JP4145759B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェット記録装置に関し、例えば、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、複合機等に用いられ、インクジェットヘッドの噴射口から噴射される廃インクを回収する回収容器を備えたインクジェット記録装置に関する。
従来、ノンインパクト記録方法は、記録時における騒音が無視し得る程度に小さいという点において有利であり、その中でも、高速印字が可能で、しかも所謂、普通紙に特別な定着処理を施さずに印字が行えるインクジェット記録方法は、極めて有力な記録方法であって、近時ではカラーインクを用いたカラー記録方式も種々提案され、また、改良が加えられている。
従来のこの種のインクジェット記録方法は、複数色のインクの小滴(droplet)を飛翔させ、記録部材に付着させて記録を行うものがあり、インクを記録部材に向かって噴射する噴射口を有するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドを記録部材に対して往復移動させるキャリッジとを備えている。
一方、このインクジェット記録装置にあっては、噴射口の目詰まりを解消して高精度な印字を確実に行うことができるようにするために信頼性維持ユニットを備えており、このような信頼性維持ユニットを備えたものとして特許文献1に示すようなインクジェット記録装置がある。
図12は特許文献1に示すインクジェット記録装置に設けられたインクジェット記録装置の外略図であり、図12において、インクジェットヘッド1はブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)を各色毎に噴射する図示しない複数個の噴射口を備えており、このインクジェットヘッド1はキャリッジ2に搭載されている。このキャリッジ2は記録紙3に対して主走査方向(図12中、左右方向)に移動されることにより、副走査方向(図12中、紙面方向)に搬送される記録紙3にインクを噴射して印字を行うようになっている。
また、搬送される記録紙3に印字を行う印字範囲の外方、すなわち、印字範囲外には信頼性維持ユニット4およびインク受け部材5が設けられており、信頼性維持ユニット4はインクジェットヘッド1の移動方向一方側でインクジェットヘッド1の下方に位置するように設けられているとともに、インク受け部材5はインクジェットヘッド1の移動方向他方側でインクジェットヘッド1の下方に位置するように設けられている。
信頼性維持ユニット4は保護吸引キャップ6、インク受け部材7およびクリーニング部材8を備えている。保護吸引キャップ6は非印字時にインクジェットヘッド1の各噴射口に密着して噴射口からインクを吸引することにより、噴射口の乾燥や噴射口に付着した塵埃やインク流路内の気泡をインクと共に吸引するようになっている。
インク受け部材7には非印字時に噴射口に増粘したインクが噴射されるようになっており、クリーニング部材8は噴射口をクリーニングして噴射口の汚れ除去や噴射口から漏れたインクの除去を行う。
また、インク受け部材5には印字中に印字で使用されていない噴射口が乾燥するのを防止するため、噴射口に増粘したインクが捨てられるようになっている。従来では、このように印字時にインクを噴射するインク受け部材5を設けることにより、噴射回復のための予備噴射を行うためにインク受け部材7まで戻って予備噴射を行うのを防止することができ、印字速度が低下するのを防止することができる。
一方、インク受け部材5に対向して回収容器9が設けられており、この回収容器9はインク受け部材5に噴射されたインクを回収するようになっている。また、信頼性維持ユニット4に対向して回収容器10が設けられており、この回収容器10は保護吸引キャップ6に吸引されたインク、インク受け部材7に噴射されたインクおよびクリーニング部材8に拭取られたインクを回収するようになっている。
特許第3334913号
しかしながら、このようなインクジェット記録装置にあっては、回収容器9、10が別体となっていたため、回収容器9、10に許容量以上のインクが回収されて回収容器9、10を交換するときに、インクジェット記録装置に対して回収容器9、10を別々に着脱しなければならず、回収容器9、10の交換作業に多くの時間を要してしまい、回収容器9、10の交換作業の作業性が悪化してしまうという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、回収容器の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、回収容器の交換作業の作業性を向上させることができるインクジェット記録装置を提供するものである。
本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、本体に設けられ、少なくとも1色以上のインクを噴射する噴射口を有する少なくとも1つ以上のインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを搭載するとともに、記録部材に対して前記インクジェットヘッドを前記本体内において一方から他方の間で移動させる移動手段と、前記インクジェットヘッドの移動方向一方側に設けられ、前記噴射口を覆うとともに前記噴射口からインク吸引を行うキャップ部材と、前記インクジェットヘッドの移動方向他方側に設けられ、前記インクジェットヘッドを噴射回復するために前記インクジェットヘッドの前記噴射口から予備噴射されたインクを受けるインク受け部材と、前記キャップ部材の下方に設けられ、前記キャップ部材に吸引されたインクを回収する第1回収容器と、前記インク受け部の下方に設けられ、前記インク受け部に噴射されるインクを回収する第2回収容器とを備えたインクジェット記録装置において、前記インク受け部材は、上方および下方に開口を有する筒状部材からなり、前記キャップ部材と前記第1回収容器とが別体であり、かつ、前記インク受け部材と前記第2回収容器とが別体であり、前記第1回収容器および第2回収容器を連結するとともに、前記第1回収容器および第2回収容器を前記本体に対して着脱自在にし、前記第1回収容器と前記第2回収容器とは記録部材への印字領域を除いた非印字領域に設けられており、前記第1回収容器と前記第2回収容器とは印字領域を挟んだ反対側にそれぞれ設けられたことを特徴としている。
