JP4152066B2 - 冷菓製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はソフトクリーム等の冷菓を製造する冷菓製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、実公昭63−20304号公報に示されるように、コンプレッサ、凝縮器、絞り及び冷却シリンダとホッパー(ミックスタンク)に装備した冷却器からなる冷却装置を備え、この冷却装置の冷凍サイクルを四方弁により可逆させ、冷菓製造時には冷却器に液化冷媒を流して冷却シリンダ、ホッパーを冷却し、一方ミックス、装置の殺菌時にはコンプレッサからの高温冷媒ガス(ホットガス)を冷却器に導いて放熱させ、冷却器を放熱器として作用させて、冷却シリンダ、ホッパーの加熱を行なうものがある。
【0003】
そして、冷却シリンダ内にはビータモータにて駆動されるビータが取り付けられ、冷却シリンダ内のミックスを冷却器により冷却しながら、ビータによって撹拌し、ソフトクリームなどの冷菓を製造するものであった。また、ホッパー内には上端が大気に開放し、下部に導入路が形成されたミックス供給器が立設される。そして、この導入路に流入するミックスを冷却シリンダに適宜供給する構造が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図28、図29は従来のこの種ソフトクリーム製造装置のホッパー102の形状を示している。従来のホッパー102の底面102Aは、ミックス供給器9に向けて非常に干満な傾斜が付けられた略平坦とされていた。また、ミックス量の低下を検出して撹拌機5の停止を行うためのミックスレベルセンサ7もホッパー102の底面102Aから所定の高さの位置のホッパー102の側面に取り付けられていた。そのため、ミックスレベルセンサ7がミックスの液面から出た時点では図28に示す如く比較的大量のミックスがホッパー102内に残存し、この残存した分のミックスが廃棄されると云う問題を有していた。
【0005】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、冷菓製造装置のホッパー内に残留して廃棄されるミックス量を減少させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷菓製造装置は、ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、ミックスを撹拌しながら冷却することにより冷菓を製造する冷却シリンダと、前記ホッパー内に立設されて上端が大気に開放し、下部側面に構成される導入路より流入する当該ホッパー内のミックスを下端から前記冷却シリンダに供給するミックス供給器とを備えたものであって、前記ホッパーの底面に、低位部とそれより高い高位部とから成る凹陥部を段落形成し、該凹陥部内の低位部に前記ミックス供給器を立設すると共に、当該ホッパー内のミックスを撹拌するための撹拌機を前記凹陥部内の高位部に配置したことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明の冷菓製造装置は、上記において前記ホッパー内のミックス量が低下したことを検出するためのミックスレベルセンサを備え、該ミックスレベルセンサを前記凹陥部以外の前記ホッパーの底面に配設したことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、ミックスを撹拌しながら冷却することにより冷菓を製造する冷却シリンダと、前記ホッパー内に立設されて上端が大気に開放し、下部側面に構成される導入路より流入する当該ホッパー内のミックスを下端から前記冷却シリンダに供給するミックス供給器とを備えた冷菓製造装置において、前記ホッパーの底面に、低位部とそれより高い高位部とから成る凹陥部を段落形成し、該凹陥部内の低位部に前記ミックス供給器を立設したので、請求項2の如く凹陥部以外のホッパー底面にミックスレベルセンサを配設すれば、ミックスレベルセンサがミックス量の減少を検出した時点で残存しているミックスは、殆ど凹陥部内にあるもののみとなる。これにより、ミックスの廃棄量は従来よりも著しく減少し、極めて経済的な冷菓販売を実現できるようになる。また、ミックスが減少した場合にも液面から導入路までのヘッド差を確保できるようになるので、ホッパー内のミックスの液位の変動に伴う所謂オーバーランの変動も抑制できる。
【0009】
特に、ホッパー内のミックスを撹拌するための撹拌機を凹陥部内の高位部に配置したので、撹拌機の回転によって回転するミックスは凹陥部内を移動してその低位部に位置するミックス供給器の導入路に優先的に送給されるようになり、冷却シリンダへのミックスの供給も円滑に行われるようになるものである。
【0010】
請求項3の発明の冷菓製造装置は、上記において前記撹拌機の周囲に対応する位置の前記凹陥部の側面を、上側が外方に拡開する傾斜面としたことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明によれば、上記に加えて前記撹拌機の周囲に対応する位置の前記凹陥部の側面を、上側が外方に拡開する傾斜面としたので、撹拌機の回転によって移動を始めたミックスは傾斜面に沿って円滑に外側に向かうようになる。これにより、ミックス供給器の方向以外にもミックスは円滑に移動できるようになり、ホッパー内全体が円滑に撹拌されるようになるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の冷菓製造装置の実施例としてのソフトクリーム製造装置SMの内部構成を示す斜視図である。実施例のソフトクリーム製造装置SMは、例えばバニラソフトクリームかチョコレートソフトクリームのうちの一種類のソフトクリームを製造販売する卓上の装置である。
【0013】
各図において、1は本体、2は冷菓(ソフトクリーム)の原料である所謂ミックスを貯蔵するホッパーであり、ミックス補給時に取り外されるホッパーカバー3を有すると共に、ホッパー2の周囲に巻回したホッパー冷却コイル(冷却装置を構成するホッパー冷却器)4にてミックスは保冷される。また、5はホッパー2内底部に設けられた撹拌機であり、ホッパー2内にミックスが所定量以上貯留されているときに撹拌機モータ6により回転駆動される。
【0014】
7、7はホッパー2にミックスが所定量以上あるか否かを検知するための一対のミックスレベルセンサであり、ホッパー2内底部に取り付けられている。このミックスレベルセンサ7、7は後述する如き導電性の電極から構成され、ミックスがミックスレベルセンサ7、7の位置以上存在する場合には、両ミックスレベルセンサ7、7の電極がミックスによって導通され、それによって、ミックスの存在が判断される。ミックスが不足して液位がミックスレベルセンサ7、7の位置よりも低下すると、ミックスを介した導通状態が遮断されるので、係る遮断が検知されて後述する加熱による殺菌行程を行なわないようホットガスの流通停止、又、撹拌機5の回転停止の制御が成される。
