JP4132292B2 - 橋梁の床版架設部構造 - Google Patents

橋梁の床版架設部構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は橋梁の床版架設部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
橋梁の床版構造の一例としてプレキャスト合成パネル床版がある。これは、工場にて板上に配筋及びコンクリート打設を行なってパネルを形成し、これを現場で鋼製の主桁に支持させるようにしたものである。従って、この床版は板とコンクリート層との二層構造になっている。施工は、予め合成パネルのコンクリート層側端部に箱抜き段部を形成して該段部に鉄筋を突出させておき、幅員方向に相隣る合成パネルを主桁の上フランジの両側部に支持し、この両合成パネルの段部間にコンクリートを打設する、というものである。
【0003】
また、コンクリートを現場で打設して床版を形成する場所打ちコンクリート床版も一般に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の課題は、床版が上下の板によって中間のコンクリート層を挟んだサンドイッチ構造になっている橋梁に関し、その床版の主桁に対する架設部の構造を提供することにある。
【0005】
すなわち、かかるサンドイッチ形床版は、工場にて上下の板を所定の間隔になるように組み、これを現場で幅員方向に相隣る主桁間に架設し、主桁上で相隣る上板間を接続板で塞ぎ、しかる後に上下の板間にコンクリートを注入する、という工法によって得ることができる。
【0006】
そこで、この発明は、かかるサンドイッチ形床版を主桁間に架設するときの施工が容易で且つ強度的に優れた床版架設部構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題に対して、上下の板間隔に相当する高さのナットをこの両板間に設け、該ナットに上ボルトを適用して上板と接続板とを結合し該ナットに下ボルトを適用して主桁のフランジと下板とを結合することにより、上下の板間隔を保持できるようにしながら、この上下の板と接続板及び主桁とを結合する、あるいは上記ナットは上下の板間隔を保持するためのみに用いて、別のボルト及びナットによって上板と接続板との結合、並びに主桁と下板との結合をするようにしたものである。
【0008】
すなわち、請求項1に係る発明は、幅員方向に相隣るH形断面の各主桁間に下板の両側端部が架設され、
上記各下板の上に隙間を存して上板が支持され、
幅員方向に相隣る上板同士が接続板によって接続され、
上記主桁の上フランジ及び下板よりなる下部材と、上記上板及び接続板よりなる上部材との間にコンクリートが打設されてサンドイッチ形床版が形成されている橋梁の床版架設部構造であって、
上記主桁の上フランジの上に重ねられた上記下板の側端部と上記上板の側端部との間にこの両板の間隔を保持するスペーサナットが設けられ、
上記主桁の上フランジと下板の側端部とが上記スペーサナットの下部に螺合するボルトによって結合され、
上記接続板と上板の側端部とが上記スペーサナットの上部に螺合するボルトによって結合されていることを特徴とする。
【0009】
この発明の場合、上下の板はスペーサナットを介して結合された状態になり、これにより、主桁上での上下の板の間隔が保持される。また、このスペーサナットの上面に対して上板と接続板とがボルトによって共締めされ、このスペーサナットの下面に対して下板と主桁の上フランジとがボルトによって共締めされるから、結局、スペーサナットに対する上下のボルトの適用によって、上下の板間隔の保持とこの上下の板と接続板及び主桁とを結合とが図れることになる。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
上記幅員方向に相隣る上板の各々は、上記スペーサナットによる結合部よりも互いに相手側へ突出した部分を有し、該突出部と上記接続板とがボルトとナットとによって結合されていることを特徴とする。
【0011】
この発明の場合は、接続板が上板に対してスペーサナットとボルトとによって結合され、さらに、上板の突出部に対してボルトとナットとによって結合されているから、幅員方向に相隣る上板同士の接続板による接続を強固なものにすることができる。
【0012】
請求項3に係る発明は、幅員方向に相隣るH形断面の各主桁間に下板の両側端部が架設され、
上記各下板の上に隙間を存して上板が支持され、
幅員方向に相隣る上板同士が接続板によって接続され、
上記主桁の上フランジ及び下板よりなる下部材と、上記上板及び接続板よりなる上部材との間にコンクリートが打設されてサンドイッチ形床版が形成されている橋梁の床版架設部構造であって、
上記主桁の上フランジの両外側において上記上板と下板との間にこの両板の間隔を保持するスペーサナットが設けられ、
上記スペーサナットに対して上記上下の板がボルトによって上下から締め付けられ、
上記主桁の上フランジとその上に重ねられた上記下板の側端部とがボルトとナットとによって結合され、
上記接続板と上板の側端部とがボルトとナットとによって結合されていることを特徴とする。
【0013】
この発明の場合は、上下の板間隔を保持するスペーサナットとは別にボルトとナットとを設けて、主桁の上フランジと下板の側端部とを結合するとともに、接続板と上板の側端部とを結合するようにしたから、幅員方向に相隣る上板同士の接続板による接続、並びに下板と主桁の上フランジとの接続を確実強固なものにするうえで有利になる。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
上記接続板は、その両側部が上記上板に対する結合部よりも両外側へ突出し、該突出部が上記上板と共に上記スペーサナットに締め付けられていることを特徴とする。
【0015】
この発明の場合は、上板と接続板とがスペーサナットによっても結合されるため、幅員方向に相隣る上板同士の接続板による接続を強固なものにするうえで有利になる。
【0016】
請求項5に係る発明は、請求項1又は請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
上記ボルトは六角頭付きボルトであり、上記主桁の上フランジ及び接続板の各々には上記ボルトのねじ部の外径の1.2〜1.4倍のねじ挿通孔が形成され、該ボルトの頭部の二面幅がそのねじ部の外径の1.8〜2.0倍であることを特徴とする。
【0017】
すなわち、スペーサナットについては予め工場で上下の板に組み込んでおいて、現場で主桁に対する結合及び接続板の結合を実行することができるが、結合する部材間に寸法誤差を生ずることがある。そのため、この発明では主桁の上フランジ及び接続板の各々にボルトのねじ部の外径の1.2〜1.4倍のねじ挿通孔を設けておいて当該寸法誤差を吸収できるようにしている。さらに、ねじ挿通孔を通常の場合よりも大径にしている関係でボルト締め付けの際に該ボルトが直接荷重を受ける面積が狭くならないように、該ボルト頭部の二面幅を通常のボルトよりも大径にしているものである。
【0018】
請求項6に係る発明は、請求項1に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
上記スペーサナットはその外形状が断面六角形に形成され、
上記下板の側端部上面には、二面幅が上記スペーサナットの二面幅よりも大きく該スペーサナットの対角距離よりも小さい断面六角形の貫通孔が形成されたナット止めが固定され、
上記スペーサナットの下部が上記ナット止めの貫通孔に収容されていることを特徴とする。
【0019】
この発明の場合は、ナット止めが下板に固定され、その貫通孔は二面幅がスペーサナットの二面幅よりも大きく該スペーサナットの対角距離よりも小さい断面六角形に形成されているから、このスペーサナットにボルトを適用する際のスペーサナットの回転を防止する回り止めとなる。よって、ボルトの締め付けの際にスペーサナットを別途保持する必要がなくなり、また、スペーサナットを下板等に溶接する必要もない。すなわち、スペーサナットを溶接によって下板等に固定すれば、該スペーサナットが溶接熱の影響で劣化するが、これを本発明では避けることができる。
【0020】
また、スペーサナットを上下の板に対して予め工場で組み込んでおく場合、上下の板の側端部以外の部位を別のスペーサを介して結合することによって、この両板の間隔を一定に保つことができるから、工場でナット止めを下板に溶接等で固定し、スペーサナットを上記ナット止めの貫通孔に挿入して上下の板を一定間隔に保持すれば、スペーサナットが脱落することはない。
【0021】
請求項7に係る発明は、請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
上記主桁の上フランジと下板とを結合するためのナット及び上記上板と接続板とを結合するためのナットの各々はその外形状が断面六角形に形成され、
上記下板の側端部上面及び上記上板の側端部下面には、二面幅が上記ナットの二面幅よりも大きく該ナットの対角距離よりも小さい断面六角形のナットキャップが当該ナットを収容した状態で固定され、
