JP2003289507A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2003289507A
JP2003289507A JP2002092013A JP2002092013A JP2003289507A JP 2003289507 A JP2003289507 A JP 2003289507A JP 2002092013 A JP2002092013 A JP 2002092013A JP 2002092013 A JP2002092013 A JP 2002092013A JP 2003289507 A JP2003289507 A JP 2003289507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のデコーダで映像間のクロスフェード処
理を行うことのできるカラオケ装置を提供する。 【解決手段】 カラオケの映像再生装置記憶手段に、複
数の映像データ同士の映像開始部および映像終了部をク
ロスフェードさせた複数のブリッジ映像データを記憶さ
せ、前記ブリッジ映像データを映像データ間の切換部分
に挿入して映像再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケの背景映
像をクロスフェードさせて切り換えるカラオケ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラオケ装置では、曲毎に個別に
対応する背景映像が用意されていたが、このようなカラ
オケ装置を業務用に用いる場合、一曲毎に曲データおよ
び映像データを記憶しておくDVD(Digital Versatil
e Disc)を数多く用意する必要があった。これらのDV
Dは、専用の収納ケースに収納され、オートチェンジャ
等を用いてリクエストに応じてDVDを選択、再生する
ものであるため、多くのDVDを収納する専用収納ケー
スおよびオートチェンジャの占有する面積が大きくなっ
てしまい、特に業務用としてはコンパクト化が望まれて
いた。
【0003】そこで、カラオケ装置をコンパクト化する
ため一案として実現されているのが、曲データとジャン
ル分けした背景映像データを別の記憶媒体に記憶させて
おき、曲データ再生時に、曲のジャンルに合わせて限ら
れた数分程度の背景映像を組み合わせて再生するという
方法である。この際、背景映像同士を途切れなく切り換
えるためには、前後の映像データの読み出しを同期させ
て切り換える必要があるが、1台のDVDドライブと1
台のデコーダでは、トラックの移動やディスクチェンジ
が間に合わず、同期させて映像を切り換えることができ
なかった。そこで、2台のDVDドライブと2台のデコ
ーダを用いて映像の切り換えを行う装置が開発された。
この装置では、1台のDVDドライブとデコーダで再生
中に、もう1台のDVDドライブに次に再生するディス
クをセットしておき、映像データが映像の終了部分にさ
しかかったときに、もう1台のDVDドライブとデコー
ダを用いて次に再生する映像データの再生を開始し、前
の映像の終了部分と次の映像の開始部分とをクロスフェ
ードすることによって、異なる背景映像を自然に切り換
えていた。ここで、クロスフェード(Cross Fade)と
は、表示中のある映像を徐々にフェードアウトさせつ
つ、同時に別の映像を徐々にフェードインさせて、両者
をオーバーラップさせながら表示中の映像を別の映像に
変更する画像処理技術である。
【0004】また、最近ではカラオケ装置の更なるコン
パクト化要求から、曲データおよび映像データを大容量
のハードディスク装置に収納したカラオケ装置が開発さ
れてきている。この装置には、オートチェンジャのよう
な稼働部分がなく、ハードディスク装置自体の信頼性が
確保された昨今では、従来のオートチェンジャを用いた
カラオケ装置に比べて信頼性は格段に上がっている。た
だし、大容量のハードディスク装置を備えるようになっ
たとはいえ、未だ1曲毎に映像データを用意するほどの
記憶容量には満たないため、背景映像のバリエーション
を確保するためには、主として、曲のジャンルに合わせ
て限られた数分程度の背景映像を組み合わせて再生する
という方法をとっている。再生中に複数の映像を自然に
切り換えるには、クロスフェードで滑らかにつなぐこと
が望まれるため、このような装置においてもデコーダを
2台搭載している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デコー
ダを2台使用するのは、装置構成が複雑になると共に、
デコーダに用いられるデコードチップは比較的高価な電
子部品であることから、クロスフェード処理を行うため
の装置の製造コストを削減できないという問題点があっ
