JP6244780B2 - ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置及びエンジン始動制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置及びエンジン始動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両駆動源としてエンジンと走行用モータとを併用するハイブリッド車両のエンジン始動制御に関する。
近年、車両駆動源にエンジンと走行用モータとを併用するハイブリッド車両におけるエンジンの始動方法として、走行用モータによるエンジンの始動に加えて、エンジンを始動するためのスタータを別途設けた車両が知られている。このようなハイブリッド車両では、極低温時や走行用モータに電力を供給する強電バッテリの出力が不足する場合など、走行用モータによりエンジンを始動することができない状況でもスタータによりエンジンを確実に始動することが可能となる。スタータへ電力を供給する電源には、上記の強電バッテリとは別に設けられ、コントローラを含む制御系にも電力を供給する弱電バッテリ(通常、12Vバッテリ)が用いられる。
スタータによるエンジンの始動の際には、エンジン停止状態からスタータによりクランクシャフトを回転駆動するクランキングを行ってエンジンを始動させるために、大きな始動電力を必要とする。このため、同じく弱電バッテリからの電力供給により作動するコントローラにおいては、スタータの駆動中に、弱電バッテリからコントローラへの供給電圧が、そのコントローラの正常な動作が保証される最低の電圧である動作保証電圧を下回り、コントローラが一時的に作動不能なリセット状態に陥ることがある。そして、エンジンの始動を制御するコントローラがそのようなリセット状態に陥ると、そのコントローラによるスタータの駆動が中断されて、エンジンを始動できなくなる。
エンジンを確実に始動させる技術として、特許文献1には、エンジンを始動可能なコントローラ(エンジンECU)を2つ設けて二重化し、一方の動作保証電圧を低く設定することにより、他方のコントローラが動作不能なリセット状態に陥っても、動作保証電圧の低い一方のコントローラによりエンジンを始動可能とする技術が記載されている。
特開2008−291763号公報
ハイブリッド車両では、走行用モータのみによる車両の走行が可能であるために、例えば運転者のイグニッションスイッチの操作による車両起動要求の検出時にも、必ずしもエンジンを始動するとは限らない。また、走行用モータとは別にスタータを備えるハイブリッド車両では、エンジンを始動する場合にも、走行用モータによりエンジンを始動するモードと、スタータによりエンジンを始動するモードと、の複数のエンジン始動モードが存在し、必ずしもスタータによりエンジンを始動するとは限らない。
このようなことから、ハイブリッド車両では、主にエンジンを制御するエンジンコントローラではなく、専用のハイブリッドコントローラによって、スタータの駆動・停止の切換を含めたエンジンの始動制御が行われる。従って、上述したようにスタータによるクランキング中にハイブリッドコントローラが動作不能なリセット状態に陥ると、スタータによるエンジンのクランキングが中断してエンジンの始動ができなくなるおそれがある。
ここで、エンジンコントローラは、動作不能なリセット状態に陥るとエンジンが停止するおそれがあるために、一般的に、動作電圧を保証してリセット状態を回避するためのコンデンサ等を備えた動作電圧保証回路が設けられている。
このような動作電圧保証回路をハイブリッドコントローラにも設けることで、上述したようなスタータによるクランキング中にリセット状態となることを回避できるものの、この場合、エンジンコントローラに加えてハイブリッドコントローラにも動作電圧保証回路を設けなければならず、コントローラの大型化やコストの増加が懸念される。
また、ハイブリッドコントローラがリセット状態に陥ることを回避するために、スタータへ電力を供給するバッテリと、ハイブリッドコントローラへ電力を供給するバッテリとを別々に用意して弱電回路の電源系統を二重化することも考えられるが、この場合、2つ以上の弱電バッテリを車両に搭載することとなり、やはり大型化・重量増加やコストの増加が懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、スタータによるエンジンのクランキング中にハイブリッドコントローラが仮に動作不能なリセット状態に陥ったとしても、スタータによるエンジンの始動を継続することができる新規なハイブリッド車両のエンジン始動制御を提供することを目的としている。
本発明に係るハイブリッド車両は、車両駆動源としてエンジンと走行用モータとを併用し、かつ、上記走行用モータへ電力を供給する強電バッテリを備えている。また、弱電バッテリと、この弱電バッテリから供給される電力により作動するハイブリッドコントローラと、上記弱電バッテリから供給される電力により作動し、上記エンジンのクランクシャフトを回転駆動することによりエンジンを始動するスタータと、始動信号を受信すると上記スタータの駆動を継続するスタータ駆動回路と、を備えている。
そして、上記ハイブリッドコントローラは、上記エンジンを始動する始動モードとして、上記走行モータによりエンジンを始動するモータ始動モードと、上記スタータによりエンジンを始動するスタータ始動モードと、のいずれかを選択し、この選択した始動モードを不揮発性メモリに記憶する。上記スタータ始動モードを選択した場合、上記スタータ駆動回路へ上記始動信号を送信する。一方、上記モータ始動モードを選択した場合、上記スタータ駆動回路への上記始動信号の送信を停止する停止信号を上記スタータ駆動回路へ送信する。
ハイブリッドコントローラからスタータ駆動回路へ始動信号が送信されると、スタータ駆動回路によりスタータが駆動されて、エンジンのクランキングが行われる。このクランキング中に、仮にスタータの駆動によって弱電バッテリの電圧が一時的に大きく低下し、ハイブリッドコントローラが動作不能なリセット状態に陥ったとしても、始動信号の送信を停止する停止信号が送信されることはないので、始動信号の送信が中断されることはなく、スタータによるエンジンのクランキングが継続される。
そして、このようなリセット状態から復帰した際、ハイブリッドコントローラは内部の揮発性メモリの内容が全て失われて初期化されているものの、不揮発性メモリに記憶されている始動モード(スタータ始動モード)を参照することによって、スタータ始動モードによるエンジン始動状態を継続することができる。従って、リセット状態からの復帰後に、ハイブリッドコントローラが誤ってスタータへの始動信号の送信を停止することもない。
更に、走行モータによりエンジンを始動するモータ始動モードの場合には、エンジン始動停止信号によりスタータへの始動信号の送信が停止されているために、スタータが駆動することはなく、スタータの駆動に伴う電圧低下によりリセット状態に陥ることもない。
本発明によれば、スタータ始動モードによるエンジンのクランキング中に、仮にスタータの駆動に伴う電圧低下によりハイブリッドコントローラがリセット状態に陥ったとしても、スタータによるエンジンのクランキングを継続することができ、確実にエンジンを始動することができる。
本発明の一実施例が適用されるハイブリッド車両のシステム構成を示す構成説明図。 このハイブリッド車両のモード切換の特性を示す特性図。 (A)がこのハイブリッド車両の起動要求の検出時における起動シーケンスを示す説明図、(B)及び(C)が第2HEV起動モードにおける車両起動時のエンジン回転数,モータ回転数及び弱電バッテリの電圧の変化を示す説明図。 上記ハイブリッド車両の起動要求検出時の起動パターンの選択処理の内容を示すフローチャート。 強電バッテリのバッテリ出力の判定に用いられる制御マップの一例を示す特性図。 本実施例のスタータ駆動回路を示す構成図。 本実施例のスタータ駆動回路の細部を示す構成図。 スタータ始動モードによるエンジン始動時における動作を示すタイミングチャート。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明が適用されるハイブリッド車両の一例としてFF(フロントエンジン/フロントドライブ)型ハイブリッド車両のシステム構成を示す構成説明図である。なお、図中の太い実線は強電回路11、二重線は弱電回路15、細い実線は信号線、破線の矢印線は油圧回路27を示している。
このハイブリッド車両は、車両の駆動源として、エンジン1と走行用モータとしてのモータジェネレータ2と、を併用しているとともに、変速機構としてベルト式無段変速機3を備えている。エンジン1とモータジェネレータ2との間の動力伝達経路には、動力伝達の接続と開放を切り換える第1クラッチ4が介在し、モータジェネレータ2とベルト式無段変速機3との動力伝達経路には、動力伝達の接続と開放を切り換える第2クラッチ(5a,5b)が介在している。
エンジン1は、例えばガソリンエンジンからなり、エンジンコントローラ20からの制御指令に基づいて、始動制御ならびに停止制御が行われるとともに、スロットルバルブの開度が制御され、かつ燃料カット制御等が行われる。
上記エンジン1のクランクシャフト1aとモータジェネレータ2のロータとの間に介装される第1クラッチ4は、選択された走行モードに応じて、エンジン1をモータジェネレータ2に結合し、あるいは、エンジン1をモータジェネレータ2から切り離すものであり、クラッチコントローラ24からの制御指令に基づいて、油圧制御弁(図示省略)を備えたクラッチ油圧制御部29により生成される第1クラッチ油圧によって、締結/解放が制御される。本実施例では、第1クラッチ4は、油圧が供給される油圧供給時に締結し、油圧が供給されない油圧開放時にはダイアフラムスプリングの付勢力により常時開放する、いわゆるノーマルオープン型で油圧式の乾式クラッチである。
モータジェネレータ2は、例えば三相交流の同期型モータジェネレータからなり、強電バッテリ12、インバータ13および強電リレー14を含む強電回路11に接続されている。図1では強電回路11を太い実線で表している。モータジェネレータ2は、モータコントローラ22からの制御指令に基づき、インバータ13を介して強電バッテリ12からの電力供給を受けて正のトルクを出力するモータ動作(いわゆる力行)と、トルクを吸収して発電し、インバータ13を介して強電バッテリ12の充電を行う回生動作と、の双方を行う。
モータジェネレータ2のロータと無段変速機3の入力軸3eとの間に設けられる第2クラッチ(5a,5b)は、エンジン1およびモータジェネレータ2を含む車両駆動源と駆動輪6(前輪)との間での動力の伝達および切り離しを行うものであり、クラッチコントローラ24(あるいは変速機コントローラ21)からの制御指令に基づいて、油圧制御弁(図示省略)を備えたクラッチ油圧制御部29により無段変速機3へ供給される第2クラッチ油圧によって、締結/解放が制御される。特に、第2クラッチ(5a,5b)は、伝達トルク容量の可変制御により、滑りを伴って動力伝達を行うスリップ締結状態とすることが可能であり、トルクコンバータを具備しない構成において、円滑な発進を可能にするとともに、クリープ走行の実現を図っている。
ここで、上記第2クラッチは、実際には単一の摩擦要素ではなく、無段変速機3の入力部に設けられる前後進切換機構5における前進クラッチ5aもしくは後退ブレーキ5bが第2クラッチとして用いられる。無段変速機3への入力回転方向を前進走行時の正転方向と後退走行時の逆転方向とに切り換える前後進切換機構5は、遊星歯車機構と、前進走行時に締結される前進クラッチ5aと、後退走行時に締結される後退ブレーキ5bと、を含んでおり、前進走行時には前進クラッチ5aが第2クラッチとして機能し、後退走行時には後退ブレーキ5bが第2クラッチとして機能する。第2クラッチとなる前進クラッチ5aおよび後退ブレーキ5bの双方が解放された状態では、トルク伝達はなされず、モータジェネレータ2のロータと無段変速機3とが実質的に切り離される。なお、本実施例では、前進クラッチ5aおよび後退ブレーキ5bのいずれも、油圧供給時に締結し、油圧解放時に開放する、いわゆるノーマルオープン型の湿式多板クラッチである。
上記の遊星歯車機構は、サンギア5cとプラネットキャリア5dとリングギア5eとを有するシングルピニオン式のものである。サンギア5cはベルト式無段変速機3の入力軸3eに連結され、プラネットキャリア5dは後退ブレーキ5bを介してクラッチケース5fに連結され、リングギア5eはモータジェネレータ2の出力軸2aに連結されている。
ベルト式無段変速機3は、入力側のプライマリプーリ3aと、出力側のセカンダリプーリ3bと、両者間に巻き掛けられた金属製のベルト3cと、を有し、変速機コントローラ21からの制御指令に基づいて変速機油圧制御部30から供給されるプライマリ油圧とセカンダリ油圧とによって、各プーリ3a,3bのベルト接触半径ひいては変速比が連続的に制御される。この無段変速機3の出力軸3dは、終減速機構6aを介して駆動輪6に接続されている。
上記エンジン1は、始動用のスタータ18を具備している。このスタータ18は、モータジェネレータ2に比較して定格電圧が低い直流モータからなり、DC/DCコンバータ16および弱電バッテリ17を含む弱電回路15に接続されている。スタータ18は、エンジンコントローラ20からの制御指令に基づいて駆動され、スタータ18の出力軸に設けられたピニオンギア18aとエンジン1のクランクシャフト1aに設けられたリングギア1bとの噛み合いを通してクランクシャフト1aを回転駆動することによりクランキングを行う。
このように、走行用モータであるモータジェネレータ2を備えたハイブリッド車両に対してスタータ18を別途設けたので、極低温時や強電バッテリ12の極低出力時のようにモータジェネレータ2によるエンジン1の始動が不可能もしくは極めて困難な状況であっても、スタータ18によりエンジン1を確実に始動することができる。従って、モータジェネレータ2へ電力を供給する強電バッテリ12の小型化・低容量化を図ることができる。
上記弱電バッテリ17は、強電バッテリ12を含む強電回路11からの電力により、DC/DCコンバータ16を介して充電される。なお、エンジンコントローラ20等を含む車両の制御システム、車両の空調装置、オーディオ装置、照明、及び強電リレー14、等は、弱電回路15による電力供給を受ける。
図1の破線の矢印線で示す油圧回路27には、オイルポンプ28と、クラッチ油圧制御部29と、変速機油圧制御部30と、が設けられている。オイルポンプ28は、チェーン28aを介してモータジェネレータ2の出力軸2aと連結され、この出力軸2aにより回転駆動される機械式のポンプであり、図示せぬオイルパン側から送られてくる作動油を加圧して油圧回路27へ吐出する。なお、図示していないが、この機械式のオイルポンプ28に加えて、サブモータにより駆動される電動式のオイルポンプを併用し、機械式のオイルポンプ28による作動油の吐出量・油圧が不十分であるときに、電動式のオイルポンプを作動させるようにしても良い。
変速機油圧制御部30は、上述したように、変速機コントローラ21からの制御指令に基づいて、ベルト式無段変速機3へ供給されるプライマリ油圧とセカンダリ油圧を制御する。クラッチ油圧制御部29は、上述したように、クラッチコントローラ24からの制御指令に基づいて、第1クラッチ4へ供給される第1クラッチ油圧を制御するとともに、第2クラッチ(5a,5b)へ供給される第2クラッチ油圧を制御する。
上記ハイブリッド車両の制御システムは、上述したエンジンコントローラ20、変速機コントローラ21、モータコントローラ22のほか、クラッチコントローラ24の他、強電バッテリ12の充電状態(SOC)の監視・制御を行うバッテリコントローラ23、及び後述するハイブリッド車両の起動制御を含めたハイブリッド車両全体の統合制御を行うハイブリッドコントローラ25と、後述する車体コントローラ(以下、BCMと呼ぶ)51及びアンダーフード・スイッチング・モジュール(USM)52と、を備えており、これらの各コントローラ20,21,22,23,24,25,51,52は、情報交換が互いに可能なCAN通信線26を介して接続されている。また、車両運転状態を検出するセンサ類として、強電バッテリ12のバッテリ出力である出力電圧を検出するバッテリ電圧センサ31、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ32、運転者により操作されるアクセルペダルのアクセル開度を検出するアクセル開度センサ33、変速機3の出力軸3dの回転数を検出する変速機出力回転数センサ34、モータジェネレータ2の出力軸2aの回転数を検出するモータ回転数センサ35、第2クラッチ出力軸(変速機入力軸3e)の回転数を検出する第2クラッチ出力回転数センサ36等の他、車両温度を検出するセンサ類として、作動油の油温を検出する作動油温センサ37、エンジン水温を検出するエンジン水温センサ38、強電バッテリ12の温度を検出するバッテリ温度センサ39、前進クラッチ5aの温度を検出する前進クラッチ温度センサ40、後退ブレーキ5bの温度を検出する後退ブレーキ温度センサ41、インバータ13の温度を検出するインバータ温度検出センサ42、モータジェネレータ2のモータ温度を検出するモータ温度センサ43、等が設けられている。これらセンサの検出信号は、ハイブリッドコントローラ25等の各コントローラに個々にあるいはCAN通信線26を介して入力されている。
上記のように構成されたハイブリッド車両は、電気自動車走行モード(以下、「EVモード」という。)と、ハイブリッド走行モード(以下、「HEVモード」という。)と、駆動トルクコントロール発進モード(以下、「WSCモード」という。)等の走行モードを有し、車両の運転状態や運転者のアクセル操作等に応じて最適な走行モードが選択される。
「EVモード」は、第1クラッチ4を解放状態とし、モータジェネレータ2のみを駆動源として走行するモードであり、モータ走行モードと回生走行モードとを有する。この「EVモード」は、運転者による車両要求駆動力が比較的に低いときに選択される。
「HEVモード」は、第1クラッチ4を締結状態とし、エンジン1とモータジェネレータ2とを駆動源として走行するモードであり、モータアシスト走行モード、走行発電モード、エンジン走行モード、を有する。この「HEVモード」は、運転者による要求駆動力が比較的大きいとき、および強電バッテリ12の充電状態(SOC)や車両の運転状態等に基づくシステムからの要求があったときに選択される。
「WSCモード」は、車両発進時等の車速が比較的低い領域で選択されるモードであり、モータジェネレータ2を回転数制御しつつ第2クラッチ5a,5bの伝達トルク容量を可変制御することで、第2クラッチ5a,5bをスリップ締結状態とする。
図2は、車速VSPおよびアクセル開度APOとに基づく上記の「EVモード」、「HEVモード」、「WSCモード」の基本的な切換の特性を示している。図示するように、「HEVモード」から「EVモード」へ移行する「HEV→EV切換線」と、逆に「EVモード」から「HEVモード」へ移行する「EV→HEV切換線」と、は適宜なヒステリシスを有するように設定されている。また、所定の車速VSP1以下の領域では、「WSCモード」となる。
図3(A)は、車両起動時にハイブリッドコントローラ25により実行される車両の起動シーケンスを示す説明図である。なお、図3の(B)及び(C)は、後述するスタータ18を用いた第2HEV起動モードM3が選択されたときのエンジン回転数,モータ回転数及び弱電バッテリの出力電圧の変化を
運転者によるイグニッションスイッチ(あるいはイグニッションキー)の操作により車両始動要求(IGN ON)を検出すると、先ず、起動判定フェーズP1において、3つの車両起動モードM1〜M3のうち、一つの車両起動モードを選択する。
第1の車両起動モードであるEV起動モードM1は、最も短時間(例えば、3秒以内)に車両の起動を完了して車両走行可能状態(ReadyOn)とすることができる起動モードであり、後述する低温時や強電バッテリ12の低出力時を除き、基本的にはこのEV起動モードM1が選択される。このEV起動モードM1では、後述するスタータ制御フェーズP2を省略して強電接続フェーズP3へ進み、強電リレー14を接続して強電バッテリ12によりモータジェネレータ2を駆動可能な状態とする。続く起動前準備フェーズP4では、モータジェネレータ2を駆動する。このモータジェネレータ2の駆動に伴いオイルポンプ28が駆動されて油圧回路27内の油圧が上昇し、第1クラッチ4(CL1)の締結に必要な油圧が確保されると、車両の起動を完了して、車両走行可能フェーズP5へと進み、EVモードによる車両の走行が可能な走行可能状態となる。
第2の車両起動モードである第1HEV起動モードM2は、作動油の粘性が高くなる低温時や強電バッテリ12の低出力時のように、車両起動完了後にEVモードからHEVモードへ移行する際に第1クラッチ4の締結及びエンジン1の始動に時間がかかることによって車両駆動力の応答遅れが問題となることが想定される場合に選択される起動モードである。この第1HEV起動モードM2では、EV起動モードM1と同様、先ず強電接続フェーズP3において強電リレー14を接続して強電バッテリ12によりモータジェネレータ2を駆動可能な状態とする。続く起動前準備フェーズP4では、モータジェネレータ2を駆動し、このモータジェネレータ2の駆動に伴いオイルポンプ28が駆動されて油圧回路27内の油圧が上昇して、第1クラッチ4の締結に必要な油圧が確保されると、第1クラッチ4を締結して、モータジェネレータ2によりエンジン1のクランクシャフト1aを回転駆動するモータ・クランキングを行い、エンジン1を始動する。エンジン1の始動が完了すると、車両の起動を完了して車両走行可能フェーズP5へ進み、HEVモードによる車両の走行が可能な走行可能状態となる。
第3の車両起動モードである第2HEV起動モードM3は、極低温時や強電バッテリ12の極低出力時のように、モータジェネレータ2によるエンジン1の始動が不可能もしくは極めて困難と想定される状況で選択されるモードである。この第2HEV起動モードM3では、先ずスタータ制御フェーズP2へ進み、スタータ18によりエンジン1のクランクシャフト1aを回転駆動するスタータ・クランキングを行う。そして、このスタータ・クランキングによるエンジン1の始動完了後に、強電接続フェーズP3へ進み、強電リレー14を接続してモータジェネレータ2を駆動可能な状態とする。続く起動前準備フェーズP4では、モータジェネレータ2を駆動し、このモータジェネレータ2の駆動に伴いオイルポンプ28が駆動されて油圧回路27内の油圧が上昇して、第1クラッチ4の締結に必要な油圧が確保されると、第1クラッチ4を締結して、モータジェネレータ2の回転数とエンジン回転数とを同期させる。この第1クラッチ4の締結の際には、トルクショックを生じることのないように、例えばモータジェネレータ2の回転数を制御することで、モータジェネレータ2の回転数とエンジン回転数とを同期させつつ第1クラッチ4を徐々に締結させる。第1クラッチ4の締結が完了すると、車両の起動を完了して車両走行可能フェーズP5へと進み、HEVモードによる車両の走行が可能な走行可能状態となる。
図4は、上記の車両起動フェーズP1における車両起動モードの選択処理の内容を示すフローチャートであり、本ルーチンは、例えば車両起動要求の検出時にハイブリッドコントローラ25により実行される。
ステップS11では、車両温度が第2温度判定値以下の極低温状態であるか否かを判定する。第2温度判定値は、それ以上車両温度が低下するとモータジェネレータ2によるエンジン1の始動が不可能又は極めて困難となる車両温度に相当する例えば−15℃前後の値であり、適合等により予め設定される。車両温度としては、上述した温度センサ37〜43により検出される検出温度が一つ又は複数用いられ、例えばエンジン水温、バッテリ温度、及び作動油温のいずれかが上記の第2温度判定値以下であれば、極低温状態であるとしてステップS11からステップS16へ進み、上記の第2HEV起動モードM3が選択される。
ステップS12では、バッテリ電圧センサ31により検出される強電バッテリ12のバッテリ出力(電圧)が所定の第2出力判定値以下であるかを判定する。第2出力判定値は、それ以上バッテリ出力が低下するとモータジェネレータ2によるエンジン1の始動が不可能もしくは極めて困難となるバッテリ出力の値に相当する。バッテリ出力が第2出力判定値以下であれば、ステップS12からステップS16へ進み、上記の第2HEV起動モードM3が選択される。
図5は、ステップS12の判定に用いられる制御マップの一例を示している。同図に示すように、車両温度としてのエンジン水温が低くなるほど、モータジェネレータ2によるエンジン1の始動(モータ・クランキング)に必要な強電バッテリ12のバッテリ出力Poutは大きくなるために、第2出力判定値を示す第2出力判定テーブルP2の値もまた、エンジン水温が低くなるほど低い値となっている。エンジン水温(車両温度)及びバッテリ出力に基づいて図5の制御マップをルックアップし、現在のエンジン水温及びバッテリ出力が第2出力判定テーブルP2よりも左下のNG領域であれば、バッテリ出力Poutが第2出力判定値以下の極低出力状態であると判定される。
再び図4を参照して、ステップS13では、車両温度が第1温度判定値以下の低温状態であるか否かを判定する。第1温度判定値は、少なくとも上記の第2温度判定値よりも大きな値であり、それ以上車両温度が低下すると作動油の粘性が高くなって第1クラッチ4の締結に要する時間、つまりモータジェネレータ2によるエンジン1の始動(モータ・クランキング)に要する時間が長くなり、EVモードからHEVモードへの切換の際における車両駆動力の応答遅れが問題となる車両温度に相当する例えば0°付近の値である。車両温度が第1温度判定値以下の低温状態であれば、ステップS13からステップS17へ進み、上記の第1HEV起動モードM2が選択される。
ステップS14では、バッテリ出力が所定の第1出力判定値以下であるかを判定する。第1出力判定値は、少なくとも上記の第2出力判定値よりも大きな値であり、それ以上バッテリ出力が低下するとモータジェネレータ2によるエンジン1の始動時間が長くかかり、EVモードからHEVモードへの切換の際における車両駆動力の応答遅れが問題となるバッテリ出力に相当する。バッテリ出力が第1出力判定値以下の低出力状態であれば、ステップS14からステップS17へ進み、上記の第1HEV起動モードM2が選択される。
図5を参照して、車両温度としてのエンジン水温が低くなるほど、モータジェネレータ2によるエンジン1の始動(モータ・クランキング)にかかる時間が長くなるために、第1出力判定値を示す第1出力判定テーブルP1の値もまた、エンジン水温が低くなるほど低い値となっている。エンジン水温(車両温度)及びバッテリ出力に基づいて図5の制御マップをルックアップし、現在のエンジン水温及びバッテリ出力が第1出力判定テーブルP1よりも左下のNG領域であれば、バッテリ出力Poutが第1出力判定値以下の低出力状態であると判定される。
再び図4を参照して、ステップS11〜S14の判定が全て否定されれば、ステップS15へ進み、EV起動モードM1が選択される。つまり、車両温度が少なくとも第1温度判定値(0℃程度)を超える常温の状態で、かつ、強電バッテリ12のバッテリ出力に余裕がある通常の状態では、エンジン1を始動しないEV起動モードM1が選択される。
このように、車両起動要求の検出時に、車両温度と強電バッテリ12のバッテリ出力とに基づいて、上述した3つの車両起動モードM1〜M3のいずれかを選択するようにしたので、車両温度と強電バッテリ12の出力に応じた形で、確実かつ短時間に車両の起動を行うことができる。
特に、車両温度が第1温度判定値以下の低温時には、第1HEV起動モードM2(第2の車両起動モード)を選択し、モータジェネレータ2によりエンジン1を始動してから車両を走行可能状態としている。この理由は、低温時には、作動油の粘度が高くなって第1クラッチ4の締結に時間がかかり、モータジェネレータ2によるエンジンの始動に時間がかかる。このため、仮に低温時にEV起動モードM1により車両を起動した場合、車両が走行可能状態となった後に運転者によるアクセル操作等に応じてEVモードからHEVモードへ移行する際、第1クラッチ4の締結を伴うエンジン1の始動に時間がかかり、車両駆動力の増加に応答遅れを招くおそれがある。この結果、例えば急激な上り坂での車両発進時に、所期の車両駆動力が速やかに得られず、車両が後退するような印象を与えるおそれがある。
本実施例では、このような低温時には第1HEV起動モードM2を選択し、車両起動完了前に予め第1クラッチ4を締結してモータジェネレータ2によりエンジン1を始動しているために、EV起動モードM1を選択する場合に比して車両の起動に多少時間(5〜6秒程度)はかかるものの、車両走行可能状態となった後に、エンジン始動の遅れに伴う車両駆動力の応答遅れが生じることがなく、車両駆動力の応答性を向上することができる。また、スタータ18によりエンジン1を始動する第2HEV起動モードM3を選択する場合に比して、車両の起動に要する時間を短縮することができる。
また、強電バッテリ12のバッテリ出力が第1出力判定値以下の低出力時に、仮にEV起動モードM1で車両を起動すると、車両起動完了後にEVモードからHEVモードへ移行する際に、強電バッテリ12の出力不足によりモータジェネレータ2によるエンジン1の始動に時間がかかり、上記の低温時の場合と同様、車両駆動力の応答遅れを招くおそれがある。そこで、このような強電バッテリ12の低出力時にも、第1HEV起動モードM2(第2の車両起動モード)を選択し、モータジェネレータ2によりエンジン1を始動してから車両を走行可能状態としている。これによって、車両走行可能状態となった後に、エンジン始動の遅れに伴う車両駆動力の応答遅れが生じることがなく、車両駆動力の応答性を向上することができる。
車両温度が第2温度判定値以下の極低温時には、作動油の粘度が非常に高く、エンジン1の始動前に第1クラッチ4を締結することが不可能もしくは極めて困難となる。そこで本実施例では、このような極低温時には、第2HEV起動モードM3(第3の車両起動モード)を選択し、車両の起動に時間はかかるものの(長い場合、10秒以上)、車両起動完了前にスタータ18によりエンジン1を確実に始動する。
強電バッテリ12のバッテリ出力が第2出力判定値以下の極低出力時にも、強電バッテリ12の出力不足によりモータジェネレータ2によるエンジン1の始動が不可能もしくは極めて困難であるために、第2HEV起動モードM3(第3の車両起動モード)を選択し、車両起動完了前にスタータ18によりエンジン1を確実に始動する。
第2HEV起動モードM3により車両を起動する場合、図3(C)に示すように、スタータ18によるエンジン1のクランキング時に、弱電バッテリ17の電圧が一時的・瞬間的に大きく低下する。このため、このスタータ18によるクランキング中に、仮に弱電バッテリ17からの電力供給により作動する強電リレー14を接続すると、チャタリングを生じるおそれがある。そこで、このような強電リレー14のチャタリングの発生を回避するために、スタータ18によるエンジン1の始動が完了した後に強電リレー14を接続して、モータジェネレータ2を駆動可能状態としている。
なお、上記実施例では強電バッテリ12のバッテリ出力に基づいて起動判定を行っているが、強電バッテリ12の充電状態(SOC)に基づいて起動判定を行ってもよい。具体的には、強電バッテリ12の充電残量が少なく、モータジェネレータ2によるエンジン1の始動ができない場合には、第2HEV起動モードM3を選択し、スタータ18によりエンジン1を確実に始動するようにしても良い。
次に、本実施例の要部をなすスタータ18によるエンジンの始動制御について、図6及び図7を参照して説明する。図6はスタータ18を駆動するスタータ駆動回路を示している。同図に示すように、弱電バッテリ17にはスタータリレー53とインヒビットリレー54とが直列に接続されており、これらスタータリレー53とインヒビットリレー54の双方がON状態のときに、スタータ18のソレノイドコイル18bが通電されてソレノイドスイッチ18cが閉じ、弱電バッテリ17とスタータモータ18dとが接続されて、通電によりスタータ18が駆動されるように構成されている。
また、このスタータ駆動回路には、弱電バッテリ17からの電力供給により作動するコントローラとして、上述したハイブリッドコントローラ(以下、HCMと呼ぶ)25と、車体コントローラ(以下、BCMと呼ぶ)51と、アンダーフード・スイッチング・モジュール(USM)52と、が設けられ、インヒビットリレー54はUSM52内に設けられている。
ニュートラルスイッチ55は、エンジンの始動が可能なニュートラル状態(変速レンジがPレンジもしくはNレンジにある状態)のときにON状態とされて、矢印Y0に示すように、ニュートラル信号NEUTがHCM25,スタータリレー53,UCM52及びインヒビットリレー54に送信される。
運転者のイグニッションスイッチの操作による車両起動要求を検出すると、図6の矢印Y1に示すように、BCM51が起動要求信号をHCM25とUSM52へ送信する。HCM25は、この起動要求信号を受信・検出すると、上述したように車両起動パターンを判定し、その判定結果に基づいて、スタータ18の駆動の有無を判断する。USM52は、BCM51から起動要求信号を受信・検出すると、インヒビットリレー54に要求信号INHIBIT_REQを送信する。インヒビットリレー54は、要求信号INHIBIT_REQ及びニュートラル信号NEUTの双方を受信すると、コイルの通電によりスイッチが閉じられて接続状態となる。
HCM25は、起動モードの判定結果がスタータ18によりエンジンを始動する第2HEV起動モードM3(スタータ始動モード)であれば、矢印Y2に示すように、スタータ駆動指令信号をBCM51へ送信する。BCM51は、HCM25よりスタータ駆動指令信号を受信すると、矢印Y3に示すように、スタータ駆動要求信号STSWをHCM25へ送信する。HCM25は、BCM51よりスタータ駆動要求信号STSWを受信すると、矢印Y4に示すように、スタータリレー53へ始動信号STDRVを送信する。スタータリレー53は、始動信号STDRV及びニュートラル信号NEUTの双方を受信すると、コイルの通電によりスイッチが閉じられて接続状態となる。
このように、スタータ18によりエンジンを始動する第2HEV起動モードM3(スタータ始動モード)が選択され、かつエンジンの始動が可能なニュートラル状態であれば、スタータリレー53とインヒビットリレー54の双方が接続状態となって、ソレノイドスイッチ18cがON状態となり、スタータ18が駆動されてエンジンのクランキングが行われる。
ここで、HCM25からスタータリレー53へ始動信号STDRVを出力するリレー駆動回路は、HCM25が作動不能となるリセット状態のときにも、始動信号STDRVをスタータリレー53へ送信し続けるように構成されている。その一例を図6に簡略的に示している。HCM25には信号出力部56と始動信号生成回路57とが存在し、始動信号生成回路57は信号出力部56からの信号に応じて始動信号STDRV(例えば電源電圧)を生成するように論理回路が構成されている。具体的は信号出力部56の信号が無い場合に始動信号STDRVの生成を継続するように構成されている。その一例を図7に簡略的に示す。なお図7において模式的に一部に論理回路を記載しているが、これらは電気回路に置き換えられるものである。
図7にはニュートラルNTNU信号571、スタータ駆動要求信号STSW572が入力されるが、いずれも前述のニュートラルスイッチ55、BCM51からの信号である。ニュートラルNTNU信号571、スタータ駆動要求信号STSW572は論理回路573に入力され、両方の信号が入力されている場合、論理回路574へHi信号が送られる。
論理回路574では当該Hi信号と後述する駆動回路577からのHi信号の両方が入力された場合、信号生成回路575への信号を生成する。信号生成回路575は該論理回路574の信号が入力されるとスタータリレー53を駆動する信号を生成する。この信号が始動信号STDRVとなる。ここで説明した回路はいずれも弱電バッテリ(以下、BATTとも呼ぶ)17を電源とする電気回路で構成され、動作電圧は低くBATT17の電圧が低下しても正常に作動する。
ところで、論理回路574が信号を生成するには論理回路573からの信号以外に駆動回路577からの信号を要するが、駆動回路577からの信号は駆動回路576からの信号により駆動される。さらに駆動回路576からの信号は信号出力部56からの信号により駆動されるものであるが、駆動回路576はNPN型のトランジスタ5761を備え、そのコレクタ及びベースにはBATT17より電力が供給されている。この回路構成によればBATT17より電力が供給されているので、ベースがグランド(アース)に接続されればベース配線に配置された抵抗に電圧が発生する。つまり信号出力部56の端子をグランドに接続することによりベース電圧が生じる。そこで信号出力部56は当該ベースへの接続の他にグランド回路578を介してグランドに接続可能となっている。よって本回路構成によればニュートラルNTNU信号571、スタータ駆動要求信号STSW572信号が入力されている状態で、信号出力部56のトランジスタ5761のベース接続端子をグランド回路578に接続することで、駆動回路576、駆動回路577、論理回路574を介して始動信号STDRVを生成することができる。そして本実施例において信号出力部56は常時ベース端子がグランドされるように構成されており、信号出力部56に電源が供給されていなくても始動信号STDRVを生成できるように構成されている。他方、信号出力部56に十分な電圧が供給され、HCM25のCPUが始動信号STDRVの停止を判断した場合には信号出力部56のベース端子をグランドに接続されないように切り替えることで、始動信号STDRVの停止を実現する。このように本回路構成によれば、始動信号STDRVの生成、停止を制御することができる。
図6に戻り、BCM51の信号出力部58からHCM25へスタータ駆動要求信号STSWを出力する回路は、いわゆるイグニッションスイッチの作動に応じて信号を生成するのみであるので電圧の低下が生じても論理回路等の判断の結果が失われることはなく、コンデンサ等の簡易な保護回路を備えれば良い。同様にNEUT信号、USM52から内部のインヒビットリレー54に要求信号INHIBIT_REQを送信する回路も作動状態に応じて信号を生成するのみであるので特別な保護回路を要しない。
従って、このスタータ駆動回路においては、スタータ18の駆動によるクランキング中に、仮にスタータ18の駆動による弱電バッテリ17の急激な電圧低下によりHCM25がリセット状態に陥ったとしても、スタータリレー53に始動信号STDRVが送信され続けるとともに、インヒビットリレー54に要求信号INHIBIT_REQが送信され続けて、スタータリレー53及びインヒビットリレー54が接続状態に維持され、スタータ18によるクランキングが継続される構成となっている。
図8は、スタータ始動モードである第2HEV起動モードM3によるエンジン始動時におけるHCM25の動作を示すタイミングチャートであり、図3の起動判定フェーズP1及びスタータ制御フェーズP2のシーケンスに相当する。
時刻t0においてBCM51から車両起動要求を受信すると、時刻t0〜t1の起動判定フェーズP1において、車両起動モードを選択する。スタータ18によりエンジン始動を行う第2HEV起動モードM3が選択された場合、この第2HEV起動モードM3によるエンジンのクランキング中であることを表す始動情報を、HCM25内に内蔵されている不揮発性メモリであるEEPROM61(図6参照)に記憶する。図中の時刻t1〜t2の「W」が、EEPROM61への始動情報の記憶・書込を表している。
この際、好ましくは信頼性・安定性を向上するために、始動情報をEEPROM61に二重に記憶し、セットからの復帰時には、二重に記憶された始動情報同士を比較して、両者が一致する場合にのみ、始動情報に記憶されている起動モードによる制御を継続する。
この始動情報の記憶と同時に、上述したようにスタータリレー53及びインヒビットリレー54を接続状態とし、スタータ18を駆動してエンジンのクランキングを開始する。このクランキング中に、スタータ18の駆動に伴う大きな電力消費によって、弱電バッテリ17の電圧が一時的に急激に低下して、HCM25の動作保証電圧Vminを下回り、作動不能なリセット状態へ陥ることがある(時刻t3)。このようなリセット状態(時刻t3〜t4)では、HCM25のCPUの内部状態や内蔵周辺モジュールのレジスタが全て初期化されるものの、上述したように、HCM25がリセット状態となっても始動信号STDRVをスタータリレー53に送信し続ける回路構成となっているために、リセット中にもスタータ18の駆動は継続される。
その後、弱電バッテリ17の電圧が上昇し、時刻t4においてリセット状態から復帰すると、図の符号「R」に示すように、HCM25はEEPROM61に記憶されている始動情報を読み込み、スタータ18によりエンジン始動を行う第2HEV起動モードM3であり、かつ、BCM51からスタータ駆動要求信号STSWを受信している場合には、HCM25のスタータ・クランキングによるリセット状態からの復帰状態であると判断して、この第2HEV起動モードM3による起動シーケンスを再開・継続する。つまり、スタータ18の駆動によるエンジンのクランキングを継続する。
その後、完爆判定によりエンジンの始動が完了すると(時刻t5)、スタータリレー53をOFF状態としてスタータ18の駆動を停止するとともに、図7の符号「C」に示すように、EEPROM61記憶されている起動モードの情報をクリア・初期化する。
以上のように本実施例によれば、スタータ18によるエンジンのクランキング中に、仮にスタータ18の駆動によって弱電バッテリ17の電圧が一時的に大きく低下し、HCM25が動作不能なリセット状態に陥ったとしても、このリセット中には、スタータ駆動回路が始動信号STDRVをスタータリレー53へ送信し続けるように構成され、かつ、この始動信号STDRVの送信を停止するハイレベルの信号(停止信号)が信号出力部56から送信されることもないので、始動信号STDRVの送信が中断されることはなく、スタータ18によるクランキングが継続される。
また、リセット状態から復帰した際、仮にEEPROM61に始動情報が記憶されていなければ、HCM25は初期状態に戻っているために、再び起動判定フェーズP1に戻って起動モードが選択し直されて、スタータ18によるクランキングが中断されることとなる。本実施例では、EEPROM61に始動モード(スタータ18によるエンジン始動を伴う第2HEV始動モードM3)を含む始動情報を記憶しているために、この始動情報を参照することによって、スタータのクランキングに伴うリセット状態からの復帰状態であることを認識し、起動判定フェーズP1に戻ることなく、スタータによるクランキング動作を引き続き継続することができる。
走行モータであるモータジェネレータ2によりエンジンを始動する第1HEV起動モードM2や、エンジンを始動しないEV起動モードM1が選択された場合には、信号出力部56よりハイレベルの信号(停止信号)が送信されて、スタータ18への始動信号STDRVの送信が停止されるために、スタータ18が駆動することはない。従って、スタータ18の駆動に伴う電圧低下によりリセット状態に陥ることもない。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形・変更を含むものである。例えば、上記実施例では車両起動時におけるエンジン始動について説明してきたが、これに限らず、アイドルストップからのエンジン再始動時におけるエンジン始動等についても本発明を同様に適用することができる。
1…エンジン
2…モータジェネレータ(走行用モータ)
4…第1クラッチ
5a,5b…第2クラッチ
12…強電バッテリ
17…弱電バッテリ(BATT)
18…スタータ
25…ハイブリッドコントローラ
53…スタータリレー
56…信号出力部
57…始動信号生成回路

Claims (5)

  1. 車両駆動源としてエンジンと走行用モータとを併用し、かつ、上記走行用モータへ電力を供給する強電バッテリを備えたハイブリッド車両のエンジン始動制御装置において、
    弱電バッテリと、
    この弱電バッテリから供給される電力により作動するハイブリッドコントローラと、
    上記弱電バッテリから供給される電力により作動し、上記エンジンのクランクシャフトを回転駆動することによりエンジンを始動するスタータと、
    始動信号を受信すると上記スタータの駆動を継続するスタータ駆動回路と、
    上記ハイブリッドコントローラからスタータ駆動指令信号を受信するとスタータ駆動要求信号を上記ハイブリッドコントローラへ送信するとともに、供給される電圧が低下しても保護回路より上記スタータ駆動要求信号を維持可能な車体コントローラと、を備え、
    上記ハイブリッドコントローラは、
    上記エンジンを始動する始動モードとして、上記走行モータによりエンジンを始動するモータ始動モードと、上記スタータによりエンジンを始動するスタータ始動モードと、のいずれかを選択する始動モード選択手段と、
    選択した始動モードを不揮発性メモリに記憶する始動モード記憶手段と、
    上記スタータ始動モードを選択した場合、上記車体コントローラへ上記スタータ駆動指令信号を送信する手段と、
    上記車体コントローラから上記スタータ駆動要求信号を受信した場合、上記スタータ駆動回路へ上記始動信号を送信する始動信号送信手段と、
    上記モータ始動モードを選択した場合、上記スタータ駆動回路への上記始動信号の送信を停止する停止信号をスタータ駆動回路へ送信する始動信号停止手段と、
    を有し、
    上記始動信号送信手段は、上記ハイブリッドコントローラが一時的な電圧低下によりリセット状態となっても上記始動信号の送信を継続するように構成されており、
    上記ハイブリッドコントローラは、上記リセット状態から復帰すると、上記不揮発性メモリに記憶されている始動モードを読み込み、この読み込んだ始動モードが上記スタータ始動モードであり、かつ、上記車体コントローラからスタータ駆動要求信号を受信している場合には、上記スタータ始動モードによるエンジンの始動制御を継続するハイブリッド車両のエンジン始動制御装置。
  2. 上記始動モード記憶手段は、選択した始動モードを上記不揮発性メモリに二重に記憶する請求項1に記載のハイブリッド車両のエンジン始動制御装置。
  3. 上記ハイブリッドコントローラは、車両起動要求の検出時に、上記走行モータにより車両を走行可能状態とする第1の車両起動モードと、上記モータ始動モードによりエンジンを始動して車両を走行可能状態とする第2の車両起動モードと、上記スタータ始動モードによりエンジンを始動して車両を走行可能状態とする第3の車両起動モードと、のうち、いずれかの車両起動モードを選択する請求項1又は2に記載のハイブリッド車両のエンジン始動制御装置。
  4. 上記エンジンと駆動輪との間に上記走行用モータが介装されるとともに、上記エンジンと駆動輪との間にクラッチが介装されており、
    上記モータ始動モードでは、上記クラッチを締結して上記走行モータによりエンジンを始動し、
    上記スタータ始動モードでは、上記クラッチを開放して上記スタータによりエンジンを始動する、請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車両のエンジン始動制御装置。
  5. 車両駆動源としてエンジンと走行用モータとを併用し、かつ、上記走行用モータへ電力を供給する強電バッテリを備えたハイブリッド車両のエンジン始動制御方法において、
    弱電バッテリと、
    この弱電バッテリから供給される電力により作動するハイブリッドコントローラと、
    上記弱電バッテリから供給される電力により作動し、上記エンジンのクランクシャフトを回転駆動することによりエンジンを始動するスタータと、
    始動信号を受信すると上記スタータの駆動を継続するスタータ駆動回路と、
    上記ハイブリッドコントローラからスタータ駆動指令信号を受信するとスタータ駆動要求信号を上記ハイブリッドコントローラへ送信するとともに、供給される電圧が低下しても保護回路より上記スタータ駆動要求信号を維持可能な車体コントローラと、を備え、
    上記ハイブリッドコントローラは、
    上記エンジンを始動する始動モードとして、上記走行モータによりエンジンを始動するモータ始動モードと、上記スタータによりエンジンを始動するスタータ始動モードと、のいずれかを選択し、
    選択した始動モードを不揮発性メモリに記憶し、
    上記スタータ始動モードを選択した場合、上記車体コントローラへ上記スタータ駆動指令信号を送信し、
    上記車体コントローラから上記スタータ駆動要求信号を受信した場合、上記スタータ駆動回路へ上記始動信号を送信し、
    上記モータ始動モードを選択した場合、上記スタータ駆動回路への上記始動信号の送信を停止する停止信号をスタータ駆動回路へ送信し、
    かつ、上記ハイブリッドコントローラが一時的な電圧低下によりリセット状態となっても上記始動信号の送信を継続するように構成されており、
    上記ハイブリッドコントローラは、上記リセット状態から復帰すると、上記不揮発性メモリに記憶されている始動モードを読み込み、この読み込んだ始動モードが上記スタータ始動モードであり、かつ、上記車体コントローラからスタータ駆動要求信号を受信している場合には、上記スタータ始動モードによるエンジンの始動制御を継続する、
    ハイブリッド車両のエンジン始動制御方法。
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