JP4141119B2 - コンクリート用流動性低下防止剤及びコンクリートの流動性低下防止方法 - Google Patents

コンクリート用流動性低下防止剤及びコンクリートの流動性低下防止方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4141119B2
JP4141119B2 JP2001222487A JP2001222487A JP4141119B2 JP 4141119 B2 JP4141119 B2 JP 4141119B2 JP 2001222487 A JP2001222487 A JP 2001222487A JP 2001222487 A JP2001222487 A JP 2001222487A JP 4141119 B2 JP4141119 B2 JP 4141119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluidity
formula
concrete
weight
cement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001222487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003034565A (ja
Inventor
光男 木之下
伸二 玉木
和寿 岡田
順司 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takemoto Oil and Fat Co Ltd filed Critical Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority to JP2001222487A priority Critical patent/JP4141119B2/ja
Publication of JP2003034565A publication Critical patent/JP2003034565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4141119B2 publication Critical patent/JP4141119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンクリート用流動性低下防止剤(以下、単に流動性低下防止剤という)及びコンクリートの流動性低下防止方法(以下、単に流動性低下防止方法という)に関し、更に詳しくは調製したコンクリートの流動性の経時的低下(以下、スランプロスという)を防止する流動性低下防止剤及び流動性低下防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートの流動性を高めるために各種のセメント分散剤が広く用いられている。しかし一般に、セメント分散剤を用いて高度に減水したコンクリートを調製すると、スランプロスが著しく、作業性及び施工性が低下するという問題がある。そのため従来より、それ自体にスランプロス防止性能を有する水溶性ビニル共重合体をセメント分散剤として使用することが提案されている(特許第2541218、特公平5−11057、特開平7−157349、特開平10−67549)。ところが、これらの従来提案でも、調製したコンクリートのスランプロスを充分に防止できないという問題がある。とりわけ、セメントとして中庸熱ポルトランドセメントや高炉スラグセメントを用いて調製したコンクリートの場合、所要の流動性を得るために用いるセメント分散剤の添加量が少ないため、そのスランプロスを充分に防止できない。セメント分散剤に流動性低下防止剤を併用して、調製したコンクリートに流動性とスランプロス防止性とを同時に付与することも提案されているが(特公平5−67579、特公平6−60042、特開平4−175253、特開平10−17346)、これらの従来提案でも依然として、調製したコンクリートのスランプロスを充分に防止できないという問題がある。なかには、調製したコンクリートに凝結遅延を引き起こしたり、また得られる硬化体の初期強度を低下させるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、調製したコンクリートに凝結遅延を引き起こすことなく、また得られる硬化体の初期強度を低下させることなく、セメントとして中庸熱ポルトランドセメントや高炉スラグセメントを用いた場合であっても、調製したコンクリートのスランプロスを充分に防止できる流動性低下防止剤及び流動性低下防止方法を提供する処にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明者らは、上記の課題を解決するべく研究した結果、流動性低下防止剤として特定のグラフト共重合体を用いることが正しく好適であることを見出した。
【0005】
すなわち本発明は、下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体から成ることを特徴とする流動性低下防止剤に係る。
第1工程:下記の式1で示される単量体と無水マレイン酸とを合計で90モル%以上含有し且つ下記の式1で示される単量体/無水マレイン酸=25/75〜50/50(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量3000〜60000の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、下記の式2で示されるモノヒドロキシ化合物を6〜40重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体を得る工程。
【0006】
【式1】
CH=CH−CH−O−A−O−R
【0007】
【式2】
−O−A−OH
【0008】
式1及び式2において、
:アセチル基又はメチル基
:シクロペンチル基又はシクロヘキシル基
:オキシエチレン単位のみ又はオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位の双方からなるオキシアルキレン単位の繰り返し数7〜80のポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
:オキシエチレン単位のみ又はオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位の双方からなるオキシアルキレン単位の繰り返し数2〜25のポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
【0009】
