JP4146776B2 - カード処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、供給されたカードに印字処理や、データ処理を施した後、処理内容に応じてカードをスタッカやリジェクト等に振り分けるカード処理装置に関する。
従来のカード処理装置は、導入されたカードをカード搬送路の下流側へ搬送したり、他のカード搬送路への受け渡しをする回転搬送体を備え、複数の突起とこれを検出するセンサとによって、回転搬送体を所定の回動位置に停止させてカードを所定の方向へ振り分けるものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開平11−134440号公報(段落「0031」〜「0033 」、図1)
上述した従来のカード処理装置においては、回転搬送体を所定の回動位置に停止させるのに、停止位置において突起をセンサで検出することによって回転搬送体の回転を駆動する駆動源を停止させていた。このため、駆動源を停止させた後も駆動系の慣性によって回転搬送体が僅かに回転してしまい、正確に所定の停止位置で停止させることができないといった問題があった。特に、回転搬送体の回転速度が速くなるとこの位置ずれは顕著になるため、回転搬送体を高速で回転させることができなくなり、カードの振分けのための処理速度が低下するため、生産性が低下するという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、高速で回転する回転搬送体を所定の位置に正確に停止させ、生産性を向上させることにある。
この目的を達成するために、本発明は、カードを供給するカード供給部と、このカード供給部から供給されたカードを、このカードの厚み方向へ回転することにより3つのカード排出部へ排出する回転搬送体と、この回転搬送体を回転駆動する駆動手段とを備え、前記回転搬送体の回動位置を検出する3つの検出手段を設け、前記回転搬送体には、3つの前記検出手段のそれぞれに検出される複数の切欠き群が設けられ、3つの前記検出手段は、前記回転搬送体が前記カード供給部からカードを受け取る基準位置と、この基準位置を検出するための準備をする準備位置と、3つの前記カード排出部に排出されるカードの表裏状態とを検出するものである。
本発明によれば、高速で回転する回転搬送体を所定の位置に正確に停止させることができるから、カードの振分けの処理時間を短縮することができるため、生産性の向上を図ることができる。また、カード排出部に排出されるカードの表裏の状態を検出できるため使い勝手が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るカード処理装置の構成を示すモデル図、図2は同じくカード振分装置を示し、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図、図3は同じく検出手段を示し、同図(a)は斜視図、同図(b)は断面図、図4は同じくカード振分装置の構成図、図5(a)は同じく検出手段を構成するセンサとスリットとの位置関係を説明するためのモデル図であって、同図(a)は3つのセンサの位置を示し、同図(b)は回転搬送体5が基準位置に位置付けられたときのスリットの位置と幅を示し、図6は3つのセンサによる検出と回転搬送体5の状態の関係を示す図である。
図7(a)は基準位置を検出するための準備をする準備位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)は回転搬送体が基準位置に位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、図8(a)はカードを表向きにしてトレイに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)はカードを裏向きにしてトレイに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示す。
図9(a)はカードを表向きにしてスタッカに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)はカードを裏向きにしてスタッカに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、図10(a)はカードを表向きにしてリジェクトに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)はカードを裏向きにしてリジェクトに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示す。図11は基準位置を検知するためのフローチャート、図12はカードを表向きにしてトレイに排出するためのフローチャート、図13はカードを裏向きにしてトレイに排出するためのフローチャートである。
