JP4146477B2 - 高所作業台 - Google Patents

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この発明は、建築現場等で高所作業を行なう場合に使用される高所作業台に関する。
この種の高所作業台には、移動が容易で、現場の状況に合わせて作業床の高さを変更することができ、非使用時には嵩をコンパクトにして運搬や収納が容易であることが求められる。このような要望に答えるものとして、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特開2004−162285号公報
この高所作業台(昇降式移動足場)は、車輪を備えた基台上に、複数段のフレームを積重してなる昇降部が設けられ、最上段のフレームに作業床が設置されたものであり、各段のフレームは上下に折り畳み自在とされ、また基台と昇降部とが分割自在に連結されている。
この構成であると、基台に車輪が設けられているので、移動が容易であり、また各段のフレームは上下に折り畳み自在であるので、作業床の高さを変更することができ、また、基台と昇降部とが分割自在であるので、非使用時の嵩をコンパクトにすることができる。
しかし、上記高所作業台は以下の問題を有する。すなわち、上記高所作業台は、各段における下側フレームに対して上側フレームを昇降させる機構として、2本の斜材をX状に連結したスライダクランクを用いているが、このスライダクランクは下側フレームと上側フレームの間隔を調節するだけの役割しかなく、上昇させたフレームを支持する役割は別に設けたタラップが担っている。このような荷重の支持には関与しないスライダクランクが設けられているため、構造が複雑となり、重量が重くなっている。また、各段のフレームはスライダクランクを拡張させた状態と折り畳んだ状態の2段階にしか昇降させることができないため、現場の状況に合った作業床の高さとするのが難しい。
また、高所作業台が使用される現場では、図10に示すような床面部71aと溝部71bとが交互に形成された断面波形のデッキプレート71が床面に敷設されていることが多い。このため、特許文献1のものに限らず、移動用の車輪を有する一般的な高所作業台には、移動時に車輪72がデッキプレート71の溝部71bに嵌り込んだ場合、車輪72が空転して動きが取れなくなるという問題がある。
この発明の目的は、構造が簡略かつ軽量でありながら、移動が容易で、現場の状況に合わせて作業床の高さを変更することができ、かつ非使用時には嵩をコンパクトにして運搬や収納が容易である高所作業台を提供することである。
また、この発明の他の目的は、デッキプレートが敷設された現場でも、溝部に車輪が取られることなく移動が容易な高所作業台とすることである。
この発明の高所作業台は、移動用の車輪を有する基台と、この基台の上に設置され、上部に作業床が設けられた床架台と、この床架台に前記作業床を囲うように着脱自在に取り付けられる手摺とを備え、前記床架台は、前記作業床と一体に設けられた鉛直方向の筒状支柱と、この筒状支柱の内周に出し入れ自在に嵌合し、下端部が前記基台に係脱自在に結合される中支柱とを有し、前記筒状支柱に設けられた外側ピン挿通孔および前記中支柱に設けられた内側ピン挿通孔に結合ピンを挿通することで両支柱を互いに結合するものであり、前記外側ピン挿通孔が筒状支柱の鉛直方向複数箇所に設けられているか、または前記内側ピン挿通孔が中支柱の鉛直方向複数箇所に設けられていることを特徴とする。
この発明の構成によれば、基台に移動用の車輪が設けられているので、容易に移動させることができる。また、床架台の筒状支柱と中支柱を結合する結合ピンを挿通する外側ピン挿通孔および内側ピン挿通孔を鉛直方向複数箇所の中から適宜選択することで、作業床の高さを変更することができる。また、床架台に対して手摺は着脱自在であり、かつ床架台の中支柱と基台とが係脱自在であるため、基台と床架台と手摺とに分割することができ、非使用時の嵩をコンパクトにできる。この高所作業台は、荷重を支持する支柱である筒状支柱と中支柱との出し入れ量を変えることで作業床の高さを変更する構成であるため、作業床の高さを変更するためだけの部材が不要であり、全体の構造が簡略かつ軽量なものとすることができる。
前記結合ピンは、前記筒状支柱および中支柱の結合時において両支柱から突出する端部にこの結合ピンの軸心と交差する抜け止めピン孔が設けられ、この抜け止めピン孔に抜け止めピンを挿通して抜け止めするものであり、前記抜け止めピンは、前記抜け止めピン孔に挿通される挿通部と、結合ピンの外周に係合する係合部と、前記挿通部の一方端と前記係合部の一方端とを連接し、挿通部と係合部との間隔が互いに拡大および縮小する方向の弾性を有する弾性部とを有するものとするのが良い。
