JP5076457B2 - 映像信号処理装置、映像信号処理方法 - Google Patents
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Description
SDは、水平ライン数が525とされたNTSC方式などのようにして、例えば以前から知られている標準のものである。これに対して、HD形式は、SD形式よりも高画質化を図ることなどを目的として、SD形式の後に開発、規格化されたもので、例えばNTSC方式であれば、HD形式での水平ライン数は1080であるとして規定されている。
このような画像の乱れがそのまま表示されてしまうことは、その画像を鑑賞しているユーザに不快感などを与えることにつながるため、何らかのかたちで解消されることが好ましい。
つまり、複数の異なる形式の映像信号を、所定の映像信号出力規格により出力させる映像信号出力手段と、この映像信号出力手段により出力させている所定の第1の形式の映像信号による映像コンテンツの画像について、通常表示の状態から視覚的に認識できなくなる非表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして、映像信号出力手段により出力されるべき映像信号である処理対象映像信号についての処理を実行するフェードアウト処理手段と、このフェードアウト処理手段により得られた上記非表示の状態が継続されるようにして、処理対象映像信号についての処理を実行する非表示化処理手段と、この非表示化処理手段による非表示の状態が継続されている期間内において、映像信号出力手段について、第1の形式の映像信号を出力させる動作から、第1の形式とは異なる第2の形式の映像信号を出力させる動作に切り換えさせる、動作切換制御手段と、この動作切換制御手段により映像信号出力手段から第2の形式の映像信号を出力させる動作に切り換えられた後において、この第2の形式の映像信号による映像コンテンツの画像について、非表示の状態から、通常表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして、処理対象映像信号についての処理を実行するフェードイン処理手段とを備え、さらに、上記映像信号出力手段から出力される映像信号の画像上において、オンスクリーン画像が重畳して表示されるようにするための映像信号処理を実行する、オンスクリーン画像処理手段を備え、
上記フェードアウト処理手段は、上記オンスクリーン画像処理手段により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、通常表示の状態から非表示の状態に遷移していく変化が与えられるように映像信号処理を実行し、上記非表示化処理手段は、上記オンスクリーン画像処理手段により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、上記フェードアウト処理手段により得られた上記非表示の状態が継続されるようにして映像信号処理を実行し、上記フェードイン処理手段は、上記オンスクリーン画像処理手段により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、上記非表示の状態から、上記通常表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして映像信号処理を実行するようにされていることとした。
つまり、本願発明においては、第1の形式から第2の形式への映像信号出力の切り換えは、映像コンテンツの画像が表示されない非表示期間において行われることになる。これにより、例えば本願発明の映像信号処理装置から出力される映像信号の受け側では、映像コンテンツの画像が表示されていない間に、第1の形式から第2の形式に対応する表示動作の切り換えを完了させることができる。つまり、第2の形式の映像コンテンツが表示され始めるフェードインの開始時には、既に、第2の形式の映像信号に対応した正常動作が得られている。
本実施の形態のビデオカメラ装置1は、静止画(写真画像)と動画の撮影記録、再生が可能とされており、さらに、動画の撮影記録に関しては、所定のテレビジョン規格(例えばNTSCなど)におけるSD形式とHD形式とに対応している。先にも説明したように、SD(Standard Definition)形式は、水平ライン525本(垂直画素数=525)として規定されるNTSC(National Television Standards Committee)方式、水平ライン625本として規定されるPAL(Phase Alternation by Line)方式などのようにして、HD形式以前から実用化されている標準的な信号形式である。これに対してHD(High Definition)形式は、SD形式以降において実用化された信号形式であり、SD形式よりも高画質化を図るために、より多くの解像度(水平/垂直画素数)とすべきことその他が規定されている。例えば水平ライン数についてはNTSC方式とPAL方式とでともに1080とすべきことが規定されている。
上記のようにして、ビデオカメラ装置1が静止画と、SD形式としての動画(SD動画)、及びHD形式としての動画(HD動画)に対応することに応じて、画像アプリケーションフォーマット制御部111は、静止画アプリケーションフォーマット制御部111、SD動画アプリケーションフォーマット制御部112、及びHD動画アプリケーションフォーマット制御部113から成るものとされている。
SD動画アプリケーションフォーマット制御部112は、ビデオカメラ装置1が採用するSD動画のアプリケーションフォーマットに対応して動画像処理に関連する制御を実行する。
HD動画アプリケーションフォーマット制御部113は、ビデオカメラ装置1が採用するHDによる動画のアプリケーションフォーマットに対応して動画像処理に関連する制御を実行する。
ファイルシステム制御部114は、メディアに対する画像データの書き込み/読み出しに関連する制御処理として、ファイルシステム層に対応する処理を実行するようにされる。本実施の形態の場合、ファイルシステムフォーマットとして、静止画用のメディアであるメモリカードではFAT(File Allocation Tables)システムを採用し、動画用メディアであるDVDでは、その物理フォーマットとアプリケーションフォーマットとに応じた所定バージョンのUDF(Universal Disc Format)を採用する。従って、この場合のファイルシステム制御部114は、これらのファイルシステムに対応した構成を採ることになる。
静止画圧縮/伸長処理部121は、ビデオカメラ装置1が採用する静止画のアプリケーションフォーマットに対応した所定方式による画像圧縮符号化と、この圧縮符号化に対応した伸長(復号)処理を実行する。
SD動画圧縮/伸長処理部122は、ビデオカメラ装置1が採用するSD動画のアプリケーションフォーマットに対応した所定方式による画像圧縮符号化と、この圧縮符号化に対応した伸長処理を実行する。
HD動画圧縮/伸長処理部123は、ビデオカメラ装置1が採用するHD動画のアプリケーションフォーマットに対応した所定方式による画像圧縮符号化と、この圧縮符号化に対応した伸長処理を実行する。
また、この画像圧縮/伸長処理部120は、時刻情報処理部124と連携するものとされている。画像圧縮/伸長処理部120では、SD形式又はHD形式の映像信号データについての圧縮符号化を施すのにあたって、再生時間情報(タイムスタンプ情報)を埋め込むようにされ、管理情報としては、この再生時間情報に基づいて、映像コンテンツの途中からのアクセスが可能なようにして管理するようにされる。時刻情報処理部124は、この再生時間情報を発生させるための機能部位とされる。
DVDドライブ制御部132は、DVDに対するデータの書き込み、読み出しを、デバイスドライバレベルで制御するための部位とされる。
DVDドライブ133は、例えば所定の物理フォーマットによるDVDを装填可能とされており、上記DVDドライブ制御部132の制御に応じて、装填されたDVDに対するデータの書き込み読み出しを実行する部位とされる。
例えばこの場合の映像/音声入出力インターフェイス134では、ここでは図示していないカメラ部により撮像して得られる映像信号と、この撮像と共にマイクロフォンなどにより収音して得られたとされる音声信号を入力して、例えば以降の録画記録やモニタ画像音声などとしての出力のために所要の信号経路に対する出力を行うようにされる。
また、映像/音声入出力インターフェイス134は、例えばメディアから再生して得られた映像/音声信号であるとか、そのときの撮影動作により得られている映像/音声信号(モニタ映像音声信号)を、所定の信号形式、信号入出力インターフェイス規格に対応した映像/音声の出力機能端子を介して外部に出力するための経路制御などを実行する。また、所定の規格に対応した映像/音声の入力機能端子から入力されてくる映像/音声信号を、以降の録画記録やモニタ画像音声などとしての出力させるための経路制御も実行可能とされる。
先ず、カメラ部2は、撮像機能と、撮像により得られた撮像光を基として映像信号に変換する機能とを有する部位とされ、例えば図示するようにして、撮像部21、カメラ信号処理部22、カメラシステム制御部23とから成る。
撮像部21は、少なくとも、撮像レンズ群や絞りなどの光学系部品から成る光学系部位と、撮像素子を備えた光電変換部位とから成る。光学系部位においては、入射された光を撮像光として、光電変換部位における撮像素子の受光面に結像させる。光電変換部位においては、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、あるいはCCD(Charge Coupled Device)などの光電変換素子を備えて構成され、光学系部2から入射されて受光面にて結像された撮像光を電気信号に変換することで撮像信号を生成し、カメラ信号処理部22に出力する。
また、本実施の形態のビデオカメラ装置1が、SD形式とHD形式による動画撮影記録が可能であることに応じて、カメラシステム制御部23は、カメラ部2における動作モードをSD形式とHD形式とで切り換えるための制御も実行するようにされる。
このために、アプリケーションフォーマット/メディア制御部33は、図示するようにして、DVDドライブ制御部6、メモリカードドライブ7と接続されており、これにより、本実施の形態のビデオカメラ装置1が対応するとされる記憶媒体である、DVDやメモリカードなどに対するデータの書き込み/読み出し制御を実行可能とされている。また、USBインターフェイス8とも接続されることで、外部情報処理装置との間で通信を行って、映像コンテンツのデータのやりとりを行うことも可能とされている。
なお、この図に示されるアプリケーションフォーマット/メディア制御部33は、図1に示したシステム制御部100を成す、画像アプリケーションフォーマット制御部101(静止画アプリケーションフォーマット制御部111、SD動画アプリケーションフォーマット制御部部112、HD動画アプリケーションフォーマット制御部113)、及びメディア制御部102(ファイルシステム制御部114、DVD/メモリカードドライブ制御部115)に対応するものとしてみることができる。
メモリカードドライブ7は、アプリケーションフォーマット/メディア制御部33の制御により、装填されたメモリカードに対する、写真としての静止画像データの書き込み/読み出し制御を実行する部位とされる。
USBインターフェイス8は、図1との対応では、PC入出力インターフェイス137に対応する。つまり、ここでのPC入出力インターフェイス137は、そのインターフェイス規格としてUSB(Universal Serial Bus)を採用するものとしている。アプリケーションフォーマット/メディア制御部33は、このUSBインターフェイス8を制御してUSBによる通信を外部と実行することで、例えば先に述べたようにして、外部情報処理装置であるパーソナルコンピュータなどと、静止画データや動画データなどの映像コンテンツのデータの授受を行うようにされる。