また本発明は、セメント、細骨材、粗骨材及び水を含有するコンクリートのスランプロスを防止する方法であって、前記した本発明に係る流動性低下防止剤をセメント100重量部当たり0.01〜1.0重量部の割合となるよう且つセメント分散剤を該流動性低下防止剤/セメント分散剤=95/5〜2/98(重量比)の割合となるよう含有させることを特徴とする流動性低下防止方法に係る。
【0010】
先ず、本発明に係る流動性低下防止剤について説明する。本発明に係る流動性低下防止剤は、前記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体から成るものである。第1工程は、ラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合反応させて共重合体を得る工程である。本発明では、第1工程のラジカル重合性単量体混合物として、式1で示される単量体と無水マレイン酸とを合計で90モル%以上含有し、且つ式1で示される単量体/無水マレイン酸=25/75〜50/50(モル比)の割合、好ましくは35/65〜45/55(モル比)の割合で含有するものを用いる。
【0011】
式1で示される単量体において、Aは、1)オキシアルキレン単位がオキシエチレン単位のみからなるポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基、2)オキシアルキレン単位がオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位の双方からなるポリエチレンポリプロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基が挙げられ、2)の場合、オキシエチレン単位とオキシプロピレン単位との結合様式はランダム結合、ブロック結合、これらの双方のいずれでもよい。またAを構成するオキシアルキレン単位の繰り返し数は7〜80とするが、15〜70とするのが好ましく、オキシアルキレン単位がオキシエチレン単位のみの場合が更に好ましい。
【0012】
式1で示される単量体において、式1中のRは、アセチル基又はメチル基であるが、アセチル基が好ましい。
【0013】
以上説明した式1で示される単量体の具体例としては、1)α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン、2)α−アリル−ω−アセチル−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン、3)α−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン、4)α−アリル−ω−メチル−(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン等が挙げられる。
【0014】
第1工程のラジカル重合性単量体混合物は、式1で示される単量体と無水マレイン酸とを合計で90モル%以上含有するものであり、言い替えれば、他のラジカル重合性単量体を10モル%以下の範囲内で含有することができるものである。かかる他のラジカル重合性単量体としては、スチレン、酢酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アリルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸塩等が挙げられるが、なかでもスチレンが好ましい。
【0015】
第1工程では、以上説明したようなラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量(GPC法によるプルラン換算の数平均分子量、以下同じ)が3000〜60000、好ましくは5000〜30000の共重合体を得る。かかるラジカル重合反応それ自体としては、公知の方法を適用できる。例えば、1)ラジカル重合性単量体混合物を溶剤を用いないでラジカル重合反応させる方法、2)ラジカル重合性単量体混合物をベンゼン、トルエン、キシレン、メチルイソブチルケトン、ジオキサン等の溶剤に溶解してラジカル重合反応させる方法が挙げられるが、1)の方法が好ましく、1)の方法で数平均分子量5000〜30000の共重合体を得るのがより好ましい。1)の方法は、ラジカル重合性単量体混合物を反応缶に仕込み、これに窒素雰囲気下でラジカル重合開始剤を加え、60〜90℃で5〜10時間ラジカル重合反応させて、共重合体を得る方法である。溶剤を用いない1)の方法でも、溶剤を用いる2)の方法でも、ラジカル重合反応を制御して所望の共重合体を得るためには、ラジカル重合開始剤や必要に応じて併用するラジカル連鎖移動剤の種類及び使用量、重合温度、重合時間等を適宜選択する。ここで用いる重合ラジカル開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系開始剤、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、クメンハイドロパーオキサイド等の有機過酸化物系開始剤が挙げられる。
【0016】
第2工程は、第1工程で得た共重合体に式2で示されるモノヒドロキシ化合物をグラフト反応させ、本発明に係る流動性低下防止剤であるグラフト共重合体を得る工程である。第2工程で用いる式2で示されるモノヒドロキシ化合物としては、1)シクロペンタノール1モル当たりエチレンオキサイドを2〜25モルの割合で付加したモノヒドロキシ化合物、2)シクロペンタノール1モル当たりエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを合計2〜25モルの割合で付加したモノヒドロキシ化合物、3)シクロヘキサノール1モル当たりエチレンオキサイドを2〜25モルの割合で付加したモノヒドロキシ化合物、4)シクロヘキサノール1モル当たりエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを合計2〜25モルの割合で付加したモノヒドロキシ化合物が挙げられるが、なかでも1)又は3)のモノヒドロキシ化合物であって、エチレンオキサイドを3〜15モルの割合で付加したモノヒドロキシ化合物が好ましい。2)や4)のモノヒドロキシ化合物の場合、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの付加様式はランダム付加、ブロック付加、これらの双方のいずれでもよい。
【0017】
第2工程では、第1工程で得た共重合体100重量部に対し、以上説明したような式2で示されるモノヒドロキシ化合物を6〜40重量部の割合、好ましくは10〜30重量部の割合でグラフト反応させてグラフト共重合体を得る。かかるグラフト反応それ自体としては公知の方法を適用できる。例えば、第1工程で得た共重合体と式2で示されるモノヒドロキシ化合物とエステル化触媒とを反応缶に仕込み、窒素雰囲気とした後、100〜110℃で4〜6時間グラフト反応させて、グラフト共重合体を得ることができる。ここで用いるエステル化触媒としては、酸無水物とアルコールとの開環エステル化反応に用いる公知のものを使用できるが、なかでもアミン触媒が好ましく、低級アルキルアミンがより好ましい。
【0018】
本発明に係る流動性低下防止剤には、以上説明したグラフト共重合体を所定の塩基性化合物で中和して得られるグラフト共重合体の塩が包含される。かかる塩基性化合物としては、1)水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、2)水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、3)アンモニア、トリエタノールアミン等のアミン類、4)これらの混合物が挙げられる。本発明はグラフト共重合体を塩基性化合物で中和する場合の中和度を特に制限するものではない。
【0019】
次に、本発明に係る流動性低下防止方法について説明する。本発明に係る流動性低下防止方法は、セメント、細骨材、粗骨材及び水を含有するコンクリートのスランプロスを防止する方法であって、以上説明した本発明に係る流動性低下防止剤をセメント100重量部当たり、0.01〜1.0重量部の割合となるよう且つセメント分散剤を該流動性低下防止剤/セメント分散剤=95/5〜2/98(重量比)の割合となるよう含有させる方法である。
【0020】
本発明に係る流動性低下防止方法において、セメントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメントの他に、高炉スラグセメント、フライアッシュセメント、シリカフュームセメント等の混合セメントやアルミナセメントが挙げられ、セメントの一部代用として石灰石粉、炭酸カルシウム、シリカフューム、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ等の微粉末混和材料も使用できる。また細骨材としては、川砂、山砂、海砂等、更に粗骨材としては川砂利、砕石、軽量骨材等が挙げられる。本発明に係る流動性低下防止方法は、セメントとして中庸熱ポルトランドセメントや高炉スラグセメントを用いて調製したコンクリートに対しても優れたスランプロス防止効果を発現する。
【0021】
本発明に係る流動性低下防止方法において用いるセメント分散剤としては、(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共重合体、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸、ヒドロキシカルボン酸及びそれらの塩等が挙げられるが、なかでも(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共重合体が好ましい。
【0022】
かかる(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共重合体は、(メタ)アクリル酸又はその塩とこれと共重合可能なビニル単量体の1種又は2種以上とを共重合して得られるものである。共重合可能なビニル単量体としては、アルコキシポリエトキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシポリエトキシエチル(メタ)アリルエーテル、(メタ)アリルスルホン酸塩、p−(メタ)アリルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。かかる(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共重合体それ自体は例えば、特公昭59−18338、特公平5−11057、特開平6−206750等に記載されている。
【0023】
本発明に係る流動性低下防止方法では、本発明に係る流動性低下防止剤をセメント100重量部当たり0.01〜1.0重量部の割合、好ましくは0.04〜0.2重量部の割合となるように、且つセメント分散剤を該流動性低下防止剤/セメント分散剤=95/5〜2/98(重量比)の割合、好ましくは70/30〜10/90(重量比)の割合となるように含有させる。
【0024】
本発明に係る流動性低下防止方法において、本発明に係る流動性低下防止剤やセメント分散剤を添加する方法及び添加する時期は特に制限されない。添加する方法としては、流動性低下防止剤やセメント分散剤のそれぞれを単独の水溶液として添加する方法、或は流動性低下分散剤とセメント分散剤との混合物を水溶液として添加する方法等が挙げられるが、後者の方が有利である。また添加する時期としては、コンクリートの練り混ぜ時に練り混ぜ水と一緒に添加したり、或はコンクリートの練り混ぜ後に添加することができる。
【0025】
本発明に係る流動性低下防止剤を用いてコンクリートを調製するに際しては、本発明の効果を損なわない範囲内で、空気連行剤、消泡剤、硬化促進剤、遅延剤、収縮低減剤、防水剤等の他の添加剤も併用できる。本発明に係る流動性低下防止剤及び流動性低下防止方法は、コンクリートのスランプロスを防止するものであるが、セメントペースト、グラウト、モルタル等の他の水硬性セメント組成物に対しても適用できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明に係る流動性低下防止剤の実施形態としては、次の1)〜11)が挙げられる。
1)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−1)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(オキシエチレン単位の繰り返し数33、以下n=33という)と無水マレイン酸とを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=33)/無水マレイン酸=36/64(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量15400の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=4)20重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−1)を得る工程。
【0027】
2)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−2)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=55)と無水マレイン酸とを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=55)/無水マレイン酸=33/67(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量18000の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=4)を15重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−2)を得る工程。
【0028】
3)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−3)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=23)と無水マレイン酸とを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=23)/無水マレイン酸=44/56(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量8100の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=10)を27重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−3)を得る工程。
【0029】
4)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−4)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=50)ポリオキシプロピレン(オキシプロピレン単位の繰り返し数5、以下m=5という)と無水マレイン酸とを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=50)ポリオキシプロピレン(m=5)/無水マレイン酸=35/65(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量17300の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=4)を16重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−4)を得る工程。
【0030】
5)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−5)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=33)と無水マレイン酸とを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=33)/無水マレイン酸=40/60(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量13500の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=10)を22重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−5)を得る工程。
【0031】
6)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−6)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=60)ポリオキシプロピレン(m=5)と無水マレイン酸とを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=60)ポリオキシプロピレン(m=5)/無水マレイン酸=32/68(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量22000の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロペンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=3)を13重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−6)を得る工程。
【0032】
7)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−7)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=33)と無水マレイン酸とスチレンとを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=33)/無水マレイン酸/スチレン=35/62/3(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量16800の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=4)を16重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−7)を得る工程。
【0033】
8)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−8)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=23)と無水マレイン酸とスチレンとを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=23)/無水マレイン酸/スチレン=42/55/3(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量9400の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=6)ポリオキシプロピレン(m=2)を18重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−8)を得る工程。
【0034】
9)下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体(P−9)から成る流動性低下防止剤。
第1工程:α−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=33)と無水マレイン酸とスチレンとを合計で100モル%含有し且つα−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=33)/無水マレイン酸/スチレン=30/67/3(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量26600の共重合体を得る工程。
第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、α−シクロペンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=3)を20重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体(P−9)を得る工程。
【0035】
10)前記1)のグラフト共重合体(P−1)を更に下記の第3工程に供して得られるグラフト共重合体の塩(P−10)から成る流動性低下防止剤。
第3工程:第2工程で得たグラフト共重合体(P−1)を水酸化ナトリウムで中和してグラフト共重合体の塩を得る工程
【0036】
11)前記5)のグラフト共重合体(P−5)を更に下記の第3工程に供して得られるグラフト共重合体の塩(P−11)から成る流動性低下防止剤。
第3工程:第2工程で得たグラフト共重合体(P−5)を水酸化ナトリウムで中和してグラフト共重合体の塩を得る工程
【0037】
また本発明に係る流動性低下防止方法の実施形態としては、次の12)〜14)が挙げられる。
12)普通ポルトランドセメント、細骨材、粗骨材及び水を含有するコンクリートのスランプロスを防止する方法であって、前記1)〜11)のうちでいずれかの流動性低下防止剤を該普通ポルトランドセメント100重量部当たり0.04〜0.2重量部の割合となるよう且つセメント分散剤を該流動性低下防止剤/セメント分散剤=70/30〜10/90(重量比)の割合となるよう含有させる流動性低下防止方法。
【0038】
13)中庸熱ポルトランドセメント、細骨材、粗骨材及び水を含有するコンクリートのスランプロスを防止する方法であって、前記1)〜11)のうちでいずれかの流動性低下防止剤を該中庸熱ポルトランドセメント100重量部当たり0.04〜0.2重量部の割合となるよう且つセメント分散剤を該流動性低下防止剤/セメント分散剤=70/30〜10/90(重量比)の割合となるよう含有させる流動性低下防止方法。
【0039】
14)高炉スラグセメントB種、細骨材、粗骨材及び水を含有するコンクリートのスランプロスを防止する方法であって、前記1)〜11)のうちでいずれかの流動性低下防止剤を該高炉スラグセメントB種100重量部当たり0.04〜0.2重量部の割合となるよう且つセメント分散剤を該流動性低下防止剤/セメント分散剤=70/30〜10/90(重量比)の割合となるよう含有させる流動性低下防止方法。
【0040】
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例等において、別に記載しない限り、部は重量部を、また%は空気量を除き重量%を意味する。
【0041】
【実施例】
試験区分1(流動性低下防止剤としてのグラフト共重合体の合成)
・実施例1{グラフト共重合体(P−1)の合成}
反応容器に、式1で示される単量体(B−1)としてα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=33)1564g(1.0モル)及び無水マレイン酸177g(1.8モル)を仕込み、攪拌しながら均一に溶解した後、雰囲気を窒素置換した。次いで反応系の温度を温水浴にて80℃に保ち、ラジカル開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル4gを投入し、ラジカル重合反応を開始した。ラジカル重合反応開始後、更にアゾビスイソブチロニトリル合計8gを分割投入し、6時間ラジカル重合反応を行なって、ラジカル重合反応を完結した。得られた共重合体を分析したところ、原料換算でα−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=33)/無水マレイン酸=36/64(モル比)の割合で有する数平均分子量15400の共重合体であった。次いで、別の反応容器に、この共重合体100g、式2で示されるモノヒドロキシ化合物(D−1)としてα−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=4)20g及びエステル化触媒としてトリブチルアミン6gを仕込み、雰囲気を窒素置換し、攪拌しながら100℃で5時間グラフト反応を行ない、グラフト共重合体(P−1)を得た。
【0042】
実施例2〜9及び比較例1〜11{グラフト共重合体(P−2)〜(P−9)及び(R−1)〜(R−11)の合成}
グラフト共重合体(P−1)と同様にして、グラフト共重合体(P−2)〜(P−9)及び(R−1)〜(R−11)を得た。
【0043】
実施例10及び実施例11{グラフト共重合体(P−10)及び(P−11)の合成}
グラフト共重合体(P−1)400gを徐々に攪拌しながら水道水600gを仕込んだビーカーに注ぎ込み、溶解して均一な水溶液とした。次いでこの水溶液に40%濃度の水酸化ナトリウム水溶液28gを加えて中和し、中和度50%のグラフト共重合体のナトリウム塩(P−10)を水溶液として得た。同様にして、グラフト共重合体(P−5)を水酸化ナトリウムで中和して、中和度50%のグラフト共重合体のナトリウム塩(P−11)を水溶液として得た。以上で得た各グラフト共重合体及びグラフト共重合体の塩の内容を表1にまとめて示した。
【0044】
【表1】
Figure 0004141119
【0045】
表1において、
*1:式1で示される単量体/無水マレイン酸(モル比)
*2:第1工程で得た共重合体100重量部に対してグラフト反応させた式2で示されるモノヒドロキシ化合物の重量部
P−10:グラフト共重合体(P−1)のナトリウム塩
P−11:グラフト共重合体(P−5)のナトリウム塩
【0046】
B−1:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=33)
B−2:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=55)
B−3:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=23)
B−4:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=50)ポリオキシプロピレン(m=5)
B−5:α−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=33)
B−6:α−アリル−ω−メチル−ポリオキシエチレン(n=60)ポリオキシプロピレン(m=5)
BR−1:α−アリル−ω−アセチル−ポリオキシエチレン(n=95)
BR−2:α−アリル−ω−アセチル−モノオキシエチレン
C−1:スチレン
【0047】
D−1:α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=4)
D−2:α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=10)
D−3:α−シクロペンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=3)
D−4:α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=6)ポリオキシプロピレン(m=2)
DR−1:α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−モノオキシエチレン
DR−2:α−シクロヘキシル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=30)
DR−3:α−シクロペンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=35)
DR−4:α−メチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン(n=10)
【0048】
試験区分2(コンクリートの調製及び評価)
・コンクリートの調製
表2に記載した調合条件で、各例のコンクリートを次のように調製した。100Lのパン型強制練りミキサーにセメント、細骨材(大井川水系砂、比重=2.63)及び粗骨材(岡崎産砕石、比重=2.66)を順次投入して15秒間空練りした。次いで、目標スランプが18±1cm、目標空気量が4.5±1%の範囲となるように、セメント分散剤として(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共重合体(竹本油脂社製の商品名チューポールHP−11)、流動性低下防止剤として試験区分1で合成したグラフト共重合体又はグラフト共重合体の塩、及び空気量調節剤を、練り混ぜ水と共に加えて練り混ぜた。かくして調製した各例のコンクリートの内容を表3にまとめて示した。
【0049】
【表2】
Figure 0004141119
【0050】
・コンクリートの評価
調製した各例のコンクリートについて、空気量、スランプ、スランプ残存率、凝結時間及び圧縮強度を次のようにして求めた。結果を表4にまとめて示した。
・空気量:調製直後、更に生コン車と同様に2rpmの回転速度でコンクリートの入った可傾式ミキサーを回転した状態にて60分後及び90分後、コンクリートを練り舟に排出し、JIS−A1128に準拠して測定した。
・スランプ:空気量の測定と同時に、JIS−A1101に準拠して測定した。
・スランプ残存率:(90分後のスランプ/調製直後のスランプ)×100
・凝結時間:JIS−A6204付属書1に準拠して測定した。
・圧縮強度:JIS−A1108に準拠し、材齢3日及び28日を測定した。
【0051】
【表3】
Figure 0004141119
【0052】
表3において、
グラフト共重合体の添加量:セメント100部に対する固形分換算の部
セメント分散剤の添加量:セメント100部に対する固形分換算の部
【0053】
【表4】
Figure 0004141119
【0054】
【発明の効果】
既に明らかなように、以上説明した本発明には、調製したコンクリートに凝結遅延を引き起こすことなく、また得られる硬化体の初期強度を低下させることなく、セメントとして中庸熱ポルトランドセメントや高炉スラグセメントを用いた場合であっても、調製したコンクリートのスランプロスを充分に防止できるという効果がある。

Claims (10)

  1. 下記の第1工程及び第2工程を経て得られるグラフト共重合体から成ることを特徴とするコンクリート用流動性低下防止剤。
    第1工程:下記の式1で示される単量体と無水マレイン酸とを合計で90モル%以上含有し且つ下記の式1で示される単量体/無水マレイン酸=25/75〜50/50(モル比)の割合で含有するラジカル重合性単量体混合物をラジカル重合開始剤の存在下にラジカル重合反応させて、数平均分子量3000〜60000の共重合体を得る工程。
    第2工程:第1工程で得た共重合体100重量部に対し、下記の式2で示されるモノヒドロキシ化合物を6〜40重量部の割合でエステル化触媒の存在下にグラフト反応させて、グラフト共重合体を得る工程。
    【式1】
    Figure 0004141119
    【式2】
    Figure 0004141119
    (式1及び式2において、
    :アセチル基又はメチル基
    :シクロペンチル基又はシクロヘキシル基
    :オキシエチレン単位のみ又はオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位の双方からなるオキシアルキレン単位の繰り返し数7〜80のポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
    :オキシエチレン単位のみ又はオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位の双方からなるオキシアルキレン単位の繰り返し数2〜25のポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基)
  2. 更に下記の第3工程を経て得られるグラフト共重合体の塩から成ることを特徴とする請求項1記載のコンクリート用流動性低下防止剤。
    第3工程:請求項1記載の第2工程で得たグラフト共重合体をアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物及びアミン類から選ばれる少なくとも一つの塩基性化合物で中和して、グラフト共重合体の塩を得る工程
  3. 第1工程が、ラジカル重合性単量体混合物を溶剤を用いないでラジカル重合反応させて、数平均分子量5000〜30000の共重合体を得る工程である請求項1又は2記載のコンクリート用流動性低下防止剤。
  4. ラジカル重合性単量体混合物が、式1で示される単量体と無水マレイン酸とからなり且つ式1で示される単量体/無水マレイン酸=35/65〜45/55(モル比)の割合からなるものである請求項1〜3のいずれか一つの項記載のコンクリート用流動性低下防止剤。
