JP4151870B2 - 画像形成装置の記録紙後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタまたはそれらの複合機などの画像形成装置に付設して用い、特に記録紙束に中綴じ処理などの後処理を行なうことができる画像形成装置の記録紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置によって画像が記録された記録紙を複数枚束ねて整合する記録紙整合トレイと、この整合され記録紙整合トレイ上の記録紙束に中綴じ処理などの後処理を行う後処理手段とを備えた記録紙後処理装置が、各種提案され開発されている。
【0003】
このような記録紙後処理装置にあっては、例えば中綴じ処理を行う場合、記録紙整合トレイ内の中綴じ処理手段が設置された中綴じ位置に記録紙束の中央部を位置合わせして、保持することが必要になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、使用する記録紙として比較的薄手のものであって特に腰の弱いものなどを使用する場合、記録紙整合トレイにスタックされた記録紙が重力の作用でたわんだりすることがある。
【0005】
そのため、このような記録紙後処理装置にあっては、中綴じ処理を行おうとする記録紙の中央部が下方へ移動して記録紙整合トレイの中綴じ位置からずれてしまい、中綴じ処理が正しく行えない虞れがある。
【0006】
また、このような薄手の記録紙以外であっても、例えば初めから曲がり癖がついたカールしたものを記録紙として使用する場合にも、同様な問題を生じている。
【0007】
そこで、この発明は、上記した事情に鑑み、中綴じ処理などの後処理作業を行う際に、記録紙がたわんだり、カールしたものを使用する場合であっても、後処理作業を正確に、かつ、安定した状態で行うことができる後処理画像形成装置の記録紙後処理装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置で画像記録された記録紙を順次スタックするとともに整合する記録紙整合トレイと、記録紙束に中綴じ処理などの後処理を行なう後処理手段とを備えた画像形成装置の記録紙後処理装置であって、
前記記録紙整合トレイにスタックされるとともに整合された記録紙束を記録紙整合トレイの表面に押さえ付ける押え部材を備える一方、
前記記録紙整合トレイに設けたジョガーフェンスに沿い内側に直角に折り曲げて折曲面を設けるとともにこの折曲面に切欠きを形成し、
前記押え部材が、前記切欠きにおいて、前記記録紙整合トレイの表面に向けてばね力で付勢し、かつ、記録紙搬送方向の下流側へ向けて傾斜させた状態で取り付けられているものである。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、画像形成装置で画像記録された記録紙を順次スタックするとともに整合する記録紙整合トレイと、記録紙束に中綴じ処理などの後処理を行なう後処理手段とを備えた画像形成装置の記録紙後処理装置であって、
前記記録紙整合トレイにスタックされるとともに整合された記録紙束を記録紙整合トレイの表面に押さえ付ける押え部材を備える一方、
前記記録紙整合トレイに設けたジョガーフェンスに沿い内側へ直角に折り曲げて設けた折曲面に斜面を形成するとともに、
前記押え部材が、前記斜面において、前記記録紙整合トレイの表面に向けてばね力を付勢し、かつ、記録紙搬送方向の下流側へ向けて傾斜させた状態で取り付けられているものである。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記押え部材自身がばね力を有する薄板状のもので構成されたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態について添付図面に基づき説明する。
図1には、この発明に係る画像形成装置の記録紙後処理装置の全体概略図を示す。
【0014】
この実施例の画像形成装置の記録紙後処理装置1は、画像形成装置に付設して用いるものであり、後処理手段として、端面綴じ処理手段4と、中綴じ処理手段5と、中折り処理手段6とを備えている。一方、これらすべての後処理手段は、記録紙整合トレイである後処理トレイ3を共用するようにして設置されている。なお、この実施例の画像形成装置としては、複写機2が使用されているが、これ以外に、例えばファクシミリ、プリンタ、その他の適宜の機器が使用できる。
