JP4140257B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケの背景映像をクロスフェードさせて切り換えるカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラオケ装置では、曲毎に個別に対応する背景映像が用意されていたが、このようなカラオケ装置を業務用に用いる場合、一曲毎に曲データおよび映像データを記憶しておくDVD(Digital Versatile Disc)を数多く用意する必要があった。これらのDVDは、専用の収納ケースに収納され、オートチェンジャ等を用いてリクエストに応じてDVDを選択、再生するものであるため、多くのDVDを収納する専用収納ケースおよびオートチェンジャの占有する面積が大きくなってしまい、特に業務用としてはコンパクト化が望まれていた。
【0003】
そこで、カラオケ装置をコンパクト化するため一案として実現されているのが、曲データとジャンル分けした背景映像データを別の記憶媒体に記憶させておき、曲データ再生時に、曲のジャンルに合わせて限られた数分程度の背景映像を組み合わせて再生するという方法である。
この際、背景映像同士を途切れなく切り換えるためには、前後の映像データの読み出しを同期させて切り換える必要があるが、1台のDVDドライブと1台のデコーダでは、トラックの移動やディスクチェンジが間に合わず、同期させて映像を切り換えることができなかった。
そこで、2台のDVDドライブと2台のデコーダを用いて映像の切り換えを行う装置が開発された。この装置では、1台のDVDドライブとデコーダで再生中に、もう1台のDVDドライブに次に再生するディスクをセットしておき、映像データが映像の終了部分にさしかかったときに、もう1台のDVDドライブとデコーダを用いて次に再生する映像データの再生を開始し、前の映像の終了部分と次の映像の開始部分とをクロスフェードすることによって、異なる背景映像を自然に切り換えていた。
ここで、クロスフェード(Cross Fade)とは、表示中のある映像を徐々にフェードアウトさせつつ、同時に別の映像を徐々にフェードインさせて、両者をオーバーラップさせながら表示中の映像を別の映像に変更する画像処理技術である。
【0004】
また、最近ではカラオケ装置の更なるコンパクト化要求から、曲データおよび映像データを大容量のハードディスク装置に収納したカラオケ装置が開発されてきている。この装置には、オートチェンジャのような稼働部分がなく、ハードディスク装置自体の信頼性が確保された昨今では、従来のオートチェンジャを用いたカラオケ装置に比べて信頼性は格段に上がっている。
ただし、大容量のハードディスク装置を備えるようになったとはいえ、未だ1曲毎に映像データを用意するほどの記憶容量には満たないため、背景映像のバリエーションを確保するためには、主として、曲のジャンルに合わせて限られた数分程度の背景映像を組み合わせて再生するという方法をとっている。再生中に複数の映像を自然に切り換えるには、クロスフェードで滑らかにつなぐことが望まれるため、このような装置においてもデコーダを2台搭載している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、デコーダを2台使用するのは、装置構成が複雑になると共に、デコーダに用いられるデコードチップは比較的高価な電子部品であることから、クロスフェード処理を行うための装置の製造コストを削減できないという問題点があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、1台のデコーダで映像間のクロスフェード処理を行うことのできるカラオケ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した問題を解決するため、本発明は、曲データの再生と共に、映像データを再生するカラオケ装置において、複数の映像データと、前記複数の映像データの映像開始部および映像終了部をクロスフェードさせた複数のブリッジ映像データとを記憶した記憶手段と、前記映像データまたは前記ブリッジ映像データが供給されると、これをデコードするデコード手段と、リクエストされた曲データに対応して、再生すべき複数の映像データをその再生順を含めて決定する映像データ決定手段と、前記映像データ決定手段によって決定された前記複数の映像データ間の各々に挿入すべきブリッジ映像データを前記再生順に基づいて決定するブリッジ映像データ決定手段と、前記映像データ決定手段によって決定された前記複数の映像データを、決定された再生順に従って前記記憶手段から順次読み出すと共に、前記映像データの切換部分においては前記ブリッジ映像データ決定手段によって決定されたブリッジ映像データを読み出す映像データ読出手段と、前記映像データ読出手段で読み出した前記映像データおよび前記ブリッジ映像データを、順次前記デコード手段でデコードして再生する映像再生手段と、を具備することを特徴とするカラオケ装置を提供する。
