JP4132960B2 - 弾球遊技機の可変入賞装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入賞口を挟んで設けられた幅方向一対の可動片が、通常姿勢と、遊技球を入賞口へ誘導する幅方向に広がった誘導姿勢との間で姿勢変更可能とされた弾球遊技機の可変入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、弾球遊技機の遊技面に配設される可変入賞装置(いわゆる電動チューリップ)が知られている。この可変入賞装置は、入賞口を挟んで遊技面から突設された一対の支持軸回りにそれぞれ回転可能に軸支された一対の可動片を備えて構成されている。これらの可動片は、離間距離が入賞口の幅寸法と同一状態で上方に突出した通常姿勢と、支持軸回りに互いに反対方向に向けて鋭角分だけ回転することによって扇形状に開き、遊技球を受けて入賞口に誘導する誘導姿勢との間で姿勢変更可能になっている。
【0003】
かかる一対の可動片は、所定のリンク構造を介して遊技面の背面側に設けられたソレノイドと連結され、普段は付勢手段の付勢力によって通常姿勢に姿勢設定されているが、電流が供給されることによるソレノイドの励磁により付勢手段の付勢力に抗して支持軸回りに互いに離間方向に向けて回転し誘導姿勢に姿勢変更されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の上記のような可変入賞装置にあっては、一対の可動片が上方に向けて立設された通常姿勢と、支持軸回りに回転して扇状に開いた誘導姿勢との間で姿勢変更されるだけであるため、実用的には定められた機能を発揮し得るが、各可動片の動きが単純で面白味に欠けることから、パチンコ遊技の雰囲気を盛り上げるような新しいタイプの可変入賞装置の出現が嘱望されていた。
【0005】
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであり、可動片が特異で個性的な動きを行うことにより、遊技の雰囲気を盛り上げることができる弾球遊技機の可変入賞装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、遊技球が入球することにより入賞となる入賞口が上面に形成された球受け器が遊技面から前方に向けて突設されると共に、該入賞口を挟んで幅方向一対の可動片が設けられ、該各可動片は、入賞口を挟んで対向した位置に一対の回転中心が設けられ、互いに近接する方向に回転した通常姿勢と、互いに離間する方向に回転して遊技球の入賞口への入球を誘導するように幅方向に広がった誘導姿勢との間で姿勢変更可能に構成されてなる弾球遊技機の可変入賞装置であって、前記各可動片は、通常姿勢に姿勢設定された状態で先端部が前記回転中心より下位に位置するように回転範囲が設定され、さらに、前記入賞口の上方位置に、遊技球を通過させる通過孔を備えると共に、前記各可動片の回転に連動する側方入球規制部材が設けられ、該側方入球規制部材は、前記各可動片が通常姿勢に設定されることにより、前記通過孔を通過しない側方からの前記入賞口への入球を規制すべく該入賞口から上方へ向けて離間する一方、前記各可動片が誘導姿勢に姿勢設定されることにより前記球受け器に当接して通過孔が入賞口に連通するよう設けられていることを特徴とするものである。
【0007】
この発明によれば、入賞口を挟んで一対で設けられた可動片は、通常姿勢に姿勢設定された状態で回転中心から下方に向けて延びた状態になる一方、誘導姿勢に姿勢設定された状態で遊技球を受け得るように支持軸から斜め上方に向けて傾斜した逆八の字状になるため、姿勢変更時の従来とは異なる特異な動作によって視覚的な面白味が付加され、遊技面が見飽きない興味をそそるものになる。
【0008】
また、可動片は、その形状に種々の工夫が凝らされることにより、可動範囲が広いこととも相俟って遊技球との干渉で当該遊技球を予想もしない方向へ向けてはじき返すことが起るなど、遊技球の運動方向の意外性を引き出すことが可能になり、遊技が興趣に富んだものになる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記可動片は、通常姿勢に姿勢設定されることにより正面視で球受け器を覆うと共に、誘導姿勢に姿勢設定されることにより、球受け器が現出した状態と、側方入球規制部材が球受け器に当接する状態とを遊技者が目視できるように形状設定されていることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、各可動片が通常姿勢に姿勢設定されているときには、入賞口が一対の可動片によって覆われた状態になる一方、各可動片が誘導姿勢に姿勢設定されたときには、一対の可動片が互いに逆方向に回転し天道虫などの甲虫が鞘翅を広げたような状態になって入賞口が露出されるなど、可動片の派手な動きで外観が大幅に変化するため、かかる視覚的な変化が遊技者に強烈な印象を与え、これによって遊技者を楽しませることができるとともに、飽きさせないようにすることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記可動片は、遊技球を入賞口に誘導する誘導部として、可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態で上に凸となる曲面を有した正面視略扇形状であることを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態でその誘導部の頂部より入賞口側に捕捉された遊技球は、入賞口へ向けて誘導され、これによって入賞口への入球確率を大きくするという可変入賞装置本来の機能を果たすことができる一方、誘導部の頂部より入賞口の反対側に捕捉された遊技球は、入賞口に到達することなく遊技面に戻されることになり、従来見られない遊技球の動きで遊技が興趣に富んだものになる