JP4364336B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザ光を用いた露光装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を採用した画像形成装置は、図9に示すように記録紙Pに画像を記録するために装置本体1の内部に感光体ドラム2、帯電装置3、露光装置4、現像装置5および転写装置6および定着装置7を配設したもので、装置本体1はケース1aおよびこのケース1bの上面開放部を開閉する合成樹脂により形成されたカバ−1bを組み合せて構成されている。
【0003】
露光装置4は、感光体ドラム2の表面に画像信号に基いた露光を行なうもので、最近ではレーザ光を用いた方式のものが多く採用されている。このレーザ光方式の露光装置は、露光装置本体であるケースの内部に、レーザダイオード(レーザ光源)、レンズ類、スリット、反射ミラー、スキャナモータおよび回転ミラーを配設したもので、レーザダイオードから電気信号により変調されたレーザ光を出射し、出射されたレーザ光をスリット、レンズなどを通して感光体ドラムの表面に結像するように収束し、またレーザ光をスキャナモータにより回転される回転ミラーにより偏向し、感光体ドラムの表面上を走査して帯電装置により帯電された感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなレーザ式露光装置を備えた画像形成装置には次に述べる問題が発生している。
【0005】
すなわち、前述したようにレーザ式露光装置はスキャナモータを回転駆動して回転ミラーを回転してレーザ光を偏向して感光体ドラムの表面を走査するので、露光装置を作動すると、露光装置にスキャナモータの回転駆動する音および回転ミラーが回転する時に風を切る音が発生する。そして、このように露光装置から発生する音は露光装置を搭載した画像形成装置の装置本体の内部から外部へもれ出て騒音となる。特に画像形成装置における印字速度を高速にすると、スキャナモータが高速回転することになるので、スキャナモータおよび回転ミラーの音が一層大きくなって騒音がひどくなる。
【0006】
そこで、従来では装置本体1であるケース1aの板厚を増大させる、あるいは材質を変更して露光装置自体からもれ出る音を小さくすることが行われている。また図9に示すように、装置本体1におけるカバー1bの板厚を増大させる、あるいは材質を変更して装置本体1の外部へもれ出る音を小さくすることが行われている。
【0007】
しかし、これらの対策はいずれも材料費が上昇して経済性が悪いとともに、露光装置から発生する音を画像形成装置本体の外部へもれ出る度合いを小さくする上で限界があり、期待した程防音遮音効果が得られないという問題がある。
【0008】
さらに、図9に示すように露光装置4の上側に装置本体用カバー1bとは別に独立した遮音板7をカバー1bまたはケース1aに取付けて、露光装置4から発生する音を遮断して装置本体1の外部へもれ出る音をと小さくしようとすることも行われている。すなわち、遮音板7を金属材料により形成して遮音作用を持たせることが行われ、また合成樹脂の板材にウレタンスポンジなどの吸音材を充填して吸音作用を高めることが行なわれている。
【0009】
しかし、このように遮音板7を用いる構成では、前者の遮音材料を用いる場合にはカバー1bやケース1aの重量が増大し、後者の場合には材料コストが高価になり経済性が悪くなるとともに重量が増加するという問題点がある。
【0010】
従って、従来からレーザ式露光装置を備えた画像形成装置に対しては、重量増加を伴わず且つ経済的な手段により露光装置から発生する音が画像形成装置本体の外部へもれ出る度合を効果的に低減することが要望されている。
【0011】
本発明は前記事情に基づいてなされたもので、重量増加を伴わず且つ経済的な手段により露光装置から発生する音が装置本体の外部へもれ出る度合を効果的に低減して、従来から要望されていた課題を解決した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る画像形成装置は、
装置本体の内部に、レーザ光源から出射されたレーザ光をスキャナモータにより回転される回転ミラーで偏向して感光体の表面に結像する露光装置を設けた画像形成装置であって、
前記露光装置の外側に前記露光装置が発する音を遮断する音反射部材を設け、この音反射部材は、前記露光装置に向けて開放するように複数のリブにより仕切られるとともに互いに並んで形成された複数の乱反射空間部と、これら乱反射空間部の開放部の一部を覆うように配置された複数の音反射板とを有している。
前記乱反射空間部は、各乱反射空間部の開放部から前記乱反射空間部に入った前記露光装置からの音を前記音反射部材および前記リブに当てて乱反射させることで減衰させるとともに、前記音反射板は、前記露光装置からの音を前記装置本体の内部に向けて反射させることを特徴としている。
前記目的を達成するため、本発明の他の形態に係る画像形成装置は、
装置本体の内部に、レーザ光源から出射されたレーザ光をスキャナモータにより回転される回転ミラーにより偏向して感光体の表面に結像する露光装置を設けた画像形成装置であって、
前記露光装置の外側に前記露光装置が発する音を遮断する音反射部材を設け、この音反射部材は、前記露光装置に向けて開放するように複数のリブにより仕切られているとともに、隣り合うリブの間に前記リブの長さ方向に並べられた複数の乱反射空間部を有し、これら乱反射空間部は、各乱反射空間部の開放部から前記乱反射空間部に入った前記露光装置からの音を前記音反射部材および前記リブに当てて乱反射させることで減衰させるとともに、前記リブを間に挟んで隣り合う複数の乱反射空間部は、前記リブの長さ方向に互い違いに並んでいることを特徴としている。
【0013】
この発明の構成によれば、露光装置が発する音を音反射部材に形成した乱反射空間部の内部で乱反射させて、吸音部材や金属板を用いることなく効果的に低減することができる。それとともに、この高い遮音効果を有する乱反射空間部を備えた音反射部材を合成樹脂により安価で軽量に製作することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1ないし図4を参照して説明する。
【0023】
この実施の形態は、レーザ式露光装置を備えたファクシミリ装置に適用したものである。図1はファクシミリ装置の構成を模式的に示す図、図2はこのファクシミリ装置に設けた露光装置の構成を模式的に示す図、図3は音反射部材を下側から見て示す図、図4は図3におけるZ-Z線に沿う断面図、図5は図3におけるY−Y線に沿う断面図である。
【0024】
ファクシミリ装置の全体の構成について図1を参照して説明する。
図11は装置本体で、これはケース11aと、このケース11aの上面開放部を開閉するカバー11bとを組み合せて構成されている。この装置本体11の内部には、以下に述べる部品が設けられている。
図中12はプロセスユニットで、これは感光体ドラム13の周囲に、帯電装置14、現像装置15、除電装置16およびクリーニング装置17を配設したものである。プロセスユニット12の上側の箇所には、感光体ドラム13の表面に露光を行なうレーザ式の露光装置18が設けられ、感光体ドラム13の下側には転写装置19が設けられている。また、プロセスユニット12に隣接して定着装置20が設けられ、プロセスユニット12の下側の箇所には記録紙Pを収容したカセット21が設けられている。
なお、記録紙Pをカセット21から繰り出して搬送する経路には、給紙ローラ22、複数の搬送ローラ23および排出ローラ24が設けてある。25はカバー11bに設けた原稿搬送部である。
【0025】
そして、印字動作を行なう場合は、感光体ドラム13が回転されて、感光体ドラム13の表面は帯電装置14により帯電される。帯電された感光体ドラム13の表面は、露光装置18により記録情報を露光されて静電潜像が形成される。次いで、感光体ドラム13の表面は、現像装置15により現像されてトナー像が形成される。
一方、回転する給紙ローラ22および搬送ローラ23によりカセット21に収容された記録紙Pが感光体ドラム13と転写装置19との間に搬送される。ここで、転写装置19により感光体ドラム13のトナー像が記録紙Pに転写される。その後、記録紙Pは定着装置20へ搬送されてトナー像が定着され、排出ローラ23により装置本体11の外部へ排出される。
なお、感光体ドラム13は除電装置16により表面が除電され、次いでクリーニング装置17により残留したトナーが除去される。
【0026】
次に露光装置18について図2を参照して説明する。
図中31は露光装置本体であるケースで、このケース31の内部に以下に述べるものが設けられている。32はレーザダイオード(レーザ光源)、33はレンズ、34はスリット、35は反射ミラー、36はスキャナモータ、37は回転ミラー、38は反射ミラー、39はf―θレンズである。そして、レーザダイオード32から電気信号により変調されたレーザ光Rを出射し、レンズ33、スリット34を通した後に反射ミラー35で回転ミラー37に導く。スキャナモータ36により回転ミラー37を回転してレーザ光Rを偏向して感光体ドラム13の表面を走査する。回転ミラー37により偏向されたレーザ光Rを反射ミラー38で反射した後にf―θレンズ39を通して感光体ドラム13の表面に結像する。これにより帯電装置14により帯電された感光体ドラム13の表面に静電潜像を形成する。
【0027】
露光装置18は装置本体11におけるケース11aの内部においてカバー11bの真下に位置して設けられている。すなわち、カバー11bは露光装置18に対して外側(上側)に位置して露光装置18が発生する音を遮断して装置本体11の外部へもれ出ることを抑制する役目を有する音反射部材を兼用している。
【0028】
ここで、音反射部材の一例である装置本体11のカバー11bの構成について図3ないし図5を参照して説明する。
カバー11bはケース11aの上面開放部を覆うように板状をなしており、周縁部の一部がケース11aに上下方向に回動可能に枢着されてケース11aの開放部を開閉するようになっている。カバー11bは材料コストの低減化、軽量化および成形性の向上を図るためにABS樹脂、ポリカーボネイトなどの合成樹脂により形成されている。
なお、カバー11bは音反射部材としてケース11aの内部で発生した音がカバー11bの外部へもれ出にくいように厚さを設定する。
カバー11bの内面には、装置本体11における記録紙搬送方向に対し直交する方向に沿って直線状に延びる複数のリブ41がこの記録紙搬送方向に沿い所定間隔で平行に並べて一体に形成されている。これらリブ41は、カバー11bの内面から所定高さを持って下側、すなわち装置本体11の内部においてカバー11bの下側に位置する露光装置18に向けて突出するもので、カバー11bにおける記録紙搬送方向に対して直交する方向の両側の縁部に亘って形成されている。
これによりカバー11bの内面部(図示下面部)には、リブ41によって仕切られて記録紙搬送方向に対し直交する方向に沿って延びる帯状をなすとともに下面部が開放された複数の乱反射空間部42が記録紙搬送方向に沿い所定間隔で平行に並べて一体に形成されている。この複数の乱反射空間部42は、露光装置18におけるスキャナモータ36の回転駆動音および回転ミラー37の風切り音を受けて内部で乱反射させて減衰させる作用をなすものである。すなわち、各乱反射空間部42では、この乱反射空間部42に入った音が乱反射空間部42を形成する各リブ41およびカバー11bの夫々の表面に当たって多重的に反射して位相が夫々ずれを生じて互いに打ち消し合うことにより減衰するようになっている。このため、各リブ41の高さおよび間隔は、乱反射空間部42に前記作用を行うように夫々寸法を設定する。
【0029】
また、これらカバー11bの内面に形成した各乱反射空間部42の開放部には、記録紙搬送方向に沿って延びる複数の帯状をなす音反射板43が、記録紙搬送方向に対し直交する方向に沿って所定間隔を存して平行に配置されている。これら音反射板43は、カバー11bの内面に形成した各リブ41の先端に当接して接着されている。
各音反射板43は所定の幅を有するもので、カバー11bにおける記録紙搬送方向両側の縁部に亘って形成されている。これら複数の音反射板43は、第1に前述した露光装置18で発生する音を外面で直接受けて装置本体11の内部へ反射させる作用を行ない、第2に前述した乱反射空間部42の内部で音を乱反射させる作用を行なうようになっている。
なお、音反射板43の間の間隙は、露光装置18から発生した音を各乱反射空間部42の内部へ導入する部分となる。
【0030】
すなわち、この実施の形態では、乱反射空間部42は露光装置18に面した部分が開放されて並べて形成された室であり、且つこの乱反射空間部42に加えて音反射板43を組み合わせたものである。
【0031】
このカバー11bの作用について説明する。前述したように露光装置18を駆動すると、スキャナモータ36の回転駆動音と、回転ミラー37の回転に伴う風切り音が発生して、これらの音がケース31の外部へもれ出る。そして、この露光装置18で発生した種々の音は、上側に位置する装置本体11のカバー11bに達して、図5に矢印で示すようにカバー11bの内面に並べて形成した複数の乱反射空間部42における下向きの開放部と、この乱反射空間部42の開放部に並べて設けた複数の音反射板43の間の隙間を通って各乱反射空間部42の内部に夫々分散して入る。
そして、各乱反射空間部42では、この乱反射空間部42に入った音が乱反射空間部42を形成する各リブ41およびカバー11bに当たって多重的に反射して位相が夫々ずれを生じて互いに打ち消し合うことにより減衰する。すなわち、複数の乱反射空間部42は、夫々露光装置18において発生した種々の音を受けて内部で乱反射させて減衰させる。
【0032】
乱反射空間部42の開放部に設けた複数の音反射板43は、露光装置18で発生する音を外面で直接受けて装置本体11の内部へ反射させる。また、複数の音反射板43は乱反射空間部42の内部に入ってきた音が当たって反射することにより、各リブ41およびカバー11bとともに乱反射空間部42の内部で音を乱反射させる作用も行なう。
【0033】
このようなカバー11bによると、露光装置18に面して形成した複数の乱反射空間部42と、これら乱反射空間部42に設けた音反射板43とが組み合わさって、露光装置18から発生した各種の音を乱反射させて効果的に且つ確実に減衰させ、カバー11bの外部に対して十分に遮断してカバー11bの外部へもれ出る音の量を大幅に低減することができる。従って、画像形成装置の装置本体11における騒音の発生を大幅に低減して良好な静粛性を得ることができる。
【0034】
乱反射空間部42は露光装置18に面する部分が開放した室であり、カバー11bにはこの室が複数並べて形成されている。このため、音反射部材であるカバー11bの乱反射空間部42で露光装置18が発する音を受けて効果的に乱反射させることができる。
【0035】
そして、カバー11bに複数のリブ41を形成して複数の乱反射空間部42を形成するという簡素な構成で、これらカバー11bとリブ41とを合成樹脂により一体に形成することができるために、材料費および製作費が低廉で大変経済的であるとともに、カバー11bとリブ41との構造物も大変軽量である。
【0036】
なお、各リブ41はカバー11bの機械的強度を高めて補強をする役目も有している。
【0037】
また、カバー11bとリブ41とに組み合せて音反射板43を設けることにより、夫々の構成による乱反射作用が相乗して一層大きな遮音効果を得ることができる。そして、この音反射板43は合成樹脂で形成して各リブ41に接着することができて、軽量で材料費および製作費を低くできる。
なお、音反射板43は合成樹脂に限定されず、軽量の金属板を用いることもできる。
【0039】
この実施の形態では、乱反射空間部を形成する音反射部材として画像形成装置における装置本体11のカバー11bを兼用しているので、音反射部材を特別に設ける必要がなく構成が簡素で経済性が良好であり、また音反射部材を露光装置18に対して遮音を図る上で大変効果的な位置に設けることができる。
【0040】
なお、この実施の形態では、例えばリブ41の厚さが1mmであり、各リブ41で仕切られた乱反射空間部42の大きさは、縦20mm×横10mm×高さ7mmである。音反射板43は、縦10mm×画像形成装置幅×厚さ0.5mmで、配置間隔が5mmである。
【0041】
前述した実施の形態ではカバー11bに形成する乱反射空間部は記録紙搬送方向に対して直交する方向に沿ってカバー全体に延びる帯形状をなしているが、乱反射空間部はこの形状に限定されない。例えば乱反射空間部が延びる方向を記録紙搬送方向に沿った方向であっても同様な効果を得ることができる。
【0042】
また、図6ないし図8に示すように、カバー11bに小さい室からなる複数の乱反射空間部421を記録紙搬送方向または記録紙搬送方向に対して直交する方向に沿って互い違いに並べて形成することも可能である。すなわち、カバー11bの内面において各リブ41の間にその長さ方向に間隔を存して互い違い状態でリブ411を形成して乱反射空間部421を形成する。
この構成では、前述した実施の形態の作用および効果を得ることができ、さらに露光装置18で発生した音をより一層細かく多重に乱反射させて減衰させることができる。
なお、図6はカバー11bを下側(内側)から見た平面図、図7は図6のX−X線に沿う断面図、図8は図6のW−W線に沿う断面図である。これらの図において、図3ないし図5と同じ部分は同じ符号を付して示している。
【0043】
この実施の形態においても音反射板43を設けることも可能である。
【0044】
本発明は前記実施の形態に限定されず、種々変形して実施することができる。例えば、音反射部材は画像形成装置のカバーを兼用することに限定されず、専用に設ける、あるいは他の部材と兼用することも可能である。
画像形成装置は実施の形態のものに限定されず、レーザ式露光装置を備えたファクシミリ装置など種々のものを適用できる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、露光装置が発する音を音反射部材に形成した複数の乱反射空間部の内部で乱反射させて効果的に低減することができ、且つこの高い遮音効果を有する音反射部材を経済的に軽量に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかわる画像形成装置を示す概略的構成図。
【図2】同実施の形態の装置に設ける露光装置を示す概略的構成図。
【図3】同実施の形態の装置における音反射部材である装置本体のカバーを示す平面図。
【図4】同実施の形態の装置における装置本体のカバーを示す断面図。
【図5】同実施の形態の装置における装置本体のカバーを示す断面図。
【図6】他の実施の形態における画像形成装置本体のカバーを示す平面図。
【図7】同実施の形態における装置本体のカバーを示す断面図。
【図8】同実施の形態における装置本体のカバーを示す断面図。
【図9】従来の形態における画像形成装置の概略的構成を示す図。
【符号の説明】
11…装置本体、13…感光体ドラム、18…露光装置、32…レーザ光源(レーザダイオード)、36…スキャナモータ、37…回転ミラー、41,411…リブ、42,421…乱反射空間部、43…音反射板。
Claims (4)
- 装置本体の内部に、レーザ光源から出射されたレーザ光をスキャナモータにより回転される回転ミラーで偏向して感光体の表面に結像する露光装置を設けた画像形成装置において、
前記露光装置の外側に前記露光装置が発する音を遮断する音反射部材を設け、この音反射部材は、前記露光装置に向けて開放するように複数のリブにより仕切られるとともに互いに並んで形成された複数の乱反射空間部と、これら乱反射空間部の開放部の一部を覆うように配置された複数の音反射板とを有し、
前記乱反射空間部は、各乱反射空間部の開放部から前記乱反射空間部に入った前記露光装置からの音を前記音反射部材および前記リブに当てて乱反射させることで減衰させるとともに、前記音反射板は、前記露光装置からの音を前記装置本体の内部に向けて反射させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の記載において、前記音反射板は、前記乱反射空間部の開放部に互いに間隔を存して配置されているとともに、隣り合う音反射板の間に前記露光装置が発する音を前記乱反射空間部の内部へ導く間隙が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
- 装置本体の内部に、レーザ光源から出射されたレーザ光をスキャナモータにより回転される回転ミラーにより偏向して感光体の表面に結像する露光装置を設けた画像形成装置において、
前記露光装置の外側に前記露光装置が発する音を遮断する音反射部材を設け、この音反射部材は、前記露光装置に向けて開放するように複数のリブにより仕切られているとともに、隣り合うリブの間に前記リブの長さ方向に並べられた複数の乱反射空間部を有し、これら乱反射空間部は、各乱反射空間部の開放端から前記乱反射空間部に入った前記露光装置からの音を前記音反射部材および前記リブに当てて乱反射させることで減衰させるとともに、前記リブを間に挟んで隣り合う複数の乱反射空間部は、前記リブの長さ方向に互い違いに並んでいることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の記載において、前記乱反射空間部は、隣り合うリブの間に跨る複数の他のリブによって仕切られた室であることを特徴とする画像形成装置。
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