抜け止めピンは、弾性部の弾性を利用して挿通部に対して係合部を広げることにより、挿通部を結合ピンの抜け止めピン孔に挿通および引き抜くことができる。挿通部が抜け止めピン孔に挿通され、係合部に外力が付与されていない状態では、弾性部の弾性により係合部が結合ピンに係合するため、挿通部の抜けが防止される。この抜け止めピンを用いると、結合ピンを変形加工することなく結合ピンの抜け止め措置をすることができるため、結合ピンを繰り返し使用することが可能になる。
この発明において、一方端同士が互いに回動自在に連結され、他方端が前記基台および前記床架台にそれぞれ連結された上下一対のリンクを有し、この上下一対のリンクは、前記中支柱の下端部が前記基台に結合された状態で前記作業床を基台に対して所定の高さに位置させた場合に鉛直方向を向く直線状となって前記床架台の荷重を支持するものであり、さらにこの直線状となった上下一対のリンクの連結部の外周に跨って嵌合して上下一対のリンクを直線状に保持する保持部材を有する安全リンク機構を設けるのが良い。
安全リンク機構が設けられていると、直線状に保持された上下一対のリンクによって床架台が支持されるので、作業床の高さ変更時における結合ピンの抜き取り作業や挿通作業を安全に行なえる。
前記車輪として、主車輪と、この主車輪よりも接地部の位置が若干高い補助車輪とを設けるのが良い。
このように主車輪と補助車輪とが設けられていると、平坦の床面では主車輪が接地して補助車輪は床面から浮上した状態で移動させ、主車輪が床面の凹部に嵌り込んだ場合には、主車輪に代わって補助車輪が接地した状態となって移動させることができる。
この発明の高所作業台は、移動用の車輪を有する基台と、この基台の上に設置され、上部に作業床が設けられた床架台と、この床架台に前記作業床を囲うように着脱自在に取り付けられる手摺とを備え、前記床架台は、前記作業床と一体に設けられた鉛直方向の筒状支柱と、この筒状支柱の内周に出し入れ自在に嵌合し、下端部が前記基台に係脱自在に結合される中支柱とを有し、前記筒状支柱に設けられた外側ピン挿通孔および前記中支柱に設けられた内側ピン挿通孔に結合ピンを挿通することで両支柱を互いに結合するものであり、前記外側ピン挿通孔が筒状支柱の鉛直方向複数箇所に設けられているか、または前記内側ピン挿通孔が中支柱の鉛直方向複数箇所に設けられているため、構造が簡略かつ軽量でありながら、移動が容易で、現場の状況に合わせて作業床の高さを変更することができ、かつ非使用時には嵩をコンパクトにして運搬や収納が容易なものとすることができる。
また、前記車輪として、主車輪と、この主車輪よりも接地部の位置が若干高い補助車輪とを設けたため、デッキプレートが敷設された現場でも、溝部に車輪が取られることなく移動させることができる。
この発明の実施形態を図1ないし図9と共に説明する。この高所作業台は、図1の分解斜視図に示すように、基台1、床架台2、手摺3、梯子4、揺れ止めブレス5、および安全リンク機構6からなり、それぞれに分割可能となっている。図2は組立状態を示す正面図および側面図、図3は異なる組立状態を示す正面図および側面図である。なお、図2(A)は図面が複雑になるのを避けるため梯子4の図示が省略してある。また、以下の説明では、図2(A)および図3(A)における紙面に直交する方向を前後、紙面の左右方向を左右としている。
基台1は、直方体に組んだ主フレーム11の前後両端部から左右に張り出す車輪支持フレーム12が設けられ、各車輪支持フレーム12の下面に移動用の車輪が取り付けられている。車輪は、左右外側に配置した主車輪13と、左右内側に配置した補助車輪14とからなる。これら車輪のうち少なくとも主車輪13は、鉛直軸周りに360度回転自在に取り付けておくのが望ましい。補助車輪14は、主車輪13に比べて小径であり、かつ主車輪13よりも接地部の位置が若干高くなるよう取り付けられている。このため、水平な床面上では、主車輪13のみが接地し、補助車輪14は床面から浮上した状態となる。
主フレーム11の上部4箇所に、床架台2を設置するための筒状部材15が立設されている。図4に示すように、この筒状部材15には水平方向に貫通する結合ピン挿通孔15aが設けられている。筒状部材15の前後内側および左右内側には、板状のブレス取付片16が筒状部材15および主フレーム11に固着して設けられている。また、主フレーム11の上部中央部には、板状のリンク取付片17が設けられている。
床架台2は、平面視長方形の枠体21aの内側にパンチングメタル21bを設けてなる作業床21を有する。この作業床21の四隅部に、作業床21よりも下方に延びる鉛直方向の筒状支柱22が一体に取り付けられている。各筒状支柱22は、横桟23により互いに連結されている。筒状支柱22の内周に、中支柱24が出し入れ自在に嵌合している。図7(A),(B)に示すように、筒状支柱22に設けた水平方向に貫通する外側ピン挿通孔22a、および中支柱24に設けた水平方向に貫通する内側ピン挿通孔24aに結合ピン25を挿通することにより、筒状支柱22と中支柱24とを互いに結合している。
作業床21の高さを複数段階に変更できるようにするために、外側ピン挿通孔22aを筒状支柱22の鉛直方向複数箇所に設けるか、または内側ピン挿通孔24aを中支柱24の鉛直方向複数箇所に設け、結合ピン25を挿通するピン挿通孔を複数箇所のうちから選択するものとしている。この実施形態の場合、外側ピン挿通孔22aを筒状支柱22の上端部および下端部の2箇所に設け(図5、図6)、内側ピン挿通孔24aを中支柱24の上端部1箇所に設けている(図5)。したがって、作業床21の高さを2段階に変更できる。
前記結合ピン25は、一方端に外側ピン挿通孔22aおよび内側ピン挿通孔24aよりも大径の鍔25aを有し、他端部には結合ピン25の軸心に交差する抜け止めピン孔25bが設けられている。筒状支柱22および中支柱24を結合する際には、結合ピン25を前記他端側から外側ピン挿通孔22aおよび内側ピン挿通孔24aに挿通し、両支柱22,24から突出した抜け止めピン孔25bに抜け止めピン29を挿通して抜け止めとする。
図7(C)に示すように、抜け止めピン29は、細い金属製線材を屈曲成形したものであり、前記抜け止めピン孔25bに挿通される挿通部29aと、結合ピン25の外周に係合する係合部29bと、前記挿通部29aの一方端および前記係合部29bの一方端とを連接し、挿通部29aと係合部29bとの間隔が互いに拡大および縮小する方向の弾性を有する弾性部29cとからなる。弾性部29cは、180度屈曲させた形状とすることで、弾性を有するものとしている。
抜け止めピン29は、図7(C)において二点鎖線で示すように、弾性部29cの弾性を利用して挿通部29aに対して係合部29bを広げることにより、挿通部29aを結合ピン25の抜け止めピン孔25bに挿通および抜き取ることができる。挿通部29aが抜け止めピン25bに挿通され、係合部29bに外力が付与されていない状態では、図7(C)において実線で示すように、弾性部29cの弾性により係合部29bが結合ピン25の外周に係合するため、挿通部29aの抜けが防止される。
中支柱24の下端部には、前記基台1の筒状部材15に中支柱24を結合するための結合ピン挿通孔24bが設けられている(図4)。筒状部材15と中支柱24との結合にも、前記結合ピン25および抜け止めピン29が用いられる。筒状部材15の結合ピン挿通孔15aおよび中支柱24の結合ピン挿通孔24bに結合ピン25を挿通し、抜け止めピン29で抜け止め措置をすることにより、筒状部材15と中支柱24とが係脱自在に結合される。
筒状支柱22の下端部の前後内側および左右内側には、前記基台1のブレス取付片16に対応して、板状のブレス取付片26が筒状支柱22および横桟23に固着して設けられている。また、床架台2の下部中央部には、前記基台1のリンク取付片17に対応して、リンク取付片27が設けられている。
また、図6の部分拡大図に示すように、作業床21の四隅部に、筒状支柱22の上端部と一体に手摺取付部材28が設けられている。この手摺取付部材28は、鉛直方向を向いた筒状の部材で、上下中央部に水平方向に貫通する結合ピン挿通孔28aが設けられている。
手摺3は、前記手摺取付部材28に対応して配置された4本の縦パイプ31と、左右両面部および背面部における隣合う縦パイプ31同士間に設けた横パイプ32および幅木33と、正面部における隣合う縦パイプ31同士間に係脱自在に設けたチェーン34とからなる。各縦パイプ31の下端部には水平方向に貫通する結合ピン挿通孔31aが設けられている(図6)。この手摺3は、縦パイプ31の下端部を前記手摺取付部材28に挿入し、手摺取付部材28の結合ピン挿通孔28aおよび縦パイプ31の結合ピン挿通孔31aに前記結合ピン25を挿通し、抜け止めピン29で抜け止め措置をすることにより、床架台2に取り付けられる。
梯子4は、左右一対の縦材41間に複数段のステップ42を設けたもので、縦材41の上下2箇所に取り付けたフック43を図2の状態にある基台1の主フレーム11および床架台2の横桟23に引っ掛けることにより、この高所作業台の正面側に取り付けられる。
揺れ止めブレス5は、高所作業台の前後左右各面における互いに対角に位置する前記基台1のブレス取付片16および前記床架台2のブレス取付片26間に取り付けられる。なお、図1には前後左右各面のうちの1面分の揺れ止めブレス5だけが表示されているが、実際には全ての面に揺れ止めブレス5が設けられる。この実施形態では、揺れ止めブレス5が帯状の細長い板材とされ、その両端部とブレス取付片16,26とがボルト・ナット51により締結される。また、互いに交差する2本の揺れ止めブレス5の交差部同士も、ボルト・ナット51により締結される。揺れ止めブレス5は、図2の状態のとき使用する高床用のものと、図3の状態のときに使用する低床用のものとが用意されている。
安全リンク機構6は、図8に示すように、一端部同士を互いに回動自在に連結した上下一対のリンク61,62を有する。上リンク61の他端部は前記床架台2のリンク取付片27に回動自在に連結され、下リンク62の他端部は前記基台1のリンク取付片17に回動自在に連結されている。作業床21の高さを2段階の上位側としたとき、すなわち図2の状態にあるとき、上下一対のリンク61,62は鉛直方向を向く直線状になるよう設定されている。上リンク61の外周には筒状の保持部材63が摺動自在に嵌合しており、上下一対のリンク61,62が直線状になった場合、この保持部材63が自重で下リンク62に設けた規制ねじ64に下端が当接する位置まで落下して、上下リンク61,62の連結部に跨って嵌合する。これにより、上下リンク61,62が直線状のままに保持される。鉛直方向を向く直線状になった上下一対のリンク61,62は、床架台2の荷重を支持することができる。
この高所作業台の組立作業の手順を説明する。
まず、床架台2に手摺3を取り付ける。その方法は、手摺3の縦パイプ31の下端部を床架台2の手摺取付部材28に差し込み、手摺取付部材28の結合ピン挿通孔28aおよび縦パイプ31の結合ピン挿通孔31aに結合ピン25を挿通して、手摺取付部材28と縦パイプ31とを結合する。なお、組立前の床架台2は、筒状支柱22の上端部の外側ピン挿通孔22aおよび中支柱24の内側ピン挿通孔24aに結合ピン25を挿通して、筒状支柱22と中支柱24とを結合しており、中支柱24はその大半が筒状支柱22の中に収容された状態となっている。
次に、基台1に上記床架台2および手摺3を設置する。その方法は、床架台2の中支柱24の下端部を基台1の筒状部材15に差し込み、筒状部材15の結合ピン挿通孔15aおよび中支柱24の下端部の結合ピン挿通孔24bに結合ピン25を挿通して、筒状部材15と中支柱24とを結合する。作業床21を低くして使用する場合は、この状態で低床用の揺れ止めブレス5をブレス取付片16,26間に取り付ける。図3は、揺れ止めブレス5を取り付けた状態を示している。
作業床21を高くして使用する場合は、床架台2のリンク取付片27と基台1のリンク取付片17間に安全リンク機構6を取り付ける。そして、筒状支柱22の上端部の外側ピン挿通孔22aおよび中支柱24の内側ピン挿通孔24aに挿通されている結合ピン25を抜き取って、筒状支柱22と中支柱24との結合を解除した後、作業床21を所定の高さまで上昇させる。その状態で、筒状支柱22の下端部の外側ピン挿通孔22aおよび中支柱24の内側ピン挿通孔24aに結合ピン25を挿通し、筒状支柱22と中支柱24とを結合する。最後に、高床用の揺れ止めブレス5をブレス取付片16,26間に取り付ける。図2は、揺れ止めブレス5を取り付けた状態を示している。
上記作業床21の変更時、作業床21を所定の高さまで上昇させると、安全リンク機構6の上下一対のリンク61,62が直線状になり、それに伴って筒状体63が上下リンク61,62に跨って嵌合する。これによって、上下リンク61,62が直線状態に固定され、床架台2の荷重を上下一対のリンク61,62が支持するようになるため、結合ピン25の挿通作業を安全に行なえる。
以上の組立過程において、床架台2の手摺取付部材28と手摺3の縦パイプ31との結合、床架台2の中支柱24と基台1の筒状部材15との結合、および床架台2の筒状支柱22と中支柱24との結合に共通の結合ピン25を用いることができるため、作業効率が良い。また、結合ピン25の抜け止め用として抜け止めピン29を用いることにより、結合ピン25を変形加工することなく結合ピン25の抜け止め措置をすることができ、結合ピン25を繰り返し使用することが可能である。このため、作業性および経済性に優れている。
