JP4133828B2 - ラジアル・ピストンを有する油圧モータ - Google Patents

ラジアル・ピストンを有する油圧モータ Download PDF

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Description

本発明は、ラジアル・ピストンを有すると共に、回転軸に関して相対的に回転可能なカム及びシリンダ・ブロックを備えた油圧モータに関する。
シリンダ・ブロックは、回転軸と直交するその連絡面に連絡口が形成されていると共に、シリンダ・ダクトを介して連絡口と接続するラジアル・シリンダを有する。ラジアル・シリンダ内にはピストンがスライド可能に取り付けられており、ピストンはカムと共働する。カムは、凸領域及び凹領域を有するランプを2つ含むローブを複数有している。モータは、回転軸と直交する分配面であってシリンダ・ブロックの連絡面に支持される分配面を有する流体分配部をさらに備えており、分配面には、流体供給部に接続可能な開口及び流体排出部に接続可能な開口を含む、分配口が設けられている。流体分配部は、各分配口がカムのランプ1つと対応するように(即ち、各分配口がカムの各ランプと斜め方向に関して対応配置されるように)、カムと共に回転させられる。分配口は、シリンダ・ブロックと流体分配部とが相対的に回転する間、連絡口と順次連通可能である。各分配口の縁は先導部及び後部を有し、シリンダ・ブロックと流体分配部とが所定の方向に相対的に回転する間に先導部を介して分配口と連絡口との連通が開始し、シリンダ・ブロックと流体分配部とが上記方向と同じ方向に相対的に回転する間に後部を介して分配口と連絡口との連通が終了する。
このタイプのモータが最大容積にて駆動する場合、各連絡口は連続的に流体供給部に接続する分配口及び流体排出部に接続する分配口と対向する。ある連絡口が流体供給部に接続する分配口と接続されると、当該連絡口に接続するシリンダ内に含まれているピストンは径方向外側へと押される。一方、連絡口が流体排出部に接続する分配口と接続されると、ピストンはモータの回転軸に向かってシリンダ内に復帰する。そして各ピストンは、シリンダ・ブロックとカムとが相対的に回転可能となるように、カム・ローブの様々な部分と連続的に共働する。
各分配口間の距離及び各連絡口間の距離は、連絡口が、流体供給部及び流体排出部にそれぞれ接続する2つの分配口と同時に接続しないように決定される。
シリンダ・ブロックと流体分配部とが相対的に回転する間、シリンダの作動室、即ちシリンダにおいてピストンの下側に画定された部分は、交互に高圧及び低圧下に置かれる。したがって、作動室内の圧力は急速に変化するのが一般的である。このような圧力の変化によってピストンは比例的な力を受け、この力はピストンからカムへと伝達される。
この結果、モータの構成要素、特にケーシングに作用する荷重が様々に変化し、騒音を引き起こすような振動が生じる。引き起こされる騒音の強度は、主に作動室内の圧力の上昇速度及び下降速度によって決まる。
モータを正確に駆動させるため、流体供給部及び流体排出部の圧力差は大きくなっている。回転トルクに寄与するピストンがモータの回転軸から最も離隔した位置に向かうストロークの終端(上死点)に到達すると、流体供給部に接続する分配口と接続されていたシリンダの連絡口は当該分配口から離隔して流体排出部に接続する別の分配口と接続される。この結果、シリンダ内にて高圧下にあった流体が急に流体排出部の非常に低い圧力と連通し、ピストンのシリンダ内に減圧現象が生じる。一方、ピストンがストロークの下死点(モータの回転軸に最も近接した位置)に到達すると、シリンダは流量排出部から離隔して流体供給部と接続され、ピストンは再び中心に向かって移動する。この瞬間、シリンダ内の流体は低圧側から流体供給部のさらに高い圧力側へと移動する。減圧の現象は流体供給部からシリンダに向かっても生じる。上述の例では、シリンダから流体排出部に向かって減圧が生じる。
いずれの場合においても減圧が生じ、衝撃又は振動及びカタカタというような騒音が引き起こされる。
モータの性能が向上してリークが抑制されるほど、このような減圧の現象が生じ易くなる。古型のモータでは、通常のリークによって、異なる室間における急な圧力変化が回避されるようになっている。
本発明の目的は、モータを実質的にスムーズに駆動できるようにしつつ、減圧の現象及びこれに起因する衝撃を抑制することである。
課題を解決するための手段及び効果
上記目的は、少なくとも一部の分配口において、その縁の先導部及び後部のそれぞれに、少なくとも1つの切欠きを有する縁処理が設けられ、1つの分配口に設けられた縁処理は互いに異なり、カムのランプに対応するある分配口において、ランプの凸領域と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理が、ランプの凹領域と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理よりも、この分配口と連絡口との間を通過する流体の圧力補償量が小さくなるように形成されていることによって、達成される。
圧力補償量とは、縁処理の切欠きを介してのみ分配口と連絡口との連通が実現されるとしたときに当該縁処理の切欠きを介して移動可能な流体の量のことである。
上述した衝撃及び騒音の現象を回避するため又は少なくともこれら現象を大幅に軽減するため、本発明は、少なくとも一部の分配口において、その各分配口の縁の先導部及び後部に少なくとも1つの切欠きを有する縁処理を設けることを提案する。
カムのランプの凸領域と接触しているとき、ピストンは下側位置、即ちその下死点近傍にある。この状況において、ピストンが移動するシリンダの作動室の容積は最小となる。
一方、カムのランプの凹領域と接触しているとき、ピストンは上側位置、即ちその上死点近傍にあって、ピストンが移動するシリンダの作動室の容積は最大となる。
本発明では、ピストンが下死点近傍に位置すると、ピストンのシリンダの連絡口は分配口の後部から離隔するか又は連絡口と分配口との間を通過する流体の圧力補償量が小さくなるように形成された切欠きを少なくとも1つ有する縁処理を介して次の分配口の先導部と連通する。同じピストンが上死点近傍に位置すると、ピストンのシリンダの連絡口は分配口の後部から離隔するか又は連絡口と分配口との間を通過する流体の圧力補償量がより大きくなるように形成された切欠きを少なくとも1つ有する縁処理を介して隣接する分配口の先導部と連通する。
