JP4131898B2 - 半導体製造装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子デバイス材料である被加工物に研磨部材で加工を施す半導体製造装置及びその製造方法に関するものであり、より具体的には半導体用の研磨装置及びその研磨方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の半導体製造装置の要部を略示的に示した側面図である。
また、図9は、同じ従来の半導体製造装置の要部を略示的に示す斜視図である。
装置本体10の機台には、テーブル11の所定位置にチャックテーブル12が配設され、チャックテーブル12は、支持部材13により支持されサーボモータ14により回転可能に配設されている。
【0003】
チャックテーブル12には、被加工物として研磨加工に供せられる電子デバイス材料2がそのままの状態で載置され、適宜の吸引手段等によって吸着固定される構成になっている。
チャックテーブル12の上部には、研磨手段が配設されている。
【0004】
この研磨手段は、筒状の胴部17と、胴部17の上部に取り付けられたモータ18と、モータ18によって駆動され胴部17から下方に突出したスピンドル19と、スピンドル19に取り付けられたホイール20と、ホイール20に着脱自在に取り付けられた研磨部材21とから構成されている。
研磨部材21として、例えば、砥石がある。
【0005】
また、胴部17は、テーブル11から起立して設けた壁体22に対して、上下動可能に取り付けられている。
壁体22に縦方向に一対のレール23が設けられ、レール23に沿って上下動するスライド板24が配設されている。
【0006】
このスライド板24に対し、胴部17に取り付けられている支持板25がボルト等の適宜の固定手段により固定され、スライド板24の上下動によって研磨手段が上下動するように構成されている。
研磨手段を上下動させることによって、電子デバイス材料2をチャックテーブル12に装着して、研磨工程後に、電子デバイス材料2をチャックテーブル12から取り外すことになる。
【0007】
このような構成の装置本体10において、研磨手段である加工領域を囲むようにして、胴部17の下方部分にはカバー34が取り付けられ、カバー34にはエアー供給用のホース35の一端部が接続され、ホース35の他端部には静電気除去装置(イオナイザー)36が接続することもできる。
ここで、加工領域とは、加工時において、垂直方向には、胴部17の下方でチャックテーブル12を含み、胴部17から突出したスピンドル19、ホイール20及び研磨部材21が位置している部分であり、水平方向には、カバー34で囲まれる部分のことである。
【0008】
加工領域に静電気除去装置36でイオン化されたエアーがホース35を介して供給され、加工領域の雰囲気を全面的に除電するようもできる。
しかしながら、チャックテーブル12にセットされた半導体電子デバイス材料2等を研磨部材21で研磨した場合に、加工屑40の大半は切削液と共にテーブル11上を流れて除去されるが、周囲に飛び散ったり浮遊したりする加工屑40の中には、カバー34によって受け止められ付着する加工屑41がある。
【0009】
なぜならば、加工屑41は、静電気によるものとは限らず、メカニカルな付着によるものが含まれているからである。
なお、加工屑40、41は、ここでは図示していない。
【0010】
より具体的には、切削液によって湿った状態の加工屑41の中には、カバー34が垂直面であったとしても、微量ながらもメカニカル的に付着するものがある。
また、僅かながらでも一旦加工屑40がカバー34に付着すると、カバー34に付着した加工屑41をきっかけにして、さらに加工屑41が蓄積されることになる。
【0011】
図10はカバー34に対して、加工屑41の蓄積が進行した状態を示す装置要部の断面図である。
図において、42は加工屑41の蓄積が進行した加工屑である。
【0012】
このような従来の半導体製造装置が記載された文献としては、例えば、特開平10−15790号公報があり、そこには、電子デバイス材料の研磨加工方法が示されており、また、静電気除去手段によって加工屑の帯電を防ぐことで、加工屑の付着を防止する加工法について開示されているが、これではメカニカルな加工屑の付着に対処するのに充分ではない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
カバー34に付着した加工屑41、42があると、電子デバイス材料2がチャックテーブル12に載置される前の時点で、加工屑41、42が剥離してチャックテーブル12上に飛散し、続いて電子デバイス材料2がチャックテーブル12に載置されると、電子デバイス材料2とチャックテーブル12が加工屑42を挟み込んだ状態になることがある。
【0014】
この状態で、研磨部材21により電子デバイス材料2を研磨すると、電子デバイス材料2の一部に集中的に力が加わることとなり、電子デバイス材料2が欠けたり、割れたりするという問題点があった。
【0015】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、加工屑の蓄積と剥離とに起因する被加工物の破損を防止できる半導体製造装置を提供することを目的とするものである。
また、この発明は、加工屑の蓄積と剥離とに起因する被加工物の破損を防止できる半導体製造方法を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体製造装置は、カバーの内壁に向かう方向に孔が形成され、かつ、当該内壁に向かって流体を供給する流体供給手段を備えるとともに、
前記流体供給手段は、流体供給源と、前記カバーの内壁に沿って設けられた環状の流体供給経路とを有し、
前記カバーの上部を除く内壁全体にわたって、その表面にサンドブラスト処理もしくはヤスリによる粗面処理を施すことによりぬれ性を有することを特徴とする。
【0022】
この発明に係る半導体製造方法は、
被加工物と研磨部材とを囲むカバーをかける工程と、
前記カバーの内壁に沿って設けられた環状の流体供給経路に形成された前記内壁に向かう方向の孔から、当該内壁に向かって流体を供給する工程と、
サンドブラスト処理もしくはヤスリによる粗面処理が施されることで、ぬれ性を有するカバーの内壁に沿って、供給された流体が流れる工程と、
を含むことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1による半導体製造装置の要部を示す断面図である。
装置本体の機台には、テーブル11の所定位置にチャックテーブル12が配設されている。
チャックテーブル12には、被加工物として研磨加工に供せられる電子デバイス材料2がそのままの状態で載置され、適宜の吸引手段等によって吸着固定される構成になっている。
【0024】
電子デバイス材料2としては、より具体的には、例えば、シリコンウエハ、パイレックスガラスなどがある。
チャックテーブル12の上部には、研磨手段が配設される。
この研磨手段は、筒状の胴部17と、胴部17の上部に取り付けられたモータ18(図示せず)と、モータ18によって駆動され胴部17から下方に突出したスピンドル19と、スピンドル19に取り付けられたホイール20と、ホイール20に着脱自在に取り付けられた研磨部材21とから構成されている。
【0025】
この研磨手段によって、被加工物である電子デバイス材料2を研磨部材21で研磨することができる。
なお、研磨部材21として、例えば、砥石がある。
また、胴部17は、テーブル11から起立して設けた壁体に対して、上下動可能に取り付けられている。
【0026】
壁体に縦方向に一対のレールが設けられ、レールに沿って上下動するスライド板が配設されている。
このスライド板に対し、胴部17に取り付けられている支持板がボルト等の適宜の固定手段により固定され、スライド板の上下動によって研磨手段が上下動するように構成されている。
【0027】
図において、34は電子デバイス材料2等の被加工物と研磨部材21を含む加工領域を囲むカバーである。
カバー34の材質としては、例えば、アクリル、腐食に強いステンレスがある。
ここで、加工領域とは、加工時において、垂直方向には、胴部17の下方でチャックテーブル12を含み、胴部17から突出したスピンドル19、ホイール20及び研磨部材21が位置している部分であり、水平方向には、カバー34で囲まれる部分のことである。
【0028】
また、カバー34は、研磨手段と一体となって上下動することで、電子デバイス材料2からなる被加工物と研磨部材21とを囲むカバー34をかけるカバー工程と、カバー34を外すカバー外し工程とが行われる。
44は流体供給源(全体は図示せず)と孔45とを接続し、孔45(次に述べる)に流体を導く、カバー34の内壁に沿って設けた環状の流体供給経路である。
45は流体供給経路44にカバー34の内壁に向かう方向に形成した孔であり、カバー34の内壁に向かって流体が流出するためのものである。
孔45は、カバー34に近接して対向するように配設されている。
【0029】
46は流体供給源(全体は図示せず)と流体供給経路44を繋ぐ流体配管であり、広義では流体供給源の一部をなすものである。
43は、流体供給源、流体供給経路44、及び孔45からなる、カバー34の内壁(加工側の側面)に流体を供給する流体供給手段である。
【0030】
図2は、図1に示す半導体製造装置の要部を上方より見た平面図であり、左上方はそのカット図である。
図2において、図1と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
ここでは、孔45として、複数の小孔とした場合を例として示している。
【0031】
また、複数配設された孔45の一部を示すのみとしたが、孔45はカバー34に沿うようにして、周上に亘り設けられている。
さらに、孔45はカバー34の内壁に対向するように設けられている。
また、流体経路44も孔45同様に、周上に亘り設けられている。
【0032】
図3は、図1に示す半導体製造装置が被加工物に対して加工を施している状態を示す断面図である。
図3において、図1および図2と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
【0033】
47は流体供給手段43によって、孔45からカバー34の加工領域側の面に向けて供給される流体が水膜状となっていることを示している水膜状流体である。
これは、カバー34の内壁に沿って流体を流す流体供給工程である。
50は飛び散った加工屑である。
【0034】
加工屑50はカバー34に付着することなく水膜状流体47によって、水膜状流体47と共にカバー34の内壁を流れ、さらにテーブル11上を流れて、カバー34の外部へと排出される。
このようにして、被加工物を研磨部材21で研磨すると共に、カバー34の内壁に向かって流体を供給し、カバー34の内壁に沿って流れた流体をカバー34の外部へ排出することになる。
【0035】
ここで、カバー34の内壁に沿って流れた流体をカバー34の外部へ排出するのが、流体排出機構である。
従来からある研磨工程時に使用される切削液を排出する機構が、この流体排出機構を兼ね備えることができ、むしろ、別途流体排出機構を設けるより、従来の使用後の切削液を排出する機構が利用できる機構である。
流体供給工程で使用される流体、及び研磨工程で使用される切削液の具体例としては、純水、超純水等がある。
【0036】
以上のように、構成された半導体製造装置では、チャックテーブル12にセットされた電子デバイス材料2を研磨部材21で研磨する時に、流体が流体配管46を含めた流体供給源、流体供給経路44を経て、孔45からカバー34の内壁に沿って流体を流し、カバー34の外部へ流体を排出する。
【0037】
孔45からカバー34の内壁に沿って流体を流す際には、カバー34の内壁に沿って水膜状流体47を形成する。
通常、流体供給手段に供給される流量が多いほど、孔45からできる水膜状流体47は扇状に広がろうとするので、より容易にカバー43の内壁全体(カバー43の内壁上部は除く)を水膜状流体47で覆うことができる。
【0038】
このため、孔45は水膜状流体47がカバー43の内壁全体(カバー43の内壁上部は除く)に広がり易いような形状のものである方がより適している。
【0039】
図2では、孔45は、複数の小孔である場合を主として示したが、孔45は小孔に特定されるもではない。
例えば、流体の噴出口となる孔45の先端の形状は、円周状に曲折した長楕円であっても、円周状に沿ったスリットであっても、水膜状流体47を形成することができる。
【0040】
また、孔45は、必ずしも複数である必要はなく、一周する形のスリット形状であっても、水膜状流体47を形成することができる。
また、孔45が複数ある場合、必ずしも同じ形状である必要はない。
【0041】
さらに、孔45から放出されカバー34の内壁に向けて供給される流体が、水膜状流体47を形成しやすいように、カバー34の内壁に向けて孔45が適度に傾くことで、より水膜状流体47を容易に形成することができる。
ここで、適度に傾くとは、流体がカバー34の内壁にぶつかって跳ね返ることなく、流体の大半が水膜状流体47を形成する角度のことを指している。
【0042】
この傾きは、孔45の形状(小孔、楕円状、スリット状など)、及び流体の流量にも依存するものである。
【0043】
ところで、カバー43の内壁で流体がはじかれる現象が発生すると、流体が扇状に広がることなく水膜状流体47が形成されることになる。
よって、流体供給手段に供給される流量を必要以上に多くせずとも、例えば、孔45を小数の小孔とした場合でも、カバー34の内壁がぬれ性を有することで、流体がはじかれる現象を抑えることができるので、より効率的に扇状の水膜状流体47を形成することができ、カバー43の内壁全体(カバー43の内壁上部は除く)を水膜状流体47で覆うことができる。
【0044】
ぬれ性は材質に依存するところがあるが、例えば、ステンレス製のカバー43であれば、カバー43の内壁にサンドブラストによる表面加工を施したり、ヤスリ処理によって表面を粗くしたりすることで、ぬれ性を向上させることができる。
ここで、ぬれ性の有無の判断基準としては、水膜状流体47が跳ね返って形成されなかったり、水膜状になることなく粒状になったり、あるいは、例えば、孔45が小孔である場合において水膜状流体47が扇状に広がることなく直下に流れ落ちたりする場合をぬれ性を有していないとしている。
【0045】
以上のようにして形成された水膜状流体47によって、研磨工程で電子デバイス材料2と研磨部材21とから周囲に飛び散る加工屑50は、カバー34の内壁にぶつかって蓄積されようとしても、その前に水膜状流体47に衝突し、さらに水膜状流体47に取り込まれ、水膜流体47の流体と加工屑50とが一緒にカバー43の外部へと排出されることになる。
【0046】
以上のように、この実施の形態の半導体製造装置によれば、加工屑50がカバー34の内壁に蓄積して剥離することがないので、この加工屑50に起因する電子デバイス材料2の欠け及び割れを防止することができる。
また、加工屑50がカバー34の内壁に蓄積して剥離することによる電子デバイス材料2の汚染を防止することができる。
【0047】
なお、明細書全文に表れている構成要素の形容は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
例えば、一貫して研磨と表現しているが、研削を含むことは言うまでもない。
【0048】
実施の形態2.
図4は、この発明を実施するための実施の形態2による半導体製造装置の要部を上方より見た平面図であり、左上方はそのカット図である。
図4において、図2と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
【0049】
図4において、34(a)と34(b)は、カバー34を2分割したもので、カバー部品である。
カバー部品34(a)とカバー部品34(b)とは、少なくとも一方は流体供給手段43に着脱可能な状態で止められている。
【0050】
着脱可能な状態で止める方法としては、例えば、カバー部品34(a)とカバー部品34(b)とを流体供給手段43にネジ止めをしたり、流体供給手段43にフックを設けてカバー部品34(a)とカバー部品34(b)とを引っかけたりする方法がある。
【0051】
通常、カバー34は円柱状(中空)の形状をしているので、カバー34全体が一体構成であると、加工領域内部の保守点検を実施するには、カバー34全体を持ち上げることが必要になる。
このようにして、カバー34全体を持ち上げても、カバー34の内側、内壁の状態を確認することは容易なことではない。
【0052】
そこで、カバー34を分割して、その一部が容易に取り外せるように構成することで、加工領域内部の保守点検性が向上することになる。
保守点検性の向上の具体例として、研磨部材21の取り替えが容易になること、カバー34の状態を直接目視で確認できることをあげることができる。
また、カバー34を2分割する例をここでは示したが、さらに多数にカバー34を分割する構成にしても、同様の効果を得ることができる。
【0053】
さらに、加工領域内部のメンテナンス(保守点検)ができれば良いのであって、複数に分割されたカバー34の全てが着脱可能でなくても、同様の効果を得ることができる。
【0054】
実施の形態3.
図5は、この発明を実施するための実施の形態3による半導体製造装置の要部を示す断面図である。
図6は、図5に示す半導体製造装置の要部を側面から見た側面図である。
図7は、図5に示す半導体製造装置の要部を上方から見た平面図である。
図5から図7において、図1と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
【0055】
図5から図7において、34(c)と34(d)とは、カバー34を分割したもので、カバー部品である。
49はカバー部品34(c)にネジ込むなどして設けられたピン状の部品である。
48はカバー部品34(d)の上部に設けられたスリットである。
【0056】
ピン状の部品49をカバー部品34(c)にあるスリット48を挿入することで、カバー部品34(d)は、固定されているカバー部品34(c)に、スリット48とピン状の部品49とを介して連結され、カバー34としては一体でありながら、円周方向にスライドすることができる。
カバー部品34(d)をカバー部品34(c)に重なるようにスライドさせて、カバー34を開けることができる。
【0057】
具体的には、固定されているカバー部品34(c)に対して、円周方向にカバー部品34(d)がスライドできるので、研磨加工時にはカバー部品34(d)は閉じられ、メンテナンス時にはカバー部品34(d)を開いて保守点検を施することができ、保守点検性が向上する。
【0058】
なお、スリット48を固定されているカバー部品34(c)側に設けた構成を示したが、カバー部品34(d)側に設ける構成としても、同様の効果が得られる。
また、カバー部品34(d)が円周方向にスライドする例を示したが、カバー部品34(d)を垂直方向にスライドさせる構成にしても、同様の効果が得られる。
【0059】
例えば、カバー部品34(d)の円周方向の両端側にピン状の部品49を設け、カバー部品34(c)の円周方向の両端側にスリット48を垂直方向に設けることで実現できる。
また、カバー34を2分割する例を示したが、さらに多数にカバー34を分割する構成にしても、同様の効果を得ることができる。
【0060】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体製造装置は、
カバーの上部を除く内壁全体にわたって、その表面にサンドブラスト処理もしくはヤスリによる粗面処理を施すことによりぬれ性を有するので、
カバー内壁に蓄積して剥離する加工屑に起因する電子デバイス材料の欠け及び割れを防止することができる。
【0065】
この発明に係る半導体製造方法は、
被加工物と研磨部材とを囲むカバーをかける工程と、
前記カバーの内壁に沿って設けられた環状の流体供給経路に形成された前記内壁に向かう方向の孔から、当該内壁に向かって流体を供給する工程と、
サンドブラスト処理もしくはヤスリによる粗面処理が施されることで、ぬれ性を有するカバーの内壁に沿って、供給された流体が流れる工程とを含むので、
カバー内壁に蓄積して剥離する加工屑に起因する電子デバイス材料の欠け及び割れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図2】 実施の形態1の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図3】 実施の形態1の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図4】 実施の形態2の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図5】 実施の形態3の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図6】 実施の形態3の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図7】 実施の形態3の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図8】 従来の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図9】 従来の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【図10】 従来の半導体製造装置及びその製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
2 電子デバイス材料 10 装置本体
11 テーブル 12 チャックテーブル
13 支持部材 14 サーボモータ
17 胴部 18 モータ
19 スピンドル 20 ホイール
21 研磨部材 22 壁体
23 レール 24 スライド板
25 支持板 34 カバー
34(a) カバー部品 34(b) カバー部品
34(c) カバー部品 34(d) カバー部品
35 ホース 36 静電気除去装置
40 加工屑 41 加工屑
42 加工屑 43 流体供給手段
44 流体供給経路 45 孔
46 流体配管 47 水膜状流体
48 スリット 49 ピン状の部品
50 加工屑

Claims (2)

  1. 電子デバイス材料からなる被加工物を研磨する研磨部材と、
    前記被加工物と前記研磨部材とを囲むステンレス製カバーとを有するものであって、
    前記研磨部材によって前記被加工物を研磨する半導体製造装置において、
    前記カバーの内壁に向かう方向に孔が形成され、かつ、当該内壁に向かって流体を供給する流体供給手段を備えるとともに、
    前記流体供給手段は、流体供給源と、前記カバーの内壁に沿って設けられた環状の流体供給経路とを有し、
    前記カバーの内壁が、当該内壁上部を除く内壁全体にわたって、その表面にサンドブラスト処理もしくはヤスリによる粗面処理を施すことによりぬれ性を有することを特徴とする半導体製造装置。
  2. 電子デバイス材料からなる被加工物を研磨部材によって研磨する工程において、
    前記被加工物と研磨部材とを囲むステンレス製カバーをかける工程と、
    前記カバーの内壁に沿って設けられた環状の流体供給経路に形成された前記内壁に向かう方向の孔から、当該内壁に向かって流体を供給する工程と、
    サンドブラスト処理もしくはヤスリによる粗面処理を施こすことによりぬれ性を有するカバーの内壁に沿って、供給された流体が流れる工程と、
    を含むことを特徴とする半導体製造方法。
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