この構成により、離れた位置にある第1回収容器および第2回収容器を連結してインクジェット記録装置の本体に対して着脱自在にしたので、第1回収容器および第2回収容器の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、回収容器の交換作業の作業性を向上させることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記第1回収容器および第2回収容器の間でインクが流通するように前記第1回収容器および第2回収容器を一体化することを特徴としている。
この構成により、一体化された第1回収容器および第2回収容器を本体に対して着脱自在にしたので、第1回収容器および第2回収容器の交換作業をより短時間で、かつより簡単に行うことができ、回収容器の交換作業の作業性をより一層向上させることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記第1回収容器および前記キャップ部材を一体的に設け、前記キャップ部材を前記第1回収容器および第2回収容器と共に前記本体に対して着脱自在にしたことを特徴としている。
この構成により、第1回収容器および第2回収容器に加えてキャップ部材を本体に対して着脱自在にしたので、第1回収容器、第2回収容器およびキャップ部材の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、回収容器およびキャップ部材の交換作業の作業性を向上させることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記第2回収容器および前記インク受け部を一体的に設け、前記インク受け部材を前記第1回収容器および第2回収容器と共に前記本体に対して着脱自在にしたことを特徴としている。
この構成により、第1回収容器および第2回収容器に加えてインク受け部材を本体に対して着脱自在にしたので、第1回収容器、第2回収容器およびインク受け部材の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、回収容器およびインク受け部材の交換作業の作業性を向上させることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記第1回収容器内および第2回収容器内に、インクを吸収する吸収部材を設けたことを特徴としている。
この構成により、インクを吸収部材に吸収することができるので、第1回収容器および第2回収容器を本体から着脱する際にインクが周囲に飛散するのを防止することができ、インクジェット記録装置を汚すのを防止することができる。また、キャップ部材やインク受け部材から第1回収容器または第2回収容器にインクを回収する際に、インクの落下する衝撃でインクが周囲に飛散するのを防止することができるので、第1回収容器とキャップ部材および第2回収容器とインク受け部材を完全に密閉するのを不要にして、第1回収容器および第2回収容器をキャップ部材およびインク受け部材に対して容易に着脱することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記第1回収容器は、前記キャップ部材に対向する面に第1開口部および前記第1開口部を開閉する第1シャッター部材を有し、前記第2回収容器は、前記インク受け部材に対向する面に第2開口部および前記第2開口部を開閉する第2シャッター部材を有することを特徴としている。
この構成により、第1開口部および第2開口部を第1シャッター部材および第2シャッター部材によって閉塞することができるので、第1回収容器および第2回収容器を本体から着脱する際にインクが周囲に飛散するのを防止することができ、インクジェット記録装置やユーザを汚すのを防止することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記第1回収容器および第2の回収容器に回収されたインクの容量を検知するインク容量検知手段を有することを特徴としている。
この構成により、インクが回収容器から溢れて回収容器の周囲を汚すのを防止することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、表示手段を有し、前記インク容量検知手段が所定の容量のインクを検知したときに前記表示手段に表示を行うことを特徴としている。
この構成により、回収容器内のインクが所定の容量になったときに報知することができるので、インクが回収容器から溢れる前に回収容器の交換をユーザに促すことができ、インクが回収容器から溢れて回収容器の周囲を汚すのを防止することができるとともに回収容器の交換時期をユーザに確実に通知することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、表示手段と、前記第1回収容器および第2回収容器が前記本体に装着されたことを検知する装着状態検知手段とを有し、前記装着状態検知手段により前記第1回収容器および第2回収容器が前記本体に未装着であることが検知されると、前記表示手段により表示を行うことを特徴としている。
この構成により、回収容器の装着をユーザに促すことができることに加えて、回収容器が未装着のままで印字作業を行うのを防止して、インクジェット記録装置がインクで汚れてしまうのを防止することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、印字禁止手段を有し、前記印字禁止手段は、前記インク容量検知手段が所定の容量のインクを検知したときに、印字動作を行わないことを特徴としている。
この構成により、例えば、回収容器がインクで満杯になる前に印字動作を禁止することで、回収容器からインクが溢れてインクジェット記録装置を汚してしまうのを防止することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、印字禁止手段を有し、前記装着状態検知手段が第1回収容器および第2回収容器が前記本体に未装着であることを検知すると、印字動作を行わないことを特徴としている。
この構成により、回収容器の装着をユーザに促すことができることに加えて、回収容器が未装着のままで印字作業を行うのを防止して、インクジェット記録装置がインクで汚れてしまうのを防止することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記第1回収容器または第2回収容器の何れか一方に取っ手が設けられることを特徴としている。
この構成により、取っ手を把持して回収容器を本体に対して着脱することができるので、回収容器の交換作業の作業性をより一層向上させることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、前記キャップ部材は、信頼性維持ユニットに設けられており、前記信頼性維持ユニットは、前記噴射口から予備噴射されるインクを受ける予備噴射インク受け部と、前記キャリッジの移動によって前記噴射口に接触して前記噴射口をクリーニングするクリーニング部材とを有し、前記第2回収容器は、前記信頼性維持ユニットのインクを回収することを特徴としている。
この構成により、非印字時に、キャップ部材を噴射口に密着して噴射口からインクを吸引することにより、噴射口の乾燥や噴射口に付着した塵埃やインク流路内の気泡をインクと共に吸引し、印字開始時に、インク受け部材にインクを噴射して噴射口に増粘したインクを除去した後、噴射口をクリーニング部材によりクリーニングすることにより、噴射口の汚れ除去や噴射口から漏れたインクの除去を行うことができる。この結果、インクを噴射口から確実に噴射することができ、高精度な印字を確実に行うことができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、上記課題を解決するために、原稿の画像を読み取るスキャナを有し、前記スキャナによって読み取られた画像情報に基づいて前記インクジェットヘッドおよび移動手段を制御することを特徴としている。
この構成により、スキャナによって読み取られた画像情報に基づいて前記インクジェットヘッドおよび移動手段を制御するので、複写機、ファクシミリ装置、複合機等に用いた場合に、第1回収容器および第2回収容器の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、回収容器の交換作業の作業性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明は、回収容器の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、回収容器の交換作業の作業性を向上させることができるインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図9は、本発明にインクジェット記録装置の第1実施形態を示す図であり、本実施形態ではインクジェット記録装置を複写機に適用した例を示している。
まず、構成を説明する。図1、図2において、複写機11の本体11aの上部には圧板12が設けられており、この圧板12は本体11aの上部に設けられたコンタクトガラス13を開閉可能なように図示しないヒンジを介して本体11aに取付けられている。
圧板12はコンタクトガラスに載置された原稿をコンタクトガラス13に押圧するようになっており、コンタクトガラス13上の原稿はこのコンタクトガラス13の下方に設けられたスキャナ14で読み取られるようになっている。
スキャナ14は光源14a、反射ミラー14b、14c、14d、集光レンズ14e、CCD14f等のイメージセンサから構成されており、コンタクトガラス13に載置された原稿を読み取る場合には、光源14aおよび反射ミラー14b〜14dが原稿に対して図2の左右方向に移動するようになっている。また、CCD14fに入力された光信号はデジタル信号に変換されて図7に示す制御部100に出力される。制御部100はスキャナ14からの原稿読取情報に基づいて後述するインクジェット記録ユニットを制御する。
なお、圧板12に代えて原稿束を1枚に分離してコンタクトガラス13に自動搬送する自動原稿搬送装置を設けても良い。この場合には、スキャナ14は光源14aおよび反射ミラー14b〜14dが固定された状態で原稿を読み取るようになっている。
また、本体11aの下方には複数の記録紙(記録部材)Pが収納された給紙カセット15が設けられており、この給紙カセット15に収納された記録紙Pは給紙ローラ16aおよび給紙ローラ16aに摺接する分離ブレード16bによって最上位の記録紙Pが分離された後、搬送ローラ対17によってインクジェット記録ユニット18に搬送され、インクジェット記録ユニット18によって上面に印字される。
この印字が終了した記録紙Pは搬送ローラ対19、20によって搬送された後、反転経路22上を反転され、排紙ローラ対21によってコンタクトガラス13の下方の排紙部23に排紙される。
また、複写機11の上部には操作部24が設けられており、この操作部24はテンキーやスタートスイッチ等のように複写機11を操作するための各種キーを備え、操作信号を制御部100に出力するようになっている。
また、操作部24には液晶表示パネル(表示手段)25が設けられており、この液晶表示パネル25は制御部100からの制御信号に基づいて複写機11の操作を行うための表示や複写機11の状態を示す表示等の各種表示を行うようになっており、本実施形態では、後述するように印字禁止の表示や回収容器の回収通知表示等を行うようになっている。
図3〜図5はインクジェット記録ユニット18を示す図である。図3〜図5において、インクジェット記録ユニット18はインクジェットヘッド31と、キャリッジ(移動手段)32と、信頼性維持ユニット33と、インク受け部材34と、廃インク回収容器35とから構成されている。
