JP4149856B2 - 電力系統監視制御装置および電力系統監視制御装置用プログラム - Google Patents

電力系統監視制御装置および電力系統監視制御装置用プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力系統を監視制御する電力系統監視制御装置および電力系統監視制御装置を構成する電子計算機に使用されるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の計算機システムのマシン性能向上および情報通信技術の進歩によって、一式のホスト計算機で広範囲の電力系統エリアを監視制御すること、他の計算機システムが監視制御の対象としている電力系統範囲をバックアップすることなどが実現可能となってきている。
【0003】
しかしながら、電力系統範囲が拡大すればするほど、計算機システムが処理し、運転員に提供する情報量も増大する。これにより運転員の負荷が増大し緊急時に誤操作を招く原因となると考えられる。具体的に述べると、広範囲な電力系統エリアを複数の運転員で監視する場合、監視卓単位に受持ちの電力系統エリアを決め、役割分担を行うようにしているので、事故の通知やメッセージは全ての監視卓へ出力され、受持ちの電力系統エリアを集中して監視することが困難になることが考えられる。
【0004】
また、複数の電力系統監視制御装置が同一電力系統エリア内を分担して監視している場合に、昼夜で分担エリアが変わる場合がある。例えば、3つの電力系統エリアA,B,Cについて、昼間は電力系統エリアAを電力監視制御装置1が、電力系統エリアBを電力監視制御装置2が、電力系統エリアCを電力監視制御装置3がそれぞれ監視し、夜には電力系統エリアAを監視していた電力系統監視制御装置1が電力系統エリアA,B,C全てを監視するような場合が該当する。
【0005】
この場合、夜間は電力監視制御装置1の1台で監視しているため、電力系統エリアA,B,C全ての情報を必要とするが、昼間は各電力監視制御装置それぞれで1つの電力系統エリアしか監視する必要がないため、監視対象外の電力系統エリアの情報は不要な情報となり、運転員にとって非常に紛らわしいことである。
【0006】
さらにまた、昼から夜になり電力監視制御装置1の管轄する電力系統エリアが増えた場合には、必要な情報を見逃してしまう可能性がある。このような場合、事故発生などの緊急時に状況の判断が遅くなったり、誤認識により運転員の誤操作を招く原因となっていた。
【0007】
以下、図を参照して具体的に説明する。図20は従来の電力系統監視制御システムの機器構成及び管轄電力系統エリアとの接続構成を示す図である。図示の場合4つの制御箇所(1)101,制御箇所(2)102,制御箇所(3)103および制御箇所(4)104はそれぞれ電力系統エリア(A)201、電力系統エリア(B)202、電力系統エリア(C)203および電力系統エリア(D)204にそれぞれ専用線300を介して接続されるとともに、電力系統エリア(B)202は専用線300を介して制御箇所(1)101にも接続されて、制御箇所(2)102のバックアップを制御箇所(1)101で行うことが可能となっている。また、電力系統エリア(C)203,電力系統エリア(D)204は、専用線300を介してそれぞれ隣接する制御箇所(4)104、制御箇所(3)103と接続しており、互いにバックアップ可能となっている。
【0008】
ここで、本発明で言う制御箇所とは、変電所、総合制御所、系統制御所、系統給電所等の電力系統を監視制御する所を意味する。
ところで、この制御箇所(1)101には、監視制御用の電子計算機1011および監視卓(ヒューマンインターフェース)1012が設置され、同様にして、制御箇所(2)102〜制御箇所(4)104には、それぞれ電子計算機1021〜1041、さらに監視卓1022〜1042が設置されている。
【0009】
図21は電力系統監視制御システムの選択制御出力及びマンマシン出力までの処理構成を描いた図である。制御箇所101において、マウスなどの入力装置10111で電力系統の機器シンボルを表示した画面上から機器を選択する。これにより選択制御データが電子計算機1011内の入力手段1001に送られる。
【0010】
この入力手段1001では、選択制御データにより電力系統上の機器に選択制御要求が行われたことを認識し、制御可否判定手段1002へ入力データを送る。この制御可否判定手段1002は、送られてきたデータと制御可否判定保存手段1003より選択制御を行おうとしている電力系統エリアの機器が選択制御可能か否かを判定する。判定の結果選択制御可能であれば、制御可否判定手段1002は選択制御データを伝送データ変換手段1004へ送信する。
【0011】
すると、この伝送データ変換手段1004は受け取った選択制御データを情報伝送装置3011が認識可能なデータ形式に変換し、実線矢印のとおり情報伝送手段1005へ選択制御データを送信する。この情報伝送手段1005は、受け取った選択制御データを情報伝送装置3011へ送信し、情報伝送装置3011は選択制御データを受け取ることにより電力系統エリア(A)201内の当該の機器の選択制御を行う。
【0012】
次にマンマシン出力方法について説明する。
電力系統エリア(A)201内の機器の状態が制御指令に基づいて変化した場合、あるいは事故で機器の状態が変化した場合は、その状態情報を情報伝送装置3011が受け取り、送信可能な全電子計算機1011内の情報伝送手段1005に送信する。情報伝送手段1005は伝送情報を受け取ると、伝送データ変換手段1004へ伝送情報を送信する。
【0013】
この伝送データ変換手段1004は電子計算機1011の各手段が処理可能なデータ形式に変換を行い、伝送データ判定手段1006へ変換後の伝送情報を送信する。そしてこの伝送データ判定手段1006で必要な情報であるか否かの判定を行う。伝送データ判定手段1006による判定の結果、必要な情報である場合、監視制御判定手段1007はその情報をどのようにして監視制御すべきか、その判定基準を格納している監視制御判定保存手段1008を参照して判定を行う。
【0014】
前記監視制御判定手段1007は、電力系統への制御結果や電力系統の事故発生判定結果などの各種マンマシン出力必要とするとの判定をした場合、伝送データ判定手段 1006 から伝送されてきた伝送データを、開閉器状態、発電機出力、送電線潮流などの表示データに編集してマンマシン出力手段1009にその編集結果を送信する。
マンマシン出力手段1009は当該監視制御判定手段 1007 から送信されたマンマシン編集結果を受信するとその内容を制御箇所101内の監視卓1012に出力し、画面出力装置10112で表示する。
なお、監視制御判定手段 1007 が伝送データを表示データに編集してその編集結果を出力するようにした理由は、伝送データ判定手段 1006 から伝送されてきた伝送データは数値コードの羅列であり、伝送データそのものを出力しても、運転員が必要とする開閉器状態、発電機出力あるいは送電線潮流等を容易に判断することができないからである。
【0015】
以上の説明は、電力系統エリア(A)201での系統状態変化に対応する応動であるが、電力系統エリア(B)202における系統状態変化の場合も、制御箇所(1)101は同様に応動する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の電力系統監視制御装置では、自管轄エリア、他管轄エリアを切り替える機能が存在しないため、自管轄エリア内に定義されている機器のうち、遠方制御対象機器であれば全て制御出力が可能であり、また、電力系統エリアの情報が全ての監視卓、制御箇所に通知、出力されてしまうため、自分が担当している電力系統エリアの情報かどうか非常に紛らわしく、事故発生などの緊急時に運転員の誤操作を招くことが懸念される。
【0017】
本発明の目的は、監視卓や制御箇所がどの電力系統エリアに所属しているかを定義するためのエリアアサイン保存手段およびこのエリアアサイン保存手段の定義に従って管轄電力系統エリアへの制御出力か否かを判定する制御対象判定手段とを設けることにより、自管轄外への制御出力の送出を防止し、誤制御や事故発生の回避を可能にした電力系統監視制御装置および電力系統監視制御装置用プログラムを提供することにある。
【0018】
上記の目的を達成するため、請求項1に係わる電力系統監視制御装置の発明は、情報伝送装置を介して電力系統の観測情報を電子計算機に入力し、当該電子計算機と通信回線で結ばれた制御箇所内の複数の監視卓に電力系統の状態変化や異常を表示する電力系統監視制御装置において、
前記監視卓は、
電力系統機器を選択する入力装置、および監視対象電力系統の全部または一部の範囲の情報を表示することが可能な画面出力装置を備え、
前記電子計算機は、
前記入力装置からの選択制御データを入力して電力系統機器に選択制御要求が行われたことを認識し、その結果を出力する入力手段と、
制御箇所を示す制御箇所項目、当該制御箇所に所属している監視卓を示す所属監視卓項目、および当該監視卓が管轄している電力系統エリアを示す管轄電力系統エリア項目から構成されたテーブルを有するエリアアサイン保存手段と、
前記入力手段からの電力系統機器の選択制御データを入力し、前記エリアアサイン保存手段の前記テーブルを参照して管轄電力系統範囲への制御出力か否かを判定して当該選択制御データを出力する制御対象判定手段と、
前記制御対象判定手段から出力された選択制御データと、予め制御可否判定保存手段に保存されている制御可否判定内容とから選択制御を行おうとしている電力系統エリアの機器が選択制御可能か否かを判定し、選択制御可能な場合、前記選択制御データを出力する制御可否判定手段と、
前記制御可否判定手段からの選択制御データを入力し、前記選択制御を行おうとしている電力系統機器に前記情報伝送装置を介して制御指令を出力するとともに、前記情報伝送装置からの電力系統機器の状変情報を入力する情報伝送手段と、
前記情報伝送装置から前記情報伝送手段を経て入力された状変情報を必要な情報であるか否か判定を行う伝送データ判定手段と、
前記伝送データ判定手段で必要な情報であると判定された場合、当該情報をどのようにして監視制御すべきか予め監視制御判定保存手段に格納されている判定基準を参照して判定を行い、前記伝送データ判定手段から伝送されてきた伝送データを表示データに編集して出力する監視制御判定手段と、
前記監視制御判定手段から出力されたマンマシン編集結果を前記監視卓の画面出力装置に送るマンマシン出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0019】
また、請求項13に係わる電力系統監視制御装置用プログラムの発明は、制御箇所内に設けられ、情報伝送装置を介して電力系統の観測情報を入力するとともに、通信回線で結ばれ、かつ、電力系統機器を選択する入力装置および監視対象電力系統の全部または一部の範囲の情報を表示することが可能な画面出力装置を備えた複数の監視卓に電力系統の状態変化や異常を表示する電子計算機であって、この電子計算機を、
前記入力装置からの選択制御データを入力して電力系統機器に選択制御要求が行われたことを認識し、その結果を出力する入力手段、
制御箇所を示す制御箇所項目、当該制御箇所に所属している監視卓を示す所属監視卓項目、および当該監視卓が管轄している電力系統エリアを示す管轄電力系統エリア項目から構成されたテーブルを有するエリアアサイン保存手段、
前記入力手段からの電力系統機器の選択制御データを入力し、前記エリアアサイン保存手段の前記テーブルを参照して管轄電力系統範囲への制御出力か否かを判定して当該選択制御データを出力する制御対象判定手段、
前記制御対象判定手段から出力された選択制御データと、予め制御可否判定保存手段に保存されている制御可否判定内容とから選択制御を行おうとしている電力系統エリアの機器が選択制御可能か否かを判定し、選択制御可能な場合、前記選択制御データを出力する制御可否判定手段、
前記制御可否判定手段からの選択制御データを入力し、前記選択制御を行おうとしている電力系統機器に前記情報伝送装置を介して制御指令を出力するとともに、前記情報伝送装置からの電力系統機器の状変情報を入力する情報伝送手段、
前記情報伝送装置から前記情報伝送手段を経て入力された状変情報を必要な情報であるか否か判定を行う伝送データ判定手段、
前記伝送データ判定手段で必要な情報であると判定された場合、当該情報をどのようにして監視制御すべきか予め監視制御判定保存手段に格納されている判定基準を参照して判定を行い、前記伝送データ判定手段から伝送されてきた伝送データを表示データに編集して出力する監視制御判定手段、
前記監視制御判定手段から出力されたマンマシン編集結果を前記監視卓の画面出力装置に送るマンマシン出力手段、
として機能させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図を通して共通する部分には同一符号または関連符号を付して、重複する説明は省略するものとする。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は本発明による第1の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の機器構成及び管轄電力系統エリアの接続構成例を示す図である。
【0022】
図1が図20に示す従来構成と比較して異なる点は、制御箇所(1)101〜制御箇所(4)104と、電力系統エリア201〜電力系統エリア204との接続を専用線300に替えて一般広域網1301等の汎用的な接続形態としている点である。この一般広域網1301で連係される制御箇所101〜制御箇所104には、必ずしも個々に電子計算機を設置しなくてもよく、互いに連係されている制御箇所全体で1台ないし複数台設置すればよい。例えば図1でいえば、制御箇所101及び制御箇所104には電子計算機1011、1041をそれぞれ設置しているが、制御箇所202および制御箇所203には電子計算機を設置していない。
【0023】
図2は本発明による電力系統監視制御装置の第1の実施の形態に係わる処理構成を示す図であり、前述の図21の従来構成に対して、制御対象判定手段1101と、制御対象判定手段1101の判定基準に用いるエリアアサイン保存手段1102とを追加した構成としたものであり、その他の構成については同じである。
【0024】
図3はエリアアサイン保存手段1102のデータ構成の一例を示すテーブルであり、このテーブルは、どの制御箇所であるのかを示す制御箇所項目31と、当該制御箇所にどの監視卓が所属しているかを示す所属監視卓項目32と、当該監視卓がどこの電力系統エリアを管轄しているかを示す管轄電力系統エリア項目33とから構成されている。因みに、制御箇所項目31には、上から制御箇所1、2、3、…、nが記述され、所属監視卓項目32には制御箇所1、…n毎にそれぞれに所属する監視卓1−1〜1−4、2−1〜2−5、3−1〜3−3、n−1が対応して記述され、更に管轄電力系統エリア項目33には前記監視卓1−1〜1−4、2−1〜2−5、3−1〜3−3、n−1に対応する電力系統エリアA…、B…、C、…、Bが記述されている。
【0025】
次に図1から図3を参照して、第1の実施の形態の作用について説明する。 まず、図2の制御箇所101の入力装置10111において、マウスなどで電力系統の機器シンボルを表示した画面上から機器を選択制御する。なお、図2の場合、制御箇所(1)101に注目して描いてあるが、機器を選択する入力装置は、図1の制御箇所(1)201〜制御箇所(4)204に設置されている各監視卓1012〜1042に接続されているどの入力装置であってもよい。
【0026】
ところで、選択制御データが電子計算機1011の入力手段1001に送られると、入力手段1001では、選択制御データにより電力系統上の機器に選択制御要求が行われたことを認識し、この選択制御データを制御対象判定手段1101へ送る。なお、入力手段1001はどこの制御箇所及び監視卓からの要求かについても認識し、制御対象判定手段1101へ要求元データを送る。
制御対象判定手段1101は、送られてきたデータについてエリアアサイン保存手段1102を参照して選択制御対象からの要求か否かを判定する。
【0027】
その判定方法は、要求元と選択制御された機器の所属電力系統エリアをエリアアサイン保存手段1102内に格納されている制御箇所項目31,所属監視卓項目32および管轄電力系統エリア項目33と比較し、要求元の監視卓及び選択制御要求された機器の電力系統エリアが制御箇所項目31,所属監視卓項目32および管轄電力系統エリア項目33の3つのパターンと合致した場合に選択制御可能とする。3つのパターンが合致しなかった場合は、選択制御を不可とし、図2中の他の機能の手段は実行しない。
【0028】
以上述べたように、本実施の形態の電力系統監視制御装置によれば、監視卓、制御箇所がどの電力系統エリアに所属しているかを定義するためのエリアアサイン保存手段とエリアアサイン保存手段の定義に従って管轄電力系統エリアへの制御出力か否かを判定する制御対象判定手段とを付加するように構成したので、自管轄外への制御出力の送出を防止し、誤制御や事故発生の回避を可能とすることができる。
なお、以上説明した内容は以下のようにして計算機のプログラムで実現することができる。
【0029】
すなわち、情報伝送装置3011を介して電力系統201の観測情報を入力するとともに、通信回線1301で結ばれた制御箇所101内の監視卓1012に電力系統の状態変化や異常を表示する電子計算機1011であって、この電子計算機1011を、監視対象電力系統の全部または一部の範囲の情報を表示することが可能な複数の監視卓または制御箇所に対応する電力系統範囲を定義するエリアアサイン保存手段1102、このエリアアサイン保存手段1102の定義に従って管轄電力系統範囲への制御出力か否かを判定する制御対象判定手段1101、として機能させればよい。
【0030】
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は第1の実施の形態(図2)と比較し、電子計算機1011内に監視卓および制御箇所の管轄電力系統エリアを変更するためのエリアアサイン変更手段2101を追加した構成としたものであり、その他の構成は同じなので説明は省略する。
【0031】
次にこの第2の本実施の形態の作用について説明する。
まず図4の制御箇所101の入力装置10111において監視卓に接続されている操作ボタンなどを用いてエリアアサイン変更用画面を表示するための画面表示要求を行う。すると、エリアアサイン変更用画面の表示要求と要求元の監視卓名が電子計算機1011の入力手段1001に送られる。
【0032】
入力手段1001は、エリアアサイン変更用画面表示要求より、エリアアサイン変更手段2101にエリアアサイン変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。エリアアサイン変更手段2101は画面表示要求を受けると、マンマシン出力手段1009にエリアアサイン変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。マンマシン出力手段1009は受け取った監視卓名から要求元の監視卓を判断し、要求元の監視卓にエリアアサイン変更用画面を表示する。このエリアアサイン変更用画面は前述した図3のデータ構成に類似したものを表示する。
【0033】
次に入力装置10111においてマウスなどで、変更したい所属監視卓の管轄電力系統エリアを選択する。すると、所属監視卓情報とポインタ入力信号が、電子計算機1011の入力手段1001に送られる。入力手段1001では、所属監視卓情報とポインタ入力信号により、エリアアサイン変更要求がなされたことを認識し、エリアアサイン変更手段2101へ入力データを送信する。
【0034】
エリアアサイン変更手段2101では、所属監視卓情報より要求されている監視卓を判定し、管轄可能な電力系統エリアをマンマシン出力手段1009へ表示要求を行う。このマンマシン出力手段1009は表示要求項目を画面出力装置10112へ表示を行う。
【0035】
入力装置10111によって管轄可能な電力系統エリアが選択されることにより、選択された情報が前記同様、入力手段1001を経てエリアアサイン変更手段2101まで送られる。エリアアサイン変更手段2101では、選択された情報をエリアアサイン保存手段1102へ保存を行う。
【0036】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第1の実施の形態の効果に加えて、エリアアサイン保存手段により保存された情報を変更するエリアアサイン変更手段を備えたことにより、電力系統エリアに対する監視卓、制御箇所の制御出力可能な管轄割付の変更を可能にするという効果を奏することができる。
【0037】
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は、第1の実施の形態の構成(図2)に対して、電力系統の状態変化や異常のうち、どの監視卓または制御箇所に必要範囲のメッセージのみを選択的に表示するかを定義するメッセージ出力定義保存手段3102と、このメッセージ出力定義保存手段3102に保存されている情報に従いメッセージ出力を行うメッセージ出力判定手段3101を追加した構成とするもので、その他は図2と同じなので構成の説明は省略する。
【0038】
図6はメッセージ出力定義保存手段3102の構成を示すテーブルであり、5つの項目から構成されている。すなわち、電力系統エリア名A,B、…を記載する電力系統エリア項目61、○○SS、□□PSのように電気所名を記載する電気所名項目62、変電所CB,バンク2次CBのように状変機器の種別を記載する項目63、状変が操作によるものか、自動状変によるものか等を記載する状変種別項目64、そしてメッセージを出力するか否かを記載するメッセージ出力有無項目65である。
【0039】
以下、本実施形態の作用について説明する。
まず図5の電力系統エリア201にて機器等の状態変化が発生したとする。この機器等の状態変化に伴う伝送情報は、情報伝送装置3011に送信される。この情報伝送装置3011は受信した伝送情報を電子計算機1011内の情報伝送手段1005へ送信する。
【0040】
情報伝送手段1005は伝送情報を受信すると、伝送データ変換手段1004に送信する。伝送データ変換手段1004は伝送情報を受け取ると電子計算機1011内の各手段が処理できるデータ形式に変換を行い、伝送データ判定手段1006へ状変情報を送信する。この伝送データ判定手段1006は状変情報を受信すると、受け取った情報が監視制御判定手段1007に必要な情報であるかどうか判定し、必要と判定した場合、監視制御判定手段1007に対して状変情報を送信する。
【0041】
状変情報を受信した監視制御判定手段1007は、監視制御判定保存手段1008を参照して各種マンマシン出力内容の編集を行い、マンマシン出力内容編集結果をメッセージ出力判定手段3101へ送信する。メッセージ出力判定手段3101は、受け取ったマンマシン出力内容編集結果とメッセージ出力定義保存手段3102及びエリアアサイン保存手段1102を参照し、メッセージの出力箇所及び出力要否の判定を行う。
【0042】
マンマシン出力内容編集結果は前述した図6の内容と同等の内容で構成されており、状態変化が発生した電力系統エリア項目61、発生した電気所項目62、発生した機器の状変機器種別項目63、状変の種類を示す状変種別項目64およびメッセージ出力有無項目65から構成される。
【0043】
このマンマシン出力内容編集結果を図6の各項目(電力系統エリア項目61、電気所名項目62、状変機器種別項目63、状変種別項目64)と比較し、内容が合致した箇所のメッセージ出力有無項目65を参照することによってメッセージ出力の有無判定を行う。
【0044】
メッセージ出力判定手段3101は、メッセージ出力対象箇所及び出力要否の判定結果をメッセージ出力要求としてマンマシン出力手段1009へ送る。すると、マンマシン出力手段1009は要求された全ての監視卓1012内の画面出力装置10112へメッセージ出力要求を行う。これより、各監視卓1012内の画面出力装置10112は要求メッセージの出力を行う。
【0045】
以上述べたように、この第3の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第1の実施の形態の効果に加え、電力系統の状態変化や異常のうち、どの監視卓または制御箇所に必要範囲のメッセージのみを選択的に表示するかを定義するメッセージ出力定義保存手段とメッセージ出力定義手段に保存されている情報に従いメッセージ出力を行うメッセージ出力判定手段を備えることにより、電力系統の状態変化や異常のうち、必要範囲のメッセージのみを選択的に表示し、運手員の負荷低減や混乱の回避を可能とすることができる。
【0046】
(第4の実施の形態)
図7は本発明の第4の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は、第3の実施の形態の構成(図5)に対して、メッセージ出力定義保存手段3102の内容である図6の各項目を変更するためのメッセージ出力変更手段4101を追加した構成となっており、その他は第3の実施の形態の構成と同じである。
【0047】
以下、本実施の形態について作用を説明する。
まず図7の入力装置10111において監視卓1012に接続されている操作ボタンなどを用いてメッセージ出力変更用画面を表示するための画面表示要求を行う。すると、メッセージ変更用画面の表示要求と要求元の監視卓名が電子計算機1011の入力手段1001に送られる。入力手段1001は、このメッセージ出力変更用画面表示要求に基づいて、メッセージ出力変更手段4101にメッセージ変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。
【0048】
メッセージ出力変更手段4101は画面表示要求を受けると、マンマシン出力手段1009にメッセージ出力変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。マンマシン出力手段1009は受け取った監視卓名から要求元の監視卓1012を判断し、その画面出力装置10112にメッセージ出力変更用画面を表示する。メッセージ用画面は、前述の図6に示すテーブルと同様のものである。
【0049】
次に、入力装置10111においてマウスなどで、変更したい該当のメッセージ出力有無項目65の項目を選択する。すると、選択された項目とポインタ入力信号が、入力手段1001に送られる。入力手段1001では、メッセージ出力変更要求がなされたことを認識し、メッセージ出力変更手段4101へ選択された項目とポインタ入力信号を送信する。メッセージ出力変更手段4101では、所属監視卓情報より要求されている監視卓を判定し、マンマシン出力手段1009へ“有”、“無”の表示要求を行う。マンマシン出力手段1009は表示要求項目を画面出力装置10112へ表示する。
【0050】
ここで入力装置10111を介して、“有”、“無”が選択されることにより、選択された情報が前記同様メッセージ出力変更手段4101まで送られる。メッセージ変更手段4101は、選択された情報をメッセージ出力定義保存手段3102へ保存する。
【0051】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第3の実施の形態の効果に加えて、メッセージ出力定義保存手段により保存された情報を変更するためのメッセージ出力定義保存変更手段を備えることにより、電力系統エリアに対する監視卓、制御箇所のメッセージ出力対象割付の変更を可能とする効果を奏することができる。
【0052】
(第5の実施の形態)
図8は本発明の第5の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は、第3の実施の形態の構成(図5)に対して、必要範囲外のメッセージ出力を参考情報として出力するためのメッセージ参考出力定義保存手段5102と、このメッセージ参考出力定義保存手段5102の定義に従って監視制御対象外の監視卓または制御箇所にも参考情報としてメッセージ出力を行うメッセージ参考出力手段5101とを追加した構成としたものであり、その他は第3の実施の形態の構成と同じである。
【0053】
参考情報としてのメッセージ出力は、管轄電力系統エリアが切替わる前に事前に状変記録メッセージ等とは違う画面に行い、切替後の管轄電力系統エリアの状態を把握するために使用する。
【0054】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず図8において、図5の第3の実施の形態で説明を行ったメッセージ出力判定手段3101まで同様に処理を行い、マンマシン出力内容編集結果をメッセージ参考出力手段5101にも送信する。メッセージ参考出力手段5101は受け取った情報とメッセージ参考出力定義保存手段5102およびエリアアサイン保存手段1202を参照し、メッセージの参考出力を行う電力系統エリア管轄の監視卓を判定し、マンマシン出力手段1009へ参考メッセージ出力要求を行う。
【0055】
図9はメッセージ参考出力定義保存手段5102の構成を示すテーブルであり、状変発生電力系統エリアを示す状変発生電力系統エリア項目91と、そのエリアの状変が発生した場合にどの電力系統エリアを管轄している監視卓に参考メッセージを出力するかを示す参考メッセージ出力管轄エリア項目92とから構成されている。この図9において、状変発生電力系統エリアが電力系統エリアAの場合、参考メッセージ出力管轄エリア項目92には他の電力系統エリアB,C,…Eが対応するように定められている。同様に、電力系統エリアBに対しては電力系統エリアA…、電力系統エリアCに対しては電力系統エリアB…、電力系統エリアnに対しては電力系統エリアn−1が対応するように定められている。
【0056】
マンマシン出力手段1009は要求された全ての監視卓1012…内の画面出力装置10112へ参考メッセージ出力要求を行い、これを受けて画面出力装置10112は要求メッセージの出力を行う。
【0057】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第3の実施の形態の効果に加えて、必要範囲外のメッセージ出力を参考情報としてメッセージ出力するためのメッセージ参考出力定義保存手段と、メッセージ参考出力定義保存手段の定義に従って監視制御対象外の監視卓または制御箇所にも参考情報としてメッセージ出力を行うメッセージ参考出力手段を備えることにより、自管轄外の電力系統エリアの監視卓、制御箇所に補助情報としてのメッセージを出力し、自管轄周辺状況を提供可能とすることができる。
【0058】
(第6の実施の形態)
図10は本発明の第6の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は、第5の実施の形態の構成(図8)対して、メッセージ参考出力定義保存手段5102の内容である図9の各項目を変更するためのメッセージ参考出力変更手段6101を追加した構成となっている。
【0059】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず図10の入力装置10111において、監視卓1012に接続されている操作ボタンなどを用いて参考メッセージ出力変更用画面を表示するための画面表示要求を行う。すると、参考メッセージ変更用画面の表示要求と要求元の監視卓名が電子計算機1011の入力手段1001に送られる。これより、入力手段1001は、メッセージ参考出力変更手段6101に参考メッセージ変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。
【0060】
メッセージ参考出力変更手段6101は画面表示要求を受けると、マンマシン出力手段1009にこの画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。マンマシン出力手段1009は受け取った監視卓名から要求元の監視卓1012を判断し、要求元の画面出力装置10112に参考メッセージ出力変更用画面を表示する。なお、参考メッセージ出力変更用画面は図9に示すテーブルと同様のものである。
【0061】
次に入力装置10111においてマウスなどで、参考メッセージ出力を変更したい状変発生電力系統エリア項目91に対応した参考メッセージ出力管轄エリア項目92の該当項目を選択する。すると、選択された項目とポインタ入力信号が、電子計算機1011の入力手段1001に送られる。入力手段1001では、選択メッセージ出力変更要求がなされたことを認識し、メッセージ参考出力変更手段6101へ選択された項目とポインタ入力信号を送信する。
【0062】
このメッセージ参考出力変更手段6101では、所属監視卓情報より要求されている監視卓を判定し、全電力系統エリア名称と“削除”をマンマシン出力手段1009へ表示要求する。マンマシン出力手段1009は表示要求項目を画面出力装置10112へ表示する。このようにして入力装置10111を介して電力系統エリア名称または“削除”が選択されることにより、選択された情報が前記同様メッセージ参考出力変更手段6101まで送られる。
【0063】
メッセージ参考出力変更手段6101では、選択された情報をメッセージ参考出力定義保存手段5102へ保存する。また、“削除”が選択された場合は、メッセージ参考出力定義保存手段5102の当該項目に選択無しとしてブランクを保存する。
【0064】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第5の実施の形態の効果に加えて、メッセージ参考出力定義保存手段により保存された情報を変更するためのメッセージ参考出力定義保存変更手段を備えることにより、電力系統エリアに対する監視卓、制御箇所の参考メッセージ出力対象割付の変更を可能とすることができる。
【0065】
(第7の実施の形態)
図11は第7の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は、第1の実施の形態の構成(図2)に対して、電力系統の状態変化や異常のうち、どの監視卓または制御箇所に必要範囲のフリッカ出力及びフリッカ停止を選択的に行うかを定義するフリッカ出力定義保存手段7102と、このフリッカ出力定義保存手段7102に保存されている情報に従いフリッカ出力及びフリッカ停止を行うフリッカ出力判定手段7101とを追加した構成としている。
【0066】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず、例えば図11の電力系統エリア201にて機器等の状態変化が発生したとする。この状態変化に伴い、情報伝送装置3011に伝送情報が送信される。情報伝送装置3011は伝送情報を受信すると電子計算機1011内の情報伝送手段1005へ伝送情報を送信する。情報伝送手段1005は伝送情報を受信すると、伝送データ変換手段1004に送信する。伝送データ変換手段1004は受信した伝送情報を電子計算機1011内の各手段が処理可能なデータ形式に変換し、変換後の状変情報を伝送データ判定手段1006へ送信する。
【0067】
伝送データ判定手段1006は状変情報を受信すると、受け取った情報が監視制御に必要か不要かを判定し、必要な情報と判定した場合、監視制御判定手段1007に状変情報を送信する。監視制御判定手段1007は、監視制御判定保存手段1008を参照し、各種マンマシン出力内容の編集を行い、そのマンマシン出力内容編集結果をフリッカ出力判定手段7101へ送信する。
【0068】
フリッカ出力判定手段7101は、受け取ったマンマシン出力内容編集結果とフリッカ出力定義保存手段7102及びエリアアサイン保存手段1102を参照し、フリッカ出力が必要か不要かの判定を行う。
【0069】
図12はフリッカ出力定義保存手段7102の構成を示すテーブルであり、この保存手段は5項目から構成されている。すなわち、電力系統エリア名A,B、…を記載した電力系統エリア項目121、○○SS、□□PSのように電気所名を記載した電気所名項目122、変電所CB,バンク2次CBのように状変機器の種別を記載した項目123、状変が操作によるものか、自動状変によるものか等を記載した状変種別項目124、そしてフリッカ出力するか否かを記載したフリッカ出力有無項目125である。
【0070】
マンマシン出力内容編集結果は図12の内容と同等の内容で構成されており、図12の各項目(電力系統エリア項目121、電気所名項目122、状変機器種別項目123、状変種別項目124、フリッカ出力有無項目125)と比較し、内容が合致した箇所のフリッカ出力有無項目125を参照することによってフリッカ出力の有無判定を行う。
【0071】
フリッカ出力が必要な場合は、前述した図3のエリアアサイン保存手段1202を参照し、管轄電力系統エリア項目33の状態変化が発生した電力系統エリアについて所属監視卓項目32、制御箇所項目31の該当する監視卓または制御箇所へフリッカ出力を行うようにマンマシン出力手段1009へメッセージ出力要求を行う。
【0072】
マンマシン出力手段1009は要求された全ての監視卓1012…内の画面出力装置10112、制御箇所101へフリッカ出力要求を行う。これより、各監視卓1012…内の画面出力装置10112は要求メッセージの出力を行う。
【0073】
次にフリッカ停止を行う場合は、入力装置10111において監視卓1012に接続されている操作ボタンなどを用いて行う。すると、フリッカ停止要求用の操作ボタン番号(No.)と要求元の監視卓名とが入力手段1001に送られる。入力手段1001は、フリッカ停止要求より、フリッカ出力判定手段7101にフリッカ停止要求と要求元の監視卓名を送る。
【0074】
フリッカ出力判定手段7101はフリッカ停止要求を受けると、エリアアサイン保存手段1102を参照し、フリッカ停止操作ボタンを押下した監視卓が管轄している電力系統エリアから同電力系統エリアを管轄している監視卓または制御箇所を検索する。検索結果より該当する監視卓または制御箇所へフリッカ停止を行うようにマンマシン出力手段1009へ要求を行う。この結果、マンマシン出力手段1009は各監視卓または制御箇所へフリッカ停止要求を行う。
【0075】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第1の実施の形態の効果に加えて、電力系統の状態変化や異常のうち、どの監視卓または制御箇所に必要範囲のフリッカを選択的に出力するのかを定義するフリッカ出力定義保存手段と、フリッカ出力定義手段に保存されている情報に従いフリッカ出力を行うフリッカ出力判定手段とを備えることにより、電力系統の状態変化や異常のうち、必要範囲のフリッカを選択的に出力し、運手員の負荷低減や混乱の回避を可能とすることができる。
【0076】
(第8の実施の形態)
図13は本発明の第8の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成図である。本実施の形態は、第7の実施の形態の構成(図11)に対して、フリッカ出力定義保存手段7102の内容である図12の各項目を変更するためのフリッカ出力変更手段8101を追加した構成としたものである。
【0077】
次に本実施の形態の作用について説明する。
まず図13において、入力装置10111の監視卓1012に接続されている操作ボタンなどを用いてフリッカ出力変更用画面を表示するための画面表示要求を行う。すると、フリッカ変更用画面の表示要求と要求元の監視卓名が電子計算機1011の入力手段1001に送られる。この入力手段1001は、フリッカ出力変更手段8101に対してフリッカ変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。
【0078】
フリッカ出力変更手段8101は画面表示要求を受けると、マンマシン出力手段1009にこの画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。マンマシン出力手段1009は受け取った監視卓名から要求元の監視卓1012を判断し、要求元の画面出力装置10112にフリッカ出力変更用画面を表示する。フリッカ出力変更用画面は前述の図12に示すテーブルと同様のものである。
【0079】
次に入力装置10111においてマウスなどで、変更したいフリッカ出力有無125の該当項目を選択する。すると、選択された項目とポインタ入力信号が、入力手段1001に送られる。入力手段1001では、フリッカ出力変更要求がなされたことを認識し、フリッカ出力変更手段8101へ選択された項目とポインタ入力信号を送信する。
【0080】
フリッカ出力変更手段8101では、所属監視卓情報より要求されている監視卓を判定し、マンマシン出力手段1009へ“有”、“無”の表示要求を行う。マンマシン出力手段1009は表示要求項目を画面出力装置10112へ表示する。
【0081】
オペレータによって入力装置10111で“有”または“無”が選択されることにより、選択された情報が前記同様フリッカ出力変更手段8101まで送られる。フリッカ変更手段8101は、選択された情報をフリッカ出力定義保存手段7102へ保存を行う。
【0082】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第7の実施の形態の効果に加えて、フリッカ出力定義保存手段により保存された情報を変更するためのフリッカ出力定義保存変更手段を備えることにより、電力系統エリアに対する監視卓、制御箇所のフリッカ出力対象割付の変更を可能としている。
【0083】
(第9の実施の形態)
図14は本発明の第9の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成図を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態の構成(図2)に対して、電力系統の状態変化や異常のうち、どの制御箇所に必要範囲のプリンタ出力を選択的に表示するかを定義するプリンタ出力定義保存手段9102と、プリンタ出力定義保存手段9102に保存されている情報に従いプリンタ出力を行うプリンタ出力判定手段9101と、印字要求に対してプリントを行うプリンタ9103とを追加した構成としたものである。
【0084】
次に本実施の形態の作用について説明する。
まず、例えば図14に示す電力系統エリア201にて機器等の状態変化が発生したとする。このときの状態変化の伝送情報は、情報伝送装置3011に送信される。この情報伝送装置3011は伝送情報を受信すると電子計算機1011の情報伝送手段1005へ伝送情報を送信する。情報伝送手段1005は伝送情報を受信すると、伝送データ変換手段1004に送信する。伝送データ変換手段1004は受信した伝送情報を電子計算機1011内の各手段が処理可能なデータ形式に変換し、変換後の状変情報を伝送データ判定手段1006へ送信する。
【0085】
伝送データ変換手段1006は状変情報を受信すると、受け取った情報が監視制御に必要か不要かを判定し、必要な情報と判定した場合、監視制御判定手段1007に状変情報を送信する。監視制御判定手段1007は、監視制御判定保存手段1008を参照し、各種マンマシン出力内容の編集を行い、そのマンマシン出力内容編集結果をプリンタ出力判定手段9101へ送信する。
【0086】
プリンタ出力判定手段9101は、受け取ったマンマシン出力内容編集結果とプリンタ出力定義保存手段9102及びエリアアサイン保存手段1102を参照し、プリンタ出力が必要か不要かの判定を行う。
【0087】
図15は、プリンタ出力定義保存手段9102の構成を示すテーブルであり、状態変化が発生した電力系統エリア項目151、発生した電気所項目152、発生した機器の状変機器種別項目153、状変の種類を示す状変種別項目154およびプリンタ出力有無項目155とから構成される。
【0088】
マンマシン出力内容編集結果は、図15の内容と同等の内容で構成されており、プリンタ出力判定手段9101はこのマンマシン出力内容編集結果を図15の各項目(電力系統エリア項目151、電気所名項目152、状変機器種別項目153、状変種別項目154、プリンタ出力有無項目155)と比較し、内容が合致した箇所のプリンタ出力有無項目155を参照することによってプリンタ出力の有無判定を行う。プリンタ出力が必要な場合は、図3のエリアアサイン保存手段1202を参照し、管轄電力系統エリア項目33の状態変化が発生した電力系統エリアについて該当する制御箇所101へプリンタ出力を行うように、マンマシン出力手段1009へプリンタ出力要求を行う。
【0089】
