JP4145240B2 - ダイバーシチ受信方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイミング調節技術に関し、特に複数のアンテナによって受信した複数の信号のタイミングを調節して、ダイバーシチ受信するタイミング調節方法および装置ならびにダイバーシチ受信方法および装置に関する。
ディジタル無線通信において、送信装置から送信された信号は、無線伝搬路を介して受信装置で受信される。受信装置は、受信した信号から、送信の対象となった情報シンボルを抽出する。このような情報シンボルの抽出を正確に行うために、受信装置は、送信装置での情報シンボルのタイミングと同期したタイミング(以下、「同期タイミング」という)によって、当該抽出を実行しなければならない。一般的に、受信装置は、同期タイミングを送信装置から知らされていないために、受信した信号から、同期タイミングを抽出する。送信装置と受信装置間で伝送される信号がマルチキャリア信号の場合に、シングルキャリア信号でなされた同期タイミングの抽出方法を適用すれば、キャリア数の増加に応じて処理量も増加してしまう。一方、マルチキャリア信号の場合に同期タイミングの抽出による処理量を抑制する方法のひとつが、受信した信号に含まれたパイロット信号と予め用意したパイロット信号の相関値を検出して、相関値の大きさがピークとなるタイミングを同期タイミングとして抽出する方法である(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−46659号公報
信号の伝送品質を改善するために、受信装置が複数のアンテナを備え、複数のアンテナで受信された複数の信号をダイバーシチ処理、特に合成ダイバーシチ処理することもある。そのような場合には、各アンテナでのタイミングの誤差が重ね合わせられるため、タイミングの誤差がさらに大きくなる傾向にある。また、アンテナ間のタイミングの誤差が大きくなれば、受信した信号が回転してしまい、回転した信号を対象に合成ダイバーシチ処理しても、信号の伝送特性が改善されない場合がある。マルチキャリア信号の場合には、サブキャリア単位で回転が生じ、位相が逆相になるサブキャリア間で合成ダイバーシチを実行すれば、信号の伝送特性が悪化する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のアンテナでそれぞれ受信した信号間に含まれたタイミング誤差を補正するためのタイミング調節方法および装置ならびにダイバーシチ受信方法および装置を提供することにある。
本発明のある態様は、タイミング調節装置である。この装置は、複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするサンプリング部と、サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理する相関処理部と、相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算する電力計算部と、計算した主信号の電力値のピークと計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出する検出部と、検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得し、検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得する取得部と、取得部で取得した電力値のそれぞれにもとづいて、主信号と従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と主信号と従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出する導出部と、導出した第2値が導出した第1値より大きい場合に、導出した第2値にもとづいて、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするシフト部とを備える。
以上の装置により、相関処理した信号の電力値にもとづいて、主信号と従信号のタイミングの一致の程度あるいは相違の程度を示した値を導出し、それら導出した値の大きさに応じて、タイミングのシフトを決定するために、複数の信号間のタイミング誤差を小さくできる。
導出部は、主信号に対して、ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ第1電力値と第2電力値とし、従信号に対して、ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ第3電力値と第4電力値とした場合に、第1電力値と第2電力値によって形成される直線の傾きに対して、第3電力値と第4電力値によって形成される直線の傾きが一致するほど大きくなるべき第1値と、当該傾きが反転するほど大きくなるべき第2値を導出してもよい。導出部は、第1値として、第1電力値と第3電力値の和から第2電力値と第4電力値を減じた結果の絶対値を導出し、第2値として、第1電力値と第4電力値の和から第2電力値と第3電力値を減じた結果の絶対値を導出し、シフト部は、導出した第2値のうち、第1電力値と第4電力値の和と第2電力値と第3電力値の和の大きさにもとづいて、従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトしてもよい。
シフト部は、第2電力値と第3電力値の和に演算を施した値が、第1電力値と第4電力値の和より小さければ、従信号に対応した受信信号のタイミングを後方のタイミングにシフトし、第1電力値と第4電力値の和に演算を施した値が、第2電力値と第3電力値の和より小さければ、従信号に対応した受信信号のタイミングを前方のタイミングにシフトしてもよい。
シフト部は、第2電力値と第3電力値の和に演算を施した値を第1電力値と第4電力値の和から減じた結果の絶対値、あるいは第1電力値と第4電力値の和に演算を施した値を第2電力値と第3電力値の和から減じた結果の絶対値が、所定の値より小さければ、従信号に対応した受信信号を無効な信号として処理してもよい。
本発明の別の態様は、ダイバーシチ受信装置である。この装置は、複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするサンプリング部と、サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理する相関処理部と、相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算する電力計算部と、計算した主信号の電力値のピークと計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出する検出部と、検出した主信号の電力値のピークと検出した従信号の電力値のピークの関係が第1の条件を満たさない場合に、従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外する信号間条件判定部と、従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、計算した主信号の電力値と計算した従信号の電力値をそれぞれ第2の条件と比較し、当該第2の条件を満たさない主信号あるいは従信号が存在すれば、当該主信号あるいは当該従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外する信号内条件判定部と、主信号と従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングを調節するタイミング調節部と、サンプリングした複数の受信信号のうち主信号に対応した受信信号と、タイミングを調節した受信信号をダイバーシチ処理するダイバーシチ処理部とを備える。
「ダイバーシチ」は、複数のアンテナで受信した信号に対して、合成等を行う場合だけでなく、アダプティブアレイ処理のように、適応的なウエイトベクトルにもとづいた合成も含むものとする。ここでは、複数のアンテナで受信した信号に対する処理を含むものとして定義する。
以上の装置により、信号間と信号内で、所定の条件と比較し、条件を満たさない信号をダイバーシチの候補から除外するため、サンプリングのタイミングが同期しているか否かに関係なく、ダイバーシチ処理しても特性の向上とならない可能性のある信号の影響を防止できる。
信号間条件判定部は、第1の条件として、検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングと検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミング間の時間差が、所定のしきい値以下であると規定してもよい。信号間条件判定部は、第1の条件として、検出した主信号の電力値のピークに対応した電力値に対して、検出した従信号の電力値のピークに対応した電力値が、所定の電力比以上であると規定してもよい。信号内条件判定部は、第2の条件として、主信号あるいは従信号のそれぞれに対して、ピークでの電力値に対する当該ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値が、所定の電力比以下であると規定してもよい。
タイミング調節部は、検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得し、検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得する取得部と、取得部で取得した電力値のそれぞれにもとづいて、主信号と従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と主信号と従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出する導出部と、導出した第2値が導出した第1値より大きい場合に、導出した第2値にもとづいて、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするシフト部とを備えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、タイミング調節方法である。この方法は、複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするステップと、サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理するステップと、相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算するステップと、計算した主信号の電力値のピークと計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出するステップと、検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得し、検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得するステップと、取得した電力値のそれぞれにもとづいて、主信号と従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と主信号と従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出するステップと、導出した第2値が導出した第1値より大きい場合に、導出した第2値にもとづいて、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするステップとを備える。
導出するステップは、主信号に対して、ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ第1電力値と第2電力値とし、従信号に対して、ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ第3電力値と第4電力値とした場合に、第1電力値と第2電力値によって形成される直線の傾きに対して、第3電力値と第4電力値によって形成される直線の傾きが一致するほど大きくなるべき第1値と、当該傾きが反転するほど大きくなるべき第2値を導出してもよい。導出するステップは、第1値として、第1電力値と第3電力値の和から第2電力値と第4電力値を減じた結果の絶対値を導出し、第2値として、第1電力値と第4電力値の和から第2電力値と第3電力値を減じた結果の絶対値を導出し、シフトするステップは、導出した第2値のうち、第1電力値と第4電力値の和と第2電力値と第3電力値の和の大きさにもとづいて、従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトしてもよい。
シフトするステップは、第2電力値と第3電力値の和に演算を施した値が、第1電力値と第4電力値の和より小さければ、従信号に対応した受信信号のタイミングを後方のタイミングにシフトし、第1電力値と第4電力値の和に演算を施した値が、第2電力値と第3電力値の和より小さければ、従信号に対応した受信信号のタイミングを前方のタイミングにシフトしてもよい。
シフトするステップは、第2電力値と第3電力値の和に演算を施した値を第1電力値と第4電力値の和から減じた結果の絶対値、あるいは第1電力値と第4電力値の和に演算を施した値を第2電力値と第3電力値の和から減じた結果の絶対値が、所定の値より小さければ、従信号に対応した受信信号を無効な信号として処理してもよい。
本発明のさらに別の態様は、ダイバーシチ受信方法である。この方法は、複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするステップと、サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理するステップと、相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算するステップと、計算した主信号の電力値のピークと計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出するステップと、検出した主信号の電力値のピークと検出した従信号の電力値のピークの関係が第1の条件を満たさない場合に、従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外するステップと、従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、計算した主信号の電力値と計算した従信号の電力値をそれぞれ第2の条件と比較し、当該第2の条件を満たさない主信号あるいは従信号が存在すれば、当該主信号あるいは当該従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外するステップと、主信号と従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングを調節するステップと、サンプリングした複数の受信信号のうち主信号に対応した受信信号と、タイミングを調節した受信信号をダイバーシチ処理するステップとを備える。
従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外するステップは、第1の条件として、検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングと検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミング間の時間差が、所定のしきい値以下であると規定してもよい。当該主信号あるいは当該従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外するステップは、第1の条件として、検出した主信号の電力値のピークに対応した電力値に対して、検出した従信号の電力値のピークに対応した電力値が、所定の電力比以上であると規定してもよい。当該主信号あるいは当該従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外するステップは、第2の条件として、主信号あるいは従信号のそれぞれに対して、ピークでの電力値に対する当該ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値が、所定の電力比以下であると規定してもよい。
タイミングを調節するステップは、検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得し、検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得する取得部と、取得部で取得した電力値のそれぞれにもとづいて、主信号と従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と主信号と従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出する導出部と、導出した第2値が導出した第1値より大きい場合に、導出した第2値にもとづいて、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするシフト部とを備えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、プログラムである。このプログラムは、複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするステップと、サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理するステップと、相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算して、メモリに記憶するステップと、計算した主信号の電力値のピークと計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出するステップと、検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をメモリよりそれぞれ取得し、検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をメモリよりそれぞれ取得するステップと、取得した電力値のそれぞれにもとづいて、主信号と従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と主信号と従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出するステップと、導出した第2値が導出した第1値より大きい場合に、導出した第2値にもとづいて、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするステップとをコンピュータに実行させる。
本発明のさらに別の態様も、プログラムである。このプログラムは、複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするステップと、サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理するステップと、相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算して、メモリに記憶するステップと、計算した主信号の電力値のピークと計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出するステップと、検出した主信号の電力値のピークと検出した従信号の電力値のピークの関係が予めメモリに記憶した第1の条件を満たさない場合に、従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外するステップと、従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、計算した主信号の電力値と計算した従信号の電力値をメモリから出力させた後に、それぞれ予めメモリに記憶した第2の条件と比較し、当該第2の条件を満たさない主信号あるいは従信号が存在すれば、当該主信号あるいは当該従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外するステップと、主信号と従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、サンプリングした複数の受信信号のうち、従信号に対応した受信信号のタイミングを調節するステップと、サンプリングした複数の受信信号のうち主信号に対応した受信信号と、タイミングを調節した受信信号をダイバーシチ処理するステップとをコンピュータに実行させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数のアンテナでそれぞれ受信した信号間に含まれたタイミング誤差を補正できる。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、送信装置から送信された信号を複数のアンテナで受信してダイバーシチ処理する受信装置に関する。ここで、送信装置から送信された信号は、マルチキャリア信号であるとし、特にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調されているものとする。本実施例に係る受信装置は、信号をFFT(Fast Fourier Transform)する前に5段階の処理を実行する。第1の段階は、前処理に相当し、複数の受信した信号をそれぞれサンプリングし、サンプリングした信号と既知の信号で相関処理して、それらの電力値を計算する。さらに、複数の相関処理した信号を単位として、電力値のピークをそれぞれ検出する。
第2の段階は、複数の信号間で比較を行う処理である。すなわち、複数の相関処理した信号の波形の関係が第1の条件を満たさない場合に、それらに対応した受信した信号を合成すれば信号品質が悪化するおそれがあるため、複数の受信した信号の一方を合成ダイバーシチの候補から除外する。第3の段階は、ひとつの信号内で比較を行う処理である。すなわち、第2の段階の結果、複数の受信した信号が合成ダイバーシチの候補として残っていれば、相関処理した信号の波形がそれぞれ第2の条件を満たさない場合に、それに対応の受信した信号を合成ダイバーシチの候補から除外する。
第4の段階は、信号間のタイミングを調節する処理である。すなわち、第3の処理の結果、複数の受信した信号が合成ダイバーシチの候補として残っていれば、相関処理した信号の波形にもとづて、タイミングを調節する。第5の段階は、ダイバーシチ処理を実行する処理である。複数の受信した信号が、合成ダイバーシチの候補として残っていれば、合成ダイバーシチを実行する。一方、合成ダイバーシチの候補として残っていなければ、選択ダイバーシチを実行する。
本実施例で解決可能なダイバーシチに関する課題は、以下の通りである。アダプティブアレイ信号処理を含んだ合成ダイバーシチは、各アンテナで受信した信号を合成するために、合成後の信号の伝送特性は、各アンテナで受信した信号の品質の影響を受ける。特に、各アンテナで受信した信号のサンプリングタイミングに関して、伝送遅延差がある場合で、大きく異なることがある。このようなサンプリングタイミングが大きく異なる信号を合成しても、ダイバーシチによる特性の改善が得られない場合もある。このような課題を解決するために、本実施例では、サンプリングタイミングが大きく異なる信号を合成せずに、その一方をダイバーシチ処理の対象から除外する。
ここで使用する用語を説明する。本実施例では、OFDM変調方式を前提としているため、送信装置でIFFTを行った信号が、受信装置に受信される。NポイントのIFFTを行った信号S(t)は、次のように示される。
Figure 0004145240
ここで、Znは情報成分であり、f0はキャリア周波数とする。IFFTのひとつのポイントの時刻tを「FFTポイント」と呼ぶことにする。また、「FFTポイント」の間隔を「FFTポイント間隔」と呼ぶことにする。さらに、IFFTされた信号に対して、一般的に送信される前にガードインターバルが付加されるが、NポイントのIFFTされた信号のまとまり、すなわちフーリエ変換のサイズとガードインターバルの期間を合計して、「OFDMシンボル」と呼ぶことにする。
また、マルチキャリア信号の場合に、複数のアンテナで受信した信号のタイミングの誤差が、受信した信号の位相を回転させる現象を説明する。送信装置から送信される信号は、次のように示される。
Figure 0004145240
この信号をふたつのアンテナで受信するとし、それぞれのサンプリング誤差をΔt1とΔt2、さらに送信装置からアンテナ1までの応答ベクトルをh1、送信装置からアンテナ2までの応答ベクトルをh2とすれば、ふたつの受信信号R1とR2は、次のように示される。
Figure 0004145240
ここで、アダプティブアレイ信号処理を行うとし、受信ウエイトベクトルをw1とw2とすれば、合成信号yは、次のように示される。
Figure 0004145240
w1h1とw2h2は、実数成分であり、各項の最後に付加されたexp(jω1t)等は、復調した際に除去されるため、Δt1とΔt2が相違する場合に、位相が回転する。
図1は、実施例1に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、送信装置10、受信装置12を含む。送信装置10は、送信用アンテナ14を含む。受信装置12は、受信用アンテナ16と総称される第1受信用アンテナ16a、第2受信用アンテナ16b、無線部18と総称される第1無線部18a、第2無線部18b、AD変換部20と総称される第1AD変換部20a、第2AD変換部20b、相関処理部22と総称される第1相関処理部22a、第2相関処理部22b、電力計算部24と総称される第1電力計算部24a、第2電力計算部24b、検出部26と総称される第1検出部26a、第2検出部26b、信号間条件判定部28、信号内条件判定部30、タイミング調節部32、合成/選択切替部34、シフト部36、ダイバーシチ処理部38、FFT部40、制御部42を含む。
送信装置10は、信号を送信用アンテナ14から送信する。送信する信号は、OFDM変調されており、特に、通信システム100として、無線LAN(Local Area Network)のひとつのIEEE802.11aを想定するため、送信装置10の内部にIFFT回路が含まれている。図2は、実施例1に係るバーストフォーマットの構成を示す。これは、IEEE802.11aの通話チャネルで使用されるバーストフォーマットである。バーストの先頭から4OFDMシンボルの間に、主としてタイミング同期とキャリア再生に使用するためのプリアンブルが配置されている。
図1に戻る。受信用アンテナ16は、送信装置10から送信された信号を受信するアンテナである。ここでは、説明の簡略化のために、ひとつのアンテナの指向性は無指向性とし、アンテナ数を2とする。
無線部18は、受信用アンテナ16で受信した信号を無線周波数からベースバンドに周波数変換する。また、内部にAGC(Automatic Gain Control)を含み、ベースバンドの信号の振幅をAD変換部20のダイナミックレンジ内の振幅になるように調節する。
AD変換部20は、ベースバンドの信号に対して、アナログ/ディジタル変換を施す。アナログ/ディジタル変換する際のサンプリングレートは、任意でよいが、ここでは、FFTポイント間隔の1/2の間隔でサンプリングするものとする。
相関処理部22は、AD変換部20でサンプリングした信号と予め記憶した信号で相関処理を行う。ここで、相関処理部22は、マッチドフィルタの構成をなしているものとする。図2に示したバーストフォーマットのうち、少なくともプリアンブルは、既知の信号であるため、予め図示しないメモリにプリアンブルの時間領域での波形を記憶しておき、当該波形によって、サンプリングした信号と相関を計算する。なお、記憶した波形は、1OFDMシンボル単位のもの、あるいはFFTサイズのものとする。そのため、AD変換部20でサンプリングした信号と予め記憶した信号とのタイミングが同期に近くなった場合に、相関値の電力が大きくなる。
電力計算部24は、相関処理部22から出力された相関値の電力を計算する。検出部26は、相関値の電力値のピークを検出する。なお、信号間条件判定部28で決定されるが、ふたつの相関値の電力値のピークのうち、大きい方に対応した相関値を主信号といい、小さいほうに対応した相関値を従信号というものとする。ここでは、説明の簡略化のため、第1検出部26aに対応した相関値を主信号とし、第2検出部26bに対応した相関値を従信号とする。
信号間条件判定部28は、主信号のピークと従信号のピークの関係を第1の条件と比較して、当該関係が第1の条件を満たさない場合に、従信号に対応したベースバンドの信号を合成ダイバーシチの対象から除外する。これを図3(a)−(b)によって説明する。図3(a)−(b)は、信号間条件判定部28で処理対象となる信号の波形を示す。これらの図は、横軸に時間を示し、縦軸に電力値を示す。また、図3(a)は、主信号の波形の時間変動を示し、図3(b)は、従信号の波形の時間変動を示す。さらに、第1検出部26aで検出された主信号のピークを「P1」で、第2検出部26bで検出された従信号のピークを「P2」で示す。なお、これらの図では、サンプリングタイミングの誤差を考慮していない。
前述の第1の条件は、「P1の前後に設定されたそれぞれ4つのFFTポイント間隔のうちに、P2が存在すること」とする。図3(b)では、P1の前後に設定されたそれぞれ4つのFFTポイント間隔をΔTとして示すが、この中にP2が存在すれば、第1の条件を満たしたものとする。しかしながら、図3(b)では、P2がΔTの外にあるため、第1の条件を満たしていない。その結果、信号間条件判定部28は、従信号に対応したベースバンド信号を合成ダイバーシチの対象から除外し、その旨を後述の合成/選択切替部34に通知する。また、検出部26で検出したピークにもとづいて、主信号と従信号を決定し、その旨を合成/選択切替部34に通知してもよい。
図1に戻る。信号内条件判定部30は、信号間条件判定部28で従信号に対応したベースバンド信号が合成ダイバーシチの対象から除外されていない場合に、主信号と従信号をそれぞれ第2の条件と比較し、第2の条件を満たさないものがあれば、それを合成ダイバーシチの対象から除外する。これを図4(a)−(b)によって説明する。図4(a)−(b)は、信号内条件判定部30で処理対象となる信号の波形を示す。また、図4(a)と図4(b)は、主信号あるいは従信号の波形の時間変動を示す。ここで、P(0)がピークに相当し、P(−1)がピークからひとつのFFTポイント間隔だけ前のタイミングの電力値に相当し、P(1)がピークからひとつのFFTポイント間隔だけ後ろのタイミングの電力値に相当する。なお、これらの図では、サンプリングタイミングの誤差を考慮していない。
前述の第2の条件は、「P(0)から前後に3、4、5FFTポイント離れたところでの電力値が、いずれもP(0)の電力値の1/4より小さいこと」とする。すなわち、図示していないものも含めて、P(−5)、P(−4)、P(−3)、P(3)、P(4)、P(5)の電力値がP(0)の電力値の1/4より小さいことである。図4(a)−(b)では、dB(デシベル)を単位にして表示を行っており、図4(a)では、P(−3)、P(3)の電力値が共にP(0)の電力値の1/4より小さくなっている。そのため、これらより電力値の小さいP(4)等でも当然P(0)の電力値の1/4より小さくなっている。その結果、図4(a)のような波形では、第2の条件を満たしている。一方、図4(b)では、P(3)の電力値が共にP(0)の電力値の1/4より小さくなっていない。その結果、図4(b)のような波形では、第2の条件を満たしておらず、このような波形に対応したベースバンドの信号が、合成ダイバーシチの対象から除外される。信号内条件判定部30は、その旨を後述の合成/選択切替部34に通知する。
図1に戻る。タイミング調節部32は、信号内条件判定部30の処理の結果、主信号と従信号に対応したベースバンドの信号が合成ダイバーシチの対象から除外されていない場合に、従信号のタイミングを主信号のタイミングに近づくように調節する。これを説明する前に、タイミング調節部32で処理対象とされる信号を図5によって説明する。図5は、タイミング調節部32で処理対象となる信号の波形を示す。図には、主信号と従信号の波形を示すが、それぞれのピークを「P1」と「P2」で示す。また、AD変換部20でサンプリングしたタイミングを「t1」から「t4」で示す。すなわち、主信号と従信号ともにピークに相当したタイミングでは、サンプリングされておらず、サンプリングのタイミング誤差が含まれた場合である。
図中の主信号では、「t2」のタイミングで電力値が最大になっている。また、従信号でも「t2」のタイミングで電力値が最大になっている。そのため、主信号のサンプリングのタイミング誤差が図示のごとくdT1となり、従信号のサンプリングのタイミング誤差が図示のごとくdT2となる。ダイバーシチをした場合には、これらの誤差が重ねあわせになり、dT1+dT2になる。前述のごとく、dT1+dT2が大きくなれば、信号の伝送特性が悪化するため、タイミング調節部32は、状況に応じて従信号をシフトさせる。すなわち、従信号の「t2」での電力値が「t3」での電力値となるように、従信号をシフトさせる。
ここで、サンプリングした主信号の電力値のピークに対応したタイミング、すなわち「t2」よりひとつのFFTポイント前のタイミング「t1」での電力値を第1電力値、「t2」よりひとつのFFTポイント後ろのタイミング「t3」での電力値を第2電力値とする。また、サンプリングした従信号の電力値のピークに対応したタイミング、すなわち「t2」よりひとつのFFTポイント前のタイミング「t1」での電力値を第3電力値、「t2」よりひとつのFFTポイント後ろのタイミング「t3」での電力値を第4電力値とする。第1電力値から第4電力値にもとづいて、次の「Length1」から「Length4」を計算する。
Figure 0004145240
さらに、「Length1」から「Length4」にもとづいて、次の第1値と第2値を計算する。
Figure 0004145240
さらに、タイミング調節部32は、第2値が第1値より大きければ、従信号のシフトを決定する。これを定性的に説明するために、図6(a)−(d)を使用する。図6(a)−(d)は、図1のタイミング調節部32での処理の概要を示す。ここで、図6(a)と(b)が対応しており、図6(c)と(d)が対応している。図6(a)と(b)は、第2値が第1値より大きくならない場合であり、図6(a)が主信号に、図6(b)が従信号に対応する。第1値は、数5と数6から明らかなように、第1電力値と第2電力値間の直線の傾きと第3電力値と第4電力値間の直線の傾きが同じ方向になれば大きくなる。そのような場合に、図6(a)と(b)のような形になり、主信号と従信号のタイミングの一致の程度が高いといえる。すなわち、第1値は、主信号と従信号のタイミングの一致の程度を示しているといえる。また、このような場合には、主信号と従信号間のタイミングの調整は、不要とする。
一方、図6(c)と(d)は、第2値が第1値より大きくなる場合であり、図6(c)が主信号に、図6(d)が従信号に対応する。第2値は、数5と数6から明らかなように、第1電力値と第2電力値間の直線の傾きと第3電力値と第4電力値間の直線の傾きが反転の方向になれば大きくなる。そのような場合に、図6(c)と(d)のような形になり、主信号と従信号のタイミングの一致の程度が低いといえる。すなわち、第1値は、主信号と従信号のタイミングの相違の程度を示しているといえる。
従信号のシフトを決定した場合に、次の条件を満たせば、従信号に対応のサンプリングした信号に対して、ひとつ後ろのFFTポイントへのシフトを決定する。
Figure 0004145240
一方、従信号に対応のサンプリングした信号に対して、ひとつ前のFFTポイントへのシフトを決定する。
Figure 0004145240
なお、次の条件の一方が満たされる場合は、従信号に対応したベースバンドの信号に対して、合成ダイバーシチの対象からの除外を決定する。タイミング調節部32は、以上の情報を合成/選択切替部34に通知する。
Figure 0004145240
図1に戻る。合成/選択切替部34は、信号間条件判定部28、信号内条件判定部30、タイミング調節部32から通知を受けた場合に、選択ダイバーシチの実行を決定して、AD変換部20から入力した信号の一方をダイバーシチ処理部38に出力する。信号間条件判定部28、信号内条件判定部30、タイミング調節部32から通知を受けない場合に、信号間条件判定部28から受けた主信号に関する通知にもとづいて、AD変換部20から入力した信号のうち、主信号に対応すべき方をダイバーシチ処理部38に出力する。
シフト部36は、タイミング調節部32からの通知にもとづいて、従信号に対応のサンプリングした信号のタイミングをシフトさせる。ダイバーシチ処理部38は、ダイバーシチ処理を実行する。すなわち、合成ダイバーシチの場合は、ふたつの入力した信号を合成して出力し、選択ダイバーシチの場合は、ひとつの入力した信号をそのまま出力する。FFT部40は、入力した信号をFFTして出力する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図7は、受信装置12のダイバーシチ処理の手順を示す図である。AD変換部20は、複数の受信信号を所定のタイミングでサンプリングする(S10)。相関処理部22は、サンプリングした複数の受信信号を相関処理する(S12)。電力計算部24は、相関処理した複数の受信信号の電力値を計算する(S14)。信号間条件判定部28は、電力値を第1の条件と比較する。電力値が第1の条件を満たせば(S16のY)、信号内条件判定部30は、電力値を第2の条件と比較する。電力値が第2の条件を満たせば(S18のY)、信号内条件判定部30は、相関処理した複数の受信信号のタイミング差を検出し、その差が小さければ(S20のY)、信号内条件判定部30とシフト部36は、タイミングを調節する(S22)。さらに、ダイバーシチ処理部38は、合成ダイバーシチを行う(S24)。一方、第1の条件を満たさないか(S16のN)、第2の条件を満たさないか(S18のN)、タイミング差が小さくなければ(S20のN)、合成/選択切替部34とダイバーシチ処理部38は、選択ダイバーシチを行う(S26)。
本発明の実施例1によれば、合成ダイバーシチの対象となる受信信号の電力値のピークに対応したタイミングが離れている場合に、合成ダイバーシチの対象から除外するために、信号の通信品質の悪化を防止できる。また、合成ダイバーシチの対象となる受信信号に含まれた先行波や遅延波の影響が大きい場合に、合成ダイバーシチの対象から除外するために、信号の通信品質の悪化を防止できる。また、合成ダイバーシチの対象となる受信信号間のサンプリングタイミングの誤差を小さくするために、信号の通信品質の悪化を防止できる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、本発明の実施例1と同様に、ダイバーシチ処理する受信装置に関する。しかしながら、実施例2は実施例1と比較して、第2の段階の処理が異なる。本実施例における第2の段階は、複数の相関処理した信号のピークの電力値の関係が、新たな第1の条件を満たさない場合に、それらに対応した複数の受信した信号を合成すれば信号品質が悪化するおそれがあるため、複数の受信した信号の一方を合成ダイバーシチの候補から除外する。
実施例2は図1に示されるタイプの受信装置12に係る。このうち、信号間条件判定部28の処理が実施例1と異なる。信号間条件判定部28は、主信号のピークと従信号のピークの関係を第1の条件と比較して、当該関係が第1の条件を満たさない場合に、従信号に対応したベースバンドの信号を合成ダイバーシチの対象から除外する。これを図8(a)−(b)によって説明する。図8(a)−(b)は、信号間条件判定部28で処理対象となる信号の波形を示す。また、図8(a)は、主信号の波形の時間変動を示し、図8(b)は、従信号の波形の時間変動を示す。さらに、第1検出部26aで検出された主信号のピークを「P1」で、第2検出部26bで検出された従信号のピークを「P2」で示す。なお、これらの図では、サンプリングタイミングの誤差を考慮していない。前述の第1の条件は、「P2の電力値が、P1の電力値の1/2より大きいこと」とする。ここでは、「P2」の電力値が、「P1」の電力値の1/2以下になっているため、従信号に対応したベースバンド信号を合成ダイバーシチの対象から除外し、その旨を後述の合成/選択切替部34に通知する。
本発明の実施例2によれば、合成ダイバーシチの対象となる受信信号の電力値のピークが小さい場合に、合成ダイバーシチの対象から除外するために、信号の通信品質の悪化を防止できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例1と2において、受信装置12は、複数のサンプリングした信号を合成ダイバーシチしている。しかしながらこれに限らず例えば、アダプティブアレイ信号処理してもよい。この場合、受信装置12に、アダプティブアレイ信号処理で必要とされる受信ウエイトベクトルを計算する機能を追加する。本変形例によれば、信号の伝送品質をさらに改善可能である。つまり、複数の信号が合成されればよい。
実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 実施例1に係るバーストフォーマットの構成を示す図である。 図3(a)−(b)は、図1の信号間条件判定部で処理対象となる信号の波形を示す図である。 図4(a)−(b)は、図1の信号内条件判定部で処理対象となる信号の波形を示す図である。 図1のタイミング調節部で処理対象となる信号の波形を示す図である。 図6(a)−(d)は、図1のタイミング調節部での処理の概要を示す図である。 図1の受信装置のダイバーシチ処理の手順を示す図である。 実施例2に係る信号間条件判定部で処理対象となる信号の波形を示す図である。
符号の説明
10 送信装置、 12 受信装置、 14 送信用アンテナ、 16 受信用アンテナ、 18 無線部、 20 AD変換部、 22 相関処理部、 24 電力計算部、 26 検出部、 28 信号間条件判定部、 30 信号内条件判定部、 32 タイミング調節部、 34 合成/選択切替部、 36 シフト部、 38 ダイバーシチ処理部、 40 FFT部、 42 制御部、 100 通信システム。

Claims (11)

  1. 複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするサンプリング部と、
    前記サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理する相関処理部と、
    前記相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、前記相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算する電力計算部と、
    前記計算した主信号の電力値のピークと前記計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出する検出部と、
    前記検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得し、前記検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得する取得部と、
    前記取得部で取得した電力値のそれぞれにもとづいて、前記主信号と前記従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と前記主信号と前記従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出する導出部と、
    前記導出した第2値が前記導出した第1値より大きい場合に、前記導出した第2値にもとづいて、前記サンプリングした複数の受信信号のうち、前記従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするシフト部と、
    前記サンプリングした複数の受信信号のうち前記主信号に対応した受信信号と、前記タイミングをシフトした受信信号をダイバーシチ処理するダイバーシチ処理部と、
    を備えることを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  2. 前記導出部は、前記主信号に対して、ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ第1電力値と第2電力値とし、前記従信号に対して、ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ第3電力値と第4電力値とした場合に、前記第1電力値と前記第2電力値によって形成される直線の傾きに対して、前記第3電力値と前記第4電力値によって形成される直線の傾きが一致するほど大きくなるべき前記第1値と、当該傾きが反転するほど大きくなるべき前記第2値を導出することを特徴とする請求項1に記載のダイバーシチ受信装置。
  3. 前記導出部は、前記第1値として、前記第1電力値と前記第3電力値の和から前記第2電力値と前記第4電力値を減じた結果の絶対値を導出し、前記第2値として、前記第1電力値と前記第4電力値の和から前記第2電力値と前記第3電力値を減じた結果の絶対値を導出し、
    前記シフト部は、前記導出した第2値のうち、前記第1電力値と前記第4電力値の和と前記第2電力値と前記第3電力値の和の大きさにもとづいて、前記従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトすることを特徴とする請求項2に記載のダイバーシチ受信装置。
  4. 前記シフト部は、前記第2電力値と前記第3電力値の和に演算を施した値が、前記第1電力値と前記第4電力値の和より小さければ、前記従信号に対応した受信信号のタイミングを後方のタイミングにシフトし、前記第1電力値と前記第4電力値の和に演算を施した値が、前記第2電力値と前記第3電力値の和より小さければ、前記従信号に対応した受信信号のタイミングを前方のタイミングにシフトすることを特徴とする請求項2または3に記載のダイバーシチ受信装置。
  5. 前記シフト部は、前記第2電力値と前記第3電力値の和に演算を施した値を前記第1電力値と前記第4電力値の和から減じた結果の絶対値、あるいは前記第1電力値と前記第4電力値の和に演算を施した値を前記第2電力値と前記第3電力値の和から減じた結果の絶対値が、所定の値より小さければ、前記従信号に対応した受信信号を無効な信号として処理することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のダイバーシチ受信装置。
  6. 前記検出した主信号の電力値のピークと前記検出した従信号の電力値のピークの関係が第1の条件を満たさない場合に、前記従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外する信号間条件判定部と、
    前記従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、前記計算した主信号の電力値と前記計算した従信号の電力値をそれぞれ第2の条件と比較し、当該第2の条件を満たさない前記主信号あるいは前記従信号が存在すれば、当該主信号あるいは当該従信号に対応した受信信号をダイバーシチの対象から除外する信号内条件判定部とをさらに備え、
    前記取得部は、前記主信号と前記従信号に対応した受信信号がダイバーシチの対象から除外されていない場合に、処理を実行することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のダイバーシチ受信装置。
  7. 前記信号間条件判定部は、前記第1の条件として、前記検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングと前記検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミング間の時間差が、所定のしきい値以下であると規定することを特徴とする請求項6に記載のダイバーシチ受信装置。
  8. 前記信号間条件判定部は、前記第1の条件として、前記検出した主信号の電力値のピークに対応した電力値に対して、前記検出した従信号の電力値のピークに対応した電力値が、所定の電力比以上であると規定することを特徴とする請求項6に記載のダイバーシチ受信装置。
  9. 前記信号内条件判定部は、前記第2の条件として、前記主信号あるいは前記従信号のそれぞれに対して、ピークでの電力値に対する当該ピークのタイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値が、所定の電力比以下であると規定することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のダイバーシチ受信装置。
  10. 複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするステップと、
    前記サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理するステップと、
    前記相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、前記相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算するステップと、
    前記計算した主信号の電力値のピークと前記計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出するステップと、
    前記検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得し、前記検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値をそれぞれ取得するステップと、
    前記取得した電力値のそれぞれにもとづいて、前記主信号と前記従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と前記主信号と前記従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出するステップと、
    前記導出した第2値が前記導出した第1値より大きい場合に、前記導出した第2値にもとづいて、前記サンプリングした複数の受信信号のうち、前記従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするステップと、
    前記サンプリングした複数の受信信号のうち前記主信号に対応した受信信号と、前記タイミングをシフトした受信信号をダイバーシチ処理するステップと、
    を備えることを特徴とするダイバーシチ受信方法。
  11. 複数の受信信号を所定のタイミングでそれぞれサンプリングするステップと、
    前記サンプリングした複数の受信信号に対して、所定の信号でそれぞれ相関処理するステップと、
    前記相関処理した複数の受信信号のうちのひとつを主信号とし、前記相関処理した複数の信号のうちの主信号以外の信号を従信号とした場合に、主信号と従信号の電力値をそれぞれ計算して、メモリに記憶するステップと、
    前記計算した主信号の電力値のピークと前記計算した従信号の電力値のピークをそれぞれ検出するステップと、
    前記検出した主信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値を前記メモリよりそれぞれ取得し、前記検出した従信号の電力値のピークに対応したタイミングから、当該タイミングの前後にそれぞれ相当したタイミングでの電力値を前記メモリよりそれぞれ取得するステップと、
    前記取得した電力値のそれぞれにもとづいて、前記主信号と前記従信号のタイミングの一致の程度を示した第1値と前記主信号と前記従信号のタイミングの相違の程度を示した第2値を導出するステップと、
    前記導出した第2値が前記導出した第1値より大きい場合に、前記導出した第2値にもとづいて、前記サンプリングした複数の受信信号のうち、前記従信号に対応した受信信号のタイミングをシフトするステップと、
    前記サンプリングした複数の受信信号のうち前記主信号に対応した受信信号と、前記タイミングをシフトした受信信号をダイバーシチ処理するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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