JP4150581B2 - 配信システム、オーディオ機器およびコンテンツ記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、配信システム、オーディオ機器およびコンテンツ記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークの高速化や、データ圧縮技術の発展に伴って、楽曲データ等の配信を行う情報配信システムが普及して来ている。このような情報配信システムにおいて、一般に、利用者は、パーソナルコンピュータ(パソコン)を使用してインターネットに接続し、所定の音楽配信サイト等にアクセスする。そして、パソコンは、利用者の操作に従って、アクセス先の音楽配信サイトから所望の楽曲データをダウンロードし、ダウンロードが完了した楽曲データを再生する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−74814号公報 (第6−7頁、第1図)
【0004】
また、音楽配信サイトにおいては、ストリーミングと呼ばれ、楽曲データ全てのダウンロードを待たずに、楽曲データを順次受信しながら再生するタイプの音楽配信も行われている。このようなストリーミングによる音楽配信では、複数の楽曲データ等から構成される番組コンテンツが配信される場合が多い。
つまり、比較的容量の大きい番組コンテンツ(複数曲分のデータ等)をダウンロード後に再生する場合、再生開始までに利用者をかなり待たせてしまうが、順次受信しながら再生が可能なストリーミングでは、あまり利用者を待たせることがない。
そのため、このような番組コンテンツは、ダウンロード配信ではなく、ストリーミング配信される場合が多い。
【0005】
ストリーミング配信される番組コンテンツには、予め配信開始日時が定められたライブ配信や期間限定配信等のコンテンツも存在している。そして、利用者は、このような番組コンテンツの配信開始日時に、パソコンを操作し、ストリーミング配信される番組コンテンツを聴取したりする。
それでも、配信開始日時を覚えておくのは、煩わしいと感じる利用者も多い。そして、このような利用者は、例えば、パソコンのスケジュール機能(スケジュール管理サービスやプログラム等)に予約日時を設定し、定刻(配信開始日時)になると、ライブ配信等を自動的に聴取できるようにする。
【0006】
ところで、パソコン等の電子機器は、内部に水晶発振子等から構成される計時ユニットを備えており、利用者により設定された日時(日時情報)を基準として、水晶発振子のカウントに応じた計時を行っている。
しかしながら、一般の電子機器(計時ユニット)には、しばしば、時刻ずれ(時刻の遅れや、時刻の進み)が発生すると指摘されている。例えば、電子機器における処理負荷の変化や、水晶発振子の温度変化等により、現在時刻が少しずつずれてしまう。
【0007】
このような、時刻ずれが生じているパソコンを使用して番組コンテンツ等の配信を受けると、スケジュール機能を使用してもライブ配信に早すぎたり、また、遅れてしまったりする場合がある。その他にも、期限付きの楽曲データ(コンテンツ)を不適切に管理して(扱って)しまうことにもなる。
そのため、利用者は、パソコン等の時刻ずれに絶えず気を配り、時刻ずれに気付く度に、正しい時刻に再設定する必要があり、極めて煩雑であった。
【0008】
更に、音楽配信サイトでは、定期的に配信楽曲を更新したり、また新曲の配信を特定の日から開始するようにしている。そのため、利用者は、予めこのような楽曲の更新日時を確認し、また新曲の配信日時を確認すると、その日時に自動的に楽曲を取得(ダウンロード)できるように、パソコンを設定しておくことが考えられる。
しかし、更新日当日や、配信開始当日には、非常に多くの利用者(パソコン)からアクセスされることが予想され、音楽配信サイト(配信サーバ)と各パソコンとの間で確保される通信帯域が極めて狭くなってしまう可能性が高い。この状況では、各パソコンが所望の楽曲データを取得する(ダウンロードが完了する)までに多大な時間を要してしまうだけでなく、最悪の場合、楽曲データのダウンロードが途中で途切れてしまうこともあり得る。
また、音楽配信サイト側でも、一時に膨大な利用者からアクセス要求を受けてしまうと、配信サーバがダウンしてしまうこともある。そして、配信サーバがダウンしてしまうと、音楽配信サイト全体へのアクセスが不可能となってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、計時している時刻等を適宜調整しつつ、配信されるコンテンツを適切に記録することのできる配信システム、オーディオ機器およびコンテンツ記録方法を提供することを目的とする。
また、この発明は、ネットワーク及び配信側サーバの負荷を軽減し、利用者側にて、所望する楽曲のダウンロードに要する時間を実質的に短縮することのできる配信システム、オーディオ機器およびコンテンツ記録方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る配信システムは、
サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器からの配信要求に応答して、前記コンテンツ記憶手段に記憶された対象のコンテンツを、前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、
前記オーディオ機器からの待機時間要求に応答して、所定の待機時間の情報を前記オーディオ機器に向けて送信する送信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
現在時刻を計時すると共に、設定された予約時刻の到来を検出する計時手段と、
前記計時手段に予約時刻の到来が検出されると、任意のコンテンツを指定して前記サーバに配信を要求する配信要求手段と、
前記サーバから配信されるコンテンツ又は、送信される待機時間の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信するコンテンツにおける単位時間あたりの受信データ量に基づいて、前記サーバとの通信に確保されている伝送帯域の大きさを取得する帯域取得手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値以上である場合に、前記受信手段が受信したコンテンツを順次記憶する記憶手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値より小さい場合に、待機時間を前記サーバに要求し、応答される待機時間の情報に従った予約時刻を前記計時手段に再設定する予約再設定手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0011】
前記サーバの送信手段は、前記オーディオ機器毎に時間をずらした待機時間の情報を送信し、前記オーディオ機器からの2回目の配信要求を分散させてもよい。
【0012】
前記オーディオ機器は、一定時間毎に、若しくは、前記配信要求手段が配信を要求する際に、外部のタイムサーバにアクセスして標準時刻を取得し、前記計時手段の現在時刻を、取得した標準時刻と同期させる時刻同期手段を更に備えてもよい。
【0013】
前記帯域取得手段は、前記時刻同期手段がタイムサーバから受信した単位時間当たりのデータ量に従って、伝送帯域の大きさを取得してもよい。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るオーディオ機器は、
コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
現在時刻を計時すると共に、設定された予約時刻の到来を検出する計時手段と、
前記計時手段に予約時刻の到来が検出されると、任意のコンテンツを指定して前記サーバに配信を要求する配信要求手段と、
前記サーバから配信されるコンテンツ又は、送信される待機時間の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信するコンテンツにおける単位時間あたりの受信データ量に基づいて、前記サーバとの通信に確保されている伝送帯域の大きさを取得する帯域取得手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値以上である場合に、前記受信手段が受信したコンテンツを順次記憶する記憶手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値より小さい場合に、待機時間を前記サーバに要求し、応答される待機時間の情報に従った予約時刻を前記計時手段に再設定する予約再設定手段と、
を備えることを特徴とする。
【0018】
上記のオーディオ機器は、一定時間毎に、若しくは、前記配信要求手段が配信を要求する際に、外部のタイムサーバにアクセスして標準時刻を取得し、前記計時手段の現在時刻を、取得した標準時刻と同期させる時刻同期手段を更に備えてもよい。
【0019】
前記帯域取得手段は、前記時刻同期手段がタイムサーバから受信した単位時間当たりのデータ量に従って、伝送帯域の大きさを取得してもよい。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るコンテンツ記録方法は、
コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器におけるコンテンツ記録方法であって、
現在時刻を計時すると共に、設定された予約時刻の到来を検出する計時ステップと、
前記計時ステップにて予約時刻の到来が検出されると、任意のコンテンツを指定してサーバに配信を要求する配信要求ステップと、
前記サーバから配信されるコンテンツ又は、送信される待機時間の情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信するコンテンツにおける単位時間あたりの受信データ量に基づいて、サーバとの通信に確保されている伝送帯域の大きさを取得する帯域取得ステップと、
前記帯域取得ステップが取得した伝送帯域の大きさが規定値以上である場合に、前記受信ステップにて受信したコンテンツを所定の記憶部に順次格納する格納ステップと、
前記帯域取得ステップにて取得した伝送帯域の大きさが規定値より小さい場合に、待機時間を前記サーバに要求し、応答される待機時間の情報に従った予約時刻を前記計時ステップにて計時する時刻に再設定する予約再設定ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0023】
上記のコンテンツ記録方法は、一定時間毎に、若しくは、前記配信要求ステップにて配信を要求する際に、外部のタイムサーバにアクセスして標準時刻を取得し、前記計時ステップにて計時する時刻を、取得した標準時刻と同期させる時刻同期ステップを更に備えてもよい。
【0024】
前記帯域取得ステップは、前記時刻同期ステップにてタイムサーバから受信した単位時間当たりのデータ量に従って、伝送帯域の大きさを取得してもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかる情報配信システムについて、以下図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、この発明の実施の形態に適用される情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。図示するように、このシステムは、オーディオ機器1と、データサーバ3と、タイムサーバ5とから構成される。
なお、オーディオ機器1、データサーバ3及び、タイムサーバ5は、インターネット等のネットワーク9を介して接続されている。また、タイムサーバ5は、例えば、セシウム原子時計に基づいた標準時刻(標準日時)を計時するサーバである。
【0028】
まず、オーディオ機器1について、図2を参照して説明する。図2は、オーディオ機器1の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、オーディオ機器1は、チューナユニット11と、MD記録再生ユニット12と、信号処理部13と、ネットワークアダプタ14と、ハードディスク15と、フラッシュメモリ16と、計時ユニット17と、操作部18と、表示部19と、制御部20と、ソース選択部21と、アンプ22と、スピーカ23とを含んで構成される。
【0029】
チューナユニット11は、所定のアンテナを介してAM放送やFM放送等の放送番組を受信し、受信した番組音声をソース選択部21に供給する。
【0030】
MD(ミニディスク)記録再生ユニット12は、信号処理部13に制御され、MD(記録用MD)に楽曲データを記録する。
例えば、MD記録再生ユニット12は、NetMD(登録商標)規格に準じた記録再生ユニットであり、ハードディスク15に格納された楽曲データを、MDに記録し(チェックアウトし)、また、MDに記録した楽曲データをハードディスク15に戻す(チェックインする)。
また、MD記録再生ユニット12は、MDに記録した楽曲データから音声信号を再生し、再生した音声信号をソース選択部21に供給する。
【0031】
信号処理部13は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等からなり、制御部20から供給される動作命令等に従って、MD記録再生ユニット12の記録・再生動作を制御する。
また、信号処理部13は、ハードディスク15に格納された楽曲データ(ダウンロードデータ)や番組コンテンツ(ストリームデータ)の抽出及び、復号を行い、音声信号を再生する。そして、再生した音声信号をソース選択部21に供給する。
【0032】
ネットワークアダプタ14は、例えば、LAN(Local Area Network)カードや高速モデム等からなり、制御部20に制御され、ネットワーク9を介してデータサーバ3との間で必要な情報を送受信する。
例えば、ネットワークアダプタ14は、楽曲データや番組コンテンツの配信(ダウンロード配信やストリーミング配信)を要求する配信要求情報をデータサーバ3に送信する。また、送信した配信要求情報に応答してデータサーバ3から配信される楽曲データ(ダウンロードデータ)や番組コンテンツ(ストリームデータ)等を受信する。
【0033】
ハードディスク15は、所定容量の磁気ディスクユニットからなり、データサーバ3からダウンロード配信された楽曲データやストリーミング配信された番組コンテンツを記憶する。
また、ハードディスク15は、制御部20に制御され、記憶している楽曲データや番組コンテンツを信号処理部13等に供給する。
【0034】
フラッシュメモリ16は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等からなり、ユーザID、パスワード及び、機器ID等を記憶する。
これらのユーザIDやパスワード等は、制御部20に適宜読み出され、オーディオ機器1がネットワーク9を介して最初にデータサーバ3にアクセスする際に、ユーザ認証のために使用される。
また、フラッシュメモリ16は、タイムサーバ5のネットワーク9上のアドレス(例えば、URL;Universal Resource Locater等)も記憶している。
【0035】
計時ユニット17は、水晶発振子を含んだクロック回路等からなり、現在日付及び、現在時刻等を計時する。
また、計時ユニット17は、タイマ機能も備えており、設定された予約時刻(予約日時)が到来(経過)すると、制御部20に対して、所定動作の開始を指示する。
【0036】
操作部18は、オーディオ機器1の前面に配置された複数のキースイッチやアナログスイッチ等からなり、利用者の操作に従った指示情報を入力して制御部20に供給する。
例えば、操作部18には、データサーバ3に対して、楽曲データや番組コンテンツの配信を要求するための要求キーや、予約時刻(予約日時)を計時ユニット17に設定するためのテンキー等が含まれている。
【0037】
表示部19は、蛍光表示管や液晶表示ユニット等からなり、制御部20に制御され、オーディオ機器1の動作状況等を示すシンボルやメッセージ等を表示する。
例えば、表示部19は、データサーバ3にて配信可能となる楽曲データや番組コンテンツの一覧等の情報を表示する。
【0038】
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及び、RAM(Random Access Memory)を含んだ1チップマイコン等からなり、オーディオ機器1全体を制御する。
【0039】
例えば、制御部20は、楽曲データ等をダウンロードする際に、データサーバ3との通信に確保される現在の伝送帯域を求める。制御部20は、伝送帯域の大きさが規定値以上である場合にだけ、データサーバ3から配信されるコンテンツをハードディスク15に格納(記録)する。
一方、伝送帯域の大きさが規定値より小さい場合に、制御部20は、一定時間経過後に、再度のダウンロードを試みる。
【0040】
