JP2004138793A - 配信システム、サーバ、オーディオ機器、配信制御方法および受信制御方法 - Google Patents
配信システム、サーバ、オーディオ機器、配信制御方法および受信制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】オーディオ機器1は、データサーバ3から配信される番組コンテンツの受信を途中で中断すると、自己のメモリに中断箇所を示すタイムスタンプ等を記憶する。そして、オーディオ機器1は、同じ番組コンテンツの配信を要求する際に、メモリからタイムスタンプ等を読み出してデータサーバ3に送信する。データサーバ3は、オーディオ機器1からタイムスタンプ等を伴う配信要求を受信すると、コンテンツ管理DBから対象の番組コンテンツを、タイムスタンプ等に従って読み出す。そして、読み出した番組コンテンツをオーディオ機器1に配信する。つまり、データサーバ3は、オーディオ機器1にて受信が中断した箇所に対応する途中位置から、番組コンテンツの再配信を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、配信システム、サーバ、オーディオ機器、配信制御方法および受信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークの高速化や、データ圧縮技術の発展に伴って、楽曲データ等の配信を行う情報配信システムが普及して来ている。このような情報配信システムにおいて、一般に、利用者は、パーソナルコンピュータ(パソコン)を使用してインターネットに接続し、所定の音楽配信サイト等にアクセスする。
例えば、利用者は、パソコンを操作して、アクセス先の音楽配信サイトから所望の楽曲データをダウンロードし、ダウンロードが完了した楽曲データをパソコンにて再生する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−74814号公報 (第6−7頁、第1図)
【0004】
また、音楽配信サイトにおいては、ストリーミングと呼ばれ、楽曲データ全てのダウンロードを待たずに、楽曲データを順次受信しながら再生するタイプの音楽配信も行われている。このようなストリーミングによる音楽配信では、複数の楽曲データ等から構成される番組コンテンツが配信される場合が多い。つまり、容量の小さい楽曲データ(1曲分等)であれば、ダウンロード配信でも、再生までに利用者を待たせる必要がないが、容量の大きい番組コンテンツ(複数曲分のデータ等)であれば、利用者をかなり待たせてしまうこととなる。
そのため、順次受信しながら再生が可能な、ストリーミングにより、このような番組コンテンツが配信される場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)が、ストリーミングにて配信されている途中で、配信の中断が生じる場合もある。例えば、利用者に急な用事ができ、自らストリーミング配信の中断を指示する(聴取を止めてしまう)場合や、回線等の障害により、意図せずにストリーミング配信が中断してしまう場合等である。
このような場合、利用者は、用事を済ませた後や、回線等が復旧した後等に、パソコンを操作して、再度、同じ番組コンテンツの配信を、音楽配信サイトに要求することとなる。
【0006】
しかしながら、この要求に応答して、音楽配信サイトからは、同じ番組コンテンツが始めからストリーミング配信されるため、利用者は、中断前に既に聴いてしまった楽曲等を再度聴き直さなければならなかった。
例えば、総再生時間が30分の番組コンテンツにおいて、20分過ぎにストリーミング配信が中断した場合では、利用者は、残りの10分の楽曲を聴くために、再度20分の楽曲を聴き直す必要があった。
【0007】
このように、従来の情報配信システムでは、途中で中断された番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を再配信する場合であっても、何らの考慮もなされていない。このため、中断した番組コンテンツの再配信を希望する利用者にとって、極めて使いにくいものとなっていた。
【0008】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、途中で中断した番組コンテンツの再配信を適切に行うことのできる配信システム、サーバ、オーディオ機器、配信制御方法および受信制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る配信システムは、
サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを、前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
前記サーバから配信されるコンテンツの受信状況を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される受信状況に従って、受信を中断したコンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0010】
前記配信手段は、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けてストリーミング配信するストリーミング配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記配信要求受信手段にて受信した配信要求情報が、中断箇所からの再配信を要求するものである場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出してもよい。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る配信システムは、
サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記オーディオ機器に配信したコンテンツの配信状況を記憶する記憶手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報及び、前記記憶手段に記憶された配信状況に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを、前記オーディオ機器に向けて行う配信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0012】
前記配信手段は、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報及び、前記記憶手段に記憶された配信状況に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けてストリーミング配信するストリーミング配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記判別手段が中断箇所からの再配信を判別した場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出してもよい。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るサーバは、
ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバであって、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記配信要求受信手段にて受信した配信要求情報が、中断箇所からの再配信を要求するものである場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るサーバは、
ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバであって、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記オーディオ機器に配信したコンテンツの配信状況を記憶する記憶手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報及び、前記記憶手段に記憶された配信状況に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記判別手段が中断箇所からの再配信を判別した場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点に係るオーディオ機器は、
コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
前記サーバから配信されるコンテンツの受信状況を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される受信状況に従って、受信を中断したコンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記コンテンツ受信手段が受信したコンテンツを再生する再生手段と、を備え、
前記コンテンツ受信手段は、前記生成手段が中断箇所からの再配信を要求する配信要求情報を生成して、前記配信要求手段が該配信要求情報を前記サーバに向けて送信した場合に、前記サーバから配信される中断箇所からのコンテンツを受信する、
ことを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の第6の観点に係るオーディオ機器は、
コンテンツの配信状況を管理しながらコンテンツの配信を行うサーバと、ネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから、中断箇所からの再配信、又は、全配信の何れかにより配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記コンテンツ受信手段が受信したコンテンツを再生する再生手段と、
を備えることを特徴とする。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明の第7の観点に係る配信制御方法は、
ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバにおける配信制御方法であって、
オーディオ機器から送られる、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を受信する配信要求受信ステップと、
前記配信要求受信ステップにて受信した配信要求情報に従って、配信対象のコンテンツを記憶する所定のデータベースから、対象のコンテンツを読み出す読み出しステップと、
前記読み出しステップにて読み出したコンテンツをオーディオ機器に向けて配信する配信ステップと、を備え、
前記読み出しステップは、前記配信要求受信ステップにて受信した配信要求情報が、中断箇所からの再配信を要求するものである場合に、コンテンツを記憶するデータベースに記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の第8の観点に係る配信制御方法は、
ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバにおける配信制御方法であって、
オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信ステップと、
オーディオ機器に向けて配信したコンテンツの配信状況を記憶する所定の記憶部に記憶される配信状況及び、前記配信要求受信ステップにて受信した配信要求情報に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを判別する判別ステップと、
前記判別ステップの判別結果に従って、コンテンツを記憶する所定のデータベースから対象のコンテンツを読み出す読み出しステップと、
前記読み出しステップにて読み出したコンテンツをオーディオ機器に向けて配信する配信ステップと、を備え、
前記読み出しステップは、前記判別ステップにて中断箇所からの再配信が判別された場合に、データベースに記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するため、本発明の第9の観点に係る受信制御方法は、
コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器における受信制御方法であって、
サーバから配信されるコンテンツの受信状況を記憶する所定の記憶部に記憶される受信状況に従って、受信を中断したコンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにて生成した配信要求情報をサーバに向けて送信する配信要求ステップと、
前記配信要求ステップにて送信した配信要求情報に応答して、サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、
前記コンテンツ受信ステップにて受信したコンテンツを再生する再生ステップと、を備え、
前記コンテンツ受信ステップは、前記生成ステップにて中断箇所からの再配信を要求する配信要求情報を生成して、前記配信要求ステップにて該配信要求情報をサーバに向けて送信した場合に、サーバから配信される中断箇所からのコンテンツを受信する、
ことを特徴とする。
【0020】
上記目的を達成するため、本発明の第10の観点に係る受信制御方法は、
コンテンツの配信状況を管理しながらコンテンツの配信を行うサーバと、ネットワークを介して接続されたオーディオ機器における受信制御方法であって、
コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにて生成した配信要求情報をサーバに向けて送信する配信要求ステップと、
前記配信要求ステップにて送信した配信要求情報に応答して、サーバから、中断箇所からの再配信、又は、全配信の何れかにより配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、
前記コンテンツ受信ステップにて受信したコンテンツを再生する再生ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかる情報配信システムについて、以下図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、この発明の実施の形態に適用される情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。図示するように、このシステムは、オーディオ機器1と、データサーバ3とから構成される。なお、オーディオ機器1とデータサーバ3とは、インターネット等のネットワーク9を介して接続されている。
【0023】
まず、オーディオ機器1について、図2を参照して説明する。図2は、オーディオ機器1の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、オーディオ機器1は、チューナユニット11と、MD記録再生ユニット12と、信号処理部13と、ネットワークアダプタ14と、ハードディスク15と、フラッシュメモリ16と、計時ユニット17と、操作部18と、表示部19と、制御部20と、ソース選択部21と、アンプ22と、スピーカ23とを含んで構成される。
【0024】
チューナユニット11は、所定のアンテナを介してAM放送やFM放送等の放送番組を受信し、受信した番組音声をソース選択部21に供給する。
【0025】
MD(ミニディスク)記録再生ユニット12は、信号処理部13に制御され、MD(記録用MD)に楽曲データを記録する。
例えば、MD記録再生ユニット12は、NetMD(登録商標)規格に準じた記録再生ユニットであり、ハードディスク15に格納された楽曲データを、MDに記録し(チェックアウトし)、また、MDに記録した楽曲データをハードディスク15に戻す(チェックインする)。
また、MD記録再生ユニット12は、MDに記録した楽曲データから音声信号を再生し、再生した音声信号をソース選択部21に供給する。
【0026】
信号処理部13は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等からなり、制御部20から供給される動作命令等に従って、MD記録再生ユニット12の記録・再生動作を制御する。
また、信号処理部13は、ハードディスク15に格納された楽曲データ(例えば、暗号化されたATRAC3データやPCMデータ等)の抽出及び、復号を行い、音声信号を再生する。そして、再生した音声信号をソース選択部21に供給する。
更に、信号処理部13は、データサーバ3からストリーミング配信された番組コンテンツ(例えば、複数の楽曲データ等からなるストリームデータ)が供給されると、デコード等を行い、復号した音声信号をソース選択部21に供給する。
【0027】
ネットワークアダプタ14は、例えば、LAN(Local Area Network)カードや高速モデム等からなり、制御部20に制御され、ネットワーク9を介してデータサーバ3との間で必要な情報を送受信する。
例えば、ネットワークアダプタ14は、番組コンテンツ等の配信を要求する配信要求情報をデータサーバ3に送信する。また、送信した配信要求情報に応答してデータサーバ3から配信される番組コンテンツ(ストリームデータ等)や楽曲データ(ダウンロードデータ等)を受信する。
【0028】
ハードディスク15は、所定容量の磁気ディスクユニットからなり、データサーバ3から配信された楽曲データ(ダウンロードデータ等)を記憶する。
また、ハードディスク15は、制御部20に制御され、記憶している楽曲データを信号処理部13等に供給する。
【0029】
フラッシュメモリ16は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等からなり、ユーザID、パスワード及び、機器ID等を記憶する。
これらのユーザIDやパスワード等は、制御部20に適宜読み出され、オーディオ機器1がネットワーク9を介して最初にデータサーバ3にアクセスする際に、ユーザ認証のために使用される。
また、フラッシュメモリ16は、データサーバ3からストリーミング配信され、オーディオ機器1にて受信した番組コンテンツの受信状況を管理する。例えば、フラッシュメモリ16は、図3に示すような受信履歴情報を記憶して、番組コンテンツの受信状況を管理する。この受信履歴情報は、受信日時、番組ID、ch番号、内部コード、状態区分、及び、中断箇所等からなる。
なお、状態区分とは、ストリーミング配信される番組コンテンツの受信状態を示す区分であり、番組コンテンツを全て受信し終えた場合に「完了」がセットされ、また、途中で受信が中断された場合に、「未完」がセットされる。
また、中断箇所とは、番組コンテンツの受信が途中で中断された場合に、その中断箇所を特定するための情報である。具体的に、中断箇所は、ストリームデータのタイムスタンプ(時:分:秒等)及び、楽曲ID(番組コンテンツ中の楽曲データを特定する識別情報)等からなる。
【0030】
図2に戻って、計時ユニット17は、クロック回路等からなり、現在日付(年月日)及び、現在時間(時分秒)等を計時する。
また、計時ユニット17は、タイマ機能も備えており、設定された日時になると、制御部20に対して、所定動作の開始を指示する。
【0031】
操作部18は、オーディオ機器1の前面に配置された複数のキースイッチやアナログスイッチ等からなり、利用者の操作に従った指示情報を入力して制御部20に供給する。
例えば、操作部18には、データサーバ3に対して番組コンテンツ等の配信を要求するための要求キーや、受信している番組コンテンツの中断(受信停止)を指示するための中断キー等が含まれている。
【0032】
表示部19は、蛍光表示管や液晶表示ユニット等からなり、制御部20に制御され、オーディオ機器1の動作状況等を示すシンボルやメッセージ等を表示する。
例えば、表示部19は、データサーバ3にて配信可能となる番組コンテンツの一覧(番組一覧)等の情報を表示する。
【0033】
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及び、RAM(Random Access Memory)を含んだ1チップマイコン等からなり、オーディオ機器1全体を制御する。
【0034】
例えば、制御部20は、利用者により操作部18の要求キーが押下されると、番組コンテンツの配信を要求するための配信要求情報を生成し、データサーバ3に向けて送信する。そして、この配信要求情報に応答して、データサーバ3から番組コンテンツ(例えば、複数の楽曲データ等からなるストリームデータ)がストリーミング配信されると、制御部20は、受信した番組コンテンツ(ストリームデータ)を信号処理部13に順次供給して、楽曲音等をスピーカ23から出力させる。
また、ストリーミング配信される番組コンテンツを受信中に、利用者により操作部18の中断キーが押下され、受信の中断(受信停止)が指示されると、制御部20は、ストリームデータ中のタイムスタンプ等を取得して、フラッシュメモリ16の受信履歴情報(図3に例示する)にセットする。
なお、ダウンロード配信によって、楽曲データ等がデータサーバ3から配信される場合には、制御部20は、1まとまり(1曲分等)の楽曲データ等を受信してハードディスク15に格納した後に、格納した楽曲データ等を再生する。
【0035】
ソース選択部21は、入力切換スイッチ等からなり、制御部20に制御され、チューナユニット11、MD記録再生ユニット12及び、信号処理部13の何れか1つを入力ソースとして選択する。ソース選択部21は、選択した入力ソースから出力される音声信号をアンプ22に供給する。
【0036】
アンプ22は、所定の増幅回路等からなり、ソース選択部21を介して供給された音声信号を適宜増幅し、増幅した音声信号をスピーカ23に供給する。
【0037】
スピーカ23は、ステレオスピーカ等からなり、アンプ22にて増幅された音声信号に従って、音声(楽曲音等)を出力する。
【0038】
