JP4140297B2 - ダイヤフラムポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイヤフラムポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のダイヤフラムポンプは、例えば図4に示すような構成のものが知られている。この図において1はモータ、2はモータ1の出力軸、3は出力軸2に固定されたクランク台、4はクランク台3に傾斜させて固定されている駆動軸、6は駆動軸4に対して回動可能に取り付けられている駆動体、7はケース、8はシリンダー部、9はバルブハウジングである。11はダイヤフラム部、12は駆動部、13は円筒状の吐出弁で、このダイヤフラム部11と吐出弁13とが一体に構成されていてダイヤフラム本体10を構成する。このダイヤフラム本体10はシリンダー部8とバルブハウジング9とにより保持されている。また16、17はバルブハウジング9と一体に形成された弁室部(共通室)および吐出口、18は吸気口、19は吸気弁である。
【0003】
このような構成のダイヤフラムポンプは、モータ1の駆動による出力軸2の回転によりクランク台3が回転する。このクランク台3の回転によりそれに固定されている駆動軸4はその傾斜方向が変化する。それにより駆動体6も変化し、それに取り付けられたダイヤフラム部11の駆動部(ピストン部)12が往復動しポンプ作用を行なう。つまり図面右側のダイヤフラム部のように駆動部12が上昇するとポンプ室14の容積が減少して圧力が増加し、円筒状の吐出弁13を開いて吐出口17より流体が送り出される。一方、左側のダイヤフラム部のように駆動部12が下降するとそのポンプ室14の容積が増大し吸気弁19を開いて外部の流体が流入する。
【0004】
このように、ポンプ室の容積の変化により、流体は外部より吸気弁を通ってポンプ室内に流入し、次に流入した流体は吐出弁を開いて吐出口より供給されるというポンプ作用を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような、ダイヤフラムポンプは、ケース7とシリンダー部8にて囲まれている空間が密封に近い状態である。そして、このケース7とシリンダー部8とにて形成される空間内にクランク台3、駆動軸4、駆動体6等にて構成されるダイヤフラム部11の駆動部(ピストン)12を往復動させるための駆動機構が収納、配置されている。
【0006】
このように、ほぼ密封された空間内に前記のような駆動機構が配置されていて、しかも、前述のようにポンプ作用を行なう際に、これらクランク台3、駆動軸4、駆動体6のすべてが夫々運動する。
【0007】
つまり、クランク台3はモータ1の駆動により回転運動を行ない、駆動軸4は、クランク台3の回転運動に伴いクランク台3への取り付け部分および駆動体6の側の先端部分が回転運動を行なって駆動軸自体の傾きを変化させ、それに伴い駆動体6はその傾斜方向を変化させる運動を行なう。
【0008】
これらの運動が連続して行なわれることにより、この駆動機構は前記の夫々の運動により発熱する。しかも、これら駆動機構を収納するケース内の空間(ケースとシリンダー部とにて形成される空間)は、密封に近い状態にあり、したがって熱がこもるためにポンプの温度が上昇する欠点を有する。
【0009】
また、ケース7の底面に取り付けられたモータ1も駆動による熱により温度が上昇する。
【0010】
そのため、モータのケースに穴を設けてモータのケース内の熱を逃がすようにしたものもあるが、温度上昇を防止するためには不十分である。
【0011】
本発明は、ダイヤフラム部を往復動させる(ピストン運動をさせる)駆動機構を収納する空間部分を冷却してポンプ自体が高温になるのを防止するようにしたダイヤフラムポンプを提供するものである。
【0012】
また、本発明は、駆動機構を収納する空間部分の冷却と同時にモータの温度上昇を防止するようにしたダイヤフラムポンプを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のダイヤフラムポンプは、ポンプ室を形成するダイヤフラム部とこのダイヤフラム部に一体に形成された駆動部(ピストン)の往復動によりポンプ作用を行なうものであって、モータの出力軸に固定されたクランク台と、前記クランク台に傾斜させて固定された駆動軸と、駆動軸に対し回動可能に取り付けられた駆動体等にて構成されている駆動機構によりダイヤフラム部の駆動部(ピストン)を前記のように往復動させるものであって、クランク台、駆動軸、駆動体を少なくとも収納するケースとを備えたポンプで、前記クランク台に冷却用ファンを設け、前記冷却用ファンが前記クランク台の回転と共に回転するようにして駆動機構が収納されている空間を冷却するようにしたものである。
【0014】
また、本発明のダイヤフラムポンプは、ケースに少なくとも二つの通気孔を設けクランク台と一体に保持した冷却ファンの回転により、一方の通気孔より外気をケース内に流入させ、他の通気孔より排出することによって、ケース内の空間を冷却するようにした。
【0015】
また、通気孔の一つを例えばモータケースにおける位置決め穴又は通気孔と一致するようにし、冷却ファンの回転により流入した外気をモータケース内を通した上で排出するようにして、ケース内の空間の冷却と同時にモータの冷却を行なうようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に本発明のダイヤフラムポンプの実施の形態を述べる。
【0017】
図1は本発明のダイヤフラムポンプの構成を示すもので、図1において、1はモータ、2はモータ1の出力軸、3は出力軸2に固定されたクランク台、4はクランク台3に傾斜させて固定した駆動軸、6は駆動軸4に対して回動可能に取り付けられた駆動体、7はケーシング、8はシリンダー部、9はバルブハウジングである。
【0018】
また、10はダイヤフラム本体で、ダイヤフラム部11と駆動部12と筒状の吐出弁13とを一体に形成してある。
【0019】
このダイヤフラム本体は、シリンダー部8とバルブハウジング9とにより保持されており、ダイヤフラム部11にポンプ室14を形成する。
【0020】
また、16、17はバルブハウジングと一体に形成された弁室部(共通室)と吐出口、18は吸入口、19は吸入弁である。
【0021】
以上述べた図1のダイヤフラムポンプは、図4に示す従来のダイヤフラムポンプと実質上同じ構成である。そして、モータ1の駆動によるクランク台3の回転、駆動軸4の運動、駆動体6の傾斜方向を連続して変化させる運動は、図4に示す従来のダイヤフラムポンプと同じである。したがって前記の駆動体等よりなる駆動機構の運動により、ダイヤフラム部11の駆動部(ピストン)12の往復動およびそれによるポンプ作用も図4のダイヤフラムポンプと同じである。
【0022】
しかし、この図1に示す本発明のダイヤフラムポンプは、クランク台3の周辺端面に図2に示す通りの冷却用ファン20が固定されていて一体に回転するように構成されている点、およびケース7の側面およびケース7の底面とモータのケース23に通気孔7aおよび7b,23aが形成されている点とで、図4に示す従来のダイヤフラムポンプと相違する。
【0023】
図2は、本発明のダイヤフラムポンプで用いる冷却用ファンの一例を示す。図2の(A)は平面図、(B)は側面図である。この図において、21はリング状の軸で、図1に示すようにクランク台3に適宜手段により固定する。また、22は軸21に一体に取り付けられた羽である。
【0024】
尚、クランク台3と冷却用ファンとを一体に形成してもよい。
【0025】
このような構成の本発明のダイヤフラムポンプは、モータ1の駆動によるクランク台3の回転に伴い、このクランク台3に固定された冷却ファン20も回転する。この冷却ファン20の回転によって、通気孔7aよりケース7を通り、更に通気孔7b,22aを通りモータのケースに流れる空気流が生ずる。
【0026】
この空気流により、ケース外(ポンプ外)の空気によって、ケース内等ポンプ自体およびモータの冷却が自動的に行なわれる。
【0027】
したがって、駆動機構であるクランク台3、駆動軸4、駆動体6等の運動によるケース内の温度上昇は抑えられ、更にモータ内の温度上昇も抑えることができる。
【0028】
図1に示す実施の形態のポンプは、ケース上部と共にケースの底およびモータケースに通気孔を設けているが、ケースの底とモータケースの通気孔は、モータケースの位置決め穴等を利用してもよい。
【0029】
また、ポンプのみを冷却し、モータの冷却をする必要がない場合は、ケースの底等には通気孔を設ける必要はなく、その代わりにケースの側面に更に一つ通気孔を設けた構成にすればよい。
【0030】
その場合、一方はケース上部に他方はケースの下部に設けることが好ましい。
【0031】
図3は、本発明の第2の実施の形態のダイヤフラムポンプを示す。この第2の実施の形態は、ケース7に形成する通気孔の位置特にケース下の底面に設ける通気孔7bの位置が異なるが、他は第1の実施の形態と同じである。
【0032】
この第2の実施の形態のダイヤフラムポンプは、図3に示すようにケース7の底面に設ける通気孔7bがモータ1の外に位置するようにしてあり、主としてポンプを冷却するためのものである。しかし、この通気孔7bを図3に示すようにモータ1のケース外周面近傍に設けることにより、ファン20の回転により通気孔7bより流出する空気流が、モータ1のケース23に沿って流れるようにし、これによりモータを外部より冷却することが可能になる。
【0033】
この第2の実施の形態において、モータの冷却効果を上げるためには、ケース7の底面外周部に等間隔に複数の通気孔7bを設けることが望ましい。また通気孔7bの形状を、ケース7の底面周辺に沿った円弧状にすることも効果的である。
【0034】
本発明のダイヤフラムポンプは、第1、第2の実施の形態に限ることなく、他の構成のポンプに対しても、回転軸に冷却用ファンを取り付けることにより、図1等に示す実施の形態と同様にポンプの冷却が可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明のよれば、ポンプあるいはポンプとモータの加熱を抑えることができる。しかも、冷却ファンを回転させるための回転機構を特に設ける必要はなく、また、ポンプの駆動と同時に冷却ファンが回転する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のダイヤフラムポンプの第1の実施の形態を示す図
【図2】 図1のポンプにて用いられる冷却用ファンの一例を示す図
【図3】 本発明のダイヤフラムポンプの第2の実施の形態を示す図
【図4】 従来のダイヤフラムポンプの構成を示す図
【符号の説明】
1 モータ
2 出力軸
3 クランク台
4 駆動軸
6 駆動体
7 ケース
7a,7b 通気孔
8 シリンダー
9 バルブハウジング
10 ダイヤフラム本体
11 ダイヤフラム部
12 駆動部
14 ポンプ室
20 冷却用ファン
23 モータケース
23a 孔

Claims (3)

  1. モータの出力軸に固定されたクランク台と、前記クランク台に傾斜させて固定された駆動軸と、前記駆動軸に対し回動可能に取り付けられた駆動体と、ポンプ室を形成するダイヤフラム部と、前記ダイヤフラム部と一体に形成された駆動部とを有し、前記クランク台、駆動軸、駆動体を少なくとも収納するケースとを備えたポンプで、前記クランク台に冷却用ファンを設け、前記冷却用ファンが前記クランク台の回転と共に回転するようにしたダイヤフラムポンプ。
  2. 前記ケースに少なくとも二つの通気孔を設けた請求項1のダイヤフラムポンプ。
  3. 前記ケースに少なくとも二つの通気孔を設け、前記通気孔の一つがモータケースと接する位置であって、モータケースに形成されたと接続するように構成されている請求項1のダイヤフラムポンプ。
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