JP4135382B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP4135382B2
JP4135382B2 JP2002075590A JP2002075590A JP4135382B2 JP 4135382 B2 JP4135382 B2 JP 4135382B2 JP 2002075590 A JP2002075590 A JP 2002075590A JP 2002075590 A JP2002075590 A JP 2002075590A JP 4135382 B2 JP4135382 B2 JP 4135382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side disk
input
continuously variable
variable transmission
speed ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002075590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003269598A (ja
JP2003269598A5 (ja
Inventor
裕久 田中
尚 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2002075590A priority Critical patent/JP4135382B2/ja
Publication of JP2003269598A publication Critical patent/JP2003269598A/ja
Publication of JP2003269598A5 publication Critical patent/JP2003269598A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4135382B2 publication Critical patent/JP4135382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係るトロイダル型無段変速機は、自動車用又は一般産業機械用の自動変速機を構成する変速ユニットとして利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の自動変速機の変速ユニットとして、図4〜5に略示する様なトロイダル型無段変速機が、一部で実施されている。このトロイダル型無段変速機は、例えば実開昭62−71465号公報に開示されている様に、入力軸1と同心に入力側ディスク2を支持し、この入力軸1と同心に配置された出力軸3の端部に出力側ディスク4を固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケーシング5(後述する図7〜8参照)の内側には、上記入力軸1並びに出力軸3に対し捻れの位置にある枢軸6、6を中心として揺動するトラニオン7、7を設けている。
【0003】
これら各トラニオン7、7は、両端部外側面に上記枢軸6、6を、各トラニオン7、7毎に1対ずつ、互いに同心に設けている。これら各枢軸6、6の中心軸は、上記各ディスク2、4の中心軸と交差する事はないが、これら各ディスク2、4の中心軸の方向に対して直角方向若しくは直角に近い方向である、捩れの位置に存在する。又、上記各トラニオン7、7の中心部には変位軸8、8の基半部を支持し、上記枢軸6、6を中心として各トラニオン7、7を揺動させる事により、上記各変位軸8、8の傾斜角度の調節を自在としている。各トラニオン7、7に支持された変位軸8、8の先半部周囲には、それぞれパワーローラ9、9を回転自在に支持している。そして、これら各パワーローラ9、9を、上記入力側、出力側両ディスク2、4の内側面2a、4a同士の間に挟持している。
【0004】
上記入力側、出力側両ディスク2、4の互いに対向する内側面2a、4aは、それぞれ断面が、上記枢軸6を中心とする円弧若しくはこの様な円弧に近い曲線を回転させて得られる、断面円弧状の凹面をなしている。そして、球状凸面に形成された各パワーローラ9、9の周面9a、9aを、上記内側面2a、4aに当接させている。又、上記入力軸1と入力側ディスク2との間には、ローディングカム装置等の押圧装置10を設け、この押圧装置10によって上記入力側ディスク2を、出力側ディスク4に向け弾性的に押圧しつつ、回転駆動自在としている。
【0005】
上述の様に構成されるトロイダル型無段変速機の使用時、入力軸1の回転に伴って上記押圧装置10が上記入力側ディスク2を、上記複数のパワーローラ9、9に押圧しつつ回転させる。そして、この入力側ディスク2の回転が、上記複数のパワーローラ9、9を介して出力側ディスク4に伝達され、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回転する。
【0006】
入力軸1と出力軸3との回転速度を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう場合には、枢軸6、6を中心として前記各トラニオン7、7を所定方向に揺動させる。そして、各パワーローラ9、9の周面9a、9aが図4に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接する様に、各変位軸8、8を傾斜させる。
