JP7466327B2 - 設計支援システム - Google Patents

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Description

本開示は、建物の電気設備を設計するための設計支援システムに関する。
比較的規模の大きな建物には、高圧受電設備が設置される。高圧受電設備は、電力会社から供給される高電圧の電力を低電圧の電力に変圧し、当該電力を建物の各フロアへと分配供給するための設備である。高圧受電設備からの電力は、建物に設置された分電盤を介してそれぞれの負荷へと供給される。ここでいう「負荷」とは、例えばエアコンや照明装置、電気機器を接続するためのコンセント等のことである。
高電圧受電設備は、建物の屋内に設置されることもあるが、金属製の箱に収容され屋外に設置されることもある。下記特許文献1には、高圧受電設備の具体的な構成が開示されている。
特開2016-96699号公報
建物に高圧受電設備を設置するにあたっては、建物に設置される負荷の消費電力の大きさ等に基づいて、高圧受電設備の仕様を予め決定しておく必要がある。「高圧受電設備の仕様」とは、例えば高圧受電設備の大きさや重量、高圧受電設備に設けられるトランスの容量等のことである。
高圧受電設備の仕様は、建物を設計する建築業者と、高圧受電設備を提供する電気設備業者とが、必要な情報を互いにやり取りしながら決定されることが多い。例えば、建築業者が負荷の仕様を先ず決定し、当該仕様を電気設備業者に提示する。負荷の仕様を提示された電気設備業者は、負荷への電力供給に必要な高圧受電設備の仕様を決定し、当該仕様を建築業者に連絡する。高圧受電設備の仕様の連絡を受けた建築業者は、当該仕様に示される高圧受電設備の大きさ等に基づいて、高圧受電設備の設置場所等を設計する。
しかしながら、建物の設計においては、負荷の仕様等が変更されることが頻繁に起こり得る。負荷の仕様が変更されると、それに応じて高圧受電設備の仕様も決定しなおさなければならないので、建築業者と電気設備業者との間で再び情報のやり取りが行われることとなる。このため、高圧受電設備を含む電気設備の構成が最終的に決定されるまでには、比較的長期間を要することが多かった。
そこで、本発明者らは上記の問題を解決するために、建物の電気設備を設計するための設計支援システムについて検討を進めている。設計支援システムによれば、建築業者から入力された負荷の仕様等に基づいて、高圧受電設備の仕様を自動的に決定し、当該仕様を建築業者へと提示することが可能となる。これにより、建築業者が電気設備業者からの回答を待つ必要が無くなるので、建物の電気設備の設計を従来よりも短時間で行うことが可能となる。
上記のような設計支援システムにおいては、負荷に関する情報の入力等を行う作業者が、建物の各フロアにおける負荷の配置を具体的にイメージしながら、直感的に入力作業を行うことができれば、入力作業のミスは低減されると考えられる。しかしながら、このように直感的な入力作業を実現するためのインターフェイスについては、従来、具体的な検討がなされていなかった。
本開示は、建物に設置される負荷に関する情報の入力作業を、直感的に行うことのできる設計支援システム、を提供することを目的とする。
本開示に係る設計支援システムは、建物の電気設備を設計するための設計支援システムであって、建物に設置される負荷に関する情報、である負荷情報が、当該建物のフロア毎に入力される入力部と、負荷情報を建物のフロアに対応づけ、フロア毎に負荷情報を一群としたフロア表示を縦方向に並べて表示する表示部と、入力された負荷情報に基づいて、建物に設置される高圧受電設備の仕様を決定する決定部と、を備え、さらに、表示部には、表示するフロア表示を変更するために操作するスクロールバーが表示される
このような構成の設計支援システムでは、建物に設置される負荷に関する情報、である負荷情報が、当該建物のフロア毎に入力される。また、入力された負荷情報は、建物のフロア毎に分けて表示される。このため、負荷情報の入力を行う作業者は、どのフロアにどのような負荷が設置されるのかを具体的にイメージしながら、特定のフロアに負荷を追加する作業等を直感的に行うことができる。
「建物に設置される負荷に関する情報」として定義される上記の「負荷情報」には、負荷に電力を供給するための盤(例えば分電盤)を特定する情報を含めることもできる。この場合、入力作業を行う作業者は、建物の各フロアにおける盤の配置をもイメージしながら、負荷の配置等を検討することが可能となる。
本開示によれば、建物に設置される負荷に関する情報の入力作業を、直感的に行うことのできる設計支援システム、が提供される。
図1は、本実施形態に係る設計支援システムの構成を模式的に示す図である。 図2は、建物の電気設備の例を模式的に示す図である。 図3は、設計支援システムにより表示される、案件情報画面の例を示す図である。 図4は、設計支援システムにより表示される、使用製品情報画面の例を示す図である。 図5は、設計支援システムにより表示される、機器編集画面の例を示す図である。 図6は、設計支援システムにより表示される、盤仕様編集画面の例を示す図である。 図7は、設計支援システムにより表示される、フロア面積入力画面の例を示す図である。 図8は、設計支援システムにより実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら、本実施形態に係る設計支援システム10の構成について説明する。設計支援システム10は、建物の電気設備を設計するためのシステムとして構成されている。図1に示される複数の端末20は、使用者が設計支援システム10を使用する際におけるインターフェイスとして用いられるコンピュータ装置である。それぞれの端末20は、ネットワークシステムNWを介して設計支援システム10と繋がっており、設計支援システム10との間で双方向の通信を行うことが可能となっている。端末20を操作する使用者から見ると、設計支援システム10は、クラウド上に設置されたサーバー装置である。
端末20は、据え置き型のコンピュータ装置であってもよいが、使用者によって携帯される携帯通信端末であってもよい。ここで想定される「使用者」とは、例えば、建物のうち少なくとも電気設備の配置等を設計する建築業者である。使用者は、端末20を介して設計支援システム10にアクセスすることで、設計支援システム10による支援を受けながら建物の電気設備を設計することができる。端末20は、図1の例のように複数台用意されてもよいが、1台だけであってもよい。
設計支援システム10は、1台又は複数台のコンピュータからなるシステムとして構成されている。設計支援システム10は、機能的なブロックとして表現される要素として、入力部11と、表示部12と、決定部13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。
入力部11は、端末20を介して負荷情報が入力される部分である。「負荷情報」とは、建物に設置される負荷に関する情報のことである。「負荷」とは、例えばエアコンや照明装置、電気機器を接続するためのコンセント等のことである。負荷情報の入力を受けるためのインターフェイスとなる画面表示の態様、及び入力される負荷情報の詳細については後に説明する。
表示部12は、負荷情報を、端末20の画面に表示する処理を行う部分である。負荷情報の表示の態様については後に説明する。
決定部13は、入力部11に入力された負荷情報に基づいて、建物に設置される高圧受電設備の仕様を決定する処理を行う部分である。決定部13は、建物に設置される負荷への電力供給に支障がないように、高圧受電設備の仕様を決定する。高圧受電設備とは、例えば、建物の屋外に設置されるキュービクルである。決定部13において決定される高圧受電設備の「仕様」には、例えば、高圧受電設備に設けられるトランスの容量(つまり、トランスから出力可能な電力の最大値)や、高圧受電設備の大きさ及び重量等が含まれる。
記憶部14は、設計支援システム10に設けられた不揮発性の記憶装置であって、例えばハードディスクである。記憶部14には、端末20を介して使用者から入力される上記の負荷情報を含む、電気設備に関する各種の情報が記憶される。また、記憶部14には、決定部13等が行う演算処理に必要な情報が予め記憶されている。
通信部15は、設計支援システム10と端末20との間における通信を実現するための通信インターフェイスである。通信部15と各端末20との間を繋ぐネットワークシステムNWは、有線の通信網であってもよく、無線の通信網であってもよい。また、ネットワークシステムNWは、例えばインターネットのような、多目的に利用される公共の通信網であってもよいが、設計支援システム10のために設けられた専用の通信回線であってもよい。
設計支援システム10の機能、すなわち、建物の電気設備の設計を支援する機能の説明に先立ち、建物の「電気設備」の概要について説明する。図2には、電気設備が設置された建物の一例が模式的に示されている。図2に示される建物700は3階建ての建物として構成されており、その屋外には高圧受電設備710が設置されている。
高圧受電設備710は、電力会社の送電網TLから供給される高電圧の電力を低電圧の電力に変圧し、当該電力を建物700の各フロアへと分配供給するための設備である。高圧受電設備710には、上記のような変圧を行うためのトランス711や、不図示のコンデンサ等が設けられている。
建物700の各フロアには、1つまたは複数の分電盤720が設置されている。図2の例では、それぞれのフロアに分電盤720が2つずつ設置されているのであるが、分電盤720の数はこれとは異なっていてもよい。高圧受電設備710とそれぞれの分電盤720との間は、幹線740によって接続されている。尚、図2においては、高圧受電設備710のトランス711から伸びる1本の幹線740が、途中で複数に分岐してそれぞれの分電盤720に繋がっているように描かれているのであるが、幹線740の態様はこれとは異なっていてもよい。例えば、高圧受電設備710と分電盤720との間が、それぞれの分電盤720毎に用意された個別の幹線740によって接続されているような態様であってもよい。
図2においては、それぞれのフロアに設置された負荷が、符号730の付されたブロックとして模式的に描かれている。以下では、それぞれの負荷のことを「負荷730」とも表記する。図2の例では、各フロアに負荷730が4つずつ設置されているように描かれているのであるが、実際の負荷730の数はこれとは異なっていてもよい。
それぞれの分電盤720は、幹線740から供給される電力を、それぞれの負荷730に分配する。分電盤720には、主幹ブレーカー721と、分岐ブレーカー722とが設けられている。主幹ブレーカー721及び分岐ブレーカー722は、いずれも回路遮断器であって、通過する電力の値が所定の遮断容量を超えると、自動的に電路を遮断するように構成されている。
よく知られているように、建物700に設置される負荷730の容量、すなわち消費電力が大きくなる程、分岐ブレーカー722の遮断容量、及び主幹ブレーカー721の遮断容量を大きくしておく必要がある。また、負荷730の数が増加するなどして、建物700の全体で消費される電力が大きくなる程、トランス711の容量も大きくしておく必要がある。設計支援システム10は、負荷730に関する情報として入力された「負荷情報」に基づいて、トランス711の容量を含む高圧受電設備710の仕様等を自動的に決定する機能を有している。このため、建物700を設計する建築業者は、高圧受電設備710を提供する電気設備業者との間で情報をやり取りすることなく、設計支援システム10の操作を行うだけで、高圧受電設備710の仕様を取得することが可能となる。
以下では、端末20に表示される画面の例等を示しながら、設計支援システム10の機能について説明する。本実施形態に係る設計支援システム10は、複数の建物700の電気設備に関する各種情報を、建物700毎にまとめて管理している。1つの建物700に対応した一まとまりの情報は、「案件情報」として設計支援システム10の記憶部14に記憶されている。
使用者が、端末20を介して設計支援システム10にログインすると、図3に示される案件情報画面100が端末20の画面に表示される。案件情報画面100は、上段の案件情報登録部110と、下段の案件一覧表示部120と、により構成されている。
案件情報登録部110は、使用者が新規の案件情報を登録するために操作する部分である。使用者は、「件名」の入力欄に、案件情報を特定する名称、例えば建物700の名称を入力する。案件情報登録部110には、件名の入力欄の他に、階数設定部111と、登録ボタン112と、キャンセルボタン113と、が表示されている。
階数設定部111は、使用者が、建物700の階数、すなわちフロアの数を入力する部分である。使用者は、階数設定部111に対し、建物700の最上階と最下階とを設定する。図2の例のように建物700が三階建ての場合には、最上階として「3」が入力され、最下階として「1」が入力されることとなる。
尚、案件情報登録部110には、上記の他にも、案件に関する情報を入力するための入力欄が多数表示されているのであるが、これらについては個別の説明を省略する。使用者は、必要な情報を入力した後、登録ボタン112をクリックする。これにより、入力された新たな案件情報が設計支援システム10へと送信され、記憶部14に追加登録され記憶される。尚、登録ボタン112ではなくキャンセルボタン113がクリックされた場合には、案件情報登録部110の各入力欄に入力された情報がクリアされる。
案件一覧表示部120には、リスト表示部121と、負荷情報入力ボタン122と、削除ボタン123と、が表示されている。
リスト表示部121は、現在ログインしている使用者により、これまでに登録されている案件情報の一覧が表示される。上記のように、案件情報登録部110の登録ボタン112がクリックされ、新たな案件情報が追加登録された場合には、当該案件情報を示す文字列が、リスト表示部121に新たな行として追加される。図3の例では、案件A、案件B、案件Cからなる3つの案件情報がリスト表示部121に表示されている。尚、ここに表示される「案件A」等の文字列は、案件情報登録部110の「件名」の欄に入力されていた名称である。
使用者は、リスト表示部121に表示されている案件情報の名称をクリックすることで、当該案件情報を選択状態にすることができる。特定の案件情報を選択状態にした後、使用者が削除ボタン123をクリックすると、当該案件情報がリスト表示部121から削除されると共に、記憶部14からも削除される。
リスト表示部121に表示されている特定の案件情報を選択状態にした後、使用者が負荷情報入力ボタン122をクリックすると、端末20の画面には、図4に示される使用製品情報画面200が表示される。使用製品情報画面200は、上記のように選択された案件情報に対応した建物700の、負荷情報が入力される画面となっている。以下では、建物700が10階建ての建物である場合の例について説明する。
使用製品情報画面200には、フロア枠210と、盤ブロック211と、が表示される。フロア枠210は略矩形に描かれた枠であって、建物700のフロアの数と同じ数だけ、縦方向に並ぶように表示される。それぞれのフロア枠210は、建物700の何れかのフロアに対応するものである。設計支援システム10は、図3の階数設定部111に入力されていた階数に基づいて、建物700のフロアの数と同じ数のフロア枠210を表示させる。
図4においては、10階に対応するフロア枠210と、9階に対応するフロア枠210と、の2つのみが示されているのであるが、これらは、10個あるフロア枠210の一部である。使用者は、右端のスクロールバーを操作することにより、建物700の各フロアに対応するフロア枠210のうちのいずれかを画面に表示させることができる。同時に表示し得るフロア枠210の数は、2とは異なっていてもよい。
盤ブロック211は、建物700のフロアに設置される盤を示すアイコンである。ここでいう「盤」とは、図2の例においては分電盤720のことであるが、盤ブロック211によって示されるのは制御盤や設備盤であってもよい。尚、図4において、盤ブロック211の内側に記された「LP-10-01」等の文字列は、それぞれの盤を特定するための記号であって、使用者により任意に設定されるものである。
それぞれのフロア枠210の内側に配置された盤ブロック211は、当該フロア枠210に対応するフロアに設置された1つの盤を表している。図3の例のように、各フロアに分電盤720が2つずつ配置される場合には、1つのフロア枠210の内側に、盤ブロック211が2つ表示されることとなる。尚、案件情報が新規に登録された後、使用製品情報画面200が初めて表示される場合、すなわち、各フロアへの盤の登録が未だ行われていない場合には、フロア枠21の内側に盤ブロック211は表示されない。このような態様に替えて、所定個数の盤ブロック211が、デフォルトの初期情報としてフロア枠210の内側に表示されることとしてもよい。
それぞれのフロア枠210の上部分には、追加ボタン212が表示されている。盤ブロック211の追加等を行う際には、使用者はこの追加ボタン212をクリックする。使用者が追加ボタン212をクリックすると、端末20の画面には、図5に示されるような機器編集画面300が表示される。図5に示されるのは、10階に対応したフロア枠210の追加ボタン212が押された場合に表示される、機器編集画面300の例である。
図5に示されるように、機器編集画面300には、リスト表示部310と、行追加ボタン320と、行削除ボタン330と、登録ボタン301と、キャンセルボタン302と、が表示されている。
リスト表示部310には、フロアに設置される盤のそれぞれがリスト表示される。リスト表示部310の各行には、1つの盤に関する情報、具体的には「機器種別」、「設置場所」、「盤名称」等の情報が列挙されている。使用者は、マウスやキーボードなどの操作により、これらの情報を編集することができる。「機器種別」とは、分電盤の種類であって、「分電盤」、「制御盤」、「設備盤」の何れかを選択して入力することが可能となっている。「設置場所」とは、盤が設置されるフロアの階数を示す情報である。図5の例は、上記のように10階に対応したフロア枠210の追加ボタン212が押された場合の例であるから、全ての行の「設置場所」は「10F」と表示されている。「盤名称」とは、盤を特定するために任意に設定される記号であって、図4のように盤ブロック211の内側に表示される「LP-10-01」等の文字列のことである。
新たな行を追加したい場合、すなわち、該当フロアに設置される盤を新たに追加したい場合には、使用者は行追加ボタン320をクリックし、追加された行に必要な情報を入力すればよい。既存の行を削除したい場合には、当該業の右端にあるチェックボックスにチェックを入れた状態で、その下方にある行削除ボタン330をクリックすればよい。
使用者は、上記のように機器編集画面300に必要な情報を書き込むことにより、各フロアに盤を配置しながら電気設備の設計を進めて行くことができる。
編集の作業が終了すると、使用者は登録ボタン301をクリックする。使用者が登録ボタン301をクリックすると、機器編集画面300が閉じられて、図4の使用製品情報画面200が再度表示される。このとき、それぞれのフロア枠210における盤ブロック211の配置は、直前に編集されたリスト表示部310の内容に合致した配置となっている。また、それぞれのフロア枠210における盤ブロック211の配置は、設計支援システム10の入力部11へと送信され、記憶部14に記憶される。換言すれば、記憶部14に記憶されている案件情報における盤の配置が、使用者が入力したものとなるように更新される。
使用製品情報画面200の右上部分には、追加ボタン220が表示されている。追加ボタン220は、追加ボタン212と同様に、盤ブロック211の追加等を行うためにクリックされるボタンである。使用者が追加ボタン220をクリックすると、図5と同様の機器編集画面300が端末20の画面に表示される。ただし、このとき表示される機器編集画面300のリスト表示部310には、特定のフロアに設置される盤のみがリスト表示されるのではなく、建物700の全体に設置される盤の全てがリスト表示される。つまり、図5の例のように「設置場所」が「10F」と設定されている盤のみならず、「1F」と設定されている盤、「2F」と設定されている盤、等の全てがリスト表示される。
このように、設計支援システム10によれば、建物700の各フロアに設置される盤の情報を、建物700のフロアごとに表示して使用者に個別に編集させることができるほか、全てのフロアについて一つの画面に一括表示して編集させることもできる。
図4の使用製品情報画面200において、使用者が、表示されている複数の盤ブロック211のうちの一つをクリックすると、図6に示されるような盤仕様編集画面400が表示される。盤仕様編集画面400は、盤ブロック211に対応する盤に接続される全ての負荷730、の電気的仕様を含む各種情報を表示し、当該情報を使用者に編集させるための画面である。図6に示されるのは、図4において、10階の「LP-10-01」と表示された盤ブロック211がクリックされた場合に表示される、盤仕様編集画面400の例である。
盤仕様編集画面400は、上段の盤仕様表示部410と、中段の幹線情報表示部420と、下段の負荷表示部430と、により構成されている。
盤仕様表示部410は、先ほどクリックされた盤ブロック211に対応する盤、についての情報が表示される部分である。盤仕様表示部410には、設置場所表示部411と、盤名称表示部412と、が表示されている。設置場所表示部411には、盤が設置されるフロアの階数が表示される。盤名称表示部412には、盤の名称として設定された「LP-10-01」等の文字列が表示される。
尚、盤仕様編集画面400には、上記の他にも、盤に関する情報を入力するための入力欄が多数表示されているのであるが、これらについては個別の説明を省略する。次に説明する幹線情報表示部420や負荷表示部430についても同様に、図6において表示されている各欄のうち一部のみについて説明し、他の説明については省略することとする。
幹線情報表示部420は、高圧受電設備710から盤に接続される幹線740、についての情報が表示される部分である。幹線情報表示部420には、遮断容量表示部421と、幹線仕様表示部422と、が表示されている。
遮断容量表示部421は、盤に設けられる主幹ブレーカー721の遮断容量が表示される部分である。遮断容量表示部421の左側に表示されている「AT」の文字は、所謂「アンペアトリップ」を意味している。例えば、遮断容量表示部421に「125」と表示されている場合には、盤の主幹ブレーカー721として、125Aの電流が流れた際に遮断動作を行うようなものが用いられることを意味する。
遮断容量表示部421に表示される遮断容量は、後述の負荷表示部430に表示されている負荷730の電気的仕様(具体的には消費電力)に基づいて、設計支援システム10によって自動的に入力されたものである。負荷730の消費電力の合計値が大きいほど、遮断容量表示部421に表示される数値も大きくなる。ただし、使用者は、自動的に入力された「AT」数値を、必要に応じて手動で書き換えることもできる。
幹線仕様表示部422は、盤に接続される幹線740の太さを示す数値が表示される部分である。幹線仕様表示部422に表示される数値は、後述の負荷表示部430に表示されている負荷730の電気的仕様(具体的には消費電力)に基づいて、設計支援システム10によって自動的に入力されたものである。負荷730の消費電力の合計値が大きいほど、幹線仕様表示部422に表示される数値も大きくなる。ただし、使用者は、自動的に入力された数値を、必要に応じて手動で書き換えることもできる。
負荷表示部430は、盤に接続され電力供給を受ける負荷730、の電気的仕様が表示される部分である。負荷表示部430には、盤に接続される負荷730のそれぞれがリスト表示される。負荷表示部430の各行には、1つの負荷730に関する情報、具体的には「負荷名称」、「消費電力」、「ブレーカー種別」、「AT」等の情報が列挙されている。
使用者は、マウスやキーボードなどの操作により、これらの情報を編集することができる。「負荷名称」とは、負荷730を特定するために任意に設定される文字列である。「消費電力」とは、負荷730の消費電力を、「W」又は「VA」を単位とする数値で表示する部分である。「ブレーカー種別」は、負荷730と盤との間に設置される分岐ブレーカー722の種類であって、「MCCB」、「ELB」、「TB」のいずれかを選択して入力することが可能となっている。尚、上記のうち「TB」とは、端子台を意味する。盤と負荷730との間が、分岐ブレーカー722を介することなく直結されるような場合には、「ブレーカー種別」として「TB」が選択される。「AT」は、所謂「アンペアトリップ」であり、分岐ブレーカー722の遮断容量である。
負荷表示部430に表示されているこれらの情報のうち、少なくとも「負荷名称」と「消費電力」は、使用者によって手動で入力される。負荷表示部430における「AT」は、入力された「消費電力」の数値に応じて、適切な値が設計支援システム10によって自動的に入力される。消費電力の数値が大きいほど、「AT」の欄に表示される数値も大きくなる。ただし、使用者は、自動的に入力された「AT」の値を、必要に応じて手動で書き換えることもできる。
負荷表示部430に新たな行を追加したい場合、すなわち、盤に接続される負荷730を新たに追加したい場合には、使用者は負荷追加ボタン401をクリックすればよい。既存の行を削除したい場合には、当該業の右端にあるチェックボックスにチェックを入れた状態で、その下方にある負荷削除ボタン402をクリックすればよい。使用者は、負荷表示部430を適宜編集することで、盤に接続される負荷730の情報を書き換えていくことができる。
使用者は、上記のように負荷表示部430に必要な情報を書き込むことにより、各フロアに盤に繋がる負荷730を配置しながら、電気設備の設計を進めて行くことができる。
編集の作業が終了すると、使用者は保存ボタン403をクリックする。これにより、入力された負荷730の情報は、設計支援システム10の入力部11へと送信され、記憶部14に記憶される。換言すれば、記憶部14に記憶されている案件情報における負荷730の配置が、使用者が入力したものとなるように更新される。
尚、保存ボタン403がクリックされる前の段階においても、負荷表示部430の各情報が使用者によって更新されると、当該情報は設計支援システム10の入力部11へと送信される。設計支援システム10は、更新された情報に基づいて、負荷表示部430の「AT」に表示される数値や、幹線情報表示部420の遮断容量表示部421や幹線仕様表示部422に表示される数値を都度更新する。例えば、一部の負荷730の「消費電力」が、それまでよりも大きな数値に変更された場合には、当該負荷730の「AT」の数値がより大きな値に変更されると共に、遮断容量表示部421や幹線仕様表示部422に表示される数値もより大きな値に変更される。
このような数値の自動変更を可能とするために、記憶部14には、負荷730の消費電力と分岐ブレーカー722の遮断容量との対応関係、盤に繋がる負荷730の消費電力の合計値と主幹ブレーカー721の遮断容量との対応関係、及び、盤に繋がる負荷730の消費電力の合計値と幹線740の太さとの対応関係、等が予め記憶されている。設計支援システム10は、これらの対応関係を参照することにより、上記のような各数値の自動変更を行う。
使用者によって保存ボタン403がクリックされ、記憶部14に記憶されている負荷730の情報が更新されると、設計支援システム10の決定部13は、当該情報に基づいて、建物700に設置される高圧受電設備710の仕様を決定する。具体的には、設計支援システム10の決定部13は、建物700における各負荷730への電力供給に支障が出ないように、高圧受電設備710が備えるべきトランス711の容量を決定する。また、決定部13は、トランス711やコンデンサなどの構成要素を収容するために必要な、高圧受電設備710の外形を算出し、合わせて高圧受電設備710の重量も算出する。
上記のような決定を可能とするために、記憶部14には、建物700における全ての負荷730の消費電力の合計値と、高圧受電設備710の仕様との対応関係が、予め記憶されている。決定部は、当該対応関係を参照することにより高圧受電設備710の仕様を決定する。
決定部13によって決定された高圧受電設備710の上記仕様は、記憶部14に記憶される。設計支援システム10の使用者は、必要な呼び出し操作を行うことによって、高圧受電設備710の仕様を端末20の画面に表示させることができる。
尚、保存ボタン403がクリックされることなく、盤仕様編集画面400が閉じられた場合には、それまでに使用者により入力されていた各種情報は、盤仕様編集画面400が表示される前の状態に戻される。
以上に説明したように、本実施形態に係る設計支援システム10では、使用者によって入力された負荷情報に基づいて、高圧受電設備710の仕様を決定部13が自動的に決定することが可能となっている。本実施形態では、高圧受電設備710の仕様を決定するために使用者により入力される負荷情報として、負荷730の電気的仕様、具体的には、図6の盤仕様編集画面400で入力された消費電力の値が用いられる。
図4を参照しながら説明したように、使用者は、建物700の各フロアに対応して表示されるフロア枠210のそれぞれの内側に、盤ブロック211を配置して行くことができる。それぞれの盤ブロック211は、各フロアに設置される分電盤720等の盤を示すアイコンである。また、盤ブロック211をクリックすると、当該盤に接続される負荷730に関する情報、すなわち負荷情報が図6のように表示される。すなわち、盤ブロック211は、負荷情報を内包して表すアイコンということができる。
図4の使用製品情報画面200においては、各フロア枠210の内側に各盤ブロック211が表示されることに替えて、各フロア枠210の内側に各負荷730の電気的仕様が一覧表示されることとしてもよい。
使用者は、建物700のフロア毎に分けて表示される盤ブロック211をクリックし、表示される盤仕様編集画面400を操作することにより、負荷情報をフロア毎に入力して行くことができる。入力された負荷情報は、先に述べたように、設計支援システム10の入力部11へと入力される。このように、入力部11は、建物700に設置される負荷に関する情報、である負荷情報が、当該建物700のフロア毎に入力される部分として構成されている。
図4の使用製品情報画面200では、負荷情報を表すアイコンである盤ブロック211が、各フロア枠210の内側に表示される。このような使用製品情報画面200は、負荷情報を、建物700のフロア毎に分けて表示する画面、ということができる。
また、図6の盤仕様編集画面400では、特定のフロアに設置される負荷730の電気的仕様である消費電力の一覧が、1つの画面に纏めて表示される。このような盤仕様編集画面400も、負荷情報を、建物700のフロア毎に分けて表示する画面、ということができる。
以上のように、設計支援システム10では、負荷情報が、建物700のフロア毎に分けて画面に表示される。これにより、使用者は、建物700のどのフロアにどのような負荷730が設置されるのかを具体的にイメージしながら、特定のフロアに盤や負荷730を追加する作業等を直感的に行うことが可能となる。負荷情報を、建物700のフロア毎に分けて画面に表示させるための処理は、設計支援システムの表示部12によって実現される。表示部12は、負荷情報を、建物700のフロア毎に分けて表示する処理を行う部分、ということができる。
尚、負荷情報として使用者により入力される、負荷730の「電気的仕様」としては、本実施形態のように消費電力の値でもよいが、電圧と電流のそれぞれの値であってもよい。
本実施形態では上記のように、盤仕様編集画面400の負荷表示部430の各行にある、消費電力の各数値が、負荷情報として入力部11に入力される。このような態様に替えて、負荷情報が、建物700の各フロアに設置されるそれぞれの盤の、主幹ブレーカー721の遮断容量を示す情報、として入力部11に入力されることとしてもよい。主幹ブレーカー721の遮断容量の値は、負荷730への電力供給に支障が出ないように決定されるものであり、高圧受電設備710の仕様を決定するための負荷情報として用いることができるからである。この場合、図6の盤仕様編集画面400においては、遮断容量表示部421に表示されている遮断容量のみが、負荷情報として使用者により直接入力されることとしてもよい。また、この場合の盤仕様編集画面400においては、負荷表示部430は表示されなくてもよい。
負荷情報が、上記のように主幹ブレーカー721の遮断容量を示す情報として入力部11に入力される場合には、決定部13は、主幹ブレーカー721の遮断容量の値、すなわち、遮断容量表示部421に表示されている遮断容量の値を、全ての盤について合計し、得られた合計値に基づいて、高圧受電設備710の仕様を決定することとすればよい。また、記憶部14には、全ての主幹ブレーカー721の遮断容量の合計値と、高圧受電設備710の仕様との対応関係が、予め記憶されていることとすればよい。
上記のような構成とした場合でも、負荷情報は、建物700のフロア毎に入力部11に入力されることとなる。この場合、図4の使用製品情報画面200においては、各フロア枠210の内側に各盤ブロック211が表示されることに替えて、各フロア枠210の内側に各主幹ブレーカー721の遮断容量が一覧表示されることとしてもよい。
更に上記の態様に替えて、負荷情報が、建物700の各フロアに設置されるそれぞれの盤の、分岐ブレーカー722の遮断容量を示す情報、として入力部11に入力されることとしてもよい。分岐ブレーカー722の遮断容量の値も、負荷730への電力供給に支障が出ないように決定されるものであり、高圧受電設備710の仕様を決定するための負荷情報として用いることができるからである。この場合、図6の盤仕様編集画面400においては、負荷表示部430に表示されているAT欄の数値のみが、負荷情報として使用者により直接入力されることとしてもよい。
負荷情報が、上記のように分岐ブレーカー722の遮断容量を示す情報として入力部11に入力される場合には、決定部13は、分岐ブレーカー722の遮断容量の値を、建物700に設置される全ての分岐ブレーカー722について合計し、得られた合計値に基づいて、高圧受電設備710の仕様を決定することとすればよい。また、記憶部14には、全ての分岐ブレーカー722の遮断容量の合計値と、高圧受電設備710の仕様との対応関係が、予め記憶されていることとすればよい。
上記のような構成とした場合でも、負荷情報は、建物700のフロア毎に入力部11に入力されることとなる。この場合、図4の使用製品情報画面200においては、各フロア枠210の内側に各盤ブロック211が表示されることに替えて、各フロア枠210の内側に各分岐ブレーカー722の遮断容量が一覧表示されることとしてもよい。
本実施形態では、図6の盤仕様編集画面400において、負荷表示部430の各行に使用者が情報を手動入力して行くことに替えて、各情報の初期値を自動入力することも可能となっている。
図6に示されるように、盤仕様編集画面400の下部分には自動入力ボタン404が表示されている。使用者が自動入力ボタン404をクリックすると、図7に示されるフロア面積入力画面500が表示される。フロア面積入力画面500には、設置場所表示部510と、面積入力部520と、入力ボタン501と、キャンセルボタン502と、が表示されている。
設置場所表示部510は、図6に示される各負荷730が設置されるフロアの階数を表示する部分である。ここで表示される階数の値は、図6の設置場所表示部411に表示されていた階数の値と同じものである。
面積入力部520は、設置場所表示部411の表示に対応したフロアのフロア面積を、使用者が入力する部分である。使用者は、面積入力部520にフロア面積の数値を入力した後、入力ボタン501をクリックする。尚、数値の入力を中断して図6の盤仕様編集画面400に戻りたい場合には、使用者はキャンセルボタン502をクリックする。
入力ボタン501がクリックされると、面積入力部520に入力されたフロア面積の数値が、設計支援システム10の入力部11へと送信される。設計支援システム10は、図6の盤仕様編集画面400を再び表示すると共に、入力されたフロア面積に基づいて、負荷表示部430の各行に、負荷730の仕様を示す情報を初期値として入力する。当該情報には、負荷730の負荷名称及び消費電力が少なくとも含まれる。
設計支援システム10の記憶部14には、フロア面積の数値と、当該フロアに設置される可能性の高い負荷730のリストと、の対応関係が予め記憶されている。設計支援システム10は、当該対応関係を参照することにより、上記のような負荷730の自動入力を行う。以降において行われる処理は、先に述べたものと同じである。
フロア面積入力画面500で入力されたフロア面積の数値は、フロアに設置される負荷730の初期値(推定値ともいえる)を入力するための情報として用いられるのであるから、建物700に設置される負荷730に関する情報、すなわち「負荷情報」ということができるものである。このように、負荷情報は、建物700の各フロアの面積を示す情報、として入力部11に入力することも可能となっている。
この場合においても、負荷情報は、建物700のフロア毎に入力部11に入力されることとなる。このように、フロア面積入力画面500から負荷情報が入力された場合には、図4の使用製品情報画面200においては、各フロア枠210の内側に、当該フロアの面積を示す数値が併記されることとしてもよい。
図8に示されるフローチャートは、以上に説明した機能を実現するために、設計支援システム10において実行される処理の大まかな流れを示すものである。図8に示される一連の処理は、図3の案件情報画面100において、負荷情報入力ボタン122が使用者によりクリックされたタイミングで開始されるものである。
当該処理の最初のステップS01では、図4の使用製品情報画面200を、端末20の画面に表示させる処理が行われる。その後は、使用者によって各フロアに盤を追加する処理や、当該盤に繋がる負荷を追加する処理等が行われる。これにより、各種の負荷情報が入力部11に対して入力される。
本実施形態では、入力部11に対する負荷情報の入力が、使用者によって建物700のフロア毎に行われるように、使用製品情報画面200、機器編集画面300、及び盤仕様編集画面400のようなユーザーインターフェイスの画面デザインが工夫されている。また、本実施形態では、これまでに設定された負荷情報が、建物700のフロア毎に分けて使用者に対し表示されるように、上記各画面のデザインが更に工夫されている。
先に述べたように、使用者によってフロア毎に入力される負荷情報は、例えば消費電力のような、各負荷730の電気的仕様であってもよく、各フロアに設置される主幹ブレーカー721の遮断容量であってもよく、各フロアに設置される分岐ブレーカー722の遮断容量であってもよく、各フロアのフロア面積であってもよい。いずれの場合であっても、入力された負荷情報は、表示部12により、建物700のフロア毎に分けて端末20の画面に表示されることとなる。
ステップS01に続くステップS02では、使用者によって、負荷情報を入力する操作が行われたか否かが判定される。図5の機器編集画面300で登録ボタン301がクリックされ、盤の追加等が行われた場合や、図6の盤仕様編集画面400で保存ボタン403がクリックされ、負荷の追加等が行われた場合には、ステップS03に移行する。換言すれば、負荷情報を更新するような操作が行われた場合には、ステップS03に移行する。それ以外の場合には、図8に示される一連の処理を終了する。
ステップS03では、使用者により入力された負荷情報に基づいて、記憶部14に記憶されている負荷情報を更新する処理が行われる。ステップS03に続くステップS04では、上記のように更新された負荷情報に基づいて、高圧受電設備710の仕様を決定する処理が、決定部13によって行われる。
先に述べたように、設計支援システム10の使用者は、必要な呼び出し操作を行うことによって、上記のように決定された高圧受電設備710の仕様を端末20の画面に表示させることができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:設計支援システム
11:入力部
12:表示部
13:決定部
700:建物
710:高圧受電設備
730:負荷

Claims (4)

  1. 建物の電気設備を設計するための設計支援システムであって、
    前記建物に設置される負荷に関する情報、である負荷情報が、当該建物のフロア毎に入力される入力部と、
    前記負荷情報を前記建物のフロアに対応づけ、前記フロア毎に前記負荷情報を一群としたフロア表示を縦方向に並べて表示する表示部と、
    入力された前記負荷情報に基づいて、前記建物に設置される高圧受電設備の仕様を決定する決定部と、を備え、
    さらに、前記表示部には、表示する前記フロア表示を変更するために操作するスクロールバーが表示される設計支援システム。
  2. 前記負荷情報は、前記建物の各フロアに設置される負荷の電気的仕様を示す情報、として前記入力部に入力される、請求項1に記載の設計支援システム。
  3. 前記負荷情報は、前記建物の各フロアに設置される回路遮断器の遮断容量を示す情報、として前記入力部に入力される、請求項1に記載の設計支援システム。
  4. 前記負荷情報は、前記建物の各フロアの面積を示す情報、として前記入力部に入力される、請求項1に記載の設計支援システム。
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