JP4130679B2 - 車両制御システムの復帰制御方法 - Google Patents

車両制御システムの復帰制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4130679B2
JP4130679B2 JP2005506331A JP2005506331A JP4130679B2 JP 4130679 B2 JP4130679 B2 JP 4130679B2 JP 2005506331 A JP2005506331 A JP 2005506331A JP 2005506331 A JP2005506331 A JP 2005506331A JP 4130679 B2 JP4130679 B2 JP 4130679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return
determined
normal operation
vehicle control
recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005506331A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2004104834A1 (ja
Inventor
毅 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Corp filed Critical Bosch Corp
Publication of JPWO2004104834A1 publication Critical patent/JPWO2004104834A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4130679B2 publication Critical patent/JP4130679B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • G06F11/1415Saving, restoring, recovering or retrying at system level
    • G06F11/1441Resetting or repowering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B9/00Safety arrangements
    • G05B9/02Safety arrangements electric

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • Retry When Errors Occur (AREA)

Description

本発明は、種々の電子機器、装置等における動作の異常によるシステムリセットが生じた際の当該電子機器、装置等の動作復帰制御の方法にかかり、特に、車両制御システムにおける復帰制御方法に関する。
電子制御システムにおいてシステムリセットが行われるような例えば電源異常が発生しシステムリセットが行われた場合に、異常発生直前の状態に速やかに動作復帰する観点から、システムの動作に関する各種のデータを記憶するバックアップメモリにおける記憶データを、その記憶データの更新前と更新後とで区別できるようにして、復帰の際に必要な記憶データの選択を容易として円滑な復帰処理が可能となるように構成された装置が公知・周知となっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このような装置においては、例えば、所定の基準電圧を下回るような電源電圧の異常が一度生ずると、システム停止や、システムリセットが行われるのが典型的であるが、電源異常がシステム固有の周期で複数回発生するようなものにあっては、一度の電源異常発生で即座にシステム停止等を行わない方がシステムによっては好都合の場合もある。例えば、車両制御システムのようなものにあっては、電源異常の発生頻度、発生周期などに応じた的確な復帰処理が望まれる。
特開平7−175501号公報(第4−8頁、図1−11)
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、電源異常の状況に応じて適切な復帰処理ができる車両制御システムの復帰制御方法を提供するものである。
本発明によれば、車両制御システムの動作状態を逐次記憶し、当該車両制御システムの始動時に前記記憶内容を参照し、前回のシステム動作が正常に終了していないと判定された場合には、そのシステム動作の終了直前の動作状態に応じて予め定められた復帰モードで復帰処理を行う車両制御システムの復帰制御方法において、
システムリセットが発生した場合、その直前のシステムの動作状態を記憶すると共に、当該動作状態に応じて定まる復帰モードを記憶し、復帰処理を行う場合、前記記憶された復帰モードに基づく一方、
システムの始動時からシステムリセット発生までのシステムの正常動作時間を計数、記憶し、復帰処理が行われる際に、前記記憶された正常動作時間が、長時間の間、正常に動作していて突然に異常となるような電源異常を標準として設定された第1の基準値より大であるか否かを判定し、第1の基準値より大と判定された場合に、復帰処理の回数を計数するリカバリカウンタによる計数を行い、しかる後、当該リカバリカウンタの計数値が規定値以上か否かを判定し、規定値以上と判定された場合に、システム停止を行う一方、正常動作時間が第1の基準値より小さいと判定された場合に、当該正常動作時間が第2の基準値より小であるか否かを判定し、正常動作時間が第2の基準値より小ではないと判定された場合に、リカバリカウンタにより所定の重み付けで計数を行い、しかる後、当該リカバリカウンタの計数値が規定値以上か否かを判定し、規定値以上と判定された場合に、システム停止を行うよう構成されてなるものが提供される。
かかる構成においては、復帰処理を行う場合に、その復帰処理をもたらした電源異常が発生する直前のシステム動作が参照できるようにし、しかも、そのシステム動作に応じて定まる復帰処理が選択されるよう構成されているので、異常の状況に応じて適切な復帰処理が速やかに行われることとなるものである。
本発明によれば、電源異常によりシステムリセットがなされる直前の動作状態と、その動作状態に応じて定まる復帰モードを記憶し、復帰処理の際にその記憶内容を参照できるような構成とすることにより、復帰前の動作状態に応じた的確な復帰処理を速やかに行うことが可能となる。
また、復帰処理が行われるような異常の発生を、発生回数と発生時間とで監視するような構成とすることにより、例えば、エンジンの低温始動時等において周期的に発生するような電源異常であって、異常発生の際に即座にはシステム停止を行いたくないような異常に対しては、即座のシステム停止を回避して、適宜な時期におけるシステム停止等を選択することができ、柔軟性のある制御が可能となるという効果を奏するものである。
[図1]本発明の実施の形態における車両制御システムの構成例を示す構成図である。
[図2]図1に示された車両制御システムの正常動作時に実行される制御処理の手順を示すメインフローチャートである。
[図3]図1に示された車両制御システムにおいて復帰処理がなされる場合の制御手順を示すフローチャートである。
[図4]図3に示されたフローチャートにおけるリカバリカウンタ処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
[図5]本発明の実施の形態における車両制御システムの正常動作時間と時間判定閾値と重み判定閾を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図5を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における車両制御システムの構成例について、図1を参照しつつ説明する。
この車両制御システムは、制御部(図1においては「CPU」と表記)101と、記憶部(図1においては「MEM」と表記)102と、リカバリ回路(図1においては「REC」と表記)103と、表示部(図1においては「DSP」と表記)104と、動作状態メモリ用クリアインターフェイス(図1においては「CLR−I/F」と表記)105とを主たる構成要素としてなるものである。
制御部101は、後述するような復帰制御を実行するもので、このような制御部101は、具体的には、例えば、マイクロコンピュータとソフトウェアによって実現されるものである。本発明の実施の形態においては、この制御部101には、図2乃至図5を参照しつつ後述する復帰制御ルーチン(リカバリ制御ルーチン)と、車両制御に必要なその他の一般制御ルーチンとが搭載されたものとなっている。
記憶部102は、種々のデータ等の記憶を行うもので、本発明の実施の形態においては、記憶するデータの種類に応じて動作状態メモリ1と、復帰モードメモリ2と、リカバリメモリ3と、正常動作時間メモリ4とを有するものとなっている。これら各々のメモリ1〜4が如何なる種類のデータを記憶するものであるかについては、後述する復帰制御の処理手順において適宜説明することとする。
また、この構成例では、それぞれ別個のメモリとしての構成例が示されているが、一つのメモリ内を4つに区分して用いるようにしても良いことは勿論である。また、いずれも電源電圧の供給が断たれても記憶内容が保持可能な不揮発性のものが好適である。
リカバリ回路103は、後述する復帰制御を行うために必要となるカウンタを具備してなるもので、本発明の実施の形態においては、リカバリカウンタ5と、正常動作時間用タイマカウンタ(図1においては「OPE−COUNT」と表記)の2つが設けられてなるものである。
リカバリカウンタ5は、車両制御システムのリカバリ(復帰)処理が行われてリカバリした回数を計数するためのものである。
また、正常動作時間用タイマカウンタ6は、後述するようにこの車両制御システムの正常動作の時間をカウントするためのものである。
なお、本発明の実施の形態におけるリカバリ回路103は、ハードウェアとして実現されたものであるが、制御部101において、公知・周知のカウンタプログラムを用いてソフトウェアにより実現しても勿論良いものである。
表示部104は、この車両制御システムの動作状態に応じて、必要な種々の文字、記号等の表示を行う公知・周知の構成を有してなるものである。
動作状態メモリ用クリアインターフェイス105は、動作状態メモリ1の記憶内容を全て消去するためのもので、より具体的には、例えば、オン・オフスイッチを用いて、当該スイッチがオンされた際に動作状態メモリ1の内容がクリアされるように構成されたものなどが好適である。
次に、上記構成において、制御部101により実行される復帰制御の処理手順について、図2乃至図5を参照しつつ説明する。
最初に、図2を参照しつつこの車両制御システムの全体的な制御処理手順について説明する。図2は、車両制御システムにおける特に復帰制御のメインルーチンを示すものである。
車両のイグニッションスイッチ(図示せず)がオンとされることで、処理が開始されると、まず、動作状態メモリ1に動作状態の記録が有るか否かが判定されることとなる(図2のステップS2001参照)。ここで、まず、本発明の実施の形態における動作状態メモリ1は、システムリセット発生直前におけるこの車両制御システムの動作状態が記憶されるようになっていると共に、システムが正常に終了停止した場合には、その旨のステートが書き込まれるようになっているものである。
したがって、イグニッションスイッチがオンされた直後に、動作状態メモリ1に動作状態の記録があるか否かを判断することは、イグニッションスイッチをオンとする前のシステム動作が正常に停止されたのか否かを判定することに相当する。
そして、このステップS2001において、動作状態の記録有りと判定された場合(YESの場合)は、前回のシステム動作の際にシステムが正常に終了されずに、システムリセットが行われたことを意味することから、後述するステップS3000の処理へ進むこととなる。すなわち、本発明の実施の形態においては、このようなシステムリセットが行われるのは、電源異常が生じたことによるものとなっている。
一方、ステップS2001において、動作状態の記録無しと判定された場合(NOの場合)には、前回のシステム動作の際にシステムが正常に終了されたことを意味することから、正常動作時間用タイマカウンタ6のカウントが開始されて、次のステップS2002の処理へ進むこととなる。なお、本発明の実施の形態においては、正常動作時間用タイマカウンタ6のカウントが開始されると、その時々刻々と変化するカウント値は正常動作時間メモリ4に順次書き込まれるようになっている。また、正常動作時間用タイマカウンタ6は、電源異常が発生すると必然的に停止するようになっている。
次いで、ステップS2002においては、動作状態の変化があるか否かが判定されることとなる。
すなわち、まず、ここで、車両の動作状態とは、”アイドリング状態”、”加速状態”、”一定走行状態”、”リンプホーム(Limp Home)によるエンジンの動作状態”、さらには、”リカバリによるエンジン停止状態”などを意味し、動作状態の変化とは、これら例示したようなある動作状態から他の動作状態に変わることを意味する。
そして、ステップS2002において、動作状態の変化有りと判定された場合(YESの場合)には、その変化した動作状態が動作状態メモリ1に記憶され(図2のステップS2003参照)、次述するステップS2004の処理へ進む一方、ステップS2002において、動作状態の変化無しと判定された場合(NOの場合)には、図示は省略されているが車両システムの通常の動作において必要とされる一般の処理が実行され、次いで、ステップS2004の処理へ進むこととなる。
ステップS2004においては、図示されないイグニッションスイッチがオフされたか否かが判定され、イグニッションスイッチはオフされたと判定されるまでは、先のステップS2002以降の処理が繰り返されることとなる。そして、ステップS2004において、イグニッションスイッチがオフされたと判定された場合(YESの場合)には、図示は省略されているが、システム動作停止のために必要な停止準備処理が行われ、次いで、動作状態メモリ1の記憶データが消去されて、動作状態メモリ1には、システムが正常に停止されたことを示す所定のステートが書き込まれることとなる(図2のステップS2005参照)。
次いで、リカバリカウンタ5のクリアが行われ(図2のステップS2006参照)、システムが停止されて(図2のステップS2007参照)、一連の処理が終了することとなる。
次に、先のステップS2001において、動作状態メモリ1に動作状態の記録有りと判定された場合(YESの場合)の処理について、図3及び図5を参照しつつ説明する。
最初に、リカバリカウンタ処理が行われる(図3のステップS3000参照)。このリカバリカウンタ処理は、車両制御システムにおける電源電圧の異常の状態に応じてリカバリカウンタの計数値に重み付けを行うサブルーチン処理となっており、図4には、その詳細が示されている。
以下、図4を参照しつつこのリカバリカウンタ処理について説明することとする。
リカバリカウンタ処理が開始されると、最初に、正常動作時間メモリ4の記憶内容が参照される(図4のステップS5000参照)。ここで、正常時間動作メモリ4は、システムリセットが発生する直前までシステムが正常に動作していた時間が記憶されるものである。
そして、この正常動作時間メモリ4に記憶されていた正常動作時間が読み取られ、重み判定閾値(第1の基準値)より正常動作時間が大であるか否かが判定されることとなる(図4のステップS5001参照)。
ここで、本発明の実施の形態における正常動作時間と重み判定閾値及び次述するステップS5002における時間判定閾値について、図5を参照しつつ説明する。
図5において、横軸は時間軸で、システムの始動時、換言すれば、正常動作時間用タイマカウンタ6の計数開始時(図5において、時間”0”の箇所)からの経過時間を表している。
”時間判定閾値”(Tth)は、システムの始動から比較的短時間経過した時点である。この時間判定閾値(第2の基準値)は、実際の車両制御システムにおける実験値やシュミレーショに基づいて決定されるのが好適なものである。本発明の実施の形態における時間判定閾値は、種々ある電源異常の中でもシステム始動時から比較的短時間で生ずる電源異常を標準とし、このような電源異常が生ずる場合の平均値的な時間が設定されている。
また、”重み判定閾値”(Tw)は、長時間の間正常に動作していて突然に異常となるような電源異常を標準として、実際の車両制御システムにおける実験値やシュミレーショに基づいて設定された時間である。
そして、本発明の実施の形態においては、システムの始動時から電源異常により復帰処理が行われるまでの時間を正常動作時間としている。
ここで、再び、図4の説明に戻り、ステップS5001で正常動作時間が重み判定閾値よりも大であると判定された場合(YESの場合)には、リカバリカウンタ5における計数(カウント)を行い、計数値を”1”進めると共に、リカバリメモリ3の記憶値に”1”が加算されて、後述するステップS3001の処理(図3参照)へ進むこととなる(図4のステップS5004参照)。ここで、リカバリメモリ3は、リカバリ処理(復帰処理)の発生回数を記憶するためのメモリである。
一方、ステップS5001において、正常動作時間は重み判定閾値より大ではないと判定された場合(NOの場合)には、正常動作時間が時間判定閾値より小であるか否かが判定され(図4のステップS5002参照)、正常動作時間が時間判定閾値よりも小であると判定された場合(YESの場合)には、リカバリカウンタ5の計数値を進めることなく、後述するステップS3001の処理(図3参照)へ進むこととなる一方、正常動作時間が時間判定閾値よりも小ではないと判定された場合(NOの場合)、換言すれば、時間判定閾値より大で、かつ、重み判定閾値より小である場合には、ステップS5003の処理へ進むこととなる。
なお、ここで、正常動作時間<時間判定閾値が成立するような場合としては、例えば、低温でのエンジン始動時のように極短い時間で周期的に電源異常が起こり、エンジンが始動すると電源異常が解消されるような場合であり、時間判定閾値は、このような場合における電源異常の発生周期時間などを基準として設定されたものが好適である。
ステップS5003においては、リカバリカウンタ5の重み付け処理が行われることとなる。すなわち、重み付け処理は、正常動作時間が時間判定閾値と重み判定閾値との間となるような電源異常が発生するような事態は好ましいものではないという観点から、リカバリカウンタ5の計数値を予め定められた基準で通常よりも進める処理である。具体的には、通常は、一回の計数値を例えば”1”とするところを、一回の計数値を”2”以上の所定値としたり、また、重み付け処理直前におけるリカバリカウンタ5の計数値に所定の係数を乗ずる等の処理方法が好適である。
そして、このようにしてリカバリカウンタ5の重み付け処理が行われると同時に、リカバリメモリ3の記憶値に”1”が加算されて、後述するステップS3001の処理(図3参照)へ進むこととなる。
次に、先の図3の説明に戻り、上述のようにリカバリカウンタ処理が行われた後は、リカバリカウンタ5のカウント数(計数値)が規定数以上か否かが判定されることとなり(図3のステップS3001参照)、規定数以上であると判定された場合(YESの場合)には、ステップS3008の処理へ進む一方、規定数を超えていないと判定された場合(NOの場合)には、ステップS3002の処理へ進むこととなる。
まず、リカバリカウンタ5のカウント数が規定数を超えていないと判定された場合について説明すれば、この場合、ステップS3002へ進み、復帰モードメモリ2の内容参照が行われる。ここで、復帰モードメモリ2は、先に説明した動作状態メモリ1に書き込まれた動作状態に応じた復帰モードの情報が書き込まれるようになっているものである。すなわち、システムリセット直前のシステムの動作状態は当然ながら種々あり、復帰処理の際に如何なる復帰モードでシステムが復帰するかは、その直前の動作状態に応じたものとなる。したがって、本発明の実施の形態においては、動作状態メモリ1に動作状態が書き込まれると、復帰モードメモリ2には、動作状態メモリ1に書き込まれた動作状態に応じて定まる復帰モードが書き込まれるようになっている。
次いで、復帰モードメモリ2に書き込まれていた復帰モードがエンジンの復帰を要求するものであるか否かが判定され(図3のステップS3003参照)、エンジン復帰要求有りと判定された場合(YESの場合)には、エンジン復帰のために必要な処理が行われ(図3のステップS3004参照)、動作状態メモリ1の内容がクリアされると共に、システムが正常に停止したことを表すステートが書き込まれて先の図2のステップS2001の処理へ戻ることとなる(図3のステップS3005参照)。
一方、ステップS3003において、エンジン復帰要求は無いと判定された場合(NOの場合)には、リンプホーム要求があるか否かが復帰モードメモリ2の記憶内容を参照して判定されることとなる(図3のステップS3006参照)。なお、リンプホームは、車両が故障した際に、最寄りの修理工場等までの運転を可能とする公知・周知の機能であるので、ここでの詳細な説明は省略することとする。
そして、ステップS3006において、リンプホームの要求は無いと判定された場合(NOの場合)には、後述するステップS3008の処理へ進む一方、リンプホーム要求有りと判定された場合(YESの場合)には、動作状態メモリ1にシステムの動作状態がリンプホームモードであることが記憶され、図示されないリンプホームモード処理が行われることとなる。また、この時、表示部104には、システムがリンプホームモードに入ったことが表示されるようになっている。
次に、先のステップS3001においてYESと判定された場合、又は、ステップS3006においてNOと判定された場合には、動作状態メモリ1のクリア要求が外部からあるか否か、具体的には、例えば、動作状態メモリ用クリアインターフェイス105による動作状態メモリ1のクリア要求があるか否かが判定され(図3のステップS3008参照)、クリア要求有りと判定された場合(YESの場合)には、動作状態メモリ1がクリアされると共に、システムが正常に停止されたことを示すステートが書き込まれて後述するステップS3011の処理へ進むこととなる。
一方、ステップS3008において、動作状態メモリ1のクリア要求は無いと判定された場合(NOの場合)には、リカバリによるシステム停止状態であることが動作状態メモリ1に書き込まれることとなる(図3のステップS3010)。
次いで、システム停止のための準備が行われ(図3のステップS3011参照)、この後、先の図2に示されたステップS2007へ進んでシステムが停止されることとなる。ここで、システム停止のための準備としては、例えば、図1において図示されない周辺の制御系回路のリセットやCPUの暴走防止のために無限ルーチンに回避させる等の処理である。また、この時、システム停止となることが表示部104に表示されるようになっている。
車両の動作制御を行う電子制御装置に適用でき、特に、一度の電源異常発生で即座にシステム停止等を行わない制御が望まれるものに適している。
符号の説明
1…動作状態メモリ
2…復帰モードメモリ
3…リカバリメモリ
4…正常動作時間メモリ
5…リカバリカウンタ
6…正常動作時間用タイマカウンタ
101…制御部
102…記憶部
103…リカバリ回路
104…表示部
105…動作状態メモリ用クリアインターフェイス

Claims (1)

  1. 車両制御システムの動作状態を逐次記憶し、当該車両制御システムの始動時に前記記憶内容を参照し、前回のシステム動作が正常に終了していないと判定された場合には、そのシステム動作の終了直前の動作状態に応じて予め定められた復帰モードで復帰処理を行う車両制御システムの復帰制御方法において、
    システムリセットが発生した場合、その直前のシステムの動作状態を記憶すると共に、当該動作状態に応じて定まる復帰モードを記憶し、復帰処理を行う場合、前記記憶された復帰モードに基づく一方、
    システムの始動時からシステムリセット発生までのシステムの正常動作時間を計数、記憶し、復帰処理が行われる際に、前記記憶された正常動作時間が、長時間の間、正常に動作していて突然に異常となるような電源異常を標準として設定された第1の基準値より大であるか否かを判定し、第1の基準値より大と判定された場合に、復帰処理の回数を計数するリカバリカウンタによる計数を行い、しかる後、当該リカバリカウンタの計数値が規定値以上か否かを判定し、規定値以上と判定された場合に、システム停止を行う一方、正常動作時間が第1の基準値より小さいと判定された場合に、当該正常動作時間が第2の基準値より小であるか否かを判定し、正常動作時間が第2の基準値より小ではないと判定された場合に、リカバリカウンタにより所定の重み付けで計数を行い、しかる後、当該リカバリカウンタの計数値が規定値以上か否かを判定し、規定値以上と判定された場合に、システム停止を行うことを特徴とする車両制御システムの復帰制御方法。
JP2005506331A 2003-05-20 2004-05-17 車両制御システムの復帰制御方法 Expired - Fee Related JP4130679B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003142467 2003-05-20
JP2003142467 2003-05-20
PCT/JP2004/006634 WO2004104834A1 (ja) 2003-05-20 2004-05-17 車両制御システムの復帰制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2004104834A1 JPWO2004104834A1 (ja) 2006-07-20
JP4130679B2 true JP4130679B2 (ja) 2008-08-06

Family

ID=33475058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005506331A Expired - Fee Related JP4130679B2 (ja) 2003-05-20 2004-05-17 車両制御システムの復帰制御方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7340326B2 (ja)
EP (1) EP1626341B1 (ja)
JP (1) JP4130679B2 (ja)
KR (1) KR100785581B1 (ja)
CN (1) CN100454263C (ja)
DE (1) DE602004022039D1 (ja)
WO (1) WO2004104834A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5096060B2 (ja) * 2007-07-26 2012-12-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信システム
US8219279B2 (en) * 2008-07-01 2012-07-10 International Engine Intellectual Property Company, Llc Method for on-board data backup for configurable programmable parameters
FR2970517B1 (fr) * 2011-01-17 2015-06-19 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de commande du fonctionnement d'un groupe motopropulseur d'un vehicule automobile muni d'un calculateur
JP6244780B2 (ja) * 2013-09-27 2017-12-13 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置及びエンジン始動制御方法
JP6122412B2 (ja) 2014-09-29 2017-04-26 矢崎総業株式会社 車両用電源ボックス装置
JP6116535B2 (ja) 2014-09-29 2017-04-19 矢崎総業株式会社 車両用電源ボックス装置
FR3120713B1 (fr) * 2021-03-12 2024-01-12 Continental Automotive Procédé pour l’immunité contre la réinitialisation intempestive d’un dispositif électronique

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4635258A (en) * 1984-10-22 1987-01-06 Westinghouse Electric Corp. System for detecting a program execution fault
US5200600A (en) * 1988-08-29 1993-04-06 Hitachi Maxell, Ltd. IC card and method for writing information therein
EP0410030A1 (en) * 1989-07-25 1991-01-30 Unisia Jecs Corporation Method and apparatus for preventing failure of a CPU
US5355490A (en) * 1991-06-14 1994-10-11 Toshiba America Information Systems, Inc. System and method for saving the state for advanced microprocessor operating modes
JPH0530925U (ja) * 1991-09-25 1993-04-23 株式会社ミツトヨ 電源電圧低下検出機能付き情報処理装置
US5243324A (en) * 1991-11-07 1993-09-07 Ford Motor Company Method of detecting a fault in an automotive system
JP3309437B2 (ja) * 1992-08-19 2002-07-29 株式会社デンソー 車両の自己診断装置
JP3460256B2 (ja) * 1993-08-20 2003-10-27 株式会社デンソー バッテリ断線検出装置
US5506789A (en) * 1993-10-15 1996-04-09 The Texas A & M University System Load extraction fault detection system
JPH07168729A (ja) * 1993-12-15 1995-07-04 Oki Electric Ind Co Ltd 再開始制御システム
JPH07175501A (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 Nippondenso Co Ltd 電子制御システムにおけるデータバックアップ装置
US5745864A (en) * 1994-10-04 1998-04-28 Nippondenso Co., Ltd. Vehicular information storage device and power outage-resistant storage system and method for the same
US5957985A (en) * 1996-12-16 1999-09-28 Microsoft Corporation Fault-resilient automobile control system
KR19980057867U (ko) * 1997-02-13 1998-10-15 배순훈 정전전 동작모드 수행 기능을 갖는 브이시알 시스템
DE19740525C1 (de) * 1997-09-15 1999-02-04 Siemens Ag Verfahren zur Abspeicherung und Wiedergewinnung von Daten in einem Steuersystem, insbesondere in einem Kraftfahrzeug
JP3266560B2 (ja) * 1998-01-07 2002-03-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 情報処理システム及びその制御方法
JP4248624B2 (ja) * 1998-07-03 2009-04-02 株式会社デンソー 内燃機関用電子制御装置。
KR200258404Y1 (ko) * 1998-09-07 2002-04-22 서경석 컴퓨터용하드디스크내자료보호및복원장치
JP3659017B2 (ja) * 1998-09-18 2005-06-15 株式会社デンソー 自己診断装置を備えた車両用制御装置
US6216069B1 (en) * 1999-03-10 2001-04-10 Daimlerchrysler Corporation Hidden acquisition module for acquiring data from a vehicle
DE19963214A1 (de) * 1999-12-28 2001-07-12 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zum Hochfahren eines Steuergeräts für ein Kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
US20060085110A1 (en) 2006-04-20
EP1626341A1 (en) 2006-02-15
KR100785581B1 (ko) 2007-12-13
DE602004022039D1 (de) 2009-08-27
CN1791864A (zh) 2006-06-21
WO2004104834A1 (ja) 2004-12-02
CN100454263C (zh) 2009-01-21
JPWO2004104834A1 (ja) 2006-07-20
EP1626341A4 (en) 2008-02-13
EP1626341B1 (en) 2009-07-15
US7340326B2 (en) 2008-03-04
KR20060014409A (ko) 2006-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2088512B1 (en) Memory system
JPH1078897A (ja) コンピュータ・データ記憶システム
JP4130679B2 (ja) 車両制御システムの復帰制御方法
JP4917604B2 (ja) 記憶装置構成およびその駆動方法
JP2010204851A (ja) 記憶装置及び情報処理装置
JPH08315202A (ja) 車両における制御装置のデータの検出、記憶および出力装置
CN110825067A (zh) 一种异常断电检测方法及装置
CN113468617A (zh) 一种设备掉电保护的方法、设备及存储介质
KR970071304A (ko) 저장 장치 신뢰도를 높이기 위한 방법 및 장치
JP2007018100A (ja) ログ記録装置およびログ記録方法
JP2007111882A (ja) プリンタ及びその低電圧エラーログの記録方法
CN113625957B (zh) 一种硬盘故障的检测方法、装置及设备
JP6851110B2 (ja) 電子制御装置
JP2010165007A (ja) 情報処理装置
JP2005115975A (ja) 情報処理装置
US6766476B2 (en) Computer recovery apparatus
CN111188782A (zh) 一种风扇冗余测试方法、装置和计算机可读存储介质
US6463559B1 (en) Non-volatile fault indicator
JPH05265881A (ja) 不揮発性メモリの書込保護回路と書込保護方法
US11231871B2 (en) Electronic control device with non-volatile memory
JPH0573435A (ja) 記憶素子監視保護装置
JP3099037B2 (ja) 記憶型ダイアグノーシス装置
JPH06266573A (ja) 障害復旧情報管理システム
JP2006235924A (ja) プログラムの実行アドレス異常を検出する電子制御装置
JP3491527B2 (ja) モータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4130679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees