JP2005018282A - 生産設備制御装置、生産設備制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
生産設備制御装置、生産設備制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】複数の生産設備における操業状態を、可及的に少人数のオペレータの操作に基づいて制御することができるようにする。
【解決手段】銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業を管理するためのSCR画像43とITV画像42とを大型スクリーン5に表示して、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するのに必要な情報を、大型スクリーン5に集約して表示するようにして、上記表示したSCR画像43とITV画像42とに基づいてオペレータが入力装置31を操作して、上記複数の生産設備における操業状態を制御する場合に、上記複数の生産設備における操業状態を1人のオペレータの操作に基づいて制御することができるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業を管理するためのSCR画像43とITV画像42とを大型スクリーン5に表示して、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するのに必要な情報を、大型スクリーン5に集約して表示するようにして、上記表示したSCR画像43とITV画像42とに基づいてオペレータが入力装置31を操作して、上記複数の生産設備における操業状態を制御する場合に、上記複数の生産設備における操業状態を1人のオペレータの操作に基づいて制御することができるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生産設備制御装置、生産設備制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、生産設備における操業状態を制御するために用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、鉄鋼業などの分野では、生産設備における操業状態を所定の運転室内で集中的に制御するようにすることが行われている。
具体的に説明すると、例えば銑鉄を製造する場合には、高炉前に配設された炉前設備における操業状態を制御するための第1の端末と、上記高炉を含む操炉設備における操業状態を制御するための第2の端末とを、運転室内に配設する。
そして、各端末のオペレータが、各自の端末画面に表示された画像に基づいて入力装置を操作して、各設備における操業状態を制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように従来の技術では、生産設備における操業状態を制御するための端末を、生産設備ごとに配設するようにしていたために、複数の生産設備における操業状態を制御する場合には、多人数のオペレータが必要であった。
【0004】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、複数の生産設備における操業状態を、可及的に少人数のオペレータの操作に基づいて制御することができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の生産設備制御装置は、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御装置であって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示手段と、上記操業管理用画像表示手段により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力手段と、上記操業制御情報入力手段により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御手段とを有することを特徴としている。
【0006】
本発明の生産設備制御方法は、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御方法であって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示処理と、上記操業管理用画像表示処理により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力処理と、上記操業制御情報入力処理により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御処理とを行うことを特徴としている。
【0007】
本発明のコンピュータプログラムは、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示処理と、上記操業管理用画像表示処理により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力処理と、上記操業制御情報入力処理により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0008】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
次に、図面を参照しながら、本発明の生産設備制御装置、生産設備制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体の第1の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態では、銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を制御する場合を例に挙げて説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態における操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
図1において、操業管理システム1は、第1〜第nの撮像装置2a〜2nと、第1〜第nの産業用テレビジョン(ITV;Industrial Television)3a〜3nと、生産設備制御装置4と、大型スクリーン5と、ネットワーク6と、電気PLC(Programmable Logic Controller)7と、計装DCS(Distributed Control System)8とを有している。なお、以下の説明では、第1〜第nの産業用テレビジョン3a〜3nを第1〜第nのITV装置3a〜3nと称する。
【0011】
図1に示すように、生産設備制御装置4と、大型スクリーン5は、運転室9内に配設されている。
具体的に説明すると、生産設備制御装置4は、大型スクリーン5と対向するように配設されている。このように生産設備制御装置4を配設することで、生産設備制御装置4を操作するオペレータは、大型スクリーン5に表示されている内容を見ながら生産設備制御装置4を操作することができる。
【0012】
第1〜第nの撮像装置2a〜2nは、上記銑鉄を製造するための生産設備における様子を撮像するためのものである。具体的に説明すると、第1〜第nの撮像装置2a〜2nは、高炉炉前に配設された炉前設備の所定の領域における様子と、上記高炉を含む操炉設備の所定の領域における様子とを撮像するためのものである。
【0013】
第1〜第nのITV装置3a〜3nは、上記銑鉄を製造する施設の所定のエリアに配設され、それぞれ第1〜第nの撮像装置2a〜2nにより撮像された画像情報に基づく画像を表示する。このように、第1〜第nのITV装置3a〜3nを配設することで、作業者などは生産設備の様子を遠隔監視することができる。
【0014】
また、第1〜第nのITV装置3a〜3nは、生産設備制御装置4からの呼び出しに応じて、上記第1〜第nの撮像装置2a〜2nにより撮像された画像情報を出力する。
なお、本実施の形態では、第1〜第nの撮像装置2a〜2nと、第1〜第nのITV装置3a〜3nとをそれぞれ数十台配設するようにしている。
【0015】
生産設備制御装置4は、上記銑鉄を製造するための全ての生産設備における操業状態を制御するための装置である。なお、生産設備制御装置4の具体的な構成と処理については後述する。
【0016】
ネットワーク6は、生産設備制御装置4と、電気PLC7と、計装DCS8とを接続するためのものである。
【0017】
大型の表示装置として配設される本実施の形態の大型スクリーン5は、50インチの大きさを有する液晶パネルを横方向に5つ、縦方向に2つ並べて組み合わせて1つのスクリーンとしたものである(図2を参照)。このような構成の大型スクリーン5は、横1280×縦1024ピクセルの解像度(SXGA)を超えた高解像度の画像を表示することができる。
【0018】
次に、図3と図4を参照しながら、生産設備制御装置4の構成と機能について説明する。図3は、生産設備制御装置4の構成の一例を示したブロック図である。また、図4は、生産設備制御装置4の処理により大型スクリーン5に表示される内容の一例を示した図である。
【0019】
図3において、生産設備制御装置4は、入力装置31と、処理装置33とを有している。
【0020】
入力装置31は、キーボードやマウスなどにより構成される装置であり、オペレータにより実行された内容を処理装置33に入力するようにするための装置である。
【0021】
オペレータは、大型スクリーン5に表示された内容を見ながら、入力装置31を操作して所望の内容を入力する。
【0022】
処理装置33は、ITV画像処理部34と、SCR画像処理部35とを有しており、windows(登録商標)などのOS(operating system)に基づいて動作するコンピュータである。
【0023】
ITV画像処理部34は、上記銑鉄を製造するための生産設備の様子を表す所定の画像情報を第1〜第nのITV装置3a〜3nから呼び出して処理するためのものであり、ITV画像呼び出し部34aと、ITV画像レイアウト部34bとを有している。
【0024】
なお、以下の説明では、上記第1〜第nのITV装置3a〜3nから呼び出した画像情報を必要に応じてITV画像情報と称する。また、上記ITV画像情報に基づく画像を必要に応じてITV画像と称する。
【0025】
入力装置31を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、ITV画像呼び出し部34aは、上記ITV画像情報を呼び出すための所定のアプリケーションを起動する。
【0026】
具体的に説明すると、大型スクリーン5に表示されているアイコン41の中から(図4を参照)、上記所定のアプリケーションに対応するアイコンがオペレータによる入力装置(マウスなど)31の操作により選択されると、ITV画像呼び出し部34aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0027】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、ITV画像呼び出し部34aは、第1〜第nのITV装置3a〜3nから上記ITV画像情報を呼び出す。このとき、ITV画像呼び出し部34aは、オペレータにより選択されたITV画像情報のみを呼び出すようにする。
【0028】
そして、ITV画像呼び出し部34aは、上記呼び出したITV画像情報に対応するアイコンを大型スクリーン5の所定の領域に表示する。
【0029】
その後、オペレータによる入力装置(マウスなど)31の操作に基づいて、上記表示したアイコンが選択されると、ITV画像呼び出し部34aは、上記選択されたアイコンに対応するITV画像42を大型スクリーン5の所定の領域に表示する(図4を参照)。
【0030】
なお、本実施の形態では、ITV画像呼び出し部34aは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、ITV画像42をウインドウ内に表示するようにしている。
【0031】
また、本実施の形態では、大型スクリーン5にITV画像42を複数枚表示することができるようにしている。ITV画像42が最大枚数表示された状態で新たにITV画像42を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したITV画像42を消去するようにする。
【0032】
ITV画像レイアウト部34bは、ITV画像42を表示するウインドウの表示位置と大きさを、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0033】
また、ITV画像レイアウト部34bは、上記ウインドウ内に表示されているITV画像42の表示倍率を、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0034】
SCR画像処理部35は、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を管理するための画像情報を処理するためのものであり、SCR画像表示部35aと、SCR画像レイアウト部35bと、SCR画像操作部35cとを有している。
【0035】
なお、以下の説明では、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を管理するための所定の画像情報を必要に応じてSCR画像情報と称する。そして、上記SCR画像情報に基づく画像を必要に応じてSCR画像と称する。
【0036】
入力装置31を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、SCR画像表示部35aは、上記SCR画像を表示するための所定のアプリケーションを起動する。
【0037】
具体的に説明すると、例えば、大型スクリーン5の上部に表示されているツールバーのシステムメニューの中から、上記所定のアプリケーションがオペレータによる入力装置(マウスなど)31により選択されると、SCR画像表示部35aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0038】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、SCR画像表示部35aは、大型スクリーン5の所定の領域にSCR画像43を表示する(図4を参照)。
【0039】
このとき、SCR画像表示部35aは、該当する生産設備における現在の操業状態に関する情報を電気PLC7や計装DCS8などから取得し、上記取得した情報に従って上記SCR画像情報を生成する。そして、上記生成したSCR画像情報に基づいてSCR画像43を表示する。
【0040】
なお、本実施の形態では、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、SCR画像43をウインドウ内に表示するようにしている。
【0041】
また、SCR画像43を最大で複数枚表示することができるようにしている。そして、SCR画像43が最大枚数表示された状態で新たにSCR画像43を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したSCR画像43を消去するようにする。
【0042】
SCR画像レイアウト部35bは、SCR画像43を表示するウインドウの表示位置と大きさを、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0043】
また、SCR画像レイアウト部35bは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記ウインドウ内に表示されているSCR画像43の表示倍率を変更する。
【0044】
このようにして大型スクリーン5に表示されたSCR画像43やITV画像42に基づいて、上記生産設備における操業状態を制御するための所定の操作がオペレータにより行われると、SCR画像操作部35cは、上記オペレータにより行われた入力装置31の操作に基づく制御指令信号を、ネットワーク6を介して、電気PLC7と、計装DCS8に出力する。電気PLC7と、計装DCS8は、この制御指令信号に基づいて、該当する設備を操業する。
【0045】
また、SCR画像操作部35cは、上記オペレータにより行われた入力装置31の操作内容に応じて、SCR画像43の内容を変更する。これにより、オペレータは、上記生産設備における操業状態に変更があったことを認識することができる。以上のように本実施の形態では、SCR画像43とITV画像42が操業管理用画像に相当する。
【0046】
なお、上記の処理において、大型スクリーン5に表示する操作カーソルを1つに限定して、オペレータにより行われる複数の操作を並列に入力することができないようにして、オペレータが誤った操作を行うことを可及的に防止することができるようにしてもよい。
【0047】
また、大型スクリーン5に操作カーソルを複数表示し、上記表示した複数の操作カーソルを、複数のマウス(入力装置31)を用いて操作可能とすることにより、複数の操作を並列に入力することができるようにして、迅速な操作を行えるようにしてもよい。
【0048】
以上のように本実施の形態では、銑鉄を製造するための複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するためのSCR画像43やITV画像42を大型スクリーン5に表示し、上記表示したSCR画像43やITV画像42に基づいてオペレータにより行われた入力装置31の操作に従って、該当する生産設備における操業状態を制御するようにしたので、生産設備制御装置4のオペレータは、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を、大型スクリーン5を見ながら監視し、上記複数の生産設備における操業状態を制御するための操作を上記監視した結果に基づいて行うことができる。
【0049】
したがって、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を1人のオペレータの操作に基づいて制御することが可能になる。これにより、複数のオペレータが相反する操作を行ってしまうことを可及的に防止することができ、安全に、且つ効率的に生産設備における操業状態を制御することができる。
【0050】
また、複数の生産設備における操業状態に関わる情報を大型スクリーン5に集約するようにしたので、上記複数の生産設備における操業実績を容易に蓄積することができる。これにより、上記蓄積した操業実績に基づく適切な操業を容易に実現することが可能になる。
【0051】
さらに、生産設備が変更された場合であっても、ソフトウェアを変更するだけで変更前と同様の操作により上記生産設備における操業状態を制御することができる。これにより、操業方法や監視方法の進化に柔軟に対応することができる操業管理システムを実現することができる。
【0052】
また、ITV画像42と、SCR画像43の表示位置と大きさを自由にレイアウトして大型スクリーン5に表示するようにしたので、ITV画像42と、SCR画像43を、オペレータが見やすいように表示することができる。これにより、オペレータが誤った判断で操業を指示することを可及的に防止することができる。
【0053】
さらに、ネットワーク6を用いて情報を共有するシステムを構築するようにしたので、ネットワーク6に接続されたコンピュータシステムを用いれば、大型スクリーン5に表示されている情報を運転室9の外部にいるスタッフも共有することができる。したがって、大型スクリーン5を直接見ることができないエリアにいるスタッフであっても、生産設備の操業状態をリアルタイムで監視することができる。
【0054】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態では、生産設備で非定常の操業を行うときに、支援装置により生産設備における操業状態の制御を支援するようにしている。ここで、上記非定常の操業とは、定常時(通常時)の操業とは異なる操業であり、具体的には、例えば、操業開始時や、異常時における操業である。
【0055】
なお、本実施の形態においても、銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を制御する場合を例に挙げて説明する。また、上述した第1の実施の形態と同一の部分については図1〜図4に付した符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0056】
図5は、本実施の形態における操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
図5において、操業管理システム50は、第1〜第nの撮像装置2a〜2nと、第1〜第nのITV装置3a〜3nと、支援装置として配設される第1〜第nのヒューマンマシンインターフェース(HMI;Human Machine Interface)51a〜51nと、主制御装置52と、大型スクリーン5と、ネットワーク6と、電気PLC7と、計装DCS8とを有している。なお、以下の説明では、第1〜第nのヒューマンマシンインターフェース51a〜51nを第1〜第nのHMI装置51a〜51nと称する。また、本実施の形態では、第1〜第nのHMI装置51a〜51nと主制御装置52とにより生産設備制御装置400が構成される。
【0057】
図5に示すように、第1〜第nのHMI装置51a〜51nと、主制御装置52と、大型スクリーン5は、運転室55内に配設されている。
具体的に説明すると、主制御装置52は、第1の実施の形態における生産設備制御装置4と同様に、大型スクリーン5と対向するように配設されている。
【0058】
このように主制御装置52を配設することで、主制御装置52を操作するオペレータは、大型スクリーン5に表示されている内容を見ながら主制御装置52を操作することができる。
【0059】
第1〜第nのHMI装置51a〜51nは、主制御装置52よりも後方で大型スクリーン5と対向するように配設されている。このように第1〜第nのHMI装置51a〜51nを配設することで、第1〜第nのHMI装置51a〜51nを操作する各オペレータは、大型スクリーン5に表示されている内容を見ながら各自のHMI装置51a〜51nを操作することができる。
【0060】
ネットワーク6は、主制御装置52と、第1〜第nのHMI装置51a〜51nと、電気PLC7と、計装DCS8とを接続するためのものである。
【0061】
主制御装置52は、上述した第1の実施の形態における生産設備制御装置4と同様に、上記銑鉄を製造するための全ての生産設備における操業状態を制御するための装置であるが、本実施の形態では、定常時における生産設備の操業状態を主として制御するようにし、非定常時における設備の操業状態については主制御装置52と合わせて第1〜第nのHMI装置51a〜51nにより制御するようにすることができるようにしている。
【0062】
また、主制御装置52は、非定常時における生産設備の操業状態を生産設備ごとに管理するための所定の画像情報を、第1〜第nのHMI装置51a〜51nから呼び出して、大型スクリーン5に表示する。
【0063】
このような機能を有する主制御装置52の具体的な構成を、図6を参照しながら説明する。図6は、主制御装置52の構成の一例を示したブロック図である。
【0064】
図6において、主制御装置52は、入力装置31と、処理装置61とを有している。
入力装置31は、キーボードやマウスなどにより構成される装置である。
【0065】
処理装置61は、ITV画像処理部34と、SCR画像処理部35と、HMIキャプチャ画像処理部62とを有しており、windows(登録商標)などのOS(operating system)に基づいて動作するコンピュータである。
【0066】
ITV画像処理部34は、上記銑鉄を製造するための生産設備の様子を表す所定の画像情報を第1〜第nのITV装置3a〜3nから呼び出して処理するためのものである。
SCR画像処理部35は、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における定常時の操業状態を管理するための画像情報を処理するためのものである。
【0067】
HMIキャプチャ画像処理部62は、上記生産設備における非定常時の操業状態を生産設備ごとに管理するための所定の画像情報を、第1〜第nのHMI装置51a〜51nから呼び出して処理するためのものであり、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aと、HMIキャプチャ画像レイアウト部62bと、HMI操作情報取得部62cとを有している。
【0068】
なお、以下の説明では、上記第1〜第nのHMI装置51a〜51nから呼び出した画像情報を必要に応じてHMIキャプチャ画像情報と称する。また、上記HMIキャプチャ画像情報に基づく画像を必要に応じてHMIキャプチャ画像と称する。
【0069】
入力装置31を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、上記HMI画像情報を呼び出すための所定のアプリケーションを起動する。
【0070】
具体的に説明すると、例えば、大型スクリーン5上に表示されているアイコン41の中から、上記所定のアプリケーションに対応するアイコンがオペレータによる入力装置(マウスなど)31の操作により選択されると、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0071】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、第1〜第nのHMI装置51a〜51nから上記HMI画像情報を呼び出す。このとき、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、オペレータにより選択されたHMI画像情報のみを呼び出すようにする。
【0072】
そして、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、上記呼び出したHMI画像情報に対応するアイコンを大型スクリーン5の所定の領域に表示する。
【0073】
その後、オペレータによる入力装置(マウスなど)31に基づいて、上記表示したアイコンが選択されると、HMI画像呼び出し部62aは、上記選択されたアイコンに対応するHMIキャプチャ画像71を大型スクリーン5の所定の領域に表示する(図7を参照)。
【0074】
このとき、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、HMIキャプチャ画像71をウインドウ内に表示する。
【0075】
なお、本実施の形態では、大型スクリーン5にHMIキャプチャ画像71を複数枚表示することができるようにしている。HMIキャプチャ画像71が最大枚数表示された状態で新たにHMIキャプチャ画像71を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したHMIキャプチャ画像71を消去するようにする。
【0076】
HMIキャプチャ画像レイアウト部62bは、HMIキャプチャ画像71を表示するウインドウの表示位置と大きさを、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0077】
また、HMIキャプチャ画像レイアウト部62bは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記ウインドウ内に表示されているHMIキャプチャ画像71の表示倍率を変更する。
【0078】
なお、HMIキャプチャ画像71を表示するウインドウがSCR画像44を表示するウインドウよりも大きくならない範囲で、各ウインドウの大きさを変更できるようにするのが好ましい。
【0079】
HMI操作情報取得部62cは、大型スクリーン5に表示されたHMIキャプチャ画像71に基づいて第1〜第nのHMI装置51a〜51nのオペレータにより操作された内容を、ネットワーク6を介して第1〜第nのHMI装置51a〜51nから取得する。
【0080】
そして、HMI操作情報取得部62cは、大型スクリーン5に表示されたHMIキャプチャ画像71の内容を、上記取得した操作内容に基づいて変更する。これにより、各オペレータは、上記非定常時における生産設備の操業状態に変更があったことを認識することができる。以上のように本実施の形態では、ITV画像42とSCR画像43とHMIキャプチャ画像71とが操業管理用画像に相当する。
なお、本実施の形態では、第1〜第nのHMI装置51a〜51nにおける操作が競合しないようにHMI操作情報取得部62cを設けるようにしたが、HMI操作情報取得部62cを設けないようにしてもよい。この場合、第1〜第nのHMI装置51a〜51nのオペレータにより操作された内容を大型スクリーン5に直接表示するようにすればよい。
【0081】
次に、図8を参照しながら、第1〜第nのHMI装置51a〜51nの構成と機能について説明する。図8は、HMI装置51の構成の一例を示したブロック図である。なお、第1〜第nのHMI装置51a〜51nは、何れも同様の構成を有している。
【0082】
図8において、HMI装置51は、入力装置81と、表示装置82と、処理装置83とを有している。
【0083】
入力装置81は、キーボードやマウスなどにより構成される装置であり、オペレータにより実行された内容を処理装置83に入力するための装置である。
【0084】
表示装置82は、ディスプレイなどにより構成される装置であり、処理装置83により実行された処理結果などを表示するための装置である。オペレータは、この表示装置82や大型スクリーン5に表示された内容を見ながら、入力装置81を用いて所望の内容を入力する。
【0085】
なお、本実施の形態では、マスター画像表示用ディスプレイ82aと、スレーブ画像表示用ディスプレイ82bとの2つのディスプレイを表示装置82が有するようにしている。
【0086】
処理装置83は、自身に割り当てられている生産設備における操業状態を管理するための所定の画像情報を処理するためのものであり、HMI画像表示部83aと、HMI画像レイアウト部83bと、HMI画像出力部83cと、HMI画像操作部83dとを有している。
【0087】
なお、この処理装置83は、windows(登録商標)などのOS(operating system)に基づいて動作するコンピュータである。また、以下の説明では、上記自身に割り当てられている生産設備における操業状態を管理するための所定の画像情報を必要に応じてHMI画像情報と称する。そして、上記HMI画像情報に基づく画像を必要に応じてHMI画像と称する。
【0088】
入力装置81を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、HMI画像表示部83aは、上記HMI画像を表示するための所定のアプリケーションを起動する。
【0089】
具体的に説明すると、例えば、マスター画像表示用ディスプレイ82aの上部に表示されているツールバーのシステムメニューの中から、上記所定のアプリケーションがオペレータによる入力装置(マウスなど)81の操作により選択されると、HMI画像表示部83aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0090】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、HMI画像表示部83aは、上記HMI画像を表示装置82に表示する。
【0091】
このとき、HMI画像表示部83aは、該当する生産設備の現在の操業状態に関する情報を電気PLC7や計装DCS8などから取得し、上記取得した情報に従って上記HMI画像情報を生成する。そして、上記生成したHMI画像情報に基づいて上記HMI画像を表示する。
【0092】
なお、本実施の形態では、入力装置81を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記HMI画像をフルスクリーンで表示するか、それともウインドウ内に表示するかを選択し、上記選択した表示形態で上記HMI画像を表示するようにしている。
【0093】
また、本実施の形態では、入力装置81を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、上記HMI画像を表示するようにしている。
【0094】
さらに、本実施の形態では、上記HMI画像を複数枚表示することができるようにしている。そして、上記HMI画像が最大枚数表示された状態で新たにHMI画像を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したHMI画像を消去するようにする。
【0095】
HMI画像レイアウト部83bは、表示装置82に表示された上記HMI画像の表示位置と大きさを、入力装置81を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
また、SCR画像レイアウト部83bは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記HMI画像の表示倍率を変更する。
【0096】
HMI画像出力部83cは、表示装置82に表示された上記HMI画像に対応する画像情報(HMI画像情報)の全部または一部を、主制御装置52からの呼び出しに応じて出力する。
【0097】
このようにしてHMI画像出力部83cから出力された画像情報が、上記HMIキャプチャ画像情報として、主制御装置52で処理される。そして、HMIキャプチャ画像71が大型スクリーン5に表示される。
【0098】
大型スクリーン5に表示されたHMIキャプチャ画像71に基づいて、自身に割り当てられている生産設備における非定常時の操業状態を制御するための所定の操作をオペレータが行うと、HMI画像操作部83dは、上記オペレータにより行われた入力装置81の操作に基づく制御指令信号を、ネットワーク6を介して、電気PLC7と、計装DCS8に出力する。電気PLC7と、計装DCS8は、この制御指令信号に基づいて、該当する生産設備を操業する。
【0099】
また、HMI画像操作部83dは、上記オペレータにより行われた入力装置81の操作内容に関する情報を主制御装置52に出力する。このようにしてHMI画像操作部83dから出力された情報に基づいて、主制御装置52は、大型スクリーン5に表示されているHMIキャプチャ画像71の内容を変更する。
【0100】
以上のように本実施の形態では、銑鉄を製造するための生産設備で非定常の操業が行われるときには、第1〜第nのHMI装置51a〜51nにより主制御装置52の制御操作を支援するようにしたので、上述した第1の実施の形態における効果に加え、非定常時における複雑な操業を迅速に、且つ確実に実行することができる。また、定常時におけるオペレータと、非定常時におけるオペレータとの役割分担を明確に区別することができる。
【0101】
そして、非定常時には、第1〜第nのHMI装置51a〜51nのオペレータにより操作されるHMIキャプチャ画像71を、大型スクリーン5に表示するようにしたので、各オペレータは、大型スクリーン5に表示されているHMIキャプチャ画像71を見ることで、他のオペレータにより行われている操作内容についても知ることができ、各オペレータが協調して複数の生産設備における操業状態を制御することができる。
【0102】
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0103】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記録する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD等を用いることができる。
【0104】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。
【0105】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0106】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を大型の表示装置に表示し、上記表示した操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備における操業状態を制御するようにしたので、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するのに必要な情報を、上記大型の表示装置に集約して表示することができる。したがって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を可及的に少人数のオペレータの操作に基づいて制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、大型スクリーンの構成の一例を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示し、生産設備制御装置の構成の一例を示したブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示し、生産設備制御装置の処理により大型スクリーンに表示される内容の一例を示した図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示し、操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示し、生産設備制御装置の構成の一例を示したブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示し、生産設備制御装置の処理により大型スクリーンに表示される内容の一例を示した図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示し、HMI装置の構成の一例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 操業監視システム
2 撮像装置
3 ITV装置
4 生産設備制御装置
5 大型スクリーン
6 ネットワーク
7 電気PLC
8 計装DCS
9 運転室
50 操業監視システム
51 HMI装置
52 主制御装置
55 運転室
400 生産設備制御装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、生産設備制御装置、生産設備制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、生産設備における操業状態を制御するために用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、鉄鋼業などの分野では、生産設備における操業状態を所定の運転室内で集中的に制御するようにすることが行われている。
具体的に説明すると、例えば銑鉄を製造する場合には、高炉前に配設された炉前設備における操業状態を制御するための第1の端末と、上記高炉を含む操炉設備における操業状態を制御するための第2の端末とを、運転室内に配設する。
そして、各端末のオペレータが、各自の端末画面に表示された画像に基づいて入力装置を操作して、各設備における操業状態を制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように従来の技術では、生産設備における操業状態を制御するための端末を、生産設備ごとに配設するようにしていたために、複数の生産設備における操業状態を制御する場合には、多人数のオペレータが必要であった。
【0004】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、複数の生産設備における操業状態を、可及的に少人数のオペレータの操作に基づいて制御することができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の生産設備制御装置は、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御装置であって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示手段と、上記操業管理用画像表示手段により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力手段と、上記操業制御情報入力手段により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御手段とを有することを特徴としている。
【0006】
本発明の生産設備制御方法は、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御方法であって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示処理と、上記操業管理用画像表示処理により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力処理と、上記操業制御情報入力処理により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御処理とを行うことを特徴としている。
【0007】
本発明のコンピュータプログラムは、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示処理と、上記操業管理用画像表示処理により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力処理と、上記操業制御情報入力処理により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0008】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
次に、図面を参照しながら、本発明の生産設備制御装置、生産設備制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体の第1の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態では、銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を制御する場合を例に挙げて説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態における操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
図1において、操業管理システム1は、第1〜第nの撮像装置2a〜2nと、第1〜第nの産業用テレビジョン(ITV;Industrial Television)3a〜3nと、生産設備制御装置4と、大型スクリーン5と、ネットワーク6と、電気PLC(Programmable Logic Controller)7と、計装DCS(Distributed Control System)8とを有している。なお、以下の説明では、第1〜第nの産業用テレビジョン3a〜3nを第1〜第nのITV装置3a〜3nと称する。
【0011】
図1に示すように、生産設備制御装置4と、大型スクリーン5は、運転室9内に配設されている。
具体的に説明すると、生産設備制御装置4は、大型スクリーン5と対向するように配設されている。このように生産設備制御装置4を配設することで、生産設備制御装置4を操作するオペレータは、大型スクリーン5に表示されている内容を見ながら生産設備制御装置4を操作することができる。
【0012】
第1〜第nの撮像装置2a〜2nは、上記銑鉄を製造するための生産設備における様子を撮像するためのものである。具体的に説明すると、第1〜第nの撮像装置2a〜2nは、高炉炉前に配設された炉前設備の所定の領域における様子と、上記高炉を含む操炉設備の所定の領域における様子とを撮像するためのものである。
【0013】
第1〜第nのITV装置3a〜3nは、上記銑鉄を製造する施設の所定のエリアに配設され、それぞれ第1〜第nの撮像装置2a〜2nにより撮像された画像情報に基づく画像を表示する。このように、第1〜第nのITV装置3a〜3nを配設することで、作業者などは生産設備の様子を遠隔監視することができる。
【0014】
また、第1〜第nのITV装置3a〜3nは、生産設備制御装置4からの呼び出しに応じて、上記第1〜第nの撮像装置2a〜2nにより撮像された画像情報を出力する。
なお、本実施の形態では、第1〜第nの撮像装置2a〜2nと、第1〜第nのITV装置3a〜3nとをそれぞれ数十台配設するようにしている。
【0015】
生産設備制御装置4は、上記銑鉄を製造するための全ての生産設備における操業状態を制御するための装置である。なお、生産設備制御装置4の具体的な構成と処理については後述する。
【0016】
ネットワーク6は、生産設備制御装置4と、電気PLC7と、計装DCS8とを接続するためのものである。
【0017】
大型の表示装置として配設される本実施の形態の大型スクリーン5は、50インチの大きさを有する液晶パネルを横方向に5つ、縦方向に2つ並べて組み合わせて1つのスクリーンとしたものである(図2を参照)。このような構成の大型スクリーン5は、横1280×縦1024ピクセルの解像度(SXGA)を超えた高解像度の画像を表示することができる。
【0018】
次に、図3と図4を参照しながら、生産設備制御装置4の構成と機能について説明する。図3は、生産設備制御装置4の構成の一例を示したブロック図である。また、図4は、生産設備制御装置4の処理により大型スクリーン5に表示される内容の一例を示した図である。
【0019】
図3において、生産設備制御装置4は、入力装置31と、処理装置33とを有している。
【0020】
入力装置31は、キーボードやマウスなどにより構成される装置であり、オペレータにより実行された内容を処理装置33に入力するようにするための装置である。
【0021】
オペレータは、大型スクリーン5に表示された内容を見ながら、入力装置31を操作して所望の内容を入力する。
【0022】
処理装置33は、ITV画像処理部34と、SCR画像処理部35とを有しており、windows(登録商標)などのOS(operating system)に基づいて動作するコンピュータである。
【0023】
ITV画像処理部34は、上記銑鉄を製造するための生産設備の様子を表す所定の画像情報を第1〜第nのITV装置3a〜3nから呼び出して処理するためのものであり、ITV画像呼び出し部34aと、ITV画像レイアウト部34bとを有している。
【0024】
なお、以下の説明では、上記第1〜第nのITV装置3a〜3nから呼び出した画像情報を必要に応じてITV画像情報と称する。また、上記ITV画像情報に基づく画像を必要に応じてITV画像と称する。
【0025】
入力装置31を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、ITV画像呼び出し部34aは、上記ITV画像情報を呼び出すための所定のアプリケーションを起動する。
【0026】
具体的に説明すると、大型スクリーン5に表示されているアイコン41の中から(図4を参照)、上記所定のアプリケーションに対応するアイコンがオペレータによる入力装置(マウスなど)31の操作により選択されると、ITV画像呼び出し部34aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0027】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、ITV画像呼び出し部34aは、第1〜第nのITV装置3a〜3nから上記ITV画像情報を呼び出す。このとき、ITV画像呼び出し部34aは、オペレータにより選択されたITV画像情報のみを呼び出すようにする。
【0028】
そして、ITV画像呼び出し部34aは、上記呼び出したITV画像情報に対応するアイコンを大型スクリーン5の所定の領域に表示する。
【0029】
その後、オペレータによる入力装置(マウスなど)31の操作に基づいて、上記表示したアイコンが選択されると、ITV画像呼び出し部34aは、上記選択されたアイコンに対応するITV画像42を大型スクリーン5の所定の領域に表示する(図4を参照)。
【0030】
なお、本実施の形態では、ITV画像呼び出し部34aは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、ITV画像42をウインドウ内に表示するようにしている。
【0031】
また、本実施の形態では、大型スクリーン5にITV画像42を複数枚表示することができるようにしている。ITV画像42が最大枚数表示された状態で新たにITV画像42を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したITV画像42を消去するようにする。
【0032】
ITV画像レイアウト部34bは、ITV画像42を表示するウインドウの表示位置と大きさを、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0033】
また、ITV画像レイアウト部34bは、上記ウインドウ内に表示されているITV画像42の表示倍率を、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0034】
SCR画像処理部35は、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を管理するための画像情報を処理するためのものであり、SCR画像表示部35aと、SCR画像レイアウト部35bと、SCR画像操作部35cとを有している。
【0035】
なお、以下の説明では、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を管理するための所定の画像情報を必要に応じてSCR画像情報と称する。そして、上記SCR画像情報に基づく画像を必要に応じてSCR画像と称する。
【0036】
入力装置31を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、SCR画像表示部35aは、上記SCR画像を表示するための所定のアプリケーションを起動する。
【0037】
具体的に説明すると、例えば、大型スクリーン5の上部に表示されているツールバーのシステムメニューの中から、上記所定のアプリケーションがオペレータによる入力装置(マウスなど)31により選択されると、SCR画像表示部35aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0038】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、SCR画像表示部35aは、大型スクリーン5の所定の領域にSCR画像43を表示する(図4を参照)。
【0039】
このとき、SCR画像表示部35aは、該当する生産設備における現在の操業状態に関する情報を電気PLC7や計装DCS8などから取得し、上記取得した情報に従って上記SCR画像情報を生成する。そして、上記生成したSCR画像情報に基づいてSCR画像43を表示する。
【0040】
なお、本実施の形態では、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、SCR画像43をウインドウ内に表示するようにしている。
【0041】
また、SCR画像43を最大で複数枚表示することができるようにしている。そして、SCR画像43が最大枚数表示された状態で新たにSCR画像43を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したSCR画像43を消去するようにする。
【0042】
SCR画像レイアウト部35bは、SCR画像43を表示するウインドウの表示位置と大きさを、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0043】
また、SCR画像レイアウト部35bは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記ウインドウ内に表示されているSCR画像43の表示倍率を変更する。
【0044】
このようにして大型スクリーン5に表示されたSCR画像43やITV画像42に基づいて、上記生産設備における操業状態を制御するための所定の操作がオペレータにより行われると、SCR画像操作部35cは、上記オペレータにより行われた入力装置31の操作に基づく制御指令信号を、ネットワーク6を介して、電気PLC7と、計装DCS8に出力する。電気PLC7と、計装DCS8は、この制御指令信号に基づいて、該当する設備を操業する。
【0045】
また、SCR画像操作部35cは、上記オペレータにより行われた入力装置31の操作内容に応じて、SCR画像43の内容を変更する。これにより、オペレータは、上記生産設備における操業状態に変更があったことを認識することができる。以上のように本実施の形態では、SCR画像43とITV画像42が操業管理用画像に相当する。
【0046】
なお、上記の処理において、大型スクリーン5に表示する操作カーソルを1つに限定して、オペレータにより行われる複数の操作を並列に入力することができないようにして、オペレータが誤った操作を行うことを可及的に防止することができるようにしてもよい。
【0047】
また、大型スクリーン5に操作カーソルを複数表示し、上記表示した複数の操作カーソルを、複数のマウス(入力装置31)を用いて操作可能とすることにより、複数の操作を並列に入力することができるようにして、迅速な操作を行えるようにしてもよい。
【0048】
以上のように本実施の形態では、銑鉄を製造するための複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するためのSCR画像43やITV画像42を大型スクリーン5に表示し、上記表示したSCR画像43やITV画像42に基づいてオペレータにより行われた入力装置31の操作に従って、該当する生産設備における操業状態を制御するようにしたので、生産設備制御装置4のオペレータは、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を、大型スクリーン5を見ながら監視し、上記複数の生産設備における操業状態を制御するための操作を上記監視した結果に基づいて行うことができる。
【0049】
したがって、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を1人のオペレータの操作に基づいて制御することが可能になる。これにより、複数のオペレータが相反する操作を行ってしまうことを可及的に防止することができ、安全に、且つ効率的に生産設備における操業状態を制御することができる。
【0050】
また、複数の生産設備における操業状態に関わる情報を大型スクリーン5に集約するようにしたので、上記複数の生産設備における操業実績を容易に蓄積することができる。これにより、上記蓄積した操業実績に基づく適切な操業を容易に実現することが可能になる。
【0051】
さらに、生産設備が変更された場合であっても、ソフトウェアを変更するだけで変更前と同様の操作により上記生産設備における操業状態を制御することができる。これにより、操業方法や監視方法の進化に柔軟に対応することができる操業管理システムを実現することができる。
【0052】
また、ITV画像42と、SCR画像43の表示位置と大きさを自由にレイアウトして大型スクリーン5に表示するようにしたので、ITV画像42と、SCR画像43を、オペレータが見やすいように表示することができる。これにより、オペレータが誤った判断で操業を指示することを可及的に防止することができる。
【0053】
さらに、ネットワーク6を用いて情報を共有するシステムを構築するようにしたので、ネットワーク6に接続されたコンピュータシステムを用いれば、大型スクリーン5に表示されている情報を運転室9の外部にいるスタッフも共有することができる。したがって、大型スクリーン5を直接見ることができないエリアにいるスタッフであっても、生産設備の操業状態をリアルタイムで監視することができる。
【0054】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態では、生産設備で非定常の操業を行うときに、支援装置により生産設備における操業状態の制御を支援するようにしている。ここで、上記非定常の操業とは、定常時(通常時)の操業とは異なる操業であり、具体的には、例えば、操業開始時や、異常時における操業である。
【0055】
なお、本実施の形態においても、銑鉄を製造するための複数の生産設備における操業状態を制御する場合を例に挙げて説明する。また、上述した第1の実施の形態と同一の部分については図1〜図4に付した符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0056】
図5は、本実施の形態における操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
図5において、操業管理システム50は、第1〜第nの撮像装置2a〜2nと、第1〜第nのITV装置3a〜3nと、支援装置として配設される第1〜第nのヒューマンマシンインターフェース(HMI;Human Machine Interface)51a〜51nと、主制御装置52と、大型スクリーン5と、ネットワーク6と、電気PLC7と、計装DCS8とを有している。なお、以下の説明では、第1〜第nのヒューマンマシンインターフェース51a〜51nを第1〜第nのHMI装置51a〜51nと称する。また、本実施の形態では、第1〜第nのHMI装置51a〜51nと主制御装置52とにより生産設備制御装置400が構成される。
【0057】
図5に示すように、第1〜第nのHMI装置51a〜51nと、主制御装置52と、大型スクリーン5は、運転室55内に配設されている。
具体的に説明すると、主制御装置52は、第1の実施の形態における生産設備制御装置4と同様に、大型スクリーン5と対向するように配設されている。
【0058】
このように主制御装置52を配設することで、主制御装置52を操作するオペレータは、大型スクリーン5に表示されている内容を見ながら主制御装置52を操作することができる。
【0059】
第1〜第nのHMI装置51a〜51nは、主制御装置52よりも後方で大型スクリーン5と対向するように配設されている。このように第1〜第nのHMI装置51a〜51nを配設することで、第1〜第nのHMI装置51a〜51nを操作する各オペレータは、大型スクリーン5に表示されている内容を見ながら各自のHMI装置51a〜51nを操作することができる。
【0060】
ネットワーク6は、主制御装置52と、第1〜第nのHMI装置51a〜51nと、電気PLC7と、計装DCS8とを接続するためのものである。
【0061】
主制御装置52は、上述した第1の実施の形態における生産設備制御装置4と同様に、上記銑鉄を製造するための全ての生産設備における操業状態を制御するための装置であるが、本実施の形態では、定常時における生産設備の操業状態を主として制御するようにし、非定常時における設備の操業状態については主制御装置52と合わせて第1〜第nのHMI装置51a〜51nにより制御するようにすることができるようにしている。
【0062】
また、主制御装置52は、非定常時における生産設備の操業状態を生産設備ごとに管理するための所定の画像情報を、第1〜第nのHMI装置51a〜51nから呼び出して、大型スクリーン5に表示する。
【0063】
このような機能を有する主制御装置52の具体的な構成を、図6を参照しながら説明する。図6は、主制御装置52の構成の一例を示したブロック図である。
【0064】
図6において、主制御装置52は、入力装置31と、処理装置61とを有している。
入力装置31は、キーボードやマウスなどにより構成される装置である。
【0065】
処理装置61は、ITV画像処理部34と、SCR画像処理部35と、HMIキャプチャ画像処理部62とを有しており、windows(登録商標)などのOS(operating system)に基づいて動作するコンピュータである。
【0066】
ITV画像処理部34は、上記銑鉄を製造するための生産設備の様子を表す所定の画像情報を第1〜第nのITV装置3a〜3nから呼び出して処理するためのものである。
SCR画像処理部35は、上記銑鉄を製造するための複数の生産設備における定常時の操業状態を管理するための画像情報を処理するためのものである。
【0067】
HMIキャプチャ画像処理部62は、上記生産設備における非定常時の操業状態を生産設備ごとに管理するための所定の画像情報を、第1〜第nのHMI装置51a〜51nから呼び出して処理するためのものであり、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aと、HMIキャプチャ画像レイアウト部62bと、HMI操作情報取得部62cとを有している。
【0068】
なお、以下の説明では、上記第1〜第nのHMI装置51a〜51nから呼び出した画像情報を必要に応じてHMIキャプチャ画像情報と称する。また、上記HMIキャプチャ画像情報に基づく画像を必要に応じてHMIキャプチャ画像と称する。
【0069】
入力装置31を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、上記HMI画像情報を呼び出すための所定のアプリケーションを起動する。
【0070】
具体的に説明すると、例えば、大型スクリーン5上に表示されているアイコン41の中から、上記所定のアプリケーションに対応するアイコンがオペレータによる入力装置(マウスなど)31の操作により選択されると、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0071】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、第1〜第nのHMI装置51a〜51nから上記HMI画像情報を呼び出す。このとき、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、オペレータにより選択されたHMI画像情報のみを呼び出すようにする。
【0072】
そして、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、上記呼び出したHMI画像情報に対応するアイコンを大型スクリーン5の所定の領域に表示する。
【0073】
その後、オペレータによる入力装置(マウスなど)31に基づいて、上記表示したアイコンが選択されると、HMI画像呼び出し部62aは、上記選択されたアイコンに対応するHMIキャプチャ画像71を大型スクリーン5の所定の領域に表示する(図7を参照)。
【0074】
このとき、HMIキャプチャ画像呼び出し部62aは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、HMIキャプチャ画像71をウインドウ内に表示する。
【0075】
なお、本実施の形態では、大型スクリーン5にHMIキャプチャ画像71を複数枚表示することができるようにしている。HMIキャプチャ画像71が最大枚数表示された状態で新たにHMIキャプチャ画像71を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したHMIキャプチャ画像71を消去するようにする。
【0076】
HMIキャプチャ画像レイアウト部62bは、HMIキャプチャ画像71を表示するウインドウの表示位置と大きさを、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
【0077】
また、HMIキャプチャ画像レイアウト部62bは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記ウインドウ内に表示されているHMIキャプチャ画像71の表示倍率を変更する。
【0078】
なお、HMIキャプチャ画像71を表示するウインドウがSCR画像44を表示するウインドウよりも大きくならない範囲で、各ウインドウの大きさを変更できるようにするのが好ましい。
【0079】
HMI操作情報取得部62cは、大型スクリーン5に表示されたHMIキャプチャ画像71に基づいて第1〜第nのHMI装置51a〜51nのオペレータにより操作された内容を、ネットワーク6を介して第1〜第nのHMI装置51a〜51nから取得する。
【0080】
そして、HMI操作情報取得部62cは、大型スクリーン5に表示されたHMIキャプチャ画像71の内容を、上記取得した操作内容に基づいて変更する。これにより、各オペレータは、上記非定常時における生産設備の操業状態に変更があったことを認識することができる。以上のように本実施の形態では、ITV画像42とSCR画像43とHMIキャプチャ画像71とが操業管理用画像に相当する。
なお、本実施の形態では、第1〜第nのHMI装置51a〜51nにおける操作が競合しないようにHMI操作情報取得部62cを設けるようにしたが、HMI操作情報取得部62cを設けないようにしてもよい。この場合、第1〜第nのHMI装置51a〜51nのオペレータにより操作された内容を大型スクリーン5に直接表示するようにすればよい。
【0081】
次に、図8を参照しながら、第1〜第nのHMI装置51a〜51nの構成と機能について説明する。図8は、HMI装置51の構成の一例を示したブロック図である。なお、第1〜第nのHMI装置51a〜51nは、何れも同様の構成を有している。
【0082】
図8において、HMI装置51は、入力装置81と、表示装置82と、処理装置83とを有している。
【0083】
入力装置81は、キーボードやマウスなどにより構成される装置であり、オペレータにより実行された内容を処理装置83に入力するための装置である。
【0084】
表示装置82は、ディスプレイなどにより構成される装置であり、処理装置83により実行された処理結果などを表示するための装置である。オペレータは、この表示装置82や大型スクリーン5に表示された内容を見ながら、入力装置81を用いて所望の内容を入力する。
【0085】
なお、本実施の形態では、マスター画像表示用ディスプレイ82aと、スレーブ画像表示用ディスプレイ82bとの2つのディスプレイを表示装置82が有するようにしている。
【0086】
処理装置83は、自身に割り当てられている生産設備における操業状態を管理するための所定の画像情報を処理するためのものであり、HMI画像表示部83aと、HMI画像レイアウト部83bと、HMI画像出力部83cと、HMI画像操作部83dとを有している。
【0087】
なお、この処理装置83は、windows(登録商標)などのOS(operating system)に基づいて動作するコンピュータである。また、以下の説明では、上記自身に割り当てられている生産設備における操業状態を管理するための所定の画像情報を必要に応じてHMI画像情報と称する。そして、上記HMI画像情報に基づく画像を必要に応じてHMI画像と称する。
【0088】
入力装置81を用いてオペレータにより所定の操作が行われると、HMI画像表示部83aは、上記HMI画像を表示するための所定のアプリケーションを起動する。
【0089】
具体的に説明すると、例えば、マスター画像表示用ディスプレイ82aの上部に表示されているツールバーのシステムメニューの中から、上記所定のアプリケーションがオペレータによる入力装置(マウスなど)81の操作により選択されると、HMI画像表示部83aは、上記所定のアプリケーションを起動する。
【0090】
上記起動した所定のアプリケーションに従ってオペレータにより所定の操作が行われると、HMI画像表示部83aは、上記HMI画像を表示装置82に表示する。
【0091】
このとき、HMI画像表示部83aは、該当する生産設備の現在の操業状態に関する情報を電気PLC7や計装DCS8などから取得し、上記取得した情報に従って上記HMI画像情報を生成する。そして、上記生成したHMI画像情報に基づいて上記HMI画像を表示する。
【0092】
なお、本実施の形態では、入力装置81を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記HMI画像をフルスクリーンで表示するか、それともウインドウ内に表示するかを選択し、上記選択した表示形態で上記HMI画像を表示するようにしている。
【0093】
また、本実施の形態では、入力装置81を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて選択された所定の倍率で、上記HMI画像を表示するようにしている。
【0094】
さらに、本実施の形態では、上記HMI画像を複数枚表示することができるようにしている。そして、上記HMI画像が最大枚数表示された状態で新たにHMI画像を表示することがオペレータにより選択された場合には、最初に表示したHMI画像を消去するようにする。
【0095】
HMI画像レイアウト部83bは、表示装置82に表示された上記HMI画像の表示位置と大きさを、入力装置81を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて変更する。
また、SCR画像レイアウト部83bは、入力装置31を用いてオペレータにより行われた所定の操作に基づいて、上記HMI画像の表示倍率を変更する。
【0096】
HMI画像出力部83cは、表示装置82に表示された上記HMI画像に対応する画像情報(HMI画像情報)の全部または一部を、主制御装置52からの呼び出しに応じて出力する。
【0097】
このようにしてHMI画像出力部83cから出力された画像情報が、上記HMIキャプチャ画像情報として、主制御装置52で処理される。そして、HMIキャプチャ画像71が大型スクリーン5に表示される。
【0098】
大型スクリーン5に表示されたHMIキャプチャ画像71に基づいて、自身に割り当てられている生産設備における非定常時の操業状態を制御するための所定の操作をオペレータが行うと、HMI画像操作部83dは、上記オペレータにより行われた入力装置81の操作に基づく制御指令信号を、ネットワーク6を介して、電気PLC7と、計装DCS8に出力する。電気PLC7と、計装DCS8は、この制御指令信号に基づいて、該当する生産設備を操業する。
【0099】
また、HMI画像操作部83dは、上記オペレータにより行われた入力装置81の操作内容に関する情報を主制御装置52に出力する。このようにしてHMI画像操作部83dから出力された情報に基づいて、主制御装置52は、大型スクリーン5に表示されているHMIキャプチャ画像71の内容を変更する。
【0100】
以上のように本実施の形態では、銑鉄を製造するための生産設備で非定常の操業が行われるときには、第1〜第nのHMI装置51a〜51nにより主制御装置52の制御操作を支援するようにしたので、上述した第1の実施の形態における効果に加え、非定常時における複雑な操業を迅速に、且つ確実に実行することができる。また、定常時におけるオペレータと、非定常時におけるオペレータとの役割分担を明確に区別することができる。
【0101】
そして、非定常時には、第1〜第nのHMI装置51a〜51nのオペレータにより操作されるHMIキャプチャ画像71を、大型スクリーン5に表示するようにしたので、各オペレータは、大型スクリーン5に表示されているHMIキャプチャ画像71を見ることで、他のオペレータにより行われている操作内容についても知ることができ、各オペレータが協調して複数の生産設備における操業状態を制御することができる。
【0102】
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0103】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記録する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD等を用いることができる。
【0104】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。
【0105】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0106】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を大型の表示装置に表示し、上記表示した操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備における操業状態を制御するようにしたので、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するのに必要な情報を、上記大型の表示装置に集約して表示することができる。したがって、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を可及的に少人数のオペレータの操作に基づいて制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、大型スクリーンの構成の一例を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示し、生産設備制御装置の構成の一例を示したブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示し、生産設備制御装置の処理により大型スクリーンに表示される内容の一例を示した図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示し、操業管理システムの構成の一例を示したブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示し、生産設備制御装置の構成の一例を示したブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示し、生産設備制御装置の処理により大型スクリーンに表示される内容の一例を示した図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示し、HMI装置の構成の一例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 操業監視システム
2 撮像装置
3 ITV装置
4 生産設備制御装置
5 大型スクリーン
6 ネットワーク
7 電気PLC
8 計装DCS
9 運転室
50 操業監視システム
51 HMI装置
52 主制御装置
55 運転室
400 生産設備制御装置
Claims (8)
- 複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御装置であって、
上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示手段と、
上記操業管理用画像表示手段により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力手段と、
上記操業制御情報入力手段により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御手段とを有することを特徴とする生産設備制御装置。 - 上記操業管理用画像表示手段により上記大型の表示装置に表示される操業管理用画像は、上記複数の生産設備の撮像画像を含むことを特徴とする請求項1に記載の生産設備制御装置。
- 上記生産設備制御手段により行われる上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態の制御を、生産設備ごとに支援する複数の支援装置を設け、
上記複数の生産設備において非定常の状態が発生した場合には、上記非定常の状態になった生産設備における操業状態を、上記非定常の状態になった生産設備に対応する支援装置により制御するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の生産設備制御装置。 - 複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御方法であって、
上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示処理と、
上記操業管理用画像表示処理により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力処理と、
上記操業制御情報入力処理により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御処理とを行うことを特徴とする生産設備制御方法。 - 上記操業管理用画像表示処理により上記大型の表示装置に表示される操業管理用画像は、上記複数の生産設備の撮像画像を含むことを特徴とする請求項4に記載の生産設備制御方法。
- 上記生産設備制御処理により行われる上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態の制御を、生産設備ごとに支援する複数の支援装置のうち、非定常の状態になった生産設備に対応する支援装置により、上記非定常の状態になった生産設備における操業状態を制御するようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載の生産設備制御方法。
- 複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を管理するための操業管理用画像を、大型の表示装置に表示する操業管理用画像表示処理と、
上記操業管理用画像表示処理により表示された操業管理用画像に基づくオペレータの操作に従って、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御するための操業制御情報を入力する操業制御情報入力処理と、
上記操業制御情報入力処理により入力された操業制御情報に基づいて、上記複数の生産設備におけるそれぞれの操業状態を制御する生産設備制御処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 上記請求項7に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018180094A (ja) * | 2017-04-05 | 2018-11-15 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | Hmi画面試験装置 |
CN111260895A (zh) * | 2020-02-24 | 2020-06-09 | 上海明略人工智能(集团)有限公司 | 报警信息的发送方法及装置、存储介质和电子装置 |
WO2021095595A1 (ja) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | Jfeスチール株式会社 | 生産設備の操業方法及び操業システム |
RU2801735C1 (ru) * | 2019-11-13 | 2023-08-15 | ДжФЕ СТИЛ КОРПОРЕЙШН | Способ управления и система управления для производственных установок |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003180175A patent/JP2005018282A/ja not_active Withdrawn
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