JP4136242B2 - インナードラム型画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体を円弧状に形成された支持体の内周面に密着させて支持し、スピナーミラーを回転かつ支持体の軸線方向へ移動させることにより、前記記録媒体上に画像を記録するインナードラム型画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
光重合層を有する感光性平版印刷版(以下、フォトポリマー版という)のCTP(computor to plate)技術において、前記フォトポリマー版に画像を記録するための装置として、インナードラム型画像記録装置が適用されている。このインナードラム型画像記録装置では、フォトポリマー版を円弧状の支持体の内周面に沿って配置し、この支持体の円弧中心に配置されたスピナーミラーを回転させることで、スピナーミラーの軸線方向からこのスピナーミラーの反射鏡面に入射する光ビームがフォトポリマー版方向へ反射させ、かつ主走査する構造となっている。また、スピナーミラーは、軸線方向に等速度で移動する構造となっており、この移動が副走査となる。これにより、フォトポリマー版上で光が主走査及び副走査され画像が記録される。
【0003】
ところが、上記インナードラム型画像記録装置では、スピナーミラーで反射してフォトポリマー版上に結像すべき光が、さらにフォトポリマー版上で反射し、その反射角度によっては、フォトポリマー版上の別の位置に到達することがある。また、このさらなる反射光は拡散光となるため、1点に集中せず、乱反射となる(反射散乱光)。この反射散乱光によるフォトポリマー版面の影響を、全面平網となる画像信号に基づく、網点面積率特性として図9に示した。
【0004】
ネガタイプのフォトポリマー版の場合、この反射散乱光により網点面積率が高くなる、フレアと呼ばれる現象が見られ、図9に示される如く、フレアは主走査方向の両端で多く見られると共に、副走査後方側(終了側)でフレアが多い(未副走査側でフレアが少ない)ことがわかる。
【0005】
なお、フレアの原因としては、前記反射散乱光の他に、レーザビームの品質(ビーム径、ビームフォーカス、ビームプロファイル等)、モジュレータの消光比、レーザの立上がり/立下り時間等がある。
【0006】
ここで、反射散乱光の影響を軽減するため、バッフルと称される遮光板をスピナーミラーの回転軸芯から支持体の内周面に向けて放射状に配設する構造が提案されている(一例として、特開平10―162127号公報参照)。バッフルはスピナーミラーの前後(非副走査及び既副走査の双方)に設けられ、かつ所定の角度単位で支持体上方空間を分割するように複数枚配設されている。これにより、スピナーミラーから反射した光は、当該分割された空間よりも外側には届かないため、反射散乱光をその分軽減することができる。
【0007】
しかしながら、バッフルにおける前記フォトポリマー版側端部は、フォトポリマー版を支持体内周面上に配置するための移動機構部の通過路を確保しなければならず、所定の隙間があくことは構造上起こり得る。このため、この隙間から反射散乱光が漏れ、フレアを起こしている。
【0008】
また、従来のバッフルは前述の如く、スピナーミラーの前後に配置されているため、スピナーミラーのメンテナンス時には、メンテナンス作業空間がとれず、作業性を悪化させるといった二次的な不都合を招いている。
【0009】
本発明は上記事実を考慮し、必要最小限のバッフルを用い、かつ構造上必要となる隙間からの反射散乱光の漏れを抑制することで、フレアの発生を防止することができるインナードラム型画像記録装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、記録媒体を円弧状に形成された支持体の内周面に密着させて支持し、当該支持体の円弧中心に回転可能に設けられたスピナーミラーを回転させることによって、前記支持体の軸線方向から入射する光ビームを反射して前記円弧状とされた記録媒体を主走査させながら、前記スピナーミラーを支持体の軸線方向である副走査方向へ移動させることにより、前記記録媒体上に画像を記録するインナードラム型画像記録装置であって、前記スピナーミラーから反射して前記記録媒体へ到達する光ビームの照射位置で乱反射した光の経路を遮蔽するバッフルを有し、該バッフルを、露光前よりも感度が敏感となる露光後の領域である前記副走査後方側のみに配置したことを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、バッフルを副走査移動の後方側にのみ配置し、副走査前方(未副走査)側のバッフルを取り除いた。露光後の方が、露光前よりも感度が敏感となるからである。