本発明によると、先ず、分配口の縁の一方側に流体通過量が少なくなるよう設けられた縁処理の切欠き(当該縁処理は“小さなノッチ部”を有するといえる)を介して、各連絡口と各分配口とを徐々に連通させることができる。或いは、分配口の縁の他方側に流体通過量が大きくなるよう設けられた縁処理の切欠き(当該縁処理は“大きなノッチ部”を有するといえる)を介して、各連絡口と各分配口とを徐々に連通させることができる。これにより、上述のような減圧現象が抑制される。
また、連絡口と分配口の小さなノッチ部を有する縁処理との連通は、当該連絡口に接続するシリンダの作動室の容積が最小のときに実現されるのに対し、同じ連絡口と分配口の大きなノッチ部を有する縁処理との連通は、当該連絡口に接続するシリンダの作動室の容積が最大のときに実現される。
小さなノッチ部及び大きなノッチ部を有するそれぞれの縁処理において、切欠きの寸法及び個数を適切に選択することにより、連絡口と分配口との間の圧力補償を漸進的にすることが可能であり、作動室の容積を考慮した上記各状況における圧力補償の漸進度を実質的に同じにすることができる。
そして、各分配口の各縁に対してそれぞれ小さなノッチ部及び大きなノッチ部を選択することで、連絡口及び分配口がより一様に連通するのを保証することができる。これにより、ピストンがその上死点近傍及び下死点近傍に位置する場合それぞれにおいて同じように(同じ割合で)減圧現象が回避されるので、モータの駆動の柔軟性がさらに向上する。振動及び他の不都合な衝撃の現象はさらに抑制される。
別の変形例では、少なくとも1つの分配口において、先導部の縁処置に、この分配口の後部に設けられた縁処理の切欠きとは回転軸からの径方向距離が異なる位置に配置された、少なくとも1つの切欠きが設けられている。
2つの切欠きを回転軸からの径方向距離が異なる位置に配置することにより、異なる長さの切欠きを形成することが可能である。切欠きの長さを異ならせることで、流体分配部とシリンダ・ブロックとが相対的に回転する間の、切欠きでのヘッドロスの変化を最適化することができる。例えば、回転軸からより離隔した位置にあり且つ大きなノッチ部を有する縁処理の一部である切欠きが、小さなノッチ部を有する縁処理と連絡口とが連通する範囲の角距離よりも大きな角距離に亘って連絡口と連通する構成では、流体分配部とシリンダ・ブロックとが相対的に回転する間、大きなノッチ部を有する縁処理は他方の縁処理よりも確実に長い時間連絡口と連通する。このような連通時間の差は、連絡口と連通するシリンダ・ブロックの作動室内に含まれる多量の流体の減圧又は加圧に対してさらなる圧力均一化を促すことのできる要因の一つである。
そして、シリンダ・ブロックと流体分配部とが相対的に所定角度回転する場合において、回転軸から離れた部分が移動する距離は回転軸に近接した部分が異動する距離よりも一般に長いので、回転軸から離れた位置にあり且つ大きなノッチ部を有する縁処理に設けられた切欠きが連絡口と連通する時間は一般により長くなる。
切欠きの長さを利用する他の方法としては、長い切欠きを設けることで、分配口の縁自体の完全な連通が実現される前に、切欠きの長手方向のごく一部のみ(即ち、シリンダ・ブロックと流体分配部との相対的回転に係る小さな角距離に亘った部分)を連絡口と連通させ、連通部分を制限することができる。この場合長い切欠きは、そのごく一部において圧力補償量の少ない流体のみを通過させる、長さの長い絞りを構成する。長い切欠きは上述のように画定された小さなノッチ部に対応する。分配口の他方側の縁に設けられた切欠きは、回転軸から径方向距離の比較的短い位置に配置されており、且つ、比較的短い長さを有するが、分配口の縁自体の完全な連通が実現される前の長い切欠きと連絡口とで連通が制限される角距離と同様の角距離に亘って、その全長が用いられる。したがって短い切欠きは、圧力補償量のより大きな流体を通過させることができ、上述のように画定された大きなノッチ部に対応する。
この場合、少なくとも1つの分配口における縁処置において、短い切欠きから回転軸までの距離が長い切欠きから回転軸までの距離よりも小さいのがより好ましい。
少なくとも1つの分配口において、当該分配口と対応するカムのランプの凹領域と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理が有する少なくとも1つの切欠きが、回転軸から径方向に延びる2つの直線の距離を角距離としたときに、ランプの凸領域に斜め方向に関して対応するよう配置された切欠きの角距離よりも大きい角距離に亘って延在しているのがより効果的である。
少なくとも1つの分配口において、当該分配口と対応するカムのランプの凹領域と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理が、上記ランプの凸領域と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理のノッチ部よりも大きなノッチ部を有しているのがより効果的である。
一実施形態では、少なくとも1つの分配口における各縁処理に同数(好ましくは1つ)の切欠きが設けられ、且つ、その縁処理の一方と他方とで切欠きの形状が異なっている。
別の実施形態では、少なくとも1つの分配口における各縁処理に類似の切欠きが設けられており、一方の縁処理に設けられた切欠きの数が他方の縁処理に設けられた切欠きの数と異なっている。
“類似の切欠き”とは、実質的に同じ断面を有し且つ同じ道具を用いて形成された切欠きのことを意味する。例えば、分配口の先導部及び後部にそれぞれ設けられた2つの類似の切欠きでは、分配口の対称面に関して対称とされた一方の切欠きの像が他方の切欠きの形状と同じ又は略同じ形状を有する。
そして、同じ道具を用いて全切欠きを機械加工してよいし、また切欠きを通過する圧力補償量が所望となるよう各縁に形成する切欠きの数を選択してもよい。
より効果的な変形例では、カムの隣接する2つのランプがこれらの各凸領域の間に延在するカムの頂部及びこれらの各凹領域の間に延在するカムの谷部のいずれかを介して接続されている。カム頂部及び前記カムの谷部は、ピストンがカムの各部と共働するときピストンの径方向ストロークが実質的にゼロになるように、実質的に回転軸を中心とした円の円弧上にある。分配口及び連絡口は、シリンダ・ブロックと流体分配部とが相対的に回転する間に各分配口が一時的にどの連絡口からも離隔されるような寸法を有している。
カムの頂部及びカムの谷部は“カム平坦部”と称することができる。より好適には、カム平坦部と共働するピストンのストロークが実質的にゼロのとき、ピストンのシリンダの連絡口はどの分配口からも離隔させられる。これにより、カムの頂部又はカムの谷部と接触しているピストンを有するシリンダ・ブロックにおいて、このシリンダ・ブロックの作動室内の流体への大きな加圧又は減圧を回避することができる。
非制限の実施例として挙げられる実施形態に関する以下の詳細な説明によって、本発明はより理解され、また本発明による効果はより明確となるであろう。以下の説明は、添付図面を参照するものとする。
図1には、ボルト3で互いに組み立てられた3つの部位2A,2B,2Cを有する固定式ケーシングを備えた油圧モータが示されている。
当然のことならが、本発明は、固定式ケーシングを有する油圧モータに限定されず、当業者に周知の回転式ケーシングを有する油圧モータにも適用可能である。
ケーシングの部位2Cはラジアル・プレート2Dによって軸方向において閉鎖されており、このラジアル・プレート2Dもまたボルトで固定されている。ケーシングの部位2B上には、揺動反応カム4が形成されている。
モータは、回転軸10に関してカム4と相対的に回転可能に取り付けられたシリンダ・ブロック6を含む。シリンダ・ブロック6は、圧力下において流体が供給される複数のラジアル・シリンダを備えており、その内部にはラジアル・ピストン14がスライド可能に取り付けられている。
シリンダ・ブロック6は、縦溝7を介してシャフト5と共働し、シャフト5を回転させる。シャフトはアウトレット・フランジ9を有している。
モータはさらに、回転軸10に関してケーシングと相対的に回転不能にケーシングに固定された内液分配部16を備えている。分配部16とケーシングの部位2Cにおける内側の軸周り表面との間には、分配溝(即ち、第1の溝18、第2の溝19、及び第3の溝20)が形成されている。分配部16の分配ダクトは、ダクト21のように全て第1の溝18と接続されたダクトからなる第1ダクト群、第2の溝と接続されたダクトからなる第2ダクト群(図示せず)、及び、ダクト22のように第3の溝20と接続されたダクトからなる第3ダクト群から構成されている。第1の溝18は第1のメインダクト24と接続されており、第1のメインダクト24には分配口21A等第1ダクト群におけるダクトの分配口全てが接続している。第3の溝20は第2のメインダクト26と接続されており、第2のメインダクト26にはダクト22の分配口22A等第3ダクト群におけるダクトの分配口全てが接続している。
モータの回転方向に応じて、第1及び第2のメインダクト24,26はそれぞれ流体排出ダクト及び流体供給ダクト又はその逆となる。
分配ダクトは、分配部16における、シリンダ・ブロックの連絡面30に支持された分配面28に開口している。各ラジアル・シリンダ12は上記連絡面に開口するシリンダ・ダクト32を有し、シリンダ・ブロックとカムとが相対的に回転する間にシリンダ・ダクトが様々なダクト群の分配ダクトと交互に連通するようになっている。
図1のモータはさらに容積選択デバイスを含む。本実施形態の容積選択デバイスは、ケーシングの部位2Cに軸方向に延在する穴40を備えており、この穴40には軸方向に移動可能なセレクタ・スライダー42が配置されている。穴40には、それぞれ接続ダクト44’,46’,48’を介して第1〜第3の溝18,19,20と接続する3つの連通口44,46,48が設けられている。スライダー42は、穴40の2つの端部の間を移動可能に取り付けられており、連通口44,46又は連通口46,48が溝43を介して互いに連通するような位置を取る。
分配口は、例えば図2に示すように、第1及び第2の溝18,19にそれぞれ接続する分配口21A,23Aの組と、第1及び第3の溝18,20にそれぞれ接続する分配口21A,22Aの組とを備えており、これら分配口はシリンダ・ブロックとの相対回転方向に連続して形成されている。セレクタ・スライダー42が図1に示す位置にあるとき、第2及び第3の溝19,20の両方が流体供給部と連通している。シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間、連絡口32Aは、上記2つの組の分配口と連通し、高圧及び低圧と連続的に接続される。セレクタ・スライダー42が矢印Fで示す方向に移動すると、第1及び第2の溝18,19が互いに連通し、上述した分配口の第1の組における2つの分配口21A,23Aが同じ圧力に接続される。そして連絡口が第1の組の2つの分配口の一方から他方へと移動すると、連絡口に接続するシリンダ・ダクト内の圧力が変化しないので、第1の組における分配口は非活性状態となる。一方、第2の組の分配口は、連絡口が第2の組の2つの分配口21A,22Aのそれぞれと連通して連続的に高圧及び低圧となるので、活性状態となる。
図1に示すのは容積が大きな状態であるが、セレクタ・スライダー42が矢印F方向に移動して第1及び第2の溝18,19が互いに連通すると、容積が小さくなる。容積が小さいとき、第1組における分配口21A,23Aは非活性状態、第2組における分配口21A,22Aは活性状態となる。
シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的に図2に示すR1方向に回転する場合、分配口の縁の部分B1が先導部を構成し、この先導部を介して連絡口が分配口と連通し始める。また分配口の縁の部分B2が後部を構成し、この後部を介して上記連通が終了する。当然のことながら、シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的に逆のR2方向に回転する場合は、縁の部分B2が先導部、部分B1が後部を構成する。
図2に示す実施形態では、(R1方向の回転を想定した場合の)各分配口における先導部B1及び後部B2それぞれに切欠きを有する縁処理がなされている。切欠きはサイズが様々であって、分配口23A,22Aの縁の部分B1における縁処理53Aの切欠き54A及び分配口21Aの縁の部分B2における縁処理53Aの切欠き54Aは小さく、即ちこれら縁の部分には小さなノッチ部が形成されており、分配口23A,22Aの縁の部分B2における縁処理53Bの切欠き54B及び分配口21Aの縁の部分B1における縁処理53Bの切欠き54Bは大きく、即ちこれら縁の部分には大きなノッチ部が形成されている。
カム及び分配部が相対的に回転させられる限り、カム・ローブに対する各分配口の位置は固定される。
