JP4144146B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒の先端に筆記体を覆うキャップが着脱自在に取り付けられた筆記具において、そのキャップにクリップを設けると共に、そのクリップを前記キャップよりも長く形成した筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
軸筒の先端にキャップを着脱自在に取り付けた筆記具の1例として、特開平7−33689号公報がある。軸筒の前方部には、キャップが着脱自在に取り付けられており、そのキャップには、クリップが取り付けられている。そして、そのクリップは、前記キャップよりも長く形成されており、前記軸筒の把持する部分まで延設形成されている。また、そのクリップの前方部分には、玉部が形成されており、前記軸筒の表面に接触しているかのように、多少に隙間を形成した状態で近接している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術にあっては、軸筒やクリップが硬質な樹脂で成形されているため、その表面は滑りやすく、その結果、ポケットなどに差し込んだ際に、外力が少しでも作用してしまうと抜け落ちてしまうことがあった。
そこで、前記クリップの弾性力を向上させ、クリップの玉部を軸筒の表面に強固に圧接させることによって、クリップの挟持力を高めることも考えられたが、常に、クリップに強固な反発力が作用しているため、径時的な安定性が悪く、短期間で挟持力を失ってしまったり、強いては、クラック(ヒビ、割れ)などが発生してしまい、これまた挟持力を失ってしまうものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒の先端に筆記体を覆うキャップが着脱自在に取り付けられ、後端を押圧することによって筆記体を繰り出す筆記具において、そのキャップにクリップを設けると共に、そのクリップを前記キャップよりも長く形成し、前記軸筒の把持する部分に弾性材質よりなるグリップを配置すると共に、前記クリップの前方部に玉部を形成し、その玉部を前記グリップの表面に食い込ませ、前記キャップを軸筒の後端にも着脱可能にすると共に、軸筒の後端に取り付けた際には、前記クリップの玉部と軸筒の表面との間に、隙間を形成したことを要旨とする。
【0005】
【作用】
クリップの弾性挟持力によって、そのクリップの玉部が弾性材質よりなるグリップの表面に潜り込むと共に、挟み込む物のグリップに対する摩擦力が向上する。
【0006】
【実施例】
1例として、シャープペンシルを図1〜図9に示し説明する。軸筒1の内部には、芯タンク2が前後動自在に配置されている。その芯タンク2の前方には、継ぎ手部材3を介して芯の把持・解放を行うチャック体4が固定されている。そのチャック体4の前方部分には、チャック体4の開閉を行うチャックリング5が囲繞している。符号6は、コイルスプリングなどの弾撥部材であり、その弾撥部材6は、前記の芯タンク2やチャック体5などを後方に付勢している。
また、前記軸筒1の前端には、螺着などの手段によって先部材7が着脱自在に固定されており、その先部材7の内部には、芯の後退を阻止する芯戻り止め部材8が内設しているが、先部材7と一体成形するなどしても良い。符号9は、先部材7の先端に固定された金属材質よりなる芯保護管であるが、これも、前記の芯戻り止め部材と同様に、先部材7に一体成形しても良い。
【0007】
また、前記軸筒1の把持する部分(本例では、軸筒1の前方部分)には、円周上の凹部10形成されており、その凹部10には、ゴム状弾性体からなるグリップ11が配置されている。そのグリップ11の表面には、多数の凹部12が形成されており、滑り防止、並びに、美感などを向上させている。
更に、前記軸筒1の凹部10よりも前方には、鍔部13を介して、その鍔部13よりも径の小さい嵌合凹部14が形成されている。
その嵌合凹部14には、キャップ15の内面突起16が係合している。この内面突起16は、キャップ15の内面に周状に形成しても良いが、放射状に形成しても良い。ちなみに、本例では、放射状の位置の4箇所に形成している。また、その内面突起16は、前記軸筒1の嵌合凹部14に完全に填り込んでいるのではなく、嵌合凹部14の前方に形成されている山部17に当接し係合している。そして、キャップ15の後端面18が、軸筒1の鍔部13に当接している。つまり、キャップ15を軸筒1の山部17と鍔部13とで挟み込むことによって、軸筒1に確実に嵌合させている(図3参照)。
【0008】
また、前記キャップ15には、クリップ19が形成されているが、そのクリップ19は、キャップ15よりも長く形成されている。そして、そのクリップ19の端部近傍には、玉部20が軸筒1の方向に向かって形成されており、その玉部20は、前記グリップ11に若干ではあるが食い込んでいる(図4、図5参照)。尚、本例では、前記クリップ19の玉部20が、グリップ11の凹部12に位置した際には、当然、その凹部12に潜り込むようになっているが(図6参照)、接触はしていない。接触していない分、挟持力は弱まるものの、挟み込まれる物が凹部12に沿って湾曲した状態で入り込むため、その接触面積は大きく、また、弾性材質よりなるグリップ11自体の摩擦力とも相まって、摩擦抵抗力も大となり、挟み込まれた物の脱落が極力防止される。
しかし、クリップ19を弾性的な径時安定性の良い材質で成形するならば、凹部12においても、若干食い込むようにしても良い。
尚、符号21は、使用する芯径や芯の硬度などが表示された表示部材である。その表示部材21を交換するだけで、キャップ15を種々のシャープペンシルに適用させることができる。
【0009】
前記芯タンク2の後方部は、軸筒1の後端から突出しており、その突出した中間部には、膨出部22が形成されている。その膨出部22には、前記キャップ15の内面突起16が係合する嵌合凹部23と、キャップ15の後端面18が当接する鍔部24とが形成されている。つまり、キャップ15を軸筒1の前方に取り付けたと同様な構成で嵌合している(図2、図8参照)。
また、前記膨出部22の内側には、空間部25が形成されている。更に、膨出部22の鍔部24の外径は、軸筒1の後端の外径よりも、若干、大径に形成されている。シャープペンシルを落下させてしまった場合に、弾力性のある鍔部24を床などに接触させることによって、軸筒1の後端近傍への衝撃を緩和させ、該部分のヒビや割れを防止している。また、前記膨出部22の空間部25は、成形の際に発生する「引け(成形後の冷却における、樹脂の収縮による凹部の発生:厚さが厚いほど発生が顕著になる)」なども防止していると共に、キャップ15や膨出部22の寸法のバラツキを空間部25で吸収させている。その結果、各々の部材に対する無理な作用を減少させることができ、もって、キャップ15の膨出部22に対する着脱における嵌合の径時的な耐久性を向上させることができる。
尚、芯タンク2の後方には、消しゴム26が取り付けられており、また、その消しゴム26を覆うように消しゴムキャップ27も着脱自在に取り付けられている。
【0010】
ここで、前記キャップ15を芯タンク2の膨出部22に嵌合させた場合には、クリップ19(の玉部20)と軸筒1の表面との間には隙間28が形成される(図9参照)。芯の繰り出しを行う際には、前記キャップ15を押圧させるが、この時生じる、玉部20と軸筒1表面の擦れによる押圧荷重の低減を図っていると共に、軸筒1表面への傷の発生も防止している。また、軸筒1の後方に、例えば、メーカー名やキャラクターなどの印刷が施されている場合であっても、「擦れ」が発生しないため、傷つけることなく美観を損なうことなどもない。
そして、更には、クリップの反発力によって芯タンクが傾斜し、その傾斜した芯タンクが軸筒内面へ接触することもなく、もって、芯タンクの表面や軸筒内面への傷が防止される。即ち、軸筒を透明性のある材質で形成した場合には、特に、有効な手段となる。
【0011】
【発明の効果】
本発明においては、ポケットなどからの抜け落ちを極力防止することができると共に、径時的に安定したクリップの挟持力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例を示す縦半断面図(不使用時)。
【図2】本発明の1例を示す縦半断面図(使用時)。
【図3】図1の要部拡大図(キャップ嵌合部分)。
【図4】図1の要部拡大図(クリップの玉部の食い込み部分)。
【図5】図1のA−A線断面図。
【図6】図5のキャップを45度回転させたときの図。
【図7】図1の要部拡大図(芯タンクの膨出部分)。
【図8】図2の要部拡大図(キャップ嵌合部分)。
【図9】図2の要部拡大図(クリップの玉部部分)。
【符号の説明】
1 軸筒
2 芯タンク
3 継ぎ手部材
4 チャック体
5 チャックリング
6 弾撥部材
7 先部材
8 芯戻り止め部材
9 芯保護管
10 凹部
11 グリップ
12 凹部
13 鍔部
14 凹部
15 キャップ
16 内面突起
17 山部
18 後端面
19 クリップ
20 玉部
21 表示部材
22 膨出部
23 凹部
24 鍔部
25 空間部
26 消しゴム
27 消しゴムキャップ

Claims (1)

  1. 軸筒の先端に筆記体を覆うキャップが着脱自在に取り付けられ、後端を押圧することによって筆記体を繰り出す筆記具において、そのキャップにクリップを設けると共に、そのクリップを前記キャップよりも長く形成し、前記軸筒の把持する部分に弾性材質よりなるグリップを配置すると共に、前記クリップの前方部に玉部を形成し、その玉部を前記グリップの表面に食い込ませ、前記キャップを軸筒の後端にも着脱可能にすると共に、軸筒の後端に取り付けた際には、前記クリップの玉部と軸筒の表面との間に、隙間を形成したことを特徴とする筆記具。
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