これにより、副走査前方側(未副走査側)には、遮光のためのバッフルが不要となる。すなわち、副走査前方側は乱反射光の影響が少ないことにより、バッフルがなくても画質が低下することがないので、バッフルを必要最小限とすることにより、スピナーミラー等のメンテナンス作業空間ができ、作業性を向上することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記バッフルが矩形状であり、その一辺が前記スピナーミラーの回転軸線方向に沿って設けられ、前記支持体の内周面近傍まで放射状に延設された複数の薄板で構成され、前記光ビームの照射位置から主走査方向成分の乱反射光を遮る、ことを特徴としている。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、バッフルをスピナーミラーの軸から放射方向に配置しているため、主走査方向成分の乱反射光をバッフルで仕切った各領域の範囲内とすることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記バッフルが扇形状であり、その内周端が前記スピナーミラーの回転軸周りに沿って設けられ、前記支持体の内周面近傍まで延設された薄板で構成され、前記光ビームの照射位置から副走査方向成分の乱反射光を遮る、ことを特徴としている。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、バッフルを扇形状とし、スピナーミラーの軸線方向に沿って領域分割したため、副走査方向成分の光の乱反射を抑制することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記バッフルにおける少なくとも支持体の円弧面側端部近傍が可撓性を有していることを特徴としている。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、バッフルの支持体側端部において、記録媒体を支持体の内周面に沿って配置させるための移動機構部(記録媒体の先端を保持して内周面に沿って移動する保持搬送機構)と干渉するため、少なくともこの干渉する領域を可撓性を有する部材、例えば、ポリ塩化ビニルやポリエステル等の薄肉の合成樹脂により形成する。これにより、前記移動機構部がバッフルと干渉してもバッフルが弾性変形するため、移動機構部の移動に支障を来すことがない。また、バッフルは、移動機構部との干渉終了後(移動機構部の通過後)は原型に戻されるため、損傷することはない。
【0018】
請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記バッフルにおける支持体の円弧面側端部が緊密に集合したブラシ毛で形成されていることを特徴としている。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、前記請求項4で説明した移動機構部との干渉部分をブラシ毛とすれば、実際に干渉する僅かな領域のみ変形し、遮光性を維持することができる。このような構造は、請求項3に記載の扇形状のバッフルに特に有効である。
【0020】
請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記バッフルにおける支持体の円弧面側端部が布材で形成されていることを特徴としている。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、前記ブラシ毛の代わりに布材(織布、不織布)を用いても、同様の効果を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3には、第1の実施の形態に係るインナースピナー画像記録装置100の概略構成図が示されている。
【0023】
このインナースピナー画像記録装置100は、円弧形状の支持体102を母体として構成されており、この支持体102の内周面に沿って記録媒体としてのフォトポリマー版104を支持するようになっている。なお、記録媒体としては、フォトポリマー版104に限らず、通常のPS版や銀塩タイプの感光材料であってもよい。
【0024】
支持体102における図1の左側には、枚葉装置106が配設されている。枚葉装置106は、フォトポリマー版104を積層して収容するカートリッジ108と、このカートリッジ108から最上層のフォトポリマー版104を吸着して、取り出す吸着機構部110と、この吸着機構部110によって取り出されたフォトポリマー版104を挟持して、前記支持体102の開口部へ案内搬送する複数対の搬送ローラ112と、で構成されている。なお、搬送ローラ112間には、図示しないガイド板或いはベルトコンベアが設けられ、フォトポリマー版104は確実に次の搬送ローラ112へ受け渡されるようになっている。
【0025】
支持体102の内周面には、図1の紙面手前から奥側にかけて細長の吸着搬送部114が設けられている。吸着搬送部114は吸着部を備えており、前記搬送ローラ112によって支持体102の開口部に搬送されてくるフォトポリマー版104の先端部を吸着保持することができる。
【0026】
吸着搬送部114は、支持体102の内周面に沿って移動可能とされており、前記フォトポリマー版104を吸着保持する場合は初期位置(図1のA点位置)に位置決めされている。ここで、フォトポリマー版104を吸着部で吸着保持すると、図示しない駆動手段の駆動力で支持体102の内周面に沿って移動し、最終位置(図1(A)の点B位置)で停止する。
【0027】
この吸着搬送部114の移動によりフォトポリマー版104は、支持体102の内周面に沿って配設されることになる。なお、支持体102には、図示しない吸引孔が設けられており、この吸引孔からの吸引力で剛性の高いフォトポリマー版104を確実に内周面に密着させることができる。
【0028】
支持体102の円弧中心位置には、スピナーミラー116が配設されている。スピナーミラー116は、先端部が所謂袈裟懸け状にカットされ、そのカット面が反射鏡面116Aとなっており、軸方向中間部がブラケット118に軸支されている。
【0029】
ブラケット118は、略U字型とされ、その上端部が移動ブロック120の下端部に固定されている。
【0030】
移動ブロック120は、前記スピナーミラー116の軸線と平行に配設された雄ねじ軸122に螺合されている。雄ねじ軸122は、図示しない駆動手段の駆動力で回転可能となっている。また移動ブロック120は、この雄ねじ軸122周りの回転が図示しない案内部によって阻止されている。このため、雄ねじ軸122が回転すると、移動ブロック120との螺合位置が順次変更されるため、雄ねじ軸122の軸線方向に移動する。この移動は等速度とされ、副走査移動(図2の左から右、すなわち矢印C方向)となる。
【0031】
前記ブラケット118に軸支されたスピナーミラー116の基部は、モータ124の回転軸と連結されている。モータ124は、前記移動ブロック120の下端部に固定されている。ここで、モータ124の回転駆動力でスピナーミラー116を回転させることができる。スピナーミラー116の回転速度は一定である。
【0032】
このスピナーミラー116の反射鏡面116Aの軸芯には図示しない画像信号出力装置からレーザビームが入力し、反射鏡面によって反射されるようになっている。従って、スピナーミラー116が回転することにより、レーザビームは、支持体102の内周面、すなわちフォトポリマー版104面上を走査することになる。この走査が主走査となる。
【0033】
上記構成において、主走査と副走査を同時に行うことで、フォトポリマー版104面に画像を記録することができる。
【0034】
ここで、図3に示される如く、移動ブロック120の副走査方向移動後方側端面には、円筒系の固定部材126が取り付けられ、この固定部材126の周方向に設けられたリング状の溝に扇形状のバッフル128の内周側端部が嵌め込まれている。バッフル128は、この嵌め込み位置から支持体102の内周面方向へ延設され、その外周側端部が支持体102に対して若干の隙間を開けた位置となっている。この隙間は、前記吸着搬送部114が移動する移動軌跡であり、この隙間によってバッフル128と吸着搬送部114とは干渉しない構造となっている。
【0035】
バッフル128は、スピナーミラー116の反射鏡面116Aから反射する光のうちの乱反射光が走査位置とは異なるフォトポリマー版104面上に当たり、所謂フレア(網点むら)が生じることを防止する役目を有している。
【0036】
ここで、バッフル128を副走査方向の副走査後方(すなわち、副走査が終了した側)、のみに配設したのは、副走査(露光)が終了した領域は、感度が敏感になっており、漏れ光(乱反射)が当たることで、感光してしまうためである。従って、副走査前方側(未副走査側)のバッフル128を省略することができる。この場合、省略によりスピナーミラー116等のメンテナンス作業のための空間ができるという、予期せぬ効果を得ている。
【0037】
また、第1の実施の形態では、バッフル128の外周側端部、すなわち、支持体102側の端部にブラシ毛132を設けている。ブラシ毛132は、材質、線径等が限定されるものではないが、密度としては、光の透過率が0%に近くなる程度が好ましい。このブラシ毛132により、バッフル128としては、全く隙間なく配置したのと同等の効果を得ることになる。一方、前記吸着搬送部114の移動における干渉時は、ブラシ毛132が弾性変形するため、干渉はするものの、吸着搬送部114の移動を何ら妨げることはない構造となる(図1(B)参照)。
【0038】
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
【0039】
吸着搬送部114が初期位置、すなわち図1のA点位置にある状態で、枚葉装置106の作動を開始する。
【0040】
枚葉装置106では、まず、吸着機構部110がカートリッジ108に収容された最上層のフォトポリマー版104を吸着し、取り出す。
【0041】
取り出されたフォトポリマー版104は、その先端部が搬送ローラ112に挟持される。この搬送ローラ112の回転駆動力によりフォトポリマー版104は、次々と搬送ローラ112へ受け渡され、支持体102の開口部へと至る。
【0042】
この位置でフォトポリマー版104は大きく反転され、支持体102の内周面へと案内される。ここで、初期位置に位置決めされている吸着搬送部114にフォトポリマー版104の先端部が対応すると、吸着搬送部114の吸着部がフォトポリマー版104の表面に吸着する。吸着後は、吸着搬送部114が支持体102の内周面に沿って移動を開始し、最終位置(図1(A)のB点)で停止する。その後、支持体102に設けられた吸引孔から吸引を開始すると、フォトポリマー版104は、支持体102の内周面に密着保持される。
【0043】
ところで、吸着搬送部114の移動軌跡上には、バッフル128の一部であるブラシ毛132が存在しているため、ブラシ毛132と干渉することになる。しかし、ブラシ毛132は、吸着搬送部114と干渉することにより、弾性変形するため、吸着搬送部114の移動に支障を来すようなことはない(図1(B)参照)。
【0044】
フォトポリマー版104が所定の位置に位置決めされると、次に画像信号出力装置からレーザビームが出力され、かつ主走査移動(スピナーミラー116の回転)及び副走査移動(雄ねじ軸122の回転)が開始される。スピナーミラー116の軸線に沿って反射鏡面に入射する。
【0045】
これにより、レーザビームは、フォトポリマー版104面上を走査され、画像が記録される。
【0046】
ここで、スピナーミラー116の反射鏡面116Aから反射する光、並びにフォトポリマー版104に結像した後の反射光が散乱し、フォトポリマー版104の別の場所に照射される、フレアが発生する。
【0047】
しかし、第1の実施の形態では、スピナーミラー116の反射鏡面116Aの近傍(第1の実施の形態では、副走査後方側)に扇形状のバッフル128を配置し、副走査成分の散乱光がフォトポリマー版104へ到達するのを防止している。このバッフル128を配置することによる効果を図4に示す。この図4と、バッフル128のない場合の特性図である図9とを比較すればわかるように、副走査方向はもちろん、主走査方向もほぼ均一な網点面積率となることがわかる。
【0048】
副走査後方側のみにバッフル128を設けたのは、既に走査が終了し、画像が記録された領域は感度に敏感となっており、僅かな漏れ光(乱反射光)によって感光してしまうためである。これにより、未副走査側には、大きな空間ができ、スピナーミラー116やモータ124等のメンテナンス作業のためのスペースとして利用でき、作業性が向上する。
【0049】
なお、第1の実施の形態では、バッフル128の支持体102側の端部にブラシ毛132を設け、完全に射光すると共に吸着搬送部114の移動を妨げない構造としたが、ブラシ毛132に限らず、図5に示すような布製のカーテン134を取り付けてもよいし、図6に示すようにバッフル128自体を可撓性を有する部材で形成することで、バッフル128自体の弾性変形で吸着搬送部114の移動を妨げない構造としてもよい。なお、この場合のバッフル128の材質は、ポリ塩化ビニルやポリエチレン等の合成樹脂が好ましい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一構成部品については、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
【0050】
第2実施の形態の特徴は、図7に示される如く、バッフル128を一辺がスピナーミラー116の軸線に向くように配置し、この一辺と対向する一辺が支持体102の近傍となるように放射状に配置した点にある。なお、このバッフル128は、副走査後方側(すなわち、既副走査側)にのみに配置されている(図8参照)。
【0051】
この第2の実施の形態では、6枚のバッフル128を放射配列し、5個の空間に分割した。また、支持体102側の端部には、図7では、ブラシ毛132が取り付けられ、吸着搬送部114の移動時にブラシ毛132が変形することによってその移動を妨げない構造は、第1の実施の形態と同様である。従って、当然ではあるが、ブラシ毛132の代わりに布製のカーテンや、バッフル128自体を可撓性を有する部材とすることも可能である。
【0052】
上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態によれば、バッフル128を必要最小限の位置に置くことで、フレアによる網点面積率の変動を抑制し、かつスピナーミラー116等のメンテナンス作業に必要な空間を十分に確保することができる。また、バッフル128を扇形状として、スピナーミラー116の周周りに配置することにより、フレアのほとんどが発生する副走査成分の光を確実に遮光することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係るインナードラム型画像記録装置は、必要最小限のバッフルを用い、かつ構造上必要となる隙間からの反射散乱光の漏れを抑制することで、フレアの発生を防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施の形態に係るインナードラム型画像記録装置の正面図、(B)は吸着搬送部移動時の支持体近傍の拡大図である。
【図2】第1の実施の形態に係るインナードラム型画像記録装置の側面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るインナードラム型画像記録装置の斜視図である。
【図4】第1の実施の形態の構造おけるフレアの影響度合いを見るための網点面積率の特性図である。
【図5】吸着搬送部回避のためのにバッフル端部に設ける部材の変形例(布材)を示す拡大図である。
【図6】吸着搬送部回避のためのにバッフル端部に設ける部材の変形例(バッフル自体を可撓性部材とする)を示す拡大図である。
【図7】第2の実施の形態に係るインナードラム型画像記録装置の斜視図である。
【図8】第2の実施の形態に係るインナードラム型画像記録装置の側面図である。
【図9】従来例(バッフル無し)におけるフレアの影響度合いを見るための網点面積率の特性図である。
【符号の説明】
100 インナードラム型画像記録装置
102 支持体
104 フォトポリマー版(記録媒体)
114 吸着搬送部
116 スピナーミラー
116A 反射鏡面
122 雄ねじ軸
124 モータ
128 バッフル

Claims (6)

  1. 記録媒体を円弧状に形成された支持体の内周面に密着させて支持し、当該支持体の円弧中心に回転可能に設けられたスピナーミラーを回転させることによって、前記支持体の軸線方向から入射する光ビームを反射して前記円弧状とされた記録媒体を主走査させながら、前記スピナーミラーを支持体の軸線方向である副走査方向へ移動させることにより、前記記録媒体上に画像を記録するインナードラム型画像記録装置であって、
    前記スピナーミラーから反射して前記記録媒体へ到達する光ビームの照射位置で乱反射した光の経路を遮蔽するバッフルを有し、該バッフルを、露光前よりも感度が敏感となる露光後の領域である前記副走査後方側のみに配置したことを特徴とするインナードラム型画像記録装置。
  2. 前記バッフルが矩形状であり、その一辺が前記スピナーミラーの回転軸線方向に沿って設けられ、前記支持体の内周面近傍まで放射状に延設された複数の薄板で構成され、前記光ビームの照射位置から主走査方向成分の乱反射光を遮る、ことを特徴とする請求項1記載のインナードラム型画像記録装置。
  3. 前記バッフルが扇形状であり、その内周端が前記スピナーミラーの回転軸周りに沿って設けられ、前記支持体の内周面近傍まで延設された薄板で構成され、前記光ビームの照射位置から副走査方向成分の乱反射光を遮る、ことを特徴とする請求項1記載のインナードラム型画像記録装置。
  4. 前記バッフルにおける少なくとも支持体の円弧面側端部近傍が可撓性を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のインナードラム型画像記録装置。
  5. 前記バッフルにおける支持体の円弧面側端部が緊密に集合したブラシ毛で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のインナードラム型画像記録装置。
  6. 前記バッフルにおける支持体の円弧面側端部が布材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のインナードラム型画像記録装置。
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