た。本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、1台のデコーダで映像間
のクロスフェード処理を行うことのできるカラオケ装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、本発明は、曲データの再生と共に、映像データを
再生するカラオケ装置において、複数の映像データと、
前記複数の映像データの映像開始部および映像終了部を
クロスフェードさせた複数のブリッジ映像データとを記
憶した記憶手段と、前記映像データまたは前記ブリッジ
映像データが供給されると、これをデコードするデコー
ド手段と、リクエストされた曲データに対応して、再生
すべき複数の映像データをその再生順を含めて決定する
映像データ決定手段と、前記映像データ決定手段によっ
て決定された前記複数の映像データ間の各々に挿入すべ
きブリッジ映像データを決定するブリッジ映像データ決
定手段と、前記映像データ決定手段によって決定された
前記複数の映像データを、決定された再生順に従って前
記記憶手段から順次読み出すと共に、前記映像データの
切換部分においては前記ブリッジ映像データ決定手段に
よって決定されたブリッジ映像データを読み出す映像デ
ータ読出手段と、前記映像データ読出手段で読み出した
前記映像データおよび前記ブリッジ映像データを、順次
前記デコード手段でデコードして再生する映像再生手段
と、を具備することを特徴とするカラオケ装置を提供す
る。
【0007】また、本発明は、前記カラオケ装置は、セ
ンタ局と通信回線を介して接続されており、前記ブリッ
ジ映像データ決定手段で決定された前記ブリッジ映像デ
ータが前記記憶手段に記憶されていなかった場合に、当
該ブリッジ映像データを挿入すべき位置の前後の映像デ
ータの映像終了部および映像開始部を前記センタ局に送
信し、この送信に対する応答としての応答映像データを
前記センタ局から受信した場合に、前記応答映像データ
を前記ブリッジ映像データを挿入すべき位置に挿入して
映像再生を行うことを特徴とするカラオケ装置を提供す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 1−1.全体構成 以下、本発明の第1実施形態を図面を参照して説明す
る。図1は、カラオケシステムの構成を示すブロック図
である。図中、符号1はカラオケシステムであり、セン
タ局10と、このセンタ局10に公衆電話回線等の通信
回線25を介して接続されるカラオケ装置20を有して
いる。カラオケ装置20は、通信回線25を介してセン
タ局10と通信を行うようになっている。センタ局10
は、映像同士をクロスフェードさせる映像データを作成
するためのクロスフェード処理部11を有しており、こ
のセンタ局10からは、曲データおよび映像データが各
カラオケ装置20に配信されて、カラオケ装置20の記
憶装置(ハードディスク等)に記憶されるようになって
いる。
【0009】次に、カラオケ装置20の構成を説明す
る。図2は、カラオケ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0010】図2における、カラオケ装置20のCPU
21は、ROM22に記憶されたプログラムに従って、
バスBを経由して接続された各部を制御する。
【0011】映像データ用に備えられた第1のハードデ
ィスク装置33には、背景映像再生のための映像データ
がMPEG2(Moving Picture Experts Group phase
2)形式で圧縮符号化されて記憶されている。この第1
のハードディスク装置33は、CPU21の制御により
再生指示された映像データの映像番号に従って、この映
像番号に対応したファイルから映像データを読み出す。
【0012】第2のハードディスク装置27は、図3に
示すように、システムプログラム,アプリケーションプ
ログラム等を記憶するプログラム記憶エリア271と、
多数の曲データを記憶する曲データエリア272と、映
像間をクロスフェードするための映像データを記憶する
ブリッジ映像データエリア273とを有している。
【0013】以下、第2のハードディスク装置27の各
エリアについて詳しく説明する。第2のハードディスク
装置27の曲データエリア272は、定期的にセンタ局
10からダウンロードされてくる曲データを記憶するエ
リアである。図4には、曲データの構成を示す。曲デー
タは、この曲データの構成情報等を示すヘッダーと、M
IDI(Musical Instrument Digital Interface)規格
で表した演奏データと、演奏の進行に合わせて表示され
る歌詞を示す歌詞データと、演奏の進行に合わせて再生
すべき映像データを指定する映像指定データとから構成
