JP4141657B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク再生装置のディスク検出機構に用いられる回転部材支持装置とその取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のディスク再生装置は、大径の12cmディスクを中心に設計され、小径の8cmディスクを使用する場合は、専用のアダプタに8cmディスクをセットし、そのアダプタを装置内に挿入して再生を行っていた。このようなアダプタを使用する方法は、アダプタを保管する必要があり、アダプタがなくては8cmディスクを再生できないばかりか、アダプタに8cmディスクを装着するのに手間がかかるという問題があった。
【0003】
そこで、上記問題を解決するために、小径ディスクのためのアダプタを必要とすることなく、大径と小径のディスクの両方を再生可能なディスク再生装置が提案されており、このディスク再生装置は、アッパシャーシとロアシャーシとサスペンションシャーシとからなるシャーシ機構と、ディスクを装置内の挿入/排出位置と再生位置の間で搬送するディスク搬送機構と、挿入されたディスクが大径ディスクの場合は、挿入された小径ディスクを位置決めするためのロックピンのロックを解除して大径ディスクの外周によってロックピンを倒伏させるロック手段を有するディスク検出機構と、このディスク検出機構に連動してサスペンションシャーシのロアシャーシに対するロックまたはロック解除を行うサスペンションロック機構と、上記サスペンションシャーシに設けられて、再生位置に搬送されたディスクをターンテーブル上にクランプするディスククランプ機構およびクランプされたデイスクを再生するディスク再生機構とを備えたものである。この構成により、大径ディスクでも小径ディスクでも、単に装置内にディスクを挿入するだけで再生が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ディスク再生装置においても、低コスト化の努力が常に要求されているので、本発明は、その要求に答えるべく、上記ディスク再生装置のディスク検出機構におけるロックピンなどの回転部材支持構造の簡略化および低コスト化を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のディスク再生装置は、装置内に挿入された大径ディスクの外周に基端部が押されて回動することにより先端部が横方向に移動するとともに、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過した後に逆方向に回動するディスク検知レバーと、前記ディスク検知レバーの先端部に追随して横方向に移動するロックプレートと、常態において装置内に挿入された小径ディスクを再生位置に位置決めするために前記ロックプレートにより突出状態にロックされるとともに、前記ロックプレートの横方向への移動によりそのロックを解除されて前記挿入されてきた大径ディスクの外周により倒伏し、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過したことによる前記ロックプレートの反対方向への移動によりその倒伏状態がロックされるロックピンと、前記大径ディスクを再生位置に位置決めする手段とを備え、前記ロックピンが、円形の軸穴の一部に前記軸穴の直径よりも小さな幅寸法を有する切欠部を設けた一対のブラケットと、前記各ブラケットの軸穴に回転可能に嵌合する軸部をそれぞれ両側に有するとともに、前記各ブラケットの軸穴の前記切欠部の幅寸法よりも小さな幅寸法を有する矩形部を、一方の側では前記軸部の外側に設け、他方の側では前記軸部の内側に設けた回転部材とを備えたものであり、これにより、ブラケットと回転部材の2部品で回転部材支持装置を構成することができ、ロックピン支持構造を簡略化することができ、ロックピンの取り付けが容易に行えるので、構造の簡略化および低コスト化を実現することができる。
【0006】
また、本発明のディスク再生装置は、前記回転部材の一方の側の軸部の内側に前記軸部の直径よりも大きい直径の円形部を有し、前記回転部材の他方の側に設けた矩形部の長さ寸法が、前記ブラケットの軸穴の直径よりも大きいことを特徴とするものであり、これにより、回転部材をブラケットの軸穴に嵌合させた状態では、前記円形部と前記矩形部とにより軸方向のがた付きを防止することができる。
【0007】
また、本発明のディスク再生装置は、前記回転部材の前記円形部の回りに捩りコイルばねを挿入し、前記捩りコイルばねの一端部をブラケット側部材に係止させ、他端部を前記回転部材に設けた係止突部に係止させ、前記係止突部が前記ブラケット側部材に位置規制されることを特徴とするものであり、これにより、回転部材を常態において回動付勢しながら位置決めすることができる。
【0008】
また、本発明のディスク再生装置は、前記各ブラケットが、板金をプレス加工により形成されていることを特徴とするものであり、これにより、ブラケットの加工が容易であるとともに、軸穴の板金からの高さやブラケット間の幅を任意に設定することができる。
【0010】
また、本発明は、装置内に挿入された大径ディスクの外周に基端部が押されて回動することにより先端部が横方向に移動するとともに、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過した後に逆方向に回動するディスク検知レバーと、前記ディスク検知レバーの先端部に追随して横方向に移動するロックプレートと、常態において装置内に挿入された小径ディスクを再生位置に位置決めするために前記ロックプレートにより突出状態にロックされるロックピンと、前記大径ディスクを再生位置に位置決めする手段とを備え、前記ロックピンは、前記ロックプレートの横方向への移動によりそのロックを解除されて前記挿入されてきた大径ディスクの外周により倒伏し、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過したことによる前記ロックプレートの反対方向への移動によりその倒伏状態がロックされることを特徴とするものであり、これにより、ロックピン支持構造を簡略化することができ、ディスク再生装置の低コスト化を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1および図2は、12cmの大径ディスクおよび8cmの小径ディスクの両方を再生可能なディスク再生装置におけるディスク検出機構21を示している。ディスク検出機構21は、装置内に挿入された大径ディスクD1の外周に基端部22aが押されて軸27を中心に回動することにより先端部22bが横方向に移動するとともに、大径ディスクD1の最大寸法部分が通過した後に逆方向に回動するディスク検知レバー22と、ディスク検知レバー22の先端部22bに追随して横方向に移動するロックプレート23と、常態において装置内に挿入された小径ディスクD2を再生位置に位置決めするためのロックピン24と、ロックプレート23の横方向の移動に追随して横方向に移動するとともに、軸28を中心に回動するアジャストプレート25と、アジャストプレート25の軸28を中心に回動可能に設けられて、アジャストプレート25の横外側方向Bへの移動によりロックを解除されて、大径ディスクD1または小径ディスクD2の外周に押されて回動するシフトアーム26とを備えている。
【0012】
ディスク検知レバー22の先端部にはピン22bが上に向けて植設され、このピン22bが、ロックプレート23の先端部に形成された長穴23bに係合している。ロックプレート23は、クランプアーム42の上面に形成された折り曲げ片42aに挟まれて横方向に摺動可能に設けられ、引張コイルばね23aにより、横外側方向Bに向けて押圧付勢されている。ロックピン24は、軸24aによりクランプアーム42のブラケット42eに回動可能に取り付けられ、かつ捩りコイルばね24bにより軸24aの回りに反時計方向に回動付勢されて、ストッパ部24dが下方に向くように位置規制されている。ロックピン24は、常態において、ロックピン24のロック片24cがロックプレート23に形成された突片23cに係止されることにより、時計回り方向の回動をロックされている。アジャストプレート25は、クランプアーム42の上面に軸28を中心に回動可能に設けられ、引張コイルばね25aにより時計回り方向に回動付勢されているが、その先端部25cがラック板33の左端部に当たることにより位置決めされている。シフトアーム26は、クランプアーム42の下面に軸28を中心に回動可能に設けられ、引張コイルばね26aにより反時計回り方向に回動付勢されている。軸28は、シフトアーム26の後端部に上に向けて植設され、クランプアーム42の丸穴を通され、アジャストプレート25の長穴25dを遊動可能に通された後、先端部を加締められる。従って、アジャストプレート25は、長穴25dの分だけ移動可能である。また、シフトアーム26は、その中間部にガイドピン26bが上に向けて植設され、ガイドピン26bは、クランプアーム42のガイド穴42bを通され、アジャストプレート25のガイド穴25eに係合している。ガイド穴25eは、その両端部に内側に入り込んだ鉤状の係止部25fおよび25gを備えている。シフトアーム26の先端部には作動ピン26cが下に向けて植設されている。さらに、クランプアーム42の奥側には、大径ディスクD1を再生位置に位置決めするための位置決め突起42d(2ヶ所)が形成されている。
