JP3766305B2 - 記録媒体、その再生装置及び再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の曲のカラオケ演奏音が記録された記録媒体、その複数の曲のうちの選択された曲の演奏音を再生する記録媒体再生装置及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ曲の中に一人で歌唱する曲だけでなく二人で二重唱(デュエット)するいわゆる2パートの歌唱曲もある。このような2パートの歌唱曲は二人によって歌唱されることが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、2パートの歌唱曲を歌唱したくても二重唱する相手がいない場合がある。そこで、本発明の目的は、2パートの歌唱曲を一人でも二重唱することができるようにした記録媒体、その再生装置及び再生方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明における記録媒体再生装置は、複数の曲に対応する音楽情報が記録された第1の記録領域と、前記複数の曲夫々に対応する識別情報であって、対応する曲が演奏音を示す情報に加えて第1の歌唱パートを示す信号及び第2の歌唱パートを示す信号とを含むか否かを示す識別情報が記録された第2の記録領域と、を有する記録媒体から、前記音楽情報を再生する記録媒体再生装置であって、前記記録媒体から、前記音楽情報に先だって、前記第2領域に記録された前記識別情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた識別情報を記憶する記憶手段と、前記第1及び第2の歌唱パートのいずれか一方を選択するためのパート選択手段と、制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された識別情報及び前記パート選択手段によるパート選択に基づいて、前記音楽情報がマルチオーディオモードである場合に、前記第1の歌唱パートあるいは前記第2の歌唱パートのいずれかと前記演奏音とを再生することを特徴とする。
【0005】
本発明における記録媒体再生方法は、複数の曲に対応する音楽情報が記録された第1の記録領域と、前記複数の曲夫々に対応する識別情報であって、対応する曲が演奏音を示す情報に加えて第1の歌唱パートを示す信号及び第2の歌唱パートを示す信号とを含むか否かを示す識別情報が記録された第2の記録領域と、を有する記録媒体から、前記音楽情報を再生する記録媒体再生方法であって、前記記録媒体から、前記音楽情報に先だって、前記第2領域に記録された前記識別情報を読み取る読取工程と、前記読み取られた識別情報を記憶する記憶工程と、前記第1及び第2の歌唱パートのいずれか一方を選択するためのパート選択工程と、前記記憶手段に記憶された識別情報及び前記パート選択手段によるパート選択に基づいて、前記音楽情報がマルチオーディオモードである場合に、前記第1の歌唱パートあるいは前記第2の歌唱パートのいずれかと前記演奏音とを再生する再生工程と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明における記録媒体は、複数の曲に対応する音楽情報が記録された第1の記録領域と、前記複数の曲夫々に対応する識別情報であって、対応する曲が演奏音を示す情報に加えて第1の歌唱パートを示す信号及び第2の歌唱パートを示す信号とを含むか否かを示す識別情報が記録された第2の記録領域と、を有することを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1に示したカラオケ再生装置においては、オートチェンジャー1にはディスク収納部2、ディスク搬送部3及びプレーヤ部4が設けられている。ディスク収納部2には複数のディスク5が収納され、ディスク演奏の際にはその複数のディスク5のうちの1つのディスクが搬送部3によってプレーヤ部4のターンテーブル(図示せず)上に搬送され、演奏が終了するとターンテーブル上のディスクが搬送部3によってディスク収納部2の所定の位置まで戻される。プレーヤ部4はターンテーブル上のディスクを演奏して読取データを出力する。ディスク搬送部3及びプレーヤ部4は後述するシステムコントローラ7からの指令に応じて動作する。
【0008】
プレーヤ部4のデータ出力にはデータ分離回路6が接続されている。データ分離回路6はプレーヤ部4から出力されたデータを圧縮画像データ、圧縮音声データ、制御データ、情報データ等の各種データに分離して個別の出力端から出力する。データ分離回路6には上記したシステムコントローラ7の他にオーディオデコーダ8及びビデオデコーダ9が接続されている。また、データ分離回路6には外部装置10を接続するための端子が設けられている。外部装置10は照明、映像、テロップ等のカラオケ演出用のコントローラである。
【0009】
オーディオデコーダ8は分離された圧縮音声データをデコードしてPCMディジタルデータ等の非圧縮の音声データとして復元する。圧縮音声データには4チャンネルの音声データが圧縮されているので、システムコントローラ7からのチャンネル指令に応じて指定されたチャンネルの音声データが復元される。オーディオデコーダ8から出力された音声データはD/A変換器11に供給されてアナログ音声信号に変換され、そのアナログ音声信号はアンプ18を介してスピーカ19に供給されるようになっている。
【0010】
ビデオデコーダ9は分離された圧縮画像データをデコードして非圧縮の画像データとして復元する。ビデオデコーダ9から出力された画像データはD/A変換器12に供給されてアナログ動画映像信号に変換されるようになっている。この動画映像信号はこのままスルー出力となる他、画像合成器21に供給される。システムコントローラ7はマイクロコンピュータからなり、分離された情報データを受け入れる。情報データはRAM(ランダムアクセスメモリ)13に記憶され、またRAM13から選択的に読み出される。読み出された情報データはシステムコントローラ7内で処理されたり、表示文字制御回路20に供給される。表示文字制御回路20はキャラクタジェネレータ及びV−RAMを有し、情報データに応じた表示文字データを生成しそれをV−RAMに書き込み、上記の動画映像信号の同期信号に同期してV−RAMから表示文字データを読み出しそれを文字映像信号に変換して画像合成器21に出力する。その文字映像信号は画像合成器21においてD/A変換器12からの動画映像信号に合成される。
【0011】
システムコントローラ7には操作部15、録音装置16及びプリンタ17が接続されている。操作部15は演奏曲を指定するためのキーボードを有する他、リモコン送信器23からの演奏曲指定を受け入れる受信部(図示せず)を有している。録音装置16はカラオケの演奏音及び歌唱音をCD−R等の録音可能なコンパクトディスク(図示せず)に録音するためのものである。演奏音及び歌唱音を示す音声信号はアンプ18から録音装置16に供給される。プリンタ17はコンパクトディスクに貼付するようにされたラベルに曲名等の録音曲情報を印刷するためのものである。
【0012】
次に、プレーヤ部4で演奏されるディスク5の記録内容について説明する。ディスク5には全ての情報が例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group )規格のディジタル信号で記録されており、図2に示すように、ディスク5各々の情報記録エリアは非リアルタイムファイルエリアとリアルタイムファイルエリアを有している。非リアルタイムファイルエリアにTOC等のアクセス情報ファイルと曲名等のカラオケ情報ファイルとが記録されている。リアルタイムファイルエリアにはN(Nは整数で曲数に相当する)個のリアルタイムファイルが記録されている。リアルタイムファイル各々はチャプターという単位で呼ばれ、1チャプターが1曲に相当する。1チャプターのリアルタイムファイルは1つの曲の圧縮画像データ及び圧縮音声データと、画像、音声以外のリアルタイムデータとからなり、これらのデータがファイル内で時分割多重記録されている。
【0013】
圧縮音声データは4チャンネル分のオーディオ信号を含み、カラオケ演奏音としてのステレオオーディオ信号はメインチャンネルである第1及び第2チャンネルに記録されている。第3及び第4チャンネルはサブチャンネルであり、二重唱の曲のように2パートを要する歌唱曲の場合にカラオケ演奏音と共に一方のパートの歌唱音を示すオーディオ信号が第3チャンネルに、カラオケ演奏音と共に他方のパートの歌唱音を示すオーディオ信号が第4チャンネルに各々記録されている。このように第3及び第4チャンネルに各パートの歌唱音が記録された曲の場合には後述のチャプター内共通情報のうちのマルチオーディオモードとしてディスクに予め記録される。なお、マルチオーディオとは複数オーディオチャンネル各々に同一曲のうちの音響部分を時間的に対応させて記録した記録態様をいい、ここで、マルチオーディオモードは4つのオーディオチャンネルのうち第3及び第4チャンネルにカラオケ演奏音と共に各パートの歌唱音が記録されたマルチオーディオ対応曲であるか否かを示す。