【0007】
また、本発明は、前記カラオケ装置は、センタ局と通信回線を介して接続されており、前記ブリッジ映像データ決定手段で決定された前記ブリッジ映像データが前記記憶手段に記憶されていなかった場合に、当該ブリッジ映像データを挿入すべき位置の前後の映像データの映像終了部および映像開始部を前記センタ局に送信し、この送信に対する応答としての応答映像データを前記センタ局から受信した場合に、前記応答映像データを前記ブリッジ映像データを挿入すべき位置に挿入して映像再生を行うことを特徴とするカラオケ装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
1.第1実施形態
1−1.全体構成
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、カラオケシステムの構成を示すブロック図である。
図中、符号1はカラオケシステムであり、センタ局10と、このセンタ局10に公衆電話回線等の通信回線25を介して接続されるカラオケ装置20を有している。
カラオケ装置20は、通信回線25を介してセンタ局10と通信を行うようになっている。
センタ局10は、映像同士をクロスフェードさせる映像データを作成するためのクロスフェード処理部11を有しており、このセンタ局10からは、曲データおよび映像データが各カラオケ装置20に配信されて、カラオケ装置20の記憶装置(ハードディスク等)に記憶されるようになっている。
【0009】
次に、カラオケ装置20の構成を説明する。図2は、カラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
図2における、カラオケ装置20のCPU21は、ROM22に記憶されたプログラムに従って、バスBを経由して接続された各部を制御する。
【0011】
映像データ用に備えられた第1のハードディスク装置33には、背景映像再生のための映像データがMPEG2(Moving Picture Experts Group phase2)形式で圧縮符号化されて記憶されている。
この第1のハードディスク装置33は、CPU21の制御により再生指示された映像データの映像番号に従って、この映像番号に対応したファイルから映像データを読み出す。
【0012】
第2のハードディスク装置27は、図3に示すように、システムプログラム,アプリケーションプログラム等を記憶するプログラム記憶エリア271と、多数の曲データを記憶する曲データエリア272と、映像間をクロスフェードするための映像データを記憶するブリッジ映像データエリア273とを有している。
【0013】
以下、第2のハードディスク装置27の各エリアについて詳しく説明する。
第2のハードディスク装置27の曲データエリア272は、定期的にセンタ局10からダウンロードされてくる曲データを記憶するエリアである。
図4には、曲データの構成を示す。
曲データは、この曲データの構成情報等を示すヘッダーと、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格で表した演奏データと、演奏の進行に合わせて表示される歌詞を示す歌詞データと、演奏の進行に合わせて再生すべき映像データを指定する映像指定データとから構成されている。
具体的には、演奏データは、演奏パートに対応する複数トラックにより構成されており、各トラックは、その演奏パートで発生すべき演奏イベントのイベントデータ(ノートオン、ノートオフ等)の集合から構成されている。
また、歌詞データは、例えば同時に表示する文字列、この文字列の表示開始時間、表示時間およびワイプ時間から構成されている。
また、映像指定データは、再生対象の映像データに一意に対応づけられた映像番号から構成されている。再生対象の映像番号が複数ある場合には、これらの映像番号は再生順に配列されている。
【0014】
また、第2のハードディスク装置27のブリッジ映像データエリア273には、MPEG2形式のブリッジ映像データが記憶されている。
ここで、ブリッジ映像データとは、異なる映像間の切換部分に挿入することで映像同士をクロスフェードさせながら切り換えるための映像データである。各々のブリッジ映像データは、付加情報としてブリッジ映像番号と、この映像データを作成する基となったフェードアウトさせる映像データ(前映像データ)の映像番号とフェードインさせる映像データ(後映像データ)との映像番号とを有している。このブリッジ映像データは、センタ局10のクロスフェード処理部11で定期的に作成されてカラオケ装置20にダウンロードされ、このブリッジ映像データエリア273に格納されるしくみとなっている。
なお、本第1実施形態においては、全ての映像データの組み合わせについてのブリッジ映像データが、ブリッジ映像データエリア273に記憶されている。
【0015】
また、デコーダ34は、第1のハードディスク装置33や第2のハードディスク装置27から読み出されたMPEG2形式の圧縮符号化された映像データを伸長復号化する装置である。
【0016】
映像制御部31は、復号化された映像データを、NTSC(National Television System Committee)の映像信号に変換し、このNTSC映像信号と歌詞データを合成(スーパーインポーズ)して映像再生する。
【0017】
表示装置32は、例えばCRTや液晶ディスプレイであり、映像制御部31から出力されたNTSC映像信号に基づいて背景映像や歌詞の表示を行う。
【0018】
RAM23は、アプリケーションプログラムが一時記憶されるアプリケーション記憶エリア、使用者が入力した曲番号が一時記憶される予約曲リストエリア、演奏する曲データが一時記憶される曲データ格納エリア等を有している。
【0019】
ROM22には、カラオケ装置20全体を制御するためのシステムプログラムの他、曲データに基づいて演奏を行うためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
【0020】
パネルインターフェース(パネルI/F)26は、テンキーやファクションキー等の各種のキースイッチを備えており、使用者はこれらのスイッチを操作して各種の動作を指示する。また、パネルI/F26は赤外線リモコン26aを備えており、この赤外線リモコン26aを操作することにより、所望のカラオケ曲の曲番号等が入力できるようになっている。なお、赤外線リモコン26aの操作によって、選曲、演奏の開始および中止、ボリューム、テンポ、キー等の変更等を行うことができる。
【0021】
音源装置28は、RAM23にロードされた曲データに含まれる演奏データに基づいて、楽音信号を生成する機能を有する。これにより音源装置28は楽音信号を順次生成し、この楽音信号をアナログデータに変換して出力する。アンプ29は、音源装置28から出力された楽音信号を増幅し、スピーカ30を介して外部に放出する。
【0022】
通信インターフェース(通信I/F)24は、カラオケ装置20とセンタ局10との間の通信を制御するものである。
【0023】
1−2.動作
次に、カラオケ装置の動作について説明する。
【0024】
1−2−1.ブリッジ映像データの作成
ブリッジ映像データは、先に再生する映像データの終了部(再生終了3秒前から再生が終了するまでの映像データ)をフェードアウトさせてフェードアウト映像データを作成し、後に再生する映像データの開始部(再生開始から再生開始3秒後までの映像データ)をフェードインさせてフェードイン映像データを作成し、これらのフェードアウト映像データとフェードイン映像データとを合成してクロスフェード処理を行い、さらにMPEG2形式に圧縮符号化することによって作成される。
ここで、このブリッジ映像データを作成する処理は、新しいカラオケの背景映像が制作された際に、センタ局10でこの新しい映像データと既存の映像データとをクロスフェードすることによって行われる。そして、この作成されたブリッジ映像データは、通信回線25を介してセンタ局10からカラオケ装置20に配信され、第2のハードディスク装置27のブリッジ映像データエリア273に記憶されるしくみとなっている。
【0025】
以下、ブリッジ映像データをセンタ局10で作成する動作を説明する。
図5には、センタ局10のクロスフェード処理部11のブロック図を示す。
クロスフェード処理部11は、指定比率合成器12と合成比率算出装置13とを備えている。指定比率合成器12はデコードされた第1の映像データV1を入力して第1の合成比率G(0<G<1)を乗算する乗算器12aと、デコードされた第2の映像データV2を入力して第2の合成比率(1−G)を乗算する乗算器12b、およびこれら乗算された映像データV1,V2を加算する加算器12cを有している。本第1実施形態の場合、第1の映像データV1と第2の映像データV2との組み合わせとしては、(第1の映像データV1、第2の映像データV2)=(新しく制作された映像データの終了部、既存の映像データの開始部)、(既存の映像データの終了部、新しく制作された映像データの開始部)、(新しく制作された映像データの終了部、新しく制作された映像データの開始部)がある。
また、合成比率Gは、合成比率算出装置13に各種パラメータを入力することよって算出され、指定比率合成器12に入力されるしくみとなっている。
【0026】
センタ局10のCPUは、この指定比率合成器12の乗算器12a,12bに、第1の映像データV1、第2の映像データV2を各々入力して、フェードイン,フェードアウト処理を行った後、加算器12cで合成する。そして、エンコーダでエンコードし、さらに、付加情報として、ブリッジ映像番号と、このブリッジ映像データを作成する基となった第1の映像データV1と第2の映像データV2に対応する映像番号とを付加する。
【0027】
1−2−2.ブリッジ映像データ配信
以上のように、センタ局10で作成されたブリッジ映像データは、センタ局10のCPUによって、通信回線25を介して、各カラオケ装置20に配信される。
【0028】
各カラオケ装置20では、センタ局10から配信されたブリッジ映像データを第2のハードディスク装置27のブリッジ映像データエリア273に格納する。
【0029】
1−2−3.映像データ再生
以下、映像データ再生の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
まず、カラオケ装置20において、使用者によって、パネルI/F26から曲番号が入力されると(ステップS2)、CPU21は、入力された曲番号に対応する曲データを第2のハードディスク装置27の曲データエリア272から読み出して(ステップS3)、RAM23にロードする(ステップS4)。
【0031】
このとき、RAM23にロードされた曲データの映像指定データには、再生対象の映像データv1、v2、v3に一意に対応づけられた映像番号d1、d2、d3がこの配列で記憶されていることとして、以下説明する。
【0032】
CPU21は、カラオケ曲の演奏をスタートさせるとともに、映像指定データから配列順が1番目である映像番号d1を読み、この映像番号d1に対応する映像データv1を第1のハードディスク装置33から読み出して、デコーダ34でデコードを開始する(ステップS5、S6)。
【0033】
次に、CPU21は、映像指定データから配列順が2番目である映像番号d2を読み、この配列順が1番目と2番目の前後映像番号(d1,d2)を基に、第2のハードディスク装置27のブリッジ映像データエリア273を検索する(ステップS8)。ここで、本第1実施形態においては、すべての組み合わせのブリッジ映像データがブリッジ映像データエリア273に記憶されているため、対応するブリッジ映像データは必ず存在する(ステップS9;Yes)。そして、映像データv1の終端のブリッジ開始位置に達したら、ブリッジ映像データb12をデコードする(ステップS10、11)。
【0034】
さらに、CPU21は、映像番号d2に対応する映像データv2、前後映像番号(d2,d3)に対応するブリッジ映像データb23、映像番号d3に対応する映像データv3を、順次第1のハードディスク装置33および第2のハードディスク装置27より読み出し、デコーダ34でデコードする(ステップS6〜ステップS12)。
【0035】
すなわち、CPU21は、映像指定データの配列順に、映像データv1、b12、v2、b23、v3を、デコーダ34でデコードし、映像制御部31に出力する。
これにより、これらの映像データは歌詞と共に合成されて表示装置32に表示されると共に、RAM23の曲データに含まれる演奏データに基づいて楽音信号が生成され、楽音がスピーカ30より放出される。
【0036】
図7には、映像データv1、b12、v2、b23、v3の、デコーダ34への入力のタイミングチャートを示す。
ここで、タイミングチャートの横軸は、時間軸であり、縦軸は映像の合成比率Gを示している。図7に示すように、本第1実施形態におけるブリッジ映像データb12、b23の映像同士の合成比率Gは、時間に比例して変化するようになっている。
【0037】
このように、予めクロスフェードを行うためのブリッジ映像データを作成しておくことによって、異なる映像間のクロスフェードを、1台のデコーダ34を用いて実現することが可能となる。
【0038】
なお、映像データv1、b12、v2、b23、v3の再生が終了しても曲データの再生が終了しなかった場合には、さらにb31、v1、b12、v2、・・・の映像データ再生処理を曲データの再生が終了するまで行う。
【0039】
また、特に説明をしなかったが、個々の映像データを順次切り換えてデコードしていく際には、ハードディスク装置からの読み出し速度が充分に速いことと、デコーダ34内の図示しない内部バッファの緩衝分とにより、シームレスに映像のデコードができるものとする。
さらにまた、映像データvnの終了部とvn+1の開始部は、実際にはブリッジ映像データbn,n+1の映像とオーバーラップしているが、便宜上オーバーラップ部分を省いた説明としている。
【0040】
2.第2実施形態
第1実施形態においては、予め全ての映像の組み合わせについてブリッジ映像データを作成しておき、このブリッジ映像データを映像データ間に挿入して再生する方法をとったが、本第2実施形態においては、使用頻度の高いブリッジ映像データのみを予め作成しておき、カラオケ演奏時に未作成のブリッジ映像データが必要になった場合には、カラオケ装置20からセンタ局10に公衆回線25を介して、ブリッジ映像データを挿入すべき位置の前後の映像データの映像終了部および映像開始部をセンタ局10に送信し、センタ局10でブリッジ映像データを作成するしくみとする。そして、センタ局10では、この送信に対する応答としてのブリッジ映像データをセンタ局10から受信した場合に、このブリッジ映像データを映像データの切換部分に挿入して映像再生を行う。
【0041】
2−1.構成
ROM22に記憶されているプログラムを除いては、第1実施形態と同様であるので、重複した説明を省略する。
【0042】
2−2.動作
本第2実施形態に係るカラオケ装置20の動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1〜ステップS8の処理は、第1実施形態と同様である。
ステップS9において、前後映像番号(d1,d2)を基に第2のハードディスク装置27のブリッジ映像データエリア273を検索したときに、前後映像番号(d1,d2)に対応するブリッジ映像データが存在した場合は(ステップS9;Yes)、第1実施形態と同様の処理を行う。
対応するブリッジ映像データが存在しなかった場合には、(ステップS9;No)、CPU21は前映像番号d1と後映像番号d2を基に、第1のハードディスク装置33から、前映像番号d1に対応する前映像データv1の終了部と、後映像番号d2に対応する後映像データv2の開始部とを読み出して、この読み出した前映像データv1の終了部と後映像データv2の開始部とを、センタ局10に通信回線25を介して送信する。
【0043】
一方、センタ局10においては、この送信された前映像データv1の終了部と、後映像データv2の開始部とから、ブリッジ映像データb12を作成して、カラオケ装置20に送信する。
カラオケ装置20のCPU21は、受信したブリッジ映像データb12を、ブリッジ映像データエリア273に格納する(ステップS13)。
ここで、センタ局10でのブリッジ映像データの作成方法としては、第1実施形態においてセンタ局10でブリッジ映像データを作成した方法と同様の方法を用いる。
その他の処理の流れは、第1実施形態と同様である。
【0044】
なお、センタ局10には、前映像データv1の終了部と後映像データv2の開始部のみを送信したが、通信回線25の送信速度や処理速度が十分速い場合は、前映像データv1、後映像データv2を全て送信しても構わない。
【0045】
3.変形例
(1)上記各実施形態においては、映像データ同士の切換部分をクロスフェードするためのブリッジ映像データを、映像データ間に挿入して映像再生したが、スライド、ワイプ、ブラインド、ディゾルブ等、クロスフェードの態様としては様々なものが可能である。
また、上記実施形態において、ブリッジ映像データを作成する際の2映像間の合成比率Gを、時間、映像座標等をパラメータとして様々に設定することで、色々な態様のブリッジ映像データを作成することができる。
【0046】
(2)映像データ、ブリッジ映像データ等の記憶媒体は、上記各実施形態に限定されず、第2のハードディスク装置27、RAM23、ROM22、DVD、CD−ROM、複数のハードディスク装置に分けて格納する等、最適な形態を選択することが可能である。
【0047】
(3)上記各実施形態においては、映像指定データの映像番号の配列順に映像データが再生されることとしたが、この方法に限定されず、映像番号に対して再生順の番号を付加しても、または映像番号の小さい順に映像データを再生してもよい。
【0048】
(4)上記各実施形態においては、前映像データの終了部を再生終了3秒前から再生が終了するまでの前映像データとし、後映像データの開始部を再生開始から再生開始3秒後までの後映像データとしたが、クロスフェード再生時間は3秒に限定されず、任意に決定してよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1台のエンコーダで映像のクロスフェードを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るカラオケシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態に係る第2のハードディスク装置の構成を示す図である。
【図4】 同実施形態に係る曲データの構成を示す図である。
【図5】 同実施形態に係るクロスフェード処理部のブロック図である。
【図6】 同実施形態に係るカラオケ装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 同実施形態に係る映像データの、デコーダへの入力の様子を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10・・・センタ局
11・・・クロスフェード処理部
12・・・指定比率合成器
12a・・乗算器
12b・・乗算器
12c・・加算器
13・・・合成比率算出装置
20・・・カラオケ装置
21・・・CPU
22・・・ROM
23・・・RAM
24・・・通信I/F
25・・・通信回線
26・・・パネルI/F
26a・・赤外線リモコン
27・・・第2のハードディスク装置
28・・・音源装置
29・・・アンプ
30・・・スピーカ
31・・・映像制御部
32・・・表示装置
33・・・第1のハードディスク装置
34・・・デコーダ
Claims (2)
- 曲データの再生と共に、映像データを再生するカラオケ装置において、
複数の映像データと、前記複数の映像データの映像開始部および映像終了部をクロスフェードさせた複数のブリッジ映像データとを記憶した記憶手段と、
前記映像データまたは前記ブリッジ映像データが供給されると、これをデコードするデコード手段と、
リクエストされた曲データに対応して、再生すべき複数の映像データをその再生順を含めて決定する映像データ決定手段と、
前記映像データ決定手段によって決定された前記複数の映像データ間の各々に挿入すべきブリッジ映像データを前記再生順に基づいて決定するブリッジ映像データ決定手段と、
前記映像データ決定手段によって決定された前記複数の映像データを、決定された再生順に従って前記記憶手段から順次読み出すと共に、前記映像データの切換部分においては、前記ブリッジ映像データ決定手段によって決定されたブリッジ映像データを読み出して前記デコード手段に供給する映像データ読出手段と、
前記デコード手段でデコードされた映像データを順次再生する映像再生手段と、
を具備することを特徴とするカラオケ装置。 - 前記カラオケ装置は、センタ局と通信回線を介して接続されており、
前記ブリッジ映像データ決定手段で決定された前記ブリッジ映像データが前記記憶手段に記憶されていなかった場合に、当該ブリッジ映像データを挿入すべき位置の前後の映像データの映像終了部および映像開始部を前記センタ局に送信し、
この送信に対する応答としての応答映像データを前記センタ局から受信した場合に、前記応答映像データを前記ブリッジ映像データを挿入すべき位置に挿入して映像再生を行うことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
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