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前方に向けて延出される一方の端部側の直線状部及び後方に向けて延出される他方の端部側の直線状部が平行するよう折り曲げて形成された一対の被操作ロッドと、進退可能な磁性体ロッドが設けられたソレノイドと、該磁性体ロッドの進退それぞれにおいて各被操作ロッドの他方の直線状部が互いに反対方向に回転するよう、磁性体ロッド及び各被操作ロッドの他方の端部に連結されるリンク部材とを備え、各被操作ロッドの一方の端部を前記可動片の背面に固定すると共に、各被操作ロッドの他方の直線状部に、前記側方入球規制部材の両側に架設された架設片を載置し、磁性体ロッドの突出時、各被操作ロッドの他方の直線状部を一方の直線状部よりも上方に位置させて、前記可動片及び前記側方入球規制部材を通常姿勢に姿勢設定する一方、磁性体ロッドの後退時、各被操作ロッドの他方の直線状部を一方の直線状部よりも下方に位置させて、前記可動片及び前記側方入球規制部材を誘導姿勢に姿勢設定することを特徴とするものである。
【0016】
この発明によれば、可動片が通常姿勢に姿勢設定されることにより、側方入球規制部材は入賞口から上方に向けて移動し、側方からの遊技球の入賞口への入球が規制される一方、可動片が誘導姿勢に設定された状態では、側方入球規制部材が下降して入賞口に接近あるいは当接するため、可動片に補足された遊技球を、側方入球規制部材が邪魔にならない状態で入賞口へ導くことができ、可変入賞装置の機能を確実に確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る可変入賞装置の第1実施形態を示す分解斜視図であり、図2はその組立て斜視図であって、(イ)は可動片が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。また、図3は、図2の(イ)に示す可変入賞装置の平面図であり、図4は同正面図である。
【0018】
これらの図に示すように、第1実施形態の可変入賞装置10は、ベース部材20と、このベース部材20表面側に装着される側方入球規制部材30と、同表面側に装着される可動片40と、ベース部材20の背面側に装着されるソレノイド部材50と、同背面側であってソレノイド部材50とベース部材20との間に介設されるリンク部材60とを備えた基本構成を有している。
【0019】
前記ベース部材20は、他の部材を装着するための基礎部品であって、弾球遊技機の遊技面に取り付けられるものであり、正面視で略三角形状を呈したベース板21と、このベース板21の表面側における幅方向中央部の上部位置に形成された、側方入球規制部材30を装着する規制部材装着部22と、この規制部材装着部22の直下に突設された球受け器23と、ベース板21の背面側から後方に向かって突設された幅方向一対のソレノイド支持壁体24とを備えている。
【0020】
前記規制部材装着部22は、側方入球規制部材30を昇降可能に装着するためのものであり、ベース板21の表面側が矩形状で凹没されることによって形成した矩形凹部22aを備えて形成されている。この矩形凹部22aの奥部には仕切板22bが設けられ、この仕切板22bの中央部に上下方向に延びる中央部ガイド孔22cが穿設されているとともに、同両側部に左右一対の側部ガイド孔22dが穿設されている。中央部ガイド孔22cの孔幅寸法は、後述する連結ネジ33の基端部が摺接状態で嵌挿され得る寸法に設定されている。これらのガイド孔22c,22dは、側方入球規制部材30の上下動を案内するためのものである。
【0021】
前記球受け器23は、側方入球規制部材30を介して遊技球を受球するためのものであり、ベース板21から前方に向けて突設されて正面視で椀状に形成されている。かかる球受け器23は、上面に形成された入賞口23a有しているとともに、入賞口23aを通って球受け器23へ入球した遊技球をベース板21に穿設された通過孔21aを介して背面側に排出させるようになっている。なお、入賞口23aは、遊技面の適所に設けられた図示しない図柄変動表示部における図柄の変動を開始させるための始動口としての役割をも果たすものである。
【0022】
ベース板21の背面側には、通過孔21aと連通したベンド部25(図5)が設けられ、球受け器23に入った遊技球は、通過孔21aを通過した後このベンド部25を通って下面開口から遊技板の背面側に設けられた図略の遊技球回収装置へ回収されるようになっている。ベンド部25の上面には、球詰りを解消するための詰り解消孔25aが穿設され、遊技球がベンド部25内で詰まったときにはこの詰り解消孔25aから棒を差し込んで詰りを解消させるようにしている。
【0023】
前記各ソレノイド支持壁体24は、円柱部24aと、この円柱部24aから下方に向けて延設された裾部24bとからなっている。円柱部24aの端面にはネジ孔24cが設けられているとともに、裾部24bの端面には後方に向かって突設された爪片24dが設けられている。これらのネジ孔24cおよび爪片24dは、ソレノイド部材50をベース部材20に装着するためのものである。また、裾部24bの上部後方にはリンク部材60を装着するための装着孔24eが穿設されている。
【0024】
前記側方入球規制部材30は、平面視で球受け器23と同一の円弧状を呈した規制片本体31と、この規制片本体31の各端部間に架設される架設片32と、この架設片32を規制片本体31に固定するための連結ネジ33とを備えて構成されている。
【0025】
前記規制片本体31は、長尺の角材の中央部が円弧状に折り曲げられた状態で形成され、その対向面間に架橋された架橋片34を有しているとともに、円弧部分と架橋片34とにより囲まれた空間に遊技球を通過させるための通過孔31aが形成されている。かかる規制片本体31は、幅寸法がベース板21の矩形凹部22aの幅寸法より僅かに小さく寸法設定され、架橋片34から後方に向けて突出した互いに平行な一対の突出部31bがベース板21の対応した側部ガイド孔22dにそれぞれ嵌挿されるようになされている。
【0026】
前記架設片32は、各側部ガイド孔22dに嵌挿された規制片本体31の一対の突出部31b間に架設されるものであり、長さ寸法が突出部31b間の外寸法と同一に設定され、中央部に連結ネジ33を挿通するための挿通孔32aが穿設されている一方、前記規制片本体31の架橋片34には、前記挿通孔32aと対向する位置に連結ネジ33を螺着するためのネジ孔34aが螺設されている。
【0027】
そして、各突出部31bが一対の側部ガイド孔22dに嵌挿された状態で当該各突出部31bの端面間に架設片32を差し渡し、この状態で連結ネジ33を架設片32の挿通孔32aおよびベース板21の中央部ガイド孔22cに挿通したのち連結ネジ33を架橋片34のネジ孔34aに螺着・締結することによって側方入球規制部材30が各ガイド孔22c,22dに案内されつつ昇降し得る状態でベース部材20に装着されることになる。
【0028】
このような側方入球規制部材30の規制片本体31には、架橋片34より若干後方寄りの位置の外面側に互いに反対方向に向けて突設された戻止め突起31cが突設されている。そして、規制片本体31の突出部31bがベース板21の各側部ガイド孔22dにそれぞれ嵌挿された状態でこれらの戻止め突起31cがベース板21の背面に当止することにより仕切板22bが架橋片34と各戻止め突起31cとに挟持された状態になり、これによって側方入球規制部材30の前後動が阻止されるようになっている。
【0029】
そして、可変入賞装置10は、かかる側方入球規制部材30の存在によって、従来の可変入賞装置と同一の機能を確実に果たすことが可能になる。
【0030】
前記可動片40は、一対で設けられ、入賞口23aに影響を与えない通常姿勢と、遊技球の入賞口23aへの入球を誘導する幅方向に広がった誘導姿勢との間で姿勢変更するものであり、本実施形態においては、正面視で甲虫目に属する昆虫(特に天道虫)の鞘翅に似せて形状設定されている。
【0031】
かかる可動片40は、前記鞘翅に似せた扇形状の前面板41と、この前面板41の背面側から後方に向けて延設された円弧板(誘導板)42と、この円弧板42から後方に向けて突設される被操作ロッド(回転中心)43とを備えている。各前面板41は同一寸法で且つそれぞれの直線縁部の端面同士を対向させた状態で、図2の(イ)および図3に示すように、球受け器23を覆い隠し得る大きさになるように面積設定されている。かかる前面板41の中心角は、本実施形態においては、略140°に設定されている。
【0032】
前記円弧板42は、前面板41の円弧縁部から円弧状を呈した状態で後方に向かって延設されている。かかる円弧板42は、延設量が球受け器23のベース板21からの突出量より若干長めに寸法設定され、これによって一対の円弧板42で、図2の(イ)および図3に示すように、球受け器23を覆い得るようになっている。かかる円弧板42の上縁部には当該円弧板42と一体に円柱体42bが形成されている。この円柱体42bは、その後端面から同心で穿孔された装着孔42cを有し、この装着孔42cに被操作ロッド43が装着される。
【0033】
前記被操作ロッド43は、針金を1段の階段状に折り曲げることによって形成され、一方の端部を、ベース板21の規制部材装着部22の左右外方位置にそれぞれ穿孔された嵌挿孔21bを介してベース板21の背面側から前記装着孔42cに圧入することによって可動片40に固定されるようになっている。
【0034】
かかる被操作ロッド43の他方の端部によって被操作部43aが形成されている。そして、この被操作部43aがリンク部材60によって操作されることにより、可動片40は、各前面板41が球受け器23を覆い隠した図2の(イ)に示す通常姿勢と、各前面板41が上方に向けて被操作ロッド43回りにそれぞれ反対方向に所定角度(本実施形態では略90°)回転して各円弧板42が遊技球を入賞口23aへ誘導する誘導姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。
【0035】
前記ソレノイド部材50は、本実施形態においては、従来採用されているものと同一のものが採用され、これによって部品コストの低減化を図るようにしている。かかるソレノイド部材50は、筒体の周面にコイルが形成されたソレノイド本体51と、このソレノイド本体51の前端面から前方に向けて進退可能に突設された磁性体ロッド52と、この磁性体ロッド52に遊嵌されて当該磁性体ロッド52を突出方向に付勢するコイルスプリング53とを備えて構成されている。ソレノイド本体51は、二股状のヨーク部材54に内装されている。ヨーク部材54にはカバー体55が被せられ、ネジ止めでヨーク部材54に固定されている。
【0036】
前記磁性体ロッド52は、棒状のロッド本体52aと、このロッド本体52aの先端部に同心で固定された当該ロッド本体52aより大径の操作円板52bとからなっている。前記コイルスプリング53は、操作円板52bおよびソレノイド本体51間のロッド本体52aに圧縮状態で遊嵌され、磁性体ロッド52はこのコイルスプリング53の付勢力でソレノイド本体51から突出方向へ付勢されている。
【0037】
前記カバー体55は、逆U字形状のカバー本体55aと、このカバー本体55aの各側板の前方縁部から互いに反対方向に折り曲げられて形成した一対のブラケット片55bとからなっている。各ブラケット片55bの上部には、前記ソレノイド支持壁体24の円柱部24aの装着孔24eに対応した貫通孔55cがそれぞれ穿設されているとともに、同下部には、前記ソレノイド支持壁体24の裾部24bの後端縁面に突設された爪片24dに対応した嵌挿孔55dがそれぞれ穿設され、装着ネジ56を、貫通孔55cを介して装着孔24eに螺着・締結するとともに、嵌挿孔55dを爪片24dに外嵌することによってソレノイド部材50がベース部材20に装着されるようにしている。
【0038】
前記リンク部材60は、磁性体ロッド52のソレノイド本体51に対する進退で被操作ロッド43の被操作部43aを操作するものであり、逆L字形状を呈した幅方向一対のリンク板61と、各リンク板61間に架橋された2本のリンクロッド62と、各リンク板61から外方に向かってそれぞれ突設された一対のリンク軸63と、各リンク板61の前端部にそれぞれ形成されたリンク溝形成体64とを備えて構成されている。
【0039】
前記リンク板61は、上下方向に延びる縦板61aと、この縦板61aと直交した状態で前方に向かって延びる横板61bとからなっている。また、前記リンクロッド62は、各縦板61aの下端部間に互いに平行に架設されているとともに、前記リンク軸63は、縦板61aと横板61bとの交差部分の外側隅部に設けられている。そして、各リンク軸63をソレノイド支持壁体24の各装着孔24eにそれぞれ嵌挿することによって、リンク部材60は、一対のソレノイド支持壁体24間でリンク軸63回りに正逆回転し、可動片40を通常姿勢に姿勢設定する下向き姿勢と、可動片40を誘導姿勢に姿勢設定する上向き姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。
【0040】
前記リンク溝形成体64は、可動片40から後方に向けて突設された被操作ロッド43の被操作部43aに連結して当該被操作部43aを操作するためのものであり、リンク板61より肉厚に厚み設定された三日月状を呈する肉厚部64aと、この肉厚部64aの前方位置に形成された幅方向に延びるリンク溝64bとからなっている。
【0041】
前記各リンク溝64bは、溝幅寸法が被操作ロッド43の径寸法より若干大きめに寸法設定され、これによってリンク部材60がベース部材20の一対のソレノイド支持壁体24間に装着された状態で各被操作ロッド43の被操作部43aにそれぞれ遊嵌され得るようになっている。そして、リンク溝64bが設けられた肉厚部64aは、可動片40が被操作ロッド43回りに回転して通常姿勢と誘導姿勢との間で姿勢変更しても、被操作ロッド43の被操作部43aがリンク溝64bから外れないように厚み寸法が設定されている。
【0042】
そして、前記側方入球規制部材30は、その架設片32が一対の被操作ロッド43の各被操作部43a上に載置されるように寸法設定されている。したがって、リンク部材60が下向き姿勢に姿勢設定されることにより可動片40がリンク溝64bを介して誘導姿勢に姿勢設定された状態(すなわち被操作ロッド43の被操作部43aが下方位置に位置した状態)で、側方入球規制部材30は自重によって降下して球受け器23に当接する一方、リンク部材60が上向き姿勢に姿勢設定されることにより可動片40がリンク溝64bを介して通常姿勢に姿勢設定された状態(すなわち被操作ロッド43の被操作部43aが上方位置に位置した状態)で、側方入球規制部材30は被操作部43aによって上方に押し上げられられることになる。
【0043】
このようにリンク部材60の動作を側方入球規制部材30に直接伝達して当該側方入球規制部材30を昇降させるようにしているため、側方入球規制部材30の昇降用として別途構成されたリンク機構を介在させる必要がなくなり、その分部品コストの低減化に貢献することができる。
【0044】
図5は、第1実施形態の可変入賞装置10の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、可動片40が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、可動片40が通常姿勢から誘導姿勢に姿勢変更しつつある状態、(ハ)は、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図5において、添え字の▲1▼は正面図を示し、同▲2▼は側面視の断面図(図2の(イ)のA−A線断面図)を示している。
【0045】
まず、図5の(イ)は、ソレノイド本体51への電力供給が遮断された状態であり、この状態では磁性体ロッド52がコイルスプリング53の付勢力によりソレノイド本体51から前方に向けて突出している。したがって、前方側(図5の▲2▼における左側)のリンクロッド62が磁性体ロッド52の操作円板52bにより前方へ押されてリンク板61が上向き姿勢に姿勢設定された状態になっている。そして、リンク板61が上向き姿勢に姿勢設定されていることにより、そのリンク溝64bが遊嵌されている被操作ロッド43の被操作部43aが上方に位置し、これによって一対の可動片40は、図5の(イ)−▲1▼に示すように、互いの直線縁部が微小隙間を介して互いに対向し昆虫の鞘翅が畳まれたような通常姿勢に姿勢設定された状態になっている。
【0046】
また、この状態では、架設片32が一対の被操作ロッド43の各被操作部43aに載置されている側方入球規制部材30は、被操作部43aが上方に位置していることにより上方へ押し上げられ、これによって規制片本体31が球受け器23から上方に離間して可動片40が規制片本体31と干渉しないようになっている。したがって、遊技球は、可動片40による利益を享受することなく通常の状態で規制片本体31の通過孔31aを介して入賞口23aへ入球することになる。
【0047】
また、可動片40が通常姿勢に姿勢設定された状態では、各可動片40が被操作ロッド43から下方に垂下した状態になっているため、遊技面における遊技球の流れに悪影響を及ぼすことはない。
【0048】
ついで、遊技上の所定の条件が成立すると(例えば遊技面の適所に設けられた変動可能な二桁の数字を有するいわゆるミニデジタルにおいて各数字が同一となって揃うと)、所定の電力がソレノイド本体51に供給され、これによって磁性体ロッド52がコイルスプリング53の付勢力に抗してソレノイド本体51内へ引き込まれる。
【0049】
そうすると、後方側(図5の▲2▼における右側)のリンクロッド62が磁性体ロッド52の操作円板52bにより後方へ引かれてリンク板61がリンク軸63回りに時計方向に回転して先端が下降するため、各可動片40は、リンク板61のリンク溝64bおよび被操作ロッド43の被操作部43aを介して被操作ロッド43回りに互いに反対方向に向けて順次回転し、かかる一対の可動片40の動きによって、図5の(ロ)−▲1▼に示すように、昆虫があたかも鞘翅を広げつつあるような状態が現出される。またこのとき、被操作部43aの下降に伴って架設片32が各被操作部43aに載置されている側方入球規制部材30も自重で順次下降することになる。
【0050】
このような可動片40の姿勢変更過程において、遊技球が可動片40に当って跳ね返り、この跳ね返った遊技球が入賞口23aに入球することがあり、これによって遊技者に幸運感を与えることができる。
【0051】
ついでリンク板61が下向き姿勢に姿勢設定されることにより、リンク板61が下向き姿勢に姿勢設定されるため、そのリンク溝64bの遊嵌されている被操作ロッド43の被操作部43aが下方に位置し、これによって一対の可動片40は、図5の(ハ)−▲1▼に示すように、昆虫が鞘翅を広げたような状態の誘導姿勢に姿勢設定される。このとき規制片本体31は、球受け器23の上面に当接した状態になる。
【0052】
そして、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態では、遊技球は、可動片40の円弧板42に捕捉されたものがその傾斜で誘導され、規制片本体31の通過孔31aを介して球受け器23の入賞口23aに容易に入球するため、遊技者は可動片40が誘導姿勢に姿勢設定されている間、その利益を享受することができる。また、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態で、たとえ遊技球が可動片40の円弧板42に当っても、当った位置が当該円弧板42の外側に向かった先下がりの傾斜面である場合には、遊技球は入賞口23aに向かうことなく円弧板42から外側に放出されるため、遊技球の挙動が従来の可変入賞装置では起り得ないものになり、これによってもパチンコ遊技が興趣に富んだものになる。
【0053】
なお、曲率半径を適切に設定するなど円弧板42の寸法設定を適切に行うことにより、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態での遊技球を捕捉する割合を変更することができる。
【0054】
図6は、本発明に係る可変入賞装置の第2実施形態を示す分解斜視図であり、図7はその組立て斜視図であって、(イ)は可動片が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【0055】
第2実施形態の可変入賞装置10aは、可動片40aが牛の角状に形成されている点(すなわち、誘導姿勢に姿勢設定された状態で下が凸になるように形状設定されている点)が第1実施形態のものと相違している。可動片40aは、被操作ロッド43の先端に固定される牛の角状の前面板41aと、各可動片40aが通常姿勢に姿勢設定された状態(図7の(イ))で互いに対向する方向に向けて膨出した円弧板42aとを備えて構成されている。その他の構成については第1実施形態のものと同様である。
【0056】
第2実施形態の可変入賞装置10aによれば、可動片40aの前面板41aが牛の角状に形成されているため、各可動片40aがそれぞれ通常姿勢に姿勢設定された状態では、図7の(イ)に示すように、牛が頭を下げて角(前面板41a)を前に突き出した戦闘態勢になっているように見える一方、各可動片40aがそれぞれ誘導姿勢に姿勢設定された状態では、図7の(ロ)に示すように、牛が頭を上げた平常状態に見え、かかる可動片の動きの変化で遊技面を見飽きない興味をそそるものにすることができる。
【0057】
以上詳述したように、本発明に係る可変入賞装置10,10aは、遊技球が入球することにより入賞となる入賞口23aを挟んで幅方向一対の可動片40,40aが設けられ、各可動片40,40aは、被操作ロッド43回りの正逆回転で入賞口23a近傍から下方に向けて垂れ下がる通常姿勢と、遊技球の入賞口23aへの入球を誘導するように幅方向に広がった誘導姿勢との間で姿勢変更可能に構成されているため、入賞口23aを挟んで一対で設けられた可動片40,40aは、誘導姿勢に姿勢設定された状態で遊技球を受け得るように支持軸から斜め上方に向けて傾斜した逆八の字状になり、姿勢変更時の従来とは異なる特異な動作によって遊技面が華やぎ、視覚的な面白味が付加されてパチンコ遊技を楽しくすることができる。
【0058】
また、可動片40,40aは、その形状(特に円弧板42,42a)に種々の工夫が凝らされることにより、可動範囲が広いこととも相俟って遊技球との干渉で当該遊技球を予想もしない方向へ向けてはじき返すことが起るなど、遊技球の運動方向の意外性を引き出すことが可能になり、パチンコ遊技を興趣に富んだものにすることができる。
【0059】
特に、第1実施形態のように、可動片40の前面板41を甲虫の鞘翅に似せて形状設定することにより、可動片40が通常姿勢に姿勢設定された状態で前面板41があたかも天道虫やかぶと虫等の甲虫目の昆虫が鞘翅を畳んだ状態に見える一方、誘導姿勢に姿勢設定されることにより、前面板41が鞘翅を広げた昆虫に見え、かかる可動片40の動きの変化で遊技面を見飽きない面白いものにすることができる。
【0060】
また、第2実施形態のように、可動片40aを牛の角に似せることにより、当該可動片40aは、通常姿勢に姿勢設定されることにより、あたかも闘牛が頭を下げて角を前に突き出した臨戦態勢になっているように見える一方、誘導姿勢に姿勢設定されることにより、頭を上げた平常状態に見え、かかる可動片40aの動きの変化でも遊技面を見飽きない興味をそそるものにすることができる。
【0061】
また、入賞口23aの上方位置に遊技球を通過させる通過孔31aを備えた側方入球規制部材30を設け、該側方入球規制部材30は、可動片40,40aが通常姿勢に姿勢設定されることにより入賞口23aから上方へ向けて離間する一方、可動片40,40aが誘導姿勢に姿勢設定されることにより入賞口23aへ向けて下降するよう構成されているため、可動片40,40aが通常姿勢に姿勢設定されることにより、側方入球規制部材30が入賞口23aから上方に向けて移動し、この側方入球規制部材30の規制片本体31が、通常、入賞孔の上方位置に打設される幅方向一対の干渉釘の役割を果たす一方、可動片40,40aが誘導姿勢に設定された状態では、側方入球規制部材30が下降して入賞口23aに接近するため、可動片40,40aに補足された遊技球を、規制片本体31を介して円滑に入賞口23aに導くことができる。
【0062】
また、側方入球規制部材30は、その後方の架設片32が可動片40に設けられた被操作ロッド43の被操作部43aに載置された状態で当該被操作部43aにリンクして昇降されるようになされているため、側方入球規制部材30の昇降構造が簡単なものになり、部品コストの低減化に貢献する。
【0063】
図8は、第1実施形態の可変入賞装置10が遊技板Bの遊技面に設けられた一例を示す正面図であり、(イ)は、可動片40が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【0064】
図8に示すように、可変入賞装置10は、遊技板Bに形成された遊技面B1の中央部より若干下方位置に設けられ、これによって遊技者の視線が一対の可動片40に最も集中し易いようになっている。このような位置で、可動片40の前面板41は、通常姿勢に姿勢設定された状態(図8の(イ))と、誘導姿勢に姿勢設定された状態(図8の(ロ))との間であたかも天道虫が鞘翅を窄めたり、広げたりするように変化するため、遊技面B1が視覚的に非常に楽しいものになり、遊技者を飽きさせないようにすることができる。
【0065】
また、遊技面B1には、遊技球貯留構造30の直上位置に幅方向二対の釘B3が植設されている。左右で対向した各一対の釘B3間の距離は遊技球の直径寸法より僅かに大きく設定され、これによって1球のみが通過し得るようになっている。
【0066】
また、可動片40が通常姿勢(図8の(イ))に姿勢設定され、これによって側方入球規制部材30が球受け器23から上方へ離間した状態(上昇位置に位置設定された状態)で、当該側方入球規制部材30の上縁部と下方の釘B3との間の距離が遊技球の直径寸法より小さくなるように釘B3の植設位置が設定されている。したがって、遊技球は、二対の釘B3間を通過しない限り入賞口23a(図1)へ入球することができない。
【0067】
これに対し、可動片40が誘導姿勢(図8の(ロ))に姿勢設定され、これによって側方入球規制部材30が球受け器23に当接する下降位置に位置設定された状態では、側方入球規制部材30と下方の釘B3との間の距離が遊技球の直径寸法より大きくなるように側方入球規制部材30の下降距離が設定されている。したがって、可動片40に捕捉された遊技球は、釘B3に干渉されることなく入賞口23aへ向かうことになる。
【0068】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0069】
(1)上記の実施形態においては、側方入球規制部材30の規制片本体31が環状に形成されているが、本発明は、規制片本体31が環状であることに限定されるものではなく、架橋片34の両端部から干渉釘を前方に向けてそれぞれ突設してもよい。
【0070】
(2)上記の第1実施形態においては、可動片40はその前面板41が甲虫の鞘翅状に形成され、また、第2実施形態においては、可動片40aはその前面板41aが牛の角状に形成されているが、本発明は、前面板41,41aが甲虫の鞘翅状や牛の角上であることに限定されるものではなく、一対の可動片が左右に開くものではなくて下から上に向かって開くように構成されたものである限り、前面板を各種の形状に設定することができる。
【0071】
(3)上記の実施形態においては、誘導板として正面視で円弧形状を呈した円弧板42,42aが採用されているが、本発明は、誘導板が円弧形状を呈したものであることに限定されるものではなく、正面視で直線状を呈した平板からなる通常の板体を採用してもよい。
【0072】
(4)上記の第1実施形態においては、可動片40に形成される誘導部として、誘導姿勢に姿勢設定された状態で上に凸の円弧板42が採用されているが、本発明は、誘導部が上に凸の円弧板42であることに限定されるものではなく、例えば中央部が曲折された曲折板など、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態で分水嶺が形成されるようなものであればよい。
【0073】
(5)上記の第2実施形態においては、可動片40aに形成される誘導部として、誘導姿勢に姿勢設定された状態で上に凹の円弧板42aが採用されているが、本発明は、誘導部が上に凹の円弧板42aであることに限定されるものではなく、例えば入賞口23aに向けて全体的に先下がりに傾斜した傾斜板など、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態で捕捉された遊技球を全て入賞口23aへ導くようなものであればよい。
【0074】
(6)上記の実施形態においては、可動片40,40aが通常姿勢に姿勢設定された状態でも入賞口23aの上方が開放され、遊技球の入球が可能となっているが、本発明は、可動片40,40aが通常姿勢に姿勢設定された状態で入賞口23aが閉止されないことに限定されるものではなく、通常姿勢に姿勢設定されることによって入賞口23aが閉止されるようにしてもよい。こうすることによって、可変入賞装置を遊技上の所定の条件が成立したときにのみ入賞口として機能するものとすることができる。したがって、本発明には、可動片が通常姿勢に姿勢設定された状態で入賞口23aが閉止されるという事項が含まれる。
【0075】
(7)上記の実施形態においては、球受け器23の上方に昇降可能な側方入球規制部材30を設けているが、本発明は、球受け器23の上方に側方入球規制部材30を設けることに限定されるものではなく、図9に示すように、特に側方入球規制部材30を設けなくてもよい。
【0076】
図9は、第1実施形態の前面板41が採用された可変入賞装置10bにおいてベース部材20に側方入球規制部材30を設けなかった実施形態を示す斜視図であり、(イ)は可動片40bが通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は可動片40bが誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。側方入球規制部材30を設けない場合には、図9に示すように、ベース部材20の上方位置に入賞口23aに対向するように左右二対の釘状突起物B2が設けられている。
【0077】
そして、かかる釘状突起物B2の下部のものは、図9の(イ)に示すように、可動片40bが通常姿勢に姿勢設定された状態で下部の釘状突起物B2と円弧板42の上縁部との間の隙間寸法が遊技球の通過を阻止し得る位置に打設される一方、可動片40bの被操作ロッド43に対する軸支位置は、可動片40bを基準として先の実施形態における軸支位置より若干下方位置とされ(すなわち、被操作ロッド43の設置位置は先の実施形態における設置位置と同様であるが、可動片40bが通常姿勢に姿勢設定された状態で円弧板42の上縁部が先の実施形態の場合より上方に位置するように被操作ロッド43に対する軸支位置が設定され)、これによって可動片40bが誘導姿勢に姿勢設定された状態で、図9の(ロ)に示すように、下部の釘状突起物B2と円弧板42との間に遊技球が通過し得る隙間が形成されるようになされている。
【0078】
かかる可変入賞装置10bによれば、昇降構造を備えた側方入球規制部材30を採用しなくてもよくなるため、その分可変入賞装置が簡単な構成になり、可動片40bの独特の動きの面白さを確保した上で、部品コストの低減化に貢献することができる。
【0079】
なお、図9に示す例では、釘状突起物B2がベース部材20のベース板21に設けられているが、こうする代わりに釘状突起物B2をベース板21の直上の遊技面B1(図8)上に植設してもよい。
【0080】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、入賞口を挟んで設けられる幅方向一対の可動片は、一対の回転中心回りにそれぞれ正逆回転して通常姿勢と誘導姿勢との間で姿勢変更可能に構成されるとともに、通常姿勢に姿勢設定された状態で先端部が回転中心より下位に位置するように回転範囲が設定されているため、入賞口を挟んで一対で設けられた可動片は、通常姿勢に姿勢設定された状態で回転中心から下方に向けて延びた状態になる一方、誘導姿勢に姿勢設定された状態で遊技球を受け得るように支持軸から斜め上方に向けて傾斜した逆八の字状になり、姿勢変更時の従来とは異なる特異な動作によって遊技面が華やぎ、かかる視覚的な面白味の付加によってパチンコ遊技を視覚的に楽しいものにすることができる。
【0081】
また、可動片は、その形状に種々の工夫が凝らされることにより、可動範囲が広いこととも相俟って遊技球との干渉で当該遊技球を予想もしない方向へ向けてはじき返すことが起るなど、遊技球の運動方向の意外性を引き出すことが可能になり、パチンコ遊技そのものをさらに興趣に富んだものとすることができる。
【0082】
請求項2記載の発明によれば、可動片は、通常姿勢に姿勢設定されることにより正面視で入賞口を覆うように形状設定されているため、各可動片が通常姿勢に姿勢設定されているときには、入賞口近辺が一対の可動片によって覆われた状態になる一方、各可動片が誘導姿勢に姿勢設定されたときには、一対の可動片が互いに逆方向に回転し天道虫などの甲虫が鞘翅を広げたような状態になって入賞口近辺が露出されるなど、可動片の派手な動きで入賞口近辺の景色が大幅に変化し、この入賞口近辺の見た目の大幅な変化が遊技者に強烈な印象を与え、これによって遊技者を楽しませることができるとともに、飽きさせないようにすることができる。
【0083】
請求項3記載の発明によれば、可動片は、遊技球を入賞口に誘導する誘導部として、、誘導姿勢に姿勢設定された状態で頂部より入賞口側に捕捉された遊技球を入賞口へ誘導し得るように略中央位置が上に凸に形成されているため、可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態でその誘導部の頂部より入賞口側に捕捉された遊技球は、入賞口へ向けて誘導され、これによって入賞口への入球確率を大きくするという可変入賞装置本来の機能を果たすことができる一方、誘導部の頂部より入賞口の反対側に捕捉された遊技球は、入賞口に到達することなく遊技面に戻されることになり、従来見られない遊技球の動きで遊技を極めて興趣に富んだものとすることができる。
【0085】
請求項記載の発明によれば、可動片が通常姿勢に姿勢設定されることにより、側方入球規制部材は入賞口から上方に向けて移動し、これによって遊技球は側方入球規制部材を介してでないと入賞口へ入球しないようになるため、側方からの遊技球の入賞口への入球が規制され、当該入賞口が他の入賞口と同様の構成となる一方、可動片が誘導姿勢に設定された状態では、側方入球規制部材が下降して入賞口に当接するため、可動片に補足された遊技球を、側方入球規制部材が邪魔にならない状態で当該側方入球規制部材を介して入賞口へ導くことができ、可変入賞装置の機能を確実に果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変入賞装置の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す可変入賞装置の組立て斜視図であって、(イ)は可動片が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【図3】図2の(イ)に示す可変入賞装置の平面図である。
【図4】図2の(イ)に示す可変入賞装置の同正面図である。
【図5】第1実施形態の可変入賞装置10の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、可動片40が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、可動片40が通常姿勢から誘導姿勢に姿勢変更しつつある状態、(ハ)は、可動片40が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図5において、添え字の▲1▼は正面図を示し、同▲2▼は側面視の断面図(図2の(イ)のA−A線断面図)を示している。
【図6】本発明に係る可変入賞装置の第2実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】図6に示す可変入賞装置の組立て斜視図であって、(イ)は可動片が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【図8】第1実施形態の可変入賞装置が遊技板の遊技面に設けられた一例を示す正面図であり、(イ)は、可動片が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【図9】第1実施形態の可動片が採用された可変入賞装置においてベース部材に側方入球規制部材を設けなかった実施形態を示す斜視図であり、(イ)は可動片が通常姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
10,10a,10b 可変入賞装置
20 ベース部材 21 ベース板
21a 通過孔 21b 嵌挿孔
22 規制部材装着部 22a 矩形凹部
22b 仕切板 22c 中央部ガイド孔
22d 側部ガイド孔 23 球受け器
23a 入賞口 24 ソレノイド支持壁体
24a 円柱部 24b 裾部
24c ネジ孔 24d 爪片
24e 装着孔 25 ベンド部
25a 詰り解消孔 30 側方入球規制部材
31 規制片本体 31a 通過孔
31b 突出部 31c 戻止め突起
32 架設片 32a 挿通孔
33 連結ネジ 34 架橋片
34a ネジ孔 40,40a,40b 可動片
41,41a 前面板 42,42a 円弧板(誘導板)
42b 円柱体 42c 装着孔
43 被操作ロッド 43a 被操作部
50 ソレノイド部材 51 ソレノイド本体
52 磁性体ロッド 52a ロッド本体
52b 操作円板 53 コイルスプリング
54 ヨーク部材 55 カバー体
55a カバー本体 55b ブラケット片
55c 貫通孔 55d 嵌挿孔
56 装着ネジ 60 リンク部材
61 リンク板 61a 縦板
61b 横板 62 リンクロッド
63 リンク軸 64 リンク溝形成体
64a 肉厚部 64b リンク溝
B 遊技板 B1 遊技面
B2 釘状突起物 B3 釘

Claims (4)

  1. 遊技球が入球することにより入賞となる入賞口が上面に形成された球受け器が遊技面から前方に向けて突設されると共に、該入賞口を挟んで幅方向一対の可動片が設けられ、該各可動片は、入賞口を挟んで対向した位置に一対の回転中心が設けられ、互いに近接する方向に回転した通常姿勢と、互いに離間する方向に回転して遊技球の入賞口への入球を誘導するように幅方向に広がった誘導姿勢との間で姿勢変更可能に構成されてなる弾球遊技機の可変入賞装置であって、前記各可動片は、通常姿勢に姿勢設定された状態で先端部が前記回転中心より下位に位置するように回転範囲が設定され、さらに、前記入賞口の上方位置に、遊技球を通過させる通過孔を備えると共に、前記各可動片の回転に連動する側方入球規制部材が設けられ、該側方入球規制部材は、前記各可動片が通常姿勢に設定されることにより、前記通過孔を通過しない側方からの前記入賞口への入球を規制すべく該入賞口から上方へ向けて離間する一方、前記各可動片が誘導姿勢に姿勢設定されることにより前記球受け器に当接して通過孔が入賞口に連通するよう設けられていることを特徴とする弾球遊技機の可変入賞装置。
  2. 前記可動片は、通常姿勢に姿勢設定されることにより正面視で球受け器を覆うと共に、誘導姿勢に姿勢設定されることにより、球受け器が現出した状態と、側方入球規制部材が球受け器に当接する状態とを遊技者が目視できるように形状設定されていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機の可変入賞装置。
  3. 前記可動片は、遊技球を入賞口に誘導する誘導部として、可動片が誘導姿勢に姿勢設定された状態で上に凸となる曲面を有した正面視略扇形状であることを特徴とする請求項1または2記載の弾球遊技機の可変入賞装置。
  4. 前方に向けて延出される一方の端部側の直線状部及び後方に向けて延出される他方の端部側の直線状部が平行するよう折り曲げて形成された一対の被操作ロッドと、進退可能な磁性体ロッドが設けられたソレノイドと、該磁性体ロッドの進退それぞれにおいて各被操作ロッドの他方の直線状部が互いに反対方向に回転するよう、磁性体ロッド及び各被操作ロッドの他方の端部に連結されるリンク部材とを備え、各被操作ロッドの一方の端部を前記可動片の背面に固定すると共に、各被操作ロッドの他方の直線状部に、前記側方入球規制部材の両側に架設された架設片を載置し、磁性体ロッドの突出時、各被操作ロッドの他方の直線状部を一方の直線状部よりも上方に位置させて、前記可動片及び前記側方入球規制部材を通常姿勢に姿勢設定する一方、磁性体ロッドの後退時、各被操作ロッドの他方の直線状部を一方の直線状部よりも下方に位置させて、前記可動片及び前記側方入球規制部材を誘導姿勢に姿勢設定することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の弾球遊技機の可変入賞装置。
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