マンマシン出力手段1009は要求された全ての制御箇所101に所属しているプリンタ9103へプリンタ出力要求を行う。これより、制御箇所101に所属しているプリンタ9103は要求されたプリンタ出力を行う。
【0090】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第1の実施の形態に加えて、電力系統の状態変化や異常のうち、どの制御箇所に必要範囲のプリンタ出力を選択的に行うかを定義するプリンタ出力定義保存手段とプリンタ出力定義手段に保存されている情報に従いプリンタ出力を行うプリンタ出力判定手段を備えることにより、電力系統の状態変化や異常のうち、必要範囲のプリンタ出力を選択的に出力し、運手員の負荷低減や混乱の回避を可能としている。
【0091】
(第10の実施の形態)
図16は本発明の第10の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は、第9の実施の形態の構成(図14)に対して、プリンタ出力定義保存手段9102の内容である図15の各項目を変更するためのプリンタ出力変更手段10101を追加した構成としたものである。
【0092】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず図16の入力装置10111において、監視卓1012に接続されている操作ボタンなどを用いてプリンタ出力変更用画面を表示するための画面表示要求を行う。すると、プリンタ変更用画面の表示要求と要求元の監視卓名が電子計算機1011の入力手段1001に送られる。
【0093】
入力手段1001は、プリンタ出力変更手段10101にプリンタ変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。プリンタ出力変更手段10101は画面表示要求を受けると、マンマシン出力手段1009にこの画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。マンマシン出力手段1009は受け取った監視卓名から要求元の監視卓1012を判断し、要求元の画面出力装置10112にプリンタ出力変更用画面を表示する。プリンタ出力変更用画面は前述の図15に示すテーブルと同様のものである。
【0094】
次に入力装置10111においてマウスなどで、変更したいプリンタ出力有無項目155の該当項目を選択する。すると、選択された項目とポインタ入力信号が、入力手段1001に送られる。入力手段1001では、プリンタ出力変更要求がなされたことを認識し、プリンタ出力変更手段10101へ選択された項目とポインタ入力信号を送信する。
【0095】
プリンタ出力変更手段10101では、所属監視卓情報より要求されている監視卓を判定し、マンマシン出力手段1009へ“有”または“無”の表示要求を行う。マンマシン出力手段1009は表示要求項目を画面出力装置10112へ表示する。入力装置10111を介して、“有”または“無”が選択されることにより、選択された情報が前記同様プリンタ出力変更手段10101まで送られる。これにより、プリンタ出力変更手段10101は、選択された情報をプリンタ出力定義保存手段9102へ保存を行う。
【0096】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置は、第9の実施の形態の効果に加えて、プリンタ出力定義保存手段により保存された情報を変更するためのプリンタ出力定義保存変更手段を備えることにより、電力系統エリアに対する制御箇所のプリンタ出力対象割付の変更を可能としている。
【0097】
(第11の実施の形態)
図17は本発明の第11の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成を示す図である。本実施の形態は、第1の実施の形態の構成(図2)に対して、電力系統の状態変化や異常のうち、どの監視卓または制御箇所に必要範囲の警報を選択的に出力するかを定義する警報出力定義保存手段11102と、警報出力定義保存手段11102に保存されている情報に従い警報出力を行う警報出力判定手段11101とを追加した構成としたものである。
【0098】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず、例えば図17の電力系統エリア201にて機器等の状態変化が発生したとする。この状態変化による伝送情報は、情報伝送装置3011に送信される。情報伝送装置3011はこの伝送情報を受信すると、電子計算機1011内の情報伝送手段1005へ伝送情報を送信する。
【0099】
情報伝送手段1005は伝送情報を受信すると、伝送データ変換手段1004に送信する。伝送データ変換手段1004は受信した伝送情報を、電子計算機1011内の各手段が処理可能なデータ形式に変換し、変換後の状変情報を伝送データ判定手段1006へ送信する。伝送データ判定手段1006は状変情報を受信すると、受け取った情報が監視制御に必要か不要かを判定し、必要な情報と判定した場合、監視制御判定手段1007に状変情報を送信する。
【0100】
監視制御判定手段1007は、監視制御判定保存手段1008を参照し、各種マンマシン出力内容の編集を行い、そのマンマシン出力内容編集結果を警報出力判定手段11101へ送信する。警報出力判定手段11101は、受け取ったマンマシン出力内容編集結果と警報出力定義保存手段11102及びエリアアサイン保存手段1102を参照し、警報出力が必要か不要かの判定を行う。
【0101】
図18は、警報出力定義保存手段11102の構成を示すテーブルであり、状態変化が発生した電力系統エリア項目181、発生した電気所名項目182、発生した機器の状変機器種別項目183、状変の種類を示す状変種別項目184、警報出力有無項目185から構成される。電力系統エリア項目181には電力系統エリアA,B,C…が記載され、電気所名項目182には電気所名(○○ss、□□ps…)が記載され、状変機器種別項目183には状変した送電線CB,バンク2次CB,保護リレー、地絡リレー等が記載され、状変種別項目184にはその状変が操作によるものなのか、自動状変によるものなのかが記載され、警報出力有無項目185には警報の無、有が記載されている。
【0102】
マンマシン出力内容編集結果は、図18の内容と同等の内容で構成されており、警報出力判定手段11101は、このマンマシン出力内容編集結果と図18の各項目(電力系統エリア項目181、電気所名項目182、状変機器種別項目183、状変種別項目184、警報出力有無項目185)と比較し、内容が合致した箇所の警報出力有無項目185を参照することによって警報出力の有無判定を行う。警報出力が必要な場合は、図3のエリアアサイン保存手段1102を参照し、管轄電力系統エリア項目33の状態変化が発生した電力系統エリアについて該当する所属監視卓項目32または制御箇所101へ警報出力を行うようにマンマシン出力手段1009へ警報出力要求を行う。
【0103】
マンマシン出力手段1009は要求された全ての監視卓1012または制御箇所101へ警報出力要求を行う。これより各監視卓1012または制御箇所101は要求された警報出力を行う。
【0104】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、電力系統の状態変化や異常のうち、どの制御箇所に必要範囲の警報を選択的に出力するかを定義する警報出力定義保存手段と警報出力定義手段に保存されている情報に従い警報出力を行う警報出力判定手段を備えることにより、電力系統の状態変化や異常のうち、必要範囲の警報を選択的に出力し、運手員の負荷低減や混乱の回避を可能としている。
【0105】
(第12の実施の形態)
図19は本発明の第12の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の構成図である。本実施の形態は、第11の実施の形態の構成(図17)に対して、警報出力定義保存手段11102の内容である図18の各項目を変更するための警報出力変更手段12101を追加した構成としたものである。
【0106】
次に本実施の形態の作用について説明する。
まず、図19の入力装置10111において、監視卓1012に接続されている操作ボタンなどを用いて警報出力変更用画面を表示するための画面表示要求を行う。すると、警報変更用画面の表示要求と要求元の監視卓名が電子計算機1011の入力手段1001に送られる。入力手段1001は、警報出力変更手段12101に警報変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。
【0107】
警報出力変更手段12101は画面表示要求を受けると、マンマシン出力手段1009にこの画面表示要求と要求元の監視卓名を送る。マンマシン出力手段1009は受け取った監視卓名から要求元の監視卓1012を判断し、要求元の画面出力装置10112に警報出力変更用画面を表示する。警報出力変更用画面は前述の図18に示すテーブルと同様のものである。
【0108】
次に入力装置10111においてマウスなどで、図18に示した警報出力定義保存手段 11102 のテーブル中で変更したい警報出力有無項目185の該当項目を選択する。すると、選択された項目とポインタ入力信号が、入力手段1001に送られる。入力手段1001では、警報出力変更要求がなされたことを認識し、警報出力変更手段12101へ選択された項目とポインタ入力信号を送信する。
【0109】
警報出力変更手段12101では、所属監視卓情報より要求されている監視卓を判定し、マンマシン出力手段1009へ“有”または“無”の表示要求を行う。マンマシン出力手段1009は表示要求項目を画面出力装置10112へ表示する。入力装置10111を介して、“有”または“無”が選択されることにより、選択された情報が前記同様警報出力変更手段12101まで送られる。警報変更手段12101は、選択された情報をメッセージ出力定義保存手段11102へ保存を行う。
【0110】
以上述べたように、本実施の形態に係わる電力系統監視制御装置によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、警報出力定義保存手段により保存された情報を変更するための警報出力定義保存変更手段を備えることにより、電力系統エリアに対する制御箇所の警報出力対象割付の変更を可能としている。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による電力系統監視制御装置は、電子計算機内にエリアアサイン機能を備えて複数の電力系統エリアを監視卓または制御箇所単位に管轄させるようにしたので、必要範囲への制御出力及びマンマシン出力を選択することが可能となり、誤制御の防止及び不要なマンマシン出力低減による運手員への負荷軽減、誤認識防止を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置の機器構成及び接続構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図3】図2に示すエリアアサイン保存手段の一例を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図6】図5に示すメッセージ出力定義保存手段の一例を示す図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図9】図8に示すメッセージ参考出力定義保存手段の一例を示す図。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図11】本発明の第7の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図12】図11に示すフリッカ出力定義保存手段の一例を示す図。
【図13】本発明の第8の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図14】本発明の第9の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図15】図14に示すプリンタ出力定義保存手段の一例を示す図。
【図16】本発明の第10の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図17】本発明の第11の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図18】図17に示す警報出力定義保存手段を例示する図。
【図19】本発明の第12の実施の形態に係わる電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【図20】従来の電力系統監視制御装置の機器構成及び接続構成を示す図。
【図21】従来の電力系統監視制御装置における処理構成を示す図。
【符号の説明】
101,102,103,104…制御箇所、201,202,203,204…電力系統エリア、1011,1021,1031,1041…電子計算機、1012,1022,1032,1042…監視卓、3011…情報伝送装置、1301…一般広域網、10111…入力装置、10112…画面出力装置、1001…入力手段、1002…制御可否判定手段、1003…制御可否判定保存手段、1004…伝送データ変換手段、1005…情報伝送手段、1006…伝送データ判定手段、1007…監視制御判定手段、1008…監視制御判定保存手段、1009…マンマシン出力手段、1101…制御対象判定手段、1102…エリアアサイン保存手段、2101…エリアアサイン変更手段、3101…メッセージ出力判定手段、3102…メッセージ出力定義保存手段、4101…メッセージ出力変更手段、5101…メッセージ参考出力手段、5102…メッセージ参考出力定義保存手段、6101…メッセージ参考出力変更手段、7101…フリッカ出力判定手段、7102…フリッカ出力定義保存手段、8101…フリッカ出力変更手段、9101…プリンタ出力判定手段、9102…プリンタ出力定義保存手段、9103…プリンタ、10101…プリンタ出力変更手段、11101…警報出力判定手段、11102…警報出力定義保存手段、12101…警報出力変更手段。

Claims (13)

  1. 情報伝送装置を介して電力系統の観測情報を電子計算機に入力し、当該電子計算機と通信回線で結ばれた制御箇所内の複数の監視卓に電力系統の状態変化や異常を表示する電力系統監視制御装置において、
    前記監視卓は、
    電力系統機器を選択する入力装置、および監視対象電力系統の全部または一部の範囲の情報を表示することが可能な画面出力装置を備え、
    前記電子計算機は、
    前記入力装置からの選択制御データを入力して電力系統機器に選択制御要求が行われたことを認識し、その結果を出力する入力手段と、
    制御箇所を示す制御箇所項目、当該制御箇所に所属している監視卓を示す所属監視卓項目、および当該監視卓が管轄している電力系統エリアを示す管轄電力系統エリア項目から構成されたテーブルを有するエリアアサイン保存手段と、
    前記入力手段からの電力系統機器の選択制御データを入力し、前記エリアアサイン保存手段の前記テーブルを参照して管轄電力系統範囲への制御出力か否かを判定して当該選択制御データを出力する制御対象判定手段と、
    前記制御対象判定手段から出力された選択制御データと、予め制御可否判定保存手段に保存されている制御可否判定内容とから選択制御を行おうとしている電力系統エリアの機器が選択制御可能か否かを判定し、選択制御可能な場合、前記選択制御データを出力する制御可否判定手段と、
    前記制御可否判定手段からの選択制御データを入力し、前記選択制御を行おうとしている電力系統機器に前記情報伝送装置を介して制御指令を出力するとともに、前記情報伝送装置からの電力系統機器の状変情報を入力する情報伝送手段と、
    前記情報伝送装置から前記情報伝送手段を経て入力された状変情報を必要な情報であるか否か判定を行う伝送データ判定手段と、
    前記伝送データ判定手段で必要な情報であると判定された場合、当該情報をどのようにして監視制御すべきか予め監視制御判定保存手段に格納されている判定基準を参照して判定を行い、前記伝送データ判定手段から伝送されてきた伝送データを表示データに編集して出力する監視制御判定手段と、
    前記監視制御判定手段から出力されたマンマシン編集結果を前記監視卓の画面出力装置に送るマンマシン出力手段と、
    を備えたことを特徴とする電力系統監視制御装置。
  2. 前記電子計算機は、前記監視卓の入力装置からエリアアサイン変更用画面表示要求を受けて、前記エリアアサイン保存手段により保存された情報を変更するエリアアサイン変更手段を備え
    前記エリアアサイン変更手段は、エリアアサイン変更用画面表示要求を受けると前記マンマシン出力手段に当該画面表示要求と要求元の監視卓名を送り、
    前記マンマシン出力手段は受け取った監視卓名から要求元の監視卓を判断し、要求元監視卓の画面出力装置にエリアアサイン変更用画面を表示することを特徴とする請求項1記載の電力系統監視制御装置。
  3. 前記電子計算機は、
    電力系統エリア名を記載する電力系統エリア項目、電気所名を記載する電気所名項目、状変機器の種別を記載する項目、状変が操作によるものか、自動状変によるものかを記載する状変種別項目、および状変種別項目に対応してメッセージを出力するか否かを記載するメッセージ出力有無項目から構成されたテーブルを有し、どの監視卓または制御箇所にメッセージを表示するのかを定義するメッセージ出力定義保存手段と、
    前記監視制御判定手段から受け取ったマンマシン出力内容編集結果と、前記メッセージ出力定義保存手段及び前記エリアアサイン保存手段を参照し、メッセージの出力箇所及び出力要否の判定を行い、前記マンマシン出力手段に出力するメッセージ出力判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力系統監視制御装置。
  4. 前記電子計算機は、前記監視卓の入力装置からメッセージ出力変更画面表示要求を受けて、前記メッセージ出力定義保存手段に保存されている情報を変更するメッセージ出力定義変更手段を備え
    前記メッセージ出力変更手段は、前記マンマシン出力手段にメッセージ出力変更用画面表示要求と要求元の監視卓名を送り、
    前記マンマシン出力手段は受け取った監視卓名から要求元の監視卓を判断し、要求元監視卓の画面出力装置にメッセージ出力変更用画面を表示することを特徴とする請求項3記載の電力系統監視制御装置。
  5. 前記電子計算機は、
    前記各電力系統エリアを記載した状変発生電力系統エリア項目と、当該状変発生電力系統エリア項目に記載されている各電力系統エリアに状変が発生した場合にどの電力系統エリアを管轄している監視卓に参考メッセージを出力するかを示す参考メッセージ出力管轄エリア項目とから構成されたテーブルを有し、必要範囲外のメッセージ出力を参考情報として出力するためのメッセージ参考出力定義保存手段と、
    前記メッセージ出力判定手段からの出力、前記メッセージ参考出力定義保存手段の定義に従って監視制御対象外の監視卓または制御箇所にも参考情報としてメッセージ出力を行い、前記マンマシン出力手段に出力するメッセージ参考出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の電力系統監視制御装置。
  6. 前記電子計算機は、前記監視卓の入力装置からメッセージ出力変更画面表示要求を受けて、前記メッセージ参考出力定義保存手段により保存された情報を変更するメッセージ参考出力変更手段を備え
    前記メッセージ参考出力変更手段は、メッセージ出力変更画面表示要求を受けると、前記マンマシン出力手段に当該画面表示要求と要求元の監視卓名を送り、
    前記マンマシン出力手段は受け取った監視卓名から要求元の監視卓を判断し、要求元監視卓の画面出力装置に参考メッセージ出力変更用画面を表示することを特徴とする請求項5記載の電力系統監視制御装置。
  7. 前記電子計算機は、
    電力系統エリア名を記載した電力系統エリア項目、電気所名を記載した電気所名項目、状変機器の種別を記載した項目、状変が操作によるものか、自動状変によるものかを記載した状変種別項目、および当該状変種別に対してフリッカ出力するか否かを記載したフリッカ出力有無項目とから構成されたテーブルを有し、電力系統の状態変化や異常のうち、どの監視卓または制御箇所に必要範囲のフリッカ出力及びフリッカ停止を選択的に行うかを定義するフリッカ出力定義保存手段と、
    前記監視制御判定手段から出力されたマンマシン出力内容編集結果と、前記フリッカ出力定義保存手段および前記エリアアサイン保存手段に保存されている情報に従いフリッカ出力あるいはフリッカ停止の判定を行い、前記マンマシン出力手段に出力するフリッカ出力判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力系統監視制御装置。
  8. 前記電子計算機は、前記監視卓の入力装置からフリッカー出力変更画面表示要求を受けて、前記フリッカ出力定義保存手段により保存された情報を変更するフリッカ出力変更手段を備え
    前記フリッカ出力変更手段は、フリッカー出力変更画面表示要求を受けると、前記マンマシン出力手段に当該画面表示要求と要求元の監視卓名を送り、
    前記マンマシン出力手段は受け取った監視卓名から要求元の監視卓を判断し、要求元監視卓の画面出力装置にフリッカ出力変更用画面を表示することを特徴とする請求項7記載の電力系統監視制御装置。
  9. 前記電子計算機は、
    各電力系統エリア名を記載した電力系統エリア項目、各電気所名を記載した電気所項目、状変機器種別項目、状変の種類を示す状変種別項目、および当該状変種別毎のプリンタ出力有無項目とから構成されるテーブルを有し、電力系統の状態変化や異常のうち、どの制御箇所に必要範囲のプリンタ出力を選択的に表示するかを定義するプリンタ出力定義保存手段と、
    前記監視制御判定手段から出力されたマンマシン出力内容編集結果と、前記プリンタ出力定義保存手段および前記エリアアサイン保存手段に保存されている情報を参照しプリンタ出力が必要か不要かの判定を行い、前記マンマシン出力手段に出力するプリンタ出力判定手段と、を備え、
    前記監視卓は、
    前記マンマシン出力手段を介して出力された前記印字要求に対してプリントを行うプリンタを備えたことを特徴とする請求項1記載の電力系統監視制御装置。
  10. 前記電子計算機は、前記監視卓の入力装置からプリンタ出力変更画面表示要求を受けて、前記プリンタ出力定義保存手段により保存された情報を変更するプリンタ出力先判定変更手段を備え
    前記プリンタ出力変更手段は、プリンタ出力変更画面表示要求を受けると、マンマシン出力手段に当該画面表示要求と要求元の監視卓名を送り、
    前記マンマシン出力手段は受け取った監視卓名から要求元の監視卓を判断し、要求元監視卓の画面出力装置にプリンタ出力変更用画面を表示することを特徴とする請求項9記載の電力系統監視制御装置。
  11. 前記電子計算機は、
    各電力系統エリア名を記載した電力系統エリア項目、各電気所名を記載した電気所項目、状変機器種別を記載した状変機器種別項目、状変の種類を記載した状変種別項目、および当該状変種別毎の警報出力の有無を記載した警報出力有無項目とから構成されるテーブルを有し、電力系統の状態変化や異常のうち、どの監視卓または制御箇所に必要範囲の警報を選択的に出力するかを定義する警報出力定義保存手段と、
    前記監視制御判定手段から出力されたマンマシン出力内容編集結果と、警報出力定義保存手段及び前記エリアアサイン保存手段を参照し、警報出力が必要か不要かの判定を行い、前記マンマシン出力手段に出力する警報出力判定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力系統監視制御装置。
  12. 前記電子計算機は、前記監視卓の入力装置から警報出力変更画面の表示要求を受けて、前記警報出力定義保存手段により保存された情報を変更する警報出力変更手段を備え
    前記警報出力変更手段は、警報出力変更画面表示要求を受けると、前記マンマシン出力手段に当該画面表示要求と要求元の監視卓名を送り、
    前記マンマシン出力手段は受け取った監視卓名から要求元の監視卓を判断し、要求元監視卓の画面出力装置に警報出力変更用画面を表示することを特徴とする請求項11記載の電力系統監視制御装置。
  13. 制御箇所内に設けられ、情報伝送装置を介して電力系統の観測情報を入力するとともに、通信回線で結ばれ、かつ、電力系統機器を選択する入力装置および監視対象電力系統の全部または一部の範囲の情報を表示することが可能な画面出力装置を備えた複数の監視卓に電力系統の状態変化や異常を表示する電子計算機であって、この電子計算機を、
    前記入力装置からの選択制御データを入力して電力系統機器に選択制御要求が行われたことを認識し、その結果を出力する入力手段、
    制御箇所を示す制御箇所項目、当該制御箇所に所属している監視卓を示す所属監視卓項目、および当該監視卓が管轄している電力系統エリアを示す管轄電力系統エリア項目から構成されたテーブルを有するエリアアサイン保存手段、
    前記入力手段からの電力系統機器の選択制御データを入力し、前記エリアアサイン保存手段の前記テーブルを参照して管轄電力系統範囲への制御出力か否かを判定して当該選択制御データを出力する制御対象判定手段、
    前記制御対象判定手段から出力された選択制御データと、予め制御可否判定保存手段に保存されている制御可否判定内容とから選択制御を行おうとしている電力系統エリアの機器が選択制御可能か否かを判定し、選択制御可能な場合、前記選択制御データを出力する制御可否判定手段、
    前記制御可否判定手段からの選択制御データを入力し、前記選択制御を行おうとしている電力系統機器に前記情報伝送装置を介して制御指令を出力するとともに、前記情報伝送装置からの電力系統機器の状変情報を入力する情報伝送手段、
    前記情報伝送装置から前記情報伝送手段を経て入力された状変情報を必要な情報であるか否か判定を行う伝送データ判定手段、
    前記伝送データ判定手段で必要な情報であると判定された場合、当該情報をどのようにして監視制御すべきか予め監視制御判定保存手段に格納されている判定基準を参照して判定を行い、前記伝送データ判定手段から伝送されてきた伝送データを表示データに編集して出力する監視制御判定手段、
    前記監視制御判定手段から出力されたマンマシン編集結果を前記監視卓の画面出力装置に送るマンマシン出力手段、
    として機能させるための電力系統監視制御装置用プログラム。
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