【0007】
反対に、増速を行なう場合には、上記各トラニオン7、7を上記所定方向と反対方向に揺動させる。そして、各パワーローラ9、9の周面9a、9aが図5に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、各変位軸8、8を傾斜させる。各変位軸8、8の傾斜角度を図4と図5との中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中間の変速比を得られる。
【0008】
更に、図6〜7は、実願昭63−69293号(実開平1−173552号)のマイクロフィルムに記載された、より具体化されたトロイダル型無段変速機を示している。入力側ディスク2と出力側ディスク4とは円管状の入力軸11の周囲に、それぞれ回転自在に支持している。又、この入力軸11の端部と上記入力側ディスク2との間に、押圧装置10を設けている。一方、上記出力側ディスク4には、出力歯車12を結合し、これら出力側ディスク4と出力歯車12とが同期して回転する様にしている。
【0009】
1対のトラニオン7、7の両端部に互いに同心に設けた枢軸6、6は1対の支持板(ヨーク)13、13に、揺動並びに軸方向(図6の表裏方向、図7の上下方向)の変位自在に支持している。そして、上記各トラニオン7、7の中間部に、変位軸8、8の基半部を支持している。これら各変位軸8、8は、基半部と先半部とを互いに偏心させている。そして、このうちの基半部を上記各トラニオン7、7の中間部に回転自在に支持し、それぞれの先半部にパワーローラ9、9を回転自在に支持している。又、上記各トラニオン7、7の端部同士の間には同期ケーブル26を、襷掛けで掛け渡して、これら各トラニオン7、7同士の傾斜角度を、機械的に同期させる様にしている。
【0010】
尚、上記1対の変位軸8、8は、上記入力軸11に対して180度反対側位置に設けている。又、これら各変位軸8、8の基半部と先半部とが偏心している方向は、上記入力側、出力側両ディスク2、4の回転方向に関して同方向(図7で上下逆方向)としている。又、偏心方向は、上記入力軸11の配設方向に対してほぼ直交する方向としている。従って上記各パワーローラ9、9は、上記入力軸11の配設方向に関して若干の変位自在に支持される。
【0011】
又、上記各パワーローラ9、9の外側面と上記各トラニオン7、7の中間部内側面との間には、これら各パワーローラ9、9の外側面の側から順に、スラスト玉軸受14、14とスラストニードル軸受15、15とを設けている。このうちのスラスト玉軸受14、14は、上記各パワーローラ9、9に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ9、9の回転を許容する。又、上記各スラストニードル軸受15、15は、上記各パワーローラ9、9から上記各スラスト玉軸受14、14を構成する外輪16、16に加わるスラスト荷重を支承しつつ、上記各変位軸8、8の先半部及び上記外輪16、16が、これら各変位軸8、8の基半部を中心として揺動する事を許容する。更に、上記各トラニオン7、7は、油圧式のアクチュエータ(油圧シリンダ)17、17により、前記各枢軸6、6の軸方向に変位自在としている。
【0012】
上述の様に構成されるトロイダル型無段変速機の場合、入力軸11の回転は押圧装置10を介して入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力側ディスク2の回転が、1対のパワーローラ9、9を介して出力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側ディスク4の回転が、出力歯車12より取り出される。
【0013】
入力軸11と出力歯車12との間の回転速度比を変える場合には、上記各アクチュエータ17、17により上記1対のトラニオン7、7を、それぞれ逆方向に、例えば、図7の右側のパワーローラ9を同図の下側に、同図の左側のパワーローラ9を同図の上側に、それぞれ変位させる。この結果、これら各パワーローラ9、9の周面9a、9aと上記入力側ディスク2及び出力側ディスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用する、接線方向の力の向きが変化(当接部にサイドスリップが発生)する。そして、この力の向きの変化に伴って上記各トラニオン7、7が、支持板13、13に枢支された枢軸6、6を中心として、互いに逆方向に揺動する。この結果、前述の図4〜5に示した様に、上記各パワーローラ9、9の周面9a、9aと上記各内側面2a、4aとの当接位置が変化し、上記入力軸11と出力歯車12との間の回転速度比が変化する。
【0014】
上記各アクチュエータ17、17への圧油の給排状態は、これら各アクチュエータ17、17の数に関係なく1個の制御弁により行ない、何れか1個のトラニオン7の動きをこの制御弁にフィードバックする様にしている。この部分の構造に就いては、例えば特公平2−47627号公報、特開平6−257661号公報等に記載されて、従来から知られているが、後述する、従来の具体的構造の第2例を示す、図10により簡単に説明する。制御弁18は、ステッピングモータ19により軸方向(図10の左右方向)に変位させられるスリーブ20と、このスリーブ20の内径側に軸方向の変位自在に嵌装されたスプール21とを有する。上記何れか1個のトラニオン7に付属のロッド22の端部にはプリセスカム23を固定しており、このプリセスカム23とリンク腕24とを介して、上記ロッド22の動きを上記スプール21に伝達する、フィードバック機構を構成している。
【0015】
変速状態を切り換える際には、上記ステッピングモータ19により上記スリーブ20を、所定量だけ変位させて、上記制御弁18の流路を開く。この結果、上記各アクチュエータ17、17に圧油が、所定方向に送り込まれて、これら各アクチュエータ17、17が上記各トラニオン7、7を所定方向に変位させる。即ち、上記圧油の送り込みに伴ってこれら各トラニオン7、7が、前記各枢軸6、6の軸方向に変位しつつ、これら各枢軸6、6を中心に揺動する。そして、上記何れか1個のトラニオン7の動き(軸方向及び揺動変位)が、上記ロッド22の端部に固定したプリセスカム23とリンク腕24とを介して上記スプール21に伝達され、このスプール21を軸方向に変位させる。この結果、上記トラニオン7が所定量変位した状態で、上記制御弁18の流路が閉じられ、上記各アクチュエータ17、17への圧油の給排が停止される。従って、上記各トラニオン7、7の軸方向及び揺動方向の変位量は、上記ステッピングモータ19によるスリーブ20の変位量に応じただけのものとなる。
【0016】
尚、トロイダル型無段変速機による動力伝達時には、構成各部の弾性変形に基づいて、上記各パワーローラ9、9が上記入力軸11(図6〜7)の軸方向に変位する。そして、これら各パワーローラ9、9を支持した前記各変位軸8、8が、それぞれの基半部を中心として僅かに回動する。この回動の結果、上記各スラスト玉軸受14、14の外輪16、16の外側面と上記各トラニオン7、7の内側面とが相対変位する。これら外側面と内側面との間には、前記各スラストニードル軸受15、15が存在する為、この相対変位に要する力は小さい。
【0017】
図11は、以上に述べた様なトロイダル型無段変速機の変速制御を行なう状況を、ブロック図により表したものである。尚、この図11に示した各種符号中、φc は、上記パワーローラ9の目標傾転角を、
φは、上記パワーローラ9の実際の傾転角を、
△φは、これら目標傾転角φc と実際の傾転角φとの差(φc −φ)を、
e は、電気的ゲインを、
c は、上記制御弁18を構成する、スリーブ20とスプール21との相対的移動量を、
v は、上記制御弁18の開度を、
G1(s) は、この制御弁18の開度xv に応じて上記パワーローラ9が前記枢軸6、6の軸方向に移動する関係を示す伝達関数を、
yは、アクチュエータ17を構成するピストンの、上記枢軸6、6の軸方向に関する変位量を、
inは、入力トルクを、
1/Kf は、トロイダル型無段変速機の剛性を表すゲインを、
△yは、トロイダル型無段変速機の構成部材の組み付け隙間や弾性変形等に基づく、上記入力トルクTinの負荷に伴う上記パワーローラ9の上記枢軸6、6の軸方向に関する変位量を、
P/R は、上記両変位量y、△yの合計(y−△y)である、上記入力トルクTinの負荷時に於ける上記パワーローラ9の上記枢軸6、6の軸方向に関する変位量を、
s /Bは、傾転ゲインを、
G2(s) は、上記パワーローラ9が上記枢軸6、6の軸方向に移動するのに応じてこのパワーローラ9が傾転する関係を示す伝達関数を、
それぞれ表している。
【0018】
トロイダル型無段変速機の変速制御部の構成は上述の通りであるが、更に、伝達可能なトルクを増大すべく、図8〜10に示す様に、入力軸11aの周囲に入力側ディスク2A、2Bと出力側ディスク4、4とを2個ずつ設け、これら2個ずつの入力側ディスク2A、2Bと出力側ディスク4、4とを動力の伝達方向に関して互いに並列に配置する、所謂ダブルキャビティ型の構造も、従来から知られている。この図8〜10に示した構造は、上記入力軸11aの中間部周囲に出力歯車12aを、この入力軸11aに対する回転を自在として支持し、この出力歯車12aの中心部に設けた円筒部の両端部に上記各出力側ディスク4、4を、スプライン係合させている。又、上記各入力側ディスク2A、2Bは、上記入力軸11aの両端部に、この入力軸11aと共に回転自在に支持している。この入力軸11aは、駆動軸25により、ローディングカム式の押圧装置10を介して回転駆動する。又、上記出力歯車12aの回転力は、この出力歯車12aに噛合させた伝達歯車27を介して、この伝達歯車27をその一端部(図8の左端部)に結合固定した出力軸28から取り出す。
【0019】
