JP2003015085A - 偏光解消板および分光器 - Google Patents

偏光解消板および分光器

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JP2003015085A
JP2003015085A JP2001196745A JP2001196745A JP2003015085A JP 2003015085 A JP2003015085 A JP 2003015085A JP 2001196745 A JP2001196745 A JP 2001196745A JP 2001196745 A JP2001196745 A JP 2001196745A JP 2003015085 A JP2003015085 A JP 2003015085A
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light
optical axis
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ray
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Tomokazu Yamamoto
智一 山本
Tsutomu Kaneko
力 金子
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】任意の偏光状態の入射光に対して分光素子であ
る回折格子の偏光依存性を解消し、真の中心波長をもつ
スペクトラムを測定して、分光特性を向上する。 【解決手段】本願の主要発明は、光学軸12に対し45
°方向に厚みが連続的に変化する水晶板1Bと、厚みが
連続的に変化する水晶板1Cとが貼り合わされ、水晶板
1Bの光学軸12と水晶板1Cの光学軸13とが45°
の角度を成し、水晶板1Bの厚みの減少方向と水晶板1
Cの厚みの減少方向とが逆方向にされてなる偏光解消板
1である。また図3に示すように偏光解消板1を分光器
に使用する。その際、水晶板1Bの厚みが連続的に変化
する方向と回折格子5の分散方向とを垂直にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分光器の偏波依
存性を解消するために用いる偏光解消に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に分光器で用いられる分散素子には
偏波依存性があり、直線偏光のような特定方向へ偏った
光が入射すると、同じエネルギーの光でも偏波方向によ
って異なった出力特性を示す。分光器で用いられる分散
素子の代表例として回折格子が挙げられるが、回折格子
は入射光の偏光状態によって回折効率が異なるという偏
光依存性を持つ。つまり、回折格子に刻まれた溝に対し
て垂直な偏光成分と、溝に対して水平な偏光成分とで
は、反射率が異なる。このため、回折格子を使用した分
光器は、入射光の偏光状態により効率が変わり、光の分
光特性を求める上で障害となる。このような偏波依存性
を取り除くためには、任意の偏光状態を持った入射光を
円偏光か無偏光に変換する偏波スクランブラが必要であ
る。
【0003】偏波スクランブラとして偏光解消板が用い
られている。従来技術(特許第2995985号)による偏光
解消板の例を図4を用いて説明する。図4の2は偏光解
消板、2Aと2Bは水晶板である。水晶板2Aは水晶の
光学軸に対し45°方向に厚みが連続的に変化し、水晶
板2Bは光学軸に対し45°方向に厚みが連続的に変化
する。21は水晶板2Aの光学軸であり、22は水晶板
2Bの光学軸である。水晶板2Aと水晶板2Bは同形で
あり、光学軸21と光学軸22を互いに直交して水晶板
2Aと水晶板2Bを貼り合わせ、偏光解消板2を構成す
る。
【0004】次に、図4の偏光解消板2の作用を図5に
より説明する。図5は偏光解消板2の側面図である。水
晶は、その結晶構造のため、特定の方向に光学軸をも
つ。水晶に侵入した光波は光学軸に平行な平面波と垂直
な平面波に分かれ、異なった位相速度で結晶中を進行す
る。この現象を複屈折という。すなわち水晶は、水晶を
透過する光のうち、光学軸に平行に振動する光成分と、
光学軸に垂直に振動する光成分との間に位相差を与える
という複屈折性を有する。ここで与えられる位相差は、
水晶の厚みに比例する。水晶板2Aや水晶板2Bは厚み
が連続的に変化し、光が透過する場所により厚みが異な
るので、光が透過する場所により与えられる位相差が異
なる。
【0005】例えば、図5のキ、ク、ケの光の透過前の
偏光状態が同じでも、水晶板2Aと水晶板2Bで与えら
れる位相差がそれぞれ異なるので、透過後の光の偏光状
態はそれぞれ異なる。したがって、偏光解消板2は、光
の偏光状態を空間的にみて多くの偏光状態の混ざった状
態に変換できる。つまり、偏光状態が空間的に攪乱され
る。但し、偏光解消板2は、光学軸に平行又は垂直に振
動する入射光に対しては効果がなく、これらの入射光は
そのままの偏光状態で透過する。
【0006】次に、偏光解消板2の使用例を図14より
説明する。図14は偏光解消板2を使用した分光器の構
成図である。図14の3は入射スリット、4は凹面鏡、
5は回折格子、6は凹面鏡、7Aは出射スリットであ
る。偏光解消板2は、入射スリット3の後に、回折格子
5の溝方向に対し光学軸が45°の方向となるように配置
される。
【0007】偏光解消板2は入射光を多くの偏光状態の
混ざった状態に変換する。光学軸に平行又は垂直に振動
する偏光解消板2への入射光はそのままの偏光状態で透
過するが、偏光解消板2を透過したこれらの光は回折格
子5の溝に対して45°の角度で入射する。したがって、
偏光解消板2への入射光の偏光状態がどのようであって
も、回折格子5への入射光は、常に溝に垂直に振動する
光成分と溝に平行に振動する光成分との比が等しくな
る。よって入射光の偏光状態により効率が変動すること
はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】次に、従来技術の問題
点を図11により説明する。図11は偏光解消板2の側
面図である。水晶板2Aと水晶板2Bとは互いの光学軸
が直交するので、水晶板2Aの光学軸に平行な光は、水
晶板2Bの光学軸に垂直となる。したがって、斜面の両
側で屈折率が異なるので、光は斜面で屈折を起こす。し
かも、屈折角は、水晶板2Aの光学軸21に平行に振動
する光成分と、光学軸21に垂直に振動する光成分とで
異なる。例えば、図11の入射光ソは、光学軸21に平
行に振動する光成分は屈折光ハになり、光学軸21に垂
直に振動する光成分は屈折光ヒになる。つまり、偏光解
消板2には、斜面の方向にそって光が2つの光線に分離
してしまうという欠点がある。
【0009】したがって、図14においても、偏光解消
板2で光が2つの方向に分離され、出射スリット7A上
で光線の焦点位置が2つに分かれてしまう。図6は、図
14の出射スリット7Aの正面図である。図6におい
て、サは偏光解消板2がない場合の焦点位置、コとシは
偏光解消板2を挿入した場合の2つの焦点位置である。
【0010】
【数1】
【0011】また、焦点をコとする光線と焦点をシとす
る光線の各パワーは入射光の偏光状態により変わる。光
の偏光状態を表すJonesベクトル表記を用いると、
式1のように任意の完全偏光の入射光E0を表すことが出
来る。式1の第1成分はX方向成分の大きさを表し、式
1の第2成分はY方向成分の大きさを表す。式1のfは
周波数、δ0は初期位相、δはX方向成分とY方向成分
の位相差、φは方位角である。式1で表される入射光が
図14に示す偏光解消板2を通過した後に2つの光線
(ハ・ヒ)に分かれ、回折格子5を通過する。回折格子
5を通過した2つの光線は、図6に示すように出射スリ
ット7A上で2つの焦点コとシに結ばれる。
【0012】図7において焦点コにおける光線の状態は
