JP4125792B2 - プラスチック物品の形成方法および装置 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は1997年3月20日に出願された、米国仮出願第60/044、454の利益を要求する。
発明の背景
本発明は、種々の形状の射出成形品に有用である革新的なモールドバルブゲート装置およびモールドバルブゲート方法を含む、溶融材料から物品を形成するための改良された方法および装置に関するものである。
加熱されたプラスチック材料において、そのソースからモールドキャビティ空間への流れを調整するために種々のバルブ構成が従来技術において提案されている。多くの場合、モールドゲートを通りモールドキャビティ空間内への、ホットランナないしコールドランナのノズル間のメルトつまり溶融物の流れの調整は、ノズルのメルトチャンネル内に配置されたバルブシステムを使用して良好に行われている。このバルブシステムは、モールドキャビティ空間へのメルトのアクセスを開閉するために、一般的にはモールドバックプレート内に配置された、起動手段によって駆動される。この手法は、単一あるいは多材料を使用して成形された、吹き込み自在なプリフォームのような、要求される物品を形成するために使用される多数個取り金型に適用された場合にはいくつかの欠点がある。1つの欠点は、システムが多数のバルブステムの使用を必要とすることである。このような構成では、全てのバルブステムが同時に開閉することを確保するときにステムの個々の駆動が問題を生じる。第2に、バルブステムによって溶融樹脂の流れが分れる傾向があり、このために好ましくないニットライン(knit line)ができてしまう。さらに、ステムの駆動は、少なくとも2つの材料が同じキャビティ空間内に射出される際に多材料(multimaterial)の射出ノズルに対して非常に問題となる。最初の2つの問題を解決することを意図した1つの公知の手法は、ゲートオリフィスからなる水平式バルブゲート構成を使用することである。ゲートオリフィスはLeeに付与された米国特許第4,108,956号に示されている。
Leeの特許に開示された手法はあまり効率的ではない。この特許は上記した第1および第2の欠点を解決しているが、モールドの設計および操作を簡略化していない。実際には、この手法はモールドの設計および操作の両方を複雑化させている。Leeに示されたバルブ構成は、少なくとも1つの開口を有する往復移動自在なスライド部材を使用することを含んでいる。スライド部材は、ホットランナあるいは射出ノズルのような加熱されたプラスチック材料のソースとモールドゲートとの間に置かれている。これらの特許のいずれからも明らかなように、移動自在なバルブは、バルブがバルブ開からバルブ閉の位置に動く際に成形されたプラスチック材料のホットスラグを運ぶ。冷却ステップの間に、このスラグは固化する。バルブ開口内にこのようなスラグが存在するので、バルブ開口からこれを取り除くための追加の特別な機構を装置に含ませる必要がある。バルブ開口からスラグが取り出されない場合、スラグはゲート領域に戻され次のショットでキャビティ空間内に送り込まれる。多くの場合、これは成形された物品の装飾および強度特性を低下させることから受容されないことである。これは、2以上の異なる材料の混合を回避しなければならない多材料の成形においてより致命的なことである。
Leeの特許には、バルブ開口からコールドスラグを取り除くために、空気圧の作用による手段(旧式のバルブステムを移動させるために使用される同様な手段と同様に複雑である)によって駆動される移動自在な機械式取出ユニットが成形機上に位置決めされている。Leeには示されていないが、スラグをモールドから取り除くために他の手段をさらに使用しなければならない。本出願の譲受人により製造される16より多くのキャビティを有するモールドのような、多数個取り金型を利用したシステムにおいてこのような手段を使用することは非常に困難である。例えば、移動自在な機械式取出装置を収容するためにはモールドが非常に大きく且つ重くなってしまう。さらに、スラグを確実に各開口から取出すことを確認するために別の検出手段が必要となる。
Lee特許に開示されたような機械には、スラグが成形された物品を作るために使用されたであろう浪費物ないし廃物であることから、さらに経済的な欠点がある。スラグの除去および浪費の問題に加えて、これらのシステムには、溶融プラスチック材料がバルブ表面と隣接するモールドプレート表面およびホットランナのハウジング表面の間を流れるという潜在的な問題がある。溶融プラスチック材料がこれらの表面の間を流れて内部に入った場合、プラスチック材料が固化した場合には、バルブおよび機械自体の操作が中断される。
Leeの後者のバルブゲート構成は、Bielfeldtに付与された米国特許第3,632,729号に示されているように、機械の射出ノズルからモールドへのメルトの流れを制御するために以前から使用されている。当然であるが、Lee特許に示されたバルブ構成は、本出願の譲受人に譲渡され、また本明細書中に組み込まれる、米国特許第4,863,665号、第5,200,207号、第5,143,733号、第5,112,212号、第4,863,369号、第4,808,101号、第4,775,308号、第4,717,324号、第4,701,292号、および第4,657,496号に開示されたような、多材料の射出ノズルのバルブゲート処理のために使用あるいは適用することは考えられない。Leeの手法は、種々の材料からなる多くの浪費を生じるために、多材料の成形には有用ではない。さらに、2以上のタイプのスラグを処理する必要性により、技術的および価格的の両方で利用が不可能である。
従来技術ではまた、パリソン(プリフォーム)から結晶化したゲート痕跡を取り除くために往復移動自在な切刃を使用することが知られている。このようなシステムはAokiに付与された米国特許第4,380,423号に示されている。Aokiの特許は既に成形した物品からスプルを取り除くことを意図したものであるが、成形作業後に切断する必要のある結晶化されたゲート痕跡を形成することなしに、ホットランナシステムからモールドゲートへの溶融材料の流れをどのように開閉するのかという重大な問題は意図していない。Leeのスラグと同様に、Aokiに示された結晶化されたゲート痕跡は高価な樹脂を著しく浪費し、上記した問題を引き起こす。
よって、多材料の射出ノズルのための、より簡単でより効率的なモールドゲート構成が必要とされている。同様に、ホットランナまたはコールドランナシステムないし射出ノズルからモールドゲートへの溶融材料の流れを、成形される材料を浪費することなく遮断できる、多数あるいは単一の材料を射出するためのモールドバルブゲート構成が必要とされている。さらに、バルブから成形されたプラスチック材料を取除くための移動式および/または機械式の取出しユニットを含める必要のない、モールドバルブゲート構成が必要されている。
発明の要約
本発明の主要な目的は、改良された物品を射出成形するために製造、駆動およびサービスが容易である、ホットランナおよびコールドランナノ射出ノズルを駆動させるためのより簡単でより効率的なバルブゲート装置および方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、バルブゲート手段が射出ノズルの外側に位置しているバルブゲート装置および方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、固定された開口を有する最小容積のゲートオリフィスを含む薄い、移動自在なブレードつまり板状部材がバルブゲートステムの代わりに使用される、バルブゲート装置および方法を提供することにある。
本発明の他の主要な目的は、射出プロセスの間に移動自在なゲートオリフィスにより溶融材料の流れから転換される材料が実質的に無い、バルブゲート装置および方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記した特性を有する単一の材料および多材料のためのより簡単でより効率的なバルブゲート方法および装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、単一材料あるいは多材料から作られたプラスチック物品を実質的にゲート痕跡なしで成形する装置および方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、単一材料あるいは多材料から作られたプラスチック物品を結晶化なしで成形する装置および方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ニットラインなしでプラスチック物品を成形する装置および方法を提供することにある。
本発明は、1以上のキャビティ空間に向かう管状の流れパターンを好ましくは有する少なくとも1つの溶融材料の流れをガイドする1以上のモールドにおいて実施される。より詳しくは、本発明は、単一材料あるいは多材料の射出ノズルの外側に位置された薄い移動自在なバルブゲート構成、および単一材料あるいは多材料の射出ノズルからモールドキャビティ空間への溶融材料の移送の間に溶融流れから転換される材料が実質的にない、モールドにおけるバルブゲート処理(valve gating)つまりバルブ開閉する方法を開示している。したがって、バルブゲート手段つまりバルブ開閉手段の移動により生成される残留物質は実質的にない。本発明によれば、モールド内に残留する材料のスラグが実施的に無いので、多くの特長が得られる。例えば、モールドは設計および製造がずっと簡単であり、機械的あるいは移動自在なパーツがより少なく、組み立て、操作およびサービスが容易であり、物品をモールドした後に除去または切断するために別の装置を必要とすることがない。さらに、溶融材料が浪費されることが殆どなく、よってより小さく、清浄な室内環境においてモールドを操作することができる。その上、成形された製品はより高い機械抵抗およびより高い美観価値を有している。
本発明によれば、概略的には、1以上のモールドキャビティ空間およびモールドキャビティ空間と連通したモールドゲートを有する射出モールドを含み、モールドゲートと一致ないし一列に並んだ少なくとも1つのノズル出口を有する射出モールドキャビティ空間内に溶融プラスチック材料を供給するための1以上の射出ノズルを含み、モールドゲートと少なくとも1つのノズル出口の間に位置決めされるとともに最小容積を有するオリフィスを備えたオリフィスを内部に有するブレートのような移動自在なバルブゲート手段を含み、バルブゲート手段を、オリフィスがノズル出口およびモールドゲートと連通して少なくとも1つの出口からモールドゲートへの溶融プラスチックの流れが許容される第1の位置と、少なくとも1つのノズル出口からモールドゲートへの流れを阻止する第2の位置との間で移動するための手段を含んでなり、および、第1の位置と第2の位置との間のバルブゲート手段の移動の間にバルブゲート手段により運搬あるいは転換されるプラスチック材料が実質的にないようにバルブゲート手段が十分に薄い構成である、成形された物品を形成するための装置が提供される。
本発明によれば、射出ノズルから少なくとも1つのノズル出口を経て射出モールドのモールドキャビティ空間に少なくとも1つのノズル出口と実質的に一致ないし一列に並んだモールドゲートを通って少なくとも1つの溶融材料を供給するステップを含み、および内部にオリフィスを備えた、薄い、移動自在なバルブゲート手段をモールドゲートと少なくとも1つのノズル出口との間に位置決めするとともにこのバルブゲート手段を、オリフィスが少なくとも1つのノズル出口およびモールドゲートと連通して少なくとも1つの出口からモールドゲートへの溶融プラスチックの流れが許容される第1の位置と、少なくとも1つのノズル出口からモールドゲートへの流れを阻止する第2の位置との間で移動させ、第1の位置と第2の位置との間でのバルブゲート手段の移動の間において溶融プラスチック材料が薄いバルブゲート手段により実質的に移送されないようにすることにより、成形の間における溶融プラスチック材料の浪費ないし廃物を実質的に防止するステップを含んでなる、成形された物品を形成するための方法が提供される。
本発明の装置および方法は、2以上の材料をモールドキャビティ空間内に射出するための多材料射出ノズルを含む射出成形システムにおいて特に有用であることが見出だされた。本発明のバルブゲート手段は、バルブゲート手段が種々の位置の間を移動する際に成形された材料を実質的に運ぶことがなくて処分すべき残留材料が発生しないように十分に薄いと共に、材料をモールドキャビティ空間内への逐次的な排出あるいは材料のモールドキャビティ空間内への同時的な排出を許容するために設計される。多材料を射出するときには、本発明によるバルブゲート手段は2以上のゲートオリフィスを有している。
本発明の別の特徴によれば、好ましくは、バルブゲート手段はモールドキャビティ空間に対して非常に接近して位置決めされ、これにより残留スプルあるいはゲート痕跡の高さが最小になる。他の特徴によれば、好ましくは、ゲート手段はモールドオリフィスまたはゲートに隣接した成形品の領域内に実質的に結晶化が生じないような、温度に維持される。PETのような材料を射出するとき、成形品内にニットラインは形成されない。バルブゲート手段は、好ましくは柔軟性ないし可撓性のある、単一のブレート、反対方向に移動する複数のブレード、ディスク部材、あるいはカップ状部材とすることができる。バルブゲート手段を、個々にあるいは全て一緒に移動するための、種々の駆動手段をその一側あるいは両側上に設けることができる。さらに、本発明においては射出ノズルのメルトチャンネルの内側にバルブステムが存在しないので、成形品にはニットラインがなく、遥かに速い射出サイクルを達成することができる。
本発明の別の特徴および特長は以下に説明されている。
【図面の簡単な説明】
本発明は添付図面を考慮してより容易に理解されるものである。
図1は、本発明による多数個取り金型システムの断面図であり、
図2Aおよび図2Bは、本発明によるバルブブレードの、それぞれ上面図および斜視図であり、
図3は、本発明のノズル、ブレードおよびモールドの拡大した、詳細な説明図であり、
図4は、本発明により調整され成形された物品のプリフォームの一部の断面図であり、
図5A、5Bおよび5Cは、個々のバルブゲート手段が各モールドキャビティ上で動作する本発明の別の実施形態を示した説明図であり、
図6Aは、本発明によるバルブゲート構成の他の実施形態を示した説明図であり、
図6Bは、多射出ノズルシステムにおいて使用するための本発明によるバルブゲート構成を示した説明図であり、
図7A−7Dは、本発明の別のブレードの構成を示した説明図であり、
図8は、同時に移動する多数のブレードを支持するためのフレーム組立体を示した説明図であり、
図9A−9Dは、本発明の別の実施形態を示した説明図であり、
図10は、2つの材料を逐次あるいはコインジェクション(coinjection)で供給するために有用なさらに別の実施形態を示した説明図であり、
図11は、ディスク形状のバルブゲートシステムの上面図であり、
図12は、エッジゲートノズル(edge gate nozzle)および回転バルブゲート構成の断面図であり、
図13は、本発明によるバルブゲート構成を含む3材料のホットランナノズルシステムの斜視図であり、
図14は、図13の実施形態において使用される3材料ノズルの断面図であり、
図15は、図13の3材料ノズルで使用できるバルブゲートブレードの底面図であり、
図16は、図13の3材料ノズルで使用できるバルブゲートブレードの他の実施形態であり、
図17は、図16の3材料ノズルで使用できる3つのスロットのモールドゲートの断面図であり、
図18は、図13のシステムを使用して製造される3材料のプリフォームの断面図であり、
図19は、本発明によるバルブゲート構成を有する別の2材料のノズルシステムの断面図であり、
図20は、図19のシステムにおいて使用されるバルブゲートブレードの上面図であり、
図21は、図19のシステムを使用して製造される2材料のプリフォームの断面図であり、
図22は、熱電対およびヒータが組込まれたバルブゲートブレードの図式的な説明図であり、
図23A−23Cは、2つのブレードのゲート構成を例示した説明図であり、
図24A−24Cは、多数の厚さを有するバルブゲートブレードの使用を例示した説明図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明の好ましい実施形態によれば、バルブゲートシステムは新規で柔軟性のある、薄いバルブブレードであり、ブレードの両側において可動の新規な起動手段を使用して優先的に駆動される。起動手段はブレードおよび内部のゲートオリフィスを引いてモールドゲートよび射出ノズル出口と位置合せ(整列)され、または位置合せされない。このようにして、バルブブレードのスライド移動の間においてバルブゲート内には軸方向の、機械的な、または圧縮応力が発生することがない。本発明の他の実施形態において、バルブゲート手段は、バルブブレードだけの一端において可動である、僅かにより堅くて、薄いバルブブレードにより形成されている。これは、ブレードまたはキャビテーションの低いモールドへの粘着性が少ない粘着性の材料に推奨される。バルブブレードのスライド移動は、樹脂のような溶融材料の流れ面に対して、およびモールドゲートに対して略垂直な面内で生じる。モールドゲートの開口は溶融材料の流れに対して略平行な軸を有している。
本発明によれば、バルブゲート手段は、それが各位置の間を移動する際に成形される材料を実質的に運ぶことがない。この目的を達成するため、ゲートバルブ手段は最小の厚さを有する必要がある。最小の厚さは、バルブゲート手段内の各オリフィスが材料の最小容積を保持するように、および好ましくは材料を保持しないように選択される。直径(D)を有するゲートオリフィスの水平移動つまり横移動ないし側方移動の間にこれにより累積される材料の容積は次式により決定される。
Figure 0004125792
モールドの冷却の間にコールドスラグとなる溶融材料が実質的に保持されないようにするためには、オリフィスの容積が最小であることが必要である。これは少なくとも3つの方法において達成される。つまり、直径Dを最小とすること、ゲート領域においてブレードの厚さTを最小とすること、あるいはこれらを共に最小とすることである。オリフィスの直径が特定の値を有しなければならないことを考慮した実際的な考察において、ブレードの厚さをスラグの形成を防止するために十分な厚さとする選択がなされる。よって、ブレードの実際の厚さは以下の式(1)により決定される。
min=4Vmin/(πD2) (1)
ここで、Tmin=最小厚さ、
min=オリフィスの最小容積、および
D=オリフィスの直径である。
同じく現実的な手法を使用して、同様に、ゲート領域におけるブレードTminの厚さは多くの場合にはオリフィスの直径Dより小さくなければならない。
min<Dmin
バルブゲート手段の厚さTminは、浪費スラグを生成することなく、またバルブゲート手段が開位置および閉位置の間を移動する際に上記の溶融材料が移送されることなく、熱い溶融プラスチック材料の流れをシャットオフつまり閉止する。バルブゲート手段は0.01から2mmの厚さを有する。種々の溶融樹脂、種々の射出形成パラメータ、種々の駆動手段、ブレード用の種々の材料および種々のモールドデザインを使用した実験によれば、しかしながら、0.3mmより小さい厚さのバルブゲート手段は、バルブゲート手段内のオリフィスにより実質的に材料が保持されないようになる。
本発明によれば、ゲート処理シーケンスにおける開閉の間に駆動ピストンがバルブブレードを1方向あるいは2方向のいずれかに引いている。本発明によるスライド自在なバルブブレードは、多数個取り金型において効率的に使用され、全てのメルトチャンネルを同時に閉止するように動作する。
当業技術において公知のように、射出モールドにおいては、一般的に、ノズルとモールドキャビティとの間の連通を阻止する2つのタイプの方法がある。所謂熱ゲート手法においては、モールドキャビティへの溶融樹脂の流れは、射出成形ステップの後でモールドを開く前にモールドゲート領域を「フリージング」することにより遮断される。所謂バルブゲート手法においては、メルトチャンネル内に位置された可動式のバルブゲートステムがゲートを開および閉止するために駆動される。どちらの方法もいくつかの欠点がある。熱ゲート手法においては、ゲートの冷却をするためにモールドゲートの大きさが小さい直径に規制される。同様に、動作温度および圧力ウインドが多くの用途をカバーしない領域に規制される。バルブゲート手法においては、メルトチャンネル内のステムの存在によって成形品内に所謂ニットラインが生じる。これらはいくつかの用途において、特に、所謂ゲート痕跡を非常に小さくする必要があり且つ実質的に結晶化をなくす必要がある成形品の場合には効率的に使用することができない。
図1は、モールドキャビティプレート12およびモールドコアプレート(図示せず)を有する多数個取り金型組立体10を示したものである。モールドキャビティプレート12は1以上のモールドキャビティ空間32および34を含んでいる。機械式ノズル16は溶融樹脂をマニホールド20内に位置したホットランナチャネル18に供給する。ノズル16および/またはマニホールドには、ホットランナチャンネル内のプラスチック材料の温度を適正に維持するために複数の加熱要素22を含ませることができる。ホットランナチャンネル18は、メルトチャンネル28、30をそれぞれ含む射出ノズル24、26に溶融プラスチック材料を供給する。モールドキャビティ空間32および34はモールドキャビティプレート12とモールドコア36および38とにより形成されている。冷却チャンネル40、42は、それぞれ、ソース(図示せず)から冷却用媒体が供給されており、溶融材料を固化するために使用される。モールド組立体の構成要素の残りは当業分野においては公知であり、本明細書では説明しない。
射出ノズル24、26は溶融プラスチックをそれぞれモールドゲート44、46を通ってモールドキャビティ32、34に供給する。
図2Aおよび図2Bに詳細に示された、内部にオリフィス50、52を含んでいるスライド式バルブブレード48は、射出ノズル24、26とモールドキャビティ空間32および34の間に設けられている。ブレード48は、ブレードのオリフィス50、52がそれらの個々のメルトチャンネルおよびモールドキャビティと一致ないし一列に並んだときに溶融チャネル28、30とモールドキャビティ32、34との間の連通を開くため、および一致しないときには上記連通を閉じるために、ブレード48の両側上でシリンダ56、58により駆動されて矢印54の方向に横にスライドする。
ブレード48の厚さ60は最小であり、一般的には0.02から2mmであり、これにより、射出プロセスの後にゲートを閉じるためにブレードがスライドするときにプラスチック材料(コールドスラグ)が転換することがなくなる。ブレード62の幅は特定のモールドデザイン構成に依存する。ノズル24とモールド12との間のクリアランス64を規制することで(図3の拡大図を参照)、ブレード48がノズルとモールドとの間をスライドできるが、射出の間におけるプラスチック材料の漏れを防止することができる。ブレードは、柔軟性があるが、その両側が支持されているので、堅い状態でありそのスライド移動の間に曲がることはない。
図4に示したように、得られた成形されたプラスチック物品66においては、最小の厚さ70および幅72であって、実質的なものではないゲート痕跡68を含んでいる。
図5Aに示された実施形態においては、個々のシリンダ82、84によって一側つまり片側だけからそれぞれ個々に駆動される、個々のノズル78、80を開閉するために、より短い個々のブレード74、76が使用されている。図5Bおよび図5Cには、オリフィス86、88と共に個々のブレード74、76の上面図を示されている。より短い、個々のブレードは柔軟性がより小さく、また一側だけから容易に駆動される。
図6Aには、別の、ローラ92、94上を通過しシリンダ96、98により駆動される単一のブレード90を備えた小型の実施形態が示されている。図6Aにおいて他の構成要素は示されていない。このような駆動手法の利点は、ピストンがモールド分離ラインに対して垂直であり、モールドの大きさを低減できることである。
図6Bは、さらに別の、小型の実施形態を示したものであり、この場合、単一のブレード90はローラ92、94上を通過するとともにシリンダ96、98により駆動される。この実施形態においては、3つの離間したモールドゲート115を通って単一の、大きな、屈曲したキャビティ空間107内に溶融材料を供給するために3つの射出ノズル101、103、および105がある。溶融材料がキャビティ空間107内に同時に流れるようにするために、ブレード90には、射出ノズル101、103および105の出口と対応するモールドゲート115を位置合わせするための3つのオリフィス109、111、103が設けられている。この構成は、車のバンパーのように曲面を有する大きな部品に対して推奨される。
図7A−7Dには別のブレードの構成が示されている。図7Aにはオリフィス106を有するブレード104の上面図が図7Bには同じく側面図が示されており、各開口には異なる特性を得るためにブレードの材料とは異なる材料108が裏打ちされている。
図7Cおよび図7Dには、単一のモールドキャビティ内に2以上の材料を射出するために使用できる分割されたオリフィスを提供するために、内側に切換弁(diverter)を含むオリフィス112を備えたブレード110の上面図および側面図が示されている。
図8に示した実施形態において、ラック118により支持されピニオン(図示せず)により移動されるフレーム116は、複数のモールド用のフレームとともに前後に移動する多数のブレード120を支持している。
図9A−9Dには、摩擦車のような、機械式手段を使用したオリフィス126、128を有するブレード122、124を作動するための異なる機構が示されている。
図10の実施形態では、それぞれ異なるプラスチック材料AおよびBのための2つのチャンネル136、138およびノズル出口137および139を有するノズル134が示されている。ブレード140は単一の開口142を有している。ブレード140は、オリフィス142が、第1の位置において出口137およびモールドゲート143に位置合わせされるとともに第2の位置において出口139およびモールドゲート143に位置合わせされるように移動される。ブレード142はさらに、オリフィス142が出口137あるいは出口139のいずれとも位置合わせされないように移動する。この構成により、材料Aを供給し次いで材料Bを供給することが可能となる。ブレード140は上記した機構のいずれかを使用して移動される。あるいは、ブレード140は、材料AおよびBがオリフィス142を経て同時にモールドゲート143内に供給されるように位置決めされる。多くの用途においては、一方の材料がコアを形成し、他方の材料が表皮を形成する。プリフォームの用途においては、一方の材料をバージンPET、他方の材料をリサイクルされたPETとすることができる。
ブレードの代わりに、バルブゲート手段は図11に示したようなディスクつまり円板150とすることができる。上記同様に、ゲート用の円板150はノズル出口154とモールドゲート(図示せず)の間に位置決めされる。ゲート用のディスク150は1以上のオリフィス152を有している。オリフィス152の数は、ゲート用のディスク150が協働するノズル出口およびモールドゲートの数に依存する。ディスク150が多数のオリフィス152を有する場合、オリフィスは単一のノズルをバルブゲート処理するために使用されるか、あるいは2以上のノズルを同時にバルブゲート処理するために使用される。さらに、ディスク150が多数のオリフィス152を有する場合には、オリフィスを異なる大きさにすることができる。ゲート用のディスク150の直径は、これが協働するノズル出口およびモールドゲートの構成により決定される。
動作においては、ゲート用のディスク150は、好ましくは、オリフィス152がノズル出口およびモールドゲートと位置合わせされて溶融プラスチック材料がノズル出口からモールドキャビティ内にモールドゲートを経て流れることができる第1の位置と、オリフィスがノズル出口およびモールドゲートと位置合わせされない第2の位置との間で回転する。ゲート用のディスク150を第1の位置と第2の位置との間で回転するために、当業分野において公知であるいずれかの適切な手段(図示せず)を使用することができる。例えば、ディスク150を作動するためにラック・ピニオン機構を使用することができる。部材150を溶融プラスチック材料の漏れなしに回転させるために、各射出ノズル出口とモールドゲートとの間のクリアランスが規制される。
ディスク形状の部材150の厚さは、上記の式により決定される。ディスク形状の部材150は、この部材の第1および第2の位置の間の移動の間にディスク形状の部材により実質的にプラスチック材料が運ばれず、またオリフィス152内にプラスチック材料のスラグが形成されないように、十分に薄いものである。これにより、溶融プラスチック材料の浪費がなくなる。また、構成要素間で取られてディスク形状の部材の動作を妨害するプラスチック材料もなくなる。
図12には、溶融材料の主要な流れに対して垂直に位置決めされた1以上の出口162、164を有するエッジゲートノズル160をバルブゲート処理するために使用される、本発明の他の実施形態を示されている。この実施形態において、バルブゲート手段は回転自在なカップ形状のゲート部材166から構成されている。図12に示したように、ゲート部材166は側壁172および174内にオリフィス168および170を有している。各オリフィス168、170は出口162および164のそれぞれの1つおよび各モールドゲート(図示せず)と連通している。
ゲート部材166は、好ましくは、オリフィス168、170がノズル出口162およびモールドゲートと位置合わせされて溶融プラスチック材料がノズル出口からモールドキャビティにモールドゲートを経て流れることができる第1の位置と、オリフィス168、170がノズル出口162、164およびモールドゲートと位置合わせされない第2の位置との間で回転する。ゲート部材166を第1の位置と第2の位置との間で回転するために、当業分野において公知であるいずれかの適切な手段(図示せず)を使用することができる。例えば、ラック部173を有する細長い作動用ブレードが設けられる。ラック部173はゲート部材166に接続されたピニオン171と噛み合っている。ブレード175には、これを前後に移動するための適切な手段(図示せず)が接続されており、これによりゲート部材166がラック173およびピニオン171の動作を経て回転する。多数個取り金型においては、各ノズル160はゲート部材166により取り囲まれており、また作動用ブレードは各ゲート部材166のピニオンと相互作用する。ゲート部材166を溶融プラスチック材料の漏れなしに回転させるために、各射出ノズル出口とモールドゲートとの間のクリアランスが規制される。
側壁172、174の厚さは上記の式により決定される。各側壁は、ゲート部材166の第1および第2の位置の間の移動の間に側壁により実質的にプラスチック材料が運ばれず、またオリフィス168および170内にプラスチック材料のスラグが形成されないように、十分に薄いものである。これにより、溶融プラスチック材料の浪費がなくなる。また、構成要素間で取られてゲート部材166動作を妨害するプラスチック材料もなくなる。
本発明のバルブゲート構成は、図18および図21に示された多数材料のプリフォームのような多数材料物品を形成するために多数材料がモールドキャビティ空間内に供給される射出成形システムにおいて特に有用であることが見出だされた。次に図13を参照して、同図には、3つの異なる材料から作られた物品を形成することができる射出成形システム200が示されている。このシステム200は、本明細書に組込まれる、米国特許第4,863,665号に記載されている。このシステム200は溶融材料の3つのソース、つまり押出機A、B、およびCを含んでいる。押出機Bから先導されるホットランナシステムの部分は実線で示されており、押出機Cから始まるシステムの同様な部分は破線で示されており、押出機Aから始まるシステムの同様な部分は点線で示されている。一般的な動作において、物品の外面を形成するためにバージンPETのような、押出機Aからの第1の材料は、モールドキャビティ空間204内に最初に射出される。その後、EVOHバリア樹脂のような、押出機Cからの第2の材料がモールドキャビティ空間204内に射出される。その後、リグラウンドPET(reground PET)あるいは他の所望の充填樹脂のような、押出機Bからの第3の材料がモールドキャビティ空間204内に射出される。
押出機Bは、加熱されたマニホールド206に溶融材料Bを供給し、一方、マニホールド206はホットランナあるいはチャネル210、212、214、および216を経て射出ノズル202とそれぞれ連通する。参照番号218、220、222、および224は、射出ポット(shooting pot)ないし射出シリンダ226、228、230および232の充填を制御するために動作するスプールバルブを示している。
同様に、第2の材料Cを供給する、ホットマニホールド234は、押出機Cからホットランナないしチャンネル236、238、240および242を経て各ノズル202に導かれている。スプールバルブ244、246、248、および250は射出ポット252、254、256、および258の充填を制御する。
第3の材料Aを供給する、ホットマニホールド260は、押出機Aからホットランナ262、264、266、および268を経て各ノズル202に直接的に導かれている。
3つの材料をノズル202に供給するためのシステムの動作は′665特許に詳しく説明されており、本明細書では繰り返さない。
次に、図14を参照して、各射出ノズルは、材料B、A、およびCのための3つの通路270、272、および274をそれぞれ含んでいる。通路270、272、および274はそれぞれ、開口276、278および280内で終わっている。さらに、通路270の中心軸は通路272の中心軸から距離DABだけ離れており、また通路272の中心軸は通路274の中心軸から距離DACだけ離れている。このシステムはさらに、溶融材料がモールドキャビティ空間204内に流れることを可能とするためのモールドゲート282を含んでいる。
システム200は、しかしながら、本発明による水平移動、つまり横移動ないし側方移動が自在であるバルブゲート用のブレード284を含んでいる点が、米国特許第4,863,665号に示されたシステムとは異なっている。図14および図15に示したように、ブレード284は射出ノズル出口276、278および280とモールドゲート282との間に位置決めされている。上記と同様に、バルブゲート用のブレード284の移動の間にそれによって運ばれる溶融材料が実施的に無いように、ブレード284は十分に薄いものである。
ブレード284には各射出ノズル202のためのオリフィス286が設けられてる。ブレードはシリンダ(図示せず)により横に移動され、これにより各オリフィス286が個々の射出ノズル202内で出口276、278と逐次位置合わせされる。使用される1つのシーケンスは、各オリフィス286を出口278と位置合わせさせて、材料Aがモールドゲート282、従ってモールドキャビティ空間282内に供給することである。その後、各オリフィス286は出口276と位置合わせするために移動され、材料Bがモールドゲート282を経てモールドキャビティ空間204内に供給される。その後、各オリフィスが出口280と位置合わせされて、材料Cがモールドゲート282を経てモールドキャビティ空間204内に流れる。最後に、ブレード284は、各オリフィス286がそれぞれの射出ノズル202内の出口276、278および280のいずれとも位置合わせされない位置に移動され、モールドキャビティ空間204への溶融材料の流れは遮断される。
図16に示したように、バルブゲート用のブレード284は、上記した射出シーケンス、並びに次のシーケンス、つまり射出C/射出A+Bあるいは射出A+B/射出Cあるいは射出A−B−Cを逐次行うことが可能な、特定の距離DABおよびDACで離された3つのオリフィス290、292、および294を備えたセクションつまり部分を有している。
図17には、図14の射出ノズルで使用できる他のタイプのモールドゲート282′が例示されている。図示したように、モールドゲート282′は、出口276、278、および280とそれぞれ位置合わせされる3つの通路300、302および304を有している。
図18には、図13−図16のシステムを使用して製造できる材料A、B、およびCにより形成される3材料のプリフォームが例示されている。
図19を参照して、本図は2つの材料AおよびBを射出するための射出ノズル134′を例示したものである。射出ノズル134′は図10に示されたものと類似しており、通路136′を有し、出口137′および139′内でそれぞれ終わっている。材料AおよびBは出口137′および139′およびモールドゲート143′を経てモールドキャビティ空間内に供給される。上記と同様に、バルブゲート用のブレード140′は、材料AおよびBを逐次射出させるためのオリフィス142′を有している。図19および図20に示したように、ブレード140′には、材料AおよびBを同時に供給させるために配列された2つのオリフィス310および312を有するセクションが同様に設けられている。このような構成は次の射出シーケンスを達成するために使用される。(1)射出A/射出A+B、および(2)射出B/射出A+B。バルブゲート用のブレード142′はさらに別のシーケンスを行うために使用される。図19および図20のゲートバルブ構成を使用して製造できる2つの材料のプリフォームを図21に示した。
射出の間に追加の加熱およびより良い温度制御を必要とするいくつかの樹脂材料がある。このような場合、バルブゲート構成にヒータおよび熱電対を設けることが好ましい。これをどのように行うかについて上記の実施形態の1つの内容で説明するが、本明細書において説明したいずれのバルブゲート構成においてもヒータおよび熱電対を組込むことができることは勿論である。
図22を参照して、横式バルブゲート用のブレード48には、薄膜ヒータのようなヒータ320、および熱電対がその表面の1つに設けられている。ヒータ320は、樹脂材料が正しく射出されるために必要な熱を樹脂材料が受けることを確保するために使用される。熱電対322は、オリフィス46の近くにおける温度を測定を行い、これにより射出システムにより良い温度制御を達成させるものである。熱電対322は、薄膜熱電対のような、当業分野におて公知であるいずれかの適切な熱電対である。ヒータ320および熱電対322は、当業分野において公知であるいずれかの適切な方法でブレード48の表面上に取り付けないし置かれる。
次に図23A−図23Cを参照して、単一のバルブゲート用のブレードを使用する代わりに、特定の用途においては反対方向に移動する2つのブレード340および342を使用することが好ましい。図に示したように、ブレード340および342は、オリフィス344および346が位置合わせされない第1の位置(図23B)から、オフィス344および346が位置合わせされて射出ノズル348からの材料がモールドキャビティ空間(図示せず)内に流れることができる第2の位置(図23C)まで移動することができる。ブレード340および342を第1および第2の位置の間で移動するため、当業分野において公知である適切な手段(図示せず)が使用される。この手法は、スラグの形成を防止するためにブレードの最適な厚さを選択する際の融通性がより大きくなる。
種々のブレード構成を一定の厚さを有するものとして示したが、図24A−図24Cに示したような多数の厚さTおよびTminを有するブレードを使用することも可能である。これは、特定の用途においては、スラグの形成を防止するために必要な臨界の厚さTminがモールドゲートおよびそのオリフィス400の近くだけ必要とされるからである。このような構成においては、第1の厚さTは、横移動の間にその屈曲を防止するのに十分な強度をブレード48′に与えるために選択される。スラグの形成を避けるために必要とされる、第2の厚さTminは、各モールドゲート用のオリフィス400の近くにあるブレードの部分に制限される。厚さTminを有するブレード48′のこれらの部分はブレードのオリフィス50′、52′を含んでいる。先に説明したように、第2の厚さはスラグの形成を防止するために選択される。これは、同様に、射出パラメータあるいは成形される材料を関数として変化される。
図24Aおよび図24Cから明らかなように、厚さTminは、ゲートオリフィス400の範囲Mよりも大きな長さLだけ延在している。これにより、オリフィス50′、52′の直径Dより少なくとも僅かに大きいクリアランス402が形成され、溶融材料がノズル出口404を通ってモールドキャビティ空間406内にモールドゲート用のオリフィス400を経て流れることができるバルブ開位置から、各射出ステップの後に漏れなしにこのような流れが停止するバルブ閉位置へのブレード48′の水平移動が可能となる。図24Bから明らかなように、クリアランス402を設ける必要性のために、オリフィス50′および52′は長さLの中点に対してオフセットしている。
本発明は、本発明を実施するための最良形態の単なる例示である上記説明および図示した実施形態に限定されるものではなく、形状、大きさ、部品の構成および動作の詳細などにおいて変更が可能である。本発明は、添付の請求の範囲により規定されるこのような全ての変更例を包含するものである。

Claims (39)

  1. 成形物品を形成するための装置において、モールドキャビティ空間(32、34)および前記モールドキャビティ空間と連通したモールドゲート(44、46)を有する少なくとも1つの射出モールド(12)を含み、前記少なくとも1つの射出モールドに溶融材料の少なくとも1つの流れを供給するための射出ノズル(24、26)を含み、前記射出ノズルは、前記モールドゲートと整合する少なくとも1つのノズル出口を有しており前記モールドゲートと少なくとも1つのノズル出口との間に位置決めされるとともに少なくとも1つのオリフィス(50、52、86、88、106、112、126、128、142、152、168、170、286、290、292、294、310、312、346、344、50′、52′)を有する移動自在なバルブゲート手段(48、74、76、90、104、110、120、140、284、140′、48′、150、166)を含み、前記バルブゲート手段を、前記少なくとも1つのオリフィスが前記少なくとも1つのノズル出口および前記モールドゲートと連通して前記少なくとも1つの出口から前記モールドゲートへの溶融材料の流れが可能になる第1の位置と、前記少なくとも1つのノズル出口から前記モールドゲートへの流れが阻止される第2の位置との間で移動させるための手段(56、58、82、84、96、98、171、173、130、132)を含み、および前記バルブゲート手段は、前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動の溶融材料が前記バルブゲート手段に担持され前記バルブゲート手段とともに移動してスラグを形成してしまうことがないような厚さを有するように構成されて前記モールドゲートと前記ノズル出口との間に位置決めされていることを特徴とする装置。
  2. 前記バルブゲート手段が式Tmin=4Vmin/(πD2
    但し、Tmin=最小厚さVmin=オリフィスの最小容積、およびD=オリフィスの直径により規定される厚さTminを有する、請求の範囲第1項記載の装置。
  3. 前記バルブゲート手段が、少なくとも1つのオリフィスを有するブレード(48、74、76、90、104、110、120、140、284、140′、48′)からなる、請求の範囲第1項記載の装置。
  4. 前記ブレード(48、74、76、90、104、110、120、140、284、140′、48′)が前記モールドゲートに対して垂直な方向にスライド可能である、請求の範囲第3項記載の装置。
  5. 前記バルブゲート手段の厚さが0.01から2mmである、請求の範囲第1項記載の装置。
  6. 前記バルブゲート手段に接触する前記物品の一部(68)を有するプラスチック物品(60)が前記モールドキャビテイ内で形成され、前記バルブゲート手段と接触する前記物品の一部が平坦であり前記物品内にニットラインが形成されず、かつモールドゲートに隣接した領域において成形された物品内に結晶化が発生しない、請求の範囲第1項記載の装置。
  7. 溶融材料が漏れることなく前記ブレードのスライドを可能ならしめるための規制されたクリアランスを前記射出ノズルと前記射出モールドとの間に含んでいる、請求の範囲第4項記載の装置。
  8. 各オリフィス(106)が、バルブゲート手段の材料とは異なる材料(108)で裏打ちされている、請求の範囲第1項記載の装置。
  9. 各オリフィス(112)が分割されたオリフィスを提供するために切換弁(114)を含んでいる、請求の範囲第1項記載の装置。
  10. フレーム(116)により支持された複数のブレード(120)を含んでいる、請求の範囲第4項記載の装置。
  11. モールドキャビティ空間(107)内に溶融材料を射出するための複数の射出ノズル(101、103、105)をさらに含み、各前記射出ノズルは出口を有しており、
    前記バルブゲート手段は複数のオリフィス(109、111、113)を有する柔軟性のあるブレード(90)からなり、および
    前記オリフィスのそれぞれが第1の位置にある前記出口のそれぞれの1つに位置合わせされており、前記射出ノズルから前記モールドキャビティ空間内への前記溶融材料の流れが可能となる、請求の範囲第1項記載の装置。
  12. 前記バルブゲート手段が反対方向に移動自在な2つのブレード(340、342)からなり、各前記ブレードがオリフィス(344、346)を有している、請求の範囲第1項記載の装置。
  13. 各前記射出ノズル(134、134′、202)が、成形される複数の材料を収容するための複数の通路(136、138、136′、138′、270、272、274)を有し、
    各前記通路が出口内で終わっている、ことをさらに含み、および
    前記モールドゲート(282′)が前記出口と組み合わせるための複数の通路(300、302、304)を有している、請求の範囲第1項記載の装置。
  14. 各前記射出ノズルが、成形される複数の材料を収容するための複数の通路を有し、前記バルブゲート手段がオリフィスを有する移動自在なブレードからなり、前記ブレードの移動により前記複数の材料が前記オリフィスを通して逐次的に前記モールドゲートに射出される、請求の範囲第1項記載の装置。
  15. 各前記射出ノズルが、成形される複数の材料を収容するための複数の通路を有し、前記バルブゲート手段が2以上のオリフィス(290、292、294、310、312、142′)を有する移動自在なブレード(284、140’)からなり、前記ブレードの移動により前記複数の材料が前記オリフィスを通して逐次的又は同時に前記モールドゲートに射出される、請求の範囲第1項記載の装置。
  16. 前記バルブゲート手段が、前記溶融材料が前記少なくとも1つのオリフィスを通って流れる際に前記溶融材料を加熱するための手段(320)、および前記少なくとも1つのオリフィスを通って流れる前記溶融材料の温度を感知するための手段を含んでいる、請求の範囲第1項記載の装置。
  17. 前記バルブゲート手段が少なくとも1つのオリフィス(46)を有するブレード(48)からなり、前記加熱手段および前記感知手段が各前記オリフィスに隣接する前記ブレードの面に適用される、請求の範囲第16項記載の装置。
  18. 前記バルブゲート手段が少なくとも1つの前記オリフィス(152)を有する円板(150)からなり、前記円板が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回転移動される、請求の範囲第1項記載の装置。
  19. 前記射出ノズルが、前記射出ノズルを通る前記溶融材料の主要な流れに対し垂直に位置決めされた複数の出口(162、164)を含んでおり、前記バルブゲート手段が出口の数と等しい数のオリフィス(168、170)を有する回転自在な部材(166)からなり、および前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記部材を回転するためのラック・ピニオン手段(171、173)をさらに含んでなる、請求の範囲第1項記載の装置。
  20. 前記バルブゲート手段がブレード(48′)からなり、前記ブレードがその屈曲を防止するために十分な厚さを備えた第1の部分と、第2の厚さを有する少なくとも1つの第2の部分を有しており、第2の厚さは前記ブレードの第1の位置と第2の位置との間の移動の溶融材料が前記ブレードに担持され前記ブレードとともに移動してスラグを形成することがないような厚さとされている、請求の範囲第1項記載の装置。
  21. 各前記第2の部分はそれぞれのモールドゲート内の開口(400)と組み合わされるオリフィス(50′、52′)を有しており、
    前記オリフィスは直径(D)を有しており、
    クリアランス(402)を形成するために各前記第2の部分はそのそれぞれのモールドゲートの範囲より大きい長さ(L)を有しており、および
    前記クリアランスは前記オリフィスの前記直径より大きい、請求の範囲第20項記載の装置。
  22. 出成形するための方法において、
    射出ノズル(24、26)から少なくとも1つのノズル出口を経て前記少なくとも1つのノズル出口と整合するモールドゲートを通って射出モールド(12)のモールドキャビティ空間(32、34)に少なくとも1つの溶融材料を供給するステップを含み、および
    オリフィス(50、52、86、88、106、112、126、128、142、168、152、170、286、290、292、294、310、312、346、344、50′、52′)を備えた移動自在なバルブゲート手段(48、74、76、90、104、110、120、140、284、140′、48′、150、166、340、342)をモールドゲートと前記少なくとも1つのノズル出口との間で位置決めし、前記オリフィスが前記少なくとの1つのノズル出口およびモールドゲートと連通して前記少なくとも1つの出口から前記モールドゲートへの溶融材料の流れが可能となる第1の位置と、前記少なくとも1つのノズル出口から前記モールドゲートへの流れを阻止する第2の位置との間で、前記バルブゲート手段を移動させるステップを含み、該バルブゲート手段を移動させるステップは、前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動の溶融材料が前記バルブゲート手段に担持され前記バルブゲート手段とともに移動してスラグを形成してしまうことがないような厚さを有する前記バルブゲート手段を前記モールドゲートと前記少なくとも1つのノズル出口との間で移動させることを含む、方法。
  23. 前記位置決めするステップがオリフィスを有するバルブブレード(48、74、76、104、110、120、140、284、140′、48′)を設けることからなり、前記バルブゲート手段を移動させるステップが前記バルブブレードをスライドさせることからなる、請求の範囲第22項記載の方法。
  24. 前記バルブゲート手段の厚さTminを式
    min=4Vmin/(πD2) (1)
    但し、Tmin=最小厚さ
    min=オリフィスの最小容積、および
    D=オリフィスの直径
    によって規定することを含む、請求の範囲第22項記載の方法。
  25. 前記ブレードを前記モールドゲートに対して垂直な方向にスライドさせることを含む、請求の範囲第23項記載の方法。
  26. 前記モールドゲートの領域内でプラスチック物品が結晶化なしで形成される、請求の範囲第22項記載の方法。
  27. プラスチック物品(60)が前記モールドキャビティ空間内で前記バルブゲート手段と接触する前記物品の一部(68)を備えて形成され、前記バルブゲート手段と接触する前記物品の一部が平担であり、前記物品内にニットラインが形成されない、請求の範囲第22項記載の方法。
  28. 前記射出ノズルと前記射出モールドとの間に規制されたクリアランスを設けるステップをさらに含み、前記バルブゲート手段に溶融材料の漏れなしに移動することを可能とさせる、請求の範囲第22項記載の方法。
  29. 前記位置決めするステップが前記ノズル出口と前記モールドゲートとの間に少なくとも1つのオリフィス(152)を有する円板(150)を設けることを含んでなり、また前記移動させるステップが前記円板を前記第1の位置と前記第2の位置との間で回転することを含んでなる、請求の範囲第22項記載の方法。
  30. 前記射出ノズル(160)が複数の出口(162、164)を有し、前記位置決めするステップが、前記出口の数と等しい数のオリフィス(168、170)を有する回転自在な部材(166)を設けることをさらに含んでなり、および
    前記移動させるステップが、前記回転自在な部材を前記第1の位置と前記第2の位置との間で回転させることをさらに含んでなる、請求の範囲第22項記載の方法。
  31. 成形される異なる材料を収容するための複数の通路を有する射出ノズル(202、134、134′)を設けるステップをさらに含み、各通路はノズル出口内で終わっており、
    前記位置決めするステップは単一のオリフィス(142、286)を有する移動自在なバルブブレート(284、140、140′)を前記モールドゲートと前記ノズル出口との間で位置決めすることを含んでなり、および
    前記オリフィスが前記出口の異なるものと逐次的に位置合わせされるように記ブレードを移動することにより前記異なる材料を前記モールドゲートに逐次的に供給することを含んでなる、請求の範囲第22項記載の方法。
  32. 成形される異なる材料を収容するための複数の通路を有する射出ノズル(202、134′)を設けるステップをさらに含み、各通路はノズル出口内で終わっており、
    前記位置決めするステップは、複数のオリフィス(290、292、294、310、312、142’)を有する移動自在なバルブブレード(284、140′)を前記モールドゲートと前記ノズル出口との間で位置決めすることを含んでなり、および
    前記オリフィスの1つが前記出口の異なる1つと逐次的に位置決めされる位置の間で前記ブレードを移動することにより前記モールドゲートに前記異なる材料を逐次的に供給することをさらに含んでなる、請求の範囲第22項記載の方法。
  33. 前記オリフィスの多数のもの(310、312)が前記出口の多数のものと位置合わせされる位置に前記ブレードを移動することにより前記モールドゲートに異なる材料を同時に供給することをさらに含んでなる、請求の範囲第32項記載の方法。
  34. 複数の物品を射出成形するためのシステムにおいて、
    複数のモールドキャビティ空間(204)を含み、
    各前記モールドキャビティ空間はモールドゲート(143、143′、282、282′)を有しており、
    前記モールドゲートを経て前記モールドキャビティ空間のそれぞれに少なくとも2つの溶融材料(A、B、C)を供給するための手段(134、134′、202)を含み、
    前記モールドゲートと前記供給手段との間において移動自在なバルブゲート手段(140、140′、284)を含み、
    前記移動可能なバルブゲート手段は複数のオリフィス(142、142’、286、310、312)を有しており、
    前記オリフィスが前記モールドゲートと連通して前記モールドキャビティ空間のそれぞれへの前記溶融材料の少なくとも1つの流れが可能になる少なくとも1つの位置と、前記モールドキャビティ空間への前記溶融材料の流れが阻止される閉位置と間で前記バルブゲート手段を移動させるための手段(56、58)を含み、
    前記バルブゲート手段は、前記位置と閉位置の移動の溶融材料が前記バルブゲート手段に担持され前記バルブゲート手段とともに移動してスラグが形成してしまうことがないような厚さを有するように構成されて前記モールドゲートと前記供給手段との間に位置決めされていることを特徴とするシステム。
  35. 前記バルブゲート手段が複数のオリフィスを有するブレードからなる、請求の範囲第34項記載のシステム。
  36. 前記供給手段が複数の射出ノズルからなり、前記ノズルのそれぞれが少なくとも2つの異なる材料を収容するための少なくとも2つの通路(136、138、136′、138′、270、272、274)を有しており、
    複数の押出機(A、B、C)をさらに含み、
    前記押出機はホットランナチャネルを経て前記射出ノズル(202)のそれぞれと連通しており、および
    前記押出機のそれぞれは前記材料の1つを前記射出ノズルのそれぞれに供給している、請求の範囲第34項記載のシステム。
  37. 前記材料のそれぞれが前記バルブゲート手段内の前記オリフィスを経て前記モールドキャビティ内に逐次的に供給される、請求の範囲第36項記載のシステム。
  38. 前記材料のそれぞれが前記バルブゲート手段内の前記オリフィス(290、292、310、312)を経て前記モールドキャビティ空間内に同時に供給される、請求の範囲第36項記載のシステム。
  39. 各前記射出ノズルが少なくとも2つの異なる材料を収容するための少なくとも2つの通路(136、138、136′、138′、270、272、274)を有しており、各通路が個々のノズル出口(137、139、137′、139′、276、278、280)内で終わっている、請求の範囲第36項記載のシステム。
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