧力を調節するために使用される。図13の実施態様では第2の空気ポンプ450が使用され、これは、注入部420の詰まりを個別にチェックし、サイクルの終わりに各注入部420から液状滅菌剤を個別に取り除き、またバルブ444がパルス駆動されるとき滅菌剤の増分量を個別に蒸発装置52に供給する。図13に示す実施態様では、空気出口フィルターとチャンバーの真空スイッチとが取り除かれている。
図1および図3に示す滅菌サイクルは非常に類似している。図5のサイクルは一部では、図1および図3のサイクルでは典型的な圧力レベルより低い圧力レベルで作動される。図1のサイクルは高速のハンドピース、歯科用ドリルおよび他の熱に弱い器具を滅菌する場合に特に有用である。図3のサイクルは、高速のハンドピースおよび歯科用ドリルを含むがこれらに限定されない幅広い範囲の器具を滅菌するのに有用である。図3のサイクルでは、好ましくは、段階Wの期間において、空気をバルブ48を介して蒸発チャンバー52に送り、ここで暖められた空気によって滅菌チャンバー12が暖められる。暖かい空気は滅菌チャンバー12に送られ、滅菌チャンバーを通って、器具の周りを、またコネクタ30に接続されたこれら器具の内腔を通って、出口ポート24に送られる。この暖かい空気により、滅菌サイクルの開始前に載置物が少し暖められる。滅菌サイクルは好ましくは室温から50℃までの温度領域内、好ましくは約37℃で実施される。約60〜70℃に温度を上げて滅菌剤を注入しても、化学滅菌剤が物質に及ぼす有害な影響は増大するが、これに対応する滅菌効力が著しく増大することはない。滅菌剤が過酸化水素の蒸気であるときは、蒸気は温度が高いほど速く減成を始める。温度が低くしかもこれに対応して滅菌剤の注入速度を低くしないときは、滅菌剤の蒸気は凝縮し得る。適合可能な材料の範囲を広くするためには凝縮は避けねばならない。従って、滅菌温度は滅菌剤の凝縮温度より高くすべきである。
本発明のサイクルの実施態様において、滅菌される器具は滅菌チャンバー12内に置かれる。滅菌チャンバー12が凍結乾燥器であるならば、器具は内部には置かれない。空気タービンまたはモータを備えた器具、および内腔を有する器具はハンドピースコネクタ30に載置される。この実施態様が使用されカセットが上述のように装置の流体流れラインに接続される場合は、内視鏡は上述のようにカセット内に置かれ得る。以下のプロセスの説明はチャンバー12に関連して行うが、カセットを使用するときはチャンバー12に係わる環境はカセットが装置に接続される場合は同様にカセットにも適用される。他のタイプの器具については、実際に滅菌を行うときに受け入れ可能な方法で行う。
上記の暖める工程が行われた場合はこれに続いて、図2にさらに明瞭に示すように、滅菌チャンバー12(または使用される場合はカセット)内が0.6psia(30mmHg絶対圧)以下に減圧される。空気および他の気体または蒸気が滅菌チャンバー12からほぼ除去されることにより、滅菌剤の蒸気が注入されるとこれが凹部および内腔に入り込む能力が高まる。この第1の大気圧以下の圧力レベルへの減圧に続いて、注入段階が多数回(n)にわたって行われる。各回において、チャンバーの圧力は第2、第3および第4の大気圧以下のレベル、および選択的に第5のレベル(図5参照)に上げられ、これがこのプロセスの間にn回繰り返される。好ましくは、このプロセスの間に2回(n)、より好ましくは4〜6回(n)である。交互に空気注入バルブ46およびバルブ44のポートB→Cを通って、供給源14からバルブ44のポートA→Cを通って吸引される滅菌剤と共に交互に蒸発チャンバー52に吸引される。(真空であるため)滅菌剤の蒸気圧により滅菌剤は入口22に運ばれ、ここで滅菌剤は、滅菌される装置におよび滅菌チャンバー12の大きさに応じて約10〜60秒間続く期間にわたって滅菌チャンバー12に導入される。注入により滅菌チャンバー12の圧力は、初期の真空レベルより約8〜15mmHg(絶対圧)だけ高い第2の大気圧以下の圧力レベル(例えば、図2の38〜45mmHg(絶対圧))に上昇する。