  5. 式1で示される単量体が、式1中のRがアセチル基であり且つAがオキシエチレン単位の繰り返し数15〜70のポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合のものである請求項1〜4のいずれか一つの項記載のコンクリート用流動性低下防止剤。
  6. 式2で示されるモノヒドロキシ化合物が、式2中のAがオキシエチレン単位の繰り返し数3〜15のポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合のものである請求項1〜5のいずれか一つの項記載のコンクリート用流動性低下防止剤。
  7. 第2工程が、第1工程で得た共重合体100重量部に対し、式2で示されるモノヒドロキシ化合物を10〜30重量部の割合でグラフト反応して、グラフト共重合体を得る工程である請求項1〜6のいずれか一つの項記載のコンクリート用流動性低下防止剤。
  8. セメント、細骨材、粗骨材及び水を含有するコンクリートの流動性低下を防止する方法であって、請求項1〜7のいずれか一つの項記載のコンクリート用流動性低下防止剤をセメント100重量部当たり0.01〜1.0重量部の割合となるよう且つセメント分散剤を該コンクリート用流動性低下防止剤/セメント分散剤=95/5〜2/98(重量比)の割合となるよう含有させることを特徴とするコンクリートの流動性低下防止方法。
  9. セメントとして、中庸熱ポルトランドセメント及び/又は高炉スラグセメントを用いる請求項8記載のコンクリートの流動性低下防止方法。
  10. セメント分散剤として、(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共重合体を用いる請求項8又は9記載のコンクリートの流動性低下防止方法。
JP2001222487A 2001-07-24 2001-07-24 コンクリート用流動性低下防止剤及びコンクリートの流動性低下防止方法 Expired - Fee Related JP4141119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001222487A JP4141119B2 (ja) 2001-07-24 2001-07-24 コンクリート用流動性低下防止剤及びコンクリートの流動性低下防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001222487A JP4141119B2 (ja) 2001-07-24 2001-07-24 コンクリート用流動性低下防止剤及びコンクリートの流動性低下防止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003034565A JP2003034565A (ja) 2003-02-07
JP4141119B2 true JP4141119B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=19055961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001222487A Expired - Fee Related JP4141119B2 (ja) 2001-07-24 2001-07-24 コンクリート用流動性低下防止剤及びコンクリートの流動性低下防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4141119B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104973816A (zh) * 2015-06-25 2015-10-14 贵州省瓮安新源新材料有限公司 一种泌水率低的聚羧酸保坍剂及其制备方法
CN111051265B (zh) 2017-09-12 2020-12-08 竹本油脂株式会社 水硬性组合物用分散保持剂

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003034565A (ja) 2003-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4911759B2 (ja) コンクリートの調製方法
JP2005089193A (ja) 高性能減水効果を有するセメント混和剤及びその製造方法
JP4817837B2 (ja) 未燃カーボンを高濃度で含有するフライアッシュ用の混和剤及びコンクリート
JP2003171156A (ja) セメント混和剤及びセメント組成物
JP6243655B2 (ja) セメント混和剤およびこれを用いたセメント組成物
JP3727304B2 (ja) 石膏スラリー組成物
US20050124737A1 (en) Multi-functional admixtures for concrete and concrete using same
JP6537860B2 (ja) セメント混和剤およびセメント組成物
JP4001327B2 (ja) 多機能型セメント分散剤及び水硬性セメント組成物
JP4012005B2 (ja) セメント添加剤用共重合体
JP4141119B2 (ja) コンクリート用流動性低下防止剤及びコンクリートの流動性低下防止方法
JP2005132670A (ja) 超高強度コンクリート組成物
JP2016145126A (ja) セメント混和剤およびこれを含有するセメント組成物
JP3619196B2 (ja) 粉末状セメント分散剤組成物
JP5949325B2 (ja) セメント混和剤およびこれを用いたセメント組成物の製造方法。
JP5870877B2 (ja) セメント混和剤およびこれを用いたセメント組成物の製造方法
JP3725414B2 (ja) 水硬性セメント組成物用空気量安定化剤及び水硬性セメント組成物
JP4590720B2 (ja) セメント用添加剤
JP4394756B2 (ja) セメント用添加剤
JP2003183338A (ja) 新規共重合体及びその用途
JP5870878B2 (ja) セメント混和剤およびこれを用いたセメント組成物の製造方法
JP4030116B2 (ja) コンクリート用多機能混和剤及びコンクリート
JP2017122026A (ja) 水硬性組成物用分散剤の製造方法
JP2004002194A (ja) セメント用分散剤及びセメント配合物
CA2394113C (en) Multi-functional cement dispersants and hydraulic cement compositions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080609

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees