JP6417660B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、インクジェット式プリンターなどの記録装置に関する。
従来から、記録装置の一種として、インクカートリッジ(液体収容体)から供給されるインク(液体)を記録ヘッド(液体噴射ヘッド)から用紙等のターゲットに対して噴射することにより印刷(記録)を行うインクジェット式プリンターが知られている(例えば、特許文献1参照)。こうしたプリンターは、近年、オフィスなどで比較的大量の印刷を行う機会が多いことから、インクカートリッジの交換頻度を低減するべく、インクカートリッジを大容量化することが望まれている。
特開2012−1316号公報
ところで、上述のようなプリンターでは、インクカートリッジを単純に大きくして大容量化を図ると、プリンター自体も大型化してしまうという問題がある。
なお、こうした問題は、インクジェット式プリンターに限らず、液体収容体から液体噴射ヘッドに供給された液体を当該液体噴射ヘッドから噴射して記録を行う記録装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、装置本体が大型化することを抑制しつつ、液体収容体装着部に装着される液体収容体の大容量化を図ることが可能な記録装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、装置本体と、前記装置本体に設けられ、ターゲットが複数収容されるターゲット収容体が鉛直方向に複数並ぶようにそれぞれ着脱自在に装着される複数のターゲット収容体装着部と、前記装置本体内に配置され、前記ターゲット収容体から給送される前記ターゲットに対して液体を噴射して記録を行う液体噴射ヘッドと、前記装置本体における前記複数のターゲット収容体装着部の一つを挟んだ両側に設けられた脚部と、前記両側の脚部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給するための前記液体を収容した液体収容体が着脱自在に装着される液体収容体装着部とを備えた。
この構成によれば、無駄な空きスペースが多い脚部に液体収容体装着部が設けられるため、液体収容体装着部を大きくすることができる。このため、液体収容体装着部に大容量の液体収容体を装着することができる。したがって、大型化することを抑制しつつ、液体収容体装着部に装着される液体収容体の大容量化を図ることが可能となる。
上記課題を解決する記録装置は、装置本体と、前記装置本体に設けられ、ターゲットが複数収容されるターゲット収容体が鉛直方向に複数並ぶようにそれぞれ着脱自在に装着される複数のターゲット収容体装着部と、前記装置本体内に配置され、前記ターゲット収容体から給送される前記ターゲットに対して液体を噴射して記録を行う液体噴射ヘッドと、前記装置本体における前記複数のターゲット収容体装着部の一つを挟んだ両側に設けられた脚部と、前記両側の脚部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給するための前記液体を収容した液体収容体が着脱自在に装着される液体収容体装着部と、前記液体噴射ヘッドを支持し、前記装置本体内における前記ターゲット収容体装着部よりも上側に設けられ、前記両側の脚部の並ぶ方向に移動可能な移動体と、前記液体噴射ヘッドの移動経路と対向する位置に設けられるとともに前記液体噴射ヘッドから噴射された液体を吸収可能な液体吸収材が露出する支持台と、前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス部と、前記両側の脚部のうちの少なくとも前記移動体の移動領域における一端側で前記移動体が待機する待機位置側の前記脚部に設けられ、廃液を回収する廃液回収部と、前記廃液回収部の内部に配置され、前記廃液回収部内に回収された前記廃液を吸収する廃液吸収材と、を備え、前記廃液回収部の上面には、前記廃液回収部の内外を連通する複数の連通口が設けられ、前記複数の連通口は、前記支持台に露出する前記液体吸収材から延出した一部が挿入される第1連通口と、前記メンテナンス部の排出管が挿入される第2連通口とを含み、前記第1連通口は、前記支持台よりも低く位置し、前記廃液吸収材における前記第1連通口と対向する部分の上面の高さは、前記第2連通口と対向する部分の上面の高さよりも高い。
上記記録装置において、前記装置本体における前記両側の脚部のうちの一方には前記液体収容体装着部が設けられ、他方には廃液を回収する廃液回収部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、無駄な空きスペースが多い脚部に液体収容体装着部と廃液回収部が設けられるので、空きスペースを有効活用することが可能となる。
上記記録装置において、前記装置本体における前記両側の脚部には、前記液体収容体装着部がそれぞれ設けられ、前記両側の脚部にそれぞれ設けられた前記液体収容体装着部のうちの少なくとも一方と上側で隣り合う位置には、廃液を回収する廃液回収部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、両側の脚部の無駄な空きスペースをバランスよく利用して液体収容体装着部及び廃液回収部を設けることができるので、空きスペースをより一層有効活用することが可能となる。
上記記録装置において、前記装置本体内における前記ターゲット収容体装着部よりも上側に設けられ、前記両側の脚部の並ぶ方向に移動可能な移動体をさらに備え、前記移動体の移動領域における一端側は、前記移動体が待機する待機位置とされ、前記液体噴射ヘッドは、前記移動体に支持され、前記両側の脚部にそれぞれ設けられた前記液体収容体装着部の両方と上側で隣り合う位置には、廃液を回収する廃液回収部がそれぞれ設けられ、両方の前記廃液回収部のうちの前記移動体の待機位置側に位置する一方は、前記待機位置側とは反対側に位置する他方よりも体積が大きいことが好ましい。