【0014】
アクセス情報ファイルは、各チャプターのディスク内における位置や時間的長さを示す情報等からなり、この情報を参照することにより任意のチャプターにアクセス可能となる。カラオケ情報ファイルはディスク及び曲に関する種々の情報からなり、その構造を図3に示す。カラオケ情報ファイルはディスク関連情報と1つ以上のチャプター情報とからなる。1つのチャプター情報は1つのチャプターすなわち曲の関連情報を表し、チャプター情報数は曲数と一致する。ディスク関連情報はそのディスク全体に関する情報であり、例えば、ディスク内容、ディスク自身の識別、そのディスクに記録された曲数等の情報である。
【0015】
各チャプター情報はチャプター情報ヘッダ、チャプター内共通情報、テロップチャンネル別情報、言語別情報を含み、チャプター情報ヘッダはチャプター情報の識別情報や内容を示す情報等からなる。チャプター内共通情報は(1)曲の国籍、(2)曲の発表年月日、(3)曲の長さ、(4)著作権コード、(5)歌手分類、(6)曲のジャンル、(7)曲の主題イメージと曲テーマ、(8)曲のシチュエーション、(9)曲の特殊ジャンル、(10)曲のテンポ、(11)曲の場所イメージ、(12)曲の難易度、(13)マルチオーディオモード、(14)背景映像、(15)コントロール機器情報及び(16)DSPモード等からなる。
【0016】
テロップチャンネル別情報は、そのチャプターに対応した文字情報(テロップ)に関する情報である。1つのチャプターに複数の文字情報系列(テロップチャンネル)を割り当てることが可能であり、例えば、1つのチャプターに選択可能な複数の異なる言語のテロップを付加することができる。テロップチャンネル別情報は(1)テロップチャンネル数、(2)テロップチャンネル番号、(3)テロップ言語及び(4)テロップの文字形態の各情報を含み、テロップチャンネル番号、テロップ言語及びテロップの文字形態の各情報がテロップチャンネル数だけ繰り返し記録される。
【0017】
言語別情報は、そのチャプターに関する情報のうち言語に依存する情報であり、(1)言語別情報数、(2)言語コード、(3)記述コード体系、(4)言語別情報サイズ、(5)曲名、(6)曲名の読み、(7)歌手名、(8)歌手名の読み、(9)作詞者名、(10)作詞者名の読み、(11)作曲者名、(12)作曲者名の読み、(13)最初のフレーズ、(14)最初のフレーズの読み及び(15)ロケ地データ等の情報からなる。(2)言語コードから(15)ロケ地データまでの情報が言語別情報数だけ繰り返し記録される。
【0018】
次に、上記したカラオケ再生装置の動作について説明する。オートチェンジャー1のディスク収納部2にディスクが新たに収納される場合には先ず、インストール動作が行なわれる。このインストール動作において、システムコントローラ7は、図4に示すように新たなディスクがディスク収納部2に収納され、それを検出すると(ステップS1)、そのディスクをプレーヤ部4のターンテーブルに装着させるべくディスク搬送部3に対しディスクセット指令を発生する(ステップS2)。ディスク搬送部3がディスクをプレーヤ部4のターンテーブルに装着させ終わると、それがシステムコントローラ7に装着終了信号として供給される。よって、システムコントローラ7は装着終了信号を得ると(ステップS3)、プレーヤ部4に対してディスクの回転駆動を指令し(ステップS4)、データの読み取りを指令する(ステップS5)。プレーヤ部4はターンテーブルと共にディスクを回転させ、その回転が所定の回転速度に達した後、ディスクの非リアルタイムファイルエリアからデータを読み取って出力する。
【0019】
読み取られたデータはデータ分離回路6を介してシステムコントローラ7に供給され、システムコントローラ7内のバッファメモリ(図示せず)に一旦格納される。システムコントローラ7は供給されたデータを外部のRAM13に順次書き込み(ステップS6)、プレーヤ部4によるデータの読み取りが終了したか否かを判別する(ステップS7)。例えば、データ供給終了を示すビットが供給されてデータの読み取りが終了したことが分かるまではステップS6の実行により供給されたデータをRAM13に書き込むことが行なわれる。データの読み取りが終了したならば、プレーヤ部4に対し動作停止指令を発生し(ステップS8)、ディスク搬送部3に対しディスクリターン指令を発生する(ステップS9)。よって、プレーヤ部4はターンテーブルの回転駆動を停止させ、その後、ディスク搬送部3はターンテーブル上のディスクをディスク収納部2のそのディスクの定められた収納位置まで搬送して収納する。システムコントローラ7はステップS9の実行後、他に新たなディスクの収納があったか否かを判別する(ステップS10)。ディスク収納部2に他の新たなディスクの収納があるならば、ステップS2に移行し、他に新たなディスクの収納がないならば、インストール動作を終了する。
【0020】
RAM13に書き込むデータとしては上記したアクセス情報ファイルとカラオケ情報ファイルの各データ全てでも良いが、少なくともディスク固有のディスク番号、そのディスクのディスク収納部2の収納位置を示すアドレス、曲名、歌手名、作詞者名、作曲者名、曲の長さ、著作権コード、曲のジャンル、曲のテンポ、曲の難易度、マルチオーディオモード等の曲データだけでも良い。
【0021】
なお、新たなディスクの収納はユーザによる操作部15からの入力により得ることができる。また、ディスク収納部2の各収納位置にディスクの有無を検出するセンサを設け、その検出結果を記憶する領域をRAM13に備えておき、インストール動作毎に全てのセンサの検出出力とRAM13の記憶内容とを比較し、新たなディスクの収納を判別すると共にRAM13にその検出結果を書き込むようにしても良い。
【0022】
更に、上記の実施例においては、曲名等の曲データを画像データ及び音声データと共に記録されたディスクのインストール時に得ているが、曲名等の曲データだけが記録された専用のディスクからディスクのインストール時に曲データを得ても良い。或いは、画像データ及び音声データが記録された複数のディスクの曲データをこれら複数のディスクのうちの1枚に記録するようにして、この1枚のディスクのインストール時にこれらの曲データを得るようにしても良い。
【0023】
上記のようにインストール動作が行われた後においてはユーザが選択した曲についてのカラオケ演奏が可能となる。先ず、選曲動作においては、ユーザが選曲番号を操作部15又はリモコン送信器23の数字キー又はアルファベットキーの操作により入力することになる。選曲番号は複数桁からなり、ディスクとそのディスク中に記録された曲を指定する番号であり、キー操作されると操作部15内のバッファ(図示せず)に保持される。
【0024】
図5に示すようにシステムコントローラ7は所定タイミングで又は割り込み動作で操作部15の選曲キー(図示せず)が操作されたか否かを判別し(ステップS11)、選曲キーが操作されたならば、上記のバッファから選曲番号を読み込みRAM13の選曲リストテーブルに書き込む(ステップS12)。選曲リストテーブルはRAM13に形成され図6に示すように演奏順に選曲番号及び後述の歌唱パートデータが書き込まれ、演奏が終了すると順番が繰り上がるようになっている。その読み込んだ選曲番号に対応する曲名をRAM13から情報データとして読み出し(ステップS13)、その読み出しデータを表示文字制御回路20に供給する(ステップS14)。
【0025】
表示文字制御回路20においては曲名を示す表示文字データが生成されてV−RAMの所定の位置に書き込まれる。V−RAMから表示文字データが読み出されて文字映像信号に変換された後、画像合成器21に出力される。その文字映像信号は画像合成器21において所定の色を示す信号のときD/A変換器12からの動画映像信号に代わって出力されることにより動画映像信号に合成される。よって、ディスプレイ22には曲名が文字映像として表示されてキー操作された選曲の受付が行われたことが確認されるのである。
【0026】
システムコントローラ7はステップS14の実行後、読み込んだ選曲番号に対応するマルチオーディオモードをRAM13から読み出す(ステップS15)。RAM13にはインストール動作時にディスクから読み取って書き込まれたデータ中にマルチオーディオモードがあるので、それを読み出すのである。マルチオーディオモードは上記したように4つのオーディオチャンネルのうち第3及び第4チャンネルにカラオケ演奏音と共に各パートの歌唱音が記録されたマルチオーディオ対応曲であるか否かを示す。読み出したマルチオーディオモードに基づいて選択曲がマルチオーディオ対応曲であるか否かを判別する(ステップS16)。
【0027】