【0015】
記録紙後処理装置1と複写機2との間には、入口ガイド板11が設けられており、複写機2で画像記録された記録紙は、その入口ガイド板11にガイドされて記録紙後処理装置1内に送り込まれる。
【0016】
記録紙後処理装置1は、この入口ガイド板11近傍に、搬送ローラ12A、12Bを設置しているとともに、この近傍には、図示外のソレノイドにより作動し搬送方向を仕分ける分離爪13を設けている。なお、この分離爪13は、搬送ローラ12A、12Bを介して搬送された記録紙に対して後処理を行なうか否かにより、搬送方向を2方向に分流させるようになっている。
【0017】
この実施例の記録紙後処理装置1では、画像記録された記録紙が、図1において、水平方向左方へ搬送される場合には、後処理を行なわないノン後処理モードへ移行する。このノン後処理モードヘ移行した記録紙は、搬送ローラ12Cおよび排紙ローラ12Dにより、ほぼ直線状のノン後処理搬送路αに沿ってそのまま搬送され、記録紙後処理装置1の外部へ排紙される。また、この記録紙が下方向へ搬送される場合には、後処理モードに移行するようになっている。
【0018】
即ち、この実施例の記録紙後処理装置1では、後処理モードの場合には、この記録紙が、搬送ローラ12Eないし12G、後処理排出ローラ12Hおよび図示外のガイド板を介して、略U字状の後処理搬送路βに沿って搬送されたのち、後処理トレイ3に排出されるようになっている。なお、後処理排出ローラ12Hには、図示外のブラシローラが一体化されて設けられているとともに、この後処理排出ローラ12Hの近傍であって記録紙搬送方向の下流側には叩きコロ12Iが設けられている。
【0019】
後処理トレイ3には、図2に示すように、水平方向Xに平行に設けた後端基準フェンス31と、この後端基準フェンス31と直交するY方向に設けたジョガーフェンス32とを備えている。この後処理トレイ3は、記録紙束Pに後処理を施すのに先立ち、後端基準フェンス31によって記録紙束Pの下端部を整合すると共に、ジョガーフェンス駆動モータ32Aにより作動するジョガーフェンス32によって記録紙束Pの左右両側端部を整合するようになっている。
【0020】
また、この後処理トイレ3には、図3に示すように、縦方向中間部近傍に凹所33が形成されている。さらに、この実施例の後処理トレイ3は、凹所33を挟んでこれよりも下部側部分が水平方向に対して75°、これよりも上部側が同じく65°に傾斜しており、全体形状が略く字形(中央部分が凸状に突出した形状)を呈している。なお、これらの傾斜角度については、特にこの実施例のものに限定されず、各種の好適な傾斜角度でかまわない。
【0021】
さらに、この発明の後処理トイレ3には、図3および図4に示すように、ジョガーフェンス32の側面全体に亙って縁部側を90度折曲して設けた折曲面32Bにおいて、その中間部(中綴じ位置を避けた場所)に一部を切り欠いて切欠き32Cを設け、ここに薄板状の押え部材34が取り付けられている。同様に、ジョガーフェンス32の折曲面32B下端において傾斜した斜面32Dにも、薄板状の押え部材34が取り付けられている。なお、これらの押え部材34、35は、ジョガーフェンス32の記録紙束両側端部を整合させる内側面を避けて設置しており、これによって記録紙束Pの左右両側端部の整合機能が損なわれないようになっている。
【0022】
この押え部材34、35は、例えばフィルムなどのように、自身がばね性を有する適宜の材質的のものを使用し、後処理トレイ3の記録紙搬送方向下流側に向けて傾斜させ、後処理トレイ3の表面に向けてばね力を付与するようになっている。即ち、この押え部材34、35は、記録紙束の上から後処理トイレ3の表面側にばね力を押し付けることにより、記録紙がたわんだりカールしたりするといった姿勢の崩れを防止するようになっている。
【0023】
なお、この押え部材34、35のばね力は、記録紙に発生する湾曲状のたわみやカールを十分に補正できる強さであることが必要である。具体的には、このばね力は、少なくとも記録紙数枚を後処理トレイ3に押し付けることができる程度の強さであればよいが、この記録紙数枚を排出できなくなるような強さよりは小さいことが必要である。また、切欠き32Cに設けた押え部材34については、送り込まれてくる記録紙の先端が引っかかるのを防止するために、取り付け部分が、折曲部32Bの内面側をさけた外面側になっている。
【0024】
さらに、この後処理トレイ3には、図示外の無端ベルトと、この無端ベルトに取付けられて後処理トレイ3に沿って上下方向に移動する放出爪とが付設されている。
【0025】
図1に示す端面綴じ処理手段4は、後処理トレイ3に搬送されこの後処理トレイ3で整合されている記録紙束の下端面付近にステイプラで端面綴じ処理を施すものであり、後端基準フェンス31近傍の後処理トレイ3下端部に図示外のステイプラが設けられている。
【0026】
中綴じ処理手段5は、後処理トレイ3へ搬送されここで整合された記録紙の中央部に左右1対のステイプラでまとめて中綴じ処理を行なうものである。この実施例の中綴じ処理手段5には、ステイプラ51と、支持部材52と、偏心カム53とを備えている。
【0027】
この実施例のステイプラ51は、2個のものが、図3に示すように、後処理トレイ3中央部側の凹所33近傍に所定間隔(この実施例では120mm)を保持し、かつ、後端基準フェンス31に対して平行に設けられている。
【0028】
このステイプラ51は、ステイプラ本体51Aと、記録紙束Pを綴じる際に図示外の適宜手段で押圧・押動させて綴じ針を記録紙へ突き刺すプッシャ51Bと、綴じ針を記録紙束へ突き刺す際に記録紙束を反対面から保持するためにプッシャ51Bと対向して設けたクリンチャ51Cとから構成されている。
【0029】
ステイプラ本体51Aは、後処理トレイ3の凹所33が形成されている部分の上側であって、後処理トレイ3の背面側に固定されている。
【0030】
プッシャ51Bは、クリンチャ51Cの設置方向に回動可能な状態でステイプラ本体51Aに取付けられている。この実施例のプッシャ51Bは、凹所33の裏面側に設けられており、ステイプル動作時に、テイプルトレイ3の凹所33表面よりも突出した位置まで移動可能となっている。これにより、プッシャ51Bは、クリンチャ51Cとの間で記録紙束Pをしっかりと押え付けて中綴じ処理を行なえるようになっている。
【0031】
一方、クリンチャ51Cは、後処理トレイ3に向けて回動する支持部材52の先端側に固定されており、ステイプラ本体51Aやプッシャ51Bとは別体となっている。
【0032】
支持部材52は、図2に示すように、後処理トレイ3の両側に起立する側壁面3Aに設けた支軸52Aに対して、回動自在に取付けられている。また、この支持部材52は、図示外のばねによって後処理トレイ3から離間する方向(図3において反時計方向)に弾性力が付勢されている。
【0033】
一方、支持部材52が回動するときにその先端が描く所定半径の円周上であって、後処理トレイ3から所定距離離間した位置には、偏心カム53が設けられている。
【0034】
この偏心カム53は、真円形状を有しており、中心からずれた周縁部寄りに回動軸53Aが固着されている。この回転軸53Aは、支軸52Aと平行な状態で、側壁面3Aに回動可能に取付けられており、図2に示すカム駆動用モータ53Bによって回転し、偏心カム53を、その中心から偏倚した位置を中心として回動させる。
【0035】
中折り処理手段6は、中綴じ処理手段5で中央部に中綴じ処理を施された記録紙束に対し、その中綴じされた中央部に中折り処理を施すものである。この実施例の中折り処理手段6は、図3に示すように、図示外のスプリングの弾性力で互いに当接し駆動モータ(図略)によって回転する1対の中折りローラ61と、図示外の別の駆動モータにより中折りローラ61間のニップ部分に向けて、即ち、図2において、記録紙搬送方向Yに対して直角方向Xで、かつ、後処理トレイ3の表面に対してほぼ垂直方向に進退する中折り板63とから概略構成されている。
【0036】
次に、この実施例の作用について説明する。
(1)複写機2で画像が転写されこの複写機2から排出されてきた記録紙について後処理を行なわない場合には、ノン後処理モードを選択・設定する。すると、図1において、各記録紙は、分離爪13の仕分け・分離動作により、そのままノン後処理搬送路αに沿って搬送され、排紙ローラ12Dによって記録紙後処理装置1から外部へ排出され、トレイ1A上に排出される。
【0037】
(2)一方、記録紙に後処理を行なう場合には、例えば端面綴じ処理モードを選択・設定すると、図示外のソレノイドが作動して分離爪13が回動動作し、各記録紙が後処理搬送路βに向けて逐次搬送されていく。これにより、所定の枚数(例えば最大50枚程度)の記録紙が後処理トレイ3に積載されるが、この後処理トレイ3での端面綴じ動作に先立って記録紙の整合動作が行われる。
