JP2000287387A - グラフイックユーザインタフェース - Google Patents

グラフイックユーザインタフェース

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JP2000287387A
JP2000287387A JP11091312A JP9131299A JP2000287387A JP 2000287387 A JP2000287387 A JP 2000287387A JP 11091312 A JP11091312 A JP 11091312A JP 9131299 A JP9131299 A JP 9131299A JP 2000287387 A JP2000287387 A JP 2000287387A
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泰志 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力系統の直観的な概況把握や詳細情報への高
速アクセスができる系統図と画面操作の可能なグラフイ
ックユーザインタフェースを提供する。 【解決手段】電力系統からオンライン情報などを供給さ
れる情報端末の監視画面100に、業務や画面メニュー
のアイコンをもつ画面操作エリア101と、系統図等を
表示するアプリケーションエリア400を設ける。マク
ロ系統図は、デフォルメされた地図に配置された電気所
シンボル間を、垂直線、水平線及び斜線による線路で結
線し、全体として管轄範囲410と非管轄範囲420を
分けて配置し、かつ、両範囲のバックグラウンドを色分
けする。系統図の地理的配置及び管轄/非管轄の区分け
により、周辺の影響を考慮した管轄範囲のマクロな把握
が容易になる。一方、画面効率のよい系統図の配置によ
り多量の情報を高密度に集中でき、線路数の増加や潮流
の重畳なども容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の監視制
御システムに係わり、特に系統監視に適用されるグラフ
イックユーザインタフェース(GUI)に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の監視制御システムは発・変電
所の遠方監視制御からスタートし、現在では制御系機能
と情報系機能を合わせ持った電力情報制御システムに成
長している。最近の電力情報制御システムは、基本の監
視制御機能に系統操作、事故時復旧、信頼度監視、誤操
作防止などが加わり、ますます高速処理性、応答性が要
求されている。また、オンライン監視で収集した情報
を、経営情報や業務支援情報として利用するために、中
央給電指令所から下位の制御所、営業所まで、電力会社
全体で給電情報を相互に交換し共有化する系統運用関係
情報システムも実現している。なお、本明細書中での
「電力系統監視制御システム」は、これらシステムを包
含した広義の意味に用いる。
【0003】このように大規模化する電力系統監視制御
システムでは、各電気所に分散されているデータベース
がサーバを介して汎用のネットワークで結ばれ、どこか
らでも自由に利用できる。また、膨大な情報量の伝送を
高速化するために、最近のものでは、系統図のデータは
描画関数を受信して描画するものもある。
【0004】一方、システム全体の状況を伝え、利用者
の直観的かつ的確な判断や操作を可能にするGUIが開
発されている。たとえば、監視対象の電力系統図の線路
や発・変電所などが地図上に配置し、運転員の地理的感
覚にマッチした監視を可能にしたり、線路や発・変電所
を電圧階級や稼動状態に応じた色やパターンでビジュア
ル化して、運転員のマクロな把握を容易にしている
(「系統運用高度化を実現するインテリジェント中央給
電所システム;日立評論Vol.78,1996,pp21−25」)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電力系統監視制御シス
テムの大規模化に伴い、多種、多量の情報がどこからで
も利用可能になる反面、従来のGUIのままでは情報の
効率的ないし効果的な利用が困難になり、情報の洪水が
発生する。
【0006】従って、膨大な情報を効率的に集中しなが
ら、かつマクロな把握を容易にする画面構成が求められ
る。例えば、電力系統図は中央給電指令所から下位の制
御所、さらには営業所など、全てのグラフイックユーザ
インタフェースで利用される。任意の電気所のユーザが
系統図データを受信して復元する際に、自電気所の管轄
範囲の表示だけでは障害の個所や波及などの把握が困難
になることが多い。しかし、他の管轄系統を併せて表示
すると、管轄範囲の表示エリアが狭められるので、監視
や画面操作が不便になる。この傾向は、系統図に潮流な
どオンライン情報を重畳するようなとき、より顕著にな
る。従って、管轄範囲と非管轄範囲の表示、さらにオン
ライン情報の重畳などを効率よく集中するとともに、利
用者のマクロ把握も容易にする系統図画面の提供は、電
力情報のGUIにとって重要な課題となっている。
【0007】また、今日のGUIは単なる情報の表示画
面ではなく、情報の選択や加工を行う編集手段であり、
さらには従来の制御盤に代わる操作手段であって、画面
そのものが監視、制御のためのツールとなっている。例
えば、監視制御業務での運転員は概要の把握、主要因の
把握、補助要因の把握という3つのプロセスを経由して
判断しながら対応処置を行う。このため、運転卓に3台
のCRTを備えている。また、複数台のCRTを用いて
主要電気所の電気所名と監視情報の数値を表形式で示し
た電気所監視画面を表示し、任意の電気所を指定して電
気所系統図をポップアップし、系統図の所定個所を指示
して1情報のトレンドグラフを表示すること等も行われ
ている。
【0008】このように、従来のGUIはマクロからミ
クロへと情報を選択する際に、複数のCRTの画面渡り
が頻繁になる。このため、必要情報を取り出すまでの画
面操作が増え、時間がかかる。また、画面情報が電気所
の縦割りで分割されていると、関連する他の電気所の情
報を見たいときに、画面を一旦、元の状態に戻し、再び
同様の操作を繰り返さなければならないので、画面操作
の回数は一層、増大する。このため、直感的な概況把握
のしやすいマクロ系統図の表示や、必要な詳細系統図等
を画面操作少なく速やかに取得できるGUIが求められ
ている。
【0009】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、多量の情報を効率よく集中し、直観的な概況
把握を支援する電力系統マクロ図の表示と、また、大規
模系統でも必要な情報にスピーディにアクセス可能な電
力系統図を表示する画面操作と、を実現する電力系統監
視用のグラフイックユーザインタフェース(GUI)を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、電力系統の監視や操作等に使用する電力系統情報
をビジュアル化して提供するグラフイックユーザインタ
フェースにおいて、情報端末の画面上に、複数の電気所
と電気所間の線路を含む系統図を表示する際に、前記線
路は直線的かつ規則的に接続し、前記系統図中の管轄範
囲と非管轄範囲を分離して表示することを特徴とする。
【0011】または、情報端末の画面上に、デフォルメ
された地形輪郭線による地図を表示し、前記地図上に複
数の電気所と電気所間の線路を含む系統図を配置し、前
記系統図中の管轄範囲と非管轄範囲を分離して表示する
ことを特徴とする。
【0012】また、前記管轄範囲は系統図表示画面の中
央部に、前記非管轄範囲はその外周部に表示することを
特徴とする。
【0013】また、前記線路は垂直線、水平線及び所定
角の斜線により表示し、前記線路の交差部は電圧階級の
上位側を優先し、電圧階級が同じ場合は垂直線、水平線
及び斜線の優先順で表示することを特徴とする。
【0014】前記線路は立体的形式で表示し、また、前
記電気所は発電所、変電所、開閉所など種類別のシンボ
ルで表示することを特徴とする。
【0015】前記管轄範囲及び前記非管轄範囲は、各々
のバックグラウンド色を異ならせて表示することを特徴
とする。また、前記非管轄範囲の系統図を前記系統図表
示画面の周辺に寄せ、前記管轄範囲の系統図を前記系統
図表示画面の中央部に拡大する、魚眼表示形式で表示す
ることを特徴とする。
【0016】本発明のグラフイックユーザインタフェー
スは、電力系統監視制御システムからオンライン情報を
受けとる情報端末の画面上に、系統の監視または操作等
の業務メニューを含む画面操作エリアと、マクロ系統図
または詳細系統図の選択や電圧階級等のサブメニューを
含むメニュー表示エリアと、上述した前記系統図のいず
れかを表示するアプリケーションエリアを含む構成とす
ることを特徴とする。
【0017】前記メニュー表示エリアに潮流の表示を指
示する操作釦を設け、該釦が選択された場合に、前記系
統図に潮流方向や潮流値を表示することを特徴とする。
また、前記系統図の線路を通常時と異常時で色替え表示
することを特徴とする。
【0018】以上に述べた本発明の系統図(実施例のマ
クロ系統図)によれば、系統図の直線的かつ規則的な接
続により、あるいはデフォルメ(模式化)された地図上
での電気所等のレイアウトにより、前記系統図中の管轄
範囲と非管轄範囲を分離して表示することを可能にした
ので、運用者の直観的な概況把握を容易にする効果があ
る。
【0019】これにより、系統図表示画面の中央部に非
管轄範囲をその外周部に表示することを可能にしたの
で、非管轄範囲を外周部に寄せて管轄範囲を拡大する
「魚眼」表示形式の採用が可能になる。また、系統図の
規則的なレイアウトにより、従来の地形に従ったレイア
ウトによる無駄がなく、画面の使用効率が向上するの
で、表示情報を集中・増大できる効果がある。
【0020】上記目的を達成する本発明は、電力系統の
監視や操作等に使用する電力系統情報をビジュアル化し
て提供するグラフイックユーザインタフェースにおい
て、情報端末の画面上に、電力系統の監視等の業務内容
を選択する操作釦を配置する画面操作エリア、マクロ系
統図または詳細系統図の選択や電圧階級、稼動状況の色
別、レイヤリングの少なくとも1つの選択項目を含むニ
ューを表示するメニュー表示エリア、上述に記載の前記
系統図のいずれかを表示するアプリケーションエリアを
それぞれ配置して、前記マクロ系統図と前記詳細系統図
の相互の切り替えを可能にすることを特徴とする。
【0021】前記メニュー表示エリアの選択項目毎の操
作釦を前記画面操作エリアに表示し、前記アプリケーシ
ョンエリアを拡大して前記メニュー表示エリアを隠した
場合に、前記選択項目の選択を可能にすることを特徴と
する。
【0022】前記メニュー表示エリアに前記マクロ系統
図または詳細系統図を複数に区画して表示するナビゲー
ションウインドウ(以下、ナビウインドウと呼ぶ)を配
置し、前記ナビウインドウ上で指示された任意の区画の
系統図を前記アプリケーションエリアに表示することを
特徴とする。
【0023】前記アプリケーションエリアに表示した系
統図の拡大もしくは縮小あるいはスクロールに応じて、
前記ナビウインドウに表示される前記アプリケーション
エリアの系統図に対応する区画を色替えなどにより識別
可能に表示することを特徴とする。
【0024】また、前記情報端末の画面上に系統図の表
示情報の詳細度を可変するデクラッタリングバーを表示
することを特徴とする。
【0025】これらの発明によれば、マクロ系統図から
詳細系統図、あるいはその逆への切り替えが容易で、ま
た、ナビウインドウからアプリケーションエリアに表示
する系統図を指定したり、対応関係の識別表示を行うの
で、利用者は拡大縮小や詳細度の変更による表示系統図
の位置を見失うことがない。
【0026】上記目的を達成する本発明は、電圧階級の
異なる複数の系統図を画面上に表示するグラフイックユ
ーザインタフェースにおいて、前記系統図の電気所の近
傍に電圧階級間の画面渡りを設定する案内シンボルを配
置し、前記案内シンボルを指示することにより、該シン
ボルを含む系統図とは異なる電圧階級の系統図を表示す
ることを特徴とする。また、前記案内シンボルの指示後
に表示される系統図が、元の系統図の上位の系統図であ
るか下位の系統図であるかによって、前記案内シンボル
を区別して表示することを特徴とする。
【0027】この発明によれば、電圧階級の異なる系統
間の画面渡りがワンタッチで行える効果がある。
【0028】上記目的を達成する本発明は、画面に表示
する系統図の拡大縮小手段を有するグラフイックユーザ
インタフェースにおいて、前記拡大縮小手段に、その移
動に応じた指示を与えるスクロールバーを画面上に表示
し、前記スクロールバーによる拡大/縮小に応じて前記
系統図に表示する電力設備の種別を、予めの設定に従い
表示/非表示とすることを特徴とする。また、拡大/縮
小に応じて前記電力設備の表示/非表示の状態が変わる
ことを示す表示状態の切替点を前記スクロールバーに付
与することを特徴とする。
【0029】この発明によれば、系統図の無段階拡大/
縮小とデクラッタリングがスムーズに行える効果があ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。図2は、本発明の電力
系統監視用GUIが適用される電力系統監視制御システ
ムの一例を示す概略図である。
【0031】電力監視制御システムは中央給電指令所
1、複数の支店給電所2、複数の制御所(電力所)3及
び発電所や変・配電所を系統監視制御ネットワーク4で
結んでいる。給電所1、2や制御所3には、ネットワー
ク4からオンライン情報を入力する監視CPU6と、系
統のオンライン情報や系統図、設備情報などをデータベ
ース8に蓄積し、クライアントからの要求により配信す
る系統情報サーバ7を備え、サーバ間を系統運用関係情
報ネットワーク5で結んで、各データベース8に分散格
納されているデータの共有を可能にしている。
【0032】サーバ7に、監視制御や系統計画などのた
めの系統情報端末10が汎用LAN9を介して接続され
ている。本発明の対象となるGUIは、本実施例で1台
のCRTによる端末10で実現されるが、大スクリーン
や複数CRTからなる操作卓などの画面にも適用可能で
ある。
【0033】図3は、電力系統監視用GUIを実現する
情報端末の一実施例である。情報端末10は汎用LAN
9に通信モデム11を介して接続された汎用PC(パソ
コン)によって構成している。制御部12は画面の編集
や表示を制御する機能で、OS(Operrating System)
にWindows(米国Microsoft Corp.の商標)を採用してい
る。
【0034】画面表示処理部13は系統図表示13−
1、モニタ画面表示13−2など、各仕様の画面の画像
をOSの下で作成、表示する機能を有し、系統情報サー
バ7から受信した系統図データやオンライン情報などを
用いて各画面を作成し、フレームメモリ14に描画す
る。入出力処理部18は、入力装置21からの指示を内
部バス20を介して制御部12に伝え、その指示により
作成、更新された画面を表示装置22へ表示する。入力
装置21からの指示は、画面上のアイコンなどを通じて
行われる。業務処理部(図示は、監視部のみ)19は監
視、操作、メンテナンス等の業務に応じたアプリケーシ
ョンプログラムを有し、制御部12の管理下で実行す
る。以下では、監視業務を例に説明する。
【0035】業務処理部19による監視の実行で、系統
情報サーバ7から周期的にまたは要求により受信した情
報は、ハードディスクなどの記憶装置によるオンライン
DB15、設備DB16に蓄積される。設備データベー
スは電気所毎の設備ないしは機器毎にファイルされる。
系統図データは系統図表示13−1により復元されて、
画面DB17の系統図ファイル17−1に系統別、電圧
階級別などに格納される。なお、系統図は予めファイル
化されていてもよい。また、画面DB17にはマクロ系
統図、詳細系統図、系統モニタなどの初期画面や遷移画
面のフォーマット17−2などが格納され、系統モニタ
ファイル17−3にはタブ構成のメニュー画面や、TM
の遷移グラフなどのフォーマットが含まれている。
【0036】以下、主として制御部12と画面表示処理
部13により作成、表示される監視画面の構成と画面操
作を、その実現機能とともに詳細に説明する。本実施例
のGUI100は操作部とアプリケーションエリア部が
一体化した画面からなり、電力系統監視や操作の業務に
必要な監視画面を提供する。本実施例の監視画面は系統
図とモニタ画面に大別され、前者は「マクロ」や「詳細
系統図」のメニュー、後者は「系統モニタ」のメニュー
によるアプリケーションとなる。
【0037】図1は、マクロ画面の構成を示す。エリア
102は業務選択メニューで、「監視」、「操作」、
「メンテナンス」などが、各々のアイコンにより選択さ
れる。メニューエリア200は選択業務のメニューがプ
ルダウンされる。図示例は「監視」業務の表示メニュー
で、「マクロ」、「詳細系統図」及び「系統モニタ」
からなる。エリア103はメニューに対応するアイコ
ン’で、左から「マクロ」、「詳細系統図」及び「系
統モニタ」となる。画面操作エリア101はエリア10
2、103からなるが、サブメニュー呼出しなど、共通
操作用のアイコン’を配置したエリア104を含めて
もよい。
【0038】サブメニューエリア300は、表示メニュ
ーの選択に対応するサブメニューがプルダウンさ
れ、主に同一画面内での表示変更に使用される。なお、
アイコン’と同様に、サブメニューに対応するアイ
コン”をエリア104に表示するようにしてもよい。
【0039】図示例は「マクロ」のサブメニューであ
る。「電圧」は電圧階級のプルダウンメニューを示し、
例えば、電圧上位の系統「154kV以上」、電圧下位
の系統「77kV」などと、表示する系統図の電圧階級
を示す。「潮流値」は系統図に潮流値を表示するか否か
を切り換える。
【0040】「ナビゲーション」はナビゲーションウイ
ンドウ(以下、ナビウインドウと呼ぶ)を表示する。本
例の「マクロ」では、「電圧」が下位系統の場合に表示
されるが、常に表示するようにしてもよい。
【0041】「広角/魚眼」のメニューは「電圧」が上
位系統の場合に表示され、「広角/魚眼」のメニューを
選択すると、管轄範囲を中心に画面幅一杯に拡大された
全系図を表示する。なお、表示メニューを消すとアプ
リケーションエリア400を画面幅一杯に拡大するよう
にしてもよい。
【0042】アプリケーション画面はメニューで、
「マクロ」または「詳細系統図」が選択されると系統図
を表示する。また、「系統モニタ」が選択されると系統
モニタ画面を表示する。エリア500はシステム共通の
メッセージを表示する。
【0043】GUI起動時の初期画面のデフォルトでは
「マクロ」の状態が表示され、アプリケーション画面
として、通常は当該電気所の管轄範囲を画面中央に、周
辺の非管轄範囲を外周部にレイアウトした全系図を表示
している。初期画面の全系図は電圧階級が上位、例えば
154kV以上の上位系を表示する。この上位系によ
り、系統全体の状態が分かるように、系統を辿るときの
インデックスを示す。
【0044】図4は全系図の部分詳細図を示す。全系図
における各電気所は、幾何学的にデフォルメされた輪郭
線(地形)の地図上に配置され、この電気所間を直線に
より所定規則にしたがって結線するので、管轄範囲と非
管轄範囲を分離でき、例えば前者を画面中央部、後者を
外周部にレイアウトした全系図の表示が可能になる。
【0045】線路の描画は垂直線、水平線、斜線(本例
では45°)により、交差は電圧階級の高い方を上に、
同級の場合は水平、垂直、斜線の優先順とする。また、
線路は陰影等を付与した立体的表現とし、電圧階級など
によって線路の太さを変える場合と、変えない場合があ
る。さらに、管轄範囲と非管轄範囲のバックグランドを
色分けして、両者を一目で識別できるようにしている。
例えば、管轄範囲は茶色、非管轄範囲は緑色としてい
る。なお、カラー表示からモノクロへの変換に備えて、
管轄範囲や非管轄範囲のバックグランド色をより明るい
色(ベージュや黄)にしてもよい。
【0046】電気所は種別に応じて、図4(b)のよう
にシンボル化し、見た目にわかり易いビジュアル化を実
現している。各電気所シンボルの近くには電気所名も付
記される。なお、画面上の電気所や線路の付属情報は、
従来の系統図と同様にクリックによって表示することが
できる。
【0047】本実施例の全系図によれば、各電気所を概
ね地理的に配置しているので、利用者が直感的に全系を
把握できるとともに、規則的な線路描画に基づく効率的
な画面レイアウトによって、密度の高い情報表示が可能
になる。特に、管轄範囲と非管轄範囲を分離したレイア
ウトができるので、バックグランドの色分けと相まっ
て、管轄範囲の監視が容易になる。
【0048】図5は全系図の「広角」画面を示す。「広
角」のメニューを選択すると、管轄範囲を中心に画面幅
一杯に拡大した全系図を表示する。このとき、メニュー
、は隠れるが、対応するアイコン’、’、”
を操作エリア101に表示しているので、メニュー、
を表示しなくても選択できる。アプリケーションエリ
ア400の拡大により、情報量の多い系統図をより見易
く表示できる。なお、本図の詳細も、図4と同様の描画
によって表示される。
【0049】図6は全系図の「魚眼」画面を示す。「魚
眼」のメニューを選択すると、管轄範囲は通常の拡大、
管轄外の周辺部は魚眼表示形式による系統図を表示す
る。ここで、魚眼表示形式とは、例えば、魚眼レンズを
用いた写真に似たような画像を指す。
【0050】本実施例の魚眼表示形式では中央から周辺
に向けて画像を歪ませるのではなく、拡大アプリケーシ
ョンエリア400の外周に非管轄範囲の線路をほぼ均等
に圧縮して寄せ、それにより広げられた画面中央部に管
轄範囲を均等に拡大表示している。このような魚眼表示
は、本実施例の全系図が管轄範囲を中央部、非管轄範囲
を外周部に分離したレイアウトを実現していることで可
能になる。
【0051】この「魚眼」の系統図によれば、非管轄系
統を含む全系図を表示して、地理的感覚や外周部系統の
状況認識によるマクロな把握を容易にする。また、管轄
範囲をゆとりを持って表示するので、管轄範囲がより見
やすく、かつ潮流などの吹き出し表示などが容易にな
る。
【0052】図7は、潮流値を表示した全系図を示す。
図示例は、「広域」の全系図に線路潮流値と変電所負荷
を重ね表示している。なお、線路の太さは電圧階級の違
いによる。潮流値は線路上、負荷は変電所近傍にそれぞ
れ吹き出した矩形枠内に示し、また、潮流方向を矢印で
示している。矩形枠のバックグランドと数字の色合い
は、潮流値と負荷で白/青など、その組合せを反対にし
て識別を容易にしている。なお、潮流値と変電所負荷を
それぞれ単独で表示するようにしてもよい。
【0053】さらに、停電等の障害や平常時の過負荷等
の異常区間の線路を、通常の色(黄緑)と異なる赤など
に変更し、通常状態の線路と色分け表示している。な
お、線路の3次元表示では陰影を付けるため同じ線幅で
も細く見える。このため、異常区間の線路を2次元表示
に切り替えると、見かけ上の線径が太く見えるので、異
常が一見して分かる。
【0054】図8は、監視業務における監視画面表示の
処理フローを示す。本実施例のGUIが起動すると、ま
ず、全系図が作成(あるいは、系統図ファイル171か
らの読み出し)され(s10)、マクロ系統画面フォー
マットにしたがって初期画面が表示される(s20)。
この画面上で、「監視」業務が指定されると(s3
0)、表示メニューが表示される(s40)。このメ
ニューの選択に応じて、マクロ系統図表示処理(s5
0)、詳細系統図表示処理(s60)または系統モニタ
表示処理(s70)に移行する。
【0055】マクロ系統図表示処理(s50)では、ま
ず、サブメニューから電圧階級が「154kV以上」
などと指定され(s501)、表示中の電圧階級と異な
るときは指定電圧階級に対応した全系図を表示する(s
502)。次に、「潮流」の指定が有るか(s50
3)、「広角/魚眼」の指定が有るかチエックし(s5
04)、指定が有れば系統図を広角/魚眼で表示する
(s505)。このとき、「潮流値」のメニューも選択
されていれば、潮流の方向やTM値を所定のフォーマッ
トによって表示する。変電所負荷の重畳表示も、「潮
流」の場合と同様に行われる。
【0056】図9に、系統図を作成・表示する概略の処
理フローを示す。本処理は系統情報サーバ7から現在の
系統図データを受信し、系統図表示131によって実行
され、電圧階級毎、階層別にファイルされる。なお、予
め表示用データの作成は行わず、図8の処理s10など
で、そのつど系統図を描画するようにしてもよい。
【0057】まず、監視対象範囲で、指定電圧階級、指
定階層の系統図データを読出す(s101)。全系図の
場合は監視対象範囲とその周辺地域を含む模式的な地形
輪郭図を描画する(s102)。次に、電気所シンボル
を概ね地理的な位置関係に配置し(s103)、電気所
間の線路を線路描画アルゴリズムにしたがって結線する
(s104)。線路描画アルゴリズムは、結線は垂直
線、水平線、斜線(本例では45°)により、交差は電
圧階級の高い方を上に、同級の場合は水平、垂直、斜線
の優先順とする。なお、電気所シンボルの地理的配置
は、線路描画アルゴリズムの許容範囲内となる。
【0058】次に、線路の立体的描画を行う(s10
5)。立体的描画は、線路の中央の輝度を高くしたり、
線路とバックグランドの境界部に陰影を付与したりす
る。さらに、監視対象系統図上で、当該端末の管轄範囲
と非管轄範囲の区分けを、バックグランドの色分けによ
って行う(s106)。このようにして、フレームメモ
リ14上に描画された系統図は、系統図ファイル171
に記憶され、また、CRT画面上に表示される(s10
7)。
【0059】次に、図1のメニューで「詳細系統図」
を選択した場合について、メニュー画面及びアプリケー
ション画面の構成と操作を説明する。図10は「詳細系
統図」メニューの選択で表示されるサブメニューを示
す。なお、GUI100のその他の画面構成は図1と同様
になる。
【0060】「電圧階級」欄201は「マクロ」の場合
と同様である。「色替え」欄202のメニューは系統図
の線路の表示色で、「標準」が通常運用、過負荷、停電
の色分け、「系統別」が電源系の系統別の色分け、「利
用率」が線路負荷率による色分けをそれぞれ行う。「レ
イヤリング」欄203はTM値の「電圧」、「有効電
力」、「無効電力」、「周波数」のオプションボタン26
1を有し、指定した項目の値を表示する。
【0061】「マスク」欄204は系統図の未運用のエ
リアの指定、「作業札」205は、作業停電している系
統の設定などを記憶し、表示するためのもので、アイコ
ン501、502などを指示することにより、後述する
設定手順を開始することができる。「アラーム確認」欄
206のアイコンは、系統図中等のフリッカやスポット
ライトによるアラームを確認した後に、アラームを停止
する操作釦である。
【0062】「ナビゲーション」欄207は、ナビウイ
ンドウ上で系統図の任意のエリアを指定して、アプリケ
ーション画面400に表示する系統図の範囲を選択でき
る。図11にナビウインドウの画面例を示す。ナビウイ
ンドウ207の画面は縦横にそれぞれ4分割、全体とし
て16エリアに区画される。各エリア208は必ずしも
等分割の必要はなく、地形や情報密度に対応して可変し
てもよい。
【0063】ナビウインドウ207に表示される系統図
は、基本的には「電圧階級」に対応した全系図である。
これに対し、ナビウインドウの指定エリアに対応するア
プリケーション画面400の系統図は、デクラッタリン
グによって詳細度を任意に可変できる。デクラッタリン
グバー212は、メニューで「詳細系統図」を選択す
ると画面400の右端に表示される。
【0064】アプリケーション画面400に表示された
系統図の範囲は、ナビウインドウ207の対応エリアの
識別枠209を色替え表示することで識別できるように
されている。また、アプリケーション画面400の系統
図上で、バックグランドのドラッグ(Panning)による
画面移動を行うと、ナビウインドウ207の識別枠20
9も移動し、その逆操作も可能となる。
【0065】このような機能を持つナビウインドウ20
7を有しているので、全系図の中から任意のエリアを選
択して、アプリケーションエリア400に拡大/縮小し
た系統図を表示するのに便利である。特に、詳細度の高
くなる拡大の系統図を表示する場合、ナビウインドウに
よって全系図上の位置を選択または確認できるので、ア
プリケーション画面400に表示された系統図がどこの
詳細系統か分からなくなるようなことがない。
【0066】詳細系統図の表示処理の概略は、図8のs
60以降で行われる。メニューからの指定による「電
圧階級」(s601)、「色替え」(s602)及び
「レイヤリング」(s603)をそれぞれ確認する。さ
らに、「ナビゲーション」からの指定エリア(s60
4)と、デクラッタリングによる詳細度の確認を行い
(s605)、それら指定に対応した関係データを読み
出して系統図を表示する(s606)。この後、s60
1〜s605の何れかに戻って次の指定を待つ。
【0067】なお、「色替え」や「マスク」等の処理は
割込みによってもよい。また、s601の「電圧階級」
の再指定を行わずに、電圧階級間の画面渡りを行うな
ど、種々の変形処理が可能となる。なお、エリア指定が
ナビウインドウによらない場合は、指定された「電圧階
級」の全系図を表示する。
【0068】次に、本実施例の「詳細系統図」による特
徴的な画面と、そのしくみを詳細に説明する。まず、異
なる電圧階級間の画面渡りについて、図12〜図14を
用いて説明する。
【0069】図12は電圧階級が154kVの詳細系統図を
示している。電圧階級は、サブウィンドウの「電圧階級」
欄101で認識できる。アプリケーションエリア400に
表示されたA変電所は、電圧を275kVから154kVと77kVに
降圧している。A変電所での各母線の電圧は、TM(テ
レメータ)値111〜113に示すように、電圧、有効電力、
無効電力、周波数を確認することができる。これらのT
Mは「レイヤリング」欄202で表示、非表示を設定する
ことができ、図示の状態は上記すべてのTM値を表示す
る設定になっている。
【0070】A変電所の275kVから77kVに降圧している
ことを示す変圧器シンボル262の隣に、階段シンボル251
が表示されている。この階段シンボル251は下位の電圧
階級の詳細系統図を表示するための案内子である。この
階段シンボル251をポインタ263を用いてクリックする
と、図13に示す画面が表示される。同図の電圧階級欄
201を見ると、表示されている詳細系統図が77kVの詳細
系統図であることを確認することができる。
【0071】階段シンボル251は表示中の系統図よりも
下位電圧階級の系統図の関連部分を表示するのに用いる
が、図13に示す階段シンボル252は表示中の系統図よ
りも上位電圧階級の系統図の関連部分を表示するのに用
いる。図示の下り/上り階段のように、階段シンボル25
1、252は表示シンボルを異ならせて、現在よりも上位、
下位どちらの系統図の関連部分を表示できるかを、利用
者が容易に識別できるようにしている。
【0072】図14は、異なる電圧階級間の画面渡りの
処理フローを示す。利用者がマウスで階段シンボルをク
リックすると(S201)、クリックされたのが階段シ
ンボルかどうかを判定し(S202)、階段シンボルの
参照先の系統図データと表示位置データを読みこむ(S
203)。電圧階級が異なる系統図は、別の系統図デー
タとして作成されている。次に、読み込んだ系統図デー
タを、読み込んだ表示位置データを参照して表示する
(S204)。
【0073】本実施例では、電圧階級の違いをナビウイ
ンドウのバックグランドの表示に反映する。例えば、図
12は154kVの詳細系統図、図13は77kVの詳細系統図
で、それぞれの電圧階級の違いは電圧階級欄201を見れ
ば確認することができる。しかしながら、電圧階級欄20
1は数値表示により電圧階級の違いを表示するものであ
る。そこで、表示している詳細系統図がどの電圧階級で
あるかを利用者に容易に認識できるようにするために、
図11に示したナビウインドウ207のバックグランド
を、電圧階級に応じて予め定めた表示色(または模様)に
より表示する。
【0074】次に、図13、図15、図16を用いて、
本実施例のデクラッタリングを説明する。デクラッタリ
ングは、拡大/縮小に応じて表示する系統図の詳細度を
変化させる機能で、各図のアプリケーション画面の右端
に表示されているデクラッタリングバー212を操作して
実行する。
【0075】ここでいう縮小とは、詳細画面の図形デー
タを表示する際に拡大/縮小を行わない場合を元の表示
サイズとして、元の表示サイズよりも小さなサイズで詳
細画面を表示することにより、より広範囲を表示するこ
とを縮小表示という。一方、元の表示サイズよりも大き
なサイズで詳細画面を表示することにより、より狭い範
囲に注目して表示することを拡大表示という。また、系
統図の詳細度とは、詳細度が高いものほど表示している
設備情報が多く含まれ、詳細度が低いものほど表示して
いる設備情報が少ないことをさす。
【0076】図13に示すように、本実施例のデクラッ
タリングでは6段階の詳細度があり、現在の詳細度は”
3”である。デクラッタリングバー212を操作して系統
図を縮小するには、デクラッタリングバー212に付属す
るグリッド221を画面上方向にドラッグする。詳細度”
3”から”4”にドラッグすると、図15に示すような
画面に更新される。
【0077】図15の詳細度は”4”であり、図13の
画面と比較して系統図が縮小表示され、かつ図13では
表示されていた設備番号201が非表示となる。縮小表示
を行うと、表示する設備と設備の間隔が狭くなるので、
そのまま表示したのでは設備どうしが重なって表示され
る場合が出てくる。そこで、このように表示物を設定に
従って間引いて表示することにより、利用者の視認性を
向上させることができる。
【0078】図16は、系統図をさらに縮小した例であ
る。この詳細度は”5”であり、図15では表示されて
いたLS(断路器)シンボル301や、CB(遮断器)シ
ンボル302が非表示となる。
【0079】次に、図17の詳細系統図(図12と同
等)を用いて、「マスク」の設定を説明する。「マス
ク」は、系統図上で利用者が目印をつけるのに用いる矩
形表示機能である。例えば、系統図上には表示されてい
るが、更新は行われない個所や、運用上気をつける個所
などに、マウスなどを用いて指示すると、ハッチングし
た矩形511を設定することができる。
【0080】従来は、メニューから選択してマスクの設
定、解除を指示していた。本実施例では、メニュー画面
のマスク欄204にマスク設定アイコン501、マスク解除ア
イコン502を表示して、マスクの設定、解除が直接行え
るようになっている。マスク解除アイコン502の用い方
は、マスク511をドラッグしてマスク解除アイコン502上
にドロップすることで、マスク511が削除される。な
お、ドラッグとは目標物をクリックしながら、マウスポ
インタを移動させること、ドロップとはドラッグした目
標物1を別の目標物2上に重ねてマウスから手を離すこ
とをいう。
【0081】以上、「詳細系統図」の選択によるサブメ
ニューの特徴的な画面と機能を説明した。本実施例で
は、「マクロ」メニューと「詳細系統図」メニューの間
相互で、画面の切替が可能である。
【0082】図18に、マクロ/詳細の共通仕様による
画面切替の説明図を示す。メニューで「監視」を選択
し、メニューで「マクロ」または「詳細系統図」を選
択した場合で、インデックスとしてマクロ系統図を使用
して行う詳細系統図の表示や、既に表示の系統図を以前
表示の最終状態で再表示することが可能である。また、
マクロ系統図でクリックした電気所や送電線名称に対応
する詳細系統図の表示、反対に詳細系統図でクリックし
た電気所等を中心にしたマクロ系統図の表示も可能であ
る。
【0083】図19はマクロ系統画面の他の実施例であ
る。図1のマクロ系統画面に比べ、メニュー画面の構成
が異なっている。GUI100の画面操作部101に
は、図1の業務メニュー、表示メニュー、「マク
ロ」のサブメニュー等のアイコンが配置されている。
また、メニューエリア105には「系統区分」、「TM
情報」、「SV情報」、「ナビウインドウ背景」、「デ
クラッタリング」などのメニュー項目と、ナビウインド
ウが表示されている。つまり、図11に示した「詳細系
統」のサブメニューと類似の項目が配置されている。
これによれば、各業務に共通するメニュー項目が最初か
らメニュー画面に表示されているので、熟練者が複数の
業務を処理する場合などには便利なことが多い。
【0084】次に、図1のメニューで「系統モニタ」
を選択した場合のメニュー画面及びアプリケーション画
面の構成と操作を説明する。
【0085】図20は系統モニタ画面の構成を示す。メ
ニューから「系統モニタ」を選択すると、アプリケー
ションエリア400が画面幅に広げられ、タブ切替方式
による系統モニタ画面が表示される。すなわち、系統
別設備階層構造(電気所ツリーなど)と情報種別(T
M、A/E、SVなど)の各々に選択タブを設定し、タ
ブ切り替えによる両者の組合せにより、所望の情報検索
パスのワンタッチ選択を可能にしている。なお、選択タ
ブはファイルキャビネットの山見出しに例えられ、この
タブ切り替え方式を用いれば、1つのウインドウに複数
のセクションからなる情報を定義することができる。
【0086】系統モニタ画面は電気所ツリー表示画面
401とモニタ情報表示画面402に分かれ、後者はモ
ニタ情報の一覧画面402−1と特定モニタ情報の表示
画面402−2からなる。左右の電気所ツリー表示画面
401と情報表示画面402には、それぞれ電気所検索
パスの選択タブ(電気所選択タブと呼ぶ)−1と情報
選択タブ−3が配置してある。
【0087】本実施例における電気所選択タブ−1は
「系統」、「電圧階級」などのタブ項目を含むアイコン
を有して、選択タブ項目の電気所検索パスに則った電気
所ツリー−2を表示する。情報選択タブ−3はTM
情報「TM」、アラームイベント情報「A/E」、SV
情報などタブ項目を含むアイコンを有している。タブ
−1とタブ−3は互いに独立に選択できる。
【0088】図21に電気所ツリー−2の表示例を示
す。(a)は「系統」タブの選択に対応した系統の接続
別の電気所ツリー(図20の−2と同等)である。
(b)は「電圧階級」タブの選択に対応した電気所ツリ
ーである。(b)の各フォルダ内の電気所は(a)に対
応した並びで示しているが、任意な並びが可能である。
【0089】管轄系統を含む対象系統の電気所は、電圧
階級の上位から系統の接続にしたがってグループ化した
フォルダによって管理される。例えば、「全系」は5つ
の500kV系統A〜E(図示はA〜C)で構成され、
「A系500kV」はA1〜A3変電所(s/s)、
「A系275kV」、「A系154kV」で構成されて
いる。B系〜E系も同様である。図中の矩形は電気所グ
ループまたはサブ系統毎のフォルダを示している。各フ
ォルダには、変電所、開閉所、発電所等の情報のファイ
ルが格納されている。フォルダやファイルには内容に応
じたアイコンを設けている。電気所ツリーが一度に表示
できない場合、アップ/ダウンによる範囲の移動や、任
意の電気所の選択による下位系統の展開が可能である。
【0090】このように、本実施例の系統モニタ画面に
おける電気所選択タブ−1は、系統図に基づいて作成
された電気所ツリーを内容としている。従って、必要に
応じて系統下位を展開できるので、従来のように多数の
電気所リストを表示する必要がなく、検索パスに沿った
コンパクトな画面を通じて簡単に行える。
【0091】さらに、電力系統はツリー状に近い構成で
運用されていて、電気的現象の波及はこの系統の接続に
沿って伝播する。また、電源毎にツリー状に近いネット
ワークで供給されるので、電力系統の管理が電気所ツリ
ーをベースにして行われる。従って、電気所ツリーの管
理に沿って監視情報の検索を行うと都合がよい。
【0092】図22に電力系統の構成の模式図を示す。
管轄の全系統は最上位の500kVから、500kVA
系、500kVB系などに分岐する。500kVA系の
電気所(A)は、矢視位置に示す水戸変電所母線1(5
00kV母線)、水戸変電所母線2(275kV母
線)、水戸変電所母線3(154kV母線)の変電所母
線である。275kVA系は水戸変電所母線2、日立変
電所母線1など、154kVA系は水戸変電所母線3な
ど、ツリー状(放射状)に分岐する。500kVB系の
電気所(B)も同様である。
【0093】次に、本実施例のタブ構成による系統モニ
タの画面操作を説明する。選択タブ−1から「系統」
を選択し、表示された電気所ツリー−2から、例え
ば、500kVA系の「A1s/s」を指定し、選択タ
ブ−3で「TM」、「A/E」または「SV」を選択
する。「TM」を選択すると、画面402−1に、50
0kVA系の「A1s/s」のTM項目の一覧が表示さ
れる。「A/E」や「SV」についても同様である。な
お、情報検索用タブ−3を選択してから電気所検索用
タブ−1を選択しても、結果は同じになる。
【0094】図23は系統モニタによるTM情報の監視
画面を示す。画面402−1には電気所名(ここでは、
A1s/s)、設備名(母線名、Tr名など)、項目名(電
圧、有効電力など)及び現在値の一覧リストが示され
る。表示の「電気所名」、「設備名」、「項目名」、
「現在値」などの名称は各々がソートキーとなって、ソ
ーティングや隣接項目との境界設定を可能にする。現在
値は所定の周期で更新される。さらに、画面402−1
から任意の行(設備、機器)を選択すると、画面402
−2にそのTM値のトレンドグラフが選択順に色別で表
示される。
【0095】図24は系統モニタのアラームイベント
(A/E)の画面を示す。選択タブ−3で「A/E」
タブを選択し、選択タブ−1で「系統」タブを選択
し、電気所ツリー−2から、例えば「500kVA系
統」のフォルダをダブルクリックすると、「500kV
A系」グループ内の電気所A1s/s〜A3s/sが選
択され、それら電気所のアラームイベントリストが画面
402−1に表示される。
【0096】アラームイベントは、電気所ツリーで単独
または一括指定された電気所のアラームイベントリスト
を「日付・時刻」、「電気所名」、「設備名」、「呼称
名」及び「動作名称」の項目にしたがって時系列に表示
し、所定の周期で更新される。さらに、画面402−1
から任意の行を選択すると、画面402−2に当該電気
所の機器や設備の入り、切り、ロックなどのタイムチャ
ートを表示する。
【0097】図25は系統モニタのSV情報画面の一例
を示す。選択タブ−1で「系統」、電気所ツリー−
2から「A1s/s」、選択タブ−3で「SV」をそ
れぞれ選択すると、画面402−1に指定の電気所(A
1s/s)に設置するSV関連機器(CB、LS等)の
SV情報の一覧、画面402−2にSV情報リストから
選択した機器や設備の詳細情報が表示される。なお、画
面402−2にSV情報リストから選択した開閉器の動
作状態(入り/切り)を表示する場合もある。
【0098】SV情報リストは「電気所名」、「設備
名」、「呼称名」及び「動作状態(SV値)」の項目を
カバーするが、「動作状態」については所定周期で更新
しながら表示する。画面402−2の詳細情報には、指
定機器の仕様が機器画像とともに表示される。機器画像
にはオンラインの画像情報の取り込みも可能である。
【0099】図26は系統モニタ画面の表示処理のフロ
ー図で、図8のs70の詳細である。メニューで「系
統モニタ」が選択されると、系統モニタ画面を表示す
る(s701)。表示情報選択タブ−3から検索情報
が選択される(s702)と、「TM」、「A/E」ま
たは「SV」の処理に移行する。各々の処理で電気所選
択タブ−1及び電気所ツリー−2から電気所が指定
(s703)されると、TM情報検索処理(s70
4)、A/E情報検索処理(s705)またはSV情報
検索処理(s706)を開始する。
【0100】TM処理では、検索した指定電気所TM情
報の一覧リストを画面402−1に表示し(s704
2)、さらに指定設備のTM値のトレンドグラフを画面
402−2に表示する(s7043)。また、これら表
示内容の描画情報は、一時記憶メモリに格納され(s7
044)、s7041で同一電気所(電気所の変更要求
なし)のTMの再呼出しが有る場合に、再表示を行う
(s707)。A/E処理、SV処理についても同様に
処理される。
【0101】以上のように、本実施例の系統モニタ画面
は、系統別設備階層構造を表す電気所ツリーによる電気
所パスの選択タブ、情報種別(TM、A/E、SV)の
選択タブを備え、両選択タブの組合せにより所望の情報
を統合して検索し、表示することができる。このタブ切
替方式により、情報検索パスの選択が1画面上で簡単に
行える。また、オンライン値のリアルタイムトレンド表
示や、前後数分間の状変イベントタイムチャートの表示
や、機器の詳細諸元やイメージ、開閉器の入り/切りの
表示など、選択したタブ項目の詳細情報の表示も実現で
きる。さらに、一度表示した情報の再表示もタブのワン
タッチで可能になるので、画面渡りが少なく、電気所内
の関連情報から系統の状態や要因の把握が容易になる。
また、監視画面が一つのビューア(CRT)で実現でき
るので、画面操作が簡単で、コストダウンにもなる。
【0102】次に、系統モニタ画面の他の実施例を説明
する。上述のタブ構成では、図20のように、画面40
1に選択タブ−1、画面402に選択タブ−3が並
置され互いに独立していた。しかし、この構成に限られ
るものではなく、種々の変形が可能である。
【0103】図27は、他の実施例による選択タブの配
置を示す系統モニタ画面である。本例では、系統モニタ
画面の全体にタブ−3を設け、画面内の画面−
1に選択タブ−1を設けている。これによれば、選択
タブ−3の位置を自由に表示できるので、タブ−
1,3を図示のように画面下部に表示することができ、
複数の系統モニタ画面をマルチウインドウ表示すると
きなどに、各画面のタブを常に見えるところに配置でき
る。
【0104】図28に、複数の系統モニタ画面の表示例
を示す。図示例は、一つの系統モニタ画面でTM情報
を選択、表示し、もう一つの系統モニタ画面でA/E
情報を選択、表示している。
【0105】また、図27の情報選択タブ−3は、
「TM1」「TM2」、「A/E1」「A/E2」、
「SV1」「SV2」などと、それぞれ複数に分割して
設けている。例えば、TM1で電圧、TM2で有効電力
などと情報項目名を分けて選択し、画面402−2に切
替表示したり、別ウインドウに並列に表示したりするこ
ともできる。すなわち、各情報種別についてそれぞれ異
なった内容の画面を表示できる。さらに、タブ項目によ
る並列画面や、一つのタブ項目の分割による並列画面に
ついて、画面毎にバックグランドの色や模様を変えて、
識別を容易にすることもできる。
【0106】なお、図27、図28に示すいずれの実施
例の場合も、各ウインドウの画面個々に、選択タブ−
1,2による電気所選択が可能である。また、図27の
選択タブ−1の項目に示す「電気所種別」は、発電
所、変電所等の種別を選択し、例えば、全系の発電状況
を一覧可能にする。
【0107】本実施例によれば、検索結果を別のCRT
やサブ・ウインドウで表示させるものに比べて、本実施
例の系統モニタ画面では見たい情報と見たい電気所(設
備)を組み合わせた選択タブを設けているので、一つの
ビューア上で画面渡り少なく所望の監視情報を取得で
き、簡単な画面操作で系統の状態や異常の要因を速やか
に把握できる。
【0108】
【発明の効果】本発明のグラフイックユーザインタフェ
ースによれば、系統図(実施例のマクロ系統図)系統図
の直線的かつ規則的な接続により、あるいはデフォルメ
された地図上での電気所等のレイアウトにより、系統図
中の管轄範囲と非管轄範囲を分離でき、例えば前者を画
面の中央部に、後者をその外周部に表示することができ
るので、運用者の直観的な概況把握を容易にする効果が
ある。
【0109】また、非管轄範囲の周辺配置による魚眼表
示形式や、系統図の規則的なレイアウトにより、画面の
使用効率が向上するので、表示情報を集中・増大できる
効果がある。
【0110】本発明のグラフイックユーザインタフェー
スによれば、マクロ系統図から詳細系統図、あるいはそ
の逆への切り替えが容易で、大規模系統でも必要な情報
にスピーディにアクセスできる効果がある。
【0111】また、ナビウインドウからアプリケーショ
ンエリアに表示する系統図を指定したり、対応関係の識
別表示を行うので、利用者は拡大縮小や詳細度の変更に
よる表示系統図の位置を見失うことがない。
【0112】本発明のグラフイックユーザインタフェー
スによれば、電圧階級の異なる系統間の画面渡りがワン
タッチで、自動的に切り替えできる効果がある。
【0113】また、画面上に詳細度の切り替えを含む拡
大縮小のスクロールバーを表示するので系統図の無段階
拡大/縮小とデクラッタリングをスムーズに行える効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラフイックユーザインタフェース
(GUI)の一実施例で、マクロ系統図(全系図)を含
む基本的な画面構成を示す説明図。
【図2】電力系統監視制御システムの概略の構成図。
【図3】電力系統監視用のGUIを実現する情報端末の
構成の一実施例を示す機能ブロック図。
【図4】全系図の一実施例による部分詳細画面を示す説
明図。
【図5】全系図の一実施例による拡大画面(広角)を示
す説明図。
【図6】全系図の一実施例による拡大画面(魚眼)を示
す説明図。
【図7】全系図に潮流や負荷を重畳した画面の一実施例
を示す説明図。
【図8】GUIの監視画面の表示処理の一実施例を示す
フロー図。
【図9】系統図の作成・表示処理の一実施例を示すフロ
ー図。
【図10】詳細系統図のメニュー画面の一実施例を示す
説明図。
【図11】ナビウインドウ画面の一実施例を示す説明
図。
【図12】詳細系統図(上位)の一実施例による画面構
成を示す説明図。
【図13】詳細系統図(上位)の一実施例による画面構
成を示す説明図。
【図14】異なる電圧階級間の画面渡りの処理フロー
図。
【図15】図13の系統図から詳細度を変えた系統図を
示す画面渡りの説明図。
【図16】図15の系統図から詳細度を変えた系統図を
示す画面渡りの説明図。
【図17】詳細系統図の画面でマスクの設定を示す説明
図。
【図18】マクロ・詳細の共通仕様による画面切り替え
を示す説明図。
【図19】マクロ系統図を含む画面構成の他の実施例を
示す説明図。
【図20】GUIの系統モニタ画面の一構成例を示す説
明図。
【図21】系統別と電圧階級別の電気所ツリーを示す説
明図。
【図22】電力系統のツリー状構成を示す説明図。
【図23】系統モニタのTM情報監視画面の一例を示す
説明図。
【図24】系統モニタのA/E情報監視画面の一例を示
す説明図。
【図25】系統モニタのSV情報監視画面の一例を示す
説明図。
【図26】系統モニタ画面の表示処理の一例を示すフロ
ー図。
【図27】系統モニタ画面のタブ構成の他の実施例を示
す説明図。
【図28】系統モニタ画面の並列表示の一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1…中央給電指令所、2…支店給電所、3…制御所(電
力所)、4…系統監視制御ネットワーク、5…系統運用
関係情報ネットワーク、6…監視CPU、7…系統情報
サーバ、8…データベース、9…LAN、10…系統情
報端末、11…通信モデム、12…制御部(OS)、1
3…画面表示処理部、13−1…系統図表示、13−2
…モニタ画面表示、14…フレームメモリ、15…オン
ラインDB、16…設備DB、17…画面DB、17−
1…系統図ファイル、18…入出力処理部、19…業務
処理部、20…内部バス、21…入力装置(マウス,キ
ーボード)、22…表示装置(CRT)、100…監視画
面、101…画面操作エリア、102…業務選択メニュ
ー、103,104…エリア、200…監視業務メニュ
ー、300…サブメニュー、201…「電圧階級」欄、
202…「色替え」欄、203…「レイヤリング」欄、
204…「マスク」欄、205…「作業札」、206…
「アラーム確認」欄、207…「ナビゲーション」欄、
212…「デクラッタリングバー」、251,252…
階段シンボル、400…アプリケーションエリア、40
1…電気所ツリー表示画面、402…モニタ情報表示画
面、402−1…モニタ情報の一覧画面、402−2…
特定モニタ情報の表示画面、…系統モニタ画面、−
1…電気所選択タブ、−2…電気所ツリー、−3…
情報選択タブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大脇 隆志 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 鈴木 英明 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 原田 泰志 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5C082 AA12 AA14 AA36 BA12 BA13 BA27 BA34 BB32 CA03 CA12 CA32 CA62 CA72 CB06 DA87 MM02 MM10 5G064 BA02 BA07 BA12 CB01 CB06 DA01 5G066 AE07 AE09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の監視や操作等に使用する電力
    系統情報をビジュアル化して提供するグラフイックユー
    ザインタフェースにおいて、 情報端末の画面上に、複数の電気所と電気所間の線路を
    含む系統図を表示する際に、前記線路は直線的かつ規則
    的に接続し、前記系統図中の管轄範囲と非管轄範囲を分
    離して表示することを特徴とするグラフイックユーザイ
    ンタフェース。
  2. 【請求項2】 電力系統の監視や操作等に使用する電力
    系統情報をビジュアル化して提供するグラフイックユー
    ザインタフェースにおいて、 情報端末の画面上に、デフォルメされた地形輪郭線によ
    る地図を表示し、前記地図上に複数の電気所と電気所間
    の線路を含む系統図を配置し、前記系統図中の管轄範囲
    と非管轄範囲を分離して表示することを特徴とするグラ
    フイックユーザインタフェース。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記管轄範囲は系統図表示画面の中央部に前記非管轄範
    囲はその外周部に表示することを特徴とするグラフイッ
    クユーザインタフェース。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 前記線路は垂直線、水平線及び所定角の斜線により表示
    し、前記線路の交差部は電圧階級の上位側を優先し、電
    圧階級が同じ場合は垂直線、水平線及び斜線の優先順で
    表示することを特徴とするグラフイックユーザインタフ
    ェース。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、 前記線路は立体的形式で、前記電気所は発電所、変電
    所、開閉所など種類別のシンボルで表示することを特徴
    とするグラフイックユーザインタフェース。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
    て、 前記管轄範囲及び前記非管轄範囲は、各々のバックグラ
    ウンド色を異ならせて表示することを特徴とするグラフ
    イックユーザインタフェース。
  7. 【請求項7】 系統図中の管轄範囲は系統図表示画面の
    中央部に非管轄範囲はその外周部に表示する請求項3に
    記載のグラフイックユーザインタフェースを備え、前記
    非管轄範囲の系統図を前記系統図表示画面の外周部に寄
    せ、前記管轄範囲の系統図を前記系統図表示画面の中央
    部に拡大して表示することを特徴とするグラフイックユ
    ーザインタフェース。
  8. 【請求項8】 電力系統監視制御システムからオンライ
    ン情報を受けとる情報端末の画面上に、系統の監視また
    は操作等の業務メニューを含む画面操作エリアと、マク
    ロ系統図または詳細系統図の選択や電圧階級等のサブメ
    ニューを含むメニュー表示エリアと、請求項1〜7のい
    ずれかに記載の前記系統図を表示するアプリケーション
    エリアを含む構成とすることを特徴とするグラフイック
    ユーザインタフェース。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記メニュー表示エリアに潮流の表示を指示する操作釦
    を設け、該釦が選択された場合に、前記系統図に潮流方
    向や潮流値を表示することを特徴とするグラフイックユ
    ーザインタフェース。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記系統図の線路を通常時と異常時で色替え表示するグ
    ラフイックユーザインタフェース。
  11. 【請求項11】 電力系統の監視や操作等に使用する電
    力系統情報をビジュアル化して提供するグラフイックユ
    ーザインタフェースにおいて、 情報端末の画面上に、電力系統の監視等の業務内容を選
    択する操作釦を配置する画面操作エリア、マクロ系統図
    または詳細系統図の選択や電圧階級、稼動状況の色別、
    レイヤリングの少なくとも1つの選択項目を表示するメ
    ニュー表示エリア、請求項1〜10のいずれかに記載の
    前記系統図を表示するアプリケーションエリアをそれぞ
    れ配置して、前記マクロ系統図と前記詳細系統図の相互
    の切り替えを可能にすることを特徴とするグラフイック
    ユーザインタフェース。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記メニュー表示エリアの選択項目毎の操作釦を前記画
    面操作エリアに表示し、前記アプリケーションエリアを
    拡大して前記メニュー表示エリアが隠れた場合に、前記
    選択項目の選択を可能にすることを特徴とするグラフイ
    ックユーザインタフェース。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、 前記メニュー表示エリアに前記マクロ系統図または詳細
    系統図を複数に区画して表示するナビゲーションウイン
    ドウ(以下、ナビウインドウと呼ぶ)を配置し、前記ナ
    ビウインドウ上で指示された任意の区画の系統図を前記
    アプリケーションエリアに表示することを特徴とするグ
    ラフイックユーザインタフェース。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記アプリケーションエリアに表示した系統図の拡大も
    しくは縮小あるいはスクロールに応じて、前記ナビウイ
    ンドウに表示される前記アプリケーションエリアの系統
    図に対応する区画を識別可能に表示することを特徴とす
    るグラフイックユーザインタフェース。
  15. 【請求項15】 請求項11、12または13におい
    て、 前記情報端末の画面上に系統図の表示情報の詳細度を可
    変するデクラッタリングバーを表示することを特徴とす
    るグラフイックユーザインタフェース。
  16. 【請求項16】 電圧階級の異なる複数の系統図を画面
    上に表示するグラフイックユーザインタフェースにおい
    て、 前記系統図の電気所の近傍に電圧階級間の画面渡りを設
    定する案内シンボルを配置し、前記案内シンボルを指示
    することにより、該シンボルを含む系統図とは異なる電
    圧階級の系統図を表示することを特徴とするグラフイッ
    クユーザインタフェース。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記案内シンボルの指示後に表示される系統図が、元の
    系統図の上位の系統図であるか下位の系統図であるかに
    よって、前記案内シンボルを区別して表示することを特
    徴とするグラフイックユーザインタフェース。
  18. 【請求項18】 画面に表示する系統図の拡大縮小手段
    を有するグラフイックユーザインタフェースにおいて、 前記拡大縮小手段に、その移動に応じた指示を与えるス
    クロールバーを画面上に表示し、前記スクロールバーに
    よる拡大/縮小に応じて前記系統図に表示する電力設備
    の種別を、予めの設定に従い表示/非表示とすることを
    特徴とするグラフイックユーザインタフェース。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 拡大/縮小に応じて前記電力設備の表示/非表示の状態
    が変わることを示す表示状態の切替点を前記スクロール
    バーに付与することを特徴とするグラフイックユーザイ
    ンタフェース。
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