次に、データサーバ3について、図4を参照して説明する。図4は、データサーバ3の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、データサーバ3は、データベース30と、処理制御部41と、エンコード処理ユニット42と、通信制御部43とを含んで構成される。
【0039】
データベース30は、例えば、コンテンツ管理DB31と、利用者情報管理DB32とからなる。
コンテンツ管理DB31は、複数の楽曲データ等から構成される番組コンテンツを管理するデータベースである。具体的にコンテンツ管理DB31は、図5に示すように、番組ID、ch番号、内部コード、番組名、及び、格納アドレス等からなる。
なお、番組IDとは、番組コンテンツを特定するためのユニークな識別情報である。また、ch番号とは、番組(番組コンテンツ)に割り振られたチャンネル番号である。
更に、内部コードとは、番組のバージョン(版数)を示すコード(例えば、作成月日等)であり、番組コンテンツの内容が更新(構成楽曲の入れ替え等)される度に、新たに採番されるコードである。
【0040】
利用者情報管理DB32は、データサーバ3にアクセスしサービスを利用できる利用者についての情報を管理するデータベースである。具体的に利用者情報管理DB32は、図6に示すように、利用者を特定するユーザID、パスワード及びユーザ名等や、利用者が好んで聴く楽曲のジャンル、楽曲名やアーティスト等を設定しておくための嗜好情報等を記憶する。
【0041】
図4に戻って、処理制御部41は、所定のコンピュータユニットからなり、データサーバ3全体を制御する。
例えば、処理制御部41は、通信制御部43を介して、オーディオ機器1から送られる配信要求情報を受信すると、コンテンツ管理DB31を検索し、対応する番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を取得する。そして、取得した番組コンテンツを、通信制御部43を介して、オーディオ機器1に向けて配信する。
なお、ストリーミング配信によって番組コンテンツをオーディオ機器1に配信する場合に、処理制御部41は、コンテンツ管理DB31から取得した番組コンテンツをエンコード処理ユニット42に供給する。
【0042】
エンコード処理ユニット42は、番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を、オーディオ機器1にて再生可能となるストリームデータ形式に、リアルタイムにエンコードするエンコーダ回路等からなる。
エンコード処理ユニット42は、処理制御部41から供給された番組コンテンツをストリームデータに順次エンコードし、エンコードした番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を、通信制御部43を介してオーディオ機器1に向けて配信する。
なお、エンコード処理ユニット42によって番組コンテンツを順次エンコードする代わりに、予め配信用にオーサリングされた番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)をコンテンツ管理DB31に格納しておいてもよい。
【0043】
通信制御部43は、回線制御装置やゲートウェイ装置等からなり、ネットワーク9を介して、データサーバ3とオーディオ機器1との間に必要な情報を送受信する。
【0044】
以下、この発明の実施の形態にかかる情報配信システムの動作について、図7等を参照して説明する。
図7は、オーディオ機器1にて実行される配信要求処理及び、データサーバ3にて実行される番組配信処理を説明するためのフローチャートである。
なお、オーディオ機器1では、例えば、操作部18が利用者に操作され、番組一覧の取得が指示された際に、制御部20により配信要求処理が実行されるものとする。また、データサーバ3では、オーディオ機器1からのネットワーク9を介したアクセスに応答して、処理制御部41により番組配信処理が実行されるものとする。
【0045】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、利用者による操作部18の操作に従って、番組一覧要求情報を生成し、データサーバ3に向けて送信する(ステップS11)。つまり、情報配信システムにおいて、配信可能となっている番組コンテンツの一覧を、データサーバ3に要求する。
その後、制御部20は、データサーバ3から送られる番組一覧情報を受信するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS12)。
【0046】
一方、データサーバ3の処理制御部41は、オーディオ機器1から送られる番組一覧要求情報を受信するまで待機し(ステップS31)、番組一覧要求情報を受信すると、コンテンツ管理DB31を検索し、番組一覧情報を生成する(ステップS32)。
例えば、処理制御部41は、図5に示すようなコンテンツ管理DB31から、番組ID、ch番号、番組名及び内部コードをそれぞれ抽出して、配信可能な番組コンテンツの一覧となる番組一覧情報を生成する。
そして、処理制御部41は、生成した番組一覧情報をオーディオ機器1に向けて送信する(ステップS33)。
このようにしてデータサーバ3から送られた番組一覧情報は、ネットワーク9を介して、オーディオ機器1に送られる。
【0047】
オーディオ機器1の制御部20は、ネットワークアダプタ14を介して番組一覧情報を受信すると、番組一覧を表示部19に表示すると共に、操作部18から選択される番組(番組コンテンツ)を特定する(ステップS13)。
例えば、制御部20は、ch番号に対応した番組名の一覧を表示部19に表示した状態で、操作部18にて選択された1つの番組(選択されたch番号等から定まる番組IDの番組コンテンツ)を特定する。
【0048】
制御部20は、特定した番組(番組コンテンツ)の受信状態が未完であるか否かを判別する(ステップS14)。つまり、過去に同じ番組コンテンツの配信を受けたことがあり、かつ、その番組コンテンツの受信を途中で中断した状態であるか否かを判別する。
具体的に制御部20は、フラッシュメモリ16に記憶されている図3に示すような受信履歴情報を参照して、特定した番組IDの番組コンテンツが含まれており、かつ、状態区分が「未完」となっているか否かを判別する。つまり、制御部20は、受信履歴情報に同じ番組IDの履歴があり、状態区分が「未完」となっている場合にだけ、番組コンテンツの受信状態が未完であると判別する。なお、データサーバ3において番組コンテンツの内容が更新されている場合があるので、制御部20は、内部コードの一致も確認する。
【0049】
制御部20は、特定した番組コンテンツの受信状態が未完でない(例えば、特定した番組IDが受信履歴情報にない場合や、受信履歴情報にあっても状態区分が「完了」となっている場合等)と判別すると、後述するステップS16に処理を進める。
逆に、特定した番組コンテンツの受信状態が未完であると判別すると、制御部20は、受信の中断箇所を示すタイムスタンプ等を取得する(ステップS15)。具体的に制御部20は、図3に示すような受信履歴情報から、対応する中断箇所(タイムスタンプや楽曲ID等)を取得する。
【0050】
制御部20は、番組コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成し、データサーバ3に向けて送信する(ステップS16)。
