JP4130238B2 - 心臓電極ワイヤの剥き出し端部接続用プラグ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、心臓電極ワイヤもしくは他の医療目的の埋め込み可能なワイヤの剥ぎ取り端部接続用プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】
心臓電極ワイヤや心臓ワイヤは、一端が手術針を使った手術によって心壁に固着され、ついで胸郭を通して体外に引き出される電極である。手術針は、体外では、すでに剥き出しにされた(あるいは剥き出しにしなければならない)ワイヤの自由端にプラグが取り付けられるよう、ワイヤから取り外される。プラグは、必要なときに心臓の活動に刺激を与えたりあるいは観察するため、体外にある心臓ペースメーカーあるいはECG(心電図)モニタにワイヤを接続させるためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
心臓電極ワイヤの剥き出し端部に接続させるためのプラグは、ドイツ国特許DE3445102C1号によって知られている。導電性のプラグピンには、その長手方向を横断する方向に延び、ワイヤの剥き出し端部をねじ込むための凹部が設けられる。プラグピンの一部は、絶縁材料からつくられ、プラグピンより短い変位可能なコレットによって包囲される。ワイヤの剥き出し端部をねじ込む際には、前述の凹部の中が空になるよう、コレットを動かす。コレットはついで、ワイヤを挟みつけ、プラグピンの差し込み端部を露出させる使用位置にまで押し出される。しかし、この公知のプラグの短所は、取扱いが面倒なことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、心臓電極ワイヤもしくは他の医療目的の埋め込み可能なワイヤの剥ぎ取り端部接続用プラグを提供することであり、このプラグは、簡単な方法で迅速にワイヤの剥き出し端部に固着することができ、また機械的に強固な座を形成して、良好な電気的接触を与える。
【0005】
この目的は請求項1の特徴を有するプラグによって達成され、本発明の有利な態様は後述の具体的な実施態様に記載してある。
【0006】
心臓電極ワイヤもしくは他の体内に埋め込み可能なワイヤの剥き出し端部に接続させる本発明によるプラグは、その前部に、プラグピンとしての接触片を有する。この接触片の後部には、凹部が設けられる。そして、この接触片の後部は絶縁ハウジングで取り囲まれ、この凹部には自由にアクセスできる。組立て状態(すなわちプラグがワイヤに接続された状態)においては、クランプ片(絶縁材料のみから造るのが好ましい)は、先の凹部に係合する。剥き出したワイヤ端部は、この状態で丸く折り曲げられ、プラグの凹部に締め付けられる。その結果、一方では機械的に固着された座が得られ、他方では他との良好な電気的接触が得られる。
【0007】
本発明の好ましい態様においては、プラグの凹部は、プラグの長手軸の方向に延び、接触片の後端からアクセスすることができる。凹部は、好ましくは円筒状がよい。クランプ片には、ワイヤの剥き出し部分を貫通してワイヤの横断方向に延びる穴が設けられ、プラグの組立て時には、ワイヤの剥き出し端部をこの穴に通す。クランプ片は、ついでプラグの凹部に挿入される。この結果、ワイヤの剥き出し部は丸く折り曲げられ、確実な機械的取付けと安全な電気接触が達成される。
【0008】
本発明のもう一つの態様においては、プラグの凹部は、接触片に垂直に設けられ、絶縁ハウジングに対して横断方向に設けられ、絶縁ハウジングの後端まで延びる長手の溝を介してアクセスできるようにされる。クランプ片は、絶縁ハウジングのカバーとなるようにつくることもできる。組立ての際には、ワイヤの剥き出し端部は、後方から先の長手の溝に挿入される。クランプ片はついで、長手の溝の少なくとも一部を覆い、凹部にあるペグに係合するようにして、凹部に挿入される。ペグは、ワイヤの剥き出し部分を押圧し、その結果、ワイヤの剥き出し部分は丸く折り曲げられて強固に固着される。長手の溝は比較的長い断面にされ、ワイヤの剥き出し端部をプラグの後端に比較的容易に挿入できるようにし、その結果特に迅速な取扱いが可能になるようにする。ロック部材は、クランプ片の強固な取付けを可能にするためのものである。クランプ片は、絶縁ハウジングに横断方向に押圧される個別の部品として製造される。この場合、クランプ片は最初に組立て前の段階において、ロック部材により、絶縁ハウジングにおいて中間位置に保持され、この間長手溝の後端は開いたままにされる。ワイヤの剥き出し端部を挿入した後は、クランプ片は最終位置(すなわち組立て状態)に押圧される。あるいは、クランプ片は、絶縁ハウジング一片としてつくり、ワイヤの剥き出し端部に取り付けるため、フィルムヒンジの回りに蝶番状に取り付けることもできる。
【0009】
プラグを体外の心臓ペースメーカーもしくはECGモニタに取り付けないときは、プラグピンとは接触させない。なぜなら、電荷が、接触、すなわち医療スタッフによって移動させられ、望ましくない環境下においては、心臓に生命を脅かすような刺激を与えることもあるからである。これを防止するため、本発明のプラグには、プラグピンを覆う絶縁キャップが取り付けられる。好ましい態様においては、そのキャップは個別の部品とはせず、必要なときにプラグピンを露出できるプラグの可動部分とする。絶縁キャップは、絶縁状態においては、プラグピンの前部を取り囲み、プラグピン後部の回りに配置される絶縁性の中間ハウジングに引き込むこともできるスリーブとして形づくることもできる。また、絶縁キャップは、プラグピン後部の回りに配置された絶縁ガイド上を移動するようにもできる。後方への移動は、プラグピンがソケットに挿入されていないときは、絶縁キャップが自動的にプラグピンを覆うよう、好ましくはばねの力に抗して起こるようにするのがよい。絶縁キャップはまた、絶縁ベローズとしてつくることもできる。絶縁キャップと同じ効果をもつ変形例は、絶縁材料からつくられ、プラグピンの後部に固着されてプラグピンを取り囲むらせんばねである。プラグピンの前部を露出する際には、このばねの引張り力に抗して押し戻す。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、いくつかの態様を参照して詳細に説明する。
図1と2には、心臓電極ワイヤもしくは体内に埋め込み可能なワイヤの剥き出し端部102に接続するプラグの第1の態様を示す。プラグ101の本質的な部分は、金属製の接触片110、絶縁ハウジング120、およびクランプ片130である。
【0011】
図2に詳細に示すように、接触片110の前部はプラグピン112として構成される。プラグピン112は、接続する装置もしくは延長コードのソケット(コンセント)に適合する。接触片110の後部114は、その後端が開口した中空のシリンダに形づくられる。接触片110の後部114は、プラグピン112が延び出す出発点となる底片もしくは遷移領域115と壁116を備える。中空シリンダの内側は、以下では凹部118と呼ぶ。中空シリンダは、プラグ110の長手軸L−L方向に延び、接触片110の後端からアクセスすることができる。
【0012】
接触片110は、その後部領域114において、プラスチック製の絶縁ハウジング120によって包囲される。絶縁ハウジング120は、その後端において、接触片110の後端を越えて突出する。絶縁ハウジング120の前部には、プラグピン112を挿入するための開口が設けられる。絶縁ハウジング120は、112に自由にアクセスできる。接触片110への接続は、接着もしくはクランプ止めによって行う。
【0013】
クランプ片130は絶縁プラスチックからつくられ、長手軸L−Lを中心として回転対称である。クランプ片の前方端領域130の直径は、この前方端領域131を凹部118に押し込めるとき、クランプ片130がこの前方端領域131によって案内されるよう、凹部118の内径に一致する。クランプ片130中央部の径は、幾分小さくなっている。この領域においては、貫通孔133が、クランプ片130を横断方向に貫く。クランプ片130の後端領域には、段差部分134と径太の端部135が設けられる。クランプ片130が完全に凹部118に挿入される(これはプラグの組立て状態に相当する)と、クランプ片130は、図2(b)に示したように、凹部118を充填する。段差部分134は、絶縁ハウジング120の後端領域にあり、他方径太の端部135は、絶縁ハウジング120の後端、したがって接触片の後端を覆う。
【0014】
ワイヤの剥き出し端部102がどのようにしてプラグ101に取り付けられるかは、図2(a)と(b)に示してある。図2(a)に示した状態においては、クランプ片130は、凹部118にわずかに挿入されている。プラグ101は、この位置においては、組立て前の状態において供給される。貫通孔133は、依然として自由にアクセスできる状態にある。組立ての最中には、ワイヤの剥き出し端部102は、一方の側(図2(a)においては左側)から、貫通孔133を通して押し込まれる。クランプ片130はついで、径太の端部135が絶縁ハウジング120の後端121に当るまで、前方、すなわちプラグピン112の方向へ押し進められる。図2をみると、ワイヤの剥き出し端部102は、一方では機械的に強固な座が得られ、他方では金属製接触片110の後部領域114と良好な電気接触が得られるまで、曲がる。クランプ片130は、中央部132においてわずかに径が小さいため、ワイヤの剥き出し端部102には十分なスペースが確保される。
【0015】
プラグ101が組立てられたら、ワイヤは、プラグ101の後部領域から、絶縁なしで飛び出てはならない。これは、組立ての最中に、ワイヤの絶縁端部をプラグ101の内側まで挿入することによって達成される。ワイヤの絶縁部が剥き出し端部102よりかなり太い場合は、絶縁のため太くなったワイヤの部分を収めるため、クランプ片130の後端領域にチャネルを設けるとよい。
【0016】
図3は、プラグピン112がソケットに挿入されていない場合に、好ましい態様としてプラグピン112を覆っている絶縁キャップ140を示す。絶縁キャップ140は、後端が径太でフランジ142となったプラスチック製のスリーブ141からなる。プラグピン112を露出するため、絶縁キャップ140は、絶縁中間ハウジング144に戻される。図3に示す態様においては、絶縁中間ハウジング144は、絶縁ハウジング120と一体に構成され、両者の遷移は、段差部分145で起こっている。段差部分145は、図1と2に示したように構成される接触片110の遷移領域115に対する停止限界として働く。絶縁中間ハウジング144は、スリーブ141層入用の開口を有する前面146をもつ。絶縁キャップ140は、遷移領域115とフランジ142の間にあるらせんばね148によって、プラグピン112が覆われるように、予め引っ張られる。プラグがソケットに挿入されると、らせんばね148を圧縮するため、何らかの力が消費される。プラグをソケットから取り出すときは、好ましくない接触から保護するため、せんばね148が、プラグピン112の上方で、絶縁キャップ140を押す。
【0017】
図4は、図3の絶縁キャップを付け加えた、図1と2のプラグの拡散分解図である。工場で行われる予備組立てのときには、絶縁キャップ140は、まず絶縁ハウジング120の後端から挿入される。接触片110はついで、らせんばね148とともに挿入され、絶縁ハウジング120内でクランプ止めされる。最後に、クランプ片130は、図2(a)に示す位置までもっていかれる。
【0018】
図5と6は、本発明の第2の態様に係るプラグ201を示す。図5は拡散分解図であり、図6は、ワイヤの剥き出し端部を挿入する前の予備組立て状態を示す。ワイヤの剥き出し端部202をどうやってクランプ止めするかは、図7に示してある。
【0019】
プラグ201は、前と同様接触片210、絶縁ハウジング220およびクランプ片230を備え、さらに絶縁キャップ240を具備する。接触片210の前部は、断面円形のプラグピン212として構成される。そしてこれには、径の大きい中央部213が接合される。接触片210の後部領域214は、断面が矩形であるため、絶縁ハウジング220内においては、ねじりに対抗して固着される。接触片210の後部領域214においては、横断方向に、断面が矩形の凹部218が設けられる。
【0020】
絶縁ハウジング220は、二つの部分、すなわち前部222と後部221からなる。前部222は、絶縁中間ハウジング244に一体的に接合され、接触片210の中央部213を包囲して、らせんばね248の力に抗して押し戻されたとき、プラグピン212を露出させるため、絶縁キャップ240を収納する役割を果たす。絶縁キャップ240は、図3に示した態様に似た形で設計・配置される。
【0021】
プラグ201を工場で組立てるためには、絶縁キャップ240をまず後方から絶縁ハウジングの前部222と絶縁中間ハウジング244に挿入する。ついで金属製の接触片210をらせんばね248の中に挿入し、最後に絶縁ハウジング220の後部221を接触片210の後部領域214に押しつけて、これを絶縁ハウジング220の前部222から突出させる。絶縁ハウジング220の後部221と前部222は、互いに接着ないしクランプ止めされる。
【0022】
接触片210の凹部218は、長手の溝224を介してアクセスすることができ、絶縁ハウジング220を横断する方向に設けられて、絶縁ハウジング220の後端225まで延びる。絶縁ハウジング220の後部221の両側には、上部ロック用凹部226と下部ロック用凹部228が設けられる(図5参照)。
【0023】
クランプ片230は接続壁231を含み、接続壁231の両側には、互いに平行に延びる側壁232が接続する。接続壁231を基点とする両側壁232の間には、凹部218の断面に適合するペグ235の付いたほぼ矩形の圧力部234が設けられる。両側壁232の内側両端部には、停止用の突起236が設けられる。
【0024】
図6に示した予備組立て状態においては、停止用の突起236は、上部ロック用凹部226にある。しかし、ペグ235の下端は、凹部218には嵌っていない。そのため、ワイヤの剥き出し端部202は、絶縁ハウジング220の後端225からアクセス可能な長手溝224に支障なしに挿入することができる。ワイヤの剥き出し端部202を挿入すると、絶縁ハウジング220の前部222は、停止限界223として働く(図7(a)参照)。プラグ201の最終的な組立ての際には、クランプ片230は、停止用の突起236が下部停止用凹部228においてロックされるまで、下方に押圧される(図7(b)参照)。押圧部234は、長手溝224の断面をほぼ充填する。また、ペグ235は、ワイヤの剥き出し端部202が丸く曲げられてクランプ止めされるよう、凹部218に嵌る。こうすることで、機械取付けの信頼性が増し、良好な電気接触も確保される。プラグ201をワイヤの剥き出し端部202に取り付ける際には、その後に剥き出しのワイヤ部分が露出されることがないよう注意が必要である。
【0025】
本発明の第3の態様に係るプラグ301は、第2の態様と同じような構成を有する。図8はプラグ301の拡散分解図であり、図9はワイヤの剥き出し端部が取り付けられる前の組立て状態にあるプラグ301を示す。また図10(a)〜(d)には、ワイヤの剥き出し端部302をクランプ止めする際の連続工程を示す。
【0026】
図8から分るように、プラグ301は、これまでの態様と同じく接触片310、絶縁ハウジング320、およびクランプ片330を含むが、クランプ片330は、ここでは絶縁ハウジング320と一体に形成されている。絶縁キャップ340は、これまでの態様に類似した様式で、プラグピンを覆う役割をする。すなわち、絶縁キャップ340は、プラグピンを露出させるときは、らせんばね348の力に抗して、絶縁ハウジング320に合わせて成形された絶縁中間ハウジング344の中に押し戻される。
【0027】
図8は、プラグ301が、絶縁ハウジング320の後端に被せながら、絶縁キャップ340、らせんばね348および接触片310を押し進めることによって組立てられる、工場での組立て方を示す。接触片310は、絶縁ハウジング320においてクランプ止めもしくは接着される。
【0028】
プラグピン312は、接触片310の前部を形づくり、他方接触片310の後部314は、絶縁ハウジング320内でのねじりを防止するため、断面が矩形になっている。凹部318は、円筒状穴の形態で横断方向に設けられる。接触片310は、金属製である。
【0029】
絶縁ハウジング320は、互いに平行に延びる二つの側壁322を有する。そして側壁322の厚さは、下部において、上部より薄くなっている。その結果、二つの突起323は、予備組立て段階(図9参照)において接触片310が上方に滑らないよう、接触片310の後部314が当るように形成される。接触片310の後部314の上側および凹部318は、二つの側壁322間に形成された長手溝324を介してアクセスできる。長手溝324は、絶縁ハウジング320の後端325に向けては開放された状態にあるが、絶縁ハウジングの前端においては、二つの側壁322をつなぐ横断壁327によって閉鎖されている。
【0030】
クランプ片330は、フィルムヒンジ337によって、横断壁327にヒンジ接合される。組み上げ状態(図10(d))においては、接続壁331は、長手溝324のカバーとなる。接続壁331の後端からは、組み上げ状態において絶縁ハウジング320の後面を覆い、そして長手溝324も後方から覆う壁部333が突出する。接触片310の後部314の上方にある長手溝324の断面は、組み上げ状態においては、接続壁331の上側に配置されてペグ335が下方に延び出る押圧部334によって充填される。
ペグ335は、図10(a)〜(d)に示すように、ワイヤの剥き出し端部302をクランプ止めする役割を果たす。
【0031】
この態様は、実際の使用に当ってはきわめて有利であることが照明される。絶縁ハウジング320、クランプ片330および絶縁中間ハウジング344は、一体に構成されるため、製造コストが安くなる。接触片310、絶縁キャップ340およびらせんばね348は、絶縁ハウジング320の開放した後端を介して中に押し込まれるため、工場での予備組立ては簡単になる。最後に、プラグ301は、長手溝324が上下から容易にアクセス可能であり、またワイヤの剥き出し端部302が、長手溝324への挿入後は、指一本で押すだけでクランプ止めされるため、迅速かつ確実にワイヤの剥き出し端部302に取り付けられる。絶縁ハウジング320は、組み上げ状態においては、壁部333のため、後端325を含むあらゆる側で閉鎖されている。クランプ片330が絶縁ハウジング320と一体形成されて紛失のおそれがないため、取扱いも簡単になる。
【0032】
図11(a)と(b)は、本発明の第4の態様に係るプラグ401を示す。図11(a)はプラグ401が工場から出荷されるときの予備組立て状態を示し、図11(b)は、ワイヤの剥き出し端部402がクランプ止めされて組み上げられた状態を示す。各状態とも、図示してあるのは、プラグ401の後部だけであり、図示されていないプラグピンは図11(a)と(b)に示した範囲の上方にある。
【0033】
接触片の後部414は、プラグ軸A−Aを横断する方向に延びる凹部418(この態様においては円筒状の穴)を有する。プラグ401の後端からアクセス可能な長手チャネル419(このため図11(a)と(b)は下方からみたものである)は、プラグ軸A−Aと平行に延びる。長手チャネル419は、凹部418と交差するか、もしくはこれを切り込む。
【0034】
接触片の後部414は、凹部418の上方に開口422を有する絶縁ハウジング420によって横方向に包囲される。この態様においては、開口422は円形で凹部418より若干小さな径を有する。長手チャネル419は、接触片の材料または絶縁ハウジング420の材料を、完全にもしくは一部くり貫いてつくる。
【0035】
シャフト432とヘッド434からなるピンは、クランプ片430として働く。組み上げ状態における座をしっかりしたものにするため、シャフト432の径は、開口422のそれと一致する。
【0036】
ワイヤの剥き出し端部402をプラグ401に取り付けるには、プラグ401が図11(a)に示す予備組立て状態にあるか、もしくはクランプ片430が完全に取り去られているときには、ワイヤの剥き出し端部402は、背後から長手溝419に挿入される(このため図11(a)は背面図となっている)。こうすると、クランプ片430は、凹部418に完全に押し込めることができる。ワイヤの剥き出し端部402は、このようにして丸められる(図11(b)参照)。こうして、機械的に強固な保持と良好な電気接触が達成される。凹部418の内径は、シャフト432の外径よりわずかに大きいため、ワイヤの剥き出し端部402にとっては十分なスペースが確保される。
【0037】
図12と13は、本発明の第5の態様に係るプラグ501を示す。
図12は、プラグ501の後部の長手方向断面図である(プラグピンはこの図12に示した範囲の上方にある)。金属製接触片の後部514は、シリンダ軸X−Xをもつ円筒状になっている。接触片にある凹部518は、円筒形の溝として与えられる(以下参照)。接触片の後部514はまた、シリンダ軸X−Xに平行な長手チャネル(この軸をY−Y軸と呼ぶ)を有する。
【0038】
図13は、シリンダ軸X−Xに沿って、かつY−Y軸を通って延びるシリンダの側面領域を平面に展開した図である。この展開図は、接触片後部514周縁の一部の上方に円筒溝として延び出す凹部518の道筋を示す。長手チャネル519は、凹部518を横切る。すなわち凹部518は、長手チャネル519の両側を走るが、図13の態様においては、この配置は非対称である。
【0039】
接触片の後部514は、開口522は別として横方向に閉鎖された絶縁ハウジング520によって包囲される(図12参照)。絶縁ハウジング520は、接触片の後部514上でねじることができる。図12の態様においては、絶縁ハウジング520は、好ましくは円形の開口522が、凹部518と長手チャネル519の間の交差点上方に位置するように回転される。開口522には、図12には示していないが、ピンとして形づくられるクランプ片530が挿入される。クランプ片530は凹部518に収まり、この円形溝によって案内される。
【0040】
図13は、プラグ501がワイヤの剥き出し端部502にどのように取り付けられるかを示す。ワイヤの剥き出し端部502は、絶縁ハウジング520が、クランプ片530が出発位置538(すなわち長手チャネル519の左方)に位置するよう回転されるときは、プラグの後端から(図13においては下方から)長手チャネル519に挿入される。クランプの際には、絶縁ハウジング520はなじられる。このとき、クランプ片530は、ワイヤの剥き出し端部502に係合し、図13では右側にある凹部518の一部に押し込む。ワイヤの剥き出し端部502は、機械的に強固な座と良好な電気接触を確保するため、曲げられ、クランプ止めされる。組み上げ状態におけるクランプ片530の終点位置は、図13では符号539で示してある。
【0041】
第5の態様の変形例として、絶縁ハウジング520をねじらないようにすることもできる。しかしクランプ片530は、絶縁ハウジング520の壁に設けた溝により案内される。この溝は、絶縁ハウジング520周縁の一部に沿って延び、凹部518の上方に位置する。このため、クランプ片530が絶縁ハウジングから落下するのを防止する保持部材を設けなければならない。
【0042】
図14〜17は、プラグピンに好ましくない接触が起こらないよう保護するカバーの他の複数の態様を示す。
図14は、スリーブ641として構成される絶縁キャップ640を示す。スリーブ641の後端内側には、ねじガイド643に係合するペグ642が設けられる。ねじガイド643は、プラグピン612の後部を包囲するプラスチック製のガイド部644に形成される。図14に示す位置においては、プラグピン612の前部は、スリーブ641に覆われる。プラグが医療装置もしくは延長コードのソケットに挿入されると、スリーブ641はまず、ねじにより戻される。
【0043】
図15に示す態様は、図14の態様に似たものである。プラグピン712は、ペグ742の付いたスリーブ741として構成される絶縁キャップ740により包囲される。しかし、ペグ742は、プラグピン712の後端を包囲する絶縁ガイド部744に設けられた差し込みガイド743に沿って滑る。プラグピン712の前端を露出するには、スリーブ741をねじって、次に押し戻さなければならない。
【0044】
図16は、スリーブ841として構成され、後部に円形の突起842を有する絶縁キャップ840を示す。図16に示すようにプラグピン812の前部が覆われているときは、突起842は、プラスチック製のスリーブ形ガイド部844の前端部にあるフランジ843に押しつけられる。ガイド部844は、接触片の後部を包囲する絶縁ハウジングから突出する。
【0045】
絶縁キャップ840は、ガイド部844の回りに配置されて突起842の後面に係合するらせんばね(図16には示さず)によって予め引っ張られる。なお、ガイド部844の外側には、絶縁キャップ840から延び出るペグが係合する差し込みガイドもしくはねじを設けることもできる。
【0046】
図17に示す態様においては、プラグピン912が、閉鎖方の絶縁キャップではなく、絶縁材製のらせんばね940によって覆われる。らせんばね940の後端は、絶縁ハウジング920に固定される。らせんばね940は、図17に示すように、その休止位置において、プラグピン912の前方を包囲するように、予め引っ張られる。プラグを挿入する際は、らせんばね940は、そのばねの引張りに抗して圧縮される。らせんばね940は、プラグピン912を閉止型で覆うものではないが、プラグピンを好ましくない接触から有効に保護する。らせんばねはプラスチック製でよく、またプラスチック製の筒に収めたスチールばねでもよい。
【0047】
図に示さなかった他の好ましい変形例として、プラグピンの前部を、プラグピンの後部に固着される絶縁ベローズで包囲することもできる。ソケットに挿入する際には、ベローズは圧縮される。プラグを引き出すときプラグピンが自動的に被覆されるようにするには、ベローズは、適当に予備伸張された状態で設置するか、または追加のばねによって引っ張る。
【0048】
本発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
1) 心臓電極ワイヤもしくは他の体内に埋め込み可能なワイヤの剥き出し端部(102,202,302,402,502)へ接続するプラグであって、
前部がプラグピン(112,212,312)であり、そして後部(114,214,314,414,514)に凹部(118,218,318,418,518)を有する接触片(110,210,310)と、
前記接触片の後部(114,214,314,414,514)を包囲し、前記凹部(118,218,318,418,518)への自由なアクセスを保つ絶縁ハウジング(120,220,320,420,520)と、
組み上がった状態において凹部(118,218,318,418,518)に係合し、ワイヤの剥き出し端部(102,202,302,402,502)を丸めてU字形状とし、前記凹部(118,218,318,418,518)へクランプ止めすることを可能にするクランプ片(130,230,330,430,530)を備えるプラグ。
2)前記クランプ片(130,230,330,430,530)はすべて絶縁材料からつくられる上記実施態様1)記載のプラグ。
3)前記凹部(118)は、プラグ(101)の長手軸(L−L)方向に延び、接触片(110)の後端からアクセス可能となっており、またクランプ片(130)は、横断方向に延びてワイヤの剥き出し端部(102)を案内する貫通穴(133)を備える上記実施態様1)または2)記載のプラグ。
4)前記凹部(118)は円筒状で、クランプ片(130)は組み上げ状態においては凹部(118)をほぼ充填し、さらにこのクランプ片前端部(131)の径は凹部(118)の内径と一致し、またクランプ片(130)は、貫通穴(133)が設けられる中央部(132)の径が小さく、そして組み上げ状態において凹部(118)から突出する後端部(134,135)は接触片(110)の後端を被覆するため広くなっている上記実施態様3)記載のプラグ。
5)前記凹部(218,318,418,518)は、接触片(210,310)において横断方向に設けられる上記実施態様1)または2)記載のプラグ。
6)前記凹部(218,318)は、前記絶縁ハウジング(220,320)において横断方向に設けられ絶縁ハウジング(220,320)の後端(225,325)まで延びる長手の溝(224,324)を介してアクセスすることができる、上記実施態様5)記載のプラグ。
7)前記クランプ片(230,330)は絶縁ハウジング(220,320)用のカバーとして構成され、さらにこのクランプ片(230,330)は組み上げ状態においては長手溝(224,324)の少なくとも一部を覆い、かつペグ(235,335)で凹部(218,318)に係合する上記実施態様6)記載のプラグ。
8)前記ペグ(235,335)は、組み上げ状態においては長手溝(224,324)の断面をほぼ充填する押圧部(234,334)から延びる、上記実施態様7)記載のプラグ。
9)前記クランプ片(230)には、組み上げ状態において絶縁ハウジング(220)の対応する部品(228)と係合する停止部材(236)が設けられる上記実施態様7)または8)記載のプラグ。
10)前記クランプ片(330)は、組み上げ状態において、長手溝(324)の後端を覆う壁部(333)を備える上記実施態様7)ないし9)のいずれか一項記載のプラグ。
11)前記クランプ片(230)は、絶縁ハウジング(220)上を横方向に押し進められる上記実施態様7)ないし10)のいずれか一項記載のプラグ。
【0049】
12)前記クランプ片(330)は、絶縁ハウジング(320)と一体形成され、組立て時にはフィルムヒンジ(337)の回りでヒンジ接合される上記実施態様7)ないし10)のいずれか一項記載のプラグ。
13)前記ワイヤの剥き出し端部(402)は、非組立て状態においては、凹部(418)と交差ないし凹部(418)を切断する長手チャネル(419)を介して、後端からプラグ(401)に挿入され、前記絶縁ハウジング420は、凹部(418)を覆って、開口(422)以外は横方向に閉じられており、そして前記クランプ片(430)は、開口(422)と凹部(418)に横方向に押し込められるピン(432,434)として形成される上記実施態様5)記載のプラグ。
14)前記接触片の後部(514)は円筒形であり、前記凹部(518)は、接触片の後部(514)周縁の一部に沿って延びる円形溝として構成され、前記ワイヤの剥き出し端部(502)は、非組立て状態においては、接触片の長手溝(519)を介して後端からプラグ(501)に挿入され、前記絶縁ハウジング(520)は接触片の後部(514)上でねじられ、前記クランプ片(530)は、円形溝(518)において案内されるピンとして形成される上記実施態様5)記載のプラグ。
15)前記プラグピン(112,212,312,612,712,812)を覆うため、絶縁キャップ(140,240,340,640,740,840)が設けられる請求項1ないし上記実施態様1)〜13)のいずれか一項記載のプラグ。
16)前記絶縁キャップ(140)は、絶縁状態においてプラグピン(112)の前部を包囲し、プラグピン(112)後部の周りに配置される絶縁中間ハウジング(144)中に後退することができるスリーブ(141)として構成される上記実施態様15)記載のプラグ。
17)前記絶縁キャップ(640,740,840)は、絶縁状態においてプラグピン(612,712,812)の前部を包囲し、プラグピン(612,712,812)後部の周りに配置される絶縁ガイド(644,744,844)上に後退することができるスリーブ(641,741,841)として構成される上記実施態様15)記載のプラグ。
18)前記スリーブ(141)は、ばね(148)の力に抗して後退することができる上記実施態様16)または17)記載のプラグ。
19)前記スリーブ(641,741)は、中間ハウジングもしくは絶縁ガイド(644,744)において、螺旋ガイド(643)もしくは差し込みガイド(743)によって案内される上記実施態様16)または17)記載のプラグ。
20)前記絶縁キャップは、後部に取付け部をもつ絶縁ベローズとして構成される上記実施態様15)記載のプラグ。
21)前記プラグピン(912)は、らせんばね(940)によって包囲され、後部において取り付けられ、絶縁材料からつくられ、そしてプラグピン(912)の前部を露出しながら、ばねの引張り力に抗して圧縮される上記実施態様1)ないし14)記載のプラグ。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、心臓電極ワイヤもしくは他の医療目的の埋め込み可能なワイヤの剥ぎ取り端部接続用プラグであって、簡単な方法で迅速にワイヤの剥き出し端部に固着することができ、また機械的に強固な座を形成して、良好な電気的接触を与えるプラグが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様に係るプラグの全体斜視図。
【図2】(a)は図1のプラグの組立て中における長手方向断面図、(b)はその組立てを終えた状態における長手方向断面図。
【図3】ばねによって引っ張られる前の、プラグピンを覆う絶縁キャップの断面図。
【図4】図3に示した絶縁キャップが装填された、第1の態様の変形例に係るプラグの拡散分解図。
【図5】本発明の第2の態様に係るプラグの拡散分解図。
【図6】図5のプラグの斜視図。
【図7】(a)は図5のプラグの作動原理を示す組立て中における長手方向断面図、(b)はその組立てを終えた状態における長手方向断面図。
【図8】本発明の第3の態様に係るプラグの拡散分解図。
【図9】図8のプラグの組立て前の状態を示す斜視図。
【図10】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図3に示したプラグの組立て中における連続工程を示す、長手断面の一部を示す図。
【図11】(a)は本発明の第4の態様に係るプラグの組立て中における長手方向断面図、(b)はその組立てを終えた状態における長手方向断面図。
【図12】本発明の第5の態様に係るプラグの長手断面の一部を示す図。
【図13】組立た状態におけるシリンダの図12のX−X軸からY−Y軸にかけての横断領域を平面に戻したときの断面図。
【図14】第2の態様に係る絶縁キャップの長手方向断面図。
【図15】第3の態様に係る絶縁キャップの長手方向断面図。
【図16】第4の態様に係る絶縁キャップの長手方向断面図。
【図17】絶縁キャップの代わりに絶縁材料から造られたらせんばねを用いた、第5の態様に係るプラグピン接触保護装置を示す説明図。
Claims (15)
- 心臓電極ワイヤもしくは他の体内に埋め込み可能なワイヤの剥き出し端部(102)へ接続するプラグであって、
前部がプラグピン(112)として形成され、そして後部(114)に凹部(118)を有する、接触片(110)と、
前記接触片の後部(114)を包囲し、前記凹部(118)への自由なアクセスを保つ絶縁ハウジング(120)と、
組み上がった状態において凹部(118)に係合し、ワイヤの剥き出し端部(102)を丸めてU字形状とし、前記凹部(118)へクランプ止めすることを可能にするクランプ片(130)と、を備え、
前記クランプ片(130)はすべて絶縁材料からつくられ、
前記凹部(118)は、プラグ(101)の長手軸(L−L)方向に延び、接触片(110)の後端からアクセス可能となっており、またクランプ片(130)は、横断方向に延びてワイヤの剥き出し端部(102)を案内する貫通穴(133)を備え、
前記凹部(118)は円筒状で、クランプ片(130)は組み上げ状態においては凹部(118)をほぼ充填し、さらにこのクランプ片前端部(131)の径は凹部(118)の内径と一致し、またクランプ片(130)は、貫通穴(133)が設けられる中央部(132)の径が小さく、そして組み上げ状態において凹部(118)から突出する後端部(134,135)は接触片(110)の後端を被覆するため広くなっている、
プラグ。 - 心臓電極ワイヤもしくは他の体内に埋め込み可能なワイヤの剥き出し端部(202,302)へ接続するプラグであって、
前部がプラグピン(212,312)として形成され、そして後部(214,314)に凹部(218,318)を有する、接触片(210,310)と、
前記接触片の後部(214,314)を包囲し、前記凹部(218,318)への自由なアクセスを保つ絶縁ハウジング(220,320)と、
組み上がった状態において凹部(218,318)に係合し、ワイヤの剥き出し端部(202,302)を丸めてU字形状とし、前記凹部(218,318)へクランプ止めすることを可能にするクランプ片(230,330)と、を備え、
前記クランプ片(230,330)はすべて絶縁材料からつくられ、
前記凹部(218,318)は、接触片(210,310)において横断方向に設けられ、
前記凹部(218,318)は、前記絶縁ハウジング(220,320)において横断方向に設けられ絶縁ハウジング(220,320)の後端(225,325)まで延びる長手の溝(224,324)を介してアクセスすることができ、
前記クランプ片(230,330)は絶縁ハウジング(220,320)用のカバーとして構成され、さらにこのクランプ片(230,330)は組み上げ状態においては長手溝(224,324)の少なくとも一部を覆い、かつペグ(235,335)で凹部(218,318)に係合し、
前記ペグ(235,335)は、組み上げ状態においては長手溝(224,324)の断面をほぼ充填する押圧部(234,334)から延びる、
プラグ。 - 前記クランプ片(230)には、組み上げ状態において絶縁ハウジング(220)の対応する部品(228)と係合する停止部材(236)が設けられる、請求項2に記載のプラグ。
- 前記クランプ片(330)は、組み上げ状態において、長手溝(324)の後端を覆う壁部(333)を備える、請求項2または3に記載のプラグ。
- 前記クランプ片(230)は、絶縁ハウジング(220)上を横方向に押し進められる、請求項2〜4のいずれか一項に記載のプラグ。
- 前記クランプ片(330)は、絶縁ハウジング(320)と一体形成 され、組立て時にはフィルムヒンジ(337)の回りでヒンジ接合される、請求項2〜5のいずれか一項に記載のプラグ。
- 心臓電極ワイヤもしくは他の体内に埋め込み可能なワイヤの剥き出し端部(402,502)へ接続するプラグであって、
前部がプラグピンとして形成され、そして後部(414,514)に凹部(418,518)を有する、接触片と、
前記接触片の後部(414,514)を包囲し、前記凹部(418,518)への自由なアクセスを保つ、絶縁ハウジング(420,520)と、
組み上がった状態において凹部(418,518)に係合し、ワイヤの剥き出し端部(402,502)を丸めてU字形状とし、前記凹部(418,518)へクランプ止めすることを可能にする、クランプ片(430,530)と、を備え、
前記クランプ片(430,530)はすべて絶縁材料からつくられ、
前記凹部(418,518)は、接触片において横断方向に設けられ、
前記ワイヤの剥き出し端部(402)は、非組立て状態においては、凹部(418)と交差ないし凹部(418)を切断する長手チャネル(419)を介して、後端からプラグ(401)に挿入され、前記絶縁ハウジング420は、凹部(418)を覆って、開口(422)以外は横方向に閉じられており、そして前記クランプ片(430)は、開口(422)と凹部(418)に横方向に押し込められるピン(432,434)として形成される
プラグ。 - 前記接触片の後部(514)は円筒形であり、前記凹部(518)は、接触片の後部(514)周縁の一部に沿って延びる円形溝として構成され、前記ワイヤの剥き出し端部(502)は、非組立て状態においては、接触片の前記凹部(518)を横切る長手溝(519)を介して後端からプラグ(501)に挿入され、前記絶縁ハウジング(520)は接触片の後部(514)上でねじられ、前記クランプ片(530)は、円形溝(518)において案内されるピンとして形成される、請求項7に記載のプラグ。
- 前記プラグピン(112,212,312,612,712,812)を覆うように絶縁キャップ(140,240,340,640,740,840)が設けられる、請求項1〜8のいずれか一項に記載のプラグ。
- 前記絶縁キャップ(140)は、絶縁状態においてプラグピン(112)の前部を包囲し、プラグピン(112)後部の周りに配置される絶縁中間ハウジング(144)中に後退することができるスリーブ(141)として構成される、請求項9に記載のプラグ。
- 前記絶縁キャップ(640,740,840)は、絶縁状態においてプラグピン(612,712,812)の前部を包囲し、プラグピン(612,712,812)後部の周りに配置される絶縁ガイド(644,744,844)上を後退することができるスリーブ(641,741,841)として構成される、請求項9に記載のプラグ。
- 前記スリーブ(141)は、ばね(148)の力に抗して後退することができる、請求項10または11に記載のプラグ。
- 前記スリーブ(641,741)は、中間ハウジングもしくは絶縁ガイド(644,744)において、螺旋ガイド(643)もしくは差し込みガイド(743)によって案内される、請求項10または11に記載のプラグ。
- 前記絶縁キャップは、後部ににおいて取り付けられる絶縁ベローズとして構成される、請求項9に記載のプラグ。
- 前記プラグピン(912)は、絶縁材料からつくられ後部において取り付けられる螺旋ばね(940)によって包囲され、そして前記螺旋ばねは、プラグピン(912)の前部を露出しながら、ばねの引張り力に抗して圧縮される、請求項1〜14のいずれかに記載のプラグ。
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