されている。具体的には、演奏データは、演奏パートに
対応する複数トラックにより構成されており、各トラッ
クは、その演奏パートで発生すべき演奏イベントのイベ
ントデータ(ノートオン、ノートオフ等)の集合から構
成されている。また、歌詞データは、例えば同時に表示
する文字列、この文字列の表示開始時間、表示時間およ
びワイプ時間から構成されている。また、映像指定デー
タは、再生対象の映像データに一意に対応づけられた映
像番号から構成されている。再生対象の映像番号が複数
ある場合には、これらの映像番号は再生順に配列されて
いる。
【0014】また、第2のハードディスク装置27のブ
リッジ映像データエリア273には、MPEG2形式の
ブリッジ映像データが記憶されている。ここで、ブリッ
ジ映像データとは、異なる映像間の切換部分に挿入する
ことで映像同士をクロスフェードさせながら切り換える
ための映像データである。各々のブリッジ映像データ
は、付加情報としてブリッジ映像番号と、この映像デー
タを作成する基となったフェードアウトさせる映像デー
タ(前映像データ)の映像番号とフェードインさせる映
像データ(後映像データ)との映像番号とを有してい
る。このブリッジ映像データは、センタ局10のクロス
フェード処理部11で定期的に作成されてカラオケ装置
20にダウンロードされ、このブリッジ映像データエリ
ア273に格納されるしくみとなっている。なお、本第
1実施形態においては、全ての映像データの組み合わせ
についてのブリッジ映像データが、ブリッジ映像データ
エリア273に記憶されている。
【0015】また、デコーダ34は、第1のハードディ
スク装置33や第2のハードディスク装置27から読み
出されたMPEG2形式の圧縮符号化された映像データ
を伸長復号化する装置である。
【0016】映像制御部31は、復号化された映像デー
タを、NTSC(National Television System Committ
ee)の映像信号に変換し、このNTSC映像信号と歌詞
データを合成(スーパーインポーズ)して映像再生す
る。
【0017】表示装置32は、例えばCRTや液晶ディ
スプレイであり、映像制御部31から出力されたNTS
C映像信号に基づいて背景映像や歌詞の表示を行う。
【0018】RAM23は、アプリケーションプログラ
ムが一時記憶されるアプリケーション記憶エリア、使用
者が入力した曲番号が一時記憶される予約曲リストエリ
ア、演奏する曲データが一時記憶される曲データ格納エ
リア等を有している。
【0019】ROM22には、カラオケ装置20全体を
制御するためのシステムプログラムの他、曲データに基
づいて演奏を行うためのアプリケーションプログラム等
が記憶されている。
【0020】パネルインターフェース(パネルI/F)
26は、テンキーやファクションキー等の各種のキース
イッチを備えており、使用者はこれらのスイッチを操作
して各種の動作を指示する。また、パネルI/F26は
赤外線リモコン26aを備えており、この赤外線リモコ
ン26aを操作することにより、所望のカラオケ曲の曲
番号等が入力できるようになっている。なお、赤外線リ
モコン26aの操作によって、選曲、演奏の開始および
中止、ボリューム、テンポ、キー等の変更等を行うこと
ができる。
【0021】音源装置28は、RAM23にロードされ
た曲データに含まれる演奏データに基づいて、楽音信号
を生成する機能を有する。これにより音源装置28は楽
音信号を順次生成し、この楽音信号をアナログデータに
変換して出力する。アンプ29は、音源装置28から出
力された楽音信号を増幅し、スピーカ30を介して外部
に放出する。
【0022】通信インターフェース(通信I/F)24
は、カラオケ装置20とセンタ局10との間の通信を制
御するものである。
【0023】1−2.動作 次に、カラオケ装置の動作について説明する。
【0024】1−2−1.ブリッジ映像データの作成 ブリッジ映像データは、先に再生する映像データの終了
部(再生終了3秒前から再生が終了するまでの映像デー
タ)をフェードアウトさせてフェードアウト映像データ
を作成し、後に再生する映像データの開始部(再生開始
から再生開始3秒後までの映像データ)をフェードイン
させてフェードイン映像データを作成し、これらのフェ
ードアウト映像データとフェードイン映像データとを合
成してクロスフェード処理を行い、さらにMPEG2形
式に圧縮符号化することによって作成される。ここで、
このブリッジ映像データを作成する処理は、新しいカラ
オケの背景映像が制作された際に、センタ局10でこの
新しい映像データと既存の映像データとをクロスフェー
ドすることによって行われる。そして、この作成された
ブリッジ映像データは、通信回線25を介してセンタ局
10からカラオケ装置20に配信され、第2のハードデ
ィスク装置27のブリッジ映像データエリア273に記
憶されるしくみとなっている。
【0025】以下、ブリッジ映像データをセンタ局10
で作成する動作を説明する。図5には、センタ局10の
クロスフェード処理部11のブロック図を示す。クロス
フェード処理部11は、指定比率合成器12と合成比率
算出装置13とを備えている。指定比率合成器12はデ
コードされた第1の映像データV1を入力して第1の合
成比率G(0<G<1)を乗算する乗算器12aと、デ
コードされた第2の映像データV2を入力して第2の合
成比率(1−G)を乗算する乗算器12b、およびこれ
ら乗算された映像データV1,V2を加算する加算器1
2cを有している。本第1実施形態の場合、第1の映像
データV1と第2の映像データV2との組み合わせとし
ては、(第1の映像データV1、第2の映像データV
2)=(新しく制作された映像データの終了部、既存の
映像データの開始部)、(既存の映像データの終了部、
新しく制作された映像データの開始部)、(新しく制作
された映像データの終了部、新しく制作された映像デー
タの開始部)がある。また、合成比率Gは、合成比率算
出装置13に各種パラメータを入力することよって算出
され、指定比率合成器12に入力されるしくみとなって
いる。
【0026】センタ局10のCPUは、この指定比率合
成器12の乗算器12a,12bに、第1の映像データ
V1、第2の映像データV2を各々入力して、フェード
イン,フェードアウト処理を行った後、加算器12cで
合成する。そして、エンコーダでエンコードし、さら
に、付加情報として、ブリッジ映像番号と、このブリッ
ジ映像データを作成する基となった第1の映像データV
1と第2の映像データV2に対応する映像番号とを付加
する。
【0027】1−2−2.ブリッジ映像データ配信 以上のように、センタ局10で作成されたブリッジ映像
データは、センタ局10のCPUによって、通信回線2
5を介して、各カラオケ装置20に配信される。
【0028】各カラオケ装置20では、センタ局10か
ら配信されたブリッジ映像データを第2のハードディス
ク装置27のブリッジ映像データエリア273に格納す
る。
【0029】1−2−3.映像データ再生 以下、映像データ再生の動作を、図6のフローチャート
を用いて説明する。
【0030】まず、カラオケ装置20において、使用者
によって、パネルI/F26から曲番号が入力されると
(ステップS2)、CPU21は、入力された曲番号に
対応する曲データを第2のハードディスク装置27の曲
データエリア272から読み出して(ステップS3)、
RAM23にロードする(ステップS4)。
【0031】このとき、RAM23にロードされた曲デ
ータの映像指定データには、再生対象の映像データv
1、v2、v3に一意に対応づけられた映像番号d1、d
2、d3がこの配列で記憶されていることとして、以下
説明する。
【0032】CPU21は、カラオケ曲の演奏をスター
トさせるとともに、映像指定データから配列順が1番目
である映像番号d1を読み、この映像番号d1に対応す
る映像データv1を第1のハードディスク装置33から
読み出して、デコーダ34でデコードを開始する(ステ
ップS5、S6)。
【0033】次に、CPU21は、映像指定データから
配列順が2番目である映像番号d2を読み、この配列順
が1番目と2番目の前後映像番号(d1,d2)を基
に、第2のハードディスク装置27のブリッジ映像デー
タエリア273を検索する(ステップS8)。ここで、
本第1実施形態においては、すべての組み合わせのブリ
ッジ映像データがブリッジ映像データエリア273に記
憶されているため、対応するブリッジ映像データは必ず
存在する(ステップS9;Yes)。そして、映像デー
タv1の終端のブリッジ開始位置に達したら、ブリッジ
映像データb12をデコードする(ステップS10、1
1)。
【0034】さらに、CPU21は、映像番号d2に対
応する映像データv2、前後映像番号(d2,d3)に
対応するブリッジ映像データb23、映像番号d3に対応
する映像データv3を、順次第1のハードディスク装置
33および第2のハードディスク装置27より読み出
し、デコーダ34でデコードする(ステップS6〜ステ
ップS12)。
【0035】すなわち、CPU21は、映像指定データ
の配列順に、映像データv1、b12、v2、b23、v3
を、デコーダ34でデコードし、映像制御部31に出力
する。これにより、これらの映像データは歌詞と共に合
成されて表示装置32に表示されると共に、RAM23
の曲データに含まれる演奏データに基づいて楽音信号が
生成され、楽音がスピーカ30より放出される。
【0036】図7には、映像データv1、b12、v2、b
23、v3の、デコーダ34への入力のタイミングチャー
トを示す。ここで、タイミングチャートの横軸は、時間
軸であり、縦軸は映像の合成比率Gを示している。図7
に示すように、本第1実施形態におけるブリッジ映像デ
ータb12、b23の映像同士の合成比率Gは、時間に比例
して変化するようになっている。
【0037】このように、予めクロスフェードを行うた
めのブリッジ映像データを作成しておくことによって、
異なる映像間のクロスフェードを、1台のデコーダ34
を用いて実現することが可能となる。
【0038】なお、映像データv1、b12、v2、b23、
v3の再生が終了しても曲データの再生が終了しなかっ
た場合には、さらにb31、v1、b12、v2、・・・の映
像データ再生処理を曲データの再生が終了するまで行
う。
【0039】また、特に説明をしなかったが、個々の映
像データを順次切り換えてデコードしていく際には、ハ
ードディスク装置からの読み出し速度が充分に速いこと
と、デコーダ34内の図示しない内部バッファの緩衝分
とにより、シームレスに映像のデコードができるものと
する。さらにまた、映像データvnの終了部とvn+1の開
始部は、実際にはブリッジ映像データbn,n+1の映像と
オーバーラップしているが、便宜上オーバーラップ部分
を省いた説明としている。
【0040】2.第2実施形態 第1実施形態においては、予め全ての映像の組み合わせ
についてブリッジ映像データを作成しておき、このブリ
ッジ映像データを映像データ間に挿入して再生する方法
をとったが、本第2実施形態においては、使用頻度の高
いブリッジ映像データのみを予め作成しておき、カラオ
ケ演奏時に未作成のブリッジ映像データが必要になった
場合には、カラオケ装置20からセンタ局10に公衆回
線25を介して、ブリッジ映像データを挿入すべき位置
の前後の映像データの映像終了部および映像開始部をセ
ンタ局10に送信し、センタ局10でブリッジ映像デー
タを作成するしくみとする。そして、センタ局10で
は、この送信に対する応答としてのブリッジ映像データ
をセンタ局10から受信した場合に、このブリッジ映像
データを映像データの切換部分に挿入して映像再生を行
う。
【0041】2−1.構成 ROM22に記憶されているプログラムを除いては、第
1実施形態と同様であるので、重複した説明を省略す
る。
【0042】2−2.動作 本第2実施形態に係るカラオケ装置20の動作を、図6
のフローチャートに基づいて説明する。ステップS1〜
ステップS8の処理は、第1実施形態と同様である。ス
テップS9において、前後映像番号(d1,d2)を基
に第2のハードディスク装置27のブリッジ映像データ
エリア273を検索したときに、前後映像番号(d1,
d2)に対応するブリッジ映像データが存在した場合は
(ステップS9;Yes)、第1実施形態と同様の処理
を行う。対応するブリッジ映像データが存在しなかった
場合には、(ステップS9;No)、CPU21は前映
像番号d1と後映像番号d2を基に、第1のハードディ
スク装置33から、前映像番号d1に対応する前映像デ
ータv1の終了部と、後映像番号d2に対応する後映像
データv2の開始部とを読み出して、この読み出した前
映像データv1の終了部と後映像データv2の開始部と
を、センタ局10に通信回線25を介して送信する。
【0043】一方、センタ局10においては、この送信
された前映像データv1の終了部と、後映像データv2の
開始部とから、ブリッジ映像データb12を作成して、カ
ラオケ装置20に送信する。カラオケ装置20のCPU
21は、受信したブリッジ映像データb12を、ブリッジ
映像データエリア273に格納する(ステップS1
3)。ここで、センタ局10でのブリッジ映像データの
作成方法としては、第1実施形態においてセンタ局10
でブリッジ映像データを作成した方法と同様の方法を用
いる。その他の処理の流れは、第1実施形態と同様であ
る。
【0044】なお、センタ局10には、前映像データv
1の終了部と後映像データv2の開始部のみを送信した
が、通信回線25の送信速度や処理速度が十分速い場合
は、前映像データv1、後映像データv2を全て送信して
も構わない。
【0045】3.変形例 (1)上記各実施形態においては、映像データ同士の切
換部分をクロスフェードするためのブリッジ映像データ
を、映像データ間に挿入して映像再生したが、スライ
ド、ワイプ、ブラインド、ディゾルブ等、クロスフェー
ドの態様としては様々なものが可能である。また、上記
実施形態において、ブリッジ映像データを作成する際の
2映像間の合成比率Gを、時間、映像座標等をパラメー
タとして様々に設定することで、色々な態様のブリッジ
映像データを作成することができる。
【0046】(2)映像データ、ブリッジ映像データ等
の記憶媒体は、上記各実施形態に限定されず、第2のハ
ードディスク装置27、RAM23、ROM22、DV
D、CD−ROM、複数のハードディスク装置に分けて
格納する等、最適な形態を選択することが可能である。
【0047】(3)上記各実施形態においては、映像指
定データの映像番号の配列順に映像データが再生される
こととしたが、この方法に限定されず、映像番号に対し
て再生順の番号を付加しても、または映像番号の小さい
順に映像データを再生してもよい。
【0048】(4)上記各実施形態においては、前映像
データの終了部を再生終了3秒前から再生が終了するま
での前映像データとし、後映像データの開始部を再生開
始から再生開始3秒後までの後映像データとしたが、ク
ロスフェード再生時間は3秒に限定されず、任意に決定
してよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1台のエンコーダで映像のクロスフェードを行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るカラオケシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に係るカラオケ装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 同実施形態に係る第2のハードディスク装置
の構成を示す図である。
【図4】 同実施形態に係る曲データの構成を示す図で
ある。
【図5】 同実施形態に係るクロスフェード処理部のブ
ロック図である。
【図6】 同実施形態に係るカラオケ装置の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図7】 同実施形態に係る映像データの、デコーダへ
の入力の様子を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10・・・センタ局 11・・・クロスフェード処理部 12・・・指定比率合成器 12a・・乗算器 12b・・乗算器 12c・・加算器 13・・・合成比率算出装置 20・・・カラオケ装置 21・・・CPU 22・・・ROM 23・・・RAM 24・・・通信I/F 25・・・通信回線 26・・・パネルI/F 26a・・赤外線リモコン 27・・・第2のハードディスク装置 28・・・音源装置 29・・・アンプ 30・・・スピーカ 31・・・映像制御部 32・・・表示装置 33・・・第1のハードディスク装置 34・・・デコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲データの再生と共に、映像データを再
    生するカラオケ装置において、 複数の映像データと、前記複数の映像データの映像開始
    部および映像終了部をクロスフェードさせた複数のブリ
    ッジ映像データとを記憶した記憶手段と、 前記映像データまたは前記ブリッジ映像データが供給さ
    れると、これをデコードするデコード手段と、 リクエストされた曲データに対応して、再生すべき複数
    の映像データをその再生順を含めて決定する映像データ
    決定手段と、 前記映像データ決定手段によって決定された前記複数の
    映像データ間の各々に挿入すべきブリッジ映像データを
    決定するブリッジ映像データ決定手段と、 前記映像データ決定手段によって決定された前記複数の
    映像データを、決定された再生順に従って前記記憶手段
    から順次読み出すと共に、前記映像データの切換部分に
    おいては、前記ブリッジ映像データ決定手段によって決
    定されたブリッジ映像データを読み出して前記デコード
    手段に供給する映像データ読出手段と、 前記デコード手段でデコードされた映像データを順次再
    生する映像再生手段と、 を具備することを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記カラオケ装置は、センタ局と通信回
    線を介して接続されており、 前記ブリッジ映像データ決定手段で決定された前記ブリ
    ッジ映像データが前記記憶手段に記憶されていなかった
    場合に、当該ブリッジ映像データを挿入すべき位置の前
    後の映像データの映像終了部および映像開始部を前記セ
    ンタ局に送信し、 この送信に対する応答としての応答映像データを前記セ
    ンタ局から受信した場合に、前記応答映像データを前記
    ブリッジ映像データを挿入すべき位置に挿入して映像再
    生を行うことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装
    置。
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