通常、液体噴射ヘッドのクリーニングなどのメンテナンスは移動体の待機位置で行われるので、液体噴射ヘッドのメンテナンスで生じる廃液は待機位置側で多くなる。この点、この構成では、待機位置側に位置する廃液回収部は、待機位置側とは反対側に位置する廃液回収部よりも体積が大きいので、液体噴射ヘッドのメンテナンスで生じる廃液を十分に回収することが可能となる。
上記記録装置において、前記液体収容体装着部は、鉛直方向に並ぶように複数設けられ、前記鉛直方向で隣り合う2つの前記液体収容体装着部同士の間には、前記液体収容体装着部に対して前記液体収容体を着脱する際に前記液体収容体をガイドするガイド部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ガイド部により、液体収容体装着部に対して液体収容体を円滑に着脱することが可能となる。
上記記録装置において、前記ガイド部は、前記液体収容体装着部における側壁を補強するリブであることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体装着部における両側壁を補強するリブがガイド部としても機能するので、部品点数を増やすことなく、液体収容体をガイドすることと、装置本体上部の荷重に対する耐性を向上させることとの両立を図ることが可能となる。
上記記録装置において、前記装置本体内における前記待機位置側に位置する前記廃液回収部の上側には、前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス部が配置され、前記待機位置側に位置する前記廃液回収部における前記メンテナンス部と対応する位置の高さは、前記廃液回収部と前記メンテナンス部との干渉を避けるべく、前記廃液回収部における前記メンテナンス部と対応しない位置の高さよりも低くなっていることが好ましい。
この構成によれば、廃液回収部の体積を確保しつつ、廃液回収部とメンテナンス部との干渉を避けることが可能となる。
第1実施形態における記録装置の模式斜視図。 第1実施形態におけるプリンター部の内部を示す側断面模式図。 第1実施形態における下部ユニットの内部を示す模式斜視図。 第1実施形態における上部ユニットの内部を示す平面模式図。 第1実施形態におけるプリンター部の内部を示す側面模式図。 第2実施形態における記録装置の模式斜視図。 第2実施形態における下部ユニットの内部を示す模式斜視図。 第2実施形態における上部ユニットの内部を示す平面模式図。
(第1実施形態)
以下、記録装置の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、記録装置11は、全体として略直方体状をなす装置本体11Aを備えている。装置本体11Aは、プリンター部12と、プリンター部12上に配置されたスキャナー部13と、スキャナー部13上に配置された自動原稿給送部14とを備えている。自動原稿給送部14は、原稿セット部14aにセットされた原稿Gをスキャナー部13へ自動的に給送する。
自動原稿給送部14は、スキャナー部13に対して開閉可能に構成され、原稿Gが詰まった場合などに開かれる。スキャナー部13は、自動原稿給送部14によって給送された原稿Gを読み取る。プリンター部12は、スキャナー部13よって読み取られた原稿Gの画像データに基づいてターゲットの一例としての用紙Pに液体の一例としてのインクを噴射して印刷(記録)を行う。スキャナー部13は、プリンター部12に対して開閉可能に構成され、用紙Pが詰まった場合などに開かれる。
プリンター部12は、直方体状の下部ユニット15と、下部ユニット15上に組み付けられた直方体状の上部ユニット16とを備えている。この場合、上部ユニット16と下部ユニット15とは、これらの筐体が別々に構成されていてもよいし、これらの筐体が1つの筐体として一体に形成されていてもよい。
上部ユニット16の前面の上端部における鉛直方向と直交する左右方向に延びる中央部には、記録装置11の各種の操作を行うための操作部17が設けられている。上部ユニット16の前面における操作部17の下側には、プリンター部12内で印刷された用紙Pが排紙される矩形状の排紙口18が開口している。
排紙口18からは、排紙口18から排紙された用紙Pを支持する矩形板状の排紙トレイ19が排紙方向である前方に向かって突出するように延びている。上部ユニット16の前面における排紙トレイ19の下側には、ターゲット収容体の一例としての矩形状の上段給紙カセット20が着脱自在に装着されるターゲット収容体装着部の一例としての上段カセット装着部21が設けられている。上段給紙カセット20には、複数の用紙Pが積層状態で収容される。
下部ユニット15の前面における左右方向に延びる中央部には、ターゲット収容体の一例としての矩形状の下段給紙カセット22が着脱自在に装着されるターゲット収容体装着部の一例としての下段カセット装着部23が設けられている。下段給紙カセット22には上段給紙カセット20に収容された用紙Pとは異なるサイズの複数の用紙Pが積層状態で収容されている。もちろん、下段給紙カセット22に上段給紙カセット20に収容された用紙Pと同じサイズの複数の用紙Pを積層状態で収容するようにしてもよい。
なお、上段カセット装着部21及び下段カセット装着部23は装置本体11Aにおける左右方向に延びる中央下部に位置している。そして、上段給紙カセット20を上段カセット装着部21に装着するとともに下段給紙カセット22を下段カセット装着部23に装着した状態では上段給紙カセット20と下段給紙カセット22とが上下方向(鉛直方向)に並ぶようになっている。
下部ユニット15における下段カセット装着部23を左右方向に挟んだ両側の部分は装置本体11Aを支える脚部24とされている。すなわち、脚部24は、下部ユニット15における下段カセット装着部23を左右方向に挟んだ両側に設けられている。したがって、本実施形態では両側の脚部24の並ぶ方向が左右方向と一致している。
そして、左右方向における下段カセット装着部23の一方側(図1では左側)の脚部24は第1脚部24aとされ、左右方向における下段カセット装着部23の他方側(図1では右側)の脚部24は第2脚部24bとされている。
第1脚部24aには、大容量のインクが収容された直方体状の液体収容体の一例としてのインクカートリッジ25が着脱自在に装着される液体収容体装着部の一例としてのインクカートリッジ装着部26が上下方向に等間隔で並ぶように複数(本実施形態では4つ)設けられている。
第1脚部24aの前面に開口する4つのインクカートリッジ装着部26は、上から順に、第1インクカートリッジ装着部26a、第2インクカートリッジ装着部26b、第3インクカートリッジ装着部26c、第4インクカートリッジ装着部26dとされている。そして、第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26dには、それぞれインクカートリッジ25が装着される。
この場合、第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26dにそれぞれ装着される4つのインクカートリッジ25は、それぞれ第1〜第4インクカートリッジ25a〜25dとされている。そして、本実施形態では、第1インクカートリッジ25aにブラックインクが収容され、第2インクカートリッジ25bにイエローインクが収容され、第3インクカートリッジ25cにシアンインクが収容され、第4インクカートリッジ25dにマゼンタインクが収容されている。
第2脚部24b内には、廃液の一例としての廃インクを回収するための廃液回収部の一例としての廃液タンク27(図3参照)が収容されている。第2脚部24bの前面には、廃液タンク27(図3参照)を交換するための矩形状の交換口28が開口している。交換口28には、交換口28を開閉するための交換扉29が回動自在に設けられている。交換扉29の一端部(本実施形態では右端部)における上下方向の中央部には、交換扉29を開ける際に指を掛けるための指掛部29aが設けられている。
図2に示すように、プリンター部12内における上段カセット装着部21よりも上側、すなわちプリンター部12内の上部には、左右方向に延びる前後一対のガイドレール31が所定の間隔を置いて架設されている。一対のガイドレール31上には、移動体の一例としてのキャリッジ32がスライダー33を介して摺動可能に配置されている。すなわち、キャリッジ32は、一対のガイドレール31上を左右方向に移動可能に構成されている。したがって、本実施形態ではキャリッジ32の移動方向が左右方向と一致している。
キャリッジ32の下端部には、液体噴射ヘッド34が支持されている。プリンター部12内における液体噴射ヘッド34と対向する位置には、用紙Pを支持する支持台35が左右方向に延びるように設けられている。そして、キャリッジ32と共に左右方向に移動する液体噴射ヘッド34の各ノズル(図示略)から支持台35に支持された用紙Pに対して各色のインクが噴射されることで印刷(記録)が行われるようになっている。
プリンター部12内における上段カセット装着部21には、上段給紙カセット20に積層状態で収容された複数の用紙Pを1枚ずつ順次後方側である下流側に向かって送り出す上段側ピックアップローラー36が設けられている。一方、プリンター部12内における下段カセット装着部23には、下段給紙カセット22に積層状態で収容された複数の用紙Pを1枚ずつ順次後方側である下流側に向かって送り出す下段側ピックアップローラー37が設けられている。
そして、上段給紙カセット20または下段給紙カセット22から下流側となる後方側に順次送り出される用紙Pは、上方に向かって延びる共通の反転経路K1を搬送される過程で反転され、反転経路K1の下流側に繋がる印刷用経路K2へと搬送される。印刷用経路K2は、後方側から下流側となる前方側へ向かって真っ直ぐに延びており、支持台35上を通っている。
印刷用経路K2における支持台35上と反転経路K1との間の位置には、反転経路K1から搬送される用紙Pを挟持しながら支持台35上へ給紙する上下一対の給紙ローラー38が配置されている。印刷用経路K2における支持台35上の下流側には、支持台35上で印刷された用紙Pを挟持しながら下流側へ排紙する上下一対の上流側排紙ローラー39が配置されている。
印刷用経路K2における上流側排紙ローラー39の下流側には、上流側排紙ローラー39によって排紙される印刷済みの用紙Pを挟持しながら排紙トレイ19上へ排紙する上下一対の下流側排紙ローラー40が配置されている。印刷用経路K2における上流側排紙ローラー39と下流側排紙ローラー40との間には分岐部Bが設けられている。分岐部Bには印刷用経路K2から分岐するように裏面印刷用導入経路K3の一端側が接続され、裏面印刷用導入経路K3の他端側は反転経路K1に合流している。この場合、裏面印刷用導入経路K3は、支持台35と上段カセット装着部21との間を通るように延びている。
そして、用紙Pの両面印刷を行う場合には、表面が印刷済みの用紙Pが下流側排紙ローラー40によって分岐部Bへ向かって戻される。このとき、表面が印刷済みの用紙Pは、分岐部Bに設けられたフラップ(図示略)によって裏面印刷用導入経路K3に案内される。裏面印刷用導入経路K3に案内された表面が印刷済みの用紙Pは、反転経路K1で反転されて未印刷の裏面が上側である液体噴射ヘッド34側を向くように印刷用経路K2へと搬送され、表面の印刷と同様に裏面が液体噴射ヘッド34によって印刷された後、排紙トレイ19上へ排紙される。
なお、上下一対の給紙ローラー38、上下一対の上流側排紙ローラー39、及び上下一対の下流側排紙ローラー40は、それぞれ一方が駆動ローラーによって構成され、他方が従動ローラーによって構成されているが、それぞれの駆動ローラーは上側に配置してもよいし下側に配置してもよい。また、反転経路K1には、用紙Pを搬送するべく、大径の中間駆動ローラーと複数の小径駆動ローラーを配置してもよいし、複数対の小径の駆動ローラーと従動ローラーとを配置するようにしてもよい。
図1及び図3に示すように、下部ユニット15の第1脚部24a内には、第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26dを構成するとともにこれらに装着された第1〜第4インクカートリッジ25a〜25dを格納する格納室45を形成する直方体状の格納室形成部44が設けられている。
格納室45を形成する左右両側壁には、上下方向に等間隔で配置された角状をなす補強用の三対のリブ43が前後方向に延びるように形成されている。三対のリブ43は、格納室45内を第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26dに区画している。すなわち、リブ43は、上下方向で隣り合う2つのインクカートリッジ装着部26同士の間に配置されている。
そして、第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26dには、長辺が水平になるように横にした状態で第1〜第4インクカートリッジ25a〜25dがそれぞれ挿入されて装着される。三対のリブ43は、第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26dに対して第1〜第4インクカートリッジ25a〜25dを着脱(挿抜)する場合に、第1〜第4インクカートリッジ25a〜25dをガイドするガイド部としても機能する。
格納室形成部44の上面における後端部には、第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26dにそれぞれ装着された第1〜第4インクカートリッジ25a〜25dに対してそれぞれ一端側が接続された可撓性のインク供給チューブ46及びインク検出信号などを送信する信号線47が導出される導出口48が形成されている。
図4及び図5に示すように、上部ユニット16の上面における後端部の左右のコーナー部には、スキャナー部13(図1参照)のヒンジを挿入するための左右一対のヒンジ挿入口50が設けられている。上部ユニット16内における一対のヒンジ挿入口50間には、CPU等を備えた制御部として機能する回路基板51がフレーム49に支持された状態で配置されている。回路基板51には、導出口48から延びるとととともに第1〜第4インクカートリッジ25a〜25d(図1参照)に対して一端側が接続された信号線47の他端側がコネクター52を介して接続されている。
上部ユニット16内のフレーム49上における回路基板51の前側には、回路基板51と隣り合うように、左右方向に延びるガイド壁53が設けられている。ガイド壁53の中央部には、切欠凹部53aが形成されている。上部ユニット16内におけるガイド壁53の前側における左端部には従動プーリー54が設けられ、右端部にはキャリッジモーター55によって回転駆動可能な駆動プーリー56が設けられている。
両プーリー54,56には無端状のタイミングベルト57が巻き掛けられており、タイミングベルト57の一部はキャリッジ32の後部に設けられた接続部32aに連結されている。したがって、キャリッジモーター55の駆動によって駆動プーリー56が回転駆動されると、その駆動力がタイミングベルト57を介して接続部32aに伝達され、キャリッジ32が左右方向に往復移動される。
上部ユニット16内の前後方向の中央部であってタイミングベルト57の前側の位置には、印刷用経路K2における用紙P(図2参照)の搬送方向と直交する方向である左右方向に長い略直方体状の支持台35が配置されている。支持台35における液体噴射ヘッド34との対向面には左右方向に長い略矩形状の開口部58が印刷用経路K2を横切るように形成されており、この開口部58から支持台35内に配置された多孔質のインク吸収材59が露出している。
開口部58における印刷用経路K2と対応しない左右両端部は、開口部58における他の部分よりも前後方向の幅が広い拡大開口部58aとされている。拡大開口部58aの上側では、印刷時に液体噴射ヘッド34から印刷とは無関係にインクを吐出するフラッシングが適宜行われる。そして、このフラッシングで吐出されたフラッシングインクは、拡大開口部58aを通してインク吸収材59によって受容される。
また、導出口48から延びるとともに第1〜第4インクカートリッジ25a〜25d(図1参照)に対してそれぞれ一端側が接続された4本のインク供給チューブ46の他端側はガイド壁53の前面に沿って延びて折り返してからキャリッジ32の接続部32aを経由してキャリッジ32上に搭載された4つのサブタンク60にそれぞれ接続されている。
4つのサブタンク60は、第1〜第4インクカートリッジ25a〜25d(図1参照)とそれぞれ対応している。そして、各サブタンク60は、各インク供給チューブ46によって供給される各インクを一時貯留してから液体噴射ヘッド34へ供給する。
なお、4本のインク供給チューブ46は、図4では3本を省略して1本だけ描いている。また、4本のインク供給チューブ46は、互いに一体に形成された4連の多連チューブで構成してもよい。
また、キャリッジ32の接続部32aからは一端側が液体噴射ヘッド34などに接続された信号線61が導出され、信号線61の他端側は、ガイド壁53のキャリッジ32側の面(図4では前面)に沿って延びてから切欠凹部53aを通った後、コネクター62を介して回路基板51に接続されている。
一対のガイドレール31上の領域とこれらの領域の間の領域はキャリッジ32の移動領域(移動範囲)とされ、移動領域における一端側(図4では右端側)はキャリッジ32の待機位置T(図4でのキャリッジ32の位置)とされている。そして、ガイド壁53のキャリッジ32側の面(図4では前面)におけるキャリッジ32の移動領域の中央部と対応する位置には、各インク供給チューブ46の一部が固定部材63によって固定されている。
上部ユニット16内におけるキャリッジ32の待機位置Tとは反対側の端部(図4では左端部)には、図示しないモーターやギア群を有した駆動力付与機構64が配置されている。駆動力付与機構64は、図2に示した給紙ローラー38、上流側排紙ローラー39、及び下流側排紙ローラー40に対してそれぞれ駆動力を付与する。
図5に示すように、プリンター部12内の支持台35におけるキャリッジ32の待機位置T側の端部の下側には、液体噴射ヘッド34のクリーニング等のメンテナンスを行うためのメンテナンス部65が配置されている。この場合、図5の2点鎖線は上部ユニット16と下部ユニット15との境界を示しており、メンテナンス部65はこの境界を跨るようにして配置されている。
メンテナンス部65は、液体噴射ヘッド34のキャッピングを行うキャッピング機構(図示略)、液体噴射ヘッド34の各ノズル(図示略)の目詰まりを解消する吸引機構(図示略)、液体噴射ヘッド34のワイピングを行うワイピング機構(図示略)を備えている。プリンター部12内におけるメンテナンス部65の後側には、メンテナンス部65の吸引機構(図示略)に接続される吸引ポンプ66がメンテナンス部65と隣り合うように配置されている。メンテナンス部65の下面には、液体噴射ヘッド34のメンテナンスを行って生じた廃インクを排出する排出管65aが設けられている。
図3及び図5に示すように、下部ユニット15の第2脚部24b内におけるメンテナンス部65及び吸引ポンプ66の下側に収容された廃液タンク27は、略直方体状をなしており、内部に廃液を吸収するための多孔質の廃液吸収材67が廃液タンク27内全体にわたって収容されている。プリンター部12内の廃液タンク27の前後方向の中央部から後側の部分はメンテナンス部65及び吸引ポンプ66と対応しており、プリンター部12内の廃液タンク27の前後方向の中央部から前側の部分はメンテナンス部65及び吸引ポンプ66と対応しない。
廃液タンク27は、メンテナンス部65及び吸引ポンプ66との干渉を避けるべく、メンテナンス部65及び吸引ポンプ66と対応する部分(位置)の高さが、メンテナンス部65及び吸引ポンプ66と対応しない部分(位置)の高さよりも低くなるように形成されている。すなわち、廃液タンク27は、前後方向の中央部から前側の部分の高さよりも前後方向の中央部から後側の部分の高さの方が低くなるように、上面における前後方向の中央部に段差部27aが形成されている。
廃液タンク27の上面における段差部27aよりも前側及び後側には、廃液タンク27の内外を連通する前側連通口68及び後側連通口69がそれぞれ設けられている。前側連通口68には支持台35から延びるインク吸収材59の一部が挿入され、後側連通口69にはメンテナンス部65の排出管65aが挿入されている。したがって、インク吸収材59によって吸収された廃インク及び排出管65aから排出された廃インクは、それぞれ前側連通口68及び後側連通口69を通じて廃液タンク27内に回収される。
廃液タンク27内の下端部における後端部には、廃液タンク27内の廃インクを検出する廃インクセンサー70が配置されている。廃インクセンサー70は、信号線71を介して回路基板51に接続されている。廃液タンク27内の廃液吸収材67は、廃インクセンサー70付近の部分が、当該部分以外の部分に比べて廃インクの吸収性が格段に低くなるように設定されている。
すなわち、廃液吸収材67は、廃液タンク27内に回収された廃インクを吸収した場合に、その廃インクが最後に廃インクセンサー70に到達するように設定されている。したがって、廃インクセンサー70によって廃インクが検出された場合には、廃液タンク27内が廃インクでほぼ満杯になっている。
次に、記録装置11の作用について説明する。
さて、記録装置11によって複数ページの原稿Gの印刷を行う場合には、まず、自動原稿給送部14の原稿セット部14aに原稿Gをセットし、操作部17を操作して印刷動作を開始させる。すると、原稿Gがスキャナー部13へ自動的に給送され、スキャナー部13で原稿Gが読み取られる。続いて、この読み取られた原稿Gのデータに基づき、給紙カセット20,22から選択的に支持台35上に用紙Pが給紙されるとともに、当該用紙Pにキャリッジ32と共に左右方向に往復移動する液体噴射ヘッド34の各ノズル(図示略)から各色のインクが噴射されて印刷がなされる。
原稿Gが一枚の場合は、自動原稿給送部14を利用して原稿Gを読み取って印刷を行うようにしてもよいし、自動原稿給送部14を持ち上げて直接スキャナー部13の原稿台に原稿Gをセットしてから自動原稿給送部14を閉じた後に原稿Gを読み取って印刷を行うようにしてもよい。また、他の印刷方法として、外部機器からの印刷データに基づいて印刷がなされることもある。
そして、第1〜第4インクカートリッジ25a〜25dは、それらの内部に収容したインクが無くなった場合に新しいものと個別に交換され、廃液タンク27は、その内部が廃インクで満杯になった場合に新しいものと交換される。
このように、記録装置11は、デッドスペースになりやすい下部ユニット15における下段カセット装着部23の両隣の脚部24のうちの一方側にインクカートリッジ25が配置され、他方側に廃液タンク27が配置された構成になっている。このため、記録装置11の設置スペースの広さ、記録装置11の奥行き方向(前後方向)、幅方向(左右方向)、及び高さ方向(上下方向)の長さを抑えることができる。したがって、記録装置11(装置本体11A)が大型化することを抑制しつつ、インクカートリッジ装着部26に装着されるインクカートリッジ25の大容量化を図ることができる。
また、下部ユニット15における下段カセット装着部23の両隣の脚部24のうちのメンテナンス部65側の脚部24に配置された廃液タンク27は、インクカートリッジ25とは異なり、メンテナンス部65の大きさに合わせて容易に高さを変えることができる。このため、メンテナンス部65の大きさが変わっても、下部ユニット15における下段カセット装着部23の両隣の脚部24のうちのメンテナンス部65側とは反対側の脚部24に配置されたインクカートリッジ25の大きさを変える必要がないので、インクカートリッジ25の容量への影響がない。
さらに、記録装置11は、直方体状のインクカートリッジ25が横向きの配置(長辺が水平になる配置)で装着されるので、インクカートリッジ25が縦向きの配置(長辺が垂直になる配置)で装着される場合に比べて装置本体11Aの左右方向(幅方向)の長さを短くすることができる。
以上、詳述した第1実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)記録装置11(装置本体11A)は、無駄な空きスペースが多い第1脚部24aにインクカートリッジ装着部26が設けられているため、インクカートリッジ装着部26を大きくすることができる。このため、インクカートリッジ装着部26に大容量の大きなインクカートリッジ25を装着することができる。したがって、記録装置11(装置本体11A)が大型化することを抑制しつつ、記録装置11の設置面積を抑制し、インクカートリッジ装着部26に装着されるインクカートリッジ25の大容量化を図ることができる。
(2)記録装置11(装置本体11A)は、無駄な空きスペースが多い第2脚部24bに廃液タンク27が設けられているため、空きスペースを有効活用することができる。
(3)記録装置11(装置本体11A)は、上下方向で隣り合う2つのインクカートリッジ装着部26同士の間に、インクカートリッジ装着部26に対してインクカートリッジ25を着脱する際にインクカートリッジ25をガイドするガイド部として機能するリブ43が設けられている。このため、リブ43により、インクカートリッジ装着部26に対してインクカートリッジ25を円滑に着脱することができる。
(4)記録装置11(装置本体11A)は、インクカートリッジ装着部26における側壁に、当該側壁を補強するリブ43が、インクカートリッジ装着部26に対してインクカートリッジ25を着脱する際にインクカートリッジ25をガイドするガイド部としても機能するように設けられている。このため、部品点数を増やすことなく、インクカートリッジ25をガイドすることと、装置本体11A上部の荷重に対する耐性を向上させることとの両立を図ることができる。
(5)記録装置11(装置本体11A)は、プリンター部12内における待機位置T側に位置する廃液タンク27の上側に、液体噴射ヘッド34のメンテナンスを行うためのメンテナンス部65が配置されている。そして、待機位置T側に位置する廃液タンク27におけるメンテナンス部65と対応する位置の高さは、廃液タンク27とメンテナンス部65との干渉を避けるべく、廃液タンク27におけるメンテナンス部65と対応しない位置の高さよりも低くなっている。このため、廃液タンク27の体積を確保しつつ、廃液タンク27とメンテナンス部65との干渉を避けることができる。
(第2実施形態)
次に、記録装置の第2実施形態を第1実施形態と異なる点を中心に図面に従って説明する。
この第2実施形態では、図6及び図7に示すように、上記第1実施形態の記録装置11において、第1インクカートリッジ装着部26aを第2脚部24bにおける廃液タンク27の下側に配置している。さらに、この第2実施形態では、第1脚部24aにおける第2〜第4インクカートリッジ装着部26b〜26dの上側に廃液回収部の一例としての廃液タンク27よりも体積が小さい小型廃液タンク75を配置している。
すなわち、第1脚部24aにおける第2〜第4インクカートリッジ装着部26b〜26dの上側で隣り合う位置に小型廃液タンク75が設けられ、第2脚部24bにおける第1インクカートリッジ装着部26aの上側で隣り合う位置に廃液タンク27が設けられている。この場合、図7及び図8に示すように、待機位置T側に位置する第2脚部24bに設けられた廃液タンク27は、待機位置T側とは反対側に位置する第1脚部24aに設けられた小型廃液タンク75よりも体積が大きい。
図6に示すように、第1脚部24aの前面における第2〜第4インクカートリッジ装着部26b〜26dの上側には、小型廃液タンク75(図7参照)を交換するための矩形状の交換口76が開口している。交換口76には、交換口76を開閉するための交換扉77が回動自在に設けられている。交換扉77の一端部(本実施形態では右端部)における上下方向の中央部には、交換扉77を開ける際に指を掛けるための指掛部77aが設けられている。
図7に示すように、小型廃液タンク75は、略直方体状をなしており、内部に廃液を吸収するための多孔質の廃液吸収材(図示略)が収容されている。小型廃液タンク75の上面には、小型廃液タンク75の内外を連通する連通口78が設けられている。
図7及び図8に示すように、連通口78には支持台35に収容されたインク吸収材59における待機位置T側とは反対側の端部から延びるインク吸収材59の一部が挿入されている。したがって、支持台35における待機位置T側とは反対側の拡大開口部58aに吐出されたフラッシングインクは、インク吸収材59によって吸収された後、連通口78を通じて小型廃液タンク75内に回収される。
図6及び図7に示すように、下部ユニット15の第2脚部24b内における廃液タンク27の下側には、第1インクカートリッジ装着部26aを構成するとともに第1インクカートリッジ装着部26aに装着された第1インクカートリッジ25aを格納する格納室79を形成する直方体状の格納室形成部80が設けられている。そして、第1インクカートリッジ装着部26aには、長辺が水平になるように横にした状態で第1インクカートリッジ25aが挿入されて装着される。
格納室形成部80の上面における後端部には、第1インクカートリッジ装着部26aに装着された第1インクカートリッジ25aに対して一端側が接続された可撓性のインク供給チューブ81及びインク検出信号などを送信する信号線82が導出される導出口83が形成されている。
図8に示すように、回路基板51には、導出口83から延びるとととともに第1インクカートリッジ25a(図6参照)に対して一端側が接続された信号線82の他端側がコネクター84を介して接続されている。また、導出口83から延びるとともに第1インクカートリッジ25a(図6参照)に対して一端側が接続されたインク供給チューブ81の他端側は、回路基板51の下側を通ってガイド壁53における待機位置Tとは反対側の端部に設けられた円柱状の案内支柱85を回り込んでいる。
この案内支柱85を回り込んだインク供給チューブ81は、インク供給チューブ46とともにガイド壁53のキャリッジ32側の面(図8では前面)に沿って延びて折り返してからキャリッジ32の接続部32aを経由してキャリッジ32上に搭載された対応するサブタンク60に接続されている。そして、ガイド壁53のキャリッジ32側の面におけるキャリッジ32の移動領域の中央部と対応する位置には、インク供給チューブ46の一部と共にインク供給チューブ81の一部が固定部材63によって固定されている。
なお、本実施形態における図7及び図8に示すインク供給チューブ46は、導出口48から延びるとととともに第2〜第4インクカートリッジ25b〜25d(図6参照)に対してそれぞれ一端側が接続された3本のインク供給チューブを示している。
以上、詳述した第2実施形態によれば、上記(1)〜(5)の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(6)記録装置11は、第1脚部24aにおける第2〜第4インクカートリッジ装着部26b〜26dの上側で隣り合う位置に小型廃液タンク75が設けられ、第2脚部24bにおける第1インクカートリッジ装着部26aの上側で隣り合う位置に廃液タンク27が設けられている。第1脚部24a及び第2脚部24bの無駄な空きスペースをバランスよく利用して第1〜第4インクカートリッジ装着部26a〜26d、廃液タンク27、及び小型廃液タンク75を適宜分けて配置することができるので、空きスペースをより一層有効活用することができる。
(7)通常、液体噴射ヘッドのクリーニングなどのメンテナンスを行うメンテナンス部65はキャリッジ32の待機位置Tで行われるので、液体噴射ヘッド34のメンテナンスで生じる廃インクは待機位置T側で多くなる。この点、本実施形態では、待機位置T側に位置する第2脚部24bに設けられた廃液タンク27が、待機位置T側とは反対側に位置する第1脚部24aに設けられた小型廃液タンク75よりも体積が大きくなっている。このため、液体噴射ヘッド34のメンテナンスで生じる廃インクを十分に回収することができる。
(8)記録装置11では、ブラックインクが収容された第1インクカートリッジ25aが装着される第1インクカートリッジ装着部26aだけが第2脚部24bに設けられているので、第1インクカートリッジ25aの容量を大きくする場合には、脚部24の空きスペースを特に有効に利用することができる。
(9)ブラックインクが収容された第1インクカートリッジ25aから延びるインク供給チューブ81は、回路基板51の下側を通すように引き回されているため、プリンター部12内のスペースを有効に利用することができる。
(変更例)
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1実施形態において、廃液タンク27の高さを一定にし、廃液タンク27がメンテナンス部65と干渉するようにしてもよい。
・第1及び第2実施形態において、リブ43は省略してもよい。
・第1及び第2実施形態において、リブ43は、必ずしもガイド部として機能するように構成する必要はない。すなわち、ガイド部は省略してもよい。
・第1実施形態において、廃液タンク27は省略してもよい。
・第1及び第2実施形態において、インクカートリッジ装着部26の数は任意に変更してもよい。
・第2実施形態において、廃液タンク27及び小型廃液タンク75のうち少なくとも一方を省略してもよい。
・第1及び第2実施形態において、インクカートリッジ装着部26を可撓性の袋体にインクが充填されたインクパックが装着されるように変更してもよい。
・第1及び第2実施形態において、インクカートリッジ25は、インクを補充可能に構成してもよい。
・第1実施形態において、インクカートリッジ装着部26を第1脚部24aに1つだけ設け、この1つのインクカートリッジ装着部26に複数のインクカートリッジ25やインクパックが装着されるようにしてもよい。
・第2実施形態において、第1脚部24a及び第2脚部24bにインクカートリッジ装着部26を1つずつ設けるようにする。そして、一方のインクカートリッジ装着部26にブラックインクのインクカートリッジ25またはインクパックが装着され、他方のインクカートリッジ装着部26に複数色(イエロー、シアン、マゼンタあるいはこれら以外の色)のカラーインクのインクカートリッジ25またはインクパックが装着されるようにしてもよい。
・第1及び第2実施形態において、複数色(ブラック及び複数のカラー)のインクのうちの一部の色のインクのインクカートリッジをキャリッジ32に搭載し、残りの色のインクのインクカートリッジまたはインクパックがインクカートリッジ装着部26に装着されるようにしてもよい。
・第2実施形態において、小型廃液タンク75は、交換式のものであってもよいし、交換式でないものであってもよい。小型廃液タンク75が交換式でないものである場合には、小型廃液タンク75内と廃液タンク27内とを多孔質のインク吸収材を介して連通するようにすることが好ましい。
・第2実施形態において、4つのインクカートリッジ装着部26は、第1脚部24a及び第2脚部24bに2つずつ配置するようにしてもよい。
・第2実施形態において、ブラックインクが収容された第1インクカートリッジ25aから延びるインク供給チューブ81は、回路基板51とガイド壁53との間の隙間を通すように配置してもよい。
・第2実施形態において、第1インクカートリッジ装着部26aと、第2〜第4インクカートリッジ装着部26b〜26dとの配置を入れ替えてもよい。
・第1及び第2実施形態において、記録装置11は、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクの4色対応の構成としたが、単色や2色対応の構成としてもよいし、5色以上に対応可能な構成としてもよい。
・ターゲットは、用紙Pだけでなく、布、プラスチックフィルム、CDなどであってもよい。
・上記実施形態において、記録装置11は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりして記録を行う流体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体などが含まれる。
11…記録装置、11A…装置本体、20…ターゲット収容体の一例としての上段給紙カセット、21…ターゲット収容体装着部の一例としての上段カセット装着部、22…ターゲット収容体の一例としての下段給紙カセット、23…ターゲット収容体装着部の一例としての下段カセット装着部、24…脚部、25…液体収容体の一例としてのインクカートリッジ、26…液体収容体装着部の一例としてのインクカートリッジ装着部、27…廃液回収部の一例としての廃液タンク、32…移動体の一例としてのキャリッジ、34…液体噴射ヘッド、43…ガイド部を構成するリブ、65…メンテナンス部、75…廃液回収部の一例としての小型廃液タンク、P…ターゲットの一例としての用紙、T…待機位置。

Claims (7)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、ターゲットが複数収容されるターゲット収容体が鉛直方向に複数並ぶようにそれぞれ着脱自在に装着される複数のターゲット収容体装着部と、
    前記装置本体内に配置され、前記ターゲット収容体から給送される前記ターゲットに対して液体を噴射して記録を行う液体噴射ヘッドと、
    前記装置本体における前記複数のターゲット収容体装着部の一つを挟んだ両側に設けられた脚部と、
    前記両側の脚部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給するための前記液体を収容した液体収容体が着脱自在に装着される液体収容体装着部と、
    前記液体噴射ヘッドを支持し、前記装置本体内における前記ターゲット収容体装着部よりも上側に設けられ、前記両側の脚部の並ぶ方向に移動可能な移動体と、
    前記液体噴射ヘッドの移動経路と対向する位置に設けられるとともに前記液体噴射ヘッドから噴射された液体を吸収可能な液体吸収材が露出する支持台と、
    前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス部と、
    前記両側の脚部のうちの少なくとも前記移動体の移動領域における一端側で前記移動体が待機する待機位置側の前記脚部に設けられ、廃液を回収する廃液回収部と、
    前記廃液回収部の内部に配置され、前記廃液回収部内に回収された前記廃液を吸収する廃液吸収材と、を備え、
    前記廃液回収部の上面には、前記廃液回収部の内外を連通する複数の連通口が設けられ
    前記複数の連通口は、前記支持台に露出する前記液体吸収材から延出した一部が挿入される第1連通口と、前記メンテナンス部の排出管が挿入される第2連通口とを含み、
    前記第1連通口は、前記支持台よりも低く位置し、
    前記廃液吸収材における前記第1連通口と対向する部分の上面の高さは、前記第2連通口と対向する部分の上面の高さよりも高い、ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記装置本体における前記両側の脚部には、前記液体収容体装着部がそれぞれ設けられ、
    前記両側の脚部にそれぞれ設けられた前記液体収容体装着部のうちの少なくとも一方と上側で隣り合う位置には、廃液を回収する廃液回収部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 記両側の脚部にそれぞれ設けられた前記液体収容体装着部の両方と上側で隣り合う位置には、前記廃液回収部がそれぞれ設けられ、
    両方の前記廃液回収部のうちの前記移動体の待機位置側に位置する一方は、前記待機位置側とは反対側に位置する他方よりも体積が大きいことを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  4. 前記液体収容体装着部は、鉛直方向に並ぶように複数設けられ、
    前記鉛直方向で隣り合う2つの前記液体収容体装着部同士の間には、前記液体収容体装着部に対して前記液体収容体を着脱する際に前記液体収容体をガイドするガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の記録装置。
  5. 前記ガイド部は、前記液体収容体装着部における側壁を補強するリブであることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  6. 前記装置本体内における前記待機位置側に位置する前記廃液回収部の上側には、前記メンテナンス部が配置され、
    前記待機位置側に位置する前記廃液回収部における前記メンテナンス部と対応する位置の高さは、前記廃液回収部と前記メンテナンス部との干渉を避けるべく、前記廃液回収部における前記メンテナンス部と対応しない位置の高さよりも低くなっていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  7. 記廃液回収部の内部に配置され、前記廃液回収部内に回収された前記廃液を検出する廃液センサーを更に備え、
    前記廃液吸収材は、前記廃液センサー付近の部分が、当該部分以外の部分に比べて前記廃液の吸収性が低く設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の記録装置。
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