場合によっては、注入する滅菌剤の量(重量)を監視および制御し得る。圧力上昇はセンサ32により監視し得る。8.3リットル容量の滅菌剤チャンバー12に30重量%の過酸化水素溶液を約0.2グラム注入することにより、過酸化水素の蒸気の瞬間濃度がリットル当り7.2mgとなる。この濃度を監視するために蒸気濃度センサを使用し得る。約15〜20秒間続く短い保持期間が設定され、この間に空気注入バルブ46が開口して緩やかなエアーブレイクが与えられる。排気バルブ34は閉鎖する。チャンバー12の圧力は約90mmHg(絶対圧)に上昇する。次に、滅菌剤の蒸気を運んだ空気が滅菌チャンバー12にほぼ連続的なパルス駆動で注入される。この期間に吸引される滅菌剤の蒸気の量は徐々に減少する。これは、チャンバー12および滅菌剤注入バルブ44の圧力が上昇するため、空気注入バルブ16での圧力差が減少するためにである。蒸気をチャンバー12に吸引する力が減少するため、圧力が所望のレベルに近づくにつれチャンバー12に入る蒸気の量が減少する。チャンバー12内の滅菌剤の蒸気の圧力が徐々に上昇するこの期間に、滅菌剤は滅菌チャンバー12内の商品の外部との効果的な接触を維持する。
図に示すように、パルスによる注入が約10秒間続き、この時点で滅菌剤の蒸気の濃度は所望の第3の大気圧以下の圧力レベル(例えば、好ましくは約600〜700mmHg絶対圧)に上昇する。滅菌剤のパルス注入を加えることにより滅菌剤の貫入が向上することが分かった。センサ32によってチャンバー12の圧力が所望の第3の大気圧以下の圧力レベル近くまで上昇したのが感知されると、さらに約10秒間の保持期間が設定される。次に、サイクルのグラフに示す点Dで、バルブ46および34はさらに約10秒間、交互にパルス駆動により開口する。
サイクルのグラフに示す点Dで、このサイクルの貫流滅菌段階が開始される。器具の長い内腔の滅菌が実際に行われるのはサイクルのこの部分においてである。貫流滅菌段階の間は、滅菌剤注入期間と注入が途切れる保持期間とが連続して交互に続く。この段階では、圧力は一般には第4の大気圧以下の圧力レベルに維持される。図1および図3のサイクルでは、第4の大気圧以下の圧力レベルは好ましくは約700〜760mmHg絶対圧である。しかし、図5に示すサイクルの実施態様では、第4のレベルははるかに低い、例えば約26mmHg絶対圧(1/2 psi真空)である。他のレベルも同様にはるかに低い。パルスによる滅菌期間および保持期間がこのような低い圧力レベルで実施される場合には、ほぼ点Eの時点で第5の大気圧以下の圧力レベルを加える。これにより、次にチャンバーの圧力を点Fまで下げるときチャンバー内の湿度は少なくとも10分の1に下がる。
8.3リットル入りの滅菌チャンバーにおいて実施される1つの実施態様では、各注入および保持期間は約10秒間続く。
正確な持続時間は滅菌チャンバーの大きさ、蒸気の濃度、空気の流速、載置物の大きさ、および滅菌チャンバーの圧力などの要因により変動し得る。好ましくは、1分間に5〜6回の完全な空気/蒸気の交換がある。この交換は非常に急速である。空気交換速度が遅いとサイクル時間が長くなる結果となる。少しばかり空気抜きされた滅菌チャンバー内(700mmHg絶対圧)に対応する空気流1.1 SCFMと共に10秒間に0.055グラムの注入を行うと、リットル当り3.18mgの名目上の濃度を有する過酸化水素が得られる。
関連部分が本明細書にて参考のため援用されている1990年9月11日付けのCummingsらの米国特許第4,956,145号には、様々な温度および相対湿度の条件下での過酸化水素の濃度、および記載されたプロセス中の様々な時間に滅菌チャンバーの圧力を特定のレベルに上昇させるために注入すべき過酸化水素の量を示すいくつかの表が示されている。Cummingsらの’145特許の表IIには、チャンバー(蒸気)の温度とチャンバーの湿度に基づく飽和濃度が示されており、これは真空での操作用に補正する必要がある。
蒸気の濃度を飽和量より低くするために注入速度が計算される。飽和濃度(すなわち露点条件)を超えると凝縮する。
滅菌剤により得られる濃度はこの飽和濃度C(sat)より低いかまたはこれに等しくなければならない。
Figure 0004153029
空気流量をフィルター42の近くの入口で測定する場合は、チャンバー内の空気流の容積は、理想気体の法則から引き出される次の等式を用いて測定値を温度および圧力の変化に応じて補正して求めなければならない。
Figure 0004153029
図1のサイクルでは、好ましくは点Dから点Eの間に5回の注入期間があり、n=4である。各注入期間の後に静止の保持期間が続く。図3のサイクルでは、好ましくは点Dから点Eの間に4回の注入期間があり、n=6である。図1におけるように、各注入期間の後に静止の保持期間が続く。高流量の注入期間により長い内腔内の露出領域に流れが即座に行き渡る。静止の保持期間によって、器具の外表面および内表面(内腔を含む)の両方の凹部ならびに到達し難い領域に滅菌剤の蒸気が入り込む。高い流速および大気圧以下の圧力条件により、これまでは滅菌が最も難しい領域であった内腔の最奥部まで滅菌剤が押し入れられる。さらに、高い流速により所望の濃度が維持される。また、保持期間により過酸化水素の滅菌剤が幾分か減成される。
静止の保持期間の間は排気バルブ34およびエアーブレイクバルブ48は閉鎖される。排気バルブ34およびエアーブレイクバルブ48は注入期間の間は開口される。3方向注入バルブ44と空気注入バルブ46とは、排気バルブ34が開口しているときはいつでも連続して交互にパルス駆動するが、連続的に開口し続けることはない。
バルブ34が開口しているときは、ポンプ16は開口したエアーブレイクバルブ48を通して空気を吸引し、また粒子フィルター40を通して液状滅菌剤をバルブ44の流路A→Cへ吸引する。前述のように、バルブ44は一定して注入バルブ46を交互にパルス駆動するため、液体は殆ど連続的に少ない増分量で蒸発装置に送られる。蒸発チャンバー52では、各増分量はほぼ即座に蒸発し、蒸気の形態で蒸発装置の出口54を通って滅菌チャンバー12の入口ポート22に送られる。連続的な液体増分量は迅速に送られるので、このような増分量はほぼ安定した液体の流れとして蒸発チャンバー52へ送られ、またほぼ安定した蒸気の流れとして滅菌チャンバー12へ送られる。例えば、連続する増分量と増分量との間は3秒以下、好ましくは1秒以下である。この増分量の蒸発により、多数の成分からなる蒸発の1つの成分が他の成分より揮発し易いとき、その成分が他の成分よりさきに蒸発するという問題が効果的に解決される。これにより、蒸気の成分の各々はほぼ同じ相対濃度を維持することができる。この増分量ずつの蒸発の全体的な方法は、米国特許第4,642,165号から再発行された米国特許第RE33007号に記載されている。
図1および図3に点Eとして示す、貫流と保持とが交互に行われる貫流滅菌期間が終了した時点で、排気バルブ34は開口し、またエアーブレイクバルブ48および3方向注入バルブ44は閉鎖する。チャンバー12内は30mmHg(絶対圧)より低い圧力に減圧され、チャンバー内の湿度および滅菌剤の蒸気の濃度が減少する。もしくは、図5に示すように、貫流滅菌期間が終了した時点で空気を送ってチャンバーの圧力を第5の、好ましくは大気圧以下の圧力レベルにさらに上昇させてもよい。この後で、図1および図3のサイクルのように減圧される。空気抜きの期間でのチャンバー12内の開始時と終了時の圧力比は、開始時と終了時のチャンバーの湿度および滅菌剤の蒸気の濃度の比に等しい。この比は、パルスとパルスとの間で湿度が高くなり滅菌剤が凝縮するのを防ぐために少なくとも10:1とすべきである。滅菌剤の凝縮は滅菌、滅菌剤の貫入、および材料の適応性に悪影響を与える。
図1および図5のサイクルにおいて、点Fで最後のパルス駆動による貫流の後に最後の大きな真空下での注入パルスが続く。バルブ44は空気注入バルブ46と交互にパルス駆動して、液状滅菌剤を蒸発チャンバー52に、および蒸気を滅菌チャンバー12に約30秒間にわたって吸引する。バルブ34が閉じた後に、チャンバー12内に維持される真空状態により、滅菌剤および/または空気をチャンバー12に吸引するのに必要な圧力差がもたらされる。次にバルブ44の流路A→Cは閉鎖し、またバルブ46およびバルブ44の流路B→Cは開口して約15秒間にわたって空気をチャンバー12に吸引する。このときも、チャンバー12内の真空レベルは、空気をバルブ46および44を通して、さらに蒸発チャンバー52を通してチャンバー12に吸引するのに十分である。3方向バルブ44がその流路A→Cから液状滅菌剤の増分量を受取り、次に流路A→Bに切り換わった後、空気注入バルブ46が開口する。空気の「スラグ」により増分量の液体は直ちに蒸発チャンバー52に押し流される。この交互の操作により、迅速な蒸発による迅速な圧力上昇が得られ、これにより、加圧流のセンサ32への逆流が遅いために起こる過剰注入が防止される。空気注入バルブ46が15〜20秒間開口した後エアーブレイクバルブ48が開口する。エアーブレイクバルブ48が閉鎖した後、ポンプ16がチャンバーの空気抜きを行う。
センサ32が所望の容量レベルに達したことを感知すると、曝気段階が開始される。適切な曝気サイクルを使用し得る。曝気パルスは2〜3回続く。すなわち、エアーブレイクバルブ48および排気バルブ34が約4秒間開口する。エアーブレイクバルブ48は閉鎖するが、排気バルブ34は開口したままで、チャンバー12内を約30mmHgに減圧する。次に、空気注入バルブ46とバルブ44の流路B→Cが約10秒間開口する。同様の曝気段階が1度または2度繰り返される。
これら曝気段階の1つで漏れ試験を行い得る。漏れ試験の間、チャンバー12の圧力は30mmHgに減圧され、漏れを示すチャンバー12内の圧力上昇の有無を測定するのに適切な時間にわたってすべてのバルブを閉鎖する。最後の空気抜きは好ましくはそれ以前の空気抜きより約40秒だけ長く続けられ、より大きく減圧される。空気抜きの時間を長くすると残留物を除去するのに最適であり、チャンバー12内の低温および高い相対湿度によって引き起こされる詰まりを解消する。
滅菌サイクルの間に滅菌装置10に入るすべての空気はHEPAフィルター42を通過するようになっている。これにより、曝気期間に滅菌された器具が再び汚染されるのを防ぐ。操作中にチャンバー12から出るすべての気体および蒸気はコンバータ36を通過する。これにより、過酸化水素の蒸気は水蒸気と酸素に還元される。
本発明のパルス駆動による真空流量滅菌サイクルは、従来のシステムの貫流滅菌サイクルおよび静止の保持サイクルの利点を組み合わせたものである。この組み合せにより以下の利点が得られる。すなわち、空気乾燥器を必要とせずに環境湿度に影響を与えることなく滅菌剤の濃度を最大にし得る。チャンバー作動温度が低い。滅菌剤と(接続された装置に含まれる)滅菌すべき微生物との間の分子衝突頻度が高いため、特にパルス駆動による保持期間中に滅菌効力が増大する。プロセスは蒸気の濃度が低くても効果的である。貫流段階の間に滅菌剤は約2,000〜4,000ppmで存在することが計算されている。真空段階の間にppmは上昇する。滅菌剤の実際の量(質量)は少ないが、空気と湿度が除去されるためチャンバー12内の相対濃度が高くなる。プロセスがこのパルス駆動の貫流段階に進むと、真空により空気担体の流れの湿度が低くなり(真空下では空気の容積が広がるため)、また空気がチャンバーから吸引される。真空操作の利点は、気体の混合物の全圧力は個々の圧力または分圧の合計に等しいという分圧の法則を参照して説明し得る。
Figure 0004153029
真空貫流の間に各気体の圧力が均一に減圧されるとすると、真空操作対非真空操作の理想気体の法則における比率は以下の通りである。
Figure 0004153029
ここで、P=水蒸気分圧
V=V1=V2=チャンバーの容積
R=水蒸気のための理想気体定数
T=チャンバーの温度
N=存在する水蒸気のモル数
T=T1=T2とすると、等式2は次のようになる。
Figure 0004153029
等式3で分圧が均一に減少すると仮定すると次のようになる。
Figure 0004153029