このように組み立てられた高所作業台は、車輪13,14を有するため容易に移動させることができる。通常は、補助車輪14は床面から浮上しており、主車輪13のみが接地した状態となっている。図9に示すように、主車輪13がデッキプレート71の溝部71bに嵌り込んだ場合でも、主車輪13に代わって隣接する補助車輪14がデッキプレート71の床面部71aに接地する状態となるため、難なく移動させることができる。
この実施形態では、筒状支柱22の外側ピン挿通孔22aを鉛直方向複数箇所に設けて作業床21の高さを変更する構成としたが、中支柱24の内側ピン挿通孔24aを鉛直方向複数箇所に設けて作業床21の高さを変更するようにしても良い。また、この実施形態では、筒状支柱22の外側ピン挿通孔22aを鉛直方向の2箇所に設け、作業床21の高さを2段階に変更可能な構成としたが、外側ピン挿通孔22a(または内側ピン挿通孔24a)を鉛直方向の3箇所以上に設け、作業床21の高さを3段階以上に変更可能としても良い。その場合、各作業床高さに応じた揺れ止めブレス5および安全リンク機構6を用意するか、または各作業床高さに応じて揺れ止めブレス5の長さ、および安全リンク機構6のリンク61,62の長さを調節できるようにする。
この発明の高所作業台の分解斜視図である。 (A)は同高所作業台の組立状態の正面図、(B)はその側面図である。 (A)は同高所作業台の異なる組立状態の正面図、(B)はその側面図である。 図2のIV部拡大図である。 図2のV部拡大図である。 図2のVI部拡大図である。 (A)は筒状支柱および中支柱の結合部の平面断面図、(B)はその正面断面図、(C)は図7(B)のA矢視図である。 (A)は安全リンク機構の正面図、(B)はその部分断面図である。 主車輪および補助車輪の動作を示す説明図である。 従来の車輪の動作を示す説明図である。
符号の説明
1…基台
2…床架台
3…手摺
4…梯子
5…揺れ止めブレス
6…安全リンク機構
13…主車輪
14…補助車輪
15…筒状部材
21…作業床
22…筒状支柱
22a…外側ピン挿通孔
24…中支柱
24a…内側ピン挿通孔
25…結合ピン
25b…抜け止めピン孔
28…手摺取付部材
29…抜け止めピン
29a…挿通部
29b…係合部
29c…弾性部
61…上リンク
62…下リンク
63…保持部材

Claims (4)

  1. 移動用の車輪を有する基台と、この基台の上に設置され、上部に作業床が設けられた床架台と、この床架台に前記作業床を囲うように着脱自在に取り付けられる手摺とを備え、
    前記床架台は、前記作業床と一体に設けられた鉛直方向の筒状支柱と、この筒状支柱の内周に出し入れ自在に嵌合し、下端部が前記基台に係脱自在に結合される中支柱とを有し、前記筒状支柱に設けられた外側ピン挿通孔および前記中支柱に設けられた内側ピン挿通孔に結合ピンを挿通することで両支柱を互いに結合するものであり、前記外側ピン挿通孔が筒状支柱の鉛直方向複数箇所に設けられているか、または前記内側ピン挿通孔が中支柱の鉛直方向複数箇所に設けられていることを特徴とする高所作業台。
  2. 請求項1において、前記結合ピンは、前記筒状支柱および中支柱の結合時において両支柱から突出する端部にこの結合ピンの軸心と交差する抜け止めピン孔が設けられ、この抜け止めピン孔に抜け止めピンを挿通して抜け止めするものであり、前記抜け止めピンは、前記抜け止めピン孔に挿通される挿通部と、結合ピンの外周に係合する係合部と、前記挿通部の一方端と前記係合部の一方端とを連接し、挿通部と係合部との間隔が互いに拡大および縮小する方向の弾性を有する弾性部とを有するものである高所作業台。
  3. 請求項1または請求項2において、一方端同士が互いに回動自在に連結され、他方端が前記基台および前記床架台にそれぞれ連結された上下一対のリンクを有し、この上下一対のリンクは、前記中支柱の下端部が前記基台に結合された状態で前記作業床を基台に対して所定の高さに位置させた場合に鉛直方向を向く直線状となって前記床架台の荷重を支持するものであり、さらにこの直線状となった上下一対のリンクの連結部の外周に跨って嵌合して上下一対のリンクを直線状に保持する保持部材を有する安全リンク機構を設けた高所作業台。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記車輪として、主車輪と、この主車輪よりも接地部の位置が若干高い補助車輪とが設けられた高所作業台。
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