JP4148005B2 - 流体供給部品の検査方法および検査装置 - Google Patents

流体供給部品の検査方法および検査装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体供給部品の検査方法および検査装置に関し、特に流体を吸上げ、吐出する燃料ポンプ等の流体供給部品から吐出される流体の流量を検査する検査方法および検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体供給部品の検査装置としては、例えば自動車用内燃機関に用いられ燃料ポンプの製品検査項目の一つとして、タンクからテスト油を汲み上げ、吐出する吐出流量を検査する検査装置が知られている。この種の検査装置は、検査対象の燃料ポンプの吐出流量を計測する流量センサ等の流量計と、燃料ポンプから吐出する流体の流体圧を調整する背圧調整弁とを含んで構成されている。この背圧調整弁は、流体圧を設定圧力に調整するものであって、吐出流量を計測するために必要な条件設定手段を構成している。
【0003】
なお、燃料ポンプの吐出流量を検査する場合、図2に示すように、まず、燃料ポンプを駆動させてテスト油を吸上げ吐出させることで、燃料ポンプから流量センサを経て背圧調整弁までのテスト油の流体供給経路のエア抜き(図2中のエア抜き工程A)をする。そして、燃料ポンプからテスト油の吐出流量が安定化した(図2中の安定化工程B)後に、流量センサを用いて、所定時間内T3内における流量を計測する(図2中の計測工程C)。なお、図2において、横軸は経過時間を示し、横並びする縦線間の間隔は単位時間を表す。エア抜き工程A、安定化工程B、および計測工程Cにおけるそれぞれの時間は、T1、T2、T3である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際の燃料ポンプでは、製造ばらつきが発生する。例えばワークとしての燃料ポンプの吐出能力がワークごとに増減する。そのため、従来の検査装置おいて、流量計測を正確に行なうためには、吐出能力の増減に応じて設定圧力に微調整する必要があった。場合によっては、上記流量計測に係るエア抜き工程A、安定化工程B、および計測工程Cにおける一連動作を中断させることになり、作業性を妨げるおそれがあった。結果として、これら流量センサおよび背圧調整弁等の検査装置を構成する装置や機器の選定を難しくし、特に流量センサが高価なものになっていた。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、燃料供給部品の吐出流量を検査する構成を簡素化し、それに対応した吐出流量の検査方法および検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、別の目的は、燃料供給部品の吐出流量を検査する構成を簡素化し、製造コストのコストダウンが図れる燃料供給部品の検査方法および検査装置を提供することにある。
【0007】
さらに、別の目的は、燃料供給部品の吐出流量を検査する構成を簡素化し、検査の作業効率の向上が図れる燃料供給部品の検査方法および検査装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によると、被検査体としての流体供給部品から吐出される流体の流量を検査する流体供給部品の検査方法において、所定の基準流体圧の基で基準流量の流体が流れる基準回路を形成し、流体供給部品から流体が流れる測定回路を少なくとも一つ形成し、流体供給部品から流体を吐出すべく流体供給部品を吐出動作させる前に、測定回路に基準回路を流れる基準流量の流体を流し、そのときの測定回路の流体圧が基準流体圧となるように測定回路を調整し、流体供給部品を吐出動作させるとき、測定回路内を流れる流体と基準回路内を流れる流体との圧力差を計測する。
【0009】
これにより、流体供給部品から吐出される吐出流量を検査する検査方法として、流体供給部品から供給される測定回路内を流れる流体の圧力と、基準流量が供給される基準回路内を流れる流体の圧力との差圧を計測し、その計測結果に基いて流体供給部品の吐出流量を検査することが可能である。例えば測定回路内の圧力から基準回路内の圧力を差し引いた差圧が正圧であるならば、ワークとしての流体供給部品は、そのワークの吐出流量が基準流量以上にあることになるため、良品と判定できる。
【0010】
さらに、流体供給部品から供給される流体が流れる測定回路には、流量を計測する流量計等の流量計測手段が不要となるため、検査装置の構成、少なくとも測定回路の構成が簡素化される。
【0011】
本発明の請求項2によると、基準回路内の流体の流れと、測定回路内の流体の流れを接続、分離可能にする較正用回路を備えている。
【0012】
これにより、基準回路で設定されている、所定の基準流体圧の基で基準流量となる流体を、較正用回路の接続によって測定回路へ流すことができる。その結果、測定回路へ供給される流体は、基準流量に調整されているので、基準流量の流体が流れると基準流体圧が発生するように、測定回路を調整する作業が容易となる。例えば従来の検査装置ではワークごとに増減する吐出能力に対して所定の設定圧に微調整していたことに比べて、一定の基準流量に対して所定の基準流体圧に調整するだけでよいので、流量検査に係る作業の作業性向上が図れる。
【0013】
本発明の請求項3によると、流体供給部品が多数生産され、これら流体供給部品を検査する場合、較正用回路を接続動作させ、基準回路から供給される基準流量の流体を測定回路へ流し、測定回路内の流体の圧力を基準流体圧に調整する一連の作業を、少なくとも一回行なう。
【0014】
これにより、一つの測定回路において、基準流量の流体が流れると基準流体圧が発生するようにする調整作業が、生産するワークをその測定回路を用いて検査する毎に行なう必要がない。その結果、ワークごとの流量検査を効率的に行なうことができる。
【0015】
本発明の請求項4によると、被検査体として、流体供給部品は、燃料の供給により駆動される内燃機関等の駆動源に搭載されるものであって、燃料を圧送するポンプ部と、ポンプを駆動するモータ部を備えた燃料ポンプ等の燃料供給部品に好適である。
【0016】
本発明の請求項5によると、流体の低圧側から吸上げ吐出する、被検査体としての流体供給部品と、流体供給部品から吐出された流体を所定の圧力に調整する圧力調整手段とを直列に接続可能な測定回路を備え、測定回路内を流れる流体の流量を検査する流体供給部品の検査装置において、測定回路における流体供給部品と圧力調整手段との間に設けられ、流体の流れを流通、遮断する第1の開閉手段と、測定回路のうち、第1の開閉手段と圧力調整手段との間から分岐して接続され、流体の流れを流通、遮断する第2の開閉手段を有する較正用回路と、較正用回路のうち、測定回路のある側とは反対側に接続され、所定の基準流体圧の基で基準流量の流体が流れる基準回路と、測定回路内を流れる流体と、基準回路内を流れる流体との圧力差を計測する差圧検出手段とを備えている。
【0017】
流体供給部品から吐出される流体は、流体の流れを流通、遮断する第1の開閉手段を介して、測定回路内に配置された圧力調整手段に流入可能である。
【0018】
また、測定回路は、流体の流れを流通、遮断する第2の開閉手段を有する較正用回路を経て基準回路に接続可能である。そのため、基準回路内に流れる流体、すなわち基準流体圧の基で基準流量が流れる流体を、第2の開閉手段の流通動作によって較正用回路を通じて、測定回路へ流すことが可能である。例えば基準流量の流体が流れると基準流体圧が発生するように、測定回路を調整したい場合、基準回路で設定されている基準流量の流体を測定回路へ導いて、圧力調整手段を用いて基準流体圧に調整する作業を行なうだけでよい。
【0019】
さらに、例えばワークとしての流体供給部品を、ワークごとに検査装置に取付けて、そのワークの流量検査を行ないたい場合、ワークを測定回路に取付け、第1の開閉手段が流通動作の状態にあるとき、測定回路内を流れる流体の圧力と、基準流量が供給される基準回路内を流れる流体の圧力との差圧を差圧検出手段で検出し、その差圧結果に基いてワークの吐出能力を基準流量と比較することで、ワークの吐出流量を検査することが可能である。
【0020】
本発明の請求項6によると、基準回路は、流体の流量を計測する流量計測手段と、流体を所定の圧力に調整する第2の圧力調整手段と、流体を供給する外部圧送ポンプと、外部圧送ポンプから吐出される流体の流量を調整する流量調整手段とを設けることができる。
【0021】
本発明の請求項7によると、基準回路には、外部圧送ポンプ、流量調整手段、流量計測手段、および第2の圧力調整手段が直列して接続され、流量調整手段と流量計測手段との間に設けられ、流体の流れを流通、遮断する第3の開閉手段を備えており、流体供給部品が多数生産され、これら流体供給部品を検査する場合において、第3の開閉手段および第2の開閉手段をそれぞれ、流通動作状態から遮断動作状態、遮断動作状態から流通動作状態に切換える切換え動作を、少なくとも一回行なう。
【0022】
例えば第3の開閉手段を流通動作させて、外部圧送ポンプから第2の圧力調整手段へ供給可能となった流体は、第2の圧力調整手段と流量調整手段によって、基準流体圧の基で基準流量になるように調整することが可能である。その結果、流量調整手段を通じて外部圧送ポンプから供給される流体は、基準流体圧の基で基準流量となるように設定される。
【0023】
そのため、第3の開閉手段および第2の開閉手段をそれぞれ、流通動作状態から遮断動作状態、遮断動作状態から流通動作状態に切換える切換え動作を行なうごとに、基準流体圧の基で基準流量となる流体を、較正用回路を経て測定回路へ供給することが可能である。
【0024】
これに対して、流体供給部品が多数生産され、これら流体供給部品を検査する場合において、上記切換え動作を行なう回数は少なくとも一回に限るため、基準流量の流体が流れると基準流体圧が発生するように測定回路を調整する作業が、ワークを検査する毎に行なう必要がない。その結果、ワークごとの流量検査を効率的に行なうことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の流体供給部品の検査装置および検査方法を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態の流体供給部品の検査装置の構成を示す構成図である。
【0026】
図1に示すように、流体供給部品の検査装置1は、被検査体としての流体供給部品9から吐出される流量を検査する。この検査装置1では、流体の低圧側から吸上げ吐出する機能を有する流体供給部品9を製造する製造工程において、ワークとしての流体供給部品9の検査項目の一つとして、製造されたワーク9の吐出流量を検査する。
【0027】
流体供給部品9としては、流体の低圧側から吸上げ吐出する機能を有するものであればいずれの部品、製品、あるいは装置であってもよい。例えば燃料の供給により駆動される内燃機関等の駆動源に搭載される燃料ポンプ等の燃料供給部品、あるいは車両のフロントガラス等に向けてウォッシャ液を噴出するウォッシャポンプ等であってもよい。なお、以下本実施形で説明する流体供給部品9は、内燃機関へ燃料を供給するため、燃料タンクから燃料を汲み上げ、吐出する燃料ポンプとする。
【0028】
燃料ポンプ9は、図示しないインペラ等の羽根車からなるポンプ部(図示せず)と、ポンプ部を駆動するモータ部(図示せず)を含んで構成されており、モータ部へ電流を供給することで、モータ部の電機子(図示せず)と一体回転するインペラを回転させる。その結果、インペラの回転に従い、燃料の低圧側にある燃料タンクから燃料を吸上げ、吐出する。
【0029】
図1に示すように、検査装置1は、流体としてのテスト油を吐出する被検査体としての燃料ポンプ9、圧力調整手段3、および第1の開閉手段4を有する測定回路1aと、テスト油の流れの流量を計測する流量計測手段20、第2の圧力調整手段30、第3の開閉手段40、外部圧送ポンプ90、および流量調整手段91を有する基準回路1bと、測定回路1aと基準回路1bとを接続、分離可能にする較正用回路60と、差圧検出手段70とを含んで構成されている。なお、テスト油は、製品としての燃料ポンプ9が吐出する流体すなわち燃料相当の油性状を有するものであればいずれの油、液体であってもよい。燃料相当の油性状とは、例えば流量計測の検査に必要な動粘度等が燃料と同じ性状を有するものであれば、燃料に比べて可燃性が低い液体を用いることが好ましい。
【0030】
圧力調整手段3は、テスト油の流れを所定の圧力に調整する。この圧力調整手段3としては、テスト油の流れを所定の圧力に調整する構造を有するものであれば、図1に示すような背圧調整弁(以下、リリーフ弁と呼ぶ)等であっても、いずれの調整弁、調整装置等であってもよい。なお、以下本実施形態で説明する圧力調整手段3は、リリーフ弁とする。
【0031】
第1の開閉手段4は、テスト油の流れの流通、遮断を行なう。この第1の開閉手段4としては、テスト油の流れを流通、遮断する構造を有するものであれば、流体が流れる経路を開閉する周知構造の開閉弁、切換え弁、遮断弁等のいずれであってもよい。なお、以下本実施形態で説明する第1の開閉手段4は、図1に示す開閉弁(以下、第1の開閉弁と呼ぶ)とする。また、開閉弁4における開閉する駆動手段としては、工場エア等の圧力源を用いる。なお、ソレノイド等の電磁力発生装置を用いてもよい。
【0032】
図1に示すように、燃料ポンプ9、第1の開閉弁4、およびリリーフ弁3は、直列に接続され、燃料ポンプ9から吐出されるテスト油をリリーフ弁3に導くことが可能な第1の流体供給経路5が形成されている。第1の流体供給経路5のうち、燃料ポンプ9とリリーフ弁3の間には流体供給経路部5aが形成されている。第1の開閉弁4は、流体供給経路部5aを流れるテスト油の流通、遮断を切換える。
【0033】
なお、ここで、燃料ポンプ9、第1の開閉弁4、リリーフ弁3、および第1の流体供給経路5は、測定回路1aを構成している。なお、燃料ポンプ9は、タンク6からテスト油を吸い上げ、第1の流体供給経路5へ吐出する。
【0034】
外部圧送ポンプ90は、トロコイドポンプ等の周知構造の圧送ポンプであって、タンク6から汲み上げたテスト油を、第2の流体供給経路および流体供給部5aを経由して再びタンク6へ戻して循環させるだけの吐出能力があればよい。
【0035】
流量計測手段20は、外部圧送ポンプ90から後述の流量調整手段91を介して供給されるテスト油の流れの流量を計測する。この流量計測手段20としては、テスト油の流れの流量を計測する機能を有するものであればよく、流量センサ等の流量計であってもよい。なお、以下本実施形態で説明する流量計測手段20は、流量センサとして説明する。この流量センサ20は、例えばコリオリ式流量計等の機能を有する周知構造のセンサであって、テスト油の流れが入力されると、出力信号として流量に比例する計測信号を出力する。そして、この計測信号を図示しない増幅器等のオペアンプで流量に較正することで、テスト油の流れの流量を計測する。
【0036】
流量調整手段91は、外部圧送ポンプ90から吐出されるテスト油の上流側に配置され、外部圧送ポンプから吐出するテスト油の流れを所定の流量に調整する構造を有するものであれば、流量調整弁等の流量調整装置、流量調整機器等のいずれであってもよい。なお、以下本実施形態で説明する流量調整手段91は、流量調整弁とする。この流量調整弁91は、第3のリリーフ弁92と流体回収経路93を備えている。タンク6から汲み上げ、外部圧送ポンプ90から吐出したテスト油の流れのうち、流量調整弁91で流量調整される所定の流量を除いた余剰のテスト油の流れは、第3のリリーフ弁92を介して流体回収経路93を通じてタンク6に循環される。
【0037】
図1に示すように、外部圧送ポンプ90、流量調整弁91、第3の開閉手段(以下、第3の開閉弁と呼ぶ)40、流量センサ20、第2の圧力調整手段(以下、第2のリリーフ弁)30は、直列に接続され、外部圧送ポンプから吐出されるテスト油を第2のリリーフ弁30に導くことが可能な第2の流体供給経路50が形成されている。第2の流体供給経路50のうち、外部圧送ポンプ90と第3の開閉弁40の間には、基準流体供給経路部50aが形成されている。また、第2の流体供給経路50のうち、第3の開閉弁40と第2のリリーフ弁30の間には、第2の基準流体供給経路部50bが形成されている。第3の開閉弁40は、流通動作、遮断動作することで、基準流体供給経路50aと第2の基準流体供給経路50bとを流れるテスト油の流通、遮断を切換える。
【0038】
第2のリリーフ弁30は、流量センサ20のテスト油の流れの下流側に設けられており、流量センサ20に流入するテスト油を所定の圧力に調整する。なお、リリーフ弁の圧力調整は、例えば流量センサ20のテスト油の流れの上流に配置されたブルドン管等の圧力計30aを確認しながら調整する構成であってもいずれの構成でもよい。流量計30aを配置する場合には基準流体供給経路部50aおよび第2の基準流体供給経路部50bのうちのいずれかに配置してもよい。なお、基準流体供給経路部50aに配置することが好ましい。
【0039】
なお、ここで、外部圧送ポンプ90、流量調整弁91、第3の開閉弁40、流量センサ20、第2のリリーフ弁30、および第2の流体供給経路50は、基準回路1bを構成している。
【0040】
較正用回路60は、第1の較正用流体供給経路60aと、第2の較正用流体供給経路60bと、テスト油の流れを流通、遮断する第2の開閉手段(以下、第2の開閉弁と呼ぶ)61を備えている。第1の較正用流体供給経路60aは、流体供給経路部5aから分岐して第2の開閉弁61に接続している。また、第2の較正用流体供給経路60bは、基準流体供給経路50aから分岐して第2の開閉弁61に接続している。第2の開閉弁61は、流通動作、遮断動作することで、第1の較正用流体供給経路60aと第2の較正用流体供給経路60bとを流れるテスト油の流通、遮断を切換える。
【0041】
差圧検出手段70は、流体供給経路部5aを流れるテスト油の圧力と基準流体供給経路50aを流れるテスト油の圧力との差圧を検出する。この差圧検出手段70は、二つのテスト油の流れの圧力差を検出する機能を有するものであればよく、差圧センサ等の差圧計であってもよい。なお、以下本実施形態で説明する差圧検出手段70は、差圧センサ70とする。この差圧センサ70は、流体供給経路部5aを流れるテスト油の圧力から、基準流体供給経路50aを流れるテスト油の圧力を差し引いた圧力差を検出する。なお、基準流体供給経路50aを流れるテスト油の圧力から、流体供給経路部5aを流れるテスト油の圧力を差し引いた圧力差を検出してもよい。
【0042】
なお、第1の流体供給経路5、第2の流体供給経路50、第1の較正用流体供給経路60a、および第2の較正用流体供給経路60bは、周知の配管で構成さている。なお、これらの材料としては銅材を用い、配管と、配管あるいは装置等とを繋ぐ配管の継手部は、スリーブ式の締結構造を有する。なお、第1の流体供給経路5、第2の流体供給経路50、第1の較正用流体供給経路60a、および第2の較正用流体供給経路60bのうち、テスト油に接する部分については電気的な導通が確保できる構造とし、電気的に接地または同電位に保持されていることが好ましい。
【0043】
さらになお、タンク6は、図示しないメインタンクから分岐し、メインタンクに貯留されているテスト油の補給を受ける構成であってもよい。なお、メインタンクには、貯留しているテスト油の温度を調整する温度調整装置(図示せず)を有することが好ましい。被検査体の燃料ポンプ9を吐出動作させてテスト油の圧送を続けると、燃料ポンプ9自身の発熱によりテスト油の温度が上昇する。テスト油の流量は温度の影響を受け易いからである。
【0044】
さらになお、ワークとしての燃料ポンプ9を取付けるため、タンク6内のテスト油は、周囲雰囲気に対して開放されるため、流量センサ20のテスト油の入力側には、フィルタ80を設けることが好ましい。テスト油に混入する可能性のある塵芥、異物等をフィルタ80で捕捉し、流量センサ2に流入する前に除去する。
【0045】
さらなお、第1の開閉弁4、第2の開閉弁61、および第3の開閉弁40は、図示しない制御装置等の制御手段によって、それぞれの流通動作、遮断動作を切換える。また、この制御装置は、燃料ポンプ9のモータ部に電流を供給、供給停止する。
【0046】
なお、ここで、制御装置は、燃料ポンプ9のモータ部に電流を供給、供給停止するワーク駆動手段を構成している。制御装置は、システムとして、システム機能の一つであるワーク駆動手段をON動作させて、モータ部へ電流を供給するようにする。一方、ワーク駆動手段をOFF動作させて、モータ部へ電流の供給を停止する。さらに、制御装置は、第1の開閉手段4および第2の開閉手段40は、それぞれの流通動作、遮断動作を切換える手段を構成している。
【0047】
上述の構成を有する検査装置1の全体動作について、図1に従って以下説明する。なお、図2は、燃料ポンプの流量計測を行なうための検査装置の全体動作を、主要な工程で説明したものである。燃料ポンプの製造工程においてワークとしての燃料ポンプ9の流量(以下、吐出流量と呼ぶ)を検査する場合、被検査体のワーク9を検査装置1(詳しくはタンク6)に取付けてエア抜きするエア抜き工程と、ワーク9を吐出動作させ、テスト油が測定回路1aへ流入直後の安定化工程と、流体センサ2を用いてワーク9の吐出流量に係わる差圧を計測する計測工程とからなる。以下、本発明の特徴には関係ないエア抜き工程Aおよび安定化工程Bの詳細説明は省略し、計測工程、および測定回路1aの流量計測に係わる較正を行う較正工程について説明する。
【0048】
まず、検査装置1におけるテスト油の流れ経路として、図1に示すように、被検査体としての燃料ポンプ9から吐出されるテスト油は、テスト油の流通および遮断を切換える第1の開閉弁4を介して、第1の流体供給経路5を構成する流体供給部5a内へ流れることが可能である。その結果、第1の開閉弁4が流通動作すると、燃料ポンプ9から吐出されるテスト油の流れは、リリーフ弁3へ流入する。第1の開閉弁4が遮断動作すると、燃料ポンプ9から吐出されるテスト油は、リリーフ弁3へは流入しない。
【0049】
また、図1に示すように、外部圧送ポンプ90から供給され、流量調整弁91によって流量調整されたテスト油の流れは、テスト油の流通および遮断を切換える第3の開閉弁40を介して、第2の流体供給経路50を構成する基準流体供給部5aおよび第2の基準流体供給部5b内へ流れることが可能である。その結果、第3の開閉弁40が流通動作すると、基準流体供給部5aと第2の基準流体供給部5bとが連通することで、外部圧送ポンプ90から流量調整弁91介して供給されるテスト油の流れは、流量センサ20および第2のリリーフ弁へ流入する。第3の開閉弁40が遮断動作すると、基準流体供給部5aと第2の基準流体供給部5bとの連通が遮断されることで、外部圧送ポンプ90から流量調整弁91介して供給されるテスト油の流れは、流量センサ20および第2のリリーフ弁へは流入しない。
【0050】
さらにまた、第3の開閉弁40が遮断動作している場合、図1に示すように、外部圧送ポンプ90から供給され、流量調整弁91によって流量調整されたテスト油の流れは、テスト油の流通および遮断を切換える第2の開閉弁61を有する較正用回路60を介して、測定回路1a内へ流れることが可能である。その結果、第2の開閉弁61が流通動作すると、較正用回路60を構成する第1の較正用流体供給経路60aと第2の較正用流体供給経路60bとが連通することで、外部圧送ポンプ90から流量調整弁91介して供給されるテスト油の流れは、流体供給経路部5aを経てリリーフ弁へ流入する。第2の開閉弁61が遮断動作すると、第1の較正用流体供給経路60aと第2の較正用流体供給経路60bとの連通が遮断されることで、外部圧送ポンプ90から流量調整弁91介して供給されるテスト油の流れは、流体供給経路部5aに流入しない。
【0051】
次に、検査装置1の全体動作を、較正工程、計測工程に分けてそれぞれ説明する。まず、較正工程では、以下のように動作する。
【0052】
(1)まず、第2の開閉弁61および第3の開閉弁40を、それぞれ遮断動作、通電動作にする。外部圧送ポンプを作動すると、外部圧送ポンプ90から供給するテスト油が基準回路1bを循環する。
【0053】
(2)流量調整弁91および第2のリリーフ弁30を用いて、テスト油の流れの圧力が所定の基準流体圧(例えば、本実施例では、0.2MPa)の基で、流量センサ20で計測される流量が所定の基準流量(例えば、本実施例では300L/h)になるように調整する。これにより、基準回路1bにおける外部圧送ポンプ90から流量調整弁91を介して供給されるテスト油は、基準流体圧の基で基準流量が流れるようになる。
【0054】
(3)次に、第2の開閉弁61および第3の開閉弁40を、それぞれ遮断動作から流通動作、通電動作から遮断動作に切換える。このとき、第1の開閉弁4は遮断動作状態にある。外部圧送ポンプ90から流量調整弁91を介して供給されるテスト油の流れは、基準流体供給経路部50a、第2の較正用流体供給経路60b、および第2の較正用流体供給経路60aを経由して、測定回路1aを構成する流体供給経路部5aに流入する。これにより、測定回路1aには、基準流体圧の基で基準流量が流れるテスト油が外部圧送ポンプ90から流量調整弁91を介して供給されることになる。
【0055】
(4)リリーフ弁3を用いて、このテスト油の圧力を調整し、基準流体圧に合わせ込む。これにより、測定回路1aは、例えば燃料ポンプ9から供給されるテスト油が、基準流量で流れていると基準流体圧が発生するように設定される。
【0056】
(5)第2の開閉弁61および第3の開閉弁40を、それぞれ通電動作から遮断動作、遮断動作から流通動作に切換える。これにより、較正用回路60を介して接続していた測定回路1aと基準回路1bの連通が遮断される。
【0057】
なお、ここで、以上説明した(1)から(5)のステップは、較正工程を構成している。
【0058】
次に、計測工程では、以下のように動作する。
【0059】
(6)ワークとしての燃料ポンプ9を測定回路1aを較正する第1の流体供給経路5に取付ける。なお、このとき、燃料ポンプ9は、タンク6内のテスト油を吸上げることが可能なタンク位置に固定される。
【0060】
(7)第1の開閉弁4を遮断動作から流通動作に切換える。そして、ワーク9のモータ部に電流を供給してワーク9を吐出動作させる。これにより、測定回路1aには、ワーク9から吐出されたテスト油が供給される。
【0061】
(8)次に、測定回路1a内を流れるテスト油の圧力と基準回路1b内を流れるテスト油の圧力との差圧を差圧センサ70で検出する。基準回路1bには、基準流体圧の基で基準流量のテスト油が流れている。一方、測定回路1aには、テスト油が基準流量で流れていると基準流体圧が発生するように設定されており、ワーク9の吐出能力の増減に応じて測定回路1a内の圧力が増減する。
【0062】
(9)差圧センサ70で検出した検出結果に基いてワーク9の吐出流量を以下のように検査する。測定回路1a(詳しくは、流体供給経路部5a)内の圧力から基準回路1b(詳しくは、基準流体供給経路部50a)内の圧力を差し引いた差圧が正圧であるならば、ワーク9の吐出流量は基準流量以上であると判断され、良品と判定される。逆に、その差圧が負圧であるならば、ワーク9の吐出流量は基準流量より少ないと判断され、不良品と判定される。
【0063】
なお、ここで、以上説明した(6)から(9)のステップは、全体として、計測工程を構成している。さらになお、(7)のステップは、図2に示すエア抜き工程Aおよび安定化工程Bに対応し、(8)および(9)のステップは、図2に示す計測工程Cに対応する。
【0064】
さらになお、上記の較正工程(ステップ(1)〜(5))は、測定回路1aにおいて、基準流量の流体が流れると基準流体圧が発生するようにする調整作業は少なくとも一回行なえば、その測定回路1aを用いてワークごとに較正工程を実施する必要はない。例えば較正工程を1回実施した後には、その後検査するワーク9は、上記の計測工程(ステップ(6)〜(9))を実施するだけでもよい。その結果、ワーク9ごとの流量検査を効率的に行なうことが可能である。
【0065】
さらになお、燃料ポンプ9が大量生産され、これら燃料ポンプを検査する場合、図1に示す測定回路1aおよび基準回路1bにおいて、基準回路1bに対して、複数の測定回路1aを接続、分離可能な構成にしてもよい。例えば測定回路1aと測定回路1aから分岐する較正用回路60を一つの組合せとし、複数の組合せの較正用回路60を、一つの基準回路1bに接続する。
【0066】
以上説明した本実施形態によると、流体供給部品としての燃料ポンプ9から吐出される吐出流量を検査する方法として、燃料ポンプ9から供給される測定回路1a内を流れるテスト油の圧力と、基準流量が供給される基準回路1b内を流れるテスト油の圧力との差圧を計測し、その計測結果に基いてワークとしての燃料ポンプ9の吐出流量を、例えば基準流量に対して良品、不良品の判定をして検査することができる。なお、従来の流量計測手段を用いて燃料ポンプ9の吐出性能を検査する方法に替えて、本実施形態の検査方法および検査装置1によって代用判定できる。
【0067】
さらに、測定回路1aには、流量を計測する流量センサ等の流量計測手段が不要となるため、測定回路1aの構成が簡素化される。
【0068】
なお、燃料ポンプ9が大量生産され、これら燃料ポンプを検査する場合、燃料ポンプの生産数に応じて検査装置1の台数を増やす必要がある。これに対して、本実施形態では、複数の測定回路1aに対して一つの基準回路1bで対応する構成にすることが可能であるので、基準回路1bにのみ流量センサ20を備え、複数の測定回路1aには流量センサ20は不要となるため、検査装置1の構成の簡素化ができる。
【0069】
なお、以上説明した本実施形態によると、基準回路1b内のテスト油の流れと、測定回路1aテスト油の流れとを接続、分離する較正用回路60を備えているため、予め基準回路1bで設定されている、基準流体圧の基で基準流量のテスト油を、較正用回路60の接続動作を行なうだけで、測定回路1aへ流すことができる。その結果、測定回路1aへ供給されるテスト油は、基準流量に調整されているので、基準流量のテスト油が流れると基準流体圧が発生するように、リリーフ弁3を用いて測定回路1aを調整する作業が容易となる。例えば従来の検査装置ではワーク9ごとに増減する吐出能力に対して所定の設定圧に微調整していたことに比べて、一定の基準流量に対して所定の基準流体圧に調整するだけでよいので、流量検査に係る作業の作業性向上が図れる。
【0070】
さらになお、以上説明した本実施形態によると、燃料ポンプ9が大量生産され、これら燃料ポンプを検査する場合、一つの測定回路1aにおいて、基準流量のテスト油が流れると基準流体圧が発生するようにする調整作業が、生産するワーク9をその測定回路1aを用いて検査する毎に行なう必要がない。その結果、ワーク9ごとの流量検査を効率的に行なうことができる。
【0071】
さらになお、ここで、従来の検査装置では燃料ポンプ9から吐出されたテスト油が流れる経路に流量センサを設けていたため、エア抜き工程B(図2参照)が必要であった。しかしながら、本実施形態の検査方法および検査装置1では、燃料ポンプ9から吐出されたテスト油が流れる測定回路1aには流量センサを設けていないため、エア抜き工程Bの動作も省略もしくは短縮することが可能である。したがって、流量計測に係る検査時間の短縮化が図れる。
【0072】
なお、エア抜き工程Bを省略もしくは短縮することで、燃料ポンプ9の吐出動作時間を短くすることができる。そのため、燃料ポンプ9の吐出動作によるテスト油の温度上昇を小さくする相乗効果がある。燃料ポンプ9の吐出流量を検査する検査精度の向上が図れる相乗効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の流体供給部品の検査装置の構成を示す構成図である。
【図2】従来の検査装置における、被検査体としての流体供給部品の流量計測に係る検査手順の概略を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 検査装置
1a 測定回路
1b 基準回路
3 リリーフ弁(圧力調整手段)
4 第1の開閉弁(第1の開閉手段)
5 第1の流体供給経路
5a 流体供給経路部
9 燃料ポンプ(流体供給部品、ワーク)
20 流量センサ(流量計測手段)
30 第2のリリーフ弁(第2の圧力調整手段)
40 第3の開閉弁(第3の開閉手段)
50 第2の流体供給経路
50a 基準流体供給経路部
50b 第2の基準流体供給経路部
60 較正用回路
60a、60b 第1の較正用流体供給経路、第2の較正用流体供給経路
61 第2の開閉弁(第2の開閉手段)
70 差圧センサ(差圧検出手段)
90 外部圧送ポンプ
91 流量調整弁(流量調整手段)

Claims (8)

  1. 被検査体としての流体供給部品から吐出される流体の流量を検査する流体供給部品の検査方法において、
    所定の基準流体圧の基で基準流量の流体が流れる基準回路を形成し、
    前記流体供給部品から流体が流れる測定回路を少なくとも一つ形成し
    記流体供給部品から流体を吐出すべく前記流体供給部品を吐出動作させる前に、前記測定回路に前記基準回路を流れる前記基準流量の流体を流し、そのときの前記測定回路の流体圧が前記基準流体圧となるように前記測定回路を調整し、
    前記流体供給部品を吐出動作させるとき、前記測定回路内を流れる流体と前記基準回路内を流れる流体との圧力差を計測することを特徴とする流体供給部品の検査方法。
  2. 前記基準回路内の流体の流れと、前記測定回路内の流体の流れを接続、分離可能にする較正用回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の流体供給部品の検査方法。
  3. 前記流体供給部品が多数生産され、これら流体供給部品を検査する場合、
    前記較正用回路を接続動作させ、
    前記基準回路から供給される基準流量の流体を前記測定回路へ流し、
    前記測定回路内の流体の圧力を前記基準流体圧に調整する一連の作業を、
    少なくとも一回行なうことを特徴とする請求項2に記載の流体供給部品の検査方法。
  4. 前記流体供給部品は、燃料の供給により駆動される駆動源に搭載される燃料供給部品であって、
    前記燃料供給部品は、燃料を圧送するポンプ部と、前記ポンプを駆動するモータ部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体供給部品の検査方法。
  5. 流体の低圧側から吸上げ吐出する、被検査体としての流体供給部品と、前記流体供給部品から吐出された流体を所定の圧力に調整する圧力調整手段とを直列に接続可能な測定回路を備え、前記測定回路内を流れる流体の流量を検査する流体供給部品の検査装置において、
    前記測定回路における前記流体供給部品と前記圧力調整手段との間に設けられ、流体の流れを流通、遮断する第1の開閉手段と、
    前記測定回路のうち、前記第1の開閉手段と前記圧力調整手段との間から分岐して接続され、流体の流れを流通、遮断する第2の開閉手段を有する較正用回路と、
    前記較正用回路のうち、前記測定回路のある側とは反対側に接続され、所定の基準流体圧の基で基準流量の流体が流れる基準回路と、
    前記測定回路内を流れる流体と、前記基準回路内を流れる流体との圧力差を計測する差圧検出手段とを備えていることを特徴とする流体供給部品の検査装置。
  6. 前記基準回路は、流体の流量を計測する流量計測手段と、流体を所定の圧力に調整する第2の圧力調整手段と、流体を供給する外部圧送ポンプと、前記外部圧送ポンプから吐出される流体の流量を調整する流量調整手段とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の流体供給部品の検査装置。
  7. 前記基準回路には、前記外部圧送ポンプ、前記流量調整手段、前記流量計測手段、および前記第2の圧力調整手段が直列して接続され、
    前記流量調整手段と前記流量計測手段との間に設けられ、流体の流れを流通、遮断する第3の開閉手段を備えており、
    前記流体供給部品が多数生産され、これら流体供給部品を検査する場合において、
    前記第3の開閉手段および前記第2の開閉手段をそれぞれ、流通動作状態から遮断動作状態、遮断動作状態から流通動作状態に切換える切換え動作を、少なくとも一回行なうことを特徴とする請求項6に記載の流体供給部品の検査装置。
  8. 前記流体供給部品は、燃料の供給により駆動される駆動源に搭載される燃料供給部品であって、
    前記燃料供給部品は、燃料を圧送するポンプ部と、前記ポンプを駆動するモータ部を備えていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の流体供給部品の検査装置。
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