インクジェットヘッド31は図6に示すように、記録ヘッド37B、37C、37M、37Yが集積化されており、記録ヘッド37B、37C、37M、37Yにはブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)を各色毎に噴射する複数個のオリフィス(噴射口)36B、36C、36M、36Yが略同一平面に配列されている。すなわち、本実施形態のインクジェットヘッド31はカラーインクジェトヘッドである。
また、各記録ヘッド37B、37C、37M、37Yの内部にはそれぞれ共通液室が設けられており、この共通液室とオリフィス36B、36C、36M、36Yを連通する液通路の壁面に沿ってインクの吐出エネルギーを発生させるための発熱抵抗体が設けられている。
制御部100は画像信号によって対応する発熱抵抗体を駆動(通電)することにより、液室内のインクを膜沸騰させ、そのときに発生する圧力によってオリフィス36B、36C、36M、36Yからインクを吐出する。なお、インクの吐出方式としては、このようなサーマルジェット方式に限らず、ピエゾ方式等もあるが、サーマルジェット方式に限らず、ピエゾ方式に限らずその他の如何なる方式を採用しても良いことは言うまでもない。
また、キャリッジ32には、インクジェットヘッド31によるインク吐出を制御するプリント配線板38が設けられており、このプリント配線板38は制御部100に接続されているとともにフレキシブルケーブル39によってインクジェットヘッド31に接続されている。
また、キャリッジ32は駆動ベルト40に連結されているとともにガイドレール41に摺動自在に取付けられており、制御部100はモータ42を駆動して駆動ベルト40を図1中、本体11aの手前側である一方から本体11aの奥側である他方の間に駆動することにより、キャリッジ32はガイドレール41に沿って記録紙Pの主走査方向である図3中、S方向に移動する。このとき、記録ヘッド37B、37C、37M、37Yのオリフィス36B、36C、36M、36Yからインクを噴射することにより、記録紙Pの記録面に対する印字を行う。また、モノクロの印字を行う場合には記録ヘッド37Bのみを駆動してオリフィス36Bからインクを吐出する。なお、各色を噴射するオリフィス36B、36C、36M、36Yはインクジェットヘッド31の主走査方向と直交する方向に配列されている。
また、信頼性維持ユニット33はキャリッジ32の待機位置である本体11aの手前側(一方側)に設けられており、インクジェットヘッド31が待機位置に移動したときにインクジェットヘッド31に対して下方に位置するようになっている。
この信頼性維持ユニット33は、本体43と、本体43に設けられ、印字に使用しないインク噴射を行なったときにこの不要インクを回収する回収口(予備噴射インク受け部)44と、オリフィス36B、36C、36M、36Yのインク汚れ、あるいは紙屑、塵等の汚れを除去するために設けられ、弾性部材から構成されたブレード(クリーニング部材)45と、待機時にオリフィス36B、36C、36M、36Yを閉塞するとともに図示しないバキュームポンプ等によってオリフィス36B、36C、36M、36Yからインクを吸引するキャップ部材46とを備えている。
ブレード45は本体43に固定されており、その固定位置はキャリッジ32の移動によりインクジェットヘッド31がブレード45の前を通過する際にオリフィス36B、36C、36M、36Yに接触するように設定されている。このため、ブレード45とキャリッジ32の相対的な移動に伴い吐出オリフィス36B、36C、36M、36Y面はブレード45に接触してこすられ、この接触によってオリフィスの36B、36C、36M、36Yの汚れ等が拭き取られる。
なお、図示していないが、本体43にはブレード45に付着したインクを除去する除去部材が設けられており、ブレード45は除去部材によって定期的に清掃される。
また、キャップ部材46は、待機時あるいはオリフィス36B、36C、36M、36Y内への気泡混入、こみ付着、インク乾燥等によって印写が正常に行われなくなるのを防止して印字機能を回復するためにキャリッジ32が待機位置に来たとき、図示しないスライド機構によって図3中、矢印A方向にスライドしてオリフィス36B、36C、36M、36Y面に密着して蓋をするようになっている。
なお、本実施形態のキャップ部材46はオリフィス36B、36C、36M、36Y全体を覆っているが、個々のオリフィス36B、36C、36M、36Yをそれぞれ覆うような4つのキャップ部材を用いても良い。
また、インク受け部材34は本体11aの奥側(他方側)に設けられており、インクジェットヘッド31に対して下方側に位置するようになっている。このインク受け部材34には印字中に印字で使用されていないオリフィス36B、36C、36M、36Yの何れかが乾燥するのを防止するため、オリフィス36B、36C、36M、36Yに増粘したインクが捨てられるようになっている。
また、信頼性維持ユニット33と共にインク受け部材34は記録紙Pへの印字領域を除いた非印字領域に設けられており、インク受け部材34が印字領域を挟んで信頼性維持ユニット33と反対側に設けられているので、噴射回復のために信頼性維持ユニット33まで戻って予備噴射を行うのを不要にして、印字速度が低下するのを防止することができる。
一方、信頼性維持ユニット33の下方には廃インク回収容器35を構成する第1回収容器47が設けられており、信頼性維持ユニット33内のインクは自重によって第1回収容器47に回収されるようになっている。また、インク受け部材34の下方には廃インク回収容器35を構成する第2回収容器48が設けられており、インク受け部材34内のインクは自重によって第2回収容器48に回収されるようになっている。
また、第1回収容器47および第2回収容器48の底面にはフェルトやスポンジ等の親水性の弾性部材または不織布等の吸収部材49、50が設けられており、この吸収部材49、50はインクを吸収するようになっている。
また、第1回収容器47および第2回収容器48は連結部材51によって連結されており、この連結部材51の両端部はネジ51a、51bによって第1回収容器47および第2回収容器48に取付けられている。
また、図9(a)に示すように、第1回収容器47の上端開口部47aの両端部には係合部47bが設けられており、この係合部47bは信頼性維持ユニット33の本体43の下部開口部43aに形成された係合部43bに係合することにより、第1回収容器47および信頼性維持ユニット33は液密的に係合する。また、係合部47aおよび係合部43bは摺動自在になっており、第1回収容器47および信頼性維持ユニット33は着脱自在になっている。
また、図9(b)に示すように、第2回収容器48の上端開口部48aの両端部には係合部48bが設けられており、この係合部48bはインク受け部材34の下部開口部34aに形成された係合部34bに係合することにより、第2回収容器48およびインク受け部材34は液密的に係合する。また、係合部48aおよび係合部34bは摺動自在になっており、第2回収容器48およびインク受け部材34は着脱自在になっている。
また、第1回収容器47には取っ手52が設けられており、この取っ手52は本体11aの図1中、手前側に設けられ、本体11aの手前側に設けられた開閉カバー11bを開口したときに取っ手52が露出するようになっている。
また、第1回収容器47および第2回収容器48は本体11aに設けられた図示しないガイド部材に沿って本体11aに着脱自在になっており、開閉カバー11bを開口したときに取っ手52を把持し、本体11aに対して第1回収容器47および第2回収容器48を一体的に着脱することができる。
また、第1回収容器47および第2回収容器48の上方には図8(a)に示すようにそれぞれ反射型の光センサ53a、53bが設けられており、この光センサ53a、53bは発光素子から吸収部材49、50に光を照射し、反射光を受光素子で検知することにより、受光素子から制御部100に信号を出力するようになっている。
制御部100は受光素子から入力された信号に基づき光の反射率を参照して第1回収容器47および第2回収容器48に回収されたインクの容量を検知するようになっている。具体的には、吸収部材49、50にインクが吸収されていない状態とインクが吸収された状態では光の反射率が異なるため、制御部100は反射率が変化したときに、回収されたインクの容量を検知するようになっている。
したがって、吸収部材49、50の厚さを所定の厚さに設定し、吸収部材49、50の最上位にインクが到達したときに、制御部100は光の反射率の変化からインクの容量が所定の容量に達したものと判断し、液晶表示パネル25に「回収容器を交換して下さい。」という表示を行ったり、印字動作を禁止する制御を行う。
また、本体11a内の奥側には図4に示すようにタッチセンサ54が設けられており、このタッチセンサ54は第1回収容器47および第2回収容器48が本体11aに正常に装着されたとき、本体11aの奥側に位置する第2回収容器48が接触するとONして制御部100に信号を出力する。
制御部100はこの信号が入力すると、印字動作を許可し、ON信号が入力しないと、回収容器か未装着であるものと判断して液晶表示パネル25に「回収容器を装着して下さい。」という表示を行ったり、印字動作を禁止する制御を行う。本実施形態では、光センサ53a、53bがインク容量検知手段を構成し、タッチセンサ54が装着状態検知手段を構成し、制御部100が印字禁止手段を構成している。
次に、カラーインクの印写方法について説明する。
まず、最初にキャリッジ32は待機位置にあるため、4色のインクを備えた記録ヘッド37B、37C、37M、37Yのオリフィス36B、36C、36M、36Y面はキャップ部材46によって蓋をされ、密閉状態に保たれている。また、オリフィス36B、36C、36M、36Yがキャップ部材46によって蓋をされたときには、バキュームポンプ等によってオリフィス36B、36C、36M、36Y内のインク、あるいは気泡、ごみ等がインクと共に吸引される。
次いで、信頼性維持ユニット33が図3中、矢印A方向と逆方向に待避されると、キャリッジ32が図3中、左方向に移動する。この際、個々の記録ヘッド37B、37C、37M、37Yのオリフィス36B、36C、36M、36Yから回収口44にインクを噴射した後、オリフィス36B、36C、36M、36Yがブレード45によって清浄される。その後、キャリッジ32は記録紙Pの前に移動して印写を開始する。
また、定期的にキャリッジ32を印字領域から外してインク受け部材34側に移動させ、インク受け部材34に記録ヘッド37B、37C、37M、37Yのオリフィス36B、36C、36M、36Yから一斉にインクを噴射した後、キャリッジ32を記録紙Pの前に移動させて印写を継続する。
これら信頼性維持ユニット33およびインク受け部材34に噴射されたインクは第1回収容器47および第2回収容器48に自重によって落下することにより吸収部材49、50に吸収される。
一方、制御部100は光センサ53a、53bから入力される信号に基づいて第1回収容器47および第2回収容器48に回収されたインクが所定の容量に達したものと判断すると、液晶表示パネル25に「回収容器を交換して下さい。」という表示を行うとともに、印字動作を禁止する。
ユーザがこの表示を視認すると、本体11aの開閉カバー11bを開放した後、取っ手52を把持して第1回収容器47および第2回収容器48を本体11aから取外す。このとき、制御部100はタッチセンサ54からの検知信号に基づいて「回収容器を装着して下さい。」という表示を行う。
次いで、第1回収容器47および第2回収容器48に収納された吸収部材49、50を交換した後、取っ手52を把持しながら第1回収容器47および第2回収容器48を本体11aに取付ける。
このとき、制御部100はタッチセンサ54および光センサ53a、53bから入力される信号に基づいて第1回収容器47および第2回収容器48が本体11aに装着されたこと、第1回収容器47および第2回収容器48のインクが所定の容量以下になったものと判断し、印字動作を再開する。
このように本実施形態では、離れた位置にある第1回収容器47および第2回収容器48を連結して複写機11の本体11aに対して着脱自在にしたので、第1回収容器47および第2回収容器48の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、第1回収容器47および第2回収容器48の交換作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1回収容器47および第2回収容器48にインクを吸収する吸収部材49、50を設けたので、第1回収容器47および第2回収容器48を本体11aから着脱する際にインクが周囲に飛散するのを防止することができ、複写機11を汚すのを防止することができる。また、信頼性維持ユニット33やインク受け部材34から第1回収容器47または第2回収容器48にインクを回収する際に、インクの落下する衝撃でインクが周囲に飛散するのを防止することができるので、第1回収容器47と信頼性維持ユニット33および第2回収容器48とインク受け部材34を完全に密閉するのを不要にして、第1回収容器47および第2回収容器48を信頼性維持ユニット33およびインク受け部材34に対して容易に着脱することができる。
また、本実施形態では、光センサ53a、53bが所定の容量のインクを検知したときに液晶表示パネル25に表示を行うので、インクが回収容器から溢れる前に第1回収容器47および第2回収容器48の交換をユーザに促すことができ、インクが第1回収容器47および第2回収容器48から溢れて第1回収容器47および第2回収容器48の周囲を汚すのを防止することができるとともに第1回収容器47および第2回収容器48の交換時期をユーザに確実に通知することができる。
また、本実施形態では、第1回収容器47および第2回収容器48が本体11aに装着されたことを検知するタッチセンサ54を有し、タッチセンサ54により第1回収容器47および第2回収容器48が本体11aに未装着であることが検知されると、制御部100が液晶表示パネル25により表示を行うので、第1回収容器47および第2回収容器48の装着をユーザに促すことができることに加えて、第1回収容器47および第2回収容器48が未装着のままで印字作業を行うのを防止して、複写機11がインクで汚れてしまうのを防止することができる。
また、本実施形態では、光センサ53a、53bが所定の容量のインクを検知したときに、制御部100が印字動作を行わないようにしたので、第1回収容器47および第2回収容器48がインクで満杯になる前に印字動作を禁止することで、第1回収容器47および第2回収容器48からインクが溢れて複写機11を汚してしまうのを防止することができる。
また、本実施形態では、タッチセンサ54が第1回収容器47および第2回収容器48が本体11aに未装着であることを検知すると、制御部100が印字動作を行わないようにしたので、第1回収容器47および第2回収容器48の装着をユーザに促すことができることに加えて、第1回収容器47および第2回収容器48が未装着のままで印字作業を行うのを防止して、複写機11がインクで汚れてしまうのを防止することができる。
また、第1回収容器47に取っ手52を設けたので、取っ手52を把持しながら第1回収容器47および第2回収容器48を本体11aに対して着脱することができ、第1回収容器47および第2回収容器48の交換作業の作業性をより一層向上させることができる。
なお、本実施形態では、第1回収容器47および第2回収容器48のみを本体11aに対して着脱自在にしているが、第1回収容器47と信頼性維持ユニット33を一体的に設け、信頼性維持ユニット33を第1回収容器47および第2回収容器48と共に本体11aに対して着脱自在にしても良い。このようにすれば、第1回収容器47、第2回収容器48および信頼性維持ユニット33の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、第1回収容器47、第2回収容器48および信頼性維持ユニット33の交換作業の作業性を向上させることができる。
なお、このように信頼性維持ユニット33と第1回収容器47を一体化できるのは、信頼性維持ユニット33が本体11aの手前側に設置されている場合に有効であり、信頼性維持ユニット33が奥側に配置されている場合には、信頼性維持ユニット33を本体11aから着脱するのに本体11a内に広いスペースが必要となり、困難である。したがって、信頼性維持ユニット33が本体11aの奥側に設置され、インク受け部材34が本体11aの手前側に設置される場合には、第2回収容器48とインク受け部材34を一体化することも可能である。
なお、本実施形態では、吸収部材49、50を設けているが、この吸収部材49、50は無くても構わない。また、光センサとしては、図8(b)に示すように、インクの液面を検知してインクの有無を検知する反射型センサ55であっても良く、この反射型センサ55を所定の高さに設置すればインクの容量を検知することができる。この場合には、第1回収容器47および第2回収容器48として透明な回収容器を用いる。
また、図8(c)に示すように、発光素子57および受光素子58を設け、発光素子57から発光される光を受光素子で検知したときの輝度を検知することにより、インクの有無を検知しても良く、発光素子57および受光素子58を所定の高さに設置すればインクの容量を検知することができる。この場合にも、第1回収容器47および第2回収容器48として透明な回収容器を用いる。
図10、図11は、本発明にインクジェット記録装置の第2実施形態を示す図であり、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
本実施形態では、第1回収容器および第2回収容器の間でインクが流通するように第1回収容器および第2回収容器を一体化したものであり、第1実施形態の第1回収容器および第2回収容器を底板、側板および上板で連結したものである。以下、第1回収容器および第2回収容器を底板、側板および上板で連結したものを単に回収容器として説明する。
図10、図11において、回収容器61は信頼性維持ユニット33およびインク受け部材34の下方に設けられており、信頼性維持ユニット33およびインク受け部材34に対向する位置に開口部(第1開口部)61aおよび開口部(第2開口部)61bが形成され、信頼性維持ユニット33およびインク受け部材34から開口部61a、61bを通してインクが落下する。
また、回収容器61の本体11aの手前側には取っ手62が設けられており、この取っ手62を把持することにより、回収容器61は本体11aに対して着脱自在となっている。
また、開口部61a、61bは共にL字形状のシャッター部材(第1シャッター部材)63およびシャッター部材(第2シャッター部材)64によって開閉されるようになっており、このシャッター部材63、64はスプリング65a、65bによって開口部61a、61bを閉塞する方向に付勢されている。
スプリング65bはシャッター部材64と回収容器61から垂下された係合部材66aの間に介装されているとともに、スプリング65aはシャッター部材63と回収容器61の側面の係合部材66aの間に介装されており、回収容器61を本体11aから取外すときには、スプリング65a、65bの付勢力によりシャッター63、64が開口部61a、61bを閉塞し、回収容器61を本体11aに取付けるときには、開口部61a、61bから突出するシャッター部材63、64の突出部63a、64aがスプリング65a、65bの付勢力に抗してそれぞれ信頼性維持ユニット33およびインク受け部材34に当接することにより、シャッター63、64が開口部61a、61bを開放するようになっている。
また、回収容器61の底面にはフェルトやスポンジ等の親水性の弾性部材または不織布等の吸収部材67が設けられており、この吸収部材67はインクを吸収するようになっている。
本実施形態では、制御部100は光センサ53a、53bから入力される信号に基づいて回収容器61に回収されたインクが所定の容量に達したものと判断すると、液晶表示パネル25に「回収容器を交換して下さい。」という表示を行うとともに、印字動作を禁止する。
ユーザがこの表示を視認すると、本体11aの開閉カバー11bを開放した後、取っ手62を把持して回収容器61を本体11aから取外す。このとき、制御部100はタッチセンサ54からの検知信号に基づいて「回収容器を装着して下さい。」という表示を行う。
また、回収容器61を本体11aから引き出すに連れてシャッター部材63、64の突出部63a、64aと信頼性維持ユニット33およびインク受け部材64の係合が徐々に解除され、シャッター部材63、64が開口部61a、61bを閉塞するように移動する。
次いで、回収容器61に収納された吸収部材67を交換した後、取っ手62を把持しながら回収容器61を本体11aに取付ける。このとき、回収容器61を本体11に収納していくと突出部63a、64aが信頼性維持ユニット33およびインク受け部材34にそれぞれ当接してスプリング65a、65bの付勢力に抗してシャッター部材63、64を開放する。
なお、回収容器61を本体11aに装着する際に奥側のシャッター部材64が本体11aの手前側に設置された信頼性維持ユニット33に当接するのを防止するために、開口部61b側の回収容器61の上面に段差68を設け、シャッター部材63よりもシャッター部材64を低い位置に設置している。
次いで、制御部100はタッチセンサ54および光センサ53a、53bから入力される信号に基づいて回収容器61が本体11aに装着されたこと、回収容器61のインクが所定の容量以下になったものと判断し、印字動作を再開する。
このように本実施形態では、一体化された回収容器61を本体11aに対して着脱自在にしたので、回収容器61の交換作業をより短時間で、かつより簡単に行うことができ、回収容器61の交換作業の作業性をより一層向上させることができる。
また、開口部61a、61bを開閉するシャッター部材63、64を設けたので、回収容器61を本体11aから着脱する際にインクが周囲に飛散するのを防止することができ、複写機11やユーザを汚すのを防止することができる。また、その他の効果は第1実施形態と同様である。なお、第1実施形態の第1回収容器47および第2回収容器48にシャッター部材を設けても良いことは言うまでもない。
以上のように、本発明に係るインクジェット記録装置は、回収容器の交換作業を短時間で、かつ簡単に行うことができ、回収容器の交換作業の作業性を向上させることができるという効果を有し、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、複合機等に用いられ、インクジェットヘッドの噴射口から噴射される廃インクを回収する回収容器を備えたインクジェット記録装置等として有用である。
本発明のインクジェット記録装置の第1実施形態を示す図であり、そのインクジェット記録装置としての複写機の外観図である。 第1実施形態の複写機の概略正面図である。 第1実施形態のインクジェット記録ユニットの斜視図である。 第1実施形態のインクジェット記録ユニットの概略断面図である。 第1実施形態のインクジェット記録ユニットの斜視図である。 第1実施形態のインクジェットヘッドの外観図である。 第1実施形態の複写機の制御系のブロック図である。 (a)は第1実施形態のインクの容量を検知するセンサを示す図、(b)はインクの容量を検知する他のセンサを示す図、(c)はインクの容量を検知する他のセンサを示す図である。 (a)は第1実施形態の第1回収容器と信頼性維持ユニットの係合状態を示す図、(b)第2回収容器とインク受け部材の係合状態を示す図である。 本発明のインクジェット記録装置の第2実施形態を示す図であり、そのインクジェット記録ユニットの概略断面図である。 第2実施形態のシャッターを閉じた状態の回収容器の斜視図である。 従来のインクジェット記録ユニットの概略断面図である。
符号の説明
11 複写機(インクジェット記録装置)
11a 本体
25 液晶表示パネル(表示手段)
31 インクジェットヘッド
32 キャリッジ(移動手段)
33 信頼性維持ユニット
34 インク受け部材
36B、36C、36M、36Y オリフィス(噴射口)
44 回収口(予備噴射インク受け部)
45 ブレード(クリーニング部材)
46 キャップ部材
47 第1回収容器
48 第2回収容器
49、50、67 吸収部材
52、62 取っ手
53a、53b 光センサ(インク容量検知手段)
54 タッチセンサ(装着状態検知手段)
61 回収容器
61a 開口部(第1開口部)
61b 開口部(第2開口部)
63 シャッター部材
64 シャッター部材(第2シャッター部材)
100 制御部(印字禁止手段)
P 記録紙(記録部材)

Claims (14)

  1. 本体に設けられ、少なくとも1色以上のインクを噴射する噴射口を有する少なくとも1つ以上のインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドを搭載するとともに、記録部材に対して前記インクジェットヘッドを前記本体内において一方から他方の間で移動させる移動手段と、
    前記インクジェットヘッドの移動方向一方側に設けられ、前記噴射口を覆うとともに前記噴射口からインク吸引を行うキャップ部材と、
    前記インクジェットヘッドの移動方向他方側に設けられ、前記インクジェットヘッドを噴射回復するために前記インクジェットヘッドの前記噴射口から予備噴射されたインクを受けるインク受け部材と、
    前記キャップ部材の下方に設けられ、前記キャップ部材に吸引されたインクを回収する第1回収容器と、
    前記インク受け部の下方に設けられ、前記インク受け部に噴射されるインクを回収する第2回収容器とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記インク受け部材は、上方および下方に開口を有する筒状部材からなり、
    前記キャップ部材と前記第1回収容器とが別体であり、かつ、前記インク受け部材と前記第2回収容器とが別体であり、
    前記第1回収容器および第2回収容器を連結するとともに、前記第1回収容器および第2回収容器を前記本体に対して着脱自在にし、
    前記第1回収容器と前記第2回収容器とは記録部材への印字領域を除いた非印字領域に設けられており、前記第1回収容器と前記第2回収容器とは印字領域を挟んだ反対側にそれぞれ設けられたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1回収容器および第2回収容器の間でインクが流通するように前記第1回収容器および第2回収容器を一体化することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1回収容器および前記キャップ部材を一体的に設け、前記キャップ部材を前記第1回収容器および第2回収容器と共に前記本体に対して着脱自在にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第2回収容器および前記インク受け部を一体的に設け、前記インク受け部材を前記第1回収容器および第2回収容器と共に前記本体に対して着脱自在にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第1回収容器内および第2回収容器内に、インクを吸収する吸収部材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4何れかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1回収容器は、前記キャップ部材に対向する面に第1開口部および前記第1開口部を開閉する第1シャッター部材を有し、
    前記第2回収容器は、前記インク受け部材に対向する面に第2開口部および前記第2開口部を開閉する第2シャッター部材を有することを特徴とする請求項1〜請求項5何れかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第1回収容器および第2の回収容器に回収されたインクの容量を検知するインク容量検知手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項6何れかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 表示手段を有し、前記インク容量検知手段が所定の容量のインクを検知したときに前記表示手段に表示を行うことを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 表示手段と、前記第1回収容器および第2回収容器が前記本体に装着されたことを検知する装着状態検知手段とを有し、前記装着状態検知手段により前記第1回収容器および第2回収容器が前記本体に未装着であることが検知されると、前記表示手段により表示を行うことを特徴とする請求項1〜請求項8何れかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 印字禁止手段を有し、前記印字禁止手段は、前記インク容量検知手段が所定の容量のインクを検知したときに、印字動作を行わないことを特徴とする請求項7または請求項8記載のインクジェット記録装置。
  11. 印字禁止手段を有し、前記装着状態検知手段が第1回収容器および第2回収容器が前記本体に未装着であることを検知すると、印字動作を行わないことを特徴とする請求項9記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記第1回収容器または第2回収容器の何れか一方に取っ手が設けられることを特徴とする請求項1〜請求項11何れかに記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記キャップ部材は、信頼性維持ユニットに設けられており、前記信頼性維持ユニットは、前記噴射口から予備噴射されるインクを受ける予備噴射インク受け部と、前記キャリッジの移動によって前記噴射口に接触して前記噴射口をクリーニングするクリーニング部材とを有し、
    前記第1回収容器は、前記信頼性維持ユニットのインクを回収することを特徴とする請求項1〜請求項12何れかに記載のインクジェット記録装置。
  14. 原稿の画像を読み取るスキャナを有し、前記スキャナによって読み取られた画像情報に基づいて前記インクジェットヘッドおよび移動手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項13何れかに記載のインクジェット記録装置。
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