JP4146940B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画像や動画像を撮像する撮像装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生する電子カメラ等の画像処理装置は市販されており、カラー液晶パネル等の電子ファインダーを備える電子カメラも販売されている。
【0003】
これらの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示して電子カメラの使用者が構図を決定することや、撮影した画像を再生表示して確認することが可能である。
【0004】
特に、レンズ交換が可能な電子カメラにおいては、撮影目的に合わせてレンズを選択し、選択したレンズに応じて、これから撮影しようとする画像を連続して表示して電子カメラの使用者が構図を決定することや、撮影した画像を再生表示して確認することが可能となり、電子カメラの使用者にとって有益な機能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電子カメラ等の画像処理装置においては、撮影操作中に交換レンズが外された場合でも、これから撮影しようとする画像を連続して撮像して表示していた。
【0006】
このため、レンズを通さずに撮像素子に直接入射した外光等の不要な光線を、カラー液晶パネル等の電子ファインダーに連続して表示してしまうという問題があった。
【0007】
また、撮影中に交換レンズが外された状態で撮影した画像を再生表示した場合、レンズを通さずに撮像素子に直接入射した外光等の不要な光線を撮影した画像を、カラー液晶パネル等の電子ファインダーに再生表示してしまうという問題があった。
【0008】
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮影中にレンズが外された場合でも不要な光線を撮影した画像を表示部に表示することのない撮像装置及びその制御方法及び記憶媒体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットと前記撮像装置本体との着脱状態を検知する検知手段と、該検知手段により前記レンズユニットが前記撮像装置本体から取り外されたことを検知した場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替える制御手段とを具備することを特徴としている。
【0014】
また、本発明に係わる撮像装置は、撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段と、該着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、直前に前記撮像手段で撮像した画像を前記記憶手段に記憶した後、該記憶手段から読み出した画像を前記表示手段で表示する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0015】
また、本発明に係わる撮像装置は、撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段と、該着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替える制御手段とを具備することを特徴としている。
【0020】
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットと前記撮像装置本体との着脱状態を検知する検知手段とを具備する撮像装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、前記検知手段により前記レンズユニットが前記撮像装置本体から取り外されたことを検知した場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替えることを特徴としている。
【0023】
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段とを具備する撮像装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、前記着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、直前に前記撮像手段で撮像した画像を前記記憶手段に記憶した後、該記憶手段から読み出した画像を前記表示手段で表示することを特徴としている。
【0024】
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段とを具備する撮像装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、前記着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替えることを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0037】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置の構成を示す図である。
【0038】
図1において、100は画像処理装置である。
【0039】
14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0040】
18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0041】
20は画像処理回路であり、 A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0042】
また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部340、測距制御部342に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
【0043】
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0044】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
【0045】
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0046】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
【0047】
画像表示部28を用いて、撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
【0048】
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
【0049】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0050】
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
【0051】
また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0052】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0053】
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0054】
露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
【0055】
50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0056】
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
【0057】
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
【0058】
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
【0059】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示、等がある。
【0060】
さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示、等がある。
【0061】
そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光と共用して用いても良い。
【0062】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0063】
60、62、64、66、68、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0064】
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0065】
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
【0066】
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0067】
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データとして書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0068】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することが出来る。この機能により、光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0069】
68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。なお、本実施形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
【0070】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン等がある。
【0071】
72は圧縮モードスイッチで、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。
【0072】
JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードが用意されている。
【0073】
JPEG圧縮のモードに於いては、撮像素子14から読み出されてA/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32により設定した圧縮率に圧縮を行った後、記録媒体200或いは210に記録を行う。
【0074】
CCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200或いは210に記録を行う。
【0075】
80は電源制御手段で、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0076】
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
【0077】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び/或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0078】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0079】
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0080】
さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0081】
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0082】
110は通信手段で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
【0083】
112は通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0084】
120は、レンズマウント106内において、画像処理装置100をレンズユニット300と接続するためのインタフェース、122は画像処理装置100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタ、124はレンズマウント106及び/或いはコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かを検知するレンズ着脱検知手段である。
【0085】
コネクタ122は、画像処理装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。
【0086】
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0087】
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインタフェース214、画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0088】
300は交換レンズタイプのレンズユニットである。
【0089】
306は、レンズユニット300を画像処理装置100と機械的に結合するレンズマウントである。レンズマウント306内には、レンズユニット300を画像処理装置100と電気的に接続する各種機能が含まれている。
【0090】
310は撮影レンズ、312は絞り機能を備えるシャッターである。
【0091】
320は、レンズマウント306内において、レンズユニット300を画像処理装置100と接続するためのインタフェース、322はレンズユニット300を画像処理装置100と電気的に接続するコネクタである。
【0092】
コネクタ322は、画像処理装置100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給される或いは供給する機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。
【0093】
340は絞り機能を備えるシャッター312を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
【0094】
342は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、344は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部である。
【0095】
350はレンズユニット300全体を制御するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリやレンズユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備えている。
図2、図3、図4、図5、図6、図7及び図8を参照して、第1の実施形態の動作を説明する。
【0096】
図2、図3及び図4は本実施形態の画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートである。
【0097】
図2、図3及び図4を用いて、画像処理装置100の動作を説明する。
【0098】
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(S101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(S102)。
【0099】
システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならば(S103)、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段(不図示)のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S105)、S103に戻る。
【0100】
モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S103)、S106に進む。
モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S103)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S104)、処理を終えたならばS103に戻る。
【0101】
システム制御回路50は、電源制御部80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S106)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S108)、S103に戻る。
【0102】
電源86に問題が無いならば(S106)、システム制御回路50は記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S107)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S108)、S103に戻る。
【0103】
記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S107)、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う(S109)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
【0104】
システム制御回路50は、クイックレビューON/OFFスイッチ68の設定状態を調べ(S110)、クイックレビューONに設定されていたならばクイックレビューフラグを設定し(S111)、クイックレビューOFFに設定されていたならばクイックレビューフラグを解除する(S112)。
【0105】
なお、クイックレビューフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0106】
続いて、システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチ66の設定状態を調べ(S113)、画像表示ONに設定されていたならば、画像表示フラグを設定すると共に(S114)、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S115)、さらに撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(S116)、S119に進む。
【0107】
スルー表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現している。
【0108】
画像表示ON/OFFスイッチ66が画像表示OFFに設定されていたならば(S113)、画像表示フラグを解除すると共に(S117)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S118)、S131に進む。
【0109】
画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファインダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0110】
なお、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
続いて、システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S119)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定すると共に(S120)、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S121)、S103に戻る。
このように、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28に逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0111】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S119)、S131に進む。
【0112】
シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S131)、S103に戻る。
【0113】
シャッタースイッチSW1が押されたならば(S131)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S132)、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して(S133)、S134に進む。
【0114】
フリーズ表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
【0115】
画像表示フラグが解除されていたならば(S132)、S134に進む。
【0116】
システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(S134)。測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。
【0117】
この測距・測光処理S134の詳細は図5を用いて後述する。
【0118】
測距・測光処理S134を終えたならば、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S135)、画像表示フラグが設定されていないならば、S137に進む。
【0119】
画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S136)、S147に進む。なお、S136でのスルー表示状態は、S116でのスルー状態と同じ動作状態である。
【0120】
続いて、システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S147)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定すると共に(S149)、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S150)、S103に戻る。
【0121】
このように、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0122】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S147)、S137に進む。
【0123】
シャッタースイッチSW2が押されずに(S137)、さらにシャッタースイッチSW1も解除されたならば(S146)、S103に戻る。
【0124】
シャッタースイッチSW2が押されたならば(S137)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S138)、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(S139)、S161に進む。
【0125】
固定色表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
【0126】
画像表示フラグが解除されていたならば(S138)、S161に進む。
【0127】
システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S161)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定すると共に(S170)、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S171)、S103に戻る。
【0128】
このように、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0129】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S161)、S162に進む。
【0130】
システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する(S162)。
【0131】
この撮影処理S162の詳細は図6を用いて後述する。
【0132】
撮影処理S162を終えたならば、システム制御回路50は撮影処理S162によってメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する表示画像処理を実行する(S163)。
【0133】
この表示画像処理S163の詳細は図7を用いて後述する。
【0134】
システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S164)、画像表示フラグが設定されていたならばクイックレビュー表示を行う(S165)。この場合は、撮影中も画像表示部28が電子ファインダーとして常に表示された状態であり、撮影直後のクイックレビュー表示も行われる。
【0135】
画像表示フラグが解除されていたならば(S164)、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断し(S165)、クイックレビューフラグが設定されていたならば、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S166)、クイックレビュー表示を行う(S167)。
【0136】
このように、本実施形態によれば、省電力のために或いは光学ファインダー104を用いて撮影を行うので電子ファインダー機能が不要であるために、画像表示部28の画像表示をOFFに設定していても、クイックレビュースイッチによりクイックレビュー機能が設定されていれば、撮影を行った直後に自動的に撮影画像を画像表示部28に再生することが可能となり、省電力かつ撮影画像の確認に便利な機能を提供することが可能となる。
【0137】
画像表示フラグが解除され(S164)、クイックレビューフラグも解除されていたならば(S165)、画像表示部28がOFFの状態のままS168に進む。この場合は、撮影を行った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
【0138】
システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を、また、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う圧縮処理を行った後(S168)、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(S169)。
【0139】
この圧縮処理S168の詳細は図8を用いて後述する。
【0140】
なお、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する例えば「BUSY」のような表示を画像表示部28に対して行う。
【0141】
さらに、表示部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示も併せて行う。
【0142】
記録処理を行った後(S169)、S140に進む。
【0143】
S169が終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば(S140)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断し(S141)、連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにS161に戻り、次の撮影を行う。
【0144】
連写フラグが設定されていないならば(S141)、シャッタースイッチSW2が放されるまで(S140)、現在の処理を繰り返す。
【0145】
このように、本実施形態によれば、撮影直後にクイックレビュー表示を行う動作設定状態の場合に、記録処理S134が終了した際にシャッタースイッチSW2が押された状態であったならば、シャッタースイッチSW2が放されるまで画像表示部28におけるクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を入念に行うことを可能とすることが出来る。
【0146】
S169が終了した際に、シャッタースイッチSW2が放された状態であった、或いは、シャッタースイッチSW2を押し続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後にシャッタースイッチSW2を放した状態であったならば(S140)、所定のミニマムレビュー時間が経過した後に(S142)、S143に進む。
【0147】
このように、本実施形態によれば、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を所定の時間継続することにより、撮影画像の確認を確実に行うことを可能とすると共に、不必要に長時間クイックレビュー表示を継続して次の撮影チャンスを失うことを防止することが出来る。
【0148】
なお、このミニマムレビュー時間は、固定値としても、使用者が任意に設定することが可能としても、さらには所定の範囲内で使用者が任意に設定或いは選択することが可能としても、いずれの方法で設定しても構わない。
【0149】
システム制御回路50は、画像表示フラグが設定されていたならば(S143)、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S144)、S148に進む。
【0150】
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることが出来る。
【0151】
画像表示フラグが解除されていたならば(S143)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S145)、S146に進む。
【0152】
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0153】
システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S148)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定すると共に(S149)、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S150)、S103に戻る。
【0154】
このように、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0155】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S148)、S146に進む。
【0156】
シャッタースイッチSW1が押された状態であったならば(S146)、システム制御回路50は、S137に戻って次の撮影に備える。
【0157】
シャッタースイッチSW1が放された状態であったならば(S146)、システム制御回路50は、一連の撮影動作を終えてS103に戻る。
【0158】
以上説明した様に、第1の実施形態によれば、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合、直ちに画像表示部28をOFFとすることにより、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0159】
また、撮影準備動作中或いは撮影動作中にレンズユニット300が外された場合、撮影準備動作及び或いは撮影動作を継続することを禁止することにより、レンズユニット300が外された状態で誤った撮影が実行されてしまうことを防止することが出来る。
【0160】
図5は、図3のS134における測距・測光処理の詳細なフローチャートである。
【0161】
システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(S201)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
【0162】
なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、 TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
【0163】
画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は露出(AE)が適正と判断されるまで(S202)、露光制御部40を用いてAE制御を行う(S203)。
【0164】
AE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はフラッシュが必要か否かを判断し(S204)、フラッシュが必要ならばフラッシュフラグをセットし、フラッシュ48を充電する(S205)。
【0165】
露出(AE)が適正と判断したならば(S202)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0166】
画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はホワイトバランス(AWB)が適正と判断されるまで(S206)、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(S207)。
【0167】
ホワイトバランス(AWB)が適正と判断したならば(S206)、測定データ及び/或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0168】
AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は測距(AF)が合焦と判断されるまで(S208)、測距制御部42を用いてAF制御を行う(S209)。
【0169】
測距(AF)が合焦と判断したならば(S208)、測定データ及び/或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測距・測光処理ルーチンS134を終了する。
【0170】
図6は、図4のS162における撮影処理の詳細なフローチャートである。
【0171】
システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従い、露光制御部40によって、絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放して撮像素子10を露光する(S301、S302)。
【0172】
フラッシュ・フラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断し(S303)、必要な場合はフラッシュを発光させる(S304)。
【0173】
システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子12の露光終了を待ち(S305)、シャッター12を閉じて(S306)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む(S307)。
【0174】
一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンS162を終了する。
【0175】
図7は、図4のS163或いはS180における表示画像処理の詳細なフローチャートである。
【0176】
システム制御回路50は、設定された撮影モードに応じて、フレーム処理を行う必要があるならば(S401)、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理や(S402)、色処理(S403)を順次行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
【0177】
システム制御回路50は、メモリ30から画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う(S404)。
【0178】
一連の処理を終えたならば、表示画像処理ルーチンS163或いはS180を終了する。
【0179】
図8は、図4のS168における圧縮処理の詳細なフローチャートである。
【0180】
システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して撮像素子の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行った後(S501)、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
【0181】
そして、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(S502)。
【0182】
画像圧縮処理が終わったならば、圧縮処理ルーチンS168を終了する。
(第2の実施形態)
図9、図10、図11、図5、図6、図7及び図8を参照して、第2の実施形態の動作を説明する。
【0183】
なお、図5、図6、図7及び図8は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0184】
図9、図10及び図11を用いて、画像処理装置100の動作を説明する。
【0185】
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(S601)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(S602)。
【0186】
システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならば(S603)、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段(不図示)のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S605)、S603に戻る。
【0187】
モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S603)、S606に進む。
【0188】
モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S603)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S604)、処理を終えたならばS603に戻る。
【0189】
システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S606)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S608)、S603に戻る。
【0190】
電源86に問題が無いならば(S606)、システム制御回路50は記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S607)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S608)、S603に戻る。
【0191】
記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S607)、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う(S609)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
【0192】
システム制御回路50は、クイックレビューON/OFFスイッチ68の設定状態を調べ(S610)、クイックレビューONに設定されていたならばクイックレビューフラグを設定し(S611)、クイックレビューOFFに設定されていたならばクイックレビューフラグを解除する(S612)。
【0193】
なお、クイックレビューフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0194】
続いて、システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチ66の設定状態を調べ(S613)、画像表示ONに設定されていたならば、画像表示フラグを設定すると共に(S614)、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S615)、S619に進む。
【0195】
続いて、システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いはコネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S619)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、画像表示部28の画像表示を固定色表示状態に設定すると共に(S620)、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S621)、S603に戻る。
【0196】
固定色表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
【0197】
このように、画像表示部28の画像表示を固定色表示状態に設定すると共に、レンズユニット300が外された際にはS616のスルー表示のステップへ処理が進まないようにしたため、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0198】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S619)、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示を撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(S616)、S631に進む。
【0199】
スルー表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現している。
【0200】
画像表示ON/OFFスイッチ66が画像表示OFFに設定されていたならば(S613)、画像表示フラグを解除すると共に(S617)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S618)、S631に進む。
【0201】
画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファインダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0202】
なお、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0203】
シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S631)、S603に戻る。
【0204】
シャッタースイッチSW1が押されたならば(S631)、システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S647)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、画像表示部28の画像表示を固定色表示状態に設定すると共に(S648)、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S651)、S603に戻る。
【0205】
このように、レンズユニット300が外されたままの状態で測距・測光処理S634等の撮影動作を継続してしまうことを防止することが出来る。
【0206】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S647)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S632)、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して(S633)、S634に進む。
【0207】
フリーズ表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
【0208】
画像表示フラグが解除されていたならば(S632)、S634に進む。
【0209】
システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(S634)。
測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。
【0210】
この測距・測光処理S634の詳細は図5を用いて前述した通りである。
【0211】
測距・測光処理S634を終えたならば、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S635)、画像表示フラグが設定されていないならば、S637に進む。
【0212】
画像表示フラグが設定されていたならば、システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S649)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S651)、S603に戻る。
【0213】
このように、レンズユニット300が外された際にはS636のスルー表示のステップへ処理が進まないようにしたため、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0214】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S649)、システム制御回路50は画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S636)、S637に進む。なお、S636でのスルー表示状態は、S616でのスルー状態と同じ動作状態である。
【0215】
シャッタースイッチSW2が押されずに(S637)、さらにシャッタースイッチSW1も解除されたならば(S646)、S603に戻る。
【0216】
シャッタースイッチSW2が押されたならば(S637)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S638)、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(S639)、S661に進む。
【0217】
固定色表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
【0218】
画像表示フラグが解除されていたならば(S638)、S661に進む。
【0219】
システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S661)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S670)、S603に戻る。
【0220】
このように、レンズユニット300が外されたままの状態で撮影処理S662等の撮影動作を継続してしまうことを防止することが出来る。
【0221】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S661)、S662に進む。
【0222】
システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する(S662)。
【0223】
この撮影処理S662の詳細は図6を用いて前述した通りである。
【0224】
撮影処理S662を終えたならば、システム制御回路50は撮影処理S662によってメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する表示画像処理を実行する(S663)。
【0225】
この表示画像処理S663の詳細は図7を用いて前述した通りである。
【0226】
システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S664)、画像表示フラグが設定されていたならばクイックレビュー表示を行う(S665)。この場合は、撮影中も画像表示部28が電子ファインダーとして常に表示された状態であり、撮影直後のクイックレビュー表示も行われる。
【0227】
画像表示フラグが解除されていたならば(S664)、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断し(S665)、クイックレビューフラグが設定されていたならば、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S666)、クイックレビュー表示を行う(S667)。
【0228】
このように、本実施形態によれば、省電力のために或いは光学ファインダー104を用いて撮影を行うので電子ファインダー機能が不要であるために、画像表示部28の画像表示をOFFに設定していても、クイックレビュースイッチによりクイックレビュー機能が設定されていれば、撮影を行った直後に自動的に撮影画像を画像表示部28に再生することが可能となり、省電力かつ撮影画像の確認に便利な機能を提供することが可能となる。
【0229】
画像表示フラグが解除され(S664)、クイックレビューフラグも解除されていたならば(S665)、画像表示部28がOFFの状態のままS668に進む。この場合は、撮影を行った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
【0230】
システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を、また、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う圧縮処理を行った後(S668)、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(S669)。
【0231】
この圧縮処理S668の詳細は図8を用いて前述した通りである。
【0232】
なお、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する例えば「BUSY」のような表示を画像表示部28に対して行う。
【0233】
さらに、表示部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示も併せて行う。
【0234】
記録処理を行った後(S669)、S640に進む。
【0235】
S669が終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば(S640)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断し(S641)、連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにS661に戻り、次の撮影を行う。
【0236】
連写フラグが設定されていないならば(S641)、シャッタースイッチSW2が放されるまで(S640)、現在の処理を繰り返す。
【0237】
このように、本実施形態によれば、撮影直後にクイックレビュー表示を行う動作設定状態の場合に、記録処理S634が終了した際にシャッタースイッチSW2が押された状態であったならば、シャッタースイッチSW2が放されるまで画像表示部28におけるクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を入念に行うことを可能とすることが出来る。
【0238】
S669が終了した際に、シャッタースイッチSW2が放された状態であった、或いは、シャッタースイッチSW2を押し続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後にシャッタースイッチSW2を放した状態であったならば(S640)、所定のミニマムレビュー時間が経過した後に(S642)、S643に進む。
【0239】
このように、本実施形態によれば、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を所定の時間継続することにより、撮影画像の確認を確実に行うことを可能とすると共に、不必要に長時間クイックレビュー表示を継続して次の撮影チャンスを失うことを防止することが出来る。
【0240】
なお、このミニマムレビュー時間は、固定値としても、使用者が任意に設定することが可能としても、さらには所定の範囲内で使用者が任意に設定或いは選択することが可能としても、いずれの方法で設定しても構わない。
【0241】
画像表示フラグが設定されていたならば(S643)、システム制御回路50は、レンズ着脱検知手段124により、レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続されているか否かを調べ(S650)、レンズユニット300が接続していない、或いはレンズユニット300が接続してはいるが機能していないならば、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S651)、S603に戻る。
【0242】
このように、レンズユニット300が外された際にはS644のスルー表示のステップへ処理が進まないようにしたため、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0243】
レンズマウント306とレンズマウント106を介して及び/或いは コネクタ322とコネクタ122を介して、レンズユニット300が画像処理装置100に接続され、正しく機能していたならば(S650)、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S644)、S646に進む。
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることが出来る。
【0244】
画像表示フラグが解除されていたならば(S643)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S645)、S646に進む。
【0245】
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0246】
シャッタースイッチSW1が押された状態であったならば(S646)、システム制御回路50は、S637に戻って次の撮影に備える。
【0247】
シャッタースイッチSW1が放された状態であったならば(S646)、システム制御回路50は、一連の撮影動作を終えてS603に戻る。
【0248】
以上説明した様に、第2の実施形態によれば、撮影準備中或いは撮影動作中にレンズユニット300が外された場合、画像表示部28をスルー表示状態にするのを禁止することにより、レンズユニット300が外されても、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0249】
また、撮影準備中或いは撮影動作中にレンズユニット300が外された場合、画像表示部28をスルー表示状態以外の他の表示状態とすることにより、レンズユニット300が外されても、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0250】
さらに、撮影準備動作中或いは撮影動作中にレンズユニット300が外された場合、撮影準備動作及び/或いは 撮影動作を継続することを禁止することにより、レンズユニット300が外された状態で誤った撮影が実行されてしまうことを防止することが出来る。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3の実施形態の構成を示す図である。
【0251】
図12においては、図1と異なる構成部分のみを説明する。
【0252】
126は画像処理装置100からレンズユニット300を着脱する際に用いるレンズ着脱スイッチである。
【0253】
図13、図14、図15、図5、図6、図7及び図8を参照して、第3の実施形態の動作を説明する。
【0254】
なお、図5、図6、図7及び図8は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0255】
図13、図14及び図15は第3の実施形態の画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートである。
【0256】
図13、図14及び図15を用いて、画像処理装置100の動作を説明する。
【0257】
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(S701)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(S702)。
【0258】
システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならば(S703)、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段(不図示)のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S705)、S703に戻る。
【0259】
モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S703)、S706に進む。
【0260】
モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S703)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S704)、処理を終えたならばS703に戻る。
【0261】
システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S706)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S708)、S703に戻る。
【0262】
電源86に問題が無いならば(S706)、システム制御回路50は記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S707)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S708)、S703に戻る。
【0263】
記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S707)、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う(S709)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
【0264】
システム制御回路50は、クイックレビューON/OFFスイッチ68の設定状態を調べ(S710)、クイックレビューONに設定されていたならばクイックレビューフラグを設定し(S711)、クイックレビューOFFに設定されていたならばクイックレビューフラグを解除する(S712)。
【0265】
なお、クイックレビューフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0266】
続いて、システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチ66の設定状態を調べ(S713)、画像表示ONに設定されていたならば、画像表示フラグを設定すると共に(S714)、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S715)、さらに撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(S716)、S719に進む。
【0267】
スルー表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現している。
【0268】
画像表示ON/OFFスイッチ66が画像表示OFFに設定されていたならば(S713)、画像表示フラグを解除すると共に(S717)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S718)、S731に進む。
画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファインダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0269】
なお、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0270】
続いて、システム制御回路50は、レンズ着脱スイッチ126によりレンズユニット300を外す動作が開始されようとしているかどうかを検出し(S719)、レンズユニット300を外す動作が開始されようとしているならば、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定すると共に(S720)、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S721)、S703に戻る。
【0271】
フリーズ表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
【0272】
このように、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外されようとした場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0273】
レンズユニット300を外す動作が開始されていないならば(S719)、S731に進む。
【0274】
シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S731)、S703に戻る。
【0275】
シャッタースイッチSW1が押されたならば(S731)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S732)、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して(S733)、S734に進む。
【0276】
フリーズ表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
【0277】
画像表示フラグが解除されていたならば(S732)、S734に進む。
【0278】
システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(S734)。
測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。
【0279】
この測距・測光処理S734の詳細は図5を用いて前述した通りである。
【0280】
測距・測光処理S734を終えたならば、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S735)、画像表示フラグが設定されていないならば、S737に進む。
【0281】
画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S736)、S747に進む。なお、S736でのスルー表示状態は、S716でのスルー状態と同じ動作状態である。
【0282】
続いて、システム制御回路50は、レンズ着脱スイッチ126によりレンズユニット300を外す動作が開始されようとしているかどうかを検出し(S747)、レンズユニット300を外す動作が開始されようとしているならば、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定すると共に(S749)、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S750)、S703に戻る。
【0283】
このように、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0284】
レンズユニット300を外す動作が開始されていないならば(S747)、S737に進む。
【0285】
シャッタースイッチSW2が押されずに(S737)、さらにシャッタースイッチSW1も解除されたならば(S746)、S703に戻る。
【0286】
シャッタースイッチSW2が押されたならば(S737)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S738)、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(S739)、S761に進む。
【0287】
固定色表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
【0288】
画像表示フラグが解除されていたならば(S738)、S761に進む。
【0289】
システム制御回路50は、レンズ着脱スイッチ126によりレンズユニット300を外す動作が開始されようとしているかどうかを検出し(S761)、レンズユニット300を外す動作が開始されようとしているならば、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定すると共に(S770)、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S771)、S703に戻る。
【0290】
このように、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0291】
レンズユニット300を外す動作が開始されていないならば(S761)、S762に進む。
【0292】
システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する(S762)。
【0293】
この撮影処理S762の詳細は図6を用いて前述した通りである。
【0294】
撮影処理S762を終えたならば、システム制御回路50は撮影処理S762によってメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する表示画像処理を実行する(S763)。
【0295】
この表示画像処理S763の詳細は図7を用いて前述した通りである。
【0296】
システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し(S764)、画像表示フラグが設定されていたならばクイックレビュー表示を行う(S765)。この場合は、撮影中も画像表示部28が電子ファインダーとして常に表示された状態であり、撮影直後のクイックレビュー表示も行われる。
【0297】
画像表示フラグが解除されていたならば(S764)、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断し(S765)、クイックレビューフラグが設定されていたならば、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S766)、クイックレビュー表示を行う(S767)。
【0298】
このように、本実施形態によれば、省電力のために或いは光学ファインダー104を用いて撮影を行うので電子ファインダー機能が不要であるために、画像表示部28の画像表示をOFFに設定していても、クイックレビュースイッチによりクイックレビュー機能が設定されていれば、撮影を行った直後に自動的に撮影画像を画像表示部28に再生することが可能となり、省電力かつ撮影画像の確認に便利な機能を提供することが可能となる。
【0299】
画像表示フラグが解除され(S764)、クイックレビューフラグも解除されていたならば(S765)、画像表示部28がOFFの状態のままS768に進む。この場合は、撮影を行った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
【0300】
システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を、また、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う圧縮処理を行った後(S768)、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(S769)。
【0301】
この圧縮処理S768の詳細は図8を用いて前述した通りである。
【0302】
なお、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する例えば「BUSY」のような表示を画像表示部28に対して行う。
【0303】
さらに、表示部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示も併せて行う。
【0304】
記録処理を行った後(S769)、S740に進む。
【0305】
S769が終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば(S740)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断し(S741)、連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにS761に戻り、次の撮影を行う。
【0306】
連写フラグが設定されていないならば(S741)、シャッタースイッチSW2が放されるまで(S740)、現在の処理を繰り返す。
【0307】
このように、本実施形態によれば、撮影直後にクイックレビュー表示を行う動作設定状態の場合に、記録処理S734が終了した際にシャッタースイッチSW2が押された状態であったならば、シャッタースイッチSW2が放されるまで画像表示部28におけるクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を入念に行うことを可能とすることが出来る。
【0308】
S769が終了した際に、シャッタースイッチSW2が放された状態であった、或いは、シャッタースイッチSW2を押し続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後にシャッタースイッチSW2を放した状態であったならば(S740)、所定のミニマムレビュー時間が経過した後に(S742)、S743に進む。
【0309】
このように、本実施形態によれば、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を所定の時間継続することにより、撮影画像の確認を確実に行うことを可能とすると共に、不必要に長時間クイックレビュー表示を継続して次の撮影チャンスを失うことを防止することが出来る。
【0310】
なお、このミニマムレビュー時間は、固定値としても、使用者が任意に設定することが可能としても、さらには所定の範囲内で使用者が任意に設定或いは選択することが可能としても、いずれの方法で設定しても構わない。
【0311】
システム制御回路50は、画像表示フラグが設定されていたならば(S743)、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S744)、S748に進む。
【0312】
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることが出来る。
【0313】
画像表示フラグが解除されていたならば(S743)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S745)、S746に進む。
【0314】
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0315】
システム制御回路50は、レンズ着脱スイッチ126によりレンズユニット300を外す動作が開始されようとしているかどうかを検出し(S748)、レンズユニット300を外す動作が開始されようとしているならば、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定すると共に(S749)、表示部54及び/或いは 画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S750)、S703に戻る。
【0316】
このように、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定することにより、スルー表示動作中にレンズユニット300が外された場合でも、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0317】
レンズユニット300を外す動作が開始されていないならば(S748)、S746に進む。
【0318】
シャッタースイッチSW1が押された状態であったならば(S746)、システム制御回路50は、S737に戻って次の撮影に備える。
【0319】
シャッタースイッチSW1が放された状態であったならば(S746)、システム制御回路50は、一連の撮影動作を終えてS703に戻る。
【0320】
以上説明した様に、第3の実施形態によれば、スルー表示動作中にレンズユニット300が外されようとした場合に、画像表示部28をフリーズ表示状態とすることにより、レンズが外される直前の画像を画像表示部28に表示することが出来る。これにより、レンズユニット300が外されても、レンズを通さずに撮像素子14に直接入射した外光等の不要な光線を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込むこと、及びメモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示してしまうことを防止することが出来る。
【0321】
また、撮影準備動作中或いは撮影動作中にレンズユニット300が外された場合、撮影準備動作及び/或いは 撮影動作を継続することを禁止することにより、レンズユニット300が外された状態で誤った撮影が実行されてしまうことを防止することが出来る。
【0322】
以上、図1乃至図12を用いて本発明の実施形態の説明を行った。
【0323】
なお、実施形態の説明に於いては、レンズ着脱検知手段124が独立した構成として説明したが、画像処理装置100とレンズユニット300との間の通信機能を用いて、レンズユニット300の着脱を検知しても構わない。この場合、システム制御回路50は、インタフェース120、コネクタ122、コネクタ322、インタフェース320を介して、レンズ制御回路350と通信を行うことにより、レンズユニット300の着脱を検知することが出来る。
【0324】
また、インタフェース120にレンズ着脱検知手段124の機能を代替させても勿論問題ない。
【0325】
そして、レンズ着脱スイッチ126は、レンズマウント106或いはレンズマウント306内に設置されたレンズマウントの着脱を検出するスイッチであっても、レンズ着脱ボタン等の機械的な押しボタンと連動するスイッチであっても、コネクタ122及び/或いは コネクタ322の装抜を検出するスイッチや信号ピン等であっても、レンズユニット300を外そうとしている状態を検知出来るものであればどのような構成であっても勿論問題ない。
【0326】
また、画像表示部28をOFFする場合に、画像表示部28を構成する全ての要素をOFFするとして説明したが、画像表示部28の要素の一部をOFFするだけでも勿論問題ない。この場合でも、レンズユニット300が外された際に、画像表示部28に不要な画像が表示されることを防止する機能を備えることが出来る。例えば、画像表示部28がLCDとバックライトから構成されている場合、LCDがONのままバックライトのみをOFFしても、実施形態での説明同様、レンズユニット300が外された際に、画像表示部28に不要な画像が表示されることを防止する機能を備えることが出来る。
【0327】
また、スルー表示とクイックレビュー表示を行うそれぞれ専用の画像表示部を備える構成として、それらの表示部のON/OFFを画像表示ON/OFFスイッチ及びクイックレビューON/OFFスイッチの設定に応じて行う構成としても構わない。この場合も、レンズユニット300が外された際に、スルー表示を行う画像表示部に対して各実施形態で説明した様な処理を行えば、画像表示部28に不要な画像が表示されることを防止する機能を備えることが出来る。
【0328】
また、画像処理装置100に複数のレンズユニット300が着脱可能な構成であっても勿論問題ない。その場合は、画像表示部28をOFFする代わりに、外れていない他のレンズユニットを用いて画像表示部28に表示するように切り替える構成としても良い。
【0329】
また、画像処理装置100内に撮像素子14を遮蔽する機能を持つバリアやシャッター、露出制御用の絞りやシャッター、NDフィルター等を備え、レンズユニット300が外された際に、撮像素子14に外光等の不要な光線が直接入射することを防止する構成としても勿論問題ない。
【0330】
また、第3の実施形態においては、スルー表示動作中にレンズユニット300が外されようとした場合に、画像表示部28をフリーズ表示状態とすることにより、レンズが外される直前の画像を画像表示部28に表示するとして説明したが、フリーズ状態以外の他の表示状態としても問題ない。例えば、固定色表示状態或いは記録済み画像を読み出して表示する表示状態、或いは予め用意した文字や画像からなる画面を表示する表示状態でも構わない。
【0331】
また、画像表示ON/OFFスイッチ66とクイックレビューON/OFFスイッチ68を備えない構成であっても、或いは、画像表示ON/OFFスイッチ66とクイックレビューON/OFFスイッチ68の何れかを備えない構成であっても、勿論問題ない。
【0332】
なお、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD-RやCD-WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論問題無い。
【0333】
また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。
【0334】
また、実施形態の説明に於いては、記録媒体200及び210は画像処理装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が画像処理装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。
【0335】
また、画像処理装置100に記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。
【0336】
また、画像処理装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であっても、勿論問題無い。
【0337】
【他の実施形態】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0338】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0339】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0340】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0341】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0342】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影操作中に交換レンズが外された場合に、撮影前の画像を連続して撮像して表示しているため、レンズを通さずに撮像素子に直接入射した外光等の不要な光線をカラー液晶パネル等の電子ファインダーに連続して表示してしまうという問題が解決される。
【0343】
また、撮影中に交換レンズが外された状態で撮影した画像を再生表示した場合、レンズを通さずに撮像素子に直接入射した外光等の不要な光線を撮影した画像をカラー液晶パネル等の電子ファインダーに再生表示してしまうという問題が解決される。
【0344】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成ブロック図である。
【図2】第1の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図3】第1の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図4】第1の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図5】第1の実施形態の測距・測光処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】第1の実施形態の撮影処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】第1の実施形態の表示画像処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】第1の実施形態の圧縮処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】第2の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図10】第2の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図11】第2の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施形態の構成ブロック図である。
【図13】第3の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図14】第3の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【図15】第3の実施形態の主ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮・伸長回路
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 画像表示ON/OFFスイッチ
68 クイックレビューON/OFFスイッチ
70 操作部
80 電源制御手段
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源手段
90 インタフェース
92 コネクタ
94 インタフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知手段
100 画像処理装置
104 光学ファインダ
106 レンズマウント
110 通信手段
112 コネクタ(またはアンテナ)
120 インタフェース
122 コネクタ
124 レンズ着脱検知手段
126 レンズ着脱スイッチ
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース
206 コネクタ
210 記録媒体
212 記録部
214 インタフェース
216 コネクタ
300 レンズユニット
306 レンズマウント
310 撮影レンズ
312 シャッター
320 インタフェース
322 コネクタ
340 露光制御部
342 測距制御部
344 ズーム制御部
350レンズシステム制御回路

Claims (6)

  1. 撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、
    前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、
    該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、
    前記レンズユニットと前記撮像装置本体との着脱状態を検知する検知手段と、
    該検知手段により前記レンズユニットが前記撮像装置本体から取り外されたことを検知した場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替える制御手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、
    前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、
    該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、
    前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段と、
    該着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、直前に前記撮像手段で撮像した画像を前記記憶手段に記憶した後、該記憶手段から読み出した画像を前記表示手段で表示する制御手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  3. 撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、
    前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、
    該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、
    前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段と、
    該着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替える制御手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  4. 撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットと前記撮像装置本体との着脱状態を検知する検知手段とを具備する撮像装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、
    前記検知手段により前記レンズユニットが前記撮像装置本体から取り外されたことを検知した場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  5. 撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段とを具備する撮像装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、
    前記着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、直前に前記撮像手段で撮像した画像を前記記憶手段に記憶した後、該記憶手段から読み出した画像を前記表示手段で表示することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 撮像装置本体に着脱自在に装着され、被写体からの光を結像させるためのレンズユニットと、前記撮像装置本体内に配置され、前記レンズユニットにより結像された被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記レンズユニットの前記撮像装置本体に対する着脱を指示する着脱指示手段とを具備する撮像装置を制御するための撮像装置の制御方法であって、
    前記着脱指示手段により、前記レンズユニットを前記撮像装置本体から取り外す指示が出された場合に、前記表示手段の表示状態を、前記撮像手段で撮像した画像を表示している状態から前記記憶手段から読み出した画像を表示する表示状態に切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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