【0015】
8はミックス供給器9によりホッパー2から適宜供給されるミックスをビータ10により回転撹拌しながら冷却することにより冷菓(ソフトクリーム)を製造する冷却シリンダであり、その周囲にシリンダ冷却器(冷却装置を構成する)11が配されている。ビータ10はビータモータ12、駆動伝達ベルト、減速機13および後述する回転軸を介して回転される。製造された冷菓(ソフトクリーム)を取り出す際には、冷却シリンダ8の前面を閉塞するフリーザードア14に設けられた取出レバー15を操作する。これにより、プランジャ16が上下動して後述する如く抽出路が開かれ、冷却シリンダ8内の冷菓が抽出されるものである。
【0016】
図2は上記ホッパー2の縦断側面図を示し、図3はホッパー2の平面図を示している。ホッパー2は上面に開口した矩形状のステンレス製容器であり、その底面2Aには長溝状の凹陥部56が段落形成されている。この凹陥部56内の一端部は更に低く構成され、そこが最も低い円形の低位部56Aとされると共に、他端部側はそれより一段高い高位部56Bとされている。そして、この低位部56Aの中央に前記ミックス供給器9が立設されている。
【0017】
このミックス供給器9は上端が大気に開放した管体であり、低位部56Aの直上に位置する側面には導入路9Aが開口形成されている。そして、ミックス供給器9の下端が前記冷却シリンダ8内に連通しており、導入路9Aから流入したホッパー2内のミックスは、ミックス供給器9の下端から冷却シリンダ8に供給される。また、ミックス供給器9は二重管構成とされており、内側の管体を回動させることにより、導入路9Aを開閉できるように構成されている。
【0018】
また、凹陥部56内の高位部56Bに前記撹拌機5が配置される。そして、撹拌機5の周囲に位置する凹陥部56の側面は、図4の断面図に示す如く上側が外方に拡開する傾斜面56Cとされている。また、ホッパー2の底面2Aは全体として凹陥部56の低位部56A方向に徐々に低く傾斜されている。更に、係る凹陥部56以外の部分の底面2Aに前記一対のミックスレベルセンサ7、7が所定間隔で取り付けられている。
【0019】
次に、図5は前記撹拌機5の斜視図を示し、図6は断面図を示している。撹拌機5はホッパー2内に貯蔵保冷されているミックスを撹拌し、冷却や加熱を均一に行わせるためのものであり、硬質合成樹脂などを成型することにより、各図に示されるような所定高さ寸法及び半径の有底円筒形状とされ、実施例では側壁5Aの外面及び内面が略垂直となるように構成されている。そして、この撹拌機5の円形の底壁(底面)5Bの中心に回転中心5Cが埋め込まれ、この回転中心5Cに前記撹拌機モータ6によって回転駆動される回転軸(図示せず)が下側から挿入連結されるものである。
【0020】
次に、前記ミックスレベルセンサ7、7は、導電性材料により構成された電極7Aと、ホルダ7Bとから構成されており、電極7Aはホルダ7B内に保持された状態で、ホッパー2の底面2Aに形成した取付孔57に上から挿通され、ホルダ7Bを介して底面2Aに取り付けられる。このホルダ7Bは例えばポリアセタール、ガラス、シリコン及びフッ素樹脂から構成された撥水性材料にて成形されている。そして、一対のミックスレベルセンサ7、7がホッパー2の底面2Aに取り付けられた状態で、それらの電極7A、7Aは底面2Aから少許高い位置で所定の間隔を存して並ぶかたちとなる。
【0021】
次に、図9は冷却シリンダ8とフリーザードア14の断面図を示している。冷却シリンダ8はこの図に示すように前後方向に延在するシリンダであり、その外面にはシリンダ冷却器11が巻回されている。そして、ビータ10はこの冷却シリンダ8内に前後に渡って配設される。このビータ10の回転軸10Aは後部にて前記減速機構13に連結されているが、ビータ10の回転軸10Aは冷却シリンダ8の中心軸と同一軸芯とされている。一方、フリーザードア14はこの冷却シリンダ8の前面開口を塞ぐかたちで本体1に着脱可能に取り付けられるものであり、当該フリーザードア14内には上下に渡る取出通路59が貫通形成され、この取出通路59内に前記プランジャ16が上下移動自在に略キッチリと挿入されている。尚、取出通路59の下端には図示しない星形アダプタ(ソフトクリームを成形するためのアダプタ)が取り付けられる。そして、この取出通路59の下部からは冷却シリンダ8側に向けて抽出路61がフリーザードア14内に形成されている。
【0022】
この抽出路61の前端の出口61Aは取出通路59の内壁面下部に開口しており、後端の入口61Bはフリーザードア14が本体1に取り付けられた状態で冷却シリンダ8内の前端下部に開口する。また、この抽出路61の入口61Bは図13に示す如く冷却シリンダ8側に拡開して形成されている。この場合、抽出路61の入口61Bは図12に示す如くビータ10の回転軸10A(冷却シリンダ8の中心軸)を中心とした円弧状に左右に拡開してザグリ形成されており、更にその左右端部は図13に示す如く所定曲率で湾曲した湾曲部61C、61Cとされている。
【0023】
他方、プランジャ16の前面上部には係合凹所16Aが形成され、下部後面には図10、図11に示す如く湾曲した円形の凹陥部16Bが形成されている。取出レバー15はフリーザードア14の前端上部に形成された回動軸62に前後に回動自在に枢支されており、上部の操作部15Aとは回転軸62を挟んで反対側の下端部には、斜め後方下側に突出して前記プランジャ16の係合凹所16Aに係合する係合部15Bが形成されている。
【0024】
そして、図10に示す如く取出レバー15が略垂直に起立した状態では、プランジャ16は取出通路59内にて降下した位置にあり、その状態で凹陥部16Bは抽出路61の出口61Aに合致して当該抽出路61の出口61Aを閉塞する。そして、その状態から取出レバー15の操作部15Aを手前に引き下ろすと、プランジャ16は逆に取出通路59内で上昇し、抽出路61の出口61Aより上方に移動して出口61Aを開放する。
【0025】
そして、取出レバー15の操作部15Aを再び上後方に押し戻せば、プランジャ16は降下して再び抽出路61の出口61Aは閉塞されるものである。
【0026】
次に、係るフリーザードア14の上側に位置する本体1の前面には図14に示される如きコントローラパネル50が配設されている。このコントロールパネル50の向かって右側(取出レバー15の後方右側となる位置)には、冷却スイッチ66、殺菌スイッチ64、洗浄スイッチ67、解凍(デフロスト)スイッチ68及び停止スイッチ69が配設され、各スイッチ66、64、67及び68の上側には当該スイッチの操作によって点灯する冷却LED72、殺菌LED71、洗浄LED73及び解凍LED74が配置されている。
【0027】
一方、コントロールパネル50の向かって左側(取出レバー15の後方左側となる位置)には、文字及び図形を表示可能な表示手段としての液晶表示器76が配置され、更にその左側には選択スイッチ77と上下カーソル移動キー78及び79が設けられている。前記液晶表示器76は図形や複数行の文字を表示可能な画面寸法を有しているものとする。
【0028】
次に、図15は本発明のソフトクリーム製造装置SMの冷却装置の冷媒回路図、図16及び図17は電気回路のブロック図である。図15において18はコンプレッサ、19はコンプレッサ18からの吐出冷媒を冷却サイクル時(図15中実線状態)、加熱サイクル時(図15中点線状態)とで流れる向きを逆に切り換える四方弁、20はコンデンシングファン17により空冷されるコンデンサであり、逆止弁21を介して流入する高温、高圧の冷媒ガスを凝縮、液化して液化冷媒とする。
【0029】
液化冷媒はドライヤ23および逆止弁22を経て二手に分かれ、一方はシリンダ冷却弁24、冷却シリンダ用キャピラリチューブ25を介してシリンダ冷却器11に流入し、ここで蒸発気化して冷却シリンダ8を冷却する。そして他方はホッパー冷却弁26、前段のホッパー用キャピラリチューブ27を介してホッパー冷却コイル4に流入し、同様にここで蒸発気化し、ホッパー2を冷却した後、後段のキャピラリチューブ28を経て出ていく。
【0030】
そして、冷却シリンダ8及びホッパー2を冷却した後の冷媒ガスは、アキュムレータ30にて合流した後、四方弁19、アキュムレータ39を経てコンプレッサ18に戻る冷却サイクルを形成して、冷媒が実線方向に流れる冷却運転が行なわれる。
【0031】
ところで、この冷却運転において、良質の冷菓(ソフトクリーム)を得るべく冷却シリンダ8及びホッパー2を所定温度に冷却維持する必要がある。そのため、冷却シリンダ8の温度を検出するシリンダセンサ31(図16)を設け、このシリンダセンサ31により、後に詳述する如きシリンダ冷却弁24をON(開)、コンプレッサ18をONして冷却を行ない、シリンダ冷却弁24がOFF(閉)しているときにホッパー冷却弁26の開/閉とコンプレッサ18のON/OFFを行なわせる。即ち、冷却シリンダ8の冷却が優先する制御とされており、シリンダ冷却弁24がOFFの条件のもとで、ホッパー冷却弁26はONとなる。
【0032】
上述した冷却運転の下で販売が成された後、閉店時には加熱方式によるミックスの殺菌を行なうことになる。この場合には、冷却装置を冷却サイクルから加熱サイクルの運転に切り換える。即ち、四方弁19を操作して冷媒を点線矢印のように流す。するとコンプレッサ18からの高温、高圧の冷媒ガス、即ち、ホットガスは四方弁19、アキュムレータ30を経て二手に分かれ、一方はシリンダ冷却器11に直接に、他方は逆止弁33を介してホッパー冷却コイル4に流入して、それぞれにおいて放熱作用を生じ、規定の殺菌温度で所定時間、冷却シリンダ8、ホッパー2は加熱される。
【0033】
放熱後の液化冷媒はそれぞれシリンダホットガス弁34、ホッパーホットガス弁35を介して合流後、逆止弁40を経てコンデンサ20にて気液分離し、冷媒ガスは並列に設けたリバース電磁弁36及びリバースキャピラリチューブ37を通り、四方弁19、アキュムレータ39を経てコンプレッサ18に戻る加熱サイクルを形成する。図16の38は冷却シリンダ8の加熱温度を検知する殺菌・保冷センサで、ミックスに対して規定の殺菌温度が維持されるように予め定めた所定範囲の上限、下限の設定温度値でシリンダホットガス弁34及びコンプレッサ18をON、OFF制御する。
【0034】
また、この殺菌・保冷センサ38は冷却シリンダ8の加熱温度を測定しているが、この測定温度はミックスの加熱温度と略近いものと判断できるので、この殺菌・保冷センサ38をミックス温度検出センサとして兼用できる。この殺菌・保冷センサ38が検出するミックス温度情報を利用してリバース電磁弁36の開閉制御を行なうことも可能である。
【0035】
また、ホッパー2の加熱制御はホッパー2の温度を検出するホッパーセンサ32(図16)が兼用され、冷却シリンダ8に設定した同一の設定温度値でホッパーホットガス弁35及びコンプレッサ18のON、OFF制御が行なわれるように構成されている。また、前記した殺菌・保冷センサ38は、加熱殺菌後冷却に移行し、翌日の販売時点まである程度の低温状態、すなわち保冷温度(+8℃〜+10℃程度)に維持するようコンプレッサ18のON、OFF制御及びシリンダ冷却弁24、ホッパー冷却弁26のON、OFF制御をする。
【0036】
この場合、コンデンサ20にはバイパス回路42が並列に接続されており、このバイパス回路42には逆止弁41が接続されている。
【0037】
尚、前述した如くコンプレッサ18の高負荷運転を抑制するために殺菌・保冷センサ38のミックス検出温度にてリバース電磁弁36は開閉制御される。また、図1において44は電装箱、そして45は前ドレン受け(分解図で示す)である。更に、55は給水栓で、ミックス洗浄時にホッパー2や冷却シリンダ8に給水するために用いられる。更にまた、図15において43はバイパス弁であり、同様にコンプレッサ18の過負荷防止の役割を奏する。
【0038】
図16において、制御装置Cは前記電装箱44内に収納された基板上に構成され、制御手段としての汎用の1チップマイクロコンピュータ46を中心として設計されており、このマイクロコンピュータ46には前記シリンダセンサ31、ホッパーセンサ32、殺菌・保冷センサ38、ミックスレベルセンサ7、7の出力が入力され、マイクロコンピュータ46の出力には、前記コンプレッサ18のコンプレッサモータ18M、ビータモータ12、撹拌機モータ6、シリンダ冷却弁24、シリンダホットガス弁34、ホッパー冷却弁26、ホッパーホットガス弁35、四方弁19、リバース電磁弁36、バイパス弁43、コンデンシングファン17が接続されている。
【0039】
また、この図において47はコンプレッサモータ18Mの通電電流を検出する電流センサ(CT)、48はビータモータ12の通電電流を検出する電流センサ(CT)であり、何れの出力もマイクロコンピュータ46に入力されている。また、51は抽出スイッチであり、取出レバー15の操作によって開閉されると共に、その接点出力はマイクロコンピュータ46に入力されている。
【0040】
また、49は冷菓の冷却設定を「1」(弱)、「2」(中)、「3」(強)の三段階で調節するための冷却設定ボリューム、53はビータモータ電流のしきい値(設定値)を例えば2.3A〜3.3Aの範囲で任意に設定するためのしきい値設定ボリュームであり、何れの出力もマイクロコンピュータ46に入力されている。更に、52はマイクロコンピュータ46に各種運転を指令するための前記冷却スイッチ66、殺菌スイッチ64、洗浄スイッチ67、解凍(デフロスト)スイッチ68及び停止スイッチ69や、選択スイッチ77、上下カーソル移動キー78及び79を含むキー入力回路であり、マイクロコンピュータ46の入力に接続されている。また、54は前記コントロールパネル50の液晶表示器76、冷却LED72、殺菌LED71、洗浄LED73及び解凍LED74を制御するための表示ドライバ回路であり、マイクロコンピュータ46の出力に接続されている。
【0041】
次に、図17において、82はソフトクリーム製造装置SMの電源である例えば交流AC200V電源からマイクロコンピュータ46に給電するための直流DC5Vを生成するための電源回路であり、AC/DCコンバータから構成されている。この電源回路82の出力に前記マイクロコンピュータ46は接続されると共に、電源回路82の出力には更にダイオード83及び抵抗84を介して蓄電池としてのリチュームバッテリー88が接続されている。これにより、リチュームバッテリー88にはソフトクリーム製造装置SMがAC200V電源に接続されている限り常時ダイオード83及び抵抗84を介してDC5Vが充電される。
【0042】
86は時限手段としての時計であり、87は記憶手段としての外部メモリである。時計86は現在時刻を計時している。また、外部メモリ87は読み書き可能なRAMなどにて構成される。そして、これら時計86及び外部メモリ87は前記抵抗84とリチュームバッテリー88との接続点に同様に接続されている。更に、時計86が計時している時刻はマイクロコンピュータ46に取り込まれると共に、外部メモリ87はマイクロコンピュータ46によりデータの読み書きが行われる。
【0043】
以上の構成で、図18乃至図21を参照して本発明のソフトクリーム製造装置SMの動作を説明する。今、ソフトクリーム製造装置SMのホッパー2には所定量のミックスが投入され、ミックス供給器9の導入路9Aが開放されて冷却シリンダ8内にもミックスが供給されているものとする。その状態で実施例のソフトクリーム製造装置SMにAC200V電源が投入され、コントロールパネル50の冷却スイッチ72が操作されると、マイクロコンピュータ46は運転を開始し、図18や図19のタイミングチャートに示す如く冷却運転(冷却工程、デフロスト工程)、殺菌・保冷運転(殺菌工程、保冷工程)の各運転を実行する。
【0044】
先ず、冷却運転について説明する。プルダウン(運転開始)において、マイクロコンピュータ46はシリンダセンサ31の出力に基づき、冷却シリンダ8内の現在のミックス温度が冷却終了温度例えば+0.5度以上か否か判断する。そして、プルダウン時のミックスの温度は高いのでマイクロコンピュータ46は図21のフローチャートのステップS1で冷却工程を実行すると判断し、ステップS2に進んで冷却工程を実行する。
【0045】
この冷却工程ではマイクロコンピュータ46はコンプレッサ18(コンプレッサモータ18M)を運転し、四方弁19は前記冷却サイクルとする(非通電)。そして、シリンダ冷却弁24をON(開)、ホッパー冷却弁26をOFF(閉)、シリンダホットガス弁34およびホッパーホットガス弁35をOFFとする。また、ビータモータ12によりビータ10を回転させる。
【0046】
これにより、前述の如く冷却シリンダ8内のミックスはシリンダ冷却器11により冷却されて温度は急速に低下していくと共に、冷却シリンダ8内のミックスはビータ10により撹拌される。
【0047】
係るプルダウン中マイクロコンピュータ46は表示ドライバ54により液晶表示器76に図18のプルダウン欄に示す如き表示を行う。即ち、この場合マイクロコンピュータ46は液晶表示器76に、丸1「冷却中」の文字表示、丸2ミックス供給器9の閉状態の図形(絵)表示と「供給器閉」の文字表示、丸3星形アダプタの図形と「星形アダプタ交換」の文字表示の3種類の案内表示を、丸1→丸2→丸3の順で繰り返し3秒間隔で切り替えて表示する。
【0048】
このうち、丸1の「冷却中」の文字表示は現在の運転状態を案内している。また、丸2のミックス供給器9の閉状態の図形(絵)表示と「供給器閉」の文字表示は、プルダウン中はミックス供給器9の導入路9Aを閉じる(プルダウン中はホッパー2からのミックスの供給を停止して冷却シリンダ8内のミックスの温度低下を促す)べき旨を使用者に案内している。そして、丸3の星形アダプタの図形と「星形アダプタ交換」の文字表示はフリーザードア14の取出通路59下端に取り付ける星形アダプタを交換すべき旨を使用者に案内している。
【0049】
係る液晶表示器76への案内表示によって使用者は、現在はプルダウン冷却中であり、ミックス供給器9の導入路9Aは閉じて星形アダプタも交換しなければならないことを容易に認識することができる。これにより、熟練していない不慣れな使用者の場合にも作業ミスが生じることが無くなる。特に、複数の内容を切り替えて繰り返し表示しているので、液晶表示器76の限られた表示領域でも、多数の情報内容を表示することが可能となる。
【0050】
このような冷却工程の進行によって冷却シリンダ8内のミックスの温度は低下して行き、当該ミックス固有の凝固点に近づくとその温度降下は徐々に緩慢となると共に、販売に供せる冷菓となると所定の硬度を有するようになる。そして、冷菓(ソフトクリーム)この硬度により、それを撹拌しているビータ10の負荷が増加するため、ビータモータ12の通電電流は上昇する。
【0051】
そして、ビータモータ12の通電電流がしきい値を越えると、マイクロコンピュータ46は現在のミックスの温度を冷却終了温度(OFF点温度)にセットし、冷却停止を行う。即ち、この冷却停止ではマイクロコンピュータ46はシリンダ冷却弁24をOFFし、代わりにホッパー冷却弁26をONする。これにより、冷却シリンダ8の冷却は停止され、ホッパー冷却弁26のONにより、今度はホッパー2の冷却が行われるようになる。これでプルダウンは終了する。
【0052】
このようなプルダウンが終了すると、マイクロコンピュータ46は液晶表示器76の表示を図18の中央欄に示す如き表示に切り替える。即ち、この場合マイクロコンピュータ46は液晶表示器76に、丸4「販売可能」の文字表示、丸5ミックス供給器9の開状態の図形(絵)表示と「供給器開」の文字表示の2種類の案内表示を、丸4→丸5の順で繰り返し3秒間隔で切り替えて表示する。
【0053】
このうち、丸4の「販売可能」の文字表示は現在のミックスの状態を案内している。また、丸5のミックス供給器9の開状態の図形(絵)表示と「供給器開」の文字表示は、プルダウン終了後はミックス供給器9の導入路9Aを開くべき旨を使用者に案内している。係る液晶表示器76への案内表示によって使用者は、冷却シリンダ8内では冷菓(ソフトクリーム)が製造され、販売が可能となっており、ミックス供給器9の導入路9Aを開かなければならないことを容易に認識することができる。特にこの場合も複数の内容を切り替えて表示しているので、液晶表示器76の限られた表示領域でも、十分に情報内容を表示することが可能となる。
【0054】
係る丸4及び丸5の案内表示を所定時間(3分間)繰り返し実行した後、マイクロコンピュータ46は液晶表示器76の表示を「販売可能」の文字表示のみとし、これを継続して表示する。尚、ミックス供給器9を開くことは丸5で既に案内されているので、以後は表示しない。
【0055】
その後、マイクロコンピュータ46はシリンダセンサ31の出力に基づき、現在のミックス温度が前記冷却終了温度(OFF点温度)+0.5℃以上に上昇したか否か判断する。尚、マイクロコンピュータ46はホッパーセンサ32の出力に基づき、ホッパー2の温度も所定の温度以下に冷却されている場合には、ホッパー冷却弁26もOFFすると共に、この場合にはコンプレッサ18も停止する。実施例ではホッパー冷却弁26は10℃でON、8℃でOFFされる。
【0056】
そして、冷却シリンダ8内の冷菓の温度が上昇して冷却終了温度(OFF点温度)+0.5℃以上となると、マイクロコンピュータ46は再び前述した冷却シリンダ8の冷却を開始し、以後、これを繰り返すものである。
【0057】
このようにして冷却シリンダ8内に冷菓が製造される。冷菓を販売する際には、取出レバー15を手前に引くことによってプランジャ16を引き上げ、抽出路61の出口61Aを開放する。冷却シリンダ8内ではビータ10の回転によって冷菓を回転しながら前方に押し出す方向に圧力が加えられているので、冷却シリンダ8内の冷菓は抽出路61の出口61Aから出て取出通路59内に入り、下端の前述した星型アダプタを経て抽出されることになる。
【0058】
ここで、前述の如く抽出路61の入口61Bは前述の如く冷却シリンダ8側に拡開して形成されている。特に、抽出路61の入口61Bはビータ10の回転軸10A(冷却シリンダ8の中心軸)を中心とした円弧状に左右に拡開してザグリ形成されており、更にその左右端部は湾曲部61C、61Cとされているので、ビータ10の回転によって撹拌される冷却シリンダ8前端部の冷菓は、図13中矢印で示す如く抽出路61の入口61Bの一側から抽出路61内に入り、湾曲部61C、61Cに案内されて抽出路61内部を移動した後、他側から出ていく循環を行う。特に、抽出路61の出口61Aに対応する部分のプランジャ16にも円形の凹陥部16Bが形成されているので、冷菓は入口61Bから出口61Aまでの抽出路61内全体で常時循環されるようになる。
【0059】
ここで、抽出路61内に冷菓が滞留すると、外部からの熱伝導で抽出路61内の冷菓が溶解し、プランジャ16が引き上げられる際に圧力で取出通路59下端から吹き出す危険性があるが、前述の如く抽出路61内の冷菓は絶えず循環されるので、抽出路61内にける冷菓の溶解は効果的に防止され、取出時に溶解した冷菓が外部に飛び散る不都合も解消される。
【0060】
このように冷却シリンダ8内の冷菓が抽出され、その量が減少すると、ミックス供給器9の導入路9Aからはホッパー2内のミックスが冷却シリンダ8内に供給される。ここで、マイクロコンピュータ46は前述の如くホッパー2内に所定量のミックスが貯留されている状態で撹拌機モータ6を運転し、撹拌機5を回転させている。この場合、撹拌機5は前述の如く所定高さ寸法及び半径の有底円筒形状とされ、側壁5Aの外面及び内面が略垂直となるように構成されている。そして、撹拌機5の円形の底壁5B中心の回転中心5Cに撹拌機モータ6によって回転駆動される回転軸が連結されているので、撹拌機5が回転すると、先ず撹拌機5の表面に接しているミックスが撹拌機5の側壁5A及び底壁5Bの表面との間に生じる摩擦力或いは粘着力によって、撹拌機5が回転する方向に引っ張られ、回転を始める。そして、この回転が周囲に広がっていく。
【0061】
即ち、ホッパー2内に貯蔵保冷されるミックスは、ミックスと撹拌機5の表面との間の摩擦力或いは粘着力によって撹拌されることになるので、撹拌機5による撹拌力はミックスの粘性が高く、摩擦力或いは粘着力が強ければ増大し、粘性が低くなれば逆に減少する。これにより、ミックスの粘性が高く、大成る撹拌力を必要とする場合には撹拌機5の撹拌力は増大し、粘性が低く或いは量が少なく、撹拌力は小さくてよい場合には撹拌機5の撹拌力は減少することになるので、常にミックスに適した撹拌力でホッパー2内に貯蔵保冷するミックスを撹拌することができるようになり、撹拌不足によってホッパー2内のミックスの温度が不均一となったり、撹拌し過ぎによって渦が発生し、ミックスが泡立って劣化してしまう不都合が解消される。
【0062】
ここで、このような冷菓の製造・抽出によってホッパー2内のミックス量が減少し、液位が低下して図2に示す如くミックスレベルセンサ7、7が液面上に露出すると、電極7A、7A間にミックスが存在しなくなり、両電極7A、7A間の導通が遮断される。マイクロコンピュータ46はこれを検出して後述する殺菌行程を行なわないようホットガスの流通を停止し、撹拌機モータ6の運転を停止する。
【0063】
この場合、ミックスの液位がミックスレベルセンサ7、7よりも低下した状態で、ミックス液面に生じた泡などがミックスレベルセンサ7、7間に渡って付着し、電極7A、7A間を導通させてしまうと、液位がミックスレベルセンサ7、7より低下しているにも拘わらずマイクロコンピュータ46はミックス量の低下を検出できなくなる。しかしながら、前述の如くミックスレベルセンサ7のホルダ7Bは撥水性材料にて成形されているので、ミックスの水滴や泡がミックスレベルセンサ7に付着し難くなっており、係る誤動作の発生は効果的に解消できる。
【0064】
一方、図28、図29に示した従来のホッパー102では、前述の如くホッパー102の底面102Aが、ミックス供給器9に向けて非常に干満な傾斜が付けられた略平坦とされており、ミックスレベルセンサ7もホッパー102の底面102Aから所定の高さの位置のホッパー102の側面に取り付けられていたため、ミックスレベルセンサ7がミックスの液面から出た時点では図28に示す如く比較的大量のミックスがホッパー102内に残存し、この残存した分のミックスは廃棄されていた。
【0065】
他方、本発明のホッパー2の底面2Aには長溝状の凹陥部56が段落形成されており、この凹陥部56内の一端部の更に低く構成された円形の低位部56Aにミックス供給器9が立設され、ミックスレベルセンサ7、7はこの凹陥部56以外の部分の底面2Aに取り付けられているので、ミックスレベルセンサ7がミックスの液面から出た時点で残存しているミックスは、殆ど凹陥部56内にあるもののみとなる。
【0066】
これにより、ミックスの廃棄量は従来よりも著しく減少し、極めて経済的な冷菓販売を実現できるようになった。また、ミックスが減少した場合にも液面から導入路9Aまでのヘッド差を確保できるようになるので、ホッパー2内のミックスの液位の変動に伴う所謂オーバーランの変動を抑制できる。更に、撹拌機5は凹陥部56内の高位部56Bに配設されているので、撹拌機5の回転によって回転するミックスは凹陥部56内を移動して優先的にミックス供給器9の導入路9Aに送給されるようになり、冷却シリンダ8へのミックスの供給も円滑に行われるようになる。また、撹拌機5の周囲に位置する凹陥部56の側面は、上側が外方に拡開する傾斜面56Cとされているので、撹拌機5の回転によって移動を始めたミックスは傾斜面56Cに沿って円滑に外側に向かうようになる。これにより、ミックス供給器9の方向以外にもミックスは円滑に移動できるようになり、ホッパー2全体が円滑に撹拌されるようになる。