音声信号処理部36は、上記のSD又はHD形式の動画像とともに同期して記録又は再生されるべき音声信号についての再生信号処理、又は記録信号処理を実行する部位とされ、再生信号処理を実行している場合には、処理後の音声信号を、音声入出力制御部4に対して出力するようにされる。また、記録信号処理を実行する場合には、音声入出力制御部4から入力されてくる音声信号について処理を実行するようにされる。この音声信号処理部36における主たる信号処理機能としても、例えば記録信号処理としては、所定方式による音声圧縮符号化とされ、再生信号処理としては、上記音声圧縮符号化に対する伸長(復号処理)となるものである。
ビデオカメラ装置1では、例えばここでは図示していないが、撮像画像とともに記録する音声を収音するためのマイクロフォンを備える、あるいは接続可能とされており、音声入出力制御部4は、このマイクロフォンにより収音して得られた音声信号を音声信号処理部36に出力するようにされる。あるいは、外部音声信号入力端子から入力した音声信号を音声入出力制御部4に出力することも可能とされる。
また、例えばDVDやメモリカードなどから読み出された映像コンテンツの再生処理時には、音声信号処理部36により再生信号処理が施された上記映像コンテンツの音声信号を、音声入出力制御部4により、外部音声出力端子を介して外部機器に出力するようにされる。
SD/HD映像信号入出力処理部37では、例えばシステム制御/信号処理部3におけるSD映像信号処理部34により信号処理が施されて出力されてくるSD形式の映像信号、又はHD映像信号処理部35により信号処理が施されて出力されてくるHD形式の映像信号と、次に説明するグラフィック処理部38により生成されたOSD画像の映像信号とを入力可能とされている。また、この図においては、SD/HD映像信号入出力処理部37においてキャプチャ処理部37aが示されているが、これは後述する他の態様例としてのフェードシーケンスに対応して設けられるべきものとされる。
グラフィック処理部38では、上記もしたように、必要に応じてOSD画像の映像信号を生成してSD/HD映像信号入出力処理部37に出力するようにされる。
ここで、本実施の形態のビデオカメラ装置1のようにして、SD形式の映像信号とHD形式の映像信号とを出力可能とされている場合、その解像度などの違いに応じて、OSD画像の生成にあたっても、SD形式とHD形式とで異なる生成処理を実行する必要があるものとされる。このことに応じて、図においては、グラフィック処理部38として、HD形式に対応するOSD画像を生成するHD対応処理部38aと、SD形式に対応するOSD画像を生成するSD対応処理部38bとを備えるものとして構成される。
また、ビデオカメラ装置1における表示パネル11や電子ビューファインダ12により画像表示が行われるようにするために、表示駆動部39に対しても、上記映像信号処理後の映像信号を出力することが可能とされている。
なお、本願発明でいうところの処理対象映像信号は、本実施の形態との対応では、映像出力制御部5からHDMI出力部9又はD端子対応出力部10から出力される前段階の信号であって、映像出力制御部5における上記SD/HD映像信号入出力処理部37やグラフィック処理部38などにて画像信号処理が施されるべき映像信号となる。
D端子対応出力部10は、D端子といわれる映像信号入出力規格に対応して、外部に映像信号を出力するための部位とされる。なお、D端子には、例えばD1〜D5までの規格が定めら得ているが、本実施の形態では、SD、HDの両形式の映像信号をD端子から出力させることに応じて、例えばD3、D4、D5などのうちから、実際の映像信号形式等に適合した規格を採用することになる。
電子ビューファインダ(EVF:Electronic View Finder)12は、現在においてカメラ部2により撮影して得られているとされる画像、つまりモニタ画像が表示される部位である。表示駆動部39は、モニタ画像としての映像信号を入力して、電子ビューファインダ12としての表示デバイスを駆動するようにされる。
本実施の形態において、上記表示パネル部11及び電子ビューファインダ12として採用されるディスプレイデバイスについては特に限定されるものではないが、例えば現状であれば、液晶ディスプレイデバイスなどを挙げることができる。
先ず、撮像画像を、SD形式の動画像情報としてDVDに記録するときには、ホストシステム制御部31は、HD/SDシステム切換制御部32に対して、動画記録モードについてSD形式に対応するSD記録モードを設定するように指示する。
これに応じて、HD/SDシステム切換制御部32は、カメラ部2のカメラシステム制御部23について、SD形式に対応したカメラシステム制御モードを設定し、また、システム制御/信号処理部36における動作モード設定として、SD映像信号処理部34による映像信号処理を有効として、HD映像信号処理部35についてはその動作を停止させておくようにする。また、アプリケーションフォーマット/メディア制御部33に対しても、SD形式に対応するアプリケーションフォーマットによる制御処理モードを設定する。つまり、図1のSD動画アプリケーションフォーマット制御部112を起動させる。
また、音声信号処理部36においては、例えばマイクロフォンにより収音して得られた音声信号を音声入出力制御部4から入力して、上記SD映像信号処理部34により処理される映像信号との再生時間的な同期を維持させるようにして、所定の音声圧縮符号化などの処理を施すようにされる。
アプリケーションフォーマット/メディア制御部33では、例えば上記のようにして得られたSD形式の圧縮映像信号データと、圧縮音声信号データとを、1つのSD形式による映像コンテンツとして管理されるようにして、DVDドライブ制御部6に対する書き込み制御を伴ってDVDに対して記録するようにされる。
そして、アプリケーションフォーマット/メディア制御部33では、上記のHD形式の圧縮映像信号データと圧縮音声信号データとを、1つのHD形式による映像コンテンツとして管理されるようにしてDVDに対して記録する。
先ず、DVDに記録されているSDコンテンツを再生する場合には、ホストシステム制御部31は、HD/SDシステム切換制御部32に対して、SD再生モードを設定する。これに応じて、HD/SDシステム切換制御部32は、SD映像信号処理部34の再生信号処理を有効化して設定し、HD映像信号処理部35については動作停止を設定する。また、アプリケーションフォーマット/メディア制御部33に対しては、SD形式に対応するアプリケーションフォーマットによる制御処理モードを設定(SD動画アプリケーションフォーマット制御部112を起動)する。
また、映像出力制御部5に対しては、SD/HD映像信号入出力処理部37についてSD形式に対応する処理モードを設定し、グラフィック処理部38については、SD対応処理部38aが動作するモードとし、表示駆動部39に対しては、SD形式に対応した表示パネル部11及び電子ビューファインダ12に対する表示駆動の動作モードを設定する。
このようにして読み出されたSDコンテンツのデータのうち、先ず映像信号データは、システム制御/信号処理部3のSD映像信号処理部34に入力され、ここで伸長処理などをはじめとする所定の再生信号処理が施され、映像出力制御部5に対して出力される。また、音声信号データは、システム制御/信号処理部3の音声信号処理部36により、伸長処理などをはじめとする所定の再生信号処理が施され、音声入出力制御部4に対して出力される。
SD/HD映像信号入出力処理部37は、先ず、HDMI出力部9としての端子に外部機器が接続されている場合には、HDMI出力部9からの出力に適合させたSD形式の映像信号データに変換してHDMI出力部9に対して出力される。また、D端子に対して外部機器が接続されている場合には、D端子出力に適合させたSD形式の映像信号に変換してD端子対応出力部10に出力させる。
また、音声入出力制御部4では、音声信号処理部36から入力された音声信号について、先ず、所定の音声信号出力端子から出力させる。このようにして出力される音声信号は、例えばD端子対応出力部10から出力される映像信号に対して再生時間が同期したものとなっている。また、音声入出力制御部4は、HDMI出力部9から映像信号と同期して出力させるべき音声信号をHDMI出力部9に対して入力するようにもされる。HDMI出力部9では、映像信号とともに、この音声信号も出力させるように動作する。
これにより、例えばHDMI出力部9やD端子対応出力部10(及び音声信号出力端子)とモニタ装置が接続されているとした場合には、このモニタ装置にて、DVDから再生した映像コンテンツの画像がSD形式により表示され、また、これに同期した音声が再生出力されることになる。
また、映像出力制御部5に対しては、SD/HD映像信号入出力処理部37についてHD形式に対応する処理モードを設定し、グラフィック処理部38については、HD対応処理部38bが動作するモードとし、表示駆動部39に対しては、HD形式に対応した表示パネル部11及び電子ビューファインダ12に対する表示駆動の動作モードを設定する。
また、音声入出力制御部4では、音声信号処理部36から入力された音声信号について、例えばD端子対応出力部10から出力される映像信号に対して再生時間を同期させて、所定の音声信号出力端子から出力させる。また、音声入出力制御部4は、HDMI出力部9から映像信号と同期して出力させるべき音声信号をHDMI出力部9に対して入力させる。
これにより、例えばHDMI出力部9やD端子対応出力部10(及び音声信号出力端子)と接続されているモニタ装置などでは、DVDから再生した映像コンテンツの画像がHD形式により表示され、また、これに同期した音声が再生出力される。
このためには、システム制御/信号処理部3において伸長処理などの再生信号処理を経て映像出力制御部5に入力されてきたSD形式、又はHD形式による映像信号を、先ず、SD/HD映像信号入出力処理部37が、表示パネル部11(及び電子ビューファインダ12)の画面サイズ(水平/垂直画素数)に対応した表示用画像データに変換したうえで、表示駆動部39に渡すようにされる。これにより、表示パネル部11(及び電子ビューファインダ12)において、DVDから再生した映像コンテンツの画像が表示されることになる。
この図においては、先ず、rootディレクトリの直下において、構成情報ファイル、動画関連フォルダ、及び静止画ファイルフォルダが少なくとも置かれるものとしている。構成情報ファイルは、例えばroot以下のディレクトリ構造を記述した内容を有するファイルとされる。この構成情報を参照することで、ディレクトリを辿りながら目的のディレクトリ、ファイルに対してアクセスすることができるようにされている。
この場合、動画関連フォルダの直下には、動画ファイルフォルダ、再生順リストフォルダ、コンテンツ管理情報フォルダが少なくとも配置される。なお、オプションとして、図において破線で示すようにして、バックアップファイルを格納することも可能とされている。このバックアップファイルは、例えば動画関連フォルダ配下のディレクトリにおける所要のファイル、情報のコピーから成るものとされる。
この場合には、動画ファイルフォルダに格納される、file1としてのHD動画ファイルと、file2としてのSD動画ファイルを対象として、その再生区間と再生順を指定する内容が記述された、1つの再生順リストファイル(A)が格納されている状態を示している。
先ず、図4(a)は、図3の再生順リストフォルダに格納される再生順リストファイルAが指定する内容例を模式的に示している。
また、図4(b)には、図3のコンテンツ管理情報フォルダに格納されているfile1(HD動画ファイル)対応のコンテンツアクセス情報と、file2(SD動画ファイル)対応のコンテンツアクセス情報を示し、図4(c)には、動画ファイルフォルダに格納される、file1としてのHD動画ファイルと、file2としてのSD動画ファイルを示している。ここで、図4(c)のHD動画ファイル(file1)と、SD動画ファイル(file2)は、水平方向に延びるバー形状で示されており、これらのバーの左端部が再生開始時刻となり、右端部が再生終了時刻となるものとして示されている。そして、動画ファイルの再生時刻と記録位置(アドレス)との対応を示すコンテンツアクセス情報としても、図4(c)に示すHD動画ファイルとSD動画ファイルのバーに対応した水平方向の長さを与えることで、各動画ファイルについての再生時刻が視覚的に示されるようにしている。
