JP2009513869A - ラジアルピストンとシリンダブロック冷却手段とを有する液圧モータ - Google Patents

ラジアルピストンとシリンダブロック冷却手段とを有する液圧モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2009513869A
JP2009513869A JP2008537159A JP2008537159A JP2009513869A JP 2009513869 A JP2009513869 A JP 2009513869A JP 2008537159 A JP2008537159 A JP 2008537159A JP 2008537159 A JP2008537159 A JP 2008537159A JP 2009513869 A JP2009513869 A JP 2009513869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
sweep
cylinder
hole
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008537159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4889742B2 (ja
Inventor
アンテ ボジ
マリエル ルゲ
ジル ルメール
ルイ ビゴ
Original Assignee
ポクラン イドロリク アンドゥストリ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ポクラン イドロリク アンドゥストリ filed Critical ポクラン イドロリク アンドゥストリ
Publication of JP2009513869A publication Critical patent/JP2009513869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4889742B2 publication Critical patent/JP4889742B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03CPOSITIVE-DISPLACEMENT ENGINES DRIVEN BY LIQUIDS
    • F03C1/00Reciprocating-piston liquid engines
    • F03C1/02Reciprocating-piston liquid engines with multiple-cylinders, characterised by the number or arrangement of cylinders
    • F03C1/04Reciprocating-piston liquid engines with multiple-cylinders, characterised by the number or arrangement of cylinders with cylinders in star or fan arrangement
    • F03C1/0403Details, component parts specially adapted of such engines
    • F03C1/0415Cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/04Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
    • F04B1/0404Details or component parts
    • F04B1/0421Cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/04Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
    • F04B1/10Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary
    • F04B1/107Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary with actuating or actuated elements at the outer ends of the cylinders
    • F04B1/1071Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary with actuating or actuated elements at the outer ends of the cylinders with rotary cylinder blocks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

ラジアルピストンモータのシリンダブロックは、連続するシリンダ(12)間に形成されると共にシリンダブロックの周面(10A,10B,10C)の少なくとも1つに開口するスイープ穴(40)を有する。各スイープ穴は、少なくとも部分的に、当該穴に近接したシリンダの直径部分を含むラジアル面の近傍に延在しており、且つ、ラジアル面を占有する領域におけるその壁の冷却促進のために筐体内の流体が当該シリンダの近傍にある当該穴(40)内に流入するよう、当該シリンダの放射範囲内に配置されている。

Description

本発明は、ラジアルピストンを有する液圧モータにおいて、筐体と、回転軸に関して前記筐体と相対的に回転可能に前記筐体内に配置されると共に、前記回転軸に関して放射状に延在し且つその内部に前記ピストンがスライド可能に取り付けられた複数のシリンダを有するシリンダブロックと、前記ピストン用のリアクションカムと、供給又は排出ダクトと前記シリンダとを接続可能な分配ダクトが設けられており且つ前記カムと共に前記回転軸回りに回転させられる流体分配部と、を備えた液圧モータに関する。
本発明は、特に、上記タイプのモータにおけるシリンダブロックの冷却に関するものである。モータの運転中、モータの各部が加熱されるが、当該加熱が抑制されなければ、モータからの伝達動力に悪影響が生じ、モータの特定部分にダメージが生じる場合がある。
上記のような加熱は様々な事象に起因する。第1に、液圧回路内のモータの様々な部分に生じるヘッドロスによって、油圧液の温度が上昇する。さらに、部品間の摩擦が加熱形成に係るエネルギーを発する。特にこのような放熱は、ピストンと各シリンダの穴との間の摩擦、又は、流体分配部とシリンダブロックとの間の摩擦により生じる。ここで、シーリングガスケット及び転がり軸受けが配置された部分に作用する寄生摩擦トルクについても言及すべきであろう。最後に、一般に、ダクトから、特に流体分配部におけるシリンダブロックに対応するダクトから、及び、シリンダから、流体が漏出すると、ヘッドロスと同様の事象が生じると共に、油圧液の温度が上昇する。
モータにおける特定部分は上記のような加熱現象に特に影響を受ける。当該特定部分としては、特に、シリンダブロック及びピストンにおける、ピストンとシリンダの壁との間の摩擦が最大となる部分が含まれる。当該部分における加熱によって、ピストンの径が増大することがあり、またこれによって、ピストンが部分的に変形し得る。この変形により、ピストンの断面がシリンダの断面と正確に係合しなくなり、摩擦や加熱がさらに上昇する。最悪の場合、過大な加熱によって、ピストンが対応するシリンダ内において動かなくなり、当該シリンダブロック及びピストン、そしてモータが、取り返しのつかないようなダメージを受け得る。
ピストンにおける回転軸に近い方の(シリンダの端壁に対向する)端部は、通常、供給又は排出用の流体と常に接している。そのため、ピストンにおける当該端部の領域は適切に冷却される。
しかしながら、上記摩擦は、ピストンとシリンダとが互いに接触する円柱状表面に特に影響する。とりわけ、モータがラジアルピストンを有する場合、ピストンの直径部分を含むラジアル面(回転軸に直交する面)の近傍において上記摩擦が最大になる。
シリンダブロックの冷却を促進する試みは従来技術において公知であるが、従来技術における試みは、主に、シリンダブロックとモータの筐体内の流体との間の熱交換がなされるエリアを増大させることにある。従来の解決手段によると、シリンダブロックにおける1又は2以上の面に、冷却フィンとして機能する面をそれらの間に形成するノッチ又はフルーティングが設けられる。また、モータの筐体を熱交換流体でスイープするシステムが知られている。熱交換流体は、モータの流体供給・排出用の回路から取り出され、当該回路内に戻る前に冷却される。このような熱交換流体は、モータの筐体の空間をスイープするため、及び、筐体に含まれる各部を冷却するために使用される。
しかしながら上記のような解決手段では、冷却効果がシリンダブロックにおける1又は複数の外面にのみ作用し、シリンダブロックにおける中心部分、特に上記ラジアル面近傍においての過熱のリスクは高いままである。
本発明の目的は、シリンダブロックをより効果的に冷却可能な液圧モータを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
上記目的は、シリンダブロックが、連続する2つの前記シリンダの間にそれぞれ形成されると共に少なくとも2つの開口部を介して当該シリンダブロックの周囲の異なる圧力下において2つの領域に開口したスイープ穴を有し、前記スイープ穴がそれぞれ、少なくとも部分的に、当該穴に近接したシリンダの直径部分を含む前記シリンダブロックのラジアル面の少なくとも近傍に、延在しており、且つ、前記ラジアル面を占有する領域における当該シリンダの壁の冷却促進のために前記筐体内の流体が当該シリンダの近傍にある当該穴内に流入するよう、当該シリンダの放射範囲内に配置されていることによって、実現される。
本発明に係るスイープ穴は連続するシリンダの間に設けられており、スイープ穴の2つの開口部における圧力差によって当該スイープ穴内において流体の流れが生じることで、スイープ流体がスイープ穴内に流入する。スイープ流体は、近傍における流体の圧力が高い方の開口部を介してスイープ穴に流入し、他方の開口部を介してスイープ穴から流出される傾向にある。モータの運転中、シリンダブロックとカムとが相対的に回転する間、2つの開口部の近傍の圧力に差が生じる。このことは、モータの運転における本来的な事象であって、単に2つの開口部の形状に起因する場合や、開口部の近傍に偏向部等の特別な手段を追加したことに起因する場合がある。各スイープ穴は、連続する2つのシリンダの間において、加熱が主に行われるラジアル面の近傍に、且つ、当該穴に近接したシリンダの放射範囲内、即ちシリンダの高さ部分の少なくとも一部に亘って、延在している。したがって、当該スイープ穴によって、シリンダブロックにおける特に加熱される領域を冷却することができ、シリンダの壁及び当該壁に対してスライドするピストンにも冷却作用が及ぶ。
各スイープ穴は、少なくともその長さの一部に亘って、閉じた輪郭を画定する断面を有することで、スイープ流体が流入する囲いを形成する。スイープ穴は、スイープ流体が一端から流入し他端から流出する真正のダクトのように機能する。
前記シリンダブロックにおける前記回転軸から離隔した軸方向周面上に開口し且つ1のシリンダの近傍に位置する少なくとも1つのスイープ穴が、当該シリンダの直径部分を含む前記ラジアル面に関して非対称であることが好ましい。
シリンダブロックとカムとが相対的に回転する間、シリンダブロックにおける回転軸から離隔した軸方向周面の近傍にある流体は、接線方向に流れる傾向にある。シリンダの近傍における流体の流れは、カムと当該シリンダ内に配置されたピストンとの接触部の周囲に2つの流れが生成されることにより、当該シリンダの直径部分を含むラジアル面に関して実質的に対称に分配される傾向にある。したがって、ラジアル面に関してスイープ穴を非対称に配置することにより、当該スイープ穴の近傍において旋回が生じ易くなり、スイープ穴内への流体の流入が促進される。
連続する2つのシリンダの間に形成された前記スイープ穴の少なくとも1つが、前記シリンダブロックにおける前記回転軸から離隔した軸方向周面上において当該シリンダのそれぞれの近傍に形成された2つの開口部を有することが好ましい。
上記の場合、シリンダブロックとカムとが相対的に回転する間、一方の開口部は2つのシリンダのうちの一方の前方に位置し、他方の開口部は他方のシリンダの後方に位置する。回転により、筐体内の流体の圧力が当該2つの領域において異なるので、スイープ穴内への流体の流入が促進される。
連続する2つのシリンダの間に形成された前記スイープ穴の少なくとも1つが、前記シリンダブロックの2つの軸方向端部のそれぞれに配置された2つの開口部を有しており、前記シリンダブロックと前記筐体とが相対的に回転する間における前記スイープ穴内への流体の流入を促進する手段が設けられていることが好ましい。
後述のように、スイープ穴内への流体の流入を促進する手段としては、例えば、当該穴に回転軸に対して傾斜した部分を少なくとも1つ設けること、及び/又は、スイープ穴の開口部の少なくとも一方の近傍に、例えばシリンダブロック上に別個に取り付けることにより或いはシリンダブロックと一体的に、偏向部を配置することがある。上記の傾斜及び/又は偏向部により、2つの開口部近傍において流体の圧力に差が生じる。
少なくとも1つのスイープ穴が、前記シリンダブロックにおける前記回転軸から離隔した軸方向周面上に配置された少なくとも1つの開口部と、前記シリンダブロックの軸方向端部に配置された開口部とを有することが好ましい。
例えば、スイープ穴をL字形状とし、シリンダブロックの軸方向端部上と軸方向に沿った外周面上とにそれぞれ開口部を設けてよい。また、スイープ穴は、シリンダブロックの2つの軸方向端部間に亘ってその全体を通る実質的に直線状の部分を有し、シリンダブロックの軸方向に沿った外周面上に形成された追加の開口部を有してよい。これにより、開口部は、シリンダブロックにおける全く異なる領域に位置することになるため、当該開口部近傍における圧力に差が生じる。特に、シリンダブロックとカムとの相対的回転に起因して、シリンダブロックにおける軸方向周面の近傍の圧力が変化する。
より詳細には、第1に、カム、シリンダブロック及びピストンの間にある流体の体積が回転中に変化することに起因して、第2に、流体が回転部(シリンダブロック又はカム)によって移動させられ且つ静止部(カム又はシリンダブロック)に接触することに起因して、シリンダブロックにおける軸方向周面の周囲の圧力は、ピストンの位置、シリンダブロックとカム(カムローブの谷部及び山部)との距離、及び回転方向に応じて、局所的に変化する。一方、シリンダブロックの軸方向端部では、流体の圧力は変化しない又はほとんど変化しない。完全に一回転する間、各スイープ穴について、2つの開口部間に圧力差が生じて穴内に流体が流入するという状況が複数回生じる。このような圧力の変化によって、1のスイープ穴の一方の開口部における圧力が、当該穴の他方の開口部における圧力より高くなったり低くなったりと交互に変化することになり、これによりスイープ穴内における流体の流れが反転する。
前記シリンダブロックが、前記シリンダブロックにおける前記流体分配部側に位置する軸方向端部に配置された第1開口部と前記シリンダブロックにおける前記回転軸から離隔した軸方向周面上に配置された第2開口部とを少なくとも有する第1スイープ穴、及び、前記シリンダブロックにおける前記回転軸から離隔した軸方向周面上に配置された第1開口部と前記シリンダブロックにおける前記流体分配部から離隔した軸方向端部に配置された第2開口部とを少なくとも有する第2スイープ穴を含む、2つの連続したスイープ穴からなる組を少なくとも1組有することが好ましい。
上記の場合、スイープ流体は、シリンダブロックにおける一方の軸方向端部から、第1スイープ穴内に流入し、シリンダブロックにおける回転軸から離隔した軸方向周面上に流出される。そして当該スイープ流体は、モータにおける上記領域から、第2スイープ穴内に流入し、シリンダブロックにおける他方の軸方向端部上に流出される。上記の構成は、シリンダブロックが、軸方向に沿って交互に配置された2つのシリンダの列を有する場合に、特に好ましい。上記の場合において、1の列におけるシリンダを、他の列におけるシリンダに対して千鳥状に配置してよい。
例えば熱交換バルブ又はスイープバルブから、筐体内に追加的に流体を注入することで、スイープ穴内への流体の流入がより容易になる。
他の実施形態によると、前記シリンダブロックが、連続する前記シリンダの間に形成されると共に前記シリンダブロックにおける前記回転軸から離隔した軸方向周面上に開口した止り状のスイープ穴を有し、前記スイープ穴がそれぞれ、少なくとも部分的に、当該穴に近接したシリンダの直径部分を含む前記シリンダブロックのラジアル面の少なくとも近傍に、延在しており、且つ、前記ラジアル面を占有する領域における当該シリンダの壁の冷却促進のために前記筐体内の流体が当該シリンダの近傍にある当該穴内に流入するよう、当該シリンダの放射範囲内に配置されており、1のシリンダの近傍に位置する少なくとも1つのスイープ穴が、当該シリンダの直径部分を含む前記ラジアル面に関して非対称である。
上記のように非対称であることで、シリンダブロックとカムとが相対的に回転する間に、圧力の変化が生じ、旋回が生じる。これにより、当該スイープ穴が止り穴であっても、スイープ穴内への流体の流入を促進することができる。
本発明における特徴や効果は、添付図面を参酌しつつ非制限の実施例として挙げられる本発明に係る実施形態に関する以下の説明によって、より明確に理解されるであろう。
図1に示す液圧モータは、3つの部分1A,1B,1Cを含む筐体を有する。筐体内には、複数のシリンダ12を含むシリンダブロック10が配置されている。シリンダ12にはピストン14がスライド可能に設けられている。当該モータはラジアルピストンを有するものであり、シリンダ12は、シリンダブロック10と筐体とが相対的に回転する回転軸Aに関して放射状に且つ互いに角度をなして配置されている。
本実施形態において、筐体は、シリンダブロック10の動作中静止し、シリンダブロック10が回転する際に出力シャフト16を回転駆動する。出力シャフト16は、フルーティング17によってシリンダブロック10と共に回転させられる。このようなシリンダブロック10の筐体に対する相対的な回転は、軸受け18により支持される。筐体内にはさらに、流体分配部20が設けられている。流体分配部20は、スタッド22及びノッチのシステムによって筐体に固定され、筐体と相対的に回転しないようになっている。流体分配部20には、流体供給及び排出用のメインダクトC1,C2とそれぞれ接続された分配ダクト24,26が設けられている。
シリンダブロック10と流体分配部20とが相対的に回転する間、分配ダクト24,26が交互にシリンダダクト28と連通することにより、ピストン14がカム30に向かって進出し又は対応するシリンダ12内に後退する。カム30は、筐体の部分1Bの内周面上に形成されており、図2に示すように起伏のある形状を有している。
本実施形態においては、分配ダクト24,25が、流体分配部20における放射部表面32であって回転軸Aに直交し且つシリンダブロック10の放射部表面34に当接する放射部表面32上に開口していることから、ラジアル型の分配である。
当然のことながら、本発明は、シリンダブロックが静止するよう取り付けられ且つカムが回転可能に取り付けられたラジアルピストンモータにも適用可能であり、また、分配がアキシャル型であってシリンダブロックと当該シリンダに部分的に係合した流体分配部とにおける互いに対向する軸方向面を介して分配が行われるラジアルピストンモータにも適用可能である。
図2によく示されているように、ピストン14における回転軸Aから離隔した端部に、ローラ36が設けられている。ローラ36は、シリンダブロック10とカム30とが相対的に回転する間、カム30上で回転する。
各ピストン14が対応するシリンダ12内でスライドする間、ピストン14及びシリンダ12の相互に接触する円柱面部分に摩擦が生じることが容易に理解されるであろう。特に、シリンダブロック10とカム30とが図2に示す方向R1又はR2に相対的に回転する場合に、また、ピストン14間の反作用力により、ピストン14は、スライド軸AP及び回転軸Aを含む面に対して若干傾斜する傾向にあるため、変形しやすい。その結果、図2に示す領域Z1,Z2に最大摩擦力が作用する。当該領域Z1,Z2は、各ピストン14において、回転軸Aに直交するラジアル面PRの近傍に位置すると共に、当該ピストン14がスライドするシリンダ12の直径部分を含む領域である。図1のモータにおいて、ラジアル面PRは、II−II線に沿った図2において示されている面に対応する。
本発明によると、モータは、連続するシリンダ12の間に形成されたスイープ穴40を有する。
図1〜図3に示す本発明の実施形態において、スイープ穴40は、シリンダブロック10における(回転軸Aから離隔した)軸方向外周面10A上に開口している。第1変形例において、スイープ穴40は、連続線で示す放射方向部41Aに対応するように、ラジアル面PR内において上記領域Z1,Z2の近傍にまで十分に達する深さに亘って延在する止り穴である。
上記の場合、止り穴が、隣接するシリンダ12の直径部分を含むラジアル面PRに関して非対称であるので、当該止り穴の入口において旋回が生じ、止り穴内に流体が容易に流入する。
上記と同様の観点から、止り穴の断面は細長形状であることが好ましい。
図1に示すように、スイープ穴40の放射方向部41Aは、領域Z1,Z2により近接した一端において、軸方向部41B(点線で示す)に接続されている。第2変形例において、スイープ穴40は、シリンダブロック10の軸方向端部10B又は10c上にも開口している。この場合、スイープ穴40を、放射方向部41A及び軸方向部41Bを含むL字形状とするのが好ましいが、シリンダブロック10の軸方向端部10B,10Cの両方に開口するT字形状としてもよい。また、スイープ穴40の放射方向部41Aの中心をラジアル面PR上に配置してよい。しかしながら、スイープ穴40内への流体の流入をより一層促進するという観点から、放射方向部41Aは、図3に示すように、ラジアル面PRに関して非対称であるのが好ましい。これにより、スイープ穴40の開口部40Aに旋回が生じ、スイープ穴40内への流体の流入が促進される。図3において、放射方向部41Aの開口部40Aは細長形状であり、軸方向部41Bの開口部40Bは円形であるが、開口部40Bも細長形状としてよい。
図3において、開口部40Bが点線で示されている。これは、スイープ穴40が止り穴であるか、或いは、シリンダブロック10の軸方向端部10A,10Bの両面上に開口するかによって、開口部40Bがある場合とない場合があるからである。
上述したように、シリンダブロック10の軸方向周面10Aの近傍における流体の圧力は、シリンダブロック10とカム30とが相対的に回転する間に変化する。例えば、図2のモータが、回転可能に取り付けられたシリンダブロックと静止するよう取り付けられたカムとを含むタイプである場合において、図2の上部に位置し軸APが示されたピストン14の前方にあるスイープ穴40に着目すると、シリンダブロック10の方向R1への回転に伴い、当該穴40よりも下流側の体積v1が減少し、圧力が当該ピストン14の前方において部分的に上昇すると共に、当該穴40よりも上流側の体積v2が増大し、圧力が当該上流側領域において低下することがわかるであろう。シリンダブロック10の軸方向端部10B,10Cにおける圧力は、一定又は実質的に一定のままである。
次に、図4について説明する。図4では、スイープ穴50が、連続するシリンダ12A,12Bの間に形成されると共に、シリンダ12A,12Bの近傍にそれぞれ配置された2つの開口部50A,50Bを有する。より詳細には、シリンダブロック10がカム30に対して相対的に方向R1に回転する間にカム30が静止しているとすると、ダクト50の開口部50Aはシリンダ12Aの後方であって体積v2が増加する領域に位置し、ダクト50の開口部50Bは方向R1に関してシリンダ12Bの前方であって体積v1が減少する領域に位置する。
ピストン14の端部について、特にローラ36は、カム30と接触しつつ、シリンダブロック10の軸方向外周面10Aから突出し、シリンダブロック10が回転する間、ピストン14は、シリンダブロック10とカム30との間にある流体をその前方に押し出す傾向にある。開口部50Bは、シリンダ12Bに配置されたピストン14によって流体が押し込まれる領域にあるため、若干圧力が高くなり、一方、開口部50Aは、シリンダ12Aの後方で、比較的流体の圧力が若干低い領域にある。これにより、スイープ穴50内への流体の流入が促進され、流体は開口部50Bを介して流入し、開口部50Aを介して流出される。
図4に示す実施形態では、スイープ穴50が2つの直線状の部分51,52からなる。当該部分51,52は、回転軸Aに向かって収束するよう延在し、交わり連結している。この場合、機械加工により、互いに異なる方向に傾斜した2つの直線状の部分51,52を形成することで、スイープ穴50を作製することができる。当該スイープ穴50は実質的にV字形状であり、その先端を閉じさせてよい。或いは、直線状の部分51,52の先端を、図4に点線で示す実質的に軸方向に延在するダクト部分54と連通させてよい。スイープ穴50内への流体の流入をより一層促進するため、ダクト部分54は、シリンダブロック10の軸方向端部10B,10Cの少なくとも一方に開口してよい。
図5においては、連続する2つのシリンダ12の間に形成されたスイープ穴60が、シリンダブロック10の軸方向端部10B,10Cのそれぞれに配置された2つの開口部60A,60Bを有する。
図5に示す例では、シリンダブロック10と筐体とが相対的に回転する間におけるスイープ穴60内への流体の流れを促進するため、当該穴60の開口部の一方の近傍に少なくとも1つの偏向部が設けられている。本例では、開口部60A,60Bの近傍にそれぞれ偏向部61A,61Bが設けられている。偏向部61A,61Bは、静止するよう取り付けられたカム30に対してシリンダブロック10が相対的に方向R1に回転する間に、偏向部61Aによって開口部60Aを介したスイープ穴60内への流体の流入が促進され且つ偏向部61Bによって開口部60Bを介した流体の流出が促進されるよう、角度をなして配置されている。偏向部61Aは開口部60A近傍における流体の圧力を上昇させ、偏向部61Bは開口部60B近傍における流体の圧力を低下させる。逆の回転方向R2では、上記と逆の現象が生じ、開口部60Bを介して流体が流入し、開口部60Aを介して流体が流出される。偏向部61A,61Bは、シリンダブロック10の軸方向端部10B,10Cのそれぞれに固定された要素62A,62Bにより形成されてよい。当該要素62A,62Bは、連続したプレートにおいて、開口部60A,60B近傍にカットアウトを形成した後に部分的に折り曲げられた部分を有してよい。或いは、要素62A,62Bは、偏向部61A,61Bを形成するために個別に設けられたプレートであってよい。
図5に示す例では、スイープ穴60が、回転軸Aに対して実質的に平行に延在している。図6に示すスイープ穴60’もまた、シリンダブロック10を貫通しており、シリンダブロック10の2つの軸方向端部10B,10Cのそれぞれに配置された2つの開口部60’A,60’Bを有している。しかしながら、図6のスイープ穴60’は、回転軸Aに対して、利用可能な空間に応じた角度α(好ましくは約3〜45°)αだけ傾斜している。図6に示すスイープ穴60’の形状は、全ての又は少なくとも一部のスイープ穴に適用可能である。しかしながら、全スイープ穴又は少なくとも一部のスイープ穴はそれぞれ傾斜角度が異なる複数の部分からなってよく、この場合、回転軸Aに対する傾斜角度が最も大きい部分を、スイープ穴の入口に、即ち、シリンダブロック10における一方の軸方向端部10B又は10Cの近傍に、設けることが好ましい。図6に示すスイープ穴60”のように、全スイープ穴又は少なくとも一部のスイープ穴は、回転軸Aに対する傾斜角度が連続的に変化してよく、シリンダブロック10の中央部分において当該傾斜角度が小さいか或いはゼロ又は略ゼロで、軸方向端部10B,10Cに近接した部分において当該傾斜角度が最も大きい。このような形状は、シリンダブロック10の製造工程において鋳造により得られるようにしてよい。
一般に、スイープ穴が上記のように傾斜することで、スイープ穴内への流体の流入が促進される。スイープ穴60’に関して、シリンダブロック10が方向R1に回転する場合、シリンダブロック10の一方の軸方向端部10Bに配置された開口部60’Aが、他方の軸方向端部10Cに配置された開口部60’Bの端部10Bに対する投影部分PBであって回転軸Aと平行な投影部分PBよりも、当該回転方向に関して前方に位置する。このような傾斜によって、前方にあって若干圧力が高い開口部60’Aを介した流体の流入、及び他方の開口部60’Bを介した流体の流出を促進することができる。シリンダブロック10が反対方向R2に回転する場合は、開口部60’Bが当該回転方向R2に関して前方に位置し、当該開口部60’Bを介した流体の流入が促進される。
スイープ穴60’内への流体の流入をより一層促進するため、開口部60’A,60’Bの縁に、スイープ穴60’の傾斜角度を当該開口部の近傍において部分的に変化させることで、組み込み型の偏向部61’A,61’Bを形成してよい。スイープ穴60’の傾斜角度を変化させることにより、回転方向R1に関して開口部60’Aが開口部60’Bの前方に位置し、回転方向R2に関して開口部60’Bが開口部60’Aの前方に位置することがより顕著になる。スイープ穴60”においても、シリンダブロック10の軸方向端部10B,10C近傍においてより傾斜させることで、上記のような組み込み型の偏向部が形成されている。
好適な変形例においては、少なくとも1つのスイープ穴が、シリンダブロック10の軸方向周面10A上に配置された少なくとも1つの開口部と、シリンダブロック10の軸方向端部10B又は10Cに配置された開口部とを有する。当該変形例の第1の形態は、図1〜図3を参照して上述した形態である。これと同様の観点から、図5及び図6の例において、1又は複数のスイープ穴に対して実質的に放射方向に延在する少なくとも1つの部分を付加し、スイープ穴60,60’をシリンダブロック10の軸方向周面に連続させてよい。
図7は、スイープ穴がシリンダブロックの異なる面上に開口した実施形態を示す。本実施形態において、スイープ穴70は、実質的に軸方向に沿った部分71(当該部分71は図6のスイープ穴60’のように傾斜してもよい)、及び、部分71とシリンダブロックの軸方向周面10Aとを接続するよう実質的に放射方向に沿った2つの部分72,73を有する。部分72,73はラジアル面PRの両側に位置する。ラジアル面PRは、回転軸Aと直交し、間に穴70が設けられたシリンダの直径部分を含む。当該形態によると、図7に示す矢印方向への流体の流れが促進され、2つの反対向きの流れのループが形成される。一方のループでは、部分71におけるシリンダブロックの軸方向端部10Bに位置する開口部71Aから流体が流入し、ラジアル面PRに関して軸方向端部10Bと同じ側に配置された部分72の開口部72Aから流体が流出する。他方のループでは、部分71におけるシリンダブロックの軸方向端部10Cに位置する開口部71Bから流体が流入し、ラジアル面PRに関して軸方向端部10Cと同じ側に配置された部分73の開口部73Aから流体が流出する。流れのループについて、上述したものは好適な形態であるが、上記のようなループを一部として有するものを排除するものではない。また、上述のように、シリンダブロックとカムとが相対的に回転する間に、開口部72A,73Aにおいて流体圧力が変化する。
図7に示す実施形態によると、部分72,73がラジアル面PR内に配置されておらず、シリンダブロックにおいて連続する2つのシリンダが近接しすぎることのないよう設けられるので、部分72,73の断面を比較的大きくとることができる。
図8は、部分71の中心が、間にスイープ穴70が形成された連続する2つのシリンダ12間の中央平面内に実質的に配置されている場合を示す。この場合、部分72,73の中心を共に対称面PS上に配置してよい。なお、部分71を傾斜させてよく、また、例えば回転方向に関して前方に位置するシリンダ12の後方に部分72を形成し且つ回転方向に関して後方に位置するシリンダ12の前方に部分73を形成することにより、部分72,73を対称面PSに対して若干ずらし、図4に示した実施形態のように、流体の流れをより一層促進してもよい。図8の例によると、シリンダブロック10はカム30に対して方向R2に回転し、部分72が開口する側の体積v2が増大し、開口部72Aを介した流体の流出を促進するような吸引力が生じる。
図9に示す実施形態では、スイープ穴80が、シリンダブロック10の軸方向端部(本例では端部10B)上に開口した第1開口部80Aと、シリンダブロック10の軸方向周面10A上に開口した第2開口部80Bとを有する。図9のスイープ穴80は2つの部分からなるが、第1開口部80Bが終端となっている実質的に放射方向に沿った部分を、図8に示した部分72,73と同様の2つの部分に置換してもよい。図9に示す実施形態では、スイープ穴80が、シリンダブロック10の軸方向端部10Bであって流体分配部20が当接する端部10B上に、且つ、障害物82によって筐体におけるカム30を含む部分1Bから離隔された空間Eに向けて、開口している。障害物82によって、当該スイープ穴80を介した空間Eへの流体の流入が促進される。障害物82は、例えば、筐体の部分1Cに固定されると共に、当該部分1Cから離隔した側の自由端がシリンダブロック10の軸方向端部10Bを形成する放射部表面34の近傍に位置するか或いは接触するような、リング状であってよい。
シリンダブロック10とカム30とが相対的に回転する間、空間Eにある流体は、遠心力により、空間Eから流出されようとするが、障害物82によって、当該流出が防止又は制限される。そして障害物82によって、回転軸Aと障害物82との間にあるスイープ穴80を介した、流体の流出が促進される。障害物82は、回転軸Aから放射方向に少し離隔し、シリンダブロック10の軸方向周面10Aに近接した位置にあること、又は、第1開口部80Aの近傍にあることが好ましい。障害物82の存在により、スイープ穴80の第1開口部80A近傍に、圧力が付加されることで、他方の第2開口部80B近傍における圧力が相対的に低くなる。
上述のように、モータの筐体をスイープするシステムに、流体を供給することが好ましい。この点に鑑みて、図9に示すように、筐体の部分1Cにスイープダクト38が、空間Eに向けて開口するよう設けられている。このようにして流入されたスイープ流体は、熱交換システムによって効率よく冷却され、筐体の残りの部分へと供給される前に、スイープ穴80を介して排出される。これにより、シリンダブロック10による所望の冷却が実現される。
図9に示す実施形態は、様々に変形可能である。特に、スイープ穴は、シリンダブロック10における一方の軸方向端部10Bとは反対側の端部10Cにも開口してよい。この変形例においても、スイープ流体が遠心力により牽引される限りは、第2開口部80Bから大量の流体が流出するのは防止されない。
次に、図10及び図11を参照し、変形例について説明する。当該変形例において、シリンダブロック10は、シリンダブロック冷却用の流体を移動させるのに連続して用いられる2つのスイープ穴からなる組を少なくとも1組有する。より詳細には、当該組は、シリンダブロック10の軸方向端部10Bに配置された第1開口部90Aとシリンダブロック10の軸方向外周面10A上に配置された2つの開口部90B,90Cとを有する第1スイープ穴90を含む。第1スイープ穴90は、第1開口部90Aと実質的にシリンダブロック10の放射方向の中央平面PMとの間に亘って延在する第1部分91と、それぞれ開口部90B,90Cを介して第1部分91と接続された2つの放射方向部92,93と、を含む。
当該組は、シリンダブロック10の軸方向外周面10A上に配置された2つの第1開口部94A,94Bとシリンダブロック10における流体分配部20から離隔した軸方向端部10Cに配置された第2開口部94Cとを有する第2スイープ穴94を含む。本変形例において、第2スイープ穴94は、第1スイープ穴90と同一の形状を有するが、中央平面PMに関して逆に配置されている。したがって、第2スイープ穴94は、実質的に軸方向に沿っており且つ開口部94Cにおいて開口する部分95と、それぞれ開口部94A,94Bにおいて開口した実質的に放射方向に沿った2つの部分96,97と、を有する。
本変形例によると、第1及び第2スイープ穴90,94においてスイープ流体は矢印で示すように流れる。シリンダブロック10の軸方向端部10B側にある流体は、開口部90Aを介してシリンダブロック10内に流入し、開口部90B,90Cを介して排出され、その後、開口部94A,94Bを介して流入し、開口部94Cを介して排出される。筐体内部にある流体は、漏出返還ダクト39を介して排出することが可能であり、これにより、特に熱交換が実現されることに留意されたい。
図11においてより明確に理解されるように、図10の変形例は、シリンダブロック10が2つの段に配置されたシリンダからなる2つの列を有する場合に特に適用されるものである。2つの段は、それぞれ、シリンダブロック10の長さ部分に亘って、中央平面PMの両側に又は中央平面PMを少し横切って、延在している。図11に示すように、第1スイープ穴90は、第1シリンダ段C1において連続すると共に直径部分がラジアル面PR1内に延在する2つのシリンダ12の間に配置されている。第2スイープ穴94は、第2シリンダ段C2において連続すると共に直径部分がラジアル面PR2内に延在する2つのシリンダ12の間に配置されている。本変形例によると、第1スイープ穴90の放射方向部92,93はラジアル面PR1の両側に位置し、第2スイープ穴94の放射方向部96,97はラジアル面PR2の両側に位置している。しかし当然のことながら、このような形態に限定されることなく、スイープ穴の当該2つの部分は、実質的にラジアル面PR1,PR2上に位置してよい。第1及び第2スイープ穴90,94における部分91及び部分95はそれぞれ、シリンダブロック10の軸方向端部10B及び10Cから、少なくともラジアル面PR1,PR2まで、延出していることが好ましい。
第1及び第2スイープ穴90,94は、それぞれ第1及び第2シリンダ段C1,C2において連続するシリンダ12間に配置されているので、互いに角度をなしてオフセットされている。特にコンパクト化の観点から、1のシリンダ段に属するシリンダ12を、他方のシリンダ段に属するシリンダ12に対して実質的に千鳥状に配置するのが好ましい。このような形態において、2つの軸方向端部10B,10Cに亘ってシリンダブロック10を直接的に貫通するようにスイープ穴を形成するのは容易ではない。しかしながら、上記のような配置を取ることにより、一方のシリンダ段のスイープ穴から排出された流体を、他方のシリンダ段のスイープ穴に供給することができ、これにより両シリンダ段のスイープを実行することが可能となる。
図10に示す変形例は、図9に示す実施形態と互換性がある。つまり、図10において、シリンダブロック10の軸方向端部10Bと筐体における流体分配部20側の部分1Cとの間にある空間Eは、障害物82によって画定されており、当該障害物82により、空間E内にある流体、特にスイープダクト38により運搬されてきたスイープ流体が、第1スイープ穴90を介して排出される傾向になる。
障害物82と同一の障害物98が、シリンダブロック10における障害物82の反対側に配置されていることに留意されたい。当該障害物96もまた、筐体の部分1Aに固定されると共に、シリンダブロック10の軸方向端部10Cの近傍に位置するか或いは接触するような、リング状であってよい。障害物98により、第1スイープ穴90の開口部90B,90Cから排出された流体が第2スイープ穴94に流入することなく直接的に漏出返還ダクト39に流入するのが防止される。
図12は、別の変形例を示す。本変形例では、連続する2つのシリンダ12間に配置された少なくとも1つのスイープ穴100が、シリンダブロック10の軸方向端部に、且つ、少なくとも1つの障害物によって画定されていると共にスイープ流体が供給される空間に向けて、開口している。当該障害物によって、スイープ穴100を介した上記空間からのスイープ流体の排出が促進される。より詳細には、スイープ穴100は、シリンダブロック10における回転軸A及び流体分配部20に近傍した領域にある開口部100Aを有する。
本変形例において、開口部100Aは、シリンダブロック10の軸方向端部10Bの直ぐ近傍に配置されている。適宜、流体分配部20の中央空間27を使用し、熱交換バルブ又はスイープバルブVを介して、モータの筐体内にスイープ流体を供給してよい。この場合、開口部100Aの位置により、当該開口部100Aへのスイープ流体の供給が容易になり、また、バルブVが入口100Aに圧力を付加するため、入口100Aの圧力が出口100Bより相対的に高くなる。
空間27からのスイープ流体の排出を促進する障害物は、流体分配部20における放射部表面32とシリンダブロック10の放射部表面34との間の接触により、形成されている。換言すると、シリンダブロック10における開口部100Aが設けられた部分は、流体分配部20とシリンダブロック10との接触領域によって放射方向に画定されている。図12に示す変形例において、スイープ穴100は、シリンダブロック10の軸方向外周面10Aにも開口している。スイープ穴100は、シリンダブロック10の軸方向内周面10Dと軸方向端部10Bとの接点近傍に開口部100Aが位置すると共に、シリンダ12の直径部分を含むシリンダブロック10のラジアル面PRに関して対称又は実質的に対称に反対側の開口部100Bが位置するように、単一の直線状部分により形成されてもよい。当然のことながら、スイープ穴の形状は変更可能であり、例えば、図12に示すように互いに連結された2つの部分101,102(部分101は開口部100Aから発すると共にラジアル面PRに対して傾斜し、部分102は放射状に且つ角度をなして設けられている)からダクトを形成すること、及び/又は、複数の開口部100Bをシリンダブロック10の軸方向外周面10A上に、例えばラジアル面PRの両側に設けることを採用してよい。
図13は、図12の例のさらに別の変形例を示す。本変形例において、スイープ穴100’は、図12のスイープ穴100と同一の形状を有すると共に、2つの開口部100’C,100’Dを介してシリンダブロック10の軸方向端部10B,10Cに開口するように形成されている。遠心力によって、スイープ穴100’の開口部100Aから流入した流体が開口部100Bを介して排出される傾向となる一方、開口部100’C,100’Dを介してスイープ穴100’に流体が流入する傾向となることに留意されたい。
本変形例によると、排出装置として機能する際に、回転速度が低く、遠心力が小さい場合にも、流体の流出を促進することが可能であるという効果が得られる。熱交換の運動エネルギー又は部分101を通るスイープ流体によって、入口100’D,100’Cにおいて筐体から排出された流体が牽引され、新たな流体の流れが形成される。
当然のことながら、上述した相異なる実施例を組み合わせてよい。同様に、異なる実施例に係るスイープ穴及び穴の各部は、円形、実質的に円形、細長形状、実質的に細長形状、その他鋳造又は鍛造により得られる形状の断面を有してよいし、また、任意に機械加工により断面形状を組み合わせてもよい。スイープ穴及び穴の各部の形状は、スイープ流体と摩擦領域との間の壁の厚みが減少するように断面が変化するものであってよい。
スイープ穴は、列状のシリンダにおける連続する2つのシリンダの間にそれぞれ形成されてよいが、当該列の一部のみに沿って形成されてもよいことに留意されたい。
本発明の一実施形態に係る液圧モータの軸方向断面図である。 図1のII−II線に沿った放射方向の断面図である。 図1に示す実施形態の一変形例におけるシリンダブロックの分解斜視図である。 本発明の別の実施形態における図1のII−II線に沿った断面に対応する断面を示す図である。 図4に示す別の実施形態の一変形例における、図4のV−V線に沿った断面に対応する断面を示す図である。 図4に示す別の実施形態の他の変形例における、図4のV−V線に沿った断面に対応する断面を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る液圧モータの軸方向部分断面図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面を示す図であり、図7の断面に相当するVII−VII線が示されている。 本発明のさらに別の実施形態に係る液圧モータの軸方向断面図である。 特に複数列のシリンダを有するシリンダブロックに適用可能な変形例を示す、液圧モータの軸方向部分断面図である。 図10のXI−XI線に沿った断面図である。 別の変形例に係る液圧モータの軸方向部分断面図である。 さらに別の変形例に係る液圧モータの軸方向部分断面図である。

Claims (13)

  1. ラジアルピストンを有する液圧モータにおいて、
    筐体(1A,1B,1C)と、回転軸(A)に関して前記筐体と相対的に回転可能に前記筐体内に配置されると共に、前記回転軸(A)に関して放射状に延在し且つその内部に前記ピストン(14)がスライド可能に取り付けられた複数のシリンダ(12)を有するシリンダブロック(10)と、前記ピストン用のリアクションカム(30)と、供給又は排出ダクト(C1,C2)と前記シリンダ(12)とを接続可能な分配ダクト(24,26)が設けられており且つ前記カムと共に前記回転軸(A)回りに回転させられる流体分配部(20)と、を備えており、
    前記シリンダブロック(10)が、連続する2つの前記シリンダ(12)の間にそれぞれ形成されると共に少なくとも2つの開口部(40A,40B;50A,50B;60A,60B;60’A,60’B;71A,71B,72A,73A;80A,80B;90A, 90B,90C,94A,94B,94C;100A,100B;100’A;100’B,100’C,100’D)を介して当該シリンダブロック(10)の周囲の異なる圧力下において2つの領域に開口したスイープ穴(40;50;60;60’;60”;70;80;90;94;100;100’)を有し、
    前記スイープ穴がそれぞれ、少なくとも部分的に、当該穴に近接したシリンダ(12)の直径部分を含む前記シリンダブロック(10)のラジアル面(PR)の少なくとも近傍に、延在しており、且つ、前記ラジアル面(PR)を占有する領域における当該シリンダ(12)の壁の冷却促進のために前記筐体内の流体が当該シリンダの近傍にある当該穴内に流入するよう、当該シリンダ(12)の放射範囲内に配置されていることを特徴とする液圧モータ。
  2. 少なくとも1つのスイープ穴(40)が、前記シリンダブロック(10)における前記回転軸(A)から離隔した軸方向周面(10A)上に開口すると共に、1のシリンダ(12)の近傍に位置し、当該シリンダ(12)の直径部分を含む前記ラジアル面(PR)に関して非対称であることを特徴とする請求項1に記載の液圧モータ。
  3. 連続する2つのシリンダ(12A,12B)の間に形成された前記スイープ穴(50)の少なくとも1つが、前記シリンダブロック(10)における前記回転軸(A)から離隔した軸方向周面(10A)上において当該2つのシリンダ(12A,12B)それぞれの近傍に形成された2つの開口部(50A,50B)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧モータ。
  4. 連続する2つのシリンダの間に形成された前記スイープ穴(60;60’;60”)の少なくとも1つが、前記シリンダブロック(10)の2つの軸方向端部(10B,10C)のそれぞれに配置された2つの開口部を有しており、
    前記シリンダブロック(10)と前記筐体(1A,1B,1C)とが相対的に回転する間における前記スイープ穴内への流体の流入を促進する手段(61A,61B;61’A,61’B)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液圧モータ。
  5. 前記シリンダブロックが一方の回転方向(R1)に回転する間に、前記シリンダブロック(10)の一方の前記軸方向端部(10B)に配置された前記開口部(60’A)が、他方の前記軸方向端部(10C)に配置された開口部(60’B)の前記端部(10B)に対する投影部分(PB)であって前記回転軸(A)と平行な投影部分(PB)よりも当該回転方向に関して前方に位置するように、前記スイープ穴(60’;60”)が前記回転軸(A)に対して傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の液圧モータ。
  6. 前記シリンダブロック(10)と前記筐体(1A,1B,1C)とが相対的に回転する間における前記スイープ穴(60;60’;60”)内への流体の流入を促進する手段が、前記穴の開口部(60A,60B;60’A,60’B)の一方の近傍に配置された少なくとも1つの偏向部(61A,61B;61’A,61’B)を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の液圧モータ。
  7. 少なくとも1つのスイープ穴(70;80;90,94;100;100’)が、前記シリンダブロック(10)における前記回転軸(A)から離隔した軸方向周面(10A)上に配置された少なくとも1つの開口部(72A,73A;80B;90B,90C;94A,94B;100B)と、前記シリンダブロック(10)の軸方向端部(10B,10C)に配置された開口部(71A,71B;80A;90A,94C;100A)とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液圧モータ。
  8. 前記シリンダブロック(10)が、前記シリンダブロック(10)における前記流体分配部(20)側に位置する軸方向端部(10B)に配置された第1開口部(90A)と前記シリンダブロック(10)における前記回転軸(A)から離隔した軸方向周面(10A)上に配置された第2開口部(90B)とを少なくとも有する第1スイープ穴(90)、及び、前記シリンダブロック(10)における前記回転軸(A)から離隔した軸方向周面(10A)上に配置された第1開口部(94A,94B)と前記シリンダブロック(10)における前記流体分配部(20)から離隔した軸方向端部(10C)に配置された第2開口部(94C)とを少なくとも有する第2スイープ穴(94)を含む、2つの連続したスイープ穴からなる組を少なくとも1組有することを特徴とする請求項7に記載の液圧モータ。
  9. 少なくとも1つのスイープ穴(80;90)が、前記シリンダブロック(10)の一方の軸方向端部(10B)であって前記流体分配部(20)が当接する端部(10B)上に、且つ、前記筐体における前記カム(30)を含む部分(1B)から障害物(82)によって離隔された空間(E)に向けて、開口しており、
    前記障害物(82)が、当該スイープ穴(80;90)を介した前記空間(E)からの流体の排出を促進するものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の液圧モータ。
  10. 少なくとも1つのスイープ穴(80;90;100;100’)が、前記シリンダブロック(10)の一方の軸方向端部(10B)上に、且つ、少なくとも1つの障害物(82)によって画定されていると共にスイープ流体が供給される空間(E;27)に向けて、開口しており、
    前記障害物(82)によって、当該スイープ穴(80;90;100;100’)を介した前記空間(E;27)からのスイープ流体の排出が促進されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液圧モータ。
  11. 少なくとも1つのスイープ穴(100;100’)が、前記シリンダブロック(10)における前記回転軸(A)及び前記流体分配部(20)に近接した領域であって、スイープ流体が供給されると共に前記流体分配部(20)と前記シリンダブロック(10)との接触領域によって放射方向に画定された領域内に、配置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の液圧モータ。
  12. ラジアルピストンを有する液圧モータにおいて、
    筐体(1A,1B,1C)と、回転軸(A)に関して前記筐体と相対的に回転可能に前記筐体内に配置されると共に、前記回転軸(A)に関して放射状に延在し且つその内部に前記ピストン(14)がスライド可能に取り付けられた複数のシリンダ(12)を有するシリンダブロック(10)と、前記ピストン用のリアクションカム(30)と、供給又は排出ダクト(C1,C2)と前記シリンダ(12)とを接続可能な分配ダクト(24,26)が設けられており且つ前記カムと共に前記回転軸(A)回りに回転させられる流体分配部(20)と、を備えており、
    前記シリンダブロック(10)が、連続する前記シリンダ(12)の間に形成されると共に前記シリンダブロック(10)における前記回転軸(A)から離隔した軸方向周面(10A)上に開口した止り状のスイープ穴(40)を有し、
    前記スイープ穴がそれぞれ、少なくとも部分的に、当該穴に近接したシリンダ(12)の直径部分を含む前記シリンダブロック(10)のラジアル面(PR)の少なくとも近傍に、延在しており、且つ、前記ラジアル面(PR)を占有する領域における当該シリンダ(12)の壁の冷却促進のために前記筐体内の流体が当該シリンダの近傍にある当該穴内に流入するよう、当該シリンダ(12)の放射範囲内に配置されており、
    1のシリンダ(12)の近傍に位置する少なくとも1つのスイープ穴(40)が、当該シリンダ(12)の直径部分を含む前記ラジアル面(PR)に関して非対称であることを特徴とする液圧モータ。
  13. 前記スイープ穴(40)の断面が細長形状であることを特徴とする請求項12に記載の液圧モータ。
JP2008537159A 2005-10-27 2006-10-26 ラジアルピストンとシリンダブロック冷却手段とを有する液圧モータ Expired - Fee Related JP4889742B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0511021 2005-10-27
FR0511021A FR2892775B1 (fr) 2005-10-27 2005-10-27 Moteur hydraulique a pistons radiaux avec refroidissement du bloc-cylindres
PCT/FR2006/051109 WO2007048979A1 (fr) 2005-10-27 2006-10-26 Moteur hydraulique a pistons radiaux avec refroidissement du bloc-cylindres

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009513869A true JP2009513869A (ja) 2009-04-02
JP4889742B2 JP4889742B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=36699007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008537159A Expired - Fee Related JP4889742B2 (ja) 2005-10-27 2006-10-26 ラジアルピストンとシリンダブロック冷却手段とを有する液圧モータ

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1941158B1 (ja)
JP (1) JP4889742B2 (ja)
CN (1) CN101297111B (ja)
FR (1) FR2892775B1 (ja)
WO (1) WO2007048979A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012514165A (ja) * 2008-12-31 2012-06-21 ポクラン イドロリク アンドゥストリ 油圧式伝送回路

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2940672B1 (fr) * 2008-12-31 2011-01-21 Poclain Hydraulics Ind Moteur hydraulique a pistons radiaux et commande par cylindre
FR2996267B1 (fr) * 2012-09-28 2014-10-03 Poclain Hydraulics Ind Appareil hydraulique presentant une structure amelioree pour sa mise en cylindree
FR3019594B1 (fr) * 2014-04-02 2016-04-08 Poclain Hydraulics Ind Section additionnelle de poussee
CN104863781A (zh) * 2015-05-29 2015-08-26 杭州电子科技大学 具有仿生非光滑表面织构的低速大扭矩水液压马达
FR3121960B1 (fr) * 2021-05-19 2023-04-14 Poclain Hydraulics Ind Circuit de balayage amélioré pour machine hydraulique.

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL66843C (ja) * 1938-12-21 1950-11-16
US2855858A (en) * 1957-04-12 1958-10-14 Bendix Aviat Corp Positive displacement pump
US3151529A (en) * 1962-05-22 1964-10-06 Harry A Leath Motor
DE3721698A1 (de) * 1987-07-01 1989-01-19 Hauhinco Maschf Radialkolbenpumpe fuer die foerderung von wasser
CN2142892Y (zh) * 1992-05-26 1993-09-29 邱作儒 内冷式放射型转子压缩机
US6843162B2 (en) * 2000-04-11 2005-01-18 Bosch Rexroth Ag Radial piston engine
FR2834012B1 (fr) * 2001-12-24 2004-03-19 Poclain Hydraulics Ind Moteur hydraulique a pistons radiaux

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012514165A (ja) * 2008-12-31 2012-06-21 ポクラン イドロリク アンドゥストリ 油圧式伝送回路

Also Published As

Publication number Publication date
CN101297111A (zh) 2008-10-29
WO2007048979A1 (fr) 2007-05-03
FR2892775A1 (fr) 2007-05-04
CN101297111B (zh) 2011-06-08
JP4889742B2 (ja) 2012-03-07
FR2892775B1 (fr) 2010-11-05
EP1941158B1 (fr) 2017-05-24
EP1941158A1 (fr) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4889742B2 (ja) ラジアルピストンとシリンダブロック冷却手段とを有する液圧モータ
KR101433433B1 (ko) 터빈 날개 및 가스 터빈
US6698508B2 (en) Fin and tube type heat-exchanger
CN106415041B (zh) 离合器的冷却构造
EP2422102A1 (en) Fluid cooled coupling assembly
WO2015190397A1 (ja) ピストンポンプ及びピストンポンプのバルブプレート
JP2010025110A (ja) ガスタービン用封止要素、該封止要素を備えるガスタービン、及び該封止要素の冷却方法
JP6033759B2 (ja) クローポンプ
US5597295A (en) Multi-chamber rotary fluid machine with at least two ring members carrying vanes
JP6220837B2 (ja) ベーンポンプ
JP7078650B2 (ja) 後縁機構部を有するタービン翼および鋳造コア
US5375985A (en) Multi-chamber rotary fluid machine having at least two vane carrying ring members
JP2005513350A (ja) ラジアル・ピストンを有する油圧モータ
CN103967802B (zh) 一种内部集成前置泵的柱塞式液压电机泵
JP6670119B2 (ja) ベーンポンプ
JP2014177902A (ja) ベーンポンプ装置
JP4966157B2 (ja) ベーンポンプ
JP3543892B2 (ja) アキシャルピストン型流体ポンプ・モータ
KR102428799B1 (ko) 베인 모터
JP4662246B2 (ja) 膨張機
JP2009097379A (ja) 両頭ピストン式圧縮機における冷媒吸入構造
JP4802996B2 (ja) ベーンポンプ
KR102080624B1 (ko) 사판식 압축기
EP3839207A1 (en) Vane motor
US20230375089A1 (en) Mechanical seal arrangement with improved cooling characteristics

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees