JP2005143126A - 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005143126A
JP2005143126A JP2004349988A JP2004349988A JP2005143126A JP 2005143126 A JP2005143126 A JP 2005143126A JP 2004349988 A JP2004349988 A JP 2004349988A JP 2004349988 A JP2004349988 A JP 2004349988A JP 2005143126 A JP2005143126 A JP 2005143126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
posture
image data
control circuit
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004349988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Yamagishi
洋一 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004349988A priority Critical patent/JP2005143126A/ja
Publication of JP2005143126A publication Critical patent/JP2005143126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】 撮影時の撮影手段の姿勢状態の記録の有無を任意に設定することができるようにする。
【解決手段】 記録手段200,210は、姿勢検知手段106にて検知された撮影時の本装置100の姿勢状態を、設定内容に基づいて、撮影画像データと共に記録媒体に記録する。当該記録データを再生表示する場合、画像回転手段20は、姿勢検知手段106にて検知された再生時の本装置100の姿勢状態と、撮影画像データと共に記録されている撮影時姿勢状態とが合致するか否かの判定結果に基づき、撮影画像データが正しい方向で表示されるように撮影画像データに対して画像回転処理を行い、画像を回転表示しても画像全体が表示されるように変倍処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、静止画像や動画像を撮像、記録、再生するための画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
従来より例えば、画像処理装置として、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像の記録や再生を行う電子カメラが既に市販されている。また、カラー液晶パネル等の電子ファインダーを備える電子カメラも既に販売されている。
これらの従来からの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示する機能により、使用者が撮影構図を決定することが可能であり、また、撮影した画像を再生して表示する機能により、使用者が撮影画像を確認することが可能である。
特に、レンズ交換が可能な電子カメラにおいては、電子カメラの使用者によって撮影目的に合わせて選択されたレンズに応じて、撮影前の画像を連続して表示する機能により、使用者が撮影構図を決定することが可能であり、或いは、撮影した画像を再生して表示する機能により、使用者が撮影画像を確認することが可能である。このような電子カメラの機能は、その使用者にとって有益な機能となっている。
しかしなら、上述したような電子カメラ等の画像処理装置においては、例えば、撮影時に本装置をほぼ90°傾けて縦位置として撮影を行い、それにより得られた撮影画像を再生して、本装置を元の横位置として本装置背面に備えられた画像表示手段にて表示すると、画像の縦横が90°異なってしまう。このため、使用者にとって、撮影画像を確認するのに非常に不便であるという問題があった。
そこで、上記の問題を解決するために、撮影画像に対して縦横の撮影方向を示すタグ情報を付加し、その撮影画像の再生時に、該撮影画像に付加されたタグ情報に応じて、該撮影画像の縦横の表示方向を合わせて再生して表示する方法が考えられる。
しかしながら、上記の方法では、撮影直後に撮影画像を確認する場合、当該撮影画像に対するタグ情報の付加(設定)が未だ行われていない状態であるため、当該撮影画像を再生して、画像処理装置背面に備えられた画像表示手段にて表示すると、上述した従来の画像処理装置と同様に、撮影画像の縦横が90°異なってしまう。
また、一般的にディスプレイは横長であるので、例えば、電子カメラを縦向きにして撮影した画像を再生する場合に、上記のタグを利用し90°回転させて表示させて、画面に入るように縮小すると、表示画像が小さくなり、とても見づらい場合が生じる。すなわち、使用者によっては、電子カメラを回転させて、大きな画像で確認したい場合も生じる。
上述のような場合を考慮すると、上記の方法であっても、使用者にとって、撮影画像を確認するのに非常に不便であり、単に撮影装置の撮影時の姿勢に応じて、画像を回転させるだけでは、十分に使い勝手のよい機能を提供できない。特に、従来の技術では、撮影時の撮影手段の姿勢状態の記録の有無を任意に設定することができないために、十分に使い勝手のよい機能を提供できなかった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、撮影時の撮影手段の姿勢状態の記録の有無を任意に設定することができるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、撮像手段によって得られた撮影画像データの記録媒体に対する記録処理を行う画像処理装置であって、前記画像処理装置の姿勢状態を検知する姿勢検知手段と、前記姿勢検知手段により検知される姿勢状態情報を記録するか否かを設定する設定手段と、前記設定手段により姿勢情報を記録する旨が設定されている場合は、前記姿勢検知手段により得られた撮影時の姿勢状態情報を、当該撮影によって得られた撮影画像データと共に前記記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、撮像手段によって得られた撮影画像データの記録媒体に対する記録処理を行う画像処理方法であって、前記撮像手段の姿勢状態を検知する姿勢検知ステップと、前記姿勢検知ステップにより検知される姿勢状態情報を記録するか否かを設定する設定ステップと、前記設定ステップにより姿勢情報を記録する旨が設定されている場合は、前記姿勢検知ステップにより得られた撮影時の姿勢状態情報を、当該撮影によって得られた撮影画像データと共に前記記録媒体に記録する記録ステップとを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記記載の画像処理方法のステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、撮影時の撮影手段の姿勢状態の記録の有無を任意に設定することができ、操作性の良い画像処理装置を提供することが可能になる。
(第1の実施の形態)
本発明は、例えば、図1に示すような画像処理装置100に適用される。
上記図1において、"100"は画像処理装置本体であり、"10"は撮影レンズ、"12"は絞り機能を備えるシャッターである。"14"は、光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、"16"は、撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。"18"は、撮像素子14、A/D変換器16、及び後述するD/A変換器26に対して、クロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、後述するメモリ制御回路22及びシステム制御回路50によって制御される。
"20"は、画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して、所定の画素補間処理や色変換処理等の画像処理を行う。また、この画像処理回路20は、撮像して得られた画像データを用いて、所定の演算処理を行う。
したがって、詳細は後述するが、画像処理回路20での上記の処理の演算処理の結果に基づいて、システム制御回路50は、露光制御手段40及び測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行うことになる。
また、画像処理回路20は、撮像して得られた画像データを用いて、所定の演算処理を行い、その演算結果に基づいて、TTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行うようになされている。
さらに、画像処理回路20は、後述する画像の回転処理や変倍処理の制御も行うようになされている。
"22"は、メモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、後述する画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮/伸長回路32を制御する。
このメモリ制御回路22の制御によって、A/D変換器16のデータが画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、或いは、A/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
"24"は画像表示メモリであり、"26"はD/A変換器である。
"28"は、TFTLCD等から成る画像表示部である。この画像表示部28には、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データが、D/A変換器26を介して供給され、これを画面表示する。このような画像表示部28によって、撮像して得られた画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50が出力する指示によって、任意に表示をON/OFFすることが可能である。したがって、必要に応じて、画像表示部28での表示をON/OFFすることで、画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
"30"は、撮影して得られた画像データ(静止画像データや動画像データ)を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影や、パノラマ撮影の場合等でも、高速且つ大量の画像書き込みを、メモリ30に対して行うことが可能となる。
また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能となっている。
"32"は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により、画像データを圧縮或いは伸長する圧縮/伸長回路であり、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、その処理後のデータをメモリ30に書き込む。
"40"は露光制御部であり、"48"はフラッシュである。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能やフラッシュ調光機能を有するものである。露光制御部40は、絞り機能を備えるシャッター12を制御する手段であり、フラッシュ48と連携することにより、フラッシュ調光機能も有するものである。
"42"は、撮影レンズ10のフォーカジシグを制御する測距制御部であり、"44"は、撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部である。
"46"はバリア制御部であり、"102"はバリアである保護部である。バリア制御部46は、保護部102の動作を制御する。
尚、露光制御手段40及び測距制御手段42は、上述したように、TTL方式を用いて制御されており、画像処理回路20での演算結果(撮像して得られた画像データに対して行われる所定の演算処理の結果)に基づいて、システム制御回路50から制御される。
"50"は、画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路であり、"52"は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
"54"は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて、動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置や、スピーカー等の表示部に対応する表示部である。この表示部54は、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に、単数或いは複数個設置され、例えば、LCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が、後述する光学ファインダー104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、後述する記録媒体200及び210の着脱状態表示、レンズユニットの着弾状態表示、通信1/F動作表示、日付けや時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、例えば、合点表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示、等がある。
さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合点表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示、等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光と共用して用いるようにしても良い。
"56"は、電気的に消去及び記録可能な不揮発性メモリであり、例えば、EEPROM等が用いられる。
"60"、"62"、"64"、"66"、及び"70"は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の、単数或いは複数の組み合わせで構成される。
具体的には、"60"は、モードダイアルスイッチであり、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等といった各機能撮影モードを切り替え設定することができるようになされている。
"62"は、シャッタースイッチSW1であり、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
"64"は、シャッタースイッチSW2であり、不自示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から出力される信号をA/D変換器26及びメモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データとして書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出して圧縮/伸長回路32にて圧縮処理行い、それを記録媒体200或いは210に書き込む記録処理、といった一連の処理の動作開始を指示するためのものである。
"66"は、再生モードスイッチであり、再生モード、マルチ画面再生/消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができるようになされている。"68"は、姿勢モードスイッチであり、後述するカメラ姿勢検知部106により、画像処理装置100の姿勢を検知し、その結果を用いて、撮影時には検知したカメラの姿勢を撮影した画像と共に画像姿勢フラグとして記録媒体に記録し、再生時には読み出した画像姿勢フラグに応じて画像の表示方法を切り替える動作を行う姿勢モードの0N/OFFを設定するためのものである。
"70"は、各種操作指示のためのボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ペ一ジボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/0FFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影して得られた画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ等を含む。
"72"は、電源スイッチであり、電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することができるようになされている。"80"は、電源制御手段であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するフロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいて、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
"82"及び"84"はそれぞれコネクタである。
"86"は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
"90"及び"94"はそれぞれ、メモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェースであり、"92"及び"96"はそれぞれ、メモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
"98"は、コネクタ92及び或いは96に対して、記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
尚、本実施の形態では、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとしているがこれに限られることはなく、例えば、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。また、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96を、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカ31一ド、PHS等の通信カード、といった各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で、画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
"104"は、光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、この光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能であるようになされている。また、この光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合点表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等の表示機能が設けられている。
"106"は、カメラ姿勢検知部であり、画像処理装置100の姿勢状態、すなわち本装置に設けられている撮像素子14の撮像面の向きの状態(以下、「装置の姿勢状態」とも言う)を検出することにより、横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態かを検知することができるようになされている。
"110"は、通信部であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、といった各種通信機能を有するものである。"112"は、通信部110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ、或いは無線通信の場合はアンテナである。
"200"は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。この記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202と、画像処理装置100とのインターフェース204と、画像処理装置100との接続を行うコネクタ206とを含んでなる。
"210"もメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212と、画像処理装置100とのインターフェース214と、画像処理装置100との接続を行うコネクタ216とを含んでなる。
上述のような画像処理装置100の動作は、例えば、図2〜図11のフローチャートによって示される。すなわち、これらの図2〜図14のフローチャートに従った処理プログラムが、予めプログラムメモリに格納されており、システム制御部50によって読み出され実行されることで、画像処理装置100は以下のように動作する。
[メイン処理:図2〜図6参照]
先ず、電池交換等の電源投入により、システム制御回路50は、フラグや制御変数等を初期化し(ステップS101)、画像表示部28の画像表示を0FF状態に初期設定する(ステップS102)。
続いて、システム制御回路50は、電源スイッチ66の設定位置(スイッチ状態)を判断する(ステップS103)。
ステップS103の判断の結果、電源スイッチ66が電源OFFに設定されていた場合、システム制御回路50は、所定の終了処理を実行する(ステップS104)。
ここでの所定の終了処理では、例えば、各表示部の表示を終了状態に変更し、バリア制御部46によって、保護部102のバリアを閉じて撮像部を保護する。また、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。さらに、電源制御部80によって、画像表示部28を含む画像処理装置100の各部の不要な電源を遮断する。その後、ステップS103に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
一方、ステップS103の判断の結果、電源スイッチ66が電源ONに設定されていた場合、システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断する(ステップS105)。
ステップS105の判断の結果、モードダイアル60が撮影モード以外の他のモードに設定されていた場合、システム制御回路50は、その設定されているモードに応じた所定の処理を実行する(ステップS106)。
この処理実行後、ステップS103に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS105の判断の結果、モードダイアル60が撮影モードに設定されていた場合、システム制御回路50は、電源制御部80によって、電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が、画像処理装置100の動作に対して問題があるか否かを判断する(ステップS107)。
ステップS107の判断の結果、問題ありの場合、システム制御回路50は、表示部54を用いて、画像や音声により所定の警告表示を行う(ステップS109)。
この後、ステップS103に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS107の判断の結果、問題なしの場合、システム制御回路50は、記録媒体20或いは210が装着されているか否かを判断した後、記録媒体200或いは210に記録された画像データの管理情報を取得し、それによって、記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作に対して、特に、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に対して問題があるか否かの判断を行う(ステップS108)。
尚、ステップS108においては、システム制御回路50は、記録媒体200或いは210に記録された画像データの最終撮影番号Nmaxの取得も行う。この最終撮影番号Nmaxは、記録媒体200或いは210から、コネクタ92或いは96、インターフェース90或いは94を介して読み出され、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される。
ステップS108の判断の結果、問題ありの場合、システム制御回路50は、表示部54を用いて、画像や音声により所定の警告表示を行う(ステップS109)。
この後、ステップS103に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS108の判断の結果、問題なしの場合、システム制御回路50は、表示部54を用いて、画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う(ステップS110)。
尚、ステップS110では、画像表示部28の画像表示が0Nであったならば、画像表示部28をも用いて、画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
ステップS110の処理実行後、システム制御回路50は、操作部70に含まれる姿勢モードスイッチの設定状態を調べ(ステップS111)、姿勢モードONに設定されていたならば、姿勢モードフラグを設定し(ステップS112)、そうでないならば、姿勢モードフラグを解除する(ステップS113)。
このような姿勢モードフラグの設定或いは解除の後、次の図3のステップS121の処理へと進む。
ここで、上記姿勢モードフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。これによる姿勢モード機能を使用することにより、撮影時においては、画像処理装置100の姿勢状態を検出して、横位置撮影或いは縦位置撮影の何れの状態であるかを検知し、撮影した画像データと共に姿勢検知結果を画像姿勢フラグとして、記録媒体200及び或いは210に記録することが可能となる。
また、画像再生時においては、画像処理装置100の姿勢状態を検出して、横位置或いは縦位置の何れかの状態であるかを検知し、再生する画像データと共に記録媒体200及び或いは210に記録された画像姿勢フラグと姿勢検知結果との対応関係を判断して、必要に応じて再生する画像データを回転処理及び変倍処理した後、再生画像データを画像表示手段28により表示することが可能となる。
また、表示手段28の向きに応じて、画像全体が表示されるように変倍処理する。これにより、回転よ処理したために画像の一部分が表示されなくなるような不都合を防止することができる。
上述のような姿勢モードフラグの解除或いは設定の後、ステップS121において(図3参照)、システム制御回路50は、再生モードスイッチ66がONであるか0FFであるかを判断する。
この判断の結果、OFFに設定されていた場合、次のステップS122からの処理はスキップして、そのまま後述するステップS127へ進む。
ステップS121の判断の結果、再生モードスイッチ66がONに設定されていた場合、システム制御回路50は、再生モードフラグの状態を判断する(ステップS122)。
この判断の結果、再生モードフラグがON(設定)である場合、次のステップS123からの処理はスキップして、そのまま後述するステップS127へ進む。
ステップS122の判断の結果、再生モードフラグがOFF(解除)である場合、すなわち新たに再生モードフラグを実行する状態であると判断された場合、システム制御回路50は、再生モードフラグを設定する(ステップS123)。
尚、再生モードフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
続いて、システム制御回路50は、再生モードを実行するのに必要な所定の設定を行った後(ステップS124)、ステップS108において読み出されてシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された最終撮影番号Nmaxを読み出し(ステップS125)、再生画像番号NをN=Nmaxと設定して(ステップS126)、次のステップS127へと進む。
尚、上記再生画像番号Nは、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される。これにより、再生モードを実行した直後に、画像選択キーを用いて画像選択を行わなくても、最後に撮影した画像データを読み出して表示することが可能となり、利用者にとって便利である。
ステップS127では、システム制御回路50は、再生モードフラグがONであるか0FFであるかを判断する。この判断の結果、再生モードフラグがON(設定)である場合、後述する図6のステップS181に進む。
ステップS127の判断の結果、再生モードフラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、操作部70に含まれるクイックレビューON/OFFスイッチの設定状態を調べる(ステップS128)。
この結果、クイックレビューONに設定されていた場合、システム制御回路50はクイックレビューフラグを設定し(ステップS129)、そうでない場合には、システム制御回路50はクイックレビューフラグを解除する(ステップS130)。
尚、クイックレビューフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
クイックレビューフラグの設定或いは解除の後、続いて、システム制御回路50は、操作部70に含まれる画像表示ON/OFFスイッチの設定状態を調べる(ステップS131)。
ステップS131の結果、画像表示0Nに設定されていた場合、システム制御回路50は、画像表示フラグを設定すると共に(ステップS132)、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(ステップS133)、さらに撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(ステップS134)、次の図4のステップS141へと進む。
尚、スルー表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現している。
ステップS131の結果、画像表示OFFに設定されていた場合、システム制御回50は、画像表示フラグを解除すると共に(ステップS135)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(ステップS136)、次の図4のステップS141へと進む。
尚、画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せずに、光学ファインダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。また、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
ステップS141(図4参照)では、システム制御回50は、シャッタースイッチSW1の状態を調べる。
この結果、シャッタースイッチSW1が押されていない状態である場合、ステップS103に戻り(上記図2参照)、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS141の結果、シャッタースイッチSWlが押された状態である場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される姿勢モードフラグの状態を判断する(ステップS142)。
この判断の結果、姿勢モードフラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS143はスキップして、そのままステップS144へと進む。
ステップS142の判断の結果、姿勢モードフラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像処理装置100の姿勢状態を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知して、撮影しようとする画像の状態に応じて画像姿勢フラグを設定する姿勢検知処理を実行する(ステップS143)。
ここでの姿勢検知処理についての詳細は後述する。
ステップS144では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する。
この判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS145はスキップして、そのままステップS146へと進む。
ステップS144の判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して(ステップS145)、次のステップS146へと進む。
尚、フリーズ表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
ステップS146では、システム制御回路50は、測距処理を行って、撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って、絞り値及びシャッター時間を決定する。
尚、測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。ここでの測距及び測光処理の詳細は後述する。
測距及び測光処理の実行後、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS147)。
この判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS148はスキップして、そのままステップS149へと進む。
ステップS147の判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップS148)、次のステップS149へと進む。
尚、上記スルー表示状態は、ステップS134でのスルー状態と同じ動作状態である。
ステップS149では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2の状態を調べる。
この結果、シャッタースイッチSW2が押されていない場合、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の状態を調べる(ステップS158)。この結果、シャッタースイッチSW1も押されていない場合、すなわちシャッタースイッチSW2が押されずに、さらにシャッタースイッチSWlをも解除された状態である場合、ステップS103(上記図2参照)に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS149の結果、シャッタースイッチSW2が押されていた場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS150)。
この判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS151はスキップして、そのまま図5のステップS161へと進む。
ステップS150の判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(ステップS151)、次の図5のステップS161へと進む。
尚、固定色表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
ステップS161(図5参照)では、システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理、といった処理を含む撮影処理を実行する。
ここでの撮影処理の詳細は後述する。
ステップS161での撮影処理の実行後、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される姿勢モードフラグの状態を判断する(ステップS162)。
この判断の結果、姿勢モードフラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS163はスキップして、そのままステップS164へと進む。
ステップS162の判断の結果、姿勢モードフラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、ステップS143の姿勢検知処理において設定した画像姿勢フラグを、ステップS161での撮影処理においてメモリ30に書き込んだ撮影画像データと関連付けて、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する(ステップS163)。
その後、次のステップS164へと進む。
ステップS164では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する。
この判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次のステップS165はスキップして、そのままステップS166へと進む。
ステップS164の判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断する(ステップS165)。
この判断の結果、クイックレビューフラグがON(設定)である場合、次のステップS166へと進み、そうでない場合には、次のステップS166からの処理はスキップして、そのまま後述するステップS172へと進む。
ステップS166では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記億される姿勢モードフラグの状態を判断する。
この判断の結果、姿勢モードフラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS167はスキップして、そのままステップS168へと進む。
ステップS166の判断の結果、姿勢モードフラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像処理装置100の姿勢状態を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知し、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された、画像データに対応する画像姿勢フラグとの関係から、必要に応じて画像データに回転処理及び変倍処理を行う画像姿勢対応処理を実行する(ステップS167)。
その後、ステップS168へと進む。
尚、ここでの画像姿勢対応処理の詳細は後述する。
ステップS168では、システム制御回路50は、ステップS161での撮影処理によってメモリ30に書き込まれ、ステップS167での画像姿勢対応処理によって必要に応じて回転処理及び変倍処理を行った画像データを読み出して、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する表示画像処理を実行する。
ここでの表示画像処理の詳細は後述する。
続いて、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS169)。
この判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次のステップS170はスキップして、そのままステップS171へと進む。
ステップS169の判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示を0N状態に設定して(ステップS170)、その後、ステップS171へと進む。
ステップS171では、システム制御回路50は、クイックレビュー表示を行う。この場合、撮影中も画像表示部28が電子ファインダーとして常に表示された状態であり、撮影直後のクイックレビュー表示も行われる。
上述のように、省電力のために、或いは光学ファインダー104を用いて撮影を行うので電子ファインダー機能が不要であるために、画像表示部28の画像表示をOFFに設定していても、クイックレビュースイッチによりクイックレビュー機能が設定されていれば、撮影を行った直後に自動的に撮影画像を画像表示部28に再生することが可能となり、省電力かつ撮影画像の確認に便利な機能を提供することが可能となる。
また、画像処理装置100の姿勢状態を検知し、その検知した結果と撮影した画像に関連付けされた画像姿勢フラグとの関係から、必要に応じて画像データの回転処理及び変倍処理を行った後に、クイックレビュー表示を行うことにより、画像処理装置100の姿勢に応じた方向の画像データ表示を行うことが可能となる。
また、画像表示フラグが解除され(ステップS164参照)、クイックレビューフラグも解除されていたならば(ステップS165参照)、画像表示部28がOFFの状態のままステップS172に進むことになる。この場合は、撮影を行った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
ステップS172では、システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を行い、また、圧縮/伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う。
ここでの画像圧縮処理の詳細は後述する。
その後、システム制御回路50は、インターフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210に対して、画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(ステップS173)。
尚、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する、例えば、「BUSY」等のメッセージ表示を画像表示部28に対して行う。
さらに、表示部54において、例えば、LEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示も併せて行う。
ステップS173での記録処理の実行後、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される姿勢モードフラグの状態を判断する(ステップS174)。
この判断の結果、姿勢モードフラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS175はスキップして、そのまま上記図4のステップS152へと進む。
ステップS174の判断の結果、姿勢モードフラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、ステップS163にて撮影画像データと関連付けてシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶した画像姿勢フラグを読み出し、その画像姿勢フラグを、インターフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210へ、対応する撮影画像データと関連付けて記録した後(ステップS175)、上記図4のステップS152へと進む。
ステップS152(上記図4参照)では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2の状態を調べる。
この結果、シャッタースイッチSW2が押された状態である場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断し(ステップS153)、連写フラグがON(設定)されていたならば、連続して撮影を行うためにステップS161(上記図5参照)に戻り、次の撮影のための処理を実行する。また、連写フラグが設定されていないならば、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2が放されるまで(ON状態となるまで)、ステップS152及びS153の処理を繰り返す。
上述のように、本実施の形態では、撮影直後にクイックレビュー表示を行う動作設定状態の場合、ステップS172での画像姿勢フラグ記録処理を実行終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば、シャッタースイッチSW2が放されるまで、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を継続するように構成してあるため、撮影画像の確認を入念に行うことができる。
そして、シャッタースイッチSW2が放された状態であった、或いは、シャッタースイッチSW2を押し続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後に、シャッタースイッチSW2が放された状態であったならば、システム制御回路50は、所定の時間(以下、「ミニマムレビュー時間」と言う)が経過した後に(ステップS154)、次のステップS155へと進む。
このように、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を所定の時間(ミニマムレビュー時間)継続することにより、撮影画像の確認を確実に行うことを可能とすると共に、不必要に長時間クイックレビュー表示を継続して次の撮影チャンスを失うことを防止することができる。
尚、上記ミニマムレビュー時間は、固定値としても、使用者が任意に設定することが可能としても、さらには所定の範囲内で使用者が任意に設定或いは選択することが可能としても、いずれの方法での設定可能な構成として構わない。
ステップS155では、システム制御回路50は、画像表示フラグの状態を調べる。この結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップS156)、次のステップS158へと進む。この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることが出来る。
また、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示を0FF状態に設定して(ステップS157)、次のステップS158へと進む。この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
ステップS158では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の状態を調べる。
この結果、シャッタースイッチSW1が押された状態である場合、システム制御回路50は、ステップS149に戻って、次の撮影に備えるために、シャッタースイッチSW2の状態を調べる処理を再び実行する。また、シャッタースイッチSW1が放された状態である場合、システム制御回路50は、一連の撮影動作を終えて、ステップS103(上記図2参照)に戻り、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
上述したステップS127(上記図3参照)の判断によって、再生モードフラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次の図6のステップS181からの処理を実行する。
すなわち、先ず、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された再生画像番号Nを読み出して、再生する画像データを設定した後(ステップS181)、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210から、コネクタ92或いは96、インターフェース90或いは94を介して、再生画像番号Nに対応する画像データを読み出し、メモリ30に記憶する、記録媒体読み出し処理を実行する(ステップS182)。
ここでの記録媒体読み出し処理においては、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210から、コネクタ92或いは96、インターフェース90或いは94を介して、読み出した画像データに対応する画像姿勢フラグの読み出しも併せて行い、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
続いて、システム制御回路50は、画像圧縮/伸長回路32により、ステップS181にて読み出した画像データに対する画像伸長処理を行う(ステップS183)。
ここでの伸長処理の詳細は後述する。
続いて、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される姿勢モードフラグの状態を判断する(ステップS184)。
この判断の結果、姿勢モードフラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS185はスキップして、そのままステップS186へと進む。
ステップS184の判断の結果、姿勢モードフラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像処理装置100の姿勢状態を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知し、記録媒体より読み出した画像データに対応する画像姿勢フラグとの関係から、必要に応じて画像データに回転処理及び変倍処理を行う画像姿勢対応処理を実行し(ステップS185)、その後、次のステップS186へと進む。
ここでの画像姿勢対応処理の詳細は後述する。
ステップS186では、システム制御回路50は、ステップS183での記録媒体読み出し処理によってメモリ30に書き込まれ、ステップS185での画像姿勢対応処理によって必要に応じて回転処理及び変倍処理を行った画像データを読み出して、その画像データを、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する、表示画像処理を実行する。
ここでの表示画像処理の詳細は後述する。
続いて、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(ステップS187)、ステップS186にて転送した表示画像データを、画像表示メモリ24から読み出して、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示する(ステップS188)。
続いて、システム制御回路50は、シャッタースイッチSWlの状態を調べる。すなわち、再生画像を表示している際における、シャッタースイッチSWlの状態を調べる(ステップS189)。
ステップS189の結果、シャッタースイッチSWlが放された状態である場合、システム制御回路50は、再生画像選択処理を実行する(ステップS190)。
ここでの再生国像選択処理の詳細は後述する。
そして、システム制御回路50は、ステップS190での再生画像選択処理を実行終了後、ステップS103(上記図2参照)に戻り、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS189の結果、シャッタースイッチSWlが押された状態である場合、すなわち再生画像を表示している際に、シャッタースイッチSW1が押された状態である場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像表示フラグの状態を判断する(ステップS191)。
この判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次のステップS192はスキップして、そのままステップS193へと進む。
ステップS191の判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(ステップS192)、その後、ステップS193へと進む。
ステップS193では、システム制御回路50は、再生モードフラグを解除する。そして、システム制御回路50は、撮影モードを実行するのに必要な各種の設定を行い(ステップS194)、その後、ステップS103(上記図2参照)に戻り、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
上述のようなステップS189からの処理により、画像再生を行っている際にSW1が押されたならば、再生モードフラグを解除し、撮影モード実行に必要な所定の設定を行い、画像処理装置100が速やかに撮影可能な状態とすることが可能となる。
[上記図4のステップS146における測距及び測光処理:図7参照]
先ず、システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、その信号を撮影画像データとして、A/D変換器16を介して画像処理回路20に逐次読み込む(ステップS201)。
ステップS201にて逐次読み込まれた撮影画像データを用いて、画像処理回路20は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
尚、上記演算処理では、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、それを演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
続いて、システム制御回路50は、画像処理回路20での上述の演算結果を用いて、露出(AE)が適正であるか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断の結果、露出(AE)が適正でない場合、システム制御回路50は、露光制御手段40を用いてAE制御を行う(ステップS203)。そして、システム制御回路50は、AE制御で得られた測定データを用いて、フラッシュが必要か否かを判断する(ステップS204)。
ステップS204の判断の結果、フラッシュが必要である場合、システム制御回路50は、フラッシュフラグをセットして、フラッシュ48を充電する(ステップS205)。
その後、ステップS201に戻り、システム制御回路50は、再び、撮影画像データの読み込みを実行する。
また、ステップS204の判断の結果、フラッシュが必要でない場合、システム制御回路50は、上記のステップS205の処理はスキップして、そのままステップS201に戻り、再び、撮影画像データの読み込みを実行する。
一方、ステップS202の判断の結果、露出(AE)が適正であった場合、システム制御回路50は、測定データ及び或いは設定パラメータを、システム制御回路50の内部メモリ率いはメモリ52に記憶する。そして、システム制御回路50は、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、ホワイトバランス(AWB)が適正であるか否かを判断する(ステップS206)。
ステップS206の判断の結果、ホワイトバランス(AWB)が適正でない場合、システム制御回路50は、画像処理回路20を用いて、色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(ステップS207)。
その後、ステップS201に戻り、システム制御回路50は、再び、撮影画像データの読み込みを実行する。
ステップS206の判断の結果、ホワイトバランス(AWB)が適正であった場合、システム制御回路50は、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。そして、システム制御回路50は、AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、測距(AF)が合焦であるか否かを判断する(ステップS208)。
ステップS208の判断の結果、測距(AF)が合焦でない場合、システム制御回路50は、測距制御手段42を用いてAF制御を行う(ステップS209)。その後、ステップS201に戻り、システム制御回路50は、再び、撮影画像データの読み込みを実行する。
ステップS208の判断の結果、測距(AF)が合焦である場合、システム制御回路50は、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、本処理を終了する。
上述のように、測距及び測光処理では、露出(AE)及びホワイトバランス(AWB)がそれぞれ適正な状態となり、測距(AF)が合焦となるまで、ぞれぞれの調整のための制御処理を行う。
[上記図5のステップS161における撮影処理:図8参照]
先ず、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従って、露光制御手段40により、絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放して(ステップS301)、撮像素子14を露光する(ステップS302)。
続いて、システム制御回路50は、フラッシュ・フラグにより、フラッシュ48が必要か否かを判断する(ステップS303)。
この判断の結果、フラッシュ48が必要でない場合、システム制御回路50は、次のステップS304はスキップして、そのままステップS305へと進む。
ステップS303の判断の結果、フラッシュ48が必要である場合、システム制御回路50は、フラッシュを発光させ(ステップS304)、その後、次のステップS305へと進む。
ステップS305では、システム制御回路50は、測光データに従って、撮像素子14の露光終了を待ち、露光終了状態となったら、シャッター12を閉じて(ステップS306)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、それを撮影画像データとして、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込む(ステップS307)。
これらの一連の処理を終えたならば、本処理終了となる。
[上記図5のステップS168及び上記図6のステップS186における表示画像処理:図9参照]
先ず、システム制御回路50は、設定された撮影モードに応じて、フレーム処理を行う必要があるか否かを判断する(ステップS401)。
この判断の結果、フレーム処理を行う必要がない場合、システム制御回路50は、次のステップS402からの処理はスキップして、そのままステップS404へと進む。
ステップS401の判断の結果、フレーム処理を行う必要がある場合、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理(ステップS402)、色処理(S403)を順次実行し、それらの処理を行った画像データをメモリ30に書き込む。その後、次のステップS404へと進む。
ステップS404では、システム制御回路50は、メモリ30から画像データを読み出し、その画像データを表示画像データとして、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する。
これらの一連の処理を終えたならば、本処理終了となる。
[上記図5のステップS172における圧縮処理:図10参照]
先ず、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出し、その撮影画像データに対して、撮像素子14の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行い(ステップS501)、その処理を終えた画像データをメモリ30に書き込む。
そして、システム制御回路50は、メモリ30に書き込んだ画像データを読み出して、その画像データに対して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮/伸長回路32により行う(S502)。
これらの一連の理が終わったならば、本処理終了となる。
[上記図6のステップS183における伸長処理:図11参照]
先ず、システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、その画像データに対して、設定したモードに応じた画像伸長処理を圧縮/伸長回路32により行う(ステップS601)。
そして、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必曇に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた縦横画素比率1:1の画像データを読み出して、その画像データに対して、画像表示部28の縦横画素比率に合わせて補間を行う画素逆正方化処理を行った後(ステップS602)、その処理を終えた画像データをメモリ30に書き込む。
これらの一連の処理が終わったならば、本処理終了となる。
[上記図6のステップS190における再生画像選択処理:図12参照]
先ず、システム制御回路50は、操作部70に含まれる「+」キーが押されたならば(ステップS701)、再生画像番号Nが"N=Nmax"であるか否かを判断する(ステップS702)。
この判断の結果、現在の再生画像番号Nが"N=Nmax"であるならば、すなわち最後に撮影した再生画像番号を選択している状態で「+」キーが押されたならば、システム制御回路50は、再生画像番号Nを"N=1"として、最初の再生画像番号を選択し(ステップS703)、その後、本処理を終了する。
また、ステップS702の判断の結果、現在の再生画像番号Nが"N=Nmax"以外の番号であるならば、すなわち最後に撮影した画像以外の再生画像番号を選択している状態で「+」キーが押されたならば、システム制御回路50は、再生画像番号Nを"N=N+1"として、次の再生画像番号を選択し(ステップS704)、その後、本処理を終了する。
一方、「+」キーが押されずに(ステップS701)、操作部70に含まれる「−」キーが押されたならば(ステップS705)、システム制御回路50は、再生画像番号Nが"N=1"か否かを判断する(ステップS706)。
この判断の結果、現在の再生画像番号Nが"N=1"であるならば、すなわち最初に撮影した再生画像番号を選択している状態で「−」キーが押されたならば(ステップS706)、システム制御回路50は、再生画像番号Nを"N=Nmax"として、最後に撮影した再生画像番号を選択し(ステップS707)、その後、本処理を終了する。
また、ステップS706の判断の結果、現在の再生画像番号Nが"N=1"以外の番号であるならば、すなわち最初に撮影した画像以外の再生画像番号を選択している状態で「−」キーが押されたならば(ステップS706)、システム制御回路50は、再生画像番号Nを"N=N−1"として、前の再生画像番号を選択し(ステップS708)、その後、本処理を終了する。
また、「+」キーが押されず(ステップS701)、「−」キーも押されないならば(ステップS705)、システム制御回路50は、再生画像番号Nを更新せずに、本処理を終了する。
[上記図4のステップS143における姿勢検知処理:図13参照]
先ず、システム制御回路50は、カメラ姿勢検知部106を用いて、画像処理装置100の姿勢状態(具体的には撮像素子14の姿勢状態)を検知する(ステップS801)。このステップS801での処理によって、画像処理装置100の姿勢状態を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知することができる。
ステップS801でのカメラ姿勢検知処理の結果、カメラ姿勢がV(縦位置)状態であったならば(ステップS802)、システム制御回路50は、画像姿勢フラグをV(縦位置)に設定し(ステップS804)、その後、本処理を終了する。
一方、カメラ姿勢がH(横位置)状態であったならば(ステップS802)、システム制御回路50は、画像姿勢フラグをH(横位置)に設定し(ステップS803)、その後、本処理を終了する。
尚、ステップS803及びS804での画像姿勢フラグは、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される。
[上記図5のステップS167及び上記図6のステップS185における画像姿勢対応処理:図14参照]
先ず、システム制御回路50は、カメラ姿勢検知手段106を用いて、画像処理装置100の姿勢状態(具体的には撮像素子14の姿勢状態)を検知する(ステップS901)。このステップS901での処理によって画像処理装置100の姿勢状態を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知することができる。
ステップS901でのカメラ姿勢検知処理の結果、カメラ姿勢がV(縦位置)状態であったならば(ステップS902)、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像姿勢フラグの状態を判断する(ステップS903)。
ここでの画像姿勢フラグは、記録媒体より再生する画像データと共に読み出され、この再生画像データとの対応関係を保った状態で、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されている。一方、クイックレビュー表示時においては、画像姿勢フラグは、撮影時にメモリ30に書き込まれた画像データと対応付けて、この撮影画像データとの対応関係を保った状態で、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されている。
ステップS903の判断の結果、画像姿勢フラグがV(縦位置)状態である場合、すなわちカメラ姿勢と画像表示手段28により表示しようとする画像が共にV(縦)状態である場合、本処理終了となる。
ステップS903の判断の結果、画像姿勢フラグがH(横位置)状態である場合、すなわちカメラ姿勢がV(縦位置)状態で、画像表示手段28により表示しようとする画像がH(横位置)状態である場合、システム制御回路50は、メモリ30に書き込んだ画像データを読み出して、メモリ制御回路22によって回転処理及び変倍処理を施した後、それをメモリ30に書き込む、画像回転処理を行う(ステップS905)。
その後、本処理終了となる。
尚、上記変倍処理では、表示手段28の向きに応じて、画像全体が表示されるように変倍処理する。これにより、回転処理したために画像の一部が表示されなくなるような不都合を防止することができる。
一方、ステップS901でのカメラ姿勢検知処理の結果、カメラ姿勢がH(横位置)状態であったならば(ステップS902)、システム制御回路50は、再生する画像と共に読み出した画像姿勢フラグの状態を判断する(S904)。
ステップS904の判断の結果、画像姿勢フラグがH(横位置)状態である場合、すなわちカメラ姿勢と画像表示手段28により表示しようとする画像が共にH(横位置)状態である場合、回転処理は行わずに本処理終了となる。
ステップS904の判断の結果、画像姿勢フラグがV(縦位置)状態である場合、すなわちカメラ姿勢がH(横位置)状態で、画像表示手段28により表示しようとする画像がV(縦位置)である場合、システム制御回路50は、メモリ30に書き込んだ画像データを読み出して、その画像データに対して、メモリ制御回路22によって回転処理及び変倍処理を施した後、それをメモリ30に書き込む、画像回転処理を行う(ステップS905)。
その後、本処理終了となる。
尚、上記変倍処理では、表示手段28の向きに応じて、画像全体が表示されるように変倍処理する。これによって、回転処理したために画像の一部分が表示されなくなるような不都合を防止することが出来る。
以上説明した様に、本実施の形態では、撮影動作の際に、カメラ姿勢検知部106によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを、撮影して得られた画像データと対応付けして、該画像データと共に記録媒体200或いは210に格納し、その画像データを再生する際に、それに対応付けられた画像姿勢フラグと現在のカメラ姿勢とが合致するか否かを判断し、その判断の結果、合致していないならば、該画像データに対して画像回転処理及び変倍処理を行う。
したがって、常に正しい方向(使用者にとって観察しやすい方向)で、画像データの表示がなされることになる。
特に、本実施の形態においては、姿勢モードスイッチの設定/解除に応じて、上記の画像姿勢の検知、画像姿勢フラグの画像データヘの対応付け、画像姿勢フラグの記録媒体への格納、格納した画像姿勢フラグを読み出して現在のカメラ姿勢と合致するかという判断処理、その判断の結果合致していなかったならば読み出した画像データを画像回転する処理、といった処理を実行或いは禁止することにより、一連の姿勢検知に対応する処理を任意に実行或いは禁止することが可能である。
このような本実施の形態での構成により、例えば、撮影時に画像処理装置をほぼ90度傾けて縦位置として撮影を行って得た画像を、再生時に画像処理装置を元の横位置として画像処理装置100背面に備えられた画像表示部にて再生表示する場合、画像の縦横が90度異なってしまう、ということはない。
また、撮影する毎に、カメラ姿勢検知部106によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを自動的に保持する機能、及び或いは、撮影する毎に、カメラ姿勢検知部106によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを画像データと対応付けて画像データと共に自動的に記録媒体に格納する機能により、再生時には、保持及び或いは格納した画像姿勢フラグが現在のカメラ姿勢と合致するかという判断に応じて、再生する画像データを必要に応じて回転させ、表示部28によって再生表示する動作を自動的に行うことにより、例えば、撮影直後に撮影した画像を再生表示する場合に、タグ情報等の設定がまだ行われていないため、画像処理装置背面に備えられた画像表示部にて再生表示すると、画像の縦横が90度異なってしまう、ということはない。
さらに、撮影直後に撮影画像を確認表示するクイックレビュー表示を行う際にも、撮影する毎に、カメラ姿勢検知部106によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを自動的に保持し、保持した画像姿勢フラグが現在のカメラ姿勢と合致するかという判断に応じて、クイックレビュー表示する画像データを必要に応じて回転し、表示部28によってクイックレビュー表示を行う動作を自動的に行うことにより、撮影直後に撮影した画像をクイックレビュー表示する場合に、タグ情報等の設定がまだ行われていないため、画像処理装置背面に備えられた画像表示部にて再生表示すると、画像の縦横が90度異なってしまう、ということもない。
また、本実施の形態での変倍処理では、表示手段の28の向きに応じて、画像全体が表示されるように変倍処理する。これによって、回転処理したために画像の一部分が表示されなくなるような不都合を防止することができる。
よって、本実施の形態によれば、従来からの撮影画像の確認に不便であった等という問題を解決することができ、操作性を向上させた画像処理装置100を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、上記図1の画像処理装置100の動作を、例えば、図15〜図19に示すフローチャートに従った動作とする。すなわち、これらの図15〜図19のフローチャートに従った処理プログラムが、予めプログラムメモリに格納されており、システム制御部50によって読み出され実行されることで、画像処理装置100は以下のように動作する。
先ず、電池交換等の電源投入により、システム制御回路50は、フラグや制御変数等を初期化し(ステップS1001)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(ステップS1002)。
続いて、システム制御回路50は、電源スイッチ66の設定位置(スイッチ状態)を判断する(ステップS1003)。
ステップS1003の判断の結果、電源スイッチ66が電源OFFに設定されていた場合、システム制御回路50は、所定の終了処理を実行する(ステップS1004)。
ここでの所定の終了処理では、例えば、各表示部の表示を終了状態に変更し、バリア制御部46によって、保護部102のバリアを閉じて撮像部を保護する。また、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。さらに、電源制御部80によって、画像表示部28を含む画像処理装置100の各部の不要な電源を遮断する。
その後、ステップS1003に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
一方、ステップS1003の判断の結果、電源スイッチ66が電源ONに設定されていた場合、システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断する(ステップS1005)。
ステップS1005の判断の結果、モードダイアル60が撮影モード以外の他のモードに設定されていた場合、システム制御回路50は、その設定されているモードに応じた所定の処理を実行する(ステップS1006)。
この処理実行後、ステップS1003に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS1005の判断の結果、モードダイアル60が撮影モードに設定されていた場合、システム制御回路50は、電源制御部80によって、電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が、画像処理装置100の動作に対して問題があるか否かを判断する(ステップS1007)。
ステップS1007の判断の結果、問題ありの場合、システム制御回路50は、表示部54を用いて、画像や音声により所定の警告表示を行う(ステップS1009)。
この後、ステップS103に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS1007の判断の結果、問題なしの場合、システム制御回路50は、記録媒体20或いは210が装着されているか否かを判断した後、記録媒体200或いは210に記録された画像データの管理情報を取得し、それによって、記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作に対して、特に、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に対して問題があるか否かの判断を行う(ステップS1008)。
尚、ステップS1008においては、システム制御回路50は、記録媒体200或いは210に記録された画像データの最終撮影番号Nmaxの取得も行う。この最終撮影番号Nmaxは、記録媒体200或いは210から、コネクタ92或いは96、インターフェース90或いは94を介して読み出され、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される。
ステップS1008の判断の結果、問題ありの場合、システム制御回路50は、表示部54を用いて、画像や音声により所定の警告表示を行う(ステップS1009)。
この後、ステップS1003に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS1008の判断の結果、問題なしの場合、システム制御回路50は、表示部54を用いて、画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う(ステップS1010)。
その後、次の図16のステップS1021へと進む。
尚、ステップS1010では、画像表示部28の画像表示が0Nであったならば、画像表示部28をも用いて、画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
上記図15での処理において、上述した第1の実施の形態と異なる点は、本ステップS1010の処理後、操作部70に含まれる姿勢モードスイッチの設定状態を調べるための処理(上記図2のステップS111参照)を実行しないことにある。
ステップS1021からの処理(図16参照)では、上記図3に示した処理と同様の処理が行われる。
すなわち、システム制御回路50は、再生モードスイッチ66がONであるか0FFであるかを判断する。
この判断の結果、OFFに設定されていた場合、次のステップS1022からの処理はスキップして、そのまま後述するステップS1027へ進む。
ステップS1021の判断の結果、再生モードスイッチ66がONに設定されていた場合、システム制御回路50は、再生モードフラグの状態を判断する(ステップS1022)。
この判断の結果、再生モードフラグがON(設定)である場合、次のステップS1023からの処理はスキップして、そのまま後述するステップS1027へ進む。
ステップS1022の判断の結果、再生モードフラグがOFF(解除)である場合、すなわち新たに再生モードフラグを実行する状態であると判断された場合、システム制御回路50は、再生モードフラグを設定する(ステップS1023)。
尚、再生モードフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
続いて、システム制御回路50は、再生モードを実行するのに必要な所定の設定を行った後(ステップS1024)、ステップS108において読み出されてシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された最終撮影番号Nmaxを読み出し(ステップS1025)、再生画像番号NをN=Nmaxと設定して(ステップS1026)、次のステップS1027へと進む。
尚、上記再生画像番号Nは、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される。これにより、再生モードを実行した直後に、画像選択キーを用いて画像選択を行わなくても、最後に撮影した画像データを読み出して表示することが可能となり、利用者にとって便利である。
ステップS1027では、システム制御回路50は、再生モードフラグがONであるか0FFであるかを判断する。
この判断の結果、再生モードフラグがON(設定)である場合、後述する図19のステップS1081へと進む。
ステップS1027の判断の結果、再生モードフラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、操作部70に含まれるクイックレビューON/OFFスイッチの設定状態を調べる(ステップS1028)。
この結果、クイックレビューONに設定されていた場合、システム制御回路50はクイックレビューフラグを設定し(ステップS1029)、そうでない場合には、システム制御回路50はクイックレビューフラグを解除する(ステップS1030)。
尚、クイックレビューフラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
クイックレビューフラグの設定或いは解除の後、続いて、システム制御回路50は、操作部70に含まれる画像表示ON/OFFスイッチの設定状態を調べる(ステップS1031)。
ステップS1031の結果、画像表示0Nに設定されていた場合、システム制御回路50は、画像表示フラグを設定すると共に(ステップS1032)、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(ステップS1033)、さらに撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(ステップS1034)、次の図17のステップS1041へと進む。
尚、スルー表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現している。
ステップS1031の結果、画像表示OFFに設定されていた場合、システム制御回50は、画像表示フラグを解除すると共に(ステップS1035)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(ステップS1036)、次の図17のステップS141へと進む。
尚、画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せずに、光学ファインダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。また、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
ステップS1041(図17参照)では、システム制御回50は、シャッタースイッチSW1の状態を調べる。
この結果、シャッタースイッチSW1が押されていない状態である場合、ステップS1003に戻り(上記図15参照)、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS1041の結果、シャッタースイッチSWlが押された状態である場合、システム制御回路50は、画像処理装置100の姿勢状態を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知して、撮影しようとする画像の状態に応じて画像姿勢フラグを設定する姿勢検知処理を実行する(ステップS1042)。
この姿勢検知処理の詳細については、上記図13を用いて説明した通りである。
上述のように、第1の実施の形態では、シャッタースイッチSWlの状態の後、姿勢モードフラグの状態を判断したが、本実施の形態では、この姿勢モードフラグの状態の判断は行わずに、そのまま姿勢検知処理を実行する。これは、上記図15に示した処理において、姿勢モードフラグに対する設定或いは解除処理を実行していないからである。
ステップS1042の処理後は、上記図4のステップS144からの処理と同様の処理を実行する。
すなわち、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS1043)。
この判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS1044はスキップして、そのままステップS1046へと進む。
ステップS1043の判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して(ステップS1044)、次のステップS1045へと進む。
尚、フリーズ表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
ステップS1045では、システム制御回路50は、測距処理を行って、撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って、絞り値及びシャッター時間を決定する。
尚、測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。ここでの測距及び測光処理の詳細については、上記図7を用いて説明した通りである。
測距及び測光処理の実行後、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS1046)。
この判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS1047はスキップして、そのままステップS1048へと進む。
ステップS1046の判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップS1047)、次のステップS1048へと進む。
尚、ここでのスルー表示状態は、ステップS1034でのスルー状態と同じ動作状態である。
ステップS1048では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2の状態を調べる。
この結果、シャッタースイッチSW2が押されていない場合、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の状態を調べる(ステップS1057)。この結果、シャッタースイッチSW1も押されていない場合、すなわちシャッタースイッチSW2が押されずに、さらにシャッタースイッチSWlをも解除された状態である場合、ステップS1003(上記図15参照)に戻り、システム制御回路50は、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS1048の結果、シャッタースイッチSW2が押されていた場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS1049)。
この判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、次のステップS1050はスキップして、そのまま図18のステップS1061へと進む。
ステップS1049の判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(ステップS1050)、次の図18のステップS1061へと進む。
尚、固定色表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
ステップS1061(図18参照)では、システム制御回路50は、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理、といった処理を含む撮影処理を実行する。
この撮影処理の詳細については、上記図8を用いて説明した通りである。
続いて、システム制御回路50は、ステップS1042の姿勢検知処理において設定した画像姿勢フラグを、ステップS1061での撮影処理においてメモリ30に書き込んだ撮影画像データと関連付けて、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する(ステップS1062)。
このように、ここでは、姿勢モードフラグは用いていないため、無条件に、撮影画像データと画像姿勢フラグの対応付けを行う。
続いて、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS1063)。
この判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次のステップS1064はスキップして、そのままステップS1065へと進む。
ステップS1063の判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断する(ステップS1064)。
この判断の結果、クイックレビューフラグがON(設定)である場合、次のステップS1065へと進み、そうでない場合には、次のステップS1065からの処理はスキップして、そのまま後述するステップS1069へと進む。
ステップS1065では、システム制御回路50は、画像処理装置100の姿勢状態(具体的には撮像素子14の姿勢状態)を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知し、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された、画像データに対応する画像姿勢フラグとの関係から、必要に応じて画像データに回転処理を行う画像姿勢対応処理を実行する。
ここでの画像姿勢対応処理の詳細については、上記図14を用いて説明した通りである。
このように、ここでは、姿勢モードフラグは用いていないため、画像表示フラグがON(設定)である場合、或いは、画像表示フラグがOFF(解除)であってもクイックレビューフラグがON(設定)である場合には、無条件に、画像姿勢対応処理を行う。
続いて、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS1066)。
この判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次のステップS1067はスキップして、そのままステップS1068へと進む。
ステップS1066の判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、ステップS1061での撮影処理によってメモリ30に書き込まれ、ステップS1065での画像姿勢対応処理によって必要に応じて回転処理を行った画像データを読み出して、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する表示画像処理を実行する(ステップS1067)。
この表示画像処理の詳細については、上記図9を用いて説明した通りである。
その後、次のステップS1068へと進む。
ステップS1068では、システム制御回路50は、クイックレビュー表示を行う。この場合、撮影中も画像表示部28が電子ファインダーとして常に表示された状態であり、撮影直後のクイックレビュー表示も行われる。
上述のように、省電力のために、或いは光学ファインダー104を用いて撮影を行うので電子ファインダー機能が不要であるために、画像表示部28の画像表示をOFFに設定していても、クイックレビュースイッチによりクイックレビュー機能が設定されていれば、撮影を行った直後に自動的に撮影画像を画像表示部28に再生することが可能となり、省電力かつ撮影画像の確認に便利な機能を提供することが可能となる。
また、画像処理装置100の姿勢状態を検知し、その検知した結果と撮影した画像に関連付けされた画像姿勢フラグとの関係から、必要に応じて画像データの回転処理を行った後に、クイックレビュー表示を行うことにより、画像処理装置100の姿勢に応じた方向の画像データ表示を行うことが可能となる。
また、画像表示フラグが解除され(ステップS1063参照)、クイックレビューフラグも解除されていたならば(ステップS1064参照)、画像表示部28が0FFの状態のままステップS1069に進むことになる。
この場合は、撮影を行った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
ステップS1069では、システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を行い、また、圧縮/伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う。
この画像圧縮処理の詳細については、上記図10を用いて説明した通りである。
その後、システム制御回路50は、インターフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210に対して、画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(ステップS1070)。
尚、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する、例えば、「BUSY」等のメッセージ表示を画像表示部28に対して行う。さらに、表示部54において、例えば、LEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示も併せて行う。
ステップS1070での記録処理の実行後、システム制御回路50は、ステップS1062にて撮影画像データと関連付けてシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶した画像姿勢フラグを読み出し、その画像姿勢フラグを、インターフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210へ、対応する撮影画像データと関連付けて記録した後(ステップS1071)、上記図17のステップS1051へと進む。
このように、ここでは、姿勢モードフラグは用いていないため、該姿勢モードフラグの状態判断無しに、画像姿勢フラグの記録を行う。
ステップS1051からの処理(上記図17参照)では、上記図4のステップS152からの処理と同様の処理を実行する。
すなわち、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2の状態を調べる(ステップS1051)。
この結果、シャッタースイッチSW2が押された状態である場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断し(ステップS1052)、連写フラグがON(設定)されていたならば、連続して撮影を行うためにステップS1061(上記図18参照)に戻り、次の撮影のための処理を実行する。また、連写フラグが設定されていないならば、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2が放されるまで(ON状態となるまで)、ステップS1051及びS1052の処理を繰り返す。
上述のように、本実施の形態では、撮影直後にクイックレビュー表示を行う動作設定状態の場合、ステップS1069での画像姿勢フラグ記録処理が終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば、シャッタースイッチSW2が放されるまで、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を継続するように構成してあるため、撮影画像の確認を入念に行うことができる。
そして、シャッタースイッチSW2が放された状態であった、或いは、シャッタースイッチSW2を押し続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後に、シャッタースイッチSW2が放された状態であったならば、システム制御回路50は、所定の時間(ミニマムレビュー時間)が経過した後に(ステップS1053)、次のステップS1054へと進む。このように、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を所定の時間(ミニマムレビュー時間)継続することにより、撮影画像の確認を確実に行うことを可能とすると共に、不必要に長時間クイックレビュー表示を継続して次の撮影チャンスを失うことを防止することができる。
尚、上記ミニマムレビュー時間は、固定値としても、使用者が任意に設定することが可能としても、さらには所定の範囲内で使用者が任意に設定或いは選択することが可能としても、いずれの方法での設定可能な構成として構わない。
ステップS1054では、システム制御回路50は、画像表示フラグの状態を調べる。この結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップS1055)、次のステップS1057へと進む。
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることが出来る。
また、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示を0FF状態に設定して(ステップS1056)、次のステップS1057へと進む。
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
ステップS1057では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の状態を調べる。この結果、シャッタースイッチSW1が押された状態である場合、システム制御回路50は、ステップS1048に戻って、次の撮影に備えるために、シャッタースイッチSW2の状態を調べる処理を再び実行する。
また、シャッタースイッチSW1が放された状態である場合、システム制御回路50は、一連の撮影動作を終えて、ステップS1003(上記図15参照)に戻り、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
上述したステップS1027(上記図16参照)の判断によって、再生モードフラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次の図19のステップS1081からの処理を実行する。
すなわち、先ず、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された再生画像番号Nを読み出して、再生する画像データを設定した後(ステップS1081)、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210から、コネクタ92或いは96、インターフェース90或いは94を介して、再生画像番号Nに対応する画像データを読み出し、メモリ30に記憶する、記録媒体読み出し処理を実行する(ステップS1082)。
ここでの記録媒体読み出し処理においては、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210から、コネクタ92或いは96、インターフェース90或いは94を介して、読み出した画像データに対応する画像姿勢フラグの読み出しも併せて行い、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
続いて、システム制御回路50は、画像圧縮/伸長回路32により、ステップS181にて読み出した画像データに対する画像伸長処理を行う(ステップS1083)。
この伸長処理の詳細については、上記図11を用いて説明した通りである。
続いて、システム制御回路50は、画像処理装置100の姿勢状態を検出することにより、画像処理装置100が横位置撮影或いは縦位置撮影のいずれの状態にあるかを検知し、記録媒体より読み出した画像データに対応する画像姿勢フラグとの関係から、必要に応じて画像データに回転処理を行う画像姿勢対応処理を実行する(ステップS1084)。
このように、ここでは、姿勢モードフラグは用いていないため、該姿勢モードフラグの状態判断無しに、画像姿勢対応処理を行う。この画像姿勢対応処理の詳細については、上記図14を用いて説明した通りである。
続いて、システム制御回路50は、ステップS1083での記録媒体読み出し処理によってメモリ30に書き込まれ、ステップS1084での画像姿勢対応処理によって必要に応じて回転処理を行った画像データを読み出して、その画像データを、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に転送する、表示画像処理を実行する。
この表示画像処理の詳細については、上記図9を用いて説明した通りである。
続いて、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(ステップS1086)、ステップS1085にて転送した表示画像データを、画像表示メモリ24から読み出して、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示する(ステップS1087)。
続いて、システム制御回路50は、シャッタースイッチSWlの状態を調べる。すなわち、再生画像を表示している際における、シャッタースイッチSWlの状態を調べる(ステップS1088)。
ステップS1088の結果、シャッタースイッチSWlが放された状態である場合、システム制御回路50は、再生画像選択処理を実行する(ステップS1089)。
この再生画像選択処理の詳細については、上記図12を用いて説明した通りである。
そして、システム制御回路50は、ステップS1089での再生画像選択処理を実行終了後、ステップS1003(上記図15参照)に戻り、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
ステップS1088の結果、シャッタースイッチSWlが押された状態である場合、すなわち再生画像を表示している際に、シャッタースイッチSW1が押された状態である場合、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像表示フラグの状態を判断する(ステップS1090)。
この判断の結果、画像表示フラグがON(設定)である場合、システム制御回路50は、次のステップS1091はスキップして、そのままステップS1092へと進む。
ステップS1090の判断の結果、画像表示フラグがOFF(解除)である場合、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(ステップS1091)、その後、ステップS1092へと進む。
ステップS1093では、システム制御回路50は、再生モードフラグを解除する。そして、システム制御回路50は、撮影モードを実行するのに必要な各種の設定を行い(ステップS1093)、その後、ステップS1003(上記図15参照)に戻り、再び、電源スイッチ66の設定位置を判断する処理を実行する。
上述のようなステップS1088からの処理により、画像再生を行っている際にSW1が押されたならば、再生モードフラグを解除し、撮影モード実行に必要な所定の設定を行い、画像処理装置100が速やかに撮影可能な状態とすることが可能となる。
以上説明した様に、本実施の形態によれば、撮影動作する際に、カメラ姿勢検知部106によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを、撮影して得られた画像データと対応付けして、該画集データと共に記録媒体200或いは210に格納し、その画像データを再生する際に、それに対応付けられた画像姿勢フラグと現在のカメラ姿勢とが合致するか否かを判断し、その判断の結果、合致していないならば、該画像データに対して画像回転処理を行う。したがって、常に正しい方向(使用者にとって観察しやすい方向)で、画像データの表示がなされることになる。
特に、本実施の形態においては、撮影する毎に、カメラ姿勢検知部106によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを、画像データと対応付けて該画像データと共に自動的に記録媒体に格納し、撮影直後に、その撮影画像データを確認表示するクイックレビュー表示を行う際には、画像姿勢フラグが現在のカメラ姿勢と合致するかどうかを判断する処理を行わずに、メモリ30に一時記憶した該撮影画像データを画像表示メモリ24に転送し、そのまま表示部28により表示し、一方、再生表示を行う際には、再生する撮影画像データに対応付けられて格納された画像姿勢フラグが、現在のカメラ姿勢と合致するかという判断に応じて、該撮影画像データに対して必要に応じて画像回転処理を行って、表示部28によって表示する動作を自動的に行うようにした。これは、撮影直後に撮影画像データをクイックレビュー表示して確認する場合は、撮影時のカメラ姿勢がそのまま保たれている場合が多いためである。
したがって、本実施の形態においては、上述した第1の実施の形態とは異なり、一連の姿勢モード処理をクイックレビュー表示時には省くようにした。さらに、本実施の形態においては、姿勢モードスイッチの機能を省略することにより、撮影時及び再生時の一連の姿勢モード処理を必ず実行する形態として説明している。
よって、本実施の形態での構成によっても、例えば、撮影時に画像処理装置をほぼ90度傾けて縦位置として撮影を行って得た画像を、再生時に画像処理装置を元の横位置として画像処理装置背面に備えられた画像表示部にて再生表示する場合、画像の縦横が90度異なってしまう、ということはない。また、撮影する毎に、カメラ姿勢検知部196によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを自動的に保持する機能、及び或いは、撮影する毎に、カメラ姿勢検知部106によって検知した縦位置撮影姿勢或いは横位置撮影姿勢を示す画像姿勢フラグを画像データと対応付けて該画像データと共に自動的に記録媒体に格納する機能により、再生時には、保持及び或いは格納した画像姿勢フラグが現在のカメラ姿勢と合致するかという判断に応じて、再生する画像データを必要に応じて回転させ、表示部28によって再生表示する動作を自動的に行うことにより、例えば、撮影直後に撮影した画像を再生表示する場合に、タグ情報等の設定がまだ行われていないため、画像処理装置背面に備えられた画像表示部にて再生表示すると、画像の縦横が90度異なってしまう、ということはない。
すなわち、本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、従来からの撮影画像の確認に不便であった等という問題を解決することができ、操作性を向上させた画像処理装置100を提供することができる。
尚、第1及び第2の実施の形態では、上記図4のステップS141(第2の実施の形態では上記図17のステップS1041)において、シャッタースイッチSW1が押されたと判断され、その後のステップS143(第2の実施の形態ではステップS1042)において、姿勢検知処理を行うようにしたが、例えば、ステップS149(第2の実施の形態ではステップS1048)において、シャッタースイッチSW2が押されたと判断された後に、姿勢検知処理を行っても構わない。或いは、上記図5のステップS161(第2の実施の形態では上記図18のステップS1061)において、撮影処理が行われた後に、姿勢検知処理を行っても構わない。
このような構成としても、第1及び第2の実施の形態と同様に、撮影画像と画像姿勢フラグを対応付けて保持及び或いは記録媒体に格納することが可能である。
また、第1及び第2の実施の形態でのそれぞれの構成を組み合わせた構成としても構わない。例えば、姿勢モードスイッチ68による姿勢モードの設定/解除を可能とした上で、クイックレビュー表示時の姿勢モード動作を省略する構成としてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態においては、姿勢検知部106で、自動的に姿勢を検知するようにしていたが、使用者によって姿勢を示す信号を入力するように構成するようにしてもよい。
例えば、縦構図撮影姿勢に好適な位置のスイッチと横構図撮影姿勢に好適な位置のスイッチを設けておき、どちらのスイッチで操作するかに応じて、画像処理装置の姿勢を示す信号として認識するようにしてもよい。
また、上記図1の画像処理装置100に対して、例えば、ビデオ出力部(図示せず)を更に設けるようにしてもよい。この場合、撮影画像データの再生時には、再生する撮影画像データに対応付けられた画像姿勢フラグと、検知したカメラ姿勢との合致状況を判断し、その判断結果に応じて再生する画像データを画像回転した後に、その画像データを画像表示部28に表示する。一方、ビデオ出力部に対して出力する画像データについては、そのビデオ出力部の接続先であるモニタテレビ等は常に水平状態に設置されているため、カメラ姿勢が横撮影位置状態にあるとして、再生する画像データに対して画像回転処理を行った後、その画像データをビデオ出力部に対して出力するようにすればよい。
また、第1及び第2の実施の形態においては、画像姿勢対応処理(上記図14参照)において、ステップS905にて画像回転処理を行うものとしたが、第1の実施の形態での変倍処理を行う際に、画像表示部28及び撮像素子14のそれぞれのアスペクト比に応じて、画像回転処理と共に、必要な拡大処理或いは縮小処理を行うようにしてもよい。例えば、画像のアスペクト比と、表示装置のアスペクト比を比較して、画像全体が表示でき、且つもっとも大きく画像を生じ出来るように変倍率を変更する用にしてもよい。これにより、画像データを回転した後に、画像表示部28における画像の表示状態が、例えば、画像が欠けてしまう、といった問題を防止することが可能となる。
また、第1及び第2の実施の形態においては、画像表示部28をOFFする場合には、画像表示部28を構成する全ての要素をOFFするものとしたが、例えば、画像表示部28の要素の一部をOFFするようにしてもよい。例えば、画像表示部28がLCDとバックライトから構成されている場合、LCDがONの状態のまま、バックライトのみを0FFするようにしてもよい。
また、上記図1の画像処理装置100を、スルー表示とクイックレビュー表示を行うそれぞれ専用の画像表示部を備える構成として、それらの表示部のON/0FFを、画像表示ON/OFFスイッチ及びクイックレビュー0N/OFFスイッチの設定に応じて行う構成としても構わない。或いは、画像表示ON/OFFスイッチとクイックレビュー0N/OFFスイッチを備えない構成であっても、或いは、画像表示ON/OFFスイッチとクイックレビュー0N/OFFスイッチの何れかを備えない構成であっても、いずれの構成でも構わない。
また、上記図1の画像処理装置100が備える記録媒体200及び210を、PCMClAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成するようにしてもよい。また、記録媒体200及び210を、メモリカードとハードディスク等が一体となっ複合媒体で構成するようにしてもよい。さらには、その複合媒体から、その一部が着脱可能な構成とするようにしても構わない。
また、第1及び第2の実施の形態では、記録媒体200及び210が、画像処理装置100と分離しており任意に接続可能なものとしたが、これに限られることはなく、例えば、それらのいずれか或いは全ての記録媒体が、画像処理装置100に固定したままの状態である構成としてもよい。また、画像処理装置100に対して、記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。
また、第1及び第2の実施の形態では、画像処理装置100に対して、記録媒体200及び210が装着される構成としたが、その記録媒体が単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であっても、勿論構わない。
また、本発明の目的は、第1及び第2の実施の形態でのホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1及び第2の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1及び第2の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、第1及び第2の実施の形態に限るものではなく、クレームに示した範囲で種々の変形が可能である。
また、上述した本発明の実施の形態では、少なくとも次の(1)〜(7)を目的としている。
(1)画像処理装置の撮影時の姿勢に応じた撮影画像データを、使い勝手良く再生又は表示させることができるようにする。
(2)再生時の画像処理装置の姿勢に応じて、使い勝手良く再生又は表示させることができるようにする。
(3)画像データの撮影時姿勢状態情報と、再生時の画像処理装置の姿勢状態情報とに応じて、適切に再生又は表示させることができるようにする。
(4)姿勢状態情報に応じた処理を行うか行わないかを、使用者に選択できるようにする。
(5)撮影直後においても、画像処理装置の撮影時の姿勢に応じた撮影画像データを、使い勝手良く再生又は表示させることができるようにする。
(6)撮影直後においても、再生時の画像処理装置の姿勢に応じて、使い勝手良く再生又は表示させることができるようにする。
(7)画像データの撮影時姿勢状態情報と、再生時の画像処理装置の姿勢状態情報とに応じて、適切に再生又は表示させることができるようにする。
そして、本発明の実施の形態によれば、撮影時及び再生時の画像処理装置の姿勢状態を示す情報を入力する姿勢情報入力手段と、当該姿勢情報入力手段により入力された撮影時の姿勢状態情報を、当該撮影によって得られた撮影画像データと共に記録媒体に記録する記録手段と、当該記録媒体に記録された撮影画像データに対して画像回転処理を行う画像回転手段と、上記記録媒体に記録された撮影画像データに対して画像変倍処理を行う画像変倍手段と、上記姿勢情報入力手段により入力された再生時の姿勢状態情報、及び上記記録媒体に記録された撮影時姿勢状態情報に基づいて、当該撮影時姿勢状態情報と共に上記記録媒体に記録された撮影画像データの変倍処理と回転処理とを制御して再生処理を行う再生手段とを有する画像処理装置が開示される。
また、撮影時及び再生時の画像処理装置の姿勢状態を検知する姿勢検知手段と、上記姿勢検知手段により得られた撮影時の姿勢状態情報を、当該撮影によって得られた撮影画像データと共に記録媒体に記録する記録手段と、当該記録媒体に記録された撮影画像データに対して画像回転処理を行う画像回転手段と、上記記録媒体に記録された撮影画像データに対して画像変倍処理を行う画像変倍手段と、上記姿勢検知手段により得られた再生時の姿勢状態情報、及び上記記録媒体に記録された撮影時姿勢状態情報に基づいて、当該撮影時姿勢状態情報と共に上記記録媒体に記録された撮影画像データの変倍処理と回転処理とを制御して再生処理を行う再生手段とを有する画像処理装置が開示される。
上記の構成により、画像処理装置の撮影時の姿勢に応じた撮影画像データを、使い勝手良く再生又は表示させることができる。また、再生時の画像処理装置の姿勢に応じて、使い勝手良く再生又は表示させることができる。
本発明の好ましい実施の形態によれば、上記画像処理装置の構成に加えて、姿勢検知手段により得られた再生時の姿勢状態情報と、上記記録媒体に記録された撮影時姿勢状態情報とが合致するか否かを判定する判定手段と、当該判定手段での判定結果に基づいて、上記記録媒体に記録された撮影画像データ、及び上記記録媒体に記録された撮影画像データを上記再生手段により制御された当該撮影画像データの何れかを表示手段に表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置が開示される。
上記の構成により、画像データの撮影時姿勢状態情報と、再生時の画像処理装置の姿勢状態情報とに応じて、適切に再生又は表示させることができる。
本発明の好ましい実施の形態によれば、上記画像処理装置の構成に加えて、上記記録手段及び上記再生手段において、上記姿勢検知手段により得られる姿勢状態情報に基づいた処理を行うか否かの動作モードを設定するモード設定手段を更に備えることを特徴とする画像処理装置が開示される。
上記の構成により、姿勢状態情報に応じた処理を行うか行わないかを、使用者に選択できる。
本発明の好ましい実施の形態によれば、撮像手段と、当該撮像手段からの撮像画像データ又は再生中の画像データを表示する表示手段と、上記撮像手段(画像処理装置)の姿勢状態を示す情報を入力する姿勢情報入力手段と、当該姿勢情報入力手段により入力された上記撮像手段の姿勢状態情報と共に、上記撮像手段で撮像した画像を記録媒体に記録する記録手段と、当該記録媒体から読み込んだ画像を再生する再生モードにおいては、上記姿勢状態情報に応じて、読み込んだ画像を回転させて上記表示手段に表示し、撮影直後所定時間の間、撮影した画像を表示状態にしておくクイックレビューモードにおいては、上記姿勢状態情報に関わらず、画像を回転させずに表示させるよう制御する表示制御手段が開示される。
また、撮像手段と、当該撮像手段からの撮像画像データまたは再生中の画像データを表示する表示手段と、上記撮像手段(画像処理装置)の姿勢状態を検知する姿勢検知手段と、当該姿勢検知手段で検知した上記撮像手段の姿勢状態情報と共に、上記撮像手段で撮像した画像を記録媒体に記録する記録手段と、当該記録媒体から読み込んだ画像を再生する再生モードにおいては、上記姿勢状態情報に応じて、読み込んだ画像を回転させて上記表示手段に表示し、撮影直後所定時間の間、撮影した画像を表示状態にしておくクイックレビューモードにおいては、上記姿勢状態情報に関わらず、画像を回転させずに表示させるよう制御する表示制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置が開示される。
上記の構成により、撮影直後においても、画像処理装置の撮影時の姿勢に応じた撮影画像データを、使い勝手良く再生又は表示させることができる。また、撮影直後においても、再生時の画像処理装置の姿勢に応じて、使い勝手良く再生又は表示させることができる。
本発明の好ましい実施の形態によれば、上記画像処理装置の構成に加えて、上記姿勢検知手段により得られた再生時の姿勢状態情報と、上記記憶手段に記憶された撮影時姿勢状態情報とが合致するか否かを判定する判定手段と、当該判定手段での判定結果に基づいて、上記撮影時姿勢状態情報と関連付けられて上記記憶手段に記憶された撮影画像データに対して画像回転処理を行う画像回転手段とを有し、上記表示制御手段は、上記判定手段での判定結果に基づいて、上記記憶手段に記憶された撮影画像データ、及び上記記憶手段に記憶された撮影画像データが上記画像回転手段により画像回転処理された該撮影画像データの何れかを表示するよう制御する画像処理装置が開示される。
上記の構成により、画像データの撮影時姿勢状態情報と、再生時の画像処理装置の姿勢状態情報とに応じて、適切に再生又は表示させることができる。
以上、まとめると本発明の実施の形態では、撮影時においては、撮影時の撮像手段の姿勢状態(撮像手段が設けられている装置又はシステムの姿勢状態)を検知し、その検知結果(撮影時姿勢状態情報)を、その撮影時に得られた撮影画像データと共に記録媒体に記録又は記憶手段に記憶する。この撮影画像データを再生するときには、このときの撮像手段の姿勢状態を検知し、その検知結果(再生時姿勢状態情報)と、上記撮影画像データと共に記録又は記憶された撮影時姿勢状態情報とが合致しているか否かを判定する。
この判定の結果が、それぞれの情報が合致していなかった場合には、上記撮影画像データが正しい方向で表示されるように、上記撮影画像データに対して画像回転処理や画像変倍処理を行う。このように、本発明では、再生時において、撮影画像データを表示する際には、当該撮影画像データが常に正しい方向(撮影画像を表示手段で表示して観察する使用者にとって確認しやすい方向)に表示されるように構成した。
これにより、例えば、撮影時に画像処理装置をほぼ90度傾けて縦位置として撮影を行って得た撮影画像を、再生時に画像処理装置を元の横位置として画像処理装置背面に備えられた表示手段にて再生表示する場合、撮影画像が90度回転されて表示手段に表示されるため、従来のように撮影画像の縦横が90度異なるということはない。
また、撮影画像の確認時(撮影直後の確認時)においても、そのときの撮像手段の姿勢状態を検知し、その検知結果(確認時姿勢状態情報)と、撮影時に検知された撮像手段の姿勢状態とが合致しているか否かを判定し、この判定の結果、それぞれの情報が合致していなかった場合には、撮影画像データが正しい方向で表示(撮影直後の確認のための表示)されるように画像回転処理や画像変倍処理を行うように構成すれば、撮影直後であっても、撮影画像データを常に正しい方向に表示することができる。
また、画像の回転処理と共に変倍処理を行うようにすれば、回転処理したために画像の一部分が表示されなくなるというような不都合を防ぐことができる。
また、記録媒体から読み込んだ画像を再生する再生モードにおいては、姿勢状態情報に応じて、読み込んだ画像を回転させて表示し、撮影直後所定時間の間、撮影した画像を表示状態にしておくクイックレビューモードにおいては、姿勢状態情報に関わらず、画像を回転させずに表示するように構成した場合、処理の簡略化及び節電を図ることができ、撮影姿勢がかわらないため、ユーザが所望する撮影ができなかった場合等の撮りなおしをスムーズに行える。
よって、本発明の実施の形態によれば、撮影画像を常に良好な状態で観察することができ、これは使用者にとって非常に有効である。
また、上述のように画像処理装置の姿勢を検知するようにするのは、自動的に姿勢を検知して、自動的に姿勢情報を画像とともに記録するようにすることが可能であり、使用者の操作を省略するためにとても有効である。
しかし、使用者がカメラの姿勢情報を入力するような構成にしたとしても、画像処理装置の撮影時の姿勢に応じた撮影画像データを、使い勝手良く再生または表示させることができることはいうまでもない。
第1の実施の形態において、本発明を適用した画像処理装置の構成を示すブロック図である。 上記画像処理装置でのメイン処理(スタート〜B)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(B〜C)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(C〜E)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(E〜F)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(G〜A)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の測距及び測光処理を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の撮影処理を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の表示画像処理を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の圧縮処理を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の伸長処理を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の再生画像選択処理を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の姿勢検知処理を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理の画像姿勢対応処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態において、上記画像処理装置でのメイン処理(スタート〜B)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(B〜C)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(C〜E)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(E〜F)を説明するためのフローチャートである。 上記メイン処理(G〜A)を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 撮影レンズ
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮/伸長回路
40 露光制御回路
42 測距制御回路
44 ズーム制御部
46 バリア制御回路
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 再生モードスイッチ
68 姿勢モードスイッチ
70 操作部
72 電源スイッチ
80 電源制御部
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源部
90 インターフェース
92 コネクタ
94 インターフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知部
100 画像処理装置
102 バリア
104 光学フィルタ
106 カメラ姿勢検知部
110 通信部
112 コネクタ
200 記録媒体
202 記録部
204 インターフェース
206 コネクタ
210 記録媒体
212 記録部
214 インターフェース
216 コネクタ

Claims (19)

  1. 撮像手段によって得られた撮影画像データの記録媒体に対する記録処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像処理装置の姿勢状態を検知する姿勢検知手段と、
    前記姿勢検知手段により検知される姿勢状態情報を記録するか否かを設定する設定手段と、
    前記設定手段により姿勢情報を記録する旨が設定されている場合は、前記姿勢検知手段により得られた撮影時の姿勢状態情報を、当該撮影によって得られた撮影画像データと共に前記記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記録媒体に記録された姿勢状態情報に基づいて撮影画像データの画像回転処理を行う画像回転手段を有すること特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記姿勢検知手段により得られた再生時の姿勢状態情報及び前記記録媒体に記録された撮影時姿勢状態情報に基づいて、当該撮影時姿勢状態情報と共に前記記録媒体に記録された撮影画像データの前記画像回転処理を制御して再生処理を行う再生手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記姿勢検知手段により得られた再生時の姿勢状態情報と、前記記録媒体に記録された前記撮像手段の撮影時姿勢状態情報とが合致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記記録媒体に記録された撮影画像データ、及び前記記録媒体に記録された撮影画像データの前記画像回転処理が前記再生手段により制御された当該撮影画像データの何れかを表示手段に表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記判定手段において、前記姿勢検知手段により得られた再生時の姿勢状態情報と、前記記録媒体に記録された撮影時姿勢状態情報とが合致しない場合に、前記再生手段により制御された当該撮影画像データを表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記姿勢検知手段は、前記撮像手段が縦構図撮影姿勢状態であるか横構図撮影姿勢状態であるかを少なくとも検知し、
    前記画像回転処理は、縦構図撮影姿勢状態と横構図撮影姿勢状態の何れかに対応した方向による表示がなされるように、前記撮影画像データを回転させる処理を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮影画像データは、動画像データ及び静止画像データの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記記録媒体に記録された撮影画像データに対して画像変倍処理を行う画像変倍手段を有し、
    前記画像変倍手段は、表示手段に画像全体が表示されるように変倍することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記記録媒体から読み込んだ画像を再生する際には、前記姿勢状態情報に応じて、読み込んだ画像を回転させて表示し、撮影直後所定時間の間、撮影した画像を表示状態にしておくクイックレビューの際には、前記姿勢状態情報に関わらず、画像を回転させずに表示するよう制御する表示制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 撮像手段によって得られた撮影画像データの記録媒体に対する記録処理を行う画像処理方法であって、
    前記撮像手段の姿勢状態を検知する姿勢検知ステップと、
    前記姿勢検知ステップにより検知される姿勢状態情報を記録するか否かを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより姿勢情報を記録する旨が設定されている場合は、前記姿勢検知ステップにより得られた撮影時の姿勢状態情報を、当該撮影によって得られた撮影画像データと共に前記記録媒体に記録する記録ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  11. 前記記録媒体に記録された姿勢状態情報に基づいて撮影画像データの画像回転処理を行う画像回転ステップを有すること特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記姿勢検知ステップにより得られた再生時の姿勢状態情報及び前記記録媒体に記録された撮影時姿勢状態情報に基づいて、当該撮影時姿勢状態情報と共に前記記録媒体に記録された撮影画像データの前記画像回転処理を制御して再生処理を行う再生ステップを有することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記姿勢検知ステップにより得られた再生時の姿勢状態情報と、前記記録媒体に記録された前記撮像手段の撮影時姿勢状態情報とが合致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記記録媒体に記録された撮影画像データ、及び前記記録媒体に記録された撮影画像データの前記画像回転処理が前記再生ステップにより制御された当該撮影画像データの何れかを表示手段に表示させる表示制御ステップとを有することを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記表示制御ステップは、前記姿勢検知手段により得られた再生時の姿勢状態情報と、前記記録媒体に記録された撮影時姿勢状態情報とが合致しないと前記判定ステップにより判定された場合に、前記再生ステップにより制御された当該撮影画像データを表示手段に表示させることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 前記姿勢検知ステップは、前記撮像手段が縦構図撮影姿勢状態であるか横構図撮影姿勢状態であるかを少なくとも検知し、
    前記画像回転処理は、縦構図撮影姿勢状態と横構図撮影姿勢状態の何れかに対応した方向による表示がなされるように、前記撮影画像データを回転させる処理を含むことを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  16. 前記撮影画像データは、動画像データ及び静止画像データの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  17. 前記記録媒体に記録された撮影画像データに対して画像変倍処理を行う画像変倍ステップを有し、
    前記画像変倍ステップは、表示手段に画像全体が表示されるように変倍することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  18. 前記記録媒体から読み込んだ画像を再生する際には、前記姿勢状態情報に応じて、読み込んだ画像を回転させて表示し、撮影直後所定時間の間、撮影した画像を表示状態にしておくクイックレビューの際には、前記姿勢状態情報に関わらず、画像を回転させずに表示するよう制御する表示制御ステップを有することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  19. 前記請求項10〜18の何れか1項に記載の画像処理方法のステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2004349988A 1999-02-26 2004-12-02 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Pending JP2005143126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004349988A JP2005143126A (ja) 1999-02-26 2004-12-02 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5021099 1999-02-26
JP2004349988A JP2005143126A (ja) 1999-02-26 2004-12-02 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000051835A Division JP2000312329A (ja) 1999-02-26 2000-02-28 画像処理装置、画像処理システム、画像処理制御方法、及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005143126A true JP2005143126A (ja) 2005-06-02

Family

ID=34702580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004349988A Pending JP2005143126A (ja) 1999-02-26 2004-12-02 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005143126A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135248A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Nec Corp 携帯端末装置及びその表示制御方法
JP2011193539A (ja) * 2011-06-24 2011-09-29 Casio Computer Co Ltd 撮影装置、撮影条件設定方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135248A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Nec Corp 携帯端末装置及びその表示制御方法
JP2011193539A (ja) * 2011-06-24 2011-09-29 Casio Computer Co Ltd 撮影装置、撮影条件設定方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000312329A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理制御方法、及び記憶媒体
JP4095383B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法並びに記憶媒体
JP4498169B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP3625371B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、記憶媒体
JP4724511B2 (ja) 撮像装置及びその記録制御方法並びにプログラム
JP2003274366A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2007221372A (ja) 画像再生装置及びその制御方法
JP2005143126A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2001275037A (ja) 撮像装置、撮像方法及び記憶媒体
JP2005065339A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3976894B2 (ja) 画像記録装置及びその制御方法並びにメモリ媒体
JP4764787B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の表示制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2000115669A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び記憶媒体
JP4560189B2 (ja) 撮像装置
JP4298534B2 (ja) 画像表示装置及び方法
JP4146940B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2000156802A (ja) 撮像装置及びその信号処理方法並びに記憶媒体
JP4533064B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4991412B2 (ja) 撮像装置、画像記録方法、及びプログラム
JP2006157884A (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP4612763B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2000308019A (ja) 画像処理装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP2005229538A (ja) デジタルカメラシステム
JP2006217313A (ja) 画像処理装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP2005184611A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070807