水蒸気の比率N/Vは本質的には湿度の測定である。従って、次のようになる。
Figure 0004153029
従って、大気圧の1/2での操作は1気圧であるが湿度が半分のレベルでの操作に等しい。真空貫流操作は様々な方法の組み合せで考察され得る。所定の温度での(凝縮しないための)滅菌剤の許容濃度を最大限にすることができる。また、所定の環境温度および湿度に対してより低い温度での操作が可能となる。さらに、真空貫流操作の間にチャンバー内に存在する分子の総量が少なくなる。従って、滅菌剤の他の分子に対する比率が増大する。この結果、滅菌剤と生物学的存在物との間の分子衝突頻度が高くなり、滅菌効力が増大する。
組み合わされた真空貫流滅菌プロセスの効力を、貫流プロセスまたは静止プロセスのみの場合の効力と比較する試験を行った。結果は以外にも、真空と貫流滅菌との組み合せの方が、貫流プロセスまたは静止プロセスのみの場合より滅菌効力が優れていることが分かった。これは特に、細長い内腔を有する器具および装置に適用する場合に当てはまる。
すべての試験は、1/8インチの厚さの鋳造アルミニウムにより作製され、内部総容量が8.3リットルのチャンバーを有する、図4に示す滅菌装置に類似した滅菌装置で行われた。は30重量%の過酸化水素を滅菌剤として使用した。濃度と流速は各試験とも同じにした。試験は、米国環境保護局(EPA)によって現在規定されている公職分析化学者協会(AOAC)の殺胞子試験(Sporicidal Test)に準じて行われ、滅菌に必要な最低推定接触時間を測定した。
Figure 0004153029
表Iに示す試験結果により、真空/貫流を組み合わせたサイクルを使用することにより、滅菌剤の貫入および効力が向上することが分かる。真空/貫流の方法を使用してAOACによる担体を連続的に滅菌するには16分間(またはそれ以下)の露出が必要であったが、貫流サイクルのみの場合には30分間経過した後でも依然として部分的に陽性を示した。
最低推定接触時間を確認するために当局により要求される他の試験方法は、直接製品に対して接種を行う試験である。米国食品医薬品局(FDA)のガイドラインによる最終露出時間は、a)AOACによる露出時間、またはb)接種された製品の露出時間の2倍の時間のうちの時間の長い方に等しい時間とされる。
真鍮の内腔を106個より多い胞子数で接種した。真鍮の切片を滅菌装置の排気多岐管のオリフィスに直接接続した。これらの試験の結果を表IIに示す。
Figure 0004153029
これらの結果によっても、大きな真空/貫流を組み合わせたサイクルを用いると、大きな真空/静止保持サイクルのみの場合に比べて著しい向上が得られることが分かる。しかし、組み合せのサイクルは、接種された製品を実験によって16分以下であると測定されたAOACによる露出時間の半分の時間で滅菌することは不可能であった。
表IIIに示すデータでは、サイクルの各貫流段階で、滅菌剤の注入と空気の流れを交互に開始および停止させることにより、必要な露出時間がさらに短くなることが分かる。
Figure 0004153029
各々10秒間の貫流時間と保持時間とを交互に繰り返す4分間の露出時間と、4分間の貫流露出時間とを比較すると、上記データにより、保持時間を利用すると生存胞子数は約10分の1であることが分かる。両方のサイクルで貫流段階の前に大きな真空下での注入パルス駆動を行った。
内腔の胞子を不活性化するには、滅菌剤の蒸気への露出期間に、貫流を開始および停止させるとより効率的である。これは一部にはチャネル効果が取り除かれるため、また一部には(貫流内腔内での)隅および裂け目への拡散によるためである。また、本発明のプロセスによれば、滅菌剤の分子が内腔を有する器具の構造内の凹部に入り込むことにより、滅菌剤がそれらの部分に存在する細菌の胞子と反応し得、従って滅菌を完了するのに必要な露出時間が減少するものと考えられる。本発明の大きな真空下での貫流サイクルの他の利点は、液状滅菌剤の使用が50%も節約され、このため滅菌剤使用者にとって1サイクル当りの運転経費が少なくてすむことである。
ファイバーオプティックス歯科用ハンドピースを製造業者から入手し、本発明の滅菌方法のサイクルを4,165回繰り返した。このファイバーオプティックスハンドピースを製造業者に戻して評価した。製造業者の評価によれば、このように何度も滅菌サイクルを繰り返した後でもハンドピースの性能は新しいハンドピースの性能と同じであることが分かった。蒸気による滅菌で同じ回数のサイクルを繰り返したならば多数のハンドピースが破壊されたであろう。
ファイバーオプティックスハンドピースを用いての試験が成功したことにより、基本ユニットの他の合成材料の試験も行った。入れ歯、歯冠、金冠、および歯科用印象などの物品を本発明の方法を用いて処理したが、すべてにおいて悪い影響は示されなかった。
ファイバーオプティックスおよび内腔を処理し得るためこのプロセスは内視鏡の滅菌にとって理想的である。滅菌中におよびその後の無菌状態を維持し得る保管のために、歯科用ハンドピースに対して提案された方法と同様の方法で内視鏡を保持するためにカセットを使用し得る。
図4の装置はFDAおよびEPAに提出され認可された。FDAへの提出に関連して、AOACによる殺胞子試験の方法を用いて微生物における有効性を示すための試験を行った。AOACにより規定された720個の担体の滅菌を行うために、図1のサイクルで5回の大きな真空下での注入と4回の貫流注入とを各々100秒間続けて交互に行った。図3のサイクルでは、1回の大きな真空下での注入と2回の貫流注入とをさらに加えたが、図3のサイクルの貫流部分は各々70秒間とした。
表IVは図4の装置を用いて図1のサイクルで行った殺胞子試験の結果である。表Vは図4の装置を用いて図3のサイクルで行った殺胞子試験の結果である。同時に、図1および図3のサイクルは少なくとも半サイクルの接触時間で接種された製品を滅菌することができた。例えば、図1では、n=4のとき、半サイクル接触時間はn=2となる。また、点Fでの最後の大きな真空下での注入は省略されたため、これら試験のための露出時間は典型的な全滅菌時間の44%であった。例えば、図3では、n=6のとき半サイクルはn=3であるため、これら試験のための露出時間は典型的な全滅菌時間の50%であった。表VIからIXは半サイクル時間での試験運転の結果を示す。
Figure 0004153029
Figure 0004153029
試験の結果、両方のサイクルにおいて12回の反復サイクルで720個の担体(4タイプ各々180個)を滅菌し得た。図1のサイクルの間に滅菌されたB.subtilisペニシリンダー(Penicylinder)の第2のトランスファーでは1が陽性となった。
しかし、グラム染色により、この微生物はグラム陽性の短桿菌であって、指標微生物ではないことが分かった。
Figure 0004153029
Figure 0004153029
Figure 0004153029
Figure 0004153029
表VIの結果により、接種された製品およびチャンバー全体に配分された試験片の複製試料は推定接触時間の44%の2段階サイクル(n=2)後に滅菌されたため、図1のサイクルに対する推定接触時間は十分であることが分かる。
半分の露出時間で接種された製品のいくつかに部分的な陽性が観察されたため(表VII)、EPA/AOACによる殺胞子試験によって測定されたような図2のサイクルのための初期の推定接触時間は不十分であることが分かった。低速のハンドピースの各構成部分が不規則であるため、局所的に胞子の浮遊が蓄積され、これにより接種原が厚くと思われる。金属ブリッジ材料の試料もまた表面が多孔であるため滅菌するのが困難であった。しかし、表VIIIに示すように、図2のサイクルの各滅菌剤貫流注入をさらに30秒延長すると、接種された製品およびチャンバー全体に配分された試験片の複製試料は30段階(n=3)または推定接触時間の50%以内で滅菌することができた。
滅菌装置内で環境相対湿度が上昇し得ることが表IXの結果により分かったが、滅菌の効力にはどんな影響も与えなかった。

Claims (4)

  1. 少なくとも2つの開口端部と該端部の間の流体流路とを有する1または複数の物品に使用するための滅菌方法であって、ここで該1または複数の物品の内面が、滅菌される表面のうちの1つを構成し、該滅菌方法は、以下:
    a)入口ポートおよび排気ポートを有する滅菌チャンバー中に該1または複数の物品を配置する工程と、
    b)該1または複数の物品の少なくとも1つの開口端部と、多岐管手段の座部とを接続する工程であって、該多岐管手段は、該入口ポートまたは該排気ポートのいずれかに流体結合されたものである、工程と、
    c)滅菌チャンバーから空気を吸引し、該チャンバー内の圧力を第1の大気圧未満のレベルに下げる工程と、
    d)1つの成分が水蒸気である多数の成分からなる菌剤の蒸気を、該第1のレベルより高い所定の大気圧未満第2のレベルで、および該滅菌剤の蒸気の凝縮温度より高い温度で該チャンバーにパルス駆動で流入させる工程と、その後、
    e)該第2のレベルよりも高い所定の大気圧未満第3のレベルで該滅菌剤の蒸気の流れを停止させて、該蒸気を該チャンバー内に行き渡らせて該1または複数の物品の外表面および流体流路に接触させる工程と、
    f)1または複数の物品およびその流体流路を滅菌するのに十分な複数の回数にわたって、大気圧未満のレベルで、チャンバー内への該滅菌剤の蒸気のパルス駆動による流入と、該流入の停止とを連続して交互に繰り返す工程と
    を包含する滅菌方法。
  2. 前記菌剤の蒸気を流入させる工程が、空気流を空気供給源からおよび液状滅菌剤を液状滅菌剤の供給源からパルス駆動するバルブ部材を通して、状滅菌剤を蒸発させる蒸発手段を通して前記チャンバーに吸引するのに十分な負の圧力差を該チャンバー内に形成する工程をさらに包含する、請求項1に記載の滅菌方法。
  3. 少なくとも2つの開口端部と該開口端部の間の流体流路とを有する1または複数の物品を滅菌するための装置であって、ここで該1または複数の物品の内面が、滅菌される表面のうちの1つを構成し、該装置は、以下:
    入口ポートと排気ポートとを有する滅菌チャンバーと、
    該入口ポートまたは該排気ポートの一方に流体接続され、複数の座部を有する多岐管手段であって該複数の座部の各々が該1または複数の物品の少なくとも1つの開口端部と接続可能な多岐管手段と、
    の圧力差を形成して該チャンバー中へ流体を引き込む手段と、
    液状滅菌剤の供給源と、
    該液状滅菌剤を蒸発させる手段と、
    該液状滅菌剤の供給源と該蒸発手段との間に位置して、液状滅菌剤を該蒸発手段にパルス駆動により送るバルブ手段と、
    該液状滅菌剤の供給源、該バルブ手段、該蒸発手段、および該チャンバーを流体接続させる流体接続手段と、
    該蒸発手段、および該流体接続手段の少なくとも該蒸発手段から該チャンバーに至る部分を通る空気流路と、
    該排気ポートを開けて、該チャンバーの圧力を大気圧未満の予め決定されたレベルに維持しつつ、該入口ポートを通して該チャンバーの中へおよび該排気ポートを通して該チャンバーの外へ滅菌剤の蒸気および空気を流す貫流手段と、該排気ポートを閉めて、該チャンバーの圧力を予め決定された大気圧未満の圧力に維持しつつ、該チャンバー中および外への滅菌剤の蒸気および空気の流れを止める保持手段と、
    該貫流手段および該保持手段を交互に連続して繰り返し駆動する手段と
    を備えた装置。
  4. 少なくとも1つの取り外し可能なカセットを備え、該取り外し可能なカセットは滅菌プロセスの間、前記1または複数の物品を保持するように構成され、これにより該1または複数の物品は、滅菌プロセスが行われるとき、該取り外し可能なカセット内で滅菌され、
    該多岐管手段が少なくとも1つの取り外し可能なカセット内に配置され、滅菌剤の蒸気が滅菌プロセスの間、該1または複数の物品の流体流路を通って流れるように、該1または複数の物品を前記入口ポートまたは排気ポートの一方に流体接続させる、請求項3に記載の装置。
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