式4のE1、そのパワーは式6のP1となる。焦点シにお
ける光線の状態は式5のE2となり、そのパワーは式7
のP2となる。式2のPθは方位角θの部分偏光子を表
し、式3のGは、X方向成分の回折効率がα、Y方向成
分の回折効率がβである回折格子を表す。式6と式7の
*は複素共役を表す。式8からわかるように、2つの焦
点コ・シにおける光線の総強度は入射光の状態に依らず
一定であるが、式6と式7からわかるように、焦点コに
おける光線と焦点シにおける光線の強度比は入射光E0
の状態によって変化する。
【0013】図14の分光器において、偏光解消板2を
通過して2つに分離した光は、凹面鏡4で反射し、回折
格子5によって回折される。回折格子5への入射角度と
回折角度の関係は式0で表せる。
【0014】
【数2】式0・・・mλ=dcosξ(sinΨ1+sinΨ2)
【0015】式0にておいて、mは回折次数、dは回折
格子の格子定数、λは光の波長、ξは回折格子5の格子
溝に対して垂直な面と入射光がなす角度、Ψ1は回折格
子5への入射光の入射角度、Ψ2は回折格子5からの回
折光の回折角度である。図15にξ、Ψ1、Ψ2の関係を
図示した。部品配置の制約等の問題により凹面鏡4の軸
を外して光を反射させ、Y軸方向に傾きを持たせて回折
格子5に光が入射する場合がある。2つの屈折光(ハ・
ヒ)は回折格子5に入射するとき、式0における角度Ψ
1は同じであるが、角度ξは異なった値で入射する。し
たがって式0からわかるように、2つ光は異なった回折
角Ψ2で出射され、図14及び図15に示すX軸方向に
ずれを生じる。その結果、図7に示すように2つの焦点
コ・サは出射スリット7の切り込み方向に対して斜め方
向に分かれる。すなわち、焦点コと焦点サとでは、出射
スリット7の切り込み方向に垂直な方向に関する位置が
ことなる。
【0016】以上のように焦点コと焦点サとで、出射ス
リット7の切り込み方向に垂直な方向に関する位置が異
なった上に、式6と式7を用いて説明したように、入射
光の状態によって2つの焦点コ・サにおける光線の強度
比が変化すると、分光器での測定中心波長は真の中心波
長とは違った値を出力する。図13は図14中のスペク
トラム表示部10に出力されるスペクトラム波形を示し
た図である。図13(ト)は光線が分かれずに出射スリ
ット7上で焦点が1つの時の測定スペクトラム、図13
(ナ)は図7に示した2つの焦点コ・シにおける光線の
強度比が1:0のときの測定スペクトラム、図13
(ニ)は図7に示した2つの焦点コ・シにおける光線の
強度比が0:1のときの測定スペクトラムである。図1
3中のλ0は入射光の真の中心波長であり、Δλは真の
中心波長と測定中心波長との差である。偏光解消板2を
用いた分光器から得られる測定スペクトラムは、光の偏
光状態によって図13(ナ)に示す状態から図13
(ニ)に示す状態まで変化してしまい、真の中心波長を
測定することが困難である。
【0017】もし、任意の偏光状態の入射光に対して、
図7における出射スリット上の焦点コと焦点シのうち、
どちらかのパワーが常に0となり、他方のパワーが常に
一定となれば、任意の偏光状態に対して安定した中心波
長をもつスペクトラムが得られる。例えば、常に図13
(ナ)のような状態が得られれば、測定中心波長から定
数Δλを常に引くような補正機能を加えることによっ
て、真の中心波長をもつスペクトラムを測定できる。
【0018】本発明は、任意の偏光状態の入射光に対し
て分光素子の偏光依存性を解消し、真の中心波長をもつ
スペクトラムを測定することができ、分光特性の優れた
分光器を実現すること、及びそのような分光器を実現可
能な偏光解消板を提供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する本願
の主要発明は、光学軸12に対し45°方向に厚みが連
続的に変化する第一の板1Bと、厚みが連続的に変化す
る第二の板1Cとが貼り合わされ、前記第一の板1Bの
光学軸12と前記第二の板1Cの光学軸13とが45°
の角度を成し、前記第一の板1Bの厚みの減少方向と前
記第ニの板1Cの厚みの減少方向とが逆方向にされてな
る偏光解消板1である。
【0020】また例えば図1に示すように、第一の板1
Bと第二の板1Cに加え、第三の板1A及び第四の板1D
を貼り合わせても良い。すなわち、2枚の板1B・1C、3
枚の板1A・1B・1C若しくは1B・1C・1D、又は4枚
の板1A・1B・1C・1Dにより偏光解消板を構成する。
これらの板は複屈折性結晶構造を有する板であり、水
晶、方解石、雲母又はフッ化マグネシウム等により構成
できる。枚数が少ないほど、簡単かつ安価に作製でき
る。
【0021】その一方、3枚、2枚と枚数が少なくなる
に従って、板厚の大きい部分と小さい部分とで光路長差
が大きくなる、すなわち、収差が大きくなるため、分光
器の出射スリット上のスポット径が大きくなる。その結
果、分光器の波長分解能が低下する。したがって、2枚
より3枚、3枚より4枚とすることによりスポット径を小
さくし、分光器の波長分解能を向上させることができ
る。
【0022】また本発明による分光器は、例えば図3に
示すように、前記第一の板1Bの厚みが連続的に変化す
る方向と分光素子(例えば回折格子5)の分散方向とが
垂直になるように、前記分光素子に対して偏光解消板1
が配置された分光器である。このように配置することに
より、偏光解消板に備わる入射光に対する斜面の方向を
分光素子の分散方向と垂直な方向(回折格子5の場合そ
の溝方向)に一致させる。
【0023】また本発明による分光器は、例えば図12
に示すように、偏光解消板1を通過する際に分離する4
つの光線タ・チ・ツ・テのうち光線タ・光線ツ又は光線
チ・テを選び取り信号処理に用いる。4つの光線タ・チ
・ツ・テの取捨選択に、例えば図10に示すように、光
線タ・光線ツ及び光線チ・テのうち一方を通過させ、他
方を遮断する出射スリットを用いる。
【0024】また、光が分光素子をn回通過するマルチ
パスの分光器に本発明の偏光解消板を使用し、高波長分
解能かつ高波長精度の分光器を実現する。
【0025】
【発明の実施形態】以下に、本発明の一実施形態につき
図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態で
あって本発明を限定するものではない。
【0026】〔第1の実施形態〕まず、第1の実施形態に
おける偏光解消板につき図1、図2を参照して説明す
る。図1(ア)は偏光解消板の外観斜視図、図1(イ)
は偏光解消板の分解斜視図である。図2(ウ)、
(エ)、(オ)、(カ)は、それぞれ水晶板1A・1B
・1C・1Dの正面図と平面図と側面図である。1は偏
光解消板、1Aと1Bと1Cと1Dは水晶板である。1
1、12、13、14は、それぞれ水晶板1A・1B・
1C・1Dの光学軸の光学軸である。
【0027】偏光解消板1は、第一の板として水晶板1
B、第二の板として水晶板1C、第三の板として水晶板
1A、第四の板として水晶板1Dを図1(ア)に示すよ
うに全体として厚みが一定になるように貼り合わせたも
のである。板の材質としては水晶に代えて、方解石、雲
母、フッ化マグネシウムなどの複屈折性をもつ結晶を使
用できる。また、水晶板1A及び水晶板1Dのうちいず
れか一方又は双方を省略できる。本実施形態においては
4枚の水晶板1A・1B・1C・1Dを用いる場合を基
本にして説明する。
【0028】図1及び図2に示すように、4つの水晶板
1A・1B・1C・1Dは、片側に斜面が設けられて厚
みが連続して変化する形状に形成されている。
【0029】図1に示すように4つの水晶板1A・1B
・1C・1Dは、それぞれ隣り合う水晶板と互いの厚み
を補うように重ね合わされている。水晶板1Aと水晶板
1Bが貼り合わされ、水晶板1Bと水晶板1Cが貼り合
わされ、水晶板1Cと水晶板1Dが貼り合わされる。水
晶板1Aの厚みの減少方向と水晶板1Bの厚みの減少方
向は逆方向である。水晶板1Bの厚みの減少方向と水晶
板1Cの厚みの減少方向も逆方向である。水晶板1Cの
厚みの減少方向と水晶板1Dの厚みの減少方向も逆方向
である。
【0030】水晶板1Aは光学軸11に対し45°方向
に厚みが連続的に変化する。水晶板1Bは光学軸12に
対し45°方向に厚みが連続的に変化する。水晶板1C
は光学軸13に対して垂直方向に厚みが連続的に変化す
る。水晶板1Dは光学軸14に対して平行方向に厚みが
連続的に変化する。
【0031】以上のことからもわかるように、水晶板1
Aの光学軸11と水晶板1Bの光学軸12とは直交す
る。また、水晶板1Bの光学軸12と水晶板1Cの光学
軸13とは45°の角度を成す。水晶板1Cの光学軸1
3と水晶板1Dの光学軸14とは直交する。
【0032】以上のように水晶板1A・1B・1C・1
Dは、厚みが連続的に変化するので、光が透過する場所
により厚み、すなわち、透過する距離が異なる。したが
って、偏光解消板1によれば、光が透過する場所によっ
て水晶板1A・1B・1C・1Dから与えられる位相差
が異なり、光の偏光状態を空間的に見て多くの偏光状態
の混ざった状態に変換できる。光学軸12に対して平行
又は垂直に振動する偏光は、水晶板1Aと水晶板1Bに
よって位相差を生じることはないが、水晶板1Cと水晶
板1Dによって(水晶板1Dが省略される場合は、水晶
板1Cのみによって)位相差を生じ、偏光状態の混ざっ
た状態に変換される。光学軸13に対して平行又は垂直
に振動する偏光は、水晶板1Cと水晶板1Dによって位
相差を生じることはないが、水晶板1Aと水晶板1Bに
よって(水晶板1Aが省略される場合は、水晶板1Bの
みによって)位相差を生じ、偏光状態の混ざった状態に
変換される。
【0033】次ぎに、第一の実施形態における分光器の
構成について図3を参照して説明する。なお、本発明は
図3のツェルニ・ターナー型分光器だけに限定されるも
のではなく、リトロー型分光器等種々の変形型分光器へ
適用できる。本実施形態の分光器は本実施形態の偏光解
消板1を使用するものであり、その他の構成は図14を
参照して説明した分光器と異ならないものとする。図3
に示すように偏光解消板1は、光路に沿って入射スリッ
ト3の後に配置される。その際、偏光解消板1は水晶板
1Bの厚みが連続的に変化する方向と分光素子たる回折
格子5の分散方向とが垂直になるように配置される。こ
れにより、水晶板1A・1B・1C・1Dに設けられた
斜面の方向は回折格子5の溝方向と平行になる。また、
水晶板1Bと水晶版1Cの貼り合わせ面の反対側となる
水晶板1Bの外面及び水晶版1Cの外面が入射光に対し
てそれぞれ斜に配置される。すなわち、これらの外面は
水晶板1A(水晶板1Aが省略される場合は空気)と水
晶板1Bとの境界面である斜面と、水晶板1Cと水晶板
1D(水晶板1Dが省略される場合は空気)との境界面
である斜面を構成する。
【0034】次ぎに、光線の分離について図12を参照
して説明する。水晶板1Aと水晶板1Bとは互いの光学
軸が直交するので、水晶板1Aの光学軸に平行に振動す
る光は、水晶板1Bの光学軸に対しては垂直に振動す
る。複屈折性の結晶では光学軸に平行に振動する光波に
対する屈折率と光学軸に垂直に振動する光波に対する屈
折率とが異なる。したがって、水晶板1A(水晶板1A
が省略される場合は空気)と水晶板1Bとの境界面であ
る斜面の両側で屈折率が異なるので、光は水晶板1Aと
水晶板1Bの境界面(斜面)で屈折を起こす。しかも、
屈折角は水晶板1Bの光学軸11に平行に振動する光成
分と、光学軸11に垂直に振動する光成分とで異なる
で、光は2つの屈折光に分離する。さらに、水晶板1C
と水晶板1Dとは互いの光学軸が直交するので、水晶板
1Cの光学軸13に平行に振動する光成分は、水晶板1
Dの光学軸14に対しては垂直振動する。したがって、
水晶板1Cと水晶板1D(水晶板1Dが省略される場合
は空気)との境界面である斜面の両側で屈折率が異なる
ので、光は水晶板1Cと水晶板1Dの境界面(斜面)で
屈折を起こす。しかも、屈折角は水晶板1Cの光学軸1
3に平行に振動する光成分と、光学軸13に垂直に振動
する光成分とで異なるで、さらに2つの屈折光は4つの
屈折光に分離する。
【0035】すなわち、図12に示すように入射光ソ
は、光線タ、光線チ、光線ツ、光線テの4つの光に分離
する。
【0036】
【数3】
【0037】光の偏光状態を表すJonesベクトル表
記を用いると、式9のように任意の完全偏光の入射光E0
を表すことが出来る。式9の第1成分はX方向成分の大
きさを表し、式1の第2成分はY方向成分の大きさを表
す。式9においてfは周波数、δ0は初期位相、δはX
方向成分とY方向成分の位相差、φは方位角である。式
9で表される入射光が図3に示すように配置された偏光
解消板1を通過した後に図12に示すように4つの光線
タ・チ・ツ・テに分かれる。4つの光線タ・チ・ツ・テ
は回折格子5を通過し、出射スリット7A上で図8に示
すように4つの焦点ス・セ・ソ・ヌに結ばれる。このと
き、光線タは焦点スに、光線チは焦点ソに、光線ツは焦
点セに、光線テは焦点ヌにそれぞれ対応する。水晶板1B
の斜面の角度を小さくする程、焦点スと焦点セの間隔及
び焦点ソと焦点ヌの間隔は小さくなる。水晶板1Cの斜
面の角度を小さくする程、焦点スと焦点ソの間隔及び焦
点セと焦点ヌの間隔は小さくなる。水晶板1Cの斜面の
角度より水晶板1Bの斜面の角度を小さくすることによ
り、焦点スと焦点ソの間隔及び焦点セと焦点ヌの間隔よ
り焦点スと焦点セの間隔及び焦点ソと焦点ヌの間隔を小
さくする。
【0038】焦点スにおける光線の状態は式12のE1
により、そのパワーは式16のP1により表されされ
る。焦点セにおける光線の状態は式13のE2により、
そのパワーは式17のP2により表される。焦点ソにお
ける光線の状態は式14のE3により、そのパワーは式
18のP3により表される。焦点ヌにおける光線の状態
は式15のE4により、そのパワーは式19のP4により
表される。式10のPθは方位角θの部分偏光子を表
し、式11のGは、X方向成分の回折効率がα、Y方向
成分の回折効率がβである回折格子を表す。式16〜式
19の*は複素共役を表す。
【0039】一般に回折格子5は入射する光の振動方向
に対して回折効率が違うという特徴がある。式16〜式
19からわかるようにX方向の回折効率α=1、Y方向
の回折効率β=0を満たすとき、図9に示すように出射
スリット7A上の焦点は焦点スと焦点セの2つだけとな
る。これにより光線タと光線ツの組と、光線チと光線テ
の組のうち前者の組が選取される。α=0、β=1とす
れば、後者の組が選取される。
【0040】上述のように水晶板1Bの斜面の角度を比較
的小さくしておけば、出射スリット7A上での焦点スと
焦点セの間隔は小さくなり、分光器の特性上1つの焦点
とみなせる。式20から、焦点スにおける光線と焦点セ
における光線のパワーの和は一定である。すなわち、任
意の偏光状態に対して、パワーが一定な光が1つの焦点
(スポット)に収束する。
【0041】そのため、図3に示すスペクトラム表示部
10で測定されるスペクトラムは図13(ナ)のように
なり、任意の偏光状態に対して安定した中心波長をもつ
スペクトラムが得られる。図3に示す信号処理部9に測
定中心波長から定数Δλを常に引くような補正機能を加
えることによって、真の中心波長をもつスペクトラムを
測定ができる。
【0042】すなわち、任意の偏光状態の入射光に対し
て真の中心波長をもつスペクトラムを測定でき、従来の
偏光解消板を用いた分光器に比較して分光特性が改善さ
れる。
【0043】〔第2の実施形態〕次に第2の実施形態につ
いて説明する。第1の実施形態では図8及び図9に示す
ような4つの光線タ・チ・ツ・テを焦点ス・セ・ソ・ヌ
を経由して通過させる出射スリット7Aを用いたが、本
実施形態では出射スリット7Aの代わりに図10のよう
な出射スリット7Bを用いる。出射スリット7Bの長方
形状開口部は出射スリット7Aの長方形状開口部に対し
て波長選択に無関係な方向へ短くしたものである。図1
0に示すように、スリット7Bによって焦点ソ・ヌに到
達する2つの光線チ・テは遮られ、焦点ス・セに到達す
る2つの光線タ・ツはスリット7Bを通過する。このよ
うにして2つの光線タ・ツ選取されるので、第1の実施
形態のように光線タ・ツのパワーを相対的に強め、光線
チ・テのパワーを相対的に弱めなくても良い。
【0044】第1の実施形態と同様に水晶板1Bの斜面の
角度を小さくしておけば、出射スリット7B上での焦点
スと焦点セの間隔は小さくなり、分光器の特性上1つの
焦点とみなせる。式20から、図8の焦点スと焦点セに
おける光線のパワーの和は一定である。すなわち、任意
の偏光状態に対して、パワーが一定な1つの焦点(スポ
ット)が得られる。
【0045】そのため、図3のスペクトラム表示部10
で測定されるスペクトラムは図13(ナ)のようにな
り、任意の偏光状態に対して安定した中心波長をもつス
ペクトラムが得られる。図3の信号処理部9に測定中心
波長から定数Δλを常に引くような補正機能を加えるこ
とによって、真の中心波長をもつスペクトラムを測定で
きる。
【0046】〔第3の実施形態〕次に第3の実施形態に
ついて説明する。第1の実施形態では、図3に示す回折
格子を1回だけ利用するシングルパスの分光器を用いた
が、本実施形態では、回折格子を複数回利用するマルチ
パスの分光器を使用する。
【0047】すなわち第1の実施形態では、光が分光素
子である回折格子を1回だけ通過するシングルパスの分
光器を用いたが、本実施形態は光が分光素子である回折
格子をn回通過するマルチパスの分光器に偏光解消板1
を使用する。このようにマルチパスの分光器に偏光解消
板1を使用することにより、次のように顕著な効果が発
揮される。
【0048】本実施形態の場合、式11〜式22はαを
αnにβをβnに置き換えたものとなる。光の回折格子へ
の通過回数nが多くなるに従って、2つの焦点ス・セに
おける光線のパワーが相対的に大きくなり、図9に示す
ように2つの焦点ス・セのみを得られやすくなる。すな
わち、光線の取捨選択が容易になる。その結果、スペク
トラムの中心波長精度を上げることができる。一方、光
を回折格子へ多重回通過させると波長分解能が上がるこ
とが一般に知られている。したがって、本実施形態のよ
うに本発明の偏光解消板1をマルチパスの分光器に使用
すると、高波長分解能かつ高波長精度の分光器が実現で
きる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の偏光解消
板を分光器に用いると、任意の偏光状態の入射光に対し
て真の中心波長をもつスペクトラムを測定することがで
き、かつ分光素子の偏光依存性を解消した分光器が実現
可能となる。すなわち、従来の偏光解消板を用いた分光
器に比較して分光特性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の偏光解消板1の斜視図
(ア)及び分解斜視図(イ)である。
【図2】本発明一実施形態の偏光解消板1を構成する各
水晶板の正面図、平面図及び側面図である。
【図3】本発明一実施形態の分光器の構成図である。
【図4】従来の一例の偏光解消板2の構成図である。
【図5】従来の一例の偏光解消板2の偏光解消特性を説
明するため偏光解消板2の側面図である。
【図6】従来の一例の分光器における出射スリット7A
の正面図である。
【図7】従来の一例の分光器における出射スリット7A
の正面図である。
【図8】本発明一実施形態の分光器における出射スリッ
ト7Aの正面図である。
【図9】本発明一実施形態の分光器における出射スリッ
ト7Aの正面図である。
【図10】本発明他の一実施形態の分光器における出射
スリット7Bの正面図である。
【図11】従来の一例の偏光解消板2の屈折特性を説明
するための偏光解消板2の側面図である。
【図12】本発明一実施形態の偏光解消板1の屈折特性
を説明するための偏光解消板1の側面図である。
【図13】図3及び図14に示すスペクトラム表示部1
0に表示されるスペクトラム図である。
【図14】従来の一例の分光器の構成図である。
【図15】図3及び図14に示す回折格子5の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 偏光解消板 1A 水晶板 1B 水晶板 1C 水晶板 1D 水晶板 2 偏光解消板 2A 水晶板 2B 水晶板 3 入射スリット 4 凹面鏡 5 回折格子 6 凹面鏡 7A 出射スリット 7B 出射スリット 8 受光部 9 信号処理部 10 スペクトラム表示部 11 光学軸 12 光学軸 13 光学軸 14 光学軸 21 光学軸 22 光学軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学軸に対し45°方向に厚みが連続的
    に変化する第一の板と、厚みが連続的に変化する第二の
    板とが貼り合わされ、前記第一の板の光学軸と前記第二
    の板の光学軸とが45°の角度を成し、前記第一の板の
    厚みの減少方向と前記第ニの板の厚みの減少方向とが逆
    方向にされてなる偏光解消板。
  2. 【請求項2】 光学軸に対し45°方向に厚みが連続的
    に変化する第三の板が前記第一の板に貼り合わされ、前
    記第一の板の光学軸と前記第三の板の光学軸とが直交
    し、前記第一の板の厚みの減少方向と前記第三の板の厚
    みの減少方向とが逆方向にされてなる請求項1に記載の
    偏光解消板。
  3. 【請求項3】 厚みが連続的に変化する第四の板が前記
    第ニの板に貼り合わされ、前記第ニの板の光学軸と前記
    第四の板の光学軸とが直交し、前記第ニの板の厚みの減
    少方向と前記第四の板の厚みの減少方向とが逆方向にさ
    れてなる請求項1又は請求項2に記載の偏光解消板。
  4. 【請求項4】 前記板を水晶、方解石、雲母又はフッ化
    マグネシウムの結晶とする請求項1、請求項2又は請求
    項3に記載の偏光解消板。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうちいずれか一
    に記載の偏光解消板と、分光素子とを備え、前記第一の
    板の厚みが連続的に変化する方向と前記分光素子の分散
    方向とが垂直にされてなる分光器。
  6. 【請求項6】 前記第一の板と前記第二の板の貼り合わ
    せ面の反対側となる前記第一の板の外面及び前記第二の
    板の外面が入射光に対してそれぞれ斜に配置され、前記
    第一の板の外面で屈折して分離した2つの光線のうち一
    方の屈折光が前記第二の板の外面でさらに屈折して分離
    した2つの屈折光を光線タと光線チとし、他方の屈折光
    が前記第二の板の外面でさらに屈折して分離した2つの
    屈折光を光線ツと光線テとする場合に、分光した光を波
    長選択する出射スリット上で、光線タの焦点と光線チの
    焦点に比較して光線タの焦点と光線ツの焦点が近接し、
    光線タと光線ツの組と、光線チと光線テの組のうちいず
    れか一方の組が選取されることを特徴とする請求項5に
    記載の分光器。
  7. 【請求項7】 光線タと光線ツの組と、光線チと光線テ
    の組のうちいずれか一方の組が、前記出射スリットの開
    口部を通過し、他方の組が前記出射スリットによって遮
    断されることを特徴とする請求項6に記載の分光器。
  8. 【請求項8】 光が分光素子をn回通過することを特徴
    とする請求項5、請求項6又は請求項7に記載の分光
    器。
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