JP4123860B2 - 偏光解消板並びに分光器及びポリクロメータ - Google Patents

偏光解消板並びに分光器及びポリクロメータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、偏光解消板並びに分光器及びポリクロメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に分光器で用いられる分散素子には偏光依存性がある。したがって、直線偏光のような特定方向へ偏った光が入射すると、同じエネルギーの光でも偏光方向によって異なった出力特性を示す。このような分散素子の代表例として回折格子が挙げられるが、この回折格子は、入射光の偏光状態によって回折効率が異なるという偏光依存性を持つ。つまり、回折格子に刻まれた溝に対して垂直な偏光成分と、溝に対して水平な偏光成分とでは、反射率が異なる。このため、回折格子を使用した分光器は、入射光の偏光状態により効率が変わり、光の分光特性を測定する上で障害となる。このような偏光依存性を取り除くためには、任意の偏光状態を持った入射光を円偏光か無偏光に変換する偏光スクランブラが必要である。
【0003】
偏光スクランブラとして偏光解消板が用いられている。従来技術(特許第2995985号)による偏光解消板の例を図7を用いて説明する。符号2は偏光解消板であり、水晶板2A,2Bとから構成されている。水晶板2Aは、(a)に示されているように、自らの光学軸21に対して45°方向に厚みが連続的に変化するように形状設定される一方、水晶板2Bは、自らの光学軸22に対して−45°方向に厚みが連続的に変化するように形状設定されている。そして、このような水晶板2Aと水晶板2Bとは、光学軸21と光学軸22とが互いに直交する状態に貼り合われることにより、(b)に示されているように、全体として所定の厚さを有する偏光解消板2を構成している。
【0004】
周知のように、水晶は、その結晶構造のために特定の方向に光学軸をもつ。水晶に侵入した光波は光学軸に平行な平面波と垂直な平面波に分かれ、異なった位相速度で結晶中を進行する。この現象を複屈折という。すなわち、水晶は、自らを透過する光のうち、光学軸に平行に振動する光成分と、光学軸に垂直に振動する光成分との間に位相差を与えるという複屈折性を有する。ここで与えられる位相差は、水晶の厚みに比例する。上記水晶板2A及び水晶板2Bは厚みが連続的に変化し、光が透過する場所により厚みが異なるので、光が透過する場所により与えられる位相差が異なる。
【0005】
例えば、図7(b)に示した光キ、ク、ケの透過前の偏光状態が同じでも、水晶板2Aと水晶板2Bで与えられる位相差がそれぞれ異なるので、透過後の光キ、ク、ケの偏光状態はそれぞれ異なる。したがって、偏光解消板2は、光キ、ク、ケの偏光状態を空間的にみて多くの偏光状態の混ざった状態に変換できる。つまり、偏光状態が空間的に攪乱される。ただし、上記偏光解消板2は、光学軸21,22に平行または垂直に振動する光に対しては効果がなく、これらの光はそのままの偏光状態で透過する。
【0006】
図8は、上記偏光解消板2を使用した分光器の構成図である。この図において、符号3は入射スリット、4は凹面鏡、5は回折格子、6は凹面鏡、7は出射スリットである。入射スリット3を通過した光は、回折格子5によって波長によって異なる角度へ回折する。出射スリット7を通過し受光部8Aに到達する波長成分は、回折格子5の角度によって決定される。すなわち、回折格子5をアの方向へ回転させることにより波長を掃引し、スペクトラムを得ることが出来る。偏光解消板2は、入射スリット3の後に、回折格子5の溝方向に対し光学軸が45°の方向となるように配置される。
【0007】
偏光解消板2は入射光を多くの偏光状態の混ざった状態に変換する。光学軸に平行又は垂直に振動する偏光解消板2への入射光はそのままの偏光状態で透過するが、偏光解消板2を透過したこれらの光は回折格子5の溝に対して45°の角度で入射する。したがって、偏光解消板2への入射光の偏光状態がどのようであっても、回折格子5への入射光は、常に溝に垂直に振動する光成分と溝に平行に振動する光成分との比が等しくなる。よって入射光の偏光状態により効率が変動することはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の偏光解消板2は、水晶板2Aの光学軸21と水晶板2Bの光学軸21とは互いの光学軸が直交するので、水晶板2Aの光学軸に平行な光は、水晶板2Bの光学軸に垂直となる。したがって、斜面の両側で屈折率が異なるので、光は斜面で屈折を起こす。しかも、屈折角は、水晶板2Aの光学軸21に平行に振動する光成分と、光学軸21に垂直に振動する光成分とで異なる。例えば、図9における入射光ソは、光学軸21に平行に振動する光成分は屈折光ハになり、光学軸21に垂直に振動する光成分は屈折光ヒになる。つまり、偏光解消板2には、斜面の方向にそって光が2つの光線に分離してしまうという欠点がある。
【0009】
したがって、図8の分光器においても、偏光解消板2で光が2つの方向に分離され、出射スリット7上で光線の焦点位置が2つに分かれてしまう。図10は、図8に示した出射スリット7の正面図である。(a)において、サは偏光解消板2がない場合の焦点位置、コとシは偏光解消板2を挿入した場合の2つの焦点位置である。
【0010】
一方、焦点をコとする光線と焦点をシとする光線の各パワーは、入射光の偏光状態により変わる。光の偏光状態を表すJonesベクトル表記を用いると、任意の完全偏光の入射光E0は式(1)のようにを表すことができる。この式(1)の第1成分はX方向成分の大きさを表し、第2成分はY方向成分の大きさを表す。また、fは周波数、δ0は初期位相、δはX方向成分とY方向成分の位相差、φは方位角である。
【0011】
【数1】
Figure 0004123860
【0012】
この式(1)で表される入射光が偏光解消板2を通過した後に2つの光線ハ,ヒに分かれ、回折格子5を通過する。当該光線ハ,ヒは、上記図10(a)に示すように、出射スリット7上で2つの焦点コ,シに結ばれる。
【0013】
また、図10(b)において、焦点コにおける光線の状態E1は下式(2)によって表され、そのパワーP1は下式(3)によって表される。焦点シにおける光線の状態E2は式(4)によって表され、そのパワーP2は式(5)によって表される。式(6)に示すPθは方位角θの部分偏光子を表し、式(7)におけるGは、X方向成分の回折効率がα、Y方向成分の回折効率がβである回折格子を表す。なお、式(3)と式(5)における「*」は複素共役を表す。式(8)から解るように、2つの焦点コ,シにおける光線の総強度は入射光の状態に依らず一定であるが、式(3)と式(5)とから解るように、焦点コにおける光線と焦点シにおける光線の強度比は入射光E0の状態によって変化する。
【0014】
【数2】
Figure 0004123860
【0015】
【数3】
Figure 0004123860
【0016】
【数4】
Figure 0004123860
【0017】
【数5】
Figure 0004123860
【0018】
【数6】
Figure 0004123860
【0019】
【数7】
Figure 0004123860
【0020】
【数8】
Figure 0004123860
【0021】
図8の分光器において、偏光解消板2を通過して2つに分離した光は、凹面鏡4で反射し、回折格子5によって回折される。下式(9)は、回折格子5における入射角度と回折角度の関係を示している。この式(9)において、mは回折次数、dは回折格子の格子定数、λは光の波長、ξは回折格子5の格子溝に対して垂直な面と入射光がなす角度、Ψ1は回折格子5への入射光の入射角度、Ψ2は回折格子5からの回折光の回折角度である。
【0022】
【数9】
Figure 0004123860
【0023】
図11は、回折格子5における上記角度ξ、入射角度Ψ1及び回折角度Ψ2の関係を示す説明図である。部品配置の制約等の問題により凹面鏡4の軸を外して光を反射させ、Y軸方向に傾きを持たせて回折格子5に光が入射する場合がある。例えば、(特願2001-335385)に開示するような8段式分光器では、2つの屈折光ハ,ヒは回折格子5に入射するとき、入射角度Ψ1は同じであるが、角度ξは異なった値で入射する。したがって、式(9)から解るように、2つの屈折光ハ,ヒは異なった回折角度Ψ2で出射され、図8に示すX軸方向にずれを生じる。その結果、図10(b)に示すように、2つの焦点コ,シは、出射スリット7の切り込み方向に対して斜め方向に分かれる。すなわち、焦点コと焦点シとでは、出射スリット7の切り込み方向に垂直な方向に関する位置が異なる。
【0024】
以上のように、焦点コと焦点シとでは出射スリット7の切り込み方向に垂直な方向に関する位置が異なった上に、式(3)と式(5)を用いて説明したように、入射光の状態によって2つの焦点コ,シにおける光線の強度比が変化すると、分光器での測定中心波長は真の中心波長とは違った値を出力する。
【0025】
図12は、図8におけるスペクトラム表示部10に出力されるスペクトラム波形を示した図である。図12(ト)は、光線が分かれずに出射スリット7上で焦点が1つの時の測定スペクトラム、図12(ナ)は図10(b)に示した2つの焦点コ,シにおける光線の強度比が1:0のときの測定スペクトラム、図12(ニ)は、図10(b)に示した2つの焦点コ,シにおける光線の強度比が0:1のときの測定スペクトラムである。図12(ト)〜(ニ)中、λ0は入射光の真の中心波長であり、Δλは、真の中心波長と測定中心波長との差である。偏光解消板2を用いた分光器から得られる測定スペクトラムは、光の偏光状態によって図12(ナ)に示す状態から図12(ニ)に示す状態まで変化してしまい、真の中心波長を測定することが困難である。
【0026】
もし、任意の偏光状態の入射光に対して、図10(b)における出射スリット上の焦点コと焦点シのパワーが常に等しく、かつ一定となれば、任意の偏光状態に対して正確な中心波長をもつスペクトラムが得られる。例えば、常に図12(ト)のような状態が得られれば、真の中心波長をもつスペクトラムを測定できる。
【0027】
また、任意の偏光状態の入射光に対して、正確な中心波長をもつスペクトラムが得られる偏波解消板および分光器(特願2001−196745号)があるが、この方法は分光器に使用される分光回折格子のX方向成分の回折効率αとY方向成分の回折効率βが、α=1かつβ=0、またはα=0かつβ=1のような場合でだけしか使用できない。
【0028】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、任意の偏光状態の入射光に対して分光素子の偏光依存性を解消することにより、真の中心波長をもつスペクトラムを測定することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、偏光解消板に係わる第1の手段として、光学軸(12)の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第2の複屈折板(1B)と、光学軸(13)に対して45°の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第3の複屈折板(1C)とを備え、前記第2の複屈折板(1B)の最大傾斜方向と前記第3の複屈折板(1C)の最大傾斜方向とが同一面に含まれ、且つ当該最大傾斜方向が互いに逆方向となるように貼り合わせて成るという構成を採用する。
【0030】
また、偏光解消板に係わる第2の手段として、上記第1の手段において、光学軸(11)に直交する方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第1の複屈折板(1A)をさらに備え、該第1の複屈折板(1A)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第2の複屈折板(1B)の表面に貼り合わせて成るという構成を採用する。
【0031】
偏光解消板に係わる第3の手段として、上記第1の手段において、光学軸(14)に対して−45°の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第4の複屈折板(1D)をさらに備え、該第4の複屈折板(1D)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第3の複屈折板(1C)の表面に貼り合わせて成るという構成を採用する。
【0032】
偏光解消板に係わる4の手段として、光学軸(11)に直交する方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第1の複屈折板(1A)と、光学軸(14)に対して−45°の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第4の複屈折板(1D)とをさらに備え、前記第1の複屈折板(1A)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第2の複屈折板(1B)の表面に貼り合わせ、第4の複屈折板(1D)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第3の複屈折板(1C)の表面に貼り合わせて成るという構成を採用する。
【0033】
偏光解消板に係わる5の手段として、上記第1〜第4いずれかの手段において、第1〜第4の複屈折板(1A〜1D)は水晶、方解石、雲母、またはフッ化マグネシウム、YVO4あるいはルチルの結晶から形成されるという構成を採用する。
【0034】
一方、本発明では、分光器に係わる第1の手段として、上記第1〜第5いずれかの偏光解消板(1)を分光素子(5)の前段に配置して成り、第2の複屈折板(1B)の最大傾斜方向と分光素子(5)の分散方向とが直交するという構成を採用する。
【0035】
また、分光器に係わる第2の手段として、上記第1の手段において、前記偏光解消板(1)は、前記第2の複屈折板(1B)と前記第3の複屈折板(1C)との貼り合わせ面の反対側となる前記第2の複屈折板(1B)の外面及び前記第3の複屈折板(1C)の外面が、光の入射方向に対して傾斜するように姿勢設定されるという構成を採用する。
【0036】
分光器に係わる第3の手段として、上記第1または第2の手段において、光が分光素子(5)を複数回通過するという構成を採用する。
【0037】
さらに、本発明では、ポリクロメータに係わる手段として、上記第1〜第4いずれかの偏光解消板(1)を分光素子(5)の前段に配置して成り、分光素子(5)からの出射光を並列検出する一次元光検出器(8B)を備えるという構成を採用する。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係わる偏光解消板並びに分光器及びポリクロメータの一実施形態について説明する。
【0039】
図1は本実施形態に係わる偏光解消板1の構成を示す斜視図及び分解斜視図であり、また図2は、当該偏光解消板1の構成要素である各水晶板1A〜1Dの構成を示す正面図、側面図及び平面図である。これら各図に示すように、本偏光解消板1は、各水晶板1A〜1Dの光学軸11、12、13、14が互いに異なる方向となるように当該4枚の水晶板1A〜1Dを貼り合わせることによって構成されている。各水晶板1A〜1Dは、一定方向の厚さが連続的に変化する台形状であり、貼り合わせた際の厚さ、つまり本偏光解消板1の光透過方向の厚さが全体として一定になるように形状設定されている。
【0040】
第1の水晶板1Aは、自らの光学軸11に対して直交する方向の厚さが連続的に変化する台形状であり、第2の水晶板1Bは、自らの光学軸12に対して平行な方向の厚さが連続的に変化する台形状であり、第3の水晶板1Cは、自らの光学軸13に対して45°方向の厚さが連続的に変化する台形状であり、第4の水晶板1Dは、自らの光学軸14に対して−45°方向厚さが連続的に変化する台形状である。
【0041】
このような4つの水晶板1A〜1Dは、それぞれ隣り合うもの同士が互いの厚みを補うように重ね合わされている。すなわち、第1の水晶板1Aの厚さの減少(増加)方向(最大傾斜方向)と第2の水晶板1Bの厚さの減少方向(最大傾斜方向)とは逆方向であり、当該第2の水晶板1Bの厚さの減少方向(最大傾斜方向)と第3の水晶板1Cの厚さの減少方向(最大傾斜方向)とは逆方向であり、さらに当該第3の水晶板1Cの厚さの減少方向(最大傾斜方向)と第4の水晶板1Dの厚さの減少方向(最大傾斜方向)とは逆方向である。
【0042】
すなわち、第1の水晶板1Aの光学軸11と第2の水晶板1Bの光学軸12とは直交し、第2の水晶板1Bの光学軸12と第3の水晶板1Cの光学軸13とは45°の角度を成し、さらに第3の水晶板1Cの光学軸13と第4の水晶板1Dの光学軸14とは直交する。このような各水晶板1A〜1Dを貼り合わせることによって構成される偏光解消板1を全体として見たときに、各水晶板1A〜1Dの4つの光学軸11〜14は、互いに45°の角度を成す関係にある。
【0043】
このように構成された偏光解消板1では、各水晶板1A〜1Dは厚さが連続的に変化するように形状設定されているので、各水晶板1A〜1Dにおいて光が透過する部位(透過部位)によって、厚さ、すなわち光の透過距離が異なる。すなわち、透過部位によって光が各水晶板1A〜1Dから与えられる位相差が異なるため、特定の偏光状態の光を空間的に見て多くの偏光状態の混ざった光に変換することができる。
【0044】
第2の水晶板1Bの光学軸12に対して平行方向あるいは直交方向に振動する偏光の光は、第1の水晶板1Aと第2の水晶板1Bとによって位相差が生じることはないが、第3の水晶板1Cと第4の水晶板1Dによって(水晶板1Dが省略される場合は、水晶板1Cのみによって)位相差が生じて、偏光状態の混ざった状態に変換される。第3の水晶板1Cの光学軸13に対して平行方向あるいは直交方向に振動する偏光の光は、当該第3の水晶板1Cと第4の水晶板1Dによって位相差が生じることはないが、第1の水晶板1Aと第2の水晶板1Bとによって(第1の水晶板1Aが省略される場合は、第2の水晶板1Bのみによって)位相差が生じて、偏光状態の混ざった状態に変換される。
【0045】
次に、上記偏光解消板1を用いた分光器(モノクロメータ)について、図3を参照して説明する。なお、本分光器は、従来の偏光解消板2に代えて、本実施形態に係わる偏光解消板1を用いることを特徴とするものであり、図8に示した従来の分光器の構成要素と同一の構成要素については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0046】
図示するように、本分光器では、偏光解消板1は光路に沿って入射スリット3の後に配置される。また、この偏光解消板1は、水晶板1Bの厚さが連続的に変化する方向と回折格子5の分散方向とが直交するように配置される。これにより各水晶板1A〜1Dに設けられた斜面の方向は、回折格子5の溝方向と平行になる。また、第2の水晶板1Bと第3の水晶版1Cの貼り合わせ面の反対側となる第2の水晶板1Bの外面及び第3の水晶版1Cの外面が入射光に対してそれぞれ斜に配置される。すなわち、この外面は、第1の水晶板1A(第1の水晶板1Aが省略される場合は空気)と第2の水晶板1Bとの境界面である斜面と、第3の水晶板1Cと第4の水晶板1D(第4の水晶板1Dが省略される場合は空気)との境界面である斜面を構成する。
【0047】
このように構成された本分光器では、第1の水晶板1Aと第2の水晶板1Bとは互いの光学軸11,12が直交するので、第1の水晶板1Aの光学軸11に平行に振動する光は、第2の水晶板1Bの光学軸12に対しては直交して振動することになる。水晶のような複屈折性の結晶では光学軸に平行に振動する光に対する屈折率と光学軸に直交して振動する光に対する屈折率とが異なるので、第1の水晶板1A(第1の水晶板1Aが省略される場合は空気)と第2の水晶板1Bとの境界面である斜面の両側で屈折率が異なる。したがって、入射光は、第1の水晶板1Aと第2の水晶板1Bの境界面(斜面)で屈折を起こす。しかも、この際の屈折角は、第2の水晶板1Bの光学軸12に平行に振動する光成分と、当該光学軸12に直交して振動する光成分とで異なるで、図4に示すように、入射光ソは2つの屈折光に分離する。
【0048】
さらに、第3の水晶板1Cと第4の水晶板1Dとは互いの光学軸13,14が直交するので、第3の水晶板1Cの光学軸13に平行に振動する光成分は、第4の水晶板1Dの光学軸14に対しては直交して振動する。したがって、第3の水晶板1Cと第4の水晶板1D(第4の水晶板1Dが省略される場合は空気)との境界面である斜面の両側で屈折率が異なるので、光は第3の水晶板1Cと第4の水晶板1Dの境界面(斜面)で屈折を起こす。しかも、この屈折角は、第3の水晶板1Cの光学軸13に平行に振動する光成分と当該光学軸13に直交して振動する光成分とで異なるで、図4に示すように、上記2つの屈折光は4つの屈折光タ〜テに分離する。
【0049】
ここで、光の偏光状態を表すJonesベクトル表記を用いると、任意の完全偏光の入射光E0は、式(10)のように表すことができる。なお、この式(10)において、fは周波数、δ0は初期位相、δはX方向成分とY方向成分の位相差、φは方位角である。この式(10)の第1成分はX方向成分の大きさを表し、式1の第2成分はY方向成分の大きさを表す。
【0050】
【数10】
Figure 0004123860
【0051】
すなわち、このような入射光E0が本偏光解消板1を通過すると、当該入射光E0は、図4に示すように4つの光線タ〜テに分かれる。これら各光線タ〜テは回折格子5を通過し、図5に示すように出射スリット7上で4つの焦点ス〜ヌに結ばれる。この図5において、光線タは焦点スに、光線ツは焦点セに、光線チは焦点ソに、また光線テは焦点ヌにそれぞれ対応する。
【0052】
ここで、第2の水晶板1Bの斜面の角度を小さくする程、焦点スと焦点セの間隔及び焦点ソと焦点ヌの間隔は小さくなる。また、第3の水晶板1Cの斜面の角度を小さくする程、焦点スと焦点ソの間隔及び焦点セと焦点ヌの間隔は小さくなる。さらに、第3の水晶板1Cの斜面の角度より第2の水晶板1Bの斜面の角度を小さくすることにより、焦点スと焦点ソの間隔及び焦点セと焦点ヌの間隔より焦点スと焦点セの間隔及び焦点ソと焦点ヌの間隔を小さくする。
【0053】
焦点スにおける光線の状態E1は、式(11)のように表され、そのパワーP1は式(12)によって表される。また、焦点セにおける光線の状態E2は、式(13)のように表され、そのパワーP2は式(14)によって表される。焦点ソにおける光線の状態E3は、式(15)のように表され、そのパワーP3は式(16)によって表される。さらに、焦点ヌにおける光線の状態E4は、式(17)のように表され、そのパワーP4は式(18)によって表される。なお、式(19)のPθは、方位角θの部分偏光子を表し、式(20)のGは、X方向成分の回折効率がα、Y方向成分の回折効率がβである回折格子を表している。また、式(12),(14),(16)及び(18)における記号「*」は複素共役を表している。
【0054】
【数11】
Figure 0004123860
【0055】
【数12】
Figure 0004123860
【0056】
【数13】
Figure 0004123860
【0057】
【数14】
Figure 0004123860
【0058】
【数15】
Figure 0004123860
【0059】
【数16】
Figure 0004123860
【0060】
【数17】
Figure 0004123860
【0061】
【数18】
Figure 0004123860
【0062】
【数19】
Figure 0004123860
【0063】
【数20】
Figure 0004123860
【0064】
上述したように、第2の水晶板1Bの斜面の角度を比較的小さくしておけば、図5に示す出射スリット7上での焦点スと焦点セの間隔は小さくなり、分光器の特性上1つの焦点とみなせる。式(21),(22)に示すように、任意の偏波状態の測定光に対して、スリット7上の焦点スとセのパワー和P12と焦点ソ及びヌのパワーの和P34は、常に一定かつ等しい値となる。また、式(23)に示すように、総パワーPは常に一定かつ等しい値となる。
【0065】
【数21】
Figure 0004123860
【0066】
【数22】
Figure 0004123860
【0067】
【数23】
Figure 0004123860
【0068】
焦点スとセの中点位置が対応する波長と焦点ソとヌの中点の位置が対応する波長との差が本分光器の分解能以下であるならば、スペクトラム表示部10で測定されるスペクトラムは図12(ト)のようになる。つまり、任意の偏光状態に対して真の中心波長をもつスペクトラムが得られる。
【0069】
したがって、本分光器によれば、如何なる回折効率を持つ回折格子5(分光素子)に対しても、任意の偏光状態の入射光に対して真の中心波長をもつスペクトラムを測定することが可能であり、従来の偏光解消板2を用いた分光器に比較して分光特性が改善される。
【0070】
図6は、上記偏波解消板1を用いたポリクロメータの構成図である。この図に示すように、本ポリクロメータは、上記分光器(図3参照)の出射スリット7と受光部8Aの代わりにセンサアレイ8B(一次元光検出器)を配置した構成になっており、回折格子5は固定した状態で使用される。この固定状態の回折格子5で回折された光は、凹面鏡6で反射した後にセンサアレイ8Bに到達するが、波長に対応して到達するセンサアレイ8BのX方向の位置が決まる。本偏波解消板1を使用すれば、上述した分光器と同じ理由で、任意の偏光状態に対して真の中心波長をもつスペクトラムが得られる。
【0071】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、偏光解消板1を4つの水晶板1A〜1Dから構成したが、これに代えて方解石、雲母、フッ化マグネシウム、YVO4あるいはルチル等の複屈折性をもつ結晶を使用しても良い。
【0072】
(2)上記実施形態では、4つの水晶板1A〜1Dから偏光解消板1を構成したが、これら水晶板1A〜1Dのうち水晶板1A及び水晶板1Dのうちいずれか一方または両方を省略することができる。すなわち、偏光解消板1の機能を実現するための最小構成要素は、光学軸12と光学軸13とが45°の角度を成す水晶板1B及び水晶板1Cである。
【0073】
(3)上記実施形態はツェルニ・ターナー型分光器に関するものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、リトロー型分光器等、種々の変形型分光器に適用することが考えられる。
【0074】
(4)上記実施形態では、光が分光素子である回折格子5を1回だけ通過するシングルパス型の分光器について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光が分光素子である回折格子5を複数回通過するマルチパス型の分光器に本偏波解消板1を適用しても良い。このようなマルチパス型の分光器の場合、光学部品の配置上の問題で式(9)の角度ξが大きくなる傾向にあり、光の偏波状態の変動による測定中心波長の変動がシングルパス型の分光器より大きくなる。本偏波解消板1を使用することにより、任意の偏光状態に対して真の中心波長をもつスペクトラムが得られる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、任意の偏光状態の入射光に対して真の中心波長を測定することが可能である。すなわち、従来の偏光解消板を用いた分光器やポリクロメータに比較して分光特性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる偏光解消板1の全体構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係わる偏光解消板1の個別構成を示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係わる分光器(モノクロメータ)の要部構成を示す構成図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係わる偏光解消板1の性質を示す説明図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係わる分光器の分光性能を示す説明図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係わるポリクロメータの要部構成を示す構成図である。
【図7】 従来の偏光解消板2の構成を示す斜視図及び平面図である。
【図8】 従来の分光器の要部構成を示す構成図である。
【図9】 従来の偏光解消板2の性質を示す説明図である。
【図10】 従来の分光器の分光性能を示す説明図である。
【図11】 従来の分光器に用いられる回折格子5の回折機能を示す説明図である。
【図12】 従来の分光器のスペクトラムを示す説明図である。
【符号の説明】
1……偏光解消板
1A〜1D……水晶板
3……入射スリット
4……凹面鏡
5……回折格子
6……凹面鏡
7……出射スリット
8A……受光部
8B……センサアレイ(一次元光検出器)
9……信号処理部
10…… スペクトラム表示部
11〜14……光学軸

Claims (9)

  1. 光学軸(12)の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第2の複屈折板(1B)と、光学軸(13)に対して45°の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第3の複屈折板(1C)とを備え、
    前記第2の複屈折板(1B)の最大傾斜方向と前記第3の複屈折板(1C)の最大傾斜方向とが同一面に含まれ、且つ当該最大傾斜方向が互いに逆方向となるように貼り合わせて成ることを特徴とする偏光解消板。
  2. 光学軸(11)に直交する方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第1の複屈折板(1A)をさらに備え、該第1の複屈折板(1A)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第2の複屈折板(1B)の表面に貼り合わせて成ることを特徴とする請求項1記載の偏光解消板。
  3. 光学軸(14)に対して−45°の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第4の複屈折板(1D)をさらに備え、該第4の複屈折板(1D)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第3の複屈折板(1C)の表面に貼り合わせて成ることを特徴とする請求項1記載の偏光解消板。
  4. 光学軸(11)に直交する方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第1の複屈折板(1A)と、光学軸(14)に対して−45°の方向における厚さが連続的に変化する楔形状の第4の複屈折板(1D)とをさらに備え、前記第1の複屈折板(1A)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第2の複屈折板(1B)の表面に貼り合わせ、第4の複屈折板(1D)を最大傾斜方向が互いに逆方向となるように第3の複屈折板(1C)の表面に貼り合わせて成ることを特徴とする請求項1記載の偏光解消板。
  5. 第1〜第4の複屈折板(1A〜1D)は、水晶、方解石、雲母、またはフッ化マグネシウム、YVO4あるいはルチルの結晶から形成されることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の偏光解消板。
  6. 請求項1〜請求項5いずれかに記載の偏光解消板(1)を分光素子(5)の前段に配置して成り、第2の複屈折板(1B)の最大傾斜方向と分光素子(5)の分散方向とが直交することを特徴とする分光器。
  7. 前記偏光解消板(1)は、前記第2の複屈折板(1B)と前記第3の複屈折板(1C)との貼り合わせ面の反対側となる前記第2の複屈折板(1B)の外面及び前記第3の複屈折板(1C)の外面が、光の入射方向に対して傾斜するように姿勢設定されることを特徴とする請求項6記載の分光器。
  8. 光が分光素子(5)を複数回通過することを特徴とする請求項6または7記載の分光器。
  9. 請求項1〜請求項5いずれかに記載の偏光解消板(1)を分光素子(5)の前段に配置して成り、分光素子(5)からの出射光を並列検出する一次元光検出器(8B)を備えることを特徴とするポリクロメータ。
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