各カム・ローブには、それぞれ凸領域及び凹領域を有する2つのランプが設けられている。図4はランプ50の一つを示しており、参照番号51,52はそれぞれ回転軸10に近接した凸領域及び回転軸10から離隔した凹領域を示す。カム・ローブは、ランプ50、及び、モータの回転軸を通る径Rに関してランプ50と対称なもう1つのランプによって構成されている。径RSに関してランプ50と対称なランプ50’は隣接するカム・ローブを構成する。
分配口は、カムの各ランプと関連している。つまり、各分配口はカムの各ランプと斜め方向に関して対応関係にある。分配口はカムと同じラジアル面上にないが、図4に分配口23Aとカムのランプ50との斜め方向に関する対応関係が示されている。なお、図面を明確にするため、連絡口及び分配口を実際よりもカムに近くなるように描いている。実質的に、分配口23Aは、切欠きの端部を通るように分配口23Aを収容する円が、実質的に凸領域51及び凹領域52の変曲部にてカムを横切る径RCに関してほぼ対称となるように、配置されている。
図4には、分配口23Aの縁の部分B1に形成された切欠き54Aが小さな切欠きで、分配口23Aの縁の部分B2に形成された切欠き54Bが大きな切欠きであるのが示されている。小さな切欠き54Aは、カムの凸領域51と斜め方向に関して対応している。つまり、切欠き54Aを通るようにモータの回転軸10から径方向に延在するカムの径が、ランプ50と凸領域51にて交差している。切欠き54Bは、ランプ50の凹領域52と斜め方向に関して対応している。つまり、切欠き54Bを通るようにモータの回転軸10から延在するカムの径が、ランプ50と凹領域にて交差している。
図4にはさらに、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間における、分配口23Aに対する連絡口の様々な位置が示されている。例えばシリンダ・ブロックがカムに対して相対的にR2方向に回転し、分配口23Aの縁の部分B2,B1がそれぞれ先導部及び後部を構成するとする。
連絡口32Aは先ず、分配口から離隔した位置32A1に配置されている。連絡口32Aはこの位置において、分配口23Aの切欠き54Bの先端、及び、分配口23Aより前に位置する分配口21Aの切欠き54Bから角距離α1(例えば1°)だけ離隔しているのがわかるであろう。シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的にR2方向に回転すると、連絡口は分配口23Aの切欠き54Bと徐々に重なっていく。そして連絡口は、角距離α2(例えば2°)に亘って移動する間、位置32A2に至るまで、切欠き54Bのみを介して分配口23Aと連通する。
シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的にR2方向に回転し続けると、連絡口は、徐々に分配口23A全体を覆うようになり、分配口23Aが連絡口に完全に覆われる位置32A3に至る。このとき分配口と連絡口との連通領域が最大になる。
シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的にR2方向に回転し続けると、上記連通領域は小さくなり、連絡口は、分配口23Aの縁の切欠き54Aのみを介して分配口23Aと連通する位置32A4に至る。その後連絡口は移動し続け、角距離α3(例えば1°)を超え、連絡口と分配口23Aとの連通が完全に終了する。連絡口はさらに移動し続け、角距離α4(例えば1°)だけ移動した後、R2方向に関して分配口23Aの次に位置する分配口21Aと、当該分配口21Aの切欠き54Aを介して連通し始める。
連絡口が位置32A2にあるときにおける大きな切欠き54Bを介した連絡口と分配口23Aとの連絡通路の全断面積は、連絡口が位置32A4にあるときにおける小さな切欠き54Aを介した同一の連絡口と分配口23Aとの連絡通路の全断面積よりも大きい。
これら断面積の比は、ある連絡口32Aが位置32A2にあるとき及び位置32A4にあるときの、当該連絡口32Aを介して流体が供給されるシリンダ12の作動室の容積比に応じて選択されるのが好ましい。
例えば、切欠き54B及び切欠き54Aによって得られる連絡通路の断面積比は、連絡口32Aが位置32A2及び位置32A4にあるときの、連絡口32Aを介して流体が供給されるシリンダの作動室の容積比に比例する。
大きな切欠き54Bが角距離(モータの回転軸から径方向に延びる2つの直線距離)α2に亘って延在しているのがわかるであろう。角距離α2は、小さな切欠き54Aの延在する範囲の角距離(同様にモータの回転軸から径方向に延びる2つの直線距離)α3より大きい。
カムのランプ50は、隣接するランプ50’と、ランプ50の凸領域51とランプ50’の凸領域との間に延在するカムの頂部56を介して接続されており、さらに、他方の隣接するランプ(即ち、ランプ50”)と、ランプ50の凹領域52とランプ50”の凹領域との間に延在するカムの谷部58を介して接続されている。カムの頂部56はカムから回転軸までの径方向距離が最小となる領域、カムの谷部はカムから回転軸までの径方向距離が最大となる領域である。
連絡口32Aは位置32A1,32A2間において角距離α1+α2だけ移動する。この角距離α1+α2は、カムの谷部58の対称径Rの一方側にある部分に対応する角距離α’1と等しい。つまり、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転し、連絡口が位置32A1から位置32A2へと移動するとき、連絡口を介して流体が供給されるシリンダのピストンはカムの谷部58と共働する。角距離α1に対応する斜め方向の移動行程において、連絡口32Aはどの分配口からも離隔している。残り角距離α2に対応する移動行程では、連絡口32Aは切欠き54Bのみを介して分配口23Aと連通する。
ピストンがカムの谷部58と共働するとき、ピストンの径方向ストロークはゼロ又は略ゼロである。例えばピストンの径方向ストロークは、最大でもピストンの上死点・下死点間におけるストローク量の略0.5%である。このため、カムの谷部58は実質的に、回転軸を中心とした円の円弧上にある。これは、カムの谷部が、回転軸を中心とした円の円弧上、又は、その全角距離2α’1に亘って、カムから回転軸10までの径方向距離が実質的に最大となるような範囲にあることを意味する。角距離α1に亘って移動するとき連絡口がどの分配口とも離隔している限り、連絡口を介して流体が供給されるシリンダの作動室内における圧力はこの移動の間中実質的に一定に維持される。カムの谷部の形状により、シリンダの作動室内に大きな流体圧がかかるのが防止されるようになっている。連絡口32Aがストロークの残りの角距離α2に亘って移動する間、当該連絡口を介して流体が供給されるシリンダのピストンはカムの谷部58と共働し、連絡口は切欠き54Bのみを介して分配口と連通する。この残りの角距離α2に亘った移動の間、ピストンが径方向に移動する必要がないことから、切欠き54Bを介して実現される連通によってピストンの作動室内の圧力が“スムーズに”変化するという効果が得られる。本実施形態では分配口23Aが流体排出部に接続しているので、R2方向に回転して連絡口が位置32A2を超えた後分配口23Aの圧力に近似し又は等しくなるまでに、作動室内の圧力は非常にゆっくりと減少する。この場合、連絡口を介して流体が供給されるシリンダのピストンは、ランプ50と共働し、モータの回転軸に向かって径方向に移動する。
角距離α’2は、カムの頂部56の対称径RSの一方側にある範囲であって、連絡口32Aが位置32A4から位置32A5へと移動するときに通過する経路に対応する。この移動の際、連絡口32Aは、R2方向において分配口23Aの次に位置する分配口21Aと、分配口21Aの小さな切欠き54Aを介して連通し始める。これは、連絡口を介して流体が供給されるシリンダのピストンがカムの頂部56と共働する間に、連絡口が位置32A4から位置32A5へと移動することを意味する。連絡口32Aは、角距離α3に亘って移動する間、小さな切欠き54Aのみを介して分配口23Aと連通し続ける。連絡口32Aはその後角距離α4に亘って移動する間どの分配口からも離隔される。カムの頂部56は実質的に回転軸の中心を通る円の円弧を画定する。カムの頂部56は、このような円弧を形成するか、或いは、その全角距離2α2に亘ってカムからモータの回転軸10までの径方向距離が実質的に最小、例えば最大でも上記径方向距離の最小値と略0.5%差となるように形成されてよい。
このような状況では、カムの谷部58の場合と同様に、連絡口32Aを介して流体が供給されるシリンダのピストンが径方向に大きく移動する必要がないので、連絡口32Aと次の分配口21Aとが“スムーズに”連通し始めるという効果が得られる。
図3には、2つの分配口23A,21Aの間における連絡口32Aの位置が示されている。切欠き54Bは切欠き54Aより長く、即ち、切欠き54Bが延在する角距離α2は切欠き54Aが延在する角距離α3より大きいことが理解されるであろう。切欠き54Bはさらに、切欠き54Aに比べて若干深く形成されている。
切欠きを形成するには、先ず正円形の開口を形成し、その後フライスを開口の径方向の平面に沿って延在させた状態で開口に対して軸方向に移動させればよい。フライスが円形の場合、フライスの径を開口の軸に対して若干オフセットすれば、切欠き54Aよりも長くて深い切欠き54Bを形成することができる。
上述した図では、分配口は切欠き54A,54Bを除いて円形である。しかしながら、分配口は様々な形状であってよい。図5には、円形の連絡口32Aが、円形ではない2つの分配口123A,121Aの間に配置された状態が示されている。分配口において、先導部(シリンダ・ブロックの分配部に対する相対回転方向がR2の場合はB2、シリンダ・ブロックの分配部に対する相対回転方向がR1の場合はB1)及び後部(シリンダ・ブロックの分配部に対する相対回転方向がR2の場合はB1、シリンダ・ブロックの分配部に対する相対回転方向がR1の場合はB2)は実質的に当該分配口の内側に凸状となっている。分配口の先導部及び後部は実質的に、切欠き54A,54Bが設けられた縁処理53’A,53’Bを除いて、分配部とシリンダ・ブロックとが相対的に回転して連絡口が図4に示す位置32A2又は位置32A4を取るときに連絡口の縁と重なるような円弧を形成している。
分配口は実質的に、仏国特許出願公開第2587761号明細書に記載の形状を有する。
このような形状を有することにより、一旦切欠き54A又は切欠き54Bを介した連通が実現し、分配部とシリンダ・ブロックとが継続して相対的に回転するときに、分配口と連絡口との連通領域を急速に拡大させることができる。したがって、切欠きによって上述した衝撃の問題が回避されるが、分配口がこのような特定の形状を有することによって分配口と連絡口との連通が急速に実現されてモータ効率が向上する。
図5において、連絡口32Aは実質的に円形の断面を有しており、分配口121A,123Aは上述のように連絡口及び分配口が切欠き54A,54Bを介して連通し始めた後に両者の連通が急速に実現されるような凸状の縁を有している。
一般に、分配口の先導部及び後部は連絡口の縁実質的に重なる形状を有するのが好ましい。連絡口の縁を介して、分配口と連絡口との連通が開始又は終了する。
図6には、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間において、分配口221Aが2つの連絡口32A,32’Aから離隔しつつこれらの間に位置している状態が示されている。
図6では図面をより明確にするため、連絡口及び分配口を画定する円弧C1,C2が描かれている。シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的にR1方向に回転する場合、分配口221Aの縁の先導部B1には切欠き254A、分配口221Aの縁の後部B1には切欠き254B、がそれぞれ位置する。縁処理253A,253Bにおける切欠き254A,254Bはそれぞれ回転軸からの径方向距離が異なる位置にあることがわかるであろう。
より詳細には、小さな切欠き254Aからモータの回転軸までの距離は大きな切欠き254Bから回転軸までの距離より小さく、また、連絡口及び分配口の連通を制限する角距離については小さな切欠きより大きな切欠きの方が大きい。これにより、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間、切欠き254Aのみを介して分配口と連絡口32’Aとが連通する時間よりも、切欠き254Bのみを介して分配口211Aと連絡口32Aとが連通する時間を長くすることができる。さらに、モータの回転軸に対して接線方向に測った場合、切欠き254Bの長さは切欠き254Aの長さより長い。
図6の例における切欠き254A,254’Bは、モータの回転軸を通る径に沿って測った厚みeが実質的に同じである。
図7は、分配口221Aの後部B2における切欠き254’Bが図6の切欠き254Bと若干異なる点のみにおいて、図6と異なる。縁処理253’Bに設けられた切欠き254’Bはモータの回転軸を通る径に沿って測った厚みが最大e1で、この厚みe1は縁処理253Aに設けられた切欠き254Aの同様にモータの回転軸を通るに沿って測った厚みeよりも大きい。例えば厚みe1は、実質的に厚みeの2倍に等しい。つまり、大きな切欠き254’Bは小さな切欠き254Aよりも大きな開口を形成している。
図6及び図7において、分配口221Aは長円状でモータの回転軸を通る径に沿った寸法が最大となる。
図8において、シリンダ・ブロックがカムに対して相対的にR1方向に回転するとした場合、分配口321Aは後部B2を有し、この後部B2における縁処理353Bに、先導部B1の縁処理353Aに設けられた切欠き354Aより大きな断面を有する切欠き354Bが設けられている。分配口の後部B2の形状は、分配口内に中心を有する円の円弧と実質的に一致する。
切欠き354Aは、例えば図6及び図7における切欠き254Aと同様である。先導部B1は連絡口32’Aの縁Cと実質的に重なる形状を有する。シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的にR1方向に回転するとき、連絡口32’Aの縁Cを介して、連絡口と分配口との連通が開始される。また、シリンダ・ブロックが分配部に対して相対的にR1方向とは逆のR2方向に回転するときは、連絡口32’Aの縁Cを介して、分配口と連絡口32’Aとの連通が終了する。分配口321Aの先導部B1は、当該分配口321Aの内側に凸状となっている。先導部B1は実質的に、連絡口32’Aの縁Cにより形成される円弧を包含する円弧形状である。したがって、回転方向R1において、分配口321A及び連絡口32’Aの連通は、先ず切欠き354Aによる非常に小さな部分を介して開始され、その後先導部B1の形状によって急速に拡大する。
逆のR2方向では、縁の部分B2の形状により、分配口321A及び連絡口32A両者間の完全な連通が実現される前に、切欠き354B部分のみによる、分配口321A及び連絡口32A両者間の限定された部分を介した連通が実現可能であることがわかるであろう。切欠き354Bは切欠き354Aよりも大きな断面を有する。
当然のことながら、分配口321Aと実質的に同じ形状を有する分配口に、上記切欠き54A,54B又は切欠き254A,254Bと同様の切欠きを形成してもよい。
図9に示す分配口421Aは切欠きを除いて実質的に円形である。分配口421Aの(回転方向がR1の場合の)先導部B1の縁処理453Aに設けられた切欠き454A及び後部B21の縁処理453Bに設けられた切欠き454Bは、モータの回転軸からの径方向距離が互いに異なる位置にある。図6〜図8において、小さな切欠き254A,354Aはモータの回転軸を中心として連絡口32A,32’Aの図心を通る円の円弧上に実質的に配置されており、大きな切欠き254B,254’B,354Bは上記円弧よりもモータの回転軸から離れる方向に離隔した位置に配置されている。
図9において“小さな”切欠き454Aは、長く形成されており、且つ、モータの回転軸を中心として連絡口32A,32’Aの図心を通る円の円弧Aの外側に配置されている。また “大きな”切欠き454Bは、短く形成されており、且つ、円弧Aより内側に配置されている。これら切欠き454A,454Bは同一の断面を有する。
このようにより長い切欠き454Aを設けたことで、分配口の縁自体の完全な連通が実現される前に、切欠き454Aの長手方向のごく一部が連絡口と連通し、この一部を流体が通過するようにして流体量を制限することができる。このように流体量が制限されるのは、切欠きによる長い絞りが形成されたことで、ヘッドロスが生じるためである。短い切欠き454Bは、分配口の縁自体の完全な連通が実現される前の長い切欠き454Aと連絡口とで連通が制限される角距離と同様の、モータの回転軸を中心とした角距離に亘って、その全長が用いられる。したがって、短い切欠き454Bは圧力補償量をより大きくすることができる。
このような構成は、分配口及び連絡口を標準規格の分配部における(切欠きのない)円形のままとして、作動圧、回転速度、及び、上死点・下死点での作動室の容積、のそれぞれに応じて画定された切欠きを形成すればよい、という利点がある。
上述した実施形態では、全ての分配口の先導部及び後部のそれぞれに切欠きが形成されている。
また図2からわかるように、大きな切欠き54Bは全て同じ大きさで、小さな切欠き54Aは全て同じ大きさである。
一部の分配口の縁のみに切欠きを設けてもよいし、一部の分配口に他の分配口の切欠きより小さい所定寸法を有する切欠きを設けてもよい。
特に図1及び図2では、モータが2つの作動容積を有することが示されている。即ち、連続する分配口の組(21A,23A;21A,22A)がそれぞれ流体供給部と接続する1つの開口(22A又は23A)及び流体排出部と接続する1つの開口(21A)を備えている場合、モータは大きな容積を有する。図1に示すモータは、セレクタ・スライダー42が図示された位置にあるときに大きな作動容積を有する。
モータはまた、連続する分配口の組の一部(21A,22A)がそれぞれ流体供給部と接続する1つの開口(22A)及び流体排出部と接続する1つの開口(21A)を備えて活性状態にあると共に、連続する分配口の他の組(21A,23A)がそれぞれ同じ圧力に接続された2つの開口を備えて非活性状態にある場合、小さな作動容積を有する。
モータが小さな作動容積にて駆動する場合と大きな作動容積にて駆動する場合とでは、流体の供給速度を一定に保持すると、小さな作動容積の場合の方が大きな作動容積の場合より流速が大きくなる。しかしながら、小さな作動容積の場合の方が、伝達されるトルク値が小さくなる。
上述した衝撃の現象は、モータが高速で駆動する場合にさらに顕著になり得る。この理由から、小容積において活性状態にある組の分配口の縁のみに、切欠きを有する縁処理を設けてよい。切欠きは、上述のように、カムの各ランプにおける凹領域及び凸領域に対応するそれぞれの位置に応じて、切欠き54Aのような小さな切欠き及び切欠き54Bのような大きな切欠きを含む。
別の方法として、小容積において活性状態にある組の分配口の縁に、小容積において非活性状態にある組の分配口に設けられた縁処理のノッチ部よりも大きなノッチ部を有する縁処理を設けてもよい。つまり、小容積において活性状態にある組の分配口の縁処理には、カムの凸領域及び凹領域に斜め方向に関してそれぞれ対応する1つの小さな切欠き及び1つの大きな切欠きが設けられる。一方、小容積において非活性状態にある組の分配口の縁処理にも、カムの凸領域及び凹領域と対向する位置にある1つの小さな切欠き及び1つの大きな切欠きが設けられる。しかし、小容積において非活性状態にある分配口の切欠きは、小容積において活性状態にある分配口の切欠きよりも小さい。
上述した図では、分配口の各縁処理に単一の切欠きが設けられており、切欠きの大小を選択することで小さなノッチ部又は大きなノッチ部が得られる。
図10では、分配口521Aの各縁処理553,553Bに類似の切欠きが異なる数だけ設けられている。つまり、縁処理553Aには1つの切欠き554A、縁処理553Bには2つの切欠き554B,554’Bが設けられている。
したがって、縁処理553Aに設けられた単一の切欠き554は、縁処理553Bに設けられた2つの切欠き554B,554’Bよりも小さなノッチ部を画定する。
これら切欠きは、同じ工具を用い、当該工具を分配口521Aに対して適切に移動させることによって形成してよい。
本発明に係る分配口を形成可能な油圧モータの横断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図2のIII−III線によって示される円弧に沿った部分断面図である。 シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間における連絡口と分配口との相対位置、及び、カム・ローブのランプに対する分配口の相対位置を示す図である。 一変形例において、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間に、連絡口が2つの分配口の間に位置した状態を示す図である。 一変形例において、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間に、分配口が2つの連絡口の間に位置した状態を示す図である。 一変形例において、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間に、分配口が2つの連絡口の間に位置した状態を示す図である。 一変形例において、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間に、分配口が2つの連絡口の間に位置した状態を示す図である。 一変形例において、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間に、分配口が2つの連絡口の間に位置した状態を示す図である。 一変形例において、シリンダ・ブロックと分配部とが相対的に回転する間に、分配口が2つの連絡口の間に位置した状態を示す図である。
符号の説明
4 カム
6 シリンダ・ブロック
10 回転軸
12 ラジアル・シリンダ
14 ピストン
16 流体分配部
21A,22A,23A 分配口
24 流体供給部
26 流体排出部
28 分配面
30 連絡面
32 シリンダ・ダクト
32A 連絡口
50 ランプ
51 凸領域
52 凹領域
B1 先導部
B2 後部

Claims (13)

  1. ラジアル・ピストンを有すると共に、回転軸(10)に関して相対的に回転可能なカム(4)及びシリンダ・ブロック(6)を備えた油圧モータであって、
    前記シリンダ・ブロックは、前記回転軸と直交するその連絡面(30)に連絡口(32A)が形成されていると共に、シリンダ・ダクト(32)を介して前記連絡口と接続するラジアル・シリンダ(12)、及び、前記ラジアル・シリンダ内にスライド可能に取り付けられ且つ前記カム(4)と共働するピストン(14)を有し、
    前記カムは、凸領域(51)及び凹領域(52)を有するランプ(50)を2つ含むローブを複数有しており、
    前記モータは、前記回転軸と直交する分配面であって前記シリンダ・ブロックの前記連絡面(30)に支持される分配面(28)を有する流体分配部(16)をさらに備え、
    前記分配面には、流体供給部(24)に接続可能な開口及び流体排出部(26)に接続可能な開口を含む、分配口(21A,22A,23A)が設けられており、
    前記流体分配部は、各分配口が前記カムのランプの1つと対応するように、前記カムと共に回転させられ、
    前記分配口は、前記シリンダ・ブロック(6)と前記流体分配部(16)とが相対的に回転する間、前記連絡口と順次連通可能であって、
    各分配口の縁が先導部(B1)及び後部(B2)を有し、前記シリンダ・ブロックと前記流体分配部とが所定の方向(R1)に相対的に回転する間に前記先導部(B1)を介して前記分配口と前記連絡口との連通が開始し、前記シリンダ・ブロックと前記流体分配部とが前記方向と同じ方向(R1)に相対的に回転する間に前記後部(B2)を介して前記分配口と前記連絡口との連通が終了し、
    少なくとも一部の分配口(21A,22A,23A)において、その縁の先導部及び後部(B1,B2)のそれぞれに、少なくとも1つの切欠きを有する縁処理(53A,53B;53’A,53’B;253A,253B;253’B;353A,353B;453A,453B;553A,553B)が設けられ、
    1つの分配口に設けられた縁処理は互いに異なり、
    前記カム(4)のランプ(50)に対応するある分配口(21A)において、前記ランプ(50)の凸領域(51)と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理が、前記ランプ(50)の凹領域(52)と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理よりも、この分配口と連絡口との間を通過する流体の圧力補償量が小さくなるように形成されていることを特徴とする油圧モータ。
  2. 少なくとも一部の分配口(121A,123A)において、前記先導部及び前記後部が、前記シリンダ・ブロックと前記流体分配部とが相対的に回転する間に前記分配口と前記連絡口との連通が開始される前記連絡口(32A)の縁と実質的に重なる形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の油圧モータ。
  3. 各分配口(121A,123A)において、前記先導部(B1)及び前記後部(B2)が実質的に前記分配口の内側に凸状となっていることを特徴とする請求項2に記載の油圧モータ。
  4. 少なくとも1つの分配口(221A;321A;421A;521A)において、前記先導部の縁処置(253A;353A;453A;553A)に、この分配口の縁の前記後部の縁処理(253B;353B;453B;553B)に設けられた切欠き(254B;254’B;354B;454B;554B)とは前記回転軸からの径方向距離が異なる位置に配置された、少なくとも1つの切欠き(254A;354A;454A;554A)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の油圧モータ。
  5. 少なくとも1つの分配口(221A;321A;421A)における縁処置において、短い切欠き(254A;354A;454B)から前記回転軸までの距離が、長い切欠き(254B;254’B;354B;454A)から前記回転軸までの距離よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の油圧モータ。
  6. 少なくとも1つの分配口(21A;121A;221A;321A)において、前記ランプ(50)の前記凹領域(52)と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理(53B;53’B;253B;253’B;353B)が有する少なくとも1つの切欠き(54B;254B;254’B;354B)が、前記回転軸(10)からそれぞれ径方向に延びる2つの直線の距離を角距離としたときに、前記ランプ(50)の前記凸領域(51)に斜め方向に関して対応するよう配置された切欠き(54A;254A;354A)の角距離(α3)よりも大きい角距離(α2)に亘って延在していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の油圧モータ。
  7. 少なくとも1つの分配口において、前記ランプ(50)の前記凹領域(52)と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理(253’B;353B;553B)が、前記ランプ(50)の前記凸領域(51)と斜め方向に関して対応するよう配置された縁処理(253A;353A;553A)のノッチ部よりも大きなノッチ部を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の油圧モータ。
  8. 少なくとも1つの分配口における各縁処理(53A;53B;253A;253B;253’A;53’B;353A;353B;453A;453B)に同数の切欠きが設けられ、且つ、その縁処理の一方と他方とで切欠きの断面形状が異なっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の油圧モータ。
  9. 少なくとも1つの分配口(521A)における各縁処理(553A;553B)に類似の切欠きが設けられており、
    一方の縁処理(553A)に設けられた切欠き(554A)の数が他方の縁処理(553B)に設けられた切欠き(554B,554B’)の数と異なっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の油圧モータ。
  10. カムの隣接する2つのランプ(50,50’;50,50”)がこれらの各凸領域(51)の間に延在するカムの頂部(56)及びこれらの各凹領域(52)の間に延在するカムの谷部(58)のいずれかを介して接続されており、
    前記カム頂部及び前記カムの谷部は、前記ピストンが前記カムの各部と共働するとき前記ピストンの径方向ストロークが実質的にゼロになるように、実質的に前記回転軸を中心とした円の円弧上にあって、
    前記分配口(21A,21A,23A)及び前記連絡口(32A)は、前記シリンダ・ブロック(6)と前記流体分配部とが相対的に回転する間に各分配口が一時的にどの連絡口からも離隔されるような寸法を有していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の油圧モータ。
  11. 前記カムの頂部(56)は、前記回転軸(10)から径方向に延びる2つの直線の距離を角距離としたときに、前記カムの谷部(58)が延在する角距離(α’1+α’1)よりも小さい角距離(α’2+α’2)に亘って延在していることを特徴とする請求項10に記載の油圧モータ。
  12. 連続する分配口の組(21A,22A;21A,23A)がそれぞれ前記流体供給部(26)と接続する1つの開口(22A,23A)及び前記流体排出部(24)と接続する1つの開口(21A)を備えている場合の大きな容積、及び、連続する分配口の組の一部(21A,22A)がそれぞれ流体供給部(26)と接続する1つの開口(22A)及び流体排出部(24)と接続する1つの開口(21A)を備えて活性状態にあると共に、連続する分配口の他の組がそれぞれ同じ圧力に接続された2つの開口を備えて非活性状態にある場合の小さな容積、という2つの作動容積を有しており、
    前記小さな容積において活性状態にある前記一部の組の分配口の縁のみに切欠きが設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の油圧モータ。
  13. 連続する分配口の組(21A,22A;21A,23A)がそれぞれ前記流体供給部(26)と接続する1つの開口(22A,23A)及び前記流体排出部(24)と接続する1つの開口(21A)を備えている場合の大きな容積、及び、連続する分配口の組の一部(21A,22A)がそれぞれ流体供給部(26)と接続する1つの開口(22A)及び流体排出部(24)と接続する1つの開口を備えて活性状態にあると共に、連続する分配口の他の組がそれぞれ同じ圧力に接続された2つの開口を備えて非活性状態にある場合の小さな容積、という2つの作動容積を有しており、
    前記小さな容積において活性状態にある前記一部の組の分配口の縁に、前記小容積において非活性状態にある分配口に設けられた縁処理のノッチ部よりも大きなノッチ部を有する縁処理が設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の油圧モータ。
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