上記ナットキャップに収容されたナットに対して上記ボルトが螺合していることを特徴とする。
【0022】
この発明の場合も、そのナットキャップが上板又は下板に固定され、その貫通孔は二面幅がナットの二面幅よりも大きく該ナットの対角距離よりも小さい断面六角形に形成されているから、このナットにボルトを適用する際のナットの回り止めとなり、ボルトの締め付けの際にナットを別途保持する必要がなくなるとともに、ナットを上又は下の板に溶接する必要もない。また、ナットキャップにナットを収容して該ナットキャップを工場で上板又は下板に固定しておくことができ、現場作業が容易になる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、サンドイッチ形床版の架設部構造に関して、上下の板の側端部間にスペーサナットを設けて、該スペーサナットに対して上下のボルトを適用することによって主桁の上フランジと下板の側端部とを結合するとともに上板と接続板とを結合するようにしたから、上下の板、主桁の上フランジ及び接続板がスペーサナットを介して強固に結合されるとともに、上下の板間隔を確実に保持することができ、しかも、部材間の溶接が不要であるから、現場の施工性も良い。
【0024】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載されている橋梁の床版架設部構造において、幅員方向に相隣る上板の各々に、スペーサナットによる結合部よりも互いに相手側へ突出した部分を設け、該突出部と上記接続板とをボルト及びナットによって結合するようにしたから、幅員方向に相隣る上板同士の接続板による接続を強固なものにするうえで有利になる。
【0025】
請求項3に係る発明によれば、主桁の上フランジの両外側においてスペーサナットを介して上下の板を結合し、上記主桁の上フランジと下板とをボルト及びナットによって結合し、接続板と上板とをボルト及びナットによって結合するようにしたから、幅員方向に相隣る上板同士の接続板による接続、並びに下板と主桁の上フランジとの接続を確実強固なものにするうえで有利になる。
【0026】
請求項4に係る発明によれば、請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、上記接続板の両側部を上記上板に対する結合部よりも両外側へ突出させて、該突出部を上記上板と共に上記スペーサナットに締め付けるようにしたから、幅員方向に相隣る上板同士の接続板による接続を強固なものにするうえで有利になる。
【0027】
請求項5に係る発明によれば、請求項1又は請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
上記ボルトを六角頭付きボルトとし、上記主桁の上フランジ及び接続板の各々に上記ボルトのねじ部の外径の1.2〜1.4倍のねじ挿通孔を形成し、該ボルトの頭部の二面幅をそのねじ部の直径の1.8〜2.0倍にしたから、この大径のねじ挿通孔によって部材間の寸法誤差を吸収することができ、施工性に優れるとともに、ボルト頭部の二面幅を通常のボルトよりも大径にしているから、ボルトの締め付け強度を確保するうえで有利になる。
【0028】
請求項6に係る発明によれば、請求項1に記載されている橋梁の床版架設部構造において、上記スペーサナットの外形状を断面六角形に形成し、上記下板の側端部上面に二面幅が上記スペーサナットの二面幅よりも大きく該スペーサナットの対角距離よりも小さい断面六角形の貫通孔を有するナット止めを固定し、該ナット止めの貫通孔に上記スペーサナットの下部を収容するようにしたから、ナット止めがスペーサナットの回り止めとなって、ボルトの締め付け作業が容易であるとともに、スペーサナットを下板等に溶接する必要がなく、その溶接熱による劣化を避け、締め付け強度を確保するうえで有利になり、しかも、工場でナット止め及びスペーサナットを上下の板間に組み付けておくことにより、現場作業を容易にすることができる。
【0029】
請求項7に係る発明によれば、請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、上記主桁の上フランジと下板とを結合するためのナット及び上記上板と接続板とを結合するためのナットの各々の外形状を断面六角形に形成し、上記下板の側端部上面及び上記上板の側端部下面には、二面幅が上記ナットの二面幅よりも大きく該ナットの対角距離よりも小さい断面六角形のナットキャップを当該ナットを収容した状態で固定し、該ナットキャップに収容されたナットに対してボルトを適用するようにしたから、ナットが回り止めとなってボルトの締め付け施工が容易であるとともに、ナットを上又は下の板に溶接する必要がなく、その溶接熱による劣化を避け、締め付け強度を確保するうえで有利になる。また、ナットキャップ及びナットを工場で上板又は下板に固定しておくことにより、現場作業を容易にすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
<実施形態1>
図1に示す橋梁の一部の横断面において、1は鋼製のウエブの上下にフランジを有するH形断面の主桁(同図では主桁下部及び橋脚の図示を省略している。)、2は主桁1の上に設けられたサンドイッチ形床版、3は橋面舗装、4は地覆部である。床版2は、上下の鋼製板5,6間にコンクリート7を打設してなるものである。この上下の板5,6は、予め工場で上下に一定間隔を保つように組まれたプレハブ部材9として現場に搬入され、現場で橋梁の幅員方向(以下では単に幅員方向という。)に相隣る主桁1,1間に架設され、現場でコンクリート7が打設される。
【0032】
すなわち、図2に示すように、プレハブ部材9は各主桁1,1間に架設されているとともに、橋梁の長手方向(以下では単に長手方向という。)に並べて設けられている。各プレハブ部材9の上板5には複数のコンクリート注入孔10が前後左右等に適宜の間隔をおいて形成されていて、この注入孔10からコンクリートが注入打設されるものである。また、幅員方向に相隣る上板5,5は、その両者に跨って被さる長手方向に細長い鋼製の縦接続板11によって接続され、長手方向に相隣る上板5,5同士もその両者に跨って被さる幅員方向に細長い鋼製の横接続板12によって接続されている。縦接続板11にも一定の間隔をおいてコンクリート注入孔13が形成されている。
【0033】
なお、この図2において、14は上下の板5,6を結合するボルト、15は上板5と縦接続板11とを接続するボルト、16は上板5と横接続板12とを接続するボルトであり、これらのボルト14〜16はいずれも頂面が半球形に近い形をした六角頭を有する。
【0034】
−床版架設部の具体的構造−
図3乃至図6には上記床版2の架設部構造が具体的に示されている。まず、図3に示すように、上下の板5,6は、その間に外形状が断面六角形に形成されたスペーサナット17を前後左右に一定間隔で配置し、各スペーサナット17に対して上下のボルト14,15を適用することによって結合されており、このスペーサナット17によって上下間隔が保持されている。但し、上下の板5,6は、主桁1の上フランジ1aに載らない部分ではスペーサナット17に対してこの上下の板5,6がボルト14によって締め付けられているだけであるが、上フランジ1aに載った側端部では、スペーサナット17に対して上板5と縦接続板11とがボルト15によって共締めされ、また、該スペーサナット17に対して上フランジ1aと下板6とがボルト15によって共締めされている。
【0035】
すなわち、図4に示すように、下板6の側端部上面にはナット止め18が溶接によって固定されている。このナット止め18は、図5に示すように、複数の貫通孔が一定間隔で形成された鋼製の平板20と、該平板20の各貫通孔と同軸にして該貫通孔周縁に接合されたフランジ付きの六角筒21とによって構成されている。平板20の貫通孔は上記スペーサナット17の対角距離よりも少し大きな円形に形成されている。六角筒21は、その二面幅が上記スペーサナット17の二面幅よりも大きく該スペーサナット17の対角距離よりも小さい断面六角形の貫通孔22を有するものである。このナット止め18は、各六角貫通孔22を下板6のねじ挿通孔23と同軸にして設けられており、平板20が該下板6に溶接されている。
【0036】
上記スペーサナット17は、その下部が上記ナット止め18の六角貫通孔22に嵌められて立設されており、従って、このスペーサナット17の軸芯は下板6のねじ挿通孔23と同軸に設けられ、また、上板5のねじ挿通孔24とも同軸に設けられている。
【0037】
主桁1の上フランジ1a及び縦接続板11には、上下の板5,6のねじ挿通孔23,24よりも大径のねじ挿通孔25,26が形成されている。このねじ挿通孔25,26は上記ボルト15のねじ部の外径(直径)の1.2〜1.4倍である。一方、ボルト15の頭部はその二面幅がそのねじ部の外径の1.8〜2.0倍になるように形成されている。
【0038】
例えば、ボルト15のねじ部の呼びがM22の場合(ねじ部の外径は約22mm)、主桁1の上フランジ1a及び縦接続板11のねじ挿通孔25,26は直径が26.4〜30.8mmの円孔となり、ボルト15の頭部の二面幅は39.6〜44.0mmとなる。このボルト15の頭部としては例えば呼びM24のボルト頭部に相当するものにすればよい。また、下側のボルト15に適用するワッシャ28についても通常のものよりも大径のもの、つまり上記ねじ部の外径の2.1〜2.3倍程度のもの、例えば呼びM24のものを用いる。
【0039】
そうして、上記縦接続板11はその両側部分が上板5の側端部分の上に重ねられ、上からのボルト15によってスペーサナット17の上面に対して該上板5と共に締め付けられ、上記下板6は主桁1の上フランジ1aの上に重ねられ、下からのボルト15によってスペーサナット17の下面に対して該上フランジ1aと共に締め付けられている。
【0040】
また、図6に示すように、上記主桁1の上フランジ1a、上下の板5,6及び縦接続板11のスペーサナット17による結合点は、主桁1の長手方向に一定間隔で設けられ、当該結合点間では上板5と縦接続板11とがボルト15及びナット(スペーサナット17よりも短寸の通常の外形状が断面六角形のナット)27によって結合されている。また、上記スペーサナット17による結合点間隔はプレハブ部材9の周縁部以外の上板5と下板6とのスペーサナット17による結合点間隔と同じである(図2参照)。
【0041】
ナット27は上板5の下面に溶接によって固定されたナットキャップ29にワッシャと共に収容されている。すなわち、このナットキャップ29は、図7に示すように、ナット27の対角距離よりも大きな貫通孔が形成された鋼製の平板31と、該平板31の貫通孔と同軸にして該貫通孔周縁に接合されたフランジ付きの断面六角形のキャップ32とによって構成されている。六角キャップ32は、その二面幅が上記ナット27の二面幅よりも大きく該ナット27の対角距離よりも小さい断面六角形の収容孔34を有するものであり、また、その頂面にボルト15のねじ部よりも大径で該ボルト15の対角距離よりも小さな貫通孔33が形成されている。ナットキャップ29はナット27の保持とその回り止めの役割を果たす。
【0042】
−構築部材の製造及び施工方法−
上記プレハブ部材9は工場で製造する。すなわち、上板5及び下板6の各々にねじ挿通孔23,24を形成し、上板5にはさらにコンクリート注入孔10を形成する。下板6の周縁部以外のねじ挿通孔23にボルト14を通してスペーサナット17を結合する。また、上板5の側端部(主桁1の上フランジ1aの上方に位置せしめる部分)では、ナットキャップ29を、その貫通孔33及び収容孔34が上板5のねじ挿通孔24と同軸になるように、且つナット27及びワッシャを収容した状態で、該上板5の下面に溶接する。一方、下板6の側端部(主桁1の上フランジ1aの上に載る部分)では、ナット止め18を、各六角貫通孔22が下板6のねじ挿通孔23と同軸になるようにして該下板6に溶接し、該ナット止め18にスペーサナット17を支持させる。そうして、下板6の上に上板5を被せ、該上板5の周縁部以外のねじ挿通孔24にボルト14を挿入して、周縁部以外のスペーサナット17に対して上板5を締め付ける。
【0043】
主桁1の上フランジ1a及び縦接続板11には大径のねじ挿通孔25,26を形成し、縦接続板11にはさらにコンクリート注入孔13を形成する。
【0044】
現場では、各プレハブ部材9を橋脚上の幅員方向に相隣る主桁1,1間に跨るように架設し、下板6の側端部のねじ挿通孔24を主桁1の上フランジ1aのねじ挿通孔25に合わせる。このとき、両ねじ挿通孔24,25間の寸法誤差は主桁1側の大径のねじ挿通孔25によって吸収することになる。そして、この両ねじ挿通孔24,25にワッシャ28を介してボルト15を挿入し、スペーサナット17に対して上フランジ1a及び下板6を締め付ける。このとき、ナット止め18がスペーサナット17の回り止めとなる。
【0045】
また、縦接続板11を幅員方向に相隣る上板5,5に跨るように被せ、この両者のねじ挿通孔26,23を合わせる。このとき、両ねじ挿通孔26,23間の寸法誤差は縦接続板11の大径のねじ挿通孔26によって吸収することになる。そして、この両ねじ挿通孔26,23にボルト15を挿入し、スペーサナット17に対して縦接続板11及び上板5を締め付ける。このときもナット止め18がスペーサナット17の回り止めとなる。また、相隣るスペーサナット17,17間においても、ボルト15とナット27とによって結合する。このとき、ナットキャップ29がナット27の回り止めとなる。
【0046】
また、長手方向に相隣る上板5,5に跨るように横接続板12を被せ、この上板5と横接続板12とを同様にボルト16とナットとによって結合する。
【0047】
しかる後に、上板5及び縦接続板11のコンクリート注入孔10,13から、主桁1の上フランジ1a及び下板6よりなる下部材と、上板5及び接続板11,12よりなる上部材との間にコンクリートを注入し固化させることによって、サンドイッチ形床版2を形成する。そして、上記床版2の上に舗装3を施す。
【0048】
<実施形態2>
本形態についてはその要部が図8及び図9に示されている。すなわち、図8に示すように、この形態は、幅員方向に相隣る上板5,5の各々が、上記スペーサナット17による側端部の結合部よりも互いに相手側へ突出した突出部5a,5aを有し、該突出部5aと上記縦接続板11とがボルト15とナット27とによって結合されている点に特徴があり、他は実施形態1と同じである。
【0049】
ナット27は上板5の下面に溶接によって固定されたナットキャップ29にワッシャと共に収容されている。すなわち、このナットキャップ29は、図9に示すように、ナット27の対角距離よりも大きな複数の貫通孔が一定間隔で形成された鋼製の平板31と、該平板31の各貫通孔と同軸にして該貫通孔周縁に接合されたフランジ付きの断面六角形のキャップ32とによって構成されている。六角キャップ32は、その二面幅が上記ナット27の二面幅よりも大きく該ナット27の対角距離よりも小さい断面六角形の収容孔34を有するものであり、また、その頂面にボルト15のねじ部よりも大径で該ボルト15の対角距離よりも小さな貫通孔33が形成されている。また、上記突出部5aのねじ挿通孔もスペーサナット17が適用されるねじ挿通孔と同様に大径に形成されている。
【0050】
従って、この形態の場合は、上板5の突出部5aと縦接続板11とがボルト15とナット27とによって結合されているから、該接続板11による上板5,5同士の接続を強固なものにするうえで有利になる。また、ナットキャップ29はナット27の保持とその回り止めの役割を果たす。
【0051】
<実施形態3>
本形態についてはその要部が図10に示されている。すなわち、この形態は、主桁1の上フランジ1aの両外側において上板5と下板6との間にこの両板5,6の間隔を保持するスペーサナット17が設けられ、該スペーサナット17に対して上下の板5,6がボルト14によって上下から締め付けられ、主桁1の上フランジ1aとその上に重ねられた下板6の側端部とがボルト15とナット27とによって結合され、縦接続板11と上板5の側端部とがボルト15とナット27とによって結合されていることを特徴とし、他は実施形態1と同じである。
【0052】
主桁1の上フランジ1aと下板6の側端部とを結合するためのナット27及び縦接続板11と上板5の側端部とを結合するためのナット27の各々は、下板6の側端部上面及び上板5の側端部下面に溶接によって固定したナットキャップ29にワッシャと共に収容されている。このナットキャップ29は実施形態2で説明したものと同じである。また、縦接続板11のねじ挿通孔は実施形態1のものと同様に大径に形成されている。
【0053】
従って、この形態の場合は、上下の板5,6の間隔を保持するスペーサナット17とは別にボルト15とナット27とを設けて、主桁1の上フランジ1aと下板6の側端部とを結合するとともに、縦接続板11と上板5の側端部とを結合したから、幅員方向に相隣る上板同士の接続板による接続、並びに下板と主桁の上フランジとの接続を確実強固なものにするうえで有利になる。
【0054】
<実施形態4>
本形態についてはその要部が図11に示されている。すなわち、この形態は、実施形態3をさらに発展させたものであり、縦接続板11の両側部がボルト15とナット27による上板5への結合部よりも両外側へ突出し、該突出部11a,11aが上記上板5と共に上記スペーサナット17に締め付けられていることを特徴とし、他は実施形態3と同じである。また、縦接続板11のスペーサナット17が適用されるねじ挿通孔も実施形態1のものと同様に大径に形成されている。
【0055】
従って、この形態の場合は、上板5と縦接続板11とがボルト15とナット27とによって結合されているとともに、スペーサナット17によっても結合されるため、幅員方向に相隣る上板5,5同士の縦接続板11による接続を強固なものにするうえで有利になる。
【0056】
なお、上記実施形態の各板材は鋼製であるが、他の金属製板にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の橋梁の一部についての横断面図。
【図2】同形態の橋梁の一部について舗装を省略して示す平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図3のスペーサナットによる主桁、上下の板及び接続板の結合部の縦断面図。
【図5】ナット止めの斜視図。
【図6】図3のB−B線断面図。
【図7】ナットキャップの斜視図。
【図8】本発明の実施形態2についての図3と同様の図。
【図9】ナットキャップの斜視図。
【図10】本発明の実施形態3についての図3と同様の図。
【図11】本発明の実施形態4についての図3と同様の図。
【符号の説明】
1 主桁
1a 上フランジ
2 床版
3 舗装
5 上板
6 下板
7 コンクリート
11 縦接続板
15 ボルト
17 スペーサナット
18 ナット止め
27 ナット

Claims (7)

  1. 幅員方向に相隣るH形断面の各主桁間に下板の両側端部が架設され、
    上記各下板の上に隙間を存して上板が支持され、
    幅員方向に相隣る上板同士が接続板によって接続され、
    上記主桁の上フランジ及び下板よりなる下部材と、上記上板及び接続板よりなる上部材との間にコンクリートが打設されてサンドイッチ形床版が形成されている橋梁の床版架設部構造であって、
    上記主桁の上フランジの上に重ねられた上記下板の側端部と上記上板の側端部との間にこの両板の間隔を保持するスペーサナットが設けられ、
    上記主桁の上フランジと下板の側端部とが上記スペーサナットの下部に螺合するボルトによって結合され、
    上記接続板と上板の側端部とが上記スペーサナットの上部に螺合するボルトによって結合されていることを特徴とする橋梁の床版架設部構造。
  2. 請求項1に記載されている橋梁の床版架設部構造において、上記幅員方向に相隣る上板の各々は、上記スペーサナットによる結合部よりも互いに相手側へ突出した部分を有し、該突出部と上記接続板とがボルトとナットとによって結合されていることを特徴とする橋梁の床版架設部構造。
  3. 幅員方向に相隣るH形断面の各主桁間に下板の両側端部が架設され、
    上記各下板の上に隙間を存して上板が支持され、
    幅員方向に相隣る上板同士が接続板によって接続され、
    上記主桁の上フランジ及び下板よりなる下部材と、上記上板及び接続板よりなる上部材との間にコンクリートが打設されてサンドイッチ形床版が形成されている橋梁の床版架設部構造であって、
    上記主桁の上フランジの両外側において上記上板と下板との間にこの両板の間隔を保持するスペーサナットが設けられ、
    上記スペーサナットに対して上記上下の板がボルトによって上下から締め付けられ、
    上記主桁の上フランジとその上に重ねられた上記下板の側端部とがボルトとナットとによって結合され、
    上記接続板と上板の側端部とがボルトとナットとによって結合されていることを特徴とする橋梁の床版架設部構造。
  4. 請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、上記接続板は、その両側部が上記上板に対する結合部よりも両外側へ突出し、該突出部が上記上板と共に上記スペーサナットに締め付けられていることを特徴とする橋梁の床版架設部構造。
  5. 請求項1又は請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
    上記ボルトは六角頭付きボルトであり、上記主桁の上フランジ及び接続板の各々には上記ボルトのねじ部の外径の1.2〜1.4倍のねじ挿通孔が形成され、該ボルトの頭部の二面幅がそのねじ部の外径の1.8〜2.0倍であることを特徴とする橋梁の床版架設部構造。
  6. 請求項1に記載されている橋梁の床版架設部構造において、
    上記スペーサナットはその外形状が断面六角形に形成され、
    上記下板の側端部上面には、二面幅が上記スペーサナットの二面幅よりも大きく該スペーサナットの対角距離よりも小さい断面六角形の貫通孔が形成されたナット止めが固定され、
    上記スペーサナットの下部が上記ナット止めの貫通孔に収容されていることを特徴とする橋梁の床版架設部構造。
  7. 請求項3に記載されている橋梁の床版架設部構造において、上記主桁の上フランジと下板とを結合するためのナット及び上記上板と接続板とを結合するためのナットの各々はその外形状が断面六角形に形成され、
    上記下板の側端部上面及び上記上板の側端部下面には、二面幅が上記ナットの二面幅よりも大きく該ナットの対角距離よりも小さい断面六角形の収容孔を有するナットキャップが当該ナットを収容した状態で固定され、
    上記ナットキャップに収容されたナットに対して上記ボルトが螺合していることを特徴とする橋梁の床版架設部構造。
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