例えば、制御部20は、番組ID、ch番号、及び、内部コードを含む配信要求情報を生成し、対応する番組コンテンツの配信をデータサーバ3に要求する。なお、上記のステップS15にてタイムスタンプ等を取得している場合に、制御部20は、タイムスタンプ等を付加した配信要求情報を生成して、データサーバ3に送信する。
その後、制御部20は、データサーバ3から番組コンテンツの配信が開始されるまで、後続処理の実行を待機する(ステップS17)。
【0051】
一方、データサーバ3の処理制御部41は、オーディオ機器1から送られる配信要求情報の受信を待機し(ステップS34)、そして、配信要求情報を受信すると、受信した配信要求情報に、タイムスタンプ等が付加されているか否かを判別する(ステップS35)。
処理制御部41は、タイムスタンプ等が配信要求情報に付加されていないと判別した場合、配信要求情報に含まれる番組ID等に従って、コンテンツ管理DB31から対象の番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を通常に読み出す(ステップS36)。
【0052】
逆に、配信要求情報にタイムスタンプ等が付加されていると判別した場合に、処理制御部41は、コンテンツ管理DB31から対象の番組コンテンツを、タイムスタンプ等に従って読み出す(ステップS37)。つまり、処理制御部41は、オーディオ機器1にて受信が中断した箇所に対応する途中位置から、番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を読み出す。
なお、処理制御部41は、通常に番組コンテンツの読み出しを開始した後に、タイムスタンプ等に従った途中位置(中断箇所)まで読み飛ばしてもよい。
【0053】
処理制御部41は、読み出した番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)をエンコード処理ユニット42に供給する(ステップS38)。
エンコード処理ユニット42は、供給された番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を、所定のストリームデータ形式に順次エンコードし(ストリームデータを順次生成し)、生成したストリームデータを通信制御部43を介して要求元のオーディオ機器1に向けて順次送信する(ステップS39)。
番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)が全てオーディオ機器1に送信されると、処理制御部41は、番組配信処理を終了する。なお、オーディオ機器1にて受信が中断した場合も、タイムアウト等により、番組配信処理は終了する。
【0054】
配信開始を待機していたオーディオ機器1の制御部20は、ストリーミング配信が開始されると、データサーバ3から配信される楽曲データ等(番組コンテンツ)を再生する(ステップS18)。つまり、制御部20は、ネットワークアダプタ14にて順次受信したストリームデータを信号処理部13に供給し、信号処理部13にてデコードした(再生した)楽曲音をスピーカ23から出力させる。
なお配信が開始した際、制御部20は、図3に示すような受信履歴情報に、新たなレコード(受信日時、番組ID、ch番号、及び、内部コードをセットし、状態区分等をセットしない)を追加する。
【0055】
制御部20は、番組コンテンツの配信が終了したか否かを判別する(ステップS19)。制御部20は、配信が終了したと判別すると、先ほど受信履歴情報に追加したレコードの状態区分に、「完了」をセットし、配信要求処理を終了する。
逆に、配信が終了していないと判別すると、制御部20は、操作部18の中断キーが操作され、受信の中断(受信中止)が指示されたか否かを判別する(ステップS20)。
制御部20は、受信の中断が指示されていないと判別すると、上述のステップS18に処理を戻す。
【0056】
逆に、受信の中断が指示されたと判別すると、制御部20は、配信される番組コンテンツの受信を停止し、信号処理部13に供給しているストリームデータ(再生中のストリーミングパケット等)からタイムスタンプや楽曲ID等を取得して、受信履歴情報にセットする(ステップS21)。
つまり、制御部20は、先ほど受信履歴情報に追加したレコードの状態区分に、「未完」をセットすると共に、中断箇所にタイムスタンプ及び楽曲ID等をセットする。
【0057】
このように、図7を参照して説明した配信要求処理及び番組配信処理により、ストリーミング配信される番組コンテンツの聴取(受信)を途中で中断した場合に、中断箇所を示すタイムスタンプ等がオーディオ機器1内に記憶される。そして、再度同じ番組コンテンツの配信を要求する際に、オーディオ機器1からタイムスタンプ等がデータサーバ3に送信され、データサーバ3からは、前回に番組コンテンツの聴取(受信)を中断した箇所から番組コンテンツがストリーミング配信される。
【0058】
このため、利用者は、中断前に既に聴いてしまった楽曲等を聴き直すことなく、途中から番組コンテンツを聴くことができる。
この結果、途中で中断した番組コンテンツの再配信を適切に行うことができる。
【0059】
上記の実施の形態では、利用者により操作部18が操作され、受信の中断が指示された際に、ストリーミング配信の中断箇所を示すタイムスタンプ等が図3に示すような受信履歴情報にセットされる場合について説明した。しかしながら、他の要件により、タイムスタンプ等が受信履歴情報にセットされるようにしてもよい。例えば、回線等の障害により、配信が中断した場合に、ネットワークアダプタ14や制御部20によって、配信の中断を検出し、自動的にタイムスタンプ等を受信履歴情報にセットしてもよい。
【0060】
上記の実施の形態では、タイムスタンプ等をオーディオ機器1に記憶し、オーディオ機器1側が同じ番組コンテンツの再配信を要求する際に、このタイムスタンプ等が、データサーバ3に送られた。つまり、中断箇所に関する情報をオーディオ機器1側にて管理する場合について説明したが、中断箇所に関する情報をデータサーバ3側にて管理してもよい。
以下、中断箇所に関する情報をデータサーバ3側にて管理するこの発明の他の実施に係る情報配信システムについて、図8〜図10を参照して説明する。
なお、情報配信システム全体の構成は、図1と同じであり、また、オーディオ機器1の構成も図2と同じである。ただし、オーディオ機器1のフラッシュメモリ16には、図3に示すような受信履歴情報が記憶されない。
【0061】
データサーバ3は、図8に示すように、上述した図4のデータサーバ3と異なり、データベース30に配信履歴管理DB33を更に備えている。なお、図8に示すデータサーバ3の他の構成は、図4に示すデータサーバ3と同じである。
【0062】
配信履歴管理DB33は、データサーバ3からオーディオ機器1(複数のオーディオ機器1)にストリーミング配信した番組コンテンツの配信状況を管理するデータベースである。具体的に配信履歴管理DB33は、図9に示すような配信履歴情報を記憶し、利用者単位(オーディオ機器1単位)に配信状況を管理する。図示するように、この配信履歴情報は、配信日時、番組ID、ch番号、内部コード、状態区分、及び、中断箇所等からなる。
なお、状態区分とは、ストリーミング配信した番組コンテンツの配信状態を示す区分であり、番組コンテンツを全て配信し終えた場合に「完了」がセットされ、また、途中で配信が中断された場合に、「中断」がセットされる。
また、中断箇所とは、番組コンテンツの配信が途中で中断された場合に、その中断箇所を特定するための情報である。具体的に、中断箇所は、ストリームデータのタイムスタンプ(時:分:秒等)及び、楽曲ID(番組コンテンツ中の楽曲データを特定する識別情報)等からなる。
【0063】
以下、この発明の他の実施の形態にかかる情報配信システムの動作について、図10等を参照して説明する。
図10は、オーディオ機器1にて実行される配信要求処理及び、図8のデータサーバ3にて実行される番組配信処理を説明するためのフローチャートである。
なお、番組コンテンツの配信前まで(番組一覧情報のやりとりまで)は、図7に示す配信要求処理及び、番組配信処理と同様であるため、省略している。
つまり、オーディオ機器1では、データサーバ3からの番組一覧情報の取得を終えており、制御部20は、番組一覧を表示部19に表示すると共に、操作部18から選択される番組を特定しているものとする。
【0064】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、特定した番組コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成し、データサーバ3に向けて送信する(ステップS41)。例えば、制御部20は、ユーザID、番組ID、ch番号、及び、内部コードを含む配信要求情報を生成し、対応する番組コンテンツの配信をデータサーバ3に要求する。
その後、制御部20は、データサーバ3から番組コンテンツの配信が開始されるまで、後続処理の実行を待機する(ステップS42)。
【0065】
一方、データサーバ3の処理制御部41は、オーディオ機器1から送られる配信要求情報の受信を待機し(ステップS51)、そして、配信要求情報を受信すると、受信した配信要求情報に含まれるユーザID等に従って、配信履歴管理DB33を検索する(ステップS52)。
具体的に処理制御部41は、図9に示すような配信履歴管理DB33を検索し、ユーザID等が合致する配信履歴情報を取得する。
【0066】
処理制御部41は、配信が要求された番組(番組コンテンツ)の配信状態が未完であるか否かを判別する(ステップS53)。つまり、過去に同じ番組コンテンツを同じユーザ(オーディオ機器1)に配信したことがあり、かつ、その番組コンテンツの配信が途中で中断された状態であるか否かを判別する。
具体的に処理制御部41は、ステップS52にて検索した配信履歴情報(同じユーザIDの情報)を参照して、配信が要求された番組IDの番組コンテンツが含まれており、かつ、状態区分が「中断」となっているか否かを判別する。つまり、処理制御部41は、配信履歴情報に同じ番組IDの履歴があり、状態区分が「中断」となっている場合にだけ、番組コンテンツの配信状態が未完であると判別する。
なお、番組コンテンツの内容が更新されている場合があるので、処理制御部41は、内部コードの一致も確認する。
【0067】
処理制御部41は、配信が要求された番組コンテンツの配信状態が未完でない(例えば、番組IDが配信履歴情報にない場合や、配信履歴情報にあっても状態区分が「完了」となっている場合等)と判別すると、コンテンツ管理DB31から対象の番組コンテンツ(複数の楽曲データ等)を通常に読み出す(ステップS54)。
【0068】
逆に、配信が要求された番組コンテンツの配信状態が未完であると判別すると、処理制御部41は、配信履歴情報の中断箇所の情報(タイムスタンプ及び楽曲ID等)を参照し、コンテンツ管理DB31から対象の番組コンテンツを、タイムスタンプ等に従って読み出す(ステップS55)。
【0069】
処理制御部41は、読み出した番組コンテンツ(楽曲データ等)をエンコード処理ユニット42に供給する(ステップS56)。
エンコード処理ユニット42は、ストリームデータを順次生成し、生成したストリームデータを通信制御部43を介して要求元のオーディオ機器1に向けて順次送信する(ステップS57)。
【0070】
配信開始を待機していたオーディオ機器1の制御部20は、ストリーミング配信が開始されると、データサーバ3から配信される楽曲データ等(番組コンテンツ)を再生する(ステップS43)。
【0071】
制御部20は、配信が終了したか否かを判別する(ステップS44)。制御部20は、配信が終了したと判別すると、配信要求処理を終了する。逆に、配信が終了していないと判別すると、制御部20は、操作部18の中断キーが操作され、受信の中断が指示されたか否かを判別する(ステップS45)。
制御部20は、受信の中断が指示されていないと判別すると、上述のステップS43に処理を戻す。
【0072】
逆に、受信の中断が指示されたと判別すると、制御部20は、タイムスタンプ等を含んだ中断要求情報を生成し、データサーバ3に向けて送信する(ステップS46)。つまり、制御部20は、信号処理部13に供給しているストリームデータ(再生中のストリーミングパケット等)からタイムスタンプ及び楽曲ID等を取得する。そして、このタイムスタンプ等を含んだ中断要求情報を生成してデータサーバ3に送信することにより、番組コンテンツの配信中止を要求する。
【0073】
一方、データサーバ3の処理制御部41は、番組コンテンツの配信が完了したか否かを判別する(ステップS58)。処理制御部41は、配信が完了したと判別すると、配信履歴管理DB33に完了履歴を付加する。つまり、同じユーザIDの配信履歴情報に、新たなレコード(配信日時、番組ID、ch番号、及び、内部コードをセットし、また、状態区分に「完了」をセットする)を付加する。
【0074】
逆に、配信が完了していないと判別すると、処理制御部41は、中断要求情報をオーディオ機器1から受信したか否かを判別する(ステップS60)。
処理制御部41は、中断要求情報を受信していないと判別すると、上述のステップS57に処理を戻す。
【0075】
逆に、中断要求情報を受信したと判別すると、処理制御部41は、配信履歴管理DB33に中断履歴を付加する(ステップS61)。つまり、同じユーザIDの配信履歴情報に、新たなレコード(配信日時、番組ID、ch番号、及び、内部コードをセットし、また、状態区分に「中断」をセットする)を付加する。
【0076】
このように、図10を参照して説明した配信要求処理及び番組配信処理により、ストリーミング配信される番組コンテンツの聴取(受信)を途中で中断した場合に、中断箇所を示すタイムスタンプ等がデータサーバ3側に記憶される。そして、同じオーディオ機器1から再度同じ番組コンテンツの配信が要求されると、データサーバ3にてタイムスタンプ等が参照され、前回に配信を中断した箇所から番組コンテンツがストリーミング配信される。
【0077】
このため、利用者は、中断前に既に聴いてしまった楽曲等を聴き直すことなく、途中から番組コンテンツを聴くことができる。
この結果、途中で中断した番組コンテンツの再配信を適切に行うことができる。
【0078】
上記の他の実施の形態では、中断箇所を示す中断履歴を配信履歴管理DB33にて管理し、再配信を行う際に、この中断履歴に従って、中断した箇所から番組コンテンツを再配信する場合について説明した。しかしながら、中断履歴の内容は中断箇所を示す情報に限らず任意である。例えば、中断履歴の内容に中断日時(時刻情報)をセットするようにし、この中断日時から中断箇所を求め、中断箇所から番組コンテンツを再配信できるようにしてもよい。
具体的に、オーディオ機器1は、番組コンテンツの聴取を途中で中断した際に、中断日時(現在日時情報)を記憶する。そして、同じ番組コンテンツの聴取を再開する際に、記憶していた中断日時をデータサーバ3に向けて送信する。
一方、データサーバ3は、各オーディオ機器1に向けて配信した番組コンテンツとその配信開始日時等を記憶しており、オーディオ機器1から送られた中断日時を受信すると、そのオーディオ機器1に対してその日時に配信していた番組コンテンツを特定すると共に、番組コンテンツにおける中断箇所を算出する。そして、データサーバ3は、算出した中断箇所から番組コンテンツを対象のオーディオ機器1に向けて再配信する。
この場合も、途中で中断した番組コンテンツの再配信を適切に行うことができる。
【0079】
上記の実施の形態及び、他の実施の形態では、再配信時に、データサーバ3にて番組コンテンツが更新されていない場合について説明した。しかしながら、データサーバ3において、番組コンテンツの内容は、逐次更新されるのが一般的である。そのため、再配信時に、番組コンテンツの更新を考慮するようにしてもよい。
例えば、データサーバ3は、オーディオ機器1から中断箇所等が送られて、番組コンテンツを再配信する際に、配信履歴等から中断時点の番組コンテンツが現在配信可能な番組コンテンツ(更新済みの番組コンテンツ)と一致しているか否かを判別する。そして、一致していないと判別した場合に、データサーバ3は、番組コンテンツが更新済みであることを示すメッセージをオーディオ機器1に送信した後に、更新済みの番組コンテンツを最初から配信する。
なお、更新済みの番組コンテンツ中に、中断箇所の同じ楽曲が含まれている場合、データサーバ3は、その楽曲の途中(若しくは、先頭)から開始するように、更新済みの番組コンテンツを配信してもよい。
【0080】
上記の実施の形態及び、他の実施の形態では、番組コンテンツを再配信する際に、処理制御部41が、コンテンツ管理DB31から途中位置の番組コンテンツを、中断箇所を示すタイムスタンプ等に従って読み出す場合について説明した。つまり、タイムスタンプ等により定まる途中位置から番組コンテンツの再配信を行っていた。しかしながら、途中位置からそのまま再配信を行わずに、区切りの良い位置まで戻って、再配信を行ってもよい。
例えば、タイムスタンプ等により定まる途中位置が、楽曲(楽曲データ)の途中である場合、処理制御部41は、その楽曲データの先頭まで戻り、その楽曲の頭から再配信を行うようにしてもよい。
【0081】
上記の実施の形態では、データサーバ3が複数の楽曲データから構成される番組コンテンツを配信する場合について説明したが、配信対象のコンテンツは、楽曲データに限られず任意である。例えば、データサーバ3は、映像データから構成されるコンテンツを配信してもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、途中で中断した番組コンテンツの再配信を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。
【図2】オーディオ機器の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】フラッシュメモリに記憶される受信履歴情報の具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図4】データサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図5】コンテンツ管理DBの具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図6】利用者情報管理DBの具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る配信要求処理及び、番組配信処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る情報配信システムにおけるデータサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図9】配信履歴管理DBの具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図10】本発明の他の実施の形態に係る配信要求処理及び、番組配信処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 オーディオ機器
11 チューナユニット
12 MD記録再生ユニット
13 信号処理部
14 ネットワークアダプタ
15 ハードディスク
16 フラッシュメモリ
17 計時ユニット
18 操作部
19 表示部
20 制御部
21 ソース選択部
22 アンプ
23 スピーカ
3 データサーバ
30 データベース
31 コンテンツ管理DB
32 利用者情報管理DB
33 配信履歴管理DB
41 処理制御部
42 エンコード処理ユニット
43 通信制御部
Claims (12)
- サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを、前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
前記サーバから配信されるコンテンツの受信状況を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される受信状況に従って、受信を中断したコンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、を備える、
ことを特徴とする配信システム。 - 前記配信手段は、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けてストリーミング配信するストリーミング配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記配信要求受信手段にて受信した配信要求情報が、中断箇所からの再配信を要求するものである場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする請求項1に記載の配信システム。 - サーバとオーディオ機器とがネットワークを介して接続された配信システムであって、
前記サーバは、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記オーディオ機器に配信したコンテンツの配信状況を記憶する記憶手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報及び、前記記憶手段に記憶された配信状況に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを、前記オーディオ機器に向けて行う配信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、を備える、
ことを特徴とする配信システム。 - 前記配信手段は、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報及び、前記記憶手段に記憶された配信状況に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けてストリーミング配信するストリーミング配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記判別手段が中断箇所からの再配信を判別した場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする請求項3に記載の配信システム。 - ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバであって、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記配信要求受信手段にて受信した配信要求情報が、中断箇所からの再配信を要求するものである場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とするサーバ。 - ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバであって、
配信対象のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信手段と、
前記オーディオ機器に配信したコンテンツの配信状況を記憶する記憶手段と、
前記配信要求受信手段が受信した配信要求情報及び、前記記憶手段に記憶された配信状況に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に従って、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出したコンテンツを前記オーディオ機器に向けて配信する配信手段と、を備え、
前記読み出し手段は、前記判別手段が中断箇所からの再配信を判別した場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とするサーバ。 - コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
前記サーバから配信されるコンテンツの受信状況を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される受信状況に従って、受信を中断したコンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記コンテンツ受信手段が受信したコンテンツを再生する再生手段と、を備え、
前記コンテンツ受信手段は、前記生成手段が中断箇所からの再配信を要求する配信要求情報を生成して、前記配信要求手段が該配信要求情報を前記サーバに向けて送信した場合に、前記サーバから配信される中断箇所からのコンテンツを受信する、
ことを特徴とするオーディオ機器。 - コンテンツの配信状況を管理しながらコンテンツの配信を行うサーバと、ネットワークを介して接続されたオーディオ機器であって、
コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した配信要求情報を前記サーバに向けて送信する配信要求手段と、
前記配信要求手段が送信した配信要求情報に応答して、前記サーバから、中断箇所からの再配信、又は、全配信の何れかにより配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記コンテンツ受信手段が受信したコンテンツを再生する再生手段と、
を備えることを特徴とするオーディオ機器。 - ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバにおける配信制御方法であって、
オーディオ機器から送られる、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を受信する配信要求受信ステップと、
前記配信要求受信ステップにて受信した配信要求情報に従って、配信対象のコンテンツを記憶する所定のデータベースから、対象のコンテンツを読み出す読み出しステップと、
前記読み出しステップにて読み出したコンテンツをオーディオ機器に向けて配信する配信ステップと、を備え、
前記読み出しステップは、前記配信要求受信ステップにて受信した配信要求情報が、中断箇所からの再配信を要求するものである場合に、コンテンツを記憶するデータベースに記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする配信制御方法。 - ネットワークを介して接続されたオーディオ機器に、コンテンツを配信するサーバにおける配信制御方法であって、
オーディオ機器から送られる配信要求情報を受信する配信要求受信ステップと、
オーディオ機器に向けて配信したコンテンツの配信状況を記憶する所定の記憶部に記憶される配信状況及び、前記配信要求受信ステップにて受信した配信要求情報に従って、コンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを判別する判別ステップと、
前記判別ステップの判別結果に従って、コンテンツを記憶する所定のデータベースから対象のコンテンツを読み出す読み出しステップと、
前記読み出しステップにて読み出したコンテンツをオーディオ機器に向けて配信する配信ステップと、を備え、
前記読み出しステップは、前記判別ステップにて中断箇所からの再配信が判別された場合に、データベースに記憶される対象のコンテンツを中断箇所から読み出す、
ことを特徴とする配信制御方法。 - コンテンツを配信するサーバとネットワークを介して接続されたオーディオ機器における受信制御方法であって、
サーバから配信されるコンテンツの受信状況を記憶する所定の記憶部に記憶される受信状況に従って、受信を中断したコンテンツの中断箇所からの再配信、又は、コンテンツの全配信の何れかを要求する配信要求情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにて生成した配信要求情報をサーバに向けて送信する配信要求ステップと、
前記配信要求ステップにて送信した配信要求情報に応答して、サーバから配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、
前記コンテンツ受信ステップにて受信したコンテンツを再生する再生ステップと、を備え、
前記コンテンツ受信ステップは、前記生成ステップにて中断箇所からの再配信を要求する配信要求情報を生成して、前記配信要求ステップにて該配信要求情報をサーバに向けて送信した場合に、サーバから配信される中断箇所からのコンテンツを受信する、
ことを特徴とする受信制御方法。 - コンテンツの配信状況を管理しながらコンテンツの配信を行うサーバと、ネットワークを介して接続されたオーディオ機器における受信制御方法であって、
コンテンツの配信を要求する配信要求情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにて生成した配信要求情報をサーバに向けて送信する配信要求ステップと、
前記配信要求ステップにて送信した配信要求情報に応答して、サーバから、中断箇所からの再配信、又は、全配信の何れかにより配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、
前記コンテンツ受信ステップにて受信したコンテンツを再生する再生ステップと、
を備えることを特徴とする受信制御方法。
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