JP4256240B2 - 配信システム、オーディオ機器および切り換え方法 - Google Patents
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Description
このようなオーディオ機器を使用して、利用者は、例えば、任意のFM放送局から放送されるラジオ番組(放送番組)を聴いたり、番組中に流れる楽曲をMDに録音したりする。
このような場合、利用者は、その楽曲を最初から聴き直してみたくなったり、その楽曲を自由に何時でも聴けるように録音したくなる。
また、音楽配信サイトにおいては、ストリーミングと呼ばれ、楽曲データ全て(1曲分等)のダウンロードを待たずに、楽曲データを順次受信しながら再生するタイプの音楽配信が行われている。この場合、パソコンだけで音楽再生が可能となるため、高音質の音楽を聴きたい利用者にとって不満の残るものとなっていた。
このような不都合を解消するために、パソコン等を使用せずに、直接、音楽配信サイト等と接続可能なオーディオ機器の開発が待ち望まれていた。
例えば、FM放送等の番組中に流れる楽曲が気に入った利用者が、オーディオ機器を簡易に操作すると、オーディオ機器が音楽配信サイトにアクセスし、音楽配信サイトから楽曲データ等の配信を受けて音楽再生が行えること等が望まれる。
サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
前記オーディオ機器から送られるコンテンツの配信要求を受信する配信要求受信手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求に対応するコンテンツを前記オーディオ機器に配信するコンテンツ配信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
任意の放送局にて放送される放送番組を受信して再生する放送再生手段と、
放送番組中の楽曲に対応するコンテンツの配信を要求する配信要求を前記サーバに送信する配信要求送信手段と、
前記配信要求送信手段が送信した配信要求に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生手段と、
前記放送再生手段により再生される放送番組及び、前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツの何れか一方を入力ソースとして選択する選択手段と、
前記選択手段を制御して、再生される音声の入力ソースを切り換える制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記選択手段が放送番組を入力ソースとして選択している際に、前記配信要求送信手段により送信された配信要求に対応するコンテンツが前記サーバから配信されたタイミングで、前記選択手段を制御して、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換える、
ことを特徴とする。
前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツの終端を判別する判別手段を更に備え、
前記制御手段は、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記判別手段がコンテンツの終端を判別すると、前記選択手段を制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換えてもよい。
前記サーバは、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求に従って放送局の放送番組を特定し、特定した放送番組中の楽曲に対応するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段を更に備え、
前記コンテンツ配信手段は、前記コンテンツ取得手段が取得したコンテンツを、前記オーディオ機器に配信してもよい。
前記コンテンツ配信手段により配信されるコンテンツが更新されると、当該コンテンツが更新された旨を示す更新情報を前記オーディオ機器に配信する更新情報配信手段を更に備え、
前記オーディオ機器は、
前記サーバの前記更新情報配信手段から配信される更新情報を検出して受信する更新情報受信手段と、
前記更新情報受信手段が受信した更新情報に従って、コンテンツの更新を報知する報知手段とを、更に備えてもよい。
前記オーディオ機器の前記配信要求手段は、コンテンツに含まれる更新予定情報に基づいて、更新予定時に配信要求を前記サーバに送信してもよい。
放送局にて放送される放送番組に対応するコンテンツを配信するサーバと、ネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
任意の放送局にて放送される放送番組を受信して再生する放送再生手段と、
放送番組中の楽曲に対応するコンテンツの配信を要求する配信要求を前記サーバに送信する配信要求送信手段と、
前記配信要求送信手段が送信した配信要求に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生手段と、
前記放送再生手段により再生される放送番組及び、前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツの何れか一方を入力ソースとして選択する選択手段と、
前記選択手段を制御して、再生される音声の入力ソースを切り換える制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記選択手段が放送番組を入力ソースとして選択している際に、前記配信要求送信手段により送信された配信要求に対応するコンテンツが前記サーバから配信されたタイミングで、前記選択手段を制御して、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換える、
ことを特徴とする。
前記制御手段は、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記判別手段がコンテンツの終端を判別すると、前記選択手段を制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換えてもよい。
前記コンテンツ再生手段は、前記サーバが配信要求に基づいて特定した放送局の放送番組中の楽曲に対応するコンテンツを受信して再生してもよい。
上記オーディオ機器は、前記サーバから配信される更新情報を検出して受信する更新情報受信手段と、
前記更新情報受信手段が受信した更新情報に従って、コンテンツの更新を報知する報知手段とを、更に備えてもよい。
前記配信要求手段は、コンテンツに含まれる更新予定情報に基づいて、更新予定時に配信要求を前記サーバに送信してもよい。
放送局にて放送される放送番組に対応するコンテンツを配信するサーバと、ネットワークを介して接続された、放送再生部、通信部、コンテンツ再生部、及び、制御部を有するオーディオ機器における切り換え方法であって、
前記放送再生部が行う、任意の放送局にて放送される放送番組を受信して再生する放送再生ステップと、
前記通信部が行う、放送番組中の楽曲に対応するコンテンツの配信を要求する配信要求を前記サーバに送信する配信要求送信ステップと、
前記コンテンツ再生部が行う、前記配信要求送信ステップにて送信した配信要求に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生ステップと、
前記制御部が行う、前記放送再生ステップにて再生される放送番組及び、前記コンテンツ再生ステップにて再生されるコンテンツの何れか一方を入力ソースとして選択する選択ステップと、
前記制御部が行う、前記選択ステップを制御して、再生される音声の入力ソースを切り換える制御ステップと、を備え、
前記制御ステップは、前記選択ステップにて放送番組を入力ソースとして選択している際に、前記配信要求送信ステップにて送信された配信要求に対応するコンテンツが前記サーバから配信されたタイミングで、前記選択ステップを制御して、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換える、
ことを特徴とする。
前記制御ステップは、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記判別ステップにてコンテンツの終端が判別されると、前記選択ステップを制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換えてもよい。
前記コンテンツ再生ステップは、前記サーバが配信要求に基づいて特定した放送局の放送番組中の楽曲に対応するコンテンツを受信して再生してもよい。
上記切り換え方法は、前記通信部が行う、前記サーバから配信される更新情報を検出して受信する更新情報受信ステップと、
前記制御部が行う、前記更新情報受信ステップにて受信した更新情報に従って、コンテンツの更新を報知する報知ステップとを、更に備えてもよい。
前記配信要求ステップは、コンテンツに含まれる更新予定情報に基づいて、更新予定時に配信要求を前記サーバに送信してもよい。
図1は、この発明の実施の形態に適用される情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。図示するように、このシステムは、放送局5から送られる放送番組を受信するオーディオ機器1と、放送局5から番組情報(放送番組に関する情報)が供給されるデータサーバ3と、から構成される。
なお、オーディオ機器1とデータサーバ3とは、インターネット等のネットワーク9を介して接続されている。また、放送局5は、放送周波数の異なる複数のラジオ放送局(例えば、FM放送局)を略して示している。
具体的にチューナユニット11は、制御部20に制御され、任意の受信周波数に同調し、放送局5にて放送される番組(放送番組)の音声信号を復調する。そして、復調した音声信号をソース選択部21に供給する。
例えば、MD記録再生ユニット12は、NetMD(登録商標)規格に準じた記録再生ユニットであり、ハードディスク15に格納された楽曲データ(例えば、データサーバ3からダウンロードした楽曲データ)を、MDに記録し(チェックアウトし)、また、MDに記録した楽曲データをハードディスク15に戻す(チェックインする)。
また、MD記録再生ユニット12は、MDに記録した楽曲データから音声信号を再生し、再生した音声信号をソース選択部21に供給する。
また、信号処理部13は、ハードディスク15に格納された楽曲データ(暗号化されたATRAC3データやPCMデータ等)の抽出及び、復号を行い、音声信号を再生する。そして、再生した音声信号をソース選択部21に供給する。
例えば、ネットワークアダプタ14は、放送局5にて放送される楽曲に対応する楽曲データ等の配信を要求する配信要求情報をデータサーバ3に送信する。また、送信した配信要求情報に応答してデータサーバ3から配信される楽曲データ等を受信する。
また、ハードディスク15は、制御部20に制御され、記憶している楽曲データを信号処理部13等に供給する。
これらのユーザIDやパスワード等は、制御部20に適宜読み出され、オーディオ機器1がネットワーク9を介して最初にデータサーバ3にアクセスする際に、ユーザ認証のために使用される。
また、計時ユニット17は、タイマ機能も備えており、設定された日時になると、制御部20に対して、所定動作の開始を指示する。
例えば、操作部18には、任意の放送局(放送番組)の受信を指示するための選局キーや、放送される楽曲に対応する楽曲データ等の配信を要求するための要求キー等が含まれている。
また、チューナユニット11が受信した放送番組にて楽曲が放送されている状態で、利用者により操作部18の要求キーが押下された際に、制御部20は、チューナユニット11から放送局(選局している放送局)の周波数情報を取得し、また、計時ユニット17から現在時刻を取得する。そして、取得したこれらの情報を含んだ配信要求情報を生成すると、ネットワークアダプタ14を制御して、データサーバ3に送信する。
そして、制御部20は、配信される楽曲データ等の終端を、ストリームデータ(パケット)中に含まれる終了フラグから判別すると、ソース選択部21の入力ソースをチューナユニット11に戻し、再び番組音声をスピーカ23から出力させる。
なお、データサーバ3から楽曲データ等がダウンロード配信される場合には、制御部20は、1まとまり(1曲分等)の楽曲データ等を受信し、ハードディスク15に格納した後に、格納した楽曲データ等を再生する。
コンテンツ管理DB31は、楽曲データや複数の楽曲データが含まれる配信番組データ等のコンテンツを管理するデータベースである。具体的にコンテンツ管理DB31は、図4に示すように、各コンテンツが、楽曲データや配信番組データ等の種別に分けられており、それぞれに、ユニークなコンテンツIDが採番されている。
なお、図5中のコンテンツIDは、上述した図4のコンテンツ管理DB31にて管理されるコンテンツに対応付けられている。つまり、番組情報管理DB32にて管理される放送番組における楽曲が定まれば、コンテンツ管理DB31にて管理されるコンテンツ(楽曲データや配信番組データ等)が特定される。
例えば、処理制御部41は、通信制御部43を介して、オーディオ機器1から送られる配信要求情報を受信すると、番組情報管理DB32やコンテンツ管理DB31を検索し、対応する楽曲データや配信番組データ等を取得する。そして、取得した楽曲データ等を、通信制御部43を介して、オーディオ機器1に向けて配信する。
なお、楽曲データ等をストリーミングにてオーディオ機器1に配信する場合に、処理制御部41は、コンテンツ管理DB31から取得した楽曲データをエンコード処理ユニット42に供給する。
エンコード処理ユニット42は、処理制御部41から供給された楽曲データ等をストリームデータに順次エンコードし、エンコードした楽曲データ等を、通信制御部43を介してオーディオ機器1に向けて配信する。その際、エンコード処理ユニット42は、ストリームデータ(ストリームパケット等)の終端(楽曲データ等の終わり)には、終了フラグを付加する。
なお、エンコード処理ユニット42によって楽曲データ等を順次エンコードする代わりに、予め配信用にオーサリングされた楽曲データ等をコンテンツ管理DB31に格納しておいてもよい。この場合にも、オーサリングされた楽曲データの終端には、終了フラグが付加されているものとする。
なお、通信制御部43は、所定の専用回線等を介して、放送局5と番組情報等の送受信を行ってもよい。
図7は、オーディオ機器1にて実行される配信要求処理及び、データサーバ3にて実行される音楽配信処理を説明するためのフローチャートである。
なお、オーディオ機器1は、例えば、操作部18の選局キーが利用者に操作され、チューナユニット11にて任意の放送局(放送局5の放送番組)が受信されており、ソース選択部21を介してスピーカ23にて番組音声が出力されている状態とする。そして、この状態で、オーディオ機器1では、制御部20により配信要求処理が実行されるものとする。
また、データサーバ3では、オーディオ機器1からのネットワーク9を介したアクセスに応答して、処理制御部41により音楽配信処理が実行されるものとする。
操作部18の要求キーが押下されると、制御部20は、チューナユニット11から周波数情報を取得し、計時ユニット17から時刻情報を取得する(ステップS12)。つまり、制御部20は、現在選局中の放送局を示す周波数情報をチューナユニット11から取得し、また、現在時刻(放送時刻)となる時刻情報を計時ユニット17から取得する。
例えば、処理制御部41は、図5に示すような番組情報管理DB32から、配信要求情報に含まれる周波数情報にて指し示される放送局(周波数と合致する放送局)を特定し、そして、時刻情報にて指し示される楽曲(放送時刻から特定される楽曲)のコンテンツIDを取得する。
例えば、処理制御部41は、図4に示すようなコンテンツ管理DB31から、コンテンツIDが一致するコンテンツ(楽曲データや配信番組データ等)を特定する。
なお、処理制御部41は、配信対象の楽曲データ等の終端(楽曲等の終わり)を判別しながら、エンコード処理ユニット42に楽曲データ等を供給する。そして、楽曲データ等の終端を判別すると、処理制御部41は、エンコード処理ユニット42に、ストリームデータへの終了フラグの付加を指示する。そして、エンコード処理ユニット42は、終了フラグを付加したストリームデータをオーディオ機器1に送信する。
終了フラグを付加したストリームデータまでが、オーディオ機器1に送信されると、処理制御部41は、音楽配信処理を終了する。
そして、制御部20は、データサーバ3から配信される楽曲データ等を再生する(ステップS16)。つまり、制御部20は、ネットワークアダプタ14にて順次受信したストリームデータを信号処理部13に供給し、信号処理部13にてデコードした(再生した)楽曲音をスピーカ23から出力させる。
そして、付加された終了フラグを検出すると、制御部20は、ソース選択部21の入力ソースをチューナユニット11に切り換える(ステップS18)。つまり、制御部20は、音楽配信の終了を判別し、ソース選択部21を制御して、受信対象をデータサーバ3の音楽配信から元の放送局5の放送番組へと切り換える(自動的に復帰させる)。
以降、チューナユニット11にて受信された番組音声がスピーカ23から出力される。
また、楽曲データ等の配信が終了すると、利用者の操作を必要とせずに、元の放送局5にて放送される番組音声が出力される。つまり、音楽配信の終了に伴い、受信対象がデータサーバ3の音楽配信から、元の放送局5の放送番組へと適切に切り換える(自動的に復帰する)ことができる。
例えば、データサーバ3は、オーディオ機器1からのアクセス時(配信要求情報の受信等)に、放送時刻となる時刻情報を取得してもよい。
一方、データサーバ3(処理制御部41)は、図7に示す音楽配信処理のステップS21にて、音楽要求情報を受信すると、自己の備える計時ユニット等から時刻情報を取得し、ステップS22にて、受信した配信要求情報に含まれる周波数情報及び、自己が取得した時刻情報から、番組情報管理DB32を検索する。
この場合も、処理制御部41は、オーディオ機器1から送られた周波数情報にて指し示される放送局を特定し、自己が取得した時刻情報にて指し示される楽曲のコンテンツIDを番組情報管理DB32から検索できることとなる。
このような場合に対処するために、周波数の代わりに、ユニークな識別コード(放送局ID等)を使用して、各放送局を識別してもよい。
一方、オーディオ機器1側には、設置場所(利用者の所在地等)にて受信可能な各放送局の放送局IDが設定(使用可能に記憶)される。なお、オーディオ機器1における放送局IDの設定手法は、任意である。
例えば、オーディオ機器1のフラッシュメモリ16には、複数の地域コード(一例として、都道府県単位に割り振られた地域コード)に対応して、それぞれ受信可能な各放送局の放送局IDが予め記憶されている。そして、オーディオ機器1の初期動作時等に、利用者により任意の地域コードが入力されると、その地域コードに対応した各放送局の放送局IDを設定するようにしてもよい。
この他にも、データサーバ3側が、複数の地域コードに対応した各放送局の放送局IDを管理しておき、初期動作時等に、オーディオ機器1から任意の地域コードが送信された場合に、その地域コードに対応した各放送局の放送局IDをオーディオ機器1に返送して、オーディオ機器1に設定させてもよい。また、利用者情報管理DB33に利用者の住所が登録された際(ユーザ登録時等)に、データサーバ3が、住所に対応する地域コードを特定し、その地域コードに対応した各放送局の放送局IDをオーディオ機器1に送信するようにしてもよい。
更に、電源投入時に受信している放送局(放送局ID)を特定し、以後は、受信放送局の変更がなされるまで、フラッシュメモリ16等に放送局IDを保持するようにしてもよい。
例えば、オーディオ機器1は、放送局(放送番組)の周波数及びユーザID等を含んだ要求情報をデータサーバ3に送信する。一方、データサーバ3は、受信したユーザIDをキーにして利用者情報管理DB33を検索し、利用者の住所を取得する。そして、取得した住所と受信した周波数の情報とから、放送局IDを特定する。
この場合も、異なる放送局の周波数が一致している場合であっても、オーディオ機器1にて受信している放送局を適切に特定することができる。
例えば、配信されるストリームデータ(楽曲データ等)中にタイムスタンプが含まれている場合に、タイムスタンプがゼロに戻った時点や、時系列のタイムスタンプの値が逆転した時点を捉えて、配信される楽曲データ等の終端を判別してもよい。
この場合、元の放送局5の放送番組に確実に復帰させることができる。
この場合も、受信対象をテレビ放送局の放送番組から、データサーバ3の音楽配信に適切に切り換えたり、データサーバ3からの音楽配信の終了を判別し、受信対象をテレビ放送局の放送番組に自動的に復帰させることができる。
例えば、データサーバ3からアーティスト情報等のコンテンツが配信され、そのアーティスト情報から任意の楽曲データ(コンテンツ)がダウンロード可能であるとする。この場合、利用者により楽曲データのダウンロードが指示され、データサーバ3から楽曲データのダウンロードが終了すると、オーディオ機器1は、自動的に元のアーティスト情報に復帰してもよい。
また、データサーバ3からコンサート情報等のコンテンツが配信され、そのコンサート情報からチケット(コンテンツ)の購入が可能である場合に、利用者の指示によるチケット購入が終了すると、オーディオ機器1は、自動的に元のコンサート情報に復帰してもよい。
例えば、オーディオ機器1は、電源投入時(チューナユニット11にて放送番組を受信している場合)、ソース選択部21にてソースをチューナユニット11に切り替えた時、若しくは、チューナユニット11にて別の放送番組(放送局)を選局した時に、配信要求情報をデータサーバ3に自動的に送信する。
一方、データサーバ3は、この配信要求情報を受信すると、配信要求情報に従ってオーディオ機器1が受信している放送局及び放送番組を特定し、その放送番組に対応したアーティスト情報やコンサート情報等のコンテンツを取得する。そして、取得したアーティスト情報やコンサート情報等をオーディオ機器1に送信する。アーティスト情報やコンサート情報等を送信した後に、データサーバ3は、これらのコンテンツの内容更新がなされる度に、アーティスト情報やコンサート情報等を逐次オーディオ機器1に送信する。
そして、オーディオ機器1は、データサーバ3から送られたアーティスト情報やコンサート情報等を受信すると、表示部19に表示する。
これらの場合、利用者がオーディオ機器1を操作してコンテンツの取得を指示する必要がないため、利用者の負荷が軽減される。
なお、このときの放送局の特定方法は、上述の説明に例示した種々の方法から適宜選択され得る。
例えば、データサーバ3は、コンテンツの内容更新がなされると、コンテンツが更新されたことを示す更新情報をオーディオ機器1に送信する。オーディオ機器1は、更新情報に従って、コンテンツの更新を通知する情報を表示部19に表示し、利用者の指示を待機する。
利用者によって操作部18からコンテンツの更新が指示されると、オーディオ機器1は、配信要求情報をデータサーバ3に送信する。データサーバ3は、受信した配信要求情報に従って、アーティスト情報やコンサート情報等のコンテンツを逐次オーディオ機器1に送信する。そして、オーディオ機器1は、受信したアーティスト情報やコンサート情報等を表示部19に表示する。
この場合、コンテンツの更新を受けて、必要とするコンテンツの取得だけを指示するだけでよいため、更新されていないコンテンツの取得を指示するといった、利用者の不要な操作を防止することができる。
例えば、オーディオ機器1は、電源投入時(チューナユニット11にて放送番組を受信している場合)、ソース選択部21にてソースをチューナユニット11に切り替えた時、若しくは、チューナユニット11にて別の放送番組(放送局)を選局した時に、配信要求情報をデータサーバ3に自動的に送信する。
一方、データサーバ3は、この配信要求情報を受信すると、配信要求情報に従ってオーディオ機器1が受信している放送局を特定し、その放送局の放送番組の進行スケジュールを参照する。そして、放送番組の進行内容(現在の進行状況)に対応するアーティスト情報やコンサート情報等のコンテンツを取得すると、オーディオ機器1に送信する。以降、データサーバ3は、放送番組の進行に沿って、新たなコンテンツを取得する毎に、取得したコンテンツをオーディオ機器1に送信する。
例えば、オーディオ機器1から要求情報が送られた場合に、データサーバ3は、放送番組の進行スケジュールを生成、若しくは取得して、オーディオ機器1に送信する。そして、オーディオ機器1は、進行スケジュールを受信すると、この進行スケジュールに従って、配信要求情報を適時データサーバ3に送信する。これに応答して、データサーバ3は、放送番組の進行に沿ったコンテンツをオーディオ機器1に送信する。
つまり、オーディオ機器1は、放送番組の進行に沿ったアーティスト情報やコンサート情報等を順次受信できる。
例えば、データサーバ3は、コンテンツを配信する毎に、進行スケジュールを参照して、次回の配信予定時刻(更新予定時刻)を取得する。そして、予定情報をコンテンツに付加してオーディオ機器1に送信する。オーディオ機器1は、予定情報が付加されたコンテンツを受信すると、この予定情報に従って、次回の配信予定時刻の到来を管理し、配信予定時刻になると配信要求情報をデータサーバ3に送信する。これに対して、データサーバ3は、対象のコンテンツに同様に次回の予定情報を付加してオーディオ機器1に送信する。
この場合も、オーディオ機器1は、放送番組の進行に沿ったアーティスト情報やコンサート情報等を順次受信できる。
更に、オーディオ機器1が進行スケジュールを把握することなく、所定のタイミングでコンテンツの配信をデータサーバ3に要求してもよい。例えば、オーディオ機器1は、一定時間間隔で、配信要求情報をデータサーバ3に送信する。これに対して、データサーバ3は、放送番組の進行に沿って新たなコンテンツを送る必要がある場合にだけ、取得したコンテンツをオーディオ機器1に送信する。
これらの場合も、利用者がコンテンツの取得を指示する必要がないため、利用者の負荷が軽減される。
11 チューナユニット
12 MD記録再生ユニット
13 信号処理部
14 ネットワークアダプタ
15 ハードディスク
16 フラッシュメモリ
17 計時ユニット
18 操作部
19 表示部
20 制御部
21 ソース選択部
22 アンプ
23 スピーカ
3 データサーバ
30 データベース
31 コンテンツ管理DB
32 番組情報管理DB
33 利用者情報管理DB
41 処理制御部
42 エンコード処理ユニット
43 通信制御部
5 放送局
9 ネットワーク
Claims (18)
- サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
前記オーディオ機器から送られるコンテンツの配信要求を受信する配信要求受信手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求に対応するコンテンツを前記オーディオ機器に配信するコンテンツ配信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
任意の放送局にて放送される放送番組を受信して再生する放送再生手段と、
放送番組中の楽曲に対応するコンテンツの配信を要求する配信要求を前記サーバに送信する配信要求送信手段と、
前記配信要求送信手段が送信した配信要求に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生手段と、
前記放送再生手段により再生される放送番組及び、前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツの何れか一方を入力ソースとして選択する選択手段と、
前記選択手段を制御して、再生される音声の入力ソースを切り換える制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記選択手段が放送番組を入力ソースとして選択している際に、前記配信要求送信手段により送信された配信要求に対応するコンテンツが前記サーバから配信されたタイミングで、前記選択手段を制御して、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換える、
ことを特徴とする配信システム。 - 前記オーディオ機器の前記制御手段は、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツ中に特定の情報を検出すると、前記選択手段を制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換える、
ことを特徴とする請求項1に記載の配信システム。 - 前記オーディオ機器は、
前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツの終端を判別する判別手段を更に備え、
前記制御手段は、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記判別手段がコンテンツの終端を判別すると、前記選択手段を制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換える、
ことを特徴とする請求項1に記載の配信システム。 - 前記オーディオ機器の前記配信要求手段は、前記放送再生手段が再生している放送番組の少なくとも放送局を示す情報を含んだ配信要求を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求に従って放送局の放送番組を特定し、特定した放送番組中の楽曲に対応するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段を更に備え、
前記コンテンツ配信手段は、前記コンテンツ取得手段が取得したコンテンツを、前記オーディオ機器に配信する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の配信システム。 - 前記サーバは、
前記コンテンツ配信手段により配信されるコンテンツが更新されると、当該コンテンツが更新された旨を示す更新情報を前記オーディオ機器に配信する更新情報配信手段を更に備え、
前記オーディオ機器は、
前記サーバの前記更新情報配信手段から配信される更新情報を検出して受信する更新情報受信手段と、
前記更新情報受信手段が受信した更新情報に従って、コンテンツの更新を報知する報知手段とを、更に備える、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の配信システム。 - 前記サーバの前記コンテンツ配信手段は、コンテンツについての更新予定情報を含んだコンテンツを配信し、
前記オーディオ機器の前記配信要求手段は、コンテンツに含まれる更新予定情報に基づいて、更新予定時に配信要求を前記サーバに送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の配信システム。 - 放送局にて放送される放送番組に対応するコンテンツを配信するサーバと、ネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
任意の放送局にて放送される放送番組を受信して再生する放送再生手段と、
放送番組中の楽曲に対応するコンテンツの配信を要求する配信要求を前記サーバに送信する配信要求送信手段と、
前記配信要求送信手段が送信した配信要求に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生手段と、
前記放送再生手段により再生される放送番組及び、前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツの何れか一方を入力ソースとして選択する選択手段と、
前記選択手段を制御して、再生される音声の入力ソースを切り換える制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記選択手段が放送番組を入力ソースとして選択している際に、前記配信要求送信手段により送信された配信要求に対応するコンテンツが前記サーバから配信されたタイミングで、前記選択手段を制御して、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換える、
ことを特徴とするオーディオ機器。 - 前記制御手段は、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツ中に特定の情報を検出すると、前記選択手段を制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換える、
ことを特徴とする請求項7に記載のオーディオ機器。 - 前記コンテンツ再生手段により再生されるコンテンツの終端を判別する判別手段を更に備え、
前記制御手段は、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記判別手段がコンテンツの終端を判別すると、前記選択手段を制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換える、
ことを特徴とする請求項7に記載のオーディオ機器。 - 前記配信要求手段は、前記放送再生手段が再生している放送番組の少なくとも放送局を示す情報を含んだ配信要求を前記サーバに送信し、
前記コンテンツ再生手段は、前記サーバが配信要求に基づいて特定した放送局の放送番組中の楽曲に対応するコンテンツを受信して再生する、
ことを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載のオーディオ機器。 - 前記サーバは、配信するコンテンツが更新されると、当該コンテンツが更新された旨を示す更新情報を前記オーディオ機器に配信するものであり、
前記サーバから配信される更新情報を検出して受信する更新情報受信手段と、
前記更新情報受信手段が受信した更新情報に従って、コンテンツの更新を報知する報知手段とを、更に備える、
ことを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載のオーディオ機器。 - 前記サーバは、コンテンツについての更新予定情報を含んだコンテンツを配信するものであり、
前記配信要求手段は、コンテンツに含まれる更新予定情報に基づいて、更新予定時に配信要求を前記サーバに送信する、
ことを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載のオーディオ機器。 - 放送局にて放送される放送番組に対応するコンテンツを配信するサーバと、ネットワークを介して接続された、放送再生部、通信部、コンテンツ再生部、及び、制御部を有するオーディオ機器における切り換え方法であって、
前記放送再生部が行う、任意の放送局にて放送される放送番組を受信して再生する放送再生ステップと、
前記通信部が行う、放送番組中の楽曲に対応するコンテンツの配信を要求する配信要求を前記サーバに送信する配信要求送信ステップと、
前記コンテンツ再生部が行う、前記配信要求送信ステップにて送信した配信要求に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生ステップと、
前記制御部が行う、前記放送再生ステップにて再生される放送番組及び、前記コンテンツ再生ステップにて再生されるコンテンツの何れか一方を入力ソースとして選択する選択ステップと、
前記制御部が行う、前記選択ステップを制御して、再生される音声の入力ソースを切り換える制御ステップと、を備え、
前記制御ステップは、前記選択ステップにて放送番組を入力ソースとして選択している際に、前記配信要求送信ステップにて送信された配信要求に対応するコンテンツが前記サーバから配信されたタイミングで、前記選択ステップを制御して、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換える、
ことを特徴とする切り換え方法。 - 前記制御ステップは、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記コンテンツ再生ステップにて再生されるコンテンツ中に特定の情報を検出すると、前記選択ステップを制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換える、
ことを特徴とする請求項13に記載の切り換え方法。 - 前記制御部が行う、前記コンテンツ再生ステップにて再生されるコンテンツの終端を判別する判別ステップを更に備え、
前記制御ステップは、入力ソースを放送番組からコンテンツに切り換えた後に、前記判別ステップにてコンテンツの終端が判別されると、前記選択ステップを制御して、入力ソースを元の放送番組に切り換える、
ことを特徴とする請求項13に記載の切り換え方法。 - 前記配信要求ステップは、前記放送再生ステップにて再生している放送番組の少なくとも放送局を示す情報を含んだ配信要求を前記サーバに送信し、
前記コンテンツ再生ステップは、前記サーバが配信要求に基づいて特定した放送局の放送番組中の楽曲に対応するコンテンツを受信して再生する、
ことを特徴とする請求項13乃至15の何れか1項に記載の切り換え方法。 - 前記サーバは、配信するコンテンツが更新されると、当該コンテンツが更新された旨を示す更新情報を前記オーディオ機器に配信するものであり、
前記通信部が行う、前記サーバから配信される更新情報を検出して受信する更新情報受信ステップと、
前記制御部が行う、前記更新情報受信ステップにて受信した更新情報に従って、コンテンツの更新を報知する報知ステップとを、更に備える、
ことを特徴とする請求項13乃至16の何れか1項に記載の切り換え方法。 - 前記サーバは、コンテンツについての更新予定情報を含んだコンテンツを配信するものであり、
前記配信要求ステップは、コンテンツに含まれる更新予定情報に基づいて、更新予定時に配信要求を前記サーバに送信する、
ことを特徴とする請求項13乃至17の何れか1項に記載の切り換え方法。
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