図1で全体を符号1で示すカード処理装置は、多数枚のカードCを積層状態に蓄積するカード供給部としてのホッパ2と、このホッパ2とカード搬送路3を挟んで反対側(矢印A方向)に設けられた印字部4と、カード搬送路3上においてホッパ2と印字部4との間に設けられた回転搬送体5と、この回転搬送体5から選択的にカードCが排出されるトレイ6、スタッカ7、リジェクト8とによって概略構成されている。
ホッパ2に積層されたカードCは、最下層のカードから1枚ずつカード搬送路3に送り出すように構成されている。カード搬送路3には、カードCを図中A−B方向に搬送する駆動ベルトとこれと対接する従動ベルト(いずれも図示を省略)とからなる従来から広く知られているカード搬送手段が備えられている。印字部4においては、回転搬送体5から送り出されたカードCの表面に必要な印字情報が印字され、印字されたカードはカード搬送路3上を矢印B方向へ搬送されて再び回転搬送体5に送り込まれる。
9,10,11は第1ないし第3の排出通路であって、回転搬送体5とトレイ6、スタッカ7、リジェクト8とのそれぞれの間に設けられており、後述するように回転搬送体5がカードの厚み方向に回動し所定の回動位置に位置付けられることにより、回転搬送体5からカードCがこれら第1ないし第3の排出通路9,10,11を通って、トレイ6、スタッカ7、リジェクト8のそれぞれに排出される。第1の排出通路9は、カード搬送路3から時計方向に角度α(20°)回動した状態で傾斜し、第2の排出通路10は、カード搬送路3から時計方向に角度β(34.9°)回動した状態で傾斜し、第3の排出通路11は、カード搬送路3から時計方向に角度γ(63°)回動した状態で傾斜している。
次に、図1および図2を用いて回転搬送体5について説明する。
図2において、12はカード処理装置1の筺体に固定された支持板であって、この支持板12には互いに対向するように側板13,14が立設されており、これら側板13,14には、後述する回転搬送体5が回転自在に支持されている。すなわち、回転搬送体5は、断面コ字状に形成されたブラケット15を備えており、このブラケット15の両側部には、断面がコ字状に形成された一対のガイド部材16,16が互いに対向するように取り付けられている。これらガイド部材16,16によって、カードCを回転搬送体5内において移動させるカード移動通路17が形成されており、このカード移動通路17の両端は開口している。
一方の開口18には、ホッパ2から供給されたカードが回転搬送体5内に取り込まれるとともに、回転搬送体5が所定の回動位置に位置付けられることにより、この開口8からカードが第1ないし第3の排出通路9,10,11に排出される。また、他方の開口19から回転搬送体5内のカードCがカード搬送路3に排出されるとともに、排出されたカードCが印字部4において印字された後、再びこの開口19から回転搬送体5内に取り込まれる。回転搬送体5は、ブラケット15の両側部に植設された軸20a,20bを介して両側板13,14に回転自在に支持されている。
21は側板14に取り付けられたステッピングモータであって、その出力軸には小径プーリ22が軸着されており、ブラケット15の一方の側部に固定された大径プーリ23との間にベルト24が張架されている。したがって、ステッピングモータ21を正・逆方向へ駆動するとベルト24を介して、回転搬送体5が図1中時計方向または反時計方向、すなわち、カード移動通路17に保持されたカードCの厚み方向に回転する。図2において、26は駆動ローラであって、ブラケット15の両側部に回転自在に軸支された駆動軸27に軸着されており、この駆動軸27が図示を省略したモータの正・逆方向への駆動によって回転することにより、この駆動ローラ26も正・逆方向へ回転する。28は従動ローラであって、駆動ローラ26に対接するように両側板13,14に横架された軸29に回転自在に支持されており、駆動ローラ26とともに、カード移動通路17に臨んでいる。
次に、図2ないし図6を用いて検出手段32について説明する。なお、図5において、X−X′軸は矢印B−A方向と一致し、Y−Y′軸は、X−X′軸と直交する方向を指向している。
検出手段32は、図3(a)に示すように、中心部が軸20aにピン33aによって軸着された円板33を備えており、この円板33に設けられた第1の切欠き群38a,38bおよび第2の切欠き群39aないし39dならびに第3の切欠き群40aないし40jと、円板33の中心からそれぞれ異なる距離に位置付けられた3つの第1ないし第3のセンサ34,35,36とによって構成されている。第1ないし第3センサ34,35,36は、側板13に取り付けられた箱体37に固定されており、第1のセンサ34は、図5(a)に示すように、X′軸上に位置付けられ、第2のセンサ35はY軸上に位置付けられ、第3のセンサ36はY′軸上に位置付けられている。
同図に示すように、X軸方向にホッパ2が位置付けられ、X′軸方向に印字部4が位置付けられ、X軸方向から時計方向へ角度αだけ回動した位置にトレイ6が位置付けられ、X軸方向から時計方向へ角度βけ回動した位置にスタッカ7が位置付けられ、X軸方向から時計方向へ角度γけ回動した位置にリジェクト8が位置付けられている。
円板33には、図3に示すように、中心Oから同心円上に突設された略円環状の2つの第1の遮蔽部38および第2の遮蔽部39と、周端部に形成された第3の遮蔽部40とが設けられており、第1の遮蔽部38は第1のセンサ34を遮蔽し、第2の遮蔽部39は第2のセンサ35を遮蔽し、第3の遮蔽部40は第3のセンサ36を遮蔽する。
第1の遮蔽部38には、上記した第1の切欠き群38a,38bが設けられており、回転搬送体5が基準位置に位置付けられた状態で、切欠き38aは、図5(b)に示すように、X軸上に位置付けられ円周方向に角度10°の幅に形成されており、切欠き38bはX′軸上に位置付けられ円周方向に角度26°の幅に形成されている。
第2の遮蔽部39には、上記した第2の切欠き群39aないし39dが設けられており、回転搬送体5が基準位置に位置付けられた状態で、切欠き39aは、図5(b)に示すように、X軸上に位置付けられ円周方向に角度20°の幅に形成されており、切欠き39bはY軸から反時計方向へ5°回動した位置にスリット状で円周方向に角度3°の幅に形成されている。また、回転搬送体5が基準位置に位置付けられた状態で、切欠き39cは、Y軸から反時計方向へ15°回動した位置からY軸から反時計方向へ80°回動した位置まで延在するように設けられ、切欠き39dは、X′軸上に位置付けられ円周方向に角度30°の幅に形成されている。
第3の遮蔽部40には、上記した第3の切欠き群40aないし40jが設けられており、これら切欠き群40aないし40jはスリット状に形成されており、回転搬送体5が基準位置に位置付けられた状態で、切欠き40aはX軸上、すなわち、Y′軸から反時計方向へ90°回動した位置に位置付けられている。また、回転搬送体5が基準位置に位置付けられた状態で、切欠き40bはY′軸から反時計方向へ63°回動した位置に位置付けられ、切欠き40cはY′軸から反時計方向へ34.9°回動した位置に位置付けられ、切欠き40dはY′軸から反時計方向へ20°回動した位置に位置付けられ、切欠き40eはY′軸上に位置付けられている。また、切欠き40fないし40jは、円板33の中心O点を点対称として、これら切欠き40aないし40eの対称位置にそれぞれ位置付けられている。
このように構成されていることにより、図6に示すように、第1のセンサ34が第1の遮蔽部38の切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が第2の遮蔽部39の切欠きを検出し、かつ第3のセンサ36が第3の遮蔽部40の切欠きを検出することにより、回転搬送体5がトレイ6、スタッカ7、リジェクト8にカードCを表向きに排出可能な回動位置に位置付けられていることが検出される。
また、同図に示すように、第1のセンサ34が第1の遮蔽部38の切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が第2の遮蔽部39の切欠きを検出しないで、かつ第3のセンサ36が第3の遮蔽部40の切欠きを検出することにより、回転搬送体5がトレイ6、スタッカ7、リジェクト8にカードCを表裏反転して裏向きに排出可能な回動位置に位置付けられていることが検出される。
また、同図に示すように、第1のセンサ34が第1の遮蔽部38の切欠きを検出するとともに、第2のセンサ35が第2の遮蔽部39の切欠きを検出しないで、かつ第3のセンサ36が第3の遮蔽部40の切欠きを検出することにより、回転搬送体5がホッパ2からカードCの供給が可能な基準位置に位置付けられていることが検出される。
また、同図に示すように、第1のセンサ34が第1の遮蔽部38の切欠きを検出するとともに、第2のセンサ35が第2の遮蔽部39の切欠きを検出し、かつ第3のセンサ36が第3の遮蔽部40の切欠きを検出しないことにより、回転搬送体5が基準位置に近づく、基準位置を検出する準備位置に位置付けられたことが検出される。
さらに、第1ないし第3のセンサ34,35,36がこれ以外の検出をした場合には、回転搬送体5が、カード排出位置にも基準位置にもかつ基準位置検出準備位置にも位置付けられていない不定状態を検出する。
図4において、42はステッピングモータ21の駆動を制御する制御部であって、回転搬送体5を基準位置へ位置付けるためにステッピングモータ21を逆方向へ駆動するとともに、回転搬送体5を各カード排出位置へ位置付けるために、ステッピングモータ21を所定のステップだけ正・逆方向へ駆動する。また、この制御部42においては、上記したように、第1ないし第3のセンサ34,35,36によって、回転搬送体5が準備位置に位置付けられたことを検出することにより、ステッピングモータ21の回転速度を減速するように制御する。
次に、このように構成されたカード処理装置1におけるカードの振分動作を説明する。
先ず、図7および図11を用いて、回転搬送体5を基準位置に位置付ける動作を説明する。
図11において、ステッピングモータ21を逆方向へ1ステップ駆動(S1)し、S2においてステッピングモータ21が1500ステップ以上駆動し、回転搬送体5が反時計方向へ540°以上回転したら、S3において、回転搬送体5の基準位置を検出できずに基準位置検出異常とする。
また、S2において、ステッピングモータ21が1500ステップ駆動せずに、S4において、第1のセンサ34が切欠き38bを検出し、かつ第2および第3のセンサ35,36が切欠きを検出することのない状態で、ステッピングモータ21が6ステップ(回転搬送体5が2°)以上駆動する。その後、図7(a)に示すように、第1のセンサ34が切欠き38bを検出するともに、第2のセンサ35が切欠き39bを検出し、かつ第3のセンサ36が切欠きを検出しない状態で、ステッピングモータ21が4ステップ(回転搬送体5が1.5°)以上駆動すると、S5において、制御部42では、回転搬送体5が基準位置を検出する準備をするための準備位置に位置付けられたことを検出する。
すなわち、回転搬送体5のカード移動通路17とX軸とのなす角度が5°となり、回転搬送体5が基準位置に近づいた状態になる。この状態で制御部42では、S6においてステッピングモータ21の回転速度を減速させ、ステッピングモータ21を14ステップ駆動し、回転搬送体5を5°だけ回動させると、図7(b)に示すように、第1のセンサ34が切欠き38bを検出するとともに、第2のセンサ35が切欠きを検出しないで、かつ第3のセンサ36が切欠き40eを検出する。S8において、図7(b)に示すような状態を検出できない場合には、回転搬送体5が基準位置に位置付けられていない基準位置検出異常を検出して動作を終了する。
一方、S9において、制御部42において、回転搬送体5が基準位置に位置付けられたことを確認することにより基準位置と判断し、ステッピングモータ21の駆動を停止する。このように、回転搬送体5を基準位置に位置付けるのに、基準位置の直前で基準位置検出準備位置を検出し、この検出によってステッピングモータ21の回転速度を減速するようにしたため、高速、かつ確実に回転搬送体5を基準位置に位置付けられるから、生産性が向上する。
基準位置に位置付けられた回転搬送体5は、カード移動通路17がX−X′軸と一致し、ホッパ2からカードCの供給が可能になる。すなわち、図1において、ホッパ2から回転搬送体5のカード移動通路17へ1枚のカードCが供給されると、駆動ローラ26と従動ローラ28とによって、カードCはカード搬送路3に送り出され、カード搬送路3のカード搬送手段によって印字部4に送り込まれる。印字部4で印字処理がされると、カード搬送路3を矢印B方向へ搬送され、再び回転搬送体5のカード移動通路17内に送り込まれる。
次に、図8(a)、図9(a)、図10(a)および図12を用いて、回転搬送体5からカードを表向きにトレイ、スタッカ、リジェクトに排出する動作を説明する。
図12において、S10で回転搬送体5は基準位置に位置付けられており、S11において回転搬送体5が基準位置に位置付けられていないときには、回転搬送体5からの排出動作を中止する。S10で回転搬送体5が基準位置に位置付けられている場合には、S12において、ステッピングモータ21を正方向へ1ステップ駆動し、回転搬送体5を時計方向へ回動させる。S13において、ステッピングモータ21を正方向へ56ステップ駆動し、回転搬送体5を時計方向へ20°回動させ、ステッピングモータ21が正方向へ56ステップ駆動しない場合には、S12に戻り、S13においてステッピングモータ21が正方向へ56ステップ駆動するまで繰り返す。
S14において、図8(a)に示すように、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠き39cを検出し、かつ第3のセンサ36が切欠き40dを検出する。S15において、S14の検出がなされなかった場合には、検出位置異常検出と判断し動作が中止される。S14における検出がなされた場合には、図6において、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠きを検出し、かつ第3のセンサ36が切欠きを検出することにより、回転搬送体5がトレイ6にカードCを表向きに排出可能な回動位置に位置付けられていることが検出される。したがって、回転搬送体5のカード移動通路17と第1の排出通路9とが一直線状に連通し、S16において、排出位置と判断し、回転搬送体5の駆動ローラ26と従動ローラ28とによって、カードCは表向きでトレイ6に排出される。