上述の様なダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機の場合には、入力軸11aから出力歯車12aへの動力の伝達を、一方の入力側ディスク2Aと出力側ディスク4との間と、他方の入力側ディスク2Bと出力側ディスク4との間との、2系統に分けて行なうので、大きな動力の伝達を行なえる。尚、この様なダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機の場合も、変速時には油圧式のアクチュエータ17、17により、トラニオン7、7を枢軸6、6の軸方向に変位させる。変速の為に上記各アクチュエータ17、17への圧油の給排を制御する為の制御弁18は、前述した通り、トロイダル型無段変速機全体で1個だけ設けている。そして、この1個の制御弁18により、複数のアクチュエータ17、17への圧油の給排を制御している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述した様な従来のトロイダル型無段変速機は、プリセスカム23による制御弁18の開閉制御(変速指令を出していない)に拘らず、入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動する場合がある。この理由は、上記制御弁18の開閉制御を行なう為のフィードバック量として、上記パワーローラ9の上記枢軸6、6の軸方向に関する変位量{前記ピストンの変位量y(図11参照)}を採用している為である。
【0021】
即ち、上記パワーローラ9の上記枢軸6、6の軸方向に関する変位量は、このパワーローラ9から、前記変位軸8、上記トラニオン7、上記ピストン及び前記ロッド22等の複数の構成部材を介して上記プリセスカム23に伝達される。この為、これら各構成部材の組み付け隙間や弾性変形等の影響(外乱)が、上記パワーローラ9から上記プリセスカム23に伝達される変位量の中に入り込む。そして、この様に外乱が入り込んだ分、トロイダル型無段変速機の変速比が所望の変速比からずれる。一方、上記外乱の大きさは、上記入力トルクの大きさが変動する事に伴って変動する。この為、上記従来のトロイダル型無段変速機は、上記プリセスカム23による制御弁18の開閉制御に拘らず、入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動する場合がある。
【0022】
図12は、この様な事実を確認する為に、上述の様なプリセスカム23による制御方式を採用するトロイダル型無段変速機を用いて行なった実験の結果を示している。実験では、変速指令を出さずに入力トルクを変化させ、これに伴って変速比がどの様に変化するかを観察した。尚、図12中、Tinは入力トルクを、Tout は出力トルクを、ivは変速比を、Ninは入力側の回転速度を、Nout は出力側の回転速度を、それぞれ示している。この図12に示した実験結果から、変速指令を出していないにも拘らず、入力トルクTinが変動するのと同時に変速比ivが変動するのが分かる。
【0023】
上述の様に入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動すると、エンジンの回転数が急激に変動し、運転者に違和感を与える。従って、上述の様に入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動しない様にする事が、安定した運転を行なって運転者に違和感を与えない面から重要である。
【0024】
これに対し、上記プリセスカム23等を使用した機械的連結に基づくフィードバック方式を採用する代わりに、電気センサを使用したフィードバック方式を採用する場合には、回転速度や変速比に応じて制御ゲインを変える事ができる為、上述した様に変速比が不必要に変動する事を防止できる。ところが、単に、機械的連結に基づくフィードバック方式を電気センサを使用したフィードバック方式に置き換えるだけでは、使用する電気センサとして、回転検出センサと直動検出センサとの2種類のセンサが必要となる。この為、センサを配置する事による他の構成部材の配置の自由度の減少、信頼性の低下、及びコストの上昇等の点で問題を生じる可能性がある。又、各電気センサの設置状況によっては、不必要な変速が行なわれる可能性がある。
本発明のトロイダル型無段変速機は、上述の様な事情に鑑み、1種類のセンサを使用して、変速比が不必要に変動する事を防止できる構造を実現すべく発明したものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明のトロイダル型無段変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と同様に、ケーシングと、入力軸と、入力側ディスクと、出力側ディスクと、トラニオンと、変位軸と、パワーローラと、アクチュエータとを備える。
このうちの入力軸は、上記ケーシング内に回転自在に支持されている。
又、上記入力側ディスクは、上記入力軸の周囲にこの入力軸と共に回転自在に支持されている。
又、上記出力側ディスクは、その内側面を上記入力側ディスクの内側面に対向させた状態でこの入力側ディスクと同心に配置され、この入力側ディスクに対する相対回転を自在としている。
又、上記トラニオンは、上記入力側ディスクと上記出力側ディスクとの間に設けられ、これら両ディスクの中心軸に対し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動するもので、複数個設けられている。
又、上記変位軸は、上記各トラニオンの内側面から突出する状態で、これら各トラニオン毎に1本ずつ設けられている。
又、上記パワーローラは、上記各トラニオンの内側面で上記各変位軸の周囲に、転がり軸受を介して回転自在に支持された状態で、上記入力側ディスクと出力側ディスクとの内側面同士の間に挟持されており、上記各トラニオン毎に1個ずつ設けられている。
又、上記アクチュエータは、上記各トラニオンをそれぞれの両端部に設けた枢軸の軸方向に変位させるものである。
【0026】
特に、本発明のトロイダル型無段変速機に於いては、変速比検出手段と、変化率演算手段と、後述する電気式のフィードバック制御手段とを設けている。機械的手段によりこのアクチュエータを制御する、機械式のフィードバック制御手段は、設けていない
このうちの変速比検出手段は、上記入力側ディスクと上記出力側ディスクとの間の変速比を求めるもので、アナログ回路により構成した変速比演算器を含んで構成する
又、上記変化率演算手段は、上記変速比検出手段により求めた変速比の時間変化率を演算により求めるもので、アナログ回路により構成する。
又、上記フィードバック制御手段は、電気式のもので、上記変速比検出手段により求めた変速比と上記変化率演算手段により求めた時間変化率とに基づいて、上記アクチュエータを制御する。
【0027】
又、請求項2に記載したトロイダル型無段変速機の場合には、上記変速比検出手段が、上記入力側ディスクと上記出力側ディスクとの回転速度をそれぞれ回転検出センサにより検出し、この検出値に基づいて、上記変速比演算器により、上記入力側、出力側両ディスク間の変速比を求めるものである。
【0028】
又、請求項3に記載したトロイダル型無段変速機の場合には、上記変速比検出手段が、パワーローラの傾転角を(直接、又はこのパワーローラと共に傾転するトラニオン等の構成部材を介して間接的に)検出センサにより検出し、この検出値に基づいて、上記変速比演算器により、上記入力側ディスクと上記出力側ディスクとの間の変速比を求めるものである。
【0029】
【作用】
上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段変速機の場合、入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動する事を防止できる。この理由は、次の通りである。
トロイダル型無段変速機の変速制御を行なう場合には、目標とする変速比に到達したか否かを確認等する為に「実際の変速比」を、無駄のない適切な変速調節を行なえる様にする(変速動作の早さを規制する)為に「変速比が変化する速度」を、それぞれフィードバック量として使用する。このうちの「変速比が変化する速度」は、パワーローラの、トラニオンの両端部に設けた枢軸の軸方向に関する変位量(入力側、出力側両ディスクに対する中立位置からのオフセット量)と連動して増減する。この為、従来は、「変速比が変化する速度」に対応する、上記パワーローラの枢軸の軸方向に関する変位量を、構成部材の機械的連結に基づいてフィードバックしていた。ところが、前述した通り、この様なフィードバック方式を採用すると、フィードバックする変位量の中に構成部材の組み付け隙間や弾性変形の影響による外乱が入り込み、入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動すると言った不都合を生じる。
【0030】
これに対して本発明の場合には、機械式のフィードバック制御手段を設けず、その代わりに、「変速比が変化する速度」、即ち、変速比の時間変化率を、変速比検出手段が求めた変速比に基づき、変化率演算手段が演算により求める。この為、この様にして求めた変速比の時間変化率の中に、構成部材の組み付け隙間や弾性変形等の影響による外乱が入り込む事はない。そして、本発明では、この様にして求めた変速比の時間変化率を、変速制御を行なう為のフィードバック量として使用する。従って、本発明の場合、入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動する事を防止できる。
【0031】
又、本発明の場合、変速制御に使用するセンサを、1種類にできる。この為、他の構成部材の配置の自由度を十分に確保できると共に、センサに関するコストの低減を図れる。
【0032】
又、本発明の場合、変化率演算手段等の、変速制御に使用する各種演算手段をアナログ回路により構成しているので、ディジタル回路につきものの演算遅れによる制御不安定が発生する事を防止できる。特に、トロイダル型無段変速機では、高速回転時に制御ゲインが高い状態となる為、上記演算手段をディジタル回路により構成すると、上述した様な演算遅れによる制御不安定が発生し易い。これに対して本発明の場合には、上述の様に、各種演算手段をアナログ回路により構成しているので、演算遅れによる制御不安定の発生を防止できる
【0033】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、請求項1〜2に対応する、本発明の実施の形態の1例を示している。尚、本例の特徴は、トロイダル型無段変速機の変速制御を行なう部分の構造にある。この変速制御を行なう部分の構造を除く、トロイダル型無段変速機の基本構造及び作用は、前述の図8〜10に示したトロイダル型無段変速機の場合と同様である。この為、同等部分には同一符号を付して重複する図示並びに説明は省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分並びに上述した従来構造と異なる部分を中心に説明する。
【0034】
本例のトロイダル型無段変速機は、それぞれが変速比検出手段を構成する1対の回転検出センサ29a、29b及び変速比演算器30と、変化率演算手段である(不完全)微分器31と、フィードバック制御手段である制御器32とを設けている。
【0035】
そして、このうちの1対の回転検出センサ29a、29bにより、入力側ディスク2A、2Bと出力側ディスク4、4とのそれぞれの回転速度を検出自在としている。この為に、本例の場合、一方の回転検出センサ29aをケーシング5から突出した駆動軸25の一端寄り部分(図1の左端寄り部分)の外周面に、他方の回転検出センサ29bをやはり上記ケーシング5から突出した出力軸28の一端寄り部分(図1の右端寄り部分)の外周面に、それぞれ近接対向させている。これと共に、上記駆動軸25及び出力軸28の一端寄り部分の外周面で上記各センサ29a、29bが近接対向する部分の物理的特性(例えば、磁気的特性、光学的特性等)を、(当該部分に環状のエンコーダを外嵌したり、或は当該部分に直接的な処理を施す事により)円周方向に関して交互に変化させている。
【0036】
これにより、上記各センサ29a、29bと上記各物理的特性を変化させた部分との組み合わせによる周知の回転速度検出装置を構成し、上記各センサ29a、29bにより、上記駆動軸25及び出力軸28の回転速度を検出自在としている。ところで、この駆動軸25は、上記入力側ディスク2A、2Bと共に回転する。一方、上記出力軸28は、この出力軸28と共に回転する伝達歯車27と、この伝達歯車27と噛合し且つ上記出力側ディスク4、4と共に回転する出力歯車12aとの、それぞれの歯数に応じた回転速度で回転する。従って、上記一方の回転検出センサ29aは上記駆動軸25及び押圧装置を介して上記入力側ディスク2A、2Bの回転速度を、上記他方の回転検出センサ29bは上記出力軸28を介して上記出力側ディスク4、4の回転速度を、それぞれ検出自在である。
【0037】
又、前記変速比演算器30は、上記1対の回転検出センサ29a、29bにより検出した、上記入力側、出力側両ディスク2A(2B)、4の回転速度に基づき、これら入力側、出力側両ディスク2A(2B)、4間の実際の変速比を、演算により求める。又、前記微分器31は、上記変速比演算器30が求めた実際の変速比に基づき、この変速比の時間変化率(時間に関する1回微分)を、演算により求める。又、本例の場合、上記変速比演算器30と上記微分器31とを、それぞれ簡単なアナログ回路により構成している。これにより、ディジタル回路につきものの演算遅れによる制御不安定が発生する事を防止している。
【0038】
又、前記制御器32は、上記変速比演算器30が求めた実際の変速比と、上記微分器31が求めた変速比の時間変化率とに基づき、変速制御用のアクチュエータ17(図10参照)を制御する。具体的には、このアクチュエータ17に圧油を送り込む為の制御弁18の開度を調節する。この為に、上記制御器32は、この制御弁18を構成するスプール21を軸方向に移動させるモータ等の駆動装置に、制御信号を送り込む。これにより、上記スプール21を軸方向に移動させる事で、上記制御弁18の開度を調節する。尚、この様に本例の場合には、上記制御器32からの信号に基づいて上記スプール21を軸方向移動量を制御する為、前述した従来構造が備えていた様な、上記スプール21の軸方向移動量を機械的連結により制御する為のプリセスカム23及びリンク腕24(図10参照)は備えていない。
【0039】
図2は、以上に述べた様な本例のトロイダル型無段変速機の変速制御を行なう状況を、ブロック図により表したものである。この図2に示した各種符号中、G3(s) は、上記微分器31に相当する伝達関数を表している。その他の符号の意味は、それぞれ前述の図11に示した符号の意味と同じである。尚、本例の場合、図2に示したブロック線図中、実際の傾転角φは、前記変速比演算器30が求めた実際の変速比に相当する。
【0040】
上述の様に、本例のトロイダル型無段変速機の場合には、変速比演算器30が求めた実際の変速比と、微分器31が求めた変速比の時間変化率(φ´)とを、変速制御を行なう為のフィードバック量として使用する。これら実際の変速比と変速比の時間変化率とは、それぞれ上記変速比演算器30と上記微分器31とが演算により求めたものである。この為、この様にして求めた変速比と変速比の時間変化率との中に、構成部材の組み付け隙間や弾性変形等の影響による外乱が入り込む事はない。従って、本例の場合、入力トルクの変動に伴って変速比が不必要に変動する事を防止できる。又、本例の場合には、変速制御に使用するセンサを、1種類(前記回転検出センサ29a、29b)としている。この為、他の構成部材の配置の自由度を十分に確保できると共に、センサに関するコストの低減を図れる。
【0041】
図3は、本発明の効果を確かめる為に行なった実験の結果を示している。実験では、変速指令を出さずに入力トルクを変化させ、これに伴って変速比がどの様に変化するかを観察した。尚、図3中、Tinは入力トルクを、ivは変速比を、Ninは入力側の回転速度を、それぞれ示している。この図3に示した実験結果を前述の図12と比較すれば明らかな通り、本例の場合には、入力トルクTinの変動に伴って変速比ivが不必要に変動する程度を抑えられる(緩和できる)。
【0042】