【0038】
後処理トレイ3に積載され整合された記録紙束Pは、端面綴じ処理手段4に設けた図示外のステイプラによって端面位置にまとめて端面綴じ処理が施され、放出爪によって上方に持ち上げられ、排紙ローラ12D(図1参照)によってトレイ1A上に排出される。
【0039】
なお、この後処理トレイ3での端面綴じ処理動作の際に、記録紙束にたわみやカールといった姿勢の崩れを発生しようとしても、押え部材34、35が押し付け力で矯正してたわみや曲がりを抑えることができる。
【0040】
この後処理トレイ3への記録紙の搬送およびこの後処理トレイ3からの記録紙束の排出時には、通過する記録紙の紙詰まりやカールした記録紙が係止するのを防止するため、中綴じ用のクリンチャ53Cは後処理トレイ3の凹所33から最も離れた位置に後退して待機している。
【0041】
(3)また、中綴じ処理モードを選択・設定すると、端面処理モードの場合と同様に、クリンチャ53Cは、ステイプラ本体53Aから最も離れた位置に後退した状態のまま、所望の複数枚の記録紙束が整合されて後処理トレイ3に積載される。
【0042】
即ち、この後処理トレイ3への記録紙束の搬送時にも、図3に示すように、中綴じ用のクリンチャ53Cは後処理トレイ3の凹所33から最も離れた位置(図3に実線で示す)に後退して待機している。
【0043】
このようにして、複写機2から排出される複数枚の記録紙に一連の整合・整列動作が行われ、その後、中綴じ動作に移行する。
【0044】
この中綴じ処理動作の際には、押え部材34、35が、後処理トレイ3に整合された記録紙束Pを中綴じ位置の前後で上から押さえ付ける。従って、例えば、腰が弱い記録紙であっても自重によりたわんで座屈するのを防止でき、またカールして曲がり癖のついた記録紙であってもカールの発生を抑えた状態に保持できる。
【0045】
これにより、各記録紙が後処理トレイ3の表面に沿って正しい姿勢に保持され、各記録紙の紙面が互いに密着した状態に保持できるから、記録紙束Pの中央部を中綴じ処理手段5の中綴じ位置に一致させることができ、正確な中綴じ動作が行える。
【0046】
中綴じ処理手段5による中綴じ動作が完了したならば、偏心カム52が回転するので、クリンチャ53Cが再び元の位置、つまり凹所33から最も離間したホームポジションまで後退し、そこで次の中綴じ動作まで待機する。
【0047】
このようにして、中綴じされた記録紙束Pは、図6に示すように、さらに放出爪34によって後処理トレイ3の上方に持ち上げられ、中綴じ処理が施された記録紙束Pの中央部P0が中折り板63の進行する方向と一致したところで上昇動作が停止する。
【0048】
その後、中折り板63が中折りローラ61間のニップ部分に向けて前進し、記録紙束Pの中綴じされた中央部を押し込む。これにより、中綴じされた記録紙束Pがその中央部P0から中折りローラ61間に折り込まれ、2つに折り曲げられていく。なお、この中折りローラ61に挟み込まれた記録紙束Pは、記録紙後処理装置1外部のトレイ1A上に排出される。
【0049】
このようにして、記録紙を複数枚まとめて束ねた冊子状のものが製本できる。
【0050】
従って、この実施例によれば、後処理トレイ3のジョガーフェンス32の折曲面32Bに形成した切欠き32Cおよび斜面32Dに中綴じ位置となる凹所33を挟むような状態で設けた薄板状の押え部材34、35によって、自重でたわむ記録紙を緊張状態に伸ばすことができるとともに、この記録紙をこれより下位にある正常な記録紙に上からぴったりと押し付けて密着させることができる。
【0051】
同様に、カールした記録紙であっても、この記録紙を伸ばしてこの直下の正常な記録紙に上からぴったりと押し付けて密着させることができる。
【0052】
これにより、この画像形成装置の記録紙後処理装置によれば、記録紙として腰が弱くたわみやすい薄手の記録紙やカールしたものを使用する場合であっても、押え部材34、35がこの記録紙を正しい姿勢に保持させ、端面綴じ処理や中綴じ処理を所定の位置で確実に、かつ、正確に行わせることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明によれば、記録紙整合トレイにスタックされるとともに整合された記録紙束を記録紙整合トレイの表面に押さえ付ける押え部材を備えたから、使用する記録紙の腰が弱く湾曲しやすいものであっても、また使用する記録紙が曲がり癖のついたカールしたものであっても、これらの記録紙に押え部材の押し付け力が作用し、その記録紙を伸ばして全体を記録紙整合トレイの表面側にぴったりと密着させることができる。
【0054】
従って、この発明によれば、中綴じ処理などの後処理を行う場合、従来は位置がずれてしまい正確な中綴じ処理などの後処理を行うのが難しかった腰の弱い記録紙やカールした記録紙を使用するときであっても、正確な後処理が安定した状態で行えるようになり、ひいては信頼度の高い後処理が実現できるようになる。
【0055】
さらに、押え部材が前記記録紙整合トレイに設けたジョガーフェンスに取り付けられたので、他に特別に専用の取り付け部材を必要とせずに組み付けることができるから、部品点数を削減することができ、簡易な構成のものが実現できる。
【0056】
さらに、この発明によれば、ジョガーフェンスに沿い直角に折り曲げて設けた折曲面に切欠きまたは斜面を形成するとともに、押え部材が、切欠きまたは斜面において、記録紙整合トレイの表面に向けてばね力を付勢し、かつ、記録紙搬送方向の下流側へ向けて傾斜させた状態で取り付けられており、押え部材が記録紙束の側面整合を行うジョガーフェンスの内側面をさけて設置できるから、取り付け構造が極めて簡単であっても、腰の弱い記録紙やカールした記録紙などを記録紙整合トレイの表面に密着させることができるのと同時に、ジョガーフェンスによる記録紙束の左右両側端部の整合機能も確保でき、これによって信頼度の高い後処理が行えるようになる。
【0057】
さらに、請求項3に係る発明によれば、押え部材自身がばね力を有する薄板状のもので構成されたので、正確な後処理が軽量で簡易なものから実現できるようになるから、記録紙後処理装置として便宜である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像形成装置の記録紙後処理装置を示す概略構成図である。
【図2】その内部機構を示す斜視図である。
【図3】その後処理トレイにおける記録紙後処理作用を示す説明図である。
【図4】その後処理トレイに設けた押え部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録紙後処理装置
2 複写機(画像形成装置)
3 後処理トレイ(記録紙整合トレイ)
32 ジョガーフェンス
32B 折曲面
32C 切欠き
32D 斜面
33 凹所
34 35 押え部材
4 端面綴じ処理手段
5 中綴じ処理手段
51 支持部材
51A 支軸
52 偏心カム
52A 回動軸
51 ステイプラ
51A ステイプラ本体
51B プッシャ
51C クリンチャ
6 中折り処理手段
Claims (3)
- 画像形成装置で画像記録された記録紙を順次スタックするとともに整合する記録紙整合トレイと、記録紙束に中綴じ処理などの後処理を行なう後処理手段とを備えた画像形成装置の記録紙後処理装置であって、
前記記録紙整合トレイにスタックされるとともに整合された記録紙束を記録紙整合トレイの表面に押さえ付ける押え部材を備える一方、
前記記録紙整合トレイに設けたジョガーフェンスに沿い内側に直角に折り曲げて折曲面を設けるとともにこの折曲面に切欠きを形成し、
前記押え部材が、前記切欠きにおいて、前記記録紙整合トレイの表面に向けてばね力で付勢し、かつ、記録紙搬送方向の下流側へ向けて傾斜させた状態で取り付けられていることを特徴とする画像形成装置の記録紙後処理装置。 - 画像形成装置で画像記録された記録紙を順次スタックするとともに整合する記録紙整合トレイと、記録紙束に中綴じ処理などの後処理を行なう後処理手段とを備えた画像形成装置の記録紙後処理装置であって、
前記記録紙整合トレイにスタックされるとともに整合された記録紙束を記録紙整合トレイの表面に押さえ付ける押え部材を備える一方、
前記記録紙整合トレイに設けたジョガーフェンスに沿い内側に直角に折り曲げて折曲面を設けるとともにこの折曲面に斜面を形成し、
前記押え部材が、前記斜面において、前記記録紙整合トレイの表面に向けてばね力で付勢し、かつ、記録紙搬送方向の下流側へ向けて傾斜させた状態で取り付けられていることを特徴とする画像形成装置の記録紙後処理装置。 - 前記押え部材自身がばね力を有する薄板状のもので構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置の記録紙後処理装置。
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