ここで、カードCを表向きにしてスタッカ7に排出する場合には、S13′において、ステッピングモータ21を正方向へ97ステップ駆動することにより、図9(a)に示すように、回転搬送体5が時計方向へ34.9°回動し、回転搬送体5のカード移動通路17と第2の排出通路10とが一直線状に連通する。このとき、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠き39cを検出し、かつ第3のセンサ36が切欠き40dを検出しているから、カードCが表向きであることが検出される。この状態で、回転搬送体5の駆動ローラ26を駆動することにより、この駆動ローラ26と従動ローラ28とによって、カードCは表向きでスタッカ7に排出される。
また、カードCを表向きにしてリジェクト8に排出する場合には、S13′において、ステッピングモータ21を正方向へ175ステップ駆動することにより、図10(a)に示すように、回転搬送体5が時計方向へ63°回動し、回転搬送体5のカード移動通路17と第3の排出通路11とが一直線状に連通する。このとき、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠き39cを検出し、かつ第3のセンサ36が切欠き40dを検出しているから、カードCが表向きであることが検出される。この状態で、回転搬送体5の駆動ローラ26を駆動することにより、この駆動ローラ26と従動ローラ28とによって、カードCは表向きでリジェクト8に排出される。
次に、図8(b)、図9(b)、図10(b)および図13を用いて、回転搬送体5からカードを表裏反転させて裏向きにトレイ、スタッカ、リジェクトに排出する動作を説明する。
図13において、S20で回転搬送体5は基準位置に位置付けられており、S21において回転搬送体5が基準位置に位置付けられていないときには、回転搬送体5からの排出動作を中止する。S20で回転搬送体5が基準位置に位置付けられている場合には、S22において、ステッピングモータ21を逆方向へ1ステップ駆動し、回転搬送体5を反時計方向へ回動させる。S23において、ステッピングモータ21を逆方向へ444ステップ駆動し、回転搬送体5を反時計方向へ160°回動させ、ステッピングモータ21が逆方向へ444ステップ駆動しない場合には、S22に戻り、S23においてステッピングモータ21が逆方向へ444ステップ駆動するまで繰り返す。
S24において、図8(b)に示すように、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠きを検出しないで、かつ第3のセンサ36が切欠き40iを検出する。S25において、S24の検出がなされなかった場合には、検出位置異常検出と判断し動作が中止される。S24における検出がなされた場合には、図6において、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠きを検出しないで、かつ第3のセンサ36が切欠きを検出することにより、回転搬送体5がトレイ6にカードCを裏向きに排出可能な回動位置に位置付けられていることが検出される。したがって、回転搬送体5のカード移動通路17と第1の排出通路9とが一直線状に連通し、S26において、排出位置と判断し、回転搬送体5の駆動ローラ26と従動ローラ28とによって、カードCは裏向きでトレイ6に排出される。
ここで、カードCを裏向きにしてスタッカ7に排出する場合には、S23′において、ステッピングモータ21を逆方向へ403ステップ駆動することにより、図9(b)に示すように、回転搬送体5が反時計方向へ145.1°回動し、回転搬送体5のカード移動通路17と第2の排出通路10とが一直線状に連通する。このとき、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠きを検出しないで、かつ第3のセンサ36が切欠き40hを検出しているから、カードCが裏向きであることが検出される。この状態で、回転搬送体5の駆動ローラ26を駆動することにより、この駆動ローラ26と従動ローラ28とによって、カードCは裏向きでスタッカ7に排出される。
また、カードCを裏向きにしてリジェクト8に排出する場合には、S23′において、ステッピングモータ21を逆方向へ325ステップ駆動することにより、図10(b)に示すように、回転搬送体5が反時計方向へ127°回動し、回転搬送体5のカード移動通路17と第3の排出通路11とが一直線状に連通する。このとき、第1のセンサ34が切欠きを検出しないとともに、第2のセンサ35が切欠きを検出しないで、かつ第3のセンサ36が切欠き40gを検出しているから、カードCが裏向きであることが検出される。この状態で、回転搬送体5の駆動ローラ26を駆動することにより、この駆動ローラ26と従動ローラ28とによって、カードCは裏向きでリジェクト8に排出される。
このように、第1ないし第3のセンサ34,35,36によって、トレイ6,スタッカ7,リジェクト8に排出されるカードCの表裏の状態を検出できるため、使い勝手が向上する。
本発明に係るカード処理装置の構成を示すモデル図である。 本発明に係るカード処理装置におけるカード振分装置を示し、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 本発明に係るカード処理装置におけるカード振分装置の検出手段を示し、同図(a)は斜視図、同図(b)は断面図である。 本発明に係るカード処理装置におけるカード振分装置の構成図である。 本発明に係るカード処理装置の検出手段を構成するセンサとスリットとの位置関係を説明するためのモデル図であって、同図(a)は3つのセンサの位置を示し、同図(b)は回転搬送体5が基準位置に位置付けられたときのスリットの位置と幅を示す。 本発明に係るカード処理装置の検出手段における3つのセンサによる検出と回転搬送体5の状態の関係を示す図である。 同図(a)は本発明に係るカード振分装置において、基準位置を検出するための準備をする準備位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)は回転搬送体が基準位置に位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示す。 同図(a)は本発明に係るカード処理装置において、カードを表向きにしてトレイに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)はカードを裏向きにしてトレイに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示す。 同図(a)は本発明に係るカード処理装置において、カードを表向きにしてスタッカに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)はカードを裏向きにしてスタッカに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示す。 同図(a)は本発明に係るカード処理装置において、カードを表向きにしてリジェクトに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示し、同図(b)はカードを裏向きにしてリジェクトに排出する位置に回転搬送体が位置付けられたことを検出するセンサとスリットの関係を示す。 本発明に係るカード処理装置における回転搬送体の基準位置を検知するためのフローチャートである。 本発明に係るカード処理装置において、カードを表向きにしてトレイに排出するためのフローチャートである。 本発明に係るカード処理装置において、カードを裏向きにしてトレイに排出するためのフローチャートである。
符号の説明
1…カード処理装置、2…ホッパ、3…カード搬送路、4…印字部、5…回転搬送体、6…トレイ、7…スタッカ、8…リジェクト、9…第1の排出通路、10…第2の排出通路、11…第3の排出通路、17…カード移動通路、21…ステッピングモータ、26…駆動ローラ、28…従動ローラ、32…検出手段、33…円板、34…第1のセンサ、35…第2のセンサ、36…第3のセンサ、38…第1の遮蔽部、39…第2の遮蔽部、40…第3の遮蔽部、38a,38b…切欠き、39aないし39d…切欠き、40aないし40j…切欠き。

Claims (1)

  1. カードを供給するカード供給部と、このカード供給部から供給されたカードを、このカードの厚み方向へ回転することにより3つのカード排出部へ排出する回転搬送体と、この回転搬送体を回転駆動する駆動手段とを備え、前記回転搬送体の回動位置を検出する3つの検出手段を設け、前記回転搬送体には、3つの前記検出手段のそれぞれに検出される複数の切欠き群が設けられ、3つの前記検出手段は、前記回転搬送体が前記カード供給部からカードを受け取る基準位置と、この基準位置を検出するための準備をする準備位置と、3つの前記カード排出部に排出されるカードの表裏状態とを検出することを特徴とするカード処理装置。
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