マルチオーディオモードにおいては例えば、"1"がマルチオーディオ対応曲で、"0"がマルチオーディオ非対応曲である。よって、システムコントローラ7はマルチオーディオ対応曲ならばマルチオーディオ対応曲表示をし(ステップS17)、いずれのパートを歌唱するのかを入力要求する(ステップS18)。すなわち、マルチオーディオ対応曲ということは2パートの歌唱曲であるので、両パートの歌唱、一方のパートの歌唱(例えば、男性パートの歌唱)及び他方のパートの歌唱(例えば、女性パートの歌唱)のいずれを歌唱するのか操作部15のキー操作により入力されることになる。これはディスプレイ22に表示した内容から数字キーにより選択させると良い。
【0028】
システムコントローラ7はステップS18の実行後、歌唱パートの入力があったか否かを判別する(ステップS19)。歌唱パートの入力があったならば、それが一方及び他方のパートの歌唱のいずれであるか否かを判別する(ステップS20,S21)。一方のパートの歌唱ならば、上記の選曲リストテーブルの歌唱パートデータを"01"とし(ステップS22)、他方のパートの歌唱な
らば、選曲リストテーブルの歌唱パートデータを"10"とする(ステッ
プS23)。この書き込みはステップS12で選曲番号を書き込んだ位置に対応する歌唱パートデータの位置に行なわれる。一方及び他方のパートの歌唱のいずれでもないならば、両パートの歌唱として選曲リストテーブルの歌唱パートデータを予め書き込まれている初期値"00"をそのまま維持する。
【0029】
ステップS16において選択曲がマルチオーディオ非対応曲であると判別した場合には選曲動作を直ちに終了する。次に、ディスク演奏動作について説明する。システムコントローラ7は図7に示すように、先ず操作部15のキー操作により演奏の開始が指令されると(ステップS31)、RAM13に形成された選曲リストテーブルの演奏順の1番目から選曲番号及び歌唱パートデータを読み出す(ステップS32)。読み出した選曲番号に対応するディスクアドレス及び曲番をRAM13から読み出し(ステップS33)、読み出したディスクアドレスのディスクをプレーヤ部4のターンテーブルに装着させるべくディスク搬送部3に対しディスクセット指令を発生する(ステップS34)。
【0030】
ディスク搬送部3がディスクをプレーヤ部4のターンテーブルに装着させ終わると、それがシステムコントローラ7に装着終了信号として供給される。よって、システムコントローラ7は装着終了信号を得ると(ステップS35)、プレーヤ部4に対してディスクの回転駆動を指令する(ステップS36)。
【0031】
システムコントローラ7はステップS36の実行後、読み出した歌唱パートデータが一方及び他方のパートの歌唱のいずれを示すか否かを判別する(ステップS37,S38)。一方のパートの歌唱を示すデータであったならば、オーディオデコーダ8に対して第4チャンネル再生指令を発生し(ステップS39)、他方のパートの歌唱を示すデータであったならば、オーディオデコーダ8に対して第3チャンネル再生指令を発生する(ステップS40)。一方及び他方のパートの歌唱のいずれも示さないデータならば、第1及び第2チャンネル再生指令を発生する(ステップS41)。オーディオデコーダ8はこれらチャンネル指令に応じて指定されたチャンネルの圧縮音声データをデコードして非圧縮の音声データとして復元する動作モードとなる。
【0032】
システムコントローラ7はステップS39,S40又はS41の実行後、ディスク演奏を開始して良いか否かを判別する(ステップS42)。例えば、操作部15のキー操作により演奏が禁止されている場合にはディスク演奏は開始されない。ディスク演奏を開始して良い場合には、読み出した曲番のトラックからのディスク演奏を指令する(ステップS43)。よって、プレーヤ部4が選曲番号で指定された曲の演奏を開始し、再生された映像信号及び音声信号がディスプレイ22及びスピーカ19に出力される。
【0033】
ユーザがキー操作により一方のパートの歌唱を指定した場合には第4チャンネルの音声信号が再生され、カラオケ演奏音と共に他方のパートの歌唱音がスピーカ19から出力される。よって、その出力音に合わせて一方のパートの歌唱が行なわれることになる。他方のパートの歌唱を指定した場合には第3チャンネルの音声信号が再生され、カラオケ演奏音と共に一方のパートの歌唱音がスピーカ19から出力される。この場合には、その出力音に合わせて他方のパートの歌唱が行なわれることになる。選択曲がマルチオーディオ非対応曲である場合又は選択曲がマルチオーディオ対応曲であっても両パートの歌唱を指定した場合には第1及び第2チャンネルの音声信号が再生され、カラオケ演奏音だけがスピーカ19から出力される。両パートの歌唱を指定した場合には少なくとも2人により歌唱が行なわれることになる。
【0034】
システムコントローラ7はステップS43の実行後、選択曲の演奏が終了したか否かを判別する(ステップS44)。これはディスク演奏によってデータ分離回路6から供給される制御データ中のタイム情報から判別される。選択曲の演奏が終了したならば、プレーヤ部4に対し演奏停止指令を発生し(ステップS45)、ディスク搬送部3に対しディスクリターン指令を発生する(ステップS46)。よって、プレーヤ部4はディスク演奏動作を停止し、ディスク搬送部3はターンテーブルの回転が停止した後、ターンテーブル上のディスクをディスク収納部2のそのディスクの定められた収納位置まで搬送して収納する。システムコントローラ7はディスクリターン指令の発生後、選曲リストテーブルの曲順を1曲分繰り上げ(ステップS47)、選曲リストテーブルの1番目に選曲番号が記録されているか否かを判別する(ステップS48)。選曲番号が記録されているならば、ステップS32に戻り上記動作を繰り返す。一方、選曲番号が記録されていないならば、演奏動作を終了する。
【0035】
なお、上記した実施例においては、オーディオデコーダ8がチャンネル指令に応じて指定されたチャンネルの音声データを復元するが、4チャンネル各々の音声データを復元した後、チャンネル指令に応じて指定されたチャンネルの音声データを選択してアナログ信号に変換しても良い。又は4チャンネル各々のアナログ信号に変換した後に指定されたチャンネルの信号だけを選択的に出力するようにしても良い。
【0036】
また、上記した実施例においては、二重唱の曲のように2パートを要する歌唱曲の場合にディスクでは第3チャンネルにカラオケ演奏音と一方のパートの歌唱音とを示すオーディオ信号が記録され、第4チャンネルにカラオケ演奏音と他方のパートの歌唱音とを示すオーディオ信号が記録されているが、第3チャンネルに一方のパートの歌唱音だけを示すオーディオ信号が記録され、第4チャンネルに他方のパートの歌唱音だけを示すオーディオ信号が記録されたディスクであっても良い。この場合に2パートのうちのいずれか一方の歌唱パートの指定を受けたならば、メインチャンネルに記録されたカラオケ演奏音を再生して第3又は第4チャンネルの歌唱音の再生音と混合すれば良い。
【0037】
更に、記録媒体はディスクに限らず、テープ等の他の記録媒体でも良いことは明らかである。
【0038】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、操作によって複数の曲のうちから選択された1曲がマルチオーディオ対応曲であるとき、2パートのうちの歌唱パートの指定を受け入れ、両パートの指定ではカラオケ演奏音のみを再生し、一方のパートの指定ではカラオケ演奏音と共に他方のパートの歌唱音を再生し、他方のパートの指定ではカラオケ演奏音と共に一方のパートの歌唱音を再生することが行なわれる。よって、二重唱する相手がいない場合でも2パートの歌唱曲を一人で二重唱することができ、選択できる曲数が増えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】ディスクの情報エリアの構成を示す図である。
【図3】カラオケ情報ファイルの構成を示す図である。
【図4】インストール動作を示すフロー図である。
【図5】選曲動作を示すフロー図である。
【図6】選曲リストテーブルを示す図である。
【図7】ディスク演奏動作を示すフロー図である。
【主要部分の符号の説明】
1 オートチェンジャー
2 ディスク収納部
3 ディスク搬送部
4 プレーヤ部
5 ディスク
7 システムコントローラ
16 録音装置
17 プリンタ
22 ディスプレイ
23 リモコン送信器

Claims (11)

  1. 複数の曲に対応する音楽情報が記録された第1の記録領域と、前記複数の曲夫々に対応する識別情報であって、対応する曲が演奏音を示す情報に加えて第1の歌唱パートを示す信号及び第2の歌唱パートを示す信号とを含むか否かを示す識別情報が記録された第2の記録領域と、を有する記録媒体から、前記音楽情報を再生する記録媒体再生装置であって、
    前記記録媒体から、前記音楽情報に先だって、前記第2領域に記録された前記識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読み取られた識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1及び第2の歌唱パートのいずれか一方を選択するためのパート選択手段と、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された識別情報及び前記パート選択手段によるパート選択に基づいて、前記音楽情報がマルチオーディオモードである場合に、前記第1の歌唱パートあるいは前記第2の歌唱パートのいずれかと前記演奏音とを再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記音楽情報がマルチオーディオモードでない場合には、前記演奏音のみを再生することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。
  3. 前記記録媒体の第1の領域には、複数の曲に対応する映像情報がさらに記録されており、
    前記第1の歌唱パートあるいは前記第2の歌唱パートのいずれかと前記演奏音とともに、前記映像情報を再生するための映像再生手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。
  4. 前記記録媒体の第2の領域には、複数の曲夫々のアドレス情報がさらに記録されており、
    前記記憶手段は、前記アドレス情報をさらに記憶し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されたアドレス情報に基づいて、再生すべき曲の再生を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の記録媒体再生装置。
  5. 複数の曲に対応する音楽情報が記録された第1の記録領域と、前記複数の曲夫々に対応する識別情報であって、対応する曲が演奏音を示す情報に加えて第1の歌唱パートを示す信号及び第2の歌唱パートを示す信号とを含むか否かを示す識別情報が記録された第2の記録領域と、を有する記録媒体から、前記音楽情報を再生する記録媒体再生方法であって、
    前記記録媒体から、前記音楽情報に先だって、前記第2領域に記録された前記識別情報を読み取る読取工程と、
    前記読み取られた識別情報を記憶する記憶工程と、
    前記第1及び第2の歌唱パートのいずれか一方を選択するためのパート選択工程と、
    前記記憶手段に記憶された識別情報及び前記パート選択手段によるパート選択に基づいて、前記音楽情報がマルチオーディオモードである場合に、前記第1の歌唱パートあるいは前記第2の歌唱パートのいずれかと前記演奏音とを再生する再生工程と、
    を備えたことを特徴とする記録媒体再生方法。
  6. 前記再生工程においては、前記音楽情報がマルチオーディオモードでない場合には、前記演奏音のみを再生することを特徴とする請求項5に記載の記録媒体再生方法。
  7. 前記記録媒体の第1の領域には、複数の曲に対応する映像情報がさらに記録されており、
    前記第1の歌唱パートあるいは前記第2の歌唱パートのいずれかと前記演奏音とともに、前記映像情報を再生する映像再生工程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の記録媒体再生方法。
  8. 前記記録媒体の第2の領域には、複数の曲夫々のアドレス情報がさらに記録されており、
    前記記憶工程においては、前記アドレス情報がさらに記憶され、
    前記再生工程においては、前記記憶されたアドレス情報に基づいて、再生すべき曲の再生を行うことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載の記録媒体再生方法。
  9. 複数の曲に対応する音楽情報が記録された第1の記録領域と、前記複数の曲夫々に対応する識別情報であって、対応する曲が演奏音を示す情報に加えて第1の歌唱パートを示す信号及び第2の歌唱パートを示す信号とを含むか否かを示す識別情報が記録された第2の記録領域と、を有することを特徴とする記録媒体。
  10. 前記第1の領域には、複数の曲に対応する映像情報がさらに記録されていることを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  11. 前記第2の領域には、複数の曲夫々のアドレス情報がさらに記録されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の記録媒体。
JP2001319162A 2001-10-17 2001-10-17 記録媒体、その再生装置及び再生方法 Expired - Lifetime JP3766305B2 (ja)

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