JP4126551B2 - センサ付転動装置 - Google Patents
センサ付転動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4126551B2 JP4126551B2 JP2003277435A JP2003277435A JP4126551B2 JP 4126551 B2 JP4126551 B2 JP 4126551B2 JP 2003277435 A JP2003277435 A JP 2003277435A JP 2003277435 A JP2003277435 A JP 2003277435A JP 4126551 B2 JP4126551 B2 JP 4126551B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- rolling device
- circuit board
- printed circuit
- detection element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
(1)転動装置の運転状態を検出する少なくとも一つの検出素子と、前記検出素子を内包するセンサ筐体と、前記検出素子が実装され前記センサ筐体上に水平に配置されたプリント基板と、を備える検出器を用いたセンサ付転動装置において、前記プリント基板は防水性樹脂で封止され、前記センサ筐体に設けられたケーブル取り出し用の穴の下端は、前記プリント基板を封止した前記防水性樹脂より上方に位置することを特徴とするセンサ付転動装置。
(2)転動装置の運転状態を検出する少なくとも一つの検出素子と、前記検出素子を内包するセンサ筐体と、前記検出素子が実装され前記センサ筐体上に水平に配置されたプリント基板と、を備える検出器を用いたセンサ付転動装置において、前記プリント基板は防水性樹脂で封止され、前記センサ筐体に水平方向に貫通されたケーブル取り出し用の穴の下端は、前記プリント基板を封止した前記防水性樹脂より上方に位置することを特徴とするセンサ付転動装置。
(3)前記検出器を前記転動装置に取り付けるため前記センサ筐体に設けられた筐体取り付け用の穴と前記ケーブル取り出し用の穴はオフセットされていることを特徴とする(1)または(2)に記載のセンサ付転動装置。
(4)前記転動装置が転がり軸受であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
(5)前記転動装置がボールねじであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
(6)前記転動装置がリニアガイドであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
(7)前記転動装置がリニアボールベアリングであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
図1に示されるように、センサ付転動装置であるセンサ付軸受装置10は、軸方向に間隔をあけて配された一対の転がり軸受(ここでは玉軸受)11と、各転がり軸受11の外輪12に外嵌されたハウジング18と、各転がり軸受11の内輪13に内嵌された軸15とを備えた転がり軸受装置17に、検出器であるセンサユニット20が取り付られた構成からなる。
なお、速度検出素子31、温度検出素子32の取り付けは、プリント基板28に対して逆に配置されてもよく、一方の面のみでもよい。
ざぐり部21eは、電子部品実装面やパターンがある部分とケーブルをはんだ付けする部分を含む。電子部品やパターンがプリント基板裏面にない場合には、ケーブルのはんだ付け部分が含まれればよい。
なお、本実施形態では、軸受装置の状態を監視するための検出素子として、振動検出素子30、速度検出素子31、温度検出素子32、その他の運転状態を検出する検出素子の少なくとも一つが装備されていればよい。
ここで、筐体取り付け穴24とケーブル取り出し用の穴35に取り付けられたコネクタ36とが同軸上に配置されている場合にはボルトの出し入れが困難になってしまう。また、コネクタ36をケース本体21の上面(図1の上方向)につけると、上方向へのオーバーハングによる大きな取り付けスペースを必要としてしまう。このため、筐体取り付け穴24とケーブル取り出し用の穴35をオフセットさせることで、ボルトの取り付け、取り外しが自由にでき、上方向へのオーバーハングを小さくできる。
さらに、外部のケーブル被覆が損傷した場合の防水処置として、ケーブル取り出し用の穴35内で、ケーブル被覆にシリコン樹脂等の防水性樹脂40をモールドして内側から樹脂封止するようにしてもよい。この場合、ケーブル取り出し用孔35は、プリント基板28上に封止された防水性樹脂33よりも上方に位置しているので、ケーブル取り出し用の穴35を封止する防水性樹脂40と、プリント基板28を封止する防水性樹脂33が混ざり合うことがない。このため、互いの樹脂が硬化阻害物質であっても問題は起きない。
また、ケーブル34は、ケース本体21内で結束バンド等で固定しておくと、プリント基板28がケーブル34で引っ張られることを防止できるのでより好ましい。
特に、ケース本体21と蓋体22との間はOリング27で密閉されており、ケース本体21とコネクタ36との間はOリング39の装着と防水性樹脂40による封止で密閉されていることから、検出素子を内包する収容空間が外気に曝されることを確実に防止することができる。また、電子部品、はんだ付け後のケーブル34が実装されたプリント基板28は防水性樹脂33で封止されていることから、これらの部品も確実に防湿・防水されている。また、Oリング溝を形成するスペースがない場合は、ケース本体21と蓋体22との間に液体パッキン等を入れて防水してもよい。
加えて、ケース本体21は、筐体取り付け穴24とケーブル取り出し用の穴35とをオフセットさせているので、ボルトの取り付け、取り外しが自由にでき、上方向へのオーバーハングを小さくできる。
また、振動検出素子28は、表面実装タイプの振動検出素子でなく、リードタイプの振動検出素子でもよい。
なお、ケース本体21内にプリント基板25を固定するために、ねじや接着剤を用いる他に、エポキシ樹脂などのモールド材をケース本体21内にモールドして固定してもよい。また、ねじで固定した場合、その後にエポキシ樹脂などでモールドしてもよい。また、防水のため、軟らかいシリコン樹脂やシリコンゲルなどを充填してもよい。
なお、エポキシ樹脂のような硬い樹脂でモールドする場合は、検出素子や電子部品部分をシリコン樹脂等のやわらかい樹脂で被覆した後に、モールド材でモールドすることが好ましい。このとき、発泡性の樹脂(発泡性シリコン樹脂など)をやわらかい樹脂の上に覆った後にモールド材でモールドすることがより好ましい。こうすれば、温度変化による熱膨張率差によって発生する圧力を緩和することで、圧力による検出素子や電子部品の破損を防止できる。
さらに、ケース本体21とコネクタ36との間は、Oリング39の装着と防水性樹脂40の封入のいずれか一方によって為されてもよい。
軸受装置17における転がり軸受は玉軸受に限らず、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受や、各種の複列軸受でもよい。
また、ボールねじに限らず、リニアガイドやリニアボールベアリング等、その他の直同部品における可動部やレールにセンサユニット60を取り付けることによって、剥離等の異常を検知することもできる。
11 転がり軸受
12 外輪
13 内輪
15 軸
17 転がり軸受装置(転動装置)
20,60 センサユニット(検出器)
21 ケース本体
22 蓋体
23 検出器ケース
27 Oリング
28 プリント基板
30 振動検出素子
31 速度検出素子
32 温度検出素子
33 防水性樹脂
34 ケーブル
36 コネクタ
39 Oリング
40 防水性樹脂
60 ボールねじ
Claims (7)
- 転動装置の運転状態を検出する少なくとも一つの検出素子と、前記検出素子を内包するセンサ筐体と、前記検出素子が実装され前記センサ筐体上に水平に配置されたプリント基板と、を備える検出器を用いたセンサ付転動装置において、前記プリント基板は防水性樹脂で封止され、前記センサ筐体に設けられたケーブル取り出し用の穴の下端は、前記プリント基板を封止した前記防水性樹脂より上方に位置することを特徴とするセンサ付転動装置。
- 転動装置の運転状態を検出する少なくとも一つの検出素子と、前記検出素子を内包するセンサ筐体と、前記検出素子が実装され前記センサ筐体上に水平に配置されたプリント基板と、を備える検出器を用いたセンサ付転動装置において、前記プリント基板は防水性樹脂で封止され、前記センサ筐体に水平方向に貫通されたケーブル取り出し用の穴の下端は、前記プリント基板を封止した前記防水性樹脂より上方に位置することを特徴とするセンサ付転動装置。
- 前記検出器を前記転動装置に取り付けるため前記センサ筐体に設けられた筐体取り付け用の穴と前記ケーブル取り出し用の穴はオフセットされていることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ付転動装置。
- 前記転動装置が転がり軸受であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
- 前記転動装置がボールねじであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
- 前記転動装置がリニアガイドであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
- 前記転動装置がリニアボールベアリングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ付転動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003277435A JP4126551B2 (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | センサ付転動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003277435A JP4126551B2 (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | センサ付転動装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008069390A Division JP4596025B2 (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | センサ付転動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005043211A JP2005043211A (ja) | 2005-02-17 |
JP4126551B2 true JP4126551B2 (ja) | 2008-07-30 |
Family
ID=34264162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003277435A Expired - Fee Related JP4126551B2 (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | センサ付転動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4126551B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162783A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Nsk Ltd | 車両用軸受装置 |
JP4983108B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2012-07-25 | 日本精工株式会社 | センサ付軸受装置 |
JP4989173B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2012-08-01 | 本田技研工業株式会社 | 車両のばね下部材用歪検出装置 |
JP4908998B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2012-04-04 | 本田技研工業株式会社 | ブレーキ力検出装置 |
JP2009186344A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Denso Corp | 半導体力学量センサ装置 |
US8966975B2 (en) | 2008-07-28 | 2015-03-03 | Trw Automotive U.S. Llc | Method and apparatus for packaging crash sensors |
JP5217743B2 (ja) * | 2008-07-31 | 2013-06-19 | 日本精工株式会社 | ボールねじの異常判定方法、並びに異常判定装置およびこれを備えた直動駆動装置 |
JP5278032B2 (ja) * | 2008-08-06 | 2013-09-04 | 日本精工株式会社 | 直動駆動装置の異常検知方法、並びに異常検知装置およびこれを備える直動駆動装置 |
JP5391729B2 (ja) * | 2009-02-26 | 2014-01-15 | 日本精工株式会社 | 工作機械の主軸装置用軸受、及び工作機械の主軸装置、並びに工作機械 |
KR101686992B1 (ko) * | 2015-04-23 | 2016-12-16 | 주식회사 스마트씨솔루션 | 용변감지기 및 이를 포함하는 용변알림 시스템 |
JP7041091B2 (ja) * | 2018-07-06 | 2022-03-23 | 矢崎総業株式会社 | 温度センサの取付構造 |
JP2021009131A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | 株式会社リコー | 検知装置および出力制御システム |
CN112454195A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-09 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种传感器安装工装 |
CN118181482B (zh) * | 2024-05-20 | 2024-07-26 | 中铁四局集团有限公司 | 一种适用于预制梁养护的喷淋模块和模块化喷淋装置 |
-
2003
- 2003-07-22 JP JP2003277435A patent/JP4126551B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005043211A (ja) | 2005-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4126551B2 (ja) | センサ付転動装置 | |
JP4009875B2 (ja) | センサ付転動装置 | |
JP4656234B2 (ja) | エンコーダ | |
JP4596025B2 (ja) | センサ付転動装置 | |
JP4893238B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP5765486B2 (ja) | モータ、位置決め装置、搬送装置 | |
JP2003287436A (ja) | 検出器及びセンサ付転動装置 | |
JP2008139032A (ja) | 移動体検出装置 | |
US7157903B2 (en) | Inductive sensor and rotary encoder provided with an inductive sensor | |
JP2003315147A (ja) | 検出器及びセンサ付転動装置 | |
JP5050392B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP2003083774A (ja) | センサ及びセンサ付軸受装置 | |
JP2006337323A (ja) | センサ付軸受装置 | |
JP4759972B2 (ja) | センサ付軸受装置 | |
JP4013038B2 (ja) | センサ付転動装置 | |
JP2003287025A (ja) | 検出器及びセンサ付転動装置 | |
JP2006234102A (ja) | 温度センサ及び温度センサ付軸受装置 | |
JP2005037298A (ja) | センサ付転動装置 | |
JP2008002883A (ja) | 軸受センサの取付構造および軸受センサの取付方法 | |
JP4983108B2 (ja) | センサ付軸受装置 | |
JP2003172347A (ja) | センサ付転動装置 | |
JP2004108401A (ja) | 検出器及びセンサ付転動装置 | |
JP4724974B2 (ja) | センサ及びセンサ付軸受装置 | |
JP2003307230A (ja) | 転動装置用センサ装置及びセンサ付転動装置 | |
JP2011080981A (ja) | 圧力センサの取り付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060325 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060720 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080416 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080429 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4126551 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |