JP4146929B2 - 蛇籠用ブロックの連結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に栗石、砕石、土嚢等を詰めて護岸、水流制御などに用いる蛇籠用ブロックの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
蛇籠は円く細く粗く編んだ籠の中に、栗石や砕石などを詰めたもので、河川工事の護岸、水流制御などに用いる。竹蛇籠、鉄線蛇籠などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近では竹蛇籠は腐敗するため鉄線蛇籠の使用が主流となっているが、籠内へ砕石等を充填するのが困難な上に、据付けも寸法精度、レベル出しが困難で、安定性の問題などを含んでいる。また、鉄線の露出端部や腐食や摩耗などの経年変化によって破壊されて生じた鉄線端部が怪我の要因となり、かつ、足元を取られやすいので安全性の問題も指摘されている。本発明はこのような従来の蛇籠が有する難点をプレキャストコンクリートブロック製とすることによって解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を検討した結果、上下に貫通した開口部を有し、該開口部を形成する枠体壁面を投入石の抜け出しを防止する孔径の多孔壁面とする蛇籠用ブロックの連結構造であって、枠体壁面の隣接する蛇籠用ブロックとの対峙面に連結部を設け、かつ、枠体壁面の上縁を上下段の蛇籠用ブロック間の重層縁とした蛇籠用ブロックの連結構造において、蛇籠用ブロックの連結構造は、隣接する蛇籠用ブロックそれぞれの連結部に設けたボルト孔に連結ボルトを挿通して連結する構成でボルト孔は、突起を設けて厚肉にした連結部にボルト径よりも少し大きめにして設け、挿通する連結ボルトによる連結の自由度を持たせて連結構造に可撓性を与え、連結部間にゴム弾性体を介在させた状態で前記ボルト孔に連結ボルトを挿通して連結する蛇籠用ブロックの連結構造とした。
【0005】
ここにいう開口部は、栗石、砕石、土嚢等の投入を抵抗なく行なえるに充分な開口であって、この開口部を形成する枠体は平面視で略矩形、正方形、その他の多角形、円形等を設計仕様によって適宜選択できる。投入石の抜け出しを防止する孔径とは、多孔壁の孔から栗石、砕石、土嚢等の抜け出しが不能な径であって、内部に投入する物によって適宜変更することができる。上縁のブロック間の重層縁とは、本発明の蛇籠用ブロックを上下に積み上げて護岸等を形成する場合に、法面勾配を維持した状態で上段の蛇籠用ブロックが下段の蛇籠用ブロックの上に安定に載置される構造の縁部をいう。具体的には蛇籠用ブロックの上縁を平滑面にするとか、下段蛇籠用ブロックの上縁の平滑面を上段蛇籠用ブロックの重心を充分に支持する範囲に段付きで設ける等である。
【0006】
連結構造に可撓性を与えるとは、隣合う蛇籠用ブロックがある程度の移動の自由を有した状態で連結されることであって、例えば蛇籠用ブロックの連結部にボルト孔を設けておいて連結ボルトを挿通して連結を行なう場合では、連結ボルト孔をボルト径よりも少し大きめにしておいて、更に連結部間にゴム弾性体を介在させた状態でボルト孔に遊挿した連結ボルトで締結するといった構造とか、蛇籠用ブロックをフレキシブルジョイント金具で連結するといった構造を例示できる。すなわち、連結構造は、蛇籠用ブロックの連結部に突起を設けて厚肉にし、前記部分にボルト孔を設け、更に連結に際して連結部間にゴム弾性体を介在させた状態で連結ボルトで締結するとよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の蛇籠用ブロックの平面図、図2は図1中A−A一部断面図、図3は側面図、図4は使用状態を示す斜視図であり、図5は法面に使用した一例の側面図である。これらの図にみられるように、本発明の蛇籠用ブロックは上下方向にに貫通した開口部1を有しており、この例で開口部は中間に隔壁2を設けて補強している。そのような開口部1を形成する枠体壁面3を投入石4の抜け出しを防止する孔径の多数の孔5を有する壁面にしている。この蛇籠用ブロックの枠体壁面3の前面には擬石模様を形成したり、本石貼り面としてもよい。
【0008】
この蛇籠用ブロックの枠体壁面でかつ隣接ブロックとの対峙面に、厚肉にした連結部6を設け、前記連結部6にボルト孔6aを設け、ボルト孔は連結ボルト6bの径よりも少し大きめにし、連結に際して連結部 , 間にゴム弾性体7を介在させた状態で連結ボルトを締結するようにしている。このような可撓性の連結構造は設計や施工時にある程度の自由度を持たせるし、地盤沈下等の後発的要因が生じても本発明の蛇籠用ブロックの破損を防止することができる。
【0009】
この蛇籠用ブロックは図5にみられるようにブロックを上下に積み上げて護岸等を形成する場合に、法面勾配を維持した状態で上段の蛇籠用ブロックが下段の蛇籠用ブロックの上に安定に載置されるように、蛇籠用ブロックの背面及び側面上縁をブロック間の重層縁8としている。下段蛇籠用ブロックの側面上縁の平滑面を上段蛇籠用ブロックの重心を充分に支持する範囲内で段付き9としている。この段付きの段差は図示したものよりも更に大きくすることによって安定性を増すようにすることもできる。
【0010】
図5中の上段に積まれた蛇籠用ブロックは法面側(背面側)壁面を法面の勾配に沿う傾斜壁面10としている。このように傾斜壁面10を形成すると、背面への裏込め土砂の充填が容易である上に、完全に行なうことができる。符号11に示す部材は法面からの流出土砂等を防止する合成樹脂繊維不織布からなる吸い出し防止材である。
【0011】
図6〜図8は本発明の他の実施例であって、図6は正面図、図7は複数個を連結した状態の要部平面図、図8は4個を連結して砕石を充填した状態の斜視図である。この実施例の蛇籠用ブロックは、多孔壁面3を持つほぼ四角形のものであり、この例も上下に貫通した開口部1を有しており、砕石等を充填することにより蛇籠として使用できる。枠体壁面に設けた投入石4の抜け出しを防止する孔5は横長である。枠体壁面の隣接ブロックとの対峙面(この場合角部)に連結部6を設けている。ブロックの上下縁は平坦な重層縁8としている。連結部6として突起を設けて厚肉にしてその部分にボルト孔6aを設けており、ボルト孔は連結ボルト6bの径よりも大きめにして連結の自由度を持たせており、連結に際して連結部間にゴム弾性体7を介在させた状態で連結ボルトで締結するようにしている。このタイプのものは、水流制御、減勢、河川底の保護、魚巣、植生等の機能を有する。
【0012】
【発明の効果】
本発明の蛇籠用ブロックは以上のような構造であるから、石詰めなどの作業が容易で、施工も簡単である。中詰め材に栗石や砕石等の石以外に土嚢なども入れることができるので、護岸はもちろんのこと、魚巣機能から植生の回復機能まで幅広く実現できる。足元をとられたり、物が引っ掛かったりしにくく、怪我等のトラブルの発生を抑止できる。腐食や摩耗などの経年変化によって破壊されることがなく、中詰め石が流出することもなく、耐久性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛇籠用ブロックの平面図である。
【図2】図1中A−A一部断面斜視図である。
【図3】蛇籠用ブロックの側面図である。
【図4】使用状態を示す斜視図である。
【図5】法面に使用した一例の側面図である。
【図6】本発明の他の実施例の正面図である。
【図7】複数個を連結した状態の要部平面図である。
【図8】本発明の蛇籠用ブロック4個を連結して砕石を充填した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 開口部
2 隔壁
3 枠体壁面
4 投入石
5 孔
連結部
6a ボルト孔
6b 連結ボルト
7 ゴム弾性体
8 重層縁
9 段付き
10 傾斜壁面

Claims (1)

  1. 上下に貫通した開口部を有し、該開口部を形成する枠体壁面を投入石の抜け出しを防止する孔径の多孔壁面とする蛇籠用ブロックの連結構造であって、枠体壁面の隣接する蛇籠用ブロックとの対峙面に連結部を設け、かつ、枠体壁面の上縁を上下段の蛇籠用ブロック間の重層縁とした蛇籠用ブロックの連結構造において、
    蛇籠用ブロックの連結構造は、隣接する蛇籠用ブロックそれぞれの連結部に設けたボルト孔に連結ボルトを挿通して連結する構成で
    ボルト孔は、突起を設けて厚肉にした連結部にボルト径よりも少し大きめにして設け、挿通する連結ボルトによる連結の自由度を持たせて連結構造に可撓性を与え、
    結部間にゴム弾性体を介在させた状態で前記ボルト孔に連結ボルトを挿通して連結することを特徴とする蛇籠用ブロックの連結構造
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