JP4133441B2 - 綴具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、綴具に関し、特にたとえば、リングバインダないしファイルとして用いられる綴具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バインダとして、リングバインダがあるが、リングバインダは、略環状の綴杆が中央で噛み合って閉じられるように形成され、例えばリングを手で開閉する場合、略環状の綴杆を構成する一対の略半円形状の綴杆を、両者が離間するように指で引っ張ることにより、綴杆が開くように形成されている。
しかしながら、この略環状の綴杆を指で開くとき、比較的多く書類等の被綴じ物が綴じられているとき、指で綴杆を構成する一対の略半円形状の綴杆を開きにくいことがある。そこで、例えば、特許文献1に開示されたリングファイルが提案されている。さらに、特許文献1に開示されたリングファイルの他に、図19および図20に示すようなリングバインダが提案されている。このリングバインダ1では、長手方向に配置された略半円形状の綴杆が連結され、幅方向に配置された略半円形状の綴杆2aが噛み合わさせることにより、複数の円環状の綴杆2が形成される。そして、綴杆2を開くときには、噛み合わさった一対の略半円形状の綴杆2aを互いに逆向きに移動させることにより、連結された長手方向の略半円形状の綴杆2aが長手方向(図19に示す矢印の方向)に同時に移動する。それにより、ばねなどの弾性力により綴杆2aが離間するように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−337988号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のリングファイルの綴具においても、被綴じ物を略環状の綴杆に数多く閉じたとき、操作レバーの内側を側方に押して綴杆を開くように構成されているが、操作レバーを被綴じ物側から外側に向けて押して綴杆を開こうとしたとき、被綴じ物が障害となって、指で操作レバーを押しにくいという問題がある。
また、図19および図20に示したリングファイルでは、綴杆に手が当たったりなどすることで衝撃が加わり、不意に綴杆が開放される問題がある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、綴具の綴杆の頂部を手で操作することにより、比較的容易に開閉することができ、且つ不意に綴杆が開放されることのない綴具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に記載の綴具は、2つの半割杆が組み合わされて略円環状に形成される綴杆と、綴杆を間隔をおいて設けることができる長さを備えた保持部材と、各半割杆がその基部において間隔をおいてその表面に固定され、各半割杆が保持部材に固定されるように保持部材の内側に可動自在に固定された作動部材とを備えた、綴具であって、作動部材は、保持部材内で突き合わされた状態で保持部材の長手方向に移動可能で、綴杆を開く方向に回動可能な一対の作動片からなり、一方の作動片には一方の半割杆の基部が固定され、他方の作動片には他方の半割杆の基部が固定され、作動片は、綴杆が閉じるとき、保持部材の内面より離れた位置において、その突き合わせ縁が突き合わせされた状態において作動片が保持され、綴杆が開くとき、保持部材の内面に近づいた方向に向いて、その突き合わせ縁が保持されるように保持部材に固定され、作動片が保持部材内で保持部材の長手方向に移動しない方向に、かつ作動片の突き合わせ部が保持部材の内面に近づく方向に力を加えるための開閉部材を有し一方の作動片の保持部材の長手方向への移動を抑止することができるロック部材を有する、綴具である。
この発明の請求項2に記載の綴具は、ロック部材は、一方の作動片の保持部材の長手方向の一端に揺動自在に設けられた掛止片であり、掛止片は、他方の作動片の方向に傾倒されることにより、他方の作動片の長手方向の一端に掛止する、請求項1に記載の綴具である。
【0007】
【作用】
この発明によれば、綴杆と、綴杆を間隔をおいて設けることができる長さを備えた保持部材と、各綴杆がその基部において間隔をおいてその表面に固定され、綴杆が保持部材に固定されるように保持部材の内側に可動自在に固定された作動部材とを備えた、綴具であって、作動部材は、保持部材内で保持部材の長手方向に移動する一対の作動片からなり、一方の作動片には綴杆の一方の基部が固定され、他方の作動片には綴杆の他方の基部が固定され、綴杆が閉じるときには、保持部材の内面より離れた位置において、その突き合わせ縁が突き合わせた状態において保持され、綴杆が開くときには、保持部材の内面に近づいた方向に向いて保持されるように保持部材に固定され、綴杆を開くときに、作動片を保持部材内で保持部材の長手方向に移動させるとともに、保持部材の内面に近づいた方向に保持されるように、綴杆を開く方向に変化させる開閉部材が設けられているので、開閉部材によって綴杆を開閉させる。また、ロック部材である掛止片を左右に傾倒されることで、作動片の長手方向への移動を抑止したり開放することにより、綴具の開放動作を任意に制御することができる。
【0008】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明にかかる綴具の一例を示す斜視図である。図2は、閉じた状態における綴具の平面図であり、図3は、閉じた状態における綴具の底面図であり、図4は、閉じた状態における綴具の横断面図である。図5は、開いた状態における綴具の平面図であり、図6は、開いた状態における綴具の底面図であり、図7は、開いた状態における綴具の横断面図である。図8は、閉じた状態における綴杆の係止部近傍を示す斜視図解図であり、図9は、開いた状態における綴杆の係止部近傍を示す斜視図解図である。図10および図11は、綴具の構成を示す図解図である。
【0010】
綴具10は、厚紙その他の比較的硬質なシート材からなる表紙Aの略中央に形成される左右一対の折り線の内側の背表紙の内側表面に固定される。固定する方法としては、綴具10の長手方向の両端に形成された取付孔20(後に詳述する)にボルトとナットやはとめ等の固着具を挿通させて、背表紙と一体となるように固定する方法がある。
なお、ここでは、固着具として、ボルトとナットを用いて説明するが、これに限ることなく、例えば、ビス、はとめ、リベット等を用いてもよい。
【0011】
綴具10は、一対のそれぞれ略円環状の金属製の第1の綴杆12および第1の綴杆12と一対の第2の綴杆14と、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14をそれぞれ間隔をおいて設けることができる長さを備えた保持部材16と、その表面に第1の綴杆12および第2の綴杆14が間隔をおいて第1の綴杆12および第2の綴杆14のそれぞれの基部が固定され、第1の綴杆12および第2の綴杆14が前記保持部材16に固定されるように保持部材16の内側に可動自在に固定された作動部材18とを備える。
【0012】
保持部材16は、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを所定の間隔をおいて設けることができる長さを備える平面略長方形で、その両端、すなわち表紙Aに取り付ける取付孔20近傍においては、平面略半円弧状に形成されている。保持部材16は、第1の綴杆12および第2の綴杆14を固定する部位より長手方向における外側近傍より内側に向かって、その中央が膨出した断面略半円弧状の被綴じ物載置部22を備え、且つ、被綴じ物載置部22の内側には空間を備え、その空間に作動部材18等を収容するように構成されている。保持部材16の被綴じ物載置部22の両端には、その長手方向に略その一端から他端に亘って、作動部材18を摺動自在に保持する保持壁が設けられている。この実施の形態においては、保持部材16の長手方向において、第1の綴杆12および第2の綴杆14のそれぞれの外側近傍より内部に亘って略全体において垂下されるように、保持壁24aおよび保持壁24bが連設されている。さらに、保持壁24aおよび保持壁24bの下端縁より内側に向けて、適宜な間隔をおいて、保持用凸部24cおよび保持用凸部24dが突設されており、第1の作動片30の外側縁30bおよび第2の作動片32の外側縁32bの近傍を保持するように形成されている。そして、この保持壁24aおよび保持壁24bと被綴じ物載置部22によって囲繞された空間内に、後に詳しく説明する作動部材18等が収容される。
また、保持部材16の下端で取付孔20の近傍の上方には、後述する掛止片62の一部を露出させるための切り欠き部16aが設けられている。切り欠き部16aは、掛止片62を傾倒させる幅を十分に確保できる大きさをもって開口されている。
【0013】
保持部材16の被綴じ物載置部22には、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを、一定の間隔(日本工業規格等で決められている一定の長さ)をおいて遊貫するための第1の貫通孔26と第2の貫通孔28がそれぞれ穿設されている。第1の貫通孔26と第2の貫通孔28とは、第1の綴杆12と第2の綴杆14を構成する半割杆12aおよび半割杆12bと、第2の綴杆14を構成する半割杆14aおよび半割杆14bとに対応して、保持部材16の幅方向において左右に分かれて一定の間隔をおいて、2つずつ穿設されている。
【0014】
作動部材18は、平面略長方形状金属板からなる一対の第1の作動片30および第2の作動片32からなる。第1の作動片30と第2の作動片32とは、保持部材16の空間内において各々その長手方向において並置したとき、各々その内側縁を屈曲自在に係合して、すなわち、その突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aを突き合わせ且つ外側縁30bおよび外側縁32bが保持部材16の保持壁24aおよび保持壁24bの両壁内内側面に接合される。そして、第1の作動片30および第2の作動片32は、外側から力が加わらないときには、第1の作動片30と第2の作動片32とが谷折り、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面より離れた方向(突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが、図10図示平面PXYより下側)に向いて、あるいはまた、山折り、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向(突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが図10図示平面PXYより上側)に向いて、その谷折りまたは山折りの状態を維持するように、保持部材16の内側空間部に内設されている。
【0015】
作動部材18は、一方の作動片、すなわち第1の作動片30における保持部材16の被綴じ物載置部22の内側面と対向する表面(すなわち上面)には、第1の綴杆12を構成する半割杆12aの基部が固定され、且つ、前記半割杆12aとは一定の間隔をおいて、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの基部が固定されている。また、他方の作動片、すなわち第2の作動片32における保持部材16の被綴じ物載置部22と対向する表面(すなわち上面)には、第1の綴杆12を構成する半割杆12bの基部が固定され、且つ、前記半割杆12bと一定の間隔をおいて、第2の綴杆14を構成する半割杆14bの基部が固定されている。そして、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14が閉じるときには、図4に示すように、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、その突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが保持部材16の内面(被綴じ物載置部22の内面)より離れた方向に向いて(すなわち谷折りの状態)、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが突き合わされた状態において保持されるとともに、前記第1の綴杆12および第2の綴杆14を開くときには、図7に示すように、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、保持部材16の内面(被綴じ物載置部22の内面)に近づいた方向に向いて(すなわち折り状態)、第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが突き合わされた状態に保持されるように保持部材16内の空間において固定される。
【0016】
また、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向、すなわち山折りの状態においては、第1の作動片30と第2の作動片32の長手方向、すなわち第1の作動片30と第2の作動片32に固着された半割杆12aと半割杆14aとを結ぶ線(X1(図10図示))および半割杆12bと半割杆14bとを結ぶ線(X2(図10図示))と平行な方向に、第1の作動片30と第2の作動片32とを移動させることができるように摺動自在に内設されている。
【0017】
第1の作動片30と第2の作動片32の下面、すなわち第1の綴杆12と第2の綴杆14の基部が固着された上面とは反対側の面に、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを開閉方向に変化させる開閉部材40が設けられている。開閉部材40は、コイルバネ、トーションバネ、板バネ、ゴム、ウレタンゴム等のような弾性部材から選ばれたものをもって構成されており、この実施の形態においては、引張コイルばねが、第1の作動片30と第2の作動片32とを、保持部材16の空間内で保持部材16の長手方向において、第1の作動片30と第2の作動片32とを逆方向に移動させるとともに、保持部材16を構成する第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aが保持部材16の被綴じ物載置部22の内面に近づいた方向、すなわち山折り状態に保持されるように設けられている。
【0018】
開閉部材40は、その一端が一方の作動片、すなわち第1の作動片30の下側面に形成された係止凸部30cに固定され、開閉部材40の他端は、他方の作動片、すなわち第2の作動片32の下面に形成された係止凸部32cに固定されている。開閉部材40は、第1の作動片30と第2の作動片32との突き合わせ縁30aおよび突き合わせ縁32aが、谷折り状態(図4図示)、すなわち保持部材16の被綴じ物載置部22の内面より離れた状態に保持された状態にあるときに、伸展した状態となるように、第1の作動片30と第2の作動片32との間において斜めに架け渡され、この状態において、元の状態に戻ろうとする力が働くように構成されている。
開閉部材40は、第1の作動片30および第2の作動片32のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片30の半割杆12aを固定する部位と半割杆14aを固定する部位とを結ぶ線(X1(図10図示))および第2の作動片32の半割杆12bを固定する部位と半割杆14bを固定する部位とを結ぶ線(X2(図10図示))と斜めに交差する方向に架け渡されている。
【0019】
そして、作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32とは、第1の綴杆12と第2の綴杆14を開き始めたとき、すなわち、第1の綴杆12と第2の綴杆14のそれぞれの係止部50を指で外したとき、開閉部材40が元の状態に戻ろうとして、すなわち、伸びていた開閉部材40が縮む方向に作用し、第1の綴杆12の半割杆12aと半割杆12bとが離れる方向(半割杆12aは 1方向で、半割杆12bは 2方向(図2,図9および図10図示))および第2の綴杆14の半割杆14aと半割杆14bとが離れる方向(半割杆14aは 1方向で、半割杆14bは 2方向(図2,図9および図10図示))に移動するように作用して、第1の作動片30と第2の作動片32とをそれぞれ逆方向に移動させるように作用する。
すなわち、係止部50を指で外したとき、第1の作動片30は、係止部50を外す方向(O1方向)に移動し、第2の作動片32は、係止部50を外す方向(O2方向)に移動する。
さらに、開閉部材40は、半割杆12aと半割杆12bとをおよび半割杆14aと半割杆14bとを円周方向(図10Y1およびY2方向)に引き離すように作用する。作動部材18を構成する第1の作動片30と第2の作動片32は、谷折り状態から徐々に平面状態となり、そして平面状態から山折り状態に変わる。そして、開閉部材40は、第1の綴杆12と第2の綴杆14とを開いた状態にしたとき、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが山折り状態、すなわち、保持部材16の被綴じ物載置部22の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
【0020】
第1の綴杆12は、略円環状となるように、半円弧状の半割杆12aと半割杆12bとから構成され、第2の綴杆14は、略円環状となるように、半円弧状の半割杆14aと半割杆14bとから構成されている。そして、用紙Pに予め穿設された綴じ孔に挿通して、用紙Pを綴じることができるように、半割杆12aおよび半割杆12bと、半割杆14aと半割杆14bの先端、すなわち第1の綴杆12および第2の綴杆14の頂部において、係止部50が形成されている。第1の綴杆12を構成する半割杆12aと半割杆12bは、半割杆12aの係止部50と、半割杆12bの係止部50とを係止することにより、環状に係合される。また、第2の綴杆14を構成する半割杆14aと半割杆14bとは、半割杆14aの係止部50と半割杆14bの係止部50とを係止することにより、環状に係合される。
【0021】
第1の綴杆12と第2の綴杆14とは、それぞれの基部が第1の作動片30と第2の作動片32に固着された部分(4箇所)を通る軸Y1,Y2および軸X1,X2(図10図示)を含む平面PXYと垂直な平面を構成するように、第1の作動片30と第2の作動片32より立設されている。そして、第1の綴杆12の軸Z1(図11図示)が構成する円形面と第2の綴杆14の軸Z2(図11図示)が構成する円形面とは、平行で、且つ、第1の綴杆12と第2の綴杆14が第1の作動片30と第2の作動片32と固着された部位を通る平面PXYと垂直となるように構成されている。
【0022】
そして、第1の綴杆12と第2の綴杆14とは、同一方向に向けて、その係止部50を指で外すことができるように構成されている。第1の綴杆12を構成する半割杆12aの先端に形成された係止部50を構成する先端の凸部52aとその凸部52aに続く凹部52bと、半割杆12bの係止部50を構成する先端の凸部54aとその先端の凸部54aに続く凹部54bとは、第1の綴杆12を閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。凸部52aと凸部54aとは、それぞれ先端から内側に向けて傾斜縁を備えており、すべりながら、第1の綴杆12および第2の綴杆14を開閉することができるように形成されている。
また、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの先端に形成された係止部50を構成する凸部56aとその凸部56aに続く凹部56bと、半割杆14bの係止部50を構成する先端の凸部58aとその先端の凸部58aに続く凹部58bとは、第2の綴杆14を閉じたとき係合するように逆方向に向けて突き出しあるいは凹み形成されている。また、半割杆12aの係止部50を構成する凸部52aと半割杆14aの係止部50を構成する凸部56aとは、同一方向に向けて突き出し設けられている。また、半割杆12bの係止部50を構成する凹部54bと半割杆14bの係止部50を構成する凹部58bとは、同一方向に向けて凹み形成されている。
【0023】
したがって、第1の綴杆12の係止部50を、第1の綴杆12の頂部を指でねじることにより外すことができ、第1の綴杆12の係止部50を指で外すと、第1の作動片30と第2の作動片32とが、開閉部材40が元の状態に戻ろうとする力、すなわち縮まろうとする力が働くことにより、第1の作動片30と第2の作動片32とが逆方向に移動する。すなわち、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの凸部56aと半割杆14bの凸部58aとを引き離す方向に作用して、第1の綴杆12の半割杆12aの凸部52aと半割杆12bの凸部54aとを引き離す方向に作用するとともに、第2の綴杆14を構成する半割杆14aの凸部56aと半割杆14bの凸部58aとを引き離すように作用する。
【0024】
また、第2の作動片32には、図12に示すように、ロック部材である掛止片62がリベットやねじなどの固定具64により揺動自在に取付けられている。掛止片62は、アルミ材などの板材から形成されている。掛止片62は、略L字形の基板62aと、基板62aの一端部に設けられているつまみ部62bから構成されている。つまみ部62bは、基板62a一端部分の板材が略直角に折り曲げられ、保持部材16側に向かって基板62aから突き出して設けられている。つまみ部62bの形状は略矩形で、その上端は、略直線状に形成されている。基板の他端は略半円形に形成され、第1の作動片30の動きを阻害しないように、固定具64により第2の作動片32の下端部近傍の突き合わせ縁32a近傍に揺動自在に取り付けられている。このとき、つまみ部62bは、保持部材16の下端近傍に設けられた切り欠き部16aから保持部材16の外部に露出するように取り付けられる。図12に示すように、掛止片62は、第1の綴杆12と第2の綴杆14とが閉じ合わされている状態において、つまみ部62bが第1の作動片30側に傾倒されることにより、第1の作動片30の下端に設けられた切り欠き30dに、つまみ部62bの端部が嵌合され掛止される。これにより、掛止片62のつまみ部62bにより、第1の作動片30および第2の作動片32の保持部材16内での保持部材16の長手方向への移動が抑止される。なお、移動の抑止を解除する場合には、図13に示すように、つまみ部62bを第2の作動片32側に傾倒させることで、切り欠き30dとつまみ部62bの掛止が解除され、容易に第1の作動片30と第2の作動片32を保持部材16の長手方向への移動を行うことができる。
【0025】
このように、この実施の形態においては、第1の綴杆12および第2の綴杆14の頂部を指でねじることにより、第1の綴杆12の半割杆12aおよび半割杆12bの係止部50と、第2の綴杆14の半割杆14aおよび半割杆14bの係止部50を外すことができる。
また、第1の綴杆12の半割杆12aと半割杆12bの係止部50および第2の綴杆14の半割杆14aと半割杆14bの係止部50を係合させたとき、第1の作動片30の突き合わせ縁30aと第2の作動片32の突き合わせ縁32aとが、谷折り状態になり、第1の作動片30と第2の作動片32とが谷折り状態において、開閉部材40が第1の作動片30と第2の作動片32とを突き合わす方向に向けて収縮するように作用するため、第1の綴杆12の係止部50の係合状態および第2の綴杆14の係止部50の係合状態を維持することができる。
さらに、掛止片62により第1の作動片30と第2の作動片32の保持部材16内での動きをロックすることで、半割杆に衝撃が加わったりした場合でも、不意に第1の綴杆12の係止部50の係合状態および第2の綴杆14の係止部50の係合状態が解除されることがない。
【0026】
綴具10を表紙Aに取り付けるには、保持壁24aおよび保持壁24bの下端縁を接合して取付孔20,20にボルトナットにより取り付ければよい。さらに、図14に示すように、適宜空間を設けるためのスペーサ60を介在させて取り付けてもよい。また、前記実施の形態においては、第1の綴杆12と第2の綴杆14といったように、2穴タイプの綴具について説明したが、綴杆を増やした多穴タイプ、例えば、3穴、4穴、20穴、26穴、30穴といった多くの綴杆を備えた綴具とすることができる。
【0027】
次に、本発明にかかる別の実施の形態について、主として図15および図16に基づいて説明する。この実施の形態の綴具110は、前記実施の形態の綴具10と略同様の構成であるが、主として、作動部材および開閉部材が異なるので、それらを中心に、以下説明する。
【0028】
この綴具110を構成する第1の作動片130の突き合わせ縁130aの略中央付近には、切り欠き部130cが形成され、且つ、第2の作動片132の突き合わせ縁132aの略中央付近にも、切り欠き部132cが形成されるとともに、前記切り欠き部130cの一方端には、開閉部材140を係止する係止部131dが突設され、且つ、前記切り欠き部132cの一方端には、開閉部材140を係止する係止部132dが突設されている。
前記係止部131dと前記係止部132dとは、第1の作動片130に第1の綴杆112が固定された基部を結ぶ線X1、または第2の作動片132に第2の綴杆114が固定された基部を結ぶ線X2の延びる方向に離れて形成されている。
【0029】
そして、開閉部材140は、切り欠き部130cの開口部と切り欠き部132cの開口部とが向き合って形成される空間内に添装され、その一端は、係止部131dに係止され、その他端は、係止部132dに係止される。さらに、開閉部材140の一方の先端140aは、係止部131dから延びて、第2の作動片132の裏側に係止されるとともに、開閉部材140の他方の先端140bは、係止部132dから延びて第1の作動片130の裏側に係止される。而して、開閉部材140は、第1の作動片130と第2の作動片132との突き合わせ縁130aおよび突き合わせ縁132aが、谷折り状態、すなわち保持部材116の被綴じ物載置部122の内面より離れた状態に保持された状態にあるときに、第1の作動片130と第2の作動片132を幅方向に引き離そうとするように、第1の作動片130と第2の作動片132との間において若干斜めに架け渡され、この状態において、伸びようとする力、すなわち弾発力が働くように構成されている。開閉部材140は、第1の作動片130および第2の作動片132のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片130の半割杆112aを固定する部位と半割杆114aを固定する部位とを結ぶ線(X1(図15図示))および第2の作動片132の半割杆112bを固定する部位と半割杆114bを固定する部位とを結ぶ線(X2(図15図示))と若干斜めに交差する方向に架け渡されている。さらに、開閉部材140が閉じた状態にあるときは、開閉部材140の一方の先端140aが第2の作動片132に係止され且つ開閉部材140の他方の先端140bが第1の作動片130に係止されてねじられた状態になる。
【0030】
そして、開閉部材140の弾性により、作動部材118を構成する第1の作動片130と第2の作動片132とは、第1の綴杆112と第2の綴杆114を手で開き始めたとき、すなわち、第1の綴杆112と第2の綴杆114のそれぞれの係止部150を外したとき、第1の綴杆112の半割杆112aと半割杆112bとが離れる方向(半割杆112aはO1方向で、半割杆112bはO2方向(図16図示))および第2の綴杆114の半割杆114aと半割杆114bとが離れる方向(半割杆114aはO1方向で、半割杆114bはO2方向(図16図示))に移動するとともに、ねじられていた開閉部材140が元の状態に戻ろうとして、半割杆112aと半割杆112bとをおよび半割杆114aと半割杆114bとを円周方向(半割杆112aおよび半割杆114aはO3方向、半割杆112bおよび半割杆114bはO4方向)に引き離すように作用する。すなわち、開閉部材140の弾性により、第1の作動片130は、係止部150を外す方向(O 3 方向)に移動し、第2の作動片132は、係止部150を外す方向(O 4 方向)に移動する。作動部材118を構成する第1の作動片130と第2の作動片132は、谷折り状態から徐々に平面状態となり、そして平面状態から山折り状態に変わる。そして、開閉部材140は、第1の綴杆112と第2の綴杆114とを開いた状態にしたとき、第1の作動片130の突き合わせ縁130aと第2の作動片132の突き合わせ縁132aとが山折り状態、すなわち、保持部材116の被綴じ物載置部122の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
また、この実施形態においても、上述の実施形態と同じ状態に第1の作動片130および第2の作動片132が配置されており、ロック部材である掛止片162のつまみ部162bを、第1の綴杆112と第2の綴杆114とが閉じ合わされている状態において、つまみ部162bを第1の作動片130側に傾倒することにより、第1の作動片130の下端に設けられた切り欠き130dに、つまみ部162bの端部が嵌合され掛止される。これにより、掛止片162のつまみ部162bにより、第1の作動片130および第2の作動片132の保持部材116内での保持部材116の長手方向への移動が抑止される。なお、移動の抑止を解除する場合には、先程と同様に、つまみ部162bを第2の作動片132側に傾倒させることで、切り欠き130dとつまみ部162bの掛止が解除され、第1の作動片130と第2の作動片132を保持部材116の長手方向へ移すること容易に行うことができる。
【0031】
次に、本発明にかかるさらに別の実施の形態について、主として図17および図18に基づいて説明する。この実施の形態の綴具210は、前記実施の形態の綴具10と略同様の構成であるが、主として、開閉部材の架け渡し構造が異なるので、それらを中心に、以下説明する。開閉部材240は、2本の弾性部材(第1の開閉部材242および第2の開閉部材244)からなり、開閉部材240を構成する一方の第1の開閉部材242は、その一端が一方の作動片、すなわち第1の作動片230の下側面に形成された係止凸部230cに固定され、第1の開閉部材242の他端は、他方の作動片、すなわち第2の作動片232を跨いで保持部材216の一方の保持壁224bの下面に形成された係止凸部232dに固定されている。また、開閉部材240を構成する他方の第2の開閉部材244は、その一端が他方の作動片、すなわち第2の作動片232の下側面に形成された係止凸部232cに固定され、第2の開閉部材244の他端は、他方の作動片、すなわち第1の作動片230を跨いで保持部材216の他方の保持壁224aの下面に形成された係止凸部230dに固定されている。開閉部材240は、第1の作動片230と第2の作動片232との突き合わせ縁230aおよび突き合わせ縁232aが、谷折り状態、すなわち保持部材216の被綴じ物載置部222の内面より離れた状態に保持された状態にあるときに、伸展した状態となるように、第1の作動片230と保持壁224bおよび第2の作動片232と保持壁224aとの間において斜めに架け渡され、この状態において、元の状態に戻ろうとする力が働くように構成されている。
開閉部材240は、第1の作動片230および第2の作動片232のそれぞれの長手方向、すなわち第1の作動片230の半割杆212aを固定する部位と半割杆214aを固定する部位とを結ぶ線(X1(図17図示))および第2の作動片232の半割杆212bを固定する部位と半割杆214bを固定する部位とを結ぶ線(X2(図17図示))と斜めに交差する方向に架け渡されている。
【0032】
そして、作動部材218を構成する第1の作動片230と第2の作動片232とは、第1の綴杆212と第2の綴杆214を手で開き始めたとき、すなわち、第1の綴杆212と第2の綴杆214のそれぞれの係止部250を外したとき、第1の綴杆212の半割杆212aと半割杆212bとが離れる方向(半割杆212aはO1方向で、半割杆212bはO2方向(図18図示))および第2の綴杆214の半割杆214aと半割杆214bとが離れる方向(半割杆214aはO1方向で、半割杆214bはO2方向(図18図示))に移動するとともに、開閉部材240が元の状態に戻ろうとして、すなわち、伸びていた開閉部材240が縮む方向に作用し、半割杆212aと半割杆212bとをおよび半割杆214aと半割杆214bとを引き離すように円周方向(半割杆212aおよび半割杆214aはO3方向、半割杆212bおよび半割杆214bはO4方向)に作用する。すなわち、開閉部材240の弾性により、第1の作動片230は、係止部250を外す方向(O 3 方向)に移動し、第2の作動片232は、係止部250を外す方向(O 4 方向)に移動する。
作動部材218を構成する第1の作動片230と第2の作動片232は、谷折り状態から徐々に平面状態となり、そして平面状態から山折り状態に変わる。そして、開閉部材240は、第1の綴杆212と第2の綴杆214とを開いた状態にしたとき、第1の作動片230の突き合わせ縁230aと第2の作動片232の突き合わせ縁232aとが山折り状態、すなわち、保持部材216の被綴じ物載置部222の内側面に近づいた状態に保持するように作用する。
また、この実施形態においても、上述の実施形態と同じ状態に第1の作動片230および第2の作動片232が配置されており、ロック部材である掛止片262のつまみ部262bを、第1の綴杆212と第2の綴杆214とが閉じ合わされている状態において、つまみ部262bを第1の作動片230側に傾倒することにより、第1の作動片230の下端に設けられた切り欠き231dに、つまみ部262bの端部が嵌合され掛止される。これにより、掛止片262のつまみ部262bにより、第1の作動片230およびと第2の作動片232の保持部材216内での保持部材216の長手方向への移動が抑止される。なお、移動の抑止を解除する場合には、先程と同様に、つまみ部262bを第2の作動片232側に傾倒させることで、切り欠き231dとつまみ部262bの掛止が解除され、容易に第1の作動片230と第2の作動片232を保持部材216の長手方向への移動を行うことができる。
【0033】
なお、上述したきた実施の形態においては、第1の作動片の下端に設けられた切り欠きに、つまみ部の端部が嵌合されて、掛止片を作動片に掛止させたが、これに限定されることなく、切り欠きを設けずに、切り欠き部の縁につまみ部の傾倒を抑止するような突起状の出っ張りを設け、掛止片を作動片に掛止させた状態から掛止を解除するために、つまみ部を傾倒させるときに、この出っ張りを乗り越えさせるようにして、第1の作動片の下端と、つまみ部の上端を掛止させてもよい。
【0034】
【発明の効果】
この発明によれば、綴具の綴杆の頂部を手で操作することにより、比較的容易に開閉することができ、且つロック部材を形成することによって不意に綴杆が開放されない綴具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態である綴具の一例を示す斜視図である。
【図2】閉じた状態における綴具の平面図である。
【図3】閉じた状態における綴具の底面図である。
【図4】閉じた状態における綴具の横断面図であり、(A)は、図3A−A断面図であり、(B)は、図3B−B断面図である。
【図5】開いた状態における綴具の平面図である。
【図6】開いた状態における綴具の底面図である。
【図7】開いた状態における綴具の横断面図であり、(A)は、図6A−A断面図であり、(B)は、図6B−B断面図である。
【図8】閉じた状態における綴杆の係止部近傍を示す斜視図解図である。
【図9】開いた状態における綴杆の係止部近傍を示す斜視図解図である。
【図10】綴具の構成を示す図解図である。
【図11】綴具の構成を示す図解図である。
【図12】作動片をロックしている状態の掛止片を示す図解図である。
【図13】作動片をロックしていない状態の掛止片を示す図解図である。
【図14】綴具を表紙に取り付けた状態を示す横断面図である。
【図15】本発明にかかる別の実施の形態である綴具の閉じた状態における底面図である。
【図16】本発明にかかる別の実施の形態である綴具の閉じた状態における平面図である。
【図17】本発明にかかる更に別の実施の形態である綴具の閉じた状態における底面図である。
【図18】本発明にかかる更に別の実施の形態である綴具の閉じた状態における平面図である。
【図19】従来のリングファイルの閉じた状態における平面図である。
【図20】従来のリングファイルの開いた状態における平面図である。
【符号の説明】
A 表紙
P 用紙
10,110,210 綴具
12,112,212 第1の綴杆
12a,112a,212a 半割杆
12b,112b,212b 半割杆
14,114,214 第2の綴杆
14a,114a,214a 半割杆
14b,114b,214b 半割杆
16,116,216 保持部材
16a 切り欠き部
18,118,218 作動部材
20 取付孔
22,122,222 被綴じ物載置部
24a,24b,224a,224b 保持壁
24c,24d 保持用凸部
26 第1の貫通孔
28 第2の貫通孔
30,130,230 第1の作動片
30a,130a,230a 突き合わせ縁
30b 外側縁
30c、230c,230d 係止凸部
130c 切り欠き部
30d,130d,231d 切り欠き
131d 係止部
32,132,232 第2の作動片
32a,132a,232a 突き合わせ縁
32b 外側縁
32c,232c,232d 係止凸部
132c 切り欠き部
132d 係止部
40,140,240 開閉部材
140a 開閉部材の一方の先端
140b 開閉部材の他方の先端
242 第1の開閉部材
244 第2の開閉部材
50,150,250 係止部
52a 凸部
52b 凹部
54a 凸部
54b 凹部
56a 凸部
56b 凹部
58a 凸部
58b 凹部
60 スペーサ
62,162,262 掛止片
62a 基板
62b,126b,262b つまみ部
64 固定具

Claims (2)

  1. 2つの半割杆が組み合わされて略円環状に形成される綴杆と、
    前記綴杆を間隔をおいて設けることができる長さを備えた保持部材と、
    各半割杆がその基部において間隔をおいてその表面に固定され、各半割杆が保持部材に固定されるように保持部材の内側に可動自在に固定された作動部材とを備えた、綴具であって、
    前記作動部材は、前記保持部材内で突き合わされた状態で保持部材の長手方向に移動可能で、綴杆を開く方向に回動可能な一対の作動片からなり、
    一方の作動片には一方の半割杆の基部が固定され、他方の作動片には他方の半割杆の基部が固定され、
    前記作動片は、前記綴杆が閉じるとき、保持部材の内面より離れた位置において、その突き合わせ縁が突き合わせされた状態において前記作動片が保持され、前記綴杆が開くとき、保持部材の内面に近づいた方向に向いて、その突き合わせ縁が保持されるように保持部材に固定され、
    前記作動片が保持部材内で保持部材の長手方向に移動しない方向に、かつ作動片の突き合わせ部が保持部材の内面に近づく方向に力を加えるための開閉部材を有し
    前記一方の作動片の保持部材の長手方向への移動を抑止することができるロック部材を有する、綴具。
  2. 前記ロック部材は、
    一方の作動片の保持部材の長手方向の一端に揺動自在に設けられた掛止片であり、
    前記掛止片は、他方の作動片の方向に傾倒されることにより、他方の作動片の長手方向の一端に掛止する、請求項1に記載の綴具。
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