JP4282181B2 - プラント監視制御システムおよびその記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電プラント等の監視対象プラントの監視および制御操作を行う際の監視制御情報の情報共有化を改善したプラント監視制御システムおよびその動作プログラムを記憶保持した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の各種プラント、特に発電プラントでは、運転状態の監視と該監視に基づく制御信号の入力操作とを行うために、これまでの制御盤に代えて、計算機を中核とするプラント監視装置を用いている。このプラント監視装置においては、高密度CRT等の表示装置の画面にプロセス値の状態や警報状態等を画面表示させることでプラント監視を行い、プラント操作についても、同様に表示装置の画面上に表示される系統グラフィック図などの操作シンボルをプラントオペレータが選択(ポイント指示入力)することで、制御操作の指示を出すようにしたCRTオペレーションが主流になっている。
【0003】
このようにCRTオペレーションを用いたプラント監視制御システムの場合、プラント状態監視および制御信号入力操作を行うための各種計算機は、大規模なもので十数台規模に達しており、表示装置もまた複数台構成となることが多い。そして、これらの各計算機を用いたプラント監視装置と表示装置とは、プラント現場や中央制御操作室、それに、緊急事故対策室、事務本館などに分散して配置され、数人程度のプラントオペレータによってプラント運転のための状態監視および制御信号の入力を行うようにしている。
【0004】
一方、プラントにおける運転制御操作の安全性確保の観点から、所要の表示装置のCRTに表示されている監視情報やCRTオペレーションが、プラントオペレータ個人の独断で処理されることの危惧を避ける必要上、別に大型スクリーンなどの情報共有が可能な表示装置を中央制御操作室に設置している。
【0005】
図17には、上記構成による従来のプラント監視制御システムの概要をブロック図で示す。
【0006】
すなわち、図17に示す従来のシステム構成においては、プラント監視制御のための計算機を用いた複数台、この場合、第1および第2の2台からなる各プラント監視装置が設けられている。これらの第1、第2の各プラント監視装置1,2には、プラント状態の監視情報を画面表示すると共に、プラントオペレータによるCRTオペレーション、つまり、運転制御のための制御操作情報を入力する第1、第2の各表示装置10,11がそれぞれに設けられている。また、監視対象のプラント20には、プラントプロセスを制御するためのプロセス制御装置30と、プロセスデータを走査入力するためのプラント入力手段150とが設けられている。
【0007】
そして、これらの第1、第2の各プラント監視装置1,2とプラント20のプロセス制御装置30およびプラント入力手段150との相互は、ネットワーク40によって接続され、さらに、第1、第2の各プラント監視装置1,2の表示装置10,11間には、接続切替装置50を介することで、情報共有のための大型スクリーンを備える共有情報表示装置12が配置されている。
【0008】
一方、第1、第2の各プラント監視装置1,2には、入力されるプロセス入力値に基づいてプラントの運転状態を監視するプロセス値監視手段100,101と、該プロセス値監視手段100,101の監視情報を第1、第2の各表示装置10,11に画面表示させるための第1、第2の各表示処理手段110,111とが設けられている。
【0009】
このような装置構成において、今、第1のプラント監視装置1の表示装置10に表示されている監視情報につき、プラントオペレータが、共有情報表示装置12への情報共有表示を要求した場合には、接続切替装置50により、該第1のプラント監視装置1に対する共有情報表示装置12が接続され、該共有要求のあった監視情報が共有情報表示装置12に転写かつ画面表示される。このように複数のプラントオペレータが、プラント状況の確認を実施しながら運転を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図17に示される従来のプラント監視制御システムの場合には、次に述べるようなそれぞれの問題点があった。
【0011】
まず、接続切替装置に接続できないプラント監視装置からは、運転状態の監視情報および制御操作情報の共有を要求することができない。
【0012】
すなわち、情報共有用の共有情報表示装置と接続切替装置とが、先に述べた如く、中央制御操作室に設置されているときは、該中央制御操作室から遠く離れたプラント現場や、事務本館に設置した計算機からは各情報の共有要求が不可能であり、該共有要求の可能なプラント監視装置は、中央制御操作室に設置されたものに限られることになる。
【0013】
従って、本発明の第1の目的は、上記各所に分散して配置されている全てのプラント監視装置から、ネットワークを介して大型スクリーンなどを有する特定の共有情報表示装置に監視情報および制御操作情報の共有を要求でき、かつその転写表示を可能にしたプラント監視制御システムを提供することにある。
【0014】
また、CRTオペレーションによるプラント制御の操作情報などについては、オペレータの操作手順を常時複数の運転員が確認するようにしているが、その操作確認の度毎に情報共有を要求するのは、要求操作自体が極めて煩わしく、却って操作の妨げになる。
【0015】
このために、情報共有を指定した時点から、ある表示装置に画面表示されている操作情報を所要の表示装置に連動して画面表示させたい場合があるが、プラント現場において制御信号の入力操作をCRTオペレーションで行うとき等には、その操作を中央制御操作室では確認することができなかった。
【0016】
従って、本発明の第2の目的は、例えば、現場等に分散して配置されたプラント監視装置から離れた場所に設置されている大型スクリーンなどを有する特定の共有情報表示装置に対してプラント監視情報およびプラント制御操作情報の連動による表示要求ができ、情報共有を行い得るようにしたプラント監視制御システムを提供することにある。また、第3の目的は、連動による転写表示につき、共有を要求する情報の内容に応じて任意選択的に切替え表示させ得るようにしたプラント監視制御システムを提供することにある。
【0017】
また、情報の共有を実施できるプラント監視装置が、接続切替装置に接続可能なプラント監視装置の表示装置と、共有情報表示装置とに限定されており、例えば、プラントオペレータの使用しているプラント監視装置の表示装置で知り得たそれぞれの各表示情報などについては、これを当直長の使用しているプラント監視装置の表示装置に転写表示させることができなかった。
【0018】
従って、本発明の第4の目的は、ネットワーク上に接続された各プラント監視装置の相互間で、情報共有を要求したい表示装置が接続されているプラント監視装置を指定できるようにすると共に、該各プラント監視装置の相互間において自由な情報共有の指定を行い得るようにしたプラント監視制御システムを提供することにある。
【0019】
また、接続切替装置の切替えによって機械的に1台のプラント監視装置のもつ表示情報を他のプラント監視装置に分配しているために、例えば、情報共有の要求時にあって、該当プラント監視装置の表示装置に既に操作用ウインドウなどが画面表示されていると、該操作用ウインドウの画面表示についてもまた共有情報として表示されることになり、これによって本来は共有すべき画面表示箇所が覆い隠されてしまうという不都合があった。
【0020】
従って、本発明の第5の目的は、情報共有に不必要であると思われる表示箇所をあらかじめ指定しておき、必要な表示情報のみを選択して共有できるようにしたプラント監視制御システムを提供することにある。
【0021】
また、接続切替装置は、1台のプラント監視装置と表示装置とを1対1の関係で機械的に接続させているため、該当表示装置に画面表示されている監視情報や制御操作情報を同時に複数台の表示装置に転写して連動表示することができず、同様に、複数台の表示装置から特定の表示装置に対して同時に情報共有の要求がなされたときにも、これを集約して転写表示させることができなかった。
【0022】
従って、本発明の第6の目的は、1回の情報共有要求により、複数台の表示装置に対して監視情報や制御操作情報を連動かつ転写表示させ得るようにしたプラント監視制御システムを提供することにある。さらに、第7の目的は、特定の表示装置に対して同時に複数台の表示装置からの情報共有が指定された場合にも、これらの表示装置の表示情報を集約して画面表示させ得るようにしたプラント監視制御システムを提供することにある。
【0023】
また、上記とは逆に、プラントの運転上、重要な制御操作情報の連動要求を特定の表示装置に対して行い、該情報を両者が共有しているときには、他の表示装置からの情報共有要求の排他ができなかった。
【0024】
従って、本発明の第8の目的は、プラントオペレータの要求により、情報共有中の表示装置に対して更なる情報共有要求がなされたときに、該情報共有要求を排他できるようにしたプラント監視制御システムを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の各目的を達成するため、本発明に係る請求項1記載のプラント監視制御システムは、プラントプロセスを制御するプロセス制御装置と、プロセスデータを走査入力する入力装置と、前記入力装置により入力されたプロセス値をプラント状態の監視情報として監視するプロセス値監視手段及び該プロセス値監視手段により監視されるプラント監視情報を表示処理する表示処理手段を設けた複数台のプラント監視装置と、各プラント監視装置にそれぞれ接続され、プラントの運転状態を示すプラント監視情報を表示しかつオペレータからの入力操作により、プラントの運転を制御するためのプラント制御操作情報を入力する表示装置と、を少なくとも備え、前記プロセス制御装置並びに前記入力装置と各プラント監視装置とをネットワークで接続結合させたプラント監視制御システムにおいて、前記各プラント監視装置は、あるプラント監視装置に接続された前記表示装置からの情報共有要求に伴い、当該要求元の表示装置に画面表示されている前記プラント監視情報と、当該要求元の表示装置が受け付けたオペレータの入力操作を示す前記プラント制御操作情報と、を指定先の他のプラント監視装置の表示処理手段に転送する情報転写手段と、前記要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報とプラント制御操作情報とを前記情報転写手段を通じて前記指定先のプラント監視装置の表示処理手段に継続して送信することによって、当該継続して送信されたプラント監視情報及びプラント制御操作情報を、前記指定先のプラント監視装置に接続された表示装置と前記要求元の表示装置とに連動表示させる情報連動手段と、を備えることを特徴としている。
【0026】
本請求項1のプラント監視制御システムでは、所要のプラント監視装置の表示装置からの要求先を指定した情報共有要求に基づき、要求元のプラント監視装置に設けられた情報転写手段が、該要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報およびプラント制御操作情報を指定先のプラント監視装置に送信し、送信情報を受信する指定先のプラント監視装置は、自装置の表示装置に該受信したプラント監視情報およびプラント制御操作情報を画面表示して、情報共有要求に対応した表示情報を転写させる。
【0028】
また、本請求項1のプラント監視制御システムでは、要求元のプラント監視装置に設けられた情報連動手段が、指定先の表示装置への各情報表示後、要求元の表示装置に対して行われるプラント制御操作の経過などを該指定先の表示装置に継続して画面表示させ、情報共有要求に対応した表示情報を転写に連動して継続表示させる。
【0031】
本発明の請求項2記載のプラント監視制御システムは、前記請求項1のプラント監視制御システムにおいて、前記各プラント監視装置には、前記表示装置からの情報共有要求に際し、前記情報転写手段と情報連動手段とを任意に選択する選択手段を設けたことを特徴としている。
【0032】
本請求項2のプラント監視制御システムでは、前記表示装置からの情報共有要求に際して、前記各プラント監視装置に設けられる選択手段により、前記情報転写手段と情報連動手段とを任意に選択することで、該選択された手段による所要情報の画面表示または所要情報の継続した画面表示がなされる。
【0033】
本発明の請求項3記載のプラント監視制御システムは、前記請求項1または請求項2のプラント監視制御システムにおいて、前記各プラント監視装置には、前記表示装置からの情報共有要求に際し、前記指定先のプラント監視装置を任意に選定する表示装置選定手段を設けたことを特徴としている。
【0034】
本請求項3のプラント監視制御システムでは、前記表示装置からの情報共有要求に際して、前記各プラント監視装置に設けられる表示装置選定手段により、該各表示装置の任意の各表示装置もしくは全ての表示装置を表示指定先として任意に選定することで、該選定した表示装置に対して共有情報が表示される。
【0035】
本発明の請求項4記載のプラント監視制御システムは、プラントプロセスを制御するプロセス制御装置と、プロセスデータを走査入力する入力装置と、前記入力装置により入力されたプロセス値をプラント状態の監視情報として監視するプロセス値監視手段及び該プロセス値監視手段により監視されるプラント監視情報を表示処理する表示処理手段を設けた複数台のプラント監視装置と、各プラント監視装置にそれぞれ接続され、プラントの運転状態を示すプラント監視情報を表示しかつプラント制御操作情報を入力する表示装置と、を少なくとも備え、前記プロセス制御装置並びに前記入力装置と各プラント監視装置とをネットワークで接続結合させたプラント監視制御システムにおいて、前記各プラント監視装置が、あるプラント監視装置に接続された前記表示装置からの情報共有要求に伴い、当該要求元の表示装置に画面表示されている前記プラント監視情報と、プラントの運転を制御するためのオペレータの操作を示す前記プラント制御操作情報と、を指定先の他のプラント監視装置の表示処理手段に転送する情報転写手段と、前記要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報とプラント制御操作情報とを前記情報転写手段を通じて前記指定先のプラント監視装置の表示処理手段に継続して送信することによって、当該継続して送信されたプラント監視情報及びプラント制御操作情報を、前記指定先のプラント監視装置に接続された表示装置と前記要求元の表示装置とに連動表示させる情報連動手段と、前記表示装置からの情報共有要求に際し、前記プラント監視情報およびプラント制御操作情報の内でウインドウ表示されるものについて転写表示もしくは連動表示を避けたい情報を除去するフィルタ手段と、を備えることを特徴としている。
【0036】
本請求項4のプラント監視制御システムでは、前記表示装置からの情報共有要求に際して、前記各プラント監視装置に設けられるフィルタ手段により、情報表示を必要としない情報または情報部分が除去されることで、情報表示の視認性が高められる。
【0037】
また、本発明の請求項5は、プラントプロセスを制御するプロセス制御装置と、プロセスデータを走査入力する入力装置と、前記入力装置により入力されたプロセス値をプラント状態の監視情報として監視するプロセス値監視手段及び該プロセス値監視手段により監視されるプラント監視情報を表示処理する表示処理手段を設けた複数台のプラント監視装置と、各プラント監視装置にそれぞれ接続され、プラントの運転状態を示すプラント監視情報を表示しかつオペレータからの入力操作により、プラントの運転を制御するためのプラント制御操作情報を入力する表示装置と、を少なくとも備え、前記プロセス制御装置並びに前記入力装置と各プラント監視装置とをネットワークで接続結合させたプラント監視制御システムが構成され、前記各プラント監視装置は、あるプラント監視装置に接続された前記表示装置からの情報共有要求に伴い、当該要求元の表示装置に画面表示されている前記プラント監視情報と、当該要求元の表示装置が受け付けたオペレータの入力操作を示す前記プラント制御操作情報と、を指定先の他のプラント監視装置の表示処理手段に転送する情報転写手段と、前記要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報とプラント制御操作情報とを前記情報転写手段を通じて前記指定先のプラント監視装置の表示処理手段に継続して送信することによって、当該継続して送信されたプラント監視情報及びプラント制御操作情報を、前記指定先のプラント監視装置に接続された表示装置と前記要求元の表示装置とに連動表示させる情報連動手段と、をさらに備えて構成され、コンピュータを、前記各プラント監視装置が備えた前記プロセス値監視手段、前記表示処理手段、前記情報転写手段及び前記情報連動手段として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【0043】
【発明の実施の形態】
本発明に係るプラント監視制御システムおよびその記憶媒体の各別の実施形態について、図1ないし図16を参照して詳細に説明する。なお、図1ないし図16に示す各実施形態のプラント監視制御システム構成において、先に述べた図17の従来構成における各部と同一符号は同一または相当部分を示している。
【0044】
(A)第1実施形態.
第1実施形態に係るプラント監視制御システムにおいて、第1のプラント監視装置の第1の表示装置からの情報共有要求に基づき、共有情報表示装置へプラント監視情報の転写を行う場合を図1および図2、図3を用いて説明する。
【0045】
本第1実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、図1に示す通り、第1、第2の各プラント監視装置1,2の各表示装置10,11に画面表示されるプラント監視情報およびプラント制御操作情報について、その情報共有先として第3のプラント監視装置3の共有情報表示装置12を指定できるようにしたものである。
【0046】
本第1実施形態において、図17の従来構成と異なる主要な点は、従来での第1、第2の各プラント監視装置1,2と、情報共有先となる共有情報表示装置12とを切替え接続するための接続切替え装置50に代えて、新たに第3のプラント監視装置3を設けると共に、この場合の情報共有要求の要求元となる第1、第2の各プラント監視装置1,2、つまり、第1の表示装置10を制御する第1のプラント監視装置1と、第2の表示装置11を制御する第2のプラント監視装置2とに対し、それぞれに第1、第2の各情報転写手段200,201を追加したことである。なお、図1中、符号102は、第3のプラント監視装置3に設けられたプロセス値監視手段である。
【0047】
すなわち、本第1実施形態は、ネットワーク40上に接続されている全ての表示装置、この場合、第1、第2の各表示装置10,11のプラント監視情報およびプラント制御操作情報を共有情報表示装置12に対して画面表示させることにより、該各情報を共有可能にする点に特徴を有している。
【0048】
そして、第1ないし第3の各プラント監視装置1〜3には、所要の機能を所期通りに実行するために、これらの各プラント監視装置1〜3に対して、適当な計算手段で読み取り入力可能なそれぞれの各プログラム内容を記憶したフロッピィディスク(FD)等の第1ないし第3の各記憶媒体1a〜1cをそれぞれに付帯させてもよい。
【0049】
次に、本第1実施形態における各情報転写手段の動作の態様、ここでは、第1,第3の各記憶媒体1a,1cに記憶されている動作プログラムに基づいて動作する第1の情報転写手段200の作用について述べる。
【0050】
第1のプラント監視装置1の表示装置10には、図2に示すようなプラント監視情報が画面表示されている。この場合は、該第1の表示装置10の表示区域を上下および左右に4分割し、表示区域1に警報画面S1、表示区域2に系統グラフィック図S2、表示区域3にトレンドグラフS3、および表示区域4にプロセスデータ一覧S4の各プラント監視情報がそれぞれに画面表示されている。これらの各表示区域の分割状態の変更、プラント監視情報の各表示制御については、第1の表示処理手段110によって行われる。
【0051】
この状態で、プラントオペレータが第1のプラント監視装置1の表示装置10から情報共有先として共有情報表示装置12を指定すると、第1の情報転写手段200では、第1の表示処理手段110に対して現在の表示区域の分割状態と、現在表示中のプラント監視情報とを通知するように要求する。この要求に対して、第1の表示処理手段110は、図3に示すような共有情報テーブルT1を作成して第1の情報転写手段200に通知する。
【0052】
一方、該共有情報テーブルT1を受け取った第1の情報転写手段200は、ネットワーク40を介して第3のプラント監視装置3の第3の表示処理手段112に共有情報テーブルT1を送信し、該第3の表示処理手段112では、まず、受信する共有情報テーブルT1の内容から、分割状態を取り出して、共有情報表示装置12の表示区域の分割状態を変更し、ついで、第1の表示装置10の各表示区域に画面表示されていたプラント監視情報を取り出して、該共有情報表示装置12の各該当表示区域に表示要求を行う。
【0053】
この場合、第1のプラント監視装置1および第1のプラント監視装置3には、ネットワーク40を通して同じプロセスデータが入力されていることから、結果的に、第1の表示装置10の各表示区域に画面表示されていたプラント監視情報を共有情報表示装置12の表示画面上に転写できる。
【0054】
(B)第2実施形態.