【0067】
次に、係る冷却運転中にコントロールパネル50の解凍スイッチ68が操作されると、マイクロコンピュータ46はシリンダホットガス弁34のON、OFF制御を行い、ホットガスにて冷却シリンダ8を加温し、ミックスを所定温度(5℃)に昇温させる。その後マイクロコンピュータ46は引き続き冷却工程を行ない、再びミックスを冷却して販売可状態にする。
【0068】
次に、殺菌・保冷運転(殺菌工程、保冷工程)について説明する。コントロールパネル50の殺菌スイッチ64が操作されると、マイクロコンピュータ46は図21のステップS1からステップS12に進んで殺菌工程を実施すると判断し、ミックス切れの無い条件の下でステップS13に進み、マイクロコンピュータ46は殺菌工程を開始する。
【0069】
この場合、マイクロコンピュータ46は、四方弁19により冷却サイクルから加熱サイクルに切り換える。これにより、ホットガスが冷却シリンダ8、ホッパー2に供給されて加熱されていく(殺菌昇温)。係る殺菌昇温中マイクロコンピュータ46は表示ドライバ54により液晶表示器76に図19の左欄に示す如き表示を行う。即ち、この場合マイクロコンピュータ46は液晶表示器76に、丸6「殺菌工程中」の文字表示、丸7ミックス供給器9の閉状態の図形(絵)表示と「供給器閉」の文字表示、丸8殺菌用アダプタの図形と「殺菌用アダプタ交換」の文字表示の3種類の案内表示を、丸6→丸7→丸8の順で繰り返し3秒間隔で切り替えて表示する。
【0070】
このうち、丸6の「殺菌工程中」の文字表示は現在の運転状態を案内している。また、丸7のミックス供給器9の閉状態の図形(絵)表示と「供給器閉」の文字表示は、殺菌昇温中はミックス供給器9の導入路9Aを閉じるべき旨を使用者に案内している。そして、丸8の殺菌用アダプタの図形と「殺菌用アダプタ交換」の文字表示は殺菌用アダプタを交換すべき旨を使用者に案内している。
【0071】
係る液晶表示器76への案内表示によって使用者は、現在は殺菌昇温中であり、ミックス供給器9の導入路9Aは閉じて取出通路59の下端には星形アダプタに代えて殺菌用アダプタを取り付けなければならない(アダプタ交換)ことを容易に認識することができる。これにより、同様に熟練していない不慣れな使用者の場合にも作業ミスが生じることが無くなる。特に、この場合も複数の内容を切り替えて繰り返し表示しているので、液晶表示器76の限られた表示領域でも、多数の情報内容を表示することが可能となる。
【0072】
そして、係る殺菌昇温が終了すると、今度は殺菌・保冷センサ38およびホッパーセンサ32の出力に基づき、マイクロコンピュータ46はコンプレッサ18、シリンダホットガス弁34、ホッパーホットガス弁35をON、OFF制御して、冷却シリンダ8、ホッパー2とも+68℃以上の加熱温度で約30分の合計加熱時間を満足するように殺菌保持を実行する。
【0073】
殺菌昇温を終了してこのような殺菌保持に移行すると、マイクロコンピュータ46は液晶表示器76の表示を図19の中央欄に示す如き表示に切り替える。即ち、この場合マイクロコンピュータ46は液晶表示器76を、丸9「殺菌工程中」の文字表示のみ継続して表示するように切り替える。尚、ミックス供給器9の閉と殺菌用アダプタ交換は既に丸7と丸8で表示されているので、以後は表示しない。
【0074】
この殺菌昇温および殺菌保持が終了すると、マイクロコンピュータ46は保冷プルダウンに移行する。この保冷プルダウンでは、所定時間以内に所定温度以下となる条件のもと、冷却シリンダ8、ホッパー2の温度を+10℃以下の温度まで冷却する。そして、+10℃以下まで低下したらマイクロコンピュータ46は図21のステップS12からステップS14に進み、保冷工程を実施すると判断してステップS15で保冷工程に移行する。尚、図21において冷却工程、殺菌工程或いは保冷工程の何れでもないと判断した場合には、マイクロコンピュータ46はステップS14からステップS16に進んで動作を停止する。前記保冷工程では当該温度を維持するように殺菌・保冷センサ38及びホッパーセンサ32の出力に基づき、マイクロコンピュータ46はコンプレッサモータ18M、シリンダ冷却弁24、ホッパー冷却弁26をON、OFF制御する。
【0075】
係る保冷工程に入るとマイクロコンピュータ46は液晶表示器76の表示を「保冷中、殺菌工程終了」の文字表示に切り替え、殺菌工程が終了して保冷工程に以降したことを使用者に案内する。
【0076】
ここで、マイクロコンピュータ46はソフトクリーム製造装置SMにおける一日毎の冷却開始時刻〜冷却終了時刻、殺菌開始時刻〜殺菌終了時刻、及び、警報の有/無を内部メモリに記録し、これを一週間分を保有している。そして、使用者が選択スイッチ77と上下カーソル移動キー78及び79を操作することにより、マイクロコンピュータ46は液晶表示器76に図20に示す如くこれらを一日毎に切り替えて表示する。これにより、使用者はソフトクリーム製造装置SMの運転履歴を一週間分確認することができる。
【0077】
これにより、毎日の作業確認ができない場合にも、使用者はコントロールパネル50で選択スイッチ77と上下カーソル移動キー78及び79を一週間毎に操作することで、それまでの一週間分の作業確認が可能となる。
【0078】
次に、図21のフローチャートのステップS3以降を参照してソフトクリーム製造装置SMの停電時の動作について説明する。マイクロコンピュータ46は上述した動作停止中を含め、冷却工程、殺菌工程、保冷工程の各工程を実施している間、図21のステップS3で時計86から所定時間毎(例えば1秒毎)に現在時刻を取り込み、この時刻を現在の動作工程と共に外部メモリ87に書き込んでいる。尚、この時刻と動作工程のデータは書き込まれる毎に更新される。
【0079】
そして、ステップS4でAC200V電源が停電し、マイクロコンピュータ46への電源回路82からの給電が停止したものとする。このように電源回路82からの給電が停止しても時計86及び外部メモリ87にはリチュームバッテリー88から給電が成されるため、時計86の計時動作は継続され、外部メモリ87内の時刻及び動作工程のデータは保持される。尚、停電以後、電源が復旧するまで外部メモリ87にはデータは書き込まれないので、この時点で外部メモリ87が保持しているデータは、停電時刻及び停電前の動作工程のデータである。
【0080】
そして、ステップS5で再びAC200V電源が復旧して電源回路82からの給電が再開したものとすると、マイクロコンピュータ46はステップS6で外部メモリ87から上記停電時刻と停電前の動作工程を読み出す。そして、ステップS8で時計から現在の時刻(復旧時刻)を読み出し、外部メモリより読み出した停電時刻から現在時刻までの停電時間を算出する。
【0081】
そして、ステップS9で外部メモリ87から読み出した停電前の動作工程が冷却工程であったか否か判断し、冷却工程であった場合にはステップS10に進んで停電時間が20分(第1の時間)以上か否か判断する。ステップS8で算出した停電時間が20分未満であった場合、マイクロコンピュータ46はステップS10からステップS11に進んで冷却工程を継続する。また、停電時間が20以上であった場合にはステップS10からステップS23に進んで液晶表示器76に停電表示を行い、ステップS24で動作を停止する。
【0082】
ここで、冷却工程中は前述の如く冷却シリンダ8内の冷菓やホッパー2内のミックスは冷凍状態となっているため、比較的長い20分が経過するまでは変質は起こらないと考えられる。そこで、マイクロコンピュータ46は停電時間が20分未満の場合にはそのまま冷却工程を継続し、停電時間が20分以上となってしまった場合には、冷菓やミックスに変質の危険性が生じるとして動作を停止する。
【0083】
一方、ステップS9で外部メモリ87から読み出した停電前の動作工程が殺菌工程であった場合にはステップS9からステップS17に進み、更にステップS18に進んで今度は停電時間が5分(第3の時間)以上か否か判断する。ステップS8で算出した停電時間が5分未満であった場合、マイクロコンピュータ46はステップS18からステップS19に進んで殺菌工程を継続する。また、停電時間が5以上であった場合にはステップS18からステップS23に進んで液晶表示器76に停電表示を行い、ステップS24で動作を停止する。
【0084】
ここで、殺菌工程中は前述の如く冷却シリンダ8内の冷菓やホッパー2内のミックスは比較的高い温度状態となっているため、極短時間の5分が経過したら変質の危険性が生じ、5分経過するまでは変質は起こらないと考えられる。そこで、マイクロコンピュータ46は停電時間が5分未満の場合にはそのまま殺菌工程を継続し、停電時間が5分以上となってしまった場合には、冷菓やミックスに変質の危険性が生じるとして動作を停止する。
【0085】
一方、ステップS9で外部メモリ87から読み出した停電前の動作工程が保冷工程であった場合にはステップS9からステップS17に進み、更にステップS20、ステップS21と進んで今度は停電時間が10分(第2の時間)以上か否か判断する。ステップS8で算出した停電時間が10分未満であった場合、マイクロコンピュータ46はステップS21からステップS22に進んで保冷工程を継続する。また、停電時間が10以上であった場合にはステップS21からステップS23に進んで液晶表示器76に停電表示を行い、ステップS24で動作を停止する。尚、停電前の動作が停止状態であった場合には、ステップS20からステップS23に進んで液晶表示器76に停電表示を行い、ステップS24でそのまま動作を停止する。
【0086】
ここで、保冷工程中は前述の如く冷却シリンダ8内の冷菓やホッパー2内のミックスは冷蔵状態となっているため、比較的短い時間の10分が経過したら変質の危険性が生じ、10分経過するまでは変質は起こらないと考えられる。そこで、マイクロコンピュータ46は停電時間が10分未満の場合にはそのまま保冷工程を継続し、停電時間が10分以上となってしまった場合には、冷菓やミックスに変質の危険性が生じるとして動作を停止する。
【0087】
このようにマイクロコンピュータ46は、各動作工程における許容範囲内の停電時間であれば、復旧後、停電以前の動作工程を継続するので、如何なる場合にも動作を停止してしまう場合に比して原料の無駄の発生を極力抑え、経済的な運転を実行することができるようになる。特に、各工程におけるミックスや冷菓の温度に応じた停電時間で判断するので、的確な継続可否判断が可能となる。
【0088】
ここで、前述した撹拌機5の撹拌力を調整するには、図22、図23の如く例えば撹拌機5の側壁5Aの高さを変更すればよい。即ち、図22の如く側壁5Aの高さ寸法を拡大すれば、ミックスと接触する面積が増大するため、撹拌力を全体的に増大させ、図23の如く側壁5Aの高さ寸法を縮小すれば、ミックスと接触する面積が減少するため、撹拌力を全体的に減少させることができる。特に、図22の如く撹拌機5の側壁5Aの高さ寸法を拡大すると、ホッパー2内のミックスの量が減少して液位が低下した際、撹拌機5の側壁5A上部はミックスの液面上に出るかたちとなる。即ち、ミックスの液位低下に伴って撹拌機5とミックスが接触する面積はミックス中に没している部分のみに減少するため、ミックスの減少に応じて撹拌力も低下することになり、過剰撹拌による泡立ちを防止することができるようになる。
【0089】
また、図24の如く撹拌機5の側壁5A上部が拡開した形状とすれば、撹拌機5が回転すると、撹拌機5の側壁5A外面の傾斜によって図24中矢印の如くミックスは回転しながら上昇することになる。これにより、撹拌機5を持ち上げる方向に作用力が加わるので、撹拌機5の軸受(スラスト)摩擦が減少され、回転が円滑化される。逆に、図25の如く撹拌機5の側壁5A上部が窄まった形状とすれば、撹拌機5が回転すると、撹拌機5の側壁5A外面の傾斜によって図25中矢印の如くミックスは回転しながら下降することになる。これにより、撹拌機5を押し下げる方向に作用力が加わるので、撹拌機5の浮き上がりが防止されるようになる。
【0090】
また、図26の如く撹拌機5の上面開口縁となる側壁5Aの上端から外方に広がる鍔部5Dを形成すれば、撹拌機5が回転すると当該撹拌機5内にあるミックスは遠心力で撹拌機5外に流出しようとするが、鍔部5Dの存在によりこの流出が円滑に行われるようになり(図26中矢印で示す)、ホッパー2内に渦が出来にくくなる。また、この場合には撹拌機5の高さを増大させること無く、鍔部5Dの分だけ撹拌機5の表面積を増大させて撹拌力を増大させることもできる。ここで、撹拌機5の高さ寸法が大きくなるとどうしても回転に伴って生じる振れが大きくなるが、鍔部5Dで面積を増やせば係る問題は解消できる。
【0091】
更に、図27の如く撹拌機5の側壁5Aの上部が拡開した形状とし、且つ、上面開口縁に位置する側壁5A上端から外方に広がる鍔部5Dを形成すると共に、更に、この鍔部5Dの先端を下方に折り返せば、撹拌機5が回転すると、撹拌機5の側壁5A外面の傾斜によってミックスは回転しながら上昇する。そして、折り返された鍔部5Dの下面に当たることになるので(図27中矢印で示す)、撹拌機5にはそれを持ち上げる方向に作用力が加わり、撹拌機5の軸受(スラスト)摩擦が減少され、回転が円滑化される。また、この場合にも図26の場合と同様に撹拌機5の高さを増大させること無く、鍔部5Dの分だけ撹拌機5の表面積を増大させて撹拌力を増大させることができる。
【0092】
尚、実施例で示した各時間などの数値はそれに限定されるものでは無く、装置の能力や機能に応じて適宜決定されるべきものである。また、実施例ではソフトクリーム製造装置を例にとって説明したが、それに限らず、原料ミックスを撹拌しながら冷却することで冷菓を製造する冷菓製造装置全般に本発明は有効である。
【0093】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、ミックスを撹拌しながら冷却することにより冷菓を製造する冷却シリンダと、前記ホッパー内に立設されて上端が大気に開放し、下部側面に構成される導入路より流入する当該ホッパー内のミックスを下端から前記冷却シリンダに供給するミックス供給器とを備えた冷菓製造装置において、前記ホッパーの底面に、低位部とそれより高い高位部とから成る凹陥部を段落形成し、該凹陥部内の低位部に前記ミックス供給器を立設したので、請求項2の如く凹陥部以外のホッパー底面にミックスレベルセンサを配設すれば、ミックスレベルセンサがミックス量の減少を検出した時点で残存しているミックスは、殆ど凹陥部内にあるもののみとなる。これにより、ミックスの廃棄量は従来よりも著しく減少し、極めて経済的な冷菓販売を実現できるようになる。また、ミックスが減少した場合にも液面から導入路までのヘッド差を確保できるようになるので、ホッパー内のミックスの液位の変動に伴う所謂オーバーランの変動も抑制できる。
【0094】
特に、ホッパー内のミックスを撹拌するための撹拌機を凹陥部内の高位部に配置したので、撹拌機の回転によって回転するミックスは凹陥部内を移動してその低位部に位置するミックス供給器の導入路に優先的に送給されるようになり、冷却シリンダへのミックスの供給も円滑に行われるようになるものである。
【0095】
請求項3の発明によれば、上記に加えて前記撹拌機の周囲に対応する位置の前記凹陥部の側面を、上側が外方に拡開する傾斜面としたので、撹拌機の回転によって移動を始めたミックスは傾斜面に沿って円滑に外側に向かうようになる。これにより、ミックス供給器の方向以外にもミックスは円滑に移動できるようになり、ホッパー内全体が円滑に撹拌されるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷菓製造装置の実施例としてのソフトクリーム製造装置の内部構成を示す斜視図である。
【図2】 図1のソフトクリーム製造装置のホッパーの縦断側面図である。
【図3】 図1のソフトクリーム製造装置のホッパーの平面図である。
【図4】 図1のソフトクリーム製造装置の撹拌機部分のホッパーの拡大断面図である。
【図5】 図1のソフトクリーム製造装置の撹拌機の斜視図である。
【図6】 図1のソフトクリーム製造装置の撹拌機の縦断側面図である。
【図7】 図1のソフトクリーム製造装置のミックスレベルセンサの側面図である。
【図8】 図1のソフトクリーム製造装置のミックスレベルセンサの断面図である。
【図9】 図1のソフトクリーム製造装置の冷却シリンダ及びフリーザードアの縦断側面図である。
【図10】 図1のソフトクリーム製造装置のフリーザードアの縦断側面図である。
【図11】 図1のソフトクリーム製造装置のプランジャの側面図である。
【図12】 図1のソフトクリーム製造装置のフリーザードアの裏面図である。
【図13】 図1のソフトクリーム製造装置のフリーザードアの取出通路及び抽出路部分の拡大平断面図である。
【図14】 図1のソフトクリーム製造装置のコントロールパネルの正面図である。
【図15】 図1のソフトクリーム製造装置の冷媒回路図である。
【図16】 図1のソフトクリーム製造装置の制御装置のブロック図である。
【図17】 同じく図1のソフトクリーム製造装置の制御装置のブロック図である。
【図18】 図1のソフトクリーム製造装置の冷却工程におけるミックス温度推移並びに液晶表示器の表示内容を説明する図である。
【図19】 図1のソフトクリーム製造装置の殺菌工程から保冷工程におけるミックス温度推移並びに液晶表示器の表示内容を説明する図である。
【図20】 図1のソフトクリーム製造装置の動作履歴を液晶表示器に表示した状態を説明する図である。
【図21】 図1のソフトクリーム製造装置のマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。
【図22】 図1のソフトクリーム製造装置の他の実施例の撹拌機の縦断側面図である。
【図23】 図1のソフトクリーム製造装置のもう一つの他の実施例の撹拌機の縦断側面図である。
【図24】 図1のソフトクリーム製造装置の更にもう一つの他の実施例の撹拌機の縦断側面図である。
【図25】 図1のソフトクリーム製造装置の更にもう一つの他の実施例の撹拌機の縦断側面図である。
【図26】 図1のソフトクリーム製造装置の更にもう一つの他の実施例の撹拌機の縦断側面図である。
【図27】 図1のソフトクリーム製造装置の更にもう一つの他の実施例の撹拌機の縦断側面図である。
【図28】 従来のソフトクリーム製造装置のホッパーの縦断側面図である。
【図29】 図28のホッパーの平面図である。
【符号の説明】
SM ソフトクリーム製造装置(冷菓製造装置)
2 ホッパー
5 撹拌機
5A 側壁
5B 底壁(底面)
5C 回転中心
5D 鍔部
6 撹拌機モータ
7 ミックスレベルセンサ
7A 電極
7B ホルダ
8 冷却シリンダ
9 ミックス供給器
9A 導入路
10 ビータ
14 フリーザードア
15 取出レバー
16 プランジャ
16B 凹陥部
46 マイクロコンピュータ
50 コントロールパネル
56 凹陥部
56C 傾斜面
59 取出通路
61 抽出路
61A 出口
61B 入口
61C 湾曲部
76 液晶表示器
86 時計
87 外部メモリ
88 リチュームバッテリー

Claims (3)

  1. ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、ミックスを撹拌しながら冷却することにより冷菓を製造する冷却シリンダと、前記ホッパー内に立設されて上端が大気に開放し、下部側面に構成される導入路より流入する当該ホッパー内のミックスを下端から前記冷却シリンダに供給するミックス供給器とを備えた冷菓製造装置において、
    前記ホッパーの底面に、低位部とそれより高い高位部とから成る凹陥部を段落形成し、該凹陥部内の低位部に前記ミックス供給器を立設すると共に、当該ホッパー内のミックスを撹拌するための撹拌機を前記凹陥部内の高位部に配置したことを特徴とする冷菓製造装置。
  2. 前記ホッパー内のミックス量が低下したことを検出するためのミックスレベルセンサを備え、該ミックスレベルセンサを前記凹陥部以外の前記ホッパーの底面に配設したことを特徴とする請求項1の冷菓製造装置。
  3. 前記撹拌機の周囲に対応する位置の前記凹陥部の側面を、上側が外方に拡開する傾斜面としたことを特徴とする請求項1又は請求項2の冷菓製造装置。
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