JP3194884B2 - カラオケ装置のコンテンツ記録媒体 - Google Patents

カラオケ装置のコンテンツ記録媒体

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JP3194884B2
JP3194884B2 JP09406097A JP9406097A JP3194884B2 JP 3194884 B2 JP3194884 B2 JP 3194884B2 JP 09406097 A JP09406097 A JP 09406097A JP 9406097 A JP9406097 A JP 9406097A JP 3194884 B2 JP3194884 B2 JP 3194884B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ伴奏音
楽をスピーカーから鳴らすとともに、その音楽の進行に
合わせた歌詞画像と音楽のムードに合わせた背景映像と
をディスプレイに表示するカラオケ装置に関するもの
で、とくに、大容量のディジタル蓄積媒体に多数のカラ
オケ楽曲のコンテンツを記録したコンテンツ記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】
===通信カラオケの出現直前の主流技術=== カラオケ装置はコンテンツ(カラオケソフト)の形式に
よっていくつかの種類がある。代表的な1つはレーザー
カラオケ(商品名)と呼ばれるタイプである。このタイ
プでは、コンテンツはつぎのように制作されて蓄積メデ
ィアに記録される。カラオケ伴奏音楽は実際に演奏して
録音する(オーディオ信号を記録する)。また、その楽
曲の雰囲気に合せてムード映像を制作・編集するととも
に、そのムード映像にその楽曲の歌詞画像を楽曲の進行
と合うようにあらかじめ付加しておく。これを楽曲専用
の歌詞付きムード映像と呼ぶことにする。蓄積メディア
としては、レーザーディスク(商品名)と呼ばれる光学
式アナログビデオディスクが用いられる。カラオケ伴奏
音楽のアナログオーディオ信号と楽曲専用歌詞付きムー
ド映像のアナログビデオ信号とをそれぞれ適宜に変調し
て重畳したコンポジット信号を光学式アナログビデオデ
ィスクに記録する。そのようなディスクを大量に複製
し、多数のカラオケ装置に配付して装填する。カラオケ
装置のビデオディスクプレーヤーで希望曲が入ったディ
スクの所定トラックを再生することで、その楽曲の伴奏
音楽がスピーカーから鳴り出し、同時にCRTディスプ
レイに楽曲専用の歌詞付きムード映像が音楽の進行に合
せて表示される。
【0003】べつの典型的なカラオケ装置では、ビデオ
CDとして規格化されているディジタル蓄積メディアを
用いる(そもそもビデオCD規格はカラオケCD規格と
してスタートした発展版である)。コンテンツの制作プ
ロセスは前記レーザーカラオケタイプと基本的に同じで
ある。つまり、カラオケ伴奏音楽は実際に演奏して録音
するとともに、各楽曲専用の歌詞付きムード映像を制作
・編集する。そしてMPEG1規格に従って、カラオケ
伴奏音楽のオーディオ信号をディジタル圧縮符号化する
とともに、楽曲専用歌詞付きムード映像のビデオ信号を
ディジタル圧縮符号化し、それらオーディオデータとビ
デオデータとを多重化して楽曲単位でビデオCDに記録
する。そのようなディスクを大量に複製し、多数のカラ
オケ装置に配付して装填する。カラオケ装置のCD−R
OMプレーヤーで希望曲が入ったディスクの所定トラッ
クを再生することで、その楽曲のオーディオデータおよ
びビデオデータがデコードされて、カラオケ伴奏音楽が
スピーカーから鳴り出し、同時にCRTディスプレイに
楽曲専用の歌詞付きムード映像が音楽の進行に合せて表
示される。
【0004】===通信カラオケ=== 最近の主流は周知の通信カラオケである。これはカラオ
ケ伴奏音楽を発生させる仕組みが前記の2つのタイプと
大きく異なる。一般的な通信カラオケ用の音楽ソフト
は、MIDI楽器やパソコンによるDTM(Desktop Mu
sic )という技法を使って制作され、MIDI規格に従
ったデータ形式で音楽を記述したものである。よく知ら
れているように、MIDIデータはオーディオ信号をデ
ィジタル化したデータではなく、シンセサイザーを時系
列的に制御して音楽のオーディオ信号を生成するための
制御データ列である。
【0005】ある楽器編成で収録されたカラオケ伴奏音
楽をディジタル圧縮符号化したディジタルオーディオデ
ータ(DAデータと記す)と、ほぼ同様な楽器編成を模
してシンセサイザーにより同じカラオケ伴奏音楽を生成
する場合のMIDIデータとを比較すると、データ量の
面ではMIDIデータの方が圧倒的に小さい。ただシン
セサイザーで現実感のある人声コーラスを合成するのは
困難なため、人が歌ったコーラスをディジタル録音した
PCMデータを作成し、伴奏音楽MIDIデータに同期
するように付属させている楽曲が多い。両方の合計でも
データ量は充分に小さい。
【0006】ところで、MIDIデータを主体としてカ
ラオケ伴奏音楽を表現し、これに人声コーラスなどのデ
ィジタル録音データ(PCMデータ)を部分的に付加す
る仕組みを含めて、この形式のデータのことをカラオケ
生成データと表記する。このカラオケ生成データにはさ
らに歌詞描出データが付属している。歌詞描出データと
は、カラオケ伴奏音楽の進行と同期して歌詞をスーパー
インポーズ表示するためのグラフィックス処理用のデー
タであり、表示する歌詞文字列、表示レイアウト、表示
シーケンス、歌唱時機指示などの表現情報を含んでい
る。
【0007】カラオケ生成データはきわめて小さなデー
タ量でカラオケ伴奏音楽を表現できるので(付属する歌
詞描出データも充分に少量である)、1万曲を超す規模
のカラオケデータベースでも小型で安価なパソコン用ハ
ードディスク装置を蓄積メディアとして利用できて実用
的である。またデータ量が小さいという同じ理由で、電
話回線網などのディジタル通信メディアを利用して、広
域に分散して運用されている多数のカラオケ端末装置に
対して新曲のカラオケソフト(カラオケ生成データと歌
詞描出データ)をホスト装置から配信する方式の通信カ
ラオケシステムが容易に構築できた。
【0008】なお通信カラオケシステムでも、膨大な数
の既存の楽曲についてはパッケージメディアを利用して
いるのが普通である。つまり既存楽曲のカラオケソフト
(カラオケ生成データと歌詞描出データ)を記録したC
D−ROMを大量複製しておき、カラオケ端末装置の出
荷時点で装置のCD−ROMプレーヤーに前記のカラオ
ケソフトのディスクを収納しておく。そのディスクに含
まれていなかった新たな楽曲のカラオケソフトを補充す
る手段として通信システムを利用している。
【0009】通信カラオケの端末装置にて、ある楽曲の
カラオケ生成データを処理してカラオケ伴奏音楽を発音
させるとき、対応する歌詞描出データを同期処理し、音
楽の進行に合せてリアルタイムで歌詞画像を描画生成し
て、ディスプレイに表示させる。歌詞の表示だけではつ
まらないので、背景に適当な動画を映し出している。背
景映像はビデオCDなどに記録されており、端末装置内
のCD−ROMプレーヤーで再生する。最初に説明した
ように、パッケージメディアを使った2つのタイプのカ
ラオケ装置では、実際に演奏して録音したカラオケ伴奏
音楽と、その楽曲の雰囲気に合せて制作・編集された楽
曲専用の歌詞付きムード映像とがセットになっていた。
しかし通信カラオケでは楽曲専用の歌詞付きムード映像
はない。適当な長さで区分された大量の映像を共用映像
データベースとしてビデオCDなどのメディアに蓄えて
おき、楽曲に合せて適当に選択した映像を再生する。楽
曲データベースの曲数がたとえば1万曲で、その合計の
演奏時間がたとえば1万×4分であるとしても、共用映
像データベースにそのような長時間分の動画映像が用意
されているのではなく、楽曲の合計演奏時間の数百分の
1ほどの再生時間の映像しかないのが普通である。共用
映像データベースでは、たとえば5分ほどの長さで映像
が区分されており、各区分映像は固有の映像IDで区別
される。ある楽曲を演奏するときに、映像データベース
からどの映像を選択するのかを決める方式にはいくつか
のアルゴリズムが考え出されている。できるだけそれぞ
れの楽曲の雰囲気にあった映像が歌詞の背景映像に選出
されるように、映像データベースにおける各映像の分類
の仕方や、各楽曲と映像の対応付けの仕組みに工夫をこ
らしている。
【0010】また通信カラオケシステムは、全国的な規
模で広く配置された膨大な数のカラオケ端末装置と事業
者が運営するホスト装置とが通信回線で結合された大規
模なコンピュータ・ネットワークであり、音声情報や文
字映像情報あるいは動画情報などを取り扱うマルチメデ
ィア・システムでもある。そこで新曲ソフトをすばやく
供給するという特徴に加えて、ネットワーク資源を利用
したさまざまな応用機能を実現している。たとえば、通
信カラオケ事業者がホスト装置を通じて各端末装置の運
用記録を集信したり、各端末装置の機能点検をしたり、
運用記録と契約内容とに基づいて個別の端末装置をリモ
ート制御するなど、カラオケ業務と直結したきわめて有
用で高度な運用システムや保守管理システムを実現して
いる。さらには、カラオケ演奏と直接的には関係しない
ものの、カラオケの利用環境と結びついた新たな娯楽サ
ービスや情報サービスがいろいろと考え出され、ネット
ワーク資源を高度に利用したインテリジェント・エンタ
ーテイメント・システムといえるような進化の道を歩ん
でいる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】MIDIデータでシン
セサイザーを制御して作り出すカラオケ伴奏音楽は、一
流の演奏家が実際に演奏してディジタル録音した伴奏音
楽のDAデータの再生音に比べると、音楽としての品質
や雰囲気および音質は相当に劣ると言わざるを得ない。
楽曲のジャンルや楽器編成によっては、この差は決定的
なマイナス要因となり、歌い手および聞き手の評価は著
しく低くなる。
【0012】また、歌いながら歌詞の背景に表示される
映像を見ることは、とくに聞き手にとって大きな楽しみ
である。歌われている内容と映し出される映像の内容の
調和具合を楽しむことは、カラオケ愛好者にとっての娯
楽要素の大きな1つである。通信カラオケでは、共用映
像データベースの映像を適当に使い回ししながら背景映
像を選出しているので、楽曲内容と映像内容の極端なミ
スマッチを避けるための工夫をしても、楽曲専用の歌詞
付きムード映像を使うものに比べて大きく見劣りする。
【0013】オーディオおよびビデオの冗長度圧縮や伝
送に関するディジタル信号処理技術は急速に進歩してお
り、録音した高品質のカラオケ伴奏音楽と楽曲専用の歌
詞付きムード映像とをたとえばMPEGオーディオ・ビ
デオデータの形式で伝送する通信カラオケシステムを構
築することは、技術的にあまり問題はなくなってきた。
【0014】しかし、望ましい楽器編成でカラオケ伴奏
音楽を実際に演奏して収録することは、MIDI主体で
カラオケ生成データを制作するのに比べてはるかにコス
トがかかるし時間もかかる。つぎつぎと生み出される新
しい楽曲のすべてについて遅滞なく高品質なカラオケ伴
奏音楽を演奏して収録することは、コンテンツ提供者
(カラオケ事業者)にとって大きな負担である。コンテ
ンツ提供者にとってさらに大きな負担になるのが、楽曲
専用の歌詞付きムード映像の制作である。それぞれの歌
の内容にあったシナリオを作成して、短編の無声映画を
撮影して編集するわけであり、これは大変な作業であ
る。毎月数十曲ほど生まれる新曲について楽曲専用歌詞
付きムード映像を遅滞なく制作するのは簡単なことでは
なく、現状の通信カラオケのような新曲配信スピードを
維持することはきわめて難しい。
【0015】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、膨大な数のカラオケ楽曲の
それぞれについて、どのような客層にどの程度の人気が
あり、その人気の継続性についての予測はどうなのかな
ど、各楽曲の市場での受入れられ方に応じて、短時間か
つ低コストで制作できる情報表現タイプのコンテンツ
と、制作時間やコストはかさむけど高品質なカラオケ伴
奏音楽および楽曲内容によく調和した楽曲専用ムード映
像を含んだ情報表現タイプのコンテンツとを同一の大容
量ディジタル蓄積媒体に合理的に混在させ、コンテンツ
品質と価格とを高次元で両立させるとともにカラオケ装
置のコンテンツ再生系にとっても合理的なデータ構造と
したカラオケ装置のコンテンツ記録媒体を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明のカラオケ装置
のコンテンツ記録媒体はつぎの要件(1)〜(4)を備
えたことを特徴とするものである。
【0017】(1)1つの媒体に多数のカラオケ楽曲の
コンテンツが集約的に記録されている。それらコンテン
ツは情報表現の仕組みが異なる再生音楽タイプと合成音
楽タイプの2種類に分れる。
【0018】(2)再生音楽タイプの1曲分のデータに
はカラオケAVデータと歌詞描出データとが含まれる。
カラオケAVデータは、カラオケ伴奏音楽をディジタル
圧縮符号化したオーディオデータと、各楽曲に合わせた
内容のムード映像をディジタル圧縮符号化したビデオデ
ータとを多重化したデータである。歌詞描出データは、
カラオケ伴奏音楽の進行と同期して歌詞をスーパーイン
ポーズ表示するためのデータであり、表示する歌詞文字
列、表示レイアウト、表示シーケンス、歌唱時機指示な
どの表現情報が含まれている。
【0019】(3)合成音楽タイプの1曲分のデータに
はシンセサイザー制御データと歌詞描出データと映像借
用台本データとが含まれる。シンセサイザー制御データ
は、カラオケ装置に備っているシンセサイザーを制御し
てカラオケ伴奏音楽を生成するためのデータである。歌
詞描出データは、カラオケ伴奏音楽の進行と同期して歌
詞をスーパーインポーズ表示するためのデータであり、
表示する歌詞文字列、表示レイアウト、表示シーケン
ス、歌唱時機指示などの表現情報が含まれている。映像
借用台本データは、前記カラオケAVデータの各楽曲の
前記ムード映像を部分的に借用して背景映像を編集する
ために、借用しようとする複数の映像パートの識別情報
を時系列に表現したデータである。
【0020】(4)媒体のヘッダー部分にボリューム管
理情報が記録されている。ボリューム管理情報は、当該
媒体に記録されいてる再生音楽タイプの楽曲群および合
成音楽タイプの楽曲群について、各楽曲のデータセット
が当該媒体のどの位置に記録されているのかが楽曲ID
をキーとして整理して記述されている。
【0021】また前記の要件に加えて、前記合成音楽タ
イプの一部の楽曲のデータには、前記シンセサイザー制
御データによって生み出されるカラオケ楽曲に部分的に
付加するために制作された人声コーラスなどのディジタ
ル録音データを必要に応じて添付することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
===装置の制御系の中枢=== この発明の一実施例によるコンテンツ記憶媒体を使用す
るカラオケ装置の概略構成を図1に示している。CPU
1・RAM2・ROM3・HDD(ハードディスクドラ
イブ)4などを中心とするコンピュータがこの装置を統
一的に制御するとともに、各種のデータ処理の役割も担
っている。装置の本体には表示器とキーボードなどを含
むユーザインタフェース用の操作パネル5があり、また
リモコン送信器6に対応したリモコン受信器7も付属し
ている。操作パネル5やリモコン受信器7はユーザIF
(インタフェース)プロセッサ8および周辺IF(イン
タフェース)回路9を介してCPU1のバスに結合され
ている。カラオケ利用者は本体の操作パネル5やリモコ
ン送信器6により選曲などの各種操作入力を行い、その
操作内容や操作入力に対する装置の応答情報や各種の案
内情報が操作パネル5に表示される。また、CPU1は
周辺IF回路9およびモデム10を介して通信回線網に
接続され、この装置は通信カラオケシステムの端末装置
としても機能する。
【0023】===再生音楽タイプと合成音楽タイプ=
== カラオケのコンテンツはもっぱらDVD(ディジタルビ
デオディスク)プレーヤー11内のDVDに蓄積されて
おり、また一部のコンテンツはHDD4にも蓄積されて
いる。この装置におけるカラオケコンテンツには、情報
表現の仕組みが大きく異なる再生音楽タイプと合成音楽
タイプの2種類がある。
【0024】再生音楽タイプのコンテンツはカラオケA
Vデータと歌詞描出データからなる。カラオケAVデー
タは、実際に演奏されて録音されたカラオケ伴奏音楽を
ディジタル圧縮符号化した各楽曲単位のオーディオデー
タと、各楽曲の雰囲気に合せて制作・編集されたムード
映像をディジタル圧縮符号化したビデオデータとを多重
化したデータであり、そのデータ形式はMPEG規格に
従っている。歌詞描出データは、カラオケ伴奏音楽の進
行と同期して歌詞をスーパーインポーズ表示するための
グラフィック処理用のデータであり、表示する歌詞文字
列、表示レイアウト、表示シーケンス、歌唱時機指示な
どの表現情報を含んでいる。
【0025】再生音楽タイプ楽曲のデータ記録形式とし
ては、たとえば前記カラオケAVデータの直前に前記歌
詞描出データを記録したり、あるいは歌詞描出データだ
けを多数曲分集めて記録する。または、カラオケAVデ
ータに対して歌詞描出データを多重化して記録すること
も可能である。
【0026】合成音楽タイプのコンテンツは、シンセサ
イザー22を制御してカラオケ伴奏音楽の合成音を生成
するMIDIデータ(前述のシンセサイザー制御データ
に相当する)と、その伴奏音楽に部分的に付加する人声
コーラスなどのディジタル録音データ(PCMデータ)
と、歌詞描出データと、映像借用台本データのセットで
ある。このデータセットの記録形式は従来の通信カラオ
ケシステムと同じでもよいし、べつの形式を採用しても
よい。なお、カラオケ伴奏音楽のもととなるMIDIデ
ータとPCMデータのセットをカラオケ生成データと称
する。
【0027】歌詞描出データは、カラオケ伴奏音楽の進
行と同期して歌詞をスーパーインポーズ表示するための
グラフィック処理用のデータであり、表示する歌詞文字
列、表示レイアウト、表示シーケンス、歌唱時機指示な
どの表現情報を含んでいる。
【0028】映像借用台本データは、前記カラオケAV
データ(再生音楽タイプ・コンテンツの主要素)の各楽
曲の前記ムード映像を部分的に借用して背景映像を編集
するために、借用しようとする複数の映像パートの識別
情報を時系列に表現したデータである。これについては
後で詳しく説明する。
【0029】===カラオケデータベース=== DVDドライブ13により再生される複数枚のDVDを
主要なディジタル蓄積メディアとし、またHDD4を補
助的なディジタル蓄積メディアとして、前記の再生音楽
タイプおよび合成音楽タイプの膨大な曲数のカラオケコ
ンテンツのデータベースが構築されており、CPU1が
中心となってデータベースを管理している。この実施例
で用いているDVDは再生専用の光ディスク(DVD−
ROM)であり、データを記録したディスクが大量に複
製され、本カラオケ装置のDVDドライブ13に装填さ
れる。
【0030】カラオケコンテンツには1万曲にも及ぶ既
存楽曲があり、それに加えて毎月数十曲ほどのペースで
新規楽曲が生み出される。新規楽曲については前述の合
成音楽タイプで制作され、カラオケ事業者が運営するホ
スト装置から各カラオケ装置に通信カラオケシステムの
ネットワークを通じて配信される。カラオケ装置では、
ホスト装置から配信されてきた合成音楽タイプの新規楽
曲データをHDD4に蓄積し、データベースのインデッ
クスファイルにその新規楽曲の管理レコードを追加す
る。
【0031】既存楽曲については、再生音楽タイプで制
作した楽曲と、合成音楽タイプで制作した楽曲とがあ
り、複数枚のDVDに適宜に区分けして収録してある。
コンスタントな人気のあるスタンダード曲など、高品質
な音と適切なムード映像が求められる楽曲については再
生音楽タイプで制作する。もちろん再生音楽タイプの制
作コストは高い。リクエストの少ない古い楽曲や人気の
将来性が不透明な新しめの楽曲などについては合成音楽
タイプで制作する。合成音楽タイプは、カラオケ生成デ
ータの制作コストが安いし、楽曲専用のムード映像は制
作しないので、再生音楽タイプに比べてはるかに安価で
ある。
【0032】なお、新たなコンテンツを収録した新たな
DVDタイトルを追加配付する場合に、古いDVDタイ
トルには合成音楽タイプで収録していた楽曲でも、その
後に人気が出たので再生音楽タイプで制作しなおして収
録することも問題にはならない。
【0033】CPU1はカラオケデータベースを管理す
るために、HDD4にインデックスファイルを作成し、
その内容を適宜に更新する。インデックスファイルに
は、楽曲IDをキーとする各楽曲ごとの管理レコードが
集約されている。各楽曲の管理レコードには、該当楽曲
のデータが再生音楽タイプなのか合成音楽タイプなのか
が分かる情報と、その楽曲データの格納場所を示す情報
とが含まれる。もちろん楽曲のタイトル・歌手名・作曲
者・作詞者など、意図に応じたさまざまな属性情報を管
理レコードに記入しておくことができる。
【0034】DVDドライブ13に装填される複数枚の
DVDタイトルのそれぞれのヘッダー部分にはボリュー
ム管理情報が記録されている。ボリューム管理情報に
は、それぞれのディスクに何がどの位置に収録されてい
るのかが集約的に記述されている。CPU1はイニシャ
ル処理の1つの作業として、DVDドライブ13に装填
されている各DVDタイトルのボリューム管理情報を読
み取り、その内容に基づいて前述のインデックスファイ
ルを作成する。また前述したように、ホスト装置から配
信されてきた合成音楽タイプの新規楽曲データをHDD
4に蓄積し、データベースのインデックスファイルにそ
の新規楽曲の管理レコードを追加する。
【0035】===DVDタイトルのデータ構造=== 以上の説明で明らかなように、DVDドライブ13で再
生される前述のDVDタイトルがこの発明のコンテンツ
記憶媒体に相当する。1枚のディスクである1つのDV
Dタイトルのデータ構造を図3に示している。図3に示
すように、リードインに続いてデータトラック領域があ
り、その後にMPEG−AVトラック領域があり、最後
にリードアウトがある。リードインには各トラックの開
始アドレス(TOC情報)が記録されている。データト
ラック領域に入ると、最初のトラック1には前述のボリ
ューム管理情報が記録されている。トラック2以降には
合成音声タイプの各楽曲のデータセット(MIDIデー
タ・PCMデータ・歌詞描出データ・映像借用台本デー
タ)が記録されている。その後に続けて、再生音楽タイ
プの楽曲についての歌詞描出データが記録されている。
さらにMPEG−AVトラック領域に入ると、再生音楽
タイプの本体データである各楽曲のカラオケAVデータ
が記録されている。リードアウトにはコンテンツの終了
識別符号が記録されている。
【0036】===再生音楽タイプのデータ処理系==
= DVDコントローラ12がDVDプレーヤー11の各部
を統一的に制御する。コントローラ12は周辺IF回路
32を介してCPU1に結合されており、CPU1から
の指示通りにプレーヤー11を動作させる。DVDドラ
イブ13はディスクチェンジャー式の複数台のドライブ
を並設したもので、あるディスクの再生動作から別のデ
ィスクの再生動作にほとんど瞬間的に切替可能である。
DVDドライブ13の出力はまず復調・誤り訂正回路1
4で処理されて、MPEGデコーダ15に入力される。
また復調・誤り訂正回路14のビットストリーム出力を
周辺IF回路32を介してCPU1のバスに導く経路も
ある。
【0037】再生音楽タイプのある楽曲のデータ(カラ
オケAVデータおよび歌詞描出データ)を再生するよう
にCPU1からDVDコントローラ12に指示が来る
と、コントローラ12の制御によりプレーヤー11はつ
ぎのように動作する。指定された楽曲データが含まれた
ディスクをDVDドライブ13で再生し、まずその楽曲
の歌詞描出データを読み取ってMPEGデコーダ15経
由でグラフィックス回路20に渡し、つぎにその楽曲の
カラオケAVデータを再生してMPEGデコーダ15に
入力する。カラオケAVデータはMPEGデコーダ15
でオーディオデータとビデオデータに分離され、それぞ
れオーディオ信号処理回路18とビデオ信号処理回路1
6で復号化処理されて、オーディオDAC(ディジタル
/アナログ変換器)19からカラオケ伴奏音楽のアナロ
グ信号が出力され、それに同期してビデオDAC(ディ
ジタル/アナログ変換器)17からムード映像のアナロ
グ信号が出力される。これらの処理と同期してグラフィ
ックス回路20によって前記歌詞描出データが処理され
て、DAC19から出力されるカラオケ伴奏音楽の進行
に合せて変化する歌詞画像のグラフィックスデータが生
成される。このようにしてDVDプレーヤー11からA
Vコントローラ27に向けてカラオケ伴奏音楽のオーデ
ィオ信号A1とムード映像のビデオ信号V1と歌詞画像
のグラフィックスデータG1とが出力される。オーディ
オ信号A1はミキシングアンプ28でマイク30からの
歌唱オーディオ信号とともに増幅され、カラオケ伴奏音
楽と利用者の歌唱音がスピーカーシステム29から発音
される。同時に、ビデオ信号V1によるムード映像がデ
ィスプレイ31に表示されるとともに、グラフィックス
データG1による歌詞画像が同じディスプレイ31にス
ーパーインポーズ表示される。
【0038】===合成音楽タイプのデータ処理系==
= リクエスト曲を受け付けたCPU1は、インデックスフ
ァイル中の該当楽曲の管理レコードを取得し、その楽曲
が合成音楽タイプで登録されていることが分かった場
合、その楽曲データがDVDドライブ13に蓄積されて
いるのかHDD4に蓄積されているのかを認知し、DV
Dドライブ13またはHDD4から該当楽曲の一連のデ
ータを読み取ってRAM2の作業エリアに書き込む。楽
曲データがDVDドライブ13に蓄積されている場合
は、CPU1は周辺IF回路32を通じてDVDコント
ローラ12に指示を出し、該当のDVDタイトルの該当
箇所を再生させて、復調・誤り訂正回路14を経た再生
信号を周辺IF回路32を通じて取り込み、RAM2の
作業エリアに書き込む。
【0039】前述したように、合成音楽タイプの楽曲デ
ータは、シンセサイザー22を制御してカラオケ伴奏音
楽の合成音を生成するMIDIデータと、その伴奏音楽
に部分的に付加する人声コーラスなどのディジタル録音
データ(PCMデータ)と、歌詞描出データと、映像借
用台本データのセットである。RAM2の作業エリアに
展開したデータのうち、MIDIデータはMIDIプロ
セッサ23に渡し、PCMデータはPCMデコーダ21
に渡し、歌詞描出データはグラフィックス回路24に渡
し、映像借用台本データは周辺IF32を通じてDVD
コントローラ12に渡す。
【0040】MIDIプロセッサ22が与えられたMI
DIデータに従ってシンセサイザー22とエフェクター
25を制御することで、MIDIデータで表現されたカ
ラオケ伴奏音楽のアナログオーディオ信号がDAC(デ
ィジタル/アナログ変換器)26から生み出される。こ
のカラオケ伴奏音楽の生成処理と同期してPCMデコー
ダ21にて人声コーラスなどのPCMデータが復号化さ
れ、その出力がエフェクター25でカラオケ伴奏音楽と
混合され、人声コーラスなどが付帯したカラオケ伴奏音
楽のアナログオーディオ信号A2がDAC26からAV
コントローラ27に向けて出力される。この音楽生成処
理と同期してグラフィックス回路24が渡された歌詞描
出データを処理することで、DAC26から出力される
カラオケ伴奏音楽の進行に合せて変化する歌詞画像のグ
ラフィックスデータG2が生成される。
【0041】このようにしてDAC26から出力される
カラオケ伴奏音楽のオーディオ信号A2と、グラフィッ
クス回路24から出力される歌詞画像のグラフィックス
データG2がAVコントローラ27に供給される。AV
コントローラ27もCPU1により制御されて信号経路
が切り換えられており、オーディオ信号A2がミキシン
グアンプ28で増幅されてスピーカーシステム29に供
給され、シンセサイザー22により作り出されたカラオ
ケ伴奏音楽がスピーカーから鳴り出す。同時に、グラフ
ィックスデータG2による歌詞画像がディスプレイ27
にスーパーインポーズ表示される。
【0042】なお以上では、グラフィックスデータG2
による歌詞画像の背景に何が表示されるのかは説明して
いない。ここまで説明した合成音楽タイプの楽曲の再生
処理中にDVDプレーヤー11から出力されるビデオ信
号V1がAVコントローラ27を通じてディスプレイ3
1に表示されるが、この映像が前記の歌詞画像の背景映
像となる。この背景映像がDVDタイトル中からどのよ
うに選ばれて出力されるのかが、合成音楽タイプの楽曲
データに含まれている映像借用台本データに規定されて
いる。このことについて以下に詳しく説明する。
【0043】===背景借用台本データ=== DVDドライブ13に装填されている複数枚のDVDタ
イトルの全体で、たとえば5千曲分の再生音楽タイプの
コンテンツが収録されているとする。それら各楽曲には
それぞれ専用のムード映像がカラオケAVデータの形で
記録されている。各楽曲のムード映像の平均の収録時間
をたとえば4分とすると、全体では5千×4分の映像デ
ータが存在することになる。この膨大な映像データを借
用することで、合成音楽タイプ楽曲の演奏時の背景映像
を作り出す。
【0044】再生音楽タイプの各楽曲のムード映像には
前述のように歌詞画像は含まれていないので、これを他
の楽曲用の背景映像として借用することができる。また
各楽曲のムード映像はMPEGオーディオ・ビデオデー
タの形式でディスクに記録されており、1曲分のムード
映像はたとえばチャプターという概念で複数のパートに
区分されており、各映像パートはたとえばチャプター番
号という概念のパートIDで区別される。
【0045】DVDコントローラ12は映像単独再生モ
ードでプレーヤー11を動作させる制御手段を備えてい
る。映像単独再生モードとは、DVDタイトルに記録さ
れているカラオケAVデータ中のビデオデータのみを部
分的に再生して出力する動作である。CPU1からDV
Dコントローラ12に対して映像単独再生モードの動作
指令を与え、かつ楽曲IDとパートIDを与えると、プ
レーヤー11では指定楽曲のムード映像中の指定パート
だけを再生してDAC17から出力する。
【0046】合成音楽タイプの楽曲データに含まれてい
る映像借用台本データとは、再生音楽タイプ楽曲のカラ
オケAVデータのムード映像を部分的に借用して背景映
像を編集するために、借用しようとする複数の映像パー
トの識別情報を時系列に表現したもので、楽曲IDとパ
ートIDのセットを複数セット時系列に並べたデータ列
である。合成音楽タイプ楽曲を演奏するときに、その楽
曲データに含まれる映像借用台本データに従ってDVD
プレーヤー11が映像単独再生モードで動作し、その動
作によって順次出力されるビデオ信号V1が、グラフィ
ックス信号G2による歌詞画像の背景映像としてディス
プレイ31に表示される。
【0047】以上詳しく説明した動作の流れを図2のフ
ローチャートに整理しているので参照されたい。ところ
で前記カラオケデータベースのディジタル蓄積メディア
としては、再生専用のDVDやHDDだけでなく、その
他のさまざまなメディアを用いることができる。たとえ
ば、DVD−RAMと呼ばれる書き換え可能な光ディス
ク、DVD−Rと呼ばれる追記型の光ディスク、光磁気
ディスク、ミニディスク(MD)、ICメモリなどの利
用が考えられる。通信システムによりホスト装置から配
信されてくる合成音楽タイプの楽曲データは、HDD4
以外の書き込み可能なメディアに蓄積してもよいのは言
うまでもない。また、充分な通信速度を確保できるので
あれば、再生音楽タイプのデータをホスト装置から多数
のカラオケ装置に配信して、たとえばDVD−RAMに
蓄積することも可能である。
【0048】なお、楽曲と対応付けされていない共用映
像をMPEGビデオデータの形式で適当なDVDタイト
ルとして記録してデータベース化しておき(それをDV
Dドライブ13に装填しておく)、その共用映像データ
ベースを合成音楽タイプ楽曲の演奏時の背景映像に使う
機能を追加すればより望ましい。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、膨大な数のカラオケ
楽曲のそれぞれについて、どのような客層にどの程度の
人気があり、その人気の継続性についての予測はどうな
のかなど、各楽曲の市場での受入れられ方に応じて、短
時間かつ低コストで制作できる情報表現タイプのコンテ
ンツ(合成音楽タイプ)と、制作時間やコストはかさむ
けど高品質なカラオケ伴奏音楽および楽曲内容によく調
和した楽曲専用ムード映像を含んだ情報表現タイプのコ
ンテンツ(再生音楽タイプ)とを適宜に選択して制作す
ればよい。そして同一の大容量ディジタル蓄積媒体に再
生音楽タイプと合成音楽タイプのコンテンツを合理的に
混在させるとともに、これらを同一媒体に記録したボリ
ューム管理情報に従って一元的に管理できるように記録
している。したがって、コンテンツ品質と価格とを高次
元で両立させることができるとともに、カラオケ装置の
コンテンツ再生系にとっても合理的なデータ構造である
ので、システム構成が簡単になる。
【0050】たとえばコンスタントな人気のあるスタン
ダード曲など、高品質な音と適切なムード映像が求めら
れる楽曲については、実際に演奏したカラオケ伴奏音楽
と楽曲専用に制作した歌詞無しムード映像とを前記カラ
オケAVデータの形式で用意する。この再生音楽タイプ
のコンテンツの制作コストは高い。一方、リクエストの
少ない古い楽曲や人気の将来性が不透明な新しめの楽
曲、できるだけ早く補充する新曲などについては、シン
セサイザーを制御してカラオケ伴奏音楽を生成するため
のMIDIのようなデータ形式で制作する。この合成音
楽タイプのコンテンツ制作コストはきわめて安いし、楽
曲専用のムード映像は制作しないので、制作が容易で安
価である。とくに合成音楽タイプの楽曲を演奏するとき
には再生音楽タイプのムード映像を巧みに借用して表示
するので、きわめて合理的である。いずれのタイプも楽
曲の進行と合せて、歌詞描出データに基づいて歌詞画像
がリアルタイムにディスプレイに描画される。
【0051】この発明を実施例のように通信カラオケシ
ステムに適用すれば、合成音楽タイプにより新曲配信を
遅滞なく行うことと、再生音楽タイプにより高品質なカ
ラオケ伴奏音楽および各楽曲の内容によく調和した楽曲
専用ムード映像を提供することとを、高い次元で両立さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるコンテンツ記憶媒体
を使用するカラオケ装置の概略構成ブロック図である。
【図2】同上実施例装置の基本動作の流れを示したフロ
ーチャートである。
【図3】この発明の一実施例によるコンテンツ記憶媒体
のデータ構造の模式図である。
【符号の説明】
1 CPU 4 ハードディスクドライブ 11 DVDプレーヤー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 27/00 G09G 5/00 510 G10H 1/00 G10K 15/04 302 G11B 27/34 H04N 5/91 - 5/956

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ伴奏音楽をスピーカーから鳴ら
    すとともに、その音楽の進行に合わせた歌詞画像と音楽
    のムードに合わせた映像をディスプレイに表示するため
    のコンテンツを記録した大容量のディジタル蓄積媒体で
    あって、つぎの要件(1)〜(4)を備える。 (1)1つの媒体に多数のカラオケ楽曲のコンテンツが
    集約的に記録されている。それらコンテンツは情報表現
    の仕組みが異なる再生音楽タイプと合成音楽タイプの2
    種類に分れる。 (2)再生音楽タイプの1曲分のデータにはカラオケA
    Vデータと歌詞描出データとが含まれる。カラオケAV
    データは、カラオケ伴奏音楽をディジタル圧縮符号化し
    たオーディオデータと、各楽曲に合わせた内容のムード
    映像をディジタル圧縮符号化したビデオデータとを多重
    化したデータである。歌詞描出データは、カラオケ伴奏
    音楽の進行と同期して歌詞をスーパーインポーズ表示す
    るためのデータであり、表示する歌詞文字列、表示レイ
    アウト、表示シーケンス、歌唱時機指示などの表現情報
    が含まれている。 (3)合成音楽タイプの1曲分のデータにはシンセサイ
    ザー制御データと歌詞描出データと映像借用台本データ
    とが含まれる。シンセサイザー制御データは、カラオケ
    装置に備っているシンセサイザーを制御してカラオケ伴
    奏音楽を生成するためのデータである。歌詞描出データ
    は、カラオケ伴奏音楽の進行と同期して歌詞をスーパー
    インポーズ表示するためのデータであり、表示する歌詞
    文字列、表示レイアウト、表示シーケンス、歌唱時機指
    示などの表現情報が含まれている。映像借用台本データ
    は、前記カラオケAVデータの各楽曲の前記ムード映像
    を部分的に借用して背景映像を編集するために、借用し
    ようとする複数の映像パートの識別情報を時系列に表現
    したデータである。 (4)媒体のヘッダー部分にボリューム管理情報が記録
    されている。ボリューム管理情報は、当該媒体に記録さ
    れいてる再生音楽タイプの楽曲群および合成音楽タイプ
    の楽曲群について、各楽曲のデータセットが当該媒体の
    どの位置に記録されているのかが楽曲IDをキーとして
    整理して記述されている。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記合成音楽タイプ
    の一部の楽曲のデータには、前記シンセサイザー制御デ
    ータによって生み出されるカラオケ楽曲に部分的に付加
    するために制作された人声コーラスなどのディジタル録
    音データが含まれていることを特徴とするカラオケ装置
    のコンテンツ記録媒体。
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