尚、上述した実施の形態では、変速比検出手段として、入力側ディスク2A、2Bと出力側ディスク4、4との回転速度をそれぞれ回転検出センサ29a、29bにより検出し、この検出値に基づいて変速比演算器30により上記入力側、出力側両ディスク2A(2B)、4間の変速比を求めるものを採用した。但し、本発明は、この様な形態に限らず、請求項3に記載した様に、変速比検出手段として、パワーローラの傾転角を、このパワーローラと共に傾転するトラニオン等に対向させた回転検出センサにより検出し、この検出値に基づいて変速比演算器により入力側、出力側両ディスク間の変速比を求めるものを採用する事もできる。又、上述した実施の形態では、入力側ディスクと出力側ディスクとを2個ずつ設けた、ダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機に本発明を適用した例を示したが、本発明は、前述の図6〜7に示した様な、入力側ディスクと出力側ディスクとを1個ずつ設けた、シングルキャビティ型のトロイダル型無段変速にも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明のトロイダル型無段変速機は、以上に述べた様に構成され作用する為、入力トルクが変動する際に変速比が不必要に変動する事を防止できる。従って、運転者に違和感を与えない安定した運転を実現できる。又、変速制御に使用するセンサを1種類にできる為、小型化とコスト低減とを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す断面図。
【図2】本例による変速制御の状況を示すブロック図。
【図3】本発明の効果を確かめる為に行なった実験の結果を示す線図。
【図4】トロイダル型無段変速機の基本構造を、最大減速時の状態で示す略側面図。
【図5】同じく最大増速時の状態で示す略側面図。
【図6】トロイダル型無段変速機の具体的構造の第1例を示す要部断面図。
【図7】図6のX−X断面図。
【図8】トロイダル型無段変速機の具体的構造の第2例を示す要部断面図。
【図9】図8のY−Y断面図。
【図10】同Z−Z断面図。
【図11】従来構造による変速制御の状況を示すブロック図。
【図12】従来構造の特性を調べる為に行なった実験の結果を示す線図。
【符号の説明】
1 入力軸
2、2A、2B 入力側ディスク
2a 内側面
3 出力軸
4 出力側ディスク
4a 内側面
5 ケーシング
6 枢軸
7 トラニオン
8 変位軸
9 パワーローラ
9a 周面
10 押圧装置
11、11a 入力軸
12、12a 出力歯車
13 支持板
14 スラスト玉軸受
15 スラストニードル軸受
16 外輪
17 アクチュエータ
18 制御弁
19 ステッピングモータ
20 スリーブ
21 スプール
22 ロッド
23 プリセスカム
24 リンク腕
25 駆動軸
26 同期ケーブル
27 伝達歯車
28 出力軸
29a、29b 回転検出センサ
30 変速比演算器
31 (不完全)微分器
32 制御器

Claims (3)

  1. ケーシングと、このケーシング内に回転自在に支持された入力軸と、この入力軸の周囲にこの入力軸と共に回転自在に支持された入力側ディスクと、その内側面をこの入力側ディスクの内側面に対向させた状態でこの入力側ディスクと同心に配置され、この入力側ディスクに対する相対回転を自在とされた出力側ディスクと、これら入力側ディスクと出力側ディスクとの間に設けられ、これら両ディスクの中心軸に対し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動する複数個のトラニオンと、これら各トラニオンの内側面から突出した、これら各トラニオン毎に1本ずつの変位軸と、これら各トラニオンの内側面でこれら各変位軸の周囲に、転がり軸受を介して回転自在に支持された状態で、上記入力側ディスクと出力側ディスクとの内側面同士の間に挟持された、上記各トラニオン毎に1個ずつのパワーローラと、これら各トラニオンをそれぞれの両端部に設けた枢軸の軸方向に変位させるアクチュエータとを備えたトロイダル型無段変速機に於いて、上記入力側ディスクと上記出力側ディスクとの間の変速比を求める、アナログ回路により構成した変速比演算器を含む変速比検出手段と、この変速比検出手段により求めた変速比の時間変化率を演算により求める、アナログ回路により構成した変化率演算手段と、上記変速比検出手段により求めた変速比と上記変化率演算手段により求めた時間変化率とに基づいて上記アクチュエータを制御する電気式のフィードバック制御手段とを設け、機械的手段によりこのアクチュエータを制御する機械式のフィードバック制御手段を設けていない事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 変速比検出手段が、入力側ディスクと出力側ディスクとの回転速度をそれぞれ回転検出センサにより検出し、この検出値に基づいて、変速比演算器により上記入力側、出力側両ディスク間の変速比を求めるものである、請求項1に記載したトロイダル型無段変速機。
  3. 変速比検出手段が、パワーローラの傾転角を回転検出センサにより検出し、この検出値に基づいて、変速比演算器により入力側ディスクと出力側ディスクとの間の変速比を求めるものである、請求項1に記載したトロイダル型無段変速機。
JP2002075590A 2002-03-19 2002-03-19 トロイダル型無段変速機 Expired - Fee Related JP4135382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075590A JP4135382B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 トロイダル型無段変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075590A JP4135382B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 トロイダル型無段変速機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003269598A JP2003269598A (ja) 2003-09-25
JP2003269598A5 JP2003269598A5 (ja) 2005-07-07
JP4135382B2 true JP4135382B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=29204621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002075590A Expired - Fee Related JP4135382B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 トロイダル型無段変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4135382B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0316382D0 (en) * 2003-07-12 2003-08-13 Torotrak Dev Ltd Continuously variable ratio transmission assembly and method of control of same
JP6519327B2 (ja) * 2015-06-09 2019-05-29 日本精工株式会社 トロイダル型無段変速機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003269598A (ja) 2003-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5046925B2 (ja) 変動器
JP2003194207A (ja) トロイダル型無段変速装置
US6514168B2 (en) Toroidal type continuous variable speed transmission
JP3567578B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4135382B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2002195393A (ja) トロイダル型無段変速機
JP4010145B2 (ja) トロイダル型無段変速機及び無段変速装置
JP2000018374A (ja) トロイダル型無段変速機
JP4244502B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3711619B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3663826B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP5830998B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4329262B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4172102B2 (ja) トロイダル型無段変速機
WO1989000256A1 (en) Continuously-variable-ratio transmissions of the toroidal race rolling traction type
JP2004092748A (ja) トロイダル型無段変速機
JP5678611B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JPH0814350A (ja) トロイダル型無段変速機
JP5516858B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2003049915A (ja) トロイダル型無段変速機
JPH0814351A (ja) トロイダル型無段変速機
JP5849643B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2002089643A (ja) トロイダル型無段変速機
JP5573104B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4196621B2 (ja) トロイダル型無段変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140613

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees