JP2000165785A - 画像データ記録装置、画像データ記録方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像データ記録装置、画像データ記録方法及び記憶媒体

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JP2000165785A
JP2000165785A JP33139498A JP33139498A JP2000165785A JP 2000165785 A JP2000165785 A JP 2000165785A JP 33139498 A JP33139498 A JP 33139498A JP 33139498 A JP33139498 A JP 33139498A JP 2000165785 A JP2000165785 A JP 2000165785A
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Toshihiro Miyamoto
俊洋 宮本
Yoichi Yamagishi
洋一 山岸
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 次回撮影を行うことが可能か否かの判断を正
確に行うことができるようにする。 【解決手段】 撮像手段から出力される画像信号のデー
タ圧縮を行って圧縮画像データを生成するとともに、上
記生成した圧縮画像データを記録するようにした画像デ
ータ記録装置であって、上記撮像手段によって以前撮影
した画像を圧縮した後の画像データサイズを用いて次回
の撮影が可能であるか否かを判断するようにすることに
より、それまでに記録した画像の傾向を考慮した画像撮
影の可否判断を行うことができるようにして、記録媒体
の残容量が少ない時、或いは一般的な圧縮率を示さない
画像を撮影している際に、次回撮影が可能であるか否か
の判断をより正確に行うことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ記録装
置、画像データ記録装置制御方法及び記憶媒体に関し、
特に、静止画像を撮像、記録する画像データ記録装置及
び画像データ記録装置制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、固体メモリ素子を有するメモ
リカードを記録媒体として用い、静止画像や動画像を記
録再生する電子カメラ等の画像処理装置が実用化されて
既に市販されている。これらの電子カメラでは、撮影画
像のデータ量が大きいことから画像データの圧縮を行
い、圧縮後の画像データを不揮発性記録媒体に記録する
ようにしたものがほとんどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在利用されている画
像圧縮方法で圧縮された画像は、画像の性質によって圧
縮後のデータ量が異なるため、ある容量を持つ記録媒体
に記録可能な画像の枚数は撮影してみなければ分からな
い。
【0004】そのため、記録媒体の残容量が少なくなっ
た時に、次に撮影する画像を記録できるか否かは、撮影
及びデータ圧縮を実際に行ってみるまで判断できない問
題があった。そこで、従来の方法では一般的なデータ圧
縮率で圧縮した後の画像データ量を定義しておき、これ
を次回に撮影を行うことが可能であるか否かを判断する
際の基準に選んでいた。
【0005】このため、次回に撮影した画像データ量が
一般的な圧縮後のデータ量よりも大きい場合には撮影可
能判断に誤りが発生していた。特に、次回の撮影までに
記録した画像の傾向が似ておりデータ圧縮率がそれほど
変わらない場合でも、従来は一般的なデータ圧縮率で圧
縮した後の画像データ量を判断基準にしていたので、撮
影した画像を記録できない場合があった。
【0006】本発明は上述の問題点にかんがみ、次回撮
影が可能か否かの判断を正確に行うことができるように
することを目的とする。特に、一般的な圧縮率を示さな
い画像を撮影している際に、後何枚撮影することができ
るかをユーザーに正確に知らせることができるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ記録
装置は、撮像手段から出力される画像信号のデータ圧縮
を行って圧縮画像データを生成するとともに、上記生成
した圧縮画像データを記録するようにした画像データ記
録装置であって、上記撮像手段によって以前撮影した画
像を圧縮した後の画像データサイズを用いて次回の撮影
が可能であるか否かを判断することを特徴としている。
また、本発明の画像データ記録装置の他の特徴とすると
ころは、上記次回の撮影が可能であるか否かの判断は、
連続撮影中における所定の画像を圧縮した後の画像デー
タサイズを用いて行うことを特徴としている。また、本
発明の画像データ記録装置のその他の特徴とするところ
は、撮像した画像を記録媒体に記録する画像データ記録
装置であって、被写体を撮像する撮像手段と、上記撮像
手段から出力される信号を圧縮する画像データ圧縮手段
と、上記画像データ圧縮手段によってデータ圧縮された
画像データを記録する記録手段と、上記撮像手段によっ
て以前撮影した画像を圧縮した後の画像データサイズを
用いて次回の撮影が可能であるか否か判断する撮影可否
判断手段とを具備することを特徴としている。また、本
発明の画像データ記録装置のその他の特徴とするところ
は、上記画像データ記録装置は連続撮影可能であり、連
続撮影中の次回撮影が可能か否かの判断に上記連続撮影
中の圧縮後の画像データサイズを用いることを特徴とし
ている。また、本発明の画像データ記録装置のその他の
特徴とするところは、記録部の残容量を検出する残容量
検出手段と、上記残容量検出手段によって検出された残
容量が、次回の撮影によって得られる圧縮画像データ量
よりも多いか否かを、以前撮影した画像を圧縮した後の
画像データサイズを用いて判断する判断手段と、上記判
断手段の判断の結果、次回の撮影によって得られる圧縮
画像データ量よりも残容量の方が多い場合は撮影を許可
し、その反対に上記残容量が少なければ撮影を禁止する
撮影可否制御手段とを具備することを特徴としている。
また、本発明の画像データ記録装置のその他の特徴とす
るところは、上記撮影可否制御手段によって次回の撮影
を禁止されたときには、上記記録部の残容量が少ないこ
とを警告する警告手段を具備することを特徴としてい
る。
【0008】本発明の画像データ記録方法は、撮像手段
から出力される画像信号のデータ圧縮を行って圧縮画像
データを生成するとともに、上記生成した圧縮画像デー
タを記録するようにした画像データ記録方法であって、
上記撮像手段によって以前撮影した画像を圧縮した後の
画像データサイズを用いて次回の撮影が可能であるか否
かを判断する処理を行うことを特徴としている。また、
本発明の画像データ記録方法の他の特徴とするところ
は、上記次回の撮影が可能であるか否かの判断処理は、
連続撮影中における所定の画像を圧縮した後の画像デー
タサイズを用いて行うことを特徴としている。また、本
発明の画像データ記録方法のその他の特徴とするところ
は、撮像した画像を記録媒体に記録する画像データ記録
方法であって、被写体を撮像する撮像処理と、上記撮像
処理から出力される信号を圧縮する画像データ圧縮処理
と、上記画像データ圧縮処理によってデータ圧縮された
画像データを記録する記録処理と、上記撮像処理によっ
て以前撮影した画像を圧縮した後の画像データサイズを
用いて次回の撮影が可能であるか否か判断する撮影可否
判断処理とを行うことを特徴としている。また、本発明
の画像データ記録方法のその他の特徴とするところは、
上記画像データ記録方法は連続撮影が可能であり、連続
撮影中の次回撮影が可能か否かの判断に上記連続撮影中
の圧縮後の画像データサイズを用いることを特徴として
いる。また、本発明の画像データ記録方法のその他の特
徴とするところは、記録部の残容量を検出する残容量検
出処理と、上記残容量検出処理によって検出された残容
量が、次回の撮影によって得られる圧縮画像データ量よ
りも多いか否かを、以前撮影した画像を圧縮した後の画
像データサイズを用いて判断する判断処理と、上記判断
処理の判断の結果、次回の撮影によって得られる圧縮画
像データ量よりも残容量の方が多い場合は撮影を許可
し、その反対に上記残容量が少なければ撮影を禁止する
撮影可否制御処理とを行うことを特徴としている。ま
た、本発明の画像データ記録方法のその他の特徴とする
ところは、上記撮影可否制御処理によって次回の撮影を
禁止されたときには、上記記録部の残容量が少ないこと
を警告する警告処理を行うことを特徴としている。
【0009】本発明の記憶媒体は、上記画像データ記録
装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させる
ためのプログラムをコンピュータから読み出し可能に格
納したことを特徴としている。また、本発明の記憶媒体
の他の特徴とするところは、上記画像データ記録方法の
手順をコンピュータに実行させるためのプログラムをコ
ンピュータから読み出し可能に格納したことを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】本発明は上記技術手段を有するので、以前の圧
縮後の画像データサイズを用いて次回撮影可能であるか
の判断が行われ、それまでに記録した画像の傾向を考慮
した画像撮影の可否判断を行うことで、次回撮影が可能
か否かの判断を正確に行うことが可能となる。これによ
り、記録媒体の残容量が少ない時、或いは一般的な圧縮
率を示さない画像を撮影している際に特に有効である。
また、本発明の他の特徴によれば、連続撮影中の圧縮後
の画像データサイズを用いて次回撮影が可能であるか否
かの判断を行うので、画像を連続して撮影する際には画
像の傾向が似るという特徴を考慮した圧縮後のデータ量
の予測を行うことができ、次回撮影が可能であるか否か
の判断をより正確に行うことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図面
を参照して本発明の画像データ記録装置、画像データ記
録装置制御方法及び記憶媒体の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。図1において、100は画像処理装置である。1
0は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、
14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮
像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換
するA/D変換器である。
【0012】18は撮像素子14、A/D変換器16、
D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する
タイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシ
ステム制御回路50により制御される。
【0013】20は画像処理回路であり、A/D変換器
16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデー
タに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。ま
た、画像処理回路20においては、撮像した画像データ
を用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基
づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距
制御手段42に対して制御を行い、TTL(スルー・ザ
・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE
(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を
行っている。
【0014】さらに、画像処理回路20においては、撮
像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得ら
れた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホ
ワイトバランス)処理も行っている。
【0015】22はメモリ制御回路であり、A/D変換
器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、
画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、
圧縮・伸長回路32を制御する。
【0016】A/D変換器16のデータが画像処理回路
20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換
器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画
像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0017】24は画像表示メモリ、26はD/A変換
器、28はTFT−LCD等から成る画像表示部であ
り、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像デ
ータはD/A変換器26を介して画像表示部28により
表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像デー
タを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現する
ことが可能である。
【0018】また、画像表示部28は、システム制御回
路50の指示により任意に表示をON/OFFすること
が可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装
置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0019】さらに、画像表示部28は、回転可能なヒ
ンジ部によって画像処理装置100本体と結合されてお
り、自由な向き及び角度を設定して電子ファインダー機
能や再生表示機能、各種表示機能を使用することが可能
である。
【0020】また、画像表示部28の表示部分を画像処
理装置100に向けて格納することが可能であり、この
場合は画像表示部開閉検知手段106により、格納状態
を検知して画像表示部28の表示動作を停止することが
できる。
【0021】30は撮影した静止画像や動画像を格納す
るためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間
の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。こ
れにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮
影やパノラマ撮影の場合にも、高速にかつ大量の画像書
き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。ま
た、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域とし
ても使用することが可能である。
【0022】32は適応離散コサイン変換(ADCT)
等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であ
り、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理
或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ3
0に書き込む。
【0023】40は絞り機能を備えるシャッター12を
制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携す
ることによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距
制御手段である。
【0024】露光制御手段40、測距制御手段42はT
TL方式を用いて制御されており、撮像した画像データ
を画像処理回路20によって演算した演算結果に基づ
き、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制
御手段42に対して制御を行う。
【0025】44は撮影レンズ10のズーミングを制御
するズーム制御手段、46はバリアである保護手段10
2の動作を制御するバリア制御手段である。48はコネ
クタであり、アクセサリーシューとも呼ばれ、フラッシ
ュ装置400との電気接点や機械的な固定手段も合わせ
て備えている。
【0026】50は画像処理装置100全体を制御する
システム制御回路、52はシステム制御回路50の動作
用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリであ
る。54はシステム制御回路50でのプログラムの実行
に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッ
セージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示
部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易
い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDや
LED、発音素子等の組み合わせにより構成されてい
る。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファイ
ンダー104内に設置されている。
【0027】表示部54の表示内容のうち、LCD等に
表示するものとしては、シングルショット/速写撮影表
示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表
示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタース
ピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表
示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、
時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数
桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の
着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示
等がある。
【0028】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダー104内に表示するものとしては、合点表
示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッター
スピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
【0029】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性
メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。6
0、62、64、66、68及び70は、システム制御
回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段で
あり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知に
よるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数
の組み合わせで構成される。
【0030】ここで、これらの操作手段の具体的な説明
を行う。60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、
自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再
生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モー
ド等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0031】62はシャッタースイッチSW1で、不図
示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF
(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、A
WB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシ
ュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0032】64はシャッタースイッチSW2で、不図
示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素
子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ
制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込
む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22で