【0013】
図3は上記ロックピン24の支持構造を示している。ロックピン24は、軸24aによりクランプアーム42のブラケット42eに回動可能に取り付けられ、かつ捩りコイルばね24bにより、軸24aを中心に反時計方向に回動付勢されている。捩りコイルばね24bは、一端部をロックピン24に形成した係止突部24eに係止し、他端部をクランプアーム43に係止されて、係止突部24eがクランプアーム42のP点に係止されることにより、反時計回り方向の回転を規制され、ストッパ部24dが真下に向くように位置規制されている。ブラケット42eは、クランプアーム42を板金でプレス成形する際に一体に形成される。ロックピン24は、常態において、ストッパ部24dとは直角なロック片24cが、上記したロックプレート23に形成された突片23cに係止されることにより、時計回り方向の回転をロックされている。
【0014】
図4は上記のロックピン24の支持構造を裏面から示した図である。クランプアーム42に設けられた一対のブラケット42eは、円形の軸穴42fの一部に軸穴42fの直径よりも小さな幅寸法を有する切欠部42gを有する。ロックピン24は、各ブラケット42eの軸穴42fに回転可能に嵌合する軸24aと、一方の軸24aの外側に設けられた矩形部24fと、他方の軸24aの内側に設けられた矩形部24gと、一方の矩形部24fと軸24aとの間に設けられて、軸24aの直径よりも大きな円形部24hとを有する。この円形部24hに捩りコイルばね24bが挿入される。矩形部24f、24gはストッパ部24dと同じ向きであり、その幅寸法は、各ブラケット42eの軸穴42fの切欠部42gの幅寸法よりも小さい。また、矩形部24fの長さ寸法は、軸24aの直径と同じであるが、矩形部24gの長さ寸法は、ストッパ部24dの方向は軸24aの直径と同じであるが、反対側は図に示すように軸24aの直径よりも長い。
【0015】
ロックピン24のブラケット42eへの取り付けは次のようにして行われる。まず、ロックピン24の円形部24hに捩りコイルばね24bを挿入し▲1▼、ロックピン24の矩形部24f、24gをブラケット42eの軸穴42fの切欠部42gと平行になるように斜めにして、ブラケット42eの軸穴42fの切欠部42gに挿入し▲2▼、次いでその状態からロックピン24を矢印C方向に移動させる。これにより、ロックピン24の両側の軸24aが、それぞれブラケット42eの軸穴42fに回転可能に嵌合する▲3▼。そして捩りコイル24bの一端部をロックピン24の係止突部24eに係止させ、他端部をクランプアーム42に係止させることにより、ロックピン24が、その係止突部24eがクランプアーム43のP点に当たるまで反時計回り方向に回転して、表面側から見た図である図3の状態になる。この状態では、ロックピン24の円形部24hの端面と矩形部24gの端面が、それぞれブラケット42eの内側面に位置規制されるので、ロックピン24の軸方向のがた付きを防止することができる。
【0016】
次に、図1および図2を参照して、上記したディスク検出機構21の動作について説明する。まず直径12cmの大径ディスクを挿入する場合について説明する。常態において、ディスク検出機構21のロックプレート23は、引張コイルばね23aに引っ張られてその位置を保持しており、ロックプレート23の突片23cがロックピン24のロック片24cを上から押えているので、ロックピン24のストッパ部24dは、クランプアーム42の下方に突出している。また、アジャストプレート25は、その後端部25cがサスペンションロック機構のラック板33(規定位置にて停止)に押されて、その位置が保持されている。この状態で、装置内に12cmの大径ディスクD1を挿入すると、その挿入を検知したフォトディテクタからの信号によりフィードモータが回転し、フィードローラが大径ディスクD1を装置内部へ向けて搬送する。大径ディスクD1が搬送されると、ディスク検知レバー22は、その基端部のピン22aが大径ディスクD1の外周に押されて、軸27を中心に時計回り方向に回動し、その先端部のピン22bに係合する長穴23bを通じてロックプレート23が横内側方向Aに移動する。
【0017】
これにより、ロックプレート23の突片23cがロックピン24から離れるので、ロックピン24は、軸24aの回りに回動可能になる。そこで、大径ディスクD1の外周が下方に突出するストッパ部24dを捩りばね24bに抗して押すと、ロックピン24は回動して倒伏するので、大径ディスクD1はロックピン24を越えてさらに装置の奥側に搬送される。また、ロックプレート23が横内側方向Aに向けて移動し、その右端部がアジャストプレート25を同方向に押すので、アジャストプレート25の長穴25dが軸28を案内として移動するとともに、アジャストプレート25のガイド穴25eの係止部25fに収まっていたシフトアーム26のガイドピン26bが係止部25fから離れる。これにより、シフトアーム26は、軸28を中心にガイド穴25eに沿って回動可能になる。
【0018】
そして、大径ディスクD1の最大寸法部分がディスク検知レバー22の基端部のピン22aを越えると、ロックプレート23が引張コイルばね23aにより横外側方向Bに向けて引っ張られるので、ディスク検知レバー22が反時計回り方向に回動するとともに、ロックプレート23が横外側方向Bに向けて移動する。これにより、ロックプレート23の突片23cが倒伏したロックピン24のロック片24cを上から押え、ロックピン24は、大径ディスクD1から離れた倒伏状態でロックされる。また、シフトレバー26の先端ピン26cが大径ディスクD1の外周に押されるので、さらに時計回り方向にアジャストプレート25と共に回動するとともに、大径ディスクD1の外周が、クランプアーム42の後端に設けられた位置決め突起42dに当たって位置決めされる。この状態では、大径ディスクD1の中心はディスククランプの中心よりもオフセット分だけ奥側に位置しており、また、アジャストプレート25は、ロックプレート23が横外側方向Bに移動したことにより少し戻るので、シフトレバー26は、そのガイドピン26bが、アジャストプレート25のガイド穴25eの奥側の係止部25gに係止され、引張コイルばね26aによりその状態が保持される。
【0019】
アジャストプレート25が軸28を中心に時計回り方向に回動し、その後端部25cがサスペンションロック機構のラック板33を前方に押し出すと、ラック板33のラックが、ロアシャーシに回転可能に設けられてフィードモータにより回転駆動されているピニオンに噛み合い、ラック板33は、ピニオンにより前方に少し移動した位置でサスペンションロック板にロックされる。これにより、サスペンションロック板がピニオンにより前方の所定位置まで搬送され、サスペンションロック板のY字形のロック溝とサスペンションシャーシのY字形のロック溝との係合が外れて、サスペンションシャーシがダンパにより浮遊状態に支持されるとともに、サスペンションロック板の先端部によってフィード板が時計回り方向に回動して、フィードローラが大径ディスクD1から離れ、その状態がロックされる。また、サスペンションロック板のガイドピンが、クランプアームの右側板に形成されたガイド片から外れるので、クランプアーム42は、軸を中心に下方に回動し、そのディスククランプ44が大径ディスクD1を押し付けるので、大径ディスクD1は、その中心穴がターンテーブルの中心軸に位置決めされながら保持される。これにより、大径ディスクD1の中心は、ターンテーブルの中心と一致し、大径ディスクD1の奥側の外周縁は、位置決め突起42dおよびシフトアーム26の先端ピン26cからオフセット相当分だけ離れる。この状態は、アジャストプレート26の引張コイルばね26aによって保持される。また、この状態を検知したセンサからの信号により、ターンテーブルがスピンドルモータにより回転駆動されるとともに、光ピックアップが作動して、大径ディスクD1に記録された信号を読み取って再生が行われる。
【0020】
大径ディスクD1の再生が終了して、イジェクトボタンが押されると、フィードモータが逆回転するので、ピニオンにより、ラック板33およびサスペンションロック板が奥側へ移動することにより、フィード板のロックが外れて、ばねにより元の位置に復帰するので、フィードローラが大径ディスクD1に接触して大径ディスクD1を装置手前側に排出し、以後、上記したのと逆の動作が行われ、大径ディスクD1が挿入/排出位置まで戻される。
【0021】
次に、8cmの小径ディスクD2を装置内に挿入した場合の動作について説明する。常態において、ロックプレート23は、引張コイルばね23aに引っ張られてその位置を保持しており、ロックプレート23の突片23cがロックピン24のロック片24cを上から押えているので、ロックピン24のストッパ部24dは、クランプアーム42の下方に突出している。また、アジャストプレート25は、その後端部25cがラック板33に押されて、その先端部25bがロックプレート23に当たっているので、その位置が保持されている。この状態で、装置内に小径ディスクD2を挿入すると、その挿入を検知したフォトディテクタからの信号によりフィードモータが回転し、フィードローラが小径ディスクD2を装置内部へ向けて搬送する。
【0022】
小径ディスクD2が装置内に搬送されると、まず小径ディスクD2の外周がシフトアーム26の先端ピン26cを押すので、シフトアーム26が軸28を中心にして時計回り方向に回動する。シフトアーム26のガイドピン26bは、アジャストプレート25のガイド穴25eの係止部25fに収まっているので、シフトアーム26の回動によってアジャストプレート25も一緒に回動する。この回動は、小径ディスクD2の外周がロックピン24のストッパ部24dに当たることにより停止し、小径ディスクD2が位置決めされる。この状態では、小径ディスクD2の中心はディスククランプ44の中心よりもオフセット分だけ奥側に位置している。この状態で、アジャストプレート25の後端部25cがラック板33を前方へ少し押し出すので、ラック板33のラックが回転しているピニオンに噛み合い、上記したと同様にして、ラック板33はサスペンションロック板に結合されて前方へ進み、サスペンションシャーシとロアシャーシとの結合が外れ、クランプアーム42が降りてきて、ディスククランプ44が小径ディスクD2をターンテーブルに保持する。この状態では、小径ディスクD2の奥側の外周縁は、ロックピン24およびシフトアーム26の先端ピン26cからオフセット相当分だけ離れており、センサからの信号によりターンテーブルが回転して、光ピックアップが小径ディスクD2の信号を読み取り、再生が行われる。
【0023】
小径ディスクD2の再生が終了して、イジェクトボタンが押されると、フィードモータが逆回転するので、ピニオンにより、ラック板33およびサスペンションロック板が奥側へ移動することにより、フィード板のロックが外れて、ばねにより元の位置に復帰するので、フィードローラが小径ディスクD2に接触して小径ディスクD2を装置手前側に排出し、以後、上記したのと逆の動作が行われ、小径ディスクD2が挿入/排出位置まで戻される。
【0024】
このように、本実施の形態によれば、装置内に挿入された大径ディスクD1の外周に基端部が押されて回動することにより先端部が横方向に移動するとともに、大径ディスクD1の最大寸法部分が通過した後に逆方向に回動するディスク検知レバー22と、ディスク検知レバー22の先端部に追随して横方向に移動するロックプレート23と、常態において装置内に挿入された小径ディスクD2を再生位置に位置決めするためにロックプレート23により突出状態にロックされるとともに、ロックプレート23の横方向への移動によりそのロックを解除されて挿入されてきた大径ディスクD1の外周により倒伏し、大径ディスクD1の最大寸法部分が通過したことによるロックプレート23の反対方向への移動によりその倒伏状態がロックされるロックピン24と、大径ディスクD1を再生位置に位置決めする突起42dとを備え、ロックピン24が、クランプアーム42に板金により一体形成された一対のブラケット42eの軸穴42fに回転可能に嵌合する軸24aと、一方の軸24aの外側に設けられた矩形部24fと、他方の軸24aの内側に設けられた矩形部24gと、一方の矩形部24fと軸24aとの間に設けられて、軸24aの直径よりも大きな円形部24hとを有し、矩形部24f、24gをブラケット42eの軸穴42fの切欠部42gから挿入して一方の側に移動させることにより、両側の軸24aをブラケット42eの各軸穴42fに回転可能に嵌合させるようにしたので、ロックピン支持構造を簡略化できるとともに、ロックピンの取り付けが容易に行えるので、ディスク再生装置の低コスト化を実現することができる。また、ブラケット42eは、ロックピン24を挿入する前に板金をプレス加工により形成するため、軸穴の板金からの高さやブラケット間の幅の精度を高く加工することができる。
【0025】
以上説明したように、本発明は、円形の軸穴の一部に前記軸穴の直径よりも小さな幅寸法を有する切欠部を設けた一対のブラケットと、各ブラケットの軸穴に回転可能に嵌合する軸部をそれぞれ両側に有するとともに、各ブラケットの軸穴の切欠部の幅寸法よりも小さな幅寸法を有する矩形部を、一方の側では軸部の外側に設け、他方の側では軸部の内側に設けた回転部材とを備えたものであり、これにより、ブラケットと回転部材の2部品で回転部材支持装置を構成することができるので、構造の簡略化および低コスト化を実現することができる。したがって、この構造をディスク再生装置のロックピン支持構造に利用することにより、ディスク再生装置の構造の簡略化および低コスト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態における回転部材支持装置を備えたディスク再生装置の概略平面図
(b)本発明の実施の形態における回転部材支持装置を備えたディスク再生装置の概略正面図
【図2】本発明の実施の形態におけるディスク再生装置のディスク検出機構の概略平面図
【図3】本発明の実施の形態のディスク検出機構におけるロックピン支持構造の上から見た組立斜視図
【図4】本発明の実施の形態のディスク検出機構におけるロックピン支持構造の下から見た分解斜視図
【符号の説明】
24 ロックピン(回転部材)
24a 軸
24b 捩りコイルばね
24c ロック片
24d ストッパ部
24e 係止突部
24f、24g 矩形部
24h 円形部
42e ブラケット
42f 軸穴
42g 切欠部

Claims (5)

  1. 装置内に挿入された大径ディスクの外周に基端部が押されて回動することにより先端部が横方向に移動するとともに、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過した後に逆方向に回動するディスク検知レバーと、前記ディスク検知レバーの先端部に追随して横方向に移動するロックプレートと、常態において装置内に挿入された小径ディスクを再生位置に位置決めするために前記ロックプレートにより突出状態にロックされるとともに、前記ロックプレートの横方向への移動によりそのロックを解除されて前記挿入されてきた大径ディスクの外周により倒伏し、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過したことによる前記ロックプレートの反対方向への移動によりその倒伏状態がロックされるロックピンと、前記大径ディスクを再生位置に位置決めする手段とを備え、
    前記ロックピンが、円形の軸穴の一部に前記軸穴の直径よりも小さな幅寸法を有する切欠部を設けた一対のブラケットと、前記各ブラケットの軸穴に回転可能に嵌合する軸部をそれぞれ両側に有するとともに、前記各ブラケットの軸穴の前記切欠部の幅寸法よりも小さな幅寸法を有する矩形部を、一方の側では前記軸部の外側に設け、他方の側では前記軸部の内側に設けた回転部材とを有した回転部材支持装置を備えていることを特徴とするディスク再生装置
  2. 前記回転部材の一方の側の軸部の内側に前記軸部の直径よりも大きい直径の円形部を有し、前記回転部材の他方の側に設けた矩形部の長さ寸法が、前記ブラケットの軸穴の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置
  3. 前記回転部材の前記円形部の回りに捩りコイルばねを挿入し、前記捩りコイルばねの一端部をブラケット側部材に係止させ、他端部を前記回転部材に設けた係止突部に係止させ、前記係止突部が前記ブラケット側部材に位置規制されることを特徴とする請求項1または2記載のディスク再生装置
  4. 前記各ブラケットが、板金をプレス加工により形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のディスク再生装置
  5. 装置内に挿入された大径ディスクの外周に基端部が押されて回動することにより先端部が横方向に移動するとともに、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過した後に逆方向に回動するディスク検知レバーと、前記ディスク検知レバーの先端部に追随して横方向に移動するロックプレートと、常態において装置内に挿入された小径ディスクを再生位置に位置決めするために前記ロックプレートにより突出状態にロックされるロックピンと、前記大径ディスクを再生位置に位置決めする手段とを備え、
    前記ロックピンは、前記ロックプレートの横方向への移動によりそのロックを解除されて前記挿入されてきた大径ディスクの外周により倒伏し、前記大径ディスクの最大寸法部分が通過したことによる前記ロックプレートの反対方向への移動によりその倒伏状態がロックされることを特徴とするディスク再生装置。
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