また、制御部20は、予め定められた配信開始時刻からライブ配信等される番組コンテンツをハードディスク15等に記録する際に、タイムサーバ5にアクセスして標準日時を取得し、取得した標準日時と計時ユニット17にて計時される現在時刻との時差を検出する。そして、制御部20は、データサーバ3にアクセスし、配信される番組コンテンツを配信が完了するまで順次ハードディスク15に格納する。
なお、時差が検出されており、計時ユニット17の現在時刻が標準時刻よりも遅れていた場合に、制御部20は、時差に応じた番組コンテンツの差分の配信をデータサーバ3に要求し、応答してデータサーバ3から配信される差分データを受信すると、ハードディスク15に格納された番組コンテンツと結合させて正規の番組コンテンツを復元する。
【0041】
更に、制御部20は、計時ユニット17の時刻調整を逐次行い、計時ユニット17が計時する現在時刻(現在日時)が、正確であるように維持する。具体的に制御部20は、所定のタイミング(例えば、一定時間間隔や、楽曲データや番組コンテンツの配信時等)に、ネットワークアダプタ14を介してタイムサーバ5にアクセスして標準時刻(標準日時)を取得し、計時ユニット17の現在時刻を、取得した標準時刻と同期させる。
なお、初期動作時(利用者がオーディオ機器1を最初に使用する際等)にも、タイムサーバ5にアクセスし、取得した標準時刻を計時ユニット17に設定してもよい。
【0042】
ソース選択部21は、入力切換スイッチ等からなり、制御部20に制御され、チューナユニット11、MD記録再生ユニット12及び、信号処理部13の何れか1つを入力ソースとして選択する。ソース選択部21は、選択した入力ソースから出力される音声信号をアンプ22に供給する。
【0043】
アンプ22は、所定の増幅回路等からなり、ソース選択部21を介して供給された音声信号を適宜増幅し、増幅した音声信号をスピーカ23に供給する。
【0044】
スピーカ23は、ステレオスピーカ等からなり、アンプ22にて増幅された音声信号に従って、音声(楽曲音等)を出力する。
【0045】
次に、データサーバ3について、図3を参照して説明する。図3は、データサーバ3の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、データサーバ3は、データベース30と、処理制御部41と、エンコード処理ユニット42と、通信制御部43とを含んで構成される。
【0046】
データベース30は、例えば、コンテンツ管理DB31と、利用者情報管理DB32とからなる。
コンテンツ管理DB31は、複数の楽曲データ等から構成される番組コンテンツ及び、各楽曲データを管理するデータベースである。具体的にコンテンツ管理DB31は、図4(a)に示すような番組コンテンツ管理情報及び、図4(b)に示すような楽曲データ管理情報を使用して、自己に格納される番組コンテンツ及び楽曲データを管理する。
【0047】
図4(a)に示す番組コンテンツ管理情報は、例えば、番組ID、ch番号、番組名、及び、格納アドレス等からなる。
なお、番組IDとは、番組コンテンツを特定するためのユニークな識別情報である。また、ch番号とは、番組(番組コンテンツ)に割り振られたチャンネル番号である。
また、図4(b)に示す楽曲データ管理情報は、例えば、楽曲ID、楽曲名、及び、格納アドレス等からなる。
なお、楽曲IDとは、楽曲データを特定するためのユニークな識別情報である。
【0048】
利用者情報管理DB32は、データサーバ3にアクセスしサービスを利用できる利用者についての情報を管理するデータベースである。具体的に利用者情報管理DB32は、図5に示すように、利用者を特定するユーザID、パスワード及びユーザ名等や、利用者が好んで聴く楽曲のジャンル、楽曲名やアーティスト等を設定しておくための嗜好情報等を記憶する。
【0049】
図3に戻って、処理制御部41は、所定のコンピュータユニットからなり、データサーバ3全体を制御する。
例えば、処理制御部41は、通信制御部43を介して、オーディオ機器1から送られる配信要求情報を受信すると、コンテンツ管理DB31を検索し、対応する番組コンテンツや楽曲データを取得する。
そして、処理制御部41は、取得した番組コンテンツを、エンコード処理ユニット42に供給してオーディオ機器1に向けたストリーミング配信を行い、また、取得した楽曲データを、通信制御部43を介してダウンロード配信する。
【0050】
また、処理制御部41は、配信開始日時及び、配信終了日時等が予め定められたライブ配信や期間限定配信も行う。例えば、処理制御部41は、配信開始時刻になると、アクセスして来るオーディオ機器1に向けて、対象の番組コンテンツのストリーミング配信を行う。
なお、処理制御部41は、配信終了時刻等にストリーミング配信を終えた後に、番組コンテンツの一部(先頭部等)を受信し損ねたオーディオ機器1からの要求に応答して、番組コンテンツの差分をオーディオ機器1に向けて配信する。
【0051】
エンコード処理ユニット42は、番組コンテンツを、オーディオ機器1にて再生可能となるストリームデータ形式に、リアルタイムにエンコードするエンコーダ回路等からなる。
エンコード処理ユニット42は、処理制御部41から供給された番組コンテンツをストリームデータに順次エンコードし、エンコードした番組コンテンツ(ストリームデータ)を、通信制御部43を介してオーディオ機器1に向けて配信する。
【0052】
なお、エンコード処理ユニット42によって番組コンテンツを順次エンコードする代わりに、予めストリーミング配信用にオーサリングされた番組コンテンツ(ストリームデータ)をコンテンツ管理DB31に格納しておいてもよい。
【0053】
通信制御部43は、回線制御装置やゲートウェイ装置等からなり、ネットワーク9を介して、データサーバ3とオーディオ機器1との間に必要な情報を送受信する。
【0054】
以下、この発明の形態にかかる情報配信システムの動作について、図面を参照して説明する。
まず、図6を参照して、オーディオ機器1における時刻(日時)調整動作について説明する。図6は、制御部20にて実行される日時修正処理を説明するためのフローチャートである。
なお、この日時修正処理は、例えば、オーディオ機器1の動作モードが「自動時刻調節」にセットされている状態で、予め定められた時間間隔毎に繰り返し開始される。また、動作モードに関わりなく、オーディオ機器1の初期動作時に、実行されるようにしてもよい。
【0055】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、タイムサーバ5のアドレス(URL等)をフラッシュメモリ16から読み出す(ステップS11)。
制御部20は、読み出したアドレスに従って、タイムサーバ5にアクセスし、ネットワーク遅延を考慮した標準日時を取得する(ステップS12)。例えば、制御部20は、ntpプロトコルに従って、タイムサーバ5にアクセスし、リクエストを出してから応答が返るまでの遅延時間を考慮しつつ、タイムサーバ5にて計時される標準時刻(日時情報)を取得する。
【0056】
制御部20は、取得した標準日時と、計時ユニット17にて計時される現在日時とを比較し、基準値(例えば、500ミリ秒)以上の時差が生じているか否かを判別する(ステップS13)。
制御部20は、基準値以上の時差が生じていないと判別すると、そのまま、日時修正処理を終える。
一方、基準値以上の時差が生じていると判別した場合に、制御部20は、タイムサーバ5から取得した標準日時に従って、計時ユニット17の日時設定を修正する(ステップS14)。つまり、計時ユニット17が計時する現在日時を、標準日時と同期させる。
【0057】
このように、図6を参照して説明した日時修正処理により、計時ユニット17により計時される現在日時が、自動的に標準日時と同期されるため、利用者が日時の設定を行う必要がなくなる。そして、日時修正処理が繰り返し実行されることにより、オーディオ機器1において時刻ずれが抑制され、期限付きの楽曲データや番組コンテンツ等を適切に管理する(扱う)ことができる。
【0058】
また、この日時修正処理を繰り返しても、日時の修正が頻繁に行われる場合には、計時ユニット17の故障等が考えられるため、オーディオ機器1にて、日時修正の履歴情報(ログ)等を蓄積するようにし、蓄積した履歴情報を機器情報等と共に、所定の管理サーバ等に向けて送信できるようにしてもよい。
この場合、管理サーバ等が受信した情報がメーカ側に供給されると、メーカ側にてオーディオ機器1の保守や新たな機器の開発等に役立つことが期待される。
【0059】
次に、図7を参照して、オーディオ機器1がデータサーバ3から楽曲データ等をダウンロードする動作について説明する。図7は、制御部20にて実行されるダウンロード処理を説明するためのフローチャートである。
なお、ダウンロードの対象となる楽曲データは、既に指定されているものとする。
【0060】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、タイムサーバ5のアドレスをフラッシュメモリ16から読み出すと、このアドレスに従ってタイムサーバ5にアクセスし、標準日時を取得する(ステップS21)。
制御部20は、取得した標準日時と、計時ユニット17にて計時される現在日時とを比較し、基準値以上の時差が生じているか否かを判別する(ステップS22)。
【0061】
制御部20は、基準値以上の時差が生じていないと判別すると、後述するステップS24に処理を進める。一方、時差が生じていると判別した場合に、制御部20は、タイムサーバ5から取得した標準日時に従って、計時ユニット17の日時設定を修正する(ステップS23)。
そして、制御部20は、指定されている楽曲データのダウンロード配信を要求する要求情報をデータサーバ3に向けて送信する(ステップS24)。
【0062】
データサーバ3の処理制御部41は、オーディオ機器1から送られる要求情報を受信すると、この要求情報に従って、コンテンツ管理DB31から対象の楽曲データを読み出す。そして、読み出した楽曲データをオーディオ機器1に向けてダウンロード配信する。
【0063】
制御部20は、データサーバ3との通信に確保されている現在の伝送帯域を確認する(ステップS25)。例えば、制御部20は、単位時間当たりに受信した楽曲データのデータ量(受信データ量/秒等)から、現在の伝送帯域を求める。
【0064】
制御部20は、求めた伝送帯域が十分であるか否かを判別する(ステップS26)。つまり、データサーバ3とオーディオ機器1との回線が混み合っておらず、十分な伝送帯域が確保できている状態か否かを判別する。
【0065】
制御部20は、伝送帯域が十分でないと判別すると、所定の待機時間を計時ユニット17にセットする(ステップS27)。つまり、現在回線が混み合っていおり、回線負荷が低減されるのを待つために、例えば、5分等の待機時間を計時ユニット17にセットする。
なお、この待機時間の設定要求は、データサーバ3側から送信されるようにしてもよい。例えば、データサーバ3は、各アクセス要求元(オーディオ機器1)に対して、待機時間を設定要求するようにする。この際、データサーバ3は、各オーディオ機器1に少しずつ時間をずらした待機時間を設定要求する。
これにより、各オーディオ機器1に対して、少しずつ時間をずらしてアクセスさせるように制御することができ、2回目のアクセスが分散される。これにより、各オーディオ機器1に対して、待機時間を再度設定要求することがなくなる。
【0066】
また、制御部20は、開始された楽曲データの配信停止を指示する指示情報をデータサーバ3に向けて送信する(ステップS28)。
【0067】
制御部20は、計時ユニット17にセットされた待機時間が経過するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS29)。
そして、待機時間が経過すると、制御部20は、上述のステップS24に処理を戻す。つまり、回線負荷が低減された頃を見計らって、制御部20は、再度、配信要求からやり直す。
【0068】
また、上述のステップS26にて伝送帯域が十分であると判別された場合に、制御部20は、ダウンロード配信される楽曲データをハードディスク15に格納する(ステップS30)。つまり、送信した要求情報に応答して、データサーバ3から配信される楽曲データを受信すると、ハードディスク15への記録を行う。
そして、制御部20は、配信が完了すると、ダウンロード処理を終了する。
【0069】
このように、図7を参照して説明したダウンロード処理により、楽曲データのダウンロードの際に、伝送帯域が確認され、回線が混み合っている場合には、ダウンロードの時期が所定時間だけ延ばされる。そして、回線負荷が低減された頃に、再度のダウンロードが試みられる。
この結果、計時している時刻を適宜調整しつつ、配信されるコンテンツを適切に記録することができる。また、ネットワーク及び配信側サーバの負荷を軽減し、利用者側にて、所望する楽曲のダウンロードに要する時間を実質的に短縮することができる。
【0070】
上述した図7のダウンロード処理では、実際にダウンロードする楽曲データのデータ量等から、伝送帯域を求める場合について説明した。しかしながら、伝送帯域を求める手法は任意である。
例えば、タイムサーバ5から標準日時を得る際のデータ受信等により、伝送帯域を求めてもよい。
【0071】
以下、ダウンロード処理の変形例について、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、ダウンロードの対象となる楽曲データは、既に指定されているものとする。
【0072】
まず、制御部20は、タイムサーバ5から標準日時を取得すると共に、現在の伝送帯域を確認する(ステップS41)。例えば、制御部20は、ntpプロトコルに従って、複数回のリクエストをタイムサーバ5に発行し、タイムサーバ5にて計時される標準日時(日時情報)を取得すると共に、その際の単位時間当たりのデータ受信量(受信データ量/秒等)から伝送帯域を求める。
【0073】
制御部20は、取得した標準日時と、計時ユニット17にて計時される現在日時とを比較し、基準値以上の時差が生じているか否かを判別する(ステップS42)。
制御部20は、基準値以上の時差が生じていないと判別すると、後述するステップS44に処理を進める。一方、時差が生じていると判別した場合に、制御部20は、タイムサーバ5から取得した標準日時に従って、計時ユニット17の日時設定を修正する(ステップS43)。
【0074】
制御部20は、求めた伝送帯域が十分であるか否かを判別する(ステップS44)。
制御部20は、伝送帯域が十分でないと判別すると、所定の待機時間を計時ユニット17にセットし(ステップS45)、待機時間が経過するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS46)。
そして、待機時間が経過すると、制御部20は、上述のステップS41に処理を戻す。
【0075】
また、ステップS44にて、伝送帯域が十分であると判別した場合に、制御部20は、指定されている楽曲データの配信を要求する要求情報をデータサーバ3に送信し(ステップS47)、配信される楽曲データをハードディスク15に格納する(ステップS48)。
【0076】
このように、図8を参照して説明したダウンロード処理によっても、楽曲データのダウンロード前に、伝送帯域が確認され、回線が混み合っている場合には、ダウンロードの時期が所定時間だけ延ばされる。そして、回線負荷が低減された頃に、再度のダウンロードが試みられる。
この結果、計時している時刻を適宜調整しつつ、配信されるコンテンツを適切に記録することができる。また、ネットワーク及び配信側サーバの負荷を軽減し、利用者側にて、所望する楽曲のダウンロードに要する時間を実質的に短縮することができる。
【0077】
次に、図9を参照して、データサーバ3からライブ配信等される番組コンテンツを、オーディオ機器1が記録する動作について説明する。図9は、制御部20にて実行されるコンテンツ記録処理を説明するためのフローチャートである。
なお、計時ユニット17には、番組コンテンツの配信開始時刻が予約時刻としてセットされているものとする。そして、図9のコンテンツ記録処理は、計時ユニット17にセットされた予約時刻(配信開始時刻)の数秒前になると、自動的に開始されるものとする。
【0078】
まず、制御部20は、タイムサーバ5から標準日時を取得すると(ステップS51)、取得した標準日時と、計時ユニット17の現在日時との間で基準値以上の時差が生じているか否かを判別する(ステップS52)。
制御部20は、基準値以上の時差が生じていないと判別すると、配信開始時刻が到来(経過)するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS53)。そして、配信開始時刻になると、後述するステップS57に処理を進める。
【0079】
一方、時差が生じていると判別した場合に、制御部20は、計時ユニット17の日時設定を修正すると共に、生じていた時差(時差情報)を自己のRAM等に記憶する(ステップS54)。
そして、制御部20は、修正前の計時ユニット17にて時刻が遅れていた状態であったか否かを判別する(ステップS55)。すなわち、制御部20は、既に、配信開始時刻が過ぎており(番組コンテンツの配信が開始されており)、番組コンテンツの一部(先頭部)が、記録できなかった状態であるか否かを判別する。
【0080】
制御部20は、時刻が遅れていた状態でない(時刻が進んでいた状態である)と判別すると、配信開始時刻を計時ユニット17に再セットする(ステップS56)。すなわち、正確な配信開始時刻が到来した際に、再度このコンテンツ記録処理が開始されるように、配信開始時刻を予約時刻として計時ユニット17にセットする。
配信開始時刻を再セットすると、制御部20は、コンテンツ記録処理を終了する。
【0081】
一方、時刻が遅れていた状態であると判別した場合(ステップS53にて配信開始を待機していた場合も含む)に、制御部20は、データサーバ3にアクセスし、番組コンテンツの受信を開始する(ステップS57)。
そして、制御部20は、ストリーミング配信される番組コンテンツを順次ハードディスク15に格納する(ステップS58)。
【0082】
制御部20は、配信完了時刻が到来(経過)したか否かを判別し(ステップS59)、配信完了時刻が到来するまで、配信される番組コンテンツの格納を続ける。
そして、配信完了時刻が到来すると、制御部20は、時差が生じていたか(時刻遅れが生じていたか)否かを判別する(ステップS60)。
制御部20は、時差が生じていないと判別すると、そのまま、コンテンツ記録処理を終了する。
【0083】
一方、時差が生じていた(時刻遅れが生じていた)と判別した場合に、制御部20は、時差(遅れ時間)に応じた番組コンテンツの差分の配信を要求する要求情報をデータサーバ3に向けて送信する(ステップS61)。
そして、制御部20は、データサーバ3から配信される差分データを受信し、番組コンテンツを完成させる(ステップS62)。例えば、制御部20は、既にハードディスク15に格納していた番組コンテンツに、受信した差分データを結合させ、正規の番組コンテンツを復元させる。
【0084】
このように、図9を参照して説明したコンテンツ記録処理により、ライブ配信等される番組コンテンツを記録する際に、標準日時との時差(遅れ)が検出され、番組コンテンツの一部(先頭部)が記録できなかった場合でも、番組コンテンツの差分を受信して、正規の番組コンテンツを復元できる。
この結果、計時している時刻を適宜調整しつつ、配信されるコンテンツを適切に記録することができる。
【0085】
上記の実施の形態では、データサーバ3が番組コンテンツや楽曲データを配信する場合について説明したが、配信対象のコンテンツは、楽曲データ等に限られず任意である。例えば、データサーバ3は、映像データから構成されるコンテンツを配信してもよい。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、計時している時刻を適宜調整しつつ、配信されるコンテンツを適切に記録することができる。また、ネットワーク及び配信側サーバの負荷を軽減し、利用者側にて、所望する楽曲のダウンロードに要する時間を実質的に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。
【図2】オーディオ機器の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】データサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図4】コンテンツ管理DBに記憶される情報の一例を示す模式図であって、(a)が番組コンテンツ管理情報の図であり、(b)が楽曲データ管理情報の図である。
【図5】利用者情報管理DBの具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る日時修正処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るダウンロード処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施の形態に係るダウンロード処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態に係るコンテンツ記録処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 オーディオ機器
11 チューナユニット
12 MD記録再生ユニット
13 信号処理部
14 ネットワークアダプタ
15 ハードディスク
16 フラッシュメモリ
17 計時ユニット
18 操作部
19 表示部
20 制御部
21 ソース選択部
22 アンプ
23 スピーカ
3 データサーバ
30 データベース
31 コンテンツ管理DB
32 利用者情報管理DB
41 処理制御部
42 エンコード処理ユニット
43 通信制御部
5 タイムサーバ
Claims (10)
- サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器からの配信要求に応答して、前記コンテンツ記憶手段に記憶された対象のコンテンツを、前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、
前記オーディオ機器からの待機時間要求に応答して、所定の待機時間の情報を前記オーディオ機器に向けて送信する送信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
現在時刻を計時すると共に、設定された予約時刻の到来を検出する計時手段と、
前記計時手段に予約時刻の到来が検出されると、任意のコンテンツを指定して前記サーバに配信を要求する配信要求手段と、
前記サーバから配信されるコンテンツ又は、送信される待機時間の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信するコンテンツにおける単位時間あたりの受信データ量に基づいて、前記サーバとの通信に確保されている伝送帯域の大きさを取得する帯域取得手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値以上である場合に、前記受信手段が受信したコンテンツを順次記憶する記憶手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値より小さい場合に、待機時間を前記サーバに要求し、応答される待機時間の情報に従った予約時刻を前記計時手段に再設定する予約再設定手段と、を備える、
ことを特徴とする配信システム。 - 前記サーバの送信手段は、前記オーディオ機器毎に時間をずらした待機時間の情報を送信し、前記オーディオ機器からの2回目の配信要求を分散させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の配信システム。 - 前記オーディオ機器は、一定時間毎に、若しくは、前記配信要求手段が配信を要求する際に、外部のタイムサーバにアクセスして標準時刻を取得し、前記計時手段の現在時刻を、取得した標準時刻と同期させる時刻同期手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配信システム。 - 前記帯域取得手段は、前記時刻同期手段がタイムサーバから受信した単位時間当たりのデータ量に従って、伝送帯域の大きさを取得する、
ことを特徴とする請求項3に記載の配信システム。 - コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
現在時刻を計時すると共に、設定された予約時刻の到来を検出する計時手段と、
前記計時手段に予約時刻の到来が検出されると、任意のコンテンツを指定して前記サーバに配信を要求する配信要求手段と、
前記サーバから配信されるコンテンツ又は、送信される待機時間の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信するコンテンツにおける単位時間あたりの受信データ量に基づいて、前記サーバとの通信に確保されている伝送帯域の大きさを取得する帯域取得手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値以上である場合に、前記受信手段が受信したコンテンツを順次記憶する記憶手段と、
前記帯域取得手段が取得した伝送帯域の大きさが規定値より小さい場合に、待機時間を前記サーバに要求し、応答される待機時間の情報に従った予約時刻を前記計時手段に再設 定する予約再設定手段と、
を備えることを特徴とするオーディオ機器。 - 一定時間毎に、若しくは、前記配信要求手段が配信を要求する際に、外部のタイムサーバにアクセスして標準時刻を取得し、前記計時手段の現在時刻を、取得した標準時刻と同期させる時刻同期手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項5に記載のオーディオ機器。 - 前記帯域取得手段は、前記時刻同期手段がタイムサーバから受信した単位時間当たりのデータ量に従って、伝送帯域の大きさを取得する、
ことを特徴とする請求項6に記載のオーディオ機器。 - コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器におけるコンテンツ記録方法であって、
現在時刻を計時すると共に、設定された予約時刻の到来を検出する計時ステップと、
前記計時ステップにて予約時刻の到来が検出されると、任意のコンテンツを指定してサーバに配信を要求する配信要求ステップと、
前記サーバから配信されるコンテンツ又は、送信される待機時間の情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信するコンテンツにおける単位時間あたりの受信データ量に基づいて、サーバとの通信に確保されている伝送帯域の大きさを取得する帯域取得ステップと、
前記帯域取得ステップが取得した伝送帯域の大きさが規定値以上である場合に、前記受信ステップにて受信したコンテンツを所定の記憶部に順次格納する格納ステップと、
前記帯域取得ステップにて取得した伝送帯域の大きさが規定値より小さい場合に、待機時間を前記サーバに要求し、応答される待機時間の情報に従った予約時刻を前記計時ステップにて計時する時刻に再設定する予約再設定ステップと、
を備えることを特徴とするコンテンツ記録方法。 - 一定時間毎に、若しくは、前記配信要求ステップにて配信を要求する際に、外部のタイムサーバにアクセスして標準時刻を取得し、前記計時ステップにて計時する時刻を、取得した標準時刻と同期させる時刻同期ステップを更に備える、
ことを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ記録方法。 - 前記帯域取得ステップは、前記時刻同期ステップにてタイムサーバから受信した単位時間当たりのデータ量に従って、伝送帯域の大きさを取得する、
ことを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ記録方法。
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