の演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを
読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体
200或いは210に画像データを書き込む記録処理と
いう一連の処理の動作開始を指示する。
【0033】66は画像表示ON/OFFスイッチで、
画像表示部28のON/OFFを設定することができ
る。この機能により、光学ファインダー104を用いて
撮影を行う際に、TFTLCD等から成る画像表示部へ
の電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが
可能となる。
【0034】68は単写/速写スイッチで、シャッター
スイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って待機
状態とする単写モードとシャッタースイッチSW2を押
している問は連続して撮影を行い続ける速写モードとを
設定することができる。
【0035】70は各種ボタンやタッチパネル等からな
る操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボ
タン、マルチ画面再生改ぺ一ジボタン、フラッシュ設定
ボタン、単写/速写/セルフタイマー切り替えボタン、
メニュー移動十(プラス)ボタン、メニュー移動−(マ
イナス)ボタン、再生画像移動十(プラス)ボタン、再
生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露
出補正ボタン、日付/時間設定ボタンを有している。
【0036】また、パノラマモード等の撮影及び再生を
実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選
択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生
を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定
/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定す
る画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した
画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定
するクイックレビューON/OFFスイッチを有してい
る。
【0037】さらに、JPEG圧縮の圧縮率を選択する
ため或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して
記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するため
のスイツチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マ
ルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能
モードを設定することができる再生モードスイッチ、撮
影モード状態において、撮影した画像をメモリ30或い
は記録媒体200或いは210から読み出して画像表示
部28によって表示する再生動作の開始を指示する再生
スイッチ等がある。
【0038】80は電源制御手段で、電池検出回路、D
C−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるス
イッチ回路等により構成されており、電池の装着の有
無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及び
システム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコン
バータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を
含む各部へ供給する。
【0039】82はコネクタ、84はコネクタ、86は
アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電
池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプ
ター等からなる電源手段である。
【0040】90及び94は、メモリカードやハードデ
ィスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96
はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を
行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記
録媒体200或いは210が装着されているか否かを検
知する記録媒体着脱検知手段である。
【0041】なお、本実施の形態では記録媒体を取り付
けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものと
して説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるイ
ンターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いず
れの系統数を備える構成としても構わない。また、異な
る規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて
備える構成としても構わない。
【0042】インターフェース及びコネクタとしては、
PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カ
ード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わな
い。さらに、インタフェース90及び94、そしてコネ
クタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパ
クトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用い
て構成した場合、LANカードやモデムカード、USB
カード、IEEE1394カード、P1284カード、
SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信
カードを接続することにより、他のコンピュータやプリ
ンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付
属した管理情報を転送し合うことができる。
【0043】102は、画像処理装置100のレンズ1
0を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損
を防止するバリアである保護手段である。104は光学
ファインダであり、画像表示部28による電子ファイン
ダー機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを
用いて撮影を行うことが可能である。
【0044】また、光学ファインダー104内には、表
示部54の一部の機能、例えば、合点表示、手振れ警告
表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、
絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0045】106は画像表示部開閉検知手段であり、
画像表示部28の表示部分を画像処理装置100に向け
て格納した格納状態にあるか否かを検知するものであ
る。
【0046】ここで、格納状態にあると検知したならば
画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を
禁止することが可能である。110は通信手段で、RS
232CやUSB、IEEE1394、P1284、S
CSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を
有する。112は通信手段110により画像処理装置1
00を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場
合はアンテナである。
【0047】200はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや
磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理
装置100とのインタフェース204、画像処理装置1
00と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0048】210はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。この記録媒体210は、半導体メモ
リや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像
処理装置100とのインタフェース214、画像処理装
置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0049】400はフラッシュ装置であり、402は
画像処理装置100のアクセサリーシューと接続するた
めのコネクタである。また、404はフラッシュであ
り、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有す
る。
【0050】次に、図2〜図9を参照して、第1の実施
の形態の動作を説明する。図2及び図4は、 実施の形
態の画像処理装置100の主ルーチンのフローチャート
を示す。以下、図2及び図4を用いて、画像処理装置1
00の動作を説明する。電池交換等の電源投入が行われ
ると、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初
期化し(ステップS101)、画像表示部28の画像表
示をOFF状態に初期設定する(ステップS102)。
【0051】システム制御回路50は、モードダイアル
60の設定位置を判断し(ステップS103)、モード
ダイアル60が電源OFFに設定されていたならば、各
表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段102のバ
リアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含
む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メ
モリ56に記録する。そして、電源制御手段80により
画像表示部28を含む画像処理装置100の各部の不要
な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(ステ
ップS105)、ステップS103に戻る。
【0052】一方、ステップS103の判断の結果、モ
ードダイアル60が撮影モードに設定されていたなら
ば、ステップS106に進む。また、モードダイアル6
0がその他のモードに設定されていたならば、ステップ
S104に進んでシステム制御回路50は選択されたモ
ードに応じた処理を実行し、処理を終えたならばステッ
プS103に戻る。
【0053】システム制御回路50は、電源制御手段8
0により電池等により構成される電源86の残容量や動
作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否か
を判断し(ステップS106)、問題があるならば表示
部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行っ
た後に(ステップS108)、ステップS103に戻
る。
【0054】一方、ステップS106の判断の結果、電
源86に問題が無いならば、システム制御回路50は記
録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置1
00の動作、特に、記録媒体に対する画像データの記録
再生動作に問題があるか否かを判断する(ステップS1
07)。この判断の結果、問題があるならば表示部54
を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に
(ステップS108)、ステップS103に戻る。
【0055】一方、ステップS107の判断の結果、記
録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いなら
ばステップS120に進み、記録媒体の容量が予想され
る画像データ量よりも多いか否か調べ(ステップS12
0)、このチェックの結果が多ければステップS109
に進み、少なければステップS108に進む(ステップ
S121)。この残容量をチェックするステップS12
0の処理は、図9を用いて後述する。
【0056】システム制御回路50は、単写撮影/速写
撮影を設定する単写/速写スイッチ68の設定状態を調
べ(ステップS109)、単写撮影が選択されていたな
らば単写/速写フラグを単写に設定し(ステップS11
0)、速写撮影が選択されていたならば単写/速写フラ
グを速写に設定する(ステップS111)。そして、フ
ラグの設定を終えたならば、次に、ステップS112に
進む。
【0057】単写/速写スイッチ68によれば、シャッ
タースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って
待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW
2を押している間は連続して撮影を行い続ける速写モー
ドとを任意に切り替えて設定切り替えすることができ
る。なお、単写/速写フラグの状態は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0058】システム制御回路50は、表示部54を用
いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状
態の表示を行う(ステップS112)。なお、画像表示
部28の画像表示がONであったならば、画像表示部2
8も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種
設定状態の表示を行う。
【0059】続いて、システム制御回路50は、画像表
示ON/OFFスイッチ66の設定状態を調べ(ステッ
プS113)、画像表示ONに設定されていたならばス
テップS114に進む。
【0060】さらに、システム制御回路50は、画像表
示部開閉検知手段106により画像表示部28が格納状
態にあるか表示状態にあるかを判断し(ステップS11
4)、表示状態にあると判断したならば、画像表示フラ
グを設定すると共に(ステップS115)、画像表示部
28の画像表示をON状態に設定し(ステップS11
6)、さらに撮像した画像データを逐次表示するスルー
表示状態に設定して(ステップS117)、ステップS
131に進む。
【0061】スルー表示状態においては、撮像素子1
2、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込ま
れたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26
を介して画像表示部28によリ逐次表示することによ
り、電子ファインダー機能を実現している。
【0062】一方、ステップS113の判断の結果、画
像表示ON/OFFスイッチ66が画像表示OFFに設
定されていたならば、或いは、ステップS114におい
て画像表示部開閉検知手段106により画像表示部28
が格納状態にあると判断したならば、画像表示フラグを
解除すると共に(ステップS118)、画像表示部28
の画像表示をOFF状態に設定して(ステップS11
9)、ステップS131に進む。
【0063】画像表示OFFの場合は、画像表示部28
による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファイン
ダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量
の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電
力を削減することが可能となる。なお、画像表示フラグ
の状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメ
モリ52に記憶する。
【0064】ステップS131においては、シャッター
スイッチSW1が押されているか否かが判断される。こ
の判断の結果、シャッタースイッチSW1が押されてい
なければ、ステップS103に戻る。また、シャッター
スイッチSW1が押されたならば、システム制御回路5
0はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ5
2に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステ
ップS132)。画像表示フラグが設定されていたなら
ば、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設
定して(ステップS133)、ステップS134に進
む。
【0065】フリーズ表示状態においては、撮像素子1
2、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き
換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモ
リ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部
28により表示することにより、フリーズした映像を電
子ファインダーに表示している。
【0066】ステップS132の判断の結果、画像表示
フラグが解除されていたならば、ステップS134に進
む。システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レ
ンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞
り値及びシャッター時間を決定する(ステップS13
4)。測光処理において、必要であればフラッシュの設
定も行う。この測距・測光処理ステップS134の詳細
は、図5を用いて後述する。
【0067】ステップS134において、測距・測光処
理を終えたならば、システム制御回路50は、設定され
た撮影動作モードと、ステップS134の測距・測光処
理において決定した露出結果から、設定すべきシャッタ
ー速度が機械シャッターの最高速側のシャッター秒時を
超えているか否かを判断する(ステップS135)。
【0068】ステップS135の判断の結果、超えてい
ないならば機械シャッターでのシャッター秒時の設定を
行い(ステップS136)、ステップS138に進む。
一方、上記判断の結果、超えているならば機械シャッタ
ーと電子シャッターを併用するシャッター秒時の設定を
行い(ステップS137)、ステップS138に進む。
【0069】ステップS138においては、システム制
御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いは
メモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断
し、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部
28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップ
S139)、ステップS140に進む。
【0070】このように、設定すべきシャッター速度が
機械シャッターの最高速側のシャッター秒時を超えてい
る場合には、電子シャッターを併用することにより、機
械シャッターによってスミアの発生を防ぐと共に電子シ
ャッターによって高速なシャッター秒時を可能とするこ
とができる。
【0071】また、ステップS140の判断の結果、シ
ャッタースイッチSW2が押されずに、さらにシャッタ
ースイッチSW1も解除されたならば(ステップS14
1)、ステップS103に戻る。
【0072】一方、ステップS140の判断の結果、シ
ャッタースイッチSW2が押されたならば、システム制
御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いは
メモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し
(ステップS142)、画像表示フラグが設定されてい
たならば画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に
設定して(ステップS143)、ステップS161に進
む。
【0073】固定色表示状態においては、撮像素子1
2、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮
影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像デー
タを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して
画像表示部28により表示することにより、固定色の映
像を電子ファインダーに表示している。画像表示フラグ
が解除されていたならば(ステップS142)、ステッ
プS161に進む。
【0074】ステップS161においては、システム制
御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いは
メモリ52に記憶される単写/速写フラグの状態を判断
し、単写が設定されていたならばステップS192に進
み、速写が設定されていたならばステップS181に進
む。
【0075】システム制御回路50は、I/F90を介
して記録部200或いは210の残容量をチェックし
(ステップS192)、残容量が予想される画像データ
量よりも多いか否かを判断する(ステップS193)。
この判断の結果、残容量が予想される画像データ量より
も多い場合はステップS162に進んで撮影を行う。ま
た、残容量が少なければステップS194へ進んで残容
量が少ないことを警告した後で、ステップS103へ進
む(ステップS194)。この残容量をチェックするス
テップS192の処理は、図9を用いて後述する。
【0076】システム制御回路50は、撮像素子12、
A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路
22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御
回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを
書き込む露光処理、及びメモリ制御回路22、そして必
要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書
き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像
処理からなる撮影処理を実行する(ステップS16
2)。この撮影処理ステップS162の詳細は、図6を
用いて後述する。
【0077】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像
表示フラグの状態を判断し(ステップS163)、画像
表示フラグが設定されていたならば、メモリ30から画
像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像デ
ータを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示
メモリ24に表示画像データの転送を行い、画像表示メ
モリ24から読み出した表示画像データを画像表示部2
8に表示する、クイックレビュー1の表示を行う(ステ
ップS164)。
【0078】このクイックレビュー1の表示処理におい
ては、ダーク取り込み処理ステップS165が行われる
前であるため、ダーク補正演算を行う前の画像データを
用いて表示画像データを作成し、クイックレビューの表
示を行う。
【0079】このように、単写モードにおいては、ダー
ク取り込み処理よりも撮影処理を先に行い、且つクイッ
クレビュー表示にダーク補正前の画像データを用いるこ
とにより、シャッターレリースタイムラグを短くすると
共に、撮影後直ぐにクイックレビュー表示を行うことが
可能となる。
【0080】なお、クイックレビュー1の表示を行うス
テップS164においては、まだダーク取り込み処理ス
テップS165を終えていない状態であるため、画像表
示部28でのクイックレビュー画像表示にbusy等の
文字表示を重ねて表示する。
【0081】画像表示フラグが解除されていたならば
(ステップS163)、画像表示部28がOFFの状態
のままステップS165に進む。この場合は、撮影を行
った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイッ
クレビュー表示も行われない。
【0082】これは、光学ファインダー104を用いて
撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認
が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使
用せずに省電力を重視する使用方法である。
【0083】システム制御回路50は、シャッター12
を閉じた状態で撮像素子14の暗電流等のノイズ成分を
本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画像信号
を読み出すダーク取り込み処理を行い(ステップS16
5)、ステップS166に進む。
【0084】このダーク取り込み処理で取り込んだダー
ク画像データを用いて補正演算処理を行うことにより、
撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子14に
固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、撮影
した画像データを補正することができる。このダーク取
り込み処理ステップS165の詳細は図7を用いて後述
する。
【0085】システム制御回路50は、メモリ30の所
定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回
路22を介して読み出して、現像処理を行うために必要
なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプ
ティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶する。
【0086】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用
いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デ
ータを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS16
6)。
【0087】さらに、現像処理においては、ダーク取り
込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて
減算処理を行うことにより、撮像素子14の暗電流ノイ
ズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。この
現像処理ステップS166の詳細は、図8を用いて後述
する。
【0088】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(ステップS167)、メモリ30
の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一
連の処理を終えた画像データの書き込みを行う。
【0089】システム制御回路50は、メモリ30の画
像記憶バッファ領域に記憶した画像データを読み出し
て、インタフェース90或いは94、コネクタ92或い
は96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ
カード等の記録媒体200或いは210へ書き込みを行
う記録処理を行う(ステップS168)。
【0090】なお、記録媒体200或いは210へ画像
データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であ
ることを明示するために、表示部54において例えばL
EDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行
う。
【0091】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像
表示フラグの状態を判断し(ステップS169)、画像
表示フラグが設定されていたならば、メモリ30から画
像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像デ
ータを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示
メモリ24に表示画像データの転送を行い、画像表示メ
モリ24から読み出した表示画像データを画像表示部2
8に表示する、クイックレビュー2の表示を行う(ステ
ップS170)。
【0092】このクイックレビュー2の表示処理におい
ては、ダーク取り込み処理ステップS165が行われた
後であるため、現像処理ステップS166においてダー
ク補正演算を行った後の画像データを用いて表示画像デ
ータを作成し、クイックレビュー表示を行う。
【0093】このように、単写モードにおいては、まず
ダーク取り込み処理よりも撮影処理を先に行い、且つダ
ーク補正前の画像データを用いてクイックレビュー1の
表示を行い、ダーク取り込み処理を行った後はダーク補
正後の画像データを用いてクイックレビュー2の表示を
行うことにより、シャッターレリースタイムラグを短く
すると共に、撮影後直ぐにクイックレビューの表示を行
うことが可能となる。
【0094】なお、クイックレビュー2の表示を行うス
テップS170においては、既にダーク取り込み処理ス
テップS165を終えた状態であるため、クイックレビ
ュー1の表示ステップS164において画像表示部28
でのクイックレビュー画像表示に重ねて表示したbuS
y等の文字表示を消去する。
【0095】一方、ステップS169の判断の結果、画
像表示フラグが解除されていたならば、画像表示部28
がOFFの状態のままステップS171に進む。この場
合は、撮影を行った後でも画像表示部28は消えたまま
であり、クイックレビュー表示も行われない。これは、
光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のよ
うに、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部
28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視
する使用方法である。
【0096】シャッタースイッチSW1が放されるまで
(ステップS171)、システム制御回路50は、現在
の処理を繰り返す。シャッタースイッチSW1が開放さ
れたならば(ステップS171)、ステップS172に
進む。ステップS161において、単写/速写フラグの
状態を判断した結果、速写が設定されていたならばステ
ップS181に進む。
【0097】システム制御回路50は、シャッター12
を閉じた状態で撮像素子14の暗電流等のノイズ成分を
本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画像信号
を読み出すダーク取り込み処理を行い(ステップS18
1)、ステップS182に進む、このダーク取り込み処
理で取り込んだダーク画像データを用いて補正演算処理
を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノイ
ズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損等の画質劣
化に関して、撮影した画像データを補正することができ
る。このダーク取り込み処理ステップS181の詳細は
図7を用いて後述する。
【0098】システム制御回路50は、I/F90を介
して記録媒体200或いは210、バスを通じてメモリ
30の残容量をチェックし(ステップS195)、残容
量が予想される画像データ量よりも多いか否かを判断す
る(ステップS196)。この判断の結果、残容量が予
想される画像データ量よりも多い場合はステップS18
2へ進み、少なければステップS197へ進み(ステッ
プS196)、次いで、残容量が少ないことを警告した
後でステップS191へ進む(ステップS197)。こ
の残容量をチェックするステップS195の処理は、図
9を用いて後述する。
【0099】システム制御回路50は、撮像素子12、
A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路
22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御
回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを
書き込む露光処理、及びメモリ制御回路22そして必要
に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き
込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処
理からなる撮影処理を実行する(ステップS182)。
この撮影処理ステップS182の詳細は、図6を用いて
後述する。
【0100】システム制御回路50は、メモリ30の所
定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回
路22を介して読み出して、現像処理を行うために必要
なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプ
ティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶する。
【0101】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用
いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デ
ータを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS18
3)。
【0102】さらに、現像処理においては、ダーク取り
込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて
減算処理を行うことにより、撮像素子14の暗電流ノイ
ズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。この
現像処理ステップS183の詳細は、図8を用いて後述
する。
【0103】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像
表示フラグの状態を判断し(ステップS184)、画像
表示フラグが設定されていたならば、メモリ30から画
像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像デ
ータを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示
メモリ24に表示画像データの転送を行い、画像表示メ
モリ24から読み出した表示画像データを画像表示部2
8に表示する、クイックレビュー3の表示を行う(ステ
ップS185)。
【0104】このクイックレビュー3の表示処理におい
ては、ダーク取り込み処理ステップS181が行われた
後であるため、現像処理ステップS183においてダー
ク補正演算を行った後の画像データを用いて表示画像デ
ータを作成し、クイックレビュー表示を行う。
【0105】このように、速写モードにおいては、ダー
ク補正後の画像データを用いてクイックレビュー2の表
示を行うことにより、1枚目と2枚目以降の速写駒間隔
をほぼ一定に揃えると共に、撮影後直ぐにクイックレビ
ュー表示を行うことが可能となる。
【0106】ステップS184の判断の結果、画像表示
フラグが解除されていたならば、画像表示部28がOF
Fの状態のままステップS186に進む。この場合は、
撮影を行った後でも画像表示部28は消えたままであ
り、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学
ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のよう
に、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部2
8の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視す
る使用方法である。
【0107】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により開始する(ステップS186)。
【0108】圧縮処理を終えた画像データの書き込みを
順次行い、ステップS189に進む。これにより、速写
撮影を所定枚数以上行って画像記録バッファ領域が不足
した場合は、記録処理を行って画像記録バッファ領域に
空きを作ることにより、また速写撮影を再開することが
可能となる。なお、ステップS188において記録処理
を行う際に、画像表示部28及び或いは表示部54を用
いて画像や音声により所定の警告表示を行うようにして
も問題ない。
【0109】ステップS189の判断の結果、シャッタ
ースイツチSW2が押されていたならば、システム制御
回路50は、ステップS182に戻り、一連の速写撮影
を繰り返す。一方、シャッタースイッチSW2が開放さ
れたならば、システム制御回路50は、シャッタースイ
ッチSW1の状態を判断する(ステップS190)。シ
ャッタースイッチSW1が押されていたならば(ステッ
プS190)、システム制御回路50は、現在の処理を
繰り返す。
【0110】ステップS190の判断の結果、シャッタ
ースイッチSW1が開放されたならば、システム制御回
路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶し
た画像データを読み出して、インタフェース90或いは
94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカード
やコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或い
は210へ書き込みを行う記録処理を行う(ステップS
191)。
【0111】なお、記録媒体200或いは210へ画像
データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であ
ることを明示するために、表示部54において例えばL
EDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行
う。記録処理ステップS191を終えたならば、ステッ
プS172に進む。
【0112】ステップS172においては、システム制
御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或い
はメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断
し、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部
28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップ
S173)、一連の撮影動作を終えてステップS103
に戻る。この場合、画像表示部28でのクイックレビュ
ー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のた
めに撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態
にすることができる。
【0113】また、ステップS172の判断の結果、画
像表示フラグが解除されていたならば、画像表示部28
の画像表示をOFF状態に設定して(ステップS17
3)、一連の撮影動作を終えてステップS103に戻
る。図5は、図3のステップS134における測距・測
光処理の詳細を示すフローチャートである。
【0114】システム制御回路50は、撮像素子14か
ら電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像
処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(ステッ
プS201)。この逐次読み込まれた画像データを用い
て、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)
方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発
光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定
の演算を行っている。なお、ここでの各処理は、撮影し
た全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所
分切り取って抽出し、演算に用いている、これにより、
TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理におい
て、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モー
ド等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能と
なる。
【0115】画像処理回路20での演算結果を用いて、
システム制御回路50は露出(AE)が適正と判断され
るまで(ステップS202)、露光制御手段40を用い
てAE制御を行う(ステップS203)。
【0116】AE制御で得られた測定データを用いて、
システム制御回路50はフラッシュが必要か否かを判断
し(ステップS204)、フラッシュが必要ならばフラ
ッシュフラグをセットし、フラッシュ48を充電する
(ステップS205)。
【0117】ステップS202の判断の結果、露出(A
E)が適正と判断したならば、測定データ及び或いは設
定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或い
はメモリ52に記憶する。
【0118】画像処理回路20での演算結果、及びAE
制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路
50はホワイトバランス(AWB)が適正と判断される
まで(ステップS206)、画像処理回路20を用いて
色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(ステ
ップS207)。
【0119】ステップS206の判断の結果、ホワイト
バランス(AWB)が適正と判断したならば、測定デー
タ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の
内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0120】AE制御及びAWB制御で得られた測定デ
ータを用いて、システム制御回路50は測距(AF)が
合点と判断されるまで(ステップS208)、測距制御
手段42を用いてAF制御を行う(ステップS20
9)。
【0121】測距(AF)が合点と判断したならば(ス
テップS208)、測定データ及び或いは設定パラメー
タをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ5
2に記憶し、測距・測光処理ルーチンステップS134
を終了する。
【0122】図6は、図4のステップS162及びステ
ップS182における撮影処理の詳細を示すフローチャ
ートである。システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後に(ステップS301)、撮
像素子14の電荷蓄積を開始した後(ステップS30
2)、シャッター制御手段40によって、シャッター1
2を開き(ステップS303)、撮像素子14の露光を
開始する(ステップS304)。
【0123】ここで、フラッシュ・フラグによりフラッ
シュ48が必要か否かを判断し(ステップS305)、
必要な場合はフラッシュを発光させる(ステップS30
6)。なお、フラッシュ48が使用不可能な場合はステ
ップS307に進む。
【0124】ステップS307においては、システム制
御回路50は、測光データに従って撮像素子14の露光
が終了したか否かを判断し、終了したときにはシャッタ
ー制御手段40によって、シャッター12を閉じて(ス
テップS308)、撮像素子14の露光を終了する。
【0125】ステップS309においては、設定した電
荷蓄積時間が経過したか否かを判断する。この判断の結
果、設定した電荷蓄積時間が経過したならば、システム
制御回路50は、撮像素子14の電荷蓄積を終了した後
(ステップS310)、撮像素子14から電荷信号を読
み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ
制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直
接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域
への撮影画像データを書き込む(ステップS311)。
一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンステップ
S162及びステップS182を終了する。
【0126】図7は、図4のステップS165及びステ
ップS181におけるダーク取り込み処理の詳細を示す
フローチャートである。システム制御回路50は、撮像
素子14の電荷クリア動作を行った後に(ステップS4
01)、シャッター12が閉じた状態で、撮像素子14
の電荷蓄積を開始する(ステップS402)。
【0127】次に、ステップS403において、設定し
た所定の電荷蓄積時間が経過したか否かを監視し、所定
の時間がが経過したならば、システム制御回路50は、
撮像素子14の電荷蓄積を終了し(ステップS40
4)、その後、撮像素子14から電荷信号を読み出し、
A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路
22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ
制御回路22を介して、メモリ30の所定領域への画像
データ(ダーク画像データ)を書き込む(ステップS4
05)。
【0128】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノ
イズや撮像素子14に固有のキズによる画素欠損等の画
質劣化に関して、撮影した画像データを補正することが
できる。なお、このダーク画像データは、新たにダーク
取り込み処理が行われるか、画像処理装置100の電源
がOFFされるまで、メモリ30の所定領域に保持され
る。
【0129】或いは、メモリ30の一部或いは全部をE
EPROMやハードディスク等の不揮発性メモリからな
る構成として、ダーク画像データを不揮発性メモリに書
き込むようにしたならば、新たにダーク取り込み処理が
行われるまで、このダーク画像データは不揮発性メモリ
の所定領域に保持される。
【0130】そして、このダーク画像データは、この
後、撮影処理が実行されて、そこで、撮影した画像デー
タを撮像素子14より読み出して、現像処理を行う際に
用いられる。一連の処理を終えたならば、ダーク取り込
み処理ルーチンであるステップS165及びステップS
181を終了する。
【0131】図8は、図4のステップS166及びステ
ップS183における現像処理の詳細なフローチャート
を示す。システム制御回路50は、メモリ30に書き込
まれた撮影画像データ及びダーク画像データを読み出し
て、輝度信号処理や(ステップS501)、色処理(ス
テップS502)、サムネイル画像処理(ステップS5
03)を順次行った後、メモリ30に処理を終えた画像
データを書き込む。一連の処理を終えたならば、現像処
理ルーチンステップS166及びステップS183を終
了する。
【0132】図9は、図2のステップS120及び図4
のステップS192、ステップS195における記録媒
体、バッファの残容量をチェックする処理の詳細なフロ
ーチャートを示す。
【0133】システム制御回路50は、まず記録媒体容
量Fu11及びバッファ容量Fullフラグをリセット
する(ステップS601)。次に、ステップS602に
おいて、I/F90を介して記録媒体200或いは21
0の残容量と直前に撮影した圧縮後の画像データ量を比
較する。この比較の結果、残容量の方が多ければステッ
プS604へ進み、そうでなければステップS603へ
進む。記録媒体200或いは210の残容量が少ないこ
とを表すフラグをセットする(ステップS603)。
【0134】ステップS604においては、システム制
御回路50は、バスを介してメモリ30内のバッファの
残容量と直前に撮影した圧縮後の画像データ量を比較
し、残容量の方が多ければ何もせず、そうでなければス
テップS605へ進み、メモリ30内のバッファ残容量
が少ないことを表すフラグをセットする(ステップS6
05)。
【0135】本実施の形態において予想される画像デー
タ量とは、連続撮影モードのときは上記連続撮影中の画
像の直前の画像における圧縮後の画像データ量を指して
いる。また、連続撮影モードでないときは、一定時間内
に撮影された画像における圧縮後の画像データ量を指し
ているものとする。なお、一定時間経過後の撮影におけ
る次回撮影の可能判断には、予め設定した圧縮後画像デ
ータ量を用いる。一連の処理を終えたならば、残容量チ
ェックルーチンステップS120、ステップS192及
びステップS195を終了する。
【0136】(他の実施の形態)また、本発明の目的
は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェア
のプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或
いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出して実行することによって
も、達成されることは言うまでもない。
【0137】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
【0138】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
等を用いることができる。
【0139】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0140】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCP∪等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0141】以上、図1を用いて本発明の実施の形態の
説明を行った。なお、実施の形態の説明においては、図
4で単写の際にも記録媒体の容量チェックを行った(ス
テップS192)が、図2のステップS120において
記録媒体のチェックを既に行っているのでステップS1
92が無くても問題ない。
【0142】また、上述した実施の形態の説明におい
て、記録媒体/バッファ残容量のチェックの際に直前に
撮影した画像データ量と残容量を比較することで次回撮
影が可能か否かをチェックしたが、直前に撮影した画像
データだけを判断材料にする必要はなく、また1枚の画
像データ量で比較せずに今まで撮影した画像データ量の
平均値を用いたり、データ量変化の傾向を用いたりして
次回撮影が可能か否かを判断しても構わない。
【0143】なお、記録媒体200及び210は、PC
MCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカー
ド、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光
磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、
DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿
論問題無い。
【0144】また、記録媒体200及び210がメモリ
カードとハードディスク等が一体となった複合媒体であ
っても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が
着脱可能な構成としても勿論問題無い。
【0145】そして、実施の形態の説明においては、記
録媒体200及び210は画像処理装置100と分離し
ていて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれ
か或いは全ての記録媒体が画像処理装置100に固定し
たままとなっていても勿論問題無い。
【0146】また、画像処理装置100に記録媒体20
0或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可
能な構成であっても構わない。そして、画像処理装置1
00に記録媒体200及び210が装着する構成として
説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合
わせの構成であっても、勿論問題無い。
【0147】また、フラッシュ装置400は画像処理装
置100と分離していて任意に接続可能なものとして説
明したが、フラッシュ装置400が画像処理装置100
に固定したままとなっていても勿論問題ない。そして、
複数のフラッシュ装置400が、個々に画像処理装置1
00と接続可能及び或いは固定したままの状態となる構
成であっても問題ない。
【0148】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、撮像手段と、上記撮像手段によっ
て生成された画像のデータ量を圧縮する画像データ圧縮
手段と、上記データ圧縮された画像データを記録する記
録手段とを有する画像データ記録装置において、以前撮
影した圧縮後の画像データサイズを用いて次回撮影が可
能であるかを判断する際に、以前の圧縮後の画像データ
サイズを用いて次回撮影が可能であるかを判断するよう
にしたので、それまでに記録した画像の傾向を考慮し
て、次回に行う画像撮影の可否判断を行うことが可能と
なり、次回撮影を行うことが可能であるか否かの判断を
正確に行うことができる。したがって、記録媒体の残容
量が少ない時、或いは一般的な圧縮率を示さない画像を
撮影している際に特に有効な画像データ記録装置を提供
することができる。
【0149】また、本発明の他の特徴によれば、連続撮
影中の圧縮後の画像データサイズを用いるようにしたの
で、画像を連続して撮影する際には画像の傾向が似るこ
とを利用した次回撮影の可否判断を行うことができ、圧
縮後のデータ量の予測を正確に行うことができる。これ
により、記録媒体の残容量が少ない時、或いは一般的な
圧縮率を示さない画像を撮影している際に、以後に何枚
の撮影を行うことができるのかをユーザに正確に知らせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】本実施の形態の主ルーチンの一部を示すフロー
チャートである。
【図3】本実施の形態の主ルーチンの一部を示すフロー
チャートである。
【図4】本実施の形態の主ルーチンの一部を示すフロー
チャートである。
【図5】本実施の形態の測距・測光ルーチンのフローチ
ャートである。
【図6】本実施の形態の撮影ルーチンのフローチャート
である。
【図7】本実施の形態のダーク取り込みルーチンのフロ
ーチャートである。
【図8】本実施の形態の現像処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図9】本実施の形態の記録容量チェックルーチンのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 撮影レンズ 12 シャッター 14 撮像素子 16 A/D変換器 18 タイミング発生回路 20 画像処理回路 22 メモリ制御回路 24 画像表示メモリ 26 D/A変換器 28 画像表示部 30 メモリ 32 画像圧縮・伸長回路 40 露光制御手段 42 測距制御手段 44 ズーム制御手段 46 バリア制御手段 48 コネクタ(アクセサリーシュー) 50 システム制御回路 52 メモリ 54 表示部 56 不揮発性メモリ 60 モードダイアルスイッチ 62 シャッタースイッチSW 64 シャッタースイッチSW 66 画像表示ON/OFFスイッチ 68 単写/速写スイッチ 70 操作部 80 電源制御手段 82 コネクタ 84 コネクタ 86 電源手段 90 インタフェース 92 コネクタ 94 インタフェース 96 コネクタ 98 記録媒体着脱検知手段 100 画像処理装置 102 保護手段 104 光学ファインダ 106 画像表示部開閉検知手段 110 通信手段 112 コネクタ(またはアンテナ) 200 記録媒体 202 記録部 204 インタフェース 206 コネクタ 210 記録媒体 212 記録部 214 インタフェース 216 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA13 AB02 AB15 AB22 AC02 AC03 AC13 AC16 AC18 AC52 5C052 AA01 AA17 CC11 DD02 GA02 GA06 GB06 GE08 5C059 LA01 MA00 MA23 SS14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段から出力される画像信号のデー
    タ圧縮を行って圧縮画像データを生成するとともに、上
    記生成した圧縮画像データを記録するようにした画像デ
    ータ記録装置であって、上記撮像手段によって以前撮影
    した画像を圧縮した後の画像データサイズを用いて次回
    の撮影が可能であるか否かを判断することを特徴とする
    画像データ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記次回の撮影が可能であるか否かの判
    断は、連続撮影中における所定の画像を圧縮した後の画
    像データサイズを用いて行うことを特徴とする請求項1
    に記載の画像データ記録装置。
  3. 【請求項3】 撮像した画像を記録媒体に記録する画像
    データ記録装置であって、 被写体を撮像する撮像手段と、 上記撮像手段から出力される信号を圧縮する画像データ
    圧縮手段と、 上記画像データ圧縮手段によってデータ圧縮された画像
    データを記録する記録手段と、 上記撮像手段によって以前撮影した画像を圧縮した後の
    画像データサイズを用いて次回の撮影が可能であるか否
    か判断する撮影可否判断手段とを具備することを特徴と
    する画像データ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記画像データ記録装置は連続撮影可能
    であり、連続撮影中の次回撮影が可能か否かの判断に上
    記連続撮影中の圧縮後の画像データサイズを用いること
    を特徴とする請求項3に記載の画像データ記録装置。
  5. 【請求項5】 記録部の残容量を検出する残容量検出手
    段と、 上記残容量検出手段によって検出された残容量が、次回
    の撮影によって得られる圧縮画像データ量よりも多いか
    否かを、以前撮影した画像を圧縮した後の画像データサ
    イズを用いて判断する判断手段と、 上記判断手段の判断の結果、次回の撮影によって得られ
    る圧縮画像データ量よりも残容量の方が多い場合は撮影
    を許可し、その反対に上記残容量が少なければ撮影を禁
    止する撮影可否制御手段とを具備することを特徴とする
    画像データ記録装置。
  6. 【請求項6】 上記撮影可否制御手段によって次回の撮
    影を禁止されたときには、上記記録部の残容量が少ない
    ことを警告する警告手段を具備することを特徴とする請
    求項5に記載の画像データ記録装置。
  7. 【請求項7】 撮像手段から出力される画像信号のデー
    タ圧縮を行って圧縮画像データを生成するとともに、上
    記生成した圧縮画像データを記録するようにした画像デ
    ータ記録方法であって、上記撮像手段によって以前撮影
    した画像を圧縮した後の画像データサイズを用いて次回
    の撮影が可能であるか否かを判断する処理を行うことを
    特徴とする画像データ記録方法。
  8. 【請求項8】 上記次回の撮影が可能であるか否かの判
    断処理は、連続撮影中における所定の画像を圧縮した後
    の画像データサイズを用いて行うことを特徴とする請求
    項7に記載の画像データ記録方法。
  9. 【請求項9】 撮像した画像を記録媒体に記録する画像
    データ記録方法であって、 被写体を撮像する撮像処理と、 上記撮像処理から出力される信号を圧縮する画像データ
    圧縮処理と、 上記画像データ圧縮処理によってデータ圧縮された画像
    データを記録する記録処理と、 上記撮像処理によって以前撮影した画像を圧縮した後の
    画像データサイズを用いて次回の撮影が可能であるか否
    か判断する撮影可否判断処理とを行うことを特徴とする
    画像データ記録方法。
  10. 【請求項10】 上記画像データ記録方法は連続撮影が
    可能であり、連続撮影中の次回撮影が可能か否かの判断
    に上記連続撮影中の圧縮後の画像データサイズを用いる
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像データ記録方
    法。
  11. 【請求項11】 記録部の残容量を検出する残容量検出
    処理と、 上記残容量検出処理によって検出された残容量が、次回
    の撮影によって得られる圧縮画像データ量よりも多いか
    否かを、以前撮影した画像を圧縮した後の画像データサ
    イズを用いて判断する判断処理と、 上記判断処理の判断の結果、次回の撮影によって得られ
    る圧縮画像データ量よりも残容量の方が多い場合は撮影
    を許可し、その反対に上記残容量が少なければ撮影を禁
    止する撮影可否制御処理とを行うことを特徴とする画像
    データ記録方法。
  12. 【請求項12】 上記撮影可否制御処理によって次回の
    撮影を禁止されたときには、上記記録部の残容量が少な
    いことを警告する警告処理を行うことを特徴とする請求
    項11に記載の画像データ記録方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6に記載の画像データ記録
    装置を構成する手段としてコンピュータを機能させるた
    めのプログラムをコンピュータから読み出し可能に格納
    したことを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求項7〜12の何れか1項に記載の
    画像データ記録方法の手順をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムをコンピュータから読み出し可能に格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002290779A (ja) * 2001-03-22 2002-10-04 Sony Corp 静止画像撮影装置及びその記録残り枚数表示方法
JP2003101857A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Sony Corp 撮像装置

Cited By (3)

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JP4696429B2 (ja) * 2001-09-19 2011-06-08 ソニー株式会社 撮像装置

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