そして、各区間指示情報の指定内容としては、図4(b)(c)との対応により示されるようにして、先ず、第1区間指示情報により、HD動画ファイル(file1)の開始時刻t0から途中の時刻t1までの区間部分を第1区間データとして指定している。次に、第2区間指示情報によっては、SD動画ファイル(file2)における途中の時刻t4〜t5までの区間部分を第2区間データとして指定し、最後に、第2区間指示情報により、再度、HD動画ファイルの途中の時刻t2〜t3までの区間部分を第3区間データとして指定している。
このような再生指示情報とされていることで、結果的には、図4(d)に示すように、先ず、HD形式の第1区間→SD形式の第2区間→HD形式の第3区間の順で、連続的に、動画像データの再生が行われるものとなる。
例えばこのようにして、本実施の形態のビデオカメラ装置1では、SDとHDとの間で信号形式が切り換わるようにして、映像コンテンツを連続再生することが可能とされている。
そこで本実施の形態としては、次に説明するようにして、上記した画像の乱れが生じているとしても、これをユーザに見せることがないように配慮した表示態様が得られるようにしてビデオカメラ装置1を構成する。
そして、図5(a)は、上記第1区間データ(HD)、第2区間データ(SD)、第3区間データ(HD)としてのデータ部分をDVDから読み出して、伸長処理などの再生信号処理を施して得られる映像信号データの出力タイミング(再生出力タイミング)を示している。例えば、この図5(a)に示される再生出力タイミングは、例えば図2との対応では、システム制御/信号処理部3のSD映像信号処理部34又はHD映像信号処理部35から、映像出力制御部5のSD/HD映像信号入出力処理部37に対して映像信号を出力させるタイミングに相当する。
図5(b)は、上記図5(a)のタイミングで再生出力されてくる映像信号を映像出力制御部5が入力したうえで、HDMI出力部9又はD端子対応出力部10から出力させたとする場合において、これらのHDMI出力部9又はD端子対応出力部10から出力される映像信号に基づいて得られる画像(以降、「再生出力画像」という)内容を、図5(a)の映像信号データの出力タイミングに対応させて示したものである。なお、実際には、図5(a)に示されるSD映像信号処理部34又はHD映像信号処理部35からの映像信号出力タイミングに対して、図5(b)に示される画像のタイミングは、映像出力制御部5における信号処理などを要因として遅延するものであるが、ここでは、説明を簡単なものとすることの都合上、このような遅延時間の要素を排除して示している。
そして、このフェードアウトの表示は、第1区間データの再生出力が終了する時点t3よりも前の時点t2において完了するようにされる。フェードアウトの状態が完了して時点t2を経過した段階では、表示出力画像は、例えば画面全体が黒色のベタ画像となっているなど、所定の態様により、第1区間データの画像は全く表示されていない状態となっている。
そして、第2区間データの再生出力が開始された時点t5に対して直後となる時点t6に至ると、これまでの非表示の状態から、徐々に第2区間データの画像を明確に表示させていくフェードインの表示を開始させ、これを時点t7までの所定時間長による期間において行うようにされる。そして、時点t7以降においては、第2区間データの画像を通常に表示する正規表示期間が開始される。
つまり、本実施の形態では映像信号形式が切り換わることにより画像の乱れが生じる可能性のある期間は、有効な内容の画像が表示されない非表示の状態とする映像信号出力を行うようにされる。そのうえで、通常に区間データの画像を表示させていた状態からいきなり非表示の状態に変化させたとすると、ユーザに違和感を与えたり、ユーザが故障であると勘違いしたりする場合があることを考慮して、非表示の状態の前後では、フェードイン、フェードアウトを併用することとしているものである。
このようにして、本実施の形態では、ユーザは、HDとSDとの間での信号形式の切り換わりにより生じる画像の乱れを視ることが無く、また、信号形式の切り換わりの前後でコンテンツ画像について、フェードアウト→非表示→フェードインの順序(フェードシーケンス)による表示が行われることで、非表示の期間を自然に受け止めることができる。
つまり、SD形式である第2区間データの再生出力が終了するとされる時点t10より所定時間前となる時点t8のタイミングでフェードアウトを開始させ、ここから一定時間経過する時点t9(時点t10より前)において非表示の状態に移行する。そして、この非表示状態の下で、時点t10にて第2区間データの再生出力が終了し、ここから或る時間を経過した時点t11において、次に再生出力すべき第3区間データがHD形式に切り換わることに応じて、ビデオカメラ装置1における再生信号処理及び表示出力信号処理系について、HD形式からSD形式に対応したモードへの切換設定を行う。この時点t11のタイミングで、ビデオカメラ装置1(HDMI出力部9、D端子対応出力部10)から外部に出力される映像信号の形式は、HDからSDに変更される。そして、この後の時点t12において第3区間データの再生出力が開始され、その直後の時点t13に至ったタイミングでは、既に、外部映像機器側では、SD形式に対応した安定した画像表示動作を得ているものとされる。そして、時点t13から時点t14までの一定期間によりフェードインの表示を行い、時点t14以降は、第3区間データの画像を通常に表示させる。この場合には、時点t15により第3区間データの再生出力と、これに伴うビデオカメラ装置1(HDMI出力部9、D端子対応出力部10)からの映像信号出力を停止させることとしている。
この再生順リストファイルの読み出し応答を受けた後、シーケンサは、ステップS104により、再生順リスト解析部に対して、今回において読み出しを行った再生順リストファイルを解析する命令を出力する。再生順リスト解析部は、ステップS105により再生順リストファイルについての解析を行って、その解析結果として、再生順データベースを作成してシーケンサに渡すようにされる。再生順データベースは、例えば図4(a)において模式的に示したように、再生すべき映像コンテンツの区間と、その再生順とを指定した内容を、シーケンサが解釈可能な形式にした情報とされる。
また、以降、HD動画圧縮/伸長処理部123(HD−DEC)においては、DVDから読み出されてくるHD形式の第1区間データに対する伸長処理(及びその他の所要の再生信号処理)を施し、映像出力制御部5に対する出力を実行していくようにされる。この第1区間データについての再生信号処理の開始にあたり、HD動画圧縮/伸長処理部123は、ステップS112として示すようにして、映像出力制御部5に対して、自身が出力したデコード後の映像信号データについての表示(ここでは、HDMI出力部9又はD端子対応出力部10からの映像信号出力を指す)の開始を命令する。これに応じて、映像出力制御部5では、第1区間データに対応するHD形式の映像信号の外部出力を開始する。このようにして映像信号の外部出力を開始した時点が、図5において第1区間データの正規表示が開始される時点t0に対応することになる。
そして、上記のフェードアウトの信号処理が進行して一定時間が経過し、図5の時点t2として示す、第1区間データの画像が見えなくなった非表示の状態に至ったとされると、映像出力制御部5は、ステップS115により、フェードアウト完了通知(フェードアウト処理開始命令(S114)に対する応答)をシーケンサに出力する。
なお、この時点t2対応するフェードアウト完了のタイミングから或る時間を経過した時点t3としてのタイミングで、第1区間データの再生信号処理は完了することになる。なお、この時点t3は、図6においては、上記ステップS115によるフェードアウト完了通知の出力後において、次に説明するステップS116が実行される前のタイミングにて得られているものとされる。この時点t3から後述するステップS117に対応する時点t4までの期間においては、映像出力制御部5からは区間データ(映像コンテンツ)の映像信号は出力されていない代わりに、時点t2からの非表示状態に対応する、輝度を低下させただけのSD形式の映像信号が出力されていることになる。
ただし、このときの映像出力制御部5では、時点t4以降からの非表示に対応する黒色画像を表現したSD形式の映像信号の出力が継続されており、この映像信号出力は解除されていない。この映像信号出力の解除は、ここでは、フェードイン処理の命令をトリガとして行われるものとされる。
これまでにも説明してきているように、SD形式とHD形式とではとして解像度などが全く異なるものとされている。従って、SD形式とHD形式とに応じて適切な形状サイズ、表示位置によりOSD画像を重畳表示させようとすれば、OSD画像の生成処理についても、SD形式とHD形式とに対応した個別の処理を実行する必要が生じてくる。そこで、本実施の形態としては、図2においても示しているように、グラフィック処理部38において、SD形式に対応したSD対応処理部38aと、HD形式に対応したHD対応処理部38bとを有するものとされている。SD対応処理部38aとHD対応処理部38bは、例えば同一の文字内容のオンスクリーン画像を生成するのにあたっても、それぞれの形式により規定される解像度に対応させて、異なる解像度(画素数)によるオンスクリーン画像データを生成するようにされる。
このために、SD形式とHD形式とで区間データが切り換わるようにして順次的に連続再生を行うのにあたって、各区間データの再生とともにOSD画像を重畳して表示出力させることとした場合には、OSD画像生成処理について、再生出力すべき区間データの信号形式(SD/HD)に応じて、SD対応処理部38aと、HD対応処理部38bとで切り換えを行う必要があることになる。
つまり、図6の場合であれば、ステップS116によりシーケンサからSD対応デコード設定命令が出力され、これに応じて、ステップS117により、画像圧縮/伸長処理部120から映像出力制御部5に対して、SD対応表示設定命令を出力するようにされる。先に述べたように、このSD対応表示設定命令に応答して、映像出力制御部5は、SD形式に対応した映像信号出力を実行するモードに設定を切り換えるようにされるが、この設定切り換えの1つとして、グラフィック処理部38において、OSD画像生成処理を実行させる部位について、HD対応処理部38aからSD対応処理部38bに切り換えるようにされる。従って、映像出力制御部5におけるモード設定のHD形式対応からSD形式対応への切り換わりが完了したとされる時点t4において、OSD画像生成処理としても、HD形式に対応する処理からSD形式に対応する処理に切り換わるようにされる。
そのうえで、本実施の形態としては、HDMI出力部9又はD端子対応出力部10から出力させる映像信号についてフェードシーケンスを施すのにあたり、これに重畳表示させるOSD画像の映像信号成分についても、上記のフェードアウト、非表示、フェードインの効果が与えられるようにして映像信号処理を施すようにされる。
これにより、図5に示す手順のコンテンツ再生を、OSD画像の重畳表示をさせながら行った場合の表示の遷移としては、先ず、時点t0から時点t1までにおいてOSD画像が重畳表示された第1区間データの画像が通常に表示され、時点t1から時点t2にかけて、OSD画像が重畳された第1区間データの画像がフェードアウトしていくようにされ、時点t2から時点6までの間により、区間データ画像及びOSD画像が表示されない非表示の状態となる。そして、時点t6から時点t7にかけては、第2区間データの画像にOSD画像が重畳表示された画内容がフェードインして徐々にはっきりしてくるように変化し、時点t7以降において、OSD画像が重畳された第2区間データの画像が通常に表示される。時点t8以降は、上記時点1〜時点t7に準じて、第2区間データから第3区間データへの画像の切り換えが行われることになる。
そこで、本実施の形態としては、オンスクリーン画像についても、区間データの再生画像に同期させてフェードシーケンス表示が行われるようにして、上記のような不都合が生じることを回避しているものである。
なお、区間データの再生画像とオンスクリーン画像とを同期させたフェードシーケンスが行われるようにするための信号処理構成としてはいくつか考えられるものであるが、その1つとして、区間データを再生して得られるとされる映像信号に対して、オンスクリーン画像の映像信号を合成させた上で、この合成された映像信号に対して本実施の形態のフェードシーケンスのための輝度変化を与えるようにすることが考えられる。
図7(a)には、図5(a)と同様にして、HD形式の第1区間データ→SD形式の第2区間データ→HD形式の第3区間データの順で連続して再生させる場合の出力タイミングが示されている。この場合においても、先ずは、時点t0から第1区間データとしてのHD形式の映像信号データの再生出力が開始され、これに応じて、図5(b)の再生出力画像として示すように、
時点t0から、第1区間データの画像を表示出力させる正規表示期間が開始される。
図8に示される手順として、先ず、ステップS101〜ステップS113までの手順としては、図6と同様となる。
そして、この場合においては、ステップS113において第1区間データの再生終了予告通知を受けたことに応答して、シーケンサは、先ず、ステップS113−1として示すように、映像出力制御部5に対して画像キャプチャ/表示命令を出力するようにされる。これに応じて、映像出力制御部5では、SD/HD映像信号入出力処理部37におけるキャプチャ処理部37aにより、このときにHDMI出力部9又はD端子対応出力部10への信号出力系に入力させている第1区間データの映像信号から1フレーム分の画像データ(フレーム画像データ)を取得する。これが画像のキャプチャ処理となる。なお、キャプチャ処理部37aは、例えばフレームメモリと、このフレームメモリに対して、動画としての映像信号から取り出したフレーム画像のデータを書き込んで保持させるとともに、この保持されたフレーム画像データを読み出して映像信号として出力させることのできるメモリ制御部とを備えて構成することができる。
そして、このキャプチャ処理により得られた画像データを、HDMI出力部9又はD端子対応出力部10への信号出力系に入力させて映像信号として出力させる。これにより、図7の時点t0として示したように、これまで動画として表示されていた画像が静止し、この静止された画像の表示が開始されることになる。
この場合のシーケンサは、上記ステップS113−1による画像キャプチャ/表示命令の出力により画像キャプチャと、キャプチャ画像の表示開始を実行させた後に、ステップS114によるHD対応のフェードアウト処理開始命令を出力するようにされる。
ただし、この場合においては、ステップS124としての、シーケンサからのSD対応フェードイン処理開始命令に応答した映像出力制御部5のフェードイン処理として、画像の輝度を非表示の状態から通常にまで徐々に増加させていくとともに、キャプチャ画像から第2区間データの画像に徐々に変化していくオーバーラップ表示が行われるように画像信号処理を実行し、HDMI出力部9及びD端子対応出力部10から映像信号を出力させることになる。
これ以外には、例えばブルーバックなどといわれる画面全体が青色の画像などのようにして、フェードアウトとして区間データの画像を所定色の全面画像に変化させていき、所定色の全面画像を表示させる期間を非表示期間とし、次の区間データの画像が徐々に現れてくるようにしてフェードインさせるという手法を考えることができる。あるいは、所定色の画像などに代えて、何らかの模様や絵柄パターンなどによる画像をフェードアウト、フェードインに用いるようにしてもよい。
また、例えば図5〜図8により示した態様例では、区間データを順次再生するごとに、その形式がSD形式とHD形式とで切り換わる場合を示しているのであるが、実際に、複数の区間データを連続再生していく場合においては、SD若しくはHDで同じ形式の区間データが連続して再生される場合もあることになる。このようにして、連続して再生される前後の区間データが同じ形式である場合、1つには本願発明に基づいたフェードシーケンスは実行しないようにすることが考えられる。区間データの形式が同じ場合、例えば外部映像機器側で表示が乱れることはないわけであり、この点からすれば、フェードシーケンスは不要であるという考え方をとることができるからである。
しかしながら、一方で、連続して再生される前後の区間データが同じ形式であっても、形式が異なる区間データを連続再生させる場合と同様に、本願発明に基づいたフェードシーケンスを実行させることも考えられる。この場合には、次のような利点がある。
例えば、区間データを連続再生するのにあたり、形式が切り換わる場合にのみフェードシーケンスを与えることとした場合、同じ形式の区間データが連続する場合にはフェードシーケンスが行われないこととなる。すると、区間データを連続再生していく全体の流れの中でみた場合、ある区間データの切り換わりではフェードシーケンスが行われるのに、ある区間データの切り換わりでは、フェードシーケンスが行われないということになり、ユーザによっては、違和感を持つことがあると考えられる。そこで、区間データの前後の形式が異なる場合だけでなく、同じ場合にも同様にしてフェードシーケンスを行うようにすれば、結果として、連続再生される区間データの切り換わりには必ずフェードシーケンスが行われることとなって、上記のような違和感をユーザに与えるようなことはなくなる。
Claims (4)
- 複数の異なる形式の映像信号を、所定の映像信号出力規格により出力させる映像信号出力手段と、
上記映像信号出力手段により出力させている所定の第1の形式の映像信号による映像コンテンツの画像について、通常表示の状態から視覚的に認識できなくなる非表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして、上記映像信号出力手段により出力されるべき映像信号である処理対象映像信号についての処理を実行するフェードアウト処理手段と、
上記フェードアウト処理手段により得られた上記非表示の状態が継続されるようにして、上記処理対象映像信号についての処理を実行する非表示化処理手段と、
上記非表示化処理手段による非表示の状態が継続されている期間内において、上記映像信号出力手段について、上記第1の形式の映像信号を出力させる動作から、第1の形式とは異なる第2の形式の映像信号を出力させる動作に切り換えさせる、動作切換制御手段と、
上記動作切換制御手段により上記映像信号出力手段から第2の形式の映像信号を出力させる動作に切り換えられた後において、この第2の形式の映像信号による映像コンテンツの画像について、上記非表示の状態から、上記通常表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして、上記処理対象映像信号についての処理を実行するフェードイン処理手段と、
を備え、
さらに、上記映像信号出力手段から出力される映像信号の画像上において、オンスクリーン画像が重畳して表示されるようにするための映像信号処理を実行する、オンスクリーン画像処理手段を備え、
上記フェードアウト処理手段は、上記オンスクリーン画像処理手段により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、通常表示の状態から非表示の状態に遷移していく変化が与えられるように映像信号処理を実行し、
上記非表示化処理手段は、上記オンスクリーン画像処理手段により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、上記フェードアウト処理手段により得られた上記非表示の状態が継続されるようにして映像信号処理を実行し、
上記フェードイン処理手段は、上記オンスクリーン画像処理手段により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、上記非表示の状態から、上記通常表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして映像信号処理を実行するようにされている、
映像信号処理装置。 - 上記フェードアウト処理手段は、上記処理対象映像信号の輝度レベルを、上記通常表示の状態に対応するレベルから、上記非表示の状態に対応するレベルにまで低減させていく処理を実行するようにされ、
上記非表示化処理手段は、上記非表示状態に対応する上記処理対象映像信号の輝度レベルを維持する処理を実行するようにされ、
上記フェードイン処理手段は、上記処理対象映像信号の輝度レベルを、上記非表示の状態に対応するレベルから上記通常表示の状態に対応するレベルにまで増加させていく処理を実行するようにされる請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 上記フェードアウト処理手段による映像信号処理の実行タイミングに基づいた所定タイミングにより、上記第1の形式の映像信号による映像コンテンツについてのフレーム画像の映像信号を取得する画像キャプチャ手段を備え、
上記フェードアウト処理手段は、上記画像キャプチャ手段により取得した映像信号のフレーム画像が表示された状態で、通常表示の状態から視覚的に認識できなくなる非表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして映像信号処理を実行し、
上記フェードイン処理手段は、上記画像キャプチャ手段により取得した映像信号のフレーム画像から、上記第2の形式の映像信号による映像コンテンツの画像にオーバーラップしていくようにされたうえで、上記非表示の状態から、上記通常表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして映像信号処理を実行する請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 複数の異なる形式の映像信号を、所定の映像信号出力規格により出力させる映像信号出力手段により出力させている所定の第1の形式の映像信号による映像コンテンツの画像について、通常表示の状態から視覚的に認識できなくなる非表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして、上記映像信号出力手段により出力されるべき映像信号である処理対象映像信号についての処理を実行するフェードアウト処理手順と、
上記フェードアウト処理手順により得られた上記非表示の状態が継続されるようにして、上記処理対象映像信号についての処理を実行する非表示化処理手順と、
上記非表示化処理手順による非表示の状態が継続されている期間内において、上記映像信号出力手段について、上記第1の形式の映像信号を出力させる動作から、第1の形式とは異なる第2の形式の映像信号を出力させる動作に切り換えさせる、動作切換制御手順と、
上記動作切換制御手順により上記映像信号出力手順から第2の形式の映像信号を出力させる動作に切り換えられた後において、この第2の形式の映像信号による映像コンテンツの画像について、上記非表示の状態から、上記通常表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして、上記処理対象映像信号についての処理を実行するフェードイン処理手順と、
を実行し、
さらに、上記映像信号出力手段から出力される映像信号の画像上において、オンスクリーン画像が重畳して表示されるようにするための映像信号処理を実行する、オンスクリーン画像処理手順を実行し、
上記フェードアウト処理手順は、上記オンスクリーン画像処理手順により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、通常表示の状態から非表示の状態に遷移していく変化が与えられるように映像信号処理を実行し、
上記非表示化処理手順は、上記オンスクリーン画像処理手順により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、上記フェードアウト処理手順により得られた上記非表示の状態が継続されるようにして映像信号処理を実行し、
上記フェードイン処理手順は、上記オンスクリーン画像処理手順により重畳して表示されているオンスクリーン画像についても、上記非表示の状態から、上記通常表示の状態に遷移していく変化が与えられるようにして映像信号処理を実行するようにされている、
映像信号処理方法。
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