第2実施形態に係るプラント監視制御システムにおいて、第1のプラント監視装置の第1の表示装置からの情報共有要求に基づき、共有情報表示装置へプラント監視情報の転写、ならびに第1の表示装置のプラント制御操作情報の連動表示を図4および図5を用いて説明する。
【0055】
本第2実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、同図4に示す通りに、前記第1実施形態での第1、第2の各情報転写手段200,201を追加した第1、第2の各プラント監視装置1,2に対して、さらに、第1、第2の各情報連動手段210,211をそれぞれに加えることにより、情報共有を要求した時点からプラントオペレータによる画面操作を連動して表示可能にしたものである。
【0056】
そして、第1ないし第3の各プラント監視装置1〜3には、所要の機能を所期通りに実行するために、各プラント監視装置1〜3に対して、適当な計算手段で読み取り入力可能なそれぞれの各プログラム内容を記憶したフロッピィディスク(FD)等の第1ないし第3の各記憶媒体1a〜1cを同様にそれぞれ付帯させてもよい。
【0057】
次に、本第2実施形態における各情報連動手段の動作の態様、ここでは、第1,第3の各記憶媒体1a,1cに記憶されている動作プログラムに基づいて動作される第1の情報連動手段210の作用について述べる。
【0058】
第1のプラント監視装置1の表示装置10には、図5に示すようなプラント制御操作情報が画面表示されている。この場合、該第1の表示装置10の表示画面は、CRTオペレーション構成に分割されており、表示区域1に系統グラフィック図S2、表示区域2に制御操作ウインドウS5がそれぞれに画面表示されている。
【0059】
この状態で、プラントオペレータが第1のプラント監視装置1の表示装置10から情報共有先として共有情報表示装置12を指定すると、前記第1実施形態において述べた如く、第1の情報転写手段200によって、第1の表示装置10に画面表示されていたプラント制御操作情報が共有情報表示装置12の表示画面上に転写されることになり、第1の情報連動手段210は、該転写の終了に合わせてその作用を開始する。
【0060】
ここで、図5に示す第1の表示装置10に画面表示されている制御操作ウインドウS5は、実質的にプラントの主機もしくは補機を制御操作するものであり、例えば、系統グラフィック図S2に画面表示されている調節弁aを開弁方向に制御操作したいときには、該制御操作ウインドウS5に画面表示されている“開”ボタン表示をポイント指示して選択入力操作する。そして、この選択入力操作が行われると、該操作がなされたことを明示するために、該当表示箇所を点滅表示させたり、操作中であるとの表示に変更することが行われる。
【0061】
第1の情報連動手段210では、第1の表示装置10において前記選択操作がなされた場合に、これを受け取って自装置、つまり、第1のプラント監視装置1の表示処理手段110に該選択操作情報を通知すると共に、同時に、これに合わせて情報共有先である第3のプラント監視装置3の表示処理手段112に対してもネットワーク40を介して送信し、かつ該第3の表示処理手段112がこれを受信する。
【0062】
従って、この場合、第3のプラント監視装置3の共有情報表示装置12には、先の第1の情報転写手段200によって、第1の表示装置10におけるのと同様に、図5に示す画面表示がなされているために、実際上は、該共有情報表示装置12に対する制御操作ウインドウS5の選択操作が直接なされていないにも拘らず、第3の表示処理手段112が第1の情報連動手段210からの選択操作情報を受けて第1の表示処理手段110と全く同じ表示変更を行うので、結果的に、第1の表示装置10の選択操作が共有情報表示装置12に連動表示される。
【0063】
(C)第3実施形態.
第3実施形態に係るプラント監視制御システムにおいて、第1のプラント監視装置の第1の表示装置からの情報共有要求に基づき、共有情報表示装置への情報転写手段および情報連動手段の何れかを任意に選択設定できるようにした場合を図6および図7を用いて説明する。
【0064】
本第3実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、同図6に示す通りに、上記第1、第2の各実施形態、特に第2の実施形態での第1、第2の各プラント監視装置1,2に対して、さらに、第1、第2の各選択手段220,221をそれぞれに加えることにより、情報共有の要求に先立って前記“転写”および“連動”を任意に選択できるようにしたものである。
【0065】
次に、本第3実施形態における各選択手段の動作の態様、ここでは、第1の選択手段220の作用について述べる。
【0066】
前記図2に示すようなプラント監視情報を共有情報表示装置12に対して情報共有要求するときには、“転写”を選択し、また、前記図5に示すようなプラント制御操作情報を共有したいときには、“連動”を選択するものとし、プラントオペレータは、第1の表示装置10から情報共有を要求する以前に、これらの “転写”および“連動”の何れを選択するかをあらかじめ指定して入力する。
【0067】
図7のフローチャートを参照して説明する。まず、第1の選択手段220は、前記選択指定入力を受信し、該指定が“転写”を実施するものか、あるいは“連動”を実施するものかを決定する。その後、プラントオペレータの情報共有要求を受信すると、該要求が“転写”を実施する指定であれば、第1の情報転写手段200に処理開始の指令を出し、“連動”を実施する指定であれば、該第1の情報転写手段200による転写処理の終了後、引続き、第1の情報連動手段210に処理開始の指令を出す。このようにしてプラントオペレータは、“転写”および“連動”という情報共有のための各手段を任意に選択することができる。
【0068】
このとき、“転写”および“連動”の選択がなされないままで情報共有要求が行われた場合のデフォルト動作は、設定パラメータファイル300に記述しておくことで決定する。
【0069】
(D)第4実施形態.
第4実施形態に係るプラント監視制御システムにおいて、第1のプラント監視装置の第1の表示装置からの情報共有要求に基づき、情報転写装置および情報連動装置の動作を実施するときに、情報共有する表示装置を任意に選定できるようにした場合を図8および図9を用いて説明する。
【0070】
本第4実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、同図8に示す通りに、前記第2の実施形態での第1ないし第3の各プラント監視装置1〜3に対して、さらに、第1ないし第3の各表示装置選定手段230〜232をそれぞれに加えることにより、情報共有するための表示装置、つまり、この場合には、第1、第2の各表示装置10,11および共有情報表示装置12に代わる第3の表示装置12aの何れかを任意に選定できるようにしたものである。
【0071】
次に、本第4実施形態における各表示装置選定手段の動作の態様、ここでは、第1の表示装置選定手段230の作用について述べる。なお、第1の表示装置10には、前記図2に示すようなプラント監視情報が画面表示されている。
【0072】
ここで、以上の各実施形態で述べてきたプラント監視装置の場合には、この状態でプラントオペレータが情報共有を要求すると、無条件で、情報転写手段200もしくは情報連動手段210が共有情報表示装置12を情報共有先であるものと認識し、これに該当する第3のプラント監視装置3の表示処理手段112に対して表示情報を送信するようにしていた。
【0073】
そこで、本第4実施形態では、それぞれの各表示装置10,11,12aおよび各プラント監視装置1,2,3に論理番号を割り振ると共に、該各論理番号を指定することで、該各表示装置10,11,12aの何れかを情報共有先として任意に選定できるようにする。
【0074】
すなわち、図8の構成において、第1の表示装置10の論理番号をCRT1、第2の表示装置11の論理番号をCRT2、第3の表示装置12aの論理番号をCRT3とし、第1のプラント監視装置1の論理番号をOPS1、第2のプラント監視装置2の論理番号をOPS2、第3のプラント監視装置3の論理番号をOPS3としておく。
【0075】
これらの各論理番号は、それぞれに対応する各設定パラメータファイル301に記述される。該各設定パラメータファイル301には、各該当表示装置10,11,12aの論理番号をキーにして、その表示装置10,11,12aを制御する各プラント監視装置1,2,3のネットワーク40上における存在位置が記されている。
【0076】
プラントオペレータにおいては、情報共有を要求する際に、何れの表示装置10,11,12aを情報共有先とするかについて、これらの各論理番号を指定することになる。
【0077】
図8には、第1のプラント監視装置1の表示装置10から情報共有先として第2のプラント監視装置2の表示装置11を指定する場合の構成を示している。従って、該第1の表示装置10から情報共有要求を行うときには、指定される論理番号がCRT2となり、該論理番号CRT2は、第1の表示装置選定手段230に通知される。第1の表示装置選定手段230では、通知された論理番号CRT2に基づいて設定パラメータファイル301から、対応するプラント監視装置の論理番号OPS2と、そのネットワーク上での位置とを取り出すことにより、情報共有先として指定されたプラント監視装置および表示装置が、第2のプラント監視装置2および第2の表示装置11であることを特定する。
【0078】
引続き、第1の情報転写手段200および第1の情報連動手段210においては、他のプラント監視装置の表示装置に表示情報を直接、送信せずに、まず、自プラント監視装置1の第1の表示装置選定手段230に該当表示情報を通知する。ついで、該第1の表示装置選定手段230では、前記のように、あらかじめ特定しておいた情報共有先である第2のプラント監視装置2の第2の表示処理手段111に対し、ここでの表示情報、つまり、第1の表示装置10に画面表示されていたプラント監視情報を送信することにより、該第2の表示処理手段111を動作させて第2の表示装置11に転写表示あるいは連動表示させる。
【0079】
また同様に、以上の操作は、例えば、第3のプラント監視装置3の表示装置12aから第2のプラント監視装置2の表示装置11に対しても情報共有を指定することが可能であり、このようにして同一ネットワーク40上に接続される全ての各プラント監視装置の表示装置間において相互に情報共有を実施できる。
【0080】
(E)第5実施形態.
第5実施形態に係るプラント監視制御システムにおいて、第1のプラント監視装置の第1の表示装置からの情報共有要求に基づき、情報転写装置および情報連動装置の動作を実施するときに、特定の情報の共有抑制(フィルタ動作)を行うようにした場合を図10および図11(a),(b)、図12を用いて説明する。
【0081】
本第5実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、図10に示す通りに、前記第4の実施形態での第1ないし第3の各プラント監視装置1〜3に対して、さらに、第1ないし第3の各フィルタ手段240〜242をそれぞれに加えることにより、特定の情報の共有抑制を行い得るようにしたことを特徴としている。
【0082】
次に、本第5実施形態における各フィルタ手段の動作の態様、ここでは、第1のフィルタ手段240の作用について述べる。
【0083】
第1の表示装置10には、図11(a)に示すようなプラント監視情報が画面表示されているものとする。該画面表示の状態は、前記図5での系統グラフィック図S2および制御操作ウインドウS5の画面表示に重ねて、CRTオペレーション中に制御操作を行うためのユーティリティであるプラント辞書S6がウインドウ表示されている。
【0084】
この状態で、プラントオペレータが第1のプラント監視装置1の表示装置10から第2のプラント監視装置2の表示装置11に対して情報共有要求を行うものとする。この場合に、プラントオペレータが真に共有を実施したい箇所は、既に表示区域2に画面表示されている制御操作ウインドウS5の制御操作であるが、該制御操作ウインドウS5には、ユーティリティのプラント辞書S6が重ねてウインドウ表示され、その一部が覆い隠されているため、このままで転写あるいは連動を要求しても全く意味がない。
【0085】
従って、この場合、第1のフィルタ手段240では、まず、情報転写手段200あるいは情報連動手段210からの共有実施の要求情報を受け取った時点で、同時にフィルタ設定パラメータファイル302の図12に示す設定例のフィルタパラメータを読み込む。ここでは、プラント辞書S6がフィルタ指定になっており、第1のフィルタ手段240は、受信した表示情報と読み込んだフィルタパラメータとを比較して、フィルタ指定になっているもの、この場合、プラント辞書S6の表示情報については、情報共有先である第2のプラント監視装置2の表示処理手段111への送信を行わない。
【0086】
そして、図12のフィルタパラメータにフィルタ指定されているのは、プラント辞書S6のみであるから、その他の表示情報については、全て該第2の表示処理手段111に送信される。このようにして第2の表示装置11には、図11 (b)に示すように、該プラント辞書S6が除去された画面表示がなされる。
【0087】
(F)第6実施形態.
第6実施形態に係るプラント監視制御システムにおいて、第1のプラント監視装置の第1の表示装置からの情報共有要求に基づき、情報転写装置および情報連動装置を動作させて、これを他のプラント監視装置の各表示装置に作用させるようにした場合を図13を用いて説明する。
【0088】
本第6実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、同図13に示す通りに、前記第4実施形態での第1ないし第3の各プラント監視装置1〜3に対して、さらに、第1ないし第3の各分配手段250〜252をそれぞれに加えることにより、各表示装置10,11,12aの表示情報を分配して、その画像表示を行い得るようにしたことを特徴としている。
【0089】
つまり、以上で述べた各実施形態のプラント監視装置の場合には、前記第4実施形態によって情報共有先となる各表示装置10,11,12aの何れかを任意に選択して情報共有を行うことが可能であるが、この第4実施形態の場合の情報共有は、選択された単一の表示装置にのみ限られており、同時に複数の各表示装置に対する情報共有ができない。
【0090】
本第6実施形態の場合、第1の表示装置10には、前記図5に示すようなプラント監視情報が画面表示されており、他の各表示装置、この場合は第2および第3の各表示装置11,12aに対して、同時に該画面表示の情報共有を行うものである。
【0091】
次に、本第6実施形態における各分配手段、ここでは、第1の分配手段250の作用について述べる。
【0092】
本第6実施形態の場合、プラントオペレータは、第1の表示装置10からの情報共有の要求に際し、情報共有先として、第2、第3の各表示装置11,12aをそれぞれに示す論理番号CRT2,CRT3を指定して第1の表示装置選定手段230に通知する。
【0093】
第1の表示装置選定手段230では、これらの各論理番号CRT2,CRT3の指定情報を受け取った後、設定パラメータファイル301から設定情報を読み込むことにより、該各論理番号CRT2,CRT3に該当する第2、第3の各表示装置11,12aを制御する各プラント監視装置2,3でのネットワーク40上の位置を取り出す。
【0094】
この場合、第1の表示装置選定手段230は、情報共有先が単数の場合、先に第4実施形態で述べたように、該当するプラント監視装置、例えば、これがプラント監視装置2であれば、該プラント監視装置2の表示処理手段111に対してのみ共有情報を送信するが、本第6実施形態においては、情報共有先が第2、第3の各プラント監視装置2,3の各表示装置11,12aであるという、複数の場合であるから、第1の分配手段250に対して情報共有先と共有情報とを通知し、該第1の分配手段250によって、ここでの該当する第2、第3の各プラント監視装置2,3の各表示処理手段111,112に対して共有情報を送信することになる。
【0095】
従って、このように第1の表示装置10に画面表示されたプラント制御操作情報が、所期通りに第2、第3の各表示装置11,12aに画面表示されるのである。すなわち、本第6実施形態では、第1の表示装置10からの1回の情報共有要求によるのみで、第2、第3の各表示装置11,12aに対する情報共有を容易に実施できる。
【0096】
(G)第7実施形態.
第7実施形態に係るプラント監視制御システムおいて、表示情報共有のためのプラント監視情報の転写およびプラント制御操作情報の連動が、それぞれに各別の表示装置、ここでは第1の表示装置10と第2の表示装置11とから特定の表示装置、ここでは第3の表示装置12aに対してほぼ同時に要求されたときに、これを集約して画面表示させるようにする場合を図14および図15を用いて説明する。
【0097】
本第7実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、同図14に示す通りに、前記第4実施形態での第1ないし第3の各プラント監視装置1〜3に対して、さらに、第1ないし第3の各集約手段260〜262をそれぞれに加えることにより、これらの各集約手段260〜262によって各表示装置10,11,12aの表示情報を選択された特定の表示装置に集約表示させることを特徴としている。
【0098】
次に、本第7実施形態における第1ないし第3の各集約手段260〜262の作用について述べる。なお、第1のプラント監視装置1の表示装置10および第2のプラント監視装置2の表示装置11には、それぞれに各別のプラント制御操作情報が画面表示されている。
【0099】
最初に、第1のプラント監視装置1の表示装置10から第3のプラント監視装置3の表示装置12aに対する情報共有の要求がなされると、第3のプラント監視装置3の集約手段262においては、該第1の表示装置10から情報共有が要求されたことを認識した上で、これを記憶する。この場合、第3のプラント監視装置3の情報転写手段202もしくは情報連動手段212による作用が通常通りに行われ、第3の表示装置12aには、第1の表示装置10に画面表示されているプラント制御操作情報が、そのままで画面表示される。
【0100】
この状態で第2のプラント監視装置2の表示装置11から第3のプラント監視装置3の表示装置12aに対する情報共有が要求されると、第3のプラント監視装置3の集約手段262においては、先に記憶した現在の情報共有状態を確認することにより、現在時点では、第1の表示装置10からの情報共有を実施中であることを認識する。ここでは、その集約表示を行うものとして、次のような作用が実行される。
【0101】
すなわち、第3の集約手段262は、図15に示されているように、第3の表示装置12aの表示区域を4分割した上で、まず、最初に情報共有要求のあった第1の表示装置10のプラント制御操作情報の画面表示を表示区域1に移し、続いて情報共有要求のあった第2の表示装置11に表示されているプラント制御操作情報を表示区域2に画面表示させる。これによって、第1の表示装置10と第2の表示装置11とに各別に画面表示されているそれぞれのプラント制御操作情報を第3の表示装置12aの表示画面に集約して表示することができる。
【0102】
ここで、第3の表示装置12aの表示区域を4分割するのは、該4分割された各表示区域1〜4を相互に重ならない構成にし、これによって各別の表示情報の視認性を低下させないようにするためである。この場合には、最大4台までの各表示装置の画面情報を1台の表示装置に集約して表示させ得るのである。なお、この最大集約数については、それぞれに該当する設定パラメータファイル303に記述する。
【0103】
(H)第8実施形態.
図16は、本発明の第8実施形態によるプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図である。
【0104】
この第8実施形態においては、前記第7実施形態による集約の場合とは逆に、表示情報共有のためのプラント監視情報の転写およびプラント制御操作情報の連動が、現在時点で、特定の表示装置(ここでは第1の表示装置)10からの要求(この場合は、排他要求を含む情報共有要求)で別の特定の表示装置(ここでは第3の表示装置12a)に画面表示されており、この状態で、さらに別の特定の表示装置(ここでは第2の表示装置11)からの情報共有要求がなされたとき、現在表示中の情報表示が消去されるのを防止するため、後からなされる要求を拒否かつ排他する場合を示している。
【0105】
本第8実施形態によるプラント監視制御システムの構成は、同図16に示す通りに、前記第4実施形態での第1ないし第3の各プラント監視装置1〜3に対して、さらに、第1ないし第3の各排他手段270〜272をそれぞれに加えることにより、これらの各排他手段270〜272によって各表示装置10,11,12aの何れかの表示情報が選択された特定の表示装置に画面表示されている場合に、他の表示装置からの情報共有要求を排他するようにしたことを特徴としている。
【0106】
次に、本第8実施形態における各排他手段、ここでは、情報共有先として指定される第3の排他手段272の作用について述べる。なお、第1のプラント監視装置1の表示装置10および第2のプラント監視装置2の表示装置11には、それぞれに各別のプラント制御操作情報が画面表示されている。
【0107】
まず、第1のプラント監視装置1の表示装置10から第3のプラント監視装置3の表示装置12aに対して情報共有を要求するが、このとき、プラントオペレータは、情報共有を要求したプラント監視情報およびプラント制御操作情報が、他の表示装置である第2の表示装置11からの情報共有要求によって消去されてしまうことを防止するため、同時に排他要求を行う。
【0108】
そして、該排他要求は、第1の表示装置選定手段230によって受け付けられ、情報共有先に指定された第3のプラント監視装置3の排他手段272に送信する。該第3の排他手段272では、このときの受信内容から、情報共有に合わせて排他要求した第1のプラント監視装置1の論理番号OPS1を記憶し、該要求受信以降は、OPS1での第1の情報転写手段200および第1の情報連動手段210からの送信に伴う作用については通常通りに自装置3内での表示処理手段112に通知して該当する表示処理を行わせるが、この間に、たとえ他の表示装置である第2の表示装置11から情報共有要求があったとしても、これを一切無視して第1の表示装置10からの排他解除要求があるまでの間、この状態を継続する。
【0109】
すなわち、このようにして第1の表示装置10が第3の表示装置12aに対して情報共有を要求し、かつ排他要求を実施している場合については、第2の表示装置11からのさらなる情報共有要求を排他することができる。
【0110】
【発明の効果】
以上、それぞれの各実施形態によって詳述したように、本発明の請求項1、5に記載のプラント監視制御システム及び記憶媒体によれば、所要のプラント監視装置の表示装置からの要求先を指定した情報共有要求に基づき、要求元のプラント監視装置に設けられた情報転写手段によって、要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報およびプラント制御操作情報を指定先のプラント監視装置に送信するようにし、かつ該送信情報を受信する指定先のプラント監視装置において、自装置の表示装置に対して受信したプラント監視情報およびプラント制御操作情報を画面表示させるようにしたので、システムに属する全てのプラント監視装置から指定先のプラント監視装置の表示装置に対して情報共有要求に対応した表示情報を容易に転写して画面表示させることができる。
【0111】
さらに、本発明の請求項1、5に記載のプラント監視制御システム及び記憶媒体によれば、要求元のプラント監視装置に設けられた情報連動手段によって、指定先の表示装置への各情報表示後、要求元の表示装置に対して行われるプラント制御操作の経過情報などを該指定先の表示装置に継続して画面表示させるようにしたので、情報共有要求に対応した表示情報を転写に連動して継続的に画面表示させることができる。
【0113】
本発明の請求項2に記載のプラント監視制御システムによれば、請求項1のプラント監視制御システムにおいて、表示装置からの情報共有要求に際して、各プラント監視装置に設けられる選択手段によって、情報転写手段と情報連動手段とを任意に選択可能にしたので、該選択された手段による所要情報の画面表示または所要情報の継続した画面表示を行うことができる。
【0114】
本発明の請求項3に記載のプラント監視制御システムによれば、請求項1または請求項2のプラント監視制御システムにおいて、表示装置からの情報共有要求に際して、各プラント監視装置に設けられる表示装置選定手段によって、各表示装置における任意の各表示装置もしくは全ての表示装置を表示指定先として選定できるので、該選定した表示装置に対して共有情報を画面表示させることができる。
【0115】
本発明の請求項4に記載のプラント監視制御システムによれば、請求項1ないし3のいずれか1項のプラント監視制御システムにおいて、表示装置からの情報共有要求に際し、各プラント監視装置に設けられるフィルタ手段によって、情報表示を必要としない情報または情報部分を除去するようにしたので、該表示装置に画面表示される情報の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図2】同上第1実施形態でのプラント監視制御システムの第1の表示装置に画面表示されるプラント監視情報の一例を示す説明図
【図3】同上第1実施形態でのプラント監視制御システムの第1の表示処理手段で作成される共有情報テーブルの一例を示す説明図
【図4】本発明の第2実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図5】同上第2実施形態でのプラント監視制御システムの第1の表示装置に画面表示されるプラント制御操作情報の一例を示す説明図
【図6】本発明の第3実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図7】同上第3実施形態でのプラント監視制御システムにおける処理の流れを示すフローチャート
【図8】本発明の第4実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図9】同上第4実施形態における設定パラメータファイルの記述例を示す説明図
【図10】本発明の第5実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図11】同上第5実施形態における情報共有要求時にフィルタ動作が必要となる画面表示例(同図11(a))と、該フィルタ作用後の画面表示例(同図11(b))とをそれぞれに示す説明図
【図12】同上第5実施形態におけるフィルタ設定パラメータの記述例を示す説明図
【図13】本発明の第6実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図14】本発明の第7実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図15】同上第5実施形態におけるフィルタ設定パラメータの記述例を示す説明図
【図16】本発明の第8実施形態を適用したプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【図17】従来例でのプラント監視制御システムの概要構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…第1のプラント監視装置 1a…記録媒体
10…第1の表示装置 100…プロセス値監視手段
110…第1の表示処理手段 200…第1の情報転写手段
210…第1の情報連動手段 230…第1の表示装置選定手段
240…第1のフィルタ手段 250…第1の分配手段
260…第1の集約手段 270…第1の排他手段
300,301,302,303…設定パラメータファイル
2…第2のプラント監視装置 2a…記憶媒体
11…第2の表示装置 101…プロセス値監視手段
111…第2の表示処理手段 201…第2の情報転写手段
210…第2の情報連動手段 231…第2の表示装置選定手段
241…第2のフィルタ手段 251…第2の分配手段
261…第2の集約手段 271…第2の排他手段
3…第3のプラント監視装置 3a…記憶媒体
12…共有情報表示装置 12a…第3の表示装置
102…第3のプロセス値監視手段 112…第3の表示処理手段
202…第3の情報転写手段 212…第3の情報連動手段
232…第3の表示装置選定手段 242…第3のフィルタ手段
252…第3の分配手段 262…第3の集約手段
272…第3の排他手段
20…プラント 30…制御装置
40…ネットワーク 150…プラント入力手段
OPS1…第1のプラント監視装置の論理番号
OPS2…第2のプラント監視装置の論理番号
OPS3…第3のプラント監視装置の論理番号
CRT1…第1の表示装置の論理番号
CRT2…第2の表示装置の論理番号
CRT3…第3の表示装置の論理番号
S1…警報画面 S2…系統グラフィック図
S3…トレンドグラフ S4…プロセスデータ一覧
S5…制御操作ウインドウ
S6…ユーティリティのプラント辞書
T1…共有情報テーブル
Claims (5)
- プラントプロセスを制御するプロセス制御装置と、プロセスデータを走査入力する入力装置と、前記入力装置により入力されたプロセス値をプラント状態の監視情報として監視するプロセス値監視手段及び該プロセス値監視手段により監視されるプラント監視情報を表示処理する表示処理手段を設けた複数台のプラント監視装置と、各プラント監視装置にそれぞれ接続され、プラントの運転状態を示すプラント監視情報を表示しかつオペレータからの入力操作により、プラントの運転を制御するためのプラント制御操作情報を入力する表示装置と、を少なくとも備え、前記プロセス制御装置並びに前記入力装置と各プラント監視装置とをネットワークで接続結合させたプラント監視制御システムにおいて、
前記各プラント監視装置は、
あるプラント監視装置に接続された前記表示装置からの情報共有要求に伴い、当該要求元の表示装置に画面表示されている前記プラント監視情報と、当該要求元の表示装置が受け付けたオペレータの入力操作を示す前記プラント制御操作情報と、を指定先の他のプラント監視装置の表示処理手段に転送する情報転写手段と、
前記要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報とプラント制御操作情報とを前記情報転写手段を通じて前記指定先のプラント監視装置の表示処理手段に継続して送信することによって、当該継続して送信されたプラント監視情報及びプラント制御操作情報を、前記指定先のプラント監視装置に接続された表示装置と前記要求元の表示装置とに連動表示させる情報連動手段と、
を備えることを特徴とするプラント監視制御システム。 - 請求項1記載のプラント監視制御システムにおいて、
前記各プラント監視装置には、前記表示装置からの情報共有要求に際し、前記情報転写手段と情報連動手段とを任意に選択する選択手段を設けたことを特徴とするプラント監視制御システム。 - 請求項1又は2記載のプラント監視制御システムにおいて、
前記各プラント監視装置には、前記表示装置からの情報共有要求に際し、前記指定先のプラント監視装置を任意に選定する表示装置選定手段を設けたことを特徴とするプラント監視制御システム。 - プラントプロセスを制御するプロセス制御装置と、プロセスデータを走査入力する入力装置と、前記入力装置により入力されたプロセス値をプラント状態の監視情報として監視するプロセス値監視手段及び該プロセス値監視手段により監視されるプラント監視情報を表示処理する表示処理手段を設けた複数台のプラント監視装置と、各プラント監視装置にそれぞれ接続され、プラントの運転状態を示すプラント監視情報を表示しかつプラント制御操作情報を入力する表示装置と、を少なくとも備え、前記プロセス制御装置並びに前記入力装置と各プラント監視装置とをネットワークで接続結合させたプラント監視制御システムにおいて、
前記各プラント監視装置は、
あるプラント監視装置に接続された前記表示装置からの情報共有要求に伴い、当該要求元の表示装置に画面表示されている前記プラント監視情報と、プラントの運転を制御するためのオペレータの操作を示す前記プラント制御操作情報と、を指定先の他のプラント監視装置の表示処理手段に転送する情報転写手段と、
前記要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報とプラント制御操作情報とを前記情報転写手段を通じて前記指定先のプラント監視装置の表示処理手段に継続して送信することによって、当該継続して送信されたプラント監視情報及びプラント制御操作情報を、前記指定先のプラント監視装置に接続された表示装置と前記要求元の表示装置とに連動表示させる情報連動手段と、
前記表示装置からの情報共有要求に際し、前記プラント監視情報およびプラント制御操作情報の内でウインドウ表示されるものについて転写表示もしくは連動表示を避けたい情報を除去するフィルタ手段と、
を備えることを特徴とするプラント監視制御システム。 - プラントプロセスを制御するプロセス制御装置と、プロセスデータを走査入力する入力装置と、前記入力装置により入力されたプロセス値をプラント状態の監視情報として監視するプロセス値監視手段及び該プロセス値監視手段により監視されるプラント監視情報を表示処理する表示処理手段を設けた複数台のプラント監視装置と、各プラント監視装置にそれぞれ接続され、プラントの運転状態を示すプラント監視情報を表示しかつオペレータからの入力操作により、プラントの運転を制御するためのプラント制御操作情報を入力する表示装置と、を少なくとも備え、前記プロセス制御装置並びに前記入力装置と各プラント監視装置とをネットワークで接続結合させたプラント監視制御システムが構成され、
前記各プラント監視装置は、
あるプラント監視装置に接続された前記表示装置からの情報共有要求に伴い、当該要求元の表示装置に画面表示されている前記プラント監視情報と、当該要求元の表示装置が受け付けたオペレータの入力操作を示す前記プラント制御操作情報と、を指定先の他のプラント監視装置の表示処理手段に転送する情報転写手段と、
前記要求元の表示装置に画面表示されているプラント監視情報とプラント制御操作情報とを前記情報転写手段を通じて前記指定先のプラント監視装置の表示処理手段に継続して送信することによって、当該継続して送信されたプラント監視情報及びプラント制御操作情報を、前記指定先のプラント監視装置に接続された表示装置と前記要求元の表示装置とに連動表示させる情報連動手段と、をさらに備えて構成され、
コンピュータを、前記各プラント監視装置が備えた前記プロセス値監視手段、前記